平成18年度会議録・活動報告

平成18年12月14日(木)(開会中)

出席者 委員長
副委員長
委員
廣江 弌
藤縄 喜和
米井 悟
斉木 正一
横山 隆義
初田 勲
鍵谷 純三
福間 裕隆
杉根 修
前田 宏
上村 忠史
野田 修
 欠席者 委員 藤井 省三
広田 喜代治
 
以上 出席委員 12名
欠席委員  2名
 

説明のため出席した者
 小林企画部次長 田所県土整備部長外関係職員

職務のため出席した事務局職員
 金涌主幹  山崎主幹  山口副主幹

1 開  会   午前10時05分

2 閉  会   午前11時10分

3 司  会   廣江委員長

4 会議録署名委員  上村委員  前田委員

5 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり

 

◎廣江委員長
 ただいまから交通・通信基盤整備調査特別委員会を開会いたします。
本日の日程は、お手元に配付の日程表の通りでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、議事録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、上村委員と前田委員にお願いいたします。
 それでは、本日の議題に入ります。
 質疑は、各部局ごとに説明終了後一括して行っていただきます。
 議題(1)航空運賃低廉化に向けた取り組みについて、(2)JR米子駅構内改良に伴う踏切改善等について、(3)第4種踏切の安全対策について及び(4)米子市の交通バリアフリーの推進について、小林企画部次長の説明を求めます。

●小林企画部次長
 おはようございます。
 本日は、企画部長が財政自立特別委員会の方に出席しておりますので、この委員会については私の方から御説明申し上げます。
 企画部としては4件準備しております。
 まず、航空運賃低廉化に向けた取り組みでありますが、低廉化については従来から要望しておるところでありますが、去る10月23日、全日空本社に出向きまして直接要望いたしました。その際には、県議会から山根議長、この特別委員会からは廣江委員長、企画土木常任委員会からは稲田副委員長にそれぞれ御出席いただきましてお礼申し上げます。
 要望の概要につきましては、別添資料に沿いまして担当課長の方から説明させていただきます。
 2点目につきまして、JR米子駅構内改良に伴います踏切改良工事についてでございます。 津山街道踏切について、地元からあかずの踏切として懸案でありましたところでありますが、このたび米子駅構内の改良工事をJR西日本米子支社が行うということで、それに伴いまして改良されることになりました。そのことについては既に新聞で報道されたところでありますが、詳細につきまして米子支社の方に確認いたしましたので、その内容について御報告申し上げます。
 3点目は、第4種踏切の安全対策についてであります。
 以前から第4種踏切については改善を重ねていただいておりますが、17年度末現在までに米子支社が管轄する県内すべての第4種踏切に人感センサーを設置したということになっております。県下の踏切の状況について、あわせまして御報告を申し上げたいと思います。
 4番目が米子市の交通バリアフリーの推進についてでございます。
 バリアフリーの基本構想の策定につきましては、鳥取市、倉吉市において、県下ではこの2市について既に策定されておるところですが、米子市につきましては今準備をしているという段階であります。米子市が鋭意取り組んでおられますので、現在までの取り組み状況について御報告申し上げたいと思います。詳細についてはそれぞれ交通政策課長の方から御報告申し上げますので、よろしくお願いしたいと思います。

●平井交通政策課長
 最初に、航空運賃の低廉化に向けた取り組みについてでありますが、先ほど次長が御説明いたしましたように、10月23日に全日空本社において要望活動を行いました。
 主な項目につきましてですが、要望書については3ページ以下につけておりますので、ごらんいただければと思いますが、運賃につきましては特割の割引率、ワイドリピートと書いていますけれども、鳥取インで米子アウト、あるいは逆の米子インで鳥取アウトというような場合も往復割引を適用してほしいという要望です。ダイヤにつきましては鳥取便の最終時刻を18時発を19時に変更してほしい、あるいは機材を大型化し、旅行商品向けの座席を確保してほしいというようなことを中心に要望をいたしました。出席者の皆さんからもいろいろ御意見を出していただいております。
 全日空の反応でありますが、なかなかいい返事ができるものは多くない。時間をかけて真摯に検討していきたいという回答と、あわせて情報交換を進めることについては了解するという反応でありました。
 今後の進め方でありますが、当然ながら双方にメリットがあるような方法を時間をかけて検討するということと、日本航空に対して島根県も同じく低廉化への働きかけをしておられますので、情報交換をしながら戦略を練っていきたいと考えております。このことにつきましては、鳥取・島根両県知事会議での合意事項でもあります。
 7ページをお願いいたします。JR米子駅構内改良に伴う踏切改良等についてであります。
11月13日に新聞報道されておりますその詳細な内容について、JRの支社に確認をいたしました。従来から米子支社とはいろいろ意見交換の場等持っておりますので、そういう場を通じてこういうことの確認をいたしました。
 構内改良の内容ですが、大きくは2つありまして、津山街道踏切の改良、それから車両の入れかえを今までは東側中心でしたけれども、それを西側中心に変更するというものであります。 津山街道の踏切改良につきましては、現在の踏切の長さが33メートルあります。それから、路線本数にしますと9本、これを本数を減らして踏切の長さを短縮するというものでありますし、あわせて障害物検知装置の新設ということで、車両の入れかえのときは今は手動でやっているものが全部自動化になるということで、安全性、利便性が向上されるということを聞いております。事業期間につきましては来年1月下旬ごろから着工して、21年の3月ぐらいには完成させたいということであります。
 津山街道踏切はあかずの踏切と言われておりますけれども、ここに書いておりますようにピーク時――ピーク時というのは、確認いたしましたら20時から21時、これが1時間当たり40分以上遮断をしているということの状況であります。
 3のその他でありますが、境線の乗り継ぎ改善もあわせてこの改良によって可能になります。現在、境線は御承知のようにゼロ番乗り場でありますけれども、ゼロ番乗り場に加えて4番乗り場でも乗りおりができるようなことを今考えていると。したがって、5番線に着いた列車がそのまま境線に乗る場合に4番線で同じホームで乗りかえが可能になるというようなことも今検討中であります。あわせて、19年春のダイヤ改正について今現在作業中でありまして、12月下旬には公表できるというお話を聞いております。具体的な津山街道踏切の改良イメージとしては、次の8ページに添付をしております。
 9ページをお願いいたします。第4種踏切の安全対策についてでありますが、県下の踏切数としては1に書いておりますように378、うち第4種は39、JRが35、若桜鉄道が4あります。 近年の事故の発生状況でありますが、17年が多くて6件、第4種では1件であります。18年では事故は発生をしておりません。
 これまでの安全対策でありますが、鳥取県交通対策協議会踏切道改善促進部会というのがありますが、これは18年から生活環境部から企画の方に所管がえになったものでありますけれども、17年4月に現場点検、各踏切の課題、安全対策についてということで協議をいたしまして、それを受けて17年8月までに4種踏切の点検をいたしております。
 改善状況でありますが、平成16年から17年にかけまして廃止が3カ所、それから第1種への格上げが3カ所実施されております。先ほど次長が人感センサーの御説明をいたしましたが、JR米子支社が管轄する県内すべての第4種踏切に17年度末に人感センサーを設置いたしております。これはJR負担でJRが実施しております。さらに、第4種につきましては、定期的に雑草とか竹等の伐採を、主にはJRが負担、あるいは自分のところの職員が実施をしております。一部地元という部分もあります。
 今後の取り組みでありますけれども、平成19年1月から4月に関係機関で再度現地を点検をいたしまして、それを受けて、住民の意向等を踏まえながら今後廃止、統合、格上げ、あるいは交通規制等の安全対策を協議をしていきたいというふうに考えております。
 10ページをお願いいたします。米子市の交通バリアフリーの推進についてでありますが、懸案でありました米子市の交通バリアフリー基本構想の策定状況についてであります。
 先ほど次長が御説明いたしましたように、鳥取市と倉吉市については既に構想ができております。米子市につきましては18年12月に作成委員会を設置いたしました。その中で、米子市が米子駅及びその周辺、これは重点整備地区ですが、これについての基本構想を作成する予定であります。しかしながら、その策定に当たっては米子駅の南北一体化基本計画というものと関連あるいは重複するために、作成時期はその南北一体化基本計画の影響を大きく受けるということで、作成時期は未定であります。
 米子駅の南北一体化基本計画についてでありますが、平成17年の10月に作成業務を米子市が外部委託をしております。これは2カ年債務でして、19年の2月末が納期というふうになっております。現在コンサルが数案を米子市に示しながら検討中ということであります。
 主な構成としては、自由通路基本計画とか南口の駅前広場の基本計画、あるいは橋上駅の基本計画といったものが構成の大きな柱となっております。この基本計画が固まった段階でパブリックコメントあるいは議会承認等を経て、最終的に米子市として正式決定するということを米子市から確認をしております。したがいまして、それがいつごろになるのかというのはまだ時期は未定だということであります。
 これらのものを促進するという意味がありまして、先般11月29日に交通バリアフリー推進セミナーを米子のコンベンションセンターで行いました。いろいろな米子駅を利用しておられる視覚障害の方とか車いすで利用される方、高齢者の方等の発表をいただいて、それをもとに大学の先生の講演等もいただいております。

◎廣江委員長
 ただいまの説明に対して質問、御意見等ございますか。

○斉木委員
 今の踏切改良で、あそこが短くなっていいことですけれども、今度は人がいるのが完全に自動化になるということと、それと地下道があるのだけれども、あの地下道はつくり直すのか、入り口は今のままで利用されるのか、そのあたりをちょっと教えてください。

●平井交通政策課長
 これは完全自動化になります。地下道についてはそのまま当面手をつけるということはありません。

○斉木委員
 それでは、線路の撤去だけで、地下道は外側にあって、真ん中は線路がなくなって短くなると、踏切自体は短くなるという設計か。

●平井交通政策課長
 はい。

○斉木委員
 これは米子市が中心になってやらなくてはならないですけれども、10ページのバリアフリーの構想ですけれども、作成時期は未定とかいろいろ出ておるのだけれども、いろいろなことが耳に入ってくるのだけれども、バリアフリーの基本構想をこしらえて、そして推進するのに非常に時間のかかるような内容が出てくるのではないかというような話もあるけれども、皆さん方はどの程度までつかんで、推進するためにどういうぐあいに努力をこれからけつをたたいてしていただけるか。市の方にはやいやい言わなければいけないのだけれども、県としても基本構想あるいは駅南北一体化に関しても作成時期は未定ということになっておるけれども、基本構想の内容が余り皆さんが期待するほどの内容ではないではないかという話まで今聞こえておるのだけれども、本当に鳥取と倉吉のようにすぐさっさっさっとできるような状況なのかどうかというのは、どの辺までつかんでおられますか。

●平井交通政策課長
 おっしゃるような認識で我々もおります。したがって、先ほど言いましたように、バリアフリーの推進セミナーというのも、実際に米子駅の利用者の弱者の方たちの声を米子市にも聞かせて、本当に真剣になってもらおうという思いで実施したものでありまして、ようやく委員会を立ち上げたということで、この中に西部県民局とか、いろいろなところから関係者が委員として入っておりますので、そういうところからもこれからアプローチしていきたいというふうに思っております。

○斉木委員
 もう一つ、ぜひ認識してもらいたいのは、南北一体化で地元、目久美町とか大谷町とか、ああいう地域住民の方が米子駅陰田線の跨線橋の問題で、今までの跨線橋を落として新しい跨線橋ができるわけだけれども、そうすると非常に動線というのですか、遠くなると。そのために南北一体化をするならそういう跨線橋の問題も理解できるけれども、そういうことを条件としてぜひ南北一体化の南口をこしらえて、自由通路で地域の住民が自由に北側に出れるようにやってくれるのが前提だという話が地元からも要望が出ておるし、そのあたりを県としてもしっかりと認識してもらっておいて、どうもこれから地域の皆さん方もさらに市の方にいろんな要望を出すらしいですけれども、県の方もそういう認識、跨線橋との絡みもあるので、そのあたりをどういうぐあいに認識しておられるのですか。

●田所県土整備部長
 ちょっと基本的な話を言いますので。県もかなり集中投資してやってきていますし、後は県の管理、市の管理、JRの関係がありますので、今の問題は今明確に答えることができないのですけれども、とにかく三者でよく議論するしかないのです。それができていないと期間があいてどうなったかと、そんな話になるので、その辺はうまくやっていきたいと思います。姿勢だけ。

○斉木委員
 要望しておきます。南北一体化の基本構想ができても、多分時期なんかがいつになるかわからないような内容だと思う。だからそういうような基本構想でなくして、きちっとした地域住民が本当に安心できるような基本構想ができるように、時期を明確に入れてやるように、ぜひ県の方からも働きかけてください。要望しておきます。

○前田委員
 航空運賃の低廉化のことだけれども、全日空は鳥取・米子便はとにかく日本で一番高い運賃をとっておるという認識はあるのか。
 2番目は、鳥取県の中部の人たちは岡山空港によく行っておるという話は随分僕も聞いているけれども、県は岡山空港を利用している鳥取県民がどれぐらいあるかというようなことを調査したことはあるか、あるいはする計画はあるか。すべきだと思う、私は。
 3つ目は、これを見ると、八村さんがかわいげなことを言っておられるけれども、やはり鳥取県はこんな高い状況が続くのであるならば、もうダブルトラックの要望を本格的にやらなければいけないと、このことを言わなければだめだ。書いてあるのがそのとおりだとすれば、八村鳥取商工会議所会頭は、岡山空港との運賃の差が問題となっていて、ダブルトラックでないことが原因とも言われている。これは解説みたいなことを言っているだけだから、だからやろうではないかと、こうしないといけないわけだから、そういうことを本格的に主張していかなければならない。そのためにはどういう障壁があって、どういう問題点があるかというようなことは、やるとすれば運動を開始して、全くできないということなのか、そういうことも可能だと僕は思うけれども、そういう姿勢を鳥取県が強力に示すことによって全日空の心を動かすと、こういうことにしなければならないと思うが、どうか。

●平井交通政策課長
 全国的に一番高いという認識は全日空にもあります。我々もその話も当然ながら出しておりますし、岡山空港をどれぐらい鳥取県民が利用しているかということについては、今のところ調査をしておりませんし、今後も予定をしておりません。
 ダブルトラックにつきましては、今ちょっと勉強を始めかけたところであります。

●小林企画部次長
 ダブルトラック化について、少し具体的にこういうこともあるがということで全日空の方にぶつけたこともあります。全日空側の方の反応といいますのは、ダブルトラック化をするとすれば、要するに利用客の多い朝方だとか夕方にどうしても便が集中して、昼間の薄いというか、そういうふうな便にどっちが飛ばすかというふうなことがあったりして、最終的には鳥取便の存亡というふうなところまで行くのではないかというふうなことも懸念されるというふうなことです。北陸の方でそういうダブルトラック化で結局撤退したところもあるしというふうなことでしたので、ダブルトラック化ということで、それにたえ得る需要があるかということも一つ考えるところです。

○前田委員
 全日空に対しては、今のあなたの言うダブルトラック化を我々は本格的に向かうのだと、こういうことを言わなければだめだ。そのように言うまでに、水面下で、ないしょで、例えばJALだとかそういうところには将来こういうふうにしたいがどうだと、こういう交渉は我々に別に言わなくてもいいけれども、交渉はしなくてはいけない。そういう片方で詰めをしながら、よし、この時点でこうだというものを持っておらないといけない。今あなたの話を聞いておると、ダブルトラックという話を出したら全日空はこう言いました。それはそう言いますよ、なるべくしたくないのだから。だから、やろうという姿勢は内部でちゃんと持ってその研究をしないといけない。本格的な研究の中で、JALが入ったからといって、全日空が仮に逃げてもプラス・マイナス・ゼロ以下にはならないわけだから、そういうことをやらないといけない。
 高いという認識はあるということだけれども、高いという認識があったら安くしましょうぐらいなことは少しは言ってもいいと思うけれども、全然言わないのか。これを見ると、よい回答ができるものは多くありませんが、時間をかけて真摯にやりますなどと言っているけれども、高いのだから、あなたたちも高いと思っている。こちらも高いと言っている。高いということをお互いに認識があるのだから安くしなさいと、こういう主張をしないといけない。
 もう一つの岡山を使っている人たちがどれぐらいいるかというのを今までも調査したことがないし、これからも計画はないと言うが、計画しなさい。本格的にやろうと思ったらそういうこともちゃんと認識をした上で、交渉するについてはこれぐらいのいろんなことを我々は調査してやっているのだという姿勢がないと、何だか口先で言っているような感じだ。自分たちは汗もかかずにおって、口先で高いからまけてくださいと言っておるような感じでは、相手にパンチがきかない。どうですか。

●平井交通政策課長
 岡山空港については利用実態を調査するのはなかなか難しいかと思いますが、検討はしてみたいと思います。
 ダブルトラックにつきましては、新規参入の航空会社等がありますし、そういうところの実態とかというのを今これから調べようとしているところでありますので、いきなり日本航空が入ってきてくれるかというのはなかなか難しい話であろうかと思いますし、幅広くそこら辺は検討してみます。

○前田委員
 当たってみないとわからない。全部オープンにしなくてもいいから、そういうのはちゃんとやりなさいということだ。JALばっかりでなくてもいいから、それはなかなかオープンにできないことがあろうから、別に言わなくてもいいけれども、やらなくてはいけない。そうしないと本格的な低廉化交渉にならない。

○杉根委員
 関連。倉吉なんかほとんど岡山だ。旅行業者に聞けばよくわかる。安いですから、安いですからと。聞いてみなさい、大体つかみがわかる。今前田委員がおっしゃるように、それは深刻です。だって値段が半分になってしまうのだから。

○鍵谷委員
 米子市の交通バリアフリーの関係だけれども、基本構想というか、作成委員会が設置されたばかりだから詳しいことはよくわからないかもしれないけれども、例えばバリアフリー化をするということになると、大体大まかな事業費というのはどのぐらいかかるものか、これをちょっと教えてください。いろいろやることによって大分違う部分も出てくるかもしれないけれども、総体的に例えばエスカレーターを設置したりするには大体どの程度のお金がかかるのか、そのことはどうですか。(「橋上駅化を含めたバリアフリー化なら値段が出てくるだろうけれども」と呼ぶ者あり)わかる範囲でちょっと教えてください。
●小林企画部次長
 今のところは県の方としては情報は持っておりませんで、どれくらいの規模にするのか、それから米子市の南側の方の整理も必要になってきますので、その延長距離がどうかというふうなことによって全然事業費が違ってくると思います。

○鍵谷委員
 例えば鳥取なんかだったら、今やった部分はどのぐらいかかったのか。

●小林企画部次長
 時期が昭和50何年ぐらいですので、参考になるかどうかちょっとよくわかりませんけれども。

○鍵谷委員
 あれはみんなJRがしたのか。

●小林企画部次長
 あれは都市開発事業でやったのではないかと。(「違う。エスカレーターは新しい話だ」と呼ぶ者あり)
 エスカレーターは平成11年ですけれども、高架自体は昭和50年代。

○鍵谷委員
 高架の場合はあれだけれども、例えばエスカレーターはどれくらいかかったわけか。

●小林企画部次長
 記憶では1億円ぐらいかかったような気がしています。記憶なので、ちょっと確かではないです。

○鍵谷委員
 あれはすべてJRさんが負担したのか。

●小林企画部次長
 国の補助が3分の1ぐらいたしか出ると思います。

○鍵谷委員
 後はJRということか。県は何もタッチしていないわけか。

●小林企画部次長
 そうです。後は事業主。

○鍵谷委員
 だからJRが後はやったということか。

●田所県土整備部長
 倉吉の状況で比較した方がいいかと思います。そういった状況であれば、今の資料がありますので。

○鍵谷委員
 それでも、どのくらいかかるかというのがある程度わかればちょっと教えてもらいたい。そうしないと、今、斉木委員も言っておったけれども、米子が金がない、金がないと言っているさなかなのに、どうしてそんなことができるのだ。そうしたら、何ぼ基本的な構想だと言ってみても、それを説得するだけのあれはないかもしれない。どのぐらい本当に金がかかって、例えば補助対象でもあるとか、どのくらいの程度だったら負担ができるとかというようなこともある程度詰めていかないと。

●平井交通政策課長
 参考になるかどうかあれですが、倉吉のケースとは建物とか全然違うのですが、およそ19億
3,000万円というようなこと。橋上化にして、それからホームにおりるエレベーター、それから今の駅舎のところに交流センターというようなものをつくってというようなことでございます。

○鍵谷委員
 エレベーターとエスカレーターはどっちがどうなのだ。

●平井交通政策課長
 エレベーターの方が安いです。

○鍵谷委員
 そのときには、今言うように障害者でも入れるぐらいのものをつくるということだな、要は。

●田所県土整備部長
 自由通路の延長が一番大きいのではないですか、米子と倉吉の違いは。

○鍵谷委員
 確かに距離やなんかもまだ定かでないのだから、それが決まらないと総体的にはわからないかもしれないけれども、おおよそ大体この程度ぐらいは最低要りますよというぐらいのことがわかれば、利便性の問題も含めて米子市をつつくにしても、そういうぐあいなつつき方をしないと、幾らかかるのかわからないという話では、多分わかりましたという話になりはしない。

◎廣江委員長
 米子が意欲がないというのははっきり言っている。

○鍵谷委員
 それでおってこんな構想をつくっても意味がない。

○斉木委員
 今の鍵谷委員に附帯するのだけれども、なるほど自由通路は市道だから米子市がやらないといけないということはわかるけれども、そんなことを言っておると、西部の米子中心の米子駅が、倉吉もできる、鳥取もできる。鳥取県として、米子市さんが金がなくてやられないのだから、米子市さんがされないととてもできませんで済ませるのか、実際昔の経験では、野坂建設大臣のころに2,000万円の予算をつけて4~5回検討委員会を開いてやったときには、なるほどあのときの自由通路は今の幅で通すから200億円とか250億円とかという話だった、莫大な金だった。だけれども、今試算をすると、本当にあの線路を断ち割って半分ぐらいにやってしまうと、30億円、40億円という話も聞いておるわけだ。だから本当にそういう値段なら、そんな金がないようなことではいけないのだから、全部米子市が出すわけではないし、国の補助もあるし、米子市議会ならもっと言うのだけれども、県ももうちょっとそういう資料を出して、本当に検討委員会の中でやれるという方向でやらせないと、検討した結果2月ぐらいには時期未定ですけれども、やらないといけませんけれども、時期は財政状況が好転してからなどというような話になって、そういうことが出てくる可能性が大だから。金がない金がないと言っておるのだから。市長はやる気がありはしないのだから。だから、県が県土として考えてもらわないといけない。ぜひそのことは本気でやってもらわないといけない。まあ市がやられることだからというのでは。(鍵谷委員「構想で終わらないようにして」と呼ぶ)どうも可能性が大だ、構想で終わってしまう。

○初田委員
 簡単でいいですが、初歩的なことなので。
 米子の踏切も含めて今何百とある踏切の改良とかというのは、そもそもどこからお金が出るものか、予算は。(「JRだ」と呼ぶ者あり)全部JR持ちか。ちょっと確認。

●渡辺道路企画課長
 県道とか、道路に関しては補助事業がございますので、それでやります。

○初田委員
 どのくらいの割合が出るの。

●渡辺道路企画課長
 通常だったら半分ぐらいです。
○初田委員
 国から出るわけですか、拡幅なんかの場合は。

●渡辺道路企画課長
 道路改良の一環でやっていくという形になりますので、その中でやれば。

○初田委員
 地元負担というのはなしか。

●渡辺道路企画課長
 交付金はないです。(田所県土整備部長「県道であればですね」と呼ぶ)市町村道は市町村道でまた同じ負担割合です。

○初田委員
 では、地元負担はあるわけですね。

●渡辺道路企画課長
 市町村道であれば。

○杉根委員
 今のバリアフリーのことで、倉吉のことだけれども、エスカレーターやエレベータはJRがみんな持つのだという話だけれども、県はどういうかかわり方をするわけか。今米子の話が出ていたけれども。

●平井交通政策課長
 橋上駅とか、駅前の改良とかいろいろありますけれども、基本的に橋上駅とか自由通路等については、橋上駅につきましては今の駅舎をつぶすことによってJRが実際にやりますし、自由通路等については倉吉市がやるというふうに計画しております。

○杉根委員
 あなたは認識不足だ。明確な予算になっていない。財源措置も含めて、県管理も含めて、例えば倉吉のバスターミナル、あそこは県とJRで協議した広場なのだ。しかも前が県道になっているでしょう。だから、バリアフリー化するために供用していく場合、JRは割と金を出さないようにしているし、ほんのエスカレーターの部分だけ、今はエレベーターと言っている、エレベーターは安いものだから。その部分について県がどのぐらい支援ができるかというのは大きな課題だったわけです。だから知事も全面的に今の計画を完成させてから考えるというのだけれども、そこには県費というか、それが投入する部分というのはいっぱいある、関連して。そういう仕分けがちゃんとできていないといけない。
 だから、例えば米子駅にしたって、あそこは拠点ですよ、鳥取県というか島根県も含めて。そういう部分というのは本当に政策課題としてやらないといけない。
 だから、そういう拠点、拠点については県がもっとかかわっていくという力を持たないとおかしいと思う。事務方の皆さんがもうちょっと元気を出してもらわないと、知事の判断というのはつかないのではないですか。どうですか。

●田所県土整備部長
 倉吉がいい結果かどうかわかりませんけれども、結局米子にしてもバリアフリーの委員会に県も入っていますし、だから県としてできることは何か、あと補助事業もあって、国に要望するのは何かということで一緒に参画してやらなければいけないと思います。ただ、地元の本当の主体の市が主体性を失ってしまうととにかくどうしようもないので、だから、それを含めて米子とよく連携して頻繁に話し合いをしていくと。

○横山委員
 先ほど前田委員も言われたのですけれども、東京便の運賃を下げろというのは当たり前の話で、ダブルトラックの話があって、先ほどちょっと聞いておって、撤退するかもしれませんと。撤退しません。撤退するとえらいことになるから。となれば、JALもそうだし、エアーニッポンもあるし、そういうのでいうとその方向で話をして、ここに書いてある要望は至極もっともなので、例えば所得格差もあるし、太平洋ベルト地帯の高速道路や新幹線やいろいろなものがただでできておって、何でこちらの方になったら自己負担があって、所得格差でさえすごくあるのに、しかも運賃の方は逆に高い。本当だったら運賃は安いというのなら話はわかるけれども。そういう面でいうと、もっとしっかり要望してほしいと思います。格差あるのに、実際利用するときは逆に高いという、話が逆ではないかと思うのです。だから、そういう観点で話をしていただきたいと思うのです。今さっき聞いていたら、何を考えておるのかと。撤退するからなどというような話が出てくると、何を考えておるのかと。撤退させればいい。撤退するともっと話がしやすくなると僕はそういうぐあいに思うのです。だから、もうちょっと強腰で交渉してほしいと思います。

●小林企画部次長
 低廉化については一朝一夕にならないところがたくさんありますので、先ほど前田委員からも言われたようなことも含めまして、繰り返し繰り返し実現に向けて――これでいいということではありませんので、少しずつできるようなことをやっていただくように力強く働きかけていきたいと思います。そのためにはリサーチもきちんとして、そういう客観的な根拠を持って会社側の方へ当たっていきたいと思います。
 撤退するというふうに申し上げたのは、ダブルトラックをしたとしても、一方が撤退する可能性があるということでして、全然航空便自体がなくなるということではなくて、会社としてもそういうふうなダイヤのアンバランスだとかということも生じる可能性もあるしというふうなところもありましたのでということをちょっと申し上げたということですので、このあたりは御理解いただきたいと思います。
 いずれにしろ、一回やって、今すぐすぐこれをやりますという返事をいただいていないのですけれども、これで今年度で終わり、来年の運賃改正についてもこれでということではなくて、これはこれとして、またそういうふうなことについて根気強くやっていかないといけないとは思っております。

○前田委員
 最後に言おうと思っておったけれども、小林次長にかたがた言っておくけれども、これは基本の問題だ。県政全般にかかわるし、特にこれからダブルトラックを目指していろいろなことを水面下でやっていかないといけない。さっき僕が言ったようなことをやっていかなければいけない。交通政策課長をくるくるかえてはいけない。やる気があるということになれば、今までは本当にくるくるかえているのだ。みんなやる気がないのだ。いいかげんなのだ。だから、少なくとも平井課長はかえたらいけない。これは上場部長にも言っておかないといけないし、私も副知事にも言っておくから。ころころころころかえるから、性根を入れてやらないのだ。必ず言っておいてください。

○野田委員
 ちょっと要望しておきたいと思います。それは、鳥取空港の利用を促進する懇話会というものがあって、全日空と話をなさっているのですけれども、その中で一つお願いをしておきたいのは、たまたま先般米井委員と鳥取に帰るときに風が吹いて飛行機が飛ばなかった。でも風がおさまって飛ばしていただいたのだけれども、そのとき、前の便が飛ばなかったものだから、次の便に全員が乗れるということで全員が帰れる。ところが同じ機種なものだから、では宿だけは紹介しましょう。紹介だから、金を払って泊まらないといけない。米井委員と私はたまたま次の日に会合があったから、その便に乗せていただいて帰らせていただいたけれども、ああいうときは機種を変更してでもみんなが帰れるような体制というのを要望をぜひともしていただきたい。お願いします。

●平井交通政策課長
 先ほど次長が北陸の方で撤退したというお話をしましたけれども、富山空港で実際に日本航空が入ってきたけれども撤退していったという事例があります。したがって、我々もその辺は慎重に、仮にダブルトラックになっても撤退することがないようなことも頭に入れながら……。(前田委員「新しいのが安かったら撤退しても構わない。安くするのが目的なのだから」と呼ぶ)
 現在の羽田空港の発着枠がいっぱいですので、2009年へ向けての滑走路がふえることによる増便枠とかということもにらみながら対応する必要があるというふうに考えます。

◎廣江委員長
 私の方からも言いますけれども、今のダブルトラックの話ですけれども、出雲空港がJALになった。前は東亜国内航空だったからJALとの関係があれだったけれども、あそこは合併してしまってJALになってしまったので、ちょうど去年ごろダブルトラックのことでJALに行こうということになって、そのときに、米子の基地指令だった人が退職してJALにおられたので、どういうルートで頼みに行ったらいいかということを聞いたら、鳥取さんはうちが飛ばしたいと言ったときに一発でけられましたから、おたくはけったということを頭に入れて折衝に当たってくださいと。それから、中央に来る前に、会社の方も地方の事情を知っているJALの出先から、中国管内のいろんな事情を知ってますから、そこを通して上につないでいって、そこの紹介で本社に折衝に行くようなルートで来なさいと。そうしなければ話もまとまりませんよということで執行部側にも私そのことを伝えてあれしましたけれども、今出雲空港も同じような値段でやっていますので、あそこも今JALとANAが両方入ってきて、両方ともがよくなるということでどっちも値段を下げないといけないようになって、えらくなる話なので、さっきの後から来た方がいい時間帯がもらえなかったから帰ったというようなこと、その辺は出雲と米子は両方にダブルトラックにしてやっていく話し合いがうまくいけばいくのかもしれないけれども、そういう意味ではJAL以外の航空会社との折衝というのが、機種の関係や機材が少ないからなかなか来ることが難しいのかもしれないけれども、その辺の関係もいろいろな調査をしてダブルトラック化の今言われているように二本立て、三本立ての戦略を練りながら進まないと、JALも今赤字で困っているから値下げをしたくない。ANAよりもっとしたくない方だから、なかなか両方ともが値段が下がることに対しては抵抗感があってなかなか難しいと思う。

○前田委員
 ダブルトラックにするのが目的ではないのだ。安くすることが目的なのだ。そこを間違えないようにしなければいけない。

◎廣江委員長
 その辺上手にやらないとなかなか難しい。まだ東亜国内航空の間にやっておったらJALとの話は進んだのだけれども、そういう点を頭に入れて折衝していただきたいと思います。
 ほかにございませんか。(なし)
 先ほど報告がありましたけれども、各種議員連盟等の関係で執行部側、そして議長の陳情のときに一緒に行かせてもらいまして、そのようなダブルトラックの問題やいろんなことの話で、道路の予算化の問題等一緒に陳情させていただいておりますので、資料を見ていただきたいと思います。
 ほかに御意見がないようでしたら、議題(5)、(6)について、県土整備部長に説明を求めます。

●田所県土整備部長
 私が一括して手短に要点を御説明します。高速道路と米子空港です。資料のページはたくさんありますけれども、これはちょっといろいろ経緯があってたくさんつけています。
 1ページ目に高速道路を書いておりますが、全般的に言うと用地取得は順調に推移しているところが多いと思います。姫鳥鳥取自動車道、河原インターから鳥取インターの区間も91%まで用地買収が進んでいて、最後は地権者が多数にまたがるような土地が残っていますので、これは土地収用も視野に入れた対応を進めていくように国土交通省から聞いております。
 あとは志戸坂峠道路は予定どおり。
 山陰道の鳥取西ですが、地元への説明を9月から10月にやっております。大満だけ地元役員の説明もできていなかったのですけれども、足を運んで交渉していますので、かなり相手の感触もこれまでのような状況ではないようですので、また頻繁によく足を運んで地元の役員に対する説明ができるように取り組んでいきたいというふうに思っております。
 1つ飛ばして、名和・淀江道路の延伸というのが今年度なされて、名和から下市という区間に入りました。名和から東側は全部名和・淀江ですけれども、そこの区間についても地元への設計協議ですが、ついきのう、12月13日で全部の地区の説明が終わりました。いろいろ意見は出ていますけれども、それも引き続き調整しながら、基本的には今地元に説明したものに対して一定の理解はいただいているという状況であります。
 いずれにしても、これらのことは国の事業なのですけれども、県とあと地元の市町村との連携を強くして、そんな状況でやってきております。これからも遺漏がないようにやっていきたいと思いますし、よく議会で言われます予算を獲得するにも地元がそこで使う予算の使いようがないということになりますので、用地買収が進まないとそういうことになりますので、そこはよく注意していきたいと思います。
 今度は、2ページ目から最後のページまで、米子空港2,500メートル化のことが載っておりますが、これは今回一括してこれまでの経緯も含めて資料にしたわけでございます。これはなぜかといいますと、3ページ目の取り組み状況に書いてありますように、本体工事にことしの7月に着工できたというのが1点です。それと、4番目に書いてありますが、これが非常に難航したのですけれども、JR境線、地下化案からいろいろ折衝してきて、ようやく9月に平面迂回の補償契約がまとまったということなのです。5ページに航空写真もつけておりますけれども、この2つのことをもって2,500メートル化事業のいわゆる大きい柱がこれで立ったということなのです。ですから7月の工事着工、9月の平面、JR境線の平面迂回が決定したということなわけです。ですから、あとはこれからアクセス通路であったり駐車場であったりということをいろいろ調整していかなくてはいけないということになったわけです。
 という状況ですので、これまで毎回毎回何が進んだのかわからないような資料をつけておりましたけれども、今回一括して資料をつけたということであります。常任委員会にも同じ資料を配付いたしましたので、これは参考にお目通しいただきたいということです。
 今回は3ページの下の(6)のアクセス通路のことと、その次のページの駐車場の話ということをちょっとポイントだけをお話しします。
 アクセス通路について、ここに文章に書いてはおりますけれども、図面でお話をいたします。7ページに平面図がありまして、この図面の水色の線のところにアクセス通路ができるということです。これは非常にざっくりとした図面でありますが、国交省の委員会であるアクセス高度化検討委員会から示されたのが8ページ。8ページのこの資料は、A、B、C、3案。小さくしていますけれども、今の歩道の上に屋根と側壁をつけるようなのがA案、C案は全部上を飛び越す立体歩道案。B案はその折衷案。県道部分だけ飛び越す案というものです。この図面だけではちょっと小さくて見えないと思いますけれども、いろいろな情報がこれに載っています。8ページは国交省の資料です。これではまだ戦略が組めないので、県の方で勝手にいろいろな試算をしましたのが9ページです。この3案に基づいて事業費がおのおの1、2、3とあって、黒い字で書いてありますけれども、1案ですと約1億5,000万円、折衷案の2案ですと約2億8,000万円、全部飛び越すと約4億9,000万円、これが全体事業費になると。ここまでは国交省の表なのですけれども、後は我々の勝手な推測で、いわゆる今の空港敷地分は国がやると。そこから東側、県道や駅のまたがるところは地元がやるという想定で地元の負担がどうなるかということを計算したのがこの3案の赤い枠で囲ってあります。これで見ますと、グレードが高ければそれだけ地元の負担もふえる。維持管理も当然お金がかかります。エレベーター、エスカレーター等塗装を塗りかえるとかなり金がかかりますので、そういうところがかかってくるということ、ここまで一応我々は心の準備をして、年度末までアクセス高度化検討委員会がありますので、その結果を見ながら国交省と調整していきたいということです。
 国交省は国交省で、どれだけ国がやるべきかという話は最後まで財務省との話もありますから、余り変な格好で地元負担がふえるような案でしたらしようがないですから、そういった調整をしていきたいということです。
 9月議会もありましたし、これまで大きい問題にとらわれてきていましたので、地元への説明が必ずしも十分でなかったところがあるかもしれませんので、そこはきちんとこれからやっていきたいということです。
 最後に、10ページ、駐車場の話なのですが、これも文章には書いておりますが、10ページで話をします。オレンジの部分のいわゆる今は無料化施策でやっている駐車場、ここは国の土地で無料化施策で続けたいという姿勢が続いていたのですけれども、ここ数年、薄い水色の、ちょっと色が抜けていますけれども、東側空地という、ここを県で買収させてくれという交渉をしていました。昨年度までやっていたのですけれども、昨年度末に国全体で規制緩和の方針が出されまして、これは文章の方に書いておりますが、全国の空港の駐車場に対して民間開放の方針が出されたということです。米子空港はその候補として年度内に公募の手続に入るということになってきているようです。まだ詳しいところまでは決まっていないです。なので、買収していこうというのが本筋ではあるのですけれども、今、空整協に無料化施策で提供しているコストに比べれば恐らくかなり安くできるだろうということで、とりあえずはオレンジのところから全部東側空地にまたがるところまで区域をふやして公募にかけてもらえるような、そういうふうな話をしているところです。
 公募されるといろんな人が手を挙げる可能性はありますけれども、県であればそれは無料で提供するという立場で公募に参入できますので、かなり有利な立場で公募に臨めるのではないかということです。いろんな情報を国交省とやりとりしながら、表向きは国交省が全部公募する立場ですから、余り一つの応募者とだけ特定の議論はできないのですけれども、そういうできる範囲内で御相談していきたいと思っております。そういったところがこれからの課題ということでございます。

◎廣江委員長
 ただいまの説明に対して、質問等ございますか。

○斉木委員
 9ページのJR線の図面を見ておりまして、ホームと駅、右側の線路は単線で一本で来るというわけか、このホームは。

●田所県土整備部長
 そうです。中浜駅で行き違い。

○斉木委員
 わかりました。おり口が反対におりたらどうするだろうかと思って。わかりました。

○杉根委員
 この③案が一番よさそうだ。(「これから雪が降るし、寒くなる」と呼ぶ者あり)

●田所県土整備部長
 それを地元負担がどれくらいになるのかという、その辺がポイントになってくると思います。

○斉木委員
 大きな荷物を持って乗りおりする人のことを第一に考えれば、風も雨も当たらないというのが一番。上がりおりが少ないというのが一番だ。

○横山委員
 飛行機代が高いわけだから、飛行機に乗る方だって、朝から晩まで人が行ったり来たりするということは考えられない。

○斉木委員
 私は米子駅の利用が多くなると思う。快速になるし。そのあたりは便利がいいように考えてもらって、長い目で見て一番いい案を出してください。

◎廣江委員長
 ほかにはございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)

○福間委員
 委員長、ちょっと要請ですけれども、本特別委員会で鳥取駅も倉吉駅もほぼ具体的に動き出しています。したがって、本特別委員会の名前で米子市長さんに面会を求めて、どんなことかと。今までの経過なり今後の方針を、この特別委員会で米子市長さんなり米子市議会の皆さんも一緒に含めてでもいいですが、お話を承るという機会を設けていただきたいと思うのですけれども。西部地区出身のほかの県議さんもおられますから、オブザーバーで入ってもらえばいいではないでしょうか。基本的にはこの委員会でそういうことを計画していただくということを、できるだけ早い時期に。そうしないと、この基本化構想が12月と言っておられるけれども、一般の人なんか公募したりなんかしていくとわけがわからないようになってしまう。委員会として、市長へちょっと今までの経過なり今後の腹づもりはどういうことかとちょっとお伺いするということを要望したいですけれども。(「できたら年内に」と呼ぶ者あり)

◎廣江委員長
 そのように折衝いたします。そのときに、出会ってから聞くのでなしに、今までの状況がわかるものをつくってもらって、我々も資料を持って出会えるような形にしたいと思います。
 今の提案に対して御賛同いただけますか。

○前田委員
 賛同するけれども、行かなくても呼べばいい。(発言する者あり)

○斉木委員
 その辺を含めて、委員長に任せます。

◎廣江委員長
 早い時期に日程をつくるようにいたします。
 ほかにございませんか。

○杉根委員
 北条湯原は大体岡山県側というのはどういう話になっているか。

●長本道路建設課長
 岡山県側につきましては、湯原インターから禾津バイパス、そして湯本バイパス、熊居バイパスということで、真加子までの区間走るようになっています。問題は真加子から現在の犬挟峠の区間ということでございます。岡山県に我々もお願いするのですけれども、岡山県におきましてはやはり地元からの意向等踏まえて今後検討していくということでの御返事はいただいております。我々としてもそれ以上は言えませんので、時に触れてどうなっていますかと、よろしくお願いしますという要請は今後も続けていきたいというふうに思っております。

○杉根委員
 よろしく頼みます。

◎廣江委員長
 ほかにございませんか。(なし)
 以上で交通・通信基盤整備調査特別委員会を閉会いたします。御苦労さまでした。
 

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