倉吉警察署(笠田孝二署長)は、大きな被害となった鳥取県中部地震から5年目という節目を踏まえ、令和3年9月1日(防災の日)に、鳥取県中部を震源とする震度6強の大地震が発生したという想定で事案対応及び倒壊のおそれのある警察署の機能移転訓練を実施しました。
事案対応訓練では、倉吉市内の交差点信号機を実際に滅灯させ、警察官による交通整理や可搬式信号機の設営等を公道上で実施しました。
また、警察署機能の移転先である運転免許試験場に通信機器等を設営し、事案対応中の現場映像の送信、被害状況の収集、状況に応じた指示、手配の伝達等を実施しました。
訓練終了後、笠田署長は「過去の地震、風水害等を教訓にした訓練が重要であり、日頃から準備を怠らず本番に備えること。」と講評しました。
参加した署員からは、「機能移転の手順を確認することができてよかった。」「本番を想定した訓練を継続し、より対処能力の向上を図りたい。」「組織としての被災情報共有の必要性を確認することができた。」との声が聞かれました。
署長へ被害状況の報告(各課長)
非常持ち出し物品の搬出
移転先への出発報告
可搬式信号機の設置
運転免許試験場へ機能移転