コンテストの審査結果

 

令和元年度の当該コンテストについては、15の団体及び個人から応募がありました。

応募活動について、令和2年1月20日(月)に審査を行い、下記の結果に決定しました。

 

団体名 審査員講評
優秀賞

錦海ナチュラルガーデンクラブ

活動概要:平成25年度に開催された全国都市緑化とっとりフェア後にナチュラルガーデンを鳥取県西部地区で広めるため、米子市錦海町の緑道「錦海散策の道」をボランティアで整備をしている。
四季を通じて楽しめる道で、地域住民や錦海リハビリ病院入院患者の憩いの場となっている。

活動場所:米子市錦海町/公共(緑道)

実施規模:約100平方メートル
活動人数:15名

活動年数:5年

錦海ナチュラルガーデンクラブ

■公の地を民の力で再生、地域健康回復のナチュラルロード


・公共では、なかなか手入れが行き届かない部分に着手し、自治会の回覧板で参加者を募るなど地域に広がる取り組みも評価が高い。
・使用する植物を家に持ち帰り育成し家から持ってくるなど、植物のバックヤード的な機能を持たせている点も評価できる。
・段ボールを使ったマルチングにより土壌改良や除草の省力化を図るなど作業を工夫している点も評価できる。
・リハビリ病院の憩いの場や地域の散歩コースになるなど健康との組み合わせが良い。病院との連携も打ち出しても良いのではないかと期待できる。
・ナチュラルガーデンは冬をどう見せるかが課題で、今後に期待したい。
準優秀賞

あじさい公園を守る会

活動概要:鳥取市美萩野の公共空地を有志により手作りで整備している。今では県内外から多くの来客があるほか、地域の保育園や幼稚園児との植栽体験交流や、冬季のイルミネーションをはじめるなど精力的に活動を行っている。
活動場所 鳥取市美萩野/公共(空地)
実施規模 約2,200平方メートル
活動人数 15名
活動年数 6年

あじさい公園を守る会

■手作りの公園から広がる地域の交流と夢

・公共空間において、緑化だけでなくコミュニティスペースとしての小屋を建てたり、自分たちで園路整備をされたり、これが本当のまちづくりである。
・このような自分たちの手でまちを創っていくスタイルがもっと広がっていけば面白い街になると思われる。
・地元の幼稚園保育園児と一緒にチューリップの球根を植えるなど世代を超えた地域交流も評価できる。
・荒廃しかけた公園を地域の方々で再生したことや、線路脇の敷地に列車を横付けしてもらい、きれいな風景を見てもらう夢がある事も素晴らしい。
奨励賞

鳴り石の浜プロジェクト

活動概要:琴浦町の鳴り石の浜につづく遊歩道の雑草地の景観を改善するため、一年中花も楽しめる海岸となるよう活動をしている。ヒマワリを中心に自生種のハマダイコン、あじさい、椿、山茶花等を植えるなど、毎年活動面積を拡大している。
活動場所 琴浦町赤碕/民間(空地)
実施規模 約1,000平方メートル
活動人数 30名
活動年数 7年

鳴石の浜プロジェクト

■「みどり」を活かした観光地づくり

・鳴り石の浜に加えて、ヒマワリと海のセット景観など新たな名所づくりに取り組んでいる点が評価できる。さらなるPRを期待する。
・阪神大震災から続く「はるかのひまわり 絆プロジェクト」のヒマワリとの関わりはとても大切で、物語性もあり素敵な取り組みである。大事につないで欲しいし、PRにも使って欲しい。
・PRされる際には、ハマダイコンもセットにして発信すれば自生種や海浜植物に対する関心を高めることにもつながると思われる。
・花の種類も増えて、多くの方が遊びに来てくれる場所となれば更に良い。
奨励賞

(株)サンインマルイ ナチュラルガーデン国府店

活動概要:マルイナチュラルガーデン国府店の駐車場外構及び歩道に接する敷地に整備したナチュラルガーデンをボランティアを募り管理している。緑地は買い物客だけでなく地域の公園としても利用できるよう一般に開放されている。
活動場所 鳥取市国府町/民間(店舗)
実施規模 約800平方メートル
活動人数 13名
活動年数 2年
(株)サンインマルイ ナチュラルガーデン国府店

■集客と地域貢献を両立する緑のまちづくり先駆的モデル

・地域の企業が行う緑化活動として先駆性がある。このような店舗が増えていくことで、地域的にも緑化の広がりを見せて欲しい。他店も参考にして頂きたい取り組みである。
・企業が単独で行う緑化活動ではなく、ボランティアの皆さんが主体的に企業とパートナーシップを構築して実施している点にモデル性がある。
・設計図の形状や意図をきちんと理解しながらボランティアさんが管理をされていることが理解できる。このことは企業とボランティアさんの連携がうまく行っていることの現れであり、持続的取り組みとして評価できる。
・収益を上げながら効率よく良い空間を作る一つのモデルとして発信して欲しい。
奨励賞

鳥取県立倉吉農業高等学校

活動概要:倉吉駅周辺の植栽帯に高校の生徒自らがデザインした「おもてなし庭園」や色とりどりの花壇を整備している。
今では地域の方々も自主的に除草活動を行うなど市民活動に波及した取り組みとなっている。

活動場所 倉吉市上井/公共(緑地)
実施規模 約85平方メートル
活動人数 36名
活動年数 6年

鳥取県立倉吉農業高等学校

■高校生の地域実践が市民の協力を呼び起こす

・デザインもしっかりしており学生主体で作っている感じが伝わってくる。学校の中だけに留まらず、地域で実践していることが地域の魅力アップにも繋がっている。
・地域の方が自主的に除草作業をしてくださる等、地域を呼び込む効果が出ているのも良い。
・倉吉駅の玄関口に高校生が関わっていることをもっと周知したほうが良い。続いて若い力で駅前の活性化を図って欲しい。
・農業高校が自校で生産した植物材料を使っていることも評価できる。
奨励賞

久松橋ガーデンクラブ

活動概要:かつては、雑草が生い茂りゴミが放置されていた久松橋たもとの空き地に花壇などを整備している。県道の歩道も花のプランターで飾るなど地域の憩いの場となっている

活動場所 鳥取市吉方町/公共(河川)
実施規模 約65平方メートル 150メートル
活動人数 7名
活動年数 8年

久松橋ガーデンクラブ

■狭小空地を創意工夫で地域の憩いの場に

・一年を通して花が見られるような作りになっており、樹木も組み合わせてあり良かった。美観の観点で評価が高い。
・ガーデン交流会を開くなど、地域に開かれていることも評価できる。
・プランターで沿道も緑化するなど広がりのある活動となっていることも評価できる。
・このガーデンの魅力は、多品種を扱っていることと思われるので、プランターの草花も単調でない演出を期待したい。

また、惜しくも選に漏れた活動についても、以下の通り審査員の方々から講評をいただいております。

活動概要及び審査員講評(pdf 4550KB)

活動概要及び審査員講評2(pdf 1512KB)

 

コンテストの募集概要

緑化活動

街に潤いを与えるこだわりの庭や緑地をPRするチャンス!!
応募いただいた事例はマップにして県内にPRします。
優秀な団体には知事表彰が行われます。

 

 県民の花と緑のまちづくりへの意欲向上を図り、県民が身近なみどりをみつめ、生活の中で鳥取の豊かな自然や環境を生かした地域主体のまちづくりを進めるために、四季折々に花や緑を育み、快適な環境づくりや地域の景観づくりに貢献する「みどりの愛護」活動を行う方々を表彰します


1.趣旨

四季折々に花や緑を育み、快適な環境づくりや地域の景観づくりに貢献する「みどりの愛護」活動を行う者を表彰することにより、県民の花と緑のまちづくりへの意欲向上を図り、「身近な緑をみつめ、生活の中で鳥取の豊かな自然や環境を活かした地域主体の緑のまちづくり」の推進を図ることを目的としています。

 

2.募集内容

 県民の緑化活動の優良な取組事例を2部門に分けて募集します。
 ただし、不特定多数の方が無償で利用又は視認することが可能な鳥取県内の公園、広場、庭園又は緑地帯等などの管理に参加している団体、法人及び個人を応募者とします。

(応募者が所有する以外の土地、施設等を応募される場合、所有者の了解を得ることが必要です。)

※プランター及びコンテナガーデン等の緑化手段についても募集の対象とします。

※土地の利用等にあたり各種法律・条例等に違反している場合は募集の対象外とします。 ※緑化活動が業として対価を得て行われているものは募集の対象外とします。

(1)公共緑化活動部門:公園や広場、道路や河川等の公共地で行われる緑化活動

取組例
・道路、河川、公園、広場、公民館などの公共施設、住宅地区や集合住宅の共用スペース
駅・バス停などの公共性の高い施設等の緑化活動事例
・学校の生垣、庭、花壇(プランターも含む)、バルコニー、テラス、屋上、道路沿いの塀等の緑化活動事例

(2)民間緑化活動部門:店舗や事業所、工場や病院、住宅等の民有地で行われる緑化活動

取組例
・飲食店、商店、ペンションなどの小規模な商業施設から、オフィスビル、ホテルなどの大規模な商業施設、また工場などの工場施設等の緑化活動事例

 

3.審査項目

審査項目

持続性

将来にわたり継続的に維持管理がおこなえるなど持続可能な取組となっているか。

地域性

地域とのコミュニケーションが図られており、多くの住民や多様な世代が参加でき、その土地らしさ、地域らしさを活かした取組となっているか。

波及効果

緑化された空間が地域の振興、活性化、地域住民のコミュニケーションなど緑化以外の目的に活用されているか。

自然環境保全

(エコロジー)

生物多様性などへの配慮、リサイクルや環境にやさしい資材の活用など自然環境の保全に配慮されているか。

美観

取組が周辺の街並みや自然環境など地域の景観等と調和し、景観づくりに貢献しているか。季節感豊かな演出が行われているか。

造園緑化技術

対象空間をうまく活用し、維持管理の容易さや植物の生育特性等に配慮した緑化となっているか。

創意工夫

個性的、独創的な取組か。斬新で新たな発想や創意工夫がみられるか。

モデル性

模範(モデル)となる緑化の取組、他への活用が見込まれ、一般に普及しやすい取組か。

 ※生物多様性とは・・・地球上の生命の遺伝子、種、生態系といった要素やその関係性が多様であること。

4.表彰

優良事例について、優秀賞、準優秀賞、奨励賞の表彰を行います。
優秀賞:賞金50,000円
準優秀賞:賞金30,000円

奨励賞:賞金10,000円 

※各賞については、賞に該当する応募がない場合は選定されないこともあります。 

※その他の優良な事例について別途賞を設けて表彰を行う場合もあります 

※優良な事例に選定された者は令和2年2月~3月に開催予定の「鳥取みどりの交流会」において行われる表彰式で活動事例の発表をしていただく予定です。

 

5.日程

応募期間:令和元年10月10日(木)~令和元年12月27日(金)

(郵送の場合は、当日消印有効 メールの場合は、当日中の送信まで有効)

審査会 令和2年1月ごろ
審査発表 令和2年2月~3月
※表彰式にあわせて実施予定の第2回鳥取みどりの交流会において表彰を行います。詳細は後日ホームページに掲載予定

6.応募方法

所定の応募用紙により、その活動で管理育成している花や緑の写真、周囲の街並みとの関係や活動の様子が分かる写真を添えて郵送または電子メールで応募していただきます。

なお、活動主体以外の者が推薦する場合は、活動主体の了解を得たうえで応募可能とします。
応募用紙に添付する写真については、次のとおりとします。

(1)サイズ及び枚数

L判(たて89mm×よこ127mm)程度×6枚(電子データでの提出も可とする)
※活動場所と周辺が写った全景写真をパノラマ版などで準備できる場合はA4版の台紙に貼り付け又は印刷して応募可能です。

(2)内容

次の写真を含めることとします。
ア 季節の異なる写真(可能な限り)
イ 周囲のまちなみとの関係等全体的な状況が分かる遠景写真
ウ 活動の状況が分かる写真(作業状況等)

(3)撮影時期

平成31年4月以降に撮影したものとします。

(4)その他

・応募に当たって添付された写真は、主催者が制作する作品集、パンフレットなどに使用することがあります。
・応募作品は本コンテストの広報活動、県内の緑化推進のため、新聞、雑誌、テレビ、ホームページ、SNSなどで使用することがあります。
※応募条件を満たした作品について、写真や位置等が分かるWEBマップ等の作成を想定しています。

募集要項(PDF:1148KB)
応募用紙(Word 39KB)(※郵送の際はA3サイズで印刷して提出してください。)

チラシ(PDF: 598KB)

9.その他

応募内容は、鳥取県のホームページ等に掲載予定です。

10.応募・お問い合わせ先

〒680-8570 鳥取県鳥取市東町1丁目220
鳥取県生活環境部 緑豊かな自然課 緑地公園担当
電話:0857-26-7981 ファクシミリ:0857-26-7561

電子メール:midori-shizen@pref.tottori.lg.jp
  

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