会議の概要
午後3時02分 開会
◎福間委員長
それでは、申しわけありません。大変長らくお待たせいたしました。若干予定をしております時間が経過いたしましたけれども、ただいまから福祉生活病院常任委員会を開会いたします。
日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。(発言する者あり)ちょっとお待ちください。申しわけありませんでした。よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
初めに、会議録署名委員を指名いたします。
本日の会議録署名委員は、山口委員と銀杏委員にお願いをしたいと思います。
それでは、報告事項に入ります。
執行部の説明は要領よく簡潔にお願いします。
なお、質疑等については、説明終了後に行うことといたします。
えんトリー(とっとり出会いサポートセンター)ミニパンフレットについて。
なお、当該案件については、先般の常任委員会においても報告がありましたが、改めて執行部の説明を求める意見があったものであります。
木本子育て応援課長の説明を求めます。
●木本子育て王国推進局子育て応援課長
子育て応援課でございます。資料の1ページをお願いいたします。さきの常任委員会において御報告をさせていただいたところでございますが、事案の経緯でございますとか対応につきまして説明が不十分な部分がございましたので、本日改めて御説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
まず、1番でございます。えんトリー設立までの経緯でございますが、平成26年度中に結婚支援に対するアンケートを実施をしております。婚活中の方がどういう結婚支援を期待をされているかということを知るということで実施をいたしまして、この際に1対1のマッチング事業について、67.4%の方が利用したいという回答をしていらっしゃいます。
これを受けまして、国の交付金を活用いたしまして鳥取県の実情に合ったマッチング事業の実施に向けた検討会を設けまして、先進事例でございますとか本県の婚活事情などを調査するということで向かっております。
この検討会から1対1のマッチング事業を実施するセンターにつきましては、鳥取県の場合は鳥取、米子に設置することが提言をされまして、これを受けてえんトリーの運営受託者についてプロポーザル方式により公募をしております。
この公募に応募がございました鳥取県法人会連合会を選定をしたところでございますが、この際に応募がございましたのはこの法人会連合会のみという状況でございます。
平成27年の12月には、えんトリーが開所ということになっております。
2のえんトリーの運営体制等でございますが、所在地は鳥取、米子の2カ所ということで、その他の地域は出前登録会等により対応しております。
開所時間につきましては記載のとおりで、週に5日間の開所というところでございます。
また、職員数は7名でございまして、センターと鳥取3名、米子3名という体制でございます。
このほかボランティアの出会いサポーターが、お引き合わせについてサポートをするという体制をとっております。
4番の職員への主な研修内容でございます。1ページから2ページにかけまして書いておりますとおり、結婚支援員としてのマナーでありますとか接客対応の基本的事項、また他県に視察に出向くというような形で研修をしておりまして、主に業務に直接関係する内容についての研修を行ってきたというところでございます。
3番のミニパンフレットの作成の経緯でございます。
平成28年の2月になりますが、法人会連合会がミニパンフレットの作成に着手をしております。これはセンターの開所にあわせてA4判のチラシを作成をしておりますが、この当初つくりました資料につきましては、資料の11ページ以降に当初作成のチラシということでお配りをしております。この当初につくりましたチラシを事業者に配布をいたしましたところ、もっと具体的なパンフレットが欲しいなとか、知っている方のおられる中でこの大きなパンフレットを手にとりにくいというような意見がございまして、手にとりやすいミニパンフレットをつくろうということで作成に着手をしたところでございます。
2月20日に納品になっておりますけれども、このパンフレットは女性の目に触れやすいと思われます美容室であるとかカフェというようなところに置くということで、そうしたお店を直接訪問いたしまして配布をしております。
また、法人会連合会のルートも活用いたしまして、そちらは1,465社ということで、郵送等により配布をしております。
この配布が終了しまして以降、2月の下旬になりますが、鳥取県にミニパンフレットの完成と配布についての御報告が連合会からあったところでございます。
4番のミニパンフレットの回収状況につきましては、前回の常任委員会でも御報告をさせていただいたところですが、3月10日に一般の方から表現についての御指摘がございまして、子育て応援課と連合会とで御相談をして、改訂版をつくるということにいたしました。
3月下旬には、連合会から事業者への改訂版の送付と初版を廃棄をしてほしいということで依頼をさせていただいたところでございます。
今年度に入りまして、4月13日の報道を受けまして、翌14日から連合会と県とで手分けをして訪問回収を実施をしたところでございます。
県民の声等への反応ということで、5番目でございます。4月13日以降、延べで18件の御意見をいただいております。
主な意見といたしましては、県へのお叱りでございますとか、回収についての御意見などというところでございまして、今回の問題を受けてえんトリーの会員の方が脱退をされたりとか、会員の方からえんトリーに苦情が入ったということはございません。
また、4月21日以降には御意見はいただいていない状況でございます。
6番目でございます。今回の問題の原因と今後の取り組みということで、前回口頭での御報告になりましたので、まとめさせていただきました。3つほど上げさせていただいております。
まず、1つ目の原因でございます。契約上、委託業務内容の範囲や責任が不明確であった。今回、広報物を作成する際に県の審査を経ていなかったということが一つでございます。
今後の取り組みといたしまして、広報物を作成する際には男女共同参画でありますとか、人権尊重の視点を持つこと、それから県の担当課の審査を実施をするということを徹底をしてまいりたいと思っております。
また、既に今年度のえんトリーの運営委託につきましては、契約を済ませておりますけれども、業務の役割分担を明確にするために、広報物作成の際には県の事前確認の徹底など業務執行の際のルールでありますとか、男女共同参画、人権意識に関する留意点などについて、別途協議書を締結する予定としております。
2つ目でございますが、県の担当者や受託事業者の双方が男女共同参画の意識が不足をしていたということでございます。県担当課がミニパンフレットを受領した際にも不適切な表現であるということを認識をできておりませんでした。
県の担当者及びえんトリーの職員の資質向上に向けまして、しっかりと研修をしてまいりたいと考えております。
1、2と書いておりますけれども、今回の件を受けまして、えんトリーの職員向けの研修をまずは4月25日に実施をしております。この際には、鳥取県広報物ガイドラインに関する研修ということで、広報物を作成する際の男女共同参画の視点ということで研修をしております。この研修には県の担当者も、担当課ですね、子育て応援課も参加をさせていただきました。
また、えんトリーで毎月1回職員研修を実施することを決定をしております。
また、2番目でございますが、引き合わせをサポートしていただきます婚活応援サポーターにつきましても研修が必要と考えておりまして、去る5月15日に行いましたサポーターの認定式の際に、その終了後に男女共同参画の推進に関する研修を実施をいたしました。
県の担当課といたしまして、子育て応援課の職員研修も別途計画をさせていただいております。
3つ目でございますが、一般の方から御意見をいただいた際に、担当課内のみで処理をいたしておりまして、回収等の適切な判断ができなかったことがございます。
これに対しまして適切な対応ができますように、問題が発生した際にはすぐに部局長及び女性活躍推進課など関係他課への報告ということも徹底をしたいと思います。
今回の問題を県庁全体の教訓とするために、次の取り組みをあわせて実施をいたします。
既存の行政広報物の点検・確認を実施いたします。こちらは既に終わらせておりまして、特段の問題は出てきておりません。
また、行政刊行物を作成する際の留意点につきまして徹底をしたところでございます。
内容といたしましては、書いておりますとおり行政広報物を作成する際に作成部局が責任を持って点検・確認を行うこと。
男女共同参画推進課が表現のあり方についてきちっと相談に応じるということ。
不適正事案が発生した際には、適切な対応を行うとともに女性活躍推進課へ報告を行うことということを徹底したところでございます。
また、職員への研修ということで、各職場で実施をいたします人権研修のテーマに男女共同参画を追加をいたしまして、職員研修を実施いたします。
また、平成17年11月に鳥取県行政広報物ガイドラインを作成をしておりますが、今回の事案を受けまして内容の見直し、点検を行うこととしております。
また、一番下でございますが、委託事業者に対しましてきちっと県の施策を御理解をいただくということも必要でございますので、男女共同参画、人権尊重、それから県産品の活用といった施策に沿った適切な業務の実施ということを行っていただくように周知を行ったところでございます。
4ページをお願いいたします。7でございます。今回ミニパンフレットの回収、それからパンフレットの作成にかかった経費の取り扱いについて整理をさせていただきました。
対応方針でございます。まず、ミニパンフレットの印刷経費、作成経費につきましては、県費では負担をしないということにしたいと思います。法人会連合会側で御負担をいただきたいと思っております。
また、回収経費につきましては、それぞれが負担をすることとし、県の回収に要した経費は県費で負担をすることといたします。
考え方でございますが、ミニパンフレットの作成経費につきましては、今回の経緯を踏まえまして、内容に問題のございました初版、それから問題の表現を訂正するために作成をした改訂版を含めまして法人会連合会側で対応をいただくこととしたいと思います。
また、回収経費につきましては、県が初版版を確認をした際に回収を指示するなど適切に対応していれば状況は少し変わってきたと思います。県の対応、判断にも問題があったことから、県の回収経費につきましては県で負担をしたいと考えております。
3番のところに具体的な金額を上げさせていただいております。ミニパンフレットの作成経費につきましては、84万2,400円でございます。
回収経費につきましては、人件費と一部交通費でございますが、県が9万4,279円、法人会連合会が9万3,633円という金額となります。
8番でございます。鳥取県法人会連合会への事業委託についてでございます。
対応方針といたしまして、えんトリーの運営を引き続き鳥取県法人会連合会に委託をしたいと考えております。
考え方でございますが、今回のミニパンフレットの作成は、会員数を増加をさせるために、特に女性の会員をふやしたいという、そういう前向きな思いから出た取り組みであったことでございます。
また、法人会連合会は、今回の事案を受けまして、えんトリーの職員でございますとか出会いサポーターに対する研修を積極的に実施をするなど、同様の事案が起こらないように改善に努めておられることがございます。
また、今回起きた問題のほかに、受託事業の遂行に当たりまして特段の問題が生じていないということもございます。
県といたしましても今回の問題を受けまして、法人会連合会に対しまして適切な業務管理、指導監督の徹底を努めるということにしておりまして、引き続きえんトリーの運営につきましては法人会連合会に委託を継続したいと考えているところでございます。
◎福間委員長
今までの説明について委員の皆さんで質疑等ございませんか。
○山口委員
これらの問題を検討するに当たりまして、既に事務局も反省した上で今後のあり方については十分検討するということで、ここで終わったはずですから、正式にきょうは委員会で説明があったわけでございますので、そこでここに書いてあることを対外的な発行物については十分部内で、あるいは庁内で、あるいは他の部署で十分精査検討の上、人権とかそういったものに対して意を払って発行するように、発刊するようにか、十分注意を払えと、こういう意見書みたいなものをまとめて出したほうがいいのではないかと思います。もう済んだことということはないけれども、お互いに反省しておるということであるから、ちょっとそれに似たような文書を書いて対応するほうがいいではないかと思いますけれども、どうでしょうか、皆さん。
◎福間委員長
ちょっと山口委員の御意見として承っております。
ほかに委員の皆さん。
○藤縄委員
山口委員のお考えでいいと思います。振り返ってみれば、法人会連合会も一生懸命だったわけですね。何とか御縁を結びたいという思いの中での表現だったかもしれませんし、おすがりしたいという人たちの思いもこれはあったわけでして、きょうのポイントは、お話を聞いて思ったのは、脱会もいなかった。苦情もなかったということが何よりよかったと思っております。改めることはこれから改められるということですので、一つの区切りとしてメッセージというか、意見というかということでよろしいのではないですか。
◎福間委員長
ほかに。
○銀杏委員
わからないこととか対応方、それに対する行政側の原因とか全て網羅されておって、大体これでよろしいのかなと思うのですが、1点だけ少し気になったのが設立までの経緯の中で運営受託者についてプロポーザル方式による調達公告を開始をして、法人会連合会を選定されたわけですけれども、応募は法人会のみだったということと、全国的には多くが法人会でされておるというお話でしたが、資料の別紙、5ページ見させていただいたら13府県の中で法人会は4県ということで、そんなに多いわけではないということでありますので、もうちょっと選択肢というか、応募があってもよかったのではないかなということで、2カ月間というか、8月に公告開始されて、10月に選定というわけで、期間的にはそんな短かったわけではないと思いますが、この公告のやり方にもちょっと工夫が必要だったのかなと。やはり何者か、幾つかのところが出て、その中から選定をするというのがいいのではないかなと思っていますので、この辺を少し改善をというか、見直しなりしていただくといいかなと思っております。
◎福間委員長
それは今後の対応ということでいいですか。(「そうそう」と呼ぶ者あり)
○銀杏委員
今後で。
◎福間委員長
今後、この1者になるような結果ではなしに、もっと広く応募者があるような……(「やり方をね」と呼ぶ者あり)工夫をしなさいということでいいですね。
○銀杏委員
はい。(「ちょっといいかな」と呼ぶ者あり)
◎福間委員長
ちょっとお待ちください。
次。
○錦織委員
ちょっと今さらなのですけれども、せっかく設立までの経緯をきょう紹介してもらったので、もう一度ちょっと確認したいことがあります。1ページの平成26年12月の四角の中で結婚支援に対するアンケート実施ということがありますが、このアンケート対象者は1遍団体でお見合いをされた経験がある方が対象になったのかどうかということ。(「今さら要望を言ってもいけない」と呼ぶ者あり)いや、だから今さらながら確認したいということです。
それと3ページの6の原因、今後の取り組みというところの一番上のますの中ですけれども、今後の取り組みで男女共同参画、人権意識に対する留意点について、県と法人会連合会での協議書を締結予定というのは、これはこういうことが起こって、ちょっとこの締結するのだったら何かこれはちょっと遅いのではないかなと思うのですけれども、これはいつごろの予定でこういうことをされるのかなということで、ちょっとこの2点をお聞かせください。
●木本子育て王国推進局子育て応援課長
まず1点目のアンケートの対象者でございますが、こちらは県が婚活イベントの御紹介をさせて、メールで御案内をさせていただくように登録をしていただいている方がございまして、そういった方に御案内をさせていただいております。
3ページの協議書についてでございますが、こちらにつきまして委託契約書の中で双方で協議をして決めるという内容の一文がございますので、それを受けて今回のように広報物を作成をする際にはきちっと県の確認を受けることであるとか、それから男女共同参画の視点、人権の視点を持って業務を遂行することというような内容を締結をさせていただこうと思っております。今、申しわけございません。内容の精査をしているところでございますので、速やかに締結したいと思います。
◎福間委員長
いいですか。
○錦織委員
はい。
○安田委員
確認をさせてください。4ページの初版のミニパンフレットの回収及び作成にかかった経費の取り扱いです。ミニパンフレットの印刷経費は県費で負担しない。それはこれですか。これですね。
問題は、これの4番のところですよね。結婚相手に求める条件、ここが問題だったわけで、これはこういう考えの人がいらっしゃっても構わないわけですよ。個人の自由で。そういうものに県の金を使うことが問題だということを私は言いたかったわけで、これは県費で負担しない。これは私たちがもう猛烈に文句を言わせていただいた成果であろうかと思っています。これが経緯の中の1番の作成経費84万2,400円、こういう解釈でよろしいのですね。では、これは県で払わない、そういうことが確認できましたので、私は了解をさせていただきたい。(「ちょっと委員長」と呼ぶ者あり)
◎福間委員長
いやいや、ちょっと今の安田委員の質問に、では井上局長が答えてください。
●井上子育て王国推進局長
今、安田委員から御質問のあったとおりでございまして、パンフレットの印刷経費につきましては県費で負担しないと。連合会で対応していただくということで対応して。
○山口委員
ちょっとこういう形でいろいろ意見が出たのですけれども、今回の案件については委員長報告の中で十分反省した上で対応するということを委員長が報告して、ピリオドを打ったほうがいいではないかと思いますけれども、どうでしょうか、皆さん。もう既に回収して……(発言する者あり)最後にです。
◎福間委員長
最後というと、メンバー。
○山口委員
うん。
◎福間委員長
議会に。
○山口委員
議会でやるかな。
◎福間委員長
6月議会でいいですか。
○山口委員
うん。6月の議会で問題になっていたでしょう。
○興治委員
6月議会は付託された議案に対するもの。
○山口委員
だけれども、なおということにつけて、なお、懸案になっておったと、こういうことだな。(「もういいではないか」と呼ぶ者あり)だったらいい。いいけれども、皆さんが納得しないこと言われるから。私は納得しているけれども。だったら今言ってしまわれればそれでいい。今言われたことを入れればいい。
◎福間委員長
そしたら今、きょう報告がありましたように、県民の皆さんからの指摘も受けて、早速この委員会で前回報告があったわけですけれども、県執行部側で再度それに踏まえての調整なり不備な部分については訂正をしながら、改めてきょうの委員会で今後の進むべき道も含めて丁寧な説明があったと。そのことを踏まえて、今後、慎重にやっていくということが御報告があったということで、私どもそれで理解する。
○安田委員
一番の収穫は、こういう問題のあるものに対して県費を投入しなかったと、せずに済んだという、これが一番私は委員会の働きとしても評価しなければいけない。
○山口委員
だからそれを書いたらいい。
◎福間委員長
委員会として何か文書をつくれということ。つくったほうがいいかな。
○山口委員
だから議長に報告をすると。
○錦織委員
その程度でいいでしょう。
○興治委員
口頭で。
○山口委員
口頭でもいいけれども、議長に報告すると、こういうことでいいではないかと思います。
◎福間委員長
そしたらわかりました。(「委員長一任」と呼ぶ者あり)では、こういうことにさせてもらえませんか。今御指摘がありましたように、県民の皆さんの指摘を踏まえて、常任委員会としても改めて執行部にその内容の指摘をし、それを踏まえて執行部側からきょう県民の皆さんから指摘のあった案件についての県費支出はしないと。さらに今後、この案件については、改めて指摘を踏まえてしっかりとした対応していく旨の報告がありましたので、きょうの常任委員会ではそれをよしとして、議長へ口頭で私から報告をするということで皆さんの御了解いただけますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、以上で今回の常任委員会は終わりたいと思います。
次に、その他でありますが、執行部、委員の皆さんで何かございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見が尽きたようでありますので、以上で終わります。
それでは、あと委員の皆さんには若干相談がありますので、この場にお残りください。
執行部の皆さんは御退席をいただいて結構でございます。どうも御苦労さまでございました。
(執行部退席)
それでは、お残りいただきましたのは、今年度の第1回県外調査についてであります。
調査先の決定につきまして、委員長に御一任いただいておりましたが、別紙1のとおり調査先をプランをつくりまして、別紙2のとおり日程を作成しました。
内容について、ちょっと事務局から説明をさせていただきますので、ひとつ御議論をいただきたいと思います。
それでは、事務局で。
●松本議会事務局調査課課長補佐
では、事務局、松本です。今回視察先としまして、青森県、岩手県、秋田県から幾つか視察先を選定をさせていただきました。
まず1番目、青森県庁でございますが、子育て支援という視点で、病児一時預かりマイ保育所というモデル事業を昨年度実施されました。ふだん通園している保育所をマイ保育所と位置づけまして、体調不良児が出た際にそちらに保育士を補助します病児保育支援員を配置するとともに、一時預かりのためのパーテーションですとか、ライブカメラの設置といった経費を計上して補助しておられたようですけれども、これを踏まえて今年度青森県病児保育のスタートアップマニュアルというのを作成されまして、そういった病児保育を取り組んでおられるということでございます。
2つ目、八戸市庁でございますが、実際には八戸市民病院で新型のドクターカーを八戸市民病院と八戸工業大学が共同で作製をされました。この新型ドクターカーといいますのは、自走式の緊急手術室と言っておりますけれども、病院から外に出まして、途中で救急車と落ち合いまして、そこで手術ができるものをつくられたと。ただ、こちらは実は平成27年10月から運用開始予定であったのが手術室ということで医療法上の規制といいますか、制約がありまして、衛生設備が必要になるということで、実際は運用できない状況であるというところがあるのですが、先進的な取り組みだと思いましたので、行程に入れさせていただいております。
3つ目、岩手県庁でございますが、木質バイオマスのエネルギーの活用を平成16年度から積極的に取り組んでおられると。その第1、第2、第3ステージがありまして、平成27年3月にさらに利用展開指針を作成されまして、安定的な供給も含めたところでの利用促進を図っておられるところでございます。
秋田県庁につきましてですけれども、こちらは子育て支援という中で、実は鳥取県以上にお一人当たりの金額をかけておられるようなのですけれども、例えば第3子誕生による第2子以降の保育料の無料化ですとか、あと資格のある方のタクシードライバーであるのですけれども、子育て支援タクシーということで、お子さんが急変された際に親御さんにかわってお子さんを病院に運んだり、そういった取り組みをしておられる。
こういったものを参考にさせていただけたらどうかと思いまして、この青森、岩手、秋田、順番としても秋田から岩手、そして青森ということになるのですが、2泊3日の行程でいかがかと考えております。
◎福間委員長
どうでしょうか。
どうぞ。
○安田委員
2日目の岩手県の木質バイオマスの利用促進は、県庁で話を聞くだけなの。実際に何かそういう発電所がないの。
●松本議会事務局調査課課長補佐
また担当課と御相談して、もしそういった現場がありましたら。
○安田委員
この日、9時45分ホテル発なのね。えらいゆっくりでございますので、時間的にも余裕があるのだから見られたら現場を見たほうがよくないか。
◎福間委員長
では、ちょっとそれはもう一回調べます。
○安田委員
ちょっと9時45分は余りにも遅い。
◎福間委員長
現場があれば現場へ行くということでね。
今の大枠この秋田、それから青森、岩手、この3県を対象に今御説明申し上げたような調査内容でいくと、作業を進めさせていただくということでよろしいですか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
では、日程は、そこにありますように8月の3、4、5日の2泊3日ということで。
それでは、以上で本日の常任委員会を終わりにしたいと思います。大変御苦労さまでございました。ありがとうございました。
午後3時34分 閉会
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