会議の概要
午前10時00分 開会
◎安田委員長
ただいまから、議会運営委員会を開会します。
まず、会議録署名委員に浜崎委員、福田委員を指名します。
これより協議に入りますが、本日の委員会はインターネット中継をしております。委員の皆様におかれましては、発言の際は常任委員会同様、発言前後のマイクのスイッチの切り替えをお願いします。
まず、11月定例会は11月30日に招集されますが、その付議案件について総務部長より説明を求めます。
井上総務部長、お願いします。
●井上総務部長
それでは、私のほうから11月定例会で御審議いただきます案件につきまして御説明申し上げます。
右肩に執行部資料1とあります資料をごらんいただければと思います。
今回、提案を予定している議案につきましては、予算関係7件、条例関係8件、その他の案件9件の合計24件でございます。
まず、議案第1号から第7号までが予算関係の議案でございます。補正予算の概要につきましては、執行部資料2とございます資料をごらんいただければと思います。
補正予算の規模でございますが、一般会計で15億2,900万円ということでございます。財源は記載のとおり国庫支出金10億8,000万円、県債3億8,300万円、その他ということでございます。
2、主な事業でございます。
まず、一番目の丸でございます。台風21号等に係る災害対応ということで、先般の台風21号、また、18号につきましては、9月議会で補正予算をお認めいただいたところでありますが、その後、判明した被害等も含めまして、記載のとおり各種公共土木施設、港湾、農地、農業用施設、林道、森林作業道等の災害復旧を行うものでございます。
続いて、おめくりいただきまして、2ページでございます。
観光交流・誘客促進の関係の事業でございます。
1つは、米子ソウル便に関して、既に報道等にございますとおり、冬季に週5便に増便されるということで、従前と同様、運航する航空会社に対しまして経費の一部を支援するというものでございます。
また、外国人観光客送客促進事業ということで、外国人観光客が好調であるということに伴いまして、貸し切りバス等の支援について当初予算で計上した経費に不足が見込まれますことから、増額をお願いするものでございます。
また、米子駅外国人観光案内所整備事業は、米子市が行う米子駅の整備に対する支援等を計上しております。
続きましての丸で、働き方改革の推進でございます。鳥取県立ハローワークですが、既に今年度、米子、境港でオープンしておりますけれども、鳥取、八頭での開設に向けました準備経費でございますとか、高度外国人材等活用支援事業ということで、専門的、技術的な分野で在留資格を得られている方々を県内企業が活用する際の相談等の支援を行う事業を盛り込んでおるところでございます。
その他、記載のとおり原子力防災対策事業ということで、サーベイ車両の購入等、これはこのたび国費がつきましたので、計上させていただいておりますほか、谷口ジローの追悼展、それから先般の神奈川県座間市で起きました死体遺棄事件を踏まえました若年者自死対策相談体制構築事業、その他、定置網漁業導入支援事業、老朽化トイレ緊急整備事業を盛り込んでいるところでございます。
それから公共事業につきましては、先ほど申し上げた災害対応も含めまして13億2,600万円余の予算を計上しているところでございます。
執行部資料1のほうにお戻りいただきまして、議案第8号からが条例案件でございます。
主な条例について概略を御説明させていただきます。
まず、議案第8号でございますけれども、鳥取市の中核市移行等に伴う関係条例の整備に関する条例ということで、鳥取市の中核市への移行につきましては政令が決定されるところでございます。来年4月から中核市に移行するということで、県の関係する条例の整備について一括して行うものでございます。
それから、おめくりいただきまして議案第9号、鳥取県国民健康保険条例の設定につきましては、国民健康保険の制度改正に伴いまして、来年4月から県も国民健康保険の保険者になるということでございまして、この運営に関しまして必要な事項を定めるものでございます。
議案第10号、鳥取県税条例の一部改正につきましては記載のとおり内容が3点ございまして、1点目は、個人県民税の寄附金税額控除の対象となる寄附金に、対象となる法人を追加するということ。2点目は、森林環境保全税につきまして、今年度末で税率の特例期間が切れますので、これを引き続き5年間延長させていただくもの。3点目は、産業廃棄物処分場税で、これも同じく、今年度末で適用期間が切れますので、引き続き5年間延長をお願いするものでございます。
その下、議案第11号、職員の給与に関する条例等の一部改正につきましては、先般の人事院勧告を踏まえまして、一般職の給与改定を行うとともに、あわせまして一般職に準じて、鳥取県知事等の特別職の給与等の改定を行うものでございます。
おめくりいただきまして、3ページでございます。
議案第14号、鳥取県被災者住宅再建支援条例及び鳥取県基金条例の一部改正につきましては、先般の鳥取県中部地震におきまして、被害に鑑みまして、さまざまな支援策を講じたところでございますが、そういった支援策につきまして条例の本則に取り込むということで改正を行うものでございます。
なお、条例に関しまして1点御報告でございます。鳥取県星空保全条例の設定につきましては、さまざま御意見をいただいたところでございまして、今、私どものほうで条文につきまして検討を行っているところでございます。整い次第、御審議いただくということで御提案させていただきたいというふうに思っておりますので、御承知おきいただければと思います。
続きまして、4ページ、議案第16号以降がその他案件でございます。
5ページの議案第20号をごらんいただければと思います。
先ほど条例の関係で中核市移行を御説明させていただきましたが、中核市移行に伴いまして、東部4町の保健所事務を鳥取市の保健所に委託するということを踏まえまして、県と鳥取市の間で連携協約を締結し、さまざま協力して事務を行っていこうということで予定をしております。これについての議決をいただこうということでございます。
それから、議案第21号は、公立大学法人公立鳥取環境大学第2期中期目標の制定について議決をお願いするものでございます。
おめくりいただきまして、6ページ、議案第23号は平成28年度決算の認定でございます。
7ページ以降は報告事項ということで、継続費精算報告書、議会の委任による専決処分の報告、それから長期継続契約の締結についての報告でございます。
以下、ごらんいただければと思います。
最後に人事案件の議案についてのお願いでございます。任期満了に伴いまして、教育委員会委員1名、収用委員会予備委員1名につきまして、議決をお願いするところでございますけれども、現在、人選中でございますので、調整が整い次第、追加提案をお願いしたいというふうに考えております。
◎安田委員長
ただいまの説明について、質問等がございましたらお願いいたします。
長谷川議員、どうぞ。
○長谷川議員
予定されている条例の中で、鳥取県星空保全条例ですか、今検討中ということでありますが、通常ですと、今回のような議会運営委員会で提案されて、それを検討しているという場合も間々あるわけですけれども、きょうは全く何も示されずに、追加提案をする用意があるというお話でした。ちょっと異例な取り扱いではないかと思いますけれども、もう少し御説明いただけないでしょうか。
◎安田委員長
そうしますと、井上総務部長、答弁をお願いします。
●井上総務部長
先ほど、御説明したとおりでございますが、今現在、鋭意検討中ということでございまして。整い次第、改めて御説明させていただきたいと思っております。
今まで常任委員会等でも御説明し、さまざま御議論いただいたところでございますけれども、そういった常任委員会での御議論が十分に踏まえられていないのではないかという御指摘もあったところでございます。
改めて、議会のほうで御審議いただくに当たりましては、そういったプロセスを経てきたこともございますので、私どものほうで中身を今一度、検討しているところでございます。改めて提出させていただく際には、当然、議会運営委員会で御説明をさせていただくことになろうかと思っております。
なお、1週間前の議会運営委員会で提案する条例案を御説明させていただくのが本来であるということでございますけれども、例えば給与条例等で条例の立案作業の関係で、大変恐縮ですが1週間前には間に合わず、改めて議会運営委員会のほうで御説明させていただき、御提案させていただくという例は過去にもあるというふうに承知しております。
◎安田委員長
はい、長谷川議員。
○長谷川議員
まれなケースということをお認めになっているわけですけれども、全く条文そのものも示されずにきょうを迎えて追加提案の用意があるというお話です。以前の常任委員会での審議が十分に生かされていないというお話ですけれども、経過的にはそれらがあった後に、政調政審に執行部案ということで示されておられるのですよ。
それについて、いろいろ意見はあったと思いますけれども、それがやっぱりあの時点での執行部の成案だったと思うのです。私はそれを持ち出されて審議に付するというのが、それこそ審議を大事にするというあり方ではないかなと思うのですが、いかがですか。
◎安田委員長
井上総務部長。
●井上総務部長
今、御指摘いただいたように、我々としての案という形で、一度政調政審の場でも示させていただいたとき、それを踏まえて御意見をいろいろいただいたということでございます。
もちろん、最終的には議会で御審議いただくということでありますけれども、我々としては、先ほど申し上げましたように、今までの常任委員会等での御意見が十分に踏まえられていないのではないかというような御指摘もございましたので、やはりそういった意見も踏まえて、しっかり議会で御議論いただくための案を執行部として、再度練り直そうと考えたということでございまして、今、その作業を鋭意行っているところでございます。
いずれにいたしましても、議会で御審議いただく際には、しっかり時間的な余裕をもって御検討いただくためにも、早期に私どもの検討の結論を得るようにしてまいりたいというふうに考えております。
◎安田委員長
長谷川議員、どうぞ。
○長谷川議員
最後にしたいと思います。
少しまれであるし、異例だと思います。全く案を示さずに、政調政審で示されたものは白紙撤回という取り扱いですよ、今、形式上。ほとんどの中身がベースになっていて、今それを微調整を加えているというのであれば、むしろ執行部案を本日の時点で出されて、それで意見を求めるというほうが、それこそ審議を尊重するということではないでしょうか。審議に委ねるということではないでしょうか。
最後、何かありましたらいただいて終わります。
◎安田委員長
井上総務部長。
●井上総務部長
繰り返しの答弁になって恐縮ですけれども、議会でしっかりと御審議いただくための執行部としてのきちんとした案を提示するというのも、我々の当然の責務だというふうに思っております。繰り返しになりますけれども、議会のほうでもしっかり御審議いただくための時間的な余裕も当然必要でございますので、早期に執行部としての成案をお示ししたいと思っているところでございます。
◎安田委員長
よろしゅうございますか。
次に、議事日程ですが会期を22日間とし、日程を議会資料1のとおり決定してよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、そのように決定しました。
次に、県政に対する代表質問ですが、人数は会派自民党1名でありますので御承知ください。
なお、今回は藤井議員が行う予定です。
次に、発言通告書の提出期限についてですが、代表質問は11月30日の午後1時まで、一般質問及び質疑は12月4日の午後1時まで、討論の通告期限は、決算に係る議案については、反対討論が12月20日の午後1時まで、賛成討論が同日の午後5時まで、決算に係る議案以外の知事提出議案及び請願・陳情については、反対討論が12月19日の常任委員会終了後速やかに、賛成討論が同日の原則午後5時まで、議員提出議案については、反対討論が12月20日の午後1時まで、賛成討論が同日の午後5時まで、以上のとおり決定してよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、そのように決定しました。
次に、議員提出議案の提出期限についてですが、12月20日、午前9時30分開催予定の議会運営委員会において報告する申し合わせとなっていますので御承知ください。
次に、請願・陳情の受け付け期限についてですが、11月30日の正午までですので御承知ください。
次に、木村和久議員の逝去に伴う対応についてですが、先ほど、代表者会議で協議されたもので、11月30日、開会日の本会議において議長から報告し、黙とう、追悼演説を行うこととしたいと思いますがよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、そのように決定しました。
なお、追悼演説は代表者会議で決定したとおり浜田妙子議員が行いますので御承知ください。
次に、全国議長会の永年在職議員に対する表彰状並びに記念品伝達式についてですが、今回、15年以上在職として、横山議員、10年以上在職として、錦織議員、浜崎議員、市谷議員がそれぞれ表彰を受けられました。
ついては、その伝達式を12月4日に本会議場において、本会議開会前に行いますので御承知ください。
次に、県民の声についてですが議会資料2をごらんください。
これは、先月分の議会に寄せられた県民の声で、すでに議長から各会派にお知らせされたものです。請願・陳情の処理区分の取り扱いについての意見がありましたので、参考までに改めてご紹介しました。
次に、その他ですが、委員の皆さんで何かありますか。
はい、伊藤副委員長。
○伊藤副委員長
議運のインターネット中継についてでありますけれども、できるところからやるという考え方で御理解いただいていると思いますけれども、今後は、定例会の開会1週間前の議運については、インターネット中継することをルール化してはどうかということを提案したいと思います。
なお、それ以外の議運については、円滑な議会運営を重視する観点から、緊急な開催もあり得ますので、当面はこれまでどおり議長応接室で実施するということでよいのではないかと思いますけども、いかがでしょうか、提案したいと思います。
◎安田委員長
ただ今の伊藤副委員長からのインターネット中継の取り扱いについての御提案でございますが、皆様いかがでございましょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
よろしゅうございますか。
錦織議員。
○錦織議員
確認させていただきますけれども、年間で、定例会が4回ありますので、年4回しかしないということですか。(伊藤副委員長「そうです」と呼ぶ)
議運をインターネット中継するということであったら、やっぱり全ての議運をインターネット中継するというのが本来だと思います。そこら辺を儀礼的に1回だけするというのは、ちょっとパフォーマンスにしか思えないのですけれども。
◎安田委員長
伊藤副委員長でよろしいですか。どうぞ。
○伊藤副委員長
先ほど、提案した理由としましては、議会中に緊急に対応しなければならない事案がいろいろ発生するわけですね、緊急に開催するということが結構出てまいります。ですから、それをインターネット中継するのは、事務局的にも体制的にもまだまだ十分でありませんので、当面は定例会の1週間前の議運だけをインターネット中継して、そして緊急に開催されるものについては、議長応接室で開催するということです。当面はということです。皆さんの御理解が得られれば、また次のステップで考えていけばいいのではないかと思います。
◎安田委員長
事務局のほうから補足するようなことはございませんか。
●細羽議会事務局長
ございません。
◎安田委員長
錦織議員、いかがですか。
○錦織議員
納得はしていませんけれども、はい。
◎安田委員長
長谷川議員、どうぞ。
○長谷川議員
伊藤副委員長の御提案に概ね理解を示します。
ただ、表現として基本的に議運のインターネットでの公開は開会1週間前のものとするということにして、技術的なものもあるでしょうから、随時ということになればそれは、あとは議運委員長の判断でインターネット中継の取り扱いをするというふうにして、委員長の判断できょうはこちらでやっていますということで、インターネット中継がないという場合もあり得るということも了承すればよろしいのではないでしょうか。
原則的にということでいいのではないでしょうか。
◎安田委員長
よろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
条件が整えばということで、委員長のほうで判断をさせていただきたいと思います。
その他委員の皆さんで何かありますか。(なし)
意見が尽きたようです。
以上で予定しておりました協議事項は終わりました。
これをもちまして議会運営委員会を閉会いたします。
午前10時24分 閉会
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