防災・危機管理情報


平成20年度版 鳥取県環境白書

4.快適な環境・美しい景観の保全と創造

 4.1 美しい景観の保全と創造

景観行政費

1 事業の目的

 景観法に基づく届出制度及び新景観形成条例に基づく制度の運用、その他景観形成施策の総合的な推進と自発的な景観形成活動の促進を図ることにより、良好な景観の保全と創造に努める。


2 背景、現状、及び課題

 景観形成条例の改正、景観計画の策定により景観法に基づく届出制度へ移行したことから、事務処理の流れや審査基準など制度の周知徹底が必要となっている。


3 事業の内容

  1. 景観形成条例、景観計画の制度周知・運用
    景観法に基づく届出制度へ移行し、平成19年10月1日以後に着手される行為について適用、基準に適合しない場合は勧告、公表、変更命令等の必要な措置を講じる等の行為規制を実施
  2. 市町村の景観行政団体への移行
    景観行政の中心的な役割を担う市町村が景観行政団体となり積極的に景観形成に取り組むよう移行促進を推進
  3. 景観形成巡視員
    無届行為の発見及び通報、景観上問題の届出済み行為の発見及び報告のため各市町村に景観形成巡視員を配置(鳥取、倉吉、米子市を除く市町村)
  4. 景観行政研究会
    景観形成に対する意識・技術の向上を図るため、景観行政上の共通課題について県、市町村担当者等が意見交換、共同研究のための研究会を開催
  5. 景観アドバイザー派遣
    県民、事業者等の行う景観形成活動に対して各分野の専門家である景観アドバイザーの助言、意見を求め、活動の活性化を図る。

 平成20年度の実績


1 景観形成条例に基づく届出実績(計 89件)
  ・ 届出状況( 81件)
 ○建築物の新・増・改築、移転及び外観の変更 - 14件
 ○工作物の新・増・改築、移転及び外観の変更 - 65件
 ○鉱物の掘採又は土石の採取 -1件
 ○土地の形質変更 - 1件
  ・ 通知状況( 8件)
 ○建築物の新・増・改築、移転及び外観の変更 - 3件
 ○工作物の新・増・改築、移転及び外観の変更 - 4件
 ○土地の形質変更 - 1件
2 景観形成巡視員の活動実績
  ・ 配置人員 鳥取市、倉吉市、米子市を除く市町村に計 17名配置
  ・ 巡視状況 4半期ごとに実施。報告書提出。
3 景観アドバイザーの派遣実績
  ・ 派遣回数(延べ人数)
  4回(延べ 13人)
  ・ 派遣内容
 ○景観形成巡視員研修会講師
 ○高欄改修に係る景観形成上の助言
 ○公営住宅整備事業に係る景観形成上の助言
 ○道路整備事業・広域漁港整備事業に係る景観形成上の助言


●担当:生活環境部 景観まちづくり課 景観づくり担当 電話0857-26-7201


参考URL
  鳥取県景観まちづくり課のwebサイトより
  「鳥取県景観アドバイザー」
  https://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=47452


全国に誇るとっとりの景観再発見事業

1 事業の目的・効果

 日常の風景の中で見過ごされている景観の価値を再認識し、県内外にPRすることによって、地域における景観を活かしたまちづくり活動の活性化を図る。


2 事業内容

  1. とっとり景観-地域生活百景-の選定
     日常生活の中で地域を印象づける景観を公募し、現地審査等を行い選定する。
  2. 景観資源の活用検討
     関係他課と連携し、入選作品を地域のPR等に活用する。

 平成20年度の実績


1 とっとり地域生活百景の選定
 (1) 応募状況
 応募数 90点( 東部 54、中部 19、西部 17 ) 応募者数 43名
 (2) 選定点数
 31点( 東部 16点、中部 8点、西部 7点 )
 (3) 表彰対象
 15点( 最優秀賞 1点、優秀賞 3点、佳作 11点)
2 展示活動
 (1) 開催回数 3回( 東部、中部、西部各 1回 )
 (2) 展示日程/会場
 東部 : 2月 2日~2月10日 / とりぎん文化会館
 中部 : 2月12日~2月19日 / 倉吉未来中心
 西部 : 2月20日~2月27日 / 米子郵便局コミュニティルーム


●担当: 生活環境部 景観まちづくり課 景観づくり担当 電話0857-26-7201


参考URL
  鳥取県景観まちづくり課のwebサイトより
  「景観まちづくり課」
  http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=3577


景観まちづくり活動団体サポート事業

1 事業の目的・効果

 地域の景観を活かしたまちづくり活動に取り組む住民団体に対する総合的な支援制度を創設し、活動の促進を図る。


2 事業内容

  1. 活動団体の登録
     県内で活動するまちづくり住民活動団体に登録してもらい、行政と団体に加え、団体同士が連携しやすい体制を整える。まちづくり活動に真摯に取り組む団体を広く紹介し、社会的にも団体を支援する。
  2. 登録団体への支援
    登録団体交流会・研修会の開催
     団体間の交流の場を提供し、団体相互の情報交換、協力関係を築く。
    まちづくりコンシェルジュ(総合相談)による支援
     活動団体の希望に応じて、行政職員(まちづくりコンシェルジュ)が出向き、必要な情報提供、活動の仲立ちなどの支援を行う

 平成20年度の実績


 

1 景観まちづくり活動団体の登録
  景観まちづくり活動団体と行政、団体相互が連携しやすい体制を整えるため、景観まちづくり活動団体の登録を推進
登録団体数 : 26団体
2 景観まちづくり活動団体へのサポート
  (1) 意見交換会の開催
景観まちづくり活動団体相互の交流の場を提供し、互いに活動状況を知ることなどにより、まちづくり活動の活性化を図るため、意見交換会を開催
 ・日時  平成20年9月10日 18時30分~20時30分
 ・会場  加藤家住宅(鳥取市倭文)
 ・参加者数  11人
  (2) まちづくりコンシェルジュによる支援
県職員有志によって構成されるまちづくりコンシェルジュが景観まちづくり活動団体からの依頼に基づき、相談に応じ、または実地に支援。
 ・まちづくりコンシェルジュ 19人
 ・相談実績  河原まちづくりグループ、鳥取市中心市街地活性化協議会


●担当: 生活環境部 景観まちづくり課 景観づくり担当 電話0857-26-7201


参考URL
  鳥取県景観まちづくり課のwebサイトより
  「景観まちづくり課」
  https://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=82839

  

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