平成27年度議事録

平成28年2月5日会議録

開催概要、資料はこちらです。
出席者(8名) 委員長
副委員長
委員

福間 裕隆
中島 規夫
山口 享
安田 優子
藤縄 喜和
銀杏 泰利
興治 英夫
錦織 陽子
藤井 一博 

欠席者(なし)
 
 

説明のため出席した者
 松田福祉保健部長、中山生活環境部長、ほか各次長、課長、関係職員 

職務のため出席した事務局職員
 村中課長補佐、中倉係長、成相主事

1 開会  午前10時12分

2 休憩  午前11時59分
3 再開  午後1時41分
4 閉会  午後1時42分
5 司会  福間委員長

6  会議録署名委員 安田委員、錦織委員

7  付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり


会議の概要

午前10時12分 開会

◎福間委員長
 山口委員は、きょうは御欠席のようで、そのほかの全員おそろいのようですから、ただいまから福祉生活病院常任委員会を開会をいたします。
 日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、付議案の予備調査を行った後、暫時休憩をとり、本会議において付議案に対する質疑、付議案を各常任委員会へ付託された後、付託議案の審査を行うこととしていますので、委員及び執行部におかれましては御承知いただきますようにお願いを申し上げたいと思います。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、安田委員と錦織委員にお願いをいたします。
 それでは、ただいまから付議案の予備調査を行います。
 なお、執行部の皆さんにおかれましては、既に昨日、一昨日の政務調査会で説明を受けたものは、もうタイトルだけの説明にしてもらっていいではないでしょうかね。説明をしていただくのはよほどのものをということで、それ以外は省略と言うと言い方が悪いですけれども、事業名のみ言っていただくという程度にしていただいて、要領よく簡潔にマイクに向かってお願いをしたいと思います。
 質疑につきましては、説明終了後、一括して行っていただきます。
 また、報告第3号、長期継続契約の締結状況については、お手元に配付の資料のとおりであり、特に説明は要しないことといたします。
 それでは、最初に、福祉保健部から説明を求めます。
 初めに、松田福祉保健部長に総括説明をお願いをいたします。

●松田福祉保健部長
 それでは、福祉保健部について、どうぞよろしくお願いをいたします。
 説明資料をおはぐりいただきまして、1ページでございますけれども、今回審議をお願いをいたします議案は補正予算関係でございます。1ページでございますけれども、573億円余を計上させていただいております予算に対しまして17億3,000万円余の増額の補正をお願いをするものでございます。
 1ページに主な事業を掲げておりますけれども、地方創生加速化交付金を活用いたしました「子どもの居場所づくり」推進モデル事業でありますとかみんなで取り組む「まちの保健室」事業、それから国の補正予算等を財源といたしました介護福祉士等の修学資金貸し付け、それから地域少子化対策重点推進交付金事業、不妊治療等の支援事業、児童養護施設退所者自立支援等の貸し付け事業等、これらについて取り組んでまいりたいと思います。
 それぞれ詳細につきましては担当課長から御説明をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

◎福間委員長
 それでは、続いて、関係課長から説明を求めます。

●中西福祉保健課長
 それでは、2ページをお願いいたします。「子どもの居場所づくり」推進モデル事業でございますけれども、こちらは昨日の主要事業で説明させていただいておりますので、省略をさせていただきます。
 3ページでございます。臨時特例つなぎ資金貸付事業で1,200万円をお願いしております。この臨時特例貸付資金でございますけれども、これは、下に概要を書いておりますが、住居のない離職者の方が公的給付、例えば生活保護などを申請されて、すぐにお金が出るわけではありません。しばらく時間がかかりますので、その間の公的な給付を受けるまでの間、上限10万円でつなぎ的に当座の生活費を貸し付けるという社協の制度がございます。平成21年度から何回か社協に国の財源で原資を造成してきておりますけれども、このたび国の補正でさらに原資が得られる見込みとなりましたので、大体イメージ的には平成30年度から32年度の3年分というような感じですけれども、1,200万円を社会福祉協議会に補助するというものでございます。
 続きまして、恐縮ですけれども、28ページをお願いいたします。28ページの繰越明許費でございます。一番上でございますけれども、「子どもの居場所づくり」推進モデル事業費につきましては、国の経済対策補正による事業でございますので、全額を翌年度に繰り越しをさせていただくものでございます。

●小林障がい福祉課長
 4ページをお願いいたします。鳥取県社会福祉施設等施設整備事業でございます。こちらは、国の補正予算に措置されます国庫補助制度を活用いたしまして障がい福祉関係の施設を整備するものでございます。
 2番の主な事業の内容のところでございますけれども、一番下に補正額と書いておりますが、創設5件、これはいわゆる新築整備でございます。それから大規模修繕等、既存の建物の改修等2件、合わせて7件の総額1億9,000万円余りでございます。
 続きまして、28ページをお願いいたします。28ページの一番下でございます。こちらの事業につきましても国の補正による措置ということで、年度内完成が困難ということで、繰越明許をお願いしているものでございます。

●小澤長寿社会課長
 資料の5ページをお願いいたします。まず、介護福祉士等修学資金貸付事業でございますが、こちらは政調政審で御説明しておりますので、説明は省略させていただきます。
 続きまして、資料の6ページでございます。鳥取県地域医療介護総合確保基金造成事業の介護分野のものでございます。国においては、一億総活躍社会の実現に向けまして介護離職ゼロが打ち出されておりまして、国の平成27年度の補正予算で地域医療介護総合確保基金が増額をされております。この国の財源措置を踏まえまして、平成27年度分の2回目の交付額を新たに積み立てるものでございます。
 医療介護基金に関しましては、国が3分の2、それから県が3分の1の負担で県の基金として造成をするというものでございまして、全体で約6億9,000万円でございますが、その金額の内訳につきましては、介護施設等の整備の関係が6億3,000万円、それから介護従事者の確保の関係が6,000万円ということでございます。施設整備につきましては、国が前倒しで整備をするようにとの方針を示していることを踏まえまして、市町村が予定していた地域密着型サービスなどの整備につきまして、これを前倒しで計上しているところでございます。これらにつきましては、国の交付があり次第、県の基金に積み立てまして、具体的な事業としては平成28年度以降で執行していくことになるということでございます。
 続きまして、資料の7ページでございます。人生充実応援事業でございます。こちらは2つの事業に大きく分かれてございまして、1つ目は、昨年6月に新規事業として立ち上げさせていただきましたとっとりいきいきシニアバンク事業につきまして、引き続き県社協にバンクの運営、PRイベントの開催などを委託するというものでございます。2つ目は、ことぶき起業支援補助金でございまして、こちらも昨年新たな事業として始めさせていただいたものでございまして、55歳以上の方の起業を支援するための経費の一部を支援するというものでございます。
 続きまして、8ページでございます。ご当地体操で「目指せ!体力年齢の若返り」事業でございます。県内では各市町村で御当地体操を活用して介護予防などの取り組みが行われているところでございます。こういった取り組みをさらに進めるために、県といたしまして鳥取大学とも連携をして一般県民向けのイベントを開催するということで、必要な委託費等の経費を計上させていただいているものでございます。
 恐縮ですが、28ページに飛んでいただきまして、表の上から2つ目、それから3つ目でございますが、介護福祉士等修学資金貸付事業費と、それから先ほど申し上げた地域医療介護総合確保基金の造成事業につきましては、平成27年度中に国費の交付が行われず、受け入れができない可能性があるということで、今回の補正で翌年度に繰り越しすることとさせていただいています。それからその下の人生充実応援事業費とご当地体操で「目指せ!体力年齢の若返り」事業費につきましても、こちらは国の臨時経済対策交付税により行う事業ということで、こちらにつきましても年度内の事業完了が困難であるということを含めて繰越明許費に掲載をさせていただいているところでございます。

●池上子育て応援課長
 9ページをごらんください。保育士確保対策支援事業でございます。これにつきましては、昨日、政調政審で御説明させていただきました貸付金2種類でございます。
 続きまして、10ページでございます。地域少子化対策重点推進交付金事業でございます。これも昨日の政調政審で説明をさせていただきました、国10分の10の県、市町村への交付金でございます。
 11ページ、小規模保育設置促進事業でございます。こちらは、米子市が計画しておられ、米子市が実施主体となって実施されます賃貸物件等による小規模保育事業の貸し付けに対して、安心こども基金で支援を行うものでございます。平成28年6月の開設予定ということで、A型での実施を予定しておられるものでございます。
 続きまして、12ページでございます。新規で低所得者向けに結婚に伴う新生活の支援を行う市町村支援事業ということで、これは国庫10分の10の事業でございます。経済的理由で結婚に踏み出せない世帯を対象に新居の住居費、それから引っ越し費用を支援するものでございます。これにつきまして、補助対象者、それから補助対象経費について記載しております。世帯年収300万円未満ということになっております。それから補助率は、市町村による支援額の4分の3を国庫10分の10で支援、1世帯当たり18万円ということになっております。
 続きまして、13ページでございます。鳥取県安心こども基金造成事業ということで、このたび新たに小規模保育事業所を整備される費用の一部を補助する事業が創設されました。現在、先ほどの事業につきましては、小規模保育事業を始めるために施設を改修されるものでしたけれども、今度は新たな整備というものも対象になりました。そういった新たな整備に対しては、このたびの基金の積み立てを行うことによって初めて支援が可能になるというものでございますので、そのために2億8,000万円の安心こども基金の積み増しをお願いさせていただくものでございます。
 続きまして、14ページでございます。不妊治療費等支援事業ということで、これも昨日の政調政審で御説明をさせていただきました、要件は変わらず拡充と新規をお願いさせていただくものでございます。
 続きまして、29ページをごらんください。繰越明許費に関する調書でございます。小規模保育設置促進事業費、それから保育士確保対策支援事業費、地域少子化対策重点推進交付金事業費、低所得者向けに結婚に伴う新生活の支援を行う市町村支援事業費ということで、これにつきましても年度当初からの実施あるいは国の経済対策による補正で行う事業でありまして、年度内の事業完了が困難であるために繰り越しをお願いさせていただくものでございます。

●林青少年・家庭課長
 青少年・家庭課です。資料の15ページをごらんください。児童養護施設退所者等自立支援資金貸付事業でございます。これも政調政審で説明させていただいておりますので、省略させていただきます。
 16ページでございます。児童養護施設小規模グループケア整備事業ということで、事業の目的でございますけれども、児童養護施設の小規模化の推進及び児童の養育環境の改善を図るために、経費の一部を負担するものでございます。児童養護施設の倉吉にあります因伯子供学園が今回、定員8名の小規模グループケアを2カ所実施するための建物を新たに建築し、施設の小規模化を図るものに負担を行うものでございます。
 17ページでございます。児童養護施設等における学習環境改善事業ということで、児童養護施設入所児童の就職や大学等の進学に向けて学習環境を整えるために、入所中の子供たちが利用できるパソコンを設置する際の経費を、国の新たな補助事業ができましたので、これを用いて設置させていただきたいと思っているところでございます。
 続きまして、18ページでございます。児童措置費についてでございますけれども、児童福祉法に定める児童養護施設等の最低基準を維持するための費用を負担するものでございます。平成27年の人事院勧告に基づきます国家公務員の給与改定にスライドしまして、賞与の増額を行うものでございます。
 19ページでございます。ひとり親家庭高等職業訓練促進資金貸付事業につきましては、政調政審で説明させていただいておりますので、これは省略させていただきます。
 続いて、29ページにお飛びください。繰越明許費に関する調書でございます。下から2つ目から児童養護施設退所者等自立支援資金貸付事業費、その下の児童養護施設小規模グループケア整備事業費で、30ページのひとり親家庭高等職業訓練促進資金貸付事業費については、今回、国の臨時経済対策に係る補正により行いますけれども、年度内の事業完了が困難ということで、繰り越しをお願いするものでございます。

●細川健康政策課長
 健康政策課でございます。20ページをお願いいたします。みんなで取り組む「まちの保健室」事業でございます。これにつきましては、主要事業で御説明申し上げてございますので、省略をさせていただきます。なお、30ページにおきまして、全額でございますが、繰り越しをお願いをいたしてございます。

◎福間委員長
 ありがとうございました。
 次に、生活環境部に説明を求めます。
 まず、中山生活環境部長に総括説明を求めます。

●中山生活環境部長
 では、生活環境部の議案説明資料をお願いいたします。
 1ページでございます。生活環境部におきましては、緑豊かな自然課のニホンジカ捕獲強化体制推進事業、また、山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク創設事業に係る補正など全体で1億
5,560万円余をお願いいたすものでございます。このほか予算関係以外といたしまして、平成
27年9月に起こしました公務中の交通事故の損害賠償の和解、また、法律の改正に伴います条例等の改正等、条例改正の専決処分につきまして御報告を申し上げるものでございます。
 詳細につきましては、担当課長から御説明をいたしますので、よろしくお願いいたします。

●太田環境立県推進課長
 報告事項1件でございます。生活環境部資料の19ページをお願いいたします。交通事故による損害賠償に係る和解、その額の決定について専決処分いたしましたので、御報告いたします。
 中ほどの事故の概要でございます。昨年9月1日に用瀬町鷹狩地内におきまして、東部生活環境事務所の職員が公用車を運転中に大きな国道の交差点に進入した際、相手方の自動車と衝突をしたものでございます。一時停止をし、徐行していたということなのですが、当時、雨がかなり降っておりまして、相手方車両への認識が十分でなかったということが事故の原因であったように聞いております。
 上になりますが、和解の相手方、甲でございます。運転者でありまして、この相手方車両の所有者、それから乙は、その車に同乗されていた方で負傷された方、それから丙は、国道の縁石を破損しましたので、国、それから丁は、公用車のリース会社ということになってございます。
 和解の要旨は、そこに掲げてございますが、県側の過失割合が8割ということでございまして、県の持ち分として相手方の自動車の所有者に対しまして19万2,000円、それから国に対しまして1万2,506円、それからリース会社に対しまして公用車のリース解約金ということで9万6,100円をそれぞれ支払うこととしております。また、人身損害に対しましては5万390円を負傷された方にお支払いするということになってございます。今後このような事故が起こることのないように、引き続き安全運転に関しまして注意喚起を行っていくこととしております。

●濱江緑豊かな自然課長
 2ページ目をごらんください。ニホンジカ捕獲強化体制推進事業でございます。これにつきましては、政調政審で御説明させていただいておりますので、省略させていただきます。
 恐縮ですが、17ページの繰越明許費をごらんください。上から2番目ですが、国補正ということで、年度末発注ということから繰り越しをお願いするものでございます。

●遠藤緑豊かな自然課山陰海岸世界ジオパーク推進室長
 3ページをお願いいたします。山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク創生事業でございます。これにつきましては、一昨日の政調政審で説明させていただいておりますので、省略させていただきます。
 続きまして、17ページでございます。繰越明許費に関する調書でございます。本事業につきましては、国補正により行う事業であり、年度内での完了が困難なため、繰り越しをお願いするものでございます。

●村田くらしの安心局消費生活センター所長
 消費生活センターでございます。5ページをお願いいたします。消費者行政推進事業でございますが、これは政調政審で御説明をさせていただきましたので、省略をさせていただきます。
 17ページをごらんください。繰越明許費に関する調書です。消費者行政推進事業でございますが、これにつきましては、国補正により行う交付金事業でございますので、年度内完了が困難なため全額繰り越しをお願いするものでございます。

●山根くらしの安心局住まいまちづくり課長
 6ページをお願いいたします。空き家等利活用のためのリノベーションコーディネート機能強化事業でございます。これについては、政調政審で説明させていただいております。ただ、1点だけ、意見をいただきました今回の1番の事業の目的・概要のところで一番最後のところの「まちなか等のにぎわいづくり」ということでありますけれども、中山間の取り組みも必要ではないかという意見をいただいております。この中では、中山間も含めて一緒に取り組むという考えでおります。
 7ページをお願いいたします。とっとり住まいる支援事業についてでございます。これについても政調政審で説明させていただいておりますので、省略させていただきます。
 続いて、17ページをお願いいたします。繰越明許費に関する調書の一番下のところの空き家リノベーションコーディネート事業の機能強化事業につきましては、国補正で行う補助事業ですので、繰り越しをお願いするものでございます。
 18ページをお願いいたします。債務負担行為に伴う翌年度以降の支出予定額等に関する調書でございます。とっとり住まいる支援事業についてですけれども、今回の補正でお願いした増額に伴う、真ん中の段ですけれども、補正額、この3,127万円の増ということに対して、補正後の額4億9,374万円を限度ということで債務負担の変更をお願いするものでございます。

●前田くらしの安心局住まいまちづくり課景観・建築指導室長
 20ページをごらんください。鳥取県大規模店舗立地誘導条例の一部改正でございます。専決処分の報告ということでございますが、当条例につきましては11月議会で改正をさせていただいたところでございますけれども、その後、引用しておりました農地法施行令の改正が11月24日でございましたので、これに伴って引用先を変更したものでございます。

◎福間委員長
 これから付議案に対する質疑を行っていただきますけれども、委員の皆さんにおかれましては、簡潔な質問と発言前後のマイクのスイッチの切りかえをお願い申し上げたいと思います。
 それでは、今までの説明について質疑がございませんか。

○錦織委員
 済みません、この政調政審で提案されたものと今回のを比べてみますと、恐らく11事業だと思うのですけれども、提案されていないものがありまして、臨時会においては政調政審でやはり全て出していただきたいなと思いますけれども、きょう説明を受けた中にも新規事業がいっぱいあるのですね。それで、どう分類というか、仕分けをして政調政審に出されているのかなというのがちょっとわからないのですけれども、その点について最初に伺います。

◎福間委員長
 それは議会側からの何か調整をどこかでしていないかと私は思う。それは部長さんは聞いておられないですか。例えば政調政審で話してほしいというような、新規事業を重点的にしてほしいとか、今、錦織委員から話があったように、いやいや、そうはいってもみんなやってくれないかみたいなことをどこかで調整していると思うのだ。それは御存じないですか。

●松田福祉保健部長
 調整といいますか、事務局側からは、特に依頼はありませんけれども、新規のものを中心に主要事業として御説明をしているところでございますけれども、おっしゃるとおり、御説明をさせていただけていないものも今回ございました。時間のかげんと言っては大変申しわけないところではありますけれども、今回は、そういうことでやむなくこちらに政調政審の御説明からは引かせていただいたものもございます。全部というわけにはなかなかいきませんものですから、その中でも特に聞いていただきたい新規を中心に出させていただいたというのが、毎回そういう気持ちでしております。(「はい」と呼ぶ者あり)

◎福間委員長
 ちょっと待ってください。結局、議会事務局と恐らく調整をされたと思うのですよね。だから割り当て時間などがあるのではないかな。

●中西福祉保健課長
 福祉保健課でございます。全体的な取りまとめは、多分総務部とかが全体の時間を見ながら議会事務局と実際には調整をさせていただいていると思っております。やはりもともと主要事業に関する説明会でございますので、その原則に従いまして、特に新規物とか政策的なもの、重要なものについて今回は御説明をさせていただいたと理解しております。

◎福間委員長
 時間の割り当てなどもあるわけだし、例えば福祉保健部では、今回は1時間ですよと、あるいは生活環境部だったら今回は1時間10分ですよという中で、それぞれ部の中で一応リストアップして取捨選択しておられるということでいいのかな。

●中西福祉保健課長
 基本的にはそういうことでございますけれども、多分今回は特に時間がなかったということで、全庁的に絞り込み傾向があったのではないかなとは思っております。

◎福間委員長
 以上を踏まえて……。

○興治委員
 その予算の中には、一般事業と政策戦略事業があると思うのですよね。今でもそれはあるのでしょうか。政策戦略事業については、全て主要事業に関する調べ、政調政審で説明をいただいているのでしょうか。

●中西福祉保健課長
 予算上の事務的な仕分けといたしましては、一般事業と政策戦略という仕分けはございます。ただ、それが最終的に本当に政策戦略かどうかということは、正直に申し上げますと、多分に担当者のレベルでの政策か一般かという振り分けになっているものもございますので、全部が全部政策戦略事業だからといって主要事業で上がってくるものではございません。特にその中でも重要なものは上がってまいりますし、逆に、一般事業の中でも、これはきちんと議会に御説明しておかなければいけないと思われるものにつきましては、説明をさせていただいているところでございます。

◎福間委員長
 いいですか。

○錦織委員
 これが一般的な補正予算だとか当初予算ということだったら、精査されて出されているというのはわかるのですけれども、臨時会なので、例えばこの中には入っていませんよとか一言政調政審の場で、このほかにもありますけれども時間の都合上割愛していますとか、説明がないと、例えば私たちがこの部の態度を決めるときにやはり私たちが間違いを起こしてしまうという、後でこういうのが後出しでわかったりするとその対応が違ってくるということもあるので、そこら辺は、そういう事情があって出されないものもあるということは今回わかったのですけれども、そのことをやはり言っていただきたいなと思うので、これは要望しておきます。
 続けていいでしょうか。

◎福間委員長
 はい、どうぞ。

○錦織委員
 今回新たに見させていただいた中で、いい事業がいっぱいあって、特に反対しなければいけなかったというものがなくて安心したのですけれども、この間ちょっと説明を受けたのですが、15ページの児童養護施設退所者の自立支援金の貸し付け事業なのですが、これもいい事業だなと思います。ただ、ちょっと気になるのが、この貸付制度の概要で見ますと、返還免除が、それぞれ5年間就業を継続した場合には全額免除となっていますし、それから資格取得の分は2年間就業を継続した場合となっています。政調政審のときにもちょっと話したと思うのですけれども、やはり若い人たちが今、就職して1年でやめてしまったり3年でやめてしまうと、1年でもう3割ぐらいやめてしまうというようなそういう時代にあって、ちょっとこれは厳し過ぎるのではないかなと思いますけれども、これは福祉保健部長に答えていただきたいと思います。
 なぜそう思うかというと、特に児童養護施設に入っていらっしゃるお子様は、身寄りのない方というのもはっきり言って多いと思います。だから、この人たちをやはり支えるという目的であるならば、制度としてもっと考えたほうがいいと思いまして、その他の介護の貸し付け事業だとか、それから保育士の貸し付け事業などに比べてちょっと厳し過ぎるのではないかなと思いますが、その点について伺います。

●松田福祉保健部長
 ありがとうございます。実際には、これから国による規定が具体的に出てまいりますけれども、さまざまな御意見を頂戴しているところではあります。5年間は長過ぎるのではないかと委員がおっしゃるとおり、そういう御意見の方もいらっしゃいます。ただ、国から出てくる段階でその返還猶予等の措置も付加されるのではないかという見通しもございますので、それを具体的に見てまいりまして、県の規定に盛り込んでまいりたいと考えているところでございます。ただ、実際には、やはり少しでも長く就業をしていただきたいというのが願いでございますので、それを支援するような体制というものは、引き続き周辺整備なども必要ではないかなということも考えているところではあります。

○錦織委員
 国の制度なのでということは、これからもうちょっと詳細に決まってくるということなのですけれども、私は、ぜひ県としても意見を上げていただきたいなと、これは要望しておきたいと思います。
 それと、新規事業で若い低所得者にということで、12ページですけれども、この低所得者向けの結婚に伴う支援生活の応援ということで、これもいいことだと思うのですが、この補助対象として支援額の上限は1対象者当たり18万円というのは、市町村による支援額の4分の3の補助というのは県と市を合わせた全体で18万円なのか、ちょっとその点を確認したいと思います。

●池上子育て応援課長
 全体で18万円でございます。市町村の支援プラスの国庫の4分の3で18万円でございます。ですので、国からは18万円のうちの4分の3が市町村に入るという形になります。

○錦織委員
 全体が18万円ということですね。

●池上子育て応援課長
 はい、そうです。

○錦織委員
 はい、わかりました。

◎福間委員長
 いいですか。
 ほかにありますか。

○銀杏委員
 まず今の点で、各市町村でもそれぞれこの臨時会等で予算計上されるのかなと思いますけれども、この子育ての低所得者向けに結婚に伴う新生活の支援を行う市町村支援事業は全市町村が対象になるのでしょうか、教えてください。

●池上子育て応援課長
 事業の対象としては全市町村でございますけれども、それは各市町村で御検討なさって予算化を行われるということですので、全てが実施なさるかどうかということはまだ決定していないところでございます。

○銀杏委員
 今回の補正予算に伴うということで予算計上されていますので、国庫を全額市町村として受けようと思うと、この今回の国の補正予算にかかわる27年度内にやはり計画を立てられないと、市町村としても受けれないという格好になるのですかね。

●池上子育て応援課長
 恐らく年度内に、この2月の議会で計画を立てていただくことになると思います。今、計画の予算化を検討しておられるところは、これから予算計上をしていかれる予定でございます。

○銀杏委員
 3ページの臨時特例つなぎ資金貸付事業で、平成30年分から3年間ということでこれも全額国庫ですので、何かすごい先の話だなという気がしているのですが、国のそうした指定があってこうしたのかどうかというのをお聞かせください。

◎福間委員長
 3ページというのは、福祉保健課ですね。

○銀杏委員
 ですね。
 もう一つ、障がい福祉課なのですが、4ページ、これも繰り越しに出ておりましたが、社会福祉施設等の施設整備事業ですが、ただ、補正額のところを見ると、件数なり金額もかなり細かく書いてあるのですが、大体想定があるのでしょうか、対象にはどういうところが入っているのか、教えてください。

◎福間委員長
 それでは、逐次お答えをお願いをいたします。

●中西福祉保健課長
 3ページのつなぎ資金貸付事業でございますけれども、記述の中で、30年度から32年度までの3年間分を補助するということでちょっと先のような話が書いてございますけれども、国からこの年度について補助するという指定があったわけではございません。お金が社協にある限りはずっとこの貸し付けができるのですけれども、昨年度末にも同じような国の補正で一応3年間分というつもりで積み立てをしておりまして、それが大体29年度までです。それが今回また国が財源をくださるという話ですので、せっかくですからその先の分ももらおうかということで、大体3年間分ぐらいかなという見込みで書いているのがこの記述でございます。32年度までしかできないような記述になっているところは、ちょっと誤解を招くような表現だったということで、申しわけございませんでした。

●小林障がい福祉課長
 予算化に当たり、それから国庫協議の必要性がございましたので、各法人の皆様から事業計画をとりました。その結果を取りまとめて、その分の必要経費というのを予算化しているところでございます。主な内容といたしましては、例えばグループホームのスプリンクラーの整備でございますとかグループホームの新設整備、それから生活介護事業所等の大規模修繕といったものでございます。

○銀杏委員
 3ページの特例つなぎ資金貸付事業については、あるうちにしっかりしておこうということだろうと理解いたしました。
 4ページの社会福祉施設等の施設整備でありますけれども、もし具体的な説明等を教えていただけるのでしたら、後で結構ですから教えてください。

◎福間委員長
 では、よろしいですか。

○銀杏委員
 はい。

◎福間委員長
 ほかに。

○興治委員
 ちょっと不明な点だけを聞かせてください。
 7ページの人生充実応援事業です。主な事業の(2)にことぶき起業支援補助金というのがあります。これは窓口がどこになっているのでしょうか。それとあと、他に起業支援の補助制度、6次産業化の補助制度がありますけれども、そういったものとの関係はどのようになっているのか、いわゆるダブルで受けれるのかどうなのか。そういった事業との対象事業の仕分けの違いとか、そのものが何かあれば教えてください。

●小澤長寿社会課長
 人生充実応援事業につきましては、基本的に要望がありましたら、それを県に御意見をいただくという形でございます。ほかの事業との兼ね合いということでございますが、この事業として高齢者の方に関する起業のための準備ということでございますので、この制度に特化して補助をするということで、基本的には、ほかの補助とかを受けていないものに該当するものがあればということになるかと思っております。

○興治委員
 要するに、県が窓口ということでよろしいのでしょうか。それと、他の補助制度とダブっての補助をしないという理解でいいのでしょうか。
 それともう1点、今までこの事業で実績はありますか。

●小澤長寿社会課長
 最初の2点については、基本的にはおっしゃるとおりでございまして、今のところこの事業に関する実績はまだない状況でございますので、こういったお問い合わせとかはいただいていますので、そういうのを生かして引き続き実際に事業を進めていけるような形にしていきたいと思っているところでございます。

◎福間委員長
 いいですか。

○興治委員
 いいです。

◎福間委員長
 ほかに。

○錦織委員
 ちょっと1点確認したいのですけれども、介護福祉士の資金の貸し付け、修学資金の貸し付けとか保育士の貸し付け、それから先ほどの児童養護施設の方の貸し付けとかというのをこれは返済しなければいけない事態になったときには、こういったものは何か利息だとかそういうものがついてくるのですかね。

◎福間委員長
 それは何ページですか。

○錦織委員
 5ページと、それから9ページ、それから15ページです。

◎福間委員長
 それでは、各課ごとにお答えいただけますか、今、統括してどこかがお答えいただけますか、どうですか。では各課ごとに。

●小澤長寿社会課長
 特に利息等はつかないということで承知しているところでございます。

●池上子育て応援課長
 利息はつきません。無利子です。

●林青少年・家庭課長
 同じく利息はつきません。

◎福間委員長
 よろしいですか。

○錦織委員
 はい、わかりました。

◎福間委員長
 ほかに御意見ありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 そうしますと、意見が尽きたようですので、以上で付議案の予備調査は終了いたします。
 暫時休憩に入りますが、その前に、先ほど錦織委員からあった政調政審での説明内容は、ここで執行部に対応を求めることとは違うような気がするのだ。結局、総務部と議会事務局側から各会派の要望に基づいて執行部に事業説明を求めているわけだから。わかりやすくいけば各会派の要望で執行部が受けてくれているわけだから。しかも、その中での時間配分を事務局と総務部で割り当てして、各部ごとにその時間内で説明してほしいといって出しているわけだから。中身の取捨選択は、逆に言うと、執行部側としては時間の中でやらないといけないという制約があるから、委員側の求めるものとかみ合わない部分というのは、それはもう会派調整でするしか手がないと思うのだ。それで仕組みはわかりますか、その理解はしてもらえますか。

○錦織委員
 わかりましたけれども、ただ、臨時会なので、政調政審に事業が全部出ているのかなと思ったのですよ。(発言する者あり)そうではないということはわかりましたけれども。

◎福間委員長
 だから前段の分は、ここでは考え方をちょっと撤回してもらったほうがいいかもしれない。ここで出してもらってもどうしようもないと思うのだ。執行部も答えようがないのだ。
 いいですかね。

○錦織委員
 はい、いいです。

◎福間委員長
 では、執行部の皆さん、それでいいですか、今の整理の仕方で。ただ、これから議会側の要望で、政策を中心にしてくれとか、あるいは新規の事業だけにまた絞ってくれとかというような、都度都度恐らく議会事務局側を通して議会側の要望というのは行くと思いますので、そこら辺でしっかりと対応していただくということでお願いしたいと思います。

●中山生活環境部長
 わかりました。

◎福間委員長
 それでは、暫時休憩をいたします。再開は、次の本会議が休憩に入り次第といたしますから、御協力をお願い申し上げます。御苦労さまでございました。

午前11時59分 休憩
午後1時41分 再開

◎福間委員長
 では、おそろいになりましたので、再開をいたします。
 ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問と発言前後のマイクのスイッチの切りかえをお願いいたします。
 それでは、御意見のある方、質疑のある方はございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)それでは、ないですね。
 質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。ございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)ございませんですね。
 討論はないようですので、これより採決に入ります。
 それでは、議案第1号について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、議案第1号は、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
 なお、委員長報告の作成内容については、委員長に一任をいただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようでありますので、そのようにさせていただきます。
 それでは、以上をもちまして福祉生活病院常任委員会を閉会いたします。御苦労さまでした。

午後1時42分 閉会 
 
 
 
 
 

 

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