会議の概要
午前10時00分 開会
◎福田委員長
皆さん、おはようございます。
ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開会いたします。
日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきたいと思います。
初めに、会議録署名委員を指名いたします。
本日の会議録署名委員は、前田委員と横山委員にお願いいたします。
それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。付託議案は、日程に記載の7議案であります。
まず、付託議案に対する質疑を行っていただきます。ありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、ないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきたいと思います。ありますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)ないですね。
討論がないようですので、これより採決に入ります。
採決については、一括して採決するのがよろしいでしょうか。(「一括」と呼ぶ者あり)
それでは、一括して採決いたします。
原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、請願・陳情の審査を行いたいと思います。
今回は、新規分の陳情5件、継続分の陳情1件の審査を行います。
まず、新規分の陳情について審査を行います。
それでは、陳情、地域振興28年16号、参議院議員選挙における鳥取県及び島根県選挙区の合区解消を求める意見書の提出について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。
○野坂副委員長
趣旨採択でお願いしたいと思います。
内容については、このとおりで、全国知事会でも決議が採択されておりますし、また、中四国の9県知事、経済界等々、同様な決議もされているところであります。また、県内の各議会でも同様の趣旨の陳情が採択されていて、意見書を提出されるという動きがあります。内容については、問題はないのですけれども、一つ、国土を保全していくためには1票の格差があってもよいと私どもは考えますという記載がありまして、議会としては、1票の格差も是正していかないといけないということであります。この部分の記載がいかがなものか、しかしながら、趣旨においては異論ないということで、趣旨採択でお願いしたいと思います。
○長谷川委員
今せっかく副委員長が趣旨についてはもう申し分ないということで、文言は少しそういうことはあろうけれども、結論は合区解消について意見書の提出を求めたいというほうに重きを置いて、そうした場合は、やはり採択のほうがインパクトはあるし、恐らく意見書の提出には御理解されているでしょ。
○野坂副委員長
御意見はよくわかるのですけれども、これは、同様の陳情が鳥取市議会などにも出ておりまして、ここの文言を問題視されて、不採択にされているのですね。確かに願意は合区反対、合区の解消を求める陳情なのですけれども、やはり1票の格差はよいということではありませんので、我々はこの1票の格差の問題も解消していかないといけないという立場にありますので、そこの文言が不適切だろうということであります。いや、意見書は出すのですよ。
○長谷川委員
なるべく近づくためにすり合わせるということで発言しているのですけれども、結論は合区の解消を求めるということですね。
○野坂副委員長
そうです。
○長谷川委員
その前段で1票の格差はあっていいというような表現になっているのですか。
○野坂副委員長
1票の格差があってもよいと記載されている。それをちょっと読んでいただいて。
○前田委員
最高裁の判決が出ておるわけだから、1票の格差はだめだと。
○野坂副委員長
だから、憲法改正の議論まで必要だと言っているわけですね。
◎福田委員長
よろしいですか。
御意見は、採択、そして趣旨採択であります。
それでは、まず最初に、採択とするか否かの採決を行います。
採択に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成少数であります。
次に、趣旨採択とするか否かの採決を求めます。
趣旨採択に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成多数であります。よって、陳情、地域振興28年16号については、趣旨採択と決定いたしました。
次に、陳情、地域振興28年18号、私学助成に関する意見書の提出について審査を行います。
○森委員
今の分で、趣旨採択をして意見書を出すのだということを確認してもらえますか。
◎福田委員長
趣旨採択をして意見書を提出するということで、そのようにさせていただきたいと思います。
次に、陳情、地域振興28年18号、私学助成に関する意見書の提出について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。
○野坂副委員長
採択でお願いしたいと思います。
これは、鳥取県では従来、今まで国の基準を上回る助成を県単独で行っておりまして、その分の県の負担軽減を国に言っていくというのは、当然必要だと考えております。また、29年度の国の概算要求にも、初めてこの就学支援金が盛り込まれたところでもありまして、今後も実現するように働きかける必要があるということであります。また、同様の陳情が25年9月議会にも提出されておりまして、採択となっております。そのときの状況からいっても、私学等の現状というのは、やはり公立の学校に比べて、まだ耐震化等も非常におくれておりますし、25年9月の採択の当時より進捗はしておりますけれども、まだまだ改善はされていないという現状において、採択して、引き続き国に働きかけると、このようにしていきたいと考えております。
◎福田委員長
ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)なしですか。
では、採択という意見でありますけれども、採択に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員でありますので、採択と決定いたしました。
したがって、国に意見書を提出することになりますので、意見書案を皆様にお配りしたいと思います。
私学助成の充実強化等に関する意見書について、野坂副委員長から提案があります。
○野坂副委員長
そうしますと、意見書の内容について説明をさせていただきます。
私立学校は、それぞれ建学の精神に基づき、特色のある教育を展開しておりまして、我が国の教育の発展に大きな役割を果たしております。現在、我が国では、さまざまな教育改革が進められており、各私立学校は国の進める教育改革に的確に対応することが喫緊の課題でありますが、少子化の進展などにより、私立学校の経営は一層厳しいものとなっております。また、子供たちの安心・安全のため、先ほど言いましたけれども、学校施設の耐震化等は急務でありまして、私立学校における耐震化の促進には、都道府県のみならず、国のさらなる支援も必要だと考えております。加えて、高校生及び専門学校生に対する授業料減免や幼児教育の段階的無償化などの諸施策が実施され、教育費の負担軽減の対象が拡大する中で、私立中学校に学ぶ生徒には公私間の負担格差の是正について、国による公的支援がなく、その改善が急がれております。
よって、現行の私学助成にかかわる国庫補助制度の一層の充実を図るとともに、私立学校施設耐震化への補助の拡充、私立学校の教育環境の整備、充実、私立中学校生徒への就学支援金制度の創設を図るように国に要望するものであります。
◎福田委員長
それでは、質疑を行っていただきたいと思います。(「なし」と呼ぶ者あり)なしですか。
質疑ないようですので、討論を行っていただきたいと思います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
討論もないようですので、これより採決に入ります。
私学助成の充実強化等に関する意見書を本委員会で発議することに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。よって、私学助成の充実強化等に関する意見書は、本委員会で発議することに決定いたしました。
次に、陳情、警察28年21号、河北小学校付近の道路における交通安全の確保について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。
○森委員
内容についてはわかりましたということなのですけれども、内容的にそれぞれの警察に相談をいただければ解決していくようなことが、こうやってどんどん議会に陳情が上がってきて、こうやって審議をしていくというスタイルなのですけれども、内容に反対だということではないのですけれども、何か違う扱いができないかなというような気がしています。採択をする、趣旨採択をする、不採択にするとかというよりも、もう具体的にこれはそれぞれの所管の部署でできることではないのかなというような気がしますので、私は何らかの違う扱いがいいのではないかという気がしております。やり方として、審議未了みたいなこととか、そういったことというのはないものかなというような気がするのですけれども。
○前田委員
憲法で保障された請願権ですから、制限するというわけにはならないわけで……(発言する者あり)いやいや、出すこと自体はとめられませんので……(「いや、そういうことは言っていない」と呼ぶ者あり)いや、だから、淡々とやるしかないと思います。
◎福田委員長
森委員は、結局それで。
○森委員
審議未了でいいのかなと。
◎福田委員長
審議未了。
ほかはございませんか。
○野坂副委員長
不採択でお願いします。
◎福田委員長
不採択で。
○野坂副委員長
一部、森委員の意見もうなずくところがあるわけですけれども、やはりこういった個別の要望というのは、まず地域の合意形成が必要だと思っておりますし、自治会、あるいは市町村、こういったような段階での合意形成というものが必要だろうと思います。また、個別にちょっと聞き取ったのですけれども、例えば、このような危険箇所というのは、県内にどの程度あるのか、そういう実態把握がなされているのか、この陳情の内容ですね、この状況での危険な交差点というのは他にあるのかないのかみたいなところも実際に必要だろうと思うのですね。どこから優先的にやっていくのか。個別に陳情があったら、そこに対応するということであると、全県民に対する安心・安全というのが確保できませんので、そういう意味合いにおいて、ここでの危険度というのは個別対応していただくとしまして、陳情としては不採択。
◎福田委員長
不採択ですね。
○野坂副委員長
失礼しました。スピーカーが入っていない。
陳情者の意見というのは非常にわかりますけれども、一方、同様な危険箇所といいますか、改善すべきところもいっぱいあるのだろうと思います。まずは、実態を把握して、やはりこういったようなものの取り組みというのは計画的にやっていくべきだろうと考えます。
したがって、この陳情については個別に対応していただくということで、陳情に対しては不採択でお願いしたいと思います。
◎福田委員長
ほかはないですか。
○森委員
今、副委員長の意見があったのですけれども、陳情の中身を審議しなければいけないのだけれども、今後たくさん出てきたら困るので、不採択にするみたいなことでは、やはりちょっとおかしいのではないかと思うのですよ。この内容がわかったということだったらば、採択ないし、趣旨採択ということだったら意味がわかるけれども、不採択にしておいて、これを採用してねという、そんな話はないのではないかなと思うのですよ。だから、この内容が確かにそうだねということになるのであれば、趣旨採択にしてやるべきだし、今後も同じようなものがたくさん出てくるから、これは不採択だなどということは私は論理が通らないだろうと思う。
◎福田委員長
なるほど、わかりました。意見として聞きます。
ほかはございませんか。
○野坂副委員長
いや、それは、先ほどから説明していますように、陳情者の願意としては理解できますよ。しかしながら、その危険度というのが客観的にどの程度のものなのかというのがわからないと。なおかつ、地域の自治会とか、もうちょっと大きい地域の問題として合意形成ができているものでもない。このようなことであります。だから、これを無視するという話ではない。
◎福田委員長
ほかはございませんか。
○長谷川委員
趣旨採択でお願いしたいと思います。
私もこの扱いについては、国民の大切な請願権の表現ですので、受けとめていかなければいけませんけれども、個別の内容を見るときに、議会での審議というのも大事なことではあります。内容から照らし合わせて考えるときに、警察署だとか、地域の交通安全協会とか、そういうところでの話し合いというのも大事だという意識も持っておりまして、非常に迷ったのですけれども、しかし、先日の予備調査でも、この陳情も受けた形で警察のほうも既に対応もされようとしておりますし、このたびは趣旨採択ということでお願いしたいと思います。
◎福田委員長
趣旨採択ということで、はい、わかりました。
○野坂副委員長
警察は対応されるのですか。警察はどんな対応されるのですか。
○長谷川委員
前回、報告がありましたよ。きょうは改めて言われる必要はないと思います。取り組み状況を言われましたよ。きょうは委員同士のあれですから。
○野坂副委員長
いやいや、事実確認ですよ。警察は具体的にこれに対応されるのですか。
●樋口交通部交通規制課長
交通規制課長の樋口でございます。
具体的に対応する予定でございます。
○野坂副委員長
県内に同様な同程度の危険箇所というのは、ほかにどの程度あるのですか。
●樋口交通部交通規制課長
具体的な数字というのは現在調査中と申しますか、要望で上がってまいります通学路の点検、それから、自治体で上がってまいりますところで、そういった中での一つと考えております。
○野坂副委員長
我々は、よくこういった陳情などを出す時に、やはり個別の方の意見ではなくて、その周辺に住んでおられる地域住民とか、そういったような、もうちょっと広げた合意形成というのを図って要望するというのが大体適切なのではないかなという理解をしているわけですけれども、個別にどこかが危険だということで要望が出たら対応する、要望が出ていないところは対応しない、そういうようなことでいいのですか。
●樋口交通部交通規制課長
委員御指摘の中で、要望が出る出ないにかかわらず、当然警察で確認して、要望が出る前の段階で対応させていただくものもございますし、委員が御説明されましたように、自治体から上がってくるもの、それから、教育機関などの通学路の点検などから上がってくるもの、こういったいろいろなところで要望が上がっているいないにかかわらず、必要なものについては対応させていただいております。
◎福田委員長
意見は出尽くしましたね。採決させてもらってもいいですか。
○前田委員
私の考えは、個別具体的な陳情が上がってきて、ここで採択なり趣旨採択してしまうと、行政側としての危険度の順位とか、そういう順位を壊しますので、私としては、執行部に委ねたいということで、こういう個別具体的な陳情については不採択だと思っているのですよ。もう1カ所ずつ上がってきたら、行政の枠組みが壊れてしまいますから。だから、皆さん方にお任せしたいという趣旨で、私のほうは不採択と、こう言っています。
◎福田委員長
採決させていただきたいと思います。
森委員が言われた審議未了というのは、研究留保と扱ってもよろしいですかね。よろしいですね。
それでは、まず、研究留保ということで、この研究留保とするか否かの採決を行いたいと思います。
なお、採決の結果、研究留保が少数である場合、改めて採択、趣旨採択、不採択の採決を行うことになりますが、この採決には当初に研究留保という意見を出された方ももう一度態度を表明していただくことになりますので、御承知をいただきたいと思います。
なお、挙手されない方は、研究留保とすることに反対であるとみなします。
それでは、研究留保とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成少数であります。
それでは、改めて御意見をお伺いしたいと思いますが、御意見は趣旨採択、不採択でよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
まず、趣旨採択とするか否かの採決を行います。
趣旨採択に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成少数であります。
次に、不採択とするか否かの採決を行います。
不採択に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成多数であります。よって、陳情、警察28年21号については、不採択と決定いたしました。
次に、陳情、警察28年23号、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例における現行の16歳未満の年少者に係るゲームセンターへの立ち入り制限の維持について審査を行います。
御意見を伺いたいと思いますので、意見のある方は挙手をお願いします。
○森委員
これは継続分と一緒にやってもらうことでしょう。内容的にほぼ同じ内容、反対方向からの陳情があって、これは一緒に協議をやってもらったほうが……(「立場が違う」と呼ぶ者あり)立場が逆なのですけれども。
◎福田委員長
皆さん、いかがですか。それでよろしいですか。
わかりました。では、一緒にやらせていただきたいと思います。
次に、陳情、地域振興28年25号、南スーダンに派遣されている自衛隊に「駆けつけ警護」と「宿営地共同防護」の任務を付与しないよう求める意見書の提出についての審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。
○森委員
これは採択をお願いしたいと思います。
内容的には、ここに書いていますが、PKO5原則が達成していれば駆けつけ警護ができるという法律なのですけれども、私どもが入手している現地の状況では、その5原則が満たされていない、現地のすぐそばで戦闘があるというような情報が入っていまして、とてもそういうことができる状況にないということで、私どもとしては、この陳情については、採択ということで意見を申し上げます。
◎福田委員長
ほかはございませんか。
○野坂副委員長
不採択でお願いします。
いろいろ個人的な意見はありますけれども、外交防衛は国の専権事項でありまして、国において責任を持って議論をしていただくということだろうと思っております。したがいまして、本県議会で決議等を行う類いのものではないと理解しております。以上、不採択の理由です。
◎福田委員長
不採択ということで。
そのほかはないですか。いいですか。よろしいですか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、森委員から採択の意見がありましたし、野坂副委員長から不採択の御意見がありましたので、まず、採択とするか否かの採決を行いたいと思いますが、採択に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成少数であります。
次に、不採択とするか否かの採決を行います。
不採択に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成多数であります。よって、陳情、地域振興28年25号については、不採択と決定いたしました。
それでは、陳情28年23号、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例における現行の16歳未満の年少者に係るゲームセンターへの立ち入り制限の維持について審査を行います。
御意見がある方は挙手の上、お願いいたします。
○森委員
今、両方ですね。23と10。
◎福田委員長
まずは、23号ですよ。これは23号のほうです。
○森委員
ちょっと両方にかかわるのですけれども、10号と相反する意見なのですけれども、私としては、確かに何で隣の県ではよくて、この県ではだめなのかというようなこと、それからPTAの方々、それから校長会の方々、こういった方々の意見もよくわかるし、両方ともわかるのですね。それからまた、ゲームセンターにしか子供を連れていけない親が存在し、また、時間的に夜でしか連れていけないという親がいるということも現実としてあるのではないかと思うときに、なかなかちょっと判断しにくいなということが実は私はあって、いま一度、研究留保をさせていただきたい。
◎福田委員長
ほかはございませんか。ほかは。いいですか。研究留保ですか。
では、意見は研究留保だけということでありますので……。
○野坂副委員長
今、森委員が言われましたけれども、今、そのようなさまざまな問題について、営業の実態の調査、あるいは学校における指導実態の調査、こういったようなものをされておりまして、そういう理由から5月議会は研究留保になっているのですね。この調査結果を踏まえて教育委員会とか、教育関係者、あるいは保護者、これら関係者との意見を踏まえて協議するということがまだ行われておりませんので、5月の研究留保と同様の理由で今回もいましばらく研究留保ということでお願いしたいと思います。
◎福田委員長
研究留保のみでありますけれども、それでは、研究留保とすることに賛成の方の挙手を求めたいと思います。(賛成者挙手)
賛成全員であります。よって、陳情、警察28年23号については、研究留保と決定いたしました。
続けて、継続分のほうですね。警察28年10号、同じく16歳未満の年少者のゲームセンターへの保護者同伴立ち入り規制の緩和について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。一緒ですけれども。よろしいですね。(「一緒」と呼ぶ者あり)
では、研究留保ということで皆さんよろしいですかね。(「はい」と呼ぶ者あり)
それでは、研究留保のみということで、研究留保とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。よって、陳情、警察28年10号については、研究留保と決定いたしました。
次に、報告事項に移ります。
本日は、相当の分量がありますので、執行部の入れかえを行います。
まず初めに、警察本部及び県土整備部について行いますので、それ以外の部局の方は御退席をお願いしたいと思います。
暫時休憩します。
午前10時32分 休憩
午前10時34分 再開
◎福田委員長
それでは、再開いたします。
ボリュームが結構たくさんあるものですから、執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔にマイクに向かってお願いしたいと思います。
なお、質疑等につきましては、説明終了後に一括して行うこととさせていただきたいと思います。
まず、警察本部から、報告1、「鳥取県被害者支援フォーラム」の開催について、保田警務部広報県民課長の説明を求めます。
●保田警務部参事官広報県民課長事務取扱被害者支援室長事務取扱
広報県民課から、「鳥取県被害者支援フォーラム」の開催について御報告させていただきます。座って報告させていただきます。
◎福田委員長
どうぞ。
●保田警務部参事官広報県民課長事務取扱被害者支援室長事務取扱
警察本部資料の1ページをごらんください。被害者支援フォーラムは、平成20年から毎年1回開催しておりますが、本年で9回目の開催となります。主催は、公益社団法人とっとり被害者支援センターであり、鳥取県警察と鳥取県が共催しております。
開催目的は、犯罪の被害者の方や家族の方々が再び平穏な生活を営むことができるよう、社会全体で支援し、安全で安心して暮らせる社会の実現を目指し、犯罪被害者の遺族の方の講演などを通じて県民の理解を深めることであります。
本年は11月22日火曜日、午後1時から、倉吉未来中心小ホールにおいて開催いたします。この被害者支援フォーラムは、平成26年まで東部地区で開催しておりましたが、県民の皆様に犯罪被害者支援の重要性や被害者支援センターの存在、活動などを広く知っていただくため、昨年は西部地区で開催し、本年は中部地区で開催するものであります。
主な開催内容といたしましては、長年にわたり被害者支援センターにおいて支援活動に携わられたボランティアの方々に対する表彰、犯罪被害者遺族による講演、警察音楽隊の演奏を予定しております。講演につきましては、平成12年12月30日、東京都世田谷区におきまして一家4人が殺害された事件で妹を亡くされた犯罪被害者遺族である入江杏氏により、「悲しみを生きる力に」と題した講演を行っていただくこととしております。
◎福田委員長
続きまして、報告2、「鳥取県地域安全フォーラム2016」の開催について、青木生活安全部生活安全企画課長の説明を求めます。
●青木生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱
生活安全企画課から報告させていただきます。
警察資料の2ページをお願いいたします。「鳥取県地域安全フォーラム2016」の開催について報告いたします。
10月14日、午後1時から午後3時50分までの間、東伯郡湯梨浜町のアロハホールにおいて、鳥取県地域安全フォーラム2016を開催いたします。これは、10月11日から20日までの期間で実施される平成28年全国地域安全運動の一環として、県民の自主防犯意識の高揚と犯罪のないまちづくりの推進を目的として開催するものであります。
主催は、公益社団法人鳥取県防犯連合会で、鳥取県警察と鳥取県が共催となっております。
フォーラムの内容ですが、最初に、鳥取県警察音楽隊の演奏をお聞きいただき、主催者、共催者の挨拶の後、地域安全活動に尽力いただいた防犯功労者、防犯功労団体の表彰を行います。表彰後、防犯ボランティア団体の代表に活動状況について発表いただきまして、警察本部員による特殊詐欺被害防止ミニ講習を行います。その後、湯梨浜町立ながせこども園の園児がステージに上がり、盗難被害防止、特殊詐欺被害防止のため、防犯メッセージを唱和いたします。最後に、落語家の笑福亭松枝氏に「負けるな善良市民!あなたも狙われている!」という演題で講演をしていただきます。笑福亭松枝氏は、松竹芸能株式会社に所属し、寄席出演や独演会などのほか、詐欺の手口や地域での防犯についても新作、古典落語を交えて講演されるなど、幅広く御活躍されている方であります。
地域安全フォーラムには、防犯ボランティアの方々を初め、数多くの方に来場していただき、防犯ボランティア活動の活性化や県民の自主防犯意識の向上を図り、犯罪のないまちづくりを推進していきたいと考えております。
◎福田委員長
続きまして、報告3、平成28年度中国・四国管区合同広域緊急援助隊等災害警備訓練の実施について、柳清警備部警備第二課長の説明を求めます。
●柳清警備部参事官警備第二課長事務取扱
警察本部資料3ページをお願いいたします。警備第二課から、平成28年度中国・四国管区合同広域緊急援助隊等災害警備訓練の実施について御報告いたします。
最初に、資料には記載しておりませんが、この広域緊急援助隊について若干触れておきます。この部隊は、平成7年、阪神・淡路大震災がありましたが、この経験から、大規模災害に即応でき、かつ高度な救出救助能力の専門部隊として、全国で創設されたものであります。
それでは、訓練の目的から報告いたします。目的につきましては、警察、自衛隊、消防など、関係機関の連携強化と救出救助の練度の向上を図りながら、有事即応態勢の確立に資することを目的としております。
訓練の日時、場所、参加部隊については、資料の2から3に記載のとおりであります。来賓といたしましては、県知事、県議会議長、常任委員会の委員方、公安委員、米子署を初め警察署幹部、管区内、中国管区の警察局長などを予定しております。御案内につきましては、主催が中国管区警察局でございますから、間もなく発出させていただきます。本委員会の委員方におかれましては、日程が可能であれば、御視察いただければと思います。よろしくお願いします。
続きまして、資料4に訓練想定を記載しております。この想定により実施いたします。この想定によって、中四国から広域緊急援助隊が米子に集まってくるということでございます。
5番目に、具体的な訓練項目について記載しております。初日につきましては、情報伝達、部隊輸送、それから無線通信訓練をやっております。これが終わりましたら、自活訓練ということで、部隊に必要な飲食物を持ち込んで野営をいたします。2日目につきましては、自衛隊のオフロードバイク、交通部隊、これが共同して先行情報を収集いたしまして、被害情報の把握、そういったものを実施いたします。訓練エリアを何カ所か設けておりますが、写真で、去年、平成27年度の訓練を香川県で実施しております。こういった各訓練エリアに分けて訓練をするということで明示をしております。この訓練の映像ですが、中国管区警察局情報通信部の協力を得て、警察庁を初め、各県警に配信することとしております。
この訓練でポイントとなるのは、部隊を動かす現地指揮所の指揮官の指示、判断です。把握した被災情報から被災現場全体を見て、限られた人員、時間の中でどれだけ指示ができるか、あるいは自衛隊、消防、DMAT、この辺の連携も重要となりますので、このあたりがポイントとなります。
最後に、大規模災害はいつどこで発生するかわかりません。発生した場合の事態対処がスムーズに行えるよう、実効性が上がる訓練となるようにしております。
最後に、昨日、10月6日は、鳥取県西部地震があった日から16年が経過しました。16年前にも、実は鳥取市の千代川河川敷で広域緊急援助隊の訓練をやりました。この訓練が終了した後にマグニチュード7.3、6強の地震が県西部を襲い、けが人が182名ですか、出したということで、即本番になったという事例がありました。16年たった今、鳥取県西部地震を経験した鳥取県警察の警察官は約4割に減ってきています。残り6割が西部地震を知りません。こういう若手がこのような広域緊急援助隊員に指名されて訓練を重ねていくわけですが、こういった訓練を通じて部隊員の足腰を鍛えたいと。警察では、今後発生が予想される南海トラフ地震、首都直下地震、そういった大規模災害も視野に入れて、危機感と緊張感を持って訓練に臨みたいと考えております。
◎福田委員長
次に、県土整備部から、報告4、優良建設工事等の表彰について、山本県土総務課建設業・入札制度室長の説明を求めます。
●山本県土総務課建設業・入札制度室長
それでは、県土総務課でございます。
県土整備部資料の1ページをお願いいたします。県土総務課及び技術企画課から、優良建設工事及び土木施設愛護ボランティアの表彰について報告をさせていただきます。
平成27年度に完成いたしました県発注工事の優良建設工事施工者と優良技術者及び土木施設愛護ボランティア団体の知事表彰を決定いたしまして、第16回住みよい県土づくり表彰式において表彰を行います。表彰式は、11月7日月曜日の午後2時30分より、鳥取県庁講堂で行います。出席者のところにございますけれども、福田委員長様には来賓として御出席いただきまして、祝辞をいただきますようにお願いいたします。
優良建設工事の受賞者数でございますけれども、2番に記載のとおり、工事施工者が28社、優良技術者が4名ということになっております。詳細につきましては、開いていただきまして、2ページに一覧を載せておりますので、また後でごらんください。
1ページに戻っていただきまして、3番の土木施設愛護ボランティア団体の知事表彰につきましては、そこに記載の15団体でございます。
最後に、優良建設工事につきましては、表彰式の後に県内4カ所でパネル展示を行う予定としておりますので、近くにお立ち寄りの際はぜひごらんいただければと思います。
◎福田委員長
続きまして、報告5、平成28年台風第18号による被害状況等については、危機管理局から説明がありますので、ここでは省略をしたいと思います。
報告6、平成28年度予算の上半期執行状況について、福政技術企画課長の説明を求めます。
●福政技術企画課長
技術企画課でございます。
県土整備部資料3ページをごらんいただけますでしょうか。平成28年度予算の上半期執行状況について御報告をさせていただきます。
平成28年度公共事業予算につきましては、目標を定めまして、早期発注に努めてまいったところでございます。1番に記載してございます28年度の予算、82%という目標を持たせていただいて、執行に努めてまいりました。実績といたしまして85.7%の実績に至ったところでございます。
2番は、参考でございますが、27年度経済対策の補正予算、これは28年の2月補正でございますが、これにつきましては、もちろん100%、これは平成28年5月の段階で100%に至っているという状況でございます。
引き続き補正予算等の執行などにつきましても、鋭意取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。
◎福田委員長
続きまして、報告7、平成28年鳥取県地価調査の結果及び地価動向について、井上技術企画課都市計画室長の説明を求めます。
●井上技術企画課都市計画室長
技術企画課でございます。
県土整備部資料の4ページをお願いいたします。平成28年鳥取県地価調査の結果及び地価動向について御報告申し上げます。
資料の下の2に目的を記載しておりますけれども、土地取引の規制を適切かつ円滑に実施するため、毎年7月1日を基準日として都道府県が基準地の価格を調査して、その結果を公表するというものでございます。本県では178地点実施しております。
1のその結果及び地価の動向でございます。ことし7月1日時点で、昨年の7月1日以降の1年間を比べますと、全ての用途で平均で下落いたしましたけれども、マイナス2.0%と、前年よりも下落幅が縮小しております。第2表、下に全国平均を書いております。右下でございます。マイナス0.6と比べますと、やはり鳥取県は下落幅が大きくなっております。一方、県内の基準地において、平成20年以来、8年ぶりに価格が上昇した地点が7地点見られました。第3表の地点となっております。人気の高い鳥取市、米子市の住宅地なり、交通の便利がいい商業地で価格が上昇したことなどによります。さらに、価格が横ばいとなった地点、これが昨年度の9地点から18地点にふえております。これは、県内の雇用情勢の改善なり、低金利、住宅ローン減税などの施策の継続、こういうことが土地の需要を下支えしていたのだと考えております。第4表には、最高価格地点を記載しておりますが、こちらは、地点については昨年度と変わってはおりません。
◎福田委員長
続きまして、報告8番、山陰道「北条道路」の都市計画案と地元説明状況について、山内道路企画課長の説明を求めます。
●山内道路企画課長
それでは、5ページをお願いいたします。道路企画課でございます。
8月の常任委員会におきまして、北条道路の都市計画素案について御説明申し上げました。その後、9月15日から順次住民説明会を実施しております。9月27日の湯梨浜町を最後にいたしまして、住民説明会が完了しましたので、その状況とあわせて、繰り返しになる部分もありますけれども、御報告申し上げます。
まず、1番の諸元でございますけれども、これにつきましては、表のとおりでございますし、前回の常任委員会でも説明いたしておりますので、省略したいと思います。
2番の計画概要でございます。中ほどの図面を見ていただきたいと思います。図面の中に(1)から(5)まで付番を振っております。これがこの道路の特徴といいますか、特記すべき内容でございまして、計画案のポイントということでございます。この点について御説明申し上げたいと思います。
まず、1番でございます。盛り土区間というところに1番をつけておりますけれども、由良川から以東につきましては、現在の国道の高さより高く盛る、いわゆる盛り土区間でございます。都市計画的にいいますと、かさ上げ式の区間でございます。高さ的には、平均約7メートルの盛り土を実施するというところでございます。由良川から以西につきましては、(2)と記載しているとおり、現道の高さとほぼ同じ高さで計画されております。都市計画的には、地方式区間というふうに設定している区間でございます。さらに、(2)におきまして、道路の北側の農地との連絡が必要となってきますので、これにつきましては、2カ所におきまして、高速道路の上をまたぐ跨道橋を設置するという計画となっております。続いて(3)でございます。側道セパレートと記載しているところでございます。大栄インターチェンジと北条インターチェンジの間でございますけれども、この下の図面を見ていただきたいと思います。右側の図面、断面を示しておりますけれども、本線を挟んで、側道が上り下りで分離するということ、約6キロにわたってこのセパレートの構造が続くということでございます。それと(4)、(5)は、インターチェンジの位置を記載しておりまして、4番の北条インターにつきましては、北条倉吉道路とのつなぎがあるということで、ここは(4)の右下にポンチ絵を描かせていただいておりますけれども、こういったジャンクション形式で完全立体型のインターチェンジを構築するということでございます。さらに、5番でございますけれども、大栄インターの接続方法でございます。これにつきましては、大栄のお台場がございます。これの眺望を考慮したことによって、現在のアクセス道路の一部を東側に移動するという計画が示されているところでございます。以上がこの道路の特徴的なことでございます。
次のページをお願いいたします。この案で9月15日から、3に記載しているような日程で地元説明会を開催いたしております。特に反対意見はございませんでした。反対意見はなかったわけですけれども、説明会の中で、表に示しておるような意見が出たということでございます。4車線で整備をするのかといったようなこと、さらに、完成時期はいつかというようなこと、こういった質問がなされておりまして、その場で回答できるものについては回答しておりますし、周辺地盤への影響というようなことに関しては、今後詳細設計をやるということでございますので、その段階において調査をして、その結果を再度説明申し上げるというような回答をさせていただいているところでございます。
今後の予定でございます。10月19日に予定されておりますけれども、都市計画審議会の予備審議を開催いたします。さらに、11月には最終的な都市計画原案を作成の上、公告後、2週間の縦覧期間を経て、年内には都市計画審議会の本審議を経て、計画決定の手続に入っていきたいと思います。これは国道の案件でございますので、国土交通大臣の同意が要るということで、本審議を経た後、大臣との協議、同意を経て、年度内には都市計画決定をして、来年度、新規事業化になるように、我々としても取り組んでまいりたいと思います。
◎福田委員長
続きまして、報告9、高速道路のナンバリングについて、小田原道路企画課高速道路推進室長の説明を求めます。
●小田原道路企画課高速道路推進室長
道路企画課でございます。
県土整備部資料7ページをお願いします。このたび国土交通省から、利用者にわかりやすい道案内を目的に、高速道路に路線番号をつける、いわゆるナンバリングの案が示されましたので、その概要について報告いたします。
検討の趣旨につきましては、そこに記載のとおりでございますけれども、全ての道路利用者にわかりやすい道路案内の実現に向けて、国土交通省では高速道路ナンバリング検討会を設置し、検討を進めてきたところですが、平成28年9月9日の検討会で具体的案が示されたものです。
ナンバリングのルールの基本的な考え方については、3つありまして、親しみがあるもの、シンプルでわかりやすいもの、国土の骨格構造を表現するものということでございます。全国の高規格幹線道路網に加えて、それを補完して地域のネットワークを形成して、利用者に案内すべき路線ということで、当県の関係では、山陰近畿自動車道も含まれております。
ナンバリングの具体的ルールでございますけれども、まず、山陰道や中国道、鳥取道のように、1桁、2桁の国道に並行する路線を抽出して、その中で中国道のように1桁国道とグループ化する路線というものを出します。さらに、山陰近畿道のように、1桁、2桁国道に並行する路線の対象を拡大して付番する路線というのを定めます。また、並行する2桁国道がない米子自動車道については、5のその他の路線として、既存の国道以外の番号を北から順番に付番しています。その結果、当県に関係の深いものとしては、中国自動車道は2A、山陰自動車道と山陰近畿自動車道は9番、中国横断自動車道姫路鳥取線は29番、米子自動車道は73番とされております。具体的な路線番号の表示は、高速道路を意味するExpresswayのEを数字の番号につけることとしており、次のページ、8ページの下側に米子道の場合の案内標識の例を掲載しております。
今後、国土交通省では、このたびの具体的ルール案について、パブリックコメントを募り、その意見をもとに第6回検討委員会において取りまとめを行って、2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会までに整備する予定としています。
◎福田委員長
続きまして、報告10、平成28年度中国地方治水大会の開催について及び報告11、平成28年度「水害・土砂災害に関するシンポジウム」の開催について、酒本河川課長の説明を求めます。
●酒本河川課長
それでは、資料の9ページ、最初に、平成28年度中国地方治水大会の開催について御報告いたします。
既に御案内しておりますとおり、中国地方治水大会を、本年度は11月8日にとりぎん文化会館で開催いたします。この治水大会は、中国地方における治水対策が強力、かつ迅速に推進されますように、国会並びに政府に対して要望を行うものでございまして、中国地方、特に鳥取県では、全国のほかの地区に比べると、近年、大規模な水害は多くございませんが、地方創生を支える県土強靱化のために予防保全としての治水対策が必要ということを強く要望していきたいと考えております。
主催は、鳥取県と全国治水期成同盟会連合会でございます。参加予定者としましては、国会、県議会の議員の皆様、国土交通省、鳥取県知事、予定でございますが、県内市町村長、そして中国地方の各県、市町村の関係者の皆様でございます。
日程、内容としましては、国土交通省のほうから治水事業の概要説明がございまして、静岡大学の牛山教授のほうから、「地域を知り、防災を考える」ということで、最近の豪雨災害事例から学ぶことということで、記念講演をしていただくようにしております。また、島根県の津和野町長さんのほうから大規模災害対策の事例、そして、本県では鳥取市長様のほうから浸水常襲地帯や鳥取市街地等の災害リスクの大きい地区の予防保全としての治水対策、そして、倉吉市長様のほうから倉吉市の企業誘致など、工業振興、地域振興を支える治水対策等について意見発表していただく予定にしております。当日は、常任委員会の視察と重なり、申しわけございませんが、よろしくお願いいたします。
引き続きまして、10ページをごらんください。平成28年度「水害・土砂災害に関するシンポジウム」の開催について御報告いたします。
このシンポジウムは、水害、土砂災害から命を守るために、県民の皆様に災害に対する心構えについて考えていただくとともに、防災意識の向上とか、地域の防災力の強化につながることを目指しまして、毎年開催しているものでございます。ことしは、10月23日に米子市公会堂で開催いたします。
特にことしのシンポジウムでは、昨年の関東・東北豪雨による大規模水害やことしの台風10号集中豪雨による岩手県の水害など、甚大な被害が生じていることを踏まえまして、災害から命を守るための避難について学ぶということをテーマにいたしまして、住民みずから、そして地域としてどう備えればよいのか、そのために行政としてどう対応すればいいのか、防災の専門家の方にアドバイスしていただきながら、考える場としたいと考えております。
内容としましては、当日は、防災システム研究所の山村所長に「最近の大規模災害に学ぶ、自助、近助、共助、公助」について講演をいただきまして、その後、「水害・土砂災害から命を守るための避難について学ぶ」と題しまして、防災の専門家でもあります鳥取大学の柗見副学長をコーディネーターとしまして、パネリストとしましては、河川堤防の決壊寸前で避難誘導をした経験を生かし、自主防災に取り組んでおられます米子市の防災会の難波様、そして、要援護者の支援体制を整備し、地域防災に取り組んでおられます伯耆町の自治会の藪澤様、水害、土砂災害、各災害の避難マップをつくって活動しておられます……(発言する者あり)長い、済みません。日野町の船越様、そして、南部町の防災監、県土整備部次長を含めまして、5名のパネリストによりまして、ディスカッションを行うこととしております。
◎福田委員長
続きまして、報告12、鳥取港へのPKS(パームヤシ殻)の輸入について、森田空港港湾課長の説明を求めます。
●森田空港港湾課長
空港港湾課でございます。
資料の12ページをお願いいたします。鳥取港へのPKS(パームヤシ殻)の輸入について御報告いたします。
鳥取港で初となりますPKSの輸入が三洋製紙株式会社様により行われ、本日、船が鳥取港に入港しております。本日入港後、植物検疫と通関を鳥取港で行った後、荷役を開始いたします。荷役は4日間程度行いまして、10月10日出港予定でございます。今回の輸入数量は約1万トン、船積地はインドネシアでございます。
今後の見通しとしましては、年内にあと2回、同様に1万トン程度の輸入を行いまして、平成29年度以降は年6回程度の輸入を予定しております。
◎福田委員長
報告13、一定額以上の工事または製造の請負契約の報告については、県土整備部資料13ページ以降のとおりであり、説明は省略します。
それでは、ただいままでの説明について質疑等はありませんでしょうか。簡潔にお願いします。
○前田委員
警察にお伺いします。鳥取県の被害者支援フォーラムですけれども、これは直接にはいいのですけれども、新聞を見ますと、毎日、いとも簡単に殺人事件がよく起こるのですけれども、そんなに簡単に人って殺せるものだろうかなと。理由を見ると大した理由でないのですよね。この風潮というのは何ででしょうか、どのように思っておられるか。命を大切にしないのですよね。
◎福田委員長
これは、どなたが答えられますか。どなたが。
●井上警察本部長
我々がやはり検挙を通じて被疑者の特性、どういうことがあるのかと、それがまず中心になるのですね。その中で、家庭環境であるとか、教育がどうなのか、そういったもろもろのものは持っているわけですね。ただ、こうすればいいという処方箋というのがまだ見つかっていないというところです。ただ、最近の風潮からすると、非常に若者が切れやすいとか、いじめなどもそうなのですが、物を大切にしない、自分のはけ口として人に向かう、さらには動物に向かうとか、もういろんな状態なのですね。したがいまして、どうすればいいかというのは非常に難しい問題ではあるのですが、ただ、まねてやる、俺は有名になってやるという売名行為で動く犯罪者もおります。ですから、我々とすれば、地域の方々と、不審者と言ってはまたあれですけれども、そういう犯罪に遭わないようにしていただく。また、特に若い子供などを中心に、やはり命の大切さ、自分がされて困ることは人にはしないという命の尊さを早目に教えていく、教えていくというとちょっと幅ったいですけれども、そういう機会にこういったフォーラムを利用して教育といいますか、心で感じていただきたい。これは県議会の中でも若干答弁させていただきましたけれども、やはり頭で理解するよりも心で感じるような、そういう機会を我々としては一生懸命設けていきたいなと。多分、生まれたときから犯罪者ではないのですね。だから、大人になる過程で何かがトリガーになっている。それは社会で除いていこうというのがやはり必要だろうというふうに考えております。
○前田委員
そうしますと、この会に、教育関係者が来られると、された側の思いを共有して、また教育の面で命の大切さを教えてほしいと思うのですよ。ぜひともこれは教育委員会に働きかけてほしいのですよ。
●井上警察本部長
学校個別には、それぞれ学校の先生、それから教職員の方々、生徒さんを集めて、被害者の遺族のお話などを聞いていただくというふうなことも当然やっておりますので、委員御指摘のようなところで、また教育委員会にもよろしく依頼したいと思います。
◎福田委員長
よろしいですか。
○前田委員
はい。
◎福田委員長
私もちょっとその関連でお話をさせてもらいますけれども、保田課長、昨年、私もこの被害者の会というか、「なごみ」の会の方と大変近しい人がいて、犯罪に巻き込まれた御家族の方なのですけれども、去年、パネル展を鳥取署でやったときに見に行かせていただいたのですね。当時の森山署長に御案内いただきまして、初めて行かせていただいたのですが、余り県民にこのことが周知されていないというか、PRが不足しておりまして、見に来られた方も大変少なかったのですが、私も被害者の皆さんと話をして、県議会に対してもこれからいろんな形でかかわってほしいということを言われておりましたので、私もこの11月22日には、もし都合がつけばお邪魔させてもらいたいと思っています。ぜひとも周知徹底のPRをお願いしたいと。せっかく倉吉未来中心でやられるということで、鳥取署でやるのも悪いことはないと思いますけれども、それは間違いなくああいう公共施設でやられるほうが足が向くと思いますので、ぜひとも成功をお祈りしたいと思います。よろしくお願いします。
●保田警務部参事官広報県民課長事務取扱被害者支援室長事務取扱
当日、パネル展も予定しておりますし、また、主催である被害者支援センター、また県とも連携いたしまして、広報のほうも徹底していきたいと思っております。
◎福田委員長
ありがとうございます。
そのほか、警察のほうでありますか、皆さん。(「なし」と呼ぶ者あり)なしですね。
なしですね、ほかも。(「はい」と呼ぶ者あり)
では、入れかえをさせていただきたいというふうに思います。
ごめんなさい、その前にその他がありますね。警察本部及び県土整備部に関して、執行部、委員の方で何かその他ございませんでしょうか。
○長谷川委員
一昨日、特に夕方、台風で、国道9号線がかなり渋滞といいますか、混雑しまして、一日も早く、倉吉からいいますと青谷より東寄り、さらには鳥取西道路の完成を待ちたいと思ったところでありますが、計画の進捗ぐあいはいかがでしょうか。30年3月までに向けて完成というのはいかがでしょうか。
●山内道路企画課長
鳥取西道路につきましては、皆さん御存じのとおり、今国土交通省のほうで鋭意工事を進めさせていただいているというところでございます。さらに、青谷から吉岡インターチェンジにつきましては、国土交通省で供用開始時期を平成29年度、いわゆる平成30年3月ということで公表をしていただいているというところでございます。残りの区間につきましても、公表はしていないわけですけれども、鳥取県といたしましては、一体的に供用していただきたいということを、議会の協力も得ながら、もう事あるごとに知事からもお願い申し上げているというところでございます。予算的にも、そういった一体供用ができるような予算をつけていただいているというところでございます。我々といたしましては、今段階では、日程どおり事が進んでいるのだろうなというふうに思っておりますけれども、大きな工事でございますので、何が起こるかわかりません。そういったことが起きないように、国土交通省のほうにはお願いしているわけですけれども、そういったことが起きなければ、現段階においては、平成30年の3月までには供用いただけるものではないかと思っております。
○長谷川委員
ぜひ実現していただきたいと思います。はた目からも橋梁部分はかなり整備がされていますので、あと、部分的にトンネルだとか、そういうあたりがちょっと把握しにくいということがありまして、やや不安を持つところでありますが、もう今順調だということをおっしゃっていただいて、スケジュール的にはもう30年3月と、見通しには近づいていると確認させていただきたいのですが、いかがでしょうか。
●山内道路企画課長
私もそうあってほしいなと願っておりますし、皆様方の御期待に応えるように、国土交通省にも再度、我々としてもお願いしてまいりたいというふうに思っております。
○横山委員
7ページ、高速道路のナンバリングのところで一つだけ。高速道路の有料道路と無料道路は、全国でいうとどのくらい差がありますか。パーセンテージで教えてください。
◎福田委員長
また後ほどにしましょうか。
○横山委員
後で教えてください。
◎福田委員長
正式なものを後で横山委員に届けていただければ結構だろうと思います。それでよろしいですか。
○横山委員
はい。
○前田委員
県土整備部、5ページをお願いします。5ページの下の横断図がありますが、この図面を見てちょっと難しいというか、わからないのが、北条ジャンクションから大栄インターは、両側に側道なのですよね。東側は北条バイパスです。要は側道で来たのを、ぐるっとこうバイパスに乗せるのでしょ。これはできるのですか。
●山内道路企画課長
構造的にはできます。側道が高速道路の下を突き抜けていきますので、ボックスで。
○前田委員
構造物で誘導していくと。
●山内道路企画課長
はい、そうです。
○前田委員
斜めにずっと。
●山内道路企画課長
そうです、そのとおりです。
○前田委員
真っ暗闇ですね。これはかなり長いでしょ。
●山内道路企画課長
恐らく照明は基準にのっとってつけられるというふうには。
○前田委員
要はトンネルつくるということですか。
●山内道路企画課長
我々としては、トンネルとは言いませんけれども、トンネルみたいなボックスをつけると。岩美道路の町道がございます。あれにかけているような、ちょっと長いボックスになろうかと思います。
○前田委員
わかりました。威圧感のないように、ある程度ゆったりとした大きさがないといけないと思います。
2つ目、ここにお台場の道の駅があったり、北条の道の駅、これはもう本線からは乗れないということですか、本線からは道の駅には行けれないわけでしょ。
●山内道路企画課長
委員おっしゃるとおり、本線からは直接は行けれませんけれども、ここにインターができますので、一回インターをおりていただいて御利用いただくということでございます。側道もありますので、側道を通っておられる方は直接乗り入れが可能ということです。
○前田委員
側道はいいのですよ。要は県外からたくさん人が来られて、今本線からどこでもしゅっとおりられますよね、琴浦のあの道の駅みたいに。それはしないのですかと聞きたいのだ。
●山内道路企画課長
その点は、標識令が改正になっておりまして、今までは高速道路の本線にはそういった案内ができなかったわけですけれども、今は道の駅の案内ができるようになっております。本線上には道の駅の案内ができるということでございますので、PRも含めて、国、地元が一緒になってそういった案内をつくりますし、道の駅の利用活用については、道の駅、あるいは市町村が中心になって活用策を立てられると思っております。
○前田委員
最後にします。地元にはその件は十分話してあるね、同意はとれましたか。
●山内道路企画課長
その辺は、質問にも若干出ておると思いますけれども、北条の道の駅については、前後、キャンプ場もございます、ああいったところがございますので、あそこは高架で渡るということで、南北が分断されないような形になりますし、道の駅についても、本線から見えるような形にはなろうかと思います。
◎福田委員長
よろしいですか、前田委員。
○前田委員
はい。
◎福田委員長
意見が尽きたようでございますので、警察本部及び県土整備部につきましては以上で……。
●山内道路企画課長
済みません、別冊で2枚ほどペーパーを用意させていただいております。
まず、鳥取大学駅前の放置自転車につきまして、7月19日の常任委員会で、前田委員から御指摘をいただいております。
これにつきましては、常任委員会のあと、すぐ現地を見させていただいたということと、鳥取市あるいは大学等と話をさせていただいて、鳥取市のほうもすぐ対応していただいたということでございます。写真に記載しているように、対応前につきましては、点字ブロックの上に自転車を放置しておるようなところが見られましたけれども、鳥取市に対応していただきまして、クッションドラムの設置とか、あるいは放置自転車の警告、これは黄色い紙が張ってありますが、今、全部こういった放置自転車については1カ月後には撤去するという張り紙をさせていただいて、現在は撤去されているというところでございます。このように、鳥取市で対応していただいたということでございますし、来年度、鳥取市では駐輪台数をふやす計画を今検討中であるというふうに聞いております。
それと、もう1枚、これも先般の常任委員会で御報告申し上げましたけれども、10月16日に山陰近畿自動車道の地域づくりシンポジウムを開催いたします。これも前田委員から、どこかわからないというようなお話がありました。これも交渉させていただいて、鳥取から福部を活用した鳥取県の地域づくりといった形で、わかるようにいたしました。チラシができたということで、委員の皆さんにもぜひ御参加いただければと思っております。
◎福田委員長
意見が尽きましたので、警察本部及び県土整備部につきましては以上で終わります。
それでは、執行部の入れかえを行いますので、暫時休憩いたします。再開は11時半とさせていただきます。
午前11時21分 休憩
午前11時29分 再開
◎福田委員長
再開します。
引き続いて危機管理局、地域振興部、観光交流局及び西部総合事務所について行います。
執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔にマイクに向かってお願いいたします。
なお、質疑等につきましては、説明終了後に一括して行うことにいたします。
まず、危機管理局から、報告14、平成28年台風第18号による被害状況等について、山下危機対策・情報課長の説明を求めます。
●山下危機対策・情報課長
常任委員会資料、危機管理局の別冊をお願いします。右上に別冊としております。
1ページです。平成28年台風18号による被害状況についてということで御報告させていただきます。
1の気象情報ですけれども、真ん中あたり、鳥取県へは5日の夕方から夜の初めにかけて最も接近したということで、この時間帯等に強風になったと。続いて、雨については、ほとんど県内では観測されなかった、10ミリ程度だったということで、今回の台風は風台風と思っております。大山町の塩津でも瞬間最大風速27.7メートルを観測しております。
県の体制ですけれども、10月3日には災害警戒連絡会議を開催して、事前に県民への呼びかけなり、県市町村の体制について確認したところです。10月5日の9時ですけれども、災害警戒本部を設置し、本格的に情報収集等を始めました。昨日ですけれども、11時30分から災害復旧対策会議を開催し、この台風の被害等について全体像を把握する、また、それに対する復旧対策について検討させていただいたところです。右側に少し書いておりますけれども、徳島県から情報連絡員ということなのですけれども、徳島県さんとは応援協定を締結しているということで、徳島県さんからも情報連絡員に来ていただいたところです。昨日の午後、知事が被災状況を確認したということで、西部ですけれども、大山町の梨の栽培圃場、後からも出てきますけれども、王子製紙の体育館のトタン屋根が剥がれたというところで、そういう現場も確認していただきました。
3の被害状況ですけれども、主な被害状況として、(1)人的被害ということで、米子の1名ですけれども、自転車であおられて転倒したということで、軽傷1名ということです。2の非住家被害3件ということで、先ほどの王子製紙の体育館のトタン屋根のめくれ、あと2件、米子市、若桜町で非住家の被害がありました。3の農林水産関係被害ということで、これは3ページをお願いします。農林水産部で取りまとめた資料ということなのですけれども、見ていただいてもおわかりのとおり、まだ調査中ということです。農産物、梨、柿、リンゴ等については、落下ということで、現在も鋭意調査をされているというところです。2ページなのですけれども、その他、道路の通行どめ、(6)避難状況、これは自主避難ということで、各市町村の判断において避難所を開設し、対応したということです。交通機関、最後、(9)なのですけれども、臨時休校ということで、風による被害なり交通機関への影響等が出ているところです。
農林のほうが調査中ということですので、県のほうでは警戒態勢1を維持して、引き続き情報収集等に努めてまいりたいと思っております。
◎福田委員長
続きまして、報告15、島根原子力発電所1号機の廃止措置計画に関する審査の状況について(第2報)、報告16、島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査の状況等について(第29報)及び報告17、島根原子力発電所低レベル放射性廃棄物のモルタル充塡に用いる添加水量計の校正記録の不適切な取扱い事案について、水中原子力安全対策監兼副局長兼原子力安全対策課長の説明を求めます。
●水中原子力安全対策監兼副局長兼原子力安全対策課長
それでは、危機管理局の資料をお願いいたします。1ページでございます。1号機の廃止措置計画の審査の状況でございます。
これについては、前回の報告に続きまして、第2報目ということで、この審査は、規制庁でヒアリング、審査面談の形で進められておりまして、審査、面談の終了後、議事の概要、審査の資料が規制委員会のホームページで報告されますので、我々はそれと中国電力の聞き取りによって審査状況を確認しております。
今回は、5、6、7と行われまして、5回目については、規制委員会に出されました廃止措置計画の認可申請書の中身のヒアリングが行われました。6回目については、使用済み燃料の健全性ということで、中国電力から燃料プールが冷却水から一度に大量漏水した場合の事象を考慮しても、燃料被覆管の表面温度の上昇による燃料の健全性に影響がない、つまり、申請時につきましては、コンピューターの計算で、アメリカのソフトでMAAPと申しますが、燃料が一度になくなった場合260度と評価しておりましたが、その計算コードに不具合がありましたということで、他の原発で使用しておりますふげん方式という方法で計算し直したところ、360度だったというふうな報告がございました。ただ、1,200度まで耐えられますので、全体の健全性には問題がないということでした。それから、7回目につきましては、これまでの審査ヒアリングのコメント等、それから、今後の進め方の事務的な確認が行われたところでございます。
なお、前回まで3回というふうに報告しておりましたが、第1回目については、内容が2つに分かれておりましたので、中国電力が第1回目を1回目、2回目と分けましたので、今回4回目というところでございますが、前回を4回にして、今回から5回目ということで、原子力安全対策課では5回と数えさせていただいたところでございます。
次に、4ページをお願いします。これは2号機の新規制基準の適合性審査の状況でございます。
今回は79回目ということで、以前行われておりました有効性評価、つまりシビアアクシデントが起こったときに、対策が有効かどうかというこれまでの審査につきまして、原子力規制委員会からいろんな指摘事項がありましたので、それに対する回答があったというところでございます。
それで、2つ目で、特定重大事故等対処施設及び所内常設直流電源設備(3系統目)の審査の状況でございますけれども、これはテロ対策施設ということで、新規制基準の上積みで、信頼性をバックアップするものでございますが、今回は開催がございませんでした。
なお、これらの審査状況につきましても、逐次中国電力から説明を受けておりまして、その説明会については、公開、それから一般傍聴が可となっております。
次に、申しわけございませんが、別冊をお願いいたします。4ページをお願いいたします。島根原子力発電所の低レベル放射性廃棄物のモルタル充塡に用いる添加水流量計の校正記録の不適切な取扱い事案ということで、今回、これにつきまして、10月4日に中国電力から準備が整い次第、充塡固化体の製作を再開したい旨の連絡がございまして、10月5日にその説明を受けまして、昨日、10月6日に第6回目の現地確認を行いました。そこで、中国電力が再開に向けた準備を行っているということを確認したところでございます。
これにつきましては、保安規定違反(監視)ということで、国の保安検査で逐次、改善状況が監視されているというところでございます。今回、10月6日に行った現地確認では、モルタル固形化設備の現況を確認いたしまして、設備を構成する機器、計器等に直接関係する再発防止対策を踏まえた点検、確認等が実施されていることを関係書類で確認しました。内容としましては、モルタル固形化設備の状況、現況ということで、点検、校正された新品に交換されているということ、それから、不具合のあった機器については、今後検証できるように保管され、かつ再利用されないように識別表示されているということ、それから、再発防止対策について、今回動かすことについても適切に運用されているということを確認したところでございます。
◎福田委員長
続きまして、報告18、鳥取県消防団の在り方検討委員会(第3回)の開催結果について及び報告19、がんばる消防団応援月間の開催について、森本消防防災課長の説明を求めます。
●森本消防防災課長
消防防災課でございます。
危機管理局の資料の8ページをお願いいたします。9月29日に第3回目の消防団の在り方検討委員会を開催いたしましたので、その結果を御報告させていただきます。
出席していただいた委員は、資料記載の8名でございます。
審議の内容でございますけれども、事務局のほうで、過去2回の委員会の結果を取りまとめた報告書案を作成させていただきまして、その内容について意見交換を行っていただきました。報告書の構成ですけれども、目的、現状に続きまして、県や市町村が取り組む施策、これを1から5項目に取りまとめさせていただいています。それから、4番、今後の引き続きの課題ということで3項目という形で案は作成させていただきましたが、委員からは、特に事業者に対して協力が得られるようなPRをやっていただきたいとか、それから、団員自身がみずから団員になってよかったというようなことを語る機会を設けることが効果的ではないかというような御意見をいただいたところでございます。
今後の取り扱いですけれども、今回の意見を踏まえまして、さらに報告書を修正して、最終報告を取りまとめ、それに記載された施策について、来年度以降取り組むように検討を進めてまいりたいと考えております。
9ページをお願いいたします。がんばる消防団応援月間ということで、消防団の周知、理解を高めるために、今週から来月の5日までという期間を設定して、応援月間ということで各種の行事をさせていただきたいと思っております。
内容ですが、1つ目がこの月間中に、小・中学生を対象としまして、消防団応援団に入っていただけないかという勧誘をさせていただいて、団員の方には団員証としてバッジをお配りさせていただきたいと思います。また、あわせまして、団員の方には、11月5日のスペシャルマッチに御招待するとともに、商品をお贈りすることで多数の方に加入をしていただきたいと考えております。今申し上げましたがんばる消防団応援スペシャルマッチですけれども、11月5日に行われますガイナーレ鳥取と栃木SCとの試合をがんばる消防団応援スペシャルマッチということで開催させていただきまして、今申し上げました消防団応援団に加え、団員の方には無料での御招待をさせていただきたいと思っております。また、当日は、消防団員と応援に来ていただいた観客の皆さんとが触れ合うようなイベントですとか、あるいは新しく防災トリピーの着ぐるみを作成しておりますので、そのお披露目もしたいと思っております。3項目は、これは鳥取県内ではございませんが、全国消防操法大会が10月14日に長野で行われます。米子市消防団の福生東分団が出場いたします。ちょっと生で見るわけにはいきませんので、インターネットの中継で応援をさせていただきたいと思っております。それから、境港市のほうでは10月15日、23日に、公民館まつりで消防団と地域住民との交流を図るイベントが開かれます。また、10月23日には、鳥取市の鹿野町で女性消防隊を対象としました防災訓練や訓練指導などが行われますし、10月16日には、鳥取市の河原町で八頭消防署管内の消防団が集まる合同の火災訓練が行われるところでございます。
◎福田委員長
続きまして、地域振興部から、報告20、京都産業大学との包括連携に関する協定の締結について、國米教育・学術振興課長の説明を求めます。
●國米教育・学術振興課長
地域振興部資料の1ページをごらんください。本県より多数の学生が進学をしております京都産業大学とこのたび包括連携協定を締結することになりましたので、御報告いたします。
調印式でございますが、本日の午後4時15分から知事公邸にて行います。
協定の内容でございますが、3本ございまして、1つが京都産業大学、鳥取県、それからふるさと鳥取県定住機構の3者による協定でございます。協定の中身は、就職支援に関すること及び健康福祉の増進など、後で申し上げます個別協定にかかわること、それから、天文台の活用などを通じた教育、文化の関係に基づく、これも次に申し上げます個別協定にかかわる、そういったものを含んだ協定でございます。
2の(2)でございますが、京都産業大学、鳥取看護大学、鳥取短期大学と鳥取県の連携協定も個別協定として結びます。これにつきましては、まちの保健室活動などを中部で展開していること等を通じた連携の協定になっております。
(3)でございますが、京都産業大学の初代学長が宇宙物理学者であったこともございまして、京都産業大学は天文台をお持ちです。鳥取市も佐治に天文台がございますので、天文台を中心とした教育とか人材育成の個別協定を結ぶことにしております。
◎福田委員長
続きまして、報告21、日韓生涯スポーツ交流事業の開催結果について及び報告22、グラウンド・ゴルフ国際大会YURIHAMA2016の開催結果について、小西スポーツ課長の説明を求めます。
●小西スポーツ課長
それでは、2ページをお願いします。9月23日から27日までですけれども、韓国の江原道の原州市で生涯スポーツの日韓交流を行いました。ことしは、バドミントンとゲートボールの選手団を派遣いたしました。
江原道では、生活体育大会という大会に参加いたしました。これは、本県のスポレク祭のようなものでして、原州市各地で約8,000人が23競技に参加する生涯スポーツの大会であります。鳥取県選手団の主な成績は、記載のとおりでございまして、選手の声としては、言葉は通じなかったけれども、試合をすることで通じ合ったということで、スポーツに言葉は要らないということを実感されたということであります。また、両競技ともプレースタイルがちょっと違って、刺激になったというようなこともありました。選手団のほうは、両競技ともしっかり交流されて、友好を深めたと聞いております。
続きまして、3ページをお願いします。10月2日に、湯梨浜町との共催でグラウンド・ゴルフ国際大会を開催しました。日本国内の方を含めてですけれども、12カ国から176人が参加されました。実際に海外から来られた方は5カ国ということであります。優勝されたのは韓国の男性だということであります。
参加者の声ですけれども、ポーランドではグラウンド・ゴルフは余り知られていないということで、これから広めていきたいと。それから、スペインでも普及を進めていって、今回は3名でしたけれども、来年は10名以上ぐらいは連れてきたいというようなこともありましたし、モンゴルは、マスターズ協会の会長がいらっしゃいまして、実は今回、ロシアとかポーランドの方に声をかけていただいたということがありまして、非常にネットワークがあるということで、グラウンド・ゴルフの国際化に協力していきたいということであります。今回のこういった出会いをきっかけにして、さらに国際的にグラウンド・ゴルフの普及を進めていきたいと考えております。
◎福田委員長
続きまして、観光交流局から、報告23、山陰海岸ジオパークトレイル協議会とキティラ・ハイキング・プロジェクト(ギリシャ)との友好協定締結について、岩下観光戦略課長の説明を求めます。
●岩下観光戦略課長
観光交流局資料の1ページをごらんください。来週金曜日、10月14日から10月17日まで、いよいよワールドトレイルズカンファレンスが開催されます。その日程の最終日の10月17日月曜日に、このワールドトレイルズカンファレンスにギリシャのウオーキング団体の代表として来られますキティラ・ハイキング・プロジェクトと、それから山陰海岸ジオパークトレイル協議会との間で友好協定を締結することとなりましたので、報告いたします。
このキティラ・ハイキング・プロジェクトといいますのは、ギリシャの南部に位置するキティラ島という全長50キロの風光明媚なすばらしいハイキングトレイルコースを持つ場所に本拠を置くものでございますけれども、ラフカディオ・ハーンの出身地として有名なところでもございます。
こちらの協議会と10月17日月曜日の15時から、場所は山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館におきまして、協定式を行います。協力内容といたしましては、双方のトレイルコースで使用している標柱でありますとか、案内プレートを相手方のトレイルコース内に交流の象徴として設置したり、それから、相互にウエブサイトを使って、それぞれのトレイルを紹介する。それから、相互訪問をしてPR活動を行っていくなどの予定をしております。調印者といたしましては、山陰海岸ジオパークトレイル協議会の森下会長、それから、相手方のキティラ・ハイキングのフィボスマネ-ジャーが調印をする予定としております。
◎福田委員長
最後に、西部総合事務所から、報告24、伯耆国「大山開山1300年祭」に関係する予算の執行状況について及び弓ヶ浜サイクリングコース皆生海岸ルートの供用開始について、高見地域振興局西部観光商工課参事の説明を求めます。
●高見西部総合事務所地域振興局西部観光商工課参事
それでは、西部総合事務所の報告資料の1ページをお願いいたします。伯耆国「大山開山
1300年祭」に関係する予算の執行状況についてでございます。
関係する予算を一覧で掲載させていただいております。アスタリスクの2番、国立公園満喫プロジェクトに伴います生活環境部の予算でございますけれども、関係予算として一覧で記載させていただいております。
それぞれの執行状況については、次の2ページをお願いいたします。まず、上段から、平成27年度の2月補正、事務局予算でございますけれども、こちらは、事業計画の策定経費については338万円余の執行ということで、残り120万円余となっております。次の2つ、実行委員会設立記念イベント、PR事業費についてでございますけれども、現在、実行委員会を10月末ぐらいの設立をめどに最終の調整に入っております。したがいまして、関係するこの設立記念イベントについては、それにあわせて執行を考えております。また、PR経費につきましても、実行委員会設立後、情報発信、PRを加速してまいりたいと思っております。
次に、日本遺産関係でございます。これは、平成28年の5月補正でお願いしたものでございます。こちらにつきましては、上段のPR映像製作経費につきましては執行済みでございます。次のパネル作成観光客受け入れ環境整備、シンポジウム開催・情報発信費につきましては、現在、日本遺産に関係します米子市、大山町、伯耆町、江府町で日本遺産の協議会をつくっておりまして、文化庁の助成を受け、関連する情報発信等の事業を計画されております。こちらが、どうしても文化庁の予算ということで、使途に制限があるものですから、これを補う形で予算のほうをお願いしているもので、文化庁の助成事業が10月、ないし11月には執行できるという見込みになっておりますので、これにあわせてこちらの予算も執行したいと考えております。続きまして、現地情報発信機能強化等でございますけれども、大山周辺の拠点に日本遺産の情報発信拠点を整備しようとするものでございます。こちらも、まずハードの拠点整備を大山町等がやっております。先ほどの文化庁の事業とともに、11月には着手したいというふうに今考えているところでございます。
同じく5月補正で、日本遺産関係以外で、大山の食ブランド推進事業がございます。こちらにつきましては、経費200万円でございますけれども、市場開拓局と共同開催ということで今準備を進めているところでございます。こちらにつきましては、年がかわって、首都圏で2月の実施ということで準備しているところでございます。大山ブランドパワーアップ事業以下の3件につきましては、今議会で提案させていただいているものでございますので、今後執行予定でございます。
続きまして、3ページをお願いします。こちらは、ハード整備事業関連でございます。それぞれ今議会で提案、予算をお願いしているものでございます。したがいまして、個々の説明は省略させていただきますが、一部、先ほど申し上げました国立公園の満喫プロジェクトの事業と新たに追加されました地方創生のハード整備事業が含まれております。西部総合事務所要求というのが地方創生関係でございます。現在、国の内示が年を明けて1月中を予定していると聞いておりますので、ハード整備、標準工期がとれないこともあって、あわせて繰り越しのお願いを今回提案させていただいております。
大山開山1300年祭の予算執行状況については以上でございます。
続きまして、4ページをお願いいたします。弓ヶ浜サイクリングコース皆生海岸ルートの供用開始についてでございます。
現在整備を進めております弓ヶ浜サイクリングルート、これは全長約15キロでございますが、このうち、皆生海岸ルート、約7.5キロの整備が完了いたしました。これにあわせまして、供用開始記念イベントを行いましたので、報告をさせていただきます。
まず、今回供用開始しましたコースの概要でございますが、下のほうに略図をつけておりますけれども、場所が日野川の河口部分、左岸側、皆生海水浴場、皆生温泉の付近から、夜見町交差点の付近まで約7.5キロでございます。
整備の概要でございますけれども、全長7.5キロのうち5.5キロは海岸施設ですとか、河川の管理施設、既存の施設を活用してコースをつくっております。約2キロ部分にわたっては、県、もしくは市の保安林内に新たに舗装をかけて、新しい道をつくっております。一部段差がございましたので、この段差改良等の工事をいたしております。海岸施設等、路面といいますか、走行面が少し荒れておりましたので、こちらのほうに舗装の工事をいたしております。あわせまして、コースの案内用の路面標示ですとか、注意喚起のための看板等の設置をいたしております。整備概要については、以上です。
コースの特徴でございますけれども、弓ケ浜半島の日本海側、美保湾側を走るコースということで、非常に景観のいいコースとなっております。また、弓ケ浜半島でございますので、ほとんど高低差のないコースということで、お子さんからお年寄りまで、誰にでも楽しんでいただけるようなコースとなっております。この利活用でございますけれども、新しいエコツアー商品ですとか、いろんな楽しみを提案させていただきながら、利活用を図っていきたいと思っております。具体的には、今現在、皆生の旅館組合などと御相談申し上げて、泊まり客の皆さんにも気軽に楽しんでいただけるような利活用を図っていきたいというふうに考えております。
今後の整備予定でございます。残りの約7.8キロでございますけれども、現在地元説明等は終わりまして、詳細設計中でございます。竹内の国際旅客ターミナルの完成にあわせて、平成31年度末には開通、一般供用に向けて整備を進めているところでございます。
略図の中で、国道431号からタワーまでが破線、点線になっておりますけれども、こちらは、こちらの土地を管理しております管理組合と今ルートについて協議しておりますので、一応破線とさせていただいております。
続きまして、5ページをお願いします。供用開始にあわせて9月26日に行いました記念イベントについてでございます。実は知事が東京のイベントで、とっとりふるさと大使の安田大
サーカス団長安田氏と話をした際に、皆生海岸ルートが開通するのにあわせて、ぜひ走りに来ていただいて、PRをとお願いしたところ、団長から快くお引き受けいただいたものですから、ゲストとして日程調整をいたしましたところ、9月26日の開催となりました。当日が本会議開催日ということで、本来、委員会、もしくは選出議員の皆さんにも御案内差し上げたかったのですけれども、調整に至らなかったことを、この場をかりて改めておわび申し上げます。
当日のイベントですけれども、まず、お披露目式として関係者でテープカットを行いました。その後、35名の参加でございましたけれども、地元の皆さんと一緒に試走を行っております。その後、安田大サーカスの団長安田氏、小原工氏、大山王国の石村隆男氏で自転車のトークセッションを開催しております。当日の参加者ですけれども、このコースの設定に当たりまして、いろいろ御検討いただいたサイクリングロード整備検討委員会、西部のサイクリング関係者、経済、観光関係者、あるいは沿線の自治会連合会と公民館の皆様等に御出席いただいております。
参加した皆さん、特にトークセッションに参加したお三方の感想等を記載しておりますけれども、非常に走りやすい景観のいいコースということで、これからいろいろと利活用を図っていくようにということで、いろいろ御提言もいただいているところでございます。
◎福田委員長
続きまして、報告26、大山環状道路マイカー規制社会実験について、倉元米子県土整備局長の説明を求めます。
●倉元西部総合事務所米子県土整備局長
同じ資料の6ページをお願いします。大山環状道路マイカー規制の社会実験についてでございます。
これにつきましては、昨年度、初回の社会実験をやらせていただいたのですけれども、今年度もやるということで、日取りを10月29日に設定しております。
昨年度の結果を3番に書いております。参加された方からはおおむね好評ということでございましたけれども、周辺観光施設で若干利用客が少なくなったというようなことも回答もございましたことを踏まえ、今年度の取り組みに若干反映させた部分がございます。
5番の実施計画のところですけれども、下線を引いてありますところが昨年度からの変更点でございます。区間としては同じで、桝水高原から奥大山スキー場までの7.5キロということでございます。昨年度は午後5時までということですが、これを6時までに延長しております。これは、昨年度、5時という時間帯ではまだ日が沈んでいなかったということもありまして、鍵掛峠で夕日を眺めるということで、集中して車が入られたというようなこともございまして、その反省を踏まえて、午後6時ということで設定をさせていただいております。それから、シャトルバスの運行計画ですけれども、これは、シャトルバス自体は大山寺から奥大山スキー場まで行きますけれども、その道中でみるくの里も経由するという形で設定をしております。運行間隔は、昨年どおり、15分間隔。乗車料金は、小児につきましては半額にするということで、今年度取り組みを変えております。それから、一番下の(4)ですけれども、今年度は、来ていただいた方ににぎわいの創出として、おもてなしの部分ということで取り組みを考えまして、ガイドつきウオーキングツアーとかレンタサイクルの実施、あるいは大山寺、桝水高原、奥大山スキー場などの各拠点で屋台等の出店の調整をしておるところでございます。それとあわせまして、今回、シャトルバスの乗車券を購入された方には、周辺の店等で特典を付与することを考えております。当日、ぜひともお越しいただけたらと思います。
◎福田委員長
報告27、「日野郡3町三色たたらんち」について、﨏田日野振興センター日野振興局長の説明を求めます。
●﨏田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
資料の8ページでございます。日野郡3町三色たたらんちでございます。地域資源の情報発信、さらには交流人口の増加を図ることを目的に設立された日野郡の広域交流促進協議会で、ランチグルメの開発に取り組まれておりますので、御報告いたします。
日野郡に共通するのは、古来からの製鉄方法、たたらでございます。そのたたらをテーマにグルメの形で多くの人に来ていただいて、たたらの歴史や文化を通じて郡内を周遊してもらうことを狙いとして開発が進められております。写真がございますけれども、ランチは和食、洋食、中華の3つのジャンルとなっております。特徴といたしましては、たたらを表現するために鉄板を使う、あと、炎を燃やして音を出す、さらには、これが肝でございますけれども、日野郡の旬の野菜を必ず用いること、そういったことを共通ルールにしております。
今後でございますけれども、現在ほぼ完成形となりましたので、今後テスト販売等に取り組むということでございます。テスト販売といたしましては、10月22日から11月30日、各店舗で333食という限定数量でさせていただくということでございます。さらには、イベント、これは11月27日、日南の道の駅でにちなんの食のバザールがございますので、そこに出店予定でございます。
これを含めて、今後の予定でございますけれども、10月17日、マスコミさん等をお呼びしてお披露目会、さらには、先ほど御説明しましたテスト販売、イベント、そういったことを経まして、平成29年の春に正式デビューにつなげていくということでございます。
特にこのたたらにつきましては、牛馬市とか刀剣とか信仰など、いろんなキーワード、そういったものを私どもはこの協議会と一緒になって探りながら、大山寺とのつながりの深さを見つけ出す中で、大山開山1300年の盛り上げにつなげていきたいと考えております。
◎福田委員長
それでは、ただいままでの説明について質疑等はありませんでしょうか。
○澤委員
ちょっと教えていただきたい。危機管理でがんばる消防団をやられているようなのですけれども、この団員って今どのくらいいらっしゃるのでしょうか。
●森本消防防災課長
ちょっと正式な数は覚えていないのですが、現在、5,000名ちょっとくらいです。
○澤委員
わかりました。ありがとうございます。
ちょっと話は飛びまして、西部総合事務所のサイクリングを教えていただきたいのですが、議場でもこのサイクリングはたくさん出ていますけれども、コースができ、非常に走ってみたいなというような、そそられるようなところなのですが、議会で2人乗りのタンデム自転車が話として出ていたことがあるのですけれども、ここは通れるのでしょうか、どうなのでしょうか。
●高見西部総合事務所地域振興局西部観光商工課参事
失礼いたします。今回供用開始しました区間につきましては、海岸保全施設等の既存施設を利用しているものですから、警察のほうと協議しましたところ、安全基準が保てないということで、今回の区間については、走行ができない区間となっております。なお、続きます残りの区間につきましては、タンデム走行可能な設計にしております。
○澤委員
説明を聞きまして、走れるところと走れないところ、これはちょっと残念な話だと思うのです。走行距離も15キロになろうというような大きなポイントになるところであると思いますので、何らかの形でできると、2人乗りしながら景観を楽しめるということであれば、言うまでもないのですけれども、何とか改善できるような、これが一つの大きな発信できるポイントになるのではないかなと思うのですけれども、どうでしょうか。
●中山西部総合事務所長
もともと皆生ルート自体が既存のルートを使いながらという格好で当初スタートしておりました関係で、今回タンデムの御利用ができないということは、ちょっと今段階で御容赦を願えたらと思います。ただ、先ほど高見が御説明いたしましたように、今後設計なり、新たにつくるルートについては、タンデム対応もできるような格好での盛り込みで、基本は、これはどんな形でどう利用していただけるか、より多くの方にこのルート全体を利用していただけるかということをセットで考えていくことでありますし、また、これは決して最後の完成形ではないと思っています。またいろんな形で、例えば自転車のエイドステーションなりの整備が今の分だけで足りるかとか、幅がこれでいいのかとか、あるいは当然曲がっておりますので、いわゆる競技サイクルにはなかなか向きません。正直、ママチャリから、いわゆるスポーツサイクルの本当の初心者向けの、よりレース向きではない部分になっておりますので、そこはちょっと利用の実態とか様子を見ながら引き続きの検討事項ということで、今後の整備等をまた検討させていただけたらというふうに思っております。
○澤委員
検討するということなので、それ以上言うことはないのですが、ただ、今のお話を聞いていますと、現状を見て検討するということと、それから、将来的に向かって本当に検討するかという検討と2種類あると思いまして、やはり将来に向かって本当にそうしていくのだと、それがこれから西部においてのサイクリングを全国に売り出していくのであれば、なおさらそういうちょっと力強い所長の御感想をお伺いしたいのですけれども、どうでしょうか。
●中山西部総合事務所長
済みません、力強さが足りなかったということで、申しわけありません。
サイクリングの関係は、本当に今議会でも非常に多くの方から御質問が出ておりましたし、この西部の地で、特にこの弓ケ浜半島から大山、それから琴浦を通って向こうに抜ける道は、本当にサイクリングに非常に適した魅力ある土地への変化が期待できるかと思っております。決して及び腰で様子を見て、洞が峠で見ていくというわけではございませんので、このルートがより多くの利用者に利用されるように鋭意精力的に検討し、また、必要な予算は必要なときにお願いして頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◎福田委員長
よろしいですか。
○澤委員
よろしくお願いします。
◎福田委員長
いかがですか。
○前田委員
大山について、ちょっと2~3質問します。
まず、この表を見てちょっと違和感を感じるのですよ。出てくるのは大山町だけですね。日本遺産というのは、そもそも誰が申請されて認定されたのでしょうか。
●高見西部総合事務所地域振興局西部観光商工課参事
シリアル型ということで米子市、大山町、伯耆町、江府町の1市3町の申請でございます。
○前田委員
ですよね。この予算執行を見ると、大山町だけの大山なのですか。その辺、非常に違和感を感じるのです。どうですか。
●中山西部総合事務所長
前田委員御指摘のように、私が着任いたしまして、6カ月。大山、特に1300年の関係の事業予算のあれをしてまいりましたが、やはり県と大山町を中心としたコンセプト設定が初めに多く続いていたというのは、ある程度否定できない部分ではございます。ただ、おっしゃるように、大山というのは大山町だけのものではございません。当然米子市、それから大山山麓ということで考えれば、伯耆町もありますし、江府町も入ります。それから、果ては中部の例えば倉吉、三朝、琴浦も入ってまいりますので、実行委員会という形で、今回より広い形で組織をつくり上げます。現在、大山町ばかりではなくて、例えば中部の町村にもそういったような中に入っていただいて、また、ある程度の重要な役割も果たしていただけないかというようなお話もさせていただきます。どうしても今、大山町周りの予算なりが強調されておりますけれども、これまた、大山山麓という形で、より広い予算組み、また事業の広がりはこの実行委員会の正式スタートを契機に広げてまいりたいというふうに考えておりますので、そこはちょっとまたこれから検討なりさせていただいて、随時またこちらの委員会にも御報告して御意見を賜りたいと思っています。
○前田委員
いや、だから、逆なのですよ。この大山の1300年祭をどうするのだという大きなテーマを持って、それぞれの役割分担をしていくのが筋だと思う。だけれども、所長の話を聞くと、実行委員会をつくっておいて、これからどういうものをしますよ、逆ではないですか。どんどん予算はついているのですよ、4億円、もうたくさんのお金が。私はおかしいと思うのですよ。
●中山西部総合事務所長
そもそも大山1300年祭で何をするかということがかなりもめて、長い時間をかかってここまで来たということは確かでございます。1300年の中で何をするか、そこで、それぞれの役割分担でどういう事業を組み上げるかという話が、後先が逆で、まだ準備が足りないのではないかというのは我々も反省いたしております。今回、実行委員会の中といいますか、大山1300年の中では、ひとまず大山の大きな遺産といいますか、今までの歴史を生かすこと、また、大山が持っております自然でありますとか、水と食といったような遺産、そういったものを柱としながら事業の組み立てをしよう、これから事業展開しようというところまでは今合意を得ております。その中で、実行委員会事業としては、例えばそういったようなPR、大山の刀剣とかをテーマとしたようなPRですとか、あるいは星空、あるいは自然の古道の復活というか、そういった連携事業をやろうかというお話まではしておりますが、早急に役割分担、どうしても中心の部分となる米子市、大山とかを舞台としながら、そこの参道を生かし、周辺で大山の歴史にちなんだ、あるいは大山の資源、例えば星空とかの資源を使った展開をしていただく、そういったことは早急にちょっと各関係市町なりとも話をさせていただきたいと思います。
○前田委員
広げれば広げるほどいいというものではないと思う。大山でしょ、大山寺でしょ。これは予算を見ると。的を絞らなければだめですよ。わけくそわからないよ。倉吉は寄せるは、琴浦を寄せる。ばあっと、大山周辺1300年祭をするのですか。いけませんよ。だから、何が言いたいかといったら、思いがないのですよ。これから実行委員会をしてやりますよと、そんなことでこんな4億6,000万円もつけているはずないと思っていた。ところが、私が資料要求して見ると、イメージが全然ないのですよ。どういうものでやりますよというのが全くない。これはどうなのですか。
●中山西部総合事務所長
ちょっと私の説明の仕方が誤っていたら申しわけございません。決して大山寺なり、大山というものをPRの主力に、それから大山でのイベントを主力に据えないという意図ではございません。前田委員もおっしゃるように、大山というのは大山寺を中心とした地域において、また、大山の1300年の歴史をいかにPRし、大山のこれからを中心点として観光振興を図っていくか、それが一つの大きな柱ではないかと思っております。この予算の中ではちょっと見えにくい部分もあります。そのあたり、大山寺周辺、大山を中心としてどんなイベントを考えていくかというのは、ちょっとまた、この資料では見えにくい部分もあろうかと思いますので、先ほど申し上げた大山の歴史をどう生かすか、そういったような、もうちょっとくっきりわかる話を整理させていただいて、お話をさせていただきたいと思います。また別途、後日の勉強会とかもあろうかと思いますので、そこでちょっとまた詳しくお話をさせていただきたいと思います。
○前田委員
もう長くなりますから、もうやめますけれども、私はやはり大山町だけでないと思う。少なくとも西部広域のメンバーが入って、総がかりで大山を盛り上げようと、そういうことをしてほしいし、今度、出前県議会がありますから、そのときには、きちっとしたビジョンを見せてください。それで、こういうことでやりますということをぜひとも現場で聞きたいと思いますから、楽しみにして、出席させていただきます。
○長谷川委員
学術振興のところで、地域振興部の1ページですけれども、京都産業大学との包括連携、また、きょうが調印という日に報告をいただきまして、非常にホットな、またうれしい内容だと思います。
私の意見、感想を少しだけ加えさせていただきますと、京都産業大学の設立のいきさつが倉吉北高の創立者ともかかわりがありまして、当時の鳥取女子短期大学、今の鳥取短期大学及び鳥取看護大学に連なっていく人脈というものがありまして、非常にここの卒業生が今でも地元で活躍をされております。非常に身近に感じる存在です。そして、これからの取り組みの中で、大学教員による公開講座の開催などとありますが、既に、来週ぐらいだったでしょうか、京都産業大学の先生の「ことばの力」というような表題での講座の案内があって、もう定員もいっぱいだというようなことで、地域に対しても非常にいい関係が生まれてくるのではないかと期待をしておりますが、何かつけ加えていただく点がありましたら。
●國米教育・学術振興課長
少し関係性の説明をさせていただかなかったのですけれども、京都産業大学と倉吉の短期大学は非常に関係が深うございます。倉吉女子短大をつくられた方が京都産業大学の初代の理事長さんでございますし、それから、今の藤田学院の山田理事長さんは京産大の評議員もしておられて、関係性も深うございます。それから、そういった御縁で、この個別協定を結ばせていただきますし、あした、「ことばの力」の講演がございますが、もう1週間ぐらい前から既に満杯になっておりまして、大変申しわけないのですけれども、非常に人気でございまして、中部でも非常に興味を持たれた方がいらっしゃいますので、盛り上げていったらと思っております。
◎福田委員長
よろしいですか。
○前田委員
鹿野町にセミナーハウスがあるのだよね、京都産業大学。
◎福田委員長
いや、あれは京都外大ではないですか。あれは京都外大です。
○前田委員
ごめん、失礼いたしました。取り消します。
○森委員
大山の関係なのですけれども、私は2つほどちょっと提案しているものがあって、著作権フリーといいますか、動画のPR映像の制作って入っているのですけれども、映像というのは、一つの長い映像を撮った中で、例えば編集してもその編集者に著作権があるとか、例えば長さを5分間でつくってもらったら、もうそれで、どこかである一つのところでしか使えないとか、いわゆるいろんな使い回しができないとか、著作権の問題やいろんなものがあるのだけれども、それを例えばウエブ上でも使いたい、それから、DVDにして配りたい、また、それを例えばいろんな多国語の対応にも使って、いろんな形でできるような、そういうようなことにしてほしいということをちょっと言っていたのですけれども、その辺はどうなったのか。これは執行済みになっていますので、どういう形になったのか。それで、また、映像もドローンとか、ハングライダーとか、ああいうものを使っての映像が非常に効果があるよということも言っていたのですが、どういうことになっているのか教えてください。
それと、あと一つ、富士山でもそうなのですけれども、例えばお客さんが来て、大山を見せたいと思っても天候のかげんで見えないことが多々あるわけですね。季節によっても色も違うし、雰囲気は違うわけですけれども、見る場所によってもいろいろ違う。そのために、アプリで、今の季節だったら、ここからだとこういう感じで大山が見えるのだよとか、そういうようなアプリをつくって、今誰でもいろんな写真を撮ってウエブに上げることができるのでその写真はGISのデータをくっつけておいて、そのものを市民、県民から応募してもらって、それを蓄積したものでできるような、そんなアプリをつくってほしいということを言っていたのですが、どういうことになっているのか、ちょっと教えてください。
●高見西部総合事務所地域振興局西部観光商工課参事
まず、日本遺産のPR映像、著作権フリーの関係と動画の内容でございますけれども、こちらは米子市が中心となって作業のほうを進めておりまして、著作権の関係については、御意見のように、著作権フリーで扱えるようにしていきたいと考えておりますけれども、内容につきましては、でき上がったばかりで確認できておりませんので、また後ほど確認して、御報告をさせていただきたいと思います。
それと、以前から御提案いただいていますスマホのAR機能ですとか、そういったものを使ったものということですけれども、こちらは、伯耆町さんのほうが中心になって、そういったアプリケーションの開発をされております。それを大山周辺のエリアにも広げていこうということで、今、こちらも伯耆町が中心になって作業をしていただいておるところでございます。
●中山西部総合事務所長
済みません、変ですが、僕が補足します。伯耆町で、今そのアプリをつくっているというのは実際のところで、大山王国とかの絡みでつくっている分があります。これはちょっとまだ、済みません、試供版で印刷で仕上げたところなので、まだお配りできないのですけれども、大山の外国人も含めたツーリストガイドブックというのを今つくっていまして、その中で、例えば森委員おっしゃるように、上がってみたら雲が出ておったとか、そんなことがありますので、一番美しい映像とかをネットにアップしておいて、そこのところに行ってQRで写すと見えるというような格好のシステムは今でき上がりつつあります。といいますのが、なかなかまだいい写真がそろっていなくて、暗かったりとか、これよりもっといい写真があるのではないかという話もありますので、その伯耆町のスマホアプリをつくるのとあわせて、映像も、例えば伯耆町でもまたドローンを飛ばしたりとか、そんなところで写真をちょっと撮りたいなという話も言っていますので、例えば大山王国の柄木さんであるとか、あの辺などにも、いつごろで、いつがいいとかというのを聞きながらつくると言っていますので、そこのセットをしながら、写真の入れかえとか、その辺は今準備をしております。済みません、ちょっとまだ今時間を要しておりますけれども、またでき上がりましたら、またパンフレットを含めて、御提供します。
○森委員
四季それぞれやはり違うところがあるので、ぜひそれがセットで、季節ごとに変えられるような形をお願いしたいです。
◎福田委員長
要望ということで。
よろしいですか。
○横山委員
大山ですけれども、ロングトレイルルートの確立というのを頑張ってほしいのだけれども、それから、ダウンヒルのサイクリングロード、これは海外からもすごい人が来始めるという将来性があるのです。将来性のあることは本気でやるほうがおもしろいなと思いますので、ぜひ検討してみてください。何かありますか。
●中山西部総合事務所長
ロングトレイルの御提案がありました。たしか今、大山の頂上からいわゆる大山古道、済みません、僕もうろ覚えの知識で申しわけないのですが、5つ、それが川床道でありますとか、坊領道であるとか、いろんな道があるとお聞きしておりまして、ぜひとも大山1300年の中の事業の一環として、この古道を利用したロングトレイル、こういったものがちょっと復活といいますか、道の再現みたいなことができないかなと思っています。といいますのは、ルート設定をするということも当然ですし、もともとルートのいわれを知らしめて、歩くだけではなくて、歴史もあわせて体感していただく、そのような仕掛けができないかなと思っています。イメージしておりますのは、九州の磨崖仏を通るトレイルルートがございますけれども、あのルート的なものが大山で再現できると、歴史と自然、両方を味わえるものができないかという形で、ちょっとその辺の準備も今、この予算なりとあわせてさせていただいております。
ダウンヒルは確かに非常に好評であります。当然、既に御体験いただいた委員もこの中にもおられると思いますけれども、ぜひその辺は、安全確認の部分も含めて、ルート設定でありますとか、あるいはサイクリング関係のPRも含めて、当然いろんな形で、今回の質問とかでもありましたジャイアントの関係をどうしていくかですとか、あるいはモンベルさんというアウトドアメーカーも大山におりますので、そちらなりとの連携をとりながら、ぜひとも自然を体感できるダウンヒルや、それからサイクリング、そういったものもこれから頑張るなり、もう少しブラッシュアップして、力を入れていきたいと思いますので、またしばしお時間と作業をいただきたいと思います。
○横山委員
例えば韓国のロングトレイルは、李康玉という大学の先生なのですが、李康玉先生とぜひ連絡をとっていただいて、いろいろと相談をされるといいなと思っておるのです。それは、世界のトレイルカンファレンスの参加者がたくさん入ってきますので、彼が中心だと僕は見ているのです。韓国で何百人も来るといったら、大体そこなのです。そこをやはりターゲットにしていただくと、可能性が広がると僕は思っておりますので、よろしくお願いします。
○浜崎委員
1ページの学術振興の京産の話なのですけれども、大きな大学ですし、目的等を見ても、一つはIJUターン就職支援ということと、それから地域の活性化に寄与するということで、連携協力ということがあると思います。今、長谷川委員からも話があったように、個別協定ですね。人的なつながりがあってということは、大変結構なことだと思いますし、鳥取にとってもありがたいことだと思いますので、この鳥取看護大学、短期大学との連携、それから、鳥取市教育委員会、この個別はまた天文台同士でというふうな連携もあるみたいですが、これはこれでぜひ進めていただきたいと思うのです。鳥取県とのふるさと定住機構の連携ということで、鳥取県も入っているのだけれども、ここの包括協定、連携協力が非常にいろいろ多岐にわたっているのですよね。例えばこの前段の文章を見ていると、やはり一つはIJUターン就職支援ということで、以前、龍谷大学の話もありましたよね。このたび、この京都産業大学と包括協定、都道府県との包括協定は初めてということで、結構県の事業では初めてというのが表に出てくるのだけれども、要は京都産業大学側もメリットと言ったらおかしいけれども、鳥取県との結びつき、ありがたい御縁があって、こういうふうに広がっていった。当然関西本部、また、國米課長のところも含めて、就業支援課も含めて、担当者がいろいろ動かれたという、そういうことでこういった包括協定になったというふうには思うのです。これを、個々のマッチングなり、そういうものをしっかりやっていくことが大事だと思うのですが、窓口は大体これは誰がしておられる。それと、その対応窓口というか、これは人的な部分で大変だと思うのですよ。もちろん協定が目的ではないわけですから、今後ということで、そういったことになると思うのですけれども、どうですか。
●國米教育・学術振興課長
京都産業大学は当然京都にございますので、一義的には関西本部が窓口でやっていただいております。ただ、龍谷大学のときなどは、関西本部だけで一生懸命やっておられて、うちのほうが余りというか、ほとんどタッチしていなかったので、それでは、鳥取県側の受けが弱いのではないかということもありまして、地元と、それから大学側のそれぞれが車の両輪ではないですけれども、我々も汗をかいて、関西本部と一緒に連携を深めていきたいということで、今回このように御報告をさせていただいております。
○浜崎委員
最後に一つだけ。その話なのですが、やはり目的の一つは就職支援ということがあると思います。以前の大学もそうだったと思います。それと、2行目に書いてある大学の研究、教育及び社会貢献活動の発展と、県等の特色を生かした地域の活性化に寄与するというようなことですよね。これが非常に壮大な考え方というか、目的になってくると思うのです。7つの項目が出て、ほかにも出てくると思うのですが、やはり一つ一つのマッチング、一遍に全部ということではなくて、ある程度特化した形、ある程度濃いそういった連携協定の中身になるようにされていかないと、あれもこれも、あれもこれもというようなことになってくると。そうは言っても結局、窓口は関西本部。でも、今おっしゃったように、それを県側が具体的なマッチング等、連携事業でしっかりつなげていくのだということではあると思うのだけれども、何かちょっと表だけどんと出ておって、なかなかその辺のところが。要はやはり地域の活性化に寄与する、大学と一緒になってやるってすごいいいことだと思うのだけれども、何かちょっと見えづらい部分があるので、その辺のところを、応援はさせていただきたいと思うのですが、そういうことで申し上げたということで、もう一度、あなたのお考えを教えていただきたいと思います。
●國米教育・学術振興課長
たくさん項目が書いてございまして、この項目だけごらんいただくと一般論みたいなことなのですが、それぞれ具体的な取り組みも芽がありまして、それをイメージして項目を掲げております。そういうものにきちんと具体的につないでいきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
◎福田委員長
よろしいですか。
○浜崎委員
はい。
◎福田委員長
ちょっと関連で、私もいいですか、國米課長。
私も京都産業大学って鳥取県の中で相当ゆかりがあるというか、中小企業の社長さんもOBでかなり多いですし、また、スポーツの関係でもかなり京都産業大学に、駅伝とか野球とかバスケットとかで行かれている方が多いと思うのですけれども、それから、少子化で私立の高校とかが結構厳しくなってくる中で、例えば、今、長谷川委員が言われたように、ゆかりがあるような倉吉北高とか、そういったところと例えば附属高校化というのですか、島根などは立正大淞南とかがありますよね。中国地方でも結構、大きな大学との附属高校化があるのですけれども、浜崎委員が今言われた、かなり具体的なという話になったときに、そういうことも一つ考えてみたらどうかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。
●國米教育・学術振興課長
先ほど名前を出させていただいた小野良介さんという方が倉北の創設に深くかかわっております。そういった御縁もあって、関連がある高校なのですけれども、時代も変わっておりますし、それから当時の関係した方もだんだん代がわりしておられますので、当事者同士でそれぞれお話をされて結びつきということだと思いますので、ちょっと県からストレートにこうというのはなかなか難しいかと。
◎福田委員長
そうですか。
○野坂副委員長
最初に、危機管理。県土整備と同じ、台風18号、被害状況の資料があるのです。これを見ると全く同じ資料なのですよね、県土整備部と危機管理局。所管がまたがるということなのでしょうけれども、これは資料が全く一緒なので、調整されたらどうですか。資料を別に2部同じものをつくらなくてもいいのだろうと思うのですよね。これはどこで調整されるのか知りませんけれども、やはり無駄だと思うのですよ。これは、紙が何枚かの話なのですけれども、実際こういうことはいっぱいあるのだろうなと思うのです。だから、これは可能なところで、もっと調整されれば、県土整備でも何かあるのかな、忘れたのではないかなと、ばっと改めて見ると、全く一緒なので。それは考えておいていただいたらいいのですけれども。
まず、サイクリングロード皆生の海岸ルートの供用開始、イベントもありまして、本会議でも取り上げさせていただいたのですけれども、サイクリングについての需要の高まり、あるいは今後の可能性、あるいは大山を中心とした鳥取県、東部まで全部含めて、その優位性みたいなものは、本会議でも言わせていただきましたので、共通認識をお持ちだろうと思うのです。9月26日に完成記念のイベントをされたわけですけれども、ここに3名のゲストの感想といいますか、評価、提案も含めたものがありますけれども、これ以外に、イベント参加者からの声というのはどんなのがありましたか。
●高見西部総合事務所地域振興局西部観光商工課参事
ここに書いてございますお三方は、いわゆるロードバイクでございましたけれども、ほかにはいわゆるミニサイクル、ミニベロですとか、いわゆるママチャリですとか、そういったもので走っていただいた集団もございました。皆さん、非常に走りやすいというのと、保安林の中なのですが、これまでなかった松林の中を走るようなコースということで、非常に楽しかった、久しぶりに自転車に乗って楽しかったというような声もお聞きいたしました。なので、ぜひ、これまで少し自転車から遠ざかっていたような方ですとか、余り乗っていないような方、こういったところの裾野を広げながら自転車ファンを広げていく。今、先ほど申し上げたけれども、皆生の旅館組合と、まずは各地から皆生温泉にいらっしゃる皆さんに楽しんでいただくような、セルフ型エコツアーみたいなものをやってみてはどうかと。ここで石村理事長もおっしゃっていますけれども、皆生温泉も端から端まで行くと非常に長い距離がございますので、今、華水亭に設けておりますコグステーション1カ所だけだとちょっと使い勝手が悪いので、これは旅館組合から御意見としてあったのですけれども、各旅館に少し分散して何台かずつ自転車を置く、皆生温泉型の分散型コグステーションみたいな展開もおもしろいのではないかといったような御提案もいただいております。まだアイデア段階でございますけれども、こういった自転車ファンをふやしていくようなコースとして活用していきたいと考えております。
○野坂副委員長
分散化のコグステーションと言われたのですけれども、今皆生温泉で整備されたコグステーションがありますね。これはたしか閉まっているのですよ。これはどうなっているのですか。
●高見西部総合事務所地域振興局西部観光商工課参事
以前設けていたコグステーションの場所でございますね。あれは温泉組合さんがお借りになっていた場所にコグステーションを設けておりましたけれども、今、温泉組合さんはそこの賃貸契約を解除されています。今は、華水亭さんが前の建物を利用して、コグステーションとしてレンタル自転車等のお願いをしております。
●中山西部総合事務所長
正直、今の運用は、華水亭さんに電話なりがあるときにあけるというような感じの運用になっています。例えば愛媛でありますとか、ああいったところのオープン型コグステーション、当初はそれを想定しておったようですけれども、ちょっと理想倒れで、なかなか運用がついていっていないというのが事実です。ですので、せっかく皆生ルートができますので、コグステーション、エイドステーションの総点検、これは昔、コンビニにもたしかエイドステーション機能を持つ話もありましたので、そのあたりは今点検なりをさせております。そこはちょっとまた全般的な見直しなり、再活性化が要ると思っています。
○野坂副委員長
つまり、そういう問題提起を今議会でさせていただいたつもりなのですよ。要するに維持、発展させていくための住民との連携はどうあるべきかとか、いろんな意味での維持管理をどう適切にやっていくとか、住民との連携というのは、ボランティア、いろんな団体も含めて、さまざまなところで不可欠なのですよね。その一つの事例として、トイレが汚いということを言ったのですけれども、残念ながら、知事の答弁は、業者の質を上げるみたいな、入札の仕方を考えるみたいな、かみ合わなかったわけですけれども、そういうことが言いたいのではなくて、要するにコグステーションも、今まで税金を投入して補助がある間は常設型でできていましたけれども、その補助期間が終わったら、今、ぷっつり店が閉まってそのままなのですよ。こういうような状況でサイクリングロードをつくっても、あるいはさっき前田委員が言われておりましたけれども、大山にどれだけの税金を投入しても、その期間はいいのだけれども、その後にみんな維持できなくなってくる、こういうようなことは、全国津々浦々いっぱいあるわけですよ。そこの問題をどのくらい意識されているのかな。つまり、いろんな事業が最終的には住民との連携とか、まちづくりまで落ちていかないと、何の持続性もないし、意味もないわけでしょ。税金を垂れ流すだけの話ですよ。
となってくると、今回の記念のイベントですね、先ほどいい意見も言われた。確かにそういう意見も多かった。しかしながら、私に、2~3人の人がちょっと気になる意見を言われた。自衛隊の演習場からゴルフ場、このあたりにかけて物すごい汚いと。海岸線から何からごみで物すごく汚い、たまって汚いと。そこが非常に目立ったと。あれは、横を走るので、非常に気になるのですよね。私なりに考えたら、あのあたりというのは集落がないのですよ。例えば皆生漁港から皆生海岸のほうというのは、いろんなグループ、団体が海岸清掃などをボランティアでやっているのです。例えば夜見以降、富益とか和田、あるいは大篠津、こういったところも海岸清掃のボランティアがあるのですよ、僕は毎年参加しているので。それは業者さんがやられるところもあるし、自治会、漁業関係者とかが主導されてあるのですよ。ここの区間というのは、要するにそういう理由もあるのではないかなと感じたわけですよね。だから、今回のイベントなども、26日の月曜日、平日、議会開会中、こうなのですね。これは何でだとお聞きしましたら、安田大サーカスの団長の都合だと。こういう考え方はどうなのかな。どこを向いてこのイベントなり、事業を展開されているのかなというのが、私はちょっとわからないので、このあたりはどうなのでしょうかね。
●中山西部総合事務所長
ちょっとおわびも兼ねて。この皆生ルートは、実際もう少し早くオープンする予定でしたが、ペインティングとかがなかなか手間を食ったり、さりとて、また早くオープンしなければいけない。当然冬に入ってサイクリングオープンなどということもあり得ませんので。ということも考えながら、またいろんな形で出演者のお約束とかもあり、済みません、そこはちょっとどちらを向いているかと言われると、頭を下げるしかないわけでありますけれども、ひとまず、この形で、多大なあれもかけながらオープンをさせていただきました。当日、私どもの知事も当然出られませんで、ちょっと考えろというお小言もいただいております。
あわせて、本論といいますか、もとの質問に返らさせていただきますと、当然このコグステーションの話ですとか、野坂委員の質問にありました例のトイレのごみの話とか、これは当然行政は施設整備をした後は業者に頼んだり、また、そのままで清掃は業者任せということはよくあるものですけれども、多分に集落が近くない、それから、どうしてもかかわる人が少ない部分の清掃とか維持管理、特に美化をどう続けていくかというのは、ちょっと本気でセットで考えなければいけない部分だと思っています。当然米子でもほかのところはまたできたり、倉吉などは住民の方にトイレの清掃とかも委託といいますか、団体で見てもらっているところもありますけれども、いかんせん、集落が遠かったり、住民とのかかわりが薄いところは、特に美保のところなどは海水浴客からのごみとかが多くて、実は集落からは非常に遠いので、誰もそこのメンテナンスをきちんとしないということもあります。
これからそのあたり、このサイクリングロードの維持ですとか、あるいは美化という部分も、できるだけそこを愛していただける、そこを利用していただける団体とどれだけかかわりを持って、維持なりをしていくかということを考えていくことが必要かなと思っています。近くでは、皆生のプレーパーク、県の遊休地をライフセービング協会で委託なり、世話をしてもらっているような例もありますので、そちらとのやり方もちょっとよく勉強しながら、住民なりと行政がコラボで美化、維持管理を図る。当然清掃自体は予算で、ごみ処理とか、そんなことをしなければいけない部分は継続してあるとは思いますけれども、よりそのレベルを保っていく工夫をどうするかは、ちょっとこのルート開発のみならず、大山関係でもさまざまに施設整備なり、施設改修をやりますので、そこはあわせて勉強なりをさせていただきたいと思います。その前の前の常任委員会で宿題をいただいておりましたが、ちょっと宿題が難し過ぎて、よく解決せずに議会を迎えましたので、また継続して宿題は勉強します。済みません。
○野坂副委員長
せっかくすごい自然と、数十キロの間に大山があって、走っていったところが全部一望のもとに見られていくわけですよね。日本でもこういうコースというのはなかなかなくて、さらに、しまなみからずっとつなげていこうという、それで、東部のあのジオパークともつなげていくというような物すごく可能性を秘めているので、しかしながら、そこでソフト事業なども、さっき大山も見たのですけれども、ソフト事業ってほとんどPRなのですよ、PR事業。PRは重要ですよ。見ていると団体の育成みたいな事業もほんのちょろっとあるのですけれども、僕は、実はこれが肝ではないかなと思っていて、例えば皆生の海水浴場があれだけ定着しているというのは、ライフセービングクラブとの連携というのが物すごい不可欠でしょ。そしたら、こういったような、例えば地域に根差して、地域を愛する、そういうような個人とか団体というのをふやしていかないと、観光先進県などというのは、もう夢のまた夢なのですよ。だって、全部税金でできるはずもないしね。その地域を住民が愛していない地域に訪れようとも思わないと思うのですよ。そしたら、このあたりのソフト事業のあり方というのも絶対必要だと思いますよ。ハードで今サイクリングロードが結ばれていくでしょ。そうなってくると、今まで見なかった人も見るのですよ。そうすると、弓ケ浜の展望駐車場もありましたけれども、ああいうトイレでいいのですかという話ですよ、壊れて。今まであんまり関心がなかった人も、どんどんどんどん利用がふえていったら、今度はマイナスの情報も発信されるということでしょ。だから、このあたりはもう本当に、さまざまな事業が投入されるわけですから、危機感持って対応していただきたいのですけれども、いかがですか。
●中山西部総合事務所長
ともすれば、つくるだけつくっておいて、後はというのがよくありがちであります。確かに前田委員の御指摘にもありました、かなりの巨額の予算を大山圏域なりで投入していただいております。大山圏域がそれを契機に非常に大きな観光地となることは当然でありますけれども、引き続きそれがより住民の方々に支えられながら発展していくというのが最終目的かと思います。団体育成経費は、ちょっと予算の工夫の余地もあろうかと思いますので、またそのあたりはよく点検して、よりそういったような団体、それから個人の方々を育てたり、応援できるような格好も工夫しながら、また実際の事業を組み立てていく中で検討させていただきたいと思います。
◎福田委員長
よろしいですか。
○前田委員
ちょっと自転車道で。私の経験から、老婆心ながら、自転車道というのはとっても難しいのですよね。道路管理ですよ。つくったら管理ですよ。この管理者は誰なのですか。
●倉元西部総合事務所米子県土整備局長
今回供用開始した部分に関しては、これは自転車道という、形は道ですけれども、道路法上の道路ではないということで、それぞれの施設管理者に占用申請なり、そういう手続をとってつくった施設ということで、これは今、西部総合事務所の中でいけば地域振興局になりますし、これから整備する部分につきましては、国道431号の海側の自転車歩行者道を、道路沿いなり、あるいは海岸に近いところに持っていくということで、いわゆる分離歩道と称していますけれども、そういう許可になるところもありますが、これについては国道431号の道路区域の一部ということになるので、これは道路管理者としての県だということになります。みなとタワーまでの部分に関しては、これは先ほど所長が言いましたとおり、境港管理組合との管理区域にもなりますので、この辺はまたちょっと調整が要るかなというところでございます。そういうことで、ちょっと道としては一本なのですけれども、それぞれの管理者が入り乱れているというようなことになって、管理上、工夫が生じるのではないかなとは感じております。
○前田委員
そこなのですよ。自転車は40キロ以上になれば凶器なのですから、交通事故は起こり得るのですよ。そのときに、道路上の瑕疵でやった場合の責任が出ますよ、これは。そしたら、それぞれが管理者だ、そういうことでいいですか。必ず交通事故を頭に入れて対応しておかないと、事故が起こったとき、あなたのところですよ、うちは関係ないと、こうなりますよ。所長、どうですか。
●中山西部総合事務所長
そのあたりは、ちょっとこちらの県土整備局の管理部分、管理組合管理、それから地域振興局の管理が入り乱れておりますので、そのあたりの調整は、またきちんと総合的にとりたいと思っています。あと、事故のお話がありました。当然道路上の瑕疵の部分については、例えば国賠法ですとか、法律上措置の部分もありますけれども、例えば占用区域の部分については、ここの道路については、一応今保険に入っておりますけれども、では、それで十分なのかどうかとか、そんなところもあります。ご指摘がありましたので、そこはいま一度、総合的な管理をどうしていくのか、あるいは許可とか、そういった安全管理をどう整えるか、事故の場合はどういったようなことでレベル合わせをやるのか、そのあたりをいま一度点検させてやってください。
○前田委員
つくったら法的に責任を負わないといけないのですよ。これは道路法上の道路の全てなのですよ、道路認定して。それで、きちっと県が責任を持つと、それぐらいの覚悟でやらないと、事故が起こってからでは大変なことになりますよ。どうですか。
●中山西部総合事務所長
まだ今言えないもので、ちょっと検討させてください。そこは関係先ともいろいろ話をさせて検討させてください。
○前田委員
いや、兼用工作物で認めさせてもらって、道路認定して、きちっと道路管理者を決めて、それで、あと、警察ともここは道路交通法が適用ですよということをしながら、総合的な交通安全対策をやらなければ。起こったら大変ですよ。厳しく言っておきます。
◎福田委員長
よろしくお願いします。
○森委員
大山環状道路のマイカー規制の件で、今回も社会実験になっているのですが、本格始動かと思ってちょっと期待していたのです。今回も規制社会実験なのですけれども、一番のピークはいつも大体11月3日ということになってきていたのですが、曜日の日程とか、そういうものによって若干変わると思うのですが、これはピークの車は何台来る。例えば入り口が奥大山のスキー場で、全部調査してあると思うのですが、何台ぐらい入ってきていて、それで桝水で何台出ていく。例えばこれを完全実施するためには車、今駐車場が400台とか150台とかとあるわけですけれども、どれだけ準備しないと本格実施ができないのか、そのあたりはもうちゃんと計算できていると思うのですが、どういうことになっているのですかね。
●倉元西部総合事務所米子県土整備局長
シミュレーション的なものはできておりませんけれども、昨年度、この区間でバスの乗車券を使われた方が1,400人か1,500人ぐらいということであります。これは、その翌日に通られた車の台数とかと比較しますと、その翌日よりは少ない台数になるのではないかなということで、初回だったこともあるかもしれませんけれども、規制することによって、少なかったということはあるかもしれません。今年度は、例年同じような時期にこういうことがあるということを周知できるということも期待して、10月の最終土曜日ということでやります。昨年度は、紅葉時期がこれのちょうど1週間ぐらい前だったということで、ちょっと時期は外れていたということはありますけれども、例年ですと11月初めだということもありますので、この開催日というのをどこにするかというのは非常に悩ましいところではありますけれども、本格実施に向けてどういう方向にということが言える段階にはございませんけれども、いろんな御意見をお聞きしながら、本格実施に向けた検討をしていきたいと思います。
○森委員
もちろん通行量というのは完璧に調査がしてあり、バスに乗るためには、例えば駐車場に車を置かなければいけないわけですから、そういう調査は済んでいるのですか。
●倉元西部総合事務所米子県土整備局長
昨年度の各駐車場の利用の実態、時間帯ごとにどれぐらいとまっているかとか、そういうことは調査しておりますし、それから、前後の道路の交通量、これも調査をしております。今年度も引き続き、今年度実施についてもやるということにしております。
○森委員
本格実施を大体いつごろを目安にしてやるということはやはり必要だと思うのですよね。そうしないと、いつまでも社会実験かよみたいな話で、やはり西部の人間としても、この時期のここは一番いいところで、行きたいのですけれども、行くと大渋滞で車からもおりれないし、トイレにも行けないし、ああ、みたいな感じで帰ってしまう。よその県から来た人も同じことだと思うのですよね。その意味では、これはすごくいいことなので、この1週間とか2週間とかでやるのだということを早くやってほしいと思うのですけれども、どういう展望でこの社会実験になっているのかというのはどうでしょうか。
●中山西部総合事務所長
済みません、正直、意識関係も含めて社会実験で始まったというのが去年からの実態だと思います。その意味で、実際の状況は、本当に何か観光客を阻害しない形でこういったマイカー規制自体ができるかというようなテストケースで、いつから本格実施なり、本格的なマイカー規制日を決めようというところまで、まだ関係者の間でも合意がとり切れていないのが実態であります。確かに森委員おっしゃるように、西部の方々からはこの時期、本当に紅葉のテレビが流れるけれども、行こうと思っても行けない。行ったところで動きもできないという話も聞いていますので、今はバスを出しておりますけれども、正直、まだ行政の社会実験で国交省の補助ですとか、そういったものをもらいながら、実際経費を生み出さないとできないような状態でもあります。より永続的になるには、やはりそこの経費問題ですとかを見据えて、正直、今の段階ではまだいつから本格実施日とまでは申せないのが実態でありますので、そこは永続的な部分も含めて、シミュレーションなり、経費計画も出させてもらいたいなと思っています。
◎福田委員長
よろしいですか。
○森委員
はい。
○浜崎委員
済みません、最後に。簡単に終わりますけれども、地域振興部の3ページ。グラウンド・ゴルフなのですけれども、小西課長のほうからお話を聞きました。ワールドマスターズゲーム2021のグラウンド・ゴルフ県内開催を目指すということで、まことに結構なことだと思います。湯梨浜町が発祥の地だということもありますので。
それで、ちょっと思ったのですが、これは観光交流局、交流推進課にということになるのかもしれませんが、ここの参加者の声を見ていただいたらわかるのですが、スペインのという話がある中で、プレーヤーの距離が近くて、選手同士でコミュニケーションをとりやすいということなのですよね。日本の場合は、どちらかというと高齢者の方がグラウンド・ゴルフというようなことで、会社が終わって、それから悠々自適なときに結構グラウンド・ゴルフ。もともとはゲートボールもあったのですが。そういう意味からいいますと、ここには書いていないのですが、サイパンなどでも結構、温暖なところで、北マリアナ諸島連邦というところなのですが、国民性もやはり人懐っこいというか、コミュニケーションが好きなのですよね。ですから、今グラウンド・ゴルフは結構はやっているのです。それで、今度ジャマイカでレゲエマラソンがあるのですが、ぜひ、提案として、このグラウンド・ゴルフをウエストモアランドの皆さんに紹介されるという部分について、ジャマイカの方も大変コミュニケーションが大好きで、人柄も陽気な方が多いということですし、もちろん高齢者だけではなくて、私も陸上の提携の関係で学校にも行きましたけれども、学校の子たちも、国民性からして、すごくそういったコミュニケーションというのが好きな子がたくさんおるわけですよ。提案の一つではありますが、姉妹都市提携ということで、ウエストモアランドと文化、スポーツ、いろんな面でということを考えていらっしゃるわけで、このスポーツ課の開催結果を見て僕は思ったのですが、グラウンド・ゴルフも海を越えてジャマイカに、カリブ海地域で提携されているのは鳥取だけですから、ということをちょっと提案として思いました。どうでしょうか。
●遠藤観光交流局交流推進課長
御提案ありました件ですけれども、ウエストモアランド県から当県に研修生も1人参っておりますし、そういった方に体験していただいたりしながら、感想を聞いたり、そのあたりも含めまして、ウエストモアランド県のほうにこれから提案等をさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
◎福田委員長
よろしいでしょうか。
○浜崎委員
はい。
◎福田委員長
よろしいですか。
それでは、次に、閉会中の調査事項についてお諮りいたします。
先ほど研究のため留保と決定した陳情並びに本委員会所管に係る地域振興、道路網・河川等の整備、交通安全、観光振興、防災体制並びにその他の主要事業については、閉会中もこれを継続審査及び調査することとし、その旨、議長に申し出ることに御異議はありませんでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、その旨、議長に申し出ておきます。
なお、委員長報告及び私学助成の充実強化等に関する意見書の提案理由説明の作成、内容については、委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、そのようにさせていただきたいと思います。
次に、その他でございますが、執行部、委員の方で何かございませんでしょうか。
●神庭地域振興部文化振興監兼文化政策課長
文化政策課でございます。
お手元にたくさん資料があると思いますが、黄色いチラシを1枚見ていただけるとありがたいです。第25回中四国文化の集いの御案内でございます。
毎年、中四国の9県で持ち回りをしております文化イベントでございます。ことしは鳥取県の開催ということで、中四国各県と鳥取県はがいな太鼓さんと淀江さんこ節さんが参加をして開催されます。期日は11月13日日曜日の午後1時から、米子コンベンションセンターのビッグシップで開催されますので、委員の皆さんもぜひ御出席いただきますよう御案内いたします。
◎福田委員長
そのほかございませんか。
意見が尽きましたようですので、以上で終わりたいと思います。
それでは、委員の皆様には御相談がありますので、この場にお残りください。執行部の皆さんは御退席をいただいて結構でございます。
(執行部退席)
◎福田委員長
お残りいただきましたのは、まずはじめに「NEXCO西日本本社への要望活動等」についてであります。お手元に当日の日程表と要望書をお配りしております。まず事務局から説明をお願いします。
●宇畑議会事務局調査課課長補佐
来週、10月13日の木曜日にNEXCO西日本本社への要望活動を行います。全体の日程につきまして、これまでお渡しているものから変更はございません。倉吉・鳥取組と米子組とで到着時間が異なりますので、各自昼食後、鳥取県関西本部にご集合いただきます。JRチケットについて、変更の有無がないかご確認をお願いします。なお、チケットは前日の閉会日に各委員にお渡しする予定です。
◎福田委員長
それでは、皆様ご出席について、よろしくお願いします。
次に、11月8日~9日に開催予定の「県内調査」及び「出前県議会」についてです。お手元に日程案及び出前県議会の開催要項案をお配りしています。内容について、事務局の説明をお願いします。
●宇畑議会事務局調査課課長補佐
前回の常任委員会のあと、日程については11月8日~9日ということでご協議いただきました。8日は午前11時から山陰インバウンド機構でDMOとしての取り組みについて調査を行います。その後昼食をはさみ、午後1時から西部総合事務所でスポーツツーリズムの推進について及びサイクリング環境整備、利用促進プロジェクトについて調査を行います。そのあと車を借り上げて境港管理組合に移動し、境港の整備状況について調査及び現地視察を行います。11月8日は米子市内で宿泊しますが、申し訳ありません、西部及び中部選出の議員は、公費から宿泊費の支出ができませんことをご了解ください。9日の午前中は午後からの出前県議会に先立ち、大山寺参道のにぎわい創出について大山町からご説明をいただきます。午後は出前県議会を予定しております。別紙として実施要項案をお配りしております。会場はホテル大山本館の会議室を予約しています。5番、出席者についてはたくさん名前を書かせていただいておりますけれども、先方の都合のございますので、観光関係、経済界、民間それぞれから2名程度の計6名程度に出席を依頼したいと思っております。内容については前回の常任委員会での協議をもとに記載しておりますのでご確認をお願いします。
◎福田委員長
それでは今の説明で何かありますか。特に出席者リストについてはいかがでしょうか。
○澤委員
以前、私は9日はいいけれども8日は出席できないとお伝えしていたんだけれども。
◎福田委員長
わかりました。8日はいらっしゃらないということですね。メインは9日ですから。
続いて、出席者のリストはいかがですか?
○森委員
このリストから、どうやって6人に絞り込むか。
○前田委員
いやいや、行政関係が全然入っていない。
●中山西部総合事務所長
民間関係を中心にということでしたので・・・。
○前田委員
西部広域の市町村などにも声をかけないと、あとで知らなかったと言われるよ。僕は、まず役所が、一生懸命やろうやとならないといけないと思う。
●中山西部総合事務所長
米子、大山、江府、伯耆あたりに声をかけましょうか。
◎福田委員長
今、前田委員から市町村に声をかけるべきではないかとの話がありましたが、いかがでしょうか。よろしいですか。では入っていただきましょうか。
○前田委員
あとは僕たちに選べと言われても困る。西部の中山所長にリストアップしてもらおう。6人はちょっと少ないのでは。まず行政の予算の説明をしてもらい、市町村の取り組みを聞いて、その上で民間の方の話を聞く。
◎福田委員長
それではまず第一弾で市町村の話を聞き、二弾目の民間についてはこの中から中山所長に絞っていただくと言うことでよいですか。異議がなければそのようにさせていただきたいと思います。
○前田委員
僕はまず行政の話を聞くべきだと思う。民間はまだそこまで来ていないでしょう。
●中山西部総合事務所長
民間はまだらです。前田委員がおっしゃるように大山町が中心で、次に米子がくっついてきて。これは市町村も構図は同じです。江府は前のめりで、伯耆はちょっと周りを見ているという状況です。
○前田委員
そこを一枚岩になってもらわないと。だから今回は行政主体で議論すればいいのではないか。
●中山西部総合事務所長
もし経済界ということでしたら、例えば、野坂副委員長もよくご存じの石村さんとか、コアなメンバー、大山をどうにかしたいと思っているメンバーを呼んではどうかと思います。石村さん、大山観光局の足立さんといったコアなメンバーを呼べば、あとは行政主体でもよいのではないでしょうか。
○前田委員
それでいい。
◎福田委員長
では、観光関係、経済界、民間については中山所長に厳選していただければと思います。一任します。それではそのような形でやらせていただきたいと思います。これで調整をさせていただきたいと思います、調整結果は後日事務局から連絡させますのでよろしくお願いします。
それでは以上をもちまして、地域振興県土警察常任委員会を閉会いたします。
午後1時22分 閉会
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