平成29年度議事録

平成29年6月28日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(7名)
委員長
副委員長
委員

西川 憲雄 
澤  紀男 
伊藤  保 
内田 隆嗣
藤縄 喜和 
浜崎 晋一 
前田 八壽彦 

欠席者
(1名)

木村 和久

説明のため出席した者
高橋地域振興部長、吉村観光交流局長、山口県土整備部長、
安田危機管理局長、井上警察本部長外各次長、課長、関係職員

 職務のため出席した事務局職員
   藤島調査課課長補佐  尾﨑調査課係長  田中議事・法務政策課係長


 


1 開  会   午前9時59分

 2 休  憩   午前10時11分

 3 再  開   午前10時11分

 4 休  憩   午前10時17分

 5 再  開   午前10時18分

 6 休  憩   午前11時00分

 7 再  開   午前11時09分

 8 閉  会 午前11時53分

 9 司  会   西川委員長

 10 会議録署名委員  前田委員  伊藤委員

 11 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり


会議の概要

午前9時59分 開会

◎西川委員長
 おはようございます。
 ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開催いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員の指名を行います。
 本日の会議録署名委員は、前田委員と伊藤委員にお願いします。
 それでは、ただいまから付託議案の審査を行います。
 付託議案は、日程に記載の5議案であります。
 まず、付託議案に対する質疑を行っていただきます。いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきますが、いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 討論がないようですので、これより採決に入ります。
 採決につきましては、一括して採決するのがよろしいか、お諮りします。一括でよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、一括採決で行いたいと思います。
 原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、請願・陳情の審査であります。
 今回は、新規分の陳情4件の審査を行います。
 それでは、陳情観光交流29年12号、航空会社における操縦士不足の解消及び過労勤務の改善を求める意見書の提出について審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手でお願いいたします。

○澤副委員長
 この件につきましては、平成26年6月に国の交通政策審議会の乗員政策等検討合同小委員会で、操縦士供給能力の大幅な拡充をめぐりまして、操縦士の育成、確保のための具体的方策が取りまとめられております。また、これを受けまして、平成26年8月に設置をされました航空機操縦士養成連絡協議会等におきまして、諸課題の具体化に向けた検討が進められ、具体的方策が早期に軌道に乗るように、必要な措置が講じられております。
 なお、平成29年度の国の予算では、平成30年度以降における航空大学校の養成規模について、72人から108人へ拡大が図られていることから、不採択を主張したいと思います。

◎西川委員長
 その他、御意見はいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が出尽くしたようでありますので、これより採決に入ります。
 それでは、不採択とするか否かの採決を行います。
 不採択に賛成の方は挙手をお願いいたします。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。よって、陳情観光交流29年12号については、不採択と決定いたしました。
 次に、陳情警察29年13号、開かれた鳥取県警実現のため、県警に対する県民の声のネット公開を求めることについて審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。

○澤副委員長
 この件につきましては、まずは、他県では実施をしているところがあるということについて、本県の考え方をお教え願いたいと思います。

◎西川委員長
 それでは、担当課長、説明を求めます。

●大倉警務部参事官広報県民課長事務取扱被害者支援室長事務取扱
 知事部局の県民の声につきましては、県の規定に基づきまして、県が個別に対応しているところでございます。県民の声に寄せられた警察行政に対する御意見、御要望などにつきましては、県と情報共有して、十分参考としておりますし、御回答もさせていただいております。今後、他県警の状況を参考といたしまして、公益性等を勘案の上、必要な情報は県警ホームページなどで引き続き公表していきたいと考えております。

○澤副委員長
 県警本部長の見解もあわせてお伺いしたい。

●井上警察本部長
 現状については、県警の苦情、要望の窓口としましたら、まず、警察法で定められた県警独自の制度がございます。これは、いわゆる公安委員会並びに警察本部長に対する苦情は文書をもってしなさいという制度でございまして、文書が来ましたら、その事実関係をしっかり調査した上で回答させていただいております。一方で、知事サイドの県民の声の中で警察に寄せられた御意見、御要望などにつきましては、県と情報共有して、業務の参考としておるということでございます。
 他県で同様の取り組みをしていることについては存じておりますが、例えば来たものを全部返しているのかというような実態まではよく把握していないところでございます。事実をしっかり調査した上で我々は回答しなくてはいけませんので、県民の方々から寄せられた意見については、公益性にかなうものについて、ホームページにおいて県警のスタンスをお答えしているというのが現状でございます。
 開かれた警察ということがより県民の方に伝わるように、一生懸命日々研さんを続けていきたいと思っております。

○澤副委員長
 私は、他県において実施しているというところをもう少し研究する必要があると思いますので、研究留保を主張したいと思います。

◎西川委員長
 そのほか御意見はありませんか。

○浜崎委員
 先ほど説明がありましたが、県警には、県民の意見、要望、苦情を受け付けて、対応状況を公開する独自の制度があります。公安委員会や警察署の協議会といった会議の開催状況は本県においてもホームページで公開しているということです。同時に、知事部局の県民の声で警察に寄せられた内容については、県と情報共有しているということでした。よって、知事部局と同様に、警察活動の透明性は十分に確保されていると思います。
 他県の話もありましたが、一方では、警察の立場としては、事実をしっかり把握した上で判断する必要があるということ、また、公共の安全と秩序の維持に当たる警察職務の特性からして、慎重に扱うべき情報が数多くあることも周知の事実だと思います。県民の声制度も大事ですが、警察独自の制度で対応することも合理的だと思いますので、不採択でお願いしたいと思います。

◎西川委員長
 そのほか御意見はいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。
 それでは、御意見は研究留保と不採択であります。研究留保という声がありましたので、まず、研究留保とするか否かの採決を行います。
 なお、採決の結果、研究留保が少数である場合、改めて他の意見について採決を行うこととなりますが、この採決には、当初研究留保に賛成した方ももう一度態度を表明していただくことになりますので、御承知ください。
 なお、挙手されない方は、研究留保とすることに反対であるとみなします。
 それでは、研究留保とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数であります。
 暫時休憩いたします。

午前10時11分 休憩
午前10時11分 再開

◎西川委員長
 再開いたします。
 よって、陳情警察29年13号につきましては、研究留保と決定いたしました。
 次に、陳情県土整備29年17号、県道倉吉鹿野線の街灯に係る調査について審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。

○澤副委員長
 この件につきましては、連続照明設置の対象外の道路には、信号機設置交差点、長大な橋梁、横断歩道設置箇所、そして事故が多発しているなど夜間の車両通行上特に危険な箇所に局部照明を設置することとしており、県道鳥取鹿野倉吉線の陳情区間は48カ所の局部照明設置が完了しております。また、車両や歩行者等の交通量は少なく、周辺環境が暗い場合においても平均路面照度は10ルクス以上を確保することが望ましいとされておりますが、当該陳情区間に設置した局部照明においてはこの基準を満足するよう整備されております。さらには、陳情区間の歩道未整備区間、あるいは歩道の起伏が激しく、歩道利用が不便となっている区間において歩道整備事業を実施中であることを鑑みまして、不採択としたいと思います。

◎西川委員長
 そのほか御意見はいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
 御意見は不採択のみであります。
 それでは、不採択とするか否かの採決を行います。
 不採択に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。よって、陳情県土整備29年17号については、不採択と決定いたしました。
 最後に、陳情地域振興29年20号、核兵器禁止条約の早期締結を求める意見書の提出について審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。

○澤副委員長
 この件につきましては、主位的陳情事項といたしまして、鳥取県議会として政府及び国の関係機関に対して被爆者の支援と核兵器禁止条約の早期締結を求める意見書を提出すること、また、予備的陳情事項として、県議会として核兵器に反対する決議を行うこととするものですが、条約締結など外交、防衛は国の専権事項であり、国の責任において国民的関心を喚起しながら十分に議論を重ねていくべきもので、本県議会で決議等を行う類いのものではないと思われます。
 ただし、昭和62年に核兵器廃絶平和鳥取県宣言を本県議会において採択するなど、これまでも反核の意思を内外に示しており、政府や国会に取組を要望してきたことによりまして、趣旨採択を主張したいと思います。

◎西川委員長
 そのほか御意見はありませんか。

○伊藤委員
 私は、世界へ向けて我が国の意思表明をすべきということから、採択を主張します。

◎西川委員長
 そのほかいかがでしょうか。よろしいですか。
 御意見が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
 御意見は採択と趣旨採択であります。
 初めに、採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成少数であります。
 次に、趣旨採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数であります。よって、陳情地域振興29年20号については、趣旨採択と決定いたしました。
 次に、報告事項に移ります。
 本日は相当の分量がありますので、執行部の入れかえを行います。
 初めに、警察本部、危機管理局及び県土整備部について行いますので、それ以外の部局の方は御退席をお願いいたします。
 暫時休憩いたします。

午前10時17分 休憩
午前10時18分 再開

◎西川委員長
 再開いたします。
 執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いします。
 なお、質疑等につきましては、説明終了後に一括して行うこととします。
 まず、警察本部から、報告1、平成29年夏の交通安全県民運動の実施について、長田交通部交通企画課長の説明を求めます。

●長田交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 交通企画課の長田でございます。それでは、警察資料1ページをごらんください。夏の交通安全県民運動の実施期間は、7月11日から7月20日までの10日間でございます。
 運動重点は、高齢者と子供の交通事故防止、チャイルドシートの使用と全ての座席のシートベルトの着用の徹底、飲酒運転の根絶、自転車の安全利用の推進の4点でございます。
 次に、日にちを定めて実施する運動として、7月18日を「交通安全にみんなで参加する日」及び「交通マナーアップ強化日」に指定し、活動を強化することとしております。
 続きまして、4番目の主な行事予定でございます。これは代表例でございますが、簡単に御説明させていただきます。
 鳥取警察署では、初日に恒例の交通安全パレードを実施いたします。他署においても同様のパレードを実施いたします。
 郡家警察署では、7月13日に八頭町船岡庁舎において開催されます高齢者大学で、交通安全教育車「ことぶき号」を活用した講習会を実施いたします。
 米子警察署では、7月18日に、仮称でございますけれども、「サマーナイトスクール」を開催いたします。自動車学校において前照灯の照射範囲、反射材用品の効果について講習会を開催するとともに、飲酒運転の疑似体験を実施いたします。
 また、現在、高齢者2万5,740人を目標に訪問活動を行っておりますけれども、各警察署では期間中、関係機関、団体と連携して高齢者宅を訪問し、反射材の着用、交通安全を呼びかけることとしております。
 そのほか、飲酒運転根絶のための飲食店訪問、啓発チラシの配布、運動重点を広報するための街頭活動を実施することとしております。
 本年は前年に比べ大幅に交通死亡事故が増加しております。例年、夏場は交通死亡事故が多発する傾向にあることから、この夏の交通安全県民運動を通じて、県民に交通安全を訴えていきたいと考えております。

◎西川委員長
 続きまして、報告2、道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正する命令の制定及び施行について、樋口交通部交通規制課長の説明を求めます。

●樋口交通部交通規制課長
 交通規制課長の樋口でございます。それでは、警察資料の2ページ目をお願いいたします。訪日外国人が増加を続けていること、それから2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を控えていることを受けまして、国民と訪日外国人の双方にとってわかりやすい道路標識を全国で整備するものでございます。
 今回の改正内容につきましては、そこに図を入れさせていただいておりますが、一時停止規制標識の様式の中、日本文字の下に英語の文字が併記されるものでして、本年7月1日から施行となります。
 具体的に申しますと、資料の3の改正内容のところですが、一時停止の規制標識につきましては、「止まれ」という日本文字の下に「STOP」の英語文字、同じく徐行の規制標識につきましては、「徐行」の日本文字の下に「SLOW」の英語文字を併記する様式を追加するものでございます。
 改正命令につきましては、現在使っております日本文字のみの標識を全て廃止するというわけではございませんで、現在の標識は県下で9,854カ所ありますが、引き続き有効になります。施行後につきましては、標識を新設又は更新をする場合に順次、英語を併記されたものを使用してまいりたいと思っております。当面は、新設と並行して、来日外国人が多く見込まれる米子、鳥取空港などの周辺、または鳥取駅を初めとした主要な駅の周辺、それから境港国際ターミナルや観光地など50枚程度の更新を考えております。
 現在、事業所を対象とした安全運転管理者講習等を実施しておりますし、今後は、外国人を含めた交通安全講習の機会、運転免許の更新時の講習、それから、警察のミニ広報紙などを通じて、広く県民、訪日外国人に周知を図っていきたいと考えております。

◎西川委員長
 危機管理局に移ります。
 最初に、6月23日に議長のもとに追加で報告がありました報告第11号、鳥取県国民保護計画の一部変更について、山下危機対策・情報課長の説明を求めます。

●山下危機対策・情報課長
 議案説明資料予算関係以外(報告第11号関係)という資料をお願いします。鳥取県国民保護計画の変更について国に協議していたところですが、6月20日に国の閣議決定がなされました。国との協議が調ったことから、国民保護法第34条に基づき、6月23日に議会に追加報告させていただいたものです。
 変更の概要について5項目記載させていただいておりますが、以前、常任委員会で報告させていただいた内容から変更はありません。
 今後については、国民保護法の規定により、市町村、それに国民保護法で指定しております電気、ガス、報道機関といった指定地方公共機関に変更後の国民保護計画を通知し、あわせて、ホームページで公表することとしております。

◎西川委員長
 続きまして、報告3、島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査の状況等について、報告4、鳥取県原子力安全対策プロジェクトチーム会議(3首長)の開催結果について及び報告5、島根原子力発電所1号機廃止措置計画の事前報告に対する中国電力への回答について、宮城原子力安全対策課参事の説明を求めます。

●宮城原子力安全対策課参事
 原子力安全対策課の宮城です。危機管理局の資料1ページをお願いいたします。島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査の状況等についてであります。平成25年12月に申請が行われました島根2号機に係る原子力規制委員会での新規制基準適合性審査会合及び平成28年7月に申請が行われました同2号機に係るテロ等に対応するための特定重大事故等の対処施設等の審査状況について御説明を申し上げるものです。
 まず、1の新規制基準適合性審査会合の状況であります。ことしの6月9日に、約4カ月ぶりとなる第84回目の審査会合が開かれました。議題は、敷地周辺陸域の活断層評価であります。前回2月24日の審査会合において、さらなるデータの拡充を求められたことに対して、中国電力から、宍道断層東端において断層の露頭等の評価をさらに行った結果、現在の約25キロという評価値を見直す必要はないという説明が行われたものであります。
 それに対して、原子力規制委員会からは、断層の活動性を否定するにはデータが不足しているということ、そして、新たな知見として島根大学が学会で発表した地質の境界等に関する評価結果と異なる点があることについて、さらにデータを拡充するようコメントがありました。また、このコメントに対する回答を審査する会合の後に、中国電力の評価の妥当性を確認するため、現地確認をすることが決定されました。
 なお、宍道断層については、現在16回審査が行われておりますが、引き続き審査が行われるという状況です。
 2の特定重大事故等対処施設等の審査会合につきましては開催はございませんでした。
 別紙として、島根2号機の審査状況や審査会合の一覧をおつけしておりますので、御参照を願います。
 続きまして、別冊の鳥取県原子力安全対策プロジェクトチーム会議(3首長)の開催結果についてです。
 島根1号機の廃止措置計画に関する米子市長、境港市長のお考えをお聞きするために、6月24日に米子市内において、平井知事も参加させていただいたプロジェクトチーム会議を開催しました。
 4の内容等ですが、境港市長からは、廃炉自体についての異論は示されませんでしたが、放射性廃棄物の処分場が決まっていないことに非常に強い懸念が示されました。ただ、原子力規制庁から、保安検査等を徹底して適正に履行を確認するといった説明があったこと、また、県の原子力安全顧問からは、専門的立場から計画については適正であるという報告があったことを総合的に勘案されまして、今回の30年にわたる全体的な計画と第1段階である約6年間の解体工事準備期間については了とするという御発言がございました。ただし、今月、日本原子力研究開発機構で起きた被曝事故等もあったことですので、リスク管理を徹底して、住民の安全を第一義とすること、また、放射性廃棄物の処分先を早急に確保することなどを中国電力や国に対して強く要請することという御意見がありました。
 米子市長からは、全体としては、市議会のほうで今回の廃止措置計画そのものを否定する意見はなかったという御意見がございました。ただ、六ヶ所村の廃棄物処分の受け入れ体制など、この計画の前提部分について疑問が出されたことは事実であることから、その前提条件が仮に崩れて、この計画自体に何か変更が生じたときには、速やかに今回と同じような手続をしてもらうことを一つの前提として、このたびの計画を了とするというお考えを述べられました。
 両市長からの御意見を踏まえ、平井知事からは、総じて両市とも今回の計画については了とするということであったということ、それから、次のページですが、地域の安全が第一であるとして、放射性廃棄物の問題や日本原子力研究開発機構(JAEA)の被曝事故を受けたリスク管理を徹底してもらいたいとの意見や、使用済み燃料は第2段階までに搬出する必要があるという意見があったこと、そして、第2段階に移行するときには改めて協議をする必要があるといった意見も踏まえて、両市のお考えを県議会へ御報告をして、それを取りまとめる形で県全体の意見を出していきたいという御発言がありました。
 続きまして、3ページ目であります。島根原子力発電所1号機廃止措置計画の事前報告に対する中国電力への回答についてです。
 島根原子力発電所1号機の廃止措置計画の事前報告に対しましては、ことし4月19日に計画が認可されたことを受けまして、米子、境港両市と協議の上、県議会等の御意見も踏まえ、6月27日に次のとおり中国電力に対して回答をさせていただきました。
 4の回答の概要でありますが、平井知事から回答書を手渡し、別紙としておつけしておりますとおり、8項目の条件つきで廃止措置の全体計画と第1段階の実施に限り了解すること、あわせて安全協定について立地自治体と同じ内容に改定するよう申し入れを行ったところであります。今後、島根県から覚書に基づく照会があり次第、本県としての意見を回答する予定であることを回答させていただきました。
 これにつきまして、中国電力の迫谷副社長からのコメントを次の4ページ目につけております。鳥取県からの御意見については真摯に受けとめ、中国電力としてしっかりと対応すること、そして、引き続き安全の確保を最優先に、また、情報連絡、提供をわかりやすくしっかりと対応してまいりたいというコメントがございました。
 最後でありますが、参考として経緯をおつけしております。「今後、国に対しても要望する予定」としておりますが、本日午後、原子力規制庁に平井知事が出向きまして、安井長官と面談し、要望をさせていただく予定にしております。また、あしたには経産省の資源エネルギー庁を訪問し、要請活動をすることにしております。

◎西川委員長
 最後に、県土整備部に移ります。
 報告6、鳥取県における建設残土処分場の現状について、福政技術企画課長の説明を求めます。

●福政技術企画課長
 技術企画課でございます。県土整備部資料の1ページをごらんください。鳥取県における建設残土処分場の現状について御報告をさせていただきます。
 まず、建設残土の基本的考え方でございますが、建設リサイクル法を踏まえ、建設副産物適正処理推進要綱により、建設発生残土の利用及び埋め立てに関する事項は発注者の責務とされています。さらに、公共事業で発生する建設発生土は有効に活用されるべき公共的資源でもございます。まずは工事流用等により再利用するわけですが、それができない場合でも適正な場所に処理をしていくという考え方で進めております。
 その下には利用順位を記載してございます。(1)、(2)、(3)、(4)ございますが、まずは工事内で使う。その次、工事内で使えない場合は別の工事間で流用する。これをまず原則としております。それが難しい場合は、20キロ以内の公的機関が運営する残土処分場、それでも難しい場合は50キロ以内の公的機関あるいは民間受け入れ地との比較で実施するという順位にしております。これにつきましては、中国地方においても同様の処理方針で進めておられます。
 続きまして、残土処理の考え方でございます。まず、公共工事については、国の工事、県の工事、市町村の工事等ございます。責務の中で発注者が個別に残土処分場を確保するのは著しく効率性を欠きますし、なかなか難しいという部分もございます。したがいまして、現在、公益財団法人の鳥取県建設技術センター並びに県が共同で残土処分場を確保しているという状況でございます。さらに、近傍に公的な残土処分場がない場合につきましては、公募審査で登録されました民間受け入れ地で対応をさせていただいているという状況でございます。
 その下には、建設技術センターの処分場3カ所と現在開設している民間の処分場4カ所の状況を記載させていただいております。2ページをごらんいただきますと、赤色で示しているものが公的残土処分場で、黄色で示しているものが民間の受け入れ地です。
 1ページにお戻りいただきまして、今後の対応方針でございますが、建設技術センターが運営する残土処分場につきましては、残容量や県内の公共工事の発生状況を見ながら計画的に新規候補地の検討あるいは既存事業所の拡大などを図ってまいりたいと考えております。
 現在、南部町で約50万立米の残土処分場の開設、建設技術センターの処分場開設を進めているところですが、地元交渉が長引いており、早期の開設は非常に困難な状況にあることから、地元や南部町の皆様とも御協議を進めながら、早期に結論を出すとともに、ほかの候補地も含めて一定の方向性を出したいと考えているところです。
 残土処分場が不足している状況を踏まえ、鳥取県建設技術センターと県において、災害発生における残土の急増や稼働中の受け入れ地の不測の事態等にも対応するため、その他の候補地も並行して検討しながら、引き続き全県的に処分場の確保を進めてまいりたいと考えております。

◎西川委員長
 続きまして、報告7、平成29年度の豪雪を踏まえた冬期交通確保に係る対応状況について及び報告8、損害賠償請求訴訟の提起について、河田道路企画課長の説明を求めます。

●河田道路企画課長
 道路企画課です。県土整備部資料3ページをお願いいたします。冬期交通確保に向けた現在の対応状況について報告いたします。
 まず、除雪機械運転手の育成についてでございます。
 除雪機械運転手の人材不足を解消するために、このたびの6月補正におきまして、オペレーターの資格取得支援事業についてお願いしているところでございます。議会の承認等がいただければ、募集についての説明会を早速開催したいと考えているところでございます。
 また、除雪技術の向上のために、除雪作業マニュアルの作成や除雪機械を使った実技演習、現業技術員による直接指導などを行い、除雪技術の向上に取り組んでいきたいと考えているところでございます。
 前回の常任委員会において、現業技術員OBの方の活用という御意見をいただいたところでございます。若干OBの方にお話を聞いたところ、やはり年齢的なこともあり、実際に現場に出るのはちょっときついという御意見もございました。そうはいいましても御提案いただきました除雪機械の助手席での現地指導ということも技術向上のためには有意義な取り組みであると考えておりまして、まずは現職の現業技術員による現地での直接指導について検討してまいりたいと考えているところでございます。
 次に、市町村や除雪業者との意見交換における課題等への対応でございます。
 除雪業者からは、除雪機械の不足、技術講習会の開催、資格取得支援の拡大、カメラ増設や業者間の除雪機械の稼働状況の把握などの意見をいただいたところでございます。これらにつきましては、このたびの6月補正で予算立てしまして、対応をすることとしているところでございます。
 また、市町村との意見交換では、除雪機械や交代要員の不足、オペレーターの経験不足による効率の低下、管理者が異なる交差点での除雪による段差などの意見がございました。また、人材育成の拡大やカメラ増設などの要望もございましたので、この部分については6月の補正で対応することとしております。
 なお、交差点の段差などにつきましては、市町村との交換除雪の拡大や除雪マニュアルの作成、講習会などでの対応を考えていきたいと考えております。
 4ページをお願いいたします。冬期交通確保対策会議での対応方針の取り組み状況でございます。表の中に対応方針として1から16がございます。そのうち、今現在の検討状況につきまして青字で記載をしているところでございます。主なものといたしましては、立ち往生車両のための事前対策として、冬用タイヤ、チェーンの早期装着に係る広報、啓発、指導の強化を検討しており、国におきましては、現在、鳥取自動車道の河原インター及び大原インターでの冬用タイヤ、チェーンの現地指導を行う方向で調整されているところでございます。
 また、シーズン前にはトラック協会への協力依頼もしていきたいと考えております。
 そして、立ち往生が予想される箇所への牽引用車両及び人員の待機や鳥取自動車道及び国道373号でのハード対策を検討することとしており、県では、このたびの6月補正で消雪施設や堆雪帯等を設置することとしております。国におきましても鳥取道の待避所整備について検討されているところでございます。
 次に、集中除雪方法でございます。鳥取自動車道の通行どめ計画の見直しとして、佐用ジャンクションから河原インターを通行どめとし、大原インターから河原インター間の優先除雪を行うといったことが検討されております。また、それに必要な資機材、人員の配置などについても検討されているところです。
 除雪体制の強化といたしまして、県保有の除雪機械全車にGPSを搭載し、除雪状況の把握を行うこと。また、現有除雪能力の把握をして、除雪エリアの見直しなど、優先順位づけによる除雪計画の見直しについて検討を進めているところです。
 豪雪時の車両の流入抑制としては、広域迂回ルートの設定が必要となってまいります。それにはやはり中国道も含めた広域的なルート設定が必要ということで、国及びNEXCOにおいて、ルート設定及び迂回情報の情報提供方法についての検討がなされているところです。
 また、道路監視体制の強化として、ライブカメラの増設を検討しており、県ではこのたびの補正で99台の増設をお願いしているものでございます。
 また、情報共有につきましては、関係機関とのホットラインの設置や職員の相互派遣などについて検討しており、情報提供では、既存のメディア媒体などを利用した道路利用者へのリアルタイムでの情報提供、そして、広域的な応援除雪等についても検討しているところです。
 今後、この会議の中で検討結果の取りまとめを行い、8月末を目途にいたしまして、除雪体制の見直しをすることとしております。夏から秋にかけまして、対応策に基づき雪害対応訓練等を実施して、次期降雪期に備えたいと考えているところでございます。
 5ページをお願いいたします。損害賠償請求訴訟が提起されましたので、それについて御報告いたします。
 事故の概要でございますが、平成28年4月27日午前9時35分ごろ、県道三朝温泉木地山線の三朝町柿谷地内におきまして、トラックにバックホウを積もうとしたところ、トラックのアウトリガー下の路面が陥没し、トラックが横転するとともに、バックホウがのり面下に転落したものでございます。また、バックホウに乗っていた従業員が負傷いたしまして、バックホウ、トラック及びのり面下にありました配水管を破損させたものでございます。
 原告は、業者が加入している保険会社である中国トラック交通共済協同組合であり、配水管修理費、水道基礎復旧工事費、油圧ショベル引き上げ費等の請求がなされたものでございます。
 請求の理由としましては、トラックをとめてバックホウを積み込む作業は、走行という道路の通常利用形態とは異なるが、道路上でこのような作業も道路の利用形態として十分考えられるものであり、通常有すべき安全性を欠いていたという主張でございます。
 県としては、相手方が主張する請求の理由は不当であることから、争うこととしております。
 なお、7月14日に第1回の口頭弁論が開催される予定でございます。

◎西川委員長
 続きまして、報告9、岩石採取場現地検査結果について、的場治山砂防課長の説明を求めます。

●的場治山砂防課長
 治山砂防課でございます。県土整備部資料の7ページをお願いいたします。鳥取県採石条例に基づく業務報告が提出されましたので、採石法に基づきます現地検査を現在稼働中の26事業所と休止、廃止後の2年以内の6事業所について、5月15日から6月2日にかけて検査を実施いたしましたので、その結果を報告いたします。
 まず、稼働中の岩石採取場におきましては、採石法による命令、採石条例による改善計画の提出命令に該当する事業所等はございませんでしたが、14の事業所において、沈砂池の管理徹底や境界の適正な管理などについて行政指導を行いました。このうち11の事業所については、内容は違いますものの、昨年に続いての行政指導となっております。この11の事業所のうち4事業所につきましては、施工場所は違うものの、緑化対策や排水対策など同じ内容の指導を行うものがございました。
 行政指導を行いました14の事業所につきましては、現在、日常点検において随時対応状況等を確認しておりまして、8月上旬にはおおむね対応等が完了する見込みでございます。
 次に、休止、廃止後2年以内の岩石採取場におきましては、是正が必要な岩石採取場はございませんでした。
 引き続き、岩石採取場の安全対策、認可計画等の遵守等につきまして、日常点検等におきまして適切に管理、指導を行っていくこととしております。

◎西川委員長
 説明は終わりました。
 それでは、ただいままでの説明につきまして、質疑等はありませんか。

○伊藤委員
 警察本部の標識の変更について、当面は50カ所の更新を予定しているということですが、既存の標識に「STOP」というシールを張ることで対応できないものか、お伺いしたいと思います。シールでの対応が可能であれば、ある程度素早く対応できることになりますので。

●樋口交通部交通規制課長
 交通規制課でございます。標識につきましては、構造上、光の反射など一定の条件を求めており、現在のところは交換による対応を考えております。

○伊藤委員
 専門的な光の反射ぐあいとかがあると思いますが、反射材が入ったシールもありますし、今は結構性能もいいと思いますので、ちょっと検討してみてください。

◎西川委員長
 答弁はよろしいですか。
 そのほかいかがでしょうか。

○澤副委員長
 先ほどの伊藤委員の質問と少し違った観点からお伺いしたいのですが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを目指して、当面50枚更新されるということですが、2020年にはどのくらいの枚数が更新される計画になっているのかお聞かせ願いたい。

●樋口交通部交通規制課長
 昨年度の実績から申し上げますと、年間に一時停止の標識を300枚程度更新しております。年間に500枚という年もありますので、年によって差がございますが、2020年の東京オリンピックまであと4年ぐらいですので、1,200、あるいは1,500という更新を計画していくように考えております。

○澤副委員長
 ということは、9,854カ所のうち今言われた2,000枚程度というような数字、4分の1弱になると思います。そういう程度と認識すればいいのですよね。

●樋口交通部交通規制課長
 そういった計画に基づきながら、重要なエリアに数をふやしていくとか、弾力的に運用してまいりたいと思っております。

◎西川委員長
 そのほかにはありませんか。

○内田(隆)委員
 資料1ページの県残土処分場については議場で質問もしたので了解をしましたが、答弁で出てきていなかった南部町での状況が書いてあります。このことについては、知事も議場で年内に結論を出すと言っておられましたので、その検証に当たっても報告があってしかるべきだと思います。これまでの経緯と今後どうしていくか、再度、資料を提出いただければと思います。

●福政技術企画課長
 取りまとめまして、御報告をさせていただきたいと思います。

○内田(隆)委員
 続いて、資料3ページについてです。これは前回の常任委員会での前田委員からの提案で出てきた資料ですが、その中で、県と市、両方から除雪機械、特にロータリーが不足しているという課題が出ております。必要台数を検討の上、増強を検討中というのは構わないのですが、一方で、何でも予算をつけて買っていいということではないと思っております。例えば、業者さんが持っている機械の借り上げなどで対応できるのであれば、それも検討すべきだと思いますが、どのように考えますか。

●河田道路企画課長
 業者さんの除雪機械につきましては、個人で保有するのはお金がかかる話なのでなかなかできないということから、県の持っている機械の貸し出しですとか、リースで対応されています。県としてもその貸し出しの機械を何台かふやしていきたいと考えており、ロータリーについても同様に考えております。
 通常の除雪に対しては、現有でも十分対応はできていますが、このたびのような豪雪になると不足してくる部分もあります。ですが、やたらとたくさんふやすのがいいのかというところもありますので、その辺はやはり優先的に除雪するところをどう見直すかというところを検討させていただきたいと思っているところです。

○内田(隆)委員
 いろいろな業者さんがいると思いますので、不公平感がないよう丁寧な対応を求めたいと思います。よろしくお願いします。

◎西川委員長
 そのほかいかがでしょうか。
 ないようですので、次に、その他に移ります。
 執行部、委員の方で何かございませんか。
 意見がないようですので、警察本部、危機管理局、県土整備部につきましてはこれで終了いたします。
 それでは、執行部の入れかえを行いますので、暫時休憩します。再開は11時10分とします。

午前11時00分 休憩
午前11時09分 再開

◎西川委員長
 再開いたします。
 引き続いて、地域振興部及び観光交流局について行います。
 執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いいたします。
 なお、質疑等につきましては、説明終了後に一括して行うことといたします。
 まず、地域振興部から、報告10、美保基地所属C-2輸送機の滑走路逸脱事案に係る原因及び再発防止策の説明について、衣笠地域振興課長の説明を求めます。

●衣笠地域振興課長
 地域振興部資料の別冊をごらんください。美保基地所属C-2輸送機の滑走路逸脱事案に係る原因及び再発防止策の説明について御報告申し上げます。
 6月9日に発生いたしました航空自衛隊美保基地に所属するC-2輸送機の滑走路逸脱事案の原因及び再発防止策につきまして、6月20日に航空自衛隊美保基地司令から説明を受けました。また、航空自衛隊美保基地から基地周辺の地元市議会及び住民の方に事案の原因及び再発防止策について説明が行われましたので、その概要をあわせて報告します。
 6月20日の午後4時から県庁地域振興部長室において、C-2輸送機の事案に係る原因及び再発防止策について航空自衛隊美保基地司令から地域振興部長へ説明がありました。説明によると、原因は、操作手順書の不備により生じた操作手順の誤りにより、ステアリングの動く角度の制限とブレーキの不作動が生じたものであり、これらの事象が生じないよう操作手順書を修正するとともに、操縦者に対し、緊急事態発生時の対処も含めた操作手順等の教育を徹底することで再発を防止するとの説明がありました。さらに、万全を期すため、機体改修について防衛本省と協議していきたいとのことでした。
 また、住民説明会の開催などについて地元の境港市及び米子市と調整し、住民の皆様に丁寧に説明したいということでした。
 詳細につきましては、別紙をつけておりますので、ごらんいただければと思います。
 地域振興部長からは、航空機等のふぐあいについて、速やかに報告すること、人的ミスを防ぐためのシステム改修を実施すること、地元住民の皆様への説明をわかりやすい資料で丁寧に行うことを要請しております。
 次に、市から地元への説明ですが、米子市においては今週月曜日、26日に住民説明会を行い、あす、市議会全員協議会で説明が行われる予定です。また、境港市においては、27日火曜日に市議会全員説明会及び住民説明会が行われております。境港市議会での説明につきましては、基地から説明を受けられ、おおむね了解された様子であったと聞いております。
 両市で行われた住民への説明会においては、操作手順書の修正や操作手順等の教育の徹底による再発の防止について説明され、その後の意見交換で、住民の方から、教育の徹底や緊急連絡体制の構築、システム改修の話などについて御意見が出されましたが、おおむね了解された様子でございました。
 システム改修につきましては、基地と防衛本省とが協議されており、住民の皆様からの意見は防衛本省へ伝えるという回答がなされております。

◎西川委員長
 続きまして、報告11、卓球全日本ホープスナショナルチームの強化合宿実施について、小西スポーツ課長の説明を求めます。

●小西スポーツ課長
 地域振興部の資料1ページをお願いします。このほど、卓球全日本のホープスナショナルチームが鳥取市で強化合宿を行いました。ホープスというのは小学生の選手で、合宿はことしで3年連続となります。今回は小学校2年生から6年生まで12名の選手が合宿をしました。4日間の合宿でありましたが、選手たちは集中してしっかり練習できたということでした。来月の東アジアホープス大会でいい成績を残してほしいと思います。
 また、こうした合宿や大会の実績を積んでいきまして、2020年のキャンプ誘致につなげたいと思っております。

◎西川委員長
 続きまして、報告12、一定額以上の工事または製造の請負契約の報告については、地域振興部資料2ページのとおりであり、説明は省略いたします。
 最後に、観光交流局に移ります。
 報告13、ANA米子東京便におけるボーイング787の就航について、岡山観光戦略課参事の説明を求めます。

●岡山観光戦略課国際ネットワーク担当参事
 観光交流局の資料1ページをごらんください。ANA米子東京便につきまして、7月1日からの3カ月間、山陰初となる大型機、ボーイング787号機が就航することになりました。
 概要といたしましては、7月及び8月には1往復、羽田発米子行きの2便目、それから米子発羽田行きの3便目が大型化されます。また、9月につきましては2往復、水曜日、土曜日を除くそれぞれの後続の3便目と4便目にこの787が運航することになります。このことにより、7月から9月期の3カ月の提供座席数は前年比約14%の増となり、大きくて快適な機材で旅を楽しんでいただくことができるようになります。
 就航をチャンスとした利用促進策としましては、インターネットで販売するWeb旅行者のサイトに誘客促進のコーナーを設けたり、その他、旅行商品に対する特典の恵与や造成支援、情報発信の強化等に取り組んでいくこととしております。
 記念イベントとしましては、7月1日の就航当日に、米子空港利用促進懇話会、ANA山陰支店等と連携し、歓迎イベントのほか、初便搭乗記念品の配布、機体見学会、初フライト見学会等を行う予定としております。

◎西川委員長
 続きまして、報告14、トワイライトエクスプレス瑞風の運行開始等について、報告15、「星取県」の取組状況について及び報告16、山陰海岸ジオパーク関連行事の実施状況について、岩下観光戦略課長の説明を求めます。

●岩下観光戦略課長
 同資料の2ページをごらんください。トワイライトエクスプレス瑞風につきましては、先週から運行開始ということで、報道などなされておりますが、まずは、項目の(1)で、運行コース等について簡単に御説明を申し上げます。
 基本的に日本海側のルートで上り1コース、下り1コース、そして、瀬戸内側を上り1コース、下り1コースで結んでおります。そして、京都、大阪から瀬戸内を周遊し、下関を通って日本海側を戻る2泊3日の長いコースが1コースの計5コースとなります。けい線で囲んで5コース全て書いておりますが、少し大きな字で書いておりますのが鳥取県内の駅に立ち寄るコースです。山陰コースは、日本海側を上るコースで鳥取駅に立ち寄ります。また、2泊3日で山陰、山陽をめぐるコースでは、3日目の朝に東浜駅に立ち寄る形になっております。
 米印で通行区間を書いておりますが、朝の時間帯に伯耆大山駅から伯備線の中に入って岸本駅に行き、それからまた折り返して伯耆大山に入ってくるという、大山を朝方に眺めていただけるコース設定となっております。
 (2)の鳥取県内の立ち寄り先での行程ですが、先ほど説明しました日本海側を上るコースで鳥取駅に立ち寄りまして、砂の美術館、鳥取砂丘、仁風閣などを見学する内容になっております。また、東浜駅に立ち寄るコースでは、2泊3日の周遊コースの3日目に東浜駅に寄り、こちらも瑞風専用の緑色のバスで砂の美術館を見学したり、鳥取砂丘を散策、それからアルマーレで海の幸を使った特別メニューの昼食をとるという内容になっております。
 項目2の沿線でのおもてなしの状況についてですが、東浜駅の関連では、東浜音頭を20年ぶりに復活させて到着時に披露をしております。鳥取駅におきましては、小学生による合唱、保育園児によるよさこい踊り、旗振り、専門学校生による花のプランター設置を実施しております。また、松崎駅におきましては、歓迎幕での出迎えと、ゆるキャラが勢ぞろいしての三朝、東郷、はわい温泉PR部隊との旗振り、そして、倉吉駅におきましては、倉吉農業高校による花のプランター設置、米子駅におきましては、西部地域9市町村によるがいな太鼓披露、地酒の試飲、地元高校生の育てた花のプランター設置、伯耆町内におきましては、花によるおもてなしを実施しております。
 隣の3ページには、各駅での初到着時のイベントについて、写真つきで紹介をさせていただいておりますので、ごらんください。
 次に4ページをごらんください。「星取県」の取り組み状況について、前回6月12日の常任委員会で説明をさせていただいた以降の動きなどについて説明をさせていただきます。
 5月30日に東京での発表会を行った後、6月1日から8月末までの期間で星取県の星空等に関するフォトコンテストを実施しております。そして、(2)に書いておりますが、星空マップ、サイトなどを今現在作成中でございます。
 次に、(3)の星空観光メニュー造成でございますが、こちらの星印で示している事業につきましては、今議会に関連予算を提案させていただいており、お認めいただいた後に実施する予定になっております。内容につきましては、星空を活用した旅行メニュー造成ということで、関西の旅行代理店を活用したモニターツアーを秋ごろに予定しております。また、人材育成ということで、星空学習会、サイエンス・キャンプなどを実施する予定にしております。
 (5)の星取県ライトダウンキャンペーンですが、夏至の6月21日から旧暦の七夕、8月28日までの期間で行っております。先週6月22日、「スナバから星に願いを」と題しまして、砂の美術館を中心にキックオフイベントを行っております。
 また、(6)美しい星空の保全ということで、生活環境部が中心になりまして、保全の条例を検討しております。現在の状況につきましては、情報収集するとともに、専門家、関係者等の意見を聞いているところでございます。
 項目2のとおり、第2回「星取県」推進会議を6月16日に開催しました。その中の主な意見といたしましては、条例検討に当たっては、環境保全、事業者利益の両視点から考え、事業者の支障にならないように配慮すべき、そして、専門人材についてふやしていくアイデアが必要、また、ライトアップやPR照明が過剰なものとならないよう、光の強さや消灯時間に配慮が必要ではないかといった意見などをいただいております。
 引き続きまして、5ページをごらんください。山陰海岸ジオパーク関連行事の実施状況について説明をさせていただきます。
 昨年鳥取で開催した第6回ワールドトレイルズカンファレンス鳥取大会を契機に、小泉八雲の出身地であるギリシャ、キティラ島のキティラ・ハイキング・プロジェクトとの交流を始めております。その関連で、現在、山陰ジオパークトレイル協議会の会長ほか4名がギリシャ、キティラ島に赴き、友好セレモニー、トレイルルートの確認、山陰海岸ジオパークトレイルのPRなどを行っております。
 次に、2の旅行ツアーについてですが、今週の土曜日には、記念講演会を実施する予定にしております。文豪島崎藤村が執筆のために浦富海岸を訪れ、「松島は松島、浦富は浦富」と絶賛されてからことしで90年を迎えることを記念して行う講演会でございます。
 その記念講演会に参加後、島崎藤村が宿泊した岩井温泉・明石屋へ宿泊いただき、その翌日には、ジオパークエリアを回るというツアーとなっております。
 最後に、3のジオキッズ・サマースクールの開催についてであります。これは毎年開催しておりますが、ことしも夏休み期間、8月3日から4日にかけてのコース、そして、8月7日から9日にかけてのコースについて、小学生を対象として開催する予定にしております。詳細は、カラーのチラシをつけておりますので、後ほどごらんをいただければと思います。

◎西川委員長
 続きまして、報告17、2017年度海外大学生インターンシップ受入事業について、遠藤交流推進課長の説明を求めます。

●遠藤観光交流局交流推進課長
 7ページをお願いいたします。この事業は台湾の大学生を中心に、県内の観光関連施設で1カ月程度就業体験をしていただくという事業でございます。平成23年度から実施しておりますが、今年度から新たに香港の大学を加えて実施することとなりましたので報告させていただきます。
 実施の期間ですが、7月19日から8月19日までの32日間、県内の観光施設等で就業体験を行っていただくことにしております。
 2のところですが、台湾の5大学から38人、香港の1大学から8人、計46人が県内の15カ所の観光関連施設で就業体験をする予定でございます。
 この事業につきましては、受け入れ施設にとってはインバウンドの勉強になるとか、また、学生にとっても日本の就業体験として非常に有意義だという意見を聞いているところでございまして、今後も引き続き受け入れ施設、関係の大学と連携して実施していきたいと考えております。

◎西川委員長
 続きまして、報告18、「鬼太郎列車と鬼太郎フェリーの旅」クイズラリーの実施について、報告19、香港ブックフェアへの出展について及び報告20、「名探偵コナンまつりinまんが王国とっとり」の開催について、江原観光交流局副局長兼まんが王国官房長の説明を求めます。

●江原観光交流局副局長兼まんが王国官房長
 まず8ページをお願いします。「鬼太郎列車と鬼太郎フェリーの旅」クイズラリーの実施につきましては、来年夏に開催される山陰ディスティネーションキャンペーンのプレ事業の一つとして、ことしの7月1日から3カ月間、島根県やJR西日本、隠岐汽船と連携して、「鬼太郎列車と鬼太郎フェリーの旅」クイズラリーを実施し、鳥取県がまんが王国であることをPRするとともに、誘客促進を図ろうというものであります。昨年は鬼太郎列車でクイズラリーをやりましたが、隠岐も水木先生のルーツであり、ブロンズ像もございますので、ことしは隠岐の島を加え、鳥取、島根をエリアとして実施するものであります。
 概要としましては、鳥取県内4カ所、島根県内2カ所のクイズポイントをめぐり、水木しげる記念館と西郷港フェリーターミナルでスタンプを押して応募すると、抽せんでオリジナルマフラータオルや地域の特産品が当たるというものです。両県のポイントをめぐらなくても鳥取県だけ、島根県だけでも応募できるコースも設けております。
 続きまして、9ページの香港ブックフェアへの出展であります。
 漫画をきっかけに本県への関心を高めて、香港から米子香港便を利用した誘客を図ろうということで、日本文化への関心が非常に高い「香港ブックフェア」という大きなイベントに本県として初めて出展をいたします。期間は7月19日から25日の7日間、香港コンベンション&エキシビションセンターで開催をされます。
 この「香港ブックフェア」の中にKADOKAWAがメーン出展者となって構成するジャパン・パビリオンがあり、その中に鳥取県もブース出展をすることにしております。
 また、ステージでは、角川映画の「妖怪大戦争」にも出た麒麟獅子舞の披露ですとか、コナン、鬼太郎によるまんが王国とっとりのPR等を行っていくこととしております。
 10ページです。「名探偵コナンまつりinまんが王国とっとり」の開催についてですが、こちらも回を重ねまして、今、コナンファンの間では夏のイベントとしてかなり定着をしてきております。これをことしは8月19日の土曜日、とりぎん文化会館梨花ホールで開催することにしております。昨年は未来中心の大ホールで開催しましたが、1,500人の会場があふれまして、小ホールにサテライトをもって中継をするというような人気ぶりでありました。半数は県外からのお客さんというイベントです。入場は無料ですが、1階席については事前申し込みが必要で、7月1日から14日までネット上で受け付けをいたします。2階、3階は事前申し込みは不要ですので、当日でも参加いただけますが、満席になりましたら締め切るというものでございます。

◎西川委員長
 続きまして、報告21、平成29年度伯耆国「大山開山1300年祭」機運加速化支援補助金(1次募集分)採択状況について、八幡西部総合事務所地域振興局西部観光商工課長の説明を求めます。

●八幡西部総合事務所地域振興局西部観光商工課長
 11ページをお願いいたします。平成29年度伯耆国「大山開山1300年祭」機運加速化支援補助金(1次募集分)の採択状況について御報告いたします。
 本補助金は、鳥取県内に拠点を置く団体や県内在住の個人の皆さんを中心とした取り組みによる大山開山1300年祭に関する情報発信や機運醸成を通じまして、圏域の魅力向上を図ることを目的としております。
 補助金の概要は記載のとおりでございまして、予算枠の25事業のうち、今回は1次募集分として21件の応募があり、うち15事業を採択しました。採択した15事業の詳細につきましては、表に記載のとおりでございまして、イベント、講演会、研修会、情報発信、そういった内容の事業が中心となっております。詳細は省略しますが、幾つか特徴のあるものを御紹介させていただきます。
 同じ11ページの下から3つ目でございます。「フェスティバル・ディア・マスミズ2017天空星空プログラム」でございます。恋人の聖地、桝水高原という土地の話題性に加えまして、星空、夜景、花火によるコラボレーションの実施、そして、FM放送による情報発信という厚みのあるイベントが計画されており、7月22日の開催が予定されております。
 12ページをお願いいたします。下から2つ目でございます。「アナログとデジタルを融合させた情報発信事業」としております。デジタルクリエーター養成施設のデジタルハリウッド
STUDIO米子の卒業生が独自の視点から大山の情報を収集して、フリーペーパーとWebサイトで情報発信するという事業でございます。新しい大山の魅力が表現されるものと期待しているところであり、それぞれ10月の発行が計画されております。
 今後は、これらの取り組みをPRしてまいりますとともに、それぞれの成果を実行委員会が主催する事業などで紹介するといった連携を行いたいと考えております。
 なお、残りの実施枠につきましては、8月ごろに2次募集を行い、10事業程度を採択する予定でございます。これらの事業を通じまして、引き続き民間主体の取り組みの拡大を図ってまいりたいと思います。

◎西川委員長
 説明が終わりました。
 それでは、ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○伊藤委員
 大山開山1300年祭についてお聞きします。大山国立公園には、琴浦町の船上山なども入っていますが、最初から見ておりますと、何か琴浦は対象外みたいな感じで取り組みが進められております。この前の琴浦の山開き祭のときにも、川床のほうにずっと向かっていく大山参りというのを復活させるよう提案しておきましたが、琴浦などをもう少し巻き込んで、大山国立公園が一体となってやったほうがいいと思いますが、そのことについての見解を求めたいと思います。

●八幡西部総合事務所地域振興局西部観光商工課長
 お答えいたします。
 御指摘いただきましたとおり、大山開山1300年祭の実行委員会の中には、大山山麓ということで、倉吉市、三朝町、琴浦町にもお入り願っているところでございます。先ほど御指摘をいただきました関金から大山に向かう道というのは我々も重要視しているところであり、その道の端にある三徳山と大山寺という2つの日本遺産を結ぶトレッキングのようなものを事業化して、大山開山1300年祭に合わせてにぎやかに皆さんが歩くというような状態をつくってはどうかという計画を立てているところです。既に倉吉市、三朝町、琴浦町様とお話をしまして、先ほど御指摘いただいたようなトレッキングイベントを事業化するよう計画しております。まだ時期などは調整中でございますが、今後、具体化を進めていきたいと考えているところでございます。

○伊藤委員
 大山と三徳山が非常に有名ということもありますが、本当は大山、三徳山、船上山、これを一つの伯耆三山とする信仰の歴史があるにも関わらず、県の観光の中からは伯耆三山という観念が全く出てこない。やはりもう少し歴史的な経過なども含めて観光の中で生かすことを検討してほしいなと思います。
 今、川床の話もありましたが、大山の周辺の町村だけで何かやろうというのではなくて、やはりもう少し取り組みを展開するという部分があってもいいし、例えばたたら遺跡にしてもそうですが、非常にいい刀剣などがあります。鳥取県で価値のある刀剣はなかなかありませんので、そういうものを1300年祭の中で展示して、改めて地域の文化、いにしえの文化を見直していただくとか、何かもう少しあってもいいかなと思います。私としては非常に不満ですが、そのことについての見解を求めたいと思います。

●八幡西部総合事務所地域振興局西部観光商工課長
 御指摘ありがとうございました。
 まず、ウオーキングの話がございました。先ほど御指摘いただきましたように、大山へは、横手道、川床道、尾高道、坊領道など四方八方から道が通じております。ホーリー・トレイルというような言い方をしておりますが、平成30年には、それぞれの道から一斉に皆さんが大山寺に向かうウオーキングイベントを行い、大山寺に集合するというかつての大山参りをほうふつさせるような新しい大山参りを実施できないかと計画を進めております。御指摘のあった大山山麓周辺の歴史についてもさらに勉強を深めまして、事業化に結びつけていこうと思います。
 もう一つ、刀剣の話でございますが、これも何とか展示をできないものかと研究を重ねているところでございます。御指摘ありましたように、伯耆安綱という名を持った刀がございます。そういった有名な刀を生み出した土地柄という歴史もございますし、そういった背景をもとにして、たたらという文化もございます。鉄を生み出し、刀剣を生み出した地域であるという背景をもとにした刀剣展といったものが実施できないか計画を進めております。あわせて周辺地域の歴史など、研究をさらに深めまして、実現に向かって努力をしたいと思います。

○伊藤委員
 伯耆三山という認識はありましたか。

●八幡西部総合事務所地域振興局西部観光商工課長
 正直なところ、伯耆三山というのは初めて聞きました。勉強不足で申し訳ありません。

○伊藤委員
 勉強してください。

●八幡西部総合事務所地域振興局西部観光商工課長
 はい。勉強したいと思います。ありがとうございました。

◎西川委員長
 次に、いかがでしょうか。

○浜崎委員
 4ページ、星取県ですが、改めて私もこの「星取県」というネーミングを聞いて、鳥取が星取という部分で非常に注目されてもいいのだというふうに思いました。全国的に見ても鳥取県が星を見るという環境にすぐれているということについて、岩下課長を初めとした観光交流局、また、ほかの環境関係の部局で一生懸命やっておられると思います。
 この間、相撲の関係者が巡業で来たときに、星取県が相撲にとって縁起がいいというような話が知事からもありました。全国で一番小さく、都会とは差がある鳥取県がいろんな部分をどんどん出していくというのも一つの方策として大事なことであると思いますが、日本一のスナバがあって、蟹取県があって、今度は星取県かということで、名前だけが先行するようなことではもちろんいけないわけであります。
 私、以前も政調政審なり、また常任委員会で地元の機運醸成ということを申し上げたと思いますが、この4ページの2行目に機運醸成等と書いてある割には、この間、地元の公民館で会があった際、私が「星取県」と言ったら、お年寄りの方から「違いますわいな。鳥取県ですわいな」と言われまして、それ以上何も言えなかったということがありました。
 この星取県という取り組みについては、観光と地域での環境保全という大きな2つのポイントがあり、やはり、その両方で機運醸成していく必要があると思いますが、地域における機運醸成の動きというのがまだまだ足らないと思います。
 ましてやこれから夏休みに向かいます。地域、市町村、この前段の文章にも「子ども達など」と書いてあります。そこをもっともっと広げていくことが、岩下課長の本分である観光という面で全国にどんどん発信していくことにつながっていくだろうし、そこをやっていただきたいと思います。
 また、星空観察会など、具体的なイベントがいろいろ書いてあります。サイドメニューも入れて、これに出て、こういうこともあって、楽しかったというような形で、この星取県というイベントなり考え方を県民にもっともっと引き込むようにやっていかないといけないと思います。
 そして、条例で検討ということも書いてあります。これも環境立県として環境教育ということも大事ですし、いいのですが、まずはその前に、この「星」という部分を鳥取県のイメージとして強く持ってもいいのだよということをどんどん県民に伝えていかないと、地域の方はまだまだ全然ぴんときていない。関係者だけで言っているような感じがしますが、どうでしょうか。

●岩下観光戦略課長
 星取県に関しまして、幅広く御意見をいただきました。特に、県内の観光関係者が宣伝体となって、県内を初め、県外にも言っていかなければいけないということで、実際に、そういう会合の場におきまして、まずは、環境省が11年間実施しております星空の見えやすさの調査で、鳥取県が10回も1位になっているという部分を各関係者が認識し、それを根拠に星取県というのをきちっと紹介していくということを共通認識としたところであります。
 また、現状といたしましては、始めてからまだ時間がたっておりませんが、さじアストロパークにおきましては、結構職員の皆さんがかなり忙しくなってしまうほど、観察会の指導のお願いとか、いろいろなことが舞い込んでいるということでございます。
 この4ページの内容の中にも地元の小・中学生など子供さんを対象とした勉強会などもありますので、そういったことも活発に行いながら、先ほど浜崎委員さんがおっしゃられたとおり、観光が中心になってこの事業を盛り上げていけるように全力で努力をしていきたいと思います。

○浜崎委員
 ぜひ頑張ってやっていただきたい。そのつもりだとは思いますが、改めて申し上げました。その辺の意図も酌んでいただきたいと思います。
 具体的に1つだけ申し上げますが、星空学習会というのがあります。こういうときには、やはり美術館などの文化的な施設でいうと、学芸員という存在が非常に大きいわけです。県民に対しても、もちろん県外に対しての情報発信という部分でもそうだと思います。
 学芸員がということではありませんが、星取県をアピールしていくという中では、そういったコーディネーター的な方をどんどん入れ込んでいくというような、人材育成ということもあるかなと思います。人的なつながりという部分で、今あなたがおっしゃったのは、まずは関係者だということですが、これが関係者だけで済んではいけないということで、改めてその具体的なことをちょっと申し上げて、終わりたいと思います。よろしくお願いします。

◎西川委員長
 そのほかいかがでしょうか。
 ないようですので、以上で議事を終わりたいと思います。
 次に、閉会中の調査事項についてお諮りいたします。
 先ほど研究留保となりました陳情及び本委員会所管に係る地域振興、道路網・河川等の整備、交通安全、観光振興、防災体制並びにその他の主要事業については、閉会中もこれを継続審査及び調査することとし、その旨議長に申し出ることに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、その旨議長に申し出ておきます。
 なお、委員長報告の作成、内容については、委員長に一任していただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 それでは、その他につきまして、執行部及び委員の方で何かございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、委員の皆さんに御連絡いたします。次回の常任委員会は、7月21日金曜日、午前10時から開催の予定であります。
 どうも御苦労さまでした。
 それでは、委員の皆様には御相談がありますので、この場にお残りください。
 執行部の皆様は御退席いただいて結構です。どうも御苦労さまでした。
(執行部退席)
 それでは、委員の皆様にお諮りします。
 まずは、平成29年度の第1回県外調査についてであります。
 日程につきましては、8月2日水曜日から4日金曜日の2泊3日で決定し、調査先については、正副委員長に一任をいただいたところであります。お手元に正副委員長で作成した日程表案をお配りしております。内容につきまして、委員の皆様の御意見はいかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、案のとおり、各調査先と調整を開始いたします。
 調整の結果、内容が多少変更することがありますが、私に御一任ください。詳細は随時事務局から連絡させていただきます。
 続きまして、平成29年度出前県議会についてであります。
 昨年度に引き続き、今年度も各常任委員会単位で出前県議会を実施することとなっております。実施期間は9月定例会終了後、11月定例会までの間を予定しておりますが、開催テーマについて、委員の皆様から御意見を頂戴したいと思っております。お手元にアンケート用紙をお配りしておりますので、お手数ですが、所定の欄に御記入の上、7月7日金曜日までに御返答くださいますようお願い申し上げます。その結果を受け、次回の常任委員会で具体的に御検討いただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 次に、鳥取県・江原道交流事業についてであります。
 議長または副議長を団長に、各常任委員会から1名ずつ参加することになっており、6月12日月曜日の常任委員会において、当委員会からは私が参加することで皆様の御了解をいただいたところでございます。意見交換のテーマについては、私に御一任いただいたところでありますが、「観光分野での連携について」をテーマにしたいと思いますので、御了解願います。
 それでは、以上をもちまして地域振興県土警察常任委員会を閉会いたします。どうも御苦労さまでした。

午前11時53分 閉会 


 
 
 

 

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