会議の概要
午前10時00分 開会
◎福間委員長
おはようございます。
それでは、皆さんおそろいになりましたので、ただいまから福祉生活病院常任委員会を開会をいたします。
本日の日程はお手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
初めに、会議録署名委員を指名いたします。
本日の会議録署名委員は、安田委員と興治委員にお願いをいたします。
それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
まず、付託議案に対する質疑を行っていただきます。ございませんか。
質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。
○錦織委員
私からは、福祉保健部の議案第9号、鳥取県手数料徴収条例等の一部改正についての反対の討論をします。
このたび、ケアマネの研修制度が見直され、28年度から実施される介護支援専門員にかかわる研究費用を見直すことになりました。事業所での演習の追加など、カリキュラムの中身が充実することや専門職をレベルアップすることには賛成ですが、大幅引き上げとなっており、これは大幅引き上げはすべきでないという立場から、この条例の一部改正には反対いたします。
◎福間委員長
ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
討論が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
採決については、反対討論のあった付託議案とそれ以外の付託議案に分けて採決することとしてよろしいか、お諮りをいたします。よろしいですか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
まず、議案第9号について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成多数であります。よって、議案第9号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
続いて、議案第1号、議案第3号、第4号、第5号、第6号及び第8号について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。よって、議案第1号、第3号、第4号、第5号、第6号及び第8号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
それでは、請願・陳情の審査を行います。
今回は、新規分の陳情2件の審査を行います。
まず、陳情生活環境27年31号、「星空のツリー」の実現について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いをいたします。
○中島副委員長
これにつきましては、不採択をお願いしたいと思います。
理由は、鳥取砂丘の特色を生かしたイベントはこれまで民間主体で行われており、県はその取り組みへの支援を行っている。また、砂の美術館の展望広場付近は、県が管理する自然公園に含まれておるが、国の光害対策ガイドラインにおいて、自然公園内ではサーチライト等の上空照射は許容されておらず、自然公園法上も風致、景観への支障や生態系への影響も懸念されており、公園の環境保全の責任を有する立場の県が実施するべき事業ではないため、不採択でお願いしたいと。
◎福間委員長
ほかに。
○錦織委員
この「星空ツリー」の実現については、鳥取市が当初、砂丘内で実施するイベントの計画を環境に配慮して中止したことを踏まえて、期間や時間帯を短縮して実施してほしいというものです。楽しみたいという気持ちはわからないでもありませんが、環境保全等光害の心配がされる中、あえて実施の必要性はないと思いますので、不採択としたいと思います。
◎福間委員長
ほかに御意見ございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
御意見は不採択のみでありましたので、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。よって、請願生活環境27年31号については、不採択と決定いたしました。
続いて、陳情生活環境27年32号、犬猫など愛玩動物の殺処分数縮減について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いをいたします。
○中島副委員長
この件につきましては、趣旨採択をお願いしたいと思っております。
理由は、昨年3月に策定した鳥取県動物愛護管理推進計画に基づき、致死処分頭数の削減に向けて、アミティエを県の動物愛護センターとして位置づけ、譲渡事業や動物愛護の普及啓発事業を実施し、小学校などの見学も行われております。また、引き取りを希望する飼い主への終生飼育、飼養の指導、さまざまな媒体を活用し県民への適正飼養や狂犬病予防接種などの啓発を行っております。こうした取り組みにより、平成26年度の犬の致死処分数は動物愛護管理推進計画に定める平成30年度の目標を達成するなど、致死処分数は減少傾向にありますが、引き続き究極の目標である致死処分ゼロに向けた取り組みの強化は必要と思われるため、趣旨採択をお願いしたいと思います。
◎福間委員長
ほかに御意見ありますか。
○興治委員
採択を主張します。
この陳情は、犬、猫などの殺処分数を減少させるため、抜本的な対策をとるということになっております。これについては県も目標を掲げてさまざまな施策に取り組んでおりますし、今、中島委員も主張したように、アミティエなどの登録団体とも連携をして、動物の譲渡等々にも取り組んでいます。と同時に、飼い主責任を明確にして、飼い主に最後まで動物を飼っていただくということもやっておりまして、この陳情を採択することによって、県の取り組みを後押しをするという意味で採択を主張します。
○錦織委員
この犬、猫など愛玩動物の殺処分数縮減については、本議会の一般質問でも2名の議員が取り上げるなど大事なことだと思います。既に県でもさらなる取り組みを強化する検討がなされているところであります。
しかし、理由の文中に、場合によっては予防接種の公費負担も必要だと思われるというところがありましたが、なかなか公費での検討まではできないと思われることから、趣旨採択を主張します。
◎福間委員長
ほかに御意見ございませんか。
意見が出尽くしたようでありますので、これより採決に入ります。
それでは、採択、趣旨採択という声がありましたので、まず、採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成少数であります。
次に、趣旨採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成多数であります。よって、陳情生活環境27年32号については、趣旨採択と決定いたしました。
次に、報告事項に移ります。
質疑等については、説明終了後に一括して行うことといたします。
まず、報告1、次期とっとり環境イニシアティブプランについて、太田環境立県推進課長の説明を求めます。
●太田環境立県推進課長
環境立県推進課でございます。生活環境部の常任委員会資料1ページをお願いいたします。次期とっとり環境イニシアティブプランについて、現在の策定作業の状況につきまして御報告をいたします。
イニシアティブプランは、環境の保全及び創造に関する基本施策の基本計画でございます鳥取県環境基本計画の実行計画という位置づけを持っているものでございます。
まず、現行プランの実施状況でございます。そこに成果と課題を掲げておりますが、四角の中に書いておりますとおり、再生可能エネルギーの導入でありますとか、エネルギー使用量の削減、こういったところでは目標達成できているというところではございますが、一方で、温室効果ガスの排出量でありますとか、一般廃棄物の排出量、こういったところについては、まだ目標を達成できていないというような面もございます。
こういった現状につきまして、実践者、有識者の方に説明をし、意見も伺ったところでございまして、主な意見としては、そこに掲げてございますが、鳥取らしさの出せる小水力や温泉熱の取り組みを強化すべきといったような意見をいただいているところでございます。
現行プランの実施状況を総括いたしますと、引き続き、各分野での取り組みを強化していくということが重要であると思っておりますし、そのためには新しい技術の導入促進、地域に保存する資源の有効活用など、さまざまな施策を通じまして県民の皆様の意識や生活スタイルの転換、こういったものを図っていく必要があるものと思っております。
そこで、次期プランの策定方針でございますが、現行プランのこの成果と課題を踏まえまして、直近の状況や社会情勢変化、こういったものに対応した内容に変えていきたいというぐあいに思っております。特に、エネルギーシフト、環境実践、循環社会といった重点項目に自然共生も加えた4項目を重点項目として位置づけたいと考えております。計画期間は30年度までの4年間、それから、温室効果ガスの削減目標につきましては、先日、COP21で国が外国に対しても示しました温室効果ガスの削減目標でございます、2030年に2013年度比26%削減との整合を図りながら、できるだけ意欲的な数値の設定を目指していきたいというぐあいに考えているところでございます。
現在の検討状況でございますが、12月9日に、今お話ししたような成果や課題、骨子といったものを環境審議会の企画政策部会にお諮りをしたところでございます。そこでは、エネルギーの地産地消といった地域エネルギー社会の構築の考え方に賛同できるとか、子供のころから習慣づけが大事であるというようなこと、リサイクルにはその出口の支援も必要ではないかというような意見もいただいたところでございます。
引き続き、こういう環境審議会での審議やきょうのような議会への報告、パブリックコメント等を通しまして、策定作業を続けてまいりたいと思っております。
めくっていただきまして、2ページは、先ほど申し上げました重点4項目について、プランの構成案を現計画と次期計画に対比するような形で重点のわかるような形でお示ししておりますので、後ほどごらんいただければと思います。
◎福間委員長
次に、報告2、平成27年度第4回湖山池会議の開催概要について、中村水・大気環境課長の説明を求めます。
●中村水・大気環境課長
それでは、別冊の資料をお願いいたします。昨日、第4回の湖山池会議を開催しましたので、その概要を報告させていただきます。
今回は、資料1に記載のとおり、わずかでありますが、シジミから国の基準を上回る貝毒が検出されたことについて、対応状況を中心に報告をしております。
この貝毒は、人体に有害な生物を産出する植物プランクトンを二枚貝が餌として食べることによりまして、貝に毒素が蓄積するものです。その毒化した貝を人が大量に食べますと、顔や手足にしびれなどを生じることがあるというものであります。全国的にもアサリやムラサキイガイ、ホタテ貝などが毒化することが報告されております。
湖山池漁協では、シジミからこの貝毒が検出されたことから、11月3日以降、シジミ漁を自粛しておりましたが、その後、検査で3週間連続で国の基準値以下となったことから、12月6日からは漁を再開しております。なお、12月7日に採取したシジミも基準値以下であることを確認しております。
県としましては、9月以降、プランクトンの発生状態を注視していたところでありますが、引き続き、年内は監視体制を強化、継続することとしております。また、春先につきましてもプランクトンの発生が可能性としてあるため、再度監視体制を強化して臨むこととしております。
そのほか、発生要因がはっきりしていないことから、データや気象条件、こういうものを見まして、調査研究をすることとしております。
続きまして、10月以降の水質状況の報告でありますが、10月は降雨量が極端に少なかったことから、塩分濃度は緩やかではありますが、再び上昇いたしました。11月の降雨により12月の15日時点で3,920ミリグラム/リットル、本日の朝では、3,780ミリグラム/リットルまで下降しておるところであります。そのほか、水質改善の実証試験の結果、それから住民との意見交換会、このような開催状況についても報告したところであります。
◎福間委員長
続いて、報告3、年末相談窓口の開設について、まず、山根住まいまちづくり課長の説明を求めて、その説明終了後、引き続き同一議題である報告4について、中西福祉保健課長の説明を求めたいと思います。
まず最初に、山根住まいまちづくり課長の説明を求めます。
●山根くらしの安心局住まいまちづくり課長
生活環境部の3ページをお願いいたします。年末相談窓口の開設ということで、例年行っております生活とか住宅に困窮されている方、また離職された方等含めて就職相談、そういった方に対して年末相談の窓口を開設するものでございます。
期日につきましては、12月29日、30日の2日間、10時から6時までということにしております。
場所、内容等につきまして、2番のところですけれども、生活関係への福祉と住まいに関する県営住宅の入居等につきましては、県庁の本庁舎の県民室で福祉協議会及び福祉保健課、住まいまちづくり課共同で行うこととしております。また、就職・Uターン関係ということで、従来、ミドル・シニア仕事ぷらざということで、鳥取、倉吉、米子で行っておりますけれども、今年度から新規に若者仕事ぷらざの鳥取、倉吉、米子も追加して開設するということで行っております。また、中部、西部における住まい関係とか生活相談の方につきましては、若者の仕事ぷらざ、ミドル・シニアぷらざで相談を受け付けて、県庁に住まい、生活の関係があれば電話等とかワンストップのサービスで行うことということでしております。
参考に、昨年の件数を下の表に入れております。ちなみに、当課の県営住宅に関しましては、右でございますけれども、昨年度8件ということで、大半が県営住宅の入居条件、優先入居の条件とかそういった内容の相談でありました。
◎福間委員長
続いて、中西福祉保健課長、お願いいたします。
●中西福祉保健課長
福祉保健部の資料の1ページをお願いいたします。引き続きまして、年末相談窓口の開設についての御報告でございますけれども、内容につきましては先ほど住まいまちづくり課長から概要を御説明したとおりでございますが、福祉保健部におきましては、2番の表のところの生活の関係で生活困窮相談、生活福祉資金の貸し付け、生活保護等につきまして県庁本庁舎の県民室におきまして、住まいの関係と一緒に行うことといたしております。生活環境部、商工労働部と連携いたしまして、年末に生活困窮等でお困りの方の不安の解消に努めたいと考えております。
◎福間委員長
次に、報告5、情報アクセシビリティ・フォーラム2015への参加結果について、報告6、「心の輪を広げる体験作文」の高校生・一般部門における本県推薦作品の最優秀賞(内閣総理大臣賞)受賞について及び、報告7、「2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた障がい者の芸術文化活動推進知事連盟(仮称)」の設立に向けた舛添東京都知事との面談結果について、鈴木障がい福祉課社会参加推進室長の説明を求めます。
●鈴木障がい福祉課社会参加推進室長
障がい福祉課でございます。私からは3件御報告申し上げます。
2ページをごらんいただけますでしょうか。情報アクセシビリティ・フォーラムへの参加結果について御報告申し上げます。
情報アクセシビリティーという言葉が最近聴覚障がいの関係でよく聞かれるようになりまして、情報への近づきやすさ、情報へのアクセスのしやすさについてあらわしておる言葉でございます。このフォーラムにつきましては、聴覚障がいのある方が情報を入手しやすいシステムづくり、社会づくり、そういったことについて皆で語り合う、またPRし合うという機会として設けられました。
12月12日と13日の両日、東京の秋葉原におきまして全日本ろうあ連盟の主催で開催されました。JR秋葉原駅の近くのビルの中で開催されまして、1の(2)番に記載してございますが、学ぶフロア(ワークショップ)、学ぶフロア(カンファレンス)、カンファレンスは講演ですとかパネルディスカッション等が行われました。あと(3)番、感じるフロア、これは鳥取県を初めとする各企業ですとか団体等がブースを出してPRをし合ったというものでございます。
2番目に開催概要を記載させていただいております。12月13日に平井知事が会場に参りまして、「情報アクセシビリティ社会へ~鳥取県手話言語条例の挑戦」というタイトルで講演をいたしました。手話言語条例の制定後の取り組み等について説明させていただいたところでございます。また、講演に引き続いてパネルディスカッションも行われまして、鳥取県以外で条例を制定された6つの市長、町長さん等がパネラーとして参加され、知事はコメンテーターとして参加いたしたところでございます。
右側の2ページに鳥取県のブース出展の様子を掲載させていただいております。12日、13日両日に鳥取県ブースの出展をいたしまして、手話言語条例、手話パフォーマンス甲子園、あいサポート運動等についてパネルですとか映像等で紹介をさせていただきました。非常に鳥取県、来場者の方に関心を持っていただいておりまして、多くの方に立ちどまっていただいて御質問等いただきました。また、12日には秋篠宮妃殿下及び佳子内親王殿下もブースを御視察されまして、手話パフォーマンスの様子を映像で流しておりましたので、その様子について懐かしそうにごらんになったり、あと遠隔手話サービスのデモンストレーションを行いまして、そういったものに非常に感心をしておられたということが印象的でございました。
あと、(3)番のところに書いてありますが、手話パフォーマンス甲子園で入賞いたしました鳥取聾学校及び優勝した奈良県立ろう学校が日本財団さんのお招きでこのフォーラムに参加しまして、パフォーマンスを発表させていただく機会を設けたところでございます。
引き続きまして、心の輪を広げる体験作文につきましては、めくっていただきまして4ページをごらんいただけますでしょうか。この体験作文を募集しまして、本県推薦作品を全国に推薦しましたところ、最優秀賞に選ばれたというものでございます。内閣府と都道府県で毎年夏に心の輪を広げる体験作文、あとポスター、この2つを募集しております。その中で、体験作文の高校生・一般部門で鳥取県の推薦いたしました川村恵子さん、この方、鳥取湖陵高校の先生でいらっしゃいますけれども、この方の作品が見事最優秀賞である内閣総理大臣賞に決定したというものでございます。
作品名はそちらに書いております「ゆかちゃんとチイ」という作品でございまして、ゆかちゃんていいますのが川村恵子さんの妹さんで知的障がいのある方、チイちゃんはこの川村恵子さんのお子様になられます。川村恵子さんの妹さん、知的障がいがございまして、一時期このお姉さんが妹さんと少し距離を置こうとしておられたのですけれども、お子さんが生まれて、そのお子さんが妹さんに対して自然に接していく様子、そこをごらんになって、非常にごく自然に親しみを持って接する姿がやはり障がい者に対する我々の向かうべき基本的なスタンス、そこにあるような気がするということで、非常に高い講評をいただいたものでございます。
全国から作文4,000の中から高校生・一般部門については600の応募がありまして、そこでの最優秀ということで、内閣総理大臣賞を12月3日に受賞し、あわせまして12月8日には鳥取県知事の表彰も行ったところでございます。
次に、5ページをごらんいただけますでしょうか。東京オリンピック・パラリンピックに向けた障がい者の芸術文化活動、これにつきまして、知事連盟をつくっていこうということにつきまして、去る12月3日に東京都の舛添知事と本県平井知事が面談をいたしまして、この連盟を立ち上げていくということについて同意されたということを報告させていただきます。
12月3日に両都県知事が面談をいたしまして、ぜひとも東京オリンピック・パラリンピックに向けて、障がい者の芸術文化を地方から盛り上げていこうと、その連盟を知事同士で集まってつくってやっていこうということについてお話をしました。その結果について記載させていただいております。リオオリンピックが来年、平成28年に行われますけれども、それが終わった後に東京オリンピック・パラリンピックのキックオフイベントを開催したり、全国を巡回するような障がい者のアート展を行ったりということについて提案をいたしまして、賛同がなされたというところでございます。舛添知事からは、早速に、例えば東京オリンピック・パラリンピック担当大臣ですとか、大会組織委員会会長ですとか、そういった方々も交えたところで立ち上げの記者発表を早い時期にでもやってはどうかということが提案されております。
知事連盟の概要について、下の2番の2に記載させておりますが、今現在、13の都県からの御賛同を頂戴しております。この13の都県でこれから調整していく内容としては、やはり障がい者のアートというものを全国規模で起こしていこうということについて、皆で情報共有し合ったり、催しを検討したり、また必要なサポート等について国に提案したり、そういった活動を地方一体となって行っていきたいと考えております。
◎福間委員長
次に、報告8、元気な人づくり行動計画の策定について、細川健康政策課長の説明を求めます。
●細川健康政策課長
健康政策課でございます。6ページをお願いをいたします。なお、あわせまして、別冊ということで、現在策定中の元気づくり行動計画もお配りしてございますので、あわせてごらんいただけたらと思います。
それでは、元気な人づくり行動計画についてでございます。本県におきましては、健康寿命の延伸というものを目指しまして、健康づくりが文化として日常生活に根づくことを目的に、鳥取県健康づくり文化創造プランを策定をいたしてございます。現在、平成25年度から29年度までの5年間、第2次として生活習慣病の発生予防でございますとか、早期発見、早期治療、重症化の予防から、社会環境の整備などに取り組んでおるところでございます。
ただ、この計画がなかなかわかりにくいという声もいただいてございますので、この取り組みをよりわかりやすいものとして進めていくため、より具体的な行動目標でございますとか進捗状況などを明らかにした、毎年の行動計画ということでこの計画を策定をいたすこととしたものでございます。
この行動計画では、各地域、各市町村でございますけれども、効果が上がってきた項目でございますとか、より努力が必要な分野、これらがすぐわかるような形で各市町村ごとの健康データの見える化も行おうと考えてございます。
また、市町村がいろいろ特徴的な取り組みも行っていらっしゃいますので、それを横展開するという意味で、参考としていただけるような内容についてもあわせて御紹介をしようと考えてございます。
概要につきましては、1に書いてございます。重点目標につきましては、これは中期的な計画ということで目標として掲げておるものでございます。健康寿命の増でございますとか、健康寿命、平均寿命の全国順位の平均以上を目指す、それから各圏域での健康格差の縮小といったものを大きな目標ということで掲げさせていただいてございます。
これらの目標の達成に向けた具体的な目標、取り組みとして、1の(2)に書いてございますけれども、この構成によって取り組みを進めていこうというものでございます。
まず、構成につきましては、最初に現在、県の行っております取り組み、これらの状況を御説明を申し上げて、その後、イ)でございますけれども、個別目標ということで現状、課題、指標と評価、これらをそこに掲げております9つの分野、食生活でございますとか運動、禁煙、それから糖尿病でございますとか心疾患等の項目でございますけれども、これらをわかりやすくまとめることとしてございます。また、市町村の参考となる健康づくりに関する取り組みについても現在、収集を行っておるところでございます。
エ)でございますけれども、市町村別のデータということで、ここが新たに見える化ということでお示しをしようとするものでございますが、高齢化の状況でございますとか、マンパワーの状況などの人的基盤の指標でございますとか、健診受診率、喫煙の状況、生活習慣病に関する服薬の状況など評価指標、また市町村ごとの医療費の状況でございますとか、平均寿命、それから新たに県独自で試算してございますけれども健康寿命、それからがんの死亡率などの健康状態の評価指標、こういったものをできる限りわかりやすい内容でお示しをしようとしてございます。
なお、これらのデータにつきましては、県と包括協定を締結してございます協会けんぽ鳥取支部さんの協力を受けてまとめておるものでございます。今後、これらの内容につきまして、県の健康づくり文化創造推進県民会議、これはいろいろな分野で構成している会議でございますけれども、こちらで意見等いただきながら成案にしてまいりたいと考えてございます。
なお、詳細につきましては、別冊の資料をごらんいただけたらと思います。
◎福間委員長
続いて、報告9、理学療法士等の需要状況調査結果の概要について、及び、報告10、三朝医療センター閉院及び三朝地域医療支援寄附講座開設について、田中医療政策課課長補佐の説明を求めます。
●田中医療政策課課長補佐
医療政策課から2件報告をさせていただきたいと思います。
7ページをお願いいたします。理学療法士等の需要状況調査結果の概要についてです。枠内を見てください。これは県内に就業する理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を確保するために、学生に対して修学資金を貸し付けをしまして、確保をしているということでございます。これは毎年度調査を行っておりまして、各医療機関、施設等に対しまして、在職状況でありますとか、需要動向でありますとか、そういったものについて回答をいただきまして取りまとめを行ったものです。
修学資金につきまして簡単にお話をしたいと思いますので、9ページをお願いいたします。9ページの下欄に掲げております理学療法士等修学資金制度の概要ということで、貸付者につきましては、従来80名の枠で来ておりましたが、今年度9月の議会におきまして、20名の増加を認めていただきました。これは、鳥取市医療看護専門学校がこの4月に開学した関係で、定員が大きく上回りましたので、それに対しましての貸付枠の増ということでございます。貸付額ですが、そこに掲げておりますように、月額3万2,000円、3万6,000円ということになっておりまして、5の返還免除の条件でありますが、貸付期間の1.5倍の期間に相当する期間、県内で従事をされますと貸付金が免除されるという制度になっておりますので、これらの制度を利用して、政策的に理学療法士等の確保を目指しているというものであります。
かえっていただきまして、7ページをお願いします。1の調査の概要です。調査日につきましては、ことしの9月1日現在です。調査内容につきましては、先ほど申し上げました在職者数不足数、今後の採用予定者数となっておりまして、調査施設数、回答数はそこに掲げておりますとおりで、回答率につきましては67.9%という状況になっております。
調査結果の概要ですが、1ぽつです。主な就業先は病院と高齢者施設ということになっておりまして、全体の9割超と書いておりますが、95%が病院と高齢者施設で就職をしております。その状況は、下欄に掲げております3の(1)というところを見ていただきますと、1,268名就職をしておりまして、そのうちの病院と高齢者施設がそれぞれ931名と279名ということで、合計しますと1,210名ということで95%の人がそれらの施設で就職をされているという状況です。
一方、3つ目のぽつですが、不足数につきましては89名、これは現場間での不足者数をあらわしておりまして、昨年の同じ調査におきましては157名の不足者数でしたので、70名程度の改善が図られているという状況であります。
次のぽつですが、今後の採用予定者数につきましては、単年度で100名超という回答をいただいております。それは8ページをごらんいただきますと、8ページの(4)に掲げておりまして、26年度の採用実績及び27年度以降の採用予定ということで、27年度、28年度につきましては111名であるとか128名の採用予定を見込んでいただいているところです。
かえっていただきまして、7ページですが、これらの結果でリハビリ専門職については今後も一定の需要が見込まれるということでありますし、次のぽつに書いておりますが、国では現在今、地域医療構想というのを策定するように皆さんと御意見を伺っているところなのですが、回復期病床の増床であるとか、病床機能の転換を含めてこれらの体制を強化されるということが示されておりますので、引き続き修学資金等を利用して理学療法士等の確保に努めてまいりたいと思っているところです。
続きまして、9ページをお願いします。上の参考を見ていただきますと、これまでの貸し付け状況が示してありまして、先ほど申し上げたように、今まで80名の枠が27年度から20名を認めていただきまして100名という形です。
2の県内の就職状況ですが、これは22年に貸し付けを始められた方が26年に卒業されておりますので、これが直近ということでございまして、県内定着率が2段に分けて書いてあります。60.8%と87.3%、上の60.8%という数字は、貸付者全てに対しての県内の定着率というパーセントになっておりまして、87.3%につきましては、貸付者の中で資格を取られた方が県内に就職をされたパーセントを示しております。国家試験の合格率が大体8割ぐらいですので、ここでも見取れますが、約2割から3割ぐらいの方が中途退学をされたり資格が取れなかったという状況にはなっているということでございます。この修学資金につきましては1年間の返済猶予がありますので、一度国家試験が不合格になった場合でも来年度まで猶予ができるという制度になっているところです。
10ページをお願いします。三朝医療センターの閉院と三朝地域医療支援寄附講座の開設ということでございます。岡山大学が設置されておりました三朝医療センター、それから中部医師会が設置されております三朝温泉病院、これらが医療センターが閉院されましてその医療機能を三朝温泉病院に引き継ぐということでございます。これは三朝温泉の入り口に隣同士で今建っておられる医療機関ということでございます。
枠の中を見てください。医療センターですが、ことしの12月31日付で閉院をされるということですが、外来の診察は12月28日で終了ということになっております。ですが、残務整理のため、1月から3月まで残務整理をされて、最終的な閉院は来年の3月31日の予定になっております。
2つ目の温泉病院ですが、これまで三朝医療センターが担ってこられた医療機能につきましては、1月1日より温泉病院が三朝地域医療支援寄附講座ということで引き継ぐことになっております。寄附講座によりまして、岡山大学から温泉病院に医師2名が派遣をされるということで、1名の医師が月曜日から木曜、1名の医師が火曜から金曜、もうあと1名、1月はおられまして、もう1名の方は現在未定ということになっているということで聞いております。
周辺事項でございますが、平成23年度に創設されてこの医療センターのあり方をいろいろ検討してきましたワーキングですが、次のとおりに整備をするということで、下に掲げております。医療センターがこれまで行ってこられた人気のある鉱泥療法ですが、これは来年の2月1日から温泉病院で引き継げるという形になっております。それから、町が特に心配しておられた大きな施設ですので、あそこが何もなくなってしまうということ、明かりが消えてしまうということを心配しておられたのですが、それは岡山大学がその敷地内に地球物質科学研究センターというのが存在をしておりまして、その地球物質科学研究センターが建物等は有効活用していかれるということで聞いております。それから、医療センターの職員さん26名おられるわけですが、13名の方が早期退職をされて、その他の方につきましてもそれぞれ内定先が決まっているということでお聞きをしておるところでございます。それから、これまで岡山大学さんが研究してこられました温泉の地域資源の有効活用につきましては、今後、県と大学と町と協力をして進めていくということでございます。
今後の対応及び予定で書いておりますが、この医療機能の引き継ぎにつきましては大学、センター、あるいは三朝温泉病院、町、県、お互いが情報を共有しながら周知に努めているとこです。28年1月8日について、これは三朝温泉病院で行われるのですが、医療センターの機能を引き継ぐ式典をテープカット等予定をしておられるところです。2月6日につきましては、ブランナールみささで記念式典ということで、三朝町長さんの基調講演等が行われて、この医療機能が引き継がれたということの周知も図られると聞いております。
これらにつきましては、県と大学と町で協定書を今後締結して、引き続き連携しながら取り組んでいくということを確認するということにしております。
◎福間委員長
以上で説明は終わりでございます。
ただいままでの説明について、質疑がございませんか。
○興治委員
元気な人づくり行動計画の策定についてです。
まず、この計画案を見るのですけれども、例えばがん死亡率は全国で3番目に鳥取県は高いとか、あるいは歩く歩数については全国で最も少ないとか、そういうことがちょっと見える化したほうがいいのではないかと思うのです。この数値、健康指標等々について、全国で何番目なのだということがわかることによって、鳥取県の位置というのがわかって改善しようという気がさらに高まってくるのではないかと思うのですね。ですから、それを全国比で記入してもらえたらなと思います。
それと、あと指標、項目なのですけれども、野菜の摂取量が書いていないのですね。長野県では、やはり野菜を食べなさいということで皆さん野菜をたくさん食べておられるという話も聞いてきたのです。だから、食塩の摂取量を減らすということと、あわせて野菜の摂取量をふやしていくということが重要ではないかなと。とりわけ鳥取県は農業県で野菜をたくさんつくっていますので、地元のものを食べるということも含めて、それも指標に上げたらどうかなと思います。
それとあと、これを実際に県民に浸透していくための方策、ちょっと全部見ていないのでどこかに書いてあるのかもしれないですけれども、そこもやはりより明確にする必要があるのではないかと思います。食生活改善推進員さんであるとか、あるいは保健何とか指導員さんですかね、そういった方々を通じて、例えば町単位とか小さな単位で県民に浸透させていく方策とか、これは主に市町村の役割になると思うのですけれども、そういった点も市町村と協議をしながら、やはり方針化していくということをより明確にしたほうがいいのではないかと思うのですね。だから、そのあたりをもう少し詳しく計画を立てたらどうかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。
◎福間委員長
それだけですね。
●細川健康政策課長
健康政策課でございます。
何点か御質問いただきました。まず、がん、歩数等の全国比較ということでございます。がんにつきましては、一応57ページで都道府県別の75歳未満の年齢調整死亡率というものを出してございますが、確かに歩数等につきましては出してございません。そこは全国比較ができるような工夫というものは考えていきたいと思います。
2点目の野菜の量ということで御指摘をいただきました。鳥取県民、まだまだ野菜の摂取量が少ないということでございまして、これにつきましては7ページでバランスのよい食生活という、ここの部分の下でございますが、主な指標ということで、塩分と野菜の摂取量の平均値というものを出してございます。これは鳥取県の状況でございますので、これにつきましても全国と比較してどうかというようなことの見せ方の工夫については検討してまいりたいと思います。
それと、県民への周知の方法ということをやはり入れたほうがいいのではないかという御意見でございます。これにつきましては、市町村初めずっと連携をとりながらやってきてございますので、当然市町村でございますとか、関係団体、関係機関等にもこの計画につきましては周知を行いますとともに、県民会議というのでいろいろな分野の方で構成しているところもございますので、そういったところも活用しながら、県民の皆様に情報が届くような工夫というものは引き続きやってまいりたいと考えてございます。
○興治委員
全国比については、がん死亡率、それから歩数、野菜摂取量以外についてもやはり示していただきたいということと、それと、あと医師の皆さんに、要するに健康のための取り組みを県民に促すような、医師の皆さんからの意識啓発というものも必要だと思うのです。やはり医師、専門家が先導役に立つことによって、より一層地域に浸透していくということにもなると思いますので、市町村とあわせて、医師の皆さんにもこの啓発のための中心に立っていただくというようなことで取り組みを進めていただきたいと思います。いかがでしょうか。
●細川健康政策課長
ありがとうございます。全国比につきましては、できる限りお示しをしたいと思います。
医師への周知につきましては、これにつきましても日ごろから県の医師会等と連携をとってございますので、その場を通じながら周知について協力を要請してまいりたいと考えてございます。
◎福間委員長
よろしいですか。
○銀杏委員
関連で。今のところですけれども、興治委員からも話がありました歩数についてということでしたけれども、今月メールでとりっぽ(歩)が終了しますと、終了ウオーキング大会を開催しますという案内が来て、残念だなと思ったわけですが、2ページに平成28年はそれにかわる事業を検討と書いてあるのですが、幾度も申しますように、ウオーキング大会とか皆が集まって、その時間、日にちに集まってやるのも結構なのですけれども、日常的に個人で励みになるような、そうした取り組みをぜひとも考えるようにお願いしたいと思います。
●細川健康政策課長
ありがとうございます。歩数につきましては、とりっぽ(歩)が終了ということで御愛用いただきました方にはお礼を申し上げたいと思います。
28年度、ちょうど当初予算編成に向けて今、新たな仕組みというものを検討してございます。またこれにつきましても2月定例会等でお示ししながら、御議論いただけたらと思います。やはり日常的な取り組みというものが非常に大事でございまして、徐々にではございますけれども、特に女性などは歩数がふえてきてはおりますが、まだまだ全国に比べると低いという状況がございますので、そういったことを少しでも改善できるような取り組みにつきましては、引き続き強化をしてまいりたいと考えてございます。ありがとうございます。
○錦織委員
私は2つお願いします。
一つは、今の関連で、元気な人づくり行動計画についての食生活改善ということと、それから3ページの生活習慣病の早期発見、早期治療というところで、この糖尿病のCKDの予防対策事業と載っているのですけれども、別々に載っているのですが、この腎臓病の鳥取県腎友会でしたか、患者団体の皆さんと意見交換させてもらうと、その予防対策というのは非常に大事で、やはり食生活などをもう少し事前に取り入れるというか、そういう改善をするということがすごい大事だと言われるのですけれども、ここだけ見ていると、このページだけ見ていると、そういう食の改善とどうやっていくのかというのが見えてこないので、実際にはされていると思うのですけれども、何かもう少し積極的な書き方がしてあったらなと思いますけれども、どうでしょうか。それからもう一つは言葉の意味です。これは福祉保健部の5ページで、東京オリンピック・パラリンピックに向けたというところの、ちょっと言語がわからないのですけれども、カルチュラル・オリンピアードとしてのというものの、この日本語訳をお願いします。
●細川健康政策課長
CKD対策等につきましての御意見でございます。委員おっしゃられました患者会さんとは連携をいたしまして、ことしは一緒になってフォーラム等の開催もいたしたところでございます。おっしゃるとおり、食の改善というのも重要でございます。それは引き続き、14ページにも糖尿病対策の推進ということで若干出させていただいてございますけれども、今現在は医科と歯科の連携でございますとか、あとは糖尿病対策の協議会等も設けて、そういったところの改善、それから早期発見、それから重症化予防等についても議論等やっているところでございます。可能な限りここについても充実をさせていきたいと思います。ありがとうございました。
◎福間委員長
続いて、日本語にわかりやすく。
●鈴木障がい福祉課社会参加推進室長
障がい福祉課でございます。カルチュラル・オリンピアードでございますが、説明が漏れておりました。申しわけございません。オリンピックにつきましては、一般的にはスポーツの世界イベントということが言われておりますけれども、オリンピック憲章自体にはスポーツを文化と教育と融合していこうということがうたわれております。オリンピック憲章の中に、少なくともオリンピック村の開村期間においては複数の文化イベントを企画しなければならないということになっております。一般的にはこれ文化プログラムとも申しておりまして、オリンピック・パラリンピックに向けて、その国の文化芸術を高めていこう、世界に広げていこうという活動を文化プログラムと言っておりまして、それをちょっとまた横文字でカルチュラル・オリンピアードという言い方もしております。
最近では、ロンドンオリンピックに向けて非常に英国全体でいろいろな文化イベントが非常に多数行われ、文化の国としてのイギリスがクローズアップされたという事例もございまして、東京オリンピック・パラリンピックに向けてもそういった芸術文化、特に我々としては障がい者の芸術文化についてクローズアップをしていきたいと考えておるところでございます。
○錦織委員
最初の行動計画なのですけれども、もう少し食改善のグループがありますよね。そのグループがすごく、何か自分のところが持ち出していろいろやっておられるということも以前に聞いたことがあるのですけれども、やはり食の改善指導とかということについては、県ももう少し知恵をもらうだけではなくて、お金も出してやはり実践的に広げられるようにしていただきたいという、要望です。
やはりオリンピックで、大体ぼんやりとそういうことなのだなと思いましたけれども、これをかちっとした日本語訳というのは特にないのですか。
◎福間委員長
では、最初は要望でいいですか。
○錦織委員
はい、要望です。
◎福間委員長
では、発言していただけますか。
●細川健康政策課長
食の関係で食生活改善推進員のお話だと思いますが、これは県としても食生活の応援団ということで県からも補助金等をお出しして、それぞれの地域の課題というのに取り組んでいただいてございますので、これにつきましては引き続き連携をしていきたいと考えてございます。
●鈴木障がい福祉課社会参加推進室長
日本語にということでございまして、一般的に言われますのは文化プログラムと言われております。ただ、この文化プログラムもプログラムという英語が入っておりますので、オリンピックに向けた文化芸術の振興と御理解いただければと思います。
◎福間委員長
よろしいですか。
ほかにはございませんか。
○安田委員
聞きたいことがある。7ページなのですけれども、理学療法士等の件なのですけれども、3番の調査結果の(1)の在職者数のところですね。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、合わせた数の東・中・西の数字、西部がぬきんでて多いですね。これは何を意味しているのだろうか。ちょっと教えて、ここのところ説明……。
◎福間委員長
東・中・西の地域の数字の違いというのをできれば説明をしてほしいということですね。
○安田委員
そういうことですね。
●田中医療政策課課長補佐
具体的な数字というのがはっきりはこの場では申し上げられませんが、西部地区につきましては病院の数が多いという関係で、このような数字になっているのではないかと考えているところです。
◎福間委員長
では、補足説明。
●藤井健康医療局長
今、御指摘ありました7ページの、いわゆるリハビリ関係のスタッフが非常に西部に多いという点でございますけれども、従来から西部では、回復期リハ病床とかそういうリハビリに関係した、力を入れた病院が非常に多うございまして、過去からかなり、ある意味全国水準よりも高いレベルでそういう体制とかスタッフの確保をされているということで、結果として東部に比べると非常に多いという、そういう形でございます。
○安田委員
そうすると、局長、西部の人は恵まれていると解釈してもようございますか。
●藤井健康医療局長
全体を見ますと、東部も決して全国レベルの平均レベルには達している回復期の病床体制ではございますけれども、そういう意味では全国よりも西部が非常に高いということで、もちろんこれ西部の方だけではなくて、実は島根県などからもおいでになったりというような話も聞くぐらい、そういう意味では今御指摘のように、リハビリ等に関しては西部が非常にぬきんでているということは確かとは考えております。
○安田委員
もう一つ。
現在の不足数が89人ということですね。それで、単年度で100人ずつ奨学金を出していくと、逆に職につけない人が出てくるのではなかろうか、これ県外に出していくというお考えなのか、それとも県内の人数をアップしていくというお考えなのですか、どうですか。
●藤井健康医療局長
不足数と、それから今奨学金を出していることとの関連でございますけれども、奨学金を出している方は基本的には県内に就職をいただくということの趣旨で出させていただいておりますので、県内での就業をふやしていくという趣旨でございます。
不足数については、確かに今回、前回よりも減ってまいりまして、数として100を切った形になっておりますが、一方で8ページの4の今後の採用予定、これは採用予定をした上でまだ不足感があるという意味での先ほど申し上げた不足感でございまして、年次的な採用予定は今年度100を超えておりますし、今後も100を超える、さらにふえるような、近いところでは数字になっておりますので、先ほど説明でも申し上げましたが、そういうリハビリ体制というのは今後もさらに充実する必要があるので、そういう意味では100名という方が十分就職し、確保する必要があるだろうと考えているところでございます。
○安田委員
そうすると、そういうリハビリに力を鳥取県として入れていくという方向性において、需要より以上の奨学金を受け取る人を100人ずつも出して、毎年養成していくというお考えと、一方で、国の出している病床の削減案というのが片方であるわけですよね。そういうものに対する整合性というのは局長、どうなのですか。
●藤井健康医療局長
需要より多くのという、今御指摘ございましたけれども、採用予定数としては今100を超える数が今の段階で各施設からの御要望ですけれども、今年度、あるいは来年度以降も111ですとか128ということで、少し将来にはなってきますけれども、一応需要を超える、今の奨学金を出している数よりも超える数が現状ではあるということでございます。
病床との関係でございますが、必ずしも病床の数と理学療法士とかリハビリのスタッフが連動するものではなくて、かえって病院から施設とか、あるいは在宅、地域で暮らしていただくためにその機能を維持していただく、あるいは回復していただくためにこういうスタッフというのは必要になってくると、訪問リハとか、そういうような部分も含めて必要になってくるとは考えております。
○山口委員
安田委員の関連で。この3つの療法士等は非常に不足した時代がありまして、鳥取県はこの養成機関がないということで相当、議会でも問題になったのです。安倍さんが内閣改造を、第3次内閣の発足の当時、介護施設における従事者が不足をするのに対して離職者をゼロにすると、こういう形で大きな矢を放っておるわけでございます。その中で、今、3つの奨学金制度、それから看護師も奨学金制度があるということなのですけれども、国が責任を持ってそういう財政的な支援と、それから県がこういう形でやっているものがあります。例えば、県独自でこういう形でやっておるというのはこれは交付税の対象になるとか、カウントされるかどうか。将来的にはそういう充足者に対して県が果たす役割と、それから国が果たす役割とどういう見通しで看護人材の不足を充足するかということなのですけれども。国はどういう対応しているのですか。例えば、今、県単独でやっておるようなところについては、交付税の対象になるような形にするとか、こういうものをちゃんと私は求めていく必要があるのではないかと思いますが。
●藤井健康医療局長
今、御指摘いただきました。きょうはリハビリ職の奨学金のことを御説明させていただきましたが、御指摘のように、看護師、それから医師につきましても同様の奨学金を出させていただいております。ちょっとその財源について、詳細を今把握しておりませんが、医師の奨学金については一部特別交付税というようなことがあったように思います。少し、これはまた確認して御回答させていただきます。
ただ、御指摘のように、この奨学金の財源、一部勤務状況によっては半額返還をいただくようなものもございますけれども、いずれにしてもかなり大きな財源として今出させていただいておりますので、そういうものの充足に向けて、そういう財源については必要な、国に対する要望等についてもまた検討していきたいと思います。ちょっと具体的にどういう財源になっているかも確認した上で、また検討させていただければと思っております。
○山口委員
恐らく来年度から現実的に対応は予算を通じて縛られると思っておるのですが、だけれども、再来年から消費税が上がっていくと。財源不足を想定した以上に軽減税率の問題でまだ決まっていない。大変なまた財政不足があって、こういうものにしわ寄せを食らうと大変なのです。それから地方も地域にとって必要な、欠かせない自主財源の交付税についてきちんと国に要望すべきものは要望していかないと。
◎福間委員長
それはそれなら、山口委員、精査をしてきちんと要望すべきだという要望でよろしいですか。
○山口委員
はい。
◎福間委員長
ちょっとコメント。
●藤井健康医療局長
交付税の関係とか少しまた確認をさせて……。
○山口委員
財源対策……。
●藤井健康医療局長
財源の分ですね。一部、実は医師の増員とかを図るときに、医療再生基金というのがございまして、それを一部財源として医師確保とか看護師の奨学金に一部充てさせていただいているところはございますが、それが全てではございませんので、そういうこれまでのことも含めまして財源を整理した上で今後の取り組みについてまた検討させていただきたいと思います。ありがとうございました。
◎福間委員長
よろしいですか。
○藤縄委員
湖山池会議ですけれども、また漁が再開されたということでほっとしております。対応もきちんとしていただいておるようですし、評価したいと思いますが、きょうの新聞で水産課は風評被害がなかったというようなことが出ていましたけれども、中村課長さんの認識も同じだろうと思うのですけれども、何をもってなかったのかというのがちょっとどうかなと思ったことが1つ。
それと、東京パラリンピックですけれども、パラリンピックの意識が大変高くなりつつあるなということをいろいろな場面で報道だとか、あるいはスポーツの関係者の中で感じてきておりますが、参加県ですね。参加県のこの声かけというのはどういう、これに限らないことではあるのですけれども、いろいろ知事がグループをつくられる、いろいろな活動をされているのですけれども、この声のかけ方というのはどうしておられるのか。動きやすい組織でないといけないこともあるのでしょうけれども、ちょっとそこら辺わかれば聞かせてください。
●中村水・大気環境課長
風評被害がなかったことについてのもととなるものは何かという御質問だったと思いますが、シジミの水揚げ単価がここの自粛の前も自粛の後もキログラム当たり1,100円程度で取引されておりまして、もちろんスーパー等に出荷されたものにつきましても売れておるということを聞いております。
●鈴木障がい福祉課社会参加推進室長
障がい福祉課でございます。
参加県のメンバー構成ということでございますけれども、日ごろから鳥取県と政策面等でともに進めていらっしゃる自治体を中心に構成させていただいておるのに、これに東京都に加わっていただいたというところでございます。この県だけでということではありませんでして、まずはこの13都県からスタートして、ほかの自治体さんにもお声がけをさせていただき、広げていきたいということについても平井知事と舛添知事の方で話はさせていただいておりますので、またその状況等については御報告したいと思います。
○藤縄委員
風評被害がなくて、単価もよくて、ちょっと冬ですから量的には少ないかなと思っていましたけれども、完売ということでよかったです。
参加県の件ですけれども、中国5県が気になるのです、とりあえずは。1県抜けておるものですから、いろいろな意味でちょっと気になるわけでして、ふやしていかれるという中に想定されておられるのでしょうけれども、ちょっと気になったので、そのことを言わせていただきましたが、島根県はいかがでしょうか。
●鈴木障がい福祉課社会参加推進室長
もちろん、お隣の島根県さんも含めまして幅広にお声がけをしていきたいということは考えております。
◎福間委員長
よろしいですか。
ほかに。
●松田福祉保健部長
少し補足を。
今の件につきまして、もともとの子育て応援の10県同盟というものがもとにはありまして、そこの中でいろいろな政策実行につきまして同意が得られやすいと、同意していただける県の土台というのがありまして、それが12県、13県と広がって、今回初めて東京都にも御賛同いただいて、リーダーシップをとっていただいたりということにはなっております。
島根県につきましては、実はあいサポート運動はもうイの一番で協定県として御賛同いただいておりますので、少し鳥取県からの呼びかけが十分でないということもあるかと思いますので、今後、一緒になった取り組みを賛同いただけるような呼びかけをしてみたいと思います。
◎福間委員長
よろしいですか。
○錦織委員
湖山池会議なのですけれども、このページの3でジェットストリーマーの概要報告というの、私の記憶ではこのジェットストリーマーというのは中海というか米子湾で実証試験を行ったのではないかなと思うのですけれども、ここに入っているのでなぜかなと思うのですが、どうでしょうか。
●中村水・大気環境課長
中海、米子湾でもやっておりましたが、湖山池でもやっておりました。
○錦織委員
米子湾も終わったのではないかなと思うのですけれども、それの報告はどうだったかということと、それからきょう報告がないということはまだ分析が終わっていないということですか。
●中村水・大気環境課長
本日、湖山池会議の報告でしたので御報告しておりませんが、中海につきましても撤去作業が終わったところであります。もちろん検証作業は進めております。効果につきましては、期待するほどではなかったですが、流動攪拌の効果は出てきておるところであります。もちろん、中海会議の御報告のときにはさせていただいております。(発言する者あり)
◎福間委員長
ちょっと待って、いいですか。
○安田委員
ちょっと中村課長、なぜ湖山池では効果があって、中海、米子湾では思ったほど効果がないというのはどういう意味ですか。
●中村水・大気環境課長
済みません、形状が違うというところもありますし、やはり米子湾は深さも違いますし、流れの起き方、いろいろ諸条件ありますので、そこはちょっとまた条件が違おうかと思います。
◎福間委員長
それでは補足説明を。
●中山生活環境部長
私もちょっと補足させていただきますと、形状はやはり中海と湖山池の大きさを比べていただきますとわかりますように、かなり中海は広うございます。なおかつ水の流動とかもやはり中海が湖山池に比べて多い状況になります。湖山池はどうしても河川が小さいですから水の流動が少ないのと、湖山池が深いところが多いという格好と、貧酸素塊がやはり形成されやすいというような形の形状がありますので、場所、特に米子湾にこれを置いた関係の置き場所ですとか、そこの部分もあったかと思っております。
今回、特徴的にと申しますのは、やはり湖山池の場合が今回、若干時期的に終わりでの設置になりましたので、貧酸素塊が形成された後での状況での試験になりましたので、そこが見やすかったということではなかったかと思います。
中海も決して効果がなかったということではなくて、やはり水の流動に伴う効果とか見受けられておりますので、やはり場所でどこでどう使うかというところの検証なり、あと気象条件がどこにどう絡んでいくのかということがこれからの検証課題ではないかと思っております。
◎福間委員長
よろしいですか。
ほかに御質疑ございませんか。
それでは、意見が尽きたと思いますので、報告事項はこれで終了とさせていただきまして、次に、閉会中の調査事項についてお諮りをいたします。
本委員会所管にかかわる社会福祉施設及び衛生環境施設の整備、病院事業、その他の主要事業については、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨議長に申し出ることに御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、その旨議長に申し出ておきます。
なお、委員長報告の作成・内容については、委員長に一任いただけますでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
次に、その他でありますけれども、執行部、委員の皆さんで何かございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)ございませんか。
それでは、意見も尽きたようですので、以上で終了をしたいと思います。
執行部の皆さんは御退席いただいて結構でございます。御苦労さんでございました。
委員の皆様には御相談がありますので、この場にお残りをください。
(執行部退席)
お残りをいただきましたのは、まず、第2回県外調査についてであります。
調査先の決定につきまして、委員長に御一任いただいておりましたが、調査先を別紙1のとおり決定をして、別紙2のとおり調査日程を作成をしてみました。この内容について、事務局から説明をさせていただきます。
●村中議会事務局調査課課長補佐
失礼いたします。
まず、別紙1を見ていただきますと、予備調査のときに見ていただいたものとほぼ一緒でございます。ただ、熊本県庁で地域の縁がわといいまして、高齢者、障がい者の支援する地域の拠点をつくる、そういった取り組みをお聞きしようということで、その下の2つ目がそのモデル施設の見学となっております。それから、もう一つ、熊本県庁では、熊本モデルと言われるような認知症対策についてお話を伺うことも行います。
その下、生活環境部関係でいいますと、福岡県庁で福岡は水素エネルギーの推進をしておりますので、その話を伺おうと思っておりますし、もう一つ再生可能エネルギーの導入支援システムについて調査したいなと思います。一つ変わっていますのは、当初予定では福岡市をお邪魔して下水道処理施設から出てくるガスを利用して水素を製造しておるという施設を見ようかと思っていたのですけれども、ちょっと調整がつかなかったために、そこは削除させていただきました。
めくっていただきまして、別紙2が日程を記載させていただいております。最初に福岡県庁にお邪魔しまして、水素エネルギーの推進や再生可能エネルギーの話をお伺いして、1日目は福岡に泊まると。2日目に熊本県にお邪魔いたしまして、県庁でお話を聞いて、そのエネルギー施設を見学して、その日は熊本市に宿泊と。済みません、2日目の2つ目は、認知症対策のお話ですね。最後、3日目に地域の縁がわモデル施設を見学して帰るというような日程で考えております。
3枚目、同じようなものがついておりますが、2枚目が倉吉、鳥取出発のパターンで、3枚目が米子出発のパターンということになっております。
◎福間委員長
皆さんで何か御意見ございますか。
○銀杏委員
27日の夜が20時発になっているが、どこかへ移動するのですか。
●村中議会事務局調査課課長補佐
単純に夕食をとってホテルに帰るという……。
○安田委員
ああ、夕食会場から。
●村中議会事務局調査課課長補佐
済みません。
○銀杏委員
わかりました。
○山口委員
委員長、いいですか。
実は、私どもが視察した結果というのは、委員長報告で結果を報告されて参考になるものもありますが、こういうことをすれば報告するのが私は筋だと思っております。それで、最近になりますと、それを一般質問でやっているわけです。
◎福間委員長
なるほどね。
○山口委員
これはちょっと他の委員会も含めて、委員長報告するものと、だから、やはり自分たちが個人とかあるいはグループとか、そういったもので調査研究されたものを質問するのはいいけれども、こういうものの成果として一般質問したり、こういうことは決して私はいいことではないのではないかと。調査結果は委員共通の財産ではないかと思っておるのです。
◎福間委員長
どうでしょう。これ委員……。
○山口委員
いや、だからそれはほかの委員会とも……。
◎福間委員長
他の委員会ともちょっと、議長も含めてちょっと調整、意見交換をしてみなければいけませんね。
○山口委員
だから、それが大体筋で、今まで私らのときはそういうことをやっていたのです。
◎福間委員長
ほかの方はどうですか。今、山口委員から、この常任委員会で視察して知り得たいわゆる知見、先進地事例、そういうようなものについてそれを活用して一般質問で出すというのはいかがなものかと。
○山口委員
委員長報告の中で報告されている。
◎福間委員長
大体年度末でしょう。
○山口委員
それが委員会の報告事項でやるんです。
○銀杏委員
余りそういうことを使って一般質問する人というのもいないですけれども、ただ、報告であってその中に具体的にこういうふうな、ちょっとひねって、鳥取県ではこういうふうな取り組みしなさいみたいな提言まで入っておればいいけれども……。
○山口委員
だけれども、調査して、それから委員会としての……。
○藤縄委員
共有しているものだと基本的に思うのですけれども、それの活用ですよね。どう県政に反映させるかということになると、調査したたびに執行部に提案みたいな、年度末ではなくて、帰った直後に、間もなくに提案するということが望ましいのかなと思います。やはり共有しているという、常任委員会は議会全体の話ですから、基本的に。ですから、そうなると、そういったことを行って、調査の後にその成果を提案すると、年度末ではなくてということも考えていかなければならないかもわからないですね。
○興治委員
私もそう思います。やはり調査してその結果を迅速に議会なり執行部に報告をする、反映をさせていくということはしないといけないと思うのです。それと、議会での議員の発言というのは、やはりある程度自由は担保されないといけないと思うのです。だから、それをあらかじめ常任委員会で調査に行ったことはだめですよと、質問してはだめですよというのはちょっと行き過ぎではないかと思うのですよ。それを防ぐために、藤縄委員言われたように、すぐ委員長がこんな成果があって、こんな取り組みを県に求めるとかということを毎回毎回やっていけば、質問する人は徐々にいなくなっていくのではないかなと……。
○山口委員
だから、それ、方法はいいけれども……。
○興治委員
それをすればいいと思うのです、私は。
○山口委員
いいです。基本的にはいいですよ、基本的にはそれでいいという話だ。だから、すごく統一してある形でやり方をやってもらったほうがいいです。
○錦織委員
私も余りというかほとんどどこかに行ったものをそのまま一般質問にするということはないのですけれども、でも、例えば自分があそこの調査に行きたいと、私はあそこに行ってぜひ調査したいのですと言って、その結果、やはりこれは執行部に求めたいというのが個人の議員としてあれば、ほかのものもあわせて質問したいと議員が思われた場合、どこまでそれを制限するのかなとも思いますけれども。
○山口委員
基本は基本でやって、あとはおいおいだからね。
◎福間委員長
そうしたら、ほかに御意見は。
○安田委員
帰ってきてから、その提言するなり報告するなりすることはいいのだけれども、それならそれで、戻ってきてからみんなでちゃんと意見交換をしないといけないのではないですか。
○山口委員
だから、過去はそういうことをやっていたのです、共有の財産になるというような形で委員長報告するということですが、それで抜けたところをやり合えばいいわけですけれども、やはり公費を使って視察に出ているわけですから、調査研究をしているわけですから、当然報告義務があるのです。
◎福間委員長
そうすると……。
○山口委員
それ委員長と、委員会としてですね。
◎福間委員長
大体ざっくりこういう考え方でいいですか。そうはいっても県外に視察に行くのは年に2回ぐらいなことですから、県内もあるかもしれませんけれども、できれば、帰った直後にこういう委員会をして、逆にいけば、この委員会、みんな執行部も出てもらって、ここでこんなポイントがあったという話の意見交換で。執行部がいないほうがいいですか。でもどこかで言わなければならないのではないか。
○山口委員
まとめて言えばいい。
◎福間委員長
まとめてから、ああ、なるほどね。
○山口委員
総括してね。(発言する者あり)でも、それが一体的に行動を起こす責任もあると思っている。私が議長のときはそういうことをやったのです。
◎福間委員長
それならここの福祉の委員会では、視察ごとにポイントを視察参加者で委員会の名のもとに問題点、課題、そういうことについて集約をして、そのもので執行部に問題提起をして執行部と意見交換をするということはどうかと議長に申し出て、他の委員会との調整を図っていくということでいいですか。
○山口委員
はい、いいでしょう。
○安田委員
1月はありますよ、この委員会は。
◎福間委員長
はい。
○安田委員
その席で出されてもいいのではないですか、執行部に対してはね。それで、別に無理に……(「日程的に間に合わない」と呼ぶ者あり)うちが進んでいる施策だってあるかもしれないので、よそのを見習えというだけの結論にはならないかもしれないわけで……。
○山口委員
そこを総合的にちょっと考えて……。
○安田委員
結論を出せばいいわけでしょう。
○山口委員
そうですね。
○藤縄委員
検証する形にも……。
◎福間委員長
ああ、そうだね。出して、向こうから、いやいやこれはうちはやっていますという話が出るかもしれませんし。
○安田委員
もちろんもちろん、考え方が違うというのもあるだろうし。
◎福間委員長
ちょっと議長と相談すると申し出て、ほかの委員会との足並みが必要になるでしょうし、ということで、では、扱いについては委員長一任ということでお任せいただけますか。(「そうしてください、はい、わかりました」と呼ぶ者あり)そういう山口委員の御意見、御提言を踏まえまして。
それでは、これできょうの委員会を終わりにしたいと思いますが、最後ですけれども、きょう、本委員会と執行部との意見交換会、午後6時からホープスターとっとりで開催をいたしますので、全員の皆さんの御出席を要請をいたしまして、本日の委員会、閉会したいと思います。御苦労さんでございました。
午前11時34分 閉会
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