平成30年度議会運営委員会議事録

平成30年6月7日会議録

 
出席者
(11名)
委員長
副委員長
委員

安 田 優 子 
伊 藤   保
坂 野 経三郎 
西 川  憲  雄
藤 井 一 博 
福 田  俊  史 
藤 縄  喜  和 
浜 崎  晋  一 
広 谷 直 樹
前 田 八壽彦 
澤   紀 男 
 

欠席者
(なし)


オブザーバー 正副議長 錦織議員 川部議員 長谷川議員 福浜議員    

説明のため出席した者
 井上総務部長

職務のため出席した事務局職員
  細羽事務局長 中山次長 柳楽議事・法務政策課長外関係職員

 

 

1 開  会   午前10時00分

2 閉  会   午前10時21分

3 司  会   安田委員長

4 会議録署名委員   広谷委員   藤井委員  

5 協議事項
   別紙協議事項記載のとおり

 

会議の概要

午前10時00分 開会

◎安田委員長
 ただいまから、議会運営委員会を開会します。
 まず、会議録署名委員に広谷委員、藤井委員を指名します。
 これより協議に入りますが、本日の委員会はインターネット中継をしております。
 委員の皆様におかれましては、発言の際、常任委員会同様、発言前後のマイクのスイッチの切り替えをお願いいたします。
 まず、6月定例会は6月14日に招集されますが、その付議案件について、総務部長より説明を求めます。
 井上総務部長。

●井上総務部長
 それでは、私のほうからこのたびの6月定例県議会で御審議いただきます議案につきまして、御説明申し上げます。
  右肩に執行部資料1とあります資料をごらんいただければと思います。今回の付議案でございますけれども、予算関係が3件、条例関係が3件、その他案件が2件の合計8件でございます。
 まず、予算関係でございます。議案第1号から第3号までは平成30年度の補正予算。一般会計、電気事業会計、それから病院事業会計ということでございます。その概要につきましては、執行部資料2とございます資料のほうをごらんいただければと思います。
 今回の補正予算の規模でございますけれども、一般会計で補正額77億8,100万円、したがいまして補正後の予算総額は3,464億1,800万円でございます。財源につきましては、記載にございますように国庫支出金が35億円余、県債が29億円余となっております。一般財源につきましては繰越金6,900万円ということでございます。
 2、主な事業のところで個別に記載しております。
 概略を御説明させていただきますと、観光誘客対策といたしまして、外国人観光誘客が好調ということから、さらなる観光誘客を促進するために、タイ、シンガポール、ベトナム、台湾、ロシア等、新規の地域に向けての情報発信を行う、あるいは貸し切りバス等の経費の助成の増額を行う。また、10月に鳥取砂丘のビジターセンターがオープンいたしますので、県、鳥取市、環境省3者の連携によりまして、協議会を立ち上げて運営を行うための経費を計上させていただいております。
 それから、鳥取県中部地震からの復興支援ということで、倉吉市の旧ナショナル会館跡地に拠点施設を整備するという計画が進められておりますので、これに対して倉吉市と連携して支援を行おうとするものでございます。
 それからその下、県立美術館の整備促進につきましては、PFI事業ということで進めておりますけれども専門コンサルタントの支援を受けながら、実施方針の策定、要求水準書の作成等を行う経費をお願いするものでございます。
 それからその下、旧優生保護法による被害者支援につきましては、現在国のほうでも国会議員等を中心に補償の議論が進められているところでございますけれども、県といたしましても訴訟支援や同行支援等、被害者の方に寄り添った支援を行うため、経費をお願いするものでございます。
 それから1ページ、一番下でございますけれども、星取県の推進に関しまして、一つは、「スペース・サイエンス・ワールド in 星取県」開催事業ということで、岡山大学惑星物質研究所及びJAXAと連携いたしまして、宇宙分野における国内外のトップレベルの人材等に来ていただいて、星空に触れる機会を県民の皆様に提供するということを行うものでございます。
 おめくりいただきまして、2ページの一番上でございます。星空ビジネス支援事業につきましては、商工団体が行う星空をテーマとした産業振興に向けた取り組み、あるいは県内事業者が行う星空を活用した商品開発を支援するものでございます。
 それから、働き方改革の推進ということで、中小企業等人材確保支援事業。こちらでは働き方改革に取り組む県内企業に対して外部専門家を活用するような経費の支援を行うものでございます。
 続きまして、農林水産業の振興につきましては、畜産クラスター施設整備事業。これは国のほうの制度を活用して施設整備を行う事業者の方を支援するというものでございますし、またその下、林業成長産業化地域創出モデル事業につきましては、国のほうで指定を受けた地域が行うモデル的な取り組みに対して支援を行うものでございます。
 それから、2ページ中ほど、燃油高騰対策でございます。燃油価格の高騰によりまして影響を受ける事業者の方々への支援策ということで、2月補正あるいは当初等でも予算を計上させていただいておりますけれども、引き続き燃料の高騰が続いているということで、緊急の対策を6月補正でも講じさせていただくというものでございます。
 その他に記載がございますように原子力防災対策事業、首都圏のアンテナショップの運営、県立鹿野かちみ園等の譲渡関連に要する経費、全国的に流行しておりますはしかに対する対策事業、こういったものを計上させていただいております。
 3ページが公共事業でございます。国の認証増等を踏まえまして56億8,400万円余の予算を計上しているところでございます。
 続きまして、執行部資料1にお戻りいただきまして条例の関係が3件でございます。
 まず、個別の案件に先立ちまして、条例の件名についてでございますけれども、2月議会での議論を踏まえまして、今議会から件名につきましては、今回はございませんけれども新規の条例につきまして、今まで◯◯条例の設定についてということにしておりましたけれども、
条例名を明記すると。同様に改正条例につきましても◯◯条例の一部改正というふうにしておりましたけれども、条例名の中に一部改正と入りますので、◯◯条例の一部を改正する条例という形の件名にさせていただいております。御承知おきいただければと思います。
 第4号は鳥取県税条例の一部を改正する条例ということで、こちらは個人県民税の寄附金の税額控除の対象となる法人を追加するものでございます。
 それから議案第5号、職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例につきましては、国家公務員のほうで夜間看護手当の引き上げが行われたということで、これを受けまして本県におきましても看護職員が深夜の業務に従事したときの夜間看護手当の額の引き上げを行うものでございます。
 それから議案第6号、鳥取県営病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例でございます。今年度の診療報酬の改定に伴いまして、400床以上の地域医療支援病院につきましては、紹介状のない方に対する初診料の金額が、国のほうの基準に従うように義務付けられたことに伴いまして、中央病院の初診料の改正を行うものでございます。
 それから続きまして、その他の議案でございます。
 議案第7号は財産の無償貸し付けでございます。東京にございます男子の学生寮明倫館の用地を引き続き鳥取県育英会に無償で貸し付けを行おうとするものでございます。
 おめくりいただきまして、議案第8号、国営土地改良事業の施行に伴う市町村負担金についての議決の一部変更でございます。こちらは今年度から国のほうで土地改良施設突発事故復旧事業が創設されたことに伴いまして、市町村の直轄負担金の額を定めるものでございます。国のガイドラインを踏まえまして1,000分の34という額を設定させていただこうとするものでございます。
 それから、最後に3ページ以降は報告事項でございます。
 繰越計算書の報告が8件、議会の委任による専決処分の報告が13件、それから障害者基本法に基づく障がい者プランの一部変更についての報告が1件、長期継続契約の締結状況の報告が1件ございますので、また、ごらんいただければと思います。
 最後に追加提案についてのお願いでございます。
 任期満了に伴いまして、人事委員会の委員1名、公安委員会の委員1名、収用委員会の委員3名につきまして現在調整中でございます。調整が整い次第追加提案をお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

◎安田委員長
 ただいまの説明につきまして、質問等がありましたらお願いします。
 前田委員。

◯前田委員
 この参考資料のほうで。

◎安田委員長
 資料1、資料2どちらですか。(前田委員「6月補正のこれ」と呼ぶ)
 6月補正予算のですね。

◯前田委員
 この6月補正予算参考資料の7ページをお願いします。
 2、主な事業内容の星空保全地域ビジネス支援強化事業125万円。政調会でもかなり私は意見を言ったのですけれども、補助額が定額という表現が何かよく分からないのですよ。普通は例えば、3分の1であるとか2分の1であるとかそういう表現をするのですが、なぜここは定額になっているのですか。

●井上総務部長
 以前、原案につきましては、補助額は10分の10にしておりましたけれども、10分の10ということになりますと、言い方が悪いのですが、補助額としてかかった額全額を県が見るということでございます。商工会のこういうさまざまな地域振興に係る事業について関係者の役割分担等を考えましたときに、その全てを県が見るというのはいかがかというような御意見もございました。県としても検討いたしました結果、定額ということで額としては決めるのでありますけれども、それ以外の商工会が負担する部分、あるいは関係市町村が負担する部分も当然あるだろうということで、県としてはかかった額の全額を見るというわけではなく、一定の額のところまでしか見ないということを補助要綱上明確にさせていただきたいということで、こういった表現にさせていただいているところでございます。

◯前田委員
 そこなのですよ。一定の補助額。その一定のとはどういう意味なのですか。

●井上総務部長
 額といたしましてはですので、限度額を設定させていただきまして、結局それ以上かかったものについては、県が当然全額見ることではないというふうに補助要綱上書かせていただくということでございます。

◯前田委員
 政調会で私が言ったのは、こういうのは共同事業でやるべきでないのか。そうして2分の1、2分の1でやるのが本来の筋ではないか。
 あらかじめ限度額を決めておいてそれまでは出しますよと。それを超えたら鳥取市負担ですよと。ちょっとイレギュラーな感じがしますね。
 どうなのですか。

●井上総務部長
 さまざまな補助事業の中で、委員から御指摘ありましたように例えば県2分の1、市町村2分の1ですとか、国費事業で国2分の1、県4分の1、市町村4分の1というような事業費を事業割合という形で決めさせていただいているようなものもありますし、一方、このような形で定額ということで、額というところを決めた上で、言い方が悪いですけれども、そこから先は自主努力というか、そういう形でやっていただくというものもございまして、そこは事業によってもさまざまございます。
 今回につきましては、ある程度の額が事業として行う中で当然想定はされているということで、それをもともとの補助割合でいくと10分の10ということでありますけれども、どちらかと言いますと各事業主体のほうの創意工夫の中で、やろうと思えばいろいろ頑張って大きな事業になるということもあります。そういったときに、言い方はあれですけれども、やればやるほど県がおつき合いするというような補助割合の形ではなくて、額を決めてそこから先は創意工夫の中で事業主体のほうが財源を確保してやっていただくというような考え方で定額というふうにさせていただいているところでございます。

◯前田委員
 もうやめますけれども。
 本来、こういう星空保全というのは、県だけが先行してどんどんやるべきではないと思っているのですよ。ここだったら鳥取市ですよね。鳥取市と一緒になって、汗を一緒に流して、お金も出し合って、そういうことがこの星空保全地域のビジネス支援事業だと思うのですよ。
 ちょっとイレギュラーな感じがしますからね。厳しく言っておきますよ。今後、このようなことがないようにしていただきたいと思います。

◎安田委員長
 井上総務部長、何かありますか。

●井上総務部長
 御指摘いただきましたとおり、当然一定の地域に関する取り組みでありますので、県だけではなくて、やはり地域、市町村も含めて一体となって取り組んでいくということが重要だと思っております。
 いただいた御意見を踏まえまして関係部局にもお伝えさせていただきたいと思います。

◎安田委員長
 他にございませんでしょうか。(なし)
 次に、議事日程ですが、会期を22日間とし、日程を議会資料1のとおり決定してよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのように決定しました。
 なお、7月3日の特別委員会と常任委員会の開催順序ですが、先に特別委員会を開催して、終了後、常任委員会を開催することとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのように決定しました。
 次に、全員協議会の開催についてです。
 まず、1つ目は定例的なものですが、議会資料2のとおり知事から開催依頼がありましたので、6月14日の本会議散会後に行うこととしてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのように決定しました。
 2つ目のものについては、議長から発言を求められておりますので、これを許可します。 議長お願いします。

◯稲田議長
 もう皆さん各方面から情報を得ておられるとは思いますけれども、原子炉等規制法の改正に伴う島根原子力発電所3号機の新規制基準への適合性申請ついて、本県に去る平成30年5月22日に中国電力株式会社から安全協定に基づく事前報告がございまして、あわせて申請内容について説明したいとの要請がございました。
 議会としても、このたびの事前報告に対する回答に当たってはこの6月議会の議論の端緒となると考えておるところであります。中国電力株式会社から担当者をお招きいたしまして、説明を聴取する全員協議会を開催いたしたいと思うわけでございます。
 つきましては、6月14日、定例会の初日でございますが、午後1時から全員協議会を開催することとしたいと思います。よろしく御審議のほどお願い申し上げたい思います。

◎安田委員長
 それでは、ただいまの議長の御提案につきまして御意見、御質問等ございましたらお願いします。

◯長谷川議員
 当日の終了後の議長の挨拶ですね。これにつきまして、あたかもこれで申請を承認するんだというようなニュアンスをいささかも残されないことを求めておきたいと思います。
 あくまでも、申請の手続きをすることについての説明を聞き、それについての質疑を行うということですので、何かこの申請を本当に承認をしたかのような、そういう場であったかのような、ニュアンスをくれぐれも残されないように。何も言われないように。
 質疑が終了されたら、これで中国電力さんへの質疑は終了いたしましたということにとどめていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

◯稲田議長
 長谷川議員の御意見はまことにごもっともでございまして、私自身も決してこれについての賛否のお話を申し上げるということはいささかも考えておりません。

◎安田委員長
 よろしいですね。
 錦織議員は。(錦織議員「同じ内容ですので」と呼ぶ)
 他にはございませんか。(なし)
 ないようですので、議長からの提案のとおりとしてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、全員協議会を6月14日の午後1時から開催することに決定しました。
 次に、県政に対する代表質問ですが、人数は会派自民党1名としてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのように決定をいたしました。
 なお、今回は内田隆嗣議員が行う予定です。
 次に、発言通告書の提出期限についてですが、代表質問は6月14日の午後1時まで、一般質問及び質疑は6月18日の午後1時まで、討論は、知事提出議案は、反対討論が7月3日の常任委員会終了後速やかに、賛成討論が同日の原則午後5時まで、議員提出議案は、反対討論が7月4日の午後1時まで、賛成討論が同日の午後5時まで、以上のとおり決定してよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのように決定しました。
 次に、議員提出議案の提出期限についてですが、7月4日、午前9時30分開催予定の議会運営委員会において報告する申し合わせとなっていますので、御承知ください。
 次に、請願、陳情の受け付け期限についてですが、6月14日の正午までですので、御承知ください。
 次に、議会運営等に関する取扱要綱の一部改正についてであります。
 去る5月21日に議長に対して会派民進党から会派民主へ会派の名称を変更する届け出がありました。
 これに伴い議会資料3のとおり改正してよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのように決定しました。
 次に、その他ですが、委員の皆さんで何かありますか。(なし)
 意見がないようですので、これをもって議会運営委員会を閉会いたします。

午前10時21分 閉会
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