会議の概要
午前10時11分 開会
◎福田委員長
ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開会いたします。
本日の日程はお手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきたいと思います。
初めに、会議録署名委員を指名いたします。
本日の会議録署名委員は、浜崎委員と澤委員にお願いいたします。
それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
付託議案は、日程に記載の2議案であります。
まず、付託議案に対する質疑を行っていただきます。
質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきたいと思います。
討論ないようですので、これより採決に入ります。
採決については、一括して採決するのがよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
よろしいですか。それでは、付託議案を一括して採決いたします。
原案に賛成の方、挙手を求めます。
(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、請願・陳情の審査を行いたいと思います。
今回は、新規分の陳情1件の審査を行います。
陳情、警察28年10号、16歳未満の年少者のゲームセンターへの保護者同伴立入規制の緩和について審査を行います。
御意見を伺いたいと思いますが、御意見のある方は挙手をお願いいたします。
○野坂副委員長
研究留保でお願いします。現在、ゲームセンターなどにおける営業の実態の把握、学校における指導実態の調査等が実施されておりまして、さらにこれらの調査結果を踏まえて、関係機関、教育委員会、教育関係者、保護者などからも幅広く意見聴取をした上で、この規定の必要性も含めた方向性について慎重に検討をする必要があるということであります。以上の理由から、研究留保でお願いします。
◎福田委員長
そのほかないですか。(「なし」と呼ぶ者あり)なしですか。
それでは、意見が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
研究留保に賛成の方、挙手をお願いいたします。
(賛成者挙手)
賛成全員でございます。したがいまして、本陳情は、研究留保と決定いたしました。
次に、報告事項に移ります。
執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いいたします。
なお、質疑等につきましては、説明終了後に一括して行うことといたします。
まず、警察本部から、報告1、鳥取県運転免許センターの業務開始及び落成式について、灘部交通部運転免許課長の説明を求めます。
●灘部交通部参事官運転免許課長事務取扱
運転免許課です。
警察資料の1ページをごらんください。座って説明をさせていただきます。鳥取県運転免許センターの業務開始及び落成式について御報告させていただきます。
まず、1でございますが、所在地、名称、建物の概要等でございます。
所在地は鳥取市吉方温泉2丁目501番地-1でございます。これは、旧警察保養施設のいなば荘と県の保養施設がありまして、久松閣の跡地でございます。名称は鳥取県運転免許センターでございます。建物の構造は、鉄構造3階建てでございます。建物概要でございますが、1階に受付、事務室、適性検査室、相談室、救護室等を設けております。2階につきましては、講習室を設けております。特に親子ルームを講習室の中に設けております。それから、事務室、写真室でございます。3階につきましては、事務室、倉庫、機械室等でございます。
次に、業務開始日時でございますが、これは7月19日の火曜日午前8時半を予定しております。
落成式につきましては、2週間後の7月31日日曜日の午前11時から行うこととしております。
本常任委員会の委員の皆様には既に御案内させていただいておりますが、招待者といたしましては、県知事、県議会議長、立地自治体の鳥取市長、それから鳥取市議会の議員の方等、それから、地元自治会長及び近隣の住民の方等を招待する予定としております。現在、8割方、出欠確認ができておりまして、本日が出欠の締め切り日となっておりますが、今のところでいきますと、約50人から60人規模の式になるのではないかと考えております。
入所機関でございます。これは、警察本部の交通部運転免許課の本体と東部地区運転免許センターでございます。
新庁舎の主な機能といたしましては、新設、拡充されるものを6点ばかりそこに載せております。1つ目が、講習室に親子ルームを新設しております。乳幼児同伴の方のために、赤ちゃんが泣いても、他の受講者の方に迷惑がかからないようにということで、防音の部屋になっておりまして、受講できるスペースを確保しております。2つ目、3つ目といたしましては、プライバシーの配慮のために適性検査室を新設しておりまして、視力、聴力検査を個室で行えるようにしておりますし、相談室、救護室の専用部屋を設けております。それから、待合スペース等の関係では拡充ということで、現在の免許センターの待合スペースは60平米でございますが、約3倍の200平米に拡充しております。駐車スペースにつきましても、繁忙期対策といたしまして、現在は100台分程度しかないのですけれども、130台分の駐車スペースを確保しております。それから、正面玄関付近の駐車場の一部に温泉利用の融雪装置を設置しております。 その他でございます。平成26年度に地質調査を行いまして、26年、27年と設計委託をしております。それから、27年8月から工期に入りまして、本年の5月16日に完成しております。完成検査を経て、5月31日に施設の引き渡しを受けているという状況でございます。工事中、騒音や振動等に対する苦情等が数件ございましたが、丁寧な説明等を行いながら工事を継続して、完成しております。現在は通信施設、無線関係の資機材の搬入の設置工事を行っており、順次、机、ロッカー等の備品を搬入する予定になっております。最終的には、現在の千代水にあります現庁舎が7月15日の金曜日の業務終了後に関係書類、あるいは新庁舎で使用する備品及び免許の発行に関するシステム関係の機械の引っ越し作業を行いまして、システムの調整、試験等を行った後、3連休明けの7月19日に業務を開始することにしております。免許の発行業務、更新業務に支障のないように万全を期したいと考えております。
◎福田委員長
次に、危機管理局から、報告2、第62回鳥取県消防ポンプ操法大会の開催について、森本消防防災課長の説明を求めます。
●森本消防防災課長
危機管理局の資料をお願いいたします。消防団員の技術の向上と士気の高揚を図ることを目的としまして、第62回鳥取県消防ポンプ操法大会が開催されますので、御報告させていただきます。
開催日時ですが、7月3日の日曜日の午前10時から、場所は鳥取県消防学校でございます。
競技に参加するチームですけれども、そこに記載のとおりでございまして、ポンプ車操法の部で12チーム、小型ポンプ操法の部に10チームが参加いたします。それから、あわせまして、鳥取市と江府町の女性消防隊2隊がポンプ操法を披露していただきます。
表彰は、そちらに書いてございますとおり、各チーム上位3位まで、それから、個人の表彰もございます。ことしの小型ポンプ操法の部の優勝チームは、10月14日に長野市で開かれます全国大会に出場することになってございます。
◎福田委員長
続いて、地域振興部から、報告3、リオデジャネイロオリンピック日本代表に決定した本県出身選手について、小西スポーツ課長の説明を求めます。
●小西スポーツ課長
では、地域振興部の資料1ページをお願いします。このほどJOCがリオオリンピックの日本代表選手を発表いたしまして、その中に本県出身の選手が3名決定いたしました。アーチェリー競技の川中選手、ボートの冨田選手、それから、ホッケーの阪口選手、いずれも女性であります。
なお、ホッケー競技ですけれども、本県出身の大家選手がバックアップメンバーとして一緒に帯同されるということであります。
リオでの競技日程ですけれども、いずれも8月6日から始まるということであります。下のほうに3選手のスケジュールがありますが、県内でもそれぞれ壮行会も決定なり、今後予定されているというように聞いております。本番では、ぜひ力を出し切っていただければと思います。
◎福田委員長
報告4、バードスタジアム国際交流基金の取崩しについては、この後、観光交流局から説明がありますので、省略をしたいと思います。
続いて、観光交流局から、報告5、山陰広域観光周遊ルートの認定について、岩下観光戦略課長の説明を求めます。
●岩下観光戦略課長
それでは、観光交流局の資料1ページをごらんください。山陰広域観光周遊ルートの認定について報告させていただきます。
5月18日に山陰インバウンド機構が国土交通省に対して申請しておりましたけれども、6月14日に国土交通大臣認定を受けることとなりました。これは、今後、国の財政支援を受けながら、山陰エリアの観光ブランドについてのマーケティングや海外プロモーション等を実施することができるということです。ルート名などは、Route・Romantique・
San’in、縁の道~山陰~ということでございます。
今後の予定につきましては、今月中に山陰インバウンド機構福井代表理事が出席して、国土交通大臣による認定証の授与式が行われる予定であります。
メリットにつきましては、海外観光客を中心とする誘客について、国の財源の集中投入、それから、継続的なパッケージ支援を受けながら行えるものでございまして、支援の内容につきましては、地方負担分と同額程度を国が支援をするという枠組みになっております。
◎福田委員長
続きまして、報告6、上海・吉祥航空の夏季連続チャーター便の運航について、鈴木観光戦略課国際観光誘客室長の説明を求めます。
●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
観光戦略課でございます。
2ページ目をごらんください。上海・吉祥航空の夏季連続チャーター便の運航について御説明申し上げます。
一昨日でございましたが、14日、中国上海の吉祥航空役員、日本支店長様ですが、来県されまして、平井知事に対しまして、ことしの夏、米子鬼太郎空港と上海浦東空港の間で連続インバウンドチャーター便を8往復運航するという御報告がございました。1番に運航計画の内容を記載させていただいておりますが、7月3日から8月22日の間、大体週1往復のペースで運航をされます。使用機材は小型機の158席の機材です。関西空港に吉祥空港定期便が就航しておりますので、今回は、関西空港との連携ということで、連続のインバウンドチャーターが実現したものでございます。例えば米子に入って関西空港から帰られるですとか、関西空港から米子にいらっしゃって、米子から帰っていただくというふうな連携のチャーター便でございます。このチャーター便の運航を受けまして、おもてなしとして空港で記念のセレモニーを行ったり、また、いらっしゃった方々にパンフレットや記念品を配布するなどの歓迎イベント等を考えておるところでございます。
実は、吉祥航空は平成26年に日本への定期便を初就航しておりますが、その2年前、日本への初就航は米子鬼太郎空港へのチャーター便でございました。平成24年に1度、就航しております。そういったことで、鳥取とはゆかりの深いエアラインでございまして、今後、この吉祥航空の連続チャーター便による観光客誘致を強化していきたいというふうに考えております。
◎福田委員長
続きまして、報告7、鳥取ウラジオストクチャーター便の運航について及び報告8、バードスタジアム国際交流基金の取崩しについて、小谷交流推進課長の説明を求めます。
●小谷交流推進課長
それでは、3ページをお願いいたします。まず、鳥取ウラジオストクチャーター便の運航につきまして御報告をいたします。
本年は、ロシアの沿海地方と友好交流を結んでから25周年の記念の年に当たっておりまして、8月3日、8日、3日に1往復、8日に1往復の2往復、計4便のチャーター便を運航することが決定いたしました。航空会社はヤクーチヤ航空でございまして、平成26年に次いで2回目の運航となります。
機材は、91席の機材でございまして、主催は農協観光、それとジャパン・エア・トラベル・マーケティングというところでございます。
就航につきまして、実際に鳥取県にお越しいただいた際にはセレモニーを行わせていただきまして、また、横断幕、記念品の配布、そういった形でおもてなしをさせていただきたいと思っております。
なお、ロシアへの旅行プランにつきましては、現在、農協観光さんで作成中でございます。また、この時期にあわせまして、現在、ロシアでの友好交流25周年を記念した行事の開催を沿海地方行政部と調整をしておるところでございます。
続きまして、4ページをお願いいたします。バードスタジアム国際交流基金の取り崩しについて御報告をいたします。
鳥取市から、バードスタジアム国際交流基金の取崩しにつきまして協議がございました。
取崩しの内容といたしましては、バードスタジアムの設立20周年記念行事といたしまして、アンダー16の国際親善試合、それから女子サッカー、なでしこリーグですけれども、女子サッカーリーグの招聘、湯郷Belleとジェフユナイテッド市原・千葉レディースでございます。
衛生施設の改修といたしまして、トイレの洋式化、全てということではないのですけれども、JFA基準にあわせるような形で洋式を26台から36台に増加するという申請でございます。
20周年記念行事の内訳としまして、アンダー16が584万円、それから、女子サッカーリーグの招聘が153万円の合わせて737万円、それから、トイレの洋式化につきまして707万6,000円の計1,446万6,000円の基金の取り崩しについて鳥取市のほうから協議をいただきました。県としましても、こういった国際親善試合でありますとか、女子サッカーリーグの公式戦というのは青少年にとっても励みになりますし、サッカー振興にも寄与するものであるというふうに思っております。また、トイレの洋式化につきましても、海外や国内の利用者、それから施設の衛生環境の改善にも資するというふうに思っておりますし、今後のスタジアムを活用したスポーツ振興にも寄与するということで、基金の取り崩しに同意することといたしました。
◎福田委員長
報告9、2016国際声優コンテスト「声優魂」鳥取大会の開催について、中西まんが王国官房副官房長の説明を求めます。
●中西まんが王国官房副官房長
5ページをお願いします。ことしで5回目となります2016国際声優コンテスト「声優魂」鳥取大会を開催いたします。
大会の概要ですが、主催は鳥取県、協力が一般社団法人国際声優育成協会で、7月23日に予選をし、8月27日に決勝を行います。応募は県内に限らず、中学校1年生から高校3年生までの中高生で、シナリオやナレーション、漫画を課題として、発声や滑舌、演技を声優さんたちに審査していただきます。この鳥取大会での優勝者は、11月13日に東京で開催されます全国大会への出場権を獲得できます。既に6月1日から出場者の募集を開始しております。
3番のその他のところですが、昨年の鳥取大会の状況ですけれども、県内外から89名が参加し、予選を通過した12名が決勝に出場しました。グランプリは、初めてとなったのですけれども、県内在住の女子高生が受賞しまして、その高校生は全国大会にも出場し、その全国大会で準優勝に輝くなど、非常にレベルの高い地方大会となっております。地方大会は今の時点では、静岡、愛知、京都、鳥取の4会場のみの開催となっております。この大会はまんが王国とっとりを支える人材育成の一環として実施するものであり、声優に興味を持つ中高生のチャレンジを期待しているところです。
◎福田委員長
最後に、県土整備部から、報告10、米子自動車道「蒜山IC~米子IC」付加車線設置の検証路線の選定について、山内道路企画課長の説明を求めます。
●山内道路企画課長
それでは、県土整備部の資料の1ページをお願いいたします。道路企画課でございます。
6月7日に米子自動車道の蒜山インターチェンジから米子インターチェンジ間につきまして付加車線を設置し、その効果を検証する路線として、全国4路線の一つに米子自動車道が設定されたという記者発表がございましたので、御報告を申し上げます。
ここに至るまでの経緯を少しおさらいさせていただきたいと思います。1のこれまでの経緯というところでございますが、昨年の11月の高速自動車国道法政省令の改正を皮切りにいたしまして、12月に社会資本整備審議会の道路分科会におきまして、有料道路を賢く使おうという取り組みの観点から、暫定2車線の取り扱いが議論されておるところでございます。この議論は、これまでのように、4車線化を検討する際に、一気にインターチェンジ間の4車線化を検討するのではなくて、まず、インターチェンジ間より短い区間で付加車線の設置付加、追加、こういったものの必要性を検討して、連続する場合には、整備計画を変更して4車線化しましょうといったものでございます。まさに、まず、4車線化の前に付加車線の必要性を議論しましょうと、そういった提案がなされたところでございます。さらに、ことしの3月にはその付加車線の設置の基準案が提案されました。その基準案はどういうものかといいますと、記載しておりますように、今までのように交通量や区間全体の渋滞回数、あるいは事故回数、そういったもののみならず、速度の低下や事故の発生状況、インターチェンジの付近で事故が起きているか、そういったものをさらに詳しく検討いたしまして、また、さらに今後検討されるとされている積雪等の防災の観点、こういったものを含めて検討しましょうというものでございます。あわせて、ことしの春には全国で数路線選定して、その効果検証を行う路線を選定するということが3月に発表されております。そして、このたび、その数路線の中に米子自動車道の蒜山インターチェンジから米子インターチェンジが選定されたということでございます。
申しおくれましたが、米子自動車道の4車線化につきましては、かねてから事あるごとに要望しているところでございますけれども、当常任委員会を初めといたしまして、県議会の議員の皆様方に議員連盟を立ち上げていただき、4月20日、さらには5月10日に国土交通省や
NEXCO西日本、さらには県選出の国会議員への積極的な働きかけを行っていただきまして、このような形で4車線化への道が開けたということに関しまして厚く御礼申し上げたいと思います。引き続き全線4車線化に向けて取り組んでまいりたいと思いますので、お力添えをいただければと思います。
中ほどの2に記載しておりますけれども、全国で選定された路線は4路線でございます。次のページの一番下に位置図を記載しておりますので、後でごらんいただければと思います。
今回の選定に当たりまして、特に国土交通省からは公表されておりませんけれども、下のほうに表をつけておりますけれども、米子自動車道の上り車線におきまして、延長あたりの速度低下率が55%であると。4車線のところよりは速度低下率25%以上が半分以上で起きているというところでございます。これが選定の決め手になったと聞いているところでございます。
まだ具体的な設置区間や設置時期については未定でございますけれども、翌日の6月8日には国土交通省から施工者でございますNEXCO西日本に法に基づく事業許可が既におりております。したがって、そんな遠くない時期に設計等の事業着手がなされるものと思っております。いずれにいたしましても、早期工事着手に向けて関係機関へ引き続き働きかけてまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
◎福田委員長
報告11、県内直轄河川の大規模洪水浸水想定区域等の公表について、酒本河川課長の説明を求めます。
●酒本河川課長
それでは、資料3ページをごらんください。県内直轄河川の大規模洪水浸水想定区域等の公表について御報告いたします。
近年、計画降雨を超える降雨による大規模な水害が多発する中で、千代川、天神川、日野川、斐伊川水系において、昨年、鬼怒川で発生したような大規模で広範囲、長時間にわたる浸水に対し、円滑かつ迅速な避難を確保するなどの水害対策を講じていくために、水防法14条に基づいて、想定最大規模の洪水に対する浸水想定区域、具体的には浸水の範囲、水深、継続時間と家屋倒壊等氾濫想定区域が出水期前の6月9日と14日に公表されました。国においては、引き続きまして水系ごとに国、県、市町村による減災対策協議会を立ち上げて、関係者が連携して避難計画などを実現するために、おおむね5年でソフト、ハードの水害対策を検討し、進めていくこととしておりまして、市町村が避難計画見直しのために必要な情報提供や技術支援もしていくこととしております。
これに対しまして市町村からは、本当に最大降雨があるのか、避難場所、避難経路の確保等、避難計画が非常に難しいという声がございますので、県としましては、上記の協議会に参加して、県、市町村での対応を検討し、国に対してハザードマップの見直し等の必要なソフト対策への支援を中国5県部長会議とか中国地方治水大会等で要望していくこととしております。
また、この大規模浸水想定の目的、つまり避難計画の確保でございますが、市町村や住民へ丁寧に説明していくように要請しております。
また、県としましても、水害に対する警戒・避難情報のあり方検討会を設置いたしまして、先ほどの協議会における課題や市町村の意見に対して具体的な検討を行うとともに、県管理河川については、今、おおむね5年で浸水想定区域を設定、公表することとしておりますが、広域避難が必要となる直轄水系の河川については、優先して平成28年、29年度に公表していくこととしております。
また、今後、市町村のハザードマップ見直しと調整しながら、浸水想定を進めていくこととしております。
それでは、ちょっと具体的な事例を千代川の例で簡単に説明させていただきます。
資料の4ページをごらんください。4ページは浸水想定区域でございます。横に見ていただいて、左側が想定最大規模、右側が計画規模でございます。計画規模は、これまでの千代川流域の過去最大降雨をもとに2日間で325ミリの降雨を想定しております。これに対しまして、想定最大規模の降雨は2日間で508ミリ、これは平成2年9月に台風19号の影響により、兵庫県北部の香美町とか、県内でも東部の鹿野町で大雨が降って、このときには豊岡市を流れる円山川が氾濫しましたけれども、そのときと同規模の大雨を想定したものでございます。このときの台風のコースが少しでもずれれば、千代川流域でも同規模の大雨が降る可能性があるものでございます。比べてみますと、想定最大規模のほうが浸水範囲が広がり、そして、浸水深が大きくなっております。現行の避難場所は避難経路が困難となるものでございますので、市町村においては避難計画の見直しが必要となります。この場合、市町村で単独の見直しというのは難しいので、国と県、市町村が一緒になってソフト、ハード対策を考えていきたいと思っております。
次に、5ページをごらんください。公表されるものの中に浸水の継続時間というものがございます。これは、洪水時に避難が困難となる水深が50センチということで、50センチを上回る時間を示すものでございます。千代川下流部では黄色の部分ですね、最大でおおむね3日未満でございますが、これは立ち退き避難、水平避難の判断の目安とするものでございます。
次に、6ページをごらんください。6ページは家屋倒壊等氾濫想定区域でございます。2つございまして、1つは、洪水時に河岸の侵食によって家屋倒壊のおそれのある河川沿いの区域でございます。それともう一つは、河道から離れた箇所で、上流で堤防が決壊したりして、河川から離れているのですけれども、氾濫流によって家屋倒壊のおそれがある区域ということでございまして、いずれも立ち退き避難、水平避難等の判断の目安とするものでございます。
なお、これらの区域を設定しますけれども、あくまで避難確保のためのものでございまして、土地利用等の規制がかかるものではございません。
7ページ以降に各水系の洪水浸水想定区域図等の縮小版を添付しておりますので、参考にしていただきたいと思います。
◎福田委員長
続きまして、報告12、岩石採取場現地検査の結果について、的場治山砂防課長の説明を求めます。
●的場治山砂防課長
県土整備部資料の31ページをお願いいたします。治山砂防課でございます。
先月の当委員会におきまして、採石法に基づく岩石採取場の現地検査の開始を報告いたしましたが、検査が完了いたしましたので、その結果を報告させていただきます。
現在稼働中の28カ所と休止、廃止後の2年以内の5カ所、計33カ所を対象として、5月17日から6月2日にかけまして、奈良県での土砂大量掘削事件等を念頭に置いた厳正な検査を実施いたしました。
最初に、稼働中の岩石採取場でございますけれども、中ほどの検査結果をごらんいただけますでしょうか。検査の結果、採石法による認可区域外の掘削であるとか、災害のおそれがあるような急な勾配の掘削などの命令等に該当するような事業所はございませんでしたが、のり面の崩落対策の手直しであるとか、緑化対応、排水対応、沈砂池の適切な管理など、軽微ではありますが、15カ所におきまして行政指導を行いました。15カ所のうち、10カ所におきましては、内容は違いますけれども、昨年に続いて行政指導を行いました。さらに、このうちの5カ所の事業所におきましては、指摘場所は違うものの、緑化の実施等、同じ内容の指導を行った箇所もございました。これらの15カ所の事業所につきましては、適時、是正状況を確認することとしておりまして、のり面緑化などの指導につきましては適切な施工時期等がありますので、それを除いたものにつきましては、8月の上旬には是正完了がされる見込みでございます。
休止、廃止後2年以内の岩石採取場におきましては、是正が必要な事業所はございませんでした。
今後も引き続き、各事務所、局で毎月実施しております定期点検により、是正状況及び作業状況を確認していくことといたしております。
◎福田委員長
報告13、一定額以上の工事または製造の請負契約の報告につきましては、県土整備部資料32ページ以降のとおりでありまして、説明は省略をいたします。
それでは、ただいままでの説明について、質疑等はございませんでしょうか。
○前田委員
地域振興部のリオデジャネイロオリンピックですけれども、6月25日の冨田選手の壮行会が落ちているのですけれども、これはいいですか。きのうもスポーツ課に上がったんだけれども。あれを思えば、私は会長として情けない。
●小西スポーツ課長
済みません、ちょっともう一度。
○前田委員
いやいやいや、冨田選手の県内壮行会が落ちているよ、これ。6月25日にしますがな、米子で。
●小西スポーツ課長
はい、済みません。冨田選手につきましては、6月25日と聞いておりますが、主催の米子市さんがそれをまだ表に出されていないので、そのことを確認してからのほうがいいかと思いまして、今の段階ではちょっと。
○前田委員
何で米子市が。関係ないのに。壮行会は米子市と関係ないよ。民間で我々がつくった応援団がやるのですよ、主催は。米子市主催ではないですよ。
●小西スポーツ課長
失礼しました。そうですね、主催の応援団のほうが、はい。
○前田委員
何でだ。不思議だな。準備をどんどんどんどん進めているのに、何で公表にならないのだ。
●小西スポーツ課長
それにつきましては、公表の資料を出すということは聞いておりまして、それを県にいただきましたら、県も同じように流そうかということで話をしております。
○前田委員
何だ、役人の仕事ですね。まあいいですわ。いいですけれども、何でそんなことにこだわるのだろうか。ボート協会の会長が6月25日にすると言っているのだから。いいかげんにして。米子市だなんだ、関係ない。6月25日ですよ、米子市が公表しようと、何しようと。いけないわ。
○長谷川委員
ただいまの件に関連して。ここに6月9日、横断幕掲出という欄がありますが、これなど、議員は全然知らない。当日は議会でおったのです、全員が。それで、玄関で何かあるようだなと。何か人だかりといいますか、そういうものがあるので、出るに出れないなというのが実態だったのです。県議会中であっても、事前に6月9日は何時からこういうセレモニーしますので、出れる方は出てくださいというふうな案内がなぜできないのですか。今のお話と同じことですわ。何かやることだけをやっておけばいいと。本当に盛り上げていくんだ、本当に県民参加を得て、高めていくんだという、そういうものが感じられません。私らも案内があっておれば、出ますよ。出たかったですよ、後で聞いて。これから本当にそうしていただけませんか。何かもう初めから対象者を限定してしまって。とにかく出れる方は出てくださいという呼びかけにしておけば、もっと広い、特に常任委員会はもとより、県会議員の方、全員知っていても全くおかしくないですよ。出れたのですよ。
●岡﨑地域振興部長
申しわけございませんでした。段取りが非常に悪くて、ばたばたでやっていましたというのが言いわけになるのですけれども、これからは幅広くお知らせして、そのようにさせていただきます。どうも申しわけございませんでした。
○前田委員
知事だけが気になるのかな、あんたたちは、知事の出席の日時が。もっと幅広にしなさいよ、あんた。執行部だけでは仕事していないのだよ、もう本当に。反省しなさいよ、本当に。役人仕事だよ、この間から。
◎福田委員長
そのほか、ないですか。
○森委員
県土整備部の7ページですが、平成28年6月9日公表ということになっていまして、これは国交省のホームページ、日野川河川事務所のホームページとかそういったところを見れば、もっと詳しいものがあるということですかね。ちょっとその辺教えてください。
●酒本河川課長
そうです、今回は縮小版なのですけれども、6月9日に記者レクをした後で、もうちょっと詳しいものは国土交通省のホームページとか事務所のほうで見れるような形になっております。
◎福田委員長
よろしいですか。
○前田委員
県土整備、1ページですけれども、2ページにしましょうか、2ページ。この下に全国のがあって、4カ所のうち、東海、北陸はNEXCOですか。
●山内道路企画課長
全部そうです。今回、全部有料道路でございますので、NEXCO。
○前田委員
いや、そうしますとね、今度は舞台がNEXCOになったのですよ、4カ所全部、
NEXCO。これはNEXCOに働きかけないとだめではないの、これ。待っていると、一番最後になるよ、これ。どうですか。
●山内道路企画課長
議員おっしゃるとおりでございまして、昨年度もNEXCO西日本の本社のほうには知事初め、要望に行っていただいておりますし、ことしも岡山県と連携して要望には行っていただいております。さらに議員連盟のほうにも昨年以来、お力添えいただいて、NEXCO等にも要望に行っていただいております。我々事務方といたしましても、実際、工事やるのは米子事務所でございます。そこと今後、どこを優先してやっていくかというようなことにつきましても詰めてまいりたいというふうに思っておりますし、要望活動の最終的な目的は全線4車線化でございますので、今回は始まりということで、今後も引き続きそういった働きかけはやっていきたいというふうに思っております。
○前田委員
いや、何が言いたいかといったら、我々議会としても、この間行ったのは中国支社ですから、大阪の本社に行かないとだめではないの、我々も。どうですか。行って要らないということであればいいですよ。
●山内道路企画課長
非常にありがたいお言葉でございます。ぜひお願いしたいと思います。
○前田委員
初めからそう言ってくださいよ。それを言っているのに。行ってくださいって言ってほしかったな。もう知事が行った、行った、行ったってなあ。議会も行ってくださいって一言何で言えないのだ。
もう一つ、今もう機嫌悪くなっているのだ。ちょっと全然話が、鳥取自動車道は高速自動車国道法に指定されていますか。
●山内道路企画課長
鳥取自動車道も高速自動車国道でございます。ただし、整備手法が違うということでございまして、鳥取自動車道は新直轄でございます。米子道はNEXCOの施工と。だから、有料と無料、こういった違いがございます。
○前田委員
ということは、平成27年11月18日に政省令が変わっているのですけれども、この政省令の変わったというのは鳥取自動車道も適用されるのですか。
●山内道路企画課長
議員おっしゃるとおりでございます。
○前田委員
そうしますと、私は、この米子道はこれでちょっと突破口ができたのだけれども、鳥取自動車道は整備手法がガソリン税のほう、直轄でやりますから、なかなか制約があると思っているのですよ。今度は鳥取自動車道の付加車線のアプローチの仕方をきちっと教えてください。
●山内道路企画課長
鳥取自動車道につきましては、県内で3カ所、岡山県側で1カ所、今、付加車線の施工をやっております。鳥取については昨年の10月に福原インターのところで完了しております。残り2カ所については、今、鋭意トンネルを掘っているというところでございます。引き続き付加車線の要望もさることながら、こういった政省令の改正があって、国交大臣の権限になったというところでございますので、次の玉というか、そういったところにつきましても、今後、県といたしましても国のほうに働きかけていきたいと思いますので、ぜひ議員の皆様方のお力添えをいただければと思っています。
○前田委員
了解しました。
○横山委員
県土整備の31ページです。岩石採取場検査結果、これはこれでいいのだけれども、前に八頭のほうでとんでもない、県にえらく迷惑がかかった採取場があるよね、採石場が、智頭の。そういうことを考えるというと、より厳しく、やはり無責任な人を排除する、そういうぐあいに対処してほしいなというように思います。要望です。
◎福田委員長
要望ですか。
○横山委員
はい。
○澤委員
済みません、観光交流局の2ページのチャーター便ですね、吉祥航空の。簡潔にちょっと聞きますけれども、これは連続で8往復になっていますけれども、以前、2日、3日滞在したときには補助金がついていたとか、そういうようなことを県の施策でやっていたことがあると思うのですけれども、これはそういう対象にはなっているのでしょうか。どうでしょうか。
●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
委員おっしゃるとおり、当初予算でチャーター便に対する支援制度を設けておりますので、そういった対象になっております。
○澤委員
金額的にはどのくらいの金額になるのですか、これは。
●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
幾つかございまして、まず、航空会社に対する支援でございますが、着陸料ですとか空港のターミナルビルの使用料に対して支援することにしておりまして、その額が8往復で270万円程度の補助がございます。あと、旅行会社等への支援もございまして、貸し切りバス代への補助ですとか宿泊費の助成、そういったものも用意しております。これは、いらっしゃった人数によって変わってまいります。
○澤委員
そこが聞きたい。今後はわからないのですけれども、宿泊する人が、大体の大枠、最大限こうだと。何が言いたいかといいますとね、総計金額はいいのですけれども、米子イン、関西アウトとか、その逆もあると。それに対して経済効果というのはどういうふうに、一つ一つ考えていらっしゃるのかなというのをちょっと確認したいのです。やるだけではだめだと。どういうふうになったのか、やはり今後の方向性も聞きたいですし、きょうはですよ、まだ来ていないのですから。そこのところをちょっとお聞かせ願いたいと思います。
●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
チャーター便の就航に際して、今後、PR等も行って、多くの経済効果がこの県内に落ちるように取り組んでまいりますけれども、就航した後には、きちんとその効果等も検証いたしまして、今後の支援のあり方についてもあわせて検討してまいりたいと考えております。
○澤委員
では、最後にします。
よくわかりました。私が言いたいのは、後ではなくして、予算つけるときに、どういう効果を見込んでというのは当然あると思うのですね。やはり最初、このぐらいのものを見込んでいますよということを試算するのであればね。やはり必要ではないかなという観点からちょっと質問しましたので、答えれなかったら仕方がないですけれども、答えれたら、お願いしたい。
●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
ちょっと今、即答ができなくて大変申しわけないですけれども、一定の効果があるということでこの予算についてお認めいただいておりますので、また、きちんと当初予算のときにもそういった説明をあわせてまたさせていただいて、継続してこういったチャーター便の誘致に努めてまいりたいというふうに考えております。
○澤委員
まあまあ、きょうはここまでにしておきます。本当は納得しがたいのですけれども、数字がきちっと出ないので。そこのところは今後もお願いしたいと思います。
◎福田委員長
よろしいですか。いいですか。
○澤委員
いや、予算ではなくして、経済効果が幾らですかということを聞いているわけです。
◎福田委員長
次に、閉会中の調査事項についてお諮りいたします。
先ほど、研究のため留保と決定した陳情並びに本委員会所管に係る地域振興、道路網、河川等の整備、交通安全、観光振興、防災体制並びにその他の主要事業については、閉会中もこれを継続審査及び調査することとし、その旨、議長に申し出ることに異議はありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
異議がないようですので、次に、その他でございますが、執行部、委員の方で何かございませんでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
●神庭地域振興部文化振興監兼文化政策課長
文化政策課でございます。
お手元にチラシを配付させていただいております。関西元気文化圏推進フォーラムの御案内でございます。こちらは関西広域連合の各府県市持ち回りの事業でございまして、平成28年度は京都市と鳥取県で開催されます。鳥取県では、新作民藝運動が起こった鳥取ということで、民藝に対してのフォーラムを開催しようと思っております。鳥取民藝美術館の常務理事の木谷清人様の基調講演、それと、朝の連続テレビで人気の辰己琢郎さんには鳥取の食ということで語っていただけたらと思っております。
日時といたしましては、7月30日の土曜日午後1時半からとりぎん文化会館の小ホールで開催でございます。定員は400名で、入場は無料でございますが、事前申し込みで整理券を配付しておりますので、委員の皆様方もぜひ、後ろのほうに申込書がございますので、お申し込みいただければと思っております。
◎福田委員長
その他ございますか。
●水中原子力安全対策課長
それでは、お手元にお配りしております鳥取県原子力防災講演会について御紹介させていただきます。
19日、今度の日曜日の午後、米子市の福祉保健総合センターふれあいの里で放射線の基礎とその人体の影響について、弘前大学の被ばく医療総合研究所の床次教授から御講演いただくことにしております。弘前大学は、被曝医療の教育と研究の施設でございまして、先生は放射線物理学の専門家とされております。先生は現在、浪江町の支援をしておりまして、住民の相談、それからまちづくり等をやっております。米子と境港の住民の方が参加しやすい日程ということで設定しました。締め切りは過ぎておりますが、当日、お聞きいただくことは可能ですので、議員の先生方にも当日、参加していただけたらと思います。
◎福田委員長
その他ございませんか。
○長谷川委員
交通政策で、最近よく山陰新幹線構想に関連して、知事からも、あるいは先日は鳥取市長からも舞鶴ルートというのが実現の近道ではないかという、お話をよく聞くのです。そういう場合は、舞鶴までの、特に今の福知山線ですね、余部鉄橋などを通って。ここもかなり地形の難渋なところで、改良が図られているわけでありますけれども、このあたりも何か改めて強化をしていくというような考え方なのでしょうか。舞鶴までの時間短縮を待つというこの構想でしょうか、近道というのは。
●岡﨑地域振興部長
今、北陸新幹線の関西延伸といいますか、そのルートに向けて議論が沸き起こっています。今、北陸新幹線としては3つのルート案がありまして、検討されているところです。その中で、一つのルートとして上がってきているのが舞鶴ルートでございます。片方、山陰新幹線というのが計画構想以来、ずっと、何ていいますか、凍結されていますので、この機会を捉えてということで、沿線の京都、兵庫、鳥取、島根の市町の皆さん方が動きを出されています。これは事実でありまして、その中でも国会議員の皆さん方もその動きは今、出つつありますというのは今の状況です。今、お尋ねのありました具体的な話はまだまだ全然起こっていませんでして、ルートをどうするかというその話ですので、そういうことまではまだ誰も検討はなされていないという状況です。
○長谷川委員
そうだと思います。ただね、舞鶴ルート、3つのルートのうちの1カ所ですけれども、舞鶴までは新幹線整備というのがかなり進むかもしれません。そこにつなぐ鳥取県から兵庫県のほうの整備計画というのはどういう形が考えられるのですかというところなのです。場所は変わるにしても、余部などの本当にああいう山岳地帯を避けられないわけですから、そこはどういうふうに短縮化を図るということでしょうか。そこは変わりないということですか。
●岡﨑地域振興部長
それも含めて、まだ全然検討のルートには入っていませんので、お答えすることができかねる状況です。
○前田委員
今後、整備計画線に本指定されないといけないだろう。そのことを言わないと。
●岡﨑地域振興部長
40年以上、構想がありまして、棚上げになっている状態なのですね。それを整備しようとした場合には、BバイCも含めて効果を測定した上で、その整備計画の指定がないとだめなのです。それをこれから、今、その地域の運動としてやっていこうという段階といいますか、その動きが出ていますという状況ですので、今お尋ねの余部のところをどうするかとか、そういう話はまだできかねる状況だということです。
◎福田委員長
よろしいですか。
○長谷川委員
では、最後にしますが、舞鶴ルートが近道だという期待感で見守っているということにとどまっているというところですか。
●岡﨑地域振興部長
現在の市町の動きを我々も承知していますが、その方たちの動きは、山陰新幹線のルートというのはもともと大阪から来ているルートなのですけれども、北陸新幹線のルートの一つとして、案としてですけれども、舞鶴ルートも上がってきたわけです。そうなると、舞鶴、京都の間になるのですが、山陰新幹線の大ざっぱなルートですけれども、その間が相当重なり得るということで、整備が早く進むんではないかと。整備計画として俎上にのるのではないかということの中で、今、沸き起こっているあの動きなのです。ですので、関西広域連合の一員として鳥取県は入っていますので、その中の議論にも入ってきているという状況であります。
◎福田委員長
よろしいですか。
○前田委員
私、関西広域連合の議員なので、ちょっと言いますけれどもね。この件は関西広域連合議会でかなり議論するのですよ。だけれども、加盟県の思惑がいろいろあるのですよ。滋賀県など、米原ルートが相変わらずいいと言っているし、京都は京都で小浜がいいと言っているからね、小浜ルートでぐっとこう。それで、関西空港までつなげる。ばらばらなのですよ、各県の思惑が。ですので、どこになるというのはとても大変な作業だと思います。今、国会で京都選出の西田昌司議員が自民党案つくると言っているのだけれども、この年末にかけてね。それを見ながら、各県の集約していかないと、大変な作業だと思いますわ。とても決まりはしないですよ。
◎福田委員長
よろしいですか。
○長谷川委員
はい、結構です。
◎福田委員長
よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
なお、委員長報告の作成内容につきましては、正副委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
よろしいですか。それでは、意見が尽きましたようですので、以上で終わりたいと思います。
委員の皆様に御連絡をいたします。
次回の常任委員会は7月19日火曜日午前10時からの開催の予定であります。よろしくお願い……(発言する者あり)7月19日火曜日でございます。7月19日です。(「何時から」と呼ぶ者あり)10時からでございます。
それでは、委員の皆様には御相談がありますので、この場にお残りください。執行部の皆さんは御退席をいただいて結構でございます。お疲れさまでございました。
(執行部退席)
それでは、第2回の県外調査についてであります。
先日の委員会で日程についてはお盆明けがよいと皆さんの御意見を伺いましたが、それを受けまして、8月16日火曜日から18日の木曜日とさせていただきたいと思います。お手元に日程案をお配りしておりますので、その内容につきまして、事務局の説明をお願いいたします。
●宇畑議会事務局調査課課長補佐
平成28年の第2回目の県外調査でございます。お配りしている案をお開きいただきたいと存じます。
委員長おっしゃられたとおり、8月16日、17日、18日の3日間で青森、北海道方面に行きたいと思います。16日朝、鳥取を出まして、羽田空港経由で函館に行きたいと思います。16日は公立はこだて未来大学と函館市役所に行っていただくと。翌日、17日にフェリーで青森県に渡りまして、午後から日本原燃六ヶ所村の原子燃料サイクル施設について調査を行いたいと思います。最終日、3日目、18日に青森県庁及び青森県警察本部に伺いたいと思っております。それぞれの調査先と調査先の下に書いてあります調査項目について、御意見ご協議をお願いしたいと思います。
また、お盆明けということですので、飛行機の手配と先方へのアポどりの関係もございまして、細かい日程については少し変更があるかもしれないのですけれども、初日に朝早い時間に出ていって、最終日、夜の遅い時間に戻ってきますので、こういった全体的な日程についても御協議をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
◎福田委員長
ただいまの説明について、何か御意見がありましたら。よろしいですか。(「なし」と呼ぶ者あり)
ないようでございますので、今後、さらに調整を進めますが、具体的なことにつきましては私に御一任をいただきたいと思います。
●尾﨑議会事務局調査課係長
済みません、ちょっと1点、確認をさせてください。
16日から18日なのですが、翌日の8月19日に常任委員会が開催される見込みです。米子の方、副委員長、森委員、澤委員はどうされますか、というのをまた教えてください。飛行機の切符の手配がございますので、鳥取に来られて1泊されるかどうか、……(発言する者あり)それなら、皆さん、鳥取空港に帰ってこられる……(発言する者あり)
◎福田委員長
いいかな、それで。では、そのような方向でお願いしたいと思います。
次に、鳥取県・江原道交流事業についてでございますが、御承知のとおり、鳥取県議会と江原道議会は相互交流を行っております。ことしは鳥取県議会が江原道議会を訪問することになっております。先日の代表者会議で、議長を団長とし、各常任委員会から1名ずつの派遣をすることが決定されましたので、本委員会から派遣する委員を決めたいと思いますが、まず、事務局から説明をお願いいたします。
●宇畑議会事務局調査課課長補佐
鳥取県・江原道交流事業についてでございます。
委員長おっしゃられたとおり、先日、5月31日の代表者会議で日程等について決まりました。日程については、10月25日の火曜日から10月28日木曜日の4日間ということで決定をしております。派遣議員につきましては、議長と各常任委員会から1名ずつということでしたので、常任委員会からの派遣委員を決定していただきたいと思いますし、現地では江原道の議会と意見交換がございますので、意見交換のテーマにつきまして、本日、決定していただきたい思います。よろしくお願いします。
◎福田委員長
それでは、まず、本委員会から派遣する委員を決めたいと思いますが、御意見がありましたら。
○前田委員
新進気鋭の野坂副委員長。
◎福田委員長
野坂副委員長。前田委員から、今、野坂副委員長という声がありましたが、委員さん、いかがでしょうか。(「賛成」と呼ぶ者あり)
では、野坂副委員長にお願いをしたいと思います。
それでは、野坂副委員長が派遣されますので、次は意見交換のテーマを決めたいと思いますが、いかがでしょうか、皆さん。(「任せる」「委員長、副委員長で」と呼ぶ者あり)
今、一任ということでありましたので、これは派遣委員であります野坂副委員長に御希望のテーマで行っていただきたいというふうに思います。よろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
よろしくお願いいたします。
○前田委員
さっきの話、NEXCOに行かないといけない。
◎福田委員長
大阪に。
○前田委員
というのは、全国で4カ所あり、その中で順番が決まる。何でかと言うと、税金ではないので、NEXCOは。有料道路の料金収入でやる会社なので、とても働きかけしないと、順番を上に上げてもらえないよ。やりましょうよ。
◎福田委員長
いかがですか。参議院選挙は7月10日なのですけれども、その直後ぐらいでいかがですか。早いほうがいいでしょう、これ。(発言する者あり)これは日帰りでもいいわけですもんね、行って帰ればいいわけですから。
○前田委員
例えばね、大阪に行って、道路局長がかわったから国交省の・・・。
◎福田委員長
国交省、次官かわりましたもんね、次官かわってましたから。かわっていた。(発言する者あり)ああ、そうですか、道路局長。それこそ、道路局の次長もね、もと鳥取県の高橋さんですよね。(発言する者あり)道路局次長です。生活環境部長をやっていた。(「あの細い」と呼ぶ者あり)細い、ええ、そうです。(「あの高橋さんが今、次長か」と呼ぶ者あり)あの高橋さん、あれは企画部長の高橋さんです。ごめんなさい、高橋さんではなくて、青木さん。ごめんなさい、青木さんが道路局の次長です。
○前田委員
せっかく行動するので、大阪に行って、NEXCO、その足で東京行って、頼まないと。(発言する者あり)
◎福田委員長
前、行きましたね、前田委員とね。前の伊藤議長と3人が行きましたが、道路局長に会いに。あの徳山さん。(発言する者あり)では、参議院選挙の直後、1泊2日になりますか、東京ですから。(発言する者あり)ちなみに、皆さんも多分、今、日程わからないかもしれないけれども。
○澤委員
大賛成です。ただし、きちんと日程調整をしてほしい。後になれば、それぞれで予定が入るので。場合によっては難しくなるかもしれない。
●尾﨑議会事務局調査課係長
ちょっと念のために確認です。それは常任委員会という単位ですか。議連ではなくて。
◎福田委員長
常任委員会で。議連もあるのか。
●尾﨑議会事務局調査課係長
4車線化の議連があります。
○前田委員
議連は秋にするらしい。だから、常任委員会……(発言する者あり)
◎福田委員長
では、よろしいですか。できるだけ7月の参議院投開日の直後ぐらいで。(「監査が入る」「日程調整して、7月で。8月になったら忙しくなるから」と呼ぶ者あり)では、よろしくお願いいたします。
では、以上をもちまして地域振興県土警察常任委員会を閉会いたします。
午前11時21分 閉会
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