令和3年9月8日(水)、放送大学の中川一史教授を講師に招き、オンラインで長期研修ゼミナールを実施しました。中川先生には年度当初より、長期研修生への指導・助言等に関わっていただいています。
今回のゼミナールは、事前課題の「普段使いのICT活用を定着させるための理想の姿とは」について、中川先生が長期研修生に問いかけ、その答えに対して他の長期研修生からも新たな問いを投げかけるなど、議論をしながら互いに考えを深められることができ、少人数での学びの良さを感じられました。また、中川先生からの質問に対して、所属校の現状や自身の研究テーマと絡めながら、自分なりの考えを整理しながら答えていました。
今回のゼミナールで学んだことを、今後の自身の研究や所属校における実践に活かしてほしい思います。
(ゼミナール後の長期研修生の感想)
・教員側が子どもたちの目指す姿を明確にし、子どもたちに対して的確に働きかけることが必要であると感じました。
・教員が子どもたちの端末活用の最終ゴールイメージを描き、教員同士で共有することが大切だと思いました。
・「児童生徒一人一人に最適な端末やアプリの選択の決定を誰がすべきか(担任、保護者、医療機関、または本人?)」という問いに対して日々悩みながら考えて続けています。
・「“機器の利用”に目がいく今だからこそ『子どもたちの深い学び』に立ち戻る教材研究を」と、指摘された点が重要だと感じました。 ICTはあくまでツールであり「この授業で児童にどんな力をつけさせるか」という原点を忘れてはならないと思いました。