会議の概要
午前10時00分 開会
◎安田委員長
ただいまから、議会運営委員会を開会します。
まず、会議録署名委員に、浜崎委員、坂野委員を指名します。
これより協議に入りますが、本日の委員会は、インターネット中継をしております。
委員の皆様におかれましては、発言の際は、常任委員会同様、発言前後のマイクのスイッチの切り替えをお願いいたします。
まず、11月定例会は11月28日に招集されますが、その付議案件について、総務部長より説明を求めます。
井上総務部長
●井上総務部長
11月定例県議会で御審議をいただきます議案につきまして、その概要を御説明させていただきます。
右肩に執行部資料1とあります付議案の一覧表をごらんいただければと思います。
今回の付議案でございますけれども、予算関係の議案が6件、条例関係の議案が6件、その他の議案が25件で、合計37件でございます。
まず、予算関係でございますけど、議案第1号から第6号まででございます。この予算の概要につきましては、次の執行部資料2とあります資料をごらんいただければと思います。
今回の補正予算は一般会計でございますけれども、額が19億5,000万円、この結果補正後の予算額が3,684億6,900万円ということでございます。
2のところで主な事業を記載してございます。
まず、台風24号災害からの復旧ということで、9月議会の時に追加提案で40億円余の補正予算をお認めいただいたところでございますが、その後判明した被害に対する復旧ということで、記載にございますようにしっかり守る農林基盤交付金から単県斜面崩壊復旧事業まで、それぞれの事業を計上させていただいております。
それから1ページの下の国1次補正予算対応ということで、今開会されております臨時国会で補正予算案が既に可決されておりまして、その中で学校関係の安全の経費につきまして、補正予算が盛り込まれております。記載にございますように、特別支援学校のエアコンの整備、それからおめくりいただきまして、私立学校のブロック塀の撤去とその後の塀等の設置に関して国のほうの予算と連動した事業をそれぞれ掲載しております。
それから、TPP11発効対策ということで、この年末にTPP11の協定が発効される見込みになっているということで、産地の競争力強化に向けまして低コストハウスの導入の支援、あるいはこういった施設整備に伴いまして農家のほうの近代化資金の活用が見込まれますので、融資枠の拡大、あるいは利子助成といったものを行うこととしております。
それから、その下、国際航空便の利用促進ということで香港便の増便等を見据えまして運航経費の支援、それからアウトバウンドのプロモーション、逆にインバウンドのほうのプロモーション、こういった事業を計上させていただいております。
その下、鳥取西道路開通対策ということで、来年夏までに鳥取西道路全線開通ということでございまして、鳥取市や地元の関係団体等と連携いたしました取り組みを行う、あるいは県外への情報発信等行うための予算を新年度の債務負担行為も含めて計上させていただいております。
その他ということで、燃油高騰対策あるいは風疹の特別対策、それからAI・IOTを活用した新市場創出促進、中部療育園の移転整備、マリーナ施設改修整備等の事業を計上させていただいております。
公共事業につきましては、記載してございますように災害復旧を中心に11億6,300万円余の予算を計上させていただいております。
以上が予算の概要でございます。
続きまして、執行部資料1の資料のほうにお戻りをいただきまして、条例関係の6件でございます。
議案第7号は、家畜保健衛生所におきます病性鑑定後の家畜の死体の焼却に係る手数料、実費相当でございますけれども、徴収をするということで規定の整理を行うものでございます。
それから、議案第8号、鳥取県手数料条例の一部改正につきましては、新規の手数料の設定あるいは手数料の廃止を行うための条例改正を行うものでございます。
おめくりいただきまして、議案第9号、鳥取県営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、小鹿第一発電所をはじめ4発電所につきまして、いわゆるコンセッション制度を導入するために所要の改正を行うものでございます。
それから、議案第10号、鳥取県営病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、中央病院において、がんゲノム医療はじめとした遺伝子疾患の医療を行うための使用料を新たに設定するものでございます。
それから、議案第11号は、鳥取県港湾管理条例の一部を改正する条例を廃止する条例ということで、ボートパークにつきまして指定管理者の募集を行いましたけれども、結果的に手を上げる民間事業者の方がおられなかったということで、引き続き直営で運営を行うための条例改正を行うものでございます。
それから、その他案件の議案25件ということでございますけれども、主なものを御説明させていただきますと、3ページ、議案第13号から第33号まででございます。公の施設の指定管理者の指定につきまして、9月議会でも一部議決をお願いしたところでございますが、その後、選定手続きが済んだものにつきまして、今議会におきまして指定の議決をお願いするものでございます。
それから、議案第34号、鳥取県産業技術センターの中期目標の設定につきましては、地方独立行政法人法第25条の規定に基づき、中期目標につきまして議会の議決を求めるものでございます。
それからおめくりいただきまして、議案第36号、平成29年度決算の認定につきましては、一般会計及び特別会計の平成29年度の決算の認定をお願いするものでございます。
失礼いたしました、条例がもう1件ございますけれども、議案第37号、鳥取県税条例等の一部を改正する条例でございます。こちらは、身体障害者の方の自動車税及び自動車取得税の減免制度につきまして、適用要件の緩和等を行うものでございます。
続きまして、報告事項です。
5ページでございますけれども、報告第1号、継続費精算報告書、報告第2号につきましては、いわゆる委任専決処分の御報告でございます。報告案件につきましては、その他2件ございまして、合計4件ということでございます。
最後に1件、追加提案のお願いでございます。
現在、任期満了に伴いまして、教育委員会の委員1名の任命につきまして調整を行っているところでございます。整い次第、追加提案をお願いしたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◎安田委員長
ただいまの説明について、質問等ございましたら、お願いいたします。
◯広谷委員
ちょっと1件お尋ねいたします。
条例改正の中身についてお伺いしてもよろしいでしょうか。
議案第7号、病性鑑定後の死体の焼却の手数料の件です。これは新たに徴収ということになっているのですけれども、今までなかったものを新たに徴収するのか、改定して増額するのか、そのあたりいかがですか。
そして、何でこのたび、こういうものがでてきたのか。
●井上総務部長
この条例につきましては、新規の設定でございます。
家畜等が亡くなったときに、通常でありますと、各農家のほうで民間の処理するところにお金を払ってということになりますけれども、一定の病気が疑われる場合等につきましては、家畜保健衛生所のほうで、検査をするということで、死体を引き取っていたわけです。そのときに当然その後の処分が出るということでありまして、今まではこれについては手数料の設定をしていなかったものですから、いわば無料でということになっておりました。ただ、最近ちょっと件数もふえてきているということで、言い方はあれですけれども、普通に亡くなって民間に出す場合は、農家の御負担なのですけれども、病気が疑われるということで、検査をした瞬間に無料になるというのは、公平性の観点から見てもいかがなものかと。当然経費がかかるわけですので、実費相当の御負担を農家にしてもらうべきではないかと、最近件数もふえてきているということでありますので、このたび新規で設定をさせていただくということになったわけであります。
◯広谷委員
この額なのですけれども、他府県と比べてどれくらいの違いがあるのですか。
●井上総務部長
基本的にはほぼ実費相当でございますので、他県あるいは民間の処理した場合とそれほど大きくは変わらないと。
今の中国ブロックでの民間の事業者のものよりは若干、低めというふうになっております。それぞれ、実費を積み上げた計算ということでございます。
◯安田委員長
ほかにございませんか。(なし)
次に、議事日程ですが、会期を22日間とし、日程を議会資料のとおり、決定してよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、そのように決定しました。
次に、県政に対する代表質問ですが、人数は会派自民党1名でありますので、御承知ください。
なお、今回は福田議員が行う予定です。
次に、発言通告書の提出期限についてですが、代表質問は、11月28日の午後1時まで、一般質問及び質疑は、11月30日の午後1時まで、討論の通告期限は、決算に係る議案については、反対討論が、12月18日の午後1時まで、賛成討論が、同日の午後5時まで、決算に係る議案以外の知事提出議案及び請願、陳情については、反対討論が12月17日の常任委員会終了後速やかに、賛成討論が同日の原則午後5時まで、議員提出議案については、反対討論が12月18日の午後1時まで、賛成討論が同日の午後5時まで、以上のとおり、決定してよろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)御異議がないようですので、そのように決定しました。
次に、議員提出議案の提出期限についてですが、12月18日、午前9時30分開催予定の議会運営委員会において報告する申し合わせとなっていますので、御承知ください。
次に、請願、陳情の受け付け期限についてですが、11月28日の正午までですので、御承知ください。
次に、全国議長会の永年在職議員に対する表彰状並びに記念品伝達式についてですが、今回、20年以上在職として、上村議員、斉木議員、伊藤議員、15年以上在職として、前田議員、浜田妙子議員、稲田議長、内田博長議員、藤縄議員、興治議員、長谷川議員と私がそれぞれ表彰を受けました。
ついては、その伝達式を11月28日の本会議開会前に、本会議場において行いますので御承知ください。
次に、その他ですが、委員の皆さんで何かございますでしょうか。(稲田議長「委員長」と呼ぶ)
委員の皆さんで何かございますでしょうか。ございませんね。
それでは、稲田議長
◯稲田議長
それでは、お手元に配付しております別紙を見ていただきたいと思います。
一般質問並びに質疑における答弁のあり方について、執行部に要請をいたしましたので、御報告を申し上げたいと思います。
この件につきましては、去る6月定例会の閉会後にも、答弁を含めた総時間に上限を設けたことに伴って、より一層簡潔な答弁に努めていただくように、そのときも私と副議長とで知事要請をいたしておったわけでありますが、この9月定例会においても、議員の発言時間が残った状態で総時間切れとなるケースが見受けられたことから、9月定例会後に、あらためて知事をはじめ、教育長、警察本部長に対して要請を行ったところであります。
以上、よろしくお願いを申し上げたいと思いますし、御報告させていただいた次第でございます。
◎安田委員長
よろしゅうございますね。
そのほかに。
◯藤縄委員
執行部のほうに簡潔な答弁、これは気をつけていただきたいのですが、質問される方の質問数というのもかなり多い場合が見受けられるのではないでしょうか。
そこら辺の御検討はどのようにされたのか、お聞かせいただければと思います。
◎安田委員長
議長にですか。
◯稲田議長
質問の回数が多い(「項目」と呼ぶ者あり)議員につきましても、以前に議長室にお越しをいただいてその点について考慮いただくように私のほうから申し上げたわけであります。改善をされた点もございますが、まだまだ改善をされてないという点、改善という言葉を使って良いのかどうか私も分かりませんが、改めて直された部分もあるということは確かでございます。
◎安田委員長
よろしいでしょうか。(「関連して」と呼ぶ者あり)
◯西川委員
私も気になっておりまして、ある程度、議長権限で、受け付け時点で議長が判断できると思うのですけれども、そこら辺についての御判断は。質問項目の数ですね、そこら辺をどう御判断されるのか。この問題について。
◯稲田議長
私は基本的に議員の発言権に制約を加えるべきでないという考えを持っております。
それを踏まえた上で、この総時間並びに持ち時間の中で、どういうぐあいに質問項目を作り上げていかれるのかという議員の判断もあると思います。しかしながら、議会という共通の認識の場でありますので、そこのところはお互いに御配慮いただくということを再三にわたってお願い申し上げてきたところであります。
なかなかそこの折り合う部分に難しい点があろうかと思いますけれども、ぜひぜひその部分は、御協力を賜れればというのが、私の認識であります。
◎安田委員長
西川委員。よろしいですか。
◯西川委員
基本的には、議長の御判断でよしとしますけれども、私から見るとやはり指導という立場もあると思いますので、そこら辺は少し考えていただけたらと思います。
◯稲田議長
よくよく承知をいたしました。
◯錦織議員
こういう意見が出るということについてとても残念に思います。
私どもの会派の議員のことを指して言っておられるのだと思いますけれども、自分自身が用意する質問の時間ですね。あらかじめ計算しながらやっておるわけでありまして、執行部のほうの回答が、一つずつ聞いていないことも答えられたりするわけです。実際にはですね。そこで、さらに制限を、指導するような発言はちょっとしてはいけないということだと思いますし、議長が言われるように議員の質問権、発言するという権利はちゃんと保障されなければいけないというふうに考えますので、そういう制限をするような意見は控えていただきたいというふうに要望しておきます。
◎安田委員長
はい、要望で。
ほかにございますでしょうか。(なし)
意見が尽きたようです。
以上で予定しておりました協議事項は終わりました。
これをもちまして議会運営委員会を閉会いたします。
午前10時20分 閉会
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