平成29年度議事録

平成30年2月23日会議録(確定版)

出席者
(7名)
委員長
副委員長
委員

西川 憲雄
澤  紀男
伊藤  保
内田 隆嗣
藤縄 喜和
浜崎 晋一
前田 八壽彦  

欠席者
(なし)


説明のため出席した者
高橋地域振興部長、門脇観光交流局長、井上警察本部長外各次長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
尾﨑調査課課長補佐  小泉調査課係長  田中議事・法務政策課係長


 1 開  会   午前9時00分

 2 休  憩   午前9時54分

 3 再  開   午後10時00分

 4 休  憩   午前11時57分

 5 再  開   午後1時01分

 6 休  憩   午後2時34分

 7 再  開   午後2時39分

 8 散  会 午後3時34分

 9 司  会   西川委員長

 10 会議録署名委員  伊藤委員  内田委員

 11 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり

会議の概要

午前9時00分 開会

◎西川委員長
 ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、今回の常任委員会は相当の分量がありますので、本日は、前半に警察本部、後半に地域振興部及び観光交流局、26日は危機管理局及び県土整備部を予定しております。
 それでは、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、伊藤委員と内田委員にお願いいたします。
 それでは、警察本部に係る付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にお願いいたします。
 それでは、初めに、当初予算及び予算関係以外の付議案の説明を求めます。
 なお、質疑につきましては、説明終了後一括して行います。
 初めに、井上警察本部長に総括説明を求めます。

●井上警察本部長
 おはようございます。
 それでは、平成30年2月定例会、警察本部資料、議案説明資料、予算に関する説明書をお開きください。
 県警本部から御審議をお願いしておりますのは、議案第1号、平成30年度鳥取県一般会計予算、議案第33号、学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の設定について、議案第61号、鳥取県警察手数料条例の一部改正についてでございます。
 詳細につきましては、関係課長に説明させますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 続きまして、関係課長から順次説明を求めます。
 先ず、岡山警務部会計課長の説明を求めます。

●岡山警務部参事官会計課長事務取扱
 おはようございます。
 それでは、議案第1号、平成30年度鳥取県一般会計予算について御説明いたします。
 当初予算の資料1ページ、議案説明資料総括表をごらんください。県警察の平成30年度当初予算総額は、本年度の合計欄のとおり、総額165億2,865万4,000円をお願いしております。前年度と比較して3億2,818万1,000円の増となっておりますが、これは高速道路交通警察隊庁舎整備事業が平成29年度補正対応となったこと、パソコンや管理用サーバーリース料の平年化、元号改正に伴う各種システム改修などによるものであります。
 県警察では、安全で安心な鳥取県を目指して、必要な取り組みを緊急かつ重点的に推進することとし、資料に記載の5点に重点を置いて必要な予算をお願いしているところでございます。その1は、総合的な犯罪抑止対策の推進に関するもので、少年の非行防止・保護総合対策等のためのスクールサポーターの配置などに必要な経費でございます。その2は、重要犯罪等の検挙と組織犯罪対策の推進に関するもので、取り調べ全過程の録音録画制度に適切に対応するための録音録画装置の計画的な整備などに必要な経費でございます。その3は、交通死亡事故抑止に資する総合対策の推進に関するもので、高齢者に重点を置いた交通事故防止対策のための看護師である運転適性相談員の配置などに必要な経費でございます。その4は、テロの未然防止と緊急事態対策の推進に関するもので、危機管理体制の再構築のための災害対策用資器材の計画的な整備などに必要な経費でございます。その5は、警察活動基盤の充実強化に関するもので、郡家警察署庁舎の耐震、長寿命化のための改修実施計画や交番、駐在所の新築整備と長寿命化改修などに必要な経費であります。
 2ページをお願いいたします。交番・駐在所建設事業といたしまして9,738万5,000円をお願いしております。従来、建てかえ目安を経過した施設から、老朽、狭隘化、駐車場の不足、相談室の未整備などを考慮して建てかえ整備を行ってまいりましたが、このたび、知事部局とも協議を行いながら、施設の長寿命化、経費の縮減と予算の平準化に配慮した交番・駐在所中長期整備計画を策定し、その維持、更新の合理化を図ったところであります。同計画では、交番、駐在所ごとに老朽、狭隘化、駐車場の不足、相談室の未整備などの現況に応じて整備区分を、1、長寿命化のための改修、2、経費縮減のための改修プラス増築、3、耐用年数超過による建てかえの3つに分類することで、長寿命化、将来の維持、更新費用の分散化による予算の平準化を図ったものであります。本計画に基づく平成30年度当初予算の事業内容は、分類1の長寿命化のための改修として、郡家警察署若桜駐在所、分類3の耐用年数超過による建てかえとして、米子警察署東福原交番、郡家警察署船岡駐在所、智頭警察署用瀬駐在所の整備を推進することとし、3の事業計画のとおり、船岡駐在所と用瀬駐在所の新築工事費、東福原交番の新築設計と地質調査委託費、若桜駐在所の改修設計委託費などをお願いするものでございます。
 3ページをお願いいたします。警察署耐震化整備事業として797万1,000円をお願いしております。昨年実施した施設の現状における耐震診断により、耐震安全性に問題ありとされた郡家警察署について、建物の耐震補強による耐震安全性の確保にあわせて、設備等の改修を行い、施設の長寿命化を図るものでございます。事業内容でございますが、耐震診断結果と補強計画に基づき、耐震改修と長寿命化改修等の実施計画を外部委託するものでございます。整備年度といたしましては、平成30年度に実施設計、平成31年度に耐震改修ほかの工事を行って完成する予定としております。前年度と比較して568万3,000円の減となっておりますが、浜村警察署の耐震改修設計が不要となったことなどによるものでございます。
 4ページをお願いいたします。交通安全施設整備費(信号機等整備事業)として12億2,359万4,000円をお願いしております。交通の安全確保と円滑化のため、交通管制、信号機、道路標識等、交通安全施設の整備と既存の安全施設の維持管理を図ろうとするものでございます。交通信号制御機の更新につきましては、一昨年末の決算審査特別委員会において御指摘をいただいております。県警察としては、安全・安心な交通環境を確保するため、計画的な更新が必要と認識しており、委員会の御指摘を重く受けとめ、平成30年度は79基を更新するものでございます。信号機につきましては、交通事故の発生状況や危険性などを勘案し、必要性の高い地点に設置することとし、交通事故抑止対策として4基の新設をお願いするものでございます。前年度と比較して2,825万2,000円の増となっておりますが、交通信号制御機の更新が29年度73基から、30年度79基と6基ふえたことなどによるものでございます。
 5ページをお願いいたします。公安委員会運営費といたしまして1,330万6,000円をお願いするものでございます。これは、公安委員会の運営や公安委員会が行う行政処分の実施に要する経費でございます。
 次に、安全運転講習費といたしまして1億7,148万7,000円をお願いするものでございます。これは、運転免許証の停止、保留を受けた方に対する講習や安全運転管理者に対する講習、運転免許証の更新時講習などの各種講習に要する経費でございます。
 6ページをお願いいたします。許認可取扱費といたしまして479万9,000円をお願いするものでございます。これは、古物、質屋、風俗営業等の営業許可や銃砲刀剣類の所持許可等の事務に要する経費でございます。
 次に、警察職員費といたしまして3億4,975万8,000円をお願いするものでございます。これは、非常勤職員の報酬や駐在所報償費、警察官に支給する被服等の購入費、警察音楽隊や警察航空隊の運営のほか、警察本部庁舎の維持管理などに要する経費でございます。前年度と比較して5,489万1,000円の減となっておりますが、枠内標準事務費が削減されたことに伴い、旅費や消耗品等を調整したことによるものであります。
 7ページをお願いいたします。戦略的広報事業といたしまして550万円をお願いするものでございます。これは、警察が主体となった積極的、効果的広報を行うための経費でございます。
 次に、警察証明事務取扱費といたしまして4,118万5,000円をお願いするものでございます。これは、自動車保管場所証明、いわゆる車庫証明等の警察証明事務に要する経費でございます。前年度と比較して914万6,000円の増となっておりますが、証明事務委託について、予定数量は同じでございますが、入札前の単価のため、委託料がふえたことによるものでございます。
 次に、電子計算組織運営費といたしまして3億7,571万3,000円をお願いするものでございます。これは、運転免許事務等に使用する汎用電子計算機、いわゆるホストコンピューターや県警察のLAN端末のリース料等に要する経費でございます。前年度と比較して1億3,567万
7,000円の増となっておりますが、トリピーネットパソコン、管理用サーバーリース料やワンストップサービスシステムリース料につき、3カ月分から12カ月分と平年度化したことによるものでございます。
 次に、警察情報システム高度化事業といたしまして2,365万6,000円をお願いするものでございます。これは、情報通信技術を活用した効率的な事務運営を行うためのシステムに要するもので、統合照会システムや交通総合管理システムのリース料等に要する経費でございます。
 8ページをお願いいたします。安全安心対策事業といたしまして9,504万2,000円をお願いするものでございます。これは、空き交番を解消し、地理案内等の交番勤務員の業務を補完する交番相談員32名と、学校等における児童・生徒の安全確保、少年の非行防止、立ち直り支援等を行うスクールサポーター10人を引き続き配置するための経費でございます。
 次に、警察安全相談員設置運営費といたしまして2,037万3,000円をお願いするものでございます。これは、県民から寄せられる各種相談の受理と対応などに当たる警察安全相談員9人を引き続き配置するための経費でございます。
 次に、留置管理業務支援要員設置運営費といたしまして1,175万9,000円をお願いするものでございます。これは、留置管理に付随する業務を行う留置管理業務支援要員5人を引き続き配置するための経費でございます。
 9ページをお願いいたします。警察署協議会運営費といたしまして277万円をお願いするものでございます。これは、警察署協議会の委員74人に係る報酬等の経費でございます。
 次に、「全国『みどりの愛護』のつどい」警備対策事業といたしまして1,849万1,000円をお願いするものでございます。これは、行事の円滑な運営と警衛警護に万全を期するための準備に要する経費でございます。
 次に、福利厚生費といたしまして2,859万1,000円をお願いするものでございます。これは、警察職員の健康管理などに要する経費でございます。
 次に、災害給付実施費といたしまして1,095万9,000円をお願いするものでございます。これは、警察官の職務に協力した方への災害給付等に要する経費でございます。
 10ページをお願いいたします。遺失物取扱費といたしまして413万8,000円をお願いするものでございます。これは、遺失収得業務に必要な書類や封筒等の印刷製本費、遺失物業務に従事する遺失物業務支援要員2人を配置するための経費でございます。
 次に、職員人件費といたしまして124億5,003万4,000円をお願いするものでございます。これは、警察官及び一般職員の人件費でございます。
 次に、警察財産管理費といたしまして2億3,181万3,000円をお願いするものでございます。これは、警察本部や警察署、交番、駐在所等の警察施設の維持管理に要する経費でございます。前年度と比較して2,794万円の増となっておりますが、大規模施設を対象とした中長期保全計画の策定業務を外部委託することによるものであります。
 11ページをお願いいたします。住宅対策費といたしまして5,130万円をお願いするものでございます。これは、民間公募により整備した待機宿舎の平成30年度分の借り上げ費用でございます。
 次に、高速道路交通警察隊庁舎整備事業といたしまして1億4,629万2,000円をお願いするものでございます。これは、高速道路交通警察隊鳥取分駐隊の庁舎整備を行う経費でございます。本年度から新築工事に着工しており、平成30年10月の完成を予定しております。
 12ページをお願いいたします。運転免許費といたしまして2億1,605万5,000円をお願いするものでございます。これは、自動車運転免許試験、免許証の交付と運転免許試験場の運営に要する経費でございます。前年度と比較して5,586万3,000円の増となっておりますが、元号改正に伴う運転免許管理システム等の改修委託料によるものであります。
 次に、免許センター認知症等早期発見対応推進事業といたしまして916万9,000円をお願いするものでございます。これは、高齢者に重点を置き、認知症等、一定の病気に関する知識を有する看護師を運転適性相談員として県内3カ所の運転免許センターに各1人、引き続き配置するための経費をお願いするものでございます。
 次に、恩給及び退職年金費といたしまして2,009万3,000円をお願いするものでございます。これは、昭和37年11月以前に警察を退職した方に対する普通恩給等の支給に要する経費でございます。
 13ページをお願いいたします。基本経費及び会計事務費といたしまして9,950万9,000円をお願いするものでございます。これは、総務課、広報県民課、会計課の職員旅費等運営に要する経費、警察用電話回線専用料、事務連絡用携帯電話使用料等の基本経費と留置施設の管理運営に要する経費でございます。前年度と比較して853万5,000円の減となっておりますが、枠内標準事務費が削減されたことに伴い、旅費等を調整したことによるものであります。
 次に、人事管理及び企画監察費といたしまして856万6,000円をお願いするものでございます。これは、警察職員の募集と採用に要する経費、警務課、厚生課、監察課の職員旅費等運営に要する経費でございます。
 次に、警察教養費といたしまして3,347万5,000円をお願いするものでございます。これは、警察職員の一般教養、各種講習、術科訓練等に要する経費でございます。前年度と比較して522万1,000円の減となっておりますが、枠内標準事務費が削減されたことに伴い、旅費等を調整したものによるものでございます。
 14ページをお願いいたします。捜査活動運営費といたしまして1億6,303万5,000円をお願いするものでございます。これは、非常勤職員の配置や犯罪捜査活動用資器材の整備、初動捜査支援システムの保守、リース料等に要する経費でございます。前年度と比較して1,258万6,000円の減となっておりますが、枠内標準事務費が削減されたことに伴う旅費等の調整や更新予定の初動捜査支援システムを安価な機器へ交換するなどによるものであります。
 次に、犯罪被害者支援事業といたしまして489万8,000円をお願いするものでございます。これは、被害者カウンセラーへの謝金のほか、犯罪被害者の方の負担軽減のために要する経費でございます。
 次に、犯罪被害者民間支援団体運営事業といたしまして700万円をお願いするものでございます。これは、犯罪被害者等に対する支援を行う民間団体であります公益社団法人とっとり被害者支援センターの事業運営を支援するための経費でございます。
 15ページをお願いいたします。生活安全活動運営費といたしまして1,719万7,000円をお願いするものでございます。これは、犯罪の予防、特別法犯の捜査等のほか、公益社団法人鳥取県防犯連合会の事業運営などを支援するための経費でございます。
 次に、特殊詐欺被害水際阻止強化対策事業といたしまして940万2,000円をお願いするものでございます。これは、コンビニエンスストアや金融機関等に対して、お客様への声かけ要領等を直接指導する特殊詐欺被害防止アドバイザーを鳥取、米子警察署に各2人、引き続き配置するための経費でございます。
 次に、サイバー犯罪対策費といたしまして656万9,000円をお願いするものでございます。これは、サイバー犯罪等の捜査のための捜査用情報収集システムリース料等に要する経費でございます。前年度と比較して419万3,000円の増となっておりますが、平成29年度9月補正で債務負担行為をお願いした捜査用情報収集システムのリースが開始となったことによるものであります。
 16ページをお願いいたします。鑑識活動運営費といたしまして1億650万2,000円をお願いするものでございます。これは、犯罪鑑識活動や科学捜査に必要な資器材の整備などに要する経費でございます。
 次に、交通指導取締費といたしまして3,964万3,000円をお願いするものでございます。これは、交通犯罪、交通違反の捜査、取り締まりや交通事故処理などに要する経費でございます。
 次に、反則金実施費といたしまして246万8,000円をお願いするものでございます。これは、交通反則金の徴収事務などに要する経費でございます。
 17ページをお願いいたします。交通安全対策費といたしまして2,077万4,000円をお願いするものでございます。これは、交通事故の防止、交通安全思想の普及活動などに要する経費のほか、一般財団法人鳥取県交通安全協会や自動車安全運転センターの事業運営を支援するための経費でございます。
 次に、高齢者交通安全教育実施費といたしまして736万7,000円をお願いするものでございます。これは、高齢者に対する交通安全教育等を行いますシルバー・セイフティ・インストラクター3人を引き続き、鳥取、倉吉、米子警察署に各1名配置するための経費でございます。
 次に、違法駐車対策事業といたしまして3,419万4,000円をお願いするものでございます。これは、放置駐車違反管理システムの保守、リース料と放置違反金制度に係る放置車両確認事務の民間委託等に要する経費でございます。前年度と比較して787万3,000円の増となっておりますが、年号改正に伴う放置駐車違反管理システムの改修委託料によるものであります。
 18ページをお願いいたします。地域警察運営費といたしまして1,575万5,000円をお願いするものでございます。これは、地域警察の運営や山岳遭難救助活動等に要する経費でございます。前年度と比較して343万1,000円の減となっておりますが、枠内標準事務費が削減されたことに伴い、旅費等を調整したことによるものでございます。
 次に、災害に係る危機管理体制の再構築事業といたしまして209万6,000円をお願いするものでございます。これは、災害活動で必要な装備資器材の整備や初動体制の確立のための警察職員安否確認・非常招集システム等に要する経費でございます。
 次に、通信指令・総合指揮システム運営費といたしまして1億2,002万7,000円をお願いするものでございます。これは、通信指令・総合指揮システムの保守、リース料とデジタル無線機の運用などに要する経費でございます。
 19ページをお願いいたします。装備費といたしまして1億9,203万2,000円をお願いするものでございます。これは、警察車両と警察航空機の燃料、修繕料等に要する経費でございます。前年度と比較して823万2,000円の減となっておりますが、枠内標準事務費が削減されたことに伴い、ガソリン代等を調整したことによるものであります。
 次に、同じく装備費のヘリコプターテレビシステム運用経費といたしまして691万2,000円をお願いするものでございます。これは、ヘリコプターテレビ用設備の保守委託等に要する経費でございます。
 23ページをお願いいたします。継続費に係る調書でございます。高速道路交通警察隊庁舎整備事業費につきましては、平成29年度6月補正で継続費を設定しておりますが、平成30年度の財源について、3,600万円分を一般財源から地方債に変更するもので、年割り額等には変更はございません。
 24ページをお願いいたします。債務負担行為に係る調書でございます。24ページから25ページは当該年度提出に係るもので、また、26ページから31ページまでは過年度議決済みに係るものでございます。
 以上、説明申し上げました。御審議のほどよろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 続きまして、入江刑事部組織犯罪対策課長の説明を求めます。

●入江刑事部参事官兼生活安全部参事官兼警備部参事官組織犯罪対策課長事務取扱
 組織犯罪対策課の入江でございます。よろしくお願いいたします。
 議案第33号の学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の設定について御説明いたします。議案説明資料の32ページ、33ページをごらんいただきたいと思います。
 学校教育法等が一部改正され、小学校から中学校までの義務教育を一貫して行う義務教育学校が新たに学校の種類として規定されたことに伴い、本県の関係する9つの条例について一部改正等の所要の改正を行うものでございます。
 警察が所管する条例では、暴力団排除に関する基本理念や基本的施策、少年健全育成を図るための措置などを定めた鳥取県暴力団排除条例が改正の対象となります。改正する部分は、33ページの対照表にありますように、第15条第1項の青少年に対する教育等のための措置、これに規定した中学校に相当します義務教育学校の後期課程を追加して改正するものでございます。
 施行期日は、条例の公布日とするものでございます。
 暴力団排除条例を含む9つの条例改正の手続につきましては、教育委員会事務局が一括して、先ほど申しました関係条例の整理に関する条例として本議会に提出するものでございます。

◎西川委員長
 続きまして、灘部交通部運転免許課長の説明を求めます。

●灘部交通部参事官運転免許課長事務取扱
 議案第61号、鳥取県警察手数料条例の一部改正について御説明させていただきます。お手元の資料の34ページから49ページまででございます。
 改正理由でございます。平成10年5月の閣議決定によりまして、地方分権推進計画において、法令に定める手数料の金額の標準については、経済情勢等を鑑み、適切なものとなるよう、原則として3年ごとにその金額を見直すこととするとされております。平成29年度が見直し年度に該当するため、今回、地方公共団体の手数料の標準に関する政令及び道路交通法施行令の一部が改正され、風俗営業等に関する事務に係る手数料の標準とすべき額が見直されたことから、これらの事務に係る手数料の額を定める鳥取県警察手数料条例の一部を改正するものであります。
 改正の概要は、表の区分のとおり、道路交通法ほか8本の法律に係る事務手数料について、改正後の金額に改めるものであります。
 なお、施行期日は、平成30年4月1日を予定しております。
 以上、御説明申し上げました。よろしくお願いします。

◎西川委員長
 説明が終わりました。
 それでは、ただいままでの説明につきまして、質疑はありませんか。よろしいでしょうか。

○澤副委員長
 確認で聞かせてほしいのですけれども、警察航空隊のことなのですが……。

◎西川委員長
 ページ数を。

○澤副委員長
 6ページの警察航空隊について、どういうようなところに設置されておって、どういうような運営をされているか、参考までにお聞かせ願いたいと思います。

◎西川委員長
 どなたが。

●本庄生活安全部地域統括参事官地域課長事務取扱自動車警ら隊長事務取扱航空隊長事務取扱鉄道警察隊長事務取扱
 地域課長の本庄と申します。
 警察航空隊は、ヘリコプターを運用する人がおりまして、ヘリコプターにおいて通常の警らあるいは事件、事故の場合に現場の確認等を行うものであります。

○澤副委員長
 それは、多分そうではないかと思っていた。年間の出動の状況ですとか、通常どういうような業務をされているかを詳しく教えていただけたらと思います。本拠地がどこかなど。

●本庄生活安全部地域統括参事官地域課長事務取扱自動車警ら隊長事務取扱航空隊長事務取扱鉄道警察隊長事務取扱
 事務所は、空港の近くに設置しております。通常、先ほど言いましたとおり、警らを行ったり、あるいは事件、事故があれば、その現場に行って、火事現場はどこなのかとか、山岳遭難があれば、そこに行って救助活動も行います。年間約300時間ぐらいの飛行を行っております。

○澤副委員長
 ありがとうございました。
 鳥取の空港ですね。

●本庄生活安全部地域統括参事官地域課長事務取扱自動車警ら隊長事務取扱航空隊長事務取扱鉄道警察隊長事務取扱
 はい。

○澤副委員長
 それを一番聞きたかった。

●本庄生活安全部地域統括参事官地域課長事務取扱自動車警ら隊長事務取扱航空隊長事務取扱鉄道警察隊長事務取扱
 鳥取空港です。

○澤副委員長
 はい。

◎西川委員長
 そのほかいかがでしょうか。よろしいですか。
 それでは、ないようですので、次に、2月補正予算の説明を求めます。
 なお、質疑につきましては、説明終了後一括して行っていただきます。
 初めに、井上警察本部長に総括説明を求めます。

●井上警察本部長
 お手元の平成29年度2月補正予算関係の議案説明資料をごらんください。
 今回につきましては、議案第22号、平成29年度鳥取県一般会計補正予算(第6号)についてでございます。
 詳細については、警務部会計課長から説明させますので、よろしくお願いします。

◎西川委員長
 続きまして、関係課長から説明を求めます。
 先ず、岡山警務部会計課長に説明を求めます。

●岡山警務部参事官会計課長事務取扱
 警察本部議案説明資料の平成29年度2月補正予算関係をお願いいたします。
 議案第22号、平成29年度鳥取県一般会計補正予算について御説明いたします。
 1ページの議案説明資料総括表をお願いいたします。このたびの補正では、公安委員会運営費などの25事業につきまして、補正額合計7億4,940万5,000円の減額補正をお願いしております。
 2ページをお願いいたします。公安委員会運営費につきまして44万5,000円の減額補正をお願いしております。これは、非常勤職員の報酬等の決算見込みによる不用額でございます。
 次に、安全運転講習費につきまして1,413万7,000円の減額補正をお願いしております。これは、高齢者講習関係委託料の決算見込みによる不用額でございます。
 次に、許認可取扱費につきまして129万1,000円の減額補正をお願いしております。これは、警備員指導教育責任者講習会等の決算見込みよる不用額でございます。
 次に、警察職員費につきまして2,402万7,000円の減額補正をお願いしております。これは、非常勤職員の報酬や駐在所報償費等の決算見込みによる不用額でございます。
 3ページをお願いいたします。安全安心対策事業につきまして711万5,000円を、その次の警察安全相談員設置運営費につきまして146万9,000円を、さらにその次の留置管理業務支援要員設置運営費につきまして70万5,000円の減額補正をそれぞれお願いしております。これらは、非常勤職員の報酬等の決算見込みによる不用額でございます。
 次に、福利厚生費につきまして67万3,000円の減額補正をお願いしております。これは、非常勤職員の報酬等の決算見込みよる不用額とストレスチェック実施委託の不用額でございます。
 次に、遺失物取扱費につきまして45万2,000円の減額補正をお願いしております。これは、非常勤職員の報酬等の決算見込みによる不用額でございます。
 4ページをお願いいたします。職員人件費につきまして5億6,253万6,000円の減額補正をお願いしております。これは、警察職員の人件費の決算見込みによる不用額でございます。
 次に、警察財産管理費につきまして665万6,000円の減額補正をお願いしております。これは、警察本部庁舎清掃委託料や修繕工事費の不用額と財産収入及び雑入の増に伴う財源更正でございます。
 次に、交番・駐在所建設事業につきまして1,010万4,000円の減額補正をお願いしております。これは、浜村警察署青谷駐在所建築工事費等の不用額と起債対象事業の減額に伴う財源更正でございます。
 次に、住宅対策費につきまして、民間借り上げ宿舎の家賃収入の増に伴う財源更正をお願いしております。
 5ページをお願いいたします。警察施設整備企画検討事業につきまして305万9,000円の減額補正をお願いしております。これは、警察署耐震診断と補強計画策定委託料の不用額でございます。
 次に、運転免許費につきまして140万9,000円の減額補正をお願いしております。これは、非常勤職員の報酬等の決算見込みによる不用額でございます。
 次に、免許センター認知症等早期発見対応推進事業につきまして105万9,000円の減額補正をお願いしております。これは、非常勤職員の報酬等の決算見込みによる不用額と基金充当不可に伴う財源更正でございます。
 6ページをお願いいたします。恩給及び退職年金費につきまして761万2,000円の減額補正をお願いしております。これは、普通恩給等の決算見込みによる不用額でございます。
 次に、警察教養費につきまして107万円の減額補正をお願いしております。これは、非常勤職員の報酬等の決算見込みによる不用額と大型免許取得教習委託料等の不用額でございます。
 次に、捜査活動運営費につきまして320万円の減額補正をお願いしております。これは、非常勤職員の報酬等の決算見込みによる不用額、調査解剖委託料等の決算見込みによる不用額でございます。
 7ページをお願いいたします。生活安全活動運営費につきまして35万8,000円の減額補正をお願いしております。これは、少年指導員研修会等の決算見込みによる不用額でございます。
 次に、特殊詐欺被害水際阻止強化対策事業につきまして170万4,000円の減額補正をお願いしております。これは、非常勤職員の報酬等の決算見込みによる不用額でございます。
 次に、鑑識活動運営費につきまして109万7,000円の減額補正をお願いしております。これは、非常勤職員の報酬等の決算見込みによる不用額と鑑定機器保守点検委託料の不用額でございます。
 次に、高齢者交通安全教育実施費につきまして134万2,000円の減額補正をお願いしております。これは、非常勤職員の報酬等の決算見込みによる不用額でございます。
 8ページをお願いいたします。違法駐車対策事業につきまして32万6,000円の減額補正をお願いしております。これは、非常勤職員の報酬等の決算見込みによる不用額でございます。
 次に、交通安全施設整備費(信号機等整備事業)につきまして9,647万1,000円の減額補正をお願いしております。これは、国庫補助金の交付決定に伴う執行停止のほか、信号機等の保守委託料等の不用額でございます。
 次に、装備費につきまして108万8,000円の減額補正をお願いしております。これは、警察用車両更新経費の不用額でございます。
 14ページをお願いいたします。繰越明許費に関する調書でございます。ワンストップサービスシステムに係るマルチペイメントネットワーク接続環境を平成29年度中に行う計画としておりましたが、新元号施行時期の決定に伴いまして、OSSシステムに係る新元号対応のアプリケーションとの接続試験を平成30年度中に実施する必要が生じ、電子計算組織運営費につきまして380万2,000円を翌年度に繰り越すものでございます。
 以上、御説明申し上げました。御審議のほどよろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 説明が終わりました。
 それでは、ただいままでの説明につきまして、質疑はありませんか。

○伊藤委員
 4ページの職員人件費なのですけれども、5億6,000万円というかなりの金額なのですけれども、この理由をちょっとお聞かせください。

●岡山警務部参事官会計課長事務取扱
 人件費につきましては、当初の見込みより支給対象者が少なかったという部分でございます。大きなところが退職金の部分でございます。(「職員の給料減らしたからでしょ」と呼ぶ者あり)職員の若返りというのもあると思います。

◎西川委員長
 勝手に答えないように、指名してから。
 いいですか。

○伊藤委員
 はい。

◎西川委員長
 では、今の答弁の続きをどうぞ。いいのですか。

●岡山警務部参事官会計課長事務取扱
 はい、済みません。

○藤縄委員
 済みません、関連で、先ほどのお話は9ページの明細書に記載のある退職手当が1億9,000万円の減額となっていることだろうと思う。対象者が少なかったというのは、これは予定退職みたいな話ですか、どんなことだろうかな。

●岡山警務部参事官会計課長事務取扱
 定年退職と25年以上の早期退職者数の予定人員が決算見込みのほうが少なかったということでございます。退職予定者数につきまして38名見込んでおったところ、決算見込みで32名ということでございます。

○藤縄委員
 わかりました。

◎西川委員長
 いいですか。よろしいですか、皆さん。
 そのほかいかがでしょうか。
 では、私が。先ほど藤縄委員が言われた退職の金額と、今トータルの5億6,000万円と差異があるのは、予定よりほかに何か理由があったわけですよね。そのあたりの説明をもう少しお願いします。

●岡山警務部参事官会計課長事務取扱
 ほかには、欠員によるものもございます。予算上の定数と現員との差がありますので、その部分の決算での減額になるものもございます。

◎西川委員長
 確認ですけれども、当初予算で見ていた人数よりは欠員があったという説明でよろしいですか。

●岡山警務部参事官会計課長事務取扱
 そうですね、当初予算で組んでおりました定数と現員との差があるということでございます。

◎西川委員長
 差があったということね。はい、わかりました。そこら辺を言っていただいたら、もうちょっと理解できたかなと思います。
 そのほか、皆さん、いかがでしょうか。よろしいですか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、次に、報告事項に移ります。
 なお、質疑等につきましては、説明終了後に行っていただきます。
 報告1、犯罪抑止総合対策の推進状況(平成29年中)について、竹森生活安全部生活安全企画課長の説明を求めます。

●竹森生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱
 警察本部資料の1ページをお願いします。平成29年中の犯罪抑止総合対策の推進状況について御報告いたします。
 昨年重点的に取り組んだ対策は、防犯講習会や高齢者訪問等の自主防犯意識の向上に向けた広報啓発活動、防犯ボランティアの方々と協働した登下校時における児童の見守り等の活動、公共空間における防犯カメラの設置拡充、そして、コンビニエンスストアや金融機関と連携した特殊詐欺被害防止対策などです。
 この結果を2の刑法犯認知件数等の推移で示しております。右端の赤色の棒ですけれども、これで示しておるとおり、平成29年中の刑法犯認知件数は2,604件と、前年比で303件減少し、戦後最多であった平成15年の3割弱まで減少いたしました。また、検挙率につきましては、折れ線グラフで示しておりますけれども、全刑法犯では64.7%と、過去15年で最多となっております。
 3つ目の主な犯罪の認知件数等についてですが、自転車盗や万引きなど、県民に身近な犯罪の認知件数は1,749件と、刑法犯全体の約7割を占めており、自転車盗や車上狙い、侵入盗など、多くの罪種で減少いたしました。しかし、特殊詐欺が増加しておりまして、今後、この抑止対策に重点を置いて推進してまいりたいと考えております。また、(2)の施錠率ですが、施錠なしの状態で窃盗被害に遭っている割合です。全国平均を上回る結果となっております。
 引き続きまして、県民の皆様の安全と安心の確保に向け、盗難防止のための鍵かけ広報や特殊詐欺被害防止対策など、社会全体で犯罪を抑止するための取り組みを関係機関と連携しながら推進していくこととしております。
 以上で報告を終わります。

◎西川委員長
 それでは、ただいままでの説明に質問はありますか。

○伊藤委員
 認知件数の中身なのですけれども、鳥取県も万引き犯が結構多いのですよね。この万引き犯の実態というのは、高齢者が多いのか、青少年が多いのか、それとも、中には病気の方もあるわけですけれども、実態的にはどうなのでしょうか。再犯の人がどれくらいあるのか、ちょっとお伺いしたいと思います。概略で結構です。

●竹森生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱
 高齢者人口が増加しておりますので、それに伴って高齢者による犯罪の認知件数も増加しているということですが、少年犯罪自体は減少しております。全体の傾向といたしましては、年齢幅は結構広い幅で推移しておりまして、再犯者の割合も少なくないという状況です。

○伊藤委員
 再犯の方など、例えば病気というか、万引きが趣味ではないけれども、そういう方への対応というのはどういうふうに考えておられるかな。

●竹森生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱
 やはり何回も万引きをする方がおられまして、その方につきましては、病気と先ほど委員おっしゃいましたけれども、繰り返し検挙をするわけです。再犯防止につなげるような指導、注意、それから家族の方に対する見守りに努めております。

◎西川委員長
 いいですか。

○伊藤委員
 はい。

◎西川委員長
 そのほかいかがでしょうか。よろしいですか。
 それでは、ないようですので、次に移ります。
 次に、その他ですが、警察本部に関して、執行部、委員の方で何かございませんか。よろしいでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 では、私のほうから1点だけ。これは予算関係でないのですけれども、本部長にお伺いしたいのが、以前にも駐在所等の単価の話が出ていまして、本会議場でも知事のほうから高いではないかというような話も出た経緯があります。今年度、予算はないのですけれども、検討をするというか、そういうことをお考えではないでしょうか。

●井上警察本部長
 単価につきましては、県の知事部局の営繕課で積算をしております。御案内のとおり、県産材を使う、県内業者を使うという格好ですから、壁ですとか、主要な木材、これは県産材を使っているという状況でございまして、警察会計サイドで特にいいものを調達しているわけではありません。設計につきましても、基本的には県の営繕のほうと調整しながら、部材調達、価格の設定についても、県の財政部局のほうで積算されてございます。御案内のとおり、いわゆる災害拠点であるとか、治安施設、特に警察署と交番については、堅牢性を求めておりますので、県産材の使用につきましては、駐在所でという格好でございます。ただ、コストパフォーマンス的なことを考えますと、我々はやはり最低限の予算で効率的な執行を考える必要がございますので、そういう価格になってしまっておるという格好です。また、以前、議会内で
5,000万円とか、高いというような発言ございましたが、実はこれに解体費用が入っています。現有地に新たに建てかえる場合ですと、今あるものを撤去してそこに建てるという格好です。純然たる新築という格好のものもございますし、また、現有地に新たに建てかえる場合には、撤去費用も積んでおりますので、そういう額になっていると承知しています。

◎西川委員長
 本部長の説明も私もある程度は理解した上で質問しているのですけれども、やはり知事が答弁した以上、所管は知事、営繕は知事部局なので、そこら辺ももうちょっと調整をしていただいて、できるだけ見直すことも私はしていいのではないかなと思います。

●井上警察本部長
 それにつきましては、先般の議事場で答弁がございましたので、これを受けまして、我々と知事部局、財政課、営繕課とで中長期保全計画というのを定めたところでございます。これによりますと、大体年間約1億円ベースぐらいで駐在所、交番の建てかえ、補修を行う予定です。今までは古いからとにかく建てかえましょうという考えの一辺倒、いわゆる事後保全だけだったのですが、予防保全の観点も加えまして、必要な改修を都度やっていくことで長寿命化を図る。また、古くて敷地も狭い場合には、新たな建てかえもする。また、現有施設で可能であれば、改修と増築もあわせてやるという格好で、真っさらの新たに建てかえるだけの考え方を改めたものを県の知事部局の了解を得まして策定しております。これによって大分コストパフォーマンス的にも平準化がとれるし、効率的に進められるものというふうに考えているところですので、委員長御指摘の点についてはちゃんとやっていますということで御理解を賜りたいと思います。

◎西川委員長
 改めて。

○伊藤委員
 そこで、提言なのですけれども、先ほどあったように、事業費が新築部分と撤去費を一緒に書いているため、みんながえらい坪単価が高いのではないのとなってしまうので、解体費を別に分けて表記されたほうが理解が得られやすいと思うのです。今後一つの参考として、検討してほしいなと思うのです。

●井上警察本部長
 では、伊藤委員の御意見もありますので、そういう方向で進めたいと思います。
 なお、この間、試算したのですが、大体150平米ぐらいで県産材を特に使った場合、それと、コンクリート製を使った場合の額がさほど変わりがないとなりますと、長寿命化の観点、割る年数でいきますと、コンクリートのほうがコストパフォーマンスは非常にすぐれている、なおかつ、治安拠点としては堅牢性、もしくは耐火性もございますので、そういう選択をしておるというところでございますので、どうしても県産材を使うということになりますと、これは極めて政策的な観点からの御提案になるのだろうなというふうに思います。

◎西川委員長
 その他、皆さん、よろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見が尽きたようですので、警察本部につきましては、以上で終わります。
 執行部の入れかえを行いますので、暫時休憩いたします。では、10時まで休憩いたします。

午前9時54分 休憩
午前10時00分 再開

◎西川委員長
 それでは、再開いたします。
 引き続き地域振興部及び観光交流局に係る付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にお願いいたします。
 それでは、地域振興部から、初めに、当初予算及び予算関係以外の付議案の説明を求めます。
 なお、質疑につきましては、説明終了後一括して行っていただきます。
 初めに、高橋地域振興部長の総括説明を求めます。

●高橋地域振興部長
 地域振興部でございます。
 まず、当初予算、議案説明資料の総括表1ページのほうをごらんください。
 地域振興部関連の予算としましては97億3,000万円余をお願いしております。主な事業といたしましては、鳥取市の中核市移行後も従来の東部保健所と同様に東部4町の保健所業務等を鳥取市が一体的に運営するよう、その事務を委託するための負担金、さらに、米子空港における外国人旅行客のさらなる誘客を促進するためのターミナルビル拡張整備事業、それから、県民の足として重要な鉄道、バス、タクシーの利活用促進を図る事業、文化関係では、舞台芸術を通した文化創造の拠点づくりを行う事業、また、スポーツでは、鳥取をスポーツの聖地としてアピールするための国際大会等の実施や競技力向上のための経費をお願いしております。また、障がいの特性に応じたスポーツへの導入、継続支援を行うガイド機能を設けるモデル構築事業などを提案させていただいております。
 また、予算関係以外の議案としましては、その左のページになりますが、7つの議案ということで、先ほども予算でお願いした東部4町の保健所業務等の事務を委託する規約を定める協議など、7つの議案を提案させていただいております。
 詳細については、各担当課から説明をさせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。

◎西川委員長
 続きまして、関係課長から順次説明を求めます。

●衣笠地域振興課長
 地域振興部資料の2ページをお願いいたします。まず、職員人件費でございます。一般職員122名分の人件費でございます。
 続きまして、地域振興部管理運営費でございます。地域振興部、地域振興課の事務的経費を要求するものでございます。
 続きまして、3ページでございます。市町村振興調整費でございます。市町村の巡回調査や交付税の交付、起債の許可についての業務等につきまして必要な事務的経費をお願いするものでございます。
 続きまして、4ページでございます。市町村振興協会交付金でございます。これは、市町村振興協会がサマージャンボ宝くじの収益金を用いて市町村への低利貸し付けを行いましたり、ハロウィンジャンボ宝くじの収益金の市町村への配分を行います。宝くじの売り上げ向上のための広報活動を実施する等のために市町村振興協会に資金を交付するものでございます。これまでも広報紙への情報掲載やテレビ、ラジオでの販売促進などを展開しているところでございます。
 続きまして、5ページでございます。市町村創生交付金でございます。市町村が主体的に実施する事業に対して資金を交付するということで、地方創生の推進に資するということを目的としたものでございます。財政規模、人口規模等で交付する基本交付額は95%でございまして、残り5%が地方創生に資する事業と判断される事業ということで調整交付額ということになっております。地域住民の地域活動の支援等、市町村が必要とされる事業について支援することによって事業を促進されるというふうに考えているところでございます。
 続きまして、6ページでございます。市町村合併支援交付金でございます。合併市町村のまちづくりに向けた事業に要する経費を支援ということでございまして、平成30年度で終了ということになっております。各市町村で、防災行政無線や情報通信基盤の整備などを行っているところでございます。30年度につきましては、八頭町以下、4町で表に掲げているような事業を行う予定としているところでございます。
 続きまして、7ページでございます。分権改革推進事業でございます。地方自治法上の広域連携の仕組みを活用して、広域連携、共同処理ということを推進していくということを行っております。東部におきましては、鳥取市の中核市移行に伴いまして、東部4町の保健所業務を鳥取市に委託して一体的な業務執行ができるように準備しているというところでございますし、日野では、平成27年に連携協議会から連携協約ということで移行いたしましたが、昨年12月に災害に強い日野づくり総合支援協定等を締結しております。これ等によりまして、道路の除雪だとか、給食支援等を連携して行うということで、災害に強い地域づくりに努めているというところでございます。さらに、一層推進していきたいというふうに考えておるところでございます。
 続きまして、8ページでございます。権限移譲交付金でございます。身近な市町村の権限を充実させて、より住民サービスを向上させるということで、市町村に権限を移譲しているもので、それに必要な経費を交付しているということでございます。平成30年度に向けては、熊の捕獲に関する権限を移譲するということを行う予定にしているところでございます。
 9ページでございます。鳥取市の中核市移行に伴う東部4町事務委託に係る県負担金でございます。東部4町分の保健所業務の委託の経費や関連する業務等について移譲するということで、必要となる経費につきまして県が負担するというものでございます。委託事務に係る経費は県が全額負担ということで、人件費17人分の事務費、あるいは、事務事業として必要な経費を要求しているところでございます。補助金等に係る分につきましては、県の各事業課で別途要求するということにしているところでございます。
 続きまして、10ページでございます。選挙管理委員会の関係でございます。職員2名分の人件費でございます。
 選挙管理委員会費でございます。各種選挙の事務の実施や政治団体などに関する事務を行う経費でございまして、年間12回の委員会を開催するということで予定しているものでございます。さらに、参議院の合区の選挙管理委員会が開催された場合の経費もここで見ることになります。
 続きまして、選挙啓発費でございます。選挙が明るく正しく行われるように、各種研修、選挙出前講座などを行うということで必要となる経費でございます。
 続きまして、11ページでございます。平成31年に執行予定の知事選及び県議選の管理執行と啓発に要する経費をお願いするものでございます。投票所等の開設などで市町村が支出する経費についての交付金、あるいは選挙長等に要する経費などをお願いするものでございます。管理執行の準備は30年度から始め、31年度にまたがるため、債務負担行為をお願いしておるところでございます。
 続きまして、126ページをお願いいたします。鳥取県議会議員及び鳥取県知事の選挙における選挙運動用自動車の使用等についての県費負担に関する条例の一部改正でございます。
 公職選挙法の改正が行われまして、県議選において、ビラの頒布が許容され、条例で無料とすることができるということになりました。それに伴いまして、鳥取県議選において、1万
6,000枚の範囲内で無償でビラを頒布することができるようにするというものでございます。
 施行は31年の3月1日、その後に告示される選挙について適用されるということでございます。
 改正の内容につきましては、127ページに掲げているとおりでございます。
 続きまして、131ページでございます。鳥取県と鳥取市との間における保健所業務等に関する事務の委託に関する規約を定める協議についてでございます。
 東部地域での保健所に係る二重行政を防ぎ、サービスの維持を図るということで、東部4町の保健所業務に係る事務を中核市である鳥取市に委託するということで、規約を定めるというものでございます。細目につきましては、協定書を締結する予定にしております。
 また、この規約の中には、県、鳥取市、東部4町の連携調整を行うための連絡調整会議を設けて、円滑な事務の遂行を行うことにしておるところでございます。

◎西川委員長
 続きまして、森山中部総合事務所地域振興局副局長の説明を求めます。

●森山中部総合事務所地域振興局副局長兼中部振興課長
 失礼します。
 そうしますと、12ページにお戻りください。中部圏域みんなで地方創生事業でございます。地方創生に資する民間等からの提案等に時期を逸することなく、効果的に事業を実施するために枠予算として計上させていただいているものであります。
 続きまして、13ページをお願いします。中部総合事務所運営費であります。事務所の非常勤職員の人件費等、事務所運営に必要な標準事務費を要求するものでございます。
 続きまして、下の中部総合事務所庁舎管理費でありますが、清掃や機械整備等の庁舎管理を行う経費であります。清掃業務の複数年契約の確定による減額であります。
 続きまして、14ページをお願いします。29年度、中部総合事務所バリアフリー化事業と、もう1点、下の中部総合事務所防災機器機能強化整備事業でありますが、エネルギー棟の新築等に伴い、事業終了となっております。
 続きまして、122ページをお願いします。122ページの上から4つが中部総合事務所のものでありますが、中部総合事務所の機械整備等の複数年契約に伴います債務負担行為であります。よろしくお願いします。

◎西川委員長
 続きまして、広瀬西部総合事務所地域振興局長の説明を求めます。

●広瀬西部総合事務所地域振興局長
 資料の15ページにお戻りいただけますでしょうか。西部圏域みんなで地方創生事業でございます。先ほど中部総合事務所からも説明がございましたが、西部総合事務所においても使途をあらかじめ定めないで、重点課題等に対するいわゆる枠予算をお願いしているところでございまして、来年度も引き続きお願いするところでございます。
 続きまして、16ページをお願いいたします。西部総合事務所費でございます。これも西部総合事務所の庁舎管理等の運営に係る経費をお願いするものでございます。主な事業内容を中ほどに書いておりますが、庁舎管理に係る委託業務、あるいは西部総合事務所は平成28年度から災害時BCPを想定した、こういった機材を年次計画で整備しておりますので、引き続きこの整備費をお願いするものでございます。
 続きまして、122ページでございます。先ほど中部総合事務所からもございましたが、下の4つが西部総合事務所の庁舎管理等に係る債務負担に係る調書でございます。

◎西川委員長
 続きまして、谷口西部総合事務所日野振興センター日野振興局参事の説明を求めます。

●谷口西部総合事務所日野振興センター日野振興局参事
 資料は17ページをお願いします。日野振興局からは、鳥取県日野郡連携会議の負担金について御説明を申し上げます。日野郡では、平成27年に締結しました鳥取県日野郡ふるさと広域連携協約に基づきまして、県と日野郡3町が共通する諸課題の解決に向かうこととしております。事務局の運営に係る経常的な経費と、それから、職員の合同研修等の開催経費につきましては、構成する4団体が均等負担することとしておりまして、ここでは、県負担分の4万1,000円をお願いするものでございます。このほか、子供の発達支援に係る事業におきましては、過去に町が負担するものという整理をしておりまして、説明資料の中ほどに内訳がありますが、県と町では4万5,000円の差がございます。先ほども御説明がありましたが、現在、日野郡連携会議では「災害に強い日野郡づくり」の相互支援協定を結びまして、災害時の住民安全・安心のための具体的な検討に取り組んでいるところでございます。
 続きまして、資料の18ページをお願いします。西部総合事務所費のうち、日野振興センターの管理運営費でございます。日野振興センターの管理運営に係る経費としまして、非常勤職員の人件費や事務費のほか、庁舎の維持管理に必要な保守点検等の費用についてお願いするものでございます。予算額は4,410万3,000円でございます。なお、前年対比していただきますと
1,000万円余りの減額となっておりますのは、平成29年度は会議室などの冷暖房用の空調整備の改修をさせていただきました。新年度はその経費が不要になりますので、予算額の対比では減少しているものでございます。
 続きまして、この管理運営費につきまして、債務負担について御説明を申し上げます。123ページをお願いします。庁舎の維持管理に必要な保守点検の委託業務につきまして、ここに記載する4つの業務につきまして、平成32年度までの3カ年の債務負担をお願いするものでございます。

◎西川委員長
 続きまして、矢吹交通政策課長、説明を求めます。

●矢吹交通政策課長
 交通政策課でございます。
 資料の19ページと、それから20ページの裏面、2枚にわたってございます、そちらをごらんいただきたいと思います。これは、新規事業です。米子空港ターミナルビル施設拡張整備事業でございまして、5億2,400万円余をお願いするものでございます。山陰唯一の国際空港として近年、国際線の充実や国内線の大型化に伴って搭乗待合室や手荷物受取所が狭隘化しているということが非常に大きな課題となってございます。また、今後国際線の受け入れ能力の向上を高めたいということから、搭乗橋を1カ所増設するものでございまして、国交省のほうが主導します訪日誘客支援空港の認定をいただきまして、米子空港ビル株式会社が実施するものでございます。搭乗橋等については、国庫補助を受けながら整備するものでございまして、空港ビルへの補助率は、県としては2分の1を補助するものでございます。事業実施期間については、一般利用と並行しての作業のため、31年の7月ごろまで予定しております。そのため、
7,500万円余の債務負担のほうもお願いさせていただくものでございます。
 21ページに新旧の平面図をつけてございますので、こちらはまたごらんいただきたいと思います。
 続きまして、22ページをお開きいただければと思います。地域バス交通等体系整備支援事業で、これは継続事業でございます。路線バスの運行維持を図るために、バスの事業者、それから市町村のほうに対して運行費等の助成を行うもので、30年度は4億6,300万円余をお願いするものでございます。仕組みとしては、昨年度と同様でございまして、バスの場合は補助期間が10月から9月になりますので、債務負担行為のほうも3億6,400万円余をお願いするものでございます。
 続きまして、23ページでございます。地方における新たな生活交通モデル事業でございまして、900万円余をお願いするものでございます。これはまた後ほど、報告事項のほうでも御報告させていただきますが、県内、東部、中部、西部で網計画の策定や、それを推進する事業に取り組んでございまして、この中の(1)の県の中部地区につきましては、その網計画が3月末で策定できるということで、30年度はそれを具体的に再編なり、見直しを進めていくものでございます。(2)、(3)のほうは、東部地区と西部地区でその計画に定められた取り組みを進めていくものでございます。
 次に、24ページでございます。みんなが乗りたくなる公共交通推進事業でございます。こちらも、継続事業でございますが、3億5,000万円余をお願いするものでございます。こちらは、市町村や地域、交通事業者の皆さんと連携して、公共交通機関の利用促進の向上、それから利便性を図っていく、そういう事業でございまして、新しく利用促進の協議会を設置いたしまして、利用促進のキャンペーンを展開したり、乗り方教室、開催をしていきたいと思っております。それから、鳥取大学と連携をしまして、バスネット、経路検索、そういったシステムを持っているのですが、これのスマホ用のアプリの開発、そういったことでバージョンアップも図っていきたいというふうなことを思っております。それから、わかりやすい交通のマップもつくっていきたいと思います。新規事業としまして、地域鉄道の情報発信、若桜鉄道や智頭急行、これらの情報発信を県外に向けて行ったり、ジオパーク内の横連携など利用促進をさらに高めていきたい。また、米子と城崎温泉間を結ぶ臨時観光列車を兵庫県と一緒に進めていきたいと思っております。
 お隣、25ページをごらんいただきたいと思います。ユニバーサルデザインタクシー導入推進事業でございまして、継続事業であり、170万円をお願いするものでございます。内容は、県内タクシードライバー向けに基本的な研修を開催するものでございまして、30年度中に全てのドライバーの受講が終わるように目指して進めてまいりたいと思います。それから、2の(2)のところにございますが、UDタクシーの案内看板が駅等にはほぼできてまいりましたので、次は病院やコンベンションホールにも設置してまいりたいと思っての予算計上でございます。
 26ページをお願いします。これは新規事業でございまして、みんなにやさしいタクシー推進事業でございます。300万円余をお願いするものでございまして、近年、タクシーのほうが交通空白地での解消やドア・ツー・ドアというような移動が必要な高齢者等の移動手段として、非常に重要視されております。それから、あと、UDタクシーが普及されたことによって、福祉分野や観光分野などの利用に非常に広がりが出てまいりました。そういったことから、今後活躍が期待されております女性ドライバーの方の確保を支援するために、経営者向けのセミ
ナーの開催や女性採用に係るコンサルの費用補助、2種免許の取得支援等をさせていただきたいと思っております。また、タクシードライバーのおもてなし向上のためにハイヤータクシー協会各支部が新たに地区単位で実技等研修をしていただく支援や優秀ドライバーの表彰を行って機運醸成も図っていくための事業でございます。
 27ページでございます。鉄道対策費で、これは、継続事業で390万円余をお願いするものでございます。内容的には、JR西日本との意見交換や要望活動に係る経費のほかに、山陰本線を走っております山陰海岸ジオライナーの運賃補助や若桜鉄道の新デザイン車両ということで、この3月4日に1両目が導入されますが、その2両目のデザインについても、県も3分の1を支援する予算をとっています。
 28ページでございます。若桜線維持存続事業でございまして、こちらも継続事業でございます。2,100万円余をお願いするものでございまして、若桜鉄道を維持する若桜町、それから八頭町に対して所要の支援を行うものでございます。支援対象経費につきましては、鉄道施設の維持管理経費から過疎債を充当して、交付税措置を除いた両町の実質負担額が補助率3分の1で補助するものでございます。このうち、31年以降、両町が償還する部分がございますので、債務負担行為として260万円余を継続事業、昨年と同じような額で計上させていただくものでございます。
 29ページでございます。智頭鉄道運営助成基金管理運用費でございまして、これも継続事業でございます。230万円余をお願いするものでございます。こちらは、智頭急行株式会社の経営安定化のために沿線自治体である鳥取県、兵庫県、岡山県が支出して、基金を積んで、県が適正に管理運営を行うものでございまして、その運用益として220万円余を積み立てするものでございます。
 最後でございますが、30ページでございます。米子駅バリアフリー化支援事業の継続事業でございまして、87万7,000円をお願いするものでございます。これは、米子市が補助する米子駅でエスカレーター整備に要する費用の2分の1を支援してきたものでございまして、これは30年度で最終になるものでございます。
 予算は以上でございますが、129ページをお願いします。財産を減額して貸し付けるということで一つ提案をさせていただいております。こちらは、バス利用者等の安全性や利便性を図るために、この土地を利用して、バスターミナル事業を行う鳥取バスターミナル株式会社に対しまして、引き続きこの土地を減額して2年間貸し付けようとするものでございます。

◎西川委員長
 それでは、続きまして、齋藤教育・学術振興課長の説明を求めます。

●齋藤教育・学術振興課長
 続きまして、資料の31ページをお願いいたします。私立学校施設整備費補助金でございます。この補助金は、私立中学、高校の耐震化を進めるために改築、大規模修繕に対して補助をいたすものでございます。30年度は、資料にございますけれども、倉吉北、米子北の改築計画を聞いてございまして、所要の予算をお願いするものでございます。3億1,000万円余でございます。なお、こちらは国庫補助を入れているわけですけれども、この国庫補助につきましては、平成30年度完成分までになっておりまして、延長等を要望しているところでございます。
 続きまして、次のページ、32ページをお願いします。私立学校教育振興補助金でございます。この補助金は、私立学校の生徒、保護者の負担軽減を図って、各校の特色ある取り組みを支援するために人件費、その他の運営費を補助するものでございまして、単価等は従来どおりのものを用いまして、生徒数に応じてお願いするものでございます。18億6,000万円余となってございます。よろしくお願いします。
 続きまして、33ページをお願いいたします。新規事業でございます。私立学校働き方改革支援事業、382万円でございまして、こちらのほうは、私立学校における働き方改革を推進するために、教員の事務作業をサポートするスクール・サポート・スタッフの配置を支援しまして、時間外勤務の縮減を図るとともに、私学経営者を対象とします働き方改革啓発セミナーの開催等を行うものでございます。なお、スクール・サポート・スタッフの補助対象経費や単価、そちらのほうの考え方は、公立学校のスクール・サポート・スタッフの取り扱いに準じたものでございます。
 34ページをお願いいたします。私立学校による新たな学び推進事業でございます。こちらは、私立学校におけるICT機器の活用によるアクティブラーニングや科学技術人材、国際的人材の育成を支援するというものでございます。
 続きまして、35ページをお願いいたします。私立学校JET-ALT配置支援事業でございます。こちらは、私立学校におきます語学指導等を行う外国青年招致事業、これはJETプログラムと称しますけれども、これに基づく外国語指導助手、これを略しましてALTと呼んでおります、の配置を支援いたしまして、外国語教育の充実を図るものでございます。継続が3名、それから、新規で1名を見込んでおり、900万円をお願いするものでございます。
 続きまして、36ページをお願いいたします。私立学校あいサポート教育推進事業でございます。私立学校における手話教育、それからLD、ADHD、学習障がい、注意欠陥多動性障がい等の生徒への特別支援に要する経費を支援するものでございます。
 続きまして、37ページをお願いいたします。私立学校におけるいじめ問題対策事業でございます。こちらは、心理検査でhyper-QUというものがございまして、そちらの実施を支援することによりまして、いじめの未然防止、早期発見、改善を図る取り組みを促すものでございます。従来は高校生だけやっていたのですけれども、平成30年度から中学1年生から3年生までを対象に加えて実施しようと考えておるところでございます。
 続きまして、38ページをお願いいたします。私立高等学校等就学支援金でございます。こちらは、全ての中高生が安心して勉学に打ち込める環境をつくるため、国の高等学校等就学支援金、それから本県独自の中学校就学支援金を交付いたしまして、家庭の教育負担の軽減を図るものでございます。本年で見ますと、6億5,000万円余をお願いするところでございます。
 続きまして、39ページをお願いいたします。私立学校生徒授業料等減免補助金でございます。こちらは、低所得世帯の生徒を対象といたしまして、授業料、施設設備費等の納付金の減免を行うために私立高校等を補助するものでございます。2,000万円余をお願いするところでございます。
 40ページをお願いいたします。私学共済事業等助成事業でございます。こちらは、私学関係団体が行う研修事業、退職金給付事業等に対して助成するものでございまして、平成30年度から新たに専門学校による高卒予定者を対象とする学校説明等を行う鳥取県専門学校進学フェア、これは仮称でございますけれども、そちらの内容を加えているところでございます。
 続きまして、41ページをお願いいたします。フリースクール連携推進事業でございます。不登校対策を行うために不登校児童生徒を指導する民間施設のガイドラインを教育委員会がつくってございまして、そちらに沿って運営するフリースクールを対象としまして、運営費の2分の1を補助するものでございます。
 続きまして、42ページをお願いいたします。学校法人等連絡調整費でございます。こちらは、私立学校審議会の運営費、その他の事務的経費をお願いするものでございます。
 43ページをお願いいたします。公立大学法人公立鳥取環境大学運営費交付金でございます。こちらは、公立大学法人公立鳥取環境大学の運営費に要する経費の一部を交付金として交付するものであります。考え方といたしましては、標準的な支出見込み額から学生納付金等の収入を差し引きしまして、鳥取市と共同設置でございますので、県、市、折半でお願いするものでございます。本年度5億1,000万円余となってございます。
 続きまして、44ページをお願いいたします。新生公立鳥取環境大学運営協議会運営事業でございます。環境大学は県と市が共同設置者となっておりますので、その設置者としての業務を共同処理するために運営協議会を地方自治法に基づいて設置しているわけでございますけれども、その運営に要する経費をお願いするものでございます。若干、減額になっております。今年度、中期目標の策定などで会議回数が多かったものでございますけれども、来年度はそういったことがございませんので、若干数字が少なくなっているところでございます。
 続きまして、45ページをお願いいたします。高等教育機関等支援事業でございます。これは、県内の大学等による学術研究を支援しまして、大学等の地域貢献活動を促すものでございます。主な内容としましては、鳥取県環境学術研究等振興事業というふうなものがございまして、こちらを通じまして、研究助成等を行っているところでございます。
 続きまして、46ページをお願いいたします。新規事業でございます。大都市の大学との連携強化事業で、150万円をお願いするところでございます。こちらは、大都市の大学と県内大学や地域との交流を促して、県内の大学の魅力化を図るものでございます。内容としましては、大都市の学生、大学の学生さん、あるいは先生、教員が県内で調査研究等をする場合に、その交通費等を助成するということでございまして、そうした交流を通じまして、県内の高等教育の内容の充実を図ることやその受け入れ側の大学の魅力化を図っていく。また、将来的にはそうした交流を通じまして、その都会の大学からサテライトキャンパスが進出してこないかなということを期待して、こういうことを続けていきたいと考えているところでございます。
 続きまして、47ページをお願いいたします。地域に役立つ「学びの場とっとり」創生事業でございます。児童生徒の物づくりへの興味を喚起するとともに、物づくり教育を推進する、その指導者となるような、そんな人材育成を図るものでございます。なお、鳥取、米子、倉吉、3カ所で地域住民が、3Dプリンターを設置しまして、物づくり体験を身近に体験できる拠点として、ファブラボをこれまで設置、運営してきたわけでございますけれども、それぞれ設置者で独自の運営体制が整いましたので、県からの支援は廃止するということでございます。これは、主な事業内容の表になっておりますけれども、中ほどのところでございます。各圏域のファブラボが独自で事業展開できるようになったため廃止になっております。あわせまして、ファブラボの普及活動などを行っておりました地域おこし協力隊の配置のほうも廃止としてございます。
 次のページをお願いいたします。48ページでございます。楽しむ科学まなび事業でございます。こちらのほうは、子供たちに身近な科学を体験する機会を提供しまして、関心を高め、次代の科学技術者の育成を図るため、とっとりサイエンスワールドの開催等を行う委託事業でございます。
 続きまして、49ページをお願いいたします。ジュニア郷土研究応援事業でございます。児童生徒の郷土研究などの関心を高め、知的創造力を持った人材を育成するため、ジュニア郷土研究大会の開催を委託事業でお願いするものでございます。
 当初予算の説明は以上でございまして、121ページをお願いいたします。私立学校の施設設備費補助金の関係でございますけれども、利子補助におきまして、これは過年度決済分になりますけれども、債務負担行為をお願いしているところでございます。上から3つ目、4つ目、5つ目で掲げさせていただいているところでございます。
 資料の134ページをお願いいたします。付議案でございます。公立大学法人公立鳥取環境大学定款等の一部変更についてでございます。こちらは、地方独立行政法人法の一部改正によりまして、監事の職務や任期、そういったところの規定が改正されたことを受けまして、公立鳥取環境大学の定款、運営協議会の規約について、所要の改正を行うものでございます。具体的な改正内容は、135ページから137ページに掲げてございます。なお、改正後全文を別冊で添付させていただいておりますので、また後ほどごらんいただけたらと思います。

◎西川委員長
 続きまして、前田統計課長の説明を求めます。

●前田統計課長
 そうしますと、資料の50ページをお願いいたします。統計課の予算でございます。上段は、職員人件費、22名の人件費でございます。
 中段、統計調査総務費、統計調査全般にわたる経費でございますが、特に県及び市町村職員の研修の経費、それから、調査員の確保対策事業、それから、利用促進ということで、県勢要覧、統計年鑑等の編集、発行等、情報発信の経費をお願いするものでございます。
 51ページをお願いいたします。県統計調査費、県独自で統計調査を実施しているものでございます。主なものは鳥取県の人口移動調査、これは毎月公表させていただいております。それから、県鉱工業生産動態調査でございます。これは、今年度大きく減っておりますが、昨年度、人口移動調査のシステムの再構築の経費をお願いしたことにより、大きく減額をしているものでございます。30年度以降は、この運用に係る経費を別途債務負担行為でお願いをしておるところでございます。
 52ページをお願いいたします。地域統計分析費でございます。より利活用されやすい形での統計情報の分析加工に取り組んでおります。2番の主な事業内容の一番上でございます。地域分析セミナー、これは29年度からの新規の取り組みでございます。分析結果を広く情報発信するために、市町村職員、県内企業等を対象に平成30年度もセミナーを実施したいというものでございます。平成29年度は、この2月でございましたが、鳥取、米子で開催をしておるところでございます。また、あわせて、庁内職員向けのデータ活用セミナー、データ活用講座も引き続き実施することとしております。また、3番目に、県の経済動向分析としております。毎月、県の経済動向分析時、情報提供をさせていただいておるものでございます。
 53ページをお願いいたします。基本統計費でございます。これは、総務省の委託を受けまして、経常調査及び、一つだけございます周期調査等を実施するものでございます。小売物価統計調査、家計調査、労働力調査、これらの毎月行っております調査に加えて、下から2つ目でございます。住宅・土地統計調査、これは平成30年10月に実施する周期調査等の経費をお願いするものでございます。
 54ページをお願いいたします。労働統計費、これは厚生労働省の委託を受けて毎月実施しております毎月勤労統計調査を実施する経費としてお願いするものでございます。
 55ページをお願いいたします。農林水産統計費でございます。昨年度はございませんでしたが、今年度は、2020年農林業センサスの準備事務及び2018年漁協センサスの調査を農林水産省の委託を受けて実施するための経費をお願いするものでございます。
 56ページをお願いいたします。経済統計費、経済産業省の委託を受けて毎月行っております、生産動態統計調査、商業動態統計調査に要する経費をお願いするものでございます。
 57ページでございます。教育統計費につきましては、文部科学省の委託を受けて行います学校基本調査及び学校保健統計調査を実施する経費をお願いするものでございます。
 下段でございます。国勢調査費として10万5,000円をお願いしております。これは、平成32年に行われます次回の国勢調査の検討会等に出席する経費としてお願いするものでございます。
 121ページでございます。先ほど少し申し上げましたが平成29年度人口移動システムの改修をいたしました。これの保守経費として、昨年度議決をいただいた債務負担行為の調書をつけております。

◎西川委員長
 続きまして、神庭文化振興監兼文化政策課長の説明を求めます。

●神庭地域振興部文化振興監兼文化政策課長
 文化政策課でございます。
 それでは、資料の58ページをお願いいたします。舞台技術拠点創造事業でございます。こちらは、鹿野にございます鳥の劇場と地元のまちづくり団体等が連携して実施いたしまして、鳥の劇場を演劇の拠点として創造していくような取り組みに対して支援するものでございます。内容といたしましては、表にございます鳥の演劇祭11の開催事業でありますとか、今年度から実施しております学校に赴きまして演劇を使ったワークショップを実施していきます表現ワークショップ(トリジュク)の研究事業を次年度も予定しております。実施校といたしましては、この4月から小中一貫高となります鹿野学園、青谷高校を現場としております。また、新規事業といたしまして、鳥の演劇祭を拡充しようということで、公募によります若手演劇団を招きまして、鹿野の町なかでパフォーマンスをしていただきます経費や演劇だけではなく例えば青谷で紙すきなど、いろいろな地元の文化の体験や遊休施設を活用したアート展示等を拡大していこうと考えております。また、下のほうで、とっとり文化魅力体験メニューといたしまして、いろんな演劇や日本文化、現代アートを体験するメニューを企画していただく経費につきましても支援を予定しております。
 続きまして、59ページでございます。工芸・アート村推進事業でございます。こちらは、国内外のアーティストの方が移り住んで、鳥取の自然等の中で創作活動を行いますアートピアとっとりを目指して、工芸・アート村を推進していくものでございます。2カ所を予定しております。1つ目がいなば西郷工芸の郷でございます。こちらは、物づくりや工芸、そういったものを主にした工芸村を目指しております。事業内容といたしましては、人間国宝、前田昭博氏と著名人によりますトークイベントでありますとか、地元の工芸祭り、また、西郷地域の工芸作家の方が物づくりの魅力や工芸を語る会を年に4回程度実施予定でございます。また、もう1カ所が大山でございます。大山は、イトナミダイセンプロジェクトといいまして、こちらは、物づくりに特化したものではございません。大山の豊かな自然の中で創作活動をしていただくということで、創作活動の拠点や制作に来られたアーティストの方が滞在する施設が大山地区に今どんどんとできてきておりますので、そういったことをまとめて、アーティストの方に発表していただくイベントをしたりとか、アーティストの方に対してこういった施設がありますといった情報発信をするシステム構築に対して助成をすることとしております。
 続きまして、60ページでございます。アートによる地域活性化事業でございます。県外アーティストの方と地域づくり団体が創作活動を通して地域を活性化していくといった取り組みに対して支援するもので、3種類設けてございます。一番上のものがスタート型、ステップアップ型でございまして、まず最初に取り組んでみようということで、地域づくり団体とアーティストが取り組むものに対して支援いたします。また、2番目になりますと、市町村の方とも協力して、市町村も同程度を支援予定でございます。また、3番目は、鳥取大学と連携した取り組みに対する支援でございます。こちらは、鳥取市内の遊休施設を使いまして、旧病院であったところを活用いたしまして、学生を中心にアート活動をするものに対して支援するものでございます。
 続きまして、61ページでございます。文化芸術地域モデル全国発信事業でございます。こちらは、拠点となる文化芸術施設等で活動しております文化芸術団体に支援するもので、こちらは、国の補助を受けているものの、国庫補助額の2分の1を県として支援するものでございます。
 62ページでございます。鳥取県文化芸術事業評価事業でございます。こちらは、県が実施、または助成する文化芸術事業におきまして、評価委員会を設置いたしまして、事業評価を行うものでございます。対象事業といたしましては、とりアート、鳥取県総合芸術文化祭事業や鳥取県文化団体連合会加盟団体の助成事業、県が直に実施いたします県展、とっとり伝統芸能まつり等でございます。経費につきましては、以前は全事業を対象としておりましたが、規模の大きな事業に特化して実施しておりまして、経費を精査しております。
 63ページでございます。鳥取県文化団体連合会活動支援事業でございます。こちらは、文化的な県域団体でございます鳥取県文化団体連合会に対して活動を支援するものでございます。加盟団体28団体の事業に対する支援と、また、機関誌の発行や文化団体連合会事務局運営費への支援でございます。
 続きまして、64ページでございます。第16回とりアートの開催事業でございます。こちらも例年どおり開催いたしておりまして、表の中にございますが、メーン事業といたしまして、東、中、西部地区持ち回りで開催しております。平成30年度は中部地区でオペラを開催する予定でございます。そのほか、東、中、西部の地区それぞれの事業もございます。また、人材育成や広報、事務局人件費に対して支援をしております。
 65ページでございます。青少年のための弦楽入門講座開催支援事業でございます。こちらは、弦楽器を始めて間もない青少年の方や未経験者を対象に弦楽器にまず触れてもらう活動に対して支援をしております。東部、中部、西部のそれぞれ音楽指導者等によります実行委員会に対して支援をしております。
 66ページでございます。芸術鑑賞教室開催補助金でございます。こちらは、県内の児童生徒の方を対象に文化施設や学校の体育館等において芸術鑑賞する機会を提供するものに対して支援するものでございます。補助対象者といたしましては、鳥取県の文化振興財団を予定しております。内容といたしましては、高校や特別支援学校につきましては、財団で芸術鑑賞公演を会館等を活用して実施いたします。また、児童生徒を対象としたものにつきましては、小・中学校を対象に、人形劇などの開催についての案内や連絡調整に対して支援をしております。
 67ページでございます。鳥取県魅力ある展示支援事業でございます。こちらは、県内の民間の博物館等が実施する作品展、または、博物館等が収蔵品を調査する事業に対して支援するものでございます。
 続きまして、68ページでございます。「とっとりアートスタート」推進事業でございます。こちらは、子供たちが、ゼロ歳から未就学児の乳幼児に対しまして、作品鑑賞、創造体験、公演鑑賞の機会を提供する取り組みに支援するものでございます。こちらは、市町村の間接補助金でございます。
 69ページでございます。第62回鳥取県美術展覧会開催事業でございます。こちらは、県内最大の公募展であります鳥取県の美術展覧会を例年どおり県内4カ所で開催するものでございます。主な事業内容といたしましては、運営委員会開催でありますとか、審査会開催事業につきましては、県で直営といたしております。また、展示や巡回展、広報等の事業費につきましては、業者へ委託を予定しております。
 70ページでございます。第16回鳥取県ジュニア県展開催事業でございます。こちらも県展、小・中学校を対象といたしました県の公募展でございます。こちらも、運営委員会、審査委員会等を直営でいたしまして、展示、巡回展などの作業的な部分は委託を予定しております。県内3会場を巡回しつつ、実施する予定でございます。
 続きまして、71ページでございます。鳥取県文化芸術活動支援補助金でございます。こちらは、県内に活動の本拠を置く芸術文化団体等が実施する文化活動に対して支援を行うものでございます。加えて、県民の方が気軽に芸術文化に参加しやすい環境を整備するために、催事開催の際、手話通訳の配置や送迎バスの手配、託児などを行う団体等に対して支援を行うものでございます。71ページと72ページにわたってございます。主な内容といたしましては、対象者みずからが企画実施するすぐれた作品展示、舞台公演に対する支援や刊行物の発刊支援、映像作品活用支援、国民文化祭等の参加事業に関する支援をしております。72ページのほうが環境整備事業でございまして、こちらは、託児に係る人件費やバリアフリー映画の上映に対する支援です。
 73ページでございます。第9回とっとり伝統芸能まつり開催事業でございます。こちらは、地域で守られてきた伝統ある行事や地域伝統芸能につきまして、毎年、東、中、西持ち回りで開催しておるものでございます。ことしは、5月に米子のコンベンションセンターで開催いたします。こちらは、平成29年度11月補正について債務負担行為を設定済みでございます。
 続きまして、74ページでございます。こちらは、地域の伝統芸能魅力発見・発信事業でございます。こちらは、伝統芸能をツールといたしまして、地域振興、継承を目的として、県外からの来訪客等に披露するなど、おもてなしを行う活動に対して支援を行うものでございます。経費といたしましては、伝統芸能体験プログラムを実施する市町村、団体等の方に、旅館や文化施設などでおもてなしをするものに対して助成するものでございます。
 75ページでございます。国際文化交流事業でございます。こちらは、主な事業といたしまして、鳥取県文化団体連合会の国際交流事業、こちらは県文連の加盟団体が韓国江原道の文化団体と交流を行う事業に対して支援するものでございます。今年度は、鳥取においでいただきまして、民謡等の親善公演を行う予定でございます。また、下の段、北東アジア美術作品展示会でございます。こちらは、ロシア沿海地方で開催される第23回北東アジア地域国際交流サミットにあわせて開催される美術展に参加するものでございます。こちらは、予算の経費が前年度と比較いたしまして減少しておりますのは、去年は鳥取での開催で、美術展示会の準備など、いろいろな経費がかかったが、今回はこちらがロシアに行くということで、経費が減少しております。
 76ページでございます。鳥取県文化功労賞知事表彰でございます。こちらは、すぐれた文化芸術により、広く文化の振興に功績のあった方の功労をたたえて表彰することと、それから、受賞作品の展示会等を開催する経費でございます。例年2から3名の方を表彰しております。
 続きまして、77ページでございます。とっとりの文化芸術探訪事業でございます。こちらは、全国的に大きな業績を残しております本県ゆかりの文化芸術分野の先人についての業績の魅力を再発掘、再認識して、地域の文化資源として活用する取り組みを支援するものでございます。30年度につきましては、表の中にございます3名の方の顕彰を予定しております。
 78ページでございます。新規事業でございます。岡野貞一生誕140周年の記念事業でございます。平成30年に生誕140年を迎える本県出身、「ふるさと」等を作曲されました岡野貞一の顕彰事業でございます。こちらは、県と鳥取市と2分の1ずつとして実行委員会のほうへ補助するものでございます。メーン事業といたしましては、ことしの4月に公演とコンサートを予定しております。また、わらべ館のほうでの作品、岡野貞一の生涯等の解説パネル、ゆかりの作品展示も行います。
 続きまして、79ページでございます。大伴家持生誕1300年記念事業開催支援事業でございます。こちらは、平成30年が万葉集の最後の歌を因幡の国守として赴任した因幡の地で詠んだ大伴家持の生誕1,300年に当たることから、これを記念いたしまして、全国に万葉集有終の郷・鳥取をアピールする取り組みを支援するものでございます。経費といたしましては300万円ずつ鳥取市と共同で実施するものでございます。内容といたしましては、(1)にございます大伴家持生誕1300年記念フェスティバルで、因幡の傘踊りでありますとか、麒麟獅子舞によるオープニングの後、記念式典、大伴家持の生誕記念フォーラムも実施予定でございます。また、万葉集朗唱の会、万葉と神話を巡るツアー、それから、万葉の関係の漫画も描いておられます里中満智子氏と万葉研究者による講演も予定しております。
 80ページでございます。鳥取県立県民文化会館管理委託費でございます。こちらは、指定管理の最終年ということで、指定管理料の2億4,100万円余と、それから、施設整備のお金といたしまして9,200万円余を計上させていただいております。主な工事といたしましては、梨花ホールの空調機の更新工事として2,600万円余を計上しております。
 続きまして、81ページでございます。鳥取県立倉吉未来中心の管理費でございます。こちらも指定管理の5年目の経費と、それから、工事の経費を上げております。注意書きに記載しておりますが、県と中部4市町との指定管理の負担割合は、今現在、県1、中部1ですが、平成31年度からは県2、中部1に変更する予定でございます。
 82ページでございます。倉吉未来中心大・小ホール整備事業でございます。こちらは、倉吉未来中心の音響整備改修、それから、舞台の吊物のワイヤー更新、トイレ改修等の経費でございます。継続費として計上しておりまして、平成30年度は、実施スケジュールにもございますが、現場施工ということで、大ホール、小ホールの工事を予定しております。
 83ページでございます。鳥取県立童謡館管理委託費でございます。こちらも、指定管理料の最終年として7,400万円余が指定管理料と、それから、施設修繕の経費を上げております。内容は、ごらんのとおりでございます。
 84ページでございます。鳥取県立米子コンベンションセンターの管理委託費でございます。こちらも指定管理料の1億3,300万円余と、それから、施設修繕、主なものといたしましては、照明等の自動制御設備の更新設計委託等のお金でございます。
 続きまして、85ページでございます。こちら、米子コンベンションセンター舞台照明・舞台吊物機構設備の改修工事でございます。本年度は、設計費のほうを計上させていただいております。経費の内容等でございますが、継続費といたしまして、12億4,000万円余を計上しておりますが、内容といたしましては、舞台照明の改修が5億6,900万円余、舞台の吊物機構の改修、これは操作卓とか制御盤、音響反射板のほうも一緒になっておりまして、6億7,300万円余でございます。また、こちらはプロポーザルで実施する予定としておりまして、平成30年度は選定委員会の経費も計上しております。実施スケジュールは表のとおりでございます。
 続きまして、86ページでございます。指定管理者業務点検事業でございますが、平成30年度、平成31年度からの指定管理の4施設を選定いたしますので、その指定管理の審査の審査会を開催する経費でございます。
 87ページでございます。文化政策課管理運営費でございます。文化政策課の1年間の事務費でありますとか、それから、一般財団法人地域創造、こちらは文化事業等に助成をする団体でございまして、都道府県と政令市が負担をして運営しているものでございます。こちらは、宝くじの売り上げに応じて財政的支援を行う予定としております。
 予算関係は以上でございます。
 続きまして、118ページでございます。継続費についての進行状況等に関する調書でございます。倉吉未来中心大・小ホール整備事業でございます。こちらは、平成28年度からの継続で、平成30年度に現場施工して完成する予定でございます。
 続きまして、119ページでございます。債務負担行為の調書でございます。下のほうの4つでございますが、こちらは、平成31年度からの文化政策課が所管いたしますとりぎん文化会館ほか、4つの施設の債務負担でございます。
 続きまして、124ページでございます。鳥取県附属機関条例の一部改正でございます。こちらは、県が設置する附属機関の運用状況を点検するとともに、集約するということで、全庁的に見直しがされたものでございます。文化政策課といたしましては、県展とジュニア県展、どちらも美術展の開催ということで、一緒にさせていただいております。このほか、文化政策課に関しましては、表彰関係でありますとか、指定管理の関係もございますが、こちらは、総務のほうで集約されたものに一括して上げさせていただいております。
 文化政策課からは以上でございます。

◎西川委員長
 続きまして、小西スポーツ課長の説明を求めます。

●小西スポーツ課長
 それでは、88ページにお戻りいただけますでしょうか。キャンプ誘致推進プロジェクト事業であります。内容としましては、1つ目が東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ誘致活動でありまして、具体的には、自転車やホッケーなどの誘致活動を行います。それから、クロアチアのセーリングチームがキャンプに来るということで、これは2018から2020年まで、毎年行うということで、ことしは10月に来るということであります。JOCの競技別強化センター整備というのはセーリング競技とクライミング競技に関するものでございます。境港の公共マリーナと倉吉体育文化会館が強化センターに認定されていまして、こちらの備品やチャーター艇の導入、あるいはスタッフの経費などをお願いしております。それから、もう1点、通訳ボランティアの育成を引き続きやっていきたいというふうに考えております。
 89ページをお願いします。オリンピックのホストタウン交流事業です。本県はジャマイカのホストタウンということで登録をしていまして、交流などを行っているところです。内容については、ジャマイカの学生の選手を6月に開催されます布勢スプリントに招待する、あるいは、7月、8月あたりにジャマイカの陸上のコーチに来てもらって、県内でセミナーを開催するということを考えております。それから、ジャマイカを応援するということで、ジャマイカの理解を深めるようなイベントを開催したいというふうに思っております。それから、もう一つ、パラリンピアンを呼んで、県内で講演会などを行います。こうした取り組みで2020年に向けて、ジャマイカとつながりを続けていきたいというふうに思っています。
 90ページをお願いします。国際競技大会開催事業です。本県で今後3つの国際大会が開催されます。その準備と開催に要する経費であります。1つが卓球のワールドカデットチャレンジであります。中学生の大会で、鳥取市で10月に行われます。それから、クライミングのアジア選手権で、倉吉市で11月に行われます。今年度末までに倉吉に3つの種類の壁が完成するということになります。それから、2019年の開催ですが、レーザー級の世界選手権の開催準備としまして、ことし4月から公共マリーナのほうに事務局を置いて準備を進めていきたいというふうに思います。
 91ページをお願いします。ワールドマスターズゲームズの準備経費です。1つが組織委員会に対する負担金でありまして、これは毎年のルールに基づいて算出して負担をしておるものです。それから、2点目が鳥取県の実行委員会に対する負担金でして、主に来年度は広報関連ということで、例えばアジア太平洋マスターズゲームズというのがマレーシアで開催されますので、そちらのほうでグラウンド・ゴルフなどをPRすると。それから、もう一つ、世界ベテランズ国際柔道大会が開催されます。場所はまだ決まっておりませんが、実はワールドマスターズでは、過去に柔道というのが開催されておりませんので、ぜひPRをしたいということで、ここにも出向いていきたいと思っております。
 続きまして、92ページをお願いします。東京オリンピック・パラリンピックターゲット競技事業です。東京オリンピック・パラリンピックに向けた取り組みです。3つありまして、1つがターゲット事業で、これは引き続きの事業ですが、日本の代表選手になり得る可能性が高い選手を引き続き支援していきたいというふうに思っております。それから、2点目がフラッグツアーということで、ことし、東京大会の組織委員会が全国を巡回してフラッグツアーというのを、五輪の旗を全国を回すというのがありまして、これにあわせて県内でイベントなどを開催して盛り上げを図るものであります。3点目が聖火リレーの実行委員会です。東京オリンピックでの聖火リレーで、全国を回るということになっておりますが、これの県内ルート選定などを行うために実行委員会を設置するものであります。スケジュールとしては、ことし、2018年内には大体のルートが提示される予定です。IOCの承認を経て、2019年の夏ぐらいに聖火リレーのルートが公表されるということであります。
 93ページをお願いします。これは、世界の舞台で活躍できるような選手を発掘するものでありまして、平成26年から実施しているものであります。内容としましては、(2)のところに発掘プログラムとして、30年度は第5期生の選考会ということで、能力にすぐれた小学校4年生を対象にして、30名程度を選抜するということであります。それから、(3)、新規で、トライアウト選考会というのをやります。これは、ほかの競技から転向をしたいという生徒を発掘するものでありまして、例えば野球をやっていたけれども、芽が出ないので、ボートとか、自転車をやりたいというような子で、テストに合格をすれば、ジュニアアスリートとして認定をするということになります。それから、(3)がジュニアアスリートの養成プログラムで、4期生であります。この3月には4期生が大体40名ぐらいは誕生いたします。1年かけて体力トレーニングやメンタル指導、それから、10種類の競技を体験してもらうということであります。既に1期生、2期生で成果が出ておりまして、例えばボートで全国優勝やアーチェリーで西日本優勝しています。当初は、東京オリンピックを目指すということにしておりましたが、今は東京大会以降も視野に入れて育成をしていくというふうに考えております。
 94ページです。競技力向上対策事業費です。94ページの部分が県の体育協会に委託をして、国体などで活躍をしてもらうための強化費であります。国体では、現在4年連続で300点を超えております。引き続きジュニアから青年まで強化を行います。また、必要な備品の整備をする予定です。(1)の部分で、金額的には3,000万円ほど昨年より下がっておりますが、これは過去の実績見合いで修正したものでありまして、実質の内容は例年どおりでありますので、強化については問題ないというふうに考えております。それから、95ページですけれども、(2)で、これは、先ほどのターゲット事業と同じような趣旨で、世界で活躍するような選手を支援するというものですけれども、こちらは、選手を指定せずに、該当者があれば対応するというものであります。それから、(3)のほうは、指導者の確保ということで、引き続き県の体育協会や私立学校に指導者を配置するということでございます。
 96ページをお願いします。ことし、福井県で行われます国体及び全国障害者スポーツ大会への選手団の派遣であります。全国障害者スポーツ大会は、ことし、愛媛で中四国ブロックであったということで、本県の出場枠が多かったわけですけれども、また来年は福井ということで平年ベースに戻るということで、金額が少し下がります。
 97ページをお願いします。障がい者スポーツ鳥取モデル構築事業で、これは日本財団との共同プロジェクトで、布勢の運動公園を障がい者スポーツの拠点にしようということで、ハード部分は日本財団で、ソフト部分を県でやろうということで、障がい者の一人一人に合うスポーツを提案し、支援するような、そういう人材を育成していきたいということで、その育成の中心となる人材を新たに配置したいというふうに思います。また、これを指導するアドバイザーを民間から派遣していきたいと考えております。当面は、この中心となる人材は、障がい者スポーツ協会において活動していただきたいと思っていますが、2019年には布勢に拠点の施設を増設をしたいと考えておりまして、これは日本財団の支援でお願いしておりますが、そこに配置をしたいというふうに思います。将来的には障がい者のスポーツ人口をもっとふやしていきたいというふうに考えております。
 98ページであります。障がい者スポーツ促進事業、これは継続的な事業でありまして、障がい者スポーツの振興に係る各種の事業であります。例えば特別支援学校運動部を支援するであるとか、スポーツフェスティバル開催、あるいはスポーツ教室の開催であります。また、アスリートの育成もやっていまして、15名程度、強化選手を指定して、強化をしていくということがあります。それから、下から2番目のところに、新規でありますが、これは布勢を拠点化するということにあわせて、関係者と意見交換をしたり、障がい者振興策についていろんな方の意見を聞いたりする経費であります。障害者スポーツ協会の運営費についてもここで補助を考えております。
 99ページであります。グラウンド・ゴルフの聖地化ですけれども、本県発祥のグラウンド・ゴルフを国内外に普及して、本県をグラウンド・ゴルフの聖地にしようとするものでありまして、内容としましては、3点ほどあって、1つが海外普及でありまして、モンゴルを拠点にして、アジア、ヨーロッパへ展開していこうというものであります。それから、県内については、高齢者だけでなく、多世代へ普及したいということで、引き続きですけれども、小学校で体験をしてもらうとか、あるいは旅館のほうに日帰り旅行商品をつくっていただいて、それに支援をするというようなことを考えています。それから、聖地化の取り組みとしまして、市町村や競技団体が行うグラウンド・ゴルフの施設の魅力向上策に対して助成をしていく。そして、グラウンド・ゴルフ国際大会を引き続き湯梨浜町と共同して開催をしたいということです。これはワールドマスターズを見据えて、30年の場合は5月に開催したいと思っています。
 100ページをお願いします。生涯スポーツ推進事業です。100ページの部分については、県の体育協会に委託をして、広域スポーツセンターとして実施するものであります。例えば総合型スポーツクラブに指導者を派遣するとか、クラブアドバイザーを配置するということ、あるいは、県民スポレク祭を開催する、日韓で生涯スポーツの交流を行う、あるいは、子供を対象としたスポーツ体験を行うなどを実施したいと考えております。それから、101ページのところでは、(2)のところで、障がい者のスポーツ交流を江原道とやっております。それを支援しようとするものです。それから、さらに、県内500名以上おりますスポーツ推進委員というものの活動への支援をしたり、あるいは、ガイナーレ鳥取が行うサッカースクールの一部支援を引き続き行っていきたいと考えております。
 102ページであります。県内で開催されます全国的なスポーツ大会やチームを支援するものでありまして、具体的には、表に掲げてあるとおりでありまして、引き続き鳥取マラソンですとか、車椅子マラソン大会への助成をしていきたいと思っております。新規要素としては、ことし開催されます全日本マスターズ陸上鳥取大会への助成、これは参加者が大体2,000人以上は来るということでございます。それから、一番下が2019年に開催ですが、全国ろうあ者体育大会の準備経費について助成をしていきたいと思っております。
 104ページでございます。プロスポーツと連携した地域振興・元気づくり推進事業で、2点あって、1つがガイナーレ鳥取を応援するサポーターなどが行う県民活動に対する支援です。もう1点がガイナーレ鳥取に委託をして、スポーツを通じて芝生化のPRであるとか、地域の子供たちとガイナーレが触れ合っていただいて、コミュニティーの活性化を図るというものであります。
 105ページであります。スポーツ環境整備事業でして、1つ目が体育施設の改修費でありまして、老朽化に伴う改修工事であります。倉吉の体育館、米子の産業体育館、あるいは武道館などにおきまして、特に利用者の安全確保というのを優先して改修をしていきたいと思っております。それから、(3)のところでは、スポーツ環境PR事業で、スポーツクライミングのアジア大会があるということで、倉吉をクライミングの聖地にしようということで、PR活動をお願いしております。106ページですが、(4)では、湖山・米子艇庫の整備事業で、湖山艇庫の駐車場を舗装するなど実施したいと考えております。それから、(5)では、鳥取方式の芝生化ですが、引き続き保育園、小学校の芝生化を支援していきたいと考えております。
 107ページです。スポーツ推進基盤運営費、1つが鳥取県体育協会の運営に係る経費を助成するものであります。2つ目が県立の社会体育施設の管理運営委託料でありまして、鳥取産業体育館以下6施設の管理運営費及び、それから、備品の更新などに係る経費をお願いしております。(3)では、倉吉自転車競技場の管理運営に係る経費を体育協会に対して助成をしようとするものです。(5)は、新規としております。運動・スポーツ実施率実態調査で、成人が週1回以上スポーツする割合をスポーツ実施率として、来年度調査して、データとして活用したいと。前回は平成26年に調査をしております。
 108ページは、事業が終了したものであります。
 続きまして、120ページをお願いします。債務負担行為の調書です。当該年度提出分です。県立武道館から下のライフル射撃場まで、5つの体育施設の指定管理料について、債務負担行為を設定するものであります。金額は記載のとおりであります。
 次の121ページでは、過年度議決分ですが、下の2つ、東山の水泳場の指定管理料と湖山艇庫の機械警備についての調書であります。金額は記載のとおりであります。
 128ページをお願いします。条例改正です。鳥取県営社会体育施設の設置及び管理に関する条例の改正で、鳥取県立武道館の指定管理候補者を公募により選定することに伴う改正であります。以前は指名指定でありました。ということで、第4条の指定管理者の選定の特例を削除するというものであります。
 130ページをお願いします。こちらは、財産の無償貸し付けでありまして、県の湖山艇庫の横に鳥取市がリギング場を整備しております、広場ですけれども、こちらと駐車場も整備していまして、これが1,000平米ございます。引き続き鳥取市に無償で貸し付けようとするものであります。貸付期間は5年間であります。

◎西川委員長
 説明は終わりました。
 それでは、ただいままでの説明について質疑を行いたいと思います。質疑はありませんか。

○伊藤委員
 4ページ、市町村振興協会の自治振興宝くじなのだけれども、サマージャンボというのは、我々も認識あったのだけれども、ハロウィンジャンボというのは、我々は認識もないし、下のほうにPRするというふうになっておるのだけれども、やはりこの辺のPRの仕方をもっともっと検討しないといけないのではないかなということと、それから、市町村振興宝くじ、これは宝くじ協会のほうがやるから、どこまで言えるかわからないけれども、1等何億円とか、6億円とか、そんな宝くじはほかの宝くじでよくて、これはやはり市町村振興の目的なら、富くじみたいな感じで、最高500万円ぐらいでもいいから、多くの皆さんに恩恵が得られるような宝くじにして、やはり本当にこれは市町村の振興の宝くじだよという認識が高まるような宝くじに持っていけないものかなと思うのだけれども、そうすれば、例えばサマージャンボにしても、ハロウィンジャンボにしても、もっともっと関心が高まってくるのではないかと。ほかの宝くじとは目的も違うし、質も違うというぐあいにしたらどうかということでの意見と、それから、次に、22ページ、地方バス路線、鳥取県も一生懸命やっているのだけれども、先般、岡山の両備バスがいわゆる廃止を発表したのだけれども、これは彼らの一つの抵抗だと思う。岡山の両備バスは鳥取県のバス事業者に比べれば、まだまだ経営状態はいいほうなのですよね。鳥取県のバス事業者は、もう大変な状況なのに、これは波及したらどうするのだろうなというふうに思ったのだけれども、それらへの認識と対応について、お伺いしたい。
 もう1点、文化政策課、課の所属職員は何人いるかということをまずお聞きしたい。

◎西川委員長
 それでは、初めに、衣笠地域振興課長の答弁を求めます。

●衣笠地域振興課長
 市町村振興協会のPRについて御意見がございました。書いておりますが、テレビや新聞広告でPRをやっていることはやっているのですけれども、なかなか成果が見えてきていないということではないかなというふうに思います。また、番組の中で、宝くじについて取り上げてもらうようなことで資金を出したりしておりますが、なかなか成果が見える状態になっていないということは、まだPRが足りないのではないかなというふうに思いますので、そこについて、もっと工夫をしなければいけないなというふうに改めて思ったところでございます。協会とも話をしまして、工夫してまいりたいと思っておるところでございます。
 続きまして、発行の関係で、宝くじが巨額の当せん金というようなものでなくてもというようなことで、ここのハロウィンジャンボやサマージャンボについても、ジャンボ、ミニ、プチだとか、いろいろ工夫して毎年変えてきているところでございますが、なかなかそこで成果が上がってきていないということがあります。引き続き発行団体等とも話をしまして、内容について対応していきたいなというふうに考えているところでございます。

◎西川委員長
 伊藤委員、この件についてはよろしいですか。

○伊藤委員
 今の件については、ほかの宝くじとはちょっと質を変えて、富くじみたいな感じでもいいと思うのですよ。別に300円でなくても、200円でも。宝くじは、プチにしても今300円が通常なのだよね。200円にしても、そんな巨額な金額が当たらなくても、やはり多くの皆さんが買って楽しめる、期待も大きなという、そういう宝くじ、富くじ的な宝くじに市町村の振興宝くじを変えたら、違いをつくったらどうかということを議論してほしいということでお願いします。これは要望だけです。

◎西川委員長
 よろしいですか。
 では、続きまして、矢吹交通政策課長の答弁を求めます。

●矢吹交通政策課長
 交通政策課でございます。
 岡山の両備バスの報道につきまして、私も非常にショッキングというか、びっくりして拝見をいたしておりますので、非常に重く認識させてもらっております。今のところは、事業者のほうからもそういったお話は伺っておりませんが、鳥取県はやはり他県に比べて、東部、中部、西部のほうで、今全体のネットワークの見直しを進めております。その中で、もちろん事業者のほうも生産性の向上といいましょうか、収益を高める仕組み、そういったことを一緒になって考えておりますので、そういったことにならないように、検討は進めていきたいと思います。

◎西川委員長
 よろしいですか。

○伊藤委員
 岡山はいろんな部分で、複合的にいろんなストレスが多分両備バスにはたまっていたと思うのですね。国の補助とか、制度とか、それから事業認定のこととか、いろいろあったと思うのですよ。しっかりとバス事業者の思いを受けとめて、ある程度理解ができるように対応するということが、両備バスと同じような行動をとらないというか、やはり鳥取県は、しっかりコミュニケーションとりながらやりますよというところをやってほしいなと思う。これは要望ですから、お願いしておきたいと思います。

◎西川委員長
 では、続きまして、神庭文化振興監兼文化政策課長、お願いします。

●神庭地域振興部文化振興監兼文化政策課長
 職員数ですけれども、正職員が10名と非常勤職員3名の13名体制でございます。

○伊藤委員
 了解しました。
 職員数も非常に少ないですから、なかなか無理を言うのもと思うのですけれども、予算説明資料を見ていると、文化政策課というより、文化政策支援課という感じの予算で、全て支援するとか、委託するとか、文化政策課のミッションは何ですかということも少し、私としては、これを見ている限りでは、ミッションが見えないというか。そこのところを、人的な問題もあるだろうけれども、そういうお金を出すことによって、鳥取県下の文化振興、政策を高めようという形になって、結果的になってしまうのだろうと思うけれども、何かもう少し、私としては、ちょっと変だなと思う。課名を変えてもいいぐらいではないかなと思うぐらい、そこのところでミッションをもう少し検討されたらどうかなということを思いましたので、改めて検討してください。答弁は要りません。

◎西川委員長
 よろしいですか。

○伊藤委員
 はい。

◎西川委員長
 そのほか、いかがでしょうか。

○伊藤委員
 文化政策課、要望として、やはり鳥取県出身のいろんな、中央などで、舞台芸術とか、漫才も含めて、芸能を含めて、いろんな活躍をしておられる方があるのだけれども、やはりそういう方を例えば何年か、3年に1回ぐらいか、鳥取県に帰ってきてもらって、舞台発表していただくなどの機会をいただく。やはりそういうことも大切ではないかなと。その中には、鳥取県の何か親善大使みたいなのもおられるのですけれども、そういうものも含めながら、何かそういうことをやって、我が鳥取県民の中からこういう中央で頑張っている人がいるのだねと、生で初めて聞いたわよと、生で初めて見たのだよというような機会も設けたらどうかなということで、これは提言です。答弁は要りません。

○前田委員
 僕も神庭文化振興監に提言をしておきます。スポーツと一緒だと思うのですよ。要は学校教育をしておる芸術担当の教員と連携することによって、波及というか、県民に対して芸術を浸透させる、物すごく推進役になると思っておるのですよ。そこの連携がないですよ。全部文化団体に委託するだ何だかんだではなしに、小・中学校、高等学校の芸術担当の教員との連携を新たに考えられたらどうでしょうかね。私はそう思う。提言で。

◎西川委員長
 答弁なし。
 いかがでしょうか。ないですか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 では私が一つ質問。31ページなのですけれども、私学の設備補助金で、これは内容ではないのですけれども、財源の内訳に起債を充当しておられます。それで、説明の中で、国庫補助が将来はあるというお話で、確定がないので、説明できないのでしょうけれども、本来はやはりそういうのがあって、県の自主財源をそんなに使わなくて済むというのも私は知りたいので、できれば国庫補助がどのくらいあるのかと。
 もう一つ、その関連でお聞きしたいのは、起債ということになると、長期債務になりますので、国庫補助が入った場合には、どこにその金が入るのか。一般財源があれば、返せればいいのですけれども、起債で起こしてあるので、そこら辺のお考えはどのようでなっているのか、その2点をちょっとお聞きしたいと思います。

●齋藤教育・学術振興課長
 国庫補助のほうですけれども、県の予算を通らないで、学校法人のほうが直接受ける仕組みになってございまして、それで、こちらのほうに数字が出てこないようになってございます。割合としましては、説明資料のほうにありますけれども、Is値が0.3未満ですと、3分の2が、合計値としては補助をされるけれども、そのうち3分の1が国の補助であると。ただ、細かく申しますと、ここにちょっと違いがございまして、用いている単価が国のほうがちょっと低目に設定してありますので、同じ3分の1でも県のほうが少し上乗せした格好で3分の1補助しているというふうなことになってございます。
 起債のほうは、ちょっと私のほうの不勉強もございまして、また整理させて、後ほど説明に伺わせていただきたいと思います。

◎西川委員長
 確認ですけれども、では、この金額自体は、総事業費の金額ではなしに、国庫補助を差し引いた金額ということで理解させていただいてよろしいですか。

●齋藤教育・学術振興課長
 そのとおりでございます。

◎西川委員長
 はい、わかりました。

○前田委員
 衣笠地域振興課長、4ページをお願いします。市町村振興基金、これは、さっきも言っておられたように、PRの成果がわからないのですよね。3億9,600万円支出するのですよね。これは次の常任委員会でいいから、どうなっているのか教えて。今までの基金がどうなっていて、それで何に使っているかというようなことをちょっと知りたいのですよ。僕はサンテレビをよく見るのだけれども、サンテレビは、兵庫県市町村振興協会が各市町村の紹介番組をやっていますよ。スポンサーは兵庫県市町村振興協会ですよ。わかるのだ、ああ、市町村がPRしているなというのがね。レポーターが2人出て、そのまちのいろんなことを紹介しているのだ。あれで、ああ、兵庫県はこういうまちがあるのだなというのはよくわかるのですよね。そういう活動もやらないといけないと思うのだけれども。鳥取県の市町村振興協会がどのような活動をしておるか、一回説明してください。

◎西川委員長
 その中で、このお金、市町村に交付金が出ているのですけれども、市町村の団体があるのですけれども、そこまで県が内容を指定できるのかどうかも精査した上で、答弁を後ほどしていただきたいと思います。それぞれの団体がやっていますのでね、そこら辺も含めて、前田委員の質問に。今度、26日になりますが、その日でよろしいですか。

○前田委員
 はい。

◎西川委員長
 では、含めて、26日に委員会で。

●衣笠地域振興課長
 はい、わかりました。整理いたしまして、また御説明いたします。

◎西川委員長
 そのほか、いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 まだ補正があります。どうしましょうね、ここで一回休憩とりますか。(発言する者あり)ああ、そうですか、わかりました。
 では、もう少し時間がありますので、2月補正予算について説明を求めたいと思います。
 なお、質疑につきましては、説明終了後一括して行っていただきます。
 初めに、高橋地域振興部長に総括説明を求めます。

●高橋地域振興部長
 補正予算の資料の1ページのほうをお願いします。補正につきましては、補正額、マイナスの3億3,000万円余の減額ということで、減額補正をお願いいたします。主なものとしましては、市町村振興協会交付金が宝くじ収入の確定による減、それから、中部総合事務所の防災対策機能強化及び文化政策課の各文化施設の委託費につきましては、工事請負費等の執行残、それから、ほかの交通、教育、文化に関しましても、実績に応じた増減でございます。
 以上、詳細につきましては、担当課のほうから御説明させていただきます。

◎西川委員長
 続きまして、関係課長から順次説明を求めます。

●衣笠地域振興課長
 地域振興部の補正関係の説明資料をごらんいただきます。2ページをお願いいたします。職員人件費でございますが、決算見込みに基づく増でございます。
 市町村創生交付金でございますが、実績に基づく減額補正ということでございます。
 続きまして、市町村振興協会交付金でございます。宝くじ収入の確定による減額補正ということでございます。1億1,000万円ということで、かなり大きな減額になっておるところでございます。
 続きまして、中核市移行情報システム基盤サーバー整備に係る県負担金でございます。市の情報システムの整備経費の確定によります減額を行っておるところで、負担金が減になったというところでございます。
 続きまして、選挙管理委員会費でございます。職員人件費で、決算見込みに基づく各種手当の減額補正ということでございます。
 選挙管理委員会費でございますが、選挙の管理執行などに関する訴訟が提起されなかったということで、開催回数の見込みから減になったということでございます。
 4ページでございます。選挙啓発費でございます。事業の実施校が見込みより少なかったという、これはなかったということで、所要経費の減額補正をしておるところでございます。
 衆議院議員の選挙費でございます。候補者の見込みからの減による所要経費の減ということで、見込みは最多のものプラスアルファを要求しておりましたが、実績は5人ということで、減額になっているということでございます。

◎西川委員長
 続きまして、森山中部総合事務所地域振興局副局長の説明を求めます。

●森山中部総合事務所地域振興局副局長兼中部振興課長
 失礼します。
 そうしますと、5ページをお願いします。まず初めに、中部総合事務所防災対策機能強化整備事業費でございます。これはエネルギー棟の新築工事に伴うものでありまして、5,000万円余の減額でありますが、29年度予算額で比較しますと大きな減額ですが、28年からの全体でいきますと、予算として5億1,766万円で、執行が4億6,590万円という中での5,000万円の執行残ということであります。
 続きまして、中部総合事務所運営費でありますが、非常勤職員の報酬の精査に伴う減額であります。
 続きまして、中部総合事務所庁舎管理費でございますが、これは庁舎管理の清掃等、複数年契約の額の確定に伴うものの減になります。

◎西川委員長
 続きまして、広瀬西部総合事務所地域振興局長の説明を求めます。

●広瀬西部総合事務所地域振興局長
 では、続きまして、6ページをお願いいたします。西部総合事務所費、地域振興局分でございますが、これについては、西部総合事務所の庁舎管理等に係る委託料であるとか、あるいは、非常勤職員の人件費等の執行見込みによる減額の補正でございます。よろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 続きまして、谷口西部総合事務所日野振興センター日野振興局参事の説明を求めます。

●谷口西部総合事務所日野振興センター日野振興局参事
 資料のほうは7ページをお願いします。日野振興センター管理運営費に係る補正でございます。庁舎の維持管理費のうちの冷暖房設備の工事に係る入札残130万円余と、それから、非常勤報酬のうち、今後執行する見込みのない諸手当分の30万円ほどについて、合計167万4,000円の減額補正をお願いするものでございます。

◎西川委員長
 続きまして、矢吹交通政策課長の説明を求めます。

●矢吹交通政策課長
 交通政策課でございます。
 資料8ページをお開きください。交通政策課は2本ございまして、1つ目は、地域バス交通等体系整備支援事業でございまして、620万円余を増額するものでございます。こちらのほうは、バス路線を維持するために事業者、それから市町村に対して助成している補助対象路線の運行費の確定、これによって補正をするものでございます。
 もう一つ、地方における新たな生活交通モデル事業でございまして、1,300万円余を減額するものでございます。これは、県内東部、中部、西部で網計画を策定しておりますが、国の補助の仕方がその実施主体である協議会であって、県経由の間接補助から直接補助に変更したものと、あとは、実績に伴う減額補正でございます。
 もう1点、翌年度繰り越しがございまして、資料31ページをお開きください。こちらのほうは、若桜町の町営バス1台につきましてですが、新料金の体系見直しに伴うものでございまして、その調査に時間を要したこと、それから、あわせて、メーカーからの車両の納期がおくれるということで、100万円余りの繰越明許費をお願いするものでございます。

◎西川委員長
 続きまして、齋藤教育・学術振興課長の説明を求めます。

●齋藤教育・学術振興課長
 資料のほう、9ページのほうをお願いいたします。私立学校施設整備費補助金でございます。補助金の執行残による減額補正100万円余をお願いいたします。
 私学共済事業等助成事業につきまして、これも執行残による減額補正でございます。80万円余でございます。
 私立学校による新たな学び推進事業でございますが、こちらのほうも執行残ということですけれども、スーパーサイエンスハイスクールというふうなのを当初は2校見込んでいたのですけれども、1校のみの採択となりましたので、そのための減額補正でございます。
 私立学校JET-ALT配置支援事業でございます。200万円余の減額補正でございまして、対象となるALTが当初は4名予定していましたけれども、3名であったもので、減額補正をお願いするものでございます。
 そのページの最後ですけれども、私立学校あいサポート教育推進事業でございまして、補助金の執行残による減額補正ですが、ちょっと多目でありまして、300万円余でございます。こちらのほうは、あいサポートの教育研修を受けるために、6カ月間の長期研修を予定していたのですけれども、1名派遣しようと思っていたのですが、そちらのほうが学校の都合で派遣できなかったために減額ということになってございます。
 続きまして……。

◎西川委員長
 以上ですか。まだ。

●齋藤教育・学術振興課長
 あります。次のページをお願いいたします。10ページのほうをお願いいたします。私立学校教育振興補助金でございます。こちらのほうは増額補正でございます。当初見込んでいた生徒数を上回ったことによる増額というふうなことでございます。
 中ほどですけれども、フリースクール連携推進事業でございまして、補助金の執行残による減額補正でございます。
 私立高等学校等就学支援金でございます。支給対象生徒数の減等による減額補正でございまして、およそ5,000万円の減額補正でございます。
 次のページをお願いいたします。11ページでございます。公立鳥取環境大学運営費交付金の減額補正でございます。400万円余でございます。施設設備補助金の執行残、教育研究棟ガスポンプエアコン更新工事、それから、本部講義棟情報メディアセンター、その空調用の冷凍機、こちらのほうの更新事業がございまして、請け差が生じたものでございます。
 中ほどですけれども、地域に役立つ「学びの場とっとり」創生事業でございまして、こちらのほうも執行残というふうなことで、およそ200万円の減でございます。
 楽しく学ぶ科学まなび事業でございますけれども、最先端科学研究講演会開催事業と申しまして、最先端の分野で一線級の研究者をお呼びして、それを小・中・高校生に講演してもらって、それで刺激を受けてもらおうというふうな企画でありましたですけれども、その事業の見直しをしまして、減額補正でございます。
 教育・学術振興課からは以上でございます。

◎西川委員長
 続きまして、前田統計課長の説明を求めます。

●前田統計課長
 資料12ページをお願いいたします。一番上の段は、職員人件費の決算見込みに伴います減額及び国の認証増によります財源更正でございます。
 中ほどの統計調査総務費につきましては、国の認証増に伴います補正でございます。
 一番下の段でございますが、県の統計調査費、これにつきましては、この中に人口移動調査システムと、今年度改修を行っております。これの入札残に伴います減額をお願いするものでございます。
 13ページにつきましては、上段の基本統計費、それから、下段の経済統計費、いずれも国の認証減に伴います減額補正をお願いするものでございます。

◎西川委員長
 続きまして、神庭文化振興監兼文化政策課長の説明を求めます。

●神庭地域振興部文化振興監兼文化政策課長
 それでは、続きまして、14ページをお開きください。アートによる地域活性化事業、鳥取県文化団体連合会活動支援事業、鳥取県文化芸術活動支援補助金、いずれも補助事業の減額に伴う減額補正であります。
 15ページでございます。15ページの国際文化交流事業につきましては、補助事業費の減額ということでございますが、こちらはことしの2月に県の文化団体連合会が江原道のほうで交流事業を行う予定でございましたが、江原道のほうの受け入れがなかなかできないということで、ことしの10月に移動しましたものに伴います減額補正でございます。
 第19回北東アジア美術作品展につきましては、事業費の減額に伴うものでございます。
 とっとりの文化芸術探訪事業につきましては、補助事業費の減額に伴うものでございます。
 16ページでございます。鳥取県立県民文化会館管理委託費、鳥取県立未来中心管理委託費、倉吉未来中心大・小ホール整備事業費につきましては、いずれも工事等の競争入札で応じた請け差によります減額補正でございます。
 17ページでございます。鳥取県立童謡館管理委託費、鳥取県立米子コンベンションセンター管理委託費は、いずれも工事等の競争入札で生じた請負差額によります減額でございます。
 一番下でございます。舞台芸術拠点創造事業でございます。こちらは、国庫補助費の採択のほうが増額になりましたので、そちらに伴います財源更正でございます。
 それと、ページが飛びますが、30ページをお開きください。継続費についての進行状況の調書でございます。倉吉未来中心大・小ホール整備事業でございます。先ほどもありました補正も含めた年度の年割り額はごらんのとおりであります。

◎西川委員長
 続きまして、小西スポーツ課長の説明を求めます。

●小西スポーツ課長
 それでは、18ページをお願いします。県営東山水泳場の基金造成補助事業です。指定管理施設で、指名指定の場合には、その委託管理料に剰余額が生じた場合は、一旦県に返納していただいて、ルールに基づいて3分の2を改めて補助金として交付することとしておりますが、このたび、東山水泳場の決算額に誤りがありまして、追加の剰余金が生じることになりました。これに伴い、3分の2の額を追加で交付しようとするものです。
 19ページをお願いします。競技力向上対策事業費は、2点ありまして、委託先の県体育協会の人件費の減額、それと、スポーツ指導員の減員ということで、マイナスの補正であります。
 真ん中の国民体育大会及び全国障害者スポーツ大会は、両大会への派遣人数の減による減額補正です。
 下の東京オリ・パラターゲット競技事業につきましては、これは選手に支援をするものですが、主にクライミング競技の中で、選手が日本の代表になり、中央から遠征費が出たということで減額をするものであります。
 20ページでございます。生涯スポーツの推進事業は、鳥取県体育協会の委託で人件費の減による補正です。
 真ん中のスポーツ環境整備事業は、3点ありまして、体育施設改修費は入札残の減です。バリアフリー化改修費は、日本スポーツ振興センターの助成額が減額になりました関係で、起債を400万円ふやすという財源更正です。それから、鳥取方式の芝生化は補助申請が見込みより少なかったことによる減額です。
 スポーツ推進基盤運営費は、鳥取県体育協会運営費の補助ですが、人件費の減による減額補正であります。

◎西川委員長
 説明が終わりました。
 それでは、ただいままでの説明につきまして、質疑を受けたいと思います。いかがでしょうか。よろしいですか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ちょうどお昼になりましたので、ここで暫時休憩させていただきます。午後、再開は1時ということでお願いいたします。
 先ほど、26日に地域振興課に報告をお願いしておりましたが、26日に地域振興課は招集をかけておりませんので、3月6日に変更ということでよろしくお願いします。

午前11時57分 休憩
午後1時01分 再開

◎西川委員長
 それでは、再開いたします。
 次に、観光交流局に移ります。
 初めに、当初予算に関する付議案の説明を求めます。
 なお、質疑につきましては、説明終了後一括して行っていただきます。
 初めに、門脇観光交流局長に総括説明を求めます。

●門脇観光交流局長
 それでは、議案説明資料、予算に関する説明書、平成30年度当初予算関係の観光交流局をごらんいただきたいと思います。
 めくっていただきまして、まず、目次をごらんをいただきたいと思います。観光交流局の関係では、一般会計の予算、第1号、平成30年度鳥取県一般会計予算のみということになっておりまして、付議案等はございません。
 内容でございますけれども、1ページをごらんいただきたいと思います。観光交流局全体で24億8,900万円の予算をお願いしたいと思っております。対前年で比較しますと4,500万円余りの増ということになっておりますけれども、この中には、大山開山1300年祭の事業も含んでいるということになっております。
 主な事業を御紹介をさせていただきたいと思います。まず初めに、観光戦略課でございますけれども、鳥取空港の空の駅化に伴います誘客の推進でありますとか、平日のバス旅行を対象としました旅行商品の造成の支援、そしてまた、これから運行が始まりますあめつち、昭和といった観光列車を活用した取り組みを進めてまいりたいと思っております。また、星取県の関係では、雨天対策、曇天対策、VR、ARといったものを活用した対策も進めてまいりたいと考えております。また、地元の旅館事業者、ホテル事業者関係といたしまして、今ユニバーサルツーリズム推進でありますとか、県内の施設を対象としました受け入れ環境整備に対する支援、こういったものにも取り組んでまいりたいと思っております。また、インバウンドの関係ですけれども、平成30年度はシンガポールからの誘客でありますとか、台湾市場からの誘客でありますとか、こういったところを重点的に取り組んでまいりたいと思っております。また、東京オリンピック・パラリンピック、そしてまた、ワールドカップラグビーを活用した誘客の促進にも取り組んでまいりたいと思います。また、平成30年8月に予定をしておりますけれども、東アジア地方政府観光フォーラムを開催いたしまして、東アジアの地方政府の関係者と観光に関する議論をしてまいりたいと思います。また、中部総合事務所の関係では、9月7日から9日を予定しておりますけれども、フラダンスの全国大会の開催の支援、そして、また、西部総合事務所の関係では、伯耆国「大山開山1300年祭」事業、また、交流推進課の関係では、11月に予定されております2018台中国際花の博覧会の参加を行うための事業、こういったものを予定しております。また、最後、まんが王国官房では、まんが・アニメツーリズム推進事業としまして、4月から放送が開始されますアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」のアニメとタイアップした事業、こういったものに取り組んでまいりたいと思っております。
 詳細は各担当課から御説明させていただきたいと思いますので、審議のほどよろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 続きまして、関係課長から順次説明を求めます。

●岩下観光戦略課長
 それでは、同資料2ページをごらんください。鳥取県立夢みなとタワー管理委託費でございます。主な事業内容といたしましては、債務負担行為で認めていただいております指定管理料、それから、来年度が指定管理の最終年に当たりますので、施設管理を検討する委員会の開催経費、それから、(3)番、新しいものでございますけれども、平成10年にこの夢みなとタワーを設置するときに境港市と県で取り交わした協定に基づいて、夢みなとまち商店街の運営費を20年経過以降は、半額を鳥取県のほうが負担するという協定に基づいて、委託料750万円を負担するものでございます。
 8ページをごらんください。国内航空便等誘客促進事業でございます。これは、首都圏、あるいは関西、中京圏などの人口集積地から個人のお客様の誘客対策として、大手宿泊サイトなどと協力して行うものでございます。内容といたしましては、旅行者と連携した観光情報発信、それから、国内線を活用した誘客、ウエブ旅行社連携による誘客などとなっております。
 引き続きまして、9ページをごらんください。観光開発促進資金融資制度でございます。これは、観光、レクリエーション施設、それから、旅館業といった観光に資する県内企業を支援するという立場から、平成17年度までに貸し付け融資を行った案件に関する継続的な支援に要する支出でございます。
 10ページをごらんください。一般社団法人山陰インバウンド機構運営事業でございます。こちらは、主な事業内容といたしましては、市場調査を行って、ターゲット国の市場調査を行う。それから、外国人観光客向けの二次交通の支援を行う。それから、外国人観光客が農山漁村滞在をする支援、決済環境の改善、体験メニューなどの開発、それから、海外に向けた情報発信などの経費となっております。大枠といたしましては、総事業費の予定が新年度3億2,100万円余、それに対して、国の負担が1億2,150万円を見込んでおります。それ以外の経費の2億円を鳥取県と島根県で1億円ずつ分けるということで、1億円の予算となっております。
 続きまして、11ページをごらんください。観光振興費でございます。こちらは、観光振興施策の企画、立案のための調査を行う内容が主となっております。主な事業内容は、観光客入り込み動態調査の実施でありますとか、各種観光振興団体への負担金、それから、観光案内看板やフィルムコミッションの業務委託経費、それから、非常勤職員の経費などとなっております。
 中段から下なのですけれども、別のちょっと事業になっていまして、県内観光推進組織連携事業でございます。これは、最近立ち上がりました県内の圏域のDMO、麒麟のまち観光局や、従来からあります中部の鳥取中部観光推進機構などと連携して、効果的な事業を行うために県内のDMOに専門家を派遣する、そういった事業内容でお願いをするものでございます。
 12ページをごらんください。鳥取県観光連盟運営費でございます。観光連盟は、県内約190の観光関係企業等で組織する団体でございまして、そちらに関する人件費、それから、事業費といたしましては、体験型商品企画でありますとか、教育旅行の誘致、それから、観光パンフレット、ホームページ、旅行エージェント向け観光素材の作成などということをしていただく予定にしております。
 下段のほうでありますけれども、コンベンション誘致促進事業でございます。こちらは、とっとりコンベンションビューローによりまして、コンベンションを誘致するための運営費、人件費、それからコンベンションの主催者に対して助成を行って、誘致を行うための経費でございます。
 引き続きまして、13ページをごらんください。「誰もが楽しめる観光地・鳥取県」創造事業でございます。こちらは、高齢人口の増加などに対応しまして、やはりリタイア組の皆さん、平日の催行が比較的多いツアーに参加されるなどのことがございますけれども、やはり体の調子が不自由な方がメンバーに1人いらっしゃるだけでも、そういった施設設備のあるところに泊まりたい、行きたいというような、それがあるなしによって大きな団体の行き先が決まってくるということで、そういった体制を整備しようという内容でございます。
 内容といたしましては、情報発信事業や鳥取の魅力を体感するSNSでの発信、情報誌の作成、実際の受け入れをする環境の整備のためにそういったユニバーサル化対応をしようとする企業に対して経営コンサルタント、金融機関、それから建築家などで構成するチームによるバックアップの費用、皆生・大山SEA TO SUMMITにおいて障がい者コースを設けて、実際に参加していただくような事業で構成しております。
 引き続きまして、14ページをごらんください。世界に誇れる「星取県」ブランド化推進事業でございます。こちらは、環境省の調査、全国星空継続観察で何度も日本一に輝いたすばらしい星空を武器に、観光振興につなげていくための予算でございます。メディアを活用したPR、それからブランド力のある企業、団体等と連携した情報発信、それから雨天・曇天対策として仮想現実や拡張現実のコンテンツを活用して、それの提供を目指す事業、それから体験プログラムを造成する事業者に対して助成を行う事業などで構成されております。
 15ページをごらんください。「蟹取県へウェルカニ」誘客促進事業です。こちらは、カニの水揚げ量日本一を誇ります鳥取県の魅力を切り口とした誘客キャンペーンでございます。県内の宿泊施設に宿泊した方を対象に、鳥取県のカニプレゼント、それから全国に対する情報発信、ウエブでの情報発信などで構成をしております。
 16ページをごらんください。「ぐるっと山陰」誘客促進事業でございます。こちらは、御存じのとおり、平成26年度に施行された貸し切りバスの新運賃制度でバス代が高騰しまして、団体のお客さんが来にくくなっているということに対する制度でございます。宿泊を伴うバス1台当たり3万円、日帰りのバスでも1万5,000円などを支援して誘客を図っていく内容になっております。それから、鳥取県観光連盟が県外本部などに配置しておりますプロモーターが商品造成の働きかけを行うための旅行会社に対する商品造成支援の経費、それから観光連盟によります観光パスポート「トリパス」の印刷経費などとなっております。
 お隣の17ページをごらんください。観光情報提供事業でございます。こちらは、マスコミ(テレビ・雑誌等)を通じまして、観光の鳥取県の魅力をPRする経費、それからマスコミの取材を受け入れて露出をふやすプラス、視聴者、読者向けプレゼント等の経費、それからとっとり観光親善大使の派遣費用などとなっております。
 18ページをごらんください。着地型観光・体験情報発信事業でございます。こちらは、鳥取県のレジャー体験の魅力を発信するために、鳥取県ブランドページを作成して、体験観光を進めていただくための経費となっております。
 同ページ、下段のほうですけれども、温泉地魅力向上事業でございます。こちらは、温泉地の観光施設や市町村が連携して行う事業に対して助成するものでありまして、具体的にはいなば温泉郷の入湯周遊チケット作成や情報発信、それから皆生温泉のインバウンド対策、外国語サインの作成やツアーの造成などに係る支援対策でございます。
 19ページをごらんください。山陰デスティネーションキャンペーン推進事業でございます。ことし7月から9月がこのデスティネーションキャンペーンのメーン期間になります。それに関する負担金となっております。負担金の内訳といたしましては、こちら、2の(5)の負担金の内訳となっておりますけれども、基本的には鳥取県と島根県でこの平成29年から31年の間に1億円ずつ拠出をするということで、あとJRと協働して行うという中の平成30年度の
1,700万円部分をお願いしているものでございます。
 20ページをごらんください。米子駅外国人観光案内所運営事業でございます。こちらは、基本的には米子市が主体となって4月から外国人向けの観光案内所を設置する経費でございますけれども、それの外国語スタッフの人件費の3分の1を鳥取県が負担する内容となっております。
 お隣の21ページ、旅情あふれる「鳥鉄の旅」創造事業でございます。来年度、「あめつち」が運行を始めますし、若桜鉄道の「昭和」も運行を始めます。初めて訪れてもどこか懐かしさを感じる駅舎、ふとおり立った駅で触れ合う地元の人々、そういう鳥取県ならではのおもてなしを推進する事業になっております。内容についてはこちらに書いておりますように、観光列車に関するガイドブックや駅頭イベント、それから、JRの鉄道車両内でも鳥取県の観光に関するパンフレットを配布したり、それから市町村や民間団体が行います独自の取り組み、例えば、若桜鉄道で「昭和」によりまして観光アテンダントをされる方の育成でありますとか、歓迎用横断幕の費用、それから季節の花、沿線景観整備、郷土芸能など、そういった取り組みを支援する内容があります。それから、「あめつち」の中に弓浜絣、倉吉絣、因州和紙などを使ってもらうための経費、それから、その他関係イベント、それから「瑞風」に関する東浜駅周辺の整備、レストラン等の整備の岩美町の負担金に対する支援などで構成をされております。
 22ページでございます。サイクリストの聖地鳥取県整備事業(サイクルツーリズム推進事業)でございます。これは、近県と連携した広域サイクリングルートの活用、誘客でございます。主な事業内容としては、(1)のルート設定のところをごらんください。由良から青谷について、それから鳥取から東浜について、路面標示ですね。それから、青谷から鳥取の部分につきましては、鳥取西道路の計画の進捗を見ながらルート検討をしていくという内容になっております。
 あと、細かい具体的な内容については、バイクスタンド、修理工具とかタクシーへのキャリア貸与でありますとか、中国5県でのサイクリングの取り組みなどとなっております。それから、台中市で開催される国際花の博覧会にあわせたサイクルツーリズムの紹介による県のPRなどとなっております。
 23ページをごらんください。ICTを活用した外国人個人旅行者(FIT)対応事業でございます。こちらは、鳥取県を訪れる外国人のために、NTTドコモと連携した通訳、翻訳サービスを山陰限定通訳案内士などに活躍していただきながら、県内の観光スポット、グルメ、二次交通等の案内を、県内のDMOに活躍していただいてやっていただくような想定になっております。
 24ページをごらんください。宿泊施設魅力アップ事業でございます。こちらは県内の宿泊施設の外国人観光客の対応のために、あと和室へのベッドの整備、食事処への机、椅子、それから外国語放送導入など、それから着物体験メニュー造成など、そういった魅力アップの取り組みに対して2分の1の支援をする内容になっております。
 25ページをごらんください。外国人観光客受入推進事業でございます。こちらは、外国語看板、クレジットカード対応機器、それからタブレット端末、Wi-Fi環境整備、消費税免税の設備、それからムスリム観光客への対応、それからインバウンド向けの路線バスの乗り放題パスポートを行う取り組みに対して支援する内容、それから米子空港ビル、境港国際旅客ターミナル観光案内所の運営、それから、これは各施設から電話サービスで多言語電話通訳サービスを提供できるようにするための経費などで構成されております。
 26ページをごらんください。クルーズ客船受入推進事業でございます。こちらは、県内観光素材を取り入れたクルーズ客船のコースを造成してもらうために民間事業者が取り組むものに対して支援をする内容になっております。それから、クルーズが来たときの港周辺から観光地への周遊バスの運行を行われる市町村や観光関係団体等に支援する経費になっております。
 27ページをごらんください。観光周遊促進支援事業でございます。これは、DBSクルーズフェリーの岸壁が駅とかから遠いところに位置しておりますもので、境港国際旅客ターミナルと米子駅の連絡バスを運行するもの、それから、外国人観光客向けに周遊タクシーを民間事業者さんが運行するときに2分の1の経費を支援する内容、それから、周遊バスの支援、具体的には鳥取因幡・Gバス、浦富海岸・鳥取砂丘観光周遊バスに対して事業費の3分の1を支援するものになっております。
 28ページをごらんください。ウインターイルミネーション支援事業でございます。これは12月に開催されております鳥取砂丘イリュージョンに対して、鳥取市と共同して支援するものでございまして、750万円を支援する内容になっております。
 29ページをごらんください。広域観光連携推進事業でございます。こちらは、鳥取県だけではなくて、周辺の他の地域とも連携する事業でございまして、但馬地方との連携、それから京都の丹後地方との連携、それから岡山県との連携、それからJRを活用した誘客について中国5県で連携するような内容、それからマイカーを使ったお客さんが鳥取自動車道を利用して来られる際の観光魅力、それから高速道路の関係企業などとの共同事業に関する経費でございます。
 30ページをごらんください。とっとりスタイルエコツーリズム普及推進事業でございます。体験型教育旅行商品の開発、普及等に関する支援メニューでございます。例えば、事業内容としては、県外の小・中・高等学校さんが県内で行われる教育旅行に対して、宿泊1に対して
1,000円、それから民間主体での自発的な教育旅行サービス品質向上を図るための取り組みに対する2分の1の支援、それから、下の(2)にありますけれども、観光メニュー造成や受け地整備に対してスタートアップに対して上限50万円で2分の1補助、それから、それらでめどが立ったものに対して規模拡大型の支援ということで、上限250万円の2分の1補助というような内容、それから、お隣の31ページに行っていただいて、大山山麓観光推進協議会の行います情報発信や素材の洗い出し、観光素材発掘、モニターツアーの実施などに対する2分の1の支援、それから、山陰地域通訳案内士の活用事業ということで、大山圏域を訪れる外国人観光客受け入れのために企業が取り組む職員の多言語能力の向上などに対して2分の1の支援をするもの、それから、日野郡内外の住民を対象にしたたたらに関するミニたたらの操業体験会や、小・中学生を対象とした学習会、たたらの普及啓発を図る事業に対する2分の1の支援の組み合わせになっております。
 42ページをごらんください。観光交流局管理運営費でございます。庁内外との連携等を推進するための事務的経費となっております。それから、その下、職員人件費、一般職員35名分の人件費でございます。
 77ページですけれども、債務負担行為のお願いです。鳥取県立夢みなとタワー指定管理料について、平成31年度から35年度まで、それから平成30年度ユニバーサル情報共有情報発信ということで、障がい者や高齢者に優しい県内施設等の情報発信の経費を平成30年度から32年度までの3年間を継続的にお願いしたい。それから、先ほども説明しましたユニバーサル対応をしたいという企業への専門家などによるチーム支援に対する経費を平成30年度に引き続き平成31年度まで2年間お願いしたいという内容です。
 最後のページをごらんください。こちらも債務負担行為でございますけれども、上から3つ目の特別寝台列車瑞風、列車誘致支援事業でございます。先ほどの岩美町の関係で瑞風停車駅周辺レストラン、トイレ整備の関係の事業費として、平成39年度まで継続的にお願いしたいという内容になっております。

◎西川委員長
 続きまして、岡山観光戦略課参事、説明を求めます。

●岡山観光戦略課国際ネットワーク担当参事
 私からは、3ページから4つの事業について説明申し上げます。国内線、国際線の飛行機に関する事業でございます。
 まず、3ページの「空の駅」化による観光誘客促進事業でございます。こちらは、特に鳥取空港が空の駅として新しいステージに立つということもございまして、4つの区分で事業内容を整理しております。一つは、情報発信でございます。また、2つ目には、利用促進のための仕掛けづくりでございます。3つ目は、新しい体験メニューの開発でございます。そして、もう一つ、4つ目は、効果を最大限発揮させるための利便性の向上でございます。
 細かくは8つの事業をもちまして、このような取り組みを関係課との連携に支えられながら進めてまいりたいと考えております。
 続きまして、4ページでございます。新たな航空旅客創出事業でございます。こちらは、広域的な観点から連携をするということで、他空港と連携した需要の拡大を目指すものとして、但馬圏域との連携、それから、山陰地域のほかの空港との連携のための所要の経費を積み上げております。また、航空会社との連携も大切な要素と考えておりまして、全日空との共同キャンペーンの実施、また海外支店との連携によります羽田乗り継ぎによります海外からのインバウンドの誘客の所要の経費につきまして、お願いをしているところです。それから、国内路線の新規開拓のための所要の経費、国内チャーター便等の就航支援等につきましても所要の経費をお願いさせていただいております。
 続きまして、5ページでございます。国内航空便利用促進事業(利用拡大促進)でございます。私どもの県には2つの利用促進懇話会がございまして、鳥取空港の利用を促進する懇話会、そして米子空港利用促進懇話会がございますので、そちらと連携した取り組みのための経費として所要の額、また航空便の利活用支援ということで、県の重点分野と連携した航空便利用支援といたしまして、こちらはエアサポート支援事業として御案内のところではございますけれども、この取り組みについても引き続きやっていきたいと考えております。また、にぎわい創出や情報発信、そして定点観測として需要動向の分析等々も進めてまいりたいと考えております。
 最後に、6ページでございます。国際航空便利用促進事業でございます。こちらは、定期便として運航しておりますエアソウルと香港航空に対する運航に要する経費の一部の支援が含まれております。エアソウルにつきましては、春、夏のダイヤでの増便の継続がほぼ調整がついておりますので、増便分についての所要の経費についてもお願いしておりまして、こちらにつきましては、既存分と異なるスキーム、国から訪日誘客支援空港に認定されておりますので、その国の支援と同額だけの支援をもって増便について支えていきたいと考えております。香港航空については、7,000万円の運航経費支援をこれまでの約束事に基づきましてお支払いするための経費でございます。
 香港便につきましては、交流の下支えがまだまだ足らないところもございますので、そういった背中を押すための経費を計上しておりますし、また、国際定期便利用促進協議会という組織を代々持っておりまして、こちらで県境を越えて民間と連携しながら取り組むための所要の負担金についてもお願いをしているところです。

◎西川委員長
 続きまして、鈴木観光戦略課国際観光誘客室長の説明を求めます。

●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
 それでは、続きまして右側のページ、7ページをごらんいただけますでしょうか。私どものほうからは、国際観光の関係を説明させていただきます。
 7ページは国際航空便就航促進事業でございますが、これはチャーター便の誘致の関係の事業でございます。1,125万円をお願いするものでございます。外国人観光客に直接本県においでいただく手段として、また、県内空港の利活用、こういった観点から、国際チャーター便の誘致活動に取り組んでいるところでございます。
 内容といたしましては、航空会社への着陸料やビル使用料への支援、旅行会社への支援、また連続チャーターを運航される場合に広報費を支援、そういったものをこの事業の中で取り組んでまいりたいと考えております。
 32ページをごらんいただけますでしょうか。シンガポール市場誘客事業でございます。900万円をお願いしております。富裕層が多く、訪日リピーターが多いシンガポールでございますけれども、こちらからの誘客を強化したいというふうに考えておるところでございます。これまで、平成28年度、29年度につきましても旅行会社との関係性の構築ですとか、一般的なシンガポールに向けての情報発信等取り組んでまいりましたが、それをこのたび強化したいというふうに考えております。昨年10月にはシンガポールからの直行便が広島に入ってきております。また、ことしの10月、11月、12月、秋ごろですけれども、シンガポールとの相互チャーター、そういったものも計画を進めておられる旅行会社がございます。そういったシンガポールを中心とした動きが非常に活発になってきましたので、これまで取り組んでいる旅行会社との連携ですとか、また情報発信、そういったものに取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。
 右側のページ、33ページでございます。東アジア地方政府観光フォーラム総会開催事業でございます。2,300万円をお願いしております。東アジア10の地方政府、これは本県、江原道、吉林省といった地域でございますけれども、その行政観光協会等が集いまして、東アジア地方政府観光フォーラム、EATOFというふうに呼んでおりますが、この総会を本県において開催しようとするものでございます。
 2の主な事業のところに総会の開催の概要を書かせていただいておりまして、今現在、8月で調整をしております。会場は県西部地区ということで、大山開山1300年祭に絡めた取り組みとしたいというふうに考えております。日程でございますけれども、下の開催日程のところに記載させていただいております。地域間会議、あと各地域の観光情報を展示、一般市民の方に見ていただく展示会、あと知事会議、共同宣言等を行う予定にしております。
 34ページをお願いいたします。新たな取り組みでございますが、東京オリンピック・パラリンピック及びラグビーワールドカップを活用した誘客促進事業で200万円をお願いするものでございます。我が国におきましては、2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、こういった多くの選手、スポーツファンが集う大型スポーツイベントが開催されます。これを機に本県の魅力をPRしていきたいということで、事業化を進めておるものでございます。
 主な事業内容といたしましては、来年度はラグビーワールドカップを主な対象として取り組みを進めていきたいと思っております。特にラグビー競技人口が多いイングランド、アメリカ、またオーストラリア、こういった地域を対象として、特に鳥取県の魅力の情報発信を進めてまいりたいというふうに考えております。また、旅行会社と連携して、例えば、関西や東京のほうから来るツアーを造成していただく、こういったことも考えております。
 隣のページ、35ページでございます。東アジア市場誘客事業でございます。6,125万7,000円をお願いしております。この事業は、下の2のところにも書いてございますが、韓国、香港、中国からの観光客を増加させることを目的とした事業でございます。国際定期便ですとか、近隣空港の定期便、またチャーター便を活用して、民間事業者と連携した情報発信等に取り組んでまいりたいというふうに考えておるところでございます。
 内容といたしましては、駐在員の配置経費や各航空会社、フェリー会社と連携した情報発信、そういったことに取り組んでいく予定にしております。
 36ページをお願いいたします。台湾市場誘客事業でございます。1,000万円をお願いしております。台湾からのお客様は、日本においでいただいておられるお客様の中で第3位というふうに、非常に多うございます。また、訪日リピーターが多い市場でもございます。この台湾に向けて情報発信や旅行会社との連携、こういったものを強化してまいりたいということで考えております。
 今回、台湾を特筆させていただきましたのは、昨年秋に台湾の台中市と観光交流に関係します協定を締結いたしまして、相互交流を強めていこうというふうに話をしておるところでございます。これを機に、台湾での、例えば、旅行博出展ですとか、メディアを活用したPR、また花博のほうで観光PRを行う、そういったさまざまな取り組みを重点的に行いまして、台湾からの観光客をふやしていきたいと考えているところでございます。
 お隣、37ページをお願いいたします。伸びるASEAN誘客事業でございます。1,410万円お願いしております。訪日外国人観光客の伸びが著しい東南アジア諸国連合でございますけれども、こういったASEAN地域に向けて旅行博の出展ですとか情報発信を行っていきたいと考えております。中でもベトナム、フィリピンについては、まだ自治体の中でも最近ふえてはきたのですけれども、ようやく各自治体がスタートラインについたというふうなところもありますので、できればそのゴールデンルートの次の訪問地となるような取り組みを進めていきたいというふうに考えております。
 主な内容といたしましては、現地での旅行博出展ですとか情報発信関係、またタイにつきましては、岡山との連携をしたテレビ番組誘致、マレーシアにつきましても岡山と連携した視察ツアー、そういったものを行いまして、商品造成、あと情報発信に努めてまいりたいと考えております。
 38ページでございます。世界に通用する鳥取県の魅力発信事業でございます。マル新というふうに書いてはおりますけれども、昨年度も情報発信を行っておりました。それの継続的な位置づけではございますが、特に最近、非常に多いのが外国人の個人旅行者でございます。この個人旅行者に向けてホームページですとかSNSによって情報発信をしていくという事業でございます。現在、外国人向け観光ホームページ、英語、韓国語、中国語、これは簡体字と繁体字、両方でございますけれども、情報発信を行っております。また、英語版のフェイスブックやインスタグラム、そういったものを活用して観光地の情報発信を行っております。それを引き続き行っていきたいと考えております。
 今後ですけれども、特に、砂丘、大山といった観光地だけではなくて、伝統行事ですとか郷土料理、そういう地域文化も外国の方のハートには刺さるというふうに考えておりまして、そういった地域文化の情報発信、日本文化に関心の高い外国の観光客の方の誘致を図っていきたいと考えております。加えて、大山開山1300年祭等のイベント情報も積極的に発信していきたいと考えております。
 お隣、39ページでございます。外国人観光客送客促進事業でございます。これは外国人観光客を送客していただく事業者などに対しての支援でございます。例えば、訪日旅行を取り扱う旅行社に対しまして、視察ツアーの実施経費を補助したり、また、韓国等ではテレビホームショッピングということで、テレビで旅行商品を売るということがございますので、そういったものに対する経費、また団体ツアーを催行された際に、貸し切りバスの借り上げに係る経費、こういったものを補助しております。今後も続けていきたいと考えておるところでございます。
 また、国際定期便利用促進協議会という団体がございますが、こちらが行っております外国人観光客誘致、定期便を利用したツアーをつくられた旅行社への助成制度でございますけれども、こちらも継続して行ってまいりたいと考えております。
 40ページでございます。ロシアからの訪日観光客拡大事業、300万円お願いしております。ロシア人観光客のさらなる増加を目指しまして、沿海地方を中心としたロシアからの誘客を行います。観光プロモーションの経費を現地の広告代理店に委託したり、ブロガー等を招聘する経費でございます。
 このページの下段でございます。環日本海定期貨客船航路利用促進事業でございます。
DBSクルーズフェリーの旅客利用の中で、日本人の利用というのが非常に少のうございますので、そこをふやすための支援をこの事業で行うものでございます。一つは、国際定期便利用促進協議会の負担金、これはグループ旅行を行われた際に経費の一部を支援するというものですとか、修学旅行への支援、またDBSクルーズフェリーが着きます旅客ターミナルとJR境港駅の間にシャトルバスを運行させて、個人客の利便性を高める取り組みもこちらの事業で取り組んでまいりたいと考えております。
 41ページをごらんいただけますでしょうか。国際観光推進費でございます。3,722万6,000円をお願いしております。ここではほかの自治体等との広域連携の事業の負担金ですとか、JRとの連携事業、あと国際観光関係の非常勤配置、事務費等をお願いするものでございます。特に広域連携につきましては、中国5県ですとか関西、また京都、兵庫、そういった各自治体と連携をして取り組みを進めていくということを考えておるものでございます。昨年度からの継続事業でございます。

◎西川委員長
 続きまして、森山中部総合事務所地域振興局副局長の説明を求めますが、少し説明が長く
なっておりますので、要点でお願いいたしたいと思います。

●森山中部総合事務所地域振興局副局長兼中部振興課長
 失礼します。45ページをお願いします。新規事業で、フラダンス全国大会開催支援事業であります。ハワイであります世界大会へ向けての日本の全国大会の開催が鳥取県の中部に決まりましたので、全国のフラダンスの愛好家が鳥取県に集う大会になりますので、県としましてもこの大会を支援していくものであります。
 続きまして、46ページをお願いします。スポーツツーリズム推進事業、括弧書きにウォーキングリゾート推進ということで、28年に鳥取で行いましたWTC鳥取大会の成果を生かして、いろいろ事業を進めているところであります。
 主な事業としまして、ウオーキングコースの磨き上げの補助金、またロングトレイル策定イベントの開催ということで、新規ということで上げさせていただいております。今、西部から東部にかけてロングトレイルコースを設定したところでありますので、東部、西部と連携しまして、山の日の全国大会に向けて機運を盛り上げるウオーキングイベントを開催していきたいと思います。
 1つ飛びまして、(3)でウオーキングリゾートとっとり情報発信事業でありますが、今年度、世界の若手トレイルリーダーの13カ国の15名の人が鳥取に集まりまして、7泊8日でキャンプ等をしながら、鳥取の地をめぐっていただきました。このことでドキュメンタリーの
DVDを作成されましたので、これはことしスペインで行われるWTCの世界大会でも発信される予定でありますが、これを日本語版に要約しまして、地元、また国内でも情報発信をしていきたいというものであります。
 続きまして、47ページをお願いします。鳥取中部ふるさと広域連合との広域観光連携推進事業であります。現在、県の職員が中部広域連合に駐在しまして、中部の地域と連携しましていろいろ事業に取り組んでいるところであります。ここに対する補助ということになります。
 続きまして、48ページをお願いします。櫻杯争奪相撲選手権大会支援事業であります。平成30年度でこの大会が40回の記念大会となります。引き続き支援していくものであります。
 続きまして、49ページをお願いします。中部振興活動費であります。これは、所の標準事務費の活動費であります。

◎西川委員長
 続きまして、広瀬西部総合事務所地域振興局長の説明を求めます。

●広瀬西部総合事務所地域振興局長
 では、続きまして50ページをお願いします。伯耆の国「大山開山1300年祭」推進事業でございます。いよいよ来年度が本番ということで、これまで官民で構成する実行委員会であったり、あるいは圏域の市町村で事業案を練り上げてまいりました。その事業を実施するための経費をお願いするものでございます。
 中ほど下寄りに、全体の事業費等々書いておりますが、国の交付金も活用しながら、県と市町村がそれぞれ負担をしながらこの事業を行っていくということを考えております。
 右側、51ページに個別の事業、主なものではありますけれども、さまざま書かせていただいております。それぞれ展開するに当たっては、官民が一体となって、いつ来ても何かのイベントをやっているというようなにぎわいがあるようなもの、そして何より一過性ではない、次につながるような、例えば、それぞれの町村においても自分のところの魅力、強み、そういったものを磨き上げると、そういったコンセプトのもとで展開をしたいと考えております。
 51ページをごらんいただきますと、例えば、先般、春日大社での古伯耆物の刀剣の発見というのもございましたが、本来、地元にありましたその刀剣の歴史とか文化、こういったものに光を当てて展示会等々やっていったりとか、あるいはトレイルであったり、星の魅力であったり、そういったものを展開していきたいというふうに思います。
 中ほど、1300年祭の記念式典とありますが、これは8月10、11日に行われる山の日全国大会とも連携、リンクしながら、記念式典を行いたいと考えております。各市町村におきましてもそこにありますような、例えば、地蔵信仰であったり、南部町の古代神話であったり、日野のたたらであったり、境港の水木しげる、日南のヒメボタルと、こういったものをそれぞれに磨き上げて展開をしていただくということを考えております。
 また、(4)で書いておりますが、民間団体で積極的にこれに取り組もうという団体等に対しては、支援、補助をして、後に残っていくような、そういう構成で実施をしたいと考えております。
 広報につきましても大手の旅行雑誌等々、これは全体の予算の中で検討しながらしっかりと広報していきたいと思いますし、あるいは今年度もやりましたが、定額タクシーといったような二次交通の充実についても検討をしていきたいというふうに考えております。
 続きまして、52ページをお願いします。スポーツツーリズム「サイクリングリゾート」推進事業であります。先ほどは観光戦略課からもサイクリストの聖地事業についての説明がありましたが、西部におきましては、弓ケ浜サイクリングコースというものを今、整備、あるいは既に供用している分については維持管理をしております。それとあわせまして、自転車に関するトライアスロン、あるいはSEA TO SUMMIT、このイベントに対する支援補助をしていきたいというふうに考えております。特に来年度におきましては、夢みなとタワーから国道431号までの区間について、新たに整備をするということを考えておりまして、全体として夢みなとタワーから皆生、日野川河口まで、これを31年度末の貨客船のターミナルができ上がるまでに何とか完成をしていきたいというふうに進めていきたいと考えております。
 その下、大山・中海圏域で楽しむ「サイクリングツーリズム」推進事業でございます。これもサイクリング関連でございますが、来年度、民間が中心になりまして、弁慶ライド2018というものを7月に実施する計画とされております。これは、弁慶が大山寺から出雲の鰐淵寺まで一夜でつり鐘を担いで行ったという伝説に基づいて計画されているものでございまして、全体事業費が600万円強と伺っておりますが、そのうち島根県も同様に100万円を支援するということをお願いするものでございます。
 53ページをお願いします。大山山麓で楽しむ「スポーツツーリズム」推進事業、新としておりますが、従来からアウトドアスポーツフェスタ、中海オープンウオータースイム、これに対しては支援をしてまいったところでございますが、来年度は観光戦略課からもありました、誰もが楽しめる観光地という観点から、ユニバーサルという視点で高齢者であったり障がいをお持ちの方であったり、そういった誰でも参加できるような視点で模様がえをするということもございますので、改めて支援を継続していきたいと考えているものでございます。
 その下、大山中海振興費でありますが、これも従来から行っておるものでございますが、二次交通として大山るーぷバスというものを4月から11月のハイシーズンに運行しております。大山圏域を周遊するものでございますが、それに対する支援、負担金を支出すること、あわせて、今、大山寺地区で足湯が整備されております。また、現在、整備中でございますが、いわゆる山の駅というか、複合商業施設を建設中でございまして、それに対する大山町が実質負担する額の2分の1を補助するということで、債務負担を認めていただいておりまして、それの平成30年度分をお願いするものでございます。
 飛びまして、78ページをお願いできますでしょうか。一番最後になります。今申し上げました大山町で整備してあります足湯、あるいは参道の複合施設に係る債務負担の調書でございます。

◎西川委員長
 続きまして、遠藤交流推進課長の説明を求めます。

●遠藤観光交流局交流推進課長
 54ページをお願いいたします。「2018台中国際花の博覧会」参加事業でございます。1,300万円余をお願いしているところでございます。昨年10月に観光交流協定を結びました台中市で、国際花の博覧会が開催されるということで出展するものでございます。それにあわせまして、芸能披露ですとか観光物産PRを行って、広く鳥取県をPRしていこうというものでございます。
 続きまして、55ページをお願いいたします。米国バーモント州交流10周年記念事業でございます。アメリカ、バーモント州とは、平成20年に平井知事が訪問いたしまして、国際親善に関する覚書を締結し、以来、青少年交流を中心に交流を行ってきたところでございます。平成20年から10年を経過し、10周年を迎えることから、訪問団を派遣して10周年を祝おうという事業でございます。
 続きまして、日本人ブラジル移住110周年記念事業でございます。ブラジル移住が行われて
110周年を迎えるということで、ことしは7月21日に記念式典がサンパウロのほうで、眞子様も御出席ということで開催されるということでございます。これに合わせて訪問団を派遣しようというものでございます。鳥取市、若桜町のほうも訪問を検討されているということで伺っております。また、これに合わせて県内での記念事業も開催する予定にしております。
 続きまして、56ページをお願いいたします。「ロシアにおける日本年・日本におけるロシア年」交流促進事業でございます。ロシアにつきましては、一昨年、平成28年12月に山口県で日露首脳会談が行われまして、そこで2018年をロシアにおける日本年・日本におけるロシア年ということで各種文化交流事業等、大々的にやっていこうということで、国同士で取り決めがされたところでございます。これに合わせまして、鳥取県でも国の補助金を活用いたしまして、バレエ、かすりというような文化の紹介事業、交流事業を沿海地方、あるいはサンクトペテルブルク市のほうと連携してやっていこうというものでございます。
 続きまして、下のほうですけれども、第23回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミット参加事業でございます。毎年このサミットを開催しているわけですけれども、来年度はロシア沿海地方で開催されることになっております。これへの参加に要する経費でございます。
 続きまして、57ページでございます。多地域連携スポーツ交流事業でございます。200万円余りをお願いしております。毎年、沿海地方、韓国江原道、鳥取県と3地域で青少年のスポーツ交流事業をやっておるところでございます。来年はロシアで開催する予定になっておりまして、これへ青少年を派遣する経費でございます。
 続きまして、ロシア極東地域交流推進事業でございます。117万円余りお願いしております。こちらは、ロシアにつきましては従来から極東地域、沿海地方、あるいはハバロフスク地方というところと交流を続けておるところでございます。これらの地域との間で環境交流団でありましたり、囲碁や柔道などの交流を行うということに要する経費でございます。
 続きまして、58ページをお願いいたします。韓国交流推進事業でございます。韓国につきましては、江原道との間で20年以上にわたって交流事業を行っているところでございます。事業内容といたしましては、江原道の職員の受け入れでございましたり、国際青少年の芸術祝典への青少年団の派遣といったようなことを行っていく経費でございます。
 続きまして、中国交流推進事業でございます。中国との交流につきましては、吉林省及び河北省と友好交流協定を結びまして交流事業を行っておるところでございます。特に、吉林省につきましては、昨年、友好県省ということで、姉妹提携関係に格上げしたところでございます。これに伴いまして、来年度はここの2の主な事業内容の新ということで書いておりますけれども、吉林省から県費留学生を受け入れるような取り組みをしていきたいということで、平成31年度から受け入れようと思うのですけれども、そちらのほうに関係する経費も合わせてお願いしているところでございます。
 続きまして、59ページでございます。モンゴル中央県交流推進事業でございます。モンゴルとは、中央県と従来から交流を進めております。その関係で交流事業に要する経費です。特に、主な事業内容の上から4つ目ですけれども、中央県からの留学生の奨学金ということで、従来から鳥取環境大学に留学生を受け入れているところですけれども、今年度で卒業するということになっております。来年度も今、受け入れ予定ということで、鳥取大学のほうで受け入れに向けて今、取り組みをしているところでございます。それに要する経費というのが奨学金でございます。
 続きまして、台湾交流推進事業でございます。台湾とは、先ほども御説明いたしましたように、台中市と交流を中心に従来から進めているところですけれども、従来続けておりましたインターンシップでありますとか、子供の交流、サマースクールなどの隔年派遣ですとか、こういうものを継続するとともに、自転車交流事業ということで台中から自転車交流団というのを受け入れるための経費でございます。
 続きまして、60ページをお願いいたします。ジャマイカウェストモアランド県交流推進事業でございます。平成28年にジャマイカウェストモアランド県との交流をスタートさせてきたわけですけれども、引き続きまして、職員の派遣や青少年交流事業などを進めていくようにしております。2020年の東京五輪に向けまして、交流が一層進むようにしていきたいということで考えております。
 続きまして、ブラジル交流促進事業でございます。こちらも従来からですけれども、ブラジル鳥取県人会のほうと連携いたしまして、技術研修員、留学生の受け入れ、中堅リーダーの交流といったような取り組みを継続して取り組んでいく予定にしております。
 続きまして、61ページをお願いいたします。自治体職員協力交流事業でございます。730万円余りをお願いしております。従来から吉林省とジャマイカウェストモアランド県から1名ずつ、2名の研修生を受け入れております。来年度も継続して1名ずつ受け入れる予定としております。
 続きまして、国際交流員活動費でございます。国際交流員につきましては、現在、15名の国際交流員に活躍していただいています。この15名、引き続き活躍していただくための経費でございます。
 続きまして、62ページをお願いいたします。鳥取県国際交流財団助成事業でございます。国際交流財団につきましては、ことしの4月にふれあい会館のほうに移転することにしております。これに伴いまして、体制の維持、継続ですとか時代にニーズに合わせたような取り組みの発展というようなことで事業を組ませていただいて、それに対して助成をするというようなことでございます。
 新しいようなものを中心に御説明いたします。2の助成事業のイのところですけれども、コミュニケーション支援事業ということで、鳥取県内においても在留外国人の方がふえていらっしゃるということで、災害情報システムの構築ですとかそういった所要の体制整備というのをさせていただこうと思っております。また、カの事務所費、運営費というところですけれども、職員の人件費のほうを上げさせていただこうということで、それに対しまして助成をしようということで考えております。また、職員につきましては、これまで事務局長のほうは県職員を派遣していたのですけれども、そちらのほうも継続ということで体制の維持、充実をしていこうということでございます。
 続きまして、63ページをお願いいたします。国内交流推進事業ということで74万円余りをお願いしております。従来からやっております国内交流の推進ということに伴う補助金でありましたり、県外県人会等との協働によります情報発信の事業ということで上げさせていただいているところでございます。
 続きまして、交流ネットワーク活用事業でございます。鳥取県とゆかりのある交流組織ということで、国際交流員のOBでしたり、学校のALTのOBというような方々の組織である世界とっとりファンクラブ会員への情報提供でしたり、自治体国際化協会への分担金ということでお願いをしております。
 続きまして、64ページをお願いいたします。パスポート発給事務でございます。これにつきましては、昨年9月議会におきまして債務負担行為をお認めいただいたところでございます。パスポート発給事務に係る経費といたしまして3,100万円余り、平成30年度分としてお願いしているところでございます。これに関しましては78ページをお願いいたします。債務負担行為ということで9月に補正でお認めいただいた平成30年度以降の支出予定額を一番下のほうに記載させていただいております。
 また64ページにお戻りいただけますでしょうか。鳥取県国際関係調整費ということで1,200万円余りお願いしております。国際交流を推進するに当たっての事務的経費でございます。
 65ページにつきましては、廃止事業を掲載させていただいております。

◎西川委員長
 続きまして、江原観光交流局副局長兼まんが王国官房長の説明を求めます。

●江原観光交流局副局長兼まんが王国官房長
 66ページをお願いします。まんが・アニメツーリズム推進事業として3,300万円余をお願いしております。漫画、アニメを生かして国内外からの誘客とか県内周遊の仕組みづくりを行う事業であります。
 新しい取り組みとしては、1番目に、この4月から約10年ぶりに「ゲゲゲの鬼太郎」の新しいアニメが放送を開始しますので、鳥取県としてもこの番組のスポンサーとなって、アニメの人気を鳥取県への誘客につなげるという取り組みをしていきたいというふうに考えています。
 2番目に、まんが王国とっとり満喫周遊パスという、インバウンド向けに県内の施設をお安くめぐれるスタンプラリーつきのパスを発行いたします。これをJRのエリアパスと一緒に販売、促進することによって、インバウンドの促進につなげようという取り組みをしたいと考えております。
 続いて、67ページをお願いします。まんが王国とっとり妖怪パワー発信事業として1,250万円をお願いしております。水木しげる先生関係の事業ですが、まず、水木しげる生誕祭開催事業として、回を重ねるごとに人気が出てきておりますので、来年度は規模を拡大して実施したいと考えております。また、怪フォーラムの開催、これは妖怪文化ゆかりの鳥取、岩手、徳島3県で連携して行う事業ですが、これまで毎年3県持ち回りでやってきましたけれども、今年度で2巡しましたので、来年度はもう持ち回りはやめて、京都とか大阪とか情報発信力のあるところに3県で出ていって情報発信事業をやりたいというふうに考えております。
 次に、68ページですが、まんが王国コナンで誘客促進事業ということで1,900万円余、コナン関係の事業です。夏のイベントとして定着してきたコナンまつりのほか、鳥取砂丘コナン空港展示装飾拡充ということで、一体化に伴って新たな魅力づけをしていきたいというふうに考えております。
 69ページ、世界が認めた漫画家・谷口ジロー顕彰事業ということで540万円お願いしています。これは昨年11月の補正予算で債務負担行為を認めていただいた事業ですけれども、4月14日から、県立博物館で谷口先生の追悼展をやるということで今、準備を進めておりますが、それの30年度分の経費をお願いするものです。
 70ページです。まんが王国発ソフトパワー事業として9,200万円余をお願いしております。これは、国際マンガコンテストの開催や国際声優コンテストの開催といったベーシックな事業を中心としたものですけれども、新しい取り組みとして、表の3番目にあります高知県と連携したまんが王国広域周遊促進ということで、高知と鳥取の漫画ゆかりの地をめぐる広域周遊のために海外メディアを両県連携して招聘するという事業を行いたいと思っております。また、1つ飛んで、まんが王国活動推進コーディネーター派遣ということで、民間の漫画を生かした取り組みのレベルアップを図っていくために、希望する団体に対してコーディネーターを派遣するという取り組みを行いたいと思います。
 そして、71ページの表の上にありますが、ジャポニスム2018自治体参加企画出展です。ことし、日仏友好160周年で、政府でジャポニスム2018というイベントをフランスで行いますけれども、それの自治体参加企画という募集がありまして、それに企画提案をしましたら通りましたので、国際交流基金から2分の1の支援があります。ここで漫画と伝統工芸をコラボしたような形で鳥取県の魅力を発信していきたいというふうに考えております。

◎西川委員長
 説明は終わりました。
 それでは、ただいままでの説明について、質疑等受けたいと思います。いかがでしょうか。

○伊藤委員
 ちょっと初めて聞きましたが、いなば温泉郷、これはどこの温泉地がこれに該当するのか、お伺いしたいと思います。
 それと、22ページ、サイクリストでルートが次々と延長されているのですけれども、実際、地元の人がどれだけ知っているかといったら知っていない。サイクリストが入ってきたときに交通事故等の問題もあるので、そこの注意喚起をどうするのか。例えば、運転免許試験場の免許更新のときに鳥取県ではこういうサイクリングルートがあって、海外の人も含めて自転車が通りますよと、だから、交通事故を起こさないように譲り合い運転をお願いしますよとか、そういうふうな啓発が必要ではないかと。道路に書いてあるのだけれども、あれを運転のドライバーというのはほとんど見ることがないわけです。標識は左側にあるわけで、運転席は右側だから見ることがない。そこのところの啓発を何とかしなければならないのではないかと思う。次々行きますよ。
 40ページ。DBSクルーズについて、平昌オリンピックのときにNHKでDBSが境港に来たと放送があった。DBSの船の模様や現地の人とのいろんな交流の話があり、そういうのも非常に宣伝効果が高かったなと思った。ああいうところでうまくDBSをPRしていくというのもいいかなと。バーや風呂もあると言っていて、あのPRはよかったかなというふうに思いました。
 それと、あと台湾と中国両方に交流しているのですけれども、どうなのですか、この2つの中国の関係が非常にややこしい。これのバランスをどうするのかというところで、県としては何か念頭に置きながら交流促進を進めているのか。
 もう1点は、最後に、本当に10何億という巨額な費用を使って観光取り組みを進めているわけだけれども、この経済効果の検証というのはどこかで観光交流局としてはされるのか。それについてとりあえず以上でございます。簡潔でいいですよ。

◎西川委員長
 一番初めは何でしたか。

○伊藤委員
 一番最初はいなばの温泉郷。

◎西川委員長
 ああ、温泉郷、お願いします。

●岩下観光戦略課長
 最初、18ページの下段のほうにありますいなば温泉郷支援事業と皆生温泉支援事業ということがあります。いなば温泉郷というのは、先ほどのDMOが新しくできたということで、麒麟のまち観光局というのがありました。あれの前身が鳥取・因幡観光ネットワーク協議会というのがあります。その鳥取県東部地域の鳥取温泉、鹿野温泉、浜村温泉とか吉岡温泉とか、全部合わせたところの活性化をしていく。鳥取県東部の温泉を活性化するという枠組みでございます。
 22ページのサイクルツーリズムのことで、サイクリストのための路面標示など啓発をもっとすべきだというようなお話がありました。実際、車と自転車が一緒のルートを走るということがやはり避けられない区間です。白兎の近辺などの安全性の確保も含めて、ドライバーに対する啓発もしていきたい。警察も含めた協議会を開催しますので、免許更新のときの啓発も含めて話をしていきたいと思います。

◎西川委員長
 以上でよろしいですか。
 続きまして、外国交流の関係で、遠藤課長ですね。

●遠藤観光交流局交流推進課長
 台湾と中国との関係でございます。委員御指摘のとおり、非常に難しいところがあるといいましょうか、国と国との関係の中で2つの中国ということにはなっていないというか、日本国政府も中国のことを尊重するというような立場でございます。
 従来から鳥取県、台中市のほうと20年以上交流をしておりまして、台湾との交流についても先鞭をつけてきた県だということで自負してきているところでございます。
 そういった中で、台湾との交流ですけれども、他県においても愛媛県や群馬県、青森県、大分県などというようなところが台中市とも友好交流協定というようなものを最近結んできているというような状況がございます。そういったような状況も見ながら、鳥取県としても慎重に状況を見ながら積極的にかつ進めていきたいということで考えているところでございます。

◎西川委員長
 伊藤委員、よろしいですか。(「あと最後、済みません、観光消費額についてということで」と呼ぶ者あり)

●岩下観光戦略課長
 観光交流局として観光誘客事業で20億円近いお金を使っているのだけれども、その効果はどうかというお話でございました。
 昨今、日本の観光消費額、経済効果が建設業の消費額と並んできているという報道もありましたけれども、鳥取県でもその消費額は膨らんでいると考えております。基本的には国内のお客様は横ばいなのですけれども、消費額の多い外国人のお客様がふえているということ、あるいは米子-ソウル便の経済効果だけで見ても、3便のときに年間12億円、これが5便になれば年間20億円に達する。あとは1人当たりの観光消費額を計算で積み上がる観光客に掛ければ消費額が出ますので、そこら辺を発表していきたいと考えております。

○伊藤委員
 私が言ったのは、経済効果をどこかで押さえているのですかというわけ。だから、そのベースの話ではなくて、県として当初予算19億円で経済効果はどのくらいなのか。これだけ交流があるから経済効果がふえるのはわかっているのです。だから、そこの経済効果をどこが押さえるのですか、皆さんが押さえているのですかということなのです。

●岩下観光戦略課長
 地方創生事業のKPIで押さえている消費額というのは、実は外国人の額だけになっております。ですので、日本人も合わせたトータルの額というのは出していないのが現状でございますので、そのあたりは検討していきたいと思います。

○伊藤委員
 巨額な費用を使うわけだから。例えば、19億円も使って観光を鳥取県で推進しているのですけれども、税金を使う以上は有権者の皆さん方からどれだけの経済効果があるのですかと言われたときに、きっちりはできなくても外国人の誘客によって大体これぐらいと、それから、温泉地等の国内旅行客による経済効果が、これぐらい見込んでいますと。だから、私どもがしっかりと力を入れていきますというようなことを、有権者の皆さんに説明できるだけの資料、バックデータはやはり持ってほしいなということです。そうしないと、19億円のこの大きな金を使うわけですから、公共事業を上回ってとか言うけれども、そうは言ったって建設業者の皆さんは大変な状況にあるのだから、やはりそれに対する説明責任を投資的な部分で説明を果たさなければいけないと思うのです。そこのところを私は言っているわけで、ひとつ何とか。

●門脇観光交流局長
 委員の御意見もごもっともな面があると思っています。今、岩下課長のほうからもありましたけれども、いわゆるどれくらいの人が来ました、外国人は今これだけの数が、40%近く来ています、そしてまた入り込み客数がこういった人数があります、こういったところは押さえながらということはもちろんやってきてはいるのだけれども、それをもう少し、どれだけの効果があったかというところで、目に見える形であらわしていく。どういったやり方があるかということも少しまた、きょうの御意見を踏まえて検討させていただきたいと思います。

◎西川委員長
 この関連で、このことはよろしいですか。
 では、私も関連で。
 私が思うのは、初期投資が必要だというのはわかるのです。ところが、19億円という金が年々続いていくということは、これは初期投資ではなくて、それで維持するというお金になってしまって、やはり2年、3年でこれだけの効果を出しますと、あとは自力で鳥取県に来ていただけるような取り組みになるということでないと、結局、今言われたように、極端に言えば、県費を出して、旅行客の負担はなしで鳥取県に来てもらうような形で終わってしまうので、やはり伊藤委員が言われるように、投資に見合った効果は自然に鳥取県に来ていただけるような取り組み、補助で来ていただくだけでなく鳥取県のよさをもうちょっと売るとか、そういう取り組みに変えていかないと、伊藤委員の言われた質問の答えになっていないかなと私は思うのですけれども、そこら辺は局長、いかがでしょうか。

●門脇観光交流局長
 どう自立的にといいますか、鳥取県に来ていただけるような仕組みをつくっていけるか、この予算の中にもPRや県内の事業者の環境整備など、いろんな取り組みを入れている。それをどう生かされて、今、どういう成果が出ているのか、その後どう続けていこうかということが皆様にわかるようにということだと思いますので、いずれにしても今の状況を踏まえた上で、どういう形で皆様に見ていただくのか、少し検討させていただければと思います。

○伊藤委員
 冒頭言ったけれども、いなば温泉郷、これは多分東部の県会議員の皆さん方も初めて耳にされた方もあると思うのです。中部の場合は梨の花温泉郷ですね。では、西部は大山温泉郷にするのか何にするのか、そういうふうなイメージ戦略の中でいなば温泉郷ができたのか。その辺はどうするのですかということも聞きたいのです。中部は梨の花温泉郷、これは以前から取り組んでどんどんやってきた。多分それに対抗していなば温泉郷という形になったと思うのです。では、西部はこれまでどおり何ですかと。やはりそこのところはイメージ戦略として何か県としてはその辺の思いを抱きながらそれをやっているのかやっていないのか、それを聞きたいのです。

●岩下観光戦略課長
 御存じだと思いますけれども、梨の花温泉郷はやはり中部地区の地元主導でできた構想、それからいなば温泉郷も鳥取県東部の地元から出てきて、それぞれがDMO化しているという状況でございます。西部については少し状況が違うということもありますけれども、西部総合事務所と一緒になって今、後押しをしようとしておりますけれども、引き続き頑張っていきたいと思います。

◎西川委員長
 よろしいですか。
 そのほかいかがでしょうか。

○澤副委員長
 6ページの国際航空便の利用促進の中で、これは予算自体は賛成なのですけれども、その前に確認したいことがあって、ワンコインで米子駅から空港の往復というのはこれは当然インアウトということでこういうワンコインなのだということは、ここはもう入口と出口が決定しているということを前提にお伺いしたいのですけれども、以前、バスに乗るのに荷物を預かって、ワンコインか金額はちょっと忘れましたけれども、旅館まで持っていってくれるというような事業もあったのです。手ぶらでいろいろな形で行ってほしいというような話があって、その後、1年間で消えてしまった。それを一回、これとあわせるような格好で聞いてみたいなと、そこのところをわかればお願いしたいのですけれども、どうでしょうか。

●岡山観光戦略課国際ネットワーク担当参事
 旅館に対して交通の拠点からお預かりした荷物をチェックインまでお届けするというシステムが平成16年か17年に観光連盟に派遣されていたおそどまさこさんという方が始められたように記憶しているのですけれども、当時は余り利用実績が上がらなくて、それでやらないことになったのではないかと記憶はしているのです。
 ただ、今、国際便の状況も随分変わってきておりますので、ニーズがあればそのようなことについても利用促進協議会ですとか懇話会あたりで検討はしてみたいと思います。

○澤副委員長
 それもお願いしたいのですけれども、言われていることと私が認識している聞いた話とちょっと違うので、ここで言いませんけれども、これは平成16年でなく、私が言っているのはもっと近年の話です。もうここ何年か、4~5年以内の話でそういうことをやられたという。だから、もう一度、せっかくこれをあわせるのだったら、検討してみてほしいなということをお願いしたいと思います。
 それともう一つ、いいですか。

◎西川委員長
 はい、どうぞ。

○澤副委員長
 これはちょっと本当にどうなのかなと思うのですけれども、シャトルバスを、DBS、今、話をされましたけれども……。

◎西川委員長
 何ページですか。

○澤副委員長
 済みません、40ページにDBSのシャトルを運行するというと、それだけニーズがあるということだと思うのですよね。これ、先ほどもありましたけれども、客船に関しては、貨物は別にして年間で相当な利用実績があると。いろいろな弾丸ツアーや登山だとかなんとか言われてきまして、それだけニーズも続いているのではないかと思うのですけれども。それで、ここが結局行くところが境港なのですよね。境港、何か聞くところによると、船が着いたときというのは、JR境港駅の駅長さんは人が多くてんてこ舞いみたいな格好で送り出すと。それはそれでうれしいことなのです。
 やはりそこで言われるのは、そこから米子駅まで出ないといけないのです。米子駅まで出て、さっき言われた米子市の連携でいろいろと案内をすると、これはそれでいいのですけれども、やはりもとに来られる何万人の人がおりてきてそこを経由する姿がたくさんになってくると。そこで言われるのは、直接皆生とか大山とかそういうところに二次交通が出るようなことが考えられないのか、交通政策課長のところに行く話なのだけれども、そういうことも現実の話としてちょっと考えてもらいたいなということがあるので発言しました。ちょっとそのことに対して、聞きっ放しではなくして、今後のことも含めてちょっと回答をお願いしたい。

◎西川委員長
 遠藤課長でよろしいでしょうか、どなたになりますか。
 どうぞ。

●岡山観光戦略課国際ネットワーク担当参事
 利便性の向上という観点から、今の交通拠点同士を結びつけるやり方でやっているものについて御説明しますと、米子空港に御到着になったお客様を直接皆生温泉にお送りするような取り組みを最近始めています。これは懇話会の取り組みとしてやっていますので、これは御紹介をさせていただきたいと思います。

●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
 DBSが着いてからのシャトルバスのお話がございました。実績としては結構な数の方が御利用いただいておりまして、昨年度ですと年間2,500名の方がこのシャトルバスを利用しておられます。おおむね1日当たり30名ぐらいが利用されております。境港駅まで結んでおりますのは、いわゆる最寄りの交通結節点ということで境港までお運びして、あとはバスやJRを使って米子方向に行かれる方が移動していただきたいということで、今のところは境港までという状況でございます。
 また、今後のことにつきましては、またDBSクルーズフェリーですとか地元等とも話をしながら、二次交通のあり方についても考えていきたいと思います。

◎西川委員長
 よろしいですか。
 どうぞ。

○澤副委員長
 では、それはお願いしたいということと、それとさっきの荷物を空港から宿泊先に届けることに返りますけれども、一言だけ申し添えておきたいのは、直接行かれる場合もあるのでしょうけれども、私の言っていますのは、やはり周辺観光地をぐるっと周遊して行かれるということを前提なので、例えば、こういう業者の人も1日に何個か定期的に便があれば、それはそれできちっと回転するのだという話もちょっと聞いているので、そういうことをちょっと前提に話し合いをしてみて、また教えてください。お願いします。

◎西川委員長
 答弁はよろしいですね。

○澤副委員長
 はい。

○前田委員
 中部の伊藤さんに非常に心配してもらっているいなば温泉郷支援事業、18ページですね。単なるお金の比較を言いたくないのですけれども、いなばとは、岩井、鳥取、浜村、吉岡、強いて言えば鹿野、5つですね。20~30万円ですか、これは。岩下課長は、今言った温泉郷の現状を踏まえて答弁されておるのかなという疑問を僕は持っています。大変なところですよ。どこも苦労していますよ。岩井は2~3軒、吉岡はあるけれども、後継者難でみんな苦労している、設備投資はできない。浜村は1軒でしょう。本当でやる気ならば、岩美町と鳥取市と協議会をつくって何とかしてください、本気でやるのだったら。たった131万円でやっていますというようなことを言ってほしくないな。外国人もたくさん来る、星取県でたくさん来る。僕は鳥取県東部のどこに泊まっているのか、宿泊施設を非常に心配していますよ。
 ついでに言うと、24ページ、1,500万円、ユニバーサル。ここですよ。こういう支援をしてあげないと、後継者がいないのだから、設備投資したくないのですよ。でも、時代の流れにはついていけないのですよ。ついていけない設備になっているのです。20億円も使うのだったら、ここなどしっかり支援して、受け入れ体制を強化すべきだと思いますよ。もっとしてやってください。たった1,500万円。これは全県ですからね。
 もう一つ、25ページ、観光案内。僕は鳥取駅でも外国の方をよく見るのです。米子空港と境港ですか。鳥取駅の中の構内の観光案内所がありますよ。鳥取市と話して、あそこにも1人、ツアーデスクぐらいは配置すべきだと思いますよ。答弁は要りません。

◎西川委員長
 御意見ということで。
 では、そのほかいかがでしょうか。よろしいですか。質問はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 では、ないようですので、質疑を終わりたいと思います。
 少し時間がたちましたので、暫時休憩いたします。再開は午後2時40分とします。

午後2時34分 休憩
午後2時39分 再開

◎西川委員長
 それでは、再開いたします。
 次に、2月補正予算の説明を求めます。
 なお、質疑につきましては、説明終了後一括して行っていただきます。
 初めに、門脇観光交流局長に総括説明を求めます。
 どうぞ。

●門脇観光交流局長
 それでは、2月補正で予算関係、観光交流局の資料をごらんいただきたいと思います。
 1ページ、総括表をお願いいたします。観光交流局は、事業の実績見込み等によります減額補正が中心でございます。最後、職員人件費が決算見込みによりまして若干の増になっている、そういった状況でございます。
 詳細は各担当から説明させていただきます。よろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 続いて、関係課長等から順次、説明を求めます。


●岩下観光戦略課長
 それでは、同資料2ページをごらんください。鳥取県立夢みなとタワー管理委託費、それからその下の「とっとり年は鳥取へキャンペーン」につきましては、両事業とも実績見込み額の減に伴う減額補正でございます。
 引き続きまして、3ページをごらんください。中段の観光振興費、それからその下の未来に引き継ごう!県民の歴史遺産「三徳山」調査活用推進事業、2事業とも実績見込み額の減に伴う減額補正でございます。
 同ページ、職員人件費、一般職員33名分に係る給料、職員手当の実績増に伴う増の補正でございます。
 飛んでいただきまして、一番最後の紙の13ページですね。繰り越しのお願いでございますけれども、ICTを活用した外国人個人旅行者対応事業費でございます。これは自動翻訳などを活用した外国人受け入れ体制整備事業ですけれども、翻訳システム、国の情報推進機構のほうのシステムを使うための交渉が難航したこと、それから、共同事業者であります鳥取市の体制が整わなかったことによりまして、700万円を繰り越しさせていただきたいというお願いでございます。

●岡山観光戦略課国際ネットワーク担当参事
 私のほうからは、2ページの2事業と3ページの上にございます1事業につきまして、御説明申し上げます。
 国際航空便利用促進事業につきましては、補助件数の減、実績見込み額の減によりまして減額補正をさせていただきたいと考えております。
 続きまして、国内航空便利用促進事業ですけれども、これは委託の請負減等がございまして、減額補正をさせていただきたいと考えております。
 3ページ目に移りまして、新たな航空旅客創出事業ですけれども、こちらも実績見込み額の減に伴います減額補正でございます。

◎西川委員長
 続きまして、森山中部総合事務所地域振興局副局長の説明を求めます。

●森山中部総合事務所地域振興局副局長兼中部振興課長
 そうしますと、4ページをお願いします。一番上ですが、スポーツツーリズムの推進事業(ウォーキングリゾートの推進)です。ウオーキングコースの整備の補助金の実績見込みに伴う減でございます。

◎西川委員長
 続きまして、広瀬西部総合事務所地域振興局長の説明を求めます。

●広瀬西部総合事務所地域振興局長
 その下でございます。とっとりスタイルエコツーリズム普及推進事業でございます。補助等の対象事業の実績見込み額の減に伴う減額の補正でございます。

◎西川委員長
 続きまして、遠藤交流推進課長の説明を求めます。

●遠藤観光交流局交流推進課長
 5ページをお願いいたします。北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミット開催事業、モンゴル中央県友好交流20周年記念事業につきまして、実績見込みの減によります補正でございます。
 続きまして、多地域連携スポーツ交流事業ですけれども、一部スポーツ大会が中止ということに伴います減でございます。
 ロシア極東地域交流推進事業、これも実績見込み額の減による減額でございます。
 続きまして、6ページをお願いいたします。ジャマイカ・ウェストモアランド県交流推進事業です。こちらも実績見込み額の減ということでございます。
 ブラジル交流推進事業でございます。これはブラジル鳥取県人会に研修員を派遣できなかったということで中止になったことに伴います減額でございます。
 続きまして、国際交流員の活動費ですけれども、これも実績見込み額の減ですけれども、育児休暇の取得者が多かったというようなことに伴います減額でございます。
 国内交流推進事業でございます。こちらも実績見込み額の減による減額でございます。
 また、職員人件費につきましては、職員手当等の実績額の減に伴う補正でございます。

◎西川委員長
 続きまして、江原観光交流局副局長兼まんが王国官房長の説明を求めます。

●江原観光交流局副局長兼まんが王国官房長
 7ページをお願いします。まんが・アニメツーリズム推進事業とまんが王国発ソフトパワー事業ということで、いずれも減額をしていますが、実績見込み額の減に伴う減額補正としていますが、もうちょっと具体的に言いますと、アニメツーリズムに関しては、アニメツーリズム協会というアニメ聖地の選定をやっている団体と一緒にやろうとしていた事業が、協会側の事業のおくれに伴ってちょっとやり方を見直したことによる減額です。
 まんが王国発ソフトパワー事業のほうは、補助金の交付額の減という、民間や市町村に対する補助金の減ということで減額をしております。

◎西川委員長
 説明は終わりました。
 それでは、ただいままでの説明につきまして、質疑を受けたいと思います。いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。
 ないようですので、次に移ります。
 次に、請願・陳情の予備調査を行います。
 今回の予備調査は、新規分の陳情1件についてであります。現状と県の取り組み状況はお手元に配付しております請願・陳情参考資料のとおりであります。
 初めに、執行部から現状と取り組みについて聞き取りを行った上で、陳情者の願意の聞き取りや現地調査を行うかどうか検討したいと思いますが、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。
 では、そのように図らせていただきます。
 それでは、陳情地域振興30年4号、核兵器禁止条約の日本政府の署名と批准を求める意見書採択について、担当課長から説明を求めます。

●衣笠地域振興課長
 陳情30年4号、核兵器禁止条約の日本政府の署名と批准を求める意見書採択について、現状と県の取り組み状況について御説明申し上げます。
 まず、核兵器禁止条約と日本の立場でございますが、軍事的な核兵器利用を世界的に禁止する条約であります核兵器禁止条約は、平成29年3月27日に交渉会議が始まりまして、7月7日に採択されております。12月8日までには56カ国の地域が条約の署名を行いまして、現在では、タイ、バチカン、メキシコなど、各国が批准しているというような状況でございます。しかし、アメリカ、ロシアを初めとする核保有国、その同盟国などは日本も含めて参加をしておりません。
 日本の立場といたしましては、核兵器保有国と非保有国の亀裂を深めるなど、核兵器のない世界の実現をかえって遠ざける結果となるため、残念ながら我が国として本件交渉会議に参加することは困難であるというところで、現在もその立場で交渉されているというところでございます。
 県の取り組み状況といたしましては、この核兵器禁止条約の締結を求めるヒバクシャ国際署名へ知事が昨年の5月31日に署名しているところでございます。

◎西川委員長
 説明は終わりました。
 それでは、ただいまの説明について、質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようであります。
 それでは、委員の方で、陳情者からの願意の聞き取り、あるいは現地調査の必要性、御意見を伺いたいと思います。いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 必要なしでよろしいですね。(「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、今回につきまして、聞き取り及び現地調査は行わないことといたしました。
 続きまして、報告事項に移ります。
 執行部の説明は要領よく簡潔にお願いします。なお、質疑等については、説明終了後に一括して行うこととします。
 まず、地域振興部から、報告2、鳥取県中部地域公共交通網形成計画の策定について及び報告3、県西部地域における公共交通の利便性向上について、矢吹交通政策課長の説明を求めます。

●矢吹交通政策課長
 委員会資料報告事項の1ページをお開きいただきたいと思います。これは、鳥取県中部地域公共交通網形成計画の策定についてでございまして、県内では、先ほど申し上げました東・中・西部の圏域ごとに県も参画いたしまして、この計画を策定しております。西部、東部に続きまして、中部の計画案がまとまりまして、本日2月23日からパブリックコメントを開始したいと思っておりますので、御報告をいたします。
 この中部の計画でございますが、会長は倉吉市長で、検討を進めてまいりまして、夏場に公共交通の現状ですとか移動実態調査、あと住民へのアンケート、こういったことを行いまして、年末にかけてワーキンググループ、こういったところで分析しながら取りまとめたところでございます。
 今回のこの網計画が目指す将来像でございますが、1ページの中段にございます。生活地域を一体化する公共交通ネットワークの充実と暮らしやすさを実現し、いつまでも住み続けられる中部地域、こういったものを目指すものでございます。
 そして、計画案のほうにつきましては、本日別冊をお配りいたしてございます。そちらのほうでポイントを御説明させていただきたいと思います。鳥取県中部地域公共交通網形成計画案というこの別冊の資料でございます。資料のほうの7ページをお開きいただければと思いますが、よろしいでしょうか。(「どうぞ、お願いいたします」と呼ぶ者あり)
 7ページが全体の施策の体系でございまして、一番左の端にあります目標欄にございます6つの項目に沿って、真ん中ら辺にあります事業内容といたしまして、34個の取り組みを進めていくものでございます。その中でもまた主なものを御説明させていただきたいと思いますが、次に、10ページをお開きいただければと思います。
 ここでは、移動利便性の向上に向けまして、(2)のところにございます西倉吉工業団地へのバスの乗り入れ、これを検討していきたいと思っております。西倉吉工業団地は、県外からの誘致企業が複数立地してございまして、主な企業だけでも1,100名を超える従業員の方が勤務していらっしゃいます。したがいまして、そこの団地周辺を運行するバス路線を延伸いたしまして、団地内への乗り入れ、これを計画していきたいと思っているところでございます。
 次に、11ページでございますが、(1)にございます。河北地域へのバスの乗り入れを検討していきたいと思います。こちらのほうも、河北地域は近年、商業集積化が非常に進んでございまして、買い物の目的地としてアンケート調査をしたところ、上位に上がっている商業施設が非常に多く立地してございます。その中を走る国道179号、これは路線バスが走っていないというところから、そういった施設への利便を高めたいということから、乗り入れを検討したいと思っているところでございます。
 12ページのところでございます。ここでは、倉吉市の中心市街地内移動の利便性向上についてでございますが、こちらのほうも住民の皆さんのアンケートのほうで、バスで行きたい場所として、上位にありましたのが倉吉未来中心や県立厚生病院、野島病院、こちらへのアクセスの希望が多かったところでございます。この図でいきますと上側になるのですけれども、そちらのほうが路線バスの便数が多くなっておりまして、厚生病院正面玄関や倉吉未来中心への路線が少ない状況です。それから、倉吉未来中心の近くにありますラグビー場には将来美術館も構想があるということから、その南側のルートの増便を検討していきたいという方向性でございます。
 13ページでございますが、今度は観光誘導の利便性向上についても検討していきたいと思います。こちらのほうは特に、白壁土蔵群や赤瓦から三朝温泉へのアクセスは便数も多くて、三朝線で容易に移動できるのですけれども、それ以降、三徳山まで行くためには乗りかえが必要で、接続が余りよくないという実態がございますので、ダイヤ改善を図っていきたいというところでございます。
 14ページのところでございます。こちらのほうは乗りかえ抵抗の軽減化ということでございまして、バス停の待合環境の整備ですとか、それからUDタクシーの活用策を検討していきたい。これは全県下でございますが、こういったこともやっていきたいというものでございます。
 19ページをお開きいただきたいと思います。これはイメージ図でございますが、特に三朝町内の穴鴨地区とか小河内地区、こちらのほうにつきまして利用状況等を考慮いたしまして、一部デマンド型に切りかえることを検討していきたいと思っております。これによりまして、フレキシブルな移動が可能となって、交通の空白地の解消ですとか、利便性の向上を図っていきたい思っております。
 最後ですが、20ページをお開きいただければと思います。中段より下段のほうにございます事業5-2とございますが、貨客混載の導入についても中部地域においても検討を進めたいと思っております。県のほうでもヤマト運輸さんとか佐川急便さん、それから先日、日本郵政、そういったところとも包括協定を結びましたので、全県含めて貨客混載の導入について検討を進めてまいりたいと思います。
 以上が報告事項1の説明とさせていただいておりますが、続きまして、報告事項2のほうの御報告をさせていただきたいと思いますので、常任委員会資料の3ページをごらんいただければと思います。こちらのほうは、先ほどは中部地域の公共交通網形成計画について御説明させていただきましたが、こちらは県西部地域におきまして利便性向上図るために事業者、利用者の方、そういった方々で28年3月に策定した計画に基づきまして、路線の再編等について検討を重ねてまいりました。このたび、その内容の概要がまとまりましたので、その一部を御報告させていただきたいと思います。
 なお、この取りまとめた再編実施計画につきましては、この6月に国土交通省に認定申請を行いまして、10月から実施するため、これから手続を進めてまいりたいと思います。
 内容につきましては大きく2つございまして、まず1つ目でございます。1でございまして、米子市、それから日吉津村の商業施設、医療施設、伯耆大山駅をつなぐ市町村間循環線の設定でございます。西部地域のバスの路線、これは米子駅をやはり起終点としてございましたので、住民アンケートの中で最もニーズが高かったのが、商業施設のイオン、それから医療センターなどの商業施設や医療施設への米子駅を経由しなくても直接行けるような路線をつくってほしいという御意見が多くございました。したがいまして、右回り4便、左回り4便、これを設定いたしまして、通院や買い物の利便性を向上させたいというものでございます。
 あわせまして、その絵の中にございますが、中山のほうから来る下市線や本宮・大山線や福万線、これを循環線と接続することによって、また利便性を高めたいというものでございます。
 これらの運行する時間帯でございますが、やはり通院や買い物の利便性は午前、夕方、お昼前後が多くございますので、その時間帯で運行する予定でございますし、それから結節点となります伯耆大山駅には、屋根つきのバスの待合所や日吉津のイオンでは、バス停がちょっと遠くにございますので、それを店舗よりの近くに移設するようなこともイオンさんと話を進めてございます。
 2つ目でございますが、こちらは南部町における米子駅と法勝寺間を結ぶ幹線の効率化及び支線のデマンド化でございます。こちらのほうは、路線バスが上長田、大木屋、東長田線と経路外である南さいはくエリアの空白地域を何とかしたいということでございまして、特に南さいはくエリアは地元のボランティアの方が今まで運行していらっしゃったのですが、なかなか高齢化で大変だということで、その地域を区域設定したデマンド型乗り合いタクシーに変更していきたいというものでございまして、集落内にも乗降ポイント、停留所ですね、これをさらにふやすことで空白地の解消を進めていきたいと思っています。あわせて、それぞれのダイヤを、近接している時間帯もあったりしますので、その効率化なども図ってまいりたいと思います。
 これらの見直しに合わせまして、一番最後にございますバスの時刻表をつくりまして、あとは市町村の広報も使って住民の皆さんにはPRをしていきたいというふうに思っております。

◎西川委員長
 続きまして、報告4、公立鳥取環境大学第2期中期計画について、齋藤教育・学術振興課長の説明を求めます。

●齋藤教育・学術振興課長
 資料の4ページ、5ページをお願いいたします。公立鳥取環境大学第2期中期計画でございます。この中期計画と申しますのは、地方独立行政法人法に基づいて大学が定めるものでございます。これに先立ちまして、設置者、県と市ですけれども、設置者のほうで中期目標というのを定めさせていただきました。こちらのほうは、昨年12月21日に議会のほうで御了承いただいたものなのですけれども、それを踏まえて、それを具体的に実現させるために大学がその内容を定めたものが中期計画というふうなことでございます。
 2番目のところで、公立鳥取環境大学第2期中期計画の概要というふうになっておりますけれども、中期目標と同じ期間、中期計画というふうなものが、30年4月1日、それから36年3月31日の間の計画というふうなことになってございます。
 経緯等はごらんのとおりでございます。
 3番目のところでございます。この中期計画のポイント等でございますけれども、これは内容的には中期目標を踏まえられたものになっておりますけれども、その中でも特に主要なものと思われるものを上げさせていただきます。一つ目ですけれども、地方創生の実現というふうなことでございまして、地方創生、それから知の拠点大学の推進というふうなことで、学生が地域に出かけて、実践的な問題発見、解決力を養うプロジェクト研究だとか、そういうふうなことを今後も続けて、発展的にしていくというふうなことでございます。そのほか、産官学連携の強化を図るために、地域イノベーション研究センターが地域と大学を結ぶ窓口となるということも考えていきたいと思っております。
 次の白丸のところですけれども、県内入学者数の増加については、中期目標期間内に県内入学生25%以上を目指しておりまして県内入学者促進コーディネーターの配置ですとか、大学として取り組んでいかれるということでございます。
 その次の白丸のところですけれども、県内就職の促進でございまして、中期目標期間内に県内就職率を30%以上を目指して、そのためにインターンシップの実施や単位化、キャリア教育の充実、こういったことを図っていくことになっております。
 大きな2つ目のところですけれども、(2)としまして、ブランド力の構築と情報発信の強化でございます。
 次のページですけれども、(3)の大学教育の充実というふうなことでございまして、その中では、1つ目の白丸の3つ目の鍵のところですけれども、入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)に基づいた入学者選抜等ございまして、入学者の動向等を踏まえまして、一般入試、特別入試の見直しの検討も進めていきたいと考えているところでございます。

◎西川委員長
 続きまして、報告5、「関西観光・文化振興計画」の改訂については、後ほど観光戦略課から説明がありますので、省略します。
 報告6、第73回国民体育大会冬季大会(スケート・スキー)における鳥取県選手団の派遣と結果について、小西スポーツ課長の説明を求めます。

●小西スポーツ課長
 では、資料の9ページをお願いいたします。冬季国体について報告いたします。
 スケート競技、スキー競技ですけれども、まず、スケート競技ですが、1月29日から2月1日まで山梨県で開催をされました。本県からは、スピードスケートで1名出場しました。結果としては2種目に出場しましたが、残念ながらいずれも予選敗退でありました。
 スキー競技のほうですけれども、期日に間違いがありまして、2月20日となっておりますが、2月25日日曜日から2月28日まででございます。大変失礼しました。新潟県の妙高市で行われます。37名を派遣いたします。選手は24名でございます。
 現在のスケート競技終了時点の総合成績ですが、入賞がなかったので参加点のみということになっておりますが、天皇杯で30位、皇后杯で22位という状況であります。
 10ページには、各都道府県の県別の成績を記載しています。
 11ページからは本県の選手団の名簿となっております。またごらんいただければと思います。

◎西川委員長
 次に、観光交流局の報告事項に移ります。
 報告7、鳥取県民泊制度活用ガイドラインの策定について及び報告8、「関西観光・文化振興計画」の改訂について、岩下観光戦略課長の説明を求めます。

●岩下観光戦略課長
 それでは、観光交流局の報告資料1ページをごらんください。鳥取県民泊制度活用ガイドラインの策定について、報告させていただきます。
 本年6月15日に住宅宿泊事業法が施行されます。それにより、通常の住宅設備をお持ちの方が都道府県知事に届け出をするだけで、民泊の営業ができるようになります。国は、そういう規制緩和を行った上で、その民泊の営業日数を年間180日以内に規制し、その地域の生活環境に悪い影響が出ると見られるときは地方自治体の権限としてその180日をもっと短くしたり、あるいは民泊が営業できないようにするという権限を与えております。ただし、その地域の客室の供給が多くなり過ぎるからという理由での規制は国は地方に対して許しておりません。
 そのような状況の中、こちらの活用制度の検討会を開催をいたしました。その中の2件は、こちら、下線が引いてありますけれども、現時点での条例制限は必要ないが、法施行後に問題があれば、条例規制を検討することが必要なのではないか、それから、民泊のトラブル発生をやはり懸念するので、県として民泊に対するガイドラインをつくって適正な事業実施をするよう促すべきだという御意見をいただきました。
 その中で、ガイドラインとして民泊をまちなか民泊と交流型民泊に分けてこれから扱っていくという方針が示されております。基本的にはまちなか民泊というのは、市街地域にあるマンション、アパートの空き室を家主がいない形で運営をしていくようなものを想定しております。
 (3)のところ、指導監督体制とありますけれども、家主不在型のまちなか民泊を中心に、そういったところについては生活環境部局が重点的に立入検査を実施するという対策を想定しております。
 その下、(4)支援体制というのがありますけれども、逆に交流型民泊ですね、そういったところに対しては、施設整備や観光素材の磨き上げに対する支援、あるいは、農山村でそういった農泊とかを始められる方には届け出等の手続サポートをしていこうという指針を検討しております。
 今後の予定といたしましては、一番下ですけれども、3月9日にガイドラインの最終取りまとめをして、6月に法律の施行を迎えるという予定になっております。
 3ページをごらんください。「関西観光・文化振興計画」の改訂について、説明をさせていただきます。関西広域連合での観光振興なのですけれども、この3ページの項目の3番、現在の関西地域の認識といたしましては、現計画で掲げていたアジアの文化観光首都になるという目標は既に達成して、次の計画では、アジアの文化観光首都の地位を確立していくということを目標に掲げております。
 前回の計画から以降の大きな社会情勢の変化として、ラグビーワールドカップ2019の開催、東京オリパラ、それからワールドマスターズゲーム、それから文化庁の関西への移転、訪日観光客の急増などを受けて、1に書いておりますような事業の修正を予定しております。
 4ページ、5ページにさらに詳しく関西の文化観光計画の概要を書いております。やはり鳥取県として注目すべきところは5ページの真ん中ぐらいの(3)のところにありますけれども、関西国際空港のアクセス向上とあります。鳥取県内で宿泊される外国人観光客の利用されるゲートウェイで一番多いのは関西国際空港となっております。やはりそちらからの誘客を鳥取県内にこの関西広域連合の取り組みに参加しながら引っ張ってくるということを心がけてやっていきたいと思います。別冊でこの関西観光・文化振興計画のもっと詳しい資料もつけておりますので、また後で御参考までにごらんいただければと思います。

◎西川委員長
 続きまして、報告9、エアソウル米子-ソウル便の増便継続及び利用実績について、岡山観光戦略課参事の説明を求めます。

●岡山観光戦略課国際ネットワーク担当参事
 6ページをごらんください。エアソウル米子-ソウル便の増便継続及び利用実績につきまして、御説明申し上げます。
 エアソウル米子-ソウル便につきましては、この表に掲げてございますとおり、木曜日と土曜日の増便が冬季限定で運航されていたところでしたが、このたび夏ダイヤにつきましても継続して運航されることが決まっております。ただいま、関係機関に対しまして、認可申請中ではございますけれども、ダイヤといたしましては、冬期間は米子空港到着が10時、出発が11時だったところが、若干2時間半から3時間ほど後ろに倒れまして、遅くはなりますけれども、このようなスケジュールで運航することとなっております。
 参考までに利用実績等を上げております。おかげさまで1月につきましては、就航以来、アシアナ航空のときから通算しても搭乗者数5,000名を初めて突破いたしまして、韓国人搭乗者数も就航以来最多となっておりました。搭乗率は60%台でしたが、今後もこのような搭乗率をさらに上げるように取り組んでいきたいと考えております。
 主な利用促進対策といたしましては、こちらに御紹介しているとおりでございますけれども、気を引き締めて今後もダイヤが続きますよう、取り組んでまいりたいと思います。

◎西川委員長
 報告10、県内発着の国際チャーター便の状況について、鈴木観光戦略課国際観光誘客室長の説明を求めます。

●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
 私からは、県内発着の国際チャーター便の状況について、7ページの資料で説明をさせていただきます。
 今月でございますけれども、韓国からチャーター便が2つ来ております。1つ目が秋も運航されておりましたが、韓国・務安と鳥取とのチャーター便、あともう一つは仁川から米子へのチャーター便でございます。
 1の務安からのチャーター便でございますけれども、韓国の旧正月に合わせまして、2月15日から7往復運航しております。まだ運航途中でございますけれども、全体の予約状況は約
300名程度で、9割近い搭乗率でお客様においでいただいております。鳥取砂丘ですとか、そういった観光地を楽しんで、冬の鳥取を満喫していただいているところでございます。
 2番目の仁川-米子チャーター便でございますが、これは先ほども説明がありましたエアソウルの米子-ソウル便、こちらが好調でございまして、特に集客が見込める、これまた2月15日、17日の旧正月の休暇を利用してインバウンドチャーター便が2往復飛んできております。こちらは、一番下にございますが、293名の方が搭乗されまして搭乗率は98.9%で、非常に多くのお客様においでいただきました。
 今後ともチャーター便の誘致には努めてまいりたいと考えております。

◎西川委員長
 次に、報告11、鳥取県国際交流財団事務所の移転リニューアルについて及び、報告12、
「2018平昌冬季オリンピック」の開幕式等への参加結果について、遠藤交流推進課長の説明を求めます。

●遠藤観光交流局交流推進課長
 観光交流局の資料8ページをお願いいたします。鳥取県国際交流財団事務所の移転リニューアルについてでございます。こちらにつきましては、いろいろ委員の皆様にも御心配をおかけしたところでございます。移転先につきましては、県民ふれあい会館ですけれども、現在の準備状況につきまして御報告させていただきたいと思います。
 2のところに書いておりますけれども、案内表示の件についていろいろ問題といいましょうか、いろいろお話もございました。案内表示につきましては、鳥取駅からのふれあい会館への動線の中で、5言語表記で国際交流財団と書かせていただくような看板を、手前に山陰合同銀行があるのですけれども、そちらの目立つところに掲げさせていただくようなことで今、進めております。
 また、ふれあい会館の施設内ですけれども、施設管理者等の了解も得まして、エレベーターホールにチラシの配架等もできるようにいたしましたし、ポスターの掲示等も行うようにしたり、玄関のほうにも国際交流財団の表示を行うなど、きちっと利用者にわかりやすい表示ができるよう、今、準備を進めているところでございます。
 また、合わせましてチラシやインターネットなど、そういったメディアを利用した広報についてもこれからすることにしておりますし、また引き続き、来年度も進めていこうと考えております。
 また、事業内容につきましてもウエブの活用や必要とされる場所に出向くような形での事業の充実に努めていくようなことにするよう、今、準備を進めております。
 また、図書ですけれども、国際交流財団の特性であります日本語学習教材や外国語の雑誌等につきましては今後も充実を図っていくこととしております。ただ、一方で、一般図書類等については、県立図書館やそういうところに委譲するというようなことで協議しているところでございます。
 組織体制につきましては、県職員を引き続き派遣するような方向で進めております。
 また、駐車場については、日本海新聞の駐車場を確保いたしまして、利用者には無償のチケットを配付して、利用できるような準備を進めているところでございます。
 また、移転に伴いまして、4月上旬には開所式というような形でお披露目もさせていただこうと考えております。また、委員の皆様には開所式の御案内をさせていただこうと思っておりますので、ぜひ御出席いただければと思います。
 続きまして、9ページでございます。2018平昌オリンピックについてでございます。本県の友好交流地域江原道でオリンピックが開催中ですけれども、開幕式への招待がありましたので、平井知事が出席するとともに、鳥取県のPR等を行ってきたというところでございます。
 具体的には、1のところですけれども、江原道知事主催の歓迎夕食会というのがございまして、そちらではEATOFの参加地域の代表者の方々も招待されて来ておられましたので、下に書いてございますような代表の方にEATOFへの参加要請を行ったというところでございます。皆さん、参加に向けて前向きな回答をいただいたところでございます。
 また、2のところですけれども、2月9日の8時から開会式なのですけれども、その前の事前公演とかも含めまして、開幕式のほうに平井知事が出席したということでございます。これについては、長野県知事とか富山県の副知事とかモンゴル中央県の知事とかも含めまして、友好交流地域の関係者も出席したというところでございます。
 また、3のところでございますけれども、海外姉妹都市公演ということで、こちらについては平成27年8月にサミットのほうで平井知事が友好交流地域による文化公演をというようなことで提案されたものでございまして、こちらが実現されたという形でございます。
 10ページのほうに行っていただければと思いますけれども、鳥取市を中心に活躍する桜道里というグループに傘踊りなどダンスのパフォーマンスを披露していただいたということでございます。平井知事のほうも冒頭で鳥取県への誘客等についてPRするとともに、オリンピックの成功に向けて頑張ろうというふうなことをおっしゃっていただいたところでございます。
 また、観光広報ブースというのをオリンピック期間中設けておりまして、そちらのほうでも平井知事、あるいは桜道里のほうにもかさ踊りを披露していただくとともに、お酒の振る舞いだとか試飲とかをしていただいて、鳥取県への関心を高めることができたということで考えております。
 また、5のところですけれども、崔文洵知事とも懇談をいたしまして、EATOFへの参加ですとか、今後の交流について協力関係を一層発展させていこうというようなことで話をしたところでございます。

◎西川委員長
 報告13、第6回まんが王国とっとり国際マンガコンテスト表彰式「マンガアワード
SHOW」の開催について、江原観光交流局副局長兼まんが王国官房長の説明を求めます。

●江原観光交流局副局長兼まんが王国官房長
 11ページをお願いします。国際マンガコンテストについては、応募状況とか審査結果、これまでも当委員会で報告をさせていただいたところですけれども、あす、その表彰式を午後から米子のANAクラウンプラザホテルで開催いたします。この表彰式は、単に表彰式をやるだけではなくて、マンガアワードSHOWと称しまして、受賞作品をプロの声優で公開アテレコをして発表をしたりとか、審査員の漫画談義とか声優トークショーをやって、漫画・アニメファンに喜んでいただけるイベントにすることとしております。
 また、今回の表彰式には、韓国とか香港、台湾から受章者が来ますので、それらの国々のインフルエンサーを経済産業省系の事業であるジャパンアンバサダー事業というものを使って来てもらって、海外にもこのコンテストのことを発信するということにしています。
 なお、この受賞作品とか最終選考作品18作品を掲載した作品集もあすから販売することとしております。

◎西川委員長
 報告14、伯耆国「大山開山1300年祭」関連のトピックス、行事等について、広瀬西部総合事務所地域振興局長の説明を求めます。

●広瀬西部総合事務所地域振興局長
 では、資料12ページをお願いします。最近の1300年祭に関係するトピックス、あるいは今後の予定について報告をさせていただきます。
 まず、12ページでございますが、去る2月13日に1300年祭の実行委員会の総会を開催いたしました。総会では、先ほど予算案として御説明させていただきましたが、それに基づく事業計画案、あるいは収支予算案について、今議会あるいは町村も含めた議会での議論、あるいはその成立が条件ということで御了解をいただいたところでございます。少し記載しておりますが、新任の小松琴浦町長さんからも地域の資源等を生かしながら、関連事業をやっていきたいというふうな意気込みも語っていただいたところでございます。
 13ページをお願いします。これも報道が既にされておりますので御存じかと思いますが、奈良の春日大社が所蔵しておりました太刀が旧伯耆の国でつくられた古伯耆物という刀剣であるということが1月に判明いたしました。その伯耆物の中でもかなり初期のものであろうということでありまして、大変貴重なものだということでございます。それを受けまして、平井知事が春日大社を訪問して、花山院宮司と面談をしたところでございます。
 今後、この古伯耆物ということに基づいて、お互いに連携をしながら刀剣のすばらしさといったことをアピールしていこうということで、名刀「古伯耆物」日本刀顕彰連合というものを立ち上げてやっていこうということを提案したところ、宮司からは前向きに検討いただく、協力いただくということを返答いただいたところでございまして、今後、その組織であったり、どういったことを具体的に連携していくか、あるいは1300年祭においてもどういうふうに協力していただくかと、そういったことを検討していきたいというふうに考えております。
 3番以降は今後の予定でございますが、去る1月26日に「伯耆国・大山 歴史読本」を発刊をしたところでございます。議員の皆様にもお配りさせていただいておりますので、御拝読いただいているかと思いますが、その刊行を記念いたしまして、3月18日に東京秋葉原で記念フォーラムを開催しようと予定をしております。寄稿もしていただいた井沢元彦先生、あるいは鳥取出身の上田まりえさん等のトークセッションということもやる予定にしております。
 参考までに、この歴史読本ですが、県内の書店ではベストセラーの1位になるということで、好調な売れ行きだということでございます。よろしければ、お知り合いの方等にもまた御案内していただければ幸いでございます。
 14ページをお願いします。3月27日に1300年祭の記念シンポジウムということで開催を予定しております。本日の報告でも相当出てまいりましたが、インバウンドに関連してその取り組みへの示唆であったり、あるいは助言等をいただけるかというふうに考えておりますが、
JTBの髙橋社長様、そしてジャパンインバウンドソリューションズの中村社長様、実行委員会の松村会長の鼎談等を行うように予定しております。3月27日の米子コンベンションでございます。お時間、御都合がもしつくようでございましたら、御参加いただけるとありがたく存じます。
 最後、「私の好きな大山」写真コンテストということでございまして、1月末まで大山の写真コンテストを行っておりました440作品応募がございましたが、きょうまででありますけれども、現在、ウエブ投票をしております。そこで入選作を決定し、3月末には米子市美術館のほうでその作品展も行うようにしております。

◎西川委員長
 説明は終わりました。
 それでは、ただいままでの説明について、質疑はありませんか。

○内田(隆)委員
 地域振興の3ページです。資料のお願いというか、いただければなというふうに思うのですが、この再編のイメージ図とはあくまでも新しくできる路線とそれを連結した路線だけだと思うのですよ。例えば、弓浜のほうからとか伯耆町のほうから181号線を通ってくるような路線というのは載っていないと思うのですね。それがどれくらい有機的に連係しているかというのを改めて教えていただければなというふうに思っていまして、例えば、内浜産業道路を通ってくる、外浜線を通ってくる、431号線を通ってくる、東福原樋口線を通ってくる路線ですとか、やはりいろいろあると思うのです。ここにはそれがどういうふうに連係していって、どのように機能しているかというのがいまいちわかりづらいので、そういった資料をいただけたらなと思うのと、もう1点は要望で、このループの中に入っているバス路線ですと、料金体系的にも一本で済んで非常にいいではないですか。でも、その他のエリアから連結してくると、一回精算終わって、そこからまた新料金が発生する。山手線や地下鉄の路線をイメージしてほしいのですけれども、一応、交通形態が一緒であれば、ループにのるのも料金形態は継続していって、2回払わなくてもよくて、意外と割安になったりしますよね。そういう仕組みが考えられないのかなというふうに思って、提案なのですけれども、事業者さんともお話をしないといけないとは思うのですけれども、より利便性が高まることを考えたらどのタイミングでほかの路線から路線バスを回してきて連結させるかというのも利便性の向上の一つだと思うので、料金体系もあわせて、ぜひ検討していただけたらなと思います。よろしくお願いします。

◎西川委員長
 答弁は求めますか。

○内田(隆)委員
 お願いします。

●矢吹交通政策課長
 1点目の路線図の全体像ということでございます。それは、ただ、順次整備しているところもございますので、見直されていないところもあろうかと思いますが、今、できる範囲でまた資料をお出しさせてもらいたいと思います。
 もう1点の乗り継ぎのほうですが、これは既に乗り継ぎした際の割引については検討しているところでございまして、例えば、下市線で中山のほうからいらっしゃる方が直接米子駅に行く場合や乗り継いで米子駅に行く場合、これに差が出ないような乗り継ぎ運賃の設定を既に事業者さんとあわせて検討中でございますので、またいただいた御意見もお伝えをして、そういった不平等にならないように検討していきたいと思います。

○内田(隆)委員
 お願いします。

◎西川委員長
 よろしいですか。
 そのほか、いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでありますので、質疑を終わりたいと思います。
 次に、その他ですが、地域振興部及び観光交流部に関して執行部、委員の方で何かございませんか。
 神庭文化振興監兼文化政策課長、お願いいたします。

●神庭地域振興部文化振興監兼文化政策課長
 お手元に宮沢賢治音楽ワンダーランドというチラシを配付させていただいております。平成29年度鳥取県文化功労賞を受賞されました作曲家の新倉健氏を顕彰するものでございます。この新倉さんでございますが、鳥取県で開催されました国民文化祭のときに、宮沢賢治のオペラ「ポラーノの広場」というのを作曲されていまして、今回はそれを中心にしたコンサートというのを開催予定でございます。日程は、平成30年3月17日の土曜日が鳥取市文化ホールで3時開演、米子地区といたしましては、3月21日の水曜日、祝日ですけれども、こちらは淀江文化センターさなめホールで午後3時開演です。入場は無料でございますので、ぜひ御来場いただきますよう、御案内いたします。

◎西川委員長
 そのほか。

●岡山観光戦略課国際ネットワーク担当参事
 お手元に空の駅フェスタという青い紙を1枚配らせていただいています。3月10日になりますと、ツインポートの連絡通路の開通式等がございまして、これと時を同じくして、鳥取空港にて空の駅フェスタを計画しておりますので、御紹介いたします。
 一般のお客様の御家族連れ、子供たちが集まってにぎやかなイベントにしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 そのほかいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、地域振興部及び観光交流局につきましては以上で終わりたいと思います。
 26日月曜日は、御案内では午前9時に再開という話をしておりましたけれども、どうも時間的に余裕があるので、10時はどうでしょうかと、委員の方、検討をお願いします(「10時」と呼ぶ者あり)はい、10時、いかがでしょうか。どちらかに決めてください。(「10時」と呼ぶ者あり)
 では、2月26日は午前10時から再開ということでお願いいたします。
 それでは、委員の皆様は御相談がありますので、この場にお残りください。執行部の皆様は退席していただいて結構です。ありがとうございました。
(執行部退席)
 ちょっとお諮りしたいことがありまして、平成30年度の県外調査の件ですけれども、事務局のほうから御説明させていただきます。

●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
 それでは、事務局から手短に御説明させていただきます。
 平成30年度の県外調査ですが、来年度は皆様の任期の最終年度ということで、例年より早目に実施したいと思っております。事務局的には、第1回目をゴールデンウイーク前後、遅くとも5月中旬ごろ、2回目を8月のお盆前までということでタイミングを考えておりますが、これでよろしゅうございましょうか。(「はい、お願いします」と呼ぶ者あり)
 では、このような感じで事務局で日程調整させていただきます。
 それでは平成30年度県外調査は第1回目が連休前後ということで順次、準備を進める必要がありますので、近日中に日程調整、それから行き先の御希望のアンケートをお配りさせていただきますので、御記入の上、事務局のほうへ御返送をお願いします。(「よし」発言する者あり)

◎西川委員長
 また配付させていただきますので、また御記入いただけたらと思います。
 では、以上をもちまして本日の地域振興県土警察常任委員会を散会します。御苦労さまでした。

午後3時34分 散会 
 
 
 
 

 

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