会議の概要
午後2時41分 開会
◎森委員長
それでは、ただいまから農林水産商工常任委員会を開会いたします。
本日の日程は、お手元の日程のとおりであります。この順序に従って議事を進めさせていただきます。
まず初めに、会議録署名委員を指名いたします。
本日の会議録署名委員は、上村委員と濵辺委員にお願いいたします。
それでは、商工労働部、農林水産部に係る付議案の予備調査を行います。
質疑につきましては、説明終了後、一括して行っていただきます。
初めに、商工労働部から説明を求めます。
総括説明を求めます。
●吉村商工労働部長
では、御説明をさせていただきます。
まず、商工労働部の議案説明資料の第1次追加提案分をお願いいたします。お開きいただきまして、1ページでございますが、補正をお願いしますのは167万円余でございます。内容につきましては1件でございまして、今回の台風18号被害に対する緊急融資の枠等による支援をお願いするものでございます。
詳細につきましては、担当課長から御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
●谷本企業支援課長
資料の2ページをお願いいたします。平成29年台風18号特別金融支援事業ということで167万円余をお願いしております。
このたびの台風18号によります主な被害ですけれども、宿泊観光施設ですとか旅館等のキャンセル被害及び浸水が発生したところもございまして、このような商工業者での被害が発生しております。
主な被害状況は3番目のところに書いておりますけれども、温泉旅館施設の宿泊キャンセルで3,400名余り、観光施設、食事施設のキャンセルで5,100名余り、浸水被害ということで鳥取、倉吉で把握しておりますけれども、約12件発生しているという状況がございます。
これにつきまして各事業者様の資金繰り等のために、災害等緊急対策資金、台風18号対策枠ということで下に表でお示ししておりますけれども、この資金を9月22日から発動しております。ただし、これにつきましては、追加で3年間、市町村と共同しましての利子補助及び保証料も特例として下げております関係で、それに必要な経費をこのたび補正でお願いしているものでございます。
◎森委員長
次に、農林水産部から説明を求めます。
総括説明を岸田農林水産部長。
●岸田農林水産部長
農林水産部でございます。座って説明をさせていただきます。
農林水産部資料の1ページをお開き願います。今回1億760万円の増額補正をお願いするものでございます。これは台風18号により生じました水田や水路、林道ののり面崩壊並びに土砂流入等の復旧を行うものでございます。事業としましては、単県事業のしっかり守る農林基盤交付金が800万円、それから公共事業、国庫補助事業としまして耕地災害復旧事業、林道施設災害復旧事業に合わせて9,960万円の増額をお願いするものでございます。
詳細については、関係課長から説明をしますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。
◎森委員長
続いて、関係課長から順次説明を求めます。
●島﨑農地・水保全課長
それでは、2ページをお願いいたします。しっかり守る農林基盤交付金でございます。先日の台風18号により生じました国庫補助の対象とならない事業費40万円未満の小規模な農地・農業用施設の災害に対応するため、800万円の増額補正をお願いするものでございます。
続きまして、3ページをお願いいたします。公共事業、耕地災害復旧事業でございます。こちらにつきましては、同じく台風18号により生じました国庫補助事業の対象となります事業費40万円以上の農地・農業用施設の災害に対応するため、5,000万円の増額補正をお願いするものでございます。
公共事業関係につきましては、5ページ以降、説明資料を掲載させていただいておりますが、そのうち7ページをごらんください。7ページの表中の2行目、耕地災害復旧事業、これが先ほど御説明しました5,000万円のものでございます。また、8ページにこのたび補正をお願いします耕地災害復旧事業の概要を掲載させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
●上月森林・林業振興局県産材・林産振興課長
それでは、4ページをお願いいたします。林道施設災害復旧事業でございます。こちらも台風18号の影響で被害を受けました市町村が管理する林道施設、こちらが複数の路線がのり面崩壊、路肩崩壊等を起こしまして、その復旧に要する経費の一部助成をするための増額補正でございます。金額は4,960万円でございます。
7ページをごらんください。7ページは上から3行目、林道施設災害復旧事業ということで補正4,960万円ということでございます。
続きまして、9ページに公共事業着工地区の概要ということで資料を載せておりますので、ごらんください。よろしくお願いいたします。
◎森委員長
それでは、説明が終わりました。
ただいままでの説明について質疑等はございませんか。
○錦織委員
農林水産部の2ページなのですけれども、この災害枠の40万円以下の農地・農業用施設の災害復旧というものの中に、農業用施設とあるのですけれども、例えばコンバインだとかトラクターだとか、そういったものが被災したのでオーバーホールしないといけないとか、そういうようなことになったものについてはどうなのでしょうか。
●島﨑農地・水保全課長
しっかり守る農林基盤交付金で対応しております農業用施設というものにつきましては、水路であるとか道路であるとかため池、頭首工、こういったものを対象にしておりまして、先ほど委員からございましたコンバインとか、こちらについては補助の対象外としております。
○錦織委員
今回の中ではそういうものを拾うような制度はないのですね、確認ですけれども。
●岸田農林水産部長
今回まだ市町村からの被害報告では、正式にコンバイン等の農業機械の被害というのは出てきておりません。ただ、農業改良普及所等が入手した情報では、河原、鳥取市河原町の渡一木でコンバイン等が水につかったということで、今修理に出しているという情報があります。これについては既存の農業関係の近代化資金並びに公庫資金で大体0.1から0.3%程度の、農家の形態によりますけれども、そういう災害用の低利融資が活用できますので、それで対応していただければと思っております。
◎森委員長
よろしいですか。
○錦織委員
はい。
◎森委員長
ほかにございませんか。
○山口委員
河原町の選果場がやられまして、かなり機具もやられて水没している。対応は補助事業ではなしに利子補給という形でしょうか。
●岸田農林水産部長
河原果実農協の選果施設だと思います。
組合長さんに伺うと、選果機を動かすモーターが水没したということで、一旦まず完全に水を乾かして、それで正常どおりモーターが動くかどうか、まだ乾かしている最中でございまして、もしもモーターが従前どおり動けばそれで何も被害はないということですし、もしも動かなかったら、ちょっとそこら辺はいなば農協でありますとか中央会等と低利融資というようなこと、どういう対応ができるのかというのを改めて検討をするように予定をしているところです。
○山口委員
あそこの選果場というのは特殊な選果場となっている。
●岸田農林水産部長
ええ。
○山口委員
組合があるだけで取り崩す蓄えはないし。モーターが水没してしまって稼働できないようになったらお手上げだという話だ。
●岸田農林水産部長
県内でも数少ない果実の専門農協で、大変少数の農家が互いに一生懸命努力しながら選果場をずっと守ってきた、そういう組合でありますので、県としても農業団体と一緒に最善の支援ができるように、バックアップ体制は整えております。まずはそのモーターが動くかどうかということを確認をしてみたいと思います。
◎森委員長
よろしいですか。
では、皆さん、よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
次に、その他ですが、商工労働部、農林水産部に関して、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、意見が尽きたようですので、以上で終わります。
以上をもちまして農林水産商工常任委員会を閉会をいたします。御苦労さまでした。
午後2時52分 閉会
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