会議の概要
午前8時59分 開会
◎福田委員長
皆さん、おはようございます。ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開会いたします。
本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきたいと思います。
なお、今回の常任委員会は、相当の分量がありますので、本日は地域振興部及び観光交流局、明日24日は、前半に警察本部、後半に危機管理局及び県土整備部を予定しております。
初めに、会議録署名委員を指名いたします。
本日の会議録署名委員は、前田委員と森委員にお願いいたします。
それでは、地域振興部及び観光交流局に係る付議案の予備調査を行います。
なお、既に政務調査会で説明を受けたものについては、詳細説明は不要です。執行部の説明は、要領よく簡潔にお願いいたします。
それでは、地域振興部から、初めに、当初予算及び予算関係以外の付議案の説明を求めます。
質疑につきましては、地域振興部に係る全ての付議案の説明終了後に、一括して行っていただきます。
初めに、岡﨑地域振興部長の総括説明を求めます。
●岡﨑地域振興部長
おはようございます。地域振興部です。座って説明させていただきます。
まず、当初予算の説明、付議案の説明をさせていただきます。
地域振興部の資料をお願いします。1ページを開いていただきますと、予算関係、予算関係以外の項目があります。まず1ページ、予算関係ですが、平成28年度、本年度100億円余りのお願いをしております。前年度と比べて6億円の増ですが、地域振興課、ことし28年度は参議院選があります。これが約4億円程度、一方、県政の選挙費が大体3億円程度ありましたので、その増減ということになります。中部総合事務所ですが、これはハード整備でして、中部総合事務所のエネルギー棟の新築で増になっております。あと、交通政策課ですが、国際定期便の誘致関係で7,000万円の増、教育・学術振興課では、支援金、就学支援の増となっております。統計課は、国勢調査が27年度にありましたので、その減。文化政策課とスポーツ課は、これはいずれもハード整備でして、文化政策課は、倉吉未来中心に係る備品等の減の一方、米子コンベンションセンターの床機能の改修で増になっています。スポーツ課は、バリアフリー関係で減ということになっていまして、都合6億円強の増ということになっております。
主な事業ですが、28年度、とっとり元気づくりの展開ということで掲げております。いずれも政調政審で説明させていただいていますので、私どもの説明は省略させていただきます。
隣の予算関係以外ですが、付議案3本をお願いしております。1本は、第36号ですが、基金条例の一部改正でして、これは鳥取県の環境学術研究等基金につきましてさらなる活用を図りたいということで、取り崩しができるようにするというものです。
第58号は、これは鳥取バスターミナル用地につきまして、引き続き2年間貸し付けを延長しようというものであります。
第68号は、これは鳥取環境大学におきまして平成24年の4月から平成30年の3月までの6年間を中期目標として定めて事業を行っておりましたが、中間年での点検で、さらに目標として追加したほうがいいだろうということの議論がありましたので、その部分につきまして所要の変更をしようというものであります。
以上、簡単ですが、地域振興部の概要説明を終わります。詳細につきましては担当課長から説明を申し上げます。よろしくお願いいたします。
◎福田委員長
続きまして、関係課長から順次説明を求めます。
●酒嶋地域振興課長
それでは、同じ資料の2ページをお願いいたします。地域振興課でございます。まず、職員人件費、これは平成28年度地域振興部の職員133名分の人件費でございます。その下、地域振興部管理運営費でございます。これは地域振興部の日常業務に必要な旅費、事業費、役務費など事務経費、生活費でございます。
次に、3ページのほうをごらんください。市町村行財政連絡調整費でございます。市町村が健全で効率的な行財政運営を進められるよう、連絡調整でありますとか助言、また、市町村分の交付税の算定事務、起債事務、決算統計などの調査、これらの事務に行うのに必要な旅費でありますとか需用費、そういった事務経費、それに加えて非常勤職員の報酬といったものが内容となってございます。
めくっていただきまして、市町村創生交付金でございます。これは市町村における地方創生の取り組みを積極的に進めていくために、平成28年度に制度を見直しております。市町村の自主的、主体的な判断で行われる原則全ての事業を対象にして、その事業費の2分の1を交付するというものでございます。予算額は2億7,000万円で、前年度と同額でございます。
次に、横のページに行っていただきまして、5ページ、市町村合併支援交付金でございます。これは平成23年度に条例を設定いたしまして合併市町村の財政的支援を行ってきております。ケーブルテレビの整備でありますとか防災行政無線の整備、庁舎改修など、新しい合併のまちづくりに活用されたところでございます。平成21年度末で条例自体は失効しておりますけれども、制度の仕組みといたしまして、失効前に交付決定をいたしました起債事業に係る交付金について、10年間で分割をして交付する仕組みとしておりまして、その債務負担行為分について28年度分を交付するという予算でございます。
次、めくっていただきまして、6ページでございます。これは分権改革推進事業であります。これまでも県と市町村、また、市町村同士の連携でありますとか事務の共同処理の取り組みを進めてきたところでございますが、平成26年の地方自治法改正により創設されました連携協約といった新たな広域連携の仕組みを活用するなど、引き続き、広域連携と共同処理を推進していくということにしております。この事業については、県内各圏域ごとの特徴を生かした連携でありますとか共同処理の仕組みを進めていこうというものの検討経費として、旅費等事務経費をお願いするというものでございます。
次に、7ページでございます。権限移譲交付金であります。住民に身近な行政は、できる限り市町村で行うという地方分権推進の考え方から、市町村への権限移譲を進めてきております。3のこれまでの取り組み状況に記載しておりますが、平成27年4月1日現在で69事務、493項目の権限移譲を行っております。この交付金は、県から市町村に移譲する事務の処理に要する経費を交付するというものでございます。
めくっていただきまして、8ページをお願いいたします。市町村振興協会交付金であります。宝くじの収益金、サマージャンボ、それからオータムジャンボでございますが、これら宝くじの収益金は、公益財団法人鳥取県市町村振興協会を通じまして市町村に配分をしたり、市町村が実施する事業の貸し付けなどに活用をしております。この交付金でございます。
続きまして、9ページをお願いいたします。まず、選挙管理委員会専任の職員2名分の人件費でございます。それから中段、選挙管理委員会費ですが、これは選挙に関する事務等の経費として選挙管理委員会の委員の皆さんの報酬でありますとか非常勤職員の報酬などが含まれてございます。下段でございます。選挙啓発費、これは常時啓発の経費でございますが、明るい選挙推進協議会の研修会の開催でありますとかリーダー研修への派遣経費、それから実践的主権者教育を含む選挙出前講座など、常時啓発に要する経費でございます。前年度に比べて200万円強の増をお願いするというものでございます。
めくっていただきまして、10ページをごらんください。海区漁業調整委員会委員選挙費でございます。本年8月の任期満了に伴いまして、漁業法に基づいて行う海区漁業調整委員の一般選挙の管理執行に係る経費でございます。
次に、11ページをごらんください。参議院議員選挙費でございます。本年7月に任期満了となる参議院議員通常選挙の管理執行に係る経費でございます。国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律に基づき積算しておりますが、この夏にあります次回の参議院議員選挙については、合区ということになりました。これに伴いまして特例で合区の選挙区については、一般の選挙区の2倍の選挙運動料が特例で規定されてございます。そのため、2の主な事業内容の表の中、候補者公営費が前回よりも2,600万円弱の増額となっております。これは業者の方々が鳥取県、島根県のどちらにでも請求されても対応できるように、予算を計上させていただいて確保しているというものでございます。
続きまして、12ページ、県政選挙費は、統一地方選挙事務の終了によるものでございます。
次に、ページが少し飛びますが、127ページをごらんください。これは債務負担行為の調書でございます。当初予算のところでも御説明をいたしました市町村合併支援交付金について、既に議決をいただいている事業の支出予定額の状況を記載させていただいております。
当初予算に係る地域振興課の説明については以上でございます。
●澤谷中部総合事務所地域振興局副局長
中部総合事務所でございます。13ページです。中部圏域みんなで地方創生事業でございます。こちらは地方創生の実現に向けまして、NPO等の民間団体の取り組む地方創生に資する取り組みを支援しようとするものでございます。300万円お願いするものでございます。
続いて、14ページでございます。中部総合事務所防災対策機能強化整備事業でございます。こちらは平成27年度に実施いたしました設計を踏まえて、いよいよ防災工事を行おうとするものでございます。国交省のシミュレーションによりますと、天神川と小鴨川の狭間にございます中部総合事務所は2.7メートルから3.5メートル浸水するというふうに言われておりますので、新たに現行の敷地内にエネルギー棟を新築しようとするものでございます。表の中に記載のとおり、2階建てのエネルギー棟を建設し、2階以上に受変電設備などのいわゆるライフライン関係を配置する予定にしております。それから新しいものは当然移設するということを基本としながら、一部で耐用年数等が経過しているものについては更新も行う予定にしております。あわせて、既存の事務所につきましても若干の防災工事を施す予定にしております。
続いて、15ページでございます。中部総合事務所運営費でございます。こちらは会計業務等に従事する非常勤職員の経費であるとか、中部総合事務所の総合窓口としての管理運営費でございます。続いて、次の中ほどの中部総合事務所庁舎管理費でございます。こちらは、いわゆるハード的なものでございまして、書いておりますように、清掃であるとか常駐の警備経費などに要する経費でございます。一番下の段、中部振興活動費、こちらのほうは今年度は観光交流局の事業として実施をいたしておりますので、後ほど観光交流局の説明の際に行わせていただきます。
125ページでございますけれども、こちらは、先ほど御説明いたしました中部総合事務所のエネルギー棟等の建設に係る経費の継続費でございます。29年度までの2カ年でございます。
続いて、128ページでございます。こちらは債務負担行為でございまして、先ほど御説明申し上げました中部総合事務所の管理、警備費であるとか消防設備関係の債務負担行為でございます。
中部総合事務所といたしましては以上でございます。
●安本西部総合事務所地域振興局長
西部総合事務所でございます。続きまして、16ページをお願いいたします。上段の西部総合事務所費でございます。これは庁舎の維持管理に要する経費ですとか事務所の運営費でございます。新しいものとして、災害時に備えた業務、継続用の備品等を整備することとしております。続きまして、下段の西部地域みんなで地方創生事業でございます。これは地方創生の実現に向けまして、西部圏域のNPOですとか民間団体が行う重点的あるいは緊急的な取り組みに対して機動的に支援を行うための経費でございます。
続きまして、17ページをお願いいたします。西部総合事務所災害対策室音響設備改修工事でございますが、これは事業が完了したため廃止するものでございます。
●﨏田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
18ページをお願いいたします。鳥取県日野郡連携会議負担金でございます。これは鳥取県日野郡ふるさと広域連携協約に基づいて昨年の7月1日に設置した日野郡の連携会議の運営に要する経常的な経費をお願いするものでございます。
19ページでございます。日野振興センターの管理運営費でございます。3,720万2,000円をお願いするものでございます。前年に比べて160万円余増でございますけれども、これは現業技術員さんから非常勤さんへの振りかえということで、増になっております。よろしくお願いしたいと思います。
続きまして、20ページでございます。「日野ヂカラ」日野郡が輝く活動応援事業ということでございます。これは地域団体の意見交換などによって連携のきっかけづくりをするような事業でございます。鳥取県民活動活性化センターの西部の事務所もできまして、また新たにイベント等に取り組むというような次の局面になりますので、事業見直しによってゼロ要求にさせていただいております。あわせて、その下段、鳥取県日野地区連携・共同協議会負担金でございます。先ほど18ページで御説明いたしましたけれども、連携協約制度で移行するものでございまして、廃止ということでございます。
●寺口交通政策課長
そういたしますと、21ページをお願いしたいと思います。地方における新たな生活交通モデル事業です。この事業は、国の補助金を活用いたしまして、新たに県の東部地域の自治体、交通事業者、利用者代表の方などと一緒になって東部地域の交通ネットワークの再構築を図るために、地域公共交通網形成計画を策定していきたいというものでございます。この中では、路線の再編の基本方針ですとか、今後取り組んでいく事業等の基本的な枠組み等を定めていきたいというふうに考えております。また、本年度、既に西部地域におきましては地域公共交通網形成計画の策定作業中でございますけれども、来年度は、この計画に基づきまして具体的な再編実施計画というものを定めていこうというものでございます。
22ページをお願いいたします。みんなが乗りたくなる公共交通推進事業でございます。生活交通の維持確保に向けまして、市町村や地域、交通事業者の方々と連携といたしまして、公共交通機関の利便性向上や利用促進を図っていこうというものでございます。大きなものといたしましては、運輸事業振興助成補助金といたしまして、これは一般社団法人の鳥取県バス協会が行いますバス運行に係る安全の確保とか環境整備、利用促進等に取り組む事業に対して支援していこうというものでございます。そのほか県内バスネット、バスローテーションシステムの運営に関する経費ですとかWi-Fiを使った利用者への公共交通の利便性向上のための経費等についてお願いしたいものでございます。なお、この事業では、交通政策課の一般事務の補助等を行っていただくための非常勤職員の人件費2名分をあわせてお願いしているところでございます。
23ページをお願いいたします。地域バス交通等体系整備支援事業でございます。この事業は、路線バス等の運行維持を図るために、バス事業者や市町村に対しバスの運行経費の赤字部分の一部を国や市町村と連携しながら支援をしていこうというものでございます。まず、国との連携により支援する路線といたしまして、合併前の複数の市町村を運行して中心市にアクセスするような広域的な路線につきまして、県と国が2分の1ずつの割合で補助金を出そうというものでございます。そのほか、この国庫の補助金が当たらない事業につきましては、表に記載させていただいておりますような形で県と市町村が路線の状況とか運行事業者の状況によりまして、大きく4つの区分で支援していくものでございます。例えば広域バス路線の運行費の補助ですとか単独の市町村内を運行する路線、それからNPO法人等が交通の空白地を運行するような路線、こういったものに対して支援をしていくものでございます。なお、この事業につきましては、平成28年10月から29年9月の運行に関する部分の経費といたしまして、資料の126ページにもありますが、債務負担行為ということで3億7,000万円お願いしたいというものでございます。
資料は、24ページをお願いいたします。ユニバーサルデザインタクシー導入推進事業でございますが、この事業は既に政務調査会で説明させていただいておりますので、説明は省略させていただきたいと思います。
次に、25ページをお願いいたします。鉄道対策費でございます。鉄道事業者との意見交換会を開催したり、在来線施設の整備や鉄道の高速化に向けた国等への要望活動等に要する経費をお願いしているものでございます。
26ページをお願いいたします。特別寝台列車誘致事業ということでございます。この事業につきましても既に政務調査会で説明させていただいておりますので、説明は省略させていただきたいと思いますが、この事業の一部実施につきまして、先ほどの126ページをまた御確認いただければと思いますが、平成39年度分までの債務負担行為ということであわせてお願いしておりますので、御確認いただければと思います。
27ページをお願いいたします。山陰本線、若桜線、智頭線など鉄道を核とした魅力づくり推進事業でございます。表に掲げさせていただいておりますが、首都圏等で県内ローカル列車のPRキャンペーンを実施したりとか、列車に観光ガイドを乗せて観光のガイド実施をするような観光列車化の取り組みに対する支援を行うもの、あるいは山陰海岸ジオパーク内の鉄道やバスの利用促進を図るために、その運賃の一部を助成するもの、そのほか沿線自治体等と連携しながら智頭急行や若桜鉄道の利用促進に取り組んでいくような取り組みに要する経費を掲げさせていただいております。
28ページをお願いします。新規事業といたしまして若桜谷にぎわい創出事業ということでお願いしているものでございます。若桜線沿線の新たな魅力づくりとか若桜鉄道を核とした広域回遊ルートの検討など、若桜鉄道の利用促進を図ることで地域全体のにぎわいづくりを進めていこうというような取り組みでございます。沿線自治体等と連携いたしまして、鉄道とかバス、タクシーに接続させることによりまして、海と山と里への新たな広域回遊ルートを検討していくとか、若桜鉄道が現在導入を計画しております新たなデザイン列車の導入に要する経費の一部を支援していこうというものでございます。
資料は、29ページをお願いします。若桜線の維持存続事業でございます。若桜鉄道は、平成21年度から公有民営方式という上下分離の仕組みを導入いたしております。地元の若桜町、八頭町が鉄道施設の維持管理経費の部分を負担しておりまして、この両町が負担する経費の3分の1は県が支援しているというものでございます。なお、この事業は、平成26年度から両町が負担する鉄道施設の維持管理経費のうち、設備投資などの大きな事業について過疎債が適用されるようになっております。これに伴いまして、県の支援のタイミングも今回見直しをさせていただきまして、町の起債の償還時期にあわせて、その都度必要額を支援するということにさせていただきたいと思います。これに伴いまして、126ページにも記載させていただいておりますが、債務負担行為もあわせてお願いしたいということでございます。
資料は、30ページをお願いします。智頭鉄道運営助成基金管理運用費でございます。智頭急行の経営の安定化ですとか利便性向上を図るために、平成6年に鳥取県と兵庫県、岡山県、関係市町村が10億円の基金を積んでおります。この基金の管理運営を行うというものでございまして、28年度に発生する運用益をこの基金に積み増ししようとするものでございます。
資料は、31ページをお願いいたします。米子駅バリアフリー化支援事業でございます。この事業は、平成21年度から22年度にかけまして米子市がJR西日本に対しまして鉄道施設のバリアフリー化ということで、当時、合併特例債を活用して支援しているものでございますが、その米子市の支援金に係ります償還金の実質負担額の2分の1を県が米子市に対して支援しようというものでございます。既に資料の127ページに記載させていただいておりますとおり、平成21年度から30年度分までの債務負担行為を設定させていただいておりまして、これに従って毎年支援しているものでございます。
資料は、32ページをお願いします。国際定期便誘致事業でございます。この事業につきましては、既に政務調査会で説明させていただいておりますので、説明は省略させていただきます。
資料は、33ページをお願いします。国内航空旅客創出事業でございます。この事業につきましても既に政務調査会で説明しておりますので、説明は省略させていただきたいと思います。
資料は、34ページをお願いします。国内航空便利用促進事業でございます。この事業は、県内の鳥取、米子、両空港の航空路線の維持・拡充と利便性の向上を目的といたしまして、それぞれ地元の自治体ですとか経済団体などと連携して組織しております空港の利用促進懇話会の取り組みを中心にいたしまして、首都圏等でのPRですとか航空便を利用した旅行商品造成等の働きかけを行う経費をお願いしているものでございます。そのほか、県の主要施策でございます移住定住や子育て等の目的での航空便利用に係る支援、その他、空港のにぎわい創出ですとか但馬圏域、中海圏域までを含んだ地元の利用促進を図るための情報発信等の取り組みに要する経費をお願いしているものでございます。
資料は、35ページをお願いいたします。廃止事業として2件お願いしております。鳥取砂丘コナン空港空の駅推進事業につきましては、平成27年度補正予算、これは2月5日の議会で議決いただいた分ですが、地方創生加速化交付金事業ということに組み替えて実施することとしたため、当該事業を廃止するものでございます。また、外国人乗り継ぎ利用促進事業につきましては、単年度事業として実施しておりましたので、廃止事業としているものでございます。
最後に、予算関係以外の付議案ということで、資料の132ページをお願いします。鳥取バスターミナル用地について、この財産を減額して貸し付けることについて承認いただきたいというものでございます。鳥取バスターミナルの用地につきましては、バスの利用者、それからバス交通の利便を促進するとともに、鳥取駅周辺の交通の安全確保と円滑化を図るという理由から、従前より鳥取バスターミナル株式会社に対しまして減額して貸し付けているところでございますが、本年度末で期限が切れますので、またさらに4月以降、2年間の延長をお願いしたいというものでございます。
●國米教育・学術振興課長
36ページをお願いいたします。私立学校施設整備費補助金でございます。これにつきましては主要事業で説明済みでございますので、省略をさせていただきます。
続きまして、37ページ、私立学校教育振興補助金でございます。こちらも主要事業で説明済みですので、省略をいたします。
38ページをお願いいたします。私立学校による新たな学び推進事業、こちらも主要事業で説明をさせていただいておりますので、省略をいたします。
39ページをごらんください。私立学校JET-ALT配置支援事業でございます。文部科学省、外務省、総務省3省による外国青年招致事業、JETプログラムに基づきまして外国語指導助手を配置した私立学校に対して県が補助した場合、特別交付税措置が設けられることになりました。それを活用いたしまして、このたび3校が配置を予定しておりますので、補助を行うものでございます。
40ページをお願いいたします。私立高等学校等特別支援教育サポート事業でございます。これにつきましては、近年増加しております学習障がいですとか多動性障がい、それから視覚障がい等々の子供に対して、学習環境を整備するのに必要な経費を補助するものでございます。教員の研修費ですとか施設整備、設備整備に対する補助でございます。
41ページをお願いいたします。いじめ問題対策事業でございます。hyper-QU等の心理テストを活用いたしまして、その検査結果に基づいてきめ細やかな生徒への対応を行うための経費でございます。
続きまして、42ページをお願いいたします。私立高等学校等就学支援金でございます。いわゆる高校無償化の経費でございます。金額につきましては6億円をお願いしているものでございます。金額の増は、生徒数の推計の増の見込みによるものでございます。
続きまして、43ページをお願いいたします。私立学校生徒授業料等減免補助金でございます。これにつきましては、家計急変等になりました世帯の子供に対して授業料の減免を行う、その減免額について補助を行うものでございます。
続きまして、44ページをお願いいたします。私学共済事業等助成事業でございます。私立学校の教職員の退職金の積み立てですとか共済事業に要する経費に対して補助を行っております。補助率は交付税措置率と同じ率にしておりまして、交付税措置がなされているものでございます。続きまして、私立学校審議会経費でございます。県が設置しております鳥取県私立学校審議会の開催に要する経費でございます。その下でございます。学校法人等連絡調整費は、学校法人の指導等を行う経費の事務的経費でございます。
45ページでございます。フリースクール連携推進事業でございます。近年増加しております不登校への支援を行っておられるフリースクールに対して、その運営を支援するために予算化をしているものでございます。金額が300万円減っておりますが、昨年度は3カ所の補助を予定しておりましたが、今回、対象者児童がおられるところが2カ所ということで、2カ所分を予定しているものでございます。
46ページをお願いいたします。楽しむ科学まなび事業でございます。子供たちに身近な科学を体験、実感してもらうために各種事業を行っております。とっとりサイエンスワールドですとか楽しむ科学教室への助成でございます。
続きまして、47ページでございます。ジュニア郷土研究応援事業でございます。県内の小・中・高生の郷土研究等々への興味を高めるために、大会に対して助成を行っているものでございます。
48ページをお願いいたします。公立大学法人公立鳥取環境大学運営費交付金でございます。これにつきましては、24年度に公立化いたしました鳥取環境大学に対して、県市同額の運営費の補助を行っているものでございます。
続きまして、49ページ、鳥取環境大学運営協議会運営事業でございます。県市共同設立の大学でございますので、その運営について県、市が話し合う協議会を設けております。その事務費でございます。
続きまして、50ページをお願いいたします。高等教育機関等支援事業でございます。県内の高等教育機関が行います各種研究事業に対する助成を行う経費でございます。真ん中のあたり、3番に書いてございます、この助成の原資は、鳥取県環境学術等研究基金の運用益を原資として今まで補助を行っておりましたが、金利低下等の情勢に鑑みまして、果実運用型から果実運用型と取り崩し型の併用予算に変更するものでございます。基金条例の改正につきましては、130ページ、131ページに記載をしておりますので、ごらんをいただきたいと思います。
続きまして、51ページでございます。地域に役立つ「学びの場とっとり」創生事業でございます。中身としましては、2本立てでございまして、1つが、未来に役立つ「ものづくり教育」実践事業、FabLabの活動に要する経費、それからもう一つの柱が、全国の若者のよる学びの場とっとり創生事業でございまして、大学を休学したような若者に本県に来ていただきまして、そういう方を通じて県内でのいろんな地方創生の動きを支援していく事業でございます。
続きまして、ずっと下がりまして、133ページをごらんください。鳥取環境大学の中期目標の一部変更でございます。6年間の中期目標の半分、3年間が終わりまして内容の点検をいたしました。それに伴いまして新たに取り組むカリキュラム改革ですとか、県内の全高等教育機関で共同して取り組むCOC+事業、地(知)の拠点整備事業による地方創生事業の実施について中期目標に記載をいたしまして、取り組むものでございます。その他、目標数値で退学率などをわかりやすく追加で書いたり、公立化以降の組織改正を盛り込むものでございます。
●徳永統計課長
統計課でございます。52ページをお願いいたします。まず、職員人件費でございますが、これは統計課の統計専任の職員22名分の人件費でございます。続きまして、統計調査総務費でございます。これは統計課の職員、また、市町村の統計担当職員の研修費、そして実際に調査に当たっていただきます統計調査員の研修を行うための経費、また、統計調査の結果を広く提供等を行うための経費でございます。
次に、53ページの県統計調査費でございます。統計課が実施しております調査のほとんどは、国からの法定受託の調査でございますけれども、一部、単県で実施しているものもございます。この県統計調査費、下に記載しておりますような人口移動調査、企業経営者の見通し調査でありますとか各種の指標をもとにして県経済の動向分析等を行うといった経費でございます。
次に、54ページをお願いいたします。ここから先は、国からの法定受託調査に係る経費となっております。最初に、基本統計費でございますが、これは総務省からの委託調査に係る経費でございます。主な事業内容に対象となる調査を6つ掲げております。上から4つが毎月あるいは毎年行うもので、経常調査と言われているものでございます。下の2つ、経済センサス活動調査と社会生活基本調査は、5年ごとの周期で実施するものでございます。来年度は、これら2つの周期調査を実施するための経費を新たに計上することになったために、対前年度では4,300万円余の増額となっております。
次に、55ページの労働統計費でございます。これは厚生労働省からの委託で、毎月勤労統計調査という調査を実施しております。事業所に対しまして雇用の状況でありますとか給与、労働時間について事業規模別に調査するものでございます。
次に、めくっていただきまして、56ページでございます。農林水産統計費でございます。農林水産省の委託を受けて行いますが、農林業センサスは5年ごとに行っておりますので、調査自体は平成27年2月1日現在で実施しております。各地域、集落ごとの最終集計の結果が今年度末までには出ますので、その結果を報告書の形にまとめて農林業の関係者へ配布するための経費でございます。前年度は調査票の審査、集計、また、本年度は報告書の作成のみということで、250万円余の減額となっております。
続きまして、57ページの経済統計費でございます。こちらは経済産業省の委託を受けて、商工業の動態でありますとか構造を調べるといった調査でございます。事業内容にあります上の3つは、毎月または毎年行うものでございます。一番下の商業統計調査は、これも5年ごとの周期で実施するものですが、来年度は平成30年度の次回調査に向けての準備を行うものでございます。
次に、58ページでございます。教育統計費ということで、これは文部科学省の委託を受けまして、学校の基本調査と学校の保健調査を行っております。学校基本調査は、県内全ての幼稚園、学校について、また、学校保健統計調査は、抽出になりますが、児童生徒の発育や健康状況を調査する予定しております。
最後に、59ページが国勢調査費でございますが、これは先ほど部長の概要説明にもございましたが、去年の10月1日現在で実施したところでございまして、来年度は調査がありませんので、事業終了とするものでございます。
●神庭文化振興監兼文化政策課長
文化政策課でございます。それでは、資料の60ページをお開きください。アートピアとっとり推進事業でございます。こちらは政務調査会で説明させていただきましたので、省略をさせていただきます。
続きまして、62ページでございます。BeSeTo演劇祭2016開催支援事業でございます。こちらも政務調査会で説明させていただきましたので、省略させていただきます。
続きまして、63ページでございます。アートピアとっとり推進事業、地域モデル創成事業でございます。こちらは、文化芸術施設で活動している団体さんに対しまして、国の国庫補助額の2分の1を単県として増額して支援するものでございます。
続きまして、64ページでございます。アートピアとっとり推進事業(とりアート開催事業)でございます。とりアート、毎年、東・中・西の各地区事業に加えまして、メーン事業のほか、主な事業内容の表にある事業を開催しております。平成28年度のメーン事業は東部地区でジャズ公演の予定でございます。
続きまして、65ページでございます。鳥取県文化芸術振興審議会の運営費でございます。続きまして、下のほうでございます。鳥取県文化芸術事業評価事業でございます。こちらは、県が実施または助成する文化芸術事業につきまして、公募も含めました民間の委員さんに評価していただきます。
続きまして、66ページでございます。鳥取県文化団体連合会活動支援事業でございます。こちらは、県域の文化芸術団体、加盟団体25団体への活動費を支援するものでございます。
続きまして、67ページでございます。上のほう、芸術鑑賞教室開催補助金でございます。こちらは、県内の児童生徒等を対象に学校に出向いたり、文化施設においでいただいて芸術を鑑賞する機会を創成するためのもので、鳥取県文化振興財団に委託して経費の助成を行うものでございます。続きまして、下のほうでございます。青少年のための弦楽入門講座開催支援事業でございます。こちらは、弦楽器を始めて間もない子供たちに弦楽器の初期の段階の音楽指導等をするものでございまして、東部、中部、西部、各実行委員会ごとに開催するものでございます。
続きまして、68ページの上でございます。芸術・文化に親しみやすい環境整備支援事業でございます。こちらは、県民の方が気軽に芸術文化事業に参加していただきますよう、手話通訳でしたり、それから公演等における託児の配置、また、バリアフリー映画の上映、またさらに、28年度からは社会福祉施設等での入所者を対象とした映画上映等の環境整備に対しても支援を行ってまいります。続きまして、下のほうでございます。鳥取県魅力ある展示支援事業でございます。こちらは、県内の民間の博物館等が県ゆかりの作家さんの作品展等を開催する経費の一部を助成するものと、それから県立を除く博物館、美術館の資料等を再度調査する経費に対しての支援もございます。
続きまして、69ページでございます。「とっとりアートスタート」推進事業でございます。こちらは、子供たちの豊かな感性と創造性を育むために、いろんなゼロ歳から未就学の乳幼児の方に作品鑑賞をしていただいたり、それから小学生向けに、建物の中だけではなくて、自然を使ったりとか、地域人材を使った芸術鑑賞、自然体験等の活動を実施する団体さんに対する支援でございます。主な事業内容の上のほうが、自然を生かした子供さんに芸術を体験していただく取り組み、下のほうが、ゼロ歳から未就学児の方を対象とした作品鑑賞で、こちらは市町村の間接補助となっております。
続きまして、70ページでございます。第60回鳥取県美術展覧会、通称県展の開催事業でございます。例年どおり8部門募集して開催いたします。
続きまして、71ページのほうでございます。上の段でございますが、鳥取県ジュニア美術展覧会の開催支援事業でございます。こちらも毎年開催しております小・中学生の児童生徒を対象にした美術展覧会でございます。下の段でございます。こちらは新規事業でございます。再興第100回院展鳥取展がことし県立博物館で開催予定でございます。こちらに対する支援を行うものでございます。
続きまして、72ページでございます。こちらは鳥取県文化芸術活動支援補助金でございます。こちらは、みずからが文化芸術活動を行う個人の方や団体の方に対して、主な事業内容にそれぞれのメニューがございますが、県内外で開催するみずからが行う発表事業でありますとか刊行物の事業、それから5周年とか10周年とかといった記念事業等に対して支援するものでございます。
73ページでございます。第7回とっとり伝統芸能まつり開催事業でございます。毎年、東・中・西の持ち回りで開催しているものでございます。県内の伝統芸能でありましたり、ゲストで県外、海外からも伝統芸能団体をお呼びして披露するものでございます。ことしは6月に倉吉未来中心で開催予定でございます。
続きまして、74ページでございます。地域の伝統芸能魅力発見・発信でございます。本年度50万円ですが、前年度との差額でございますが、平成27年度は、祭りだけではなく、観光にも活用していただける観光情報とか周りのいろんな立ち寄り先とか、そういったものもつくるホームページの枠組みをまず作成していただきまして、来年度は、それにつきまして団体等から情報をいただいて県が管理を行うものでございます。
そしてもう一つ、モデル的に伝統芸能、祭りのツアーというのを実施いたします。平成27年度は江尾の十七夜であったり、それから用瀬と法勝寺のこども歌舞伎、そういったのも回るツアーを開催しまして、こちらは市町村と一緒になってツアーを造成いたしました。そういったいろんな情報の掘り起こしやつくり込みを今年度は市町村と一緒になってやりましたが、来年度につきましては、市町村さんのほうが、観光団体、また、ツアー会社さんのほうと組んでそれぞれが実施していくということで、こちらについても単年度で終了しております。
もう一つ残っておりますのが、伝統芸能を使ったおもてなしということで、伝統芸能をそれぞれホテルであったり、JR等でもてなしを行う観光団体さん等を支援するもので、来年度事業として継続して残しておるものでございます。
続きまして、75ページ、第25回中四国文化の集いでございます。こちらは、中四国9県の持ち回りということで、平成28年度は鳥取県で開催でございます。内容といたしましては、伝統芸能、中四国各県の団体から一つずつ来ていただきまして、中四国各県の伝統芸能を11月に米子で開催する予定でございます。
続きまして、76ページでございます。国際文化交流事業でございます。内容といたしましては、鳥取県文化団体連合会国際交流支援事業で、韓国と交流をしております。平成27年度は韓国に行きましてオペラを上演いたしました。平成28年度は韓国からおいでいただいて、こちらもオペラをお互いが上映する予定でございます。あと、北東アジア美術作品展示会、ことしは中国の吉林省で開催されます。こちらでも日本画、洋画、書道等の展示会を開催いたします。昨年度との差額でございますが、毎年、郷土芸能の高校生を台湾台中市の媽祖祭に派遣しておりましたが、台中市のそれぞれの予算の見直し等がございまして、媽祖祭への派遣の受け入れがちょっとできないということがございまして、それにより事業が中断したものでございます。もう一つは、台中市との書道交流がございますが、こちらは2年に1度で、28年度はお休みということで、合計約600万円の減額となっております。
77ページでございます。こちらは鳥取県文化功労賞知事表彰の経費でございます。毎年約3名の方を文化功労賞ということで表彰いたしまして、それぞれの功績の巡回展の経費を計上しております。
78ページでございます。とっとりの文化芸術探訪事業でございます。こちらは、全国的に大きな業績を残しておられます本県ゆかりの文化芸術分野の先人について検証するものでございます。下にございます全国発進への支援といたしましては、来年度は尾崎放哉、池田亀鑑、増谷麟の3名を予定しております。
続きまして、79ページでございます。尾崎翠生誕120周年記念事業でございます。こちらは岩美町出身の女流作家であります尾崎翠の顕彰事業でございます。普通でしたら単年度事業でございますが、資料作成等で前の年からつくりたいということで、今年度と来年度とあわせて尾崎翠の顕彰を行うものでございます。続きまして、下のほうでございます。鳥取県立県民文化会館の管理委託費でございます。こちらは、指定管理の1年分の指定管理料にあわせまして施設整備といたしまして、主なものとしましては、会議棟及びホールの空調更新工事の経費を計上しております。
続きまして、80ページでございます。倉吉未来中心の管理委託費でございます。こちらも指定管理料にあわせまして、施設整備費といたしましてアトリウムの屋根の修繕工事も計上させていただいております。あわせてアトリウムの一部のトイレの改修も行います。
続きまして、81ページでございます。倉吉未来中心大・小ホールの整備事業でございます。こちらは、倉吉未来中心のホールの音響設備、それから舞台にいろいろ道具をつったりするつり物機構がございますが、そういったものが経年劣化してまいりましたので、工事を行います。また、トイレにつきましても温便座等に改修をしたいと思っております。28年度に設計費を計上させていただいております。そのほか29年度では、工事のいろいろな機材の製品製作を行いまして、平成30年の4月から6月が大ホール、7月から8月が小ホールを閉鎖して実際の工事にかからせていただきます。後ろになりますが、125ページをお開きください。125ページの継続費の調書にも上げさせていただいております。28、29、30の3年間でございます。
済みません、また戻らせていただきまして、82ページでございます。鳥取県立童謡館管理委託費でございます。こちらも童謡館の指定管理料にあわせまして、施設修繕で空調設備改修工事、それから10年に1度の外壁劣化診断を行うものでございます。
83ページをお願いいたします。鳥取県立米子コンベンションセンターの管理委託費でございます。こちらも指定管理料に加えまして、施設修繕として、多目的ホールのパッケージ式エアコンの更新を行うものでございます。
84ページでございます。鳥取県立米子コンベンションセンター床機構改修業務でございます。こちらは、コンベンションセンターの多目的ホールの客席使用と平土間使用をチェンジするジャッキの交換に関する工事でございます。平成27年の12月の県議会において承認された実際の工事費を計上させていただいております。4月に設計が終了いたしまして、5月から11月にかけては機器の製作を行います。実際の多目的ホールは12月上旬から3月上旬までを閉鎖いたしまして、現場の施工に入ります。
85ページでございます。文化政策課管理運営費でございます。非常勤の報酬と文化政策課の事務費用と、それから一般財団法人地域創造の負担金でございます。こちらは全国の都道府県が負担するもので、宝くじの売り上げに応じてそれぞれ財政支援を行うものと、それからエンジン01文化戦略会議の会費でございます。
続きまして、86ページでございます。廃止事業でございます。アーティストリゾートとっとり推進事業につきましては、アートピアとっとり推進事業に組み替えて実施するために廃止としております。また、「ふるさと・鳥取」全国情報発信・誘客事業につきましては、わらべ館の20周年記念事業として実施いたしましたので、単年度事業により廃止でございます。また、BeSeTo演劇祭2016開催準備事業といたしましては、開催支援事業として組み替えて実施するために廃止しております。それから鳥取県民文化会館等施設の基金造成事業4件補助金が廃止となっておりますが、こちらは、毎年、指名指定による委託の場合は、残額を一回鳥取県に返していただきまして、それをまた基金造成事業として補助金として支出するものです。これは毎年6月補正に計上させていただいておりますが、今年度につきましては、6月補正以降の予算を前年度予算に入れておりましたので今回上がっておりまして、当初ではまだ予算を上げることができないので、ゼロということになって廃止事業ということになっております。決算が終わりまして残額が発生いたしましたら、6月補正ではまた要求していきたいと思っております。
続きまして、ちょっと飛びますが、127ページの債務負担行為の調書でございます。下のほうでございますが、県民文化会館管理委託以下コンベンションまでの4件につきましては、指定管理5年分のそれぞれの経費でございます。26年から始まりまして次は中間年ということになります。また、下のほうのとっとり伝統芸能まつりの開催委託につきましては、27年度から始まりまして、3年間ということで29年度までの債務負担を予定しております。
●小西スポーツ課長
それでは、87ページをお願いします。オリンピックホストタウン(ジャマイカ交流)推進事業です。こちらは主要事業で説明しておりますので、割愛させていただきます。
88ページ、2020東京オリンピック・パラリンピック代表選手育成プロジェクト、それから90ページ、グラウンド・ゴルフ国際大会開催等事業、それから91ページ、あいサポスポーツ日本パラ陸上鳥取大会応援事業も主要事業で説明しておりますので、割愛させていただきます。
92ページをお願いします。これは東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプを本県に誘致するために関係団体を訪問したり、それから逆に、海外から関係者を招聘したりするものであります。また、引き続きになりますが、小学生の卓球のホープスナショナルチームに合宿をしてもらったりする、それからあわせて、次の卓球の世界大会の誘致に向けて関係者を視察団として派遣しようとするものです。
93ページです。競技力向上ですけれども、本県スポーツの競技力向上、特に国体での活躍を目指して競技団体などに強化費を支給するものです。主な変更点を申し上げますと、ジュニア強化の中ほどのところに中学生選抜選手強化、これは枠を広げて、従来17競技ぐらいでやっていたのですが、全ての競技、22競技に拡充したいということであります。それからその下の高等学校運動部指定強化では、外部指導者の謝金について年額20万円から30万円に引き上げを予定しております。
94ページです。その表の条件整備のところの下のほうですね、(新)公認指導者資格取得・更新、これは26年度からですけれども、国体に監督として出場する方は日本体育協会の資格が必要となりました。これまでは自己負担だったのですけれども、2分の1を補助しようとするものであります。
95ページをお願いします。セーリングのJOCの競技別強化拠点であります境港公共マリーナの充実を図るための必要な備品やスタッフに係る経費であります。主な備品としては、艇の清浄機とかチャーター艇のセールなどを予定しております。
96ページです。これは関西ワールドマスターズの28年度の負担金であります。こちらは新年度については1,400万円ということになります。今、グラウンドゴルフとか自転車など5つの競技を本県開催ということで、手を挙げているところであります。
97ページです。これはスポーツ顕彰に係る経費あるいは競技団体との情報交換、戦略分析に係る経費であります。
98ページです。これは競技力向上のために優秀な指導者を確保しようとするものです。
スポーツ課にスポーツ指導員5名、鳥取県体育協会に2名、私立学校に1名、これは2分の1の補助です。それから市町村には3名、これは昨年度から2名増になっておりますが、3名分の人件費の2分の1を補助しようとするものです。
99ページです。上のほうですけれども、国体の県予選の開催、それから中国ブロック大会、ことしは岡山県です。それから本国体の派遣に要する経費です。金額が増となっておりまして、28年度は岩手県に派遣するために増額をお願いしております。それから下のほうはスポーツ審議会の開催に要する経費です。
100ページですけれども、これは鳥取方式の芝生化促進で、保育園や小学校の校庭の芝生化を行い、子供たちの健全育成を図るものです。保育園、幼稚園については5園分、それから小学校については2校分をお願いしております。あわせて補助単価も実勢単価に鑑みて、平米当たり500円から700円へ増額をしたいというふうに考えております。
101ページ、プロスポーツチームと連携した地域振興・元気づくり推進事業、新規要素としまして、プロスポーツチームへの県民活動応援モデル事業で、ガイナーレ鳥取を応援するサポーター団体による広報的活動あるいは応援活動を支援しようとするものです。また、学生とか地域住民がガイナーレ鳥取のホーム戦で自分たちの活動をPRする経費を支援しようとするものです。それから引き続き、ガイナーレ鳥取と協働してスポーツ教室や外遊びを予定しております。
102ページです。これは県立体育施設の6施設を指定管理により運営するものです。また、必要な備品の整備を行います。それからあわせて、このたび米子市から移管を受けました東山水泳場について、29年度からの指定管理者の選定業務を行おうとするものです。新規要素としまして、倉吉体育文化会館においては、リード壁、クライミングの壁の保守委託料、それから米子産業体育館においてはエレベーターの保守委託料を新たに設定をしております。
103ページです。これは鳥取県体育協会の運営に係る経費を助成するものです。その下、体育施設改修費は、鳥取産業体育館の非常用発電機の改修です。これは老朽化により改修を行うものです。
104ページ、県立体育施設バリアフリー化です。体育施設のバリアフリーは年次計画的にやっておりまして、今回は倉吉体育文化会館でエレベーター設置等について設計をしようとするものです。下の表のとおり、全体的には29年度で一通り完了する予定となります。
105ページです。これは鳥取県体育協会が行います倉吉自転車競技場の管理運営に対する補助金であります。前年度より大幅に減額されておりますが、これは今年度はインターハイの開催を控えてトラックの改修などをしたためです。来年度は通常の管理運営を予定しております。
106ページです。これは本県の情報発信や地域おこしのため、スポーツ大会の開催やチームに支援するものです。内容は、下の表のとおりで昨年と同様となっておりますが、鳥取マラソンについては、昨年は補正予算で対応しておりますが、ことしは当初予算でお願いしたいということで、その分が増額になっております。
107ページです。生涯スポーツ推進費。これはスポーツ推進員の活動支援など地域スポーツの振興を図るものですが、新規要素として2つあります。1つは、表の2番目ですけれども、総合型地域スポーツクラブ、1クラブに対して、トップアスリートの教室とかスポーツイベントの支援をしようとするものです。それからその下ですけれども、スポーツ指導者が不足しているクラブに対して指導者を派遣して、ニーズに対応しようとするものです。
108ページです。日韓スポーツ交流事業です。これは2つありまして、上のほうが鳥取県体育協会が実施するスポーツ交流でして、これは中高生の交流です。28年度は本県が受け入れることになります。それから下のほうは、県が行います生涯スポーツの交流ということで、これは大人の交流であります。28年度は本県が派遣するほうになります。
109ページです。生涯スポーツの振興を図るために平成12年から続けております鳥取県民スポレク祭を開催するものであります。全部で40種目を予定しております。
110ページです。これは障がい者スポーツで全国大会とか国際大会で開催する選手を育成するものです。個人競技は強化選手を13人ほど指定して遠征費などを支援する、それから団体についても、車椅子バスケットなど6競技を指定して強化をしております。また、県立特別支援学校運動部も引き続き強化します。それから新規要素としては、理学療法士会と連携してリハビリの現場で障がい者のスポーツ選手をスカウトしたり、助言したりできるように障がい者スポーツに関する知識を習得してもらおうとしようとするものです。
111ページです。これは全国障害者スポーツ大会へ鳥取県選手団を派遣するものです。これは国体と同じ岩手県で行われます。
112ページです。障がい者スポーツ振興事業、これは新規要素として、車椅子バスケット
ボールの日本選手権の中国地区予選会に対して助成をしようとするものです。あと、引き続きですが、車椅子マラソン大会、これは28回目です。あと、障がい者スポーツ協会あるいはスペシャルオリンピックス事務局の運営費の助成などをするものです。
113ページです。これは障がいのある方が日常的にスポーツに参加する機会を設定するものです。スポーツ教室につきましては、28年度は26回ふやして年間275回開催を計画します。あわせて派遣するスポーツ指導員の謝金を2,000円から3,000円に改善しようとするものです。それから3番目のスポーツフェスティバルは、11月議会でも議論になりました、もう少し拡充して障がいのない人の参加者もふやして、名前をあいサポートスポーツフェスティバルとして開催を計画しているところです。
114ページにつきましては、事業終了等に伴い廃止事業5件を記載しております。
115ページにつきましては、とっとり生涯スポーツ創生事業ですが、さきの2月臨時議会で前倒ししたものでありますので、当初予算としてはゼロということになります。
飛びまして、126ページです。126ページが債務負担行為で、当該年度提出分ですが、下から3番目、米子産業体育館についてはエレベーターの保守料、その下の倉吉体育文化会館についてはクライミング壁の保守料、一番下が、米子市から東山水泳場の移管を受けて29年度から5年間の指定管理を設定するものです。
127ページ、過年度議決分の下から2番目、県立武道館から次のページ、128ページの3番目、ライフル射撃場まで県立体育施設の管理委託に係るものを記載しております。
◎福田委員長
次に、2月補正予算の説明を求めます。
初めに、岡﨑地域振興部長に総括説明を求めます。
●岡﨑地域振興部長
では、2月補正予算関係の議案説明資料をお願いします。めくっていただきまして、2月補正では、補正予算関係のみであります。1ページに、地域振興部6課と、あと、中部、西部の総合事務所、地域振興局の補正予算を掲げております。補正額として、△の2億4,000万円余りになりますが、その内容につきましては、一部、職員人件費などの増額もありますけれども、事業執行の確定あるいは決算見込みに基づきまして不用額の精査等を行った結果、全体として減額補正をお願いするというものであります。主な内容につきましては、1ページ、下の段のほうに記載しているとおりです。
詳細につきましては、各担当課長から説明申し上げますので、御審議のほどよろしくお願いします。
◎福田委員長
続きまして、関係課長から順次説明を求めます。
●酒嶋地域振興課長
それでは、地域振興部、同じ資料の2ページをお願いします。まず、職員人件費でございます。今、部長も申し上げましたとおり、決算見込みに基づき約9,000万円余の増額補正をお願いするというものでございます。中段、市町村振興協会交付金であります。これは、サマージャンボ、オータムジャンボの宝くじの収益金を原資とする市町村への交付金でありますが、売り上げ実績が当初見込みを下回ったことから、5,600万円余の減額補正をお願いするというものでございます。下段、権限移譲交付金であります。これは処理件数の減に伴いまして200万円余の減額をお願いするというものでございます。
次に、隣の3ページでございます。これは選挙管理委員会の職員人件費の決算見込みに基づく減額補正でございます。その下、県政選挙費でございます。これは知事選、県議選、一般選挙の管理執行経費につきまして、予算積算時の見込みよりも候補者が少なかったことなどによりまして、実績に応じて約1億円の減額をお願いするというものでございます。
●澤谷中部総合事務所地域振興局副局長
中部総合事務所でございます。資料4ページでございます。中部総合事務所受変電設備等更新事業でございます。こちらは、当初予算の中で御説明いたしましたけれども、中部総合事務所の防災対策強化関連の事業、例のエネルギー棟の設置に伴います前段の設計の委託であるとか地質調査を行いました。請け差でございます。211万円余の減額でございます。それから下段のほうでございますけれども、こちらにつきましては、中部総合事務所の庁舎管理費でございます。主には清掃等の委託の減に伴うものでございます。
●安本西部総合事務所地域振興局長
続きまして、5ページをお願いいたします。西部総合事務所費の減額補正でございます。これは庁舎管理等の委託業務の入札残に伴う減額補正でございます。
●寺口交通政策課長
資料は、6ページをお願いします。みんなが乗りたくなる公共交通推進事業でございますけれども、バスネット・バスロケーションシステムを利用した時刻・経路検索サービス、多機能バス停整備委託業務の委託料の確定に伴います減額補正をお願いしたいものでございます。次に、地域バス交通等体系整備支援事業でございます。こちらにつきましては、生活バス路線を維持するために、バス事業者及び市町村に対して助成している補助対象路線の運行費の確定等による減額補正をお願いしたいものでございます。
●國米教育・学術振興課長
7ページをお願いいたします。私立学校教育振興補助金でございます。1,000万円余の減額補正でございます。主なものは、事業実績見込みに伴う減額でございます。もう1点が、今年度、湯梨浜高校に通信制課程ができましたので、それに伴う補助金の増でございます。フリースクール連携推進事業、実施施設が予算で想定していた3施設から2施設になったことに伴うものでございます。公立大学法人鳥取環境大学運営費交付金ですが、施設整備補助金の工事費の入札残に伴うものでございます。
●徳永統計課長
8ページをお願いいたします。統計業務に携わる職員の人件費でございます。1,200万円余の減額でございますが、これは国からの認証増に伴う財源更正と決算見込みに伴う減額でございます。下の国勢調査費でございます。先ほど当初でも説明させていただきましたが、今年度実施した調査が国の認証減によりまして2,100万円余の減額となっております。これは5年前の実績に基づきまして予算計上させていただいておりましたけれども、国のほうで初めて国勢調査をインターネットでの調査をするということで、国で集中的に広報するということになって、その分が引き上げられた形になっております。
●神庭文化振興監兼文化政策課長
それでは、9ページをお願いします。上の段でございます。アーティストリゾート・地域モデル創成事業でございます。補助事業費の実績に基づき減額がございましたので、それによる減額補正でございます。続きまして、鳥取県文化芸術活動支援補助金は、事業申請が見込みより少なかったことによる減額補正でございます。とっとりの文化芸術探訪事業も、事業申請の見込みが少なかったことに伴います減額補正でございます。続きまして、下の段、国際文化交流事業でございます。28年の当初でも触れましたが、台湾の台中大甲媽祖国際観光文化フェスティバルにおいて、平成27年の1月に正式に向こうの予算編成の過程で媽祖祭全体の見直しがございまして、こちらからの派遣を縮小するという話が台中市からございました。文化政策課といたしましても、せっかく高校生の方がいろいろと出場する機会ですのでということで、向こうの文化局にも訪問したりしながら交渉してまいりましたが、10月にやはり正式に中止ということがございましたので、執行がなかったということで、減額補正をするものでございます。
続きまして、10ページでございます。鳥取県立県民文化会館等施設整備事業と童謡館施設管理委託費につきましては、競争入札で請負差額が生じましたので、減額補正でございます。また、「とっとりアートスタート」推進事業につきましては、事業実施団体が2件の予定がちょっと1件でございましたので、執行残による減額補正でございます。
続きまして、11ページでございます。アーティストリゾートとっとり推進事業でございます。国に事業申請をしておりましたが、国では採択にはなりましたけれども、事業費が約3割ぐらい減額で交付されたということで、もとの事業費も圧縮し、基金と国庫の振りかえを行いましたものでございます。それとアーティスト滞在促進事業につきましては、補助申請件数が見込みより少なかったことで、総トータルで790万円の減額補正でございます。また、「ふるさと・鳥取」全国情報発信・誘客事業は、わらべ館20周年記念の事業費の執行残が出ましたので、減額でございます。また、地方の伝統芸能魅力発見・発信事業につきましては、伝統芸能を使ったおもてなしの申請のほうが見込みより少なかったということもございまして、減額補正でございます。
続きまして、最後の24ページでございます。アーティストリゾート・地域モデル創成事業といたしまして予算5,100万円計上しておりましたが、鳥取市が鳥の劇場さんの耐震改修工事を行っておりまして、この工事が予定より長くなり、工事完了がことしの6月になるということで、その分の補助金を繰り越して執行するものでございます。
●小西スポーツ課長
12ページをお願いします。湖山艇庫の整備事業でございます。ボート競技の競技力向上のために、湖山艇庫につきましてはトレーニング施設の整備を行うようにしておりましたですけれども、昨年12月に鳥取でジュニアボートクラブが設立されまして、これに伴う見直しをしようとするものです。具体的には、下の表にあるように、新たに会議室等を設置したいということと、それから審判艇を湖に運ぶ際に今の場所では道路を通り、安全性が確保されにくいということで、湖面近くに独立させたいというものであります。これらの追加要素につきまして、設計費76万4,000円をお願いするものです。
13ページをお願いします。米子屋内プールですけれども、米子市の東山プールとの交換を見越して26年度から指名指定としておりました。昨年10月末に米子市に移管となったわけですけれども、4月から10月までの委託料の余剰金について、この指名指定のルールで3分の2相当を補助金として交付しようとするものです。
14ページですけれども、上のほう、鳥取方式の芝生化については、事業申請が少なかったということで、小学校2校分の減額をしたいということです。それから真ん中は、国体派遣の実績が当初より減ったということで、減額をしようとするものです。それから下の障がい者スポーツについては、鳥取県障がい者スポーツ協会等の人件費が減額となったことによる補正です。
最後に、24ページですけれども、湖山艇庫の整備事業については、会議室等の見直しのために時間を要したことから、年度内の完了が困難になりまして、全額を繰り越ししようとするものです。
◎福田委員長
それでは、ただいままでの説明について質疑を行っていただきたいと思いますが、政調政審で聞かれたことは重複しないようにお願いしたいと思います。
それでは、どなたかございませんでしょうか。
○前田委員
30ページの交通政策、この基金の10億円はいいですよ。これはいいのですけれども、私が聞きたいのは、スーパーはくとが走り出して約20年ですよ。スーパーはくとの耐用年数はどれくらいですか。何が言いたいかというと、たしか1両が5億円ぐらいしたと思うのですよね、いつかは買いかえなければいけないのだな。3県の第三セクターでやっているのだけれども、国庫補助で物すごく助かったのだけれども、国庫補助金というのがもうないのですよね。どうするのだろうかなといつも心配なのですよ。智頭急行は蓄えているのか、どうですか。
●寺口交通政策課長
委員がおっしゃいますように、将来的に車両の更新というのが必要になるということは智頭急行さんもそのあたりは重々認識されながら、長期的な資金計画を持って毎年、毎年の経営をやっておられるというふうに認識しております。
○前田委員
いやいや、それはいいのだ。蓄えはいくらぐらいになったの。
●寺口交通政策課長
ちょっと今、詳細な金額を手元に持ち合わせておりませんので、確認しまして、また別途報告させていただきたいと思います。
○前田委員
わかった。では、後から聞きたいのだけれども、そういう目であなたが指導していかないといけない、蓄えようといって。大変だよ、とても。3県が足並みそろえてあの車両を買うとなったら、すごい金だよ。そういう意識を持ってほしい。
次に、今度は文化だな。78ページ、尾崎放哉と池田亀鑑、増谷麟、2分の1補助なのですよね。なぜ県が事業主体でしないのでしょうかね。というのは、尾崎翠は町が半分持っているのだけれども、1回議場でも言ったのだけれども、私は、全国に誇るべき尾崎放哉、池田亀鑑、何で県の誇りを実行委員会に任せるのですか。10分の10で県みずからやられたらどうですか、増谷麟だってそうだ。みずからやらないとだめですよ。実行委員会ができないところだったらしないのですか。
●神庭文化振興監兼文化政策課長
県が誇る池田亀鑑であったり、尾崎放哉であったりしますが、県としては、やはり地元の方が愛して地元の方が盛り上げるというのを顕彰の基本として考えておりますので、地元の顕彰団体さんが盛り上げて顕彰しようというものに対して県は支援をしていくという体制を持ちたいと思っております。
○前田委員
いや、民間の人が50万円集めようというのは大変なのですよ、尾崎翠は町があるから何とかなるにしても、何で10分の10で県みずからやらないのですか。常に思うのですよ、文化政策というのは2分の1補助すればいいのですか。直営でやりなさいよ、直営を。これ見てください、全部委託ですよ。ずっと言っているでしょ、神庭さん。文化政策は2分の1補助したら文化政策なのですか、県みずから引っ張らないといけないではないですか。尾崎放哉も消えてしまったしね、尾崎放哉はたった2年ほどですよ、何で尾崎放哉をやらないのですか、中途半端ではないですか。何かいつの間にか消えてしまった。2分の1補助のこんなことで。どうですか。
●神庭文化振興監兼文化政策課長
尾崎放哉につきましては、周年事業ということもありまして、それにつきましては、鳥取市であるとか鳥取県であわせて顕彰事業を平成25年にはやったところでございますが、また、通常の顕彰事業として顕彰団体さんが引き続きするものをこれからも支援していきたいと思いますが、県が中心になって支援していくにしましても、いろいろ県ゆかりの文化人の方はたくさんおられます。その中でも、地元の方に愛されて、地元の方がこの方を盛り上げていきたいという県民の方の盛り上がりというのも大切でございまして、やはりそれに対して鳥取県は支援していきたいという考えでおります。
○前田委員
盛り上がりって何だろうかな、盛り上がらせるための県のスタンスというものがあるでしょ。盛り上がらなかったら県はしないのですか。文化政策というものはそういうものですか。文化政策をやるのは自治体の責務ではないですか。盛り上がらなかったらしない、それが文化政策ですか。私は、前からこれはおかしいと思っている。文化というものは県みずから引っ張るものですよ、リードするものですよ、どうですか。
●神庭文化振興監兼文化政策課長
県みずからが引っ張る部分ももちろん必要だと思いますけれども、やはり基本といたしましては、民間の方が自由な発想に基づいて中心になって率先してやっていただくものに対して、それが続くように鳥取県は支援をしていきたいという考えのもとにやっております。
○前田委員
文化政策のアイデンティティーがないわ、私はずっと言っているのだから。全部に従来からずっと2分の1補助なのですよ、補助すれば文化政策というのは終わりですか。文化というのはそういうものではない。やはり自治体の責務だ。文化振興というものは気高いものですよ。何回言ったっていけないからもういい。
◎福田委員長
岡﨑部長、どうぞ。
○前田委員
いや、いい。
◎福田委員長
いいですか。
○前田委員
うん、どうせ同じことを言うのだから。文化政策はどうあるべきか、これはまたしっかり議論しないといけない。委託すればいいというものではない、再度言っておきますよ。
136ページ、この中期目標、ここの達成すべき数値目標と公立化前最少値9.1%、右を見ますと9.1%なのですよ、公立化前最少値9.1%ですよ、右もそうなのです。せっかく公立化したのでしょ、何で私立大学のときの数値を使うのですか、公立大学にしたらこれはもっと半分ぐらいにしなければだめですよ。
●國米教育・学術振興課長
当初、中期目標を定めたときは9.1%でやっていたのですが、このたび改正をお願いしているのが、国公立大学の平均退学率で一般的に使われている計算方式の2.65%を下回るようにということを書かせていただいております。9.1%というのは、入学して卒業するまでの率でございます。余りほかの大学が使っていない数字でございまして、新しく追加する2.65%を比較指標としてメーンで使いたいのですが、1年から4年までの推移というのはやはり数値として持っておいたほうがいいのではないかという評価委員会の委員さんの御意見もございまして、それで古いほうも残させていただいて、新しく国公立の比較というのを追加で入れさせていただいた次第でございます。
○前田委員
よくわからないな。入学者のうち4年間で卒業を待たずに退学した学生の割合、下が年度初めの当該の退学と。いや、単年度で2.65%ですか。
●國米教育・学術振興課長
4月に入学された時点の全学生数と、それから3月に至る1年間でどれだけ退学したかというのが2.65%で、9.1%というのは、ある年に入った1年生が卒業する年に4年間でどれだけ退学しましたかという率でございまして、新たに追加で2.65%を載せさせていただいたほうが全国の大学で一般的に使われているものでございますので、1年間の動きという数字を上げさせていただいております。
○前田委員
4年間で9.1%、約1割か、何のために公立大学にしたのだろうな。
●國米教育・学術振興課長
当然国公立と同じか、それより低い退学率を目指すということで追加の率を上げさせていただいておりまして、済みません、9.1%というのは4年間で1割やめるということでございますが、現在はそれをかなり下回った数字になってきております。
○前田委員
では、その数字を教えてください。
●國米教育・学術振興課長
ちょっと今持っていないのですけれども、6%とか、それぐらいの数字だったと思います。済みません、また、3年間の公立化以降の数字をお示しさせていただきたいと思います。
◎福田委員長
よろしいですか。
○前田委員
はい。
○長谷川委員
4ページの自治振興費なのですが、地域でやっていこうという制度への交付金でありまして、非常に適切だと思います。昨年実績と新年度の申請見込みみたいなものはどのように捉えておられるのかということ。
あと、2つ、3つ全部申し上げます。
80ページ、81ページで倉吉未来中心の改修計画がありました。大ホールも閉鎖期間が少し生まれるというようなことを初めて聞くもので、その修繕計画の概要ですね、短くでいいですからもう一度、どのぐらいの期間閉鎖をするものなのか、教えていただきたいのと、将来的に運営費が倉吉未来中心においては米子のビックシップの償還が終わるときに所有移管へのことも考えられるというようなことも初めにあって、その次には倉吉未来中心も償還期間が終わった時点では、それを検討課題に上げるということが知事等のいわゆる協定まではなっておりませんけれども、お話で進んでいると受けとめておりますが、そのあたりどのように認識をしておられるのか。
ちょっと飛びましたが、國米さんのところは37ページでしたか、31ページでしたか、私立高校のランクが大規模、中規模、小規模となっておりますが、これはどの程度の刻みで、また、いつの生徒数を基準にこの該当させていくものなのかということです。
最後に、93ページ、高校運動部の指定なのですが、これは強化指定というのはどこの委員会、組織で決め、また、どういう基準で決めていかれるのかを明らかにしていただきたいと思います。
●酒嶋地域振興課長
市町村創生交付金についてのお尋ねでございますが、4ページの主な事業内容のところをごらんいただきますと、(3)のところに配分方法というのが書いてございます。交付金総額の95%を財政割、人口割、それから均等割ということで、各市町村に年度当初に基本交付額というものをお示しいたします。したがって、この基本交付額部分については、市町村のほうがこの交付金を使って事業充当されれば自動的に交付されると。あと5%が調整額ということで残っておりまして、基本交付額を超過をして事業を実施された市町村に対して、申請という形で上げていただいて審査をして、各市町村のほうにまたその事業に見合った額を配分するというものです。したがって、基本交付額部分95%については、基本的に各市町村さんが自主的に事業に充当されるということで、95%部分についてはもう自動的に交付がされるということになりますので、申請云々というのは、今度は残りの5%部分について年度中途以降、どういう事業をされるのかという申請を上げていただいて配分を行っていくということになります。ほとんどの市町村が基本交付額部分については必ず例年使っておられますので、いずれにいたしましても2分の1は市町村の負担ということになりますので、その辺は市町村の自主的、主体的な判断で事業を行われているというところでございます。
●神庭文化振興監兼文化政策課長
倉吉未来中心のホールの整備事業の日程的なものでございますが、28年度は設計を委託いたしまして、来年の2月ぐらいには業者を決めます。その後、4月から6月にかけて設計を行いまして、その後、7月からは製品、部品等の製作に入ります。実際閉鎖いたしますのは、平成30年4月から6月が大ホール、7月から8月には小ホールということで、2年ちょっと先の話でございますので、ふだん利用されているお客様にもこれからいろいろ説明をいたしまして、ちょっと御不便をおかけするのですけれども、なるべく最少に済むように話をしていきたいと思っております。
また、運営費でございますが、米子コンベンションセンターは、平成25年度から現在の2対1の鳥取県が2、市が1の割合になっております。これは起債の償還が終わったということで割合を見直しているものでございますが、倉吉につきましては平成33年に起債の償還が終了する予定ですので、今回の指定管理期間には一応見直しの話はございませんが、次回の指定管理につきましては、再度検討する必要がございます。今のところは、市町村の代表であります倉吉市さんからは具体的なお話は伺っておりません。
●國米教育・学術振興課長
大規模、中規模、小規模の規模でございますが、大規模が大体700人ぐらいの生徒数、中規模が400人台後半、小規模が300人程度の県立高校と相対して比較をしているところでございます。
●小西スポーツ課長
高校運動部はどうやって決めるのかということですけれども、国体競技の40競技における県内の高校運動部の過去の実績などに応じて、A1、A2、B、Cという4つの区分に分けて指定をしております。例えばA1については、過去5年間で国体またはインターハイで複数年度の上位入賞実績がある運動部についてで、これは20万円とかという形でそれぞれ指定の要件を定めて、A2、B、Cというふうに金額を少し変えていきながら、県と体育協会で相談をしながら決めているところです。
○長谷川委員
最初の私学の規模の区分の分ですが、今のお答えですと、小学校などのように、5月1日に生徒が何人いることによって先生の配置が変わってくるみたいな細かいところではないから、そんなに前年度、今年度とかで中規模から小規模になったりするというようなことはないという割と大まかなくくりですね。
●國米教育・学術振興課長
そうです。26年度決算数字を参考にしてやっておりまして、この線引きの近いラインで動くということはないようにセッティングしております。
○長谷川委員
その点で、それと加えて、小規模校のほうの生徒数の単価を大きくして配慮をしているというのがこれで読み取れるように思うのですけれども。
●國米教育・学術振興課長
もともと県立高校も、学校規模が小さくなっても、それに比例して経費が下がるということでなくて、やはり基本的に必要な額がございますので、そういうものが反映されているということでございます。
○長谷川委員
では最後にいたしますが、高校運動部指定ですね、そういうことになってきますと、前回、米子北斗高校ですね、私、米子北高校と言い間違いましたけれども、言い間違えたぐらい、どの学校だから私が問題視しているというのではないのです。普遍的に会計上の取り扱いで、しかも昨年度までの措置でそれを返還するということで、私は一区切りついていると思うのですね。それが運動部の指定というのを、28年度にかけても指定から除くというのは、これはどこで決めているのですか、どういう基準で。
●小西スポーツ課長
基準といいますか、こういった会計の不適切な取り扱いが判明しましたので、それを当面様子を見ながらやっていこうと。改善されるまでは当面見合わせようということで、県のほうで考え方を決めさせていただきました。
○長谷川委員
いや、納得できません。いつも報告で終わっていまして、常任委員のここでの発言などは本当に持ち帰られて協議などをされるのですか。専決事項で報告です。これでは委員の役割は本当に果たせません。27年度はいいですよ、もうそれは現在の年度ですから、28年度に入ってくる生徒もあるのですよ、そこの子供たちにも、もうそういう対象から、強化候補の指定から外してしまうなどというのは行き過ぎではないですか。
●山﨑スポーツ振興監
北斗高校のゴルフ部の件だと思いますけれども、今回の不適切な会計処理というのは、要は事実と異なったことを報告しているということがございまして、言ってみれば、そもそも
スポーツ関係者以外の社会的な影響というのが大きいものですから、そういった意味で、あえて新年度は指定を見送るということにしております。
○長谷川委員
確かに不適切だったかもしれませんけれども、不正ではないですよ。今、いわゆるこのクラブの指導の顧問の方の時間の手当とか、そういうことも本当にうまくいかないということで御苦労がある中で、そのクラブに関係して使用されています。そしてそれも過ちを認めて、会計規則とは違うからということで返還されているのですよ。しかも5年ですか、3年か、さかのぼって。皆さんがそれ以上の処分をされることがあるのですか。
●岡﨑地域振興部長
おっしゃるお気持ちはよく理解できます。ただ、今回の件は、詳しく申し上げますと、不適切ではありません。それ以上の件だと思っています。と申しますのは、書類がそろっていなかったとか、補助対象以外のものにたまたま使われたというふうな好意的に見れない件になっているのです。ですので、おっしゃる発言はよく理解できますが、必ずしも好意的に見えないような申請の内容でしたので、今回は、反省も込めて自主的な返還と言っていただきましたので、それらも含めて、ことしの返還ももちろんですが、来年の部分も指定校は見合わせて、高校側の対応を見守るというふうな形でさせていただいています。そのお気持ちはよくわかりますが、今回の件につきましては、我々が考える範囲内での判断だというふうに考えております。
○長谷川委員
最後にいたしますが、幾ら私は御説明を聞いても、それは27年度で決着がつくと、きちっとした措置をしたということは行政側はできていると思うのです。28年度、まだ何も行っていない、これから始まろうとする年度に対して、そしてあくまでも、これまで続けておられる競技を強化していただきたいということの底流は合っているではないですか。このベースというものを大事にしていただいて、28年度は様子を見ると言われるならば、それは28年度末でなくても、私は、もう会計処理は、申請という時期と、それから28年1年待って報告が出てくる、そういうことにされずに、28年度、新たに何もないところで見守っていくということで十分済むのではないかなと思っているのですけれども。
●岡﨑地域振興部長
おっしゃる意味はよく理解できます。我々としても、学校側の今回の対応をきちっと見させていただいて、これからの判断をさせていただきたいというふうに考えています。
◎福田委員長
よろしいでしょうか。
○長谷川委員
はい。
○森委員
21ページをお願いします。地域公共交通網形成計画の策定というやつですけれども、高齢化がどんどん進んでくる中で、高齢者の運転手がいつ免許を返すのかと、あるいは認知症の運転手の運転の事故の問題とかいろいろあって、警察は、一日でも早く免許証を返してくださいという立場でいっているのですけれども、一方で、地域に暮らしている人たちはたくさんいて、そういった人たちが、免許を返して生活していけるかというと、すぐさま生活がしていけなくなるようなことがあって、今、西部のほうでこの交通網形成計画を策定中だということなのですけれども、今どういったレベルでこの計画がつくられていてどういうふうな状況なのか。今回、西部のほうでは実施計画、東部のほうでは形成計画をつくるということなのですけれども、そのできた先の未来はどういう形があるのか。例えば先ほど言った、今、高齢者でいろんな認知症に伴う事故が起こっていることとどうやってリンクできるのか、あるいは福祉バスとか福祉運送とかいろんなことをやっているものとうまくリンクができて、複合的なそういったことになっていくのかどうか、ちょっとそのあたりをどういう進行状況なのかを教えてください。
●寺口交通政策課長
ただいまの西部地域の公共交通交通網の形成計画の策定状況につきましては、本日、実はこの後の報告事項のほうで詳細等を説明させていただきたいと思っておりますが、今、委員がおっしゃられたような観点も含めて検討しているということでございます。
○森委員
そうしますと、23ページなのですけれども、では、このこともその場で聞きます。
◎福田委員長
これも入っていますか、寺口課長、報告事項で地域バス交通体系整備支援事業。
○森委員
いや、こういったことと一緒に話ができると。
◎福田委員長
ですね、はい。
○森委員
それと36ページです。私立学校の施設整備費補助金なのですけれども、補助単価が見直されたということで、よかったよかったというところなのですけれども、例えばRCづくりが改定案として平米22万円になったということなのですけれども、これは文科省の単価ですかね。実際の単価はどれぐらいで、この補助単価と実質の工事単価との開きというのはどれぐらいあるものですか。それはどういうふうに認識していて、今回の改定案のこの単価設定はどうだったのかという。
●國米教育・学術振興課長
まず、文科省の単価は、左側に書いてある例えばRCでいったら17万8,200円とか、これが文科省の単価でございます。それで改定をして例えば22万円に引き上げております。これは国土交通省が毎年つくっておりますいろんな公共施設の建築予算を要求するための単価を参考にしております。実勢との違いでございますが、県立高校の類似の施設の実績とも比較をしまして、県立高校の実績をそのまま生で使うというよりも、根拠がある国交省の数字を使ってやったほうがいいと。実績と比較してもそんなに乖離はないので、この単価でいかせていただきたいということでお願いをしているところでございます。
◎福田委員長
森委員、よろしいですか。
○森委員
はい、結構です。
○横山委員
まず、88ページ、2020年の東京オリンピックのオリンピック選手をつくる、オリンピック選手というのはそう簡単にできないよ、日本一になったから、これでオリンピック選手になるなんてそんなに簡単ではないです。ということは、それだけの指導者とそういう環境をつくってやるということが大切なのだ。環境のことについては何も触れていないのだ。しかも対象競技というのはたくさんあって、一人のオリンピック選手をつくるのでもとんでもないが、そんなにできるわけがないです。だけれども、選択と集中で本格的にやはりきちんとするというのでなかったらそういうぐあいにはならないと僕は思うのだけれども、そこら辺の自信がありますか、オリンピック選手をつくるのに自信があるのか。
●小西スポーツ課長
まず、チーム鳥取の子供ですね、小学生とか中学生の候補生については、オリンピックに向けたトップアスリートの可能性を秘めた子供たちということで、これは確かに本当になれるのかならないのか、非常に厳しいのではないかなと、なるとしてもほんのわずかなという、ひょっとしたらなかなか難しいかもしれないというのはありますが、ただ、その可能性を秘めた子供たちが実際におります。しかもいろんな競技をやりたいと言っておられます。その方については、きちっとそれぞれコーチをつけてしっかり指導していきたいということです。
特に東京オリンピックのこの89ページのほうですけれども、ターゲット競技ということで、今、例えば水泳の飛び込みではインターナショナルユースで優勝など好成績を既に出しておりますので、この人たちについてはきちっとした指導者が既についておりますし、その指導者には教員もおります。教員であれば、この指導に専念することができるようにするとかそういった環境を整えて、なおかつ県外とか海外に遠征をしていただきたいということで経費をお願いしておりますので、これについては、しっかりと指導して練習をしていただいて、東京オリンピックの出場につなげていただきたいというふうに思っております。
○横山委員
主な事業内容というところでとりあえず載せてもらっているのですが、クライミングはオリンピック種目ですよ。それから左側の東京五輪のターゲット競技の89ページのほうはたった8人ですから、鳥取県版アカデミーということを考えればいいなというふうに思っております。だから、今、卓球などは小さな子がもうめちゃくちゃ強い、中学生ぐらいの子が。昔は福原愛が強かったけれども、今ごろは中学生に軽くやっつけられる。ということは、子供のころから鍛えるというと全身ばねになるといって、本当はそういう選択して集中的に鍛えるというオリンピックの選手になるのだろう。
問題は環境ですが、まず指導者を指定しないといけないのだ。指導者だから、選手ばかり見るのだけれども、本当は指導者が指導しやすいような環境をつくってやるということが最も可能性のあることだと僕は思うのだな。大体何の関係もない者が幾らしゃべったっていけないようになる。指導者がその気にさせる、能力のあるそういう指導者がやはり必要だし、そういうことになれば、例えば指導者が国際大会にクライミングなどに行くね。そうすると、その間は学校の先生だったらずっと休みで授業がないわけだ。やはりそういうところもちゃんと手当てをしてやらないと行きにくいのだ。外国に行って、今、授業があったけれどもなどと思いながら行っているということになると大変だ。そうすると、補助員が要る。外部指導者でも何でもいいから、そういう指導者の留守の間も指導ができるような体制もつくってやる必要があると思うのだけれども、これについてはどうですか。
●山﨑スポーツ振興監
指導者の環境のことですけれども、御指摘のとおり、例えば学校の先生が海外などに遠征した場合は本当に学校があくものですから、今、教育委員会とは代替の教員に関して具体的に相談しておりまして、ケース・バイ・ケースで対応するように考えております。ちなみに、クライミングの先生……。
○横山委員
安井先生だろう。
●山﨑スポーツ振興監
はい。関しましては、当面、学校業務を切り離して指導に専任できるようなことを今、教育委員会と協議しているところでございます。
○横山委員
やはりすごいかわいそうだな。本人は忙しい、日体協からはいっぱい言われる、出ていかなければいけない。大変だから、その環境を整備してやるということだな、僕が言っているのはそれだから。だからそういう環境が、例えばちょっと強いとみんなが足を引っ張るのだ。みんなが協力するかと思ったら大間違いで、日本の一流になると、みんなが大体足を引っ張る。どんどん足を引っ張られるので、そことの闘いも大変なのだ。そこを県のほうはきちんとやはり手当てをしてやると、文句の言いようがなくなってくる。今度は一般質問でやるからそんなのはそれで努力してもらうとい。それからその次は、グラウンド・ゴルフ。90ページで、関西ワールドマスターズ、これをとりあえずグラウンド・ゴルフについては宣伝してきたのだよ、文科省のスポーツ局に、絶対に発祥の地、泊でやってほしいという話をしておきましたが、もう一回、県からもしっかり要請をしてほしい。予算はついたけれどもできなかったら、ほかの県に行ってしまった、こういうことにならないように、1回話はしてあるのだけれども、さらに念押ししてほしいなと思います。まずワールドマスターズについて。
●小西スポーツ課長
はい、ありがとうございます。今、グラウンド・ゴルフほか5種目で手を挙げておりますが、その中でも、本県発祥ということでグラウンド・ゴルフを強くお願いしているところです。これについては、大阪府と奈良県も開催を希望しておりまして競合しておるわけですけれども、先日、組織委員会の事務局の方が潮風の丘に実際に見学に来られましたし、その前段では
IMGAの国際競技連盟の会長さんも泊のほうに来ております。組織委員会事務局の感触では、本県のグラウンドゴルフは非常に有力ではないかなという感触を得ておりますので、今後とも強く要請していきたいと思います。
○横山委員
これで最後。スポーツ指導員や体育指導員の待遇改善、ここを元気を出してやらないと、将来、社会体育に移行するのにもうちょっときちんとした体制をつくらないと、社会体育といってもそう簡単にはならないと僕は思いますので、ぜひもう一回検討してみてください。将来にわたってスポーツ指導員や体育指導員の充実、強化を図っていただきたいと思うのだけれども、これについてはどうかな。これで終わります。振興監。
●山﨑スポーツ振興監
スポーツ指導員とか体育指導員でございますけれども、スポーツ指導員は県の非常勤職員で配置しておりまして、それから体育指導員というのは、体育協会の職員であったりとか、あるいは市町村の職員ということで、いずれも今のところは、体協の場合は常勤と非常勤がございます。給与の面では何年か前に上げた経緯がございますけれども、選手も兼ねているものですから、いつまでもというわけにはいかないということでありまして、その辺は非常に私ども悩ましいところがあるものですから、どうしたら指導者が定着するかということは、県と体協と、それから市町村と相談しながら今後も待遇改善を図っていきたいと思いますので。
○横山委員
本気でやらないと、体育指導員とかスポーツ指導員とかいって全然関係ないのが入ってくるよ。だから本当の体育指導員、本当のスポーツ指導員でないといけないのだ。それは、もっとやはりこれは体育指導員になる、これはスポーツ指導員で十分通用する、そういう人をしっかり選定しないといけないわけだ。何となく関係ないのが入ってきて、誰が体育指導員だ、どこに体育指導員がいるのだという。私が言っているのは、資格というのか、そういう資質のある者をそろえてやってほしいなという意味だよ。
●山﨑スポーツ振興監
採用に当たりましては、当然現場に出て指導するということで、例えば、ことしの4月の例でいきますと、空手の宇佐美選手などは東京からこちらに帰ってきまして、あちこちに声がかかれば出ていっていますし、それが例えば、毎週木曜日ですか、敬愛高校の体育の授業などにも出ていまして、それこそそういった指導の熱心な人をこれからも採用していきたいと思っております。
○横山委員
頑張って。
○前田委員
関連して、98ページのスポーツ指導員と体育指導員。他県の例と比較してこの待遇というのはどうなっているのですかね。例えばスポーツ指導員の5人で2,100万円。こういう数字は他県はどうなっていますか。
●山﨑スポーツ振興監
済みません、ちょっと手元に資料はないのですけれども、たしか10年ぐらい前に処遇改善してかなりアップしていますので、だからほかの県と比べて遜色はないと思いますけれども、ちょっとまた調べて後で御説明したいと思います。
○前田委員
というのは、指導員で決まるのですよね。ということは、絶対的に他県に流れたら困る。だからその辺、他県との状況を見ながら臨機応変に対応してもらわないと、それでなくても、いわずもがなで成年がもう基本的に弱いわけですから。大学や企業がないわけで、ですからもうこの高校の先生の指導と、こういう方の指導に頼るしかないのですよ。そこをわきまえてやってほしい。他県に比較して劣るようでしたらいいコーチは絶対確保できないと思いますよ。もう一回。
●山﨑スポーツ振興監
確かにおっしゃるとおり、成年が弱いものですから、いかに選手を確保するかということは重要でございまして、そういった意味では、県と体育協会と競技団体でいろいろと戦力分析や情報共有をしていまして、とにかく県外に流れたら困るという選手、特にそういう選手に関しましては、鳥取県に何とか帰ってくる格好で努力しておりますし、これからもそういったことで努力していきたいと思っております。
◎福田委員長
よろしいですか。
○野坂副委員長
28年度で所管する施設の維持管理についての委託の経費が計上されていますし、27年度では減額補正という形で出ております。競争入札による執行残ということで補正は出ているのですけれども、この競争入札というのはどういう方法をとっておられるのですか。
●神庭文化振興監兼文化政策課長
文化政策課でございます。工事につきましては、実際……。
○野坂副委員長
済みません、ちょっと説明が悪かった。委託、維持管理の委託経費、例えば掃除とかあるでしょ、工事はわかるのですけれども、そういった委託の費用があるのですよ、それらの経費が入札による執行残で減額補正、27年度の補正予算だったらそういう形で出ています。28年も当然、総合事務所が東・中・西にあって、さまざまな所管の施設があるでしょ、管理されている施設が。それらの競争入札というのはどういう方法でされているのですか。
●神庭文化振興監兼文化政策課長
例えて言いますと、例えば米子コンベンションセンターの掃除とか、工事とかは県が実際やりますので、清掃業務ですと、指定管理料の中に全部入っておりますので、こちらは指定管理者が5年まとめて委託契約を外注で出されます。その中でいくらか執行残が出ましたら、それは指定管理料としてこちらに返ってきますので、そういったのは、また3分の2出すのには、これは経営努力によらないものということで、そのまま県のほうに返ってくるのですけれども、今回の減額補正の中には、そういった清掃とかいう指定管理料の中に入っているものは含まれていなくて、実際の工事であるとか備品購入であるとか、そういったものの執行残が多いので、指定管理料は指定管理料で固まってまとめて、そちらのほうは減額補正まではしません。
○野坂副委員長
そうしますと、総合事務所の清掃とか、そういったような予算がありますね、委託の費用がありますね。これはどういう入札をされているのですか。
●澤谷中部総合事務所地域振興局副局長
中部総合事務所でございますけれども、例えば今回、庁舎管理業務の中で、清掃業務とかといったところが大きな項目となっておりますけれども、そういったところは、たくさんの清掃業務以外にも委託業務をやっております。その契約方式を個別には今押さえてはおりませんけれども、恐らくは県の指名の名簿に登載された実績のある業者さんの中から選定をして、競争の入札を行っているというのが基本的な実施状況だと思います。
○野坂副委員長
多分、指名競争入札でされているのだろうと思うんですね、競争入札の種別は指名競争だと思うのです。何が言いたいかといいますと、そのあたりでさまざま業務によっていろいろあるわけですけれども、最低制限というのは全部設定されているのでしょうか、いろんな業務の中で統一的にそういう徹底はされているのでしょうか。もちろんなじまない業務は別にして、最低制限は導入されているのかどうなのか。指名競争の中で県外業者も参入しているやにも聞いておりますけれども、このあたりの考え方についてお聞きします。
●澤谷中部総合事務所地域振興局副局長
中部総合事務所でございます。個別の個々の契約に、どういう方式が採用されているかということにつきましては掌握をしておりませんけれども、例えば本店が県内にあるというふうな制限つきの競争入札をしたりとかというふうなことで対応をしているところでございます。ただ、個別に最低制限価格が設定されているかどうかということは掌握しておりません。
○野坂副委員長
一方で、今、鳥取県は正規雇用1万人チャレンジということで、要するに労働環境の質を改善しようということをされているわけですね。これは、例えば人口減に向かっていくためにも非常に重要なところだろうと思うのです。そういうようなところで、では、現場を見たときに、例えば先ほど言ったような委託業務、これはもう相当な金額になるわけですけれども、これらの入札の執行状況というのはばらばらなのですよね。つまりそこに考え方として、ちゃんと統一されていない状況というのも見受けられます。指定管理に出しているということもあるのでしょうけれども、例えば指定管理者がどのような運用をされているのかみたいなものも多分問題になってくるのだろうと思うのですね。こういったようなところは、やはり先ほど言いましたように、例えば最低制限を設けなかったらどこまででもダンピングというのは可能になってくるのですね。そういうような状況を食いとめようということで、県土整備部を中心に入札制度の改善というのは何回も何回もされてきているのですけれども、これらが全庁的に統一されていないのではないのかというふうに感じておりまして、この点について、また後で結構ですから現状というのを教えていただきたいと思います。
●岡﨑地域振興部長
県の入札制度というのは、もちろん県土整備部は全体にありますが、県庁としての取り扱いというのは定まっていますので、それはそれでその担当部署のほうから説明をさせたいと思いますが、委託につきまして県が管理委託していますところにつきましても、県と同等の入札制度ということをとるようにしていますので、そのあたりも整合性はとれているというふうに認識していますが、そこも一回確認して、また御説明させていただきたいと思います。
○森委員
済みません、26ページです。瑞風の件なのですけれども、私は貧乏人のせいか、どうもこれにひっかかるのですね。豪華寝台列車で、これが本当に非常に話題になってニュースになって鳥取県の中で停車するところがいろんなところでPRされるということで、確かに効果はあるというふうには思うのですが、片や、たった30人ほどが乗ってくる列車に、それもおもてなしだということでお金を使ってその30人の方々に対していろんなことをやっていく、そこに税金を使っていく。また、その乗ってくる人たちの料金は1人が何か80万円とか100万円とかそういう話で、そういったお金持ちの人たちに対してそういうことをお金を使ってやっていく、
PRだと言えばそうかもしれないけれども、同じお金を使って違うことができないかなと思うのですよね。例えば、きょうもあったスーパーはくとを、同じお金を使ってスーパーはくとを何かそういう形で誰でも乗れる列車をPRしていくということにすれば、智頭急行も乗る人がふえていいしみたいなことも何か考えれるのではないかなと思うのですよね。どうしても私は、みんなが乗れるものでないこの瑞風に対してお金をどんどん使っていくということに対しての嫌悪感があるのですよ。このPRが本当に有効なのだというところをちょっと説明をしていただきたいのです。
●岡﨑地域振興部長
おっしゃる気持ちもよくわかりますし、そういう選択肢もあろうかと思いますが、思い返してみますと、例えば九州の観光地の宣伝です。御存じだと思いますが、JR九州は、豪華寝台列車あるいは豪華特急列車といいますか、それらを使って九州という売り込みを非常に国内外に対してやっているわけですね。要するにトップアスリートを養成するのと一緒でして、その頂点といいますか、それと、あと裾野を広げていくというこのバランスのとれた鳥取県のPRというのは大切だと思います。ですので、瑞風ばかりをやっていってトップばかりを宣伝するということではなくて、それらを頂点としながら裾野の広いPRをしていこうというのが我々保の趣旨でして、そういう意味で、先ほど申し上げましたように、御指摘がありましたけれども、智頭急行のPRをします、もちろん若桜鉄道の地元の足のついたPRもしていこうというふうな形でして、このあたりはやはりバランスと調和だというふうに考えています。
○森委員
要するに、やはりお金を使っていくというときにどれだけの効果があるという話なのだと思うのですね。部長が言われるバランスは、どれぐらいであればバランスがとれていて、どれぐらい外れるとバランスが崩れているのかというようなところの話になってくるのだとは思うのですけれども、どうしても私は、1日に列車30人来る客に、1日にたった30人ですよ、その30人におもてなしをして何らかのことを毎回やる、そこにお金を使っていく、それは本当に効果があるのか。それが3,000人来るのだったら当然やらなきゃいけないと思うけれども、30人と思うと、やはり違うのではないかなと思うのですよ。ちょっともう一回お願いします。
●岡﨑地域振興部長
例えば30人だけの効果では実はなくて、この30人の方が訪れた岩美の地、このレストランを、では、どのぐらいの方たちがそれを目当てに訪れるかというのが、我々が言う裾野の広がる効果だというふうに思っています。例えば外国から30人が来られます。30人だけの効果ではないのですね。それを例えば1泊することによって幾らの効果が出てくるか。ここの外国の方の評価によって、また国内での評価も上がってきて、例えば鳥取砂丘の冬の景観が31選の中に選ばれるとか、そういう形にもなってくるわけですね。ですからそれだけの効果ではなくて、我々は、その裾野の広がりをもっともっと持たせていきたい、だからこういうふうなことをしますというふうな話で考えています。
○前田委員
はかり知れないプラスをもたらす、恩恵をもたらすからやるのでしょ、30人の人数でははかり知れないのですよと、こう言わなければいけない。
●岡﨑地域振興部長
そのように思います。
○前田委員
いや、あなだがぴしゃっと言わないから。というのは、瑞風が来ることによるはかり知れない効果を狙っているのでしょ。30人ではないでしょ、そこをはっきり言いなさいよ。
◎福田委員長
改めて、では、お答えを地域振興部長、意気込みをお願いいたします。
●岡﨑地域振興部長
御指導をいただきましたので、そのように、30人以外にもっともっと裾野が広がって、だけではないということで、そういう効果を我々は狙っています。
○前田委員
30人、はかり知れないだな。
◎福田委員長
意見も尽きたようでございますので、次に、ちょっと時間が中途半端なのですけれども、一応昼休憩を12時からとろうと思っていますが、37~38分ありますから……(「では、ちょっと1つ」と呼ぶ者あり)
○浜崎委員
中途半端だというので、そういう意味で言ったのではないのですけれども、スポーツの話なのです。先ほどこれに関係する指導者という話がありましたけれども、やはりこれは時間をかけて、教育委員会の関係、また、高校は県立でありますが、中学校は市町村教育委員会ということになりますし、高体連があって、中体連があって 小体連があって、また、校長会というのがあるのですよね。そういう中で、子供たちの学習権という、そういった環境もあります。しかしながら、先ほど来皆さんがおっしゃっているけれども、東京オリ・パラに向けて、地方創生という流れの中で人材育成も含めて、また、人口動態も大きな大会をやれば流れてくる。それを、また観光振興なり、地場の活性化につなげていくという、いろんな可能性があるのですね。全国大会に鳥取県の中学生が代表で出たというようなときの環境の問題というのも、いろいろあるのですね。
実は私は代表質問を教育長にもやりますので、そういうこともあるので、余り言うとそのときのネタがなくなる。ただ、スポーツ振興監、地域振興部長、先ほど体協さんのお話も出ていたけれども、教育委員会ともこの環境づくりというのは、ただ単に環境という意味だけではないのですよ、これはやはり地域振興にもつながってきますので、地元を思う気持ちにもなってくるということがあります。外に出たらどうするのだという先ほど話があったけれども、それをしないためにも、子供のときから地元を愛してもらう、そういった環境づくりというのは、やはりスポーツ一つでも非常に大きいと思うのですよね。ということで、それ以上は言いませんけれども、そういった部分は腰を据えてしっかりと教育委員会とやってもらいたいと思っております。教育長とは代表質問でやりますということが1つ。
よろしいですか。
◎福田委員長
はい、どうぞ。
○浜崎委員
あいサポートのあいサポスポーツ日本パラ陸上鳥取大会応援事業ということでありますが、これは、ただ単に一つのスポーツ事業ではないということは十分おわかりになっていると思うし、そのためには大いにアピール、PRをしていただきたいと思いますし、もう一つは、これも私は障がい者のほうの質問でやるのですけれども、日本財団との9つの共同プロジェクト、これは、きのう全協で知事はパートナーとしてと、議員のほうからは、向こうが上でこっちが下でみたいな、ちょっとそういうニュアンスが出たのですが、そうではなくて、パートナーとしてということが出ておりました。
まさしくそうだろうと思うのです。それから話はちょっと飛びますけれども、そういう意味からしますと、ユニバーサルデザイン、交通政策課、これも質問でやるのだけれども、こちらのほうも含めて、やはり鳥取がこのイベントで、またユニバーサルデザインというプロジェクト事業でどれだけのことができるか。この間、ユニバーサルデザインについても自民党のうちの会派でもありましたよね。おもてなしということを、まずは障がい者、高齢者に対して優しいタクシーづくりという観点なのだけれども、その前に、鳥取に来られた人が一番最初に会うのは誰だといったら、タクシーの運転手でありますよね。そこのところの、まずおもてなしの心という話もありましたよね。
そういう点もしっかり進めていただきたいと思いますし、それから戻りますけれども、今もあいサポートの日本パラ、こちらのほうについても、全国から障がい者の方が、関係者や家族の方も来られると思います。そこのおもてなしということもそこからスタートすると思いますし、その辺のところをぜひしっかりとやっていただきたいというふうに思います。まずそこを。
●岡﨑地域振興部長
3点ありましたので、まとめて私のほうからお答えします。
まず1点目の指導者の養成とか環境づくりということですけれども、先ほど話がありましたが、これは教育委員会としっかりと話をしていますので、それぞれの意見交換をしながらきめ細かくやっていこうということで、教育委員会とは来年度の対応を考えています。具体的には、また教育委員会のほうから話があるかもしれませんが、指導者の学校の教育の中の従事期間がありますけれども、その部分をかなり軽減しようという体制をつくっていこうということで、全員ということがどうかはちょっとあれですけれども、一つ一つ、一人一人の案件を聞きながら考えていこうということで、来年度は考えております。
2つ目ですけれども、あいサポの日本パラですけれども、もう近づいてきましたので、それもしっかりとおもてなしの関係で、前後も含めてそのPRをしながら、地域の方たちも含めて参加できるような形で考えていきたいと思っています。
3つ目ですが、ユニバーサルデザインの日本財団との関係です。日本財団とは、これはお互い協働して一緒になってやこうという体制をとろうということでやっていまして、どちらが上とかどちらかが下ということではありません。日本財団は、民間としてお金のほうも含めてですが、非常に自由に動けますし、県は、県として公共としてきちっと障害を含めてやっていこうということですので、ここはお互いがいい関係でやっていこうという体制がこれからできるということになっています。その中で、タクシーのおもてなしの関係ですが、タクシー協会ともちょっと話をしまして、やはり研修と実践が大切だということで話をしていますので、自民党の政調会のときにも話がありましたように、そういう研修を受けたところのタクシーについては、やはりわかるようにしていただくということも含めてタクシー協会と話をしております。
○浜崎委員
大体簡潔に答弁をいただきました。それで、今、岡﨑部長がおっしゃっていた2番目のところの、全協の話から知事がおっしゃったということで、私も当然どちらが上、下ということが言いたかったのではなくて、これはもうフィフティー・フィフティー、パートナーとしてだったら余計に鳥取がリーダーシップをとれるぐらいそういった思いで、これはやはり共生社会の鳥取が全国に発信しているということもあるし、また、スポーツの部分でもこれだけ、キャンプ誘致ということがあるけれども、過去にエクアドルもやり、またジャマイカもこういう流れで来ていて、またこの大きな障がい者の全国大会を、この間、ごらんになりましたか、
カタールで世界の障がい者の陸上大会、これをNHKでやっていたのですよ。非常に個人個人が悲喜こもごも、いろんな思いがあってその大会に出ている。そういう大会を全国の中で、障がい者の一番トップの陸上の大会を鳥取でやるということですから、ぜひとも考えるだけではなくて行動を起こしてやっていただきたいと。我々もそのつもりであります。
◎福田委員長
済みません、関連で、私、浜崎委員がジュニアの育成とか競技力の向上のための環境整備について質問されたので、振興監にお願いを兼ねてちょっと聞きたいのですけれども、わかとり国体から30年たって、当時、誘致されたまちが今でもその競技が続いているかどうかというのを前にも聞いたことがあって、脈々と続いているのは郡家のホッケーだけだという話を聞いたことがあるのですね。それは、やはり中学校にクラブにでき、地元の八頭高校にクラブができて、地道な努力が積み重なって初めて佐藤雅子選手みたいなオリンピック選手も出たりとか、あと昨年は、それこそ八頭中学校が全中で第2位で初めて準優勝して帰ってきたりとか、いろいろあるのです。この間、保護者の方から話を聞いたのですが、全国大会やいろんなブロックの大会に行って、本当に人工芝がなくて子供たちが非常に寂しい思いをしているという話というのがありましてですね。八頭高には人工芝の立派なグラウンドがあるのですけれども、あちらは八頭高専用で社会人とかが使っているので、子供たちはいまだに土のグラウンドでやっているのです。この間、町長に私も直談判しましたけれども、なかなか財政的なことで、思いはかなり持っておられますけれども、一歩がなかなか踏み出せない状況で、そういった中で、財政的に厳しいそういうところ、ただ、実績もあり、ほかの競技に比べても全然30年間地道に頑張ってきている競技に対して、もう一歩背中を押してやっていただくのがこれは県政の役割ではないかと思うのですが、いかがですか、振興監。
●山﨑スポーツ振興監
県のほうも今、非常に財政的に厳しいもので、ここでいろいろとお約束はできませんけれども、いずれにしても八頭町でホッケーを頑張っていただいていますので、町と今後どうするのがいいかということをまたいろいろと相談しながら、県としても必要な対応をしていきたいと思っています。
◎福田委員長
お願いいたします。
○浜崎委員
最後に1つ。校庭の芝生化というので、スポーツ課長のほうから話がありました。以前、阪大になるでしょうか、大阪教育大になるでしょうか、附属池田小学校、大変痛ましい事件があったのですね。小学校の子供さんが切りつけられて、それで大きな事件になった。全国版でもどんどん出ましたのですが、そのときに日本サッカー協会のチェアマンである川淵三郎さんが何を言ったかというと、そういった後の研修というか、心のケアを子供にするときには芝生が一番いいのですと。サッカーと関連するということもあるのかもしれませんが、子供たちに癒しを与えるという意味では非常に芝生の教育効果があるということがありました。
保育園のほうは、きょう小西課長の説明でいきますと、結構パーセンテージも上がっているみたいですが、小学校で非常に低い。小学校が低いというのは、一つは、やはり土のグラウンドで動かさせたいというのもあると思うのですけれども、鳥取方式ということで、なかなかまた各校区のPTAであるとかいろんな関係団体とのということもあるでしょうが、しっかりとそこの子供さんのために緑の芝生という部分も、実際、土と併用しておられるグラウンドもあるみたいですし、ぜひこれは子供さんの教育と癒しということも含めて進めていただきたいと、余計にそう思います。コメントがあればお願いします。
●小西スポーツ課長
ありがとうございます。このたびおかげさまで芝生の単価のほうを上げさせてもらいますけれども、1つは、なかなか市町村で実施されない場合は、PTAとか地域で芝生化をする必要があるということで、持ち出しがないように今回増額をお願いしております。あと、おっしゃいますように、非常に心が落ちついてというのもありますし、何よりも外遊びがかなりふえるというようなデータも出ております。ただ、今やってみて感じていますのは、各PTAさんのほうで、芝生化についてちょっと誤った認識を持たれている場合があるということがありますので、正しい知識をいかに伝えるかという啓発のほうを新年度はちょっとやってみたいなというふうに思います。
◎福田委員長
よろしくお願いします。
意見も尽きたようでございますので、次に、観光交流局に移りたいと思いますが、一応12時までやらせていただきまして、再開を1時からしたいと思いますので、そこまでよろしくお願いします。
それでは、当初予算に関する付議案の説明を求めます。
質疑につきましては、全ての付議案の説明終了後、一括して行っていただきたいと思います。
まず、吉村観光交流局長に総括説明を求めます。
●吉村観光交流局長
では、観光交流局でございます。よろしくお願いをいたします。
では、座らせていただきまして御説明いたします。
では、観光交流局の28年度当初予算関係の議案説明資料をお願いいたします。
おめくりいただきまして、1ページでございます。総括表でございます。観光交流局の関係、3課合計で17億円余をお願いするものでございます。なお、前年度との比較でございますが、前年度は6月補正後でございますが、約4億円の減になっております。これは実は一部、先般の2月の臨時議会で2億3,000万円余を先にお認めいただいたもの、それから例えば観光でございますと、昨年、国の交付金を利用したキャンペーンでございますとか、あるいはまんが官房は空の駅の整備が終了したことに伴う減が生じておるものでございます。
詳細につきましては、それぞれ担当課長から説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
◎福田委員長
それでは、関係課長から順次説明を求めてまいります。
●岩下観光戦略課長
それでは、資料の2ページをごらんください。鳥取県立夢みなとタワー管理委託費でございます。平成28年度分の指定管理料及び備品更新費用でございます。
続きまして、3ページをごらんください。国内航空便利用対策促進事業でございます。これは、鳥取県内航空路線を利用して観光客の皆様に来てもらうための事業でございます。事業内容については、こちらにいろいろ書いておりますが、例えば首都圏の旅行会社の店頭に立て置きの液晶ディスプレーを置いてPRをしたりでありますとか、鳥取空港、米子空港と羽田を結ぶ航空チケットと宿泊がセットになったプランをPRしたり、あるいは外国人観光客について、羽田空港で乗り継いで県内に来ていただくために、日本海テレビさんですとかBSSさん、
TSKさんなど県内の放送局と連携して海外で情報発信をしていく予算などでございます。
めくっていただきまして、4ページ、5ページについては、後ほど市村観光誘客室長から御説明申し上げますので、前に進めさせていただきます。
6ページをごらんください。観光開発促進資金融資制度でございます。こちらは、平成12年から17年にかけて県内の旅館、それから海鮮市場さんなど等に施設整備を行った際の資金について融資を行っているものでございます。
7ページをごらんください。山陰DMO設立・運営事業でございますけれども、これは2月5日に議決いただきました運営費以外で、実は運営費については地方創生交付金で手当てされておりますけれども、誘客事業につきまして、別の国庫負担事業で支援していただいている補助裏というのは地方交付金の対象になりませんので、別にビジット・ジャパン事業という観光庁の事業があるのですけれども、そちらの補助裏事業のプロモーション費をこちらの1,250万円で上げさせていただいているという内容でございます。
めくっていただきまして、8ページです。県内観光推進組織連携事業ということでございます。これは山陰DMOと去る1月18日に設立しました中部のDMOですけれども、それからあと東部、西部でも地域のDMOが立ち上がってまいります。この2種類のDMOの相乗効果が生まれるよう、例えば地域づくり分野の学識経験者や先進的DMOの経営者などプロによる実地指導を行っていただいたり、それから実際に外国人モニターツアーを受け入れて、両圏域、2種類のDMOで分担して連携を確認したりする作業を第三者に行っていただくような事業の内容になっております。
次の9ページをごらんください。高齢者・障がい者等に優しい旅づくり推進事業でございます。先ほども話に出ておりましたけれども、高齢者や障がいのある方に楽しく観光をいただける魅力的なコース設定などを行う事業でございます。バリアフリーのモデルコースの設定、それからそのモデルコースを使ったツアーの造成販売、また、そのツアーコースをウエブ等を活用して情報発信等を行う事業でございます。
続きまして、はぐっていただいて、10ページをごらんいただけますでしょうか。自然を体感するニューツーリズム(エコツー・スポーツツーリズム等)全県展開戦略事業でございますけれども、こちらは政調政審で説明をさせていただきましたので、内容は割愛させていただきます。
引き続きまして、11ページをごらんください。自然を体感するニューツーリズムのとっとりの新たな旅づくり事業ということでございまして、これは地域資源の掘り起こしを新たな観光魅力にしようという事業でございます。基本的には補助金交付になりますけれども、鳥取県観光連盟と共同しまして、新たなグルメメニューの開発、また、その商品の試験販売や商品改良によってそれが売れるようになるための事業でございます。それからもう一つ、(2)のほうでございますけれども、これまで取り組んでいたところ以外にも、主要な鳥取砂丘だとか三徳山、大山などの観光地と組み合わせることによって魅力をアップする周遊ルート、滞在プランづくりを行う鳥取県観光連盟に支援するものでございます。
はぐっていただきまして、12ページをごらんください。未来に引き継ごう!県民の歴史資産「三徳山」調査活用推進事業でございます。三徳山について、世界遺産登録も視野に入れつつ、地元関係者と連携して調査研究を進め、保全管理の取り組みや観光振興、まちづくりへの活用を推進するものでございます。これは、三徳山世界遺産登録運動推進協議会というものの運営を鳥取県中部総合事務所あるいは鳥取県教育委員会あるいは三朝町教育委員会と共同いたしまして、情報発信部会、研究調査部会、保存活用部会などで活用を検討していくものでございます。
引き続きまして、隣の13ページをごらんください。観光振興費でございます。本県の観光者数や出発地、観光の動機などの調査を初めとする事業、基本的な数値把握事業、それから旅行業法に基づく事務事業など、こちらの事業内容に書いております基本的事業の予算でございます。
はぐっていただきまして、14ページ、コンベンション誘致促進事業でございます。とっとりコンベンションビューローの運営費、人件費の事業費について4市に2分の1を負担していただきまして、それから県のほうで2分の1を負担する事業でございます。それからコンベンション開催助成補助金といいまして、コンベンションを大きな人数で開催する団体ほど補助率を上げて支援するという事業でございますけれども、こちらもそのコンベンションが開催される市町村が2分の1を持ちまして、2分の1を県が負担するという事業内容になっております。
引き続きまして、15ページ、鳥取県観光連盟運営費でございます。これは、特に観光誘客のために機動的な対応が必要な場合だとか民間事業者との連携が必要な業務について、鳥取県観光連盟に行っていただいておりますけれども、その費用のうち、項目2番の主な事業内容に書いておりますけれども、県から派遣しております専務理事や事務局長の人件費、それから観光プロモーターなどの人件費については県が10分の10を支援する、それからこちらに書いております中で行う事業費については県が2分の1を負担するという内容になっております。
引き続きまして、めくっていただきまして、16ページの観光情報提供事業でございます。こちらは、鳥取県の知名度向上を図るために、新聞、雑誌、テレビ等の各種媒体を通じて鳥取県の魅力を県外へ情報発信する事業になっております。主な事業内容としましては、マスコミへの情報提供、それからPRキャラバン隊、番組記事制作について支援を行うものでございます。
引き続きまして、隣の17ページでございます。「ぐるっと山陰」誘客促進事業です。これは鳥取県観光連盟に配置しておりますプロモーターを活用した、関西、山陽、中京地域からのバス旅行商品造成の働きかけを行うために、バスのツアー料金1台当たり3万円を支援、それから商品造成の費用を支援、それから鳥取県観光施設連絡協議会と共同いたしまして、日帰りツアーの造成促進を図る費用となっております。こちらは、平成28年には岡山県でJRディスティネーションキャンペーン等が開催される予定でありまして、鳥取県あるいは山陰での誘客が苦戦すると予測されるため、前年度に比較しまして1,000万円の増額をお願いしております。
めくっていただきまして、18ページ、宿泊促進WEB対策事業でございます。こちらは鳥取県旅館ホテル生活衛生同業組合が行う取り組みを支援するものでございます。内容といたしましては、個人旅行客向けの大手宿泊サイトを活用した鳥取県特集ページを作成いたしまして、そこへ多くの閲覧者を引き込んで、鳥取県の旅館、ホテルの予約ページに入ってきやすく誘導する内容になっております。
19ページをごらんください。温泉地魅力向上事業でございます。国内外からの観光誘客のために、本県の重要な観光素材である温泉の魅力向上を図る事業でございます。これは、温泉地、観光施設及び市町村等が連携して行う広報宣伝、催事等を支援するものでございまして、県が3分の1を負担、市町が3分の1を負担、それから旅館組合、地元が3分の1を負担するものでございます。28年度は、いなば温泉郷の事業、それから皆生温泉支援事業ということで、内容は、こちらに書いておりますけれども、例えば都市部の金融機関などとタイアップしたPRなどを行ってきております。それからその次の項目の(2)ですけれども、温泉地を愉しむ空間創出プロジェクト事業補助金ということで、グランドデザイン等を作成した地域が実際にハード整備などを行う場合に、市町村が補助する経費の2分の1以内を県で負担する事業でございます。
引き続きまして、20ページ、これは広域観光連携推進事業でございます。こちらの事業内容にも書いておりますけれども、例えば、鳥取県と但馬地方の連携、それから鳥取県と岡山県の連携、中国5県でJRと組織した組織において大都市圏から誘客する事業、鳥取自動車道沿線の市町、民間と連携して行う誘客事業、NEXCO西日本などと連携して行う事業になっております。島根県との広域観光連携事業につきましては、山陰DMOで来年度28年度からは行うことになっておりますので、この関係で1,000万円の減になっております。
隣の21ページでございます。「蟹取県へウェルカニ」誘客促進事業です。これは、御存じのとおり、鳥取県がカニのイメージがあるということで、ウェルカニキャンペーンを引き続きさせていただきたいということでございます。これは平成26年度から行っておりますけれども、平成27年度の実績といたしまして、ウェルカニキャンペーンのはがきの応募数にしてみると、平成26年度から比べて27年度は3倍にふえております。だんだんと拡大、定着していっておりますので、平成28年度においても行わせていただきたいと考えております。
はぐっていただきまして、22ページでございます。とっとりスタイルエコツーリズム普及推進事業でございます。これは、まず事業内容を見ていただけますでしょうか、項目の1番のほうは、西部総合事務所で行っておる事業でございまして、多様な自然環境、歴史文化遺産などに着目して、スマートフォンのアプリ、TOTTRIPですね、こちらは英語とか韓国語に対応なのですけれども、この事業について、NPO法人大山中海観光推進機構に委託しましてコンテンツの充実などを図っていく予算でございます。それから観光戦略課で担当している事業につきまして、とっとりスタイルエコにおきましては、地域資源の活用ということですね、特に教育旅行の誘致というところにここでは着目をいたしまして、鳥取県観光連盟と協力して教育旅行誘致コーディネーターを鳥取県観光連盟に配置しておりまして、それを活用したプロモーション活動、視察旅行の開催等を予定しております。それから市町とか地域で観光メニュー造成や受け地整備に向かわれる場合に、市町村観光協会が実施する事業に2分の1を助成、それから従来行っていたものをもっと規模を拡大したいといった場合にも、さらに支援する内容となっております。
隣の23ページの事業でございます。こちらは西部総合事務所でまず行っておりますエコツーリズム推進組織への活動支援として、大山山麓観光推進協議会が行いますウエブPR、県外催事での情報発信、それから観光素材の洗い出しと共有化、モニターツアーなどの実施について2分の1を補助するものでございます。それから(2)番、たたら資源等の活用体験事業でございますけれども、こちらは日野振興センターさんのほうが、日野郡広域交流促進協議会と連携して行うエコツーリズムメニューの造成、ガイド育成、情報発信について2分の1を支援を行うものでございます。
めくっていただきまして、24ページ、着地型観光・体験情報発信事業です。これは、鳥取県観光連盟が事業主体として体験型立ち寄り施設等をレジャー体験予約サイト上に載せまして、そこに鳥取県特集ページを設置して、そのページの中で、県内にばらばらに配置しております体験型観光地を日時と金額等も紹介して、予約申し込みができるようにして誘客を図るという事業でございます。自然体験や文化体験、歴史探訪ガイドツアーなどのポイントができたら、そこに誘客を実際にしていくための事業でございます。
隣の25ページをごらんください。外国人観光客受入推進事業でございます。こちらも前年までやってきております民間事業体の外国語ホームページの作成あるいは無料Wi-Fi整備、両替機等の設置、それから免税店の開設準備等に係る経費の支援経費でございます。
めくっていただきまして、26ページをお願いします。クルーズ客船受入推進事業でございます。これは、クルーズ客船のオプショナルツアーコースを民間事業者が作成した場合に2分の1を補助するというものが、この表中、上の部分の支援事業でございます。それから周遊バス運行支援事業につきましても、これも市町村、観光団体等が個人向け、パッケージツアーでそのまま団体バスで一日、船の外で過ごす方は別として、個人で港から周遊施設へ行かれたい方の周遊バスの運行をされる場合に2分の1を支援していくものでございます。ここにつきまして27年度までは団体用のオプショナルツアーバスの支援も鳥取県でしておりましたけれども、28年度からは山陰DMOにおいて支援するように変えていきますので、その分が630万円余減額になっております。
27ページをごらんください。観光周遊促進支援事業でございます。これは米子-ソウル便、それから環日本海国際貨客船フェリー航路がついております米子空港及び境港国際ターミナルと倉吉駅、鳥取駅などを結ぶリムジンバスの運行経費及び、(2)番は、鳥取市での1000円タクシーの運行など、これを西部においても広げていこうというような事業内容、それから空港や駅から主要観光地を周遊するバスについて、鳥取市観光コンベンション協会さんなり、浦富海岸のほうの協議会さんが運行されているバスの3分の1の補助経費などとなっております。
めくっていただきまして、28、29ページにつきましては、後ほど市村観光誘客室長から説明を申し上げますので、後回しにいたします。
30ページをごらんください。こちらは、まず観光交流局管理運営費でございます。こちらは、観光交流局の基本的事務経費でございます。それからその後、職員人件費でありますけれども、これが一般職員33名分の人件費でございます。
隣の31ページをごらんください。こちらからは廃止事業の説明になります。とっとりスタイルエコツーリズム「海外誘客・交流」推進事業でございます。こちらは、エコツーリズムに取り組む民間団体などが最近は自主的な視察研究もふやしてきておりまして、当該事業の事業目的は達したものと判断して終了するものでございます。(「簡単でいいではないですか、廃止事業は。」と呼ぶ者あり)
はい。ウインターイルミネーション支援事業につきましては、昨年は花回廊のイルミネーションに係るてこ入れが一段落、それから砂丘イリュージョンの実施主体がはっきりしないことから、それは6月補正以降に鳥取市と共同して検討することになっております。それから外国人観光客誘致推進事業につきましては、他の誘客事業に組み替えたため廃止となります。それから「行きたいとっとり」支援創出事業は、鳥取砂丘新発見伝事業などとの事業整理で事業の役割を果たしたということでございます。それからスポーツツーリズム「誘客戦略」推進事業につきまして、他の戦略事業へ組み替えたことによる廃止でございます。
はぐっていただきまして、32ページ、祝!三徳山・三朝温泉日本遺産初認定記念事業につきましては、交付金事業がありましたので、単年度事業が終了したということでございます。それから県立観光施設外国語表記対応事業も単年度事業ということで終了いたしました。それから「とっとりへウェルカニ」お泊まりキャンペーン事業、宿泊券の事業でございますけれども、これも交付金事業を活用したものでありまして、単年度事業でございました。それから滞在型観光(ゲストハウス型等)受入推進事業につきましては、これは平成27年度の実績報告の効果を見まして、平成28年6月補正予算要求を予定しております。
最後になりますけれども、外国人観光客受入おもてなし向上推進事業につきましては、山陰DMOの事業に統合するということで、廃止としております。
私からは最後に、巻末の59ページをごらんいただけますでしょうか。債務負担行為の事業の御承認をいただきたいものでございます。
一番上の足湯整備については豪円湯院の前の足湯についての債務負担行為、それから2番目、3番目についてはパスポートの発給業務を人材派遣会社にお願いしている部分、3番目のほうは平成26年度に地方消費税の増額分があったもので追加でお願いしているものです。それから県立夢みなとタワーの管理委託費の債務負担行為、それから多言語観光基本情報ホームページ管理委託費、それから米子-ソウル便国際定期便運航経費補助についてアシアナ航空への定期便補助を平成27年から29年まで3年間お願いしているものの28年、29年部分でございます。
◎福田委員長
ちょうど12時になりましたので、ここで1回、午前中締めたいと思います。再開は午後1時としますので、よろしくお願いいたします。
午後0時00分 休憩
午後0時59分 再開
◎福田委員長
それでは、再開したいと思います。
午前中と同様に、既に政務調査会で説明を受けたものにつきましては、詳細説明は不要でございます。
執行部の説明は、要領よく簡潔にお願いをいたします。
それでは、市村観光戦略課観光誘客室長の説明を求めます。
●市村観光戦略課観光誘客室長
それでは、お手元の観光交流局の資料の4ページをお願いいたします。国際航空便就航促進事業というもので、例年これは事業立てをしてお願いしているものでございます。内容は、チャーター便の促進にかかわるものでございます。
1,200万円お願いしております。昨年と比べて減額が出ておりますのは、これまでアウトバウンドチャーターのところも上げておりましたけれども、要求の組み替えを行ったものでございます。
次に、5ページをお願いいたします。米子空港国際定期航路利用促進対策費。米子-ソウル国際定期便の運航にかかわる支援でございます。これも例年お願いしておりますとおりでございます。
次に、ちょっと飛びますが、28ページをお願いいたします。外国人観光客誘客推進事業。これも例年行っている事業でございますが、各市場ごとにそれぞれプロモーションをかけて観光誘客をするための事業費でございます。
そして次に、29ページ、国際観光推進費、こちらでございますが、こちらは山陰両県であったり、中国5県であったり、関西広域連合など他府県と連携して観光誘客を行っているものに対する負担金などの経費でございます。こちらも例年お願いしているものでございます。
◎福田委員長
続きまして、澤谷中部総合事務所地域振興局副局長の説明を求めます。
●澤谷中部総合事務所地域振興局副局長
中部総合事務所です。資料は33ページになります。スポーツツーリズム推進事業でございます。ウオーキングリゾートの推進。こちらにつきましては先日の政務調査会において説明済みでございます。地元の実行委員会等と一緒になって進めようとするものでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
めくっていただきまして、34ページでございます。鳥取中部ふるさと広域連合との広域観光連携推進事業でございます。こちらは中部圏域の観光を発展するために広域連合と連携して中部圏域の広域観光を担う日本版DMOの強化を図り、観光地域づくりを推進するものでございます。広域連合に対しまして1,500万円余の支援でございます。このたびDMOということで、マーケティングの強化をするために若干増額させていただきたいというふうに思っております。
35ページでございますが、櫻杯争奪相撲選手権大会支援事業でございます。例年4月下旬に行っております櫻相撲の選手権大会への支援、それからわんぱく相撲全国大会への支援を行おうとするものです。50万円です。
こちらの表でちょっとお断りでございます、おわびでございますけれども、一番下のぽつでわんぱく相撲全国大会、一昨年のデータが上がっておりまして、大変済みません。昨年、27年は、団体、個人とも入賞を逃しております。済みませんでした。
続いて、36ページ、中部振興活動費でございます。こちらは中部地域の観光をさまざまな分野で進めるために地元と連携して推進しているものでございまして、これら一連の事業を進めるためのものでございます。290万円余をお願いしております。
右のページ、37ページにつきましては、昨年日本遺産と認定されました三徳山・三朝温泉の修景環境整備。県道の案内板標識等の多言語化、こういったものを行いましたけれども、事業を終了したことに伴うものでございます。
◎福田委員長
続きまして、安本西部総合事務所地域振興局長、お願いいたします。
●安本西部総合事務所地域振興局長
それでは、続きまして、38ページをお願いいたします。大山中海振興費でございます。これは大山・中海圏域の観光案件に係る主な事務費でございます。
主なものとして、2に掲げておりますけれども、(1)の大山エリア観光二次交通整備推進協議会、これはいわゆる大山ループバスを運営している協議会でございますが、これに対する負担金でございますとか、あるいは非常勤職員の事務費等を上げているものでございます。
続きまして、39ページをお願いいたします。スポーツツーリズム「サイクリングリゾート」推進事業でございますが、これは主な事業内容、2にございますとおり、まず(1)のサイクリング環境整備事業、これは現在整備を進めております弓ヶ浜サイクリングコースの皆生工区が近々完成する見込みでございます。来年度の夏ごろには舗装等が終わる見込みでございますが、これに対します清掃、点検等の維持管理費用を充てております。
続いて、(2)のスポーツイベント開催支援事業でございますが、全国トライアスロン皆生大会そのほかの各種スポーツイベントの支援金を計上しております。
◎福田委員長
続きまして、小谷交流推進課長、お願いします。
●小谷交流推進課長
それでは、40ページをお願いいたします。まず、オリンピックホストタウン(ジャマイカ交流)推進事業、同名のスポーツ課の事業でございますけれども、こちらにつきましてはウエストモアランド県との交流の事業でございまして、政務調査会のほうで説明をさせていただいておりますので、省略をさせていただきます。
次に、41ページ、それから42、43ページと周年記念事業を載せております。沿海地方友好交流25周年記念事業、それから河北省友好提携30周年記念事業、第二アリアンサ鳥取村入植90周年記念事業、こちらにつきましても政務調査会のほうで説明をさせていただいておりますので、省略をさせていただきます。
続きまして、44ページをごらんください。第21回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミット参加事業でございまして、毎年持ち回りで開催をしておりますけれども、28年度は中国の吉林省で開催されることとなっておりまして、サミットの本会議、その前に実務代表者会議というものが開催を予定されておりまして、こちらの参加の経費を計上させていただいております。
下段でございますが、多地域連携スポーツ交流事業でございます。友好交流地域とのスポーツを通じた交流事業というもので、マラソン等、それからバドミントン、テニス、これは3地域の交流事業になりますけれども、こういったものを上げさせていただいております。
続きまして、45ページ、上段、韓国交流推進事業でございます。こちらにつきましても韓国江原道との交流事業につきまして計上をさせていただいておるものでございます。
下段の中国交流推進事業でございます。河北省につきましては提携30周年を迎えるということで別事業で上げさせていただいております。こちらは吉林省との交流事業ということになっております。
続きまして、46ページでございます。上段、ロシア極東地域交流推進事業です。沿海地方、それとハバロフスク地方との交流事業を計上をさせていただいております。
下段、モンゴル中央県交流推進事業でございます。こちらも中央県との交流事業、新しいものとして中央県の県庁所在地のゾーンモドというところに唯一ある公立高校のフムーン総合学校日本語履修生の方々を受け入れるということを予定をしております。
続きまして、47ページ、台湾交流推進事業でございます。こちらも台湾台中市との交流を推進するための事業を盛り込ませていただいております。
下段、ブラジル交流促進事業でございます。こちらもアリアンサの周年事業はまた別途要求をさせていただいておりますけれども、それ以外の研修員の受け入れであるとか、そういった事業をこちらで計上をさせていただいております。
続きまして、48ページをお願いいたします。自治体職員協力交流事業で、28年度は2名、中国吉林省、それとジャマイカ・ウエストモアランド県のほうから研修生として職員を受け入れる予定にしております。
下段、国際交流員等活用事業としまして国際交流員を雇用する事業でございます。28年度につきましては中国人観光客の急増等業務もふえるということがございまして、中国、広東語圏の国際交流員を1名増員する予定でございます。
49ページをお願いします。鳥取県国際交流財団助成事業でございます。国際交流財団にお願いをしております多言語情報発信事業、その他さまざまな事業に対して助成するものでございます。
49ページ下段に国内交流推進事業です。国内交流の後押しをする事業としておりまして、国内交流トライアル補助金といったものをお願いしております。
続きまして、50ページをお願いいたします。交流ネットワーク活用事業でございます。これは鳥取県とゆかりのある組織等を活用いたしまして鳥取県の情報発信を行うということでございまして、例えば国際交流員でありますとかにファンクラブの会員になっていただいてPRを行っていただく、あるいはタイ王国のほうからスマイルサポーターをこちらのほうに受け入れてサポーターになっていただく、そういったような事業を盛り込んでおります。
下段、鳥取県国際関係調整費でございまして、こちらは各種訪問団の派遣、それから各国からの訪問団の受け入れ、そういった機動的に対応すべき事案に対しての経費を積ませていただいております。
51ページをお願いいたします。パスポート発給事務費でございまして、旅券の申請受理でありますとか作成、交付に係る一部事務を委託に出しております。
こちらは最終ページの債務負担行為の表の中で支出予定額の調書にも盛り込ませていただいておりますが、午前中に観光戦略課の岩下課長からも少し説明をしていただいております。
51ページ下段、職員人件費でございますが、当課18名分の人件費ということで大きく減額になっておりますけれども、これは機構改革に伴う部分で企画総務費の部分を減額しているということでございます。
はぐっていただいて、52ページ、ブラジル県人会館設立20周年記念事業につきましては、27年度の単年事業ということで実施しておりますので、廃止とさせていただいております。
また、第21回環日本海拠点都市会議開催支援事業、これは27年度に境港市で開催されました同名の会議に対しての補助金でございまして、こちらも単年度事業として実施いたしましたので、廃止という形にさせていただいております。
◎福田委員長
続きまして、江原観光交流局参事監兼まんが王国官房長の説明を求めます。
●江原観光交流局参事監兼まんが王国官房長
53ページをお願いします。まんが王国発ソフトパワー事業です。これは臨時議会で補正予算として水木しげる先生関係の事業とコナン関係の事業を認めていただきましたけれども、それ以外の漫画を生かした地域振興のための事業です。主な内容としては国際マンガコンテストを開催したり、全日本声優コンテスト鳥取大会の開催であったり、フランス・ジャパンエキスポへの出展などであります。
めくっていただきまして、そのほかにまんが王国活動支援補助金というものを設けて、境港とか北栄の拠点地域の整備の支援でありますとか各イベントの支援、あるいは公募での補助、そういったものを行っております。
まんがの事業は全体的に見直しておりまして、取り組みを重点化しておりますし、補助金につきましても自立を促進するという意味で上限額の引き下げ等を行っているという状況でございます。
廃止事業として2事業上げておりますけれども、これらはコナン空港の展示装飾の2期整備ですとか鬼太郎空港のリニューアルに係るものでありますので、事業の完了に伴いまして廃止するものです。
◎福田委員長
次に、2月補正予算の説明を求めます。
初めに、吉村観光交流局長の総括説明を求めます。
●吉村観光交流局長
では、観光交流局2月補正予算の議案説明資料をお願いいたします。
1ページをお願いいたします。局でトータル3,000万円余の減額をお願いするものでございます。これはいずれも実績等に基づきます精査によりまして、事業の執行減等によるものでございます。
詳細は、担当課長から説明をさせていただきます。よろしくお願いします。
◎福田委員長
続きまして、では、担当課長からの順次説明を求めます。
●岩下観光戦略課長
それでは、同資料の2ページをごらんください。企画総務費の職員人件費でございます。これは主に交流推進課の17名分に係る給与、職員手当等の実績増による増額補正でございます。
次に、宿泊促進WEB対策事業でございます。こちらは一般財源見込みでありましたのを地域住民生活等緊急支援のための交付金への財源振替で、金額に変更はございません。
とっとりスタイルエコツーリズム推進事業でございます。こちらは補助対象事業費の見込みが少なかったことによる減額補正でございます。
3ページ、外国人観光客誘致推進事業でございます。海外プロモーション委託料の節減に係る減額補正でございます。
「行きたいとっとり」支援創出事業、こちらは事業申請が見込みより少なかったことによります減額補正でございます。
「ようこそようこそ鳥取県」観光誘客キャンペーン推進事業でございます。一般財源から交付金への財源振りかえでございまして、金額の変更はございません。
職員人件費でございまして、こちらは観光戦略課及びまんが官房の職員32名に係る給与、職員手当の実績増による増額でございます。
はぐっていただきまして、4ページ、スポーツツーリズム推進事業でございます。こちらはジャパンエコトラック試走会経費の節減による減、それから海外誘客の推進委託費の海外旅行会社のモニターツアーの実績の減による執行減、それから下半分でございますけれども、サイクリングリゾートに関しまして弓ヶ浜サイクリングコース皆生工区における整備の一部を平成28年度に繰り越すことに伴う減額補正及びスポーツイベントの補助対象事業の実績減による減額補正でございます。
巻末の11ページをごらんください。繰越明許費に関する調書でございます。上段、スポーツツーリズム「誘客戦略」推進事業ということで、こちらは観光戦略課の担当でございますけれども、皆生工区の繰り越しに伴いまして、そのルートに注意喚起看板の設置を予定しておりましたけれども、その皆生工区の完成がおくれたことに関連しまして看板の事業を繰り越すものでございます。
下段は西部総合事務所の担当事業でございますけれども、スポーツツーリズム「サイクリングリゾート」事業で、皆生工区の路面整備の部分を繰り越しするものでございます。
◎福田委員長
続きまして、小谷交流推進課長、お願いします。
●小谷交流推進課長
5ページをお願いいたします。国内交流推進事業でございますけれども、国内交流トライアル補助金につきまして当初7件の申請を見込んでおりましたけれども、実績4件ということでございまして、今後、申請の見込みがないということで減額をさせていただこうと思っております。
自治体職員協力交流事業でございますが、2名の来県を予定しておりましたけれども、吉林省からの受け入れのみということで、来県が1名中止になったということで減額をお願いするものでございます。
◎福田委員長
最後に、江原観光交流局参事監兼まんが王国官房長の説明を求めます。
●江原観光交流局参事監兼まんが王国官房長
6ページをお願いします。まんが王国発ソフトパワー事業です。これは事業の一部の財源として文化庁の文化振興費補助金が充てられたこと、それからジャパンエキスポの出展経費が海外展開支援事業費補助金という経産省の事業が充てられたことによる財源更正と、それからまんが王国国家戦略プロジェクト推進補助金の申請が見込みより少なかったことによる執行残の減額補正です。
まんが王国海外インバウンド促進事業、これは空の駅関連ということで、財源を一部地方創生先行型の交付金に振りかえたというものです。
◎福田委員長
それでは、ただいままでの説明について質疑等はありませんでしょうか。
○前田委員
いや、せっかくの御指名ありがとうございます。では、市村さんに。鳥取空港の国際会館の利用促進について御所見を伺いたいと思います。
●市村観光戦略課観光誘客室長
御指名にあずかりまして、光栄のきわみでございます。鳥取砂丘コナン空港の利用促進でございますが、私どもの業務の所管が主には海外でのプロモーションとなっております。現地に行きまして必ず漏れなくPRをしてまいりますのは、両空港のネーミングでございます。愛称でございます。コナン空港であったり、鬼太郎空港であったりというのは、まず最初に非常にキャッチーですので、向こうの観光関係者の皆さんにも非常に興味を持っていただけます。また、一般の旅行者の皆さんは、ぜひちょっと見てみたいという感じで言われますので、実際にリアルにそういうコンテンツがあることを紹介したりしますとさらに非常に興味を持っていただけるというところがあるので、一つそこは大きな強みだなというふうに考えております。
○前田委員
いい答弁をしていただきまして、ありがたいのですけれども、はっきり言って米子空港と鳥取空港を見ますと、実力の差が歴然としておるのです。そういう観点からすると鳥取空港の魅力を何かしてやらないと、米子空港と対の競争はできないと思っているのですよね。競争ですよ。要は海外チャーター便をあそこに誘致するという魅力を上げてやらないと、なかなか鳥取国際会館の利用促進というものは難しいと、こう思いますが、4ページの「ようこそ鳥取県」国際チャーター便促進、これは両方使えるようになっているのですよね。国際ですから。そのあたり鳥取空港に何か上乗せをして魅力を上げるとか、そういうことはお考えではないですか。
●市村観光戦略課観光誘客室長
今、委員のほうからチャーターという言葉が出ましたので、チャーターに関して言いますと、実のところちょっと滑走路の長さの違いがございますので、全く同じ条件で米子空港と鳥取空港に誘致ができるのかというと、確かにその辺のところはハンディキャップはあるのですけれども、今後の鳥取空港に呼び込む戦略の一つとしては、漏れなく必ず鳥取空港とコナン記念館をつなげていくということは意識をしながらPRをしております。実際に今そこに行かれる外国人の方が徐々にふえてきておりますので、今後はこの辺のプラスアルファのさらなるコンテンツの追加、見るポイントの追加というのは必要になってくるであろうと思っておりますが、スペースも十分に鳥取空港のほうはございますので、その辺も私たちのほうもいろいろアイデアを重ねていかないといけないなと思っております。
○前田委員
これで終わりにしますけれども、コナン空港なのですけれども、コナンのフィギュアが置いてあるのは1階のあの部分しかないのですよ。国際会館のほうにもっと魅力のあるようなものをつくって、だから海外の人にこれがありますよと。あいていますので、何かしらあそこをコナンの特徴を出したらと思うのですけれども、どうでしょうか。
●市村観光戦略課観光誘客室長
この辺につきましては、まんが官房であったりとか交通政策課のほうと連携をしておりますので、かわってもよろしいでしょうか。
●江原観光交流局参事監兼まんが王国官房長
コナン空港については、まず昨年3月1日に愛称化して、リニューアルオープンいたしました。そのときはターミナルビルを中心に整備をさせていただきました。委員御指摘の到着ロビーのフィギュア等も整備させていただきました。
昨年12月5日に2期整備が完了して、再度のお披露目をしたのですけれども、そのときはむしろ国際会館のほうを中心に整備をさせていただきまして、従来は床面を使って大きなトリックアート、そういったものだけだったのですけれども、それに加えてコナンに登場してくるキャラクターのフィギュア2体を追加しておりますし、それからトリックの謎解きを見せるものとか、いろんな中に出てくる発明品とか、そういうものも展示しながら、国際会館のコナンらしさというものを大分充実させていただいたところです。
◎福田委員長
よろしいですか。
○前田委員
わかりました。
鳥取空港は、アウトバウンドチャーターに特化させるのも一つだと思うのですよ。ですので空の駅構想もあるわけで、交通政策課と一緒になって国際会館の利用促進をしてもらいたいと思います。
あと1カ所、49ページ、交流推進課というのは、名前を変えたほうがいいな、これは。国際交流推進課に変えるべきだと思うな。たくさんメニューがあって、49ページのここだけだ、国内は。それもまたちょっと言いたくなるのは、対象事業が新たにと、こう。トライアルがついているから新たにがあるので、トライアルを外せばいいのですよ。もっともっと国内交流をしなければいけないというのが私の持論ですから、前から。それなら名前を変えてくださいよ、国際交流推進課に。それなら僕はこういう質問はしないです。
●小谷交流推進課長
もともと国際課というところと国内交流推進室というところが一緒になって交流推進課という形になっておりまして、どちらかというと国際交流のほうがメーンのような課のイメージが強いと、実際に状況もそういうことでございますけれども、今回この国内交流推進事業と申しますのは、少し低迷をしているような国内交流についても目を向けていただいて、新たな取り組みにも取り組んでいただきたいと、そういう後押しをするということもあってつくった事業でございますし、具体的に予算メニューとしてございませんけれども、国内交流の面につきましては我々のほうとしても積極的に市町村さん、それから団体さんとも連携をしながら活発になるようなアイデアを出していきたいと思っております。
◎福田委員長
ちょっと私も関連なのですけれども、私も前田委員が言われた国内交流というのはすごく大事だと思っています。というのが今、国も県も移住定住とか、東京の一極集中是正で都市と農山村との交流とか補完関係とかということも随分言っている中で、鳥取県はどういうスタンスで都市と鳥取県と結ぶような取り組みを今されているのか。そういうものがベースとなって移住定住というのがあるのではないかなと思うのですけれども、いかがですか。
●小谷交流推進課長
実際に例えば松戸と倉吉であるとか、そういった部分、一緒にお手伝いをさせていただいて、東京本部とも連携をしながらなのですけれども、現地で鳥取県のPRをさせていただいたりとか、そういう部分というのは実際にやらせていただいております。
あと交流推進課の中からは、別の課のほうに動いております、例えば東部振興課のほうでやっていただいている国道29号線沿線であるとか、そういった部分も県として取り組んでおりますけれども、交流推進課として全て一手に引き受けてということではなくて、それぞれ担当があるところに持っていって進めているという部分もございますので、我々としては我々ができる部分を一生懸命やっていきたいなと思っております。
○前田委員
最後、少なくとも国内交流、トライアルを消してくださいよ、これは。トライアルというのは、2回目はだめだということでしょ。それと対象事業が新たにとなった。この2カ所を取ってくださいよ。もっと促進しましょうよ、国内交流を。そんな限定しなくてもいいではないですか、新たにと。
●小谷交流推進課長
少し検討をさせていただきたいところではありますけれども、まずやりたいのだけれども、少し経費もかかるしということでなかなかもう一歩出ていけないところに対して支援をするという意味で始めた事業でございます。まだ25年からのものでございますので、まだまだ掘り起こしていくことはできるのではないのかなということも思っております。
それと単年度の事業ではなくて、基本的には実際に向こうに行って交流、また向こうから受け入れての交流というものがございまして、一応単年度だけではなくて、往復の部分を見るような形にはしております。トライアルであるとか、新規、そういった部分を外してということにつきましては、改めて少し検討させていただければと存じます。よろしくお願いします。
○前田委員
いや、結論はそれで納得しましたけれども、幅広くするためにトライアルと新たにを消してくれと言っている。さっきの補正を聞いたら新たなと、同じことを言った。トライアル、消せばいいのではないですか。幅広く門戸を広げてやるほうが僕は国内交流だと思いますよ。局長、どうぞ。
●吉村観光交流局長
まず、国内交流でございます。先ほどちょっと課長が申しましたが、例えば松戸との交流というのは、県外本部が引き続きやって、毎年行って子供さんに梨をやらせたり、収穫のときに行ったり、私も何回か松戸に行ってそういうことやったことがございます。
あるいは名古屋でございますと倉吉市との縁があって、県人会が仲介されて行き来もされていらっしゃいます。ですからこの予算に出なくても国内交流は着々と地元あるいは県外と窓口は切れることなく続けていらっしゃいます。
委員御質問のトライアル補助金は最近できたもので、私もちょっと詳細な経過わかりませんので、勉強させていただきたいと思います。多分導入しやすくするように最初のうちは支援してということの意図があるのではないかなと思いますが、ちょっと勉強させていただければと思います。
○前田委員
その前段の説明がまたちょっと気になるな。私はここのことを言っているので、東京本部や名古屋代表部のことは言っていません。ここのことを言っているのです。ここを幅広くしたらどうですかと言っている。結論はするということだから、もういい。
◎福田委員長
よろしいでしょうか。
○澤委員
ちょっと確認といいますか、もう少し詳しく教えてもらいたいと思います。3ページの国内線を活用したタイからの誘客促進ということなのですけれども、ここのところをもう少しちょっと具体的に説明をしていただきたいということが一つと、それに関連して、先ほどもチャーター便の話などがありましたけれども、今まで県のほうでいろんな形でFAMとかモニターツアーをやっていますけれども、実際のところ、やる、やる、やると、やった、やった、やったという話はよく聞くのですよね。きょうは、その中、例えばタイとか香港とか、今までやった結果がどうで、どういうような効果があらわれたかというのをお聞かせを願いたい。
それともう一つは、ちょっと観点が違って、海外も含めてですけれども、国内のどこだったかな。ちょっと済みませんね。13ページの中にフィルムコミッションが出てきています。これは以前、NPOといいますか、別のところがやっていらっしゃったのが統合して県が面倒を見てやってきたという経過。それでその後、フィルムコミッションの430万円、金額を言うわけではないのですけれども、その当時はたしか100万円ずっとついていたと思うのです。それは430万円という金額もなのですが、そのときと比べて業務内容がどう拡大しているのか、そして例えば実績として今までこの3年、4年間の間にこのフィルムコミッションが観光誘客の一つの導入としてどういうような格好で発揮しているのか、ちょっとそこのところをお聞かせできたらと思います。
●岩下観光戦略課長
私からは1点目と3点目についてお答えをさせていただきます。
3ページの国内航空便利用対策促進事業ということで、米子空港と鳥取空港の利用促進と、プラス実際外からいらっしゃる方の数の促進ということで、例えば具体的な事業として航空チケットと宿泊がセットになった、金額がかさむプランですけれども、そちらをお申し込んでいただく方について例えば5,000円のクーポン券をプラスするキャンペーンでありますとか、先ほど申し上げた首都圏のそういうキャンペーンを首都圏の旅行会社の店頭で、デジタルサイネージと言いますけれども、縦置きの液晶ディスプレーでPRをあわせてする。
去年もしましたけれども、日本海テレビだとか、BSS、TSKが国の補助金をもらってきて、タイで鳥取県の番組をつくって放送するというような取り組みも平成27年度に行いましたけれども、そういう民間の放送局と連携してPRをするというようなもの。
あとWEB旅行社連携による誘客ということで、楽天トラベルとかじゃらんとかというところと連携した鳥取県の観光情報をそれらのサイトで集中的にPRする促進策などを行っております。
あと平成27年11月補正予算でお認めいただいた、春が閑散期になるものですから、そこにてこ入れをするための予算も600万円、春分をいただいているところでございます。それによりまして冬季から春季、ゴールデンウイークの間も埋める切れ目のない誘客対策をすることにしております。
あと資料13ページでございますけれども、観光振興費の中のフィルムコミッションということで、鳥取県観光連盟が行っております。昔は個人の方が中心になってしておられましたフィルムコミッションによって映画のロケの誘致だとか、そういうことをやっておりましたけれども、観光連盟での業務におきましては、よくありますCMですね、例えば大手の自動車会社が鳥取でCMをやりたいだとか、あとはドラマのロケとか、テレビコマーシャルとか、そういう応えてあげれば広告効果が大きく出そうなもの、広告換算額にすると大きくなりそうなものから優先的に、件数も昔より非常に多くやってきております。その点いえば映画の誘致のために密着して、例えばロケ地の規制を取り払うためにいろんなところに申請に行ったりとか、そういうことはなかなか難しいという面もありますけれども、昔との変化からといいますとやはり広告換算費が大きなものを中心に撮影の手助けをしているという変化がございます。
続いて、市村から説明します。
●市村観光戦略課観光誘客室長
全般的にプロモーションをやった結果がどうだったのか、FAMをやった結果がどうだったのかという御質問をいただきました。
1つ、2つ具体例。FAMを受け入れてどうだったのかというところの事例でありますと、例えば中国の旅行社のFAMを何社か呼んでおります。そちらは旅行商品をつくることが目的で来ていただいているわけなのですけれども、その中で鳥取空港からコナン記念館に行く、コナン記念館から鳥取空港に行って、そして砂の美術館を見るというような、こういう漫画に特化したような新たなルートで中国人のツアーが昨年の秋ぐらいから定番で入ってきているという報告をコナン記念館のほうからお聞きしております。確かに行ってみますと必ずいつも中国人の観光客の人がいるなという感じで、そういうお話は聞いております。
例えば東南アジアでありますと、まだまだマレーシアのほうは少ないのですけれども、その中で非常に有望な旅行社をキャッチして、こちらにFAMで来ていただきました。その結果としては、インセンティブツアーといって、これは企業研修旅行です。通常個人客がだんだんふえてはいるのですけれども、ただまだ東南アジアはインセンティブツアーといって企業研修旅行みたいなものが結構たくさんあります。方面としては日本に来たいという、そういう事情も確かにあるところでございまして、FAMツアーに来られた方にインセンティブツアーの売り込みを行いまして、昨年の11月にマレーシアからのインセンティブ旅行に83名来ていただきまして、非常によかったということでしたので、ぜひ定番で毎年その会社に来ていただけるようにということでアプローチを継続しているというような、こういうような流れで、これは今たまたまうまくいった例を言っておりますけれども、うまくいかない例も実はたくさんございますが、このような形でプラスの方向にどんどん持っていきたいなと。
結果としては今、円安のおかげもありますけれども、目標に掲げていた観光誘客数は大幅に超えてきているので、今こういう時期ですので、この時流に乗りおくれないように引き続きやっていきたいというふうに思っております。
◎福田委員長
よろしいですか。
○澤委員
大体概要はわかりました。続けていくということは大切なことだと思う。
済みません。それに先ほどの海外からの来られる人に対しての案内といいますか、そのことにちょっと関連して。ことしもちょっと聞いたのですが、海外路線ですね、今、特に鳥取県はアジアを中心にということなのですが、海外路線の中でANAですか、全日空の中で日本のいわゆるプロモーションといいますか、機内で流したのを見せてもらいました。公式にはそれについてこういうところで聞いていませんので、反響についての感想と、もし今後の展開についてどういうふうに思っていらっしゃるのかなということをあわせてちょっと聞いておきたいと思います。
●市村観光戦略課観光誘客室長
ANAの機内で鳥取県の紹介が流れた分は、実は交通政策課のほうの事業の中でやってもらったものです。非常にいい撮影ができまして、非常に評判がよかったと聞いております。
この事業は、ANAの地域貢献的な意味も含めて全国各地で順番にやっているというところの中の一つだというふうに聞いておりますが、詳細につきましては交通政策課。いいですか。
●寺口交通政策課長
昨年度ANAと連携いたしまして、テイスト・オブ・ジャパンという事業がございまして、これで各都道府県3カ月の区切りで1回当たり3つの都道府県の食とかお酒とかを紹介していくというイベントの中で、機内で流す映像などの中に鳥取県の実際に食をつくっているところの場面とか観光地等の紹介をしていただいたところでございまして、これについては鳥取県の非常にいいところを皆さんに知っていただけたというふうに考えております。
それでこれにつきましては実は1回だけではなくて、ANAさんとしては一通り47都道府県回りましたら2回、3回目ということもこれから先は検討していきたいというような話も聞いているところでして、ぜひまたこういった機会をいただければ、一緒になって取り組んでいきながら鳥取県の紹介をまた重ねてやっていきたいというふうに考えております。
◎福田委員長
よろしいですか。
○横山委員
7ページ、山陰DMOで鳥取県と島根県が同額で書いてあったな。だけれども、よく考えてみたら鳥取県みんな合わせても松江に負けるわけだな。また、そういうので言うと出雲にも負けてしまうのだな、鳥取県全部で。いい勝負しているのは、兵庫県のほうといい勝負だ。いや、やっとこさ勝っているぐらいかな。そういう現状があるのに一緒というのは。一緒にするから、そのかわり2倍、3倍と頑張るというなら話はわかる。だけれども、どんどんあちらに行ってしまうのに金だけは一緒というのは、これはよくないわ。これは不公平と言うのだ。向こうから言うと、いい申し出だなと。金半分出すだってよと、こうなってしまうわな。そういうぐあいにならないように、力いっぱい研究をしていただいて、肩を並べるように何とかしてできればいいな。DMOには賛成です。頑張らなければいけない。
もう一つは、テレビだか何だか見たらクルーズ船に乗って爆買いに来ると、飛行機だとどんどん荷物を載せるのは文句を言われるのだけれども、クルーズ船にはどんどん載せられるそうだな。そういうことがあるので、やはり何としてもクルーズ船の寄港に創意工夫をしてほしいなと思うけれども、そのことについて考えていないですか。
●岩下観光戦略課長
まず山陰DMOについては、おっしゃるとおり島根県にばかりお客さんを持っていかれないように重々気をつけて事業を実施してまいります。
クルーズについては、おっしゃるとおり飛行機は持ち帰り荷物等重量制限がございますけれども、クルーズのほうは重量制限がないので、爆買いの量は多いという面があります。あとクルーズのお客様は宿泊をクルーズの中でするので、宿泊の分の消費を陸上でしないという部分がありますので、そちらのプラスの部分と、あと宿泊消費が少ないという部分を勘案して双方の事業のバランスはとっていきたいと思います。頑張ります。
○長谷川委員
12ページに三徳山の調査、また36ページにも三徳山の世界遺産が出てくるのですけれども、その前提がせっかく去年日本遺産の登録をかち得ているのに内実を図るというのをもっと前に出されたらいいのに、また一挙に世界遺産のほうに話を持っていってしまって、何か日本遺産よりも世界遺産のほうがありがたいのだみたいなのがちょっとあらわれてしまっていると思うのですね。世界遺産のほうは、もう登録の件数自体を絞り込もうとしているわけですから。それから三徳山だってもう過去数年前にチャレンジをして、なかなかハードルが高いというのを経験しているだけに、ストーリー性などを考えたときに、むしろ三徳山には日本遺産のほうがマッチするのだと、そういうことで日本遺産の位置づけをしっかり活用して三徳山の存在感を高めたり、中部地区の振興に寄与させると、そういう中で来年は大山開山1,300年、そういうものの山岳仏教の発祥の地であるというような関連性を持たせていったほうが有効的ではないかなと思うのですが、いかがでしょうか。
●岩下観光戦略課長
三徳山、三朝温泉は、日本遺産第1号の認定であるということをしっかり売り込みながら、地元の協議会などと協議しながら、世界遺産よりも日本遺産の打ち出しのほうが効果的である部分もあると思いますので、大山も日本遺産に申請するということもあわせまして相乗効果を狙って観光誘客につながるようにやっていきたいと思います。
◎福田委員長
よろしいでしょうか。
○森委員
26ページ。さっきのクルーズ客船の話なのですけれども、結局今、爆買いで行っているのは、イオン。イオンが幾らもうかってもそのままどこか行ってしまうということで、クルーズ客船のせっかくのビジネスチャンスをイオンに行ってもらったのでは結局県民には何もないということになる。販売するようなものを観光戦略課だけではなくて、商工のほうとセットで、あるいは農林のほうのセットであろうけれども、売れるもの、それからまた駐車場があって、そこに来させることができるものというのをセットで考えていかないと。結局今の段階では爆買いの場合は県内ではイオンだけみたいな形になっているのではないかなと思うので、その仕組みというか、販売戦略というか、そういったものもぜひ必要だと思うのですが、そのあたりはどうなっているのかということが1点。それとあわせて昼食ですよね、結局。クルーズ船は晩は食べないし、朝御飯も食べない、泊まりもしないので、昼食と何らかのセットということで、昼食場所が結構由志園がひとり勝ちみたいな形になっているということなので、県内では、砂丘はそれが大丈夫だみたいな話だけれども、それ以外のところは余りないみたいなので、そういった施設の整備みたいなこともやはりセットで支援していくというようなことがない限り受け入れ先がないみたいなことになるのではないかなと思うのですが、そのあたりのことはどう考えているのかお願いします。
25ページです。25ページと18ページが関係するのですが、私は前から同じことばかり言っていて、しつこいのだけれども、ウエブが一番大事だと思っていて、これからはやはり旅行会社がやるツアーばかりではなくて、個人の旅行はウエブを見て来ると。そのウエブをどうやって充実化するかということなのだと思うのですね。
それで18ページは、確かにこれはこの1年間だけは2,500万円使って、この大手トラベルサイトから来る人は来るかもしれないけれども、その次の年になったらこれはもう効果はないのだと思うのですね、やはり。新たな人が来るというのは、鳥取県独自の、あるいは鳥取県観光連盟の、あるいはDMOのサイトから行けるすばらしいサイトがあって、ここには絶対来てみたいという、そういったすばらしいサイトをつくっていく必要があると思うのだけれども、それが25ページでは1,500万円で受け入れ環境整備システムということで全部セットになってこれだけになっている。何かもっとここにどかんと力を入れてやってほしいのですけれども、そのあたりはどうなっているのか。前にも例えば動画のコンテンツの話もしたこともあるのだけれども、どういうふうになっているのかを、それもあわせてお願いします。
●岩下観光戦略課長
まずは26ページのクルーズ船の消費が一部に偏っているのではないかというお話です。一つの打開策としてやっているのは、境港管理組合と共同して岸壁に県内事業者の出店というのをしてもらって、やはりそこは全員の方が、個人の方も団体さんの方も通りますので、そこでまずお金を落としてもらうように県内事業者への出店というのを進めております。
昼食場所については、県内でも1バスとかで言えば昼食をしていただけるところはもっとありますので、由志園以外に鳥取県内で昼食をとってもらえるツアーがふえるように、それはもう働きかけていきたいと思います。
25ページにも書いてあるということでホームページの作成と、あと18ページの大手宿泊サイト上でのPRということでございますけれども、別のページで体験プログラムもウエブで予約できるようにして来てもらうということをするということも説明をさせていただきましたけれども、山陰DMOが立ち上がったらそこでも新しくまたサイトを立ち上げますので、そこでまた魅力あるコンテンツを紹介する仕組みをつくって、それから動画ということにつきましては観光連盟のサイトで動画を載せる取り組みをこれからしていきますので、またそれができましたら森委員さんにも見ていただいて、アドバイスをいただきたいと思います。
○森委員
いろんなところでウエブを立ち上げるわけですよね。いろんな、DMOがつくるし、県もつくるし、観光連盟もつくるし、それぞれでつくっていてもやはりそれぞれでだと思うのですよね。やはり一個に集中するというか、どこでもがポータルサイトになって、そこに飛んでいけるようなスタイルにしていかないと。それぞれのところでやっているといつまでたっても古い情報が残っていたりとか、間違いの情報があったりとか、やはり管理ができないと思うので、それを一元的に何かできるようなことを考える必要があるのではないかなと思うのですよ。もちろんそれぞれのウエブは必要なのだけれども、そういったことを考えながらやる必要があるのではないかなと思うし、例えば三徳山の話をすれば、前にも言ったけれども、グーグルアースではないや。中を行けるやつを何と言ったっけ。(「ストリートビューですか」と呼ぶ者あり)ストリートビューね。今見ると三徳山の観光連盟のやつからはストリートビューには入れない状態になっているので、やはり組んでもらって、三徳山を調べたらすぐストリートビューに入っていって中を見れるようなことにもしてもらいたいし、やはりそこにはどんどんお金が要ると思うのですね。お金が要るところをやはりしっかりと押さえて、これからの個人客に向かっての戦略をしっかりとつくってもらう必要が、これにはお金がかかるということでの予算立てが必要だと思うのですけれども、いかがでしょうか、局長。
●吉村観光交流局長
まずホームページの整理でございますけれども、県としての観光のものは県ではなくて観光連盟に一応一元化している格好になっています。観光連盟は、ちょっとホームページを直そうとしておりますので、動画であったりはこれから直さないといけないです。
この予算に出てきておりますのは、じゃらんとか楽天に入ると、予約にすぐ入れるということでのPRをもともとしております。若干目的が、観光連盟のものは県の情報発信と観光地の御案内、それから直接予約につながるものはこれであったり、海外のものも、来年度予算がありますけれども、そういうふうにちょっと今すみ分けをしております。委員おっしゃったようにそれがただばらばらではいけませんので、多少有機的につなぐなり、それは私どももちょっと考えていかないといけないと思いますが、今とりあえず予算は、それぞれ狙いが別々になっておりますので、そこはまたいろいろ勉強をさせていただきたいと思います。
○野坂副委員長
済みません。ちょっと戻るのですけれども、交通政策で、25ページ、在来線を使った整備等々でJR西日本との意見交換、勉強会の実施というのがあるのですね。1月12日から当委員会で県外調査をしていまして、そのときJR九州ですね、観光列車のたまて箱、指宿に向かう列車なのですけれども、これが古い車両をそのまま改修して観光列車にして、1車両当たり
2,000万円ぐらいの改修費をかけられたというふうに聞いていますけれども、これが大方の予想を大きく覆してといいますか、年の平均の乗車率が70%。今、JR九州の中のドル箱路線になっているという実例があるのですよね。
これから観光というのは、国内、国外かかわらず、体験のほうにどんどんシフトしていくのだろうと思いますね。それはすなわち時間消費にもなっていくし、いろんなものを生んでいく。その中での地域の魅力として、先ほど来コナンとか鬼太郎という、特にアジアを中心として絶対的な魅力があるではないですか。そうしたときにこのJRとの連携ということで、今確かにラッピングはありますけれども、あれはどうでしょう、中に入れば普通の列車と変わらないし、特に実感としての感動は余り薄いのですね。あれを何とかコナンとか鬼太郎をテーマにして観光列車みたいなことはできないのか、こういったようなところを、これはJR西日本との協議の場でぜひとも議論をしていただきたいなと思うのですけれども、いかがでしょうか。
●寺口交通政策課長
今、JR西日本さん、特に米子支社というレベルとでございますけれども、鳥取県は、連携会議を組織しておりまして、年に3回から4回、いろんなテーマに基づいて意見交換会を持つようにしております。実は今週もこの25日、そういった会を持とうかなというようなことで今、日程調整もさせていただいているようなところでございますが、その中では今まさに委員がおっしゃられましたように、列車の観光活用といったものも一つのテーマとして取り組むようにしておりまして、例えば今、鬼太郎とコナンといったようなお話もされましたけれども、香港からのチャーター便が来たような際には境線を走っている鬼太郎列車の中に鬼太郎の着ぐるみがサプライズで乗り込んでおもてなしをするといったようなことが非常に受けているようなこともあったりします。
コナンとの連携につきましても昨年度ミステリーツアーといったような形で鳥取を舞台に開催させていただいたりとかということでもJRさんとも連携をさせていただいておりますし、来年度はまたそれの外国人向けのものもやってみようかといったような動きになっておりますので、ぜひそういった鳥取県を代表する漫画のキャラクターとか、そういったものを生かしながらJRさんとは連携し、それからJRさん以外の智頭急行さんとか若桜鉄道さんとも列車の観光活用といった点では引き続き一緒になって取り組んでいって、県内の鉄道を利用した観光促進ということにもこれからも力を入れてまいりたいと思います。
○野坂副委員長
わかりました。
着ぐるみが列車の中に入ったり、例えばコナンの謎解きみたいなのをどこかに仕込むというのは、これはすぐできるようなことだろうと思うのですけれども、やはりキーワードは圧倒的に、徹底的にということだろうと思うのですよ。智頭急行でもそういった観点から車両のデザインについて検討されるわけでしょう。だからこれはよそではできない素材だと思うので、やはりそこを強力に推し進めるというところというのは重要だろうと思います。だからもう列車ごと仕掛けをつくってしまうというのは重要だと思うので、ぜひともその辺お金もかかることですから、十分にいろいろ協議していただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
◎福田委員長
よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
よろしいでしょうか。
それでは、最後に、私のほうから岩下課長にエールを送りたいなと思うのですが、私も6月定例会で地方創生の大きな柱として日本版DMO、それも鳥取型のDMOというのをやったらどうだと提案させてもらった張本人として、この間、岡﨑部長もパネリストとして御出席をされておりました若桜鉄道85周年に日本政策投資銀行のDMO担当部長、中村部長さんがお越しになられていたのです。我々中村部長さんに東京でレクチャーを受けたのですけれども、委員の皆さんに報告ですけれども、鳥取県議会が一番早く来てくださったということで、その後、市会議員さんとか県会議員さんがわんさか来たそうですが、1号が鳥取県議会だったということで、大変敬意を表していただきました。
また、ちょうど山陰というスケールがいいスケールだということを言っておられまして、非常に今の広島県の湯崎知事が引っ張っておられる瀬戸内、これが目立っていますけれども、実は山陰のほうに期待していますということを言われていまして、できることがあったら何でも言ってくださいということを言っておられました。
そこでこの中を見ると、この間もちょっと申し上げたのですけれども、DMOのM部分ですよね。やはりインバウンドでどういう外国人が何を目的で日本に来られているのか。その日本に来られたお客様の中で鳥取とか島根、山陰がどういう役割が果たせるのか、どういう隠れた観光地を磨き上げて、今まで日が当たらなかったような食材が外国人に受けるのか、これを調べるマーケティングが一番大事だと思うのですが、この広域のDMOについては、プロモーションとかPRばかりが書いてあるのですよね。さっき中部総合事務所さんの話のほうにはマーケティングというのは出てくるのですけれども、僕はやはり大きな広域のDMOでまずマーケティングをやって、日本に来られているお客さんに対して、山陰には売り込むべきものがあるのだろうかということをまず調査すべきだと思うのです。そうしないとポスターも、ウエブの話もあったのですけれども、まず何を求めて来られているのかということを調査しない限り商品造成は多分できないと思うのですね。当然個別の東・中・西部の小さいDMOも頑張っていただかなければいけないわけですけれども、そのあたりはどうですか。ここには書いていないのですけれども。
●岩下観光戦略課長
おっしゃるとおり、DMOの真ん中のMが一番重要だと言われています。マーケティング、マネジメントということで、今まで山陰地域をきちっと統括してマーケティング、マネジメントが特にできていなかったという部分がありますので、おっしゃったとおり、そこの基本調査をしっかりとまず最初にして、何が足らないか、それからどのターゲットエリアを目指していくのかということですね。島根県との協議の上ということになりますけれども、特に東南アジアという話が出たり、あるいは先々は欧米を見据えて、欧米の一番のインバウンド大国でありますフランスを目指すとか、同じく4月に発足を目指しています瀬戸内のDMO、非常に7県という大世帯でありますけれども、鳥取、島根の両県のほうが機動力があって、より成果が出せると自負しておりますので、頑張ってやりたいと思います。よろしくお願いします。
◎福田委員長
あともう1点、ちょっとこの間聞きましたところ、その瀬戸内のDMOというのはかなり広島銀行さんが引っ張っているという話なのですね。広島銀行がかなりやる気を持って取り組んでいて、かえって広島県よりも広島銀行がやる気を見せているということを言っておられました。要は旅館がやはり直すべきところとか、そういったところになるとやはり金融役割は大きいと思うのですけれども、この山陰版DMOについては、例えば山陰合同銀行さんから1人とかという話なのですか、出向者は。
●岩下観光戦略課長
確かに現在事務局に常勤の職員を1名出していただくということになっております。それからあと鳥取銀行さんにも協力を求めておりますので、そこら辺また関与を深めてもらえるようにやりとりをしながら、その部分でも瀬戸内に負けないように頑張っていきたいと思います。
◎福田委員長
しっかり頑張ってください。
それでは、意見も尽きましたので、次に、請願・陳情の予備調査を行いたいと思います。
今回の予備調査は、新規分の陳情1件についてであります。
現状と県の取り組み状況は、お手元に配付をしている請願・陳情参考資料のとおりでございます。
初めに、執行部から現状と取り組みについて聞き取りを行った上で、陳情者の願意の聞き取りや現地調査を行うかどうか検討したいと思いますが、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、陳情地域振興28年1号、旅客自動車運送事業に係る安全体制の整備について、担当課長から説明を求めます。
●寺口交通政策課長
そういたしますと資料は、請願・陳情参考資料、地域振興部の分の1ページをごらんいただきたいと思います。旅客自動車運送事業に係る安全体制の整備について、現状と県の取り組み状況の説明をさせていただきたいと思います。
旅客自動車運送事業、今回の陳情に係る分につきましては、特に貸し切りバス事業ということについてでございますが、この安全確保対策につきましては、道路運送法に基づきまして国土交通大臣、いわゆる国が行う分野の事務というふうになっております。それで国におきましては、この1月に発生した軽井沢スキーバス事故を受けまして、1月22日に軽井沢スキーバス事故対策検討委員会が設置されまして、その後、本日までに3回の会議を重ねながら再発防止策の検討を行っているところでございます。
国土交通省としては、28年3月末までに、まずは速やかに実施できる対策を取りまとめ、ことしの夏までに制度改正を伴うようなものも含めまして最終取りまとめを行う予定と伺っております。
以下、今回の陳情者の趣旨が大きく3本あるというふうに思いますので、その3つについてそれぞれ簡単に説明をさせていただきたいと思います。まず1点目、新規参入時の安全確保ということにつきましては、これは貸し切りバス事業に新規に参入しようとする場合には、国が審査基準を設けて、それに沿って可否を判断するということになっておりまして、その基準の中には最低車両数の確保ですとか、自動車車庫の確保といったようなある意味当然のことに加えまして、これも当然といえば当然なのですけれども、休憩、仮眠または睡眠施設の確保ですとか、管理運営体制の確保といったような項目についても点検した上で許可するかしないかを判断しているところでございます。
今回この事故を受けた国土交通省の対応は、先ほどの検討委員会におきまして、この新規参入の際の要件について、今の安全基準で十分かどうかを検討しているということでございます。
2つ目の点で、交代運転手の配置基準についてということがございます。この交代運転手の配置基準につきましては、平成24年4月に発生しました関越道ツアーバス事故を受けまして、25年8月に国で交代運転手の配置基準というものを既に厳しく改正しているところでございます。
今回の事故を受けた国交省の対応は、今回配置基準につきましては25年の8月に改正したところでもあり、軽井沢スキーバス事故対策検討委員会における検討の項目には入っていないというのが状況でございます。
3つ目の事項といたしまして、貸し切りバス事業者に対する監査体制の強化ということを言っておられます。この点につきまして国のほうの状況は、平成17年から26年の10年間のうちに監査の要員、人数が3年間で3倍に増加、なおかつ監査の実施件数については貸し切りバスに係るものにつきましては3.5倍に増加ということで、監査体制をかなり強めてはおられます。
ただ、今回のスキーバス事故を受けまして、さらに今度は監査で判明した法令違反の状態を迅速に事業者に是正・改善させるための仕組みの導入ということにつきまして一歩進んで検討しているという状況でございます。
なお、事務といたしましては基本的には国の指導監督権限に基づいて対応はしているのですが、県といたしましても今回の事故を受けまして1月18日付で交通政策課長名をもちまして県のバス協会に対し国土交通省の貸し切りバスの安全確保に係る指導について、改めて県内会員に徹底指導するように通知で要請したところでございます。
また、参考までに実際にツアーをやるとなると必ず旅行業者といろいろと兼ね合いが出てくるわけですけれども、県が所管しております旅行業者に対しても観光戦略課長名でもって1月19日に事故の防止徹底等の要請文書を出したところでございます。
なお、今後、貸し切りバスツアーの実施業者への抜き打ち検査等も実施していく予定でございます。
◎福田委員長
それでは、委員の方で陳情者からの願意の聞き取りあるいは現地調査の必要性について御意見を伺いたいと思います。
御意見のある方。(「ちょっと今の説明で」と呼ぶ者あり)
どうぞ。
○森委員
交通政策課長、バス協会に入っていないバス事業者というのはいるのですか。今の話は1月18日付で交通政策課長名でバス協会に対して文書を出したということがあったけれども、県内のバス事業者でバス協会に入っていない事業者はいるのですか。
●寺口交通政策課長
ちょっと今手元に詳細資料を持ち合わせていませんが、たしかそういった事業者はなかったと思いますが、ちょっと一度確認させていただいた上で、改めてきちんと報告をさせていただきたいと思います。
◎福田委員長
必要なしということでよろしいですか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、今回につきましては、聞き取り及び現地調査を行わないことにいたしたいと思います。
次に、報告事項に移ります。
執行部の説明は要領よく簡潔にお願いします。
なお、質疑等につきましては、説明終了後に一括して行うことといたします。
まず地域振興部から、報告1番、鳥取県西部地域公共交通網形成計画の策定に向けたパブリックコメン卜の実施について、寺口交通政策課長の説明を求めます。
●寺口交通政策課長
地域振興部の資料の1ページをお願いします。鳥取県西部地域公共交通網形成計画の策定に向けたパブリックコメントの実施ということについて報告をさせていただきたいと思います。
本年度県の西部地域におきまして公共交通のネットワークの再構築を図るために、県、地元自治体、交通事業者、利用者の代表等で構成いたします協議会を設置いたしまして、現在西部地域公共交通網形成計画の素案を取りまとめたところでございます。この素案につきまして、2月26日からパブリックコメントを実施したいと考えておりますので、その旨を報告させていただきたいと思います。
まず、これまでの取り組みについてでございますが、資料の2番をごらんいただければと思います。今回の西部地域の公共交通網の形成計画を策定するに当たりましては、4月に鳥取県西部地域公共交通活性化協議会を立ち上げまして、その後、7月末までをかけまして県内の公共交通の現状、あるいは移動の実態調査、住民等へのアンケート等を実施してまいりました。その後、8月、1カ月かけまして、この調査結果を取りまとめまして、9月以降にこの調査結果の分析ですとか、課題の抽出、今後の基本方針の検討等、3つのワーキンググループに分けて重ねて検討してまいりまして、その結果、この2月、素案という形で取りまとめたところでございます。
以下、この計画の素案の骨子ということで3番のところに掲げさせていただいておりますが、これにつきましては別冊でカラー刷りの17ページ物の資料もつけさせていただいておりますので、こちらもあわせてごらんいただきながら確認をいただければと思います。
まず、この別冊の表紙の真ん中ほどにも書いているところなのですけれども、今回のこの計画は、圏域の中心都市であります米子市の医療機関とか商業施設・高校等、こういった広域的な目的地への移動の利便性を高めるとともに、地域内の日常生活拠点、これはやはりスーパーマーケットであったりとか大きな病院であったりという人が特に多く集まるところなのですけれども、こういったところのアクセスの利便性を向上させることによりまして、圏域の持続可能で調和のとれた移動環境を整備し、いつまでも住み続けられる地域を目指すといったようなものを究極目的に掲げながら計画策定を進めているところでございます。
今回の計画の特徴といたしまして、次に6つほど掲げさせていただいておりますが、これまで交通計画というのは市町村単位で作成していたものでございましたけれども、今回はこの西部地域全体を一つのエリアといたしまして、交通ネットワークとして再構築を図ろうという観点で取り組んでいるものでございます。
その他市町村内の住民、高校生、民生委員の方々、こういった方々へ幅広くアンケートを実施しながら、その意見を反映したりとか、それから今後の人口減少を念頭に置きながら、維持存続が可能な交通網を形成しようという考えで今計画を立てているところでございます。
そこに上げさせていただいているものに基づきましたのが特徴でございますが、この計画の主な構成ということで、(3)のほうにまず全体の構成案を掲げさせていただいております。特に中心となります第6とか第7に当たるところがこれからの取り組みについてまとめているところですが、これは別冊の資料のほうでいきますと4ページないし5から15ページというところに具体の内容は掲げさせていただいております。
この第6のところについてまず少し紹介をさせていただきたいと思いますが、まず基本的な方針といたしまして3つの柱を立てました。資料は2ページの上のほうの段でございますが、1つ目が圏域内移動を快適にする公共交通、2つ目が多様な施策と連動した利用促進、3つ目が広域連携・住民との協働で支える公共交通利用促進というこの3本の柱を立てさせていただいています。
この3本の柱をもとに、資料でいきますと第7ということになります。それから別冊のカラー刷りの資料でいきますと5ページのほうをごらんいただければと思いますが、全体の施策の体制として大きく3つの基本方針のもとに5つの目標を掲げ、それぞれの目標の中に2ないし4の個別の取り組み事業を位置づけて全体の展開を図っていこうというものでございます。
例えば先ほどの付議案の説明の際に森委員から少し御質問もありましたので、一つ事例で御説明をさせていただきます。まず、ページが飛んで申しわけございません。別冊の1ページのところの一番上に茶色い部分がございますが、ここの中に公共交通を取り巻く社会的背景、どういう状況があるのかということの中の丸が6つございまして、その中の一番下に高齢運転手の事故抑制のための免許返納・公共交通利用の促進といったような、こういう背景、実態が今あるということを踏まえまして、資料はこの別冊の13ページをごらんいただければと思いますけれども、例えば免許返納をされるような方、これはかなり高齢でお年を召された方というのが実際には対象になってこようと思うのですけれども、免許返納という個別の仕切りではなくて、より広く捉えて高齢者の対策ということでございますが、ここの目標の4、公共交通利用の動機づけという中の具体の取り組みの(1)として公共交通以外の施策との連携という項目の中で、1つ目の丸ですけれども、高齢者、障害者を対象としたタクシー助成や料金の割引制度等移動の支援策は設けられているが、こういった支援策の拡充を図り、公共交通の利用もふやしていくといったような形で、例えば免許返納された高齢者の方に対しては割引制度の充実等々で自家用車が運転できなくなった後の移動の手段を確保していこうといったような観点で進めていこうといったような取り組みになってくるものでございます。
ここの第7の中には合計15個の事業を掲げさせていただいておりますけれども、この15個の事業の具体の中身につきましては、28年度の予算でも先ほどお願いしているのはそうなのですけれども、今後、来年度西部地域では今回のこの公共交通網形成計画という基本計画をもとに路線の再編実施計画を検討、策定するような予算をお願いしていますが、そういった実施計画の中でそれぞれのエリア内で具体にどういったエリア、地域内の公共交通の手段を充足していくのかと具体の策をそちらのほうでまた地域の方々と一緒になって検討してまいりたいということで考えております。
最後、今後の予定ということでございますけれども、この別冊のほうのカラー刷りの案をもとにしまして、この2月26日から3月16日までパブリックコメントを実施させていただき、そこでいただきました意見等を踏まえまして、3月末までに正式な基本計画ということで策定していきたいというふうに考えております。当然すぐに実施できるものは可能なものから実施に移していくのですが、今言いました具体の事業の取り組みにつきましては来年度1年間、再編実施計画を検討、作成いたしまして、その実施計画に基づいてその後の事業を展開していきたいというふうに考えております。
◎福田委員長
報告2、海外航空路線の拡充に向けた戦略会議について及び報告3、米子鬼太郎空港リニューアルお披露目式については、後ほど観光交流局より説明がありますので、省略いたします。
報告4、公立鳥取環境大学入学試験の志願状況及び平成28年度の取組について、國米教育・学術振興課長の説明を求めます。
●國米教育・学術振興課長
この資料の5ページをお願いいたします。鳥取環境大学の志願状況が取りまとまりましたので、御報告をするとともに、28年度に大学の独自財源で行います主要な事業について御報告をさせていただきます。
5ページをごらんください。まず、一般入試の志願状況でございます。枠の表がございますが、上の表の一番右下に志願倍率、一般入試の倍率が書いてございます。8.0倍で、昨年の倍率を超えているところでございます。
県内・県外比率でございますが、受験者につきましては志願者数の人数のところの表で一番下を見ていただきたいのですが、昨年と同数、147人の受験が予定をされております。ただ、倍率は上がりましたので、比率としては少し下がっております。ちなみに昨年度の入学者の割合でいきますと、経営学部は県内出身が3割、環境学部が約1割になっております。
参考までに県内の他大学の状況を書かせていただいております。これは推薦を入れたところの倍率でございますが、環境大学は推薦も入れたところで6.2倍、鳥大が5.4倍、看護大学、鳥取短大はそこに書いてある数字のとおりでございまして、県内比率はそれぞれ環境大学は
11.6%、鳥大14.6%ですが、受験者を引き上げるとともに、合格者はまた率が違ってきますけれども、来年度以降受験者の割合をふやすようにさらに努力を大学等に促していきたいと思っております。
真ん中から下に平成28年度の大学の取り組みということを書かせていただいております。
今年度から整備を続けております実験研究棟がことしの9月に竣工予定、それから大講義室の建設が今年度予定をしておりまして、28年6月に着工予定でして、財源は大学の基金を利用する予定にしております。
授業内容は、枠の中に書いてございますが、5億円の工事費で講義室の不足に対応するための新築を予定しております。
29年度末でこういった事業をした後の大学の手持ちの基金の残高は、5億円程度を予定しているところでございます。
◎福田委員長
報告5、タンデム自転車の一般県民への貸出開始について、小西スポーツ課長の説明を求めます。
●小西スポーツ課長
それでは、6ページをお願いいたします。タンデム自転車、二人乗りの自転車ですけれども、これは今、県内東部と中部の一部の道路で走れるということになっておりまして、このほど3月1日から自転車の一般貸し出しを開始することにしました。
東部につきましては、鳥取産業体育館に2台置きます。中部につきましては、倉吉体育文化会館で貸し出しをいたします。
貸し出し料金は無料で、最大3日間借りることができます。
これによりまして例えば障がいのある方も自転車を楽しめることができるようになりますので、ぜひ多くの方に利用していただければと思います。
◎福田委員長
次に、観光交流局の報告事項に移ります。
報告6、山陰DMO「山陰観光推進機構(仮称)」の設立について及び報告7、「プレミアム宿泊券とっとりで待っとるけん」の利用実績等について、岩下観光戦略課長の説明を求めます。
●岩下観光戦略課長
常任委員会資料の観光交流局資料の1ページをごらんください。山陰DMOの設立について、このたび山陰DMOの参加団体及び会長・代表理事が内定いたしましたので、報告いたします。
項目1、組織概要として、先ほども話がありましたけれども、経済団体として中国経済連合会、山陰合銀、鳥取銀行、それから交通事業者として広くエリアを管轄しておられますJR西日本、全日空、日本航空、それから大手旅行社など、こちらに記載している内容の16団体になっております。
代表者といたしまして、株式会社ジェイティービーの田川会長、田川会長は非常勤でございます。常勤の代表理事といたしまして、現神奈川県観光資源課の福井課長です。元近畿日本ツーリスト部長、クラブツーリズムの事業部長などを歴任されております。
事務局体制でございますけれども、先ほどの6団体から職員を1名ずつ派遣していただく予定にしております。それから鳥取県から2名、島根県から2名の合わせて10名程度となっております。
事務所でございますけれども、前回のこの場での報告では米子駅前の一般の貸しビルの中ということで申し上げておりましたけれども、その後、米子市と連携をとりましたところイオンの中にあきが出そうだという報告がありまして、現在は米子駅前イオンの中に設立する調整を行っております。
2ページをごらんください。山陰DMOが取り組む事業内容につきまして、先ほど委員長からもありましたマーケティング、マネジメントのほうもやっていきたいと思います。
今後のスケジュールということでございますけれども、項目3番の4月22日に設立総会を米子市内で開催する予定にしております。それから10月以降に一般社団法人として法人化を見据えて進めてまいります。
国の支援を受けながらこの事業を行うにはDMOとしての観光庁への登録が必要でございますけれども、参考のところに書いてありますとおり2月17日に観光庁に申請を行っております。
隣の3ページの図との関連、2ページの一番下の改組の項目でございますけれども、前からありました島根県と一緒に山陰観光推進協議会という共同で、1対1でお金を出し合って進めております首都圏からの誘客事業も山陰DMOで一緒にやります。
インバウンドに関して山陰国際観光協議会というところで島根県と一緒にお金を出し合って進めていたものについても山陰DMOのほうに事業を引き継ぐと。
先ほど当初予算の説明の中でありましたとおり、クルーズの団体バスへの支援についても島根県と一緒に山陰DMOでやっていくなど、組織的な整備も行っているということでございます。
めくっていただきまして、4ページをごらんください。「プレミアム宿泊券とっとりで待っとるけん」の利用実績でございます。
4月1日に販売しましたプレミアム宿泊券について、利用実績がまとまりました。
発行枚数は1万4,000枚ということで、利用は1万3,290枚ありました。利用率は94.9%、延べ宿泊人数は1万1,997人。
利用者は、特に関西エリア、中四国エリアの方が多かったという結果が出ております。
利用月としましては、8月が一番多く、その次に5月という順番になっております。
宿泊券が利用されている宿泊施設の地区別は、県西部地区が一番多く、53.2%、中部地区が続いて、35.7%となっております。
利用枚数上位の都道府県は、1位が大阪府、それから2位が広島県などとなっております。
利用者アンケートをいろいろ、どういう形態で使ったかということがその下に書いておりますので、ごらんください。
次のページ、5ページに移っていただきまして、経済効果分析ということでございます。もともと旅行の予定はなかったのですけれども、宿泊券があったから鳥取に来た、あるいは鳥取に行く先を変更したという方の消費額を換算しますと1.6億円ということになりまして、このプレミアム宿泊券発行額の中でプレミアム相当額というのが6,600万円になります。発行額の半分になります。発行額1億4,000万円ということでありますけれども、それの約半分の6,645万円という額の、これは経済効果が1億6,000万円ですので、2.4倍となったということでございます。
経済波及効果を加えると、こちらは四角で囲ってあります合計というところにありますけれども、2.85億円となりまして、プレミアム額の4.2倍経済効果があったという結果を書いております。
その他宿泊施設等の主な意見を記入しております。
◎福田委員長
続きまして、報告8、海外航空路線の拡充に向けて戦略会議について、報告9、台湾からのチャーター便について、報告10、アシアナ航空米子ソウル便就航15周年プレイベント及び今後の記念事業について及び報告11、アシアナ航空のチャーター便就航結果について、市村観光戦略課観光誘客室長の説明を求めます。
●市村観光戦略課観光誘客室長
それでは、続きまして、お手元の資料6ページをごらんください。このたび香港定期便就航の計画もあることから、知事をトップとした海外航空路線の拡充に向けた戦略会議という庁内チームをつくりまして、2月10日に開催いたしましたので、報告をいたします。
知事がトップでありまして、副知事が事務局責任者、統括監がプロジェクトチーム長ということで、部局を横断してチームを編成しております。
そこで確認いたしましたのは、5番の内容というところに記載しておりますけれども、香港航空の定期便が就航する岡山県と連携して周遊コースの提案や商品造成を働きかける。
山陰DMOをともに立ち上げる島根県とも連携を強化する。
マカオ、中国本土、タイなど乗り継ぎ誘致のためのPRを促進していく。
香港航空とも連携して香港で人気の高いゲゲゲの鬼太郎を活用したPRを展開する。
また、米子ソウル便については、今LCCの話も漏れ聞こえているところでございますけれども、この辺の情報を探りながら、動向を注視しながら、4月に迎える路線就航15周年キャンペーンを盛り上げていくことを確認いたしました。
続きまして、7ページのほうをごらんください。台湾からのチャーター便が計画されておりますので、御報告いたします。
昨年11月に初の台南からのチャーター便を実施したところでございますけれども、それに引き続きまして台北からのチャーター便、それから台中からのチャーター便ということで、台湾からのチャーター便がやってまいります。
まず2月ですけれども、2月は台北から相互チャーターということで、台湾側は5社主催旅行社が上がっております。日本側は、農協観光鳥取支店が主催として相互チャーターを飛ばす計画が立っております。
航空会社は、チャイナエアラインです。
就航区間は、台北にあります桃園空港と米子空港の間を飛びます。
次に、3月ですけれども、3月は今度は台中からの相互チャーターの計画がございます。
こちらの主催の旅行社は、台湾側がJTB台湾、それから日本側がJTB鳥取支店、農協観光ということで計画がなされております。
航空会社は、マンダリン航空。こちらは鳥取コナン空港に就航いたします。
どちらのほうも盛り上げのおもてなしはやってまいります。特に鳥取空港のほうは、空の駅女子会というのが結成されておりますので、こちらと連携をとりながらやってまいりたいと思っております。
8ページをごらんください。アシアナ航空米子-ソウル便就航15周年プレイベントということで、おかげさまでこの4月にアシアナも15周年を迎えることになりました。これを記念いたしまして、いろいろなイベントを少し展開して利用促進を起こしていこうというものでございます。
まず、手始めにプレイベントということで、韓国観光公社とも連携いたしまして、韓国で人気のミュージカルの「ファンタスティック」を米子市公会堂に招きまして公演をすることになりました。期日は2月28日で4時から5時半で上演いたします。ノンバーバルミュージカルということで言葉を使わない、言葉がなくてダンスとか音とかということで、言うなれば言語の違う方でも誰でも楽しめるという、韓国ではすごく人気の舞台でありまして、なかなかチケットもとりにくいと聞いておりますが、こちらが米子で見られるというものでございます。
なお、このアシアナの就航15周年記念事業につきましては、2のところに今後の予定も記載しております。まず、4月3日に米子鬼太郎空港にて記念セレモニーを実施いたします。それからアウトバウンド、インバウンド、それぞれ事業を持って計画しておりまして利用促進につなげていきたいと思っております。
9ページをごらんください。アシアナ航空のチャーター便就航結果についてでありますけれども、この春節の時期を活用いたしまして、アシアナは週3便飛んでおりますけれども、ここがなかなかチケット予約が難しいということになりまして、この休みに合わせて韓国の大手の旅行会社、ロッテ観光株式会社によるインバウンドチャーターが実施されました。2月6日、8日、10日ということでチャーター便を飛ばしました。これは完全インバウンドチャーターということで、韓国人利用によるものでございました。おかげさまでどの便も満席ということで、ロッテ観光及びアシアナ航空は非常に自信を深めたと。また、次のシーズンもこういう休みのときに、ぜひまたトライをしてみたいというような結果でございました。旅行の行程は3番に書いておりますが、鳥取1泊、島根1泊のコースや鳥取2泊のコースや、2本ツアーコースを用意したということで、どちらも非常に満足度が高かったというふうに報告を受けました。
◎福田委員長
続きまして、報告12、「ありがとう、しげーさん~水木しげる先生を偲ぶ会~」の開催について及び報告13、米子鬼太郎空港リニューアルお披露目式について、中西まんが王国官房副官房長の説明を求めます。
●中西まんが王国官房副官房長
それでは、10ページをごらんください。昨年11月に亡くなられました水木先生に感謝の気持ちをお伝えするために、「ありがとう、しげーさん」、これを主題に水木しげる先生をしのぶ会を、水木先生の誕生日になるのですけれども、3月8日に地元の境港市文化ホールで鳥取県と境港市が主催ということで実施します。
内容は、6番の(1)プログラムのところに書いておりますが、先生をしのぶ映像を上映したり、先生の子供のころの話である「花町ケンカ大将」、これを活弁士さんによって紹介して上演したり、京極夏彦先生を中心に座談会を開いたり、あとは地元の保存会による鬼太郎音頭の披露や境港市の中学校吹奏楽部による鬼太郎の主題歌の演奏と、この日は武良布枝さんほか原口尚子さん、悦子さんにも来ていただくようにしております。最後に御遺族からのお言葉をいただいてという会にしております。
関連行事として7番に記載しておりますが、(1)の鬼太郎空港リニューアルお披露目式については、次のページで説明します。(2)JRにも御協力いただきまして、この日は鬼太郎列車4両の特別編成の運行を実施します。境港市では水木しげる記念館を、この日は入館料を無料にしたり、開館時間を延長したり、プレゼントを配ったりといったこともされます。東京本部では3月7日、8日、とっとり・おかやま新橋館の催事スペースで特別展示も実施します。
では、続いて11ページをお願いします。米子鬼太郎空港リニューアルお披露目式についてですけれども、平成22年に米子鬼太郎空港と愛称化しまして、その後、毎年、鬼太郎関係の装飾を実施し、にぎわいを創出してきたところですけれども、今年度、その装飾のデザイントーンを統一して、装飾を刷新するということを実施しております。あわせて公益財団法人日本交通文化協会からパブリックアートの作品も設置されますので、そのお披露目式を実施します。
装飾整備の内容ですが、まず1階の手荷物受取所と到着ロビーの天井なのですけれども、そこに大きなキャラクターのデザインの絵を装飾する予定としていますし、写真を張っておりますが、2階にはステンドグラス、これがパブリックアート作品でして、ガラス面に大きなステンドグラスを設置します。今、飛行機に乗った鬼太郎のオブジェが天井からつるされているのですけれども、それがくじら飛行船というオブジェにかわります。いろんな表示、サインについてもキャラクターで統一したデザインで示すようになります。
2番に、リニューアルお披露目式とありますが、前のページのしのぶ会と同じ日の午前中、朝の10時から空港ビル2階の出発フロアで実施します。このお披露目式にも武良布枝さんほか御家族の方に来ていただく予定としております。
◎福田委員長
続きまして、報告14、伯耆国「大山開山1300年祭」準備委員会の設立について、安本西部総合事務所地域振興局長の説明を求めます。
●安本西部総合事務所地域振興局長
それでは、続きまして、12ページをお願いいたします。伯耆国「大山開山1300年祭」の推進組織準備委員会が去る2月9日に立ち上がりましたので、御報告いたします。
1の組織の概要の(3)のところにメンバーを上げております。42名の委員、県の西部、中部を中心とした行政、観光、経済等々、いわゆる官民挙げてのいろんな若手の方を集めた委員となっております。また、これに加えましてイのアドバイザーでございますが、JTBの社長でございますとかモンベル会長、ファミリー代表等、大山にゆかりのある識者の方7名にもアドバイザーとして参加していただいております。こういった方たちの御意見を踏まえまして、大山1300年祭の事業計画の策定等のプランニングを行おうというものでございます。
2の今後のスケジュール等でございますが、今後、28年9月を目途に事業計画を策定したいと考えております。そのために4回程度の準備委員会と、さらには歴史ですとか自然環境ですとか、観光、食、大山の魅力にかかわる4分野のいろんな御意見を踏まえたワークショップをその間に開催しまして、練り上げていきたいということでございます。直近では、3月11日に第2回目の準備委員会を予定しておりまして、現在、各委員の方からいろんな御意見、アンケート等を集めているところでございます。今後、28年10月を目途に次のステップであります実行委員会を立ち上げまして、さらなる準備委員会メンバーを拡大しまして、全県を挙げての実行委員会推進体制を盛り上げていき、平成29年度から3カ年度にわたります関連行事を推進していきたいと考えております。
◎福田委員長
それでは、ただいままでの説明について質疑等はございませんでしょうか。
○前田委員
地域振興部5ページをお願いします。まず、國米課長のコメントを求めたいですね。この参考は、私が前回言って県内のを出してくれたのだけれども、公立鳥取環境大学が11.6、鳥取大学14.6、鳥取看護大学、これは先週、私は理事長に会いに倉吉に行きました。いきさつからいって私、心配で。これはかなり募集、志願者もふえておりまして、これから3回試験すると言っておられましたが、これは80%になるそうですよ。県内は恐らく80%超えるだろうと、鳥取短期大は74%。これに関して、ちょっと國米課長のコメントを求めたいですな。
●國米教育・学術振興課長
県内の受験割合をもう少し上げるように努力をしたいと思っております。そのために今年度、県内各高等教育機関と県と市町村が連携してCOC+事業に取り組むようにしておりまして、この5年間、それによって県内就職率、それに結びつく県内大学への進学率も上げるように努力をしたいと思っております。この数字は発射台なので、頑張る必要があると思っております。
○前田委員
鳥取看護大は、県内の高校に対して頑張っていますよ。私ね、公立環境大は全て県費、市費ですよ。鳥取看護大は、今は設立で4カ年だけは補助するのだけれども、まさに自分の力でやっていますよ。私たちは何のために環境大をつくったのでしょうか。若者をとにかく定住させるのだと、鳥取に就職させるのだと。そういうことからすると看護大に比べて非常に悪い。
80%は超えると言われましたよ、看護大は。地元にほとんど就職しますよ。どうですか、その辺の感想をもう1回。
●國米教育・学術振興課長
非常に看護大は努力をされておられると思っております。非常にありがたいことであります。環境大学も県と市が設立した経緯から考えて、もっともっと努力をしていただく必要があると思っておりますので、そこは県と市、それから大学と一体となって取り組んでいく必要があると十分認識をしております。
○前田委員
もうやめるけれども、緊張感が足らないのではないか。公費で全て見てもらえる。看護大は自分で学生を集めないと、大学そのものがおかしくなる。そこの緊迫感ですよ。僕は環境大に猛省を促したいな。
◎福田委員長
ほかにございませんか。
○森委員
いいですか。
◎福田委員長
どうぞ。
○森委員
公共交通網形成計画のことについて若干質問をしたいと思います。
一応カラーできれいなものができたなということで、ちょっと中を詳しくは見ていないのですけれども、私が質問したことがさらっと書いてあって、移動支援策の拡充と割引制度だということです。本当にそれだけでうまくいくのですかね。今、例えば都市近郊の中でさえ車があるということで家を買われた方たちはたくさんいて、その人たちが今、一気に免許がなくなろうとしている状況が実はもう目の前に来ているのですね。都市近郊のいわゆる団地をつくられているところに、どんどんそんなところが生まれてきつつある。
そういった中でもっと焦点を当てて、そういった対策というのを大きな章立てをつくってやっていく必要があるのではないかなと思うのですけれども。それとあわせて今もバスが通っていないけれども、その人たちが住んでくれていて、廃村を免れているようなところも間違いなく免許証がもうだめになっていくという人たちが、だけれども、そこに人が住んでいるという人たちがいて、そういった人たちの対策というようなところを何らかの光を当てて、この中に書いていかないといけないのではないかなと思うのですけれども。これまでの公共交通は、もうけが出るところにやってもらうと。それでとりあえず今は全然赤字になっていたとしても、それは税金でとにかく見ていこうよというスタイルできているけれども、でも、そのスタイルも捨ててはならないのだと私は思うのですよ。例えば物すごい高い金を使って道路をどんどんつくっていくけれども、それと同じものが実はバスの路線だと思うのですよね。道路をつくるのには物すごく金がかかって、それは仕方ないと思って、みんな、お金を出すけれども、バスの路線は赤字だから、それをすぐやめればいいやということではなくって、それは道路と同じだけの価値があるもんだというふうに思っているので、そういったことにも触れてもらうようなことが必要ではないのかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。
●寺口交通政策課長
ちょっと内容としましては、ピンポイントでしゃべると、非常にさらったとした書き方にしかなっていないかと思いまして、大変申しわけない。ただ、まず計画全体といたしましては、これがいわゆる基本計画に当たるものですから、今回の場合、そういった考え方的な表現というのがどうしても中心になってしまいます。ただ、今後、定めていきます実施計画のほうでいろいろな角度から今の広域路線を含め、またはどうやってエリア内の支線を実際に組んでいくのか、あるいは交通の空白地域にはタクシーをもっともっと活用することも考えましょうとかというふうな考え方も出しているのですけれども、そういったものを現実に組み合わせた形のものは、それぞれ地域ごとにきめ細やかに検討していきながら対応していきたいと思います。そちらのほうにつきましては、これからさらに地域の方々、自治体、それからバスの事業者、こういった関係者の方々も意見を重ねて、ぜひおっしゃいましたような形で、切り口のまとめ方がちょっとどうなるか今は即座には言えませんけれども、いろんな方面の方にきちんと対応していただけるような、基本計画を反映させた実施計画というものにしていきたいと考えております。
○森委員
最後にしますけれども、バス事業者等を含めて例えば今、人を集めて歩いている自動車学校の巡回バスだとか、それとか、あるいは幼稚園の迎えのバスだとか特別支援学校のスクールバスだとか、いろんなものが実はあって、そういうものも何らかの形で考えていく必要があるのではないかなと私は思っていますので、そういったものも含めて検討していただくように、これは要望で終わります。
◎福田委員長
よろしいですか。
以上でよろしいでしょうか。(発言する者あり)
意見が尽きたようですので、地域振興部及び観光交流局につきましては、以上で終わりたいと思います。
それでは、委員の皆様には御相談がありますので、この場にお残りください。執行部の皆さんは御退席をいただいて結構でございます。ありがとうございました。
(執行部退席)
それでは、お残りいただきましたのは、中国横断自動車道の岡山米子線4車線化促進鳥取県議会議員連盟(仮称)についてであります。
先日、中国地方整備局へ要望活動の際にも議員連盟設置について委員の皆様にお話をいたしましたけれども、お手元に設立趣意書の案、各議員への加入案内文書の案をお配りしております。その内容につきまして、委員の皆様から御意見を頂戴したいと思いますが、いかがでございましょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
なしでしょうか。今後の進め方につきましては、各委員の了解をとった上で全議員に加入案内、設立趣意書を机上配付したいと思います。よろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
あすはまた9時から再開いたしますので、時間厳守でお願いしたいと思います。お疲れさまでした。本日はこれを持って散会します。
午後3時00分 散会
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