地球は中心の部分を除いて岩石で構成されていますが、内部に行くにしたがって温度が高く、地表に近い方から、プレート、マントル、核の3層からできています。外側を覆っているプレートは、その下にあるマントルが対流する(核の熱によって温められて上に上がり、冷えたところは下がる)動きに引きずられて、年に数センチぐらい動いています。このプレートの動きが地震が起きる原因となっています。 地震とは、地下の岩盤に圧力が加わってひずみがたまり、持ちこたえられなくなったとき岩盤が割れ、このときに生じる振動(揺れ)のことです。
地震の起こり方は、プレート境界で起きる地震、地表近くの活断層による地震、プレート内部破壊による地震、火山活動にともなう地震などがあります。
世界の震源分布とプレート(防災白書による)
注)1988~1991年,マグニチュード5以上,100kmより浅い地震
プレート境界(海溝)での地震
日本列島周辺には、海のプレートとして太平洋プレート、フィリピン海プレート、陸のプレートとしてはユーラシアプレート、北米プレートがあります。
陸のプレートと海のプレートが衝突すると、海のプレートの方が密度が大きいため、陸のプレートの下に沈み込んでいきます。西日本(西南日本)では、ユーラシアプレート(日本列島)の下へ海のプレート(フィリピン海プレート、太平洋プレート)が少しずつ潜っていきます。
そのときに陸のプレートが引きずり込まれ、プレートの境目にひずみがたまっていき、そのひずみが限界になると、引きずり込まれた陸のプレートが元に戻ろうとして跳ね上がり、このときに強い地震が起きます。
海溝から沿岸部までが震源域ですが、被害範囲が広く、大津波の恐れもあります。東海沖から四国沖の太平洋岸では、約100年に1度の割合でマグニチュード8クラスの地震が発生しています。
プレート境界での地震では、1896年三陸地震(マグニチュード8.5)、関東地震(1923年、マグニチュード7.9)、南海地震(1945年、マグニチュウード8.0)などがあります。
プレート内部での地震
日本列島が乗かっている大陸プレートがたえず太平洋プレートに押されているために、地球内部にゆがみエネルギーが蓄積されその圧力にプレートが耐えきれなくなり限界に達すると、地震を発生させてゆがみエネルギーを解消しようとして、プレート内部が壊れて断層ができます。
日本列島の内陸では、押されて生じた地核内のゆがみを解消するため、時々断層運動を起こし地震が起きます。
こうしてできた断層を活断層といい、活断層のような地殻の軟弱な部分では地殻のゆがみが徐々に拡大していき、ゆがみが限界に達するとそこが一挙にこわれ大地震になります。
ゆがみが消えてしまえば当分地震は起きませんが、活断層では地震が絶えることはほとんどなく、一度断層ができたところは弱くなり、地震が起こりやすくなります。
また、新潟県中越地震のように活断層が”ない”ところに起きる可能性もあります。(活断層は、過去に地震を起こした断層が地表に見えるものなので、断層が少しでも深かったり、地表が堆積層などにおおわれていれば、活断層は”ない”ことになります。)
プレート内部での地震は、プレート境界型に比べて一回り小さいですが、震源が内陸であるために大きな活断層が動くなどしてマグニチュード7クラスの地震が発生すると大きな被害になることがあります。鳥取地震(1943年、マグニチュード7.2)、兵庫県南部地震(1995年、マグニチュード7.3)、鳥取県西部地震(2000年、マグニチュード7.3)、新潟県中越地震(2004年、マグニチュード6.8)などがあります。
震度は、地震動の強さの程度を表すもので、震度計を用いて観測します。震度は地盤の揺れの強さの程度を表しています。一般に、地震の震源から遠ざかるにつれ、地盤の揺れは弱くなり震度は小さくなります。地震動は、地盤や地形に大きく影響されます。震度は、震度計が置かれている地点での観測値ですが、同じ市町村のごく近い場所でも地盤などの違いによって異なり、軟弱な地盤の上では揺れが強くなり、震度が1程度大きくなることがあります。また、震度は通常地表で観測していますが、中高層建物の上層階では一般にこれより揺れが大きくなります。震度が同じであっても、対象となる建物、構造物の状態や地震動の性質によって、被害が異なる場合があります。
気象庁震度階級関連解説表(平成21年3月31日改定)
この「気象庁震度階級関連解説表」は、ある震度が観測された場合、その周辺で実際にどのような現象や被害が発生するかを示すものです。これによって、テレビなどの震度情報から、その場所の被害の程度や広がりが予想できます。
詳細は、気象庁震度階級関連解説表ホームページをご参考ください。
「震度と揺れ等の状況(概要」(気象庁ホームページより)一部抜粋
マグニチュードとは、地震のエネルギー規模を表す単位で、地下で発生した地震そのものの大きさを表すものです。
マグニチュードはエネルギーの対数をとったものですので、マグニチュードが0.2大きくなるごとに、地震の規模は約2倍になります。
マグニチュードが大きな地震ほど、大きなエネルギーが放出されます。
震度とは、ある地震に対するある場所での地面の揺れの強さを表すものです。
震源から距離が近い場所では震度は大きく、遠い場所では震度は小さくなります。
【マグニチュードと地震エネルギーの関係(石垣島地方気象台より提供)】
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