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2021年12月12日健康公開講座「肺がん診療と乳がん診療」質問への回答

いただいた質問にお答えします。
  

質問と回答

Question がん治療には、外科療法、放射線療法、薬物療法があることはわかりました。しかし現在はハイパーサーミア、新しい薬名などわからない言葉が多くあります。新たな治療法を教えてください。

2021/12/23
Answer  現在推奨されている治療法は手術、放射線治療、薬物療法のみです。
 それ以外での治療法は治療効果が客観的に証明されていないので、すべて保険適応外の自費診療になります。ご質問にある温熱療法もその一つです。受けるのは個人の自由ですが決してお勧めしません。
 新規の薬剤については順次臨床試験が行われています。治療効果と安全性が証明されれば保険適応となり使用することができます。

Question 遺伝性の乳がんはどういうものですか。

2021/12/23
Answer  特定の遺伝子に生まれつき変化があり、それによって明らかにがんに罹患しやすいことです。遺伝子の1つにBRCA遺伝子があり、この遺伝子に変化を持っていると遺伝性乳がん卵巣がん症候群と診断されます。
 乳がんだけでなく、卵巣がん、前立腺がん、すい臓がんなどの発症リスクが高いことがわかっています。乳がんや卵巣がんを発症された方はBRCA遺伝子に変化があるかどうかの検査が保険でできる場合があります。主治医にご相談ください。

Question 胸がない人も乳がんになりますか。

2021/12/23
Answer  乳房が大きい人も小さい人も乳がんになります。乳房の大きさは脂肪の量による違いが大きいです。乳がんは乳腺にできるがんですので、乳房の大きさに関わらず、乳がんができます。
 講演中にもお話しましたが、男性でも乳がんになります。乳房が小さい方も定期的にマンモグラフィー検診を受け、自己触診してください。乳房が小さい方は触診しやすく、乳がんを小さいうちに見つけることができるメリットがあると思います。

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