平成30年度地域振興県土警察常任委員会議事録

平成30年6月15日会議録(確定版)

出席者
(7名)
委員長
副委員長
委員
西 川 憲 雄
澤   紀 男
伊 藤   保
内 田 隆 嗣
藤 縄 喜 和
浜 崎 晋 一
前 田 八壽彦
欠席者
(なし)


説明のため出席した者
 高橋地域振興部長、門脇観光交流局長、山内県土整備部長、
 安田危機管理局長、佐野警察本部長外各次長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
 尾﨑課長補佐  田中係長  細田主事 
 


  1 開  会   午前10時01分

 2 休  憩   午前11時16分

 3 再  開   午前11時24分

 4 休  憩   午前11時49分

 5 再  開   午後0時59分

 6 閉  会 午後2時31分

 7 司  会   西川委員長

 8 会議録署名委員  前田委員  藤縄委員

 9 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり 

会議の概要

午前10時01分 開会

◎西川委員長
 おはようございます。ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、今回の常任委員会は、執行部の入れかえを行うこととし、最初に警察本部、地域振興部及び観光交流局、次に危機管理局及び県土整備部の順に議事を進めます。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、前田委員と藤縄委員にお願いいたします。
 まず、6月1日付で人事異動がありましたので、執行部の新任職員の紹介をお願いします。

●佐野警察本部長
 おはようございます。警察本部の新任職員を紹介させていただきます。
 警務部参事官兼首席監察官の灘部警視正でございます。

●灘部警務部参事官兼首席監察官
 灘部でございます。よろしくお願いします。

●佐野警察本部長
 次に、交通部参事監、そして運転免許課長事務取扱も行います、西村警視でございます。

●西村交通部参事官運転免許課長事務取扱
 西村です。よろしくお願いします。

●佐野警察本部長
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 それでは、警察本部、地域振興部及び観光交流局に係る付議案について予備調査を行います。
 質疑は、それぞれの部局の説明終了後に行っていただきます。
 なお、警察本部の報告第11号、長期継続契約の締結状況について及び地域振興部の報告第11号、長期継続契約の締結状況については、議案説明資料記載のとおりであり、説明は省略いたします。
 まず、警察本部から説明を求めます。
 初めに、佐野警察本部長の総括説明を求めます。

●佐野警察本部長
 本議会で警察本部から御審議をお願いしておりますのは、平成29年度鳥取県一般会計継続費繰越計算書についてを初めとする報告4件についてでございます。
 各件名につきましては、平成30年6月定例会議案説明資料目次をごらんください。
 予算関係以外として、報告第1号、平成29年度鳥取県一般会計継続費繰越計算書について、報告第2号、平成29年度鳥取県一般会計繰越明許費繰越計算書について、報告第9号、議会の委任による専決処分の報告について及び報告第11号、長期継続契約の締結状況についての計4件でございます。
 詳細につきましては、関係課長に説明させますので、御審議いただきますようよろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 続いて、関係課長から順次説明を求めます。

●山本警務部参事官会計課長事務取扱
 座って説明させていただきます。
 お手元の警察本部資料の1ページをごらんください。報告第1号、平成29年度鳥取県一般会計継続費繰越計算書について御説明いたします。
 平成29年度から平成30年度の2カ年にわたる高速道路交通警察隊庁舎整備事業に係る継続費について、平成29年度分事業費の確定に伴い、残額768万4,880円の逓次繰越額が確定したものでございます。
 続きまして、資料2ページをごらんください。報告第2号は、平成29年度鳥取県一般会計繰越明許費繰越計算書でございます。この明許費につきましては、平成30年2月定例会で御報告いたしました、電子計算組織運営費に係る継続額380万2,000円が確定したというものでございます。

●河本警務部監察課長
 監察課長の河本です。座って報告をさせていただきます。
 警察本部資料の3ページから5ページをお願いいたします。報告第9号は、議会の委任による専決処分の報告についてであります。
 職員の公務運転中の交通事故による損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定について、本年4月13日に専決処分がなされた3件について御報告いたします。
 最初に、3ページをお願いします。和解の相手方は、島根県安来市内の個人の方で、和解の要旨は、県側の過失割合を4割とし、県は相手方に損害賠償金44万5,200円を支払うものです。
 事故の概要は、平成26年1月15日午前7時28分ごろ、米子市角盤町2丁目地内において、米子警察署兼警察本部警備部警備第二課所属の職員が、捜査用務のためパトカーを運転中、交差点に侵入した際、左方向から進行してきた和解の相手方所有の小型乗用自動車と衝突し、双方の車両が破損したものであります。
 続きまして、4ページをお願いします。和解の相手方は、車両の所有者である米子市内の法人と、車両の使用者である鳥取市内の個人の方で、和解の要旨は、県側の過失割合を10割とし、県は車両の所有者に対し損害賠償金20万2,824円を、車両の使用者に対し損害賠償金11万5,128円をそれぞれ支払うものであります。
 事故の概要は、平成29年8月13日午前9時46分ごろ、鳥取市吉方町2丁目地内において、鳥取警察署所属の職員が、地域用務のため小型パトカーを運転中、緊急自動車として発進した際、前方の安全確認が不十分であったため、信号待ちで停止していた相手方の普通乗用自動車に衝突し、双方の車両が破損したものであります。
 続きまして、5ページをお願いします。和解の相手方は鳥取市で、和解の要旨は、県側の過失割合を10割とし、県は損害賠償金2万9,160円を支払うものです。
 事故の概要は、平成29年12月12日午前8時23分ごろ、鳥取市円護寺地内において、鳥取県警察本部警備部警備第一課所属の職員が、警備用務のため普通乗用自動車を運転中、運転操作を誤り、和解の相手方が設置する視線誘導標、これは道路の端に設置されております白色のポールの先端に反射材が取りつけられたものでございますけれども、これに衝突して破損させたというものでございます。
 以上、3件の専決処分について御報告させていただきました。
 相手方に多大な御迷惑をおかけし、また、県有車両に損害を与えましたことを深くおわび申し上げます。大変申しわけありませんでした。

◎西川委員長
 説明が終わりました。
 それでは、ただいままでの説明につきまして質疑を受けたいと思います。いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。
 それでは、次に進めさせていただきます。
 次に、地域振興部からの説明を求めます。
 初めに、高橋地域振興部長に総括説明を求めます。

●高橋地域振興部長
 では、地域振興部の議案説明資料をお願いいたします。
 目次でございますが、今回、平成30年度鳥取県一般会計補正予算(第1号)と予算関係以外で平成29年度鳥取県一般会計継続費繰越計算書、繰越明許費繰越計算書及び長期継続契約の締結状況について御報告させていただきます。
 1ページになりますが、一般会計の補正予算でございます。主なものといたしましては、文化政策課の鳥取県立県民文化会館エレベーター改修事業及びスポーツ課のスポーツ環境整備事業、これは県営東山水泳場のバリアフリー工事によるものでございます。
 詳細につきましては、担当課長から説明をさせていただきます。よろしく御審議をお願いいたします。

◎西川委員長
 続いて、関係課長等から順次説明を求めます。

●齋藤教育・学術振興課長
 地域振興部の資料2ページをお願いいたします。私立学校施設整備費補助金でございます。鳥取城北高校の校舎改築事業に関しまして、当初計画していた第2校舎の大規模改修事業を改築事業へ工法変更したことに伴いまして、増額分について補正予算要求するものでございます。ただし、増額分は来年度にかかるものでございまして、実際には債務負担行為という格好でお願いするものでございます。
 変更の理由でございますけれども、第2校舎は3階建ての建物なのですけれども、3階部分を減築し、2階建ての建物にすることによって、耐震性が増す措置をとろうと当初考えていたものですけれども、その後の詳細な調査によって、延命効果が余りとれないということがわかったものですから、この際、改築にしようと考えました。平成30年度に多目的ホールを建築する予定にしていたのですけれども、敷地の配置の関係で、その多目的ホールができてしまいますと、第2校舎への重機の出し入れが難しくなってしまうということがございまして、平成30年度から平成31年度にかけて、まず最初に第2校舎の改築を行って、その後、多目的ホールという段取りに変更となったものでございます。そうしたことで、この補正予算をお願いするものでございます。

●池上地域振興部文化振興監兼文化政策課長
 資料3ページをごらんください。鳥取県立県民文化会館エレベーター改修事業でございます。
 主な事業内容といたしまして、2の(1)にございます県民文化会館内にある油圧式エレベーター3基について、部品の供給が停止されていることから改修を行うもので、平成29年度末に実施設計が完成し、所要経費が明らかになったため、補正予算をお願いするものでございます。
 必要経費の内訳につきまして、(2)に記載しております。今年度から来年度にかけて継続費で1億5,200万円余をお願いするものでございます。
 あわせて、12ページをごらんいただきまして、平成31年度への継続費ということでお願いをさせていただくものでございます。
 今年度は、前金の部分で5,800万円余、来年度は9,300万円余をお願いするものでございます。
 エレベーターはフリースペース1基、小ホールはお客様、来館者様のためのものと荷物用のものを交換いたします。
 続きまして、4ページをごらんください。県立童謡館基金造成補助事業でございます。
 指名指定管理施設につきまして、指定管理料に余剰額が生じた場合のルールにのっとっております。平成29年度の指定管理料の余剰額につきましては、県への返納額から清掃や空調点検業務などの再委託に係る複数年契約導入による請負差額を控除した額、つまり経営努力と言える額の3分の2を指定管理者に基金造成補助金として交付するものです。童謡館の指定管理者である公益財団法人鳥取童謡・おもちゃ館に48万8,000円を交付しようとするものでございます。
 続きまして、5ページでございます。県立倉吉未来中心基金造成補助事業でございます。
 童謡館と同様に、余剰金について、経営努力と言える額の3分の2の額を基金に積み立てるために補助するもので、倉吉未来中心の指定管理者であります公益財団法人鳥取県文化振興財団へ117万円余を交付しようとするものでございます。
 続きまして、6ページをごらんください。県立米子コンベンションセンター基金造成補助事業でございます。
 同じく余剰金について、経営努力と言える額の3分の2を基金に積み立てるため補助するもので、米子コンベンションセンターの指定管理者であります公益財団法人とっとりコンベンションビューローへ777万円余を補助しようとするものでございます。
 続きまして、14ページをごらんください。一般会計継続費繰越計算書でございます。
 倉吉未来中心大ホール及び小ホールの整備事業費でございます。平成28年度から平成30年度の継続費について、平成29年度末の残額が確定いたしましたので、その983万9,200円を繰り越しするものでございます。

●小西スポーツ課長
 それでは、資料7ページをお願いします。スポーツ環境整備事業です。
 これまで県立社会体育施設については、計画的にバリアフリー化を進めてきております。ことし3月に県営東山水泳場のバリアフリー化の設計ができましたので、このたびお願いをしております。
 内容としましては、玄関の自動ドア化、それから多目的トイレ設置、あるいは障がい者用の更衣室などのバリアフリー工事を行おうとするものであります。金額としては、5,161万8,000円でございます。
 なお、今回の工事をもって、当課所管のバリアフリー化は完了するということになります。
 続きまして、8ページをお願いします。県立武道館基金造成補助事業です。指名指定管理のルールに従いまして、県立武道館の平成29年度の指定管理料の剰余額から、複数年契約による請負差額を控除した額の3分の2を県体育協会に基金造成補助金として交付するものでございます。金額は100万9,000円でございます。

●矢吹交通政策課長
 資料の15ページをごらんいただけますでしょうか。平成29年度鳥取県一般会計繰越明許費繰越計算書について御説明させていただきます。
 地域バス交通等体系整備支援事業費でございますが、バスに対します運行費とか、車両の購入費を補助しているものでございます。そのうち若桜町で町内の需要調査をしていたところ、バスを小型に切りかえて買おうとしたのですが、マイナーチェンジで生産が中止になったということで、改めて今年度に購入するために繰り越しをしたものでございます。
 下段の燃油高騰対策支援事業費でございますが、2月の臨時会のときにも御報告させていただきましたが、燃油の高騰に伴いまして、バス事業者がエコタイヤを導入するのに補助をするものでございまして、今年度にかけて交換してまいりますので、繰り越しさせていただいたものでございます。

◎西川委員長
 説明が終わりました。それでは、ただいままでの質問につきまして質疑を受けたいと思います。いかがでしょうか。

●齋藤教育・学術振興課長
 済みません、報告を1つ落としていました。

◎西川委員長
 どうぞ。

●齋藤教育・学術振興課長
 失礼いたします。教育・学術振興課でございます。説明を1つ落としておりましたので、追加でお願いいたします。
 15ページをお願いいたします。私立学校施設整備費補助金の繰越明許費の関係でございます。4億9,300万円余でございます。これは2月に御報告させていただいたものでございますけれども、1,600万円余の繰越額が確定しましたので、よろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 それでは、質問を受けたいと思います。いかがでしょうか。

○前田委員
 池上文化振興監にお聞きします。指定管理の剰余金の配分のことが出ておるのですけれども、初めはこれは2分の1だったのですけれども、我々が大きな声を言って3分の2までになったのです。本来、私は全部返せばいいと思っているのですよ。有効活用してもらうほうがいいのではないかなと思うのですけれども、現場の声はどうなのでしょうか。

●池上地域振興部文化振興監兼文化政策課長
 そのような声もあるかもしれません。またこの後、報告をさせていただきますが、来年度からは、この余剰金につきまして、請負差額などを控除した額、残りの10分の10を交付することとしておりますので、報告させていただきます。

○前田委員
 10分の10ですね、わかりました。

◎西川委員長
 よろしいですか。

○前田委員
 もういいです、全部返すということですね。

◎西川委員長
 はい。

○前田委員
 だから、もういいです。

◎西川委員長
 それは確約の話ですね、決定事項ですか、もう一度。

●池上地域振興部文化振興監兼文化政策課長
 これは全庁的な取り扱いでございます。複数年契約などに係る請負差額などは控除した上で10分の10ということで、現在の3分の2の額が10分の10になるということでございます。

◎西川委員長
 よろしいですか。

○前田委員
 はい、わかりました。

◎西川委員長
 続けて、いいですか。
 ちょっと私、1点だけ。2ページなのですけれども、私立高等学校等改築事業補助金の単価が相当上がっているのですけれども、この理由を教えていただきたいのと、予算書の中では財源がないように国庫支出金が入っていないのだけれども、これは全部県の真水でするのか、それとも補助金がどこかにこれから入る予定があるのか、その2点をお願いします。

●齋藤教育・学術振興課長
 単価というのは、一番最後のところでございましょうか。

◎西川委員長
 そうです。

●齋藤教育・学術振興課長
 こちらのほうは、もともと国が単価設定したものに並べていたのですけれども、実勢の単価から随分開きがあるものですから、県独自に積み上げて単価設定しているものでございます。
 それと、2点目の国庫支出金のところですけれども、これは学校が直接申請、それから支給を受ける仕組みになっておりまして、県の予算を通らないということで、こちらのほうは出ておりません。

◎西川委員長
 再度ちょっと質問させてください。
 県の単価に変えたと言うのですけれども、これは学校教育だけの単価なのか、それともほかのところに対しても、全てこれが準用されるのか。それから、単価が2割5分ぐらい上がっていますね、この根拠をやはり私は知りたいので、もし積み上げた資料等があれば、後でいただけたらとは思うのですが、その2点、お願いします。

●齋藤教育・学術振興課長
 単価を引き上げたときの資料を、後ほど提出をさせていただきます。

◎西川委員長
 はい、ありがとう。
 よろしいでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、次に、観光交流局から説明を求めます。
 初めに、観光交流局長に総括説明を求めます。

●門脇観光交流局長
 それでは、観光交流局の議案説明資料をごらんいただきたいと思います。
 初めに目次でございます。観光交流局からは、予算関係で一般会計補正予算、そして予算関係以外で繰越明許費繰越計算書をお願いするものでございます。
 予算関係でございます。1ページをごらんいただきたいと思います。観光交流局からは
3,635万円の補正予算をお願いするものでございますが、中身といたしまして、新規事業で海外観光市場新規開拓事業、こちらはインバウンド誘客を促進するために、タイ、シンガポール、台湾、ロシア等からの誘客を促進するための情報発信、貸し切りバス等の借り上げに関する支援を行いたいものでございます。
 もう1点、新規事業で「スペース・サイエンス・ワールドin星取県」開催事業でございます。岡山大学惑星物質研究所、そしてJAXAと連携しまして、星取県の魅力を発信するために、国内外のトップレベルの研究者に鳥取にお越しいただくシンポジウムを開催しようとするものでございます。
 詳細に関しましては、担当課長から説明をさせていただきたいと思います。御審議のほどよろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 続きまして、関係課長から順次説明を求めます。

●岩下観光戦略課長
 それでは、同資料、2ページをごらんください。コンベンション誘致促進事業でございます。
 当初予算後に開催が確定したコンベンション誘致に対応するための補正予算740万円をお願いするものでございます。
 続きまして、3ページをごらんください。海外観光市場新規開拓事業でございます。こちらは、ASEANなどの新規市場から観光客が大きく増加していること、また、台湾との交流も活発で、チャーター便誘致の機運が高まっていること、それから、モスクワ~東京間自動車ラリー団がDBSクルーズフェリーを利用して来県することが見込まれていることなどから、例えばASEANでいうと、タイの旅行会社、メディアの視察ツアーを調整したり、ベトナムの商品造成のために、旅行会社からの派遣スタッフを受け入れる事業費、それから台湾のチャーター便に向けた旅行会社との共同PR、メディア視察ツアー、それからロシアに関するモスクワ~東京間自動車ラリーを活用した情報発信の事業費でございます。それから、送客支援として、ツアーバス借り上げに係る経費の上積みをお願いしたいというものでございます。
 4ページをごらんください。「スペース・サイエンス・ワールドin星取県」開催事業でございます。このページの一番下にありますけれども、JAXAのはやぶさ2がことし9月から10月に、直径が900メートルほどの太陽の周りを回る小惑星に到達してタッチダウンをする予定に合わせて、トップレベルの人材や研究内容に触れる機会を提供し、子供たちを含む県民の科学技術に関する関心の探求を刺激して、星取県をPRするための事業でございます。
 内容といたしましては、ことし12月22日、23日に米子コンベンションセンターで、はやぶさ2プロジェクトチームのマネジャーや火星探査の権威でありますコーネル大学教授を招聘して基調講演をしていただいたり、宇宙開発展示及び体験を行ったり、それから星取県としての取り組みとして星空の写真を展示し、移動プラネタリウムを行う。また、岡山大学、JAXA主催の国際シンポジウムを2日間にわたって開催する予定でございます。
 資料の8ページをごらんください。一般会計繰越明許費でございますけれども、ICTを活用した外国人個人旅行者(FIT)対応事業費でございます。翻訳機能とか案内機能を装備したタクシーを充実させる内容の事業でございまして、昨年700万円をお願いしてつけておりましたけれども、鳥取市側の体制が整わず、今年度、新たに鳥取市側の体制が整ったもので、鳥取市も同額を出して、実現をさせていただくものでございます。

◎西川委員長
 説明が終わりました。
 それでは、ただいままでの説明につきまして質疑を受けたいと思います。いかがでしょうか。

○澤副委員長
 申しわけないですけれども、最後のところのFITをもう少し詳しく教えてください。

●岩下観光戦略課長
 これは、テレビニュースでも何回か放送されていますけれども、国の情報通信機構が、非常に高精度な翻訳機能を配付しておられまして、それを2,000円タクシーにタブレットで装備して、例えば鳥取の方言に対応した翻訳でありますとか、非常にローカルな観光地の言葉にも正確に翻訳してくれるようなもの、それから、運転手の命令によって、後ろに乗っている外国人の方に動画を出していただいたりとか、そういう自動機能が備わった非常に使いやすいもので、これは会費を出していただいて、商店とか民間企業でも利用していただくような展望でやっているものでございます。

○澤副委員長
 あと、この予算を見ると、大体どのくらい件数というか、ちょっとそこのところをもう少し説明してください。

●岩下観光戦略課長
 件数につきましては、鳥取市内のタクシーの台数というのがまず基本になりますけれども、その中で鳥取駅の外国人案内所を起点として回っているタクシーでございますので、数十台ということにはなります。またお客さんがふえていきますので、県内の加盟事業者もふやしていって、活用するところがふえていけば、補助金なしでやっていけるようにビジネスとして持っていきたいという案件でございます。

○澤副委員長
 いいです。

◎西川委員長
 よろしいですか。
 そのほか、いかがでしょうか。

○伊藤委員
 県警の資料の3ページ、これは事故の発生が平成26年になっていて、4年経過しているのだけれども、これはなぜか。この間ずっと相手側と話し合いがまとまらなかったのかどうなのか、答弁お願いします。

●河本警務部監察課長
 この3ページの事故につきましては、平成26年の古い事故でございまして、当初、相手方の過失割合についての主張は5対5と主張されていたところ、警察側でも、過去の事例とかをいろいろ調べてみたのですけれども、これに合致するようなものがなかなかございませんで、類似するようなものを調べていきましたところ、おおむねこういった形態の事故であれば6対4、相手方の過失が6割、県側の過失が4割というのが妥当なところだと判断をいたしました。相手方と交渉を続けておりまして、このたびようやく和解が成立し、5月に入りましてから、相手との示談書の完成に至りまして、このたびの報告になったというような状況でございます。

○伊藤委員
 経過は了解しました。ただ、やはりこうして年数がかかった問題については、説明をされるときに少し補足説明をしていただいたら、我々も理解しやすいと思いますので、よろしく頼みます。

●河本警務部監察課長
 わかりました。

◎西川委員長
 では、詳しい説明をよろしくお願いいたします。

●河本警務部監察課長
 はい、わかりました。

◎西川委員長
 そのほか、いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、報告事項に移ります。
 質疑等につきましては、説明終了後に一括して行っていただきます。
 まず、警察本部から、報告1、県内企業の情報セキュリティに関するアンケートによる実態調査結果について、青木サイバー犯罪対策課長の説明を求めます。

●青木生活安全部参事官サイバー犯罪対策課長事務取扱
 それでは、警察資料1ページをごらんいただきたいと思います。資料の1に実態調査の概要としまして、調査状況について、まず記載しております。
 この調査の目的は、(1)のとおり、県内企業の情報セキュリティ対策の推進状況を把握し、実態とニーズを踏まえた実効性のある情報セキュリティ対策の立案に資するために実施したものです。調査期間等につきましては(2)で記載のとおり、昨年の12月に県内企業
1,000社に対し実施して、その調査内容については(3)のとおりで6項目、全26問でございます。
 次に、調査結果の状況については、2で記載のとおり490社が回答しておりまして、その結果の概要等につきましては、別紙で2ページ目に示しております。
 それでは、ここで一旦2ページをごらんいただきたいと思います。全26問の中で、主な調査結果のみを抜粋して記載しております。
 まず1として、平成28年度中のサイバー犯罪・攻撃の発生実態を調査し、いわゆるセキュリティインシデントの発生の有無等を調査しました。インシデントとは、情報やセキュリティ等に関する不測の事態のことを言っております。記載のとおり、発生なしと回答した企業は
74.9%でしたが、発生ありや発生があったと思われる、未確認、発生があったかどうか不明は合計22.7%でした。
 なお、発生ありと回答された企業に、その発生内容を確認しますと、一番多かったのがウイルス感染で64.1%でした。
 次に、2として、情報セキュリティ対策体制の構築実態を調査し、100人以上の大きな企業では、右の表の赤枠で示しているとおり、92.5%の企業で専門部署がある、担当者を任命などの組織対応は図られておりますが、2つ目の丸のとおり、99人以下の小規模の企業では、組織的に行っていない、各自の対応という、いわゆる個人レベルでの対応となっている割合が高い状況となっております。
 次に、3としましては、情報セキュリティ教育の実施や、4として、企業が抱える課題の情報セキュリティ意識状況の調査をしますと、記載のとおり、いずれも99人以下の小規模の企業では低調という結果でございました。
 最後に、5としまして、県内企業が求める対策事項では、必要な事項として割合の高い順に情報セキュリティ意識向上、社員に対する教育、社内指導者の育成等という結果でございました。
 それでは、再度、1ページ目に戻っていただきたいと思います。今、御報告させていただきました別紙の内容を簡潔に記載しますと、3のアンケート調査結果による分析のとおりでございます。
 これらを踏まえまして、今後の県警察としましての対応としては、4に記載のとおり、情報セキュリティに関する体制や、その対策、及び発生時の対応能力の向上強化を図るために、現在、鳥取県法人会連合会、鳥取県経済同友会、鳥取県商工会議所連合会などの17団体が加入しています鳥取県サイバーセキュリティ対策ネットワークを上手に活用、連携強化をしながら、簡易的なセキュリティポリシー策定の促進や、公演、研修会等を積極的に実施しながら、対策担当者の育成等を行いまして、各種情報発信を強力に推進していき、鳥取県内の情報セキュリティ対策の向上に努めていきたいと考えているところでございます。

◎西川委員長
 次に、地域振興部から、報告2、第1回保健所業務等に関する県・市連携協議会幹事会の開催について、川上地域振興課参事の説明を求めます。

●川上地域振興課参事(市町村連携協働担当)
 地域振興部資料1ページをお願いいたします。4月3日に知事、鳥取市長、東部4町の町長様にお集まりいただき、保健所業務等に関する県・市連携協議会を設置いたしました。このたび、5月23日に、県は岡村統轄監、鳥取市の羽場副市長及び関係部局長により、4町副町長をオブザーバーに、第1回の幹事会を開催いたしました。
 会議では、鳥取市保健所の設置後、約2カ月の事務執行状況について、県から44名の職員派遣や身分移管も受け、75名の体制で窓口業務等も含めておおむね順調に運営している旨の報告をいただいたものです。
 また、今年度は、年度当初からインフルエンザとか、沖縄県等で流行したはしかなどの感染症対応等、例年にない対応等があったり、食中毒等の発生もありましたが、住民への注意喚起を行ったり、県西部の保健所と役割分担をして、患者の聞き取り調査を行う等、4町とも連携して円滑に対応されているとの報告を受けております。
 町からも、これまで町民や町の業務等にふぐあいはない、引き続き県と市との連携、4町への情報共有により、町民サービスの低下がないように運営いただきたいとの発言をいただいております。
 引き続き、県・市連携協議会等を通じまして、認識を深め、情報共有をしながら進めていくこととしています。
 また、今回の会議では、医療救護を行う実施主体が県と鳥取市の2つの自治体となることから、県、市で調整を進めてきました医療救護体制について、テレビ会議等も活用した災害対策本部会議の合同開催等により、県、市が一体的な対応ができる仕組みを整理することとし、4町の了解をいただいたところでございます。
 今後、災害対策等につきましては、計画やマニュアル等の規定や県、市合同の本部運営訓練等を行う予定としております。

◎西川委員長
 次に、報告3、恋山形駅リニューアル5周年記念イベント開催結果について、矢吹交通政策課長の説明を求めます。

●矢吹交通政策課長
 交通政策課でございます。資料の2ページをお開きください。智頭急行の恋山形駅リニューアル5周年記念イベントの開催結果について御報告をいたします。
 平成25年6月9日に駅舎をピンク色に塗りかえまして、恋がかなう駅ということでリニューアルオープンをいたしました恋山形駅が5周年を迎えまして、記念のイベントが開催されました。当日は、西川委員長様にもお越しいただきまして、セレモニーも開催いたしました。恋の待合室、これは休憩スペースでございますが、その中には飲み物とかハート型の絵馬の自動販売機を設置しましたり、また、駅発展に御尽力をいただいた地元の方への感謝状、3月に運行開始しました観光列車あまつぼしの貸し切りツアー等も行われまして、当日は約300人の観光客等にも御来場いただき、多くのテレビ、新聞等でも情報発信されたものでございます。

◎西川委員長
 続いて、報告4、わらべ館の2018年(第17回)童謡文化賞受賞について、報告5、文化政策課所管文化施設の指定管理者の審査について及び報告6、とりぎん文化会館及び周辺エリアの賑わいづくりについて、池上文化振興監兼文化政策課長の説明を求めます。

●池上地域振興部文化振興監兼文化政策課長
 資料3ページをごらんください。わらべ館の2018年(第17回)童謡文化賞受賞についてでございます。
 このたび、わらべ館が第17回童謡文化賞を受賞いたしました。この童謡文化賞につきましては、2002年から毎年、童謡文化の普及、発展に寄与した個人、あるいは団体が受賞をしておりまして、県内ではわらべ館が初の受賞でございます。
 わらべ館が受賞をされた理由といたしましては、開館以来、童謡や唱歌、こどもの歌の普及活動に積極的に取り組んだということ、そして、幅広い視野に立って、こどもの歌というテーマを追及し続けているということが高く評価されております。
 1の(3)に贈呈式のことを記載しておりますが、6月1日に東京で行われました。賞といたしまして、表彰状、それから盾、そして賞金30万円をいただいております。
 祝賀会では、鳥取県出身の作曲家の歌7曲が、有名な童謡歌手の皆さんにより歌われたということで、林館長と平緒専門員が出席しておりましたけれど、その直前まで知らされておらず、とても感動したということでございました。
 また、わらべ館について下に記載しております。特にごらんいただきたいのが、一番下の丸で平成30年度の取組として書いておりまして、下2つでございます。7月1日には、「童謡誕生100年コンサート」を市民会館で予定しております。また、7月29日日曜日には、今回の賞金も活用しまして、童謡文化賞受賞記念の講演会とコンサートを予定しているところでございます。
 続きまして、資料の4ページをごらんください。文化政策課所管文化施設の指定管理者の審査についてでございます。
 文化政策課が所管する文化施設4施設の次期5年間の指定管理者について、指名指定することとしておりまして、次のとおり審査をすることとしております。
 対象の施設は、県民文化会館、童謡館、倉吉未来中心、米子コンベンションセンターでございます。指名指定団体は、県民文化会館及び倉吉未来中心につきまして鳥取県文化振興財団、童謡館につきましては鳥取童謡・おもちゃ館、米子コンベンションセンターにつきましてはとっとりコンベンションビューローでございます。
 指定管理者が行う業務として、2に記載しております。従来どおりの施設の維持管理、利用料金の徴収といった項目に加えまして、3のところに記載しております3施設につきまして、指定管理者が行う業務の中に周辺施設や各種の団体等と連携した取り組みによる地域の賑わいを創出することを加える方向で検討しております。倉吉未来中心につきましては、既に同様の記載をしているところでございます。
 委託料につきまして、上の表にも記載しております、5年の総額を上限として、とりぎん文化会館につきましては13億6,000万円余、童謡館につきましては3億8,000万円余、倉吉未来中心につきましては6億4,000万円余、コンベンションセンターにつきましては7億1,000万円余を支払うように予定をしております。各年度の委託料に余剰金が生じた場合は、経営努力と言える経費の全額を補助金として交付して、公益事業や施設管理経費等に活用していただくようにすることとしております。
 次のページで、4の指定管理者の選定についてでございますが、鳥取県指定管理候補者審査・指定管理施設運営評価委員会におきまして、申請書類に基づいて行われる面接審査により決定をする予定としております。
 そして、審査の方法につきまして、4の(3)に観点を記載してございます。アといたしまして、公の施設の平等な利用を確保するのに十分なものであるか、また、イとして、その計画書の内容が公の施設効用を最大限に発揮させるものであるか、経費の効率化が図られるものであるか、そしてウとして、公の施設の管理を安定して行うために必要な人員及び財政基盤を有しているかといったことでございます。
 また、倉吉未来中心につきましては、鳥取県立美術館の建設を見据えた地域と連携した取り組み等についても評価をすることとしております。
 今後の予定につきましては、下の5に記載しております。今後、運営評価委員会で要項についての意見交換などを行いまして決定し、候補者からの申請書の提出を受け、運営評価委員会で候補者の審査を行い、また、9月議会で指定管理者の決定について、議案として提出させていただく予定としております。
 続きまして、6ページをごらんください。とりぎん文化会館及び周辺エリアの賑わいづくりについてでございます。
 とりぎん文化会館周辺エリアを魅力的な賑わいのあるエリアとしていけるよう、とりぎん文化会館及び周辺エリアの賑わいづくりを考える懇談会を開催いたしました。引き続きアイデアを出し合いながら、賑わいづくりの取り組みを実施していきたいと考えております。
 1としては、4月20日に開催いたしました第1回目の会議について記載しております。とりぎん文化会館周辺施設の方、それから鳥取市の商店街振興組合の方など16の機関から御出席をいただいて意見交換を行いました。まず、とりぎん文化会館、図書館、公文書館を基本的なエリアと捉えて、そこの賑わいづくりからスタートをさせていこうという話をしまして、将来的に、平日に地元の人を中心に賑わっているのが理想であるので、それを目指して、今年度は単発的なイベントが多くなるかもしれませんが、来年以降も定期的に開催していけるようなものをつくって、平日にも賑わいができるような取り組みを考えていこうといったことや芝生の中庭やフリースペース、けやき通りをもっと活用できるように検討してはどうかといったこと、また、高校生や大学生、若い方が来てくれるような仕組みを考えていこうではないかといったような意見も出ました。今後、懇談会を中心に、中庭やフリースペース、けやき通りの活用を考えて積み重ねていったり、また、それをPRすることで、県民の皆様に気軽に訪れていただけるようなことを考えていきたいと思います。
 また、第2回として、6月12日にはワークショップ形式で、さまざまなイベントのアイデアを出し合っております。
 今後の予定といたしましては、3に記載しております。6月17日に中庭を活用して、読みメンによる読み聞かせ会を実施したり、7月1日には図書館で行われる講演会に合わせて、中庭でコーヒーの無料提供、オレンジカフェを実施したり、7月4日にはサクソフォンの四重奏コンサートを中庭で実施し、グリーンハウスも御協力いただいて、テイクアウトの飲み物を販売しいただく予定にしております。また、7月以降もいろいろ具体的なアイデアの意見交換をしておりますので、それらを具体化していく中で、継続的な賑わいのあるエリアづくりを進めていきたいと考えております。

◎西川委員長
 続いて、報告7、グラウンド・ゴルフ国際大会YURIHAMA2018の開催結果について、報告8、布勢スプリントへのジャマイカ選手出場等について、報告9、共生社会ホストタウンの登録決定について及び報告10、スポーツ課所管社会体育施設の指定管理者の募集について、小西スポーツ課長の説明を求めます。

●小西スポーツ課長
 それでは、資料の7ページをお願いします。5月19日、20日に、県と湯梨浜町で主催をしますグラウンド・ゴルフの国際大会を開催しました。県と町でやるようになってからは、ことしで3回目であります。ことしは平成33年のワールドマスターズゲームズ開催を念頭にしまして、従来10月にやっていたのですけれども、今回はワールドマスターズと同じ5月に時期をずらしております。8カ国から237人の参加がありました。内訳は記載のとおりであります。実際に、海外からいらっしゃったのは、韓国、台湾、モンゴルの3カ国であります。
 会場の潮風の丘とまりは、風光明媚なところで、また鳥取県がグラウンド・ゴルフの発祥地ということもありまして、総じて参加者からはよい評価をいただきました。
 また、5月19日には韓国、台湾、モンゴル、日本で国際組織の設立に関することなどについて意見交換をしました。主な意見としては、韓国からは、国から渡航費の助成が出るので、ぜひ国際組織の設立を早期に実現してほしいというようなこと、また、モンゴルでは、今月、アジア大会を開催するということでありました。国際組織の設立については、今後、日本グラウンド・ゴルフ協会もかかわっていただきまして、引き続き検討を続けていくということになります。
 続きまして、8ページをお願いします。ジャマイカとの陸上交流の一環としまして、ジャマイカから訪問団が来県しました。
 6月3日に開催されました布勢スプリントに出場をされました。来県したのは、ジャマイカ陸上競技連盟の会長、そして高校生の選手、男女1名ずつとコーチの4人であります。布勢スプリントの協議結果ですけれども、ジャマイカ選手の2名は、高校生ですけれどもグランプリ、一番レベルの高い100メートルに出場しました。女子のマイリー選手は自己ベストを更新して、見事に1着となりました。
 また、4番ですけれども、県内の高校生とも交流しておりまして、鳥取東高校では、英語と書道の授業に参加したり、それから陸上部との合同練習をやりました。鳥取城北高校に行って相撲の県高校総体を視察したりしまして、県内の高校生と交流を深めました。
 このジャマイカの選手2人は、2020年の東京オリンピック、その前の鳥取キャンプでまた必ず戻ってきたいと力強く語っておられました。
 今後も2020年に向けて、こうした陸上の交流を深めていきたいと思っております。
 続きまして、9ページをお願いします。このほど、県と鳥取市は共生社会ホストタウンとしまして国に登録をされました。共生社会ホストタウンというのは、東京オリパラのホストタウンとしまして、誰もが住みやすいまちづくりを実現するために、ユニバーサルデザインのまちづくりとか心のバリアフリーの取り組みを行うものであります。これまで全国で13団体が登録をされております。
 県の主な取り組みとしましては、例えば、布勢運動公園を誰もがスポーツに親しむことができる拠点として指導者人材を育成することや全日本のろうあ者体育大会であったりパラリンピックの事前キャンプを行うこと、ホテルや飲食店、交通機関のユニバーサル化といったことを行います。
 また、鳥取市の取り組みとしては、パラリンピアンとの交流、あるいは、まちなかを巡回して必要な改修を行うことなどであります。
 こうした取り組みを進めていきまして、誰もが住みよいまちづくりを目指したいと考えております。
 続きまして、10ページをお願いします。スポーツ課で所管します社会体育施設6施設のうち5施設が、今年度に5年間の指定管理期間が満了するということで、このたび次期5年間の指定管理者を募集することとしました。
 募集しますのは、1のところの表に掲げております6施設のうち、東山水泳場を除く5施設であります。
 2のところに予算限度額を記載しております。これまでは、県立武道館は指名指定でありましたが、今回からは公募としまして、全ての施設が公募となるということであります。
 11ページをお願いします。指定管理者の選定ですけれども、審査・運営評価委員会で行います。委員については、表に掲げているとおりでございます。
 審査の観点ですけれども、鳥取県公の施設における指定管理者の指定手続等に関する条例の規定に基づきまして、(3)のアからウに掲げる観点でもって審査を行います。
 今後のスケジュールですけれども、7月上旬から指定管理者の募集を始めまして、8月下旬に審査・運営評価委員会を開催して、ここでプレゼンをしてもらいます。9月に指定管理者の決定をしまして、議会に報告をいたすという予定でございます。

◎西川委員長
 次に、観光交流局から、報告11、鳥取県立夢みなとタワーの指定管理者募集要項(案)の概要について及び報告12、山陰海岸ジオパーク関連行事及びユネスコ世界ジオパーク再認定現地審査について、岩下観光戦略課長の説明を求めます。

●岩下観光戦略課長
 では、観光交流局の説明資料1ページをごらんください。鳥取県立夢みなとタワーの指定管理者募集要項の概要でございます。
 この夢みなとタワーにおいても、今年度が指定管理の終期になりまして、平成31年度からの管理について募集を行うこととさせていただきたいと思います。
 内容につきましては、こちらに書かれているとおりでございますけれども、特に地元の境港市や関係機関と連携をきちんと図れること、5年間の委託費の上限が6億2,200万円余であること、それから、応募資格といたしましては、鳥取県内に事務所を置いているまたは置こうとする法人等であることとしております。
 スケジュールにおきましては、7月下旬に募集の開始をいたしまして、12月中旬に議会の議決を経させていただいて指定を行いたいと思います。
 選定方法につきましては、学識経験者等で面接審査等により行います。
 選定基準として重視する部分につきましては、緊急時の対応でありますとか、利用者等の要望の把握方法についての提案内容、それから、収支計画も重視いたします。他の施設もそうですけれども、ネーミングライツに係る提案なども考慮することとしております。
 3ページをごらんください。山陰海岸ジオパーク関連行事及びユネスコ世界ジオパーク再認定現地審査について報告をさせていただきます。
 ことし、大きな課題になっております世界ジオパーク再認定審査に向けた機運醸成を図らなければいけないということで、新規事業としてこちらのジオパークフェアを開催させていただきます。
 6月30日土曜日でございます。内容といたしましては、さかなクン、かにクントークショーや、ジオパークを体験するブース、ジオの恵みの飲食ブース、それから地形を模したクッキーなどを手づくりする教室などで構成をしております。
 2番目、ジオキッズ・サマースクールの開催でございます。これは例年、小学生を対象に夏に行わさせていただいているものでございますけれども、1泊2日コース、それから2泊3日コースということでことしも開催をさせていただきます。2つの事業につきましては、カラーのチラシを参考に入れておりますので、また後でごらんいただければと思います。
 3番目、これが重要な部分でございますけれども、世界ジオパーク再認定現地審査の日程が決まりました。8月6日から9日までです。審査員としては、アイルランドのバレン・モハー断崖世界ジオパークのマネジャー、それから中国雁蕩山世界ジオパークの管理委員会ディレクターが来られる予定となっております。
 また、詳細につきましては、決まり次第、改めて報告をさせていただきます。

◎西川委員長
 次に、報告13、伯耆国「大山開山1300年祭」記念式典の開催概要、その他関係イベント、その他のトピックス等について、八幡西部総合事務所地域振興局西部観光商工課長の説明を求めます。

●八幡西部総合事務所地域振興局西部観光商工課長
 資料4ページをお願いいたします。伯耆国「大山開山1300年祭」記念式典の開催概要、その他の関係イベント、その他のトピックス等について御報告をいたします。
 まず、1項目でございます。伯耆国「大山開山1300年祭」記念式典の概要をまとめております。記念式典を8月9日、米子市の公会堂におきまして、約1,000名の御出席をいただいて開催する計画を今まとめているところでございます。
 上部に記載のとおり、1300年に及びます大山の歴史を再確認し、次の100年に生かす、そういったことを誓い合う式典にできればと思っております。
 詳細は概要に記載をしておりますが、式辞、未来に向けた宣言など、式典本体の後、元
NHKアナウンサーの松平定知さんによる記念公演、米子市出身のジャズピアニストの松本茜さんによる記念コンサートなどを予定しているところでございます。
 また、前日には、(2)に掲げておりますが、ロイヤルホテル大山におきまして、夕刻に
150名程度のお客様をお招きして、懇親を深めるためのレセプションを計画しているところでございます。
 なお、ページ、下段の表にまとめておりますように、8月8日、9日と大山開山1300年祭の記念式典、10日、11日と第3回「山の日」全国大会in鳥取を連続して開催することとなっております。記念式典におきましては大山の歴史や文化、伝統に、「山の日」全国大会においては大山の自然環境に、それぞれ焦点を当てることによりまして、大山の有します多面的な魅力を表現できるように努めてまいりたいと考えているところでございます。
 5ページをお願いいたします。項目2には、近く開催予定の行事の概要をまとめております。(1)は、大山山麓の謎解き宝探しというイベントでございます。観光案内所などで宝の地図を入手いただきまして、設問が施してございまして、その問題を解きながら、チェックポイントになります宝箱を見つけ出していただくというイベントでございます。オリエンテーリングに似たイベントではないかと思っております。昨年度、プレイベントとして、一ヶ月間実施いたしましたところ、2,500人の方に御参加いただきました。アンケートにお答えいただいた方の87%が、次もあれば参加したいという好評をいただきましたので、今年は7月から9月の3カ月間に期間を拡大いたしまして実施するようにしているところでございます。
 (2)は、6月17日に阪神競馬場で行われます冠レースについて概要をまとめております。従来、米子市が副賞を提供されて、米子ステークスという冠レースを開催しておられましたけれども、今年度は大山開山1300年祭の実行委員会からも副賞を提供して開催することとしております。
 下にも書いておりますが、大山は牛馬の御加護を願う牛馬信仰もございますので、そういった御縁も強くPRしていければと思っているところでございます。
 (3)には、米子青年会議所の皆様が開催されます光を中心としたイベント、(4)では、大山開山1300年祭の実行委員会が開催いたします大山周辺での自然観察会、6ページには、日南町観光協会が開催されます蛍に関するイベントなどをまとめているところでございます。
 項目の3つ目は、先日開催されました大山の夏山開きの結果についてまとめております。
 (1)に前夜祭の概要、(2)に翌日の山頂祭の概要をまとめております。両日で、昨年を約3,000人上回ります1万4,400人のお客様においでいただくことができました。特に恒例となっておりますたいまつ行列は、翌日、中央紙各紙に取り上げていただきまして、各紙とも鳥取県大山が開山1300年祭と記念の年で注目を集めている、そういった報道をしていただいたところでございます。
 7ページをお願いいたします。最後の項目でございます。その他の項目について、開催結果をまとめております。大山歴史ウオークには450名、地BeerFest大山には国内外から約3,000人のお客様にお集まりをいただいたところです。(3)は、先日開催いたしました「大山開山1,300年祭」実行委員会総会の概要でございます。

◎西川委員長
 説明が終わりました。ただいままでの説明につきまして質疑を受けたいと思いますが、いかがでしょうか。

○前田委員
 地域振興部資料の6ページ、池上文化振興監に質問です。非常にいいことではないかと思うのですけれども、(3)の参加機関にずらっとあるのだけれども、これは呼びかけ人は誰がやっておられるのですか。

●池上地域振興部文化振興監兼文化政策課長
 このたびは、文化政策課から声をかけさせていただきました。

○前田委員
 では、呼びかけ人が県文化政策課ということですか。

●池上地域振興部文化振興監兼文化政策課長
 はい、そうです。

○前田委員
 ただ、鳥取県も入らないと。あそこでイベントすると、必ず鳥取県庁の構内を駐車場に使っているのですよね。

●池上地域振興部文化振興監兼文化政策課長
 はい。

○前田委員
 だから、鳥取県を入れておかないと、後からごたごたするのではないでしょうか。
 もう1点、これとは直接関係ないのですけれども、アトリウムですよ。アトリウムってわかりますか、ガラスの箱。とりぎん文化会館のフリースペースはアトリウムと言うのだけれども、夏は暑いのだよね。冬はいいのですよ、こういう気候の悪い鳥取にとっては非常に快適な人工空間ですよ。きょうでなくてもいいから、次の常任委員会でその状況を教えてください。僕は遮光板、遮光フィルターでも張らないと、夏は暑いと思う。あの部屋は、夏は入るだけで暑いですよね、これは対策すべきだと思う。あれが賑わいの一番の拠点だと思うので、そこの対策を抜きにして、外側もいいのだけれども、中もきちっとしなければいけないと思いますよ。

●高橋地域振興部長
 とりぎん文化会館のフリースペースの暑さというのは、相当前から御苦情をたくさんいただいていまして、管財も営繕課も含めて、それについての検討もされておりました。なかなか抜本的な対策が難しいというようなところで、もともとの設計上、あのたくさんの空間を冷やすということが難しいというようなことになっています。また、その経緯も含めて、常任委員会での報告、それとも何かお持ちしたらよろしいですか。

○前田委員
 いや、この席で答えてください。

●高橋地域振興部長
 はい、承知しました。では、またそれも含めて御説明させていただきます。

○前田委員
 今の時代に、僕は全館をエアコンでしなさいとは言いませんよ。あの空間をあけるように開閉を自由にすればいいと思うのですよ。密閉式だから、あれをエアコンで冷やそうと思った大変ですよ。ですから、開閉式にしたらいいのですよ。外気を入れれば下がると思うのですよ、だから、その辺含めて、次の常任委員会でいいですから説明してください。だめなら抜本対策をすべきだと思うのです。そこを抜きにして、このたびの外側のにぎわい、にぎわいということは、僕はやはりちょっとおかしいのではないかなと思っています。

◎西川委員長
 それでは、次回までに、検討結果も含めて報告をお願いいたします。

●高橋地域振興部長
 はい、了解しました。

◎西川委員長
 そのほか。

○藤縄委員
 小西課長、グラウンド・ゴルフですけれども、身近にたくさんプレーされる方がいますね。それで、このワールドマスターズの競技への参加PRを行うと出ているのですけれども、これは外国の方と国内の方とあるのだろうけれども、特に国内の方の選手の選抜というか、人数というか、これはどういうふうになるのですか、ちょっとイメージが湧かないのですが。

●小西スポーツ課長
 ワールドマスターズゲームズについては、正確なところはあれですけれども、定員が六百数十名ということで募集をいたします。一応その半分を海外、半分を日本人ということで募集をしたいと思っていまして、選抜とかではなく、手を挙げた30歳以上の方はどなたでも参加できるというような予定で考えておるところです。

○藤縄委員
 それなら、先着300名みたいな話ですか。これは、言ってみれば、鳥取市だけでも300名や
500名や1,000名の方はおられるわけですよね。これは鳥取でやる競技ですから地元でしょ、ここはちょっと混乱を招くのではないかなという気があるものですから、確認したかったことです。

◎西川委員長
 では、もう一度。

●小西スポーツ課長
 そうですね、実は通常の大会は2,000円とか3,000円ぐらいで参加ができるということで、
300人ぐらいであればすぐにいっぱいになる可能性はあるのですけれども、まだ決定はされておりませんが、ワールドマスターズゲームズはもう少し高い参加料が予想されます。ふだん
2,000円、3,000円でされていた人が、高い参加料で来てもらえるのかという逆の心配を少ししていまして、今後、その辺のところを検討していくということになろうかと思います。

○藤縄委員
 僕は、参加したかったけれども、できなかったということを心配しておるものですから、そのことを言いました。
 あと1点。

◎西川委員長
 どうぞ。

○藤縄委員
 岩下課長、ジオパークがいよいよ近づきました。事務局長も決まられたということのようですし、去年の指摘等をクリアしながら、委員会ともやりとりをしておられるでしょうから、その感触を教えてください。

●岩下観光戦略課長
 昨年に日本ジオパークの再認定が条件つきということになったことについて、大変重く受けとめておりまして、そのときに指摘された、新たなエリアの青谷地域の案内標示の改善、あるいは事務局体制という指摘事項はもちろんのこと、その他のことについても、ジオパークをより前に進めるために自己点検をして、今度は世界のジオパークの再認定ということですので、全然違うメンバーで、今、兵庫県側、京都府側とあわせて事務局とやりとりをさせていただいております。
 今のところ、何か特に心配な事項ということは明らかにはなっておりませんけれども、ここは引き続きコミュニケーションを続けていって、慎重にやっていきたいと思います。

○藤縄委員
 局長、大丈夫ですね。

●門脇観光交流局長
 もちろんそれに向けて頑張りますということですけれども、所管は生活環境部になりますので、私どもとしても生活環境部と連携をとりながら取り組んでまいりたいと思います。

◎西川委員長
 そのほか、いかがでしょうか。

○前田委員
 ちょっと聞き逃したもので、八幡課長に聞きたいのですけれども、観光交流局の5ページの(3)インフルエンサーというのは、これは何ですか。僕は知らないだけかもわからないけれども、インフルエンザが大山ではやったのか。

●八幡西部総合事務所地域振興局西部観光商工課長
 インフルエンサーと申しますのは、流行を起こす人という意味でございまして、流行の発信源という意味と伺っております。幾つかのお題を主催者が設けまして、それに応じた写真を撮って、インスタグラムに発信をして大山の魅力を発信しようという取り組みでございます。繰り返しになりますけれども、いろいろインターネット上で流行を起こす人のことをインフルエンサーという言い方をしますので、一人一人が情報発信することによって、あなたもインフルエンサーとして情報発信をしましょうという趣旨のイベントだと伺っているところでございます。

○前田委員
 僕は勉強不足だと思うので、聞いてわかったのですけれども、でも、一般の人がインフルエンサーと聞いたらインフルエンザと思うけれど。これはわかるようにしないと、得意の県職員の好きな横文字ですよ。あっ、これは米子青年会議所か。

●八幡西部総合事務所地域振興局西部観光商工課長
 JCです。

○前田委員
 日本語はないですか。もうちょっと考えてみてください。

◎西川委員長
 よろしいですか。
 そのほか、いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、ないようですので、次に移ります。
 その他ですが、警察本部、地域振興部及び観光交流局に関して、執行部、委員の方で何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 よろしいですか。執行部もよろしいでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見もないようですので、警察本部、地域振興部及び観光交流局につきましては以上でございます。
 入れかえを行いますので、暫時休憩をいたします。

午前11時16分 休憩
午前11時24分 再開

◎西川委員長
 それでは、再開いたします。
 引き続き、危機管理局及び県土整備部に係る付議案の予備調査を行います。
 質疑については、部局ごとに説明終了後に行っていただきます。
 まず、危機管理局から説明を求めます。
 初めに、安田危機管理局長の総括説明を求めます。

●安田危機管理局長
 危機管理局の資料をごらんください。資料の裏面ですけれども、一般会計補正予算と一般会計繰越明許費繰越計算書の報告でございます。
 右側、1ページに補正予算を記載しております。鳥取県震災対策アクションプラン見直し事業、原子力防災対策事業、鳥取県の消防体制の検討事業の3事業、計6,300万円余を計上したいと考えております。
 関係課長から説明を申し上げますので、よろしくお願いをいたします。

◎西川委員長
 続いて、関係課長から順次説明を求めます。

●國米危機管理局副局長兼危機管理政策課長
 同じ資料の2ページをお願いいたします。鳥取県震災対策アクションプラン見直し事業でございます。
 震災対策アクションプランにつきましては、平成16年度に行った被害想定をもとに、平成23年度から平成32年度の計画で、現在、一つ定めているところでございますが、被害想定を平成26年度から平成30年9月を目途にしておりますが、見直しをすることにしております。見直しをした結果をもとにして、新しいアクションプランをつくるための予算でございます。
 主な内容でございますが、平成16年度の被害想定でわかっていなかった海側のF55断層の影響ですとか、被害想定を見直すに当たって、新しい手法で被害を算定したりしているので、被害内容が変わってきたことを盛り込みまして、アクションプランを定めることにしております。
 現在のアクションプランにつきましては、1の米印のところに書いてございますが、死者8割減、直接被害額を4割以上減少というのを目標にしておりまして、これを下回らないようなアクションプランを立てたいと考えているところでございます。
 予算の内容は、細かな計算が少し必要になりますので、委託料が300万円弱、それから専門家の御意見を聞きますので、委員会開催費が50万円弱でございます。

◎西川委員長
 続きまして、木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長の説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 それでは、3ページをお願いします。原子力防災対策事業ですけれども、補正にかかわる主な業務内容としては、固定型モニタリングポストの非常用発電機の改修となっております。
 下の事業の目的・概要ですけれども、県では、島根原子力発電所から放出された放射線を監視することを目的としてモニタリングポストを設置しております。そのモニタリングポストの設置基準なのですけれども、商用電源停電後3日、72時間以上を燃料補給等なしで稼働しなければならないというのが定められましたので、下の表の真ん中にも書かれているのですけれども、現状、米子、境港の固定型モニタリングポストが40時間しか稼働時間がないということで、そこら辺の改修を行ってモニタリング体制を整備するということが目的・概要となります。
 主な事業内容ですけれども、先ほど説明がありました、非常用発電機の改修ということで、事業費が約6,000万円となっておりまして、財源は放射線監視等交付金となっております。

●森本消防防災課長
 資料4ページをお願いいたします。新規事業です。鳥取県の消防体制の検討事業60万円をお願いするものでございます。
 人口減少が続く中で、高齢者はまだまだ増加が続いております。消防に対する期待、需要も年々ふえているところでございますので、将来10年先程度を見越しまして、どういった形で消防力の維持、充実を図っていくかということを検討したいと思っております。
 事業内容でございますが、消防体制研究会を設置いたしまして、特に大規模災害への対応、あるいはコストの削減の効果が見込まれます消防指令業務の共同運用を中心に研究をしてまいりたいと思っております。進めるに当たりましては、消防は市町村の行政でございますので、市町村の皆さんの御意見を十分踏まえながら進めてまいりたいと考えております。

◎西川委員長
 説明は終わりました。
 それでは、今までの説明につきまして質疑を受けたいと思いますが、いかがでしょうか。

○前田委員
 3ページです。モニタリングポスト、ガンマ線とダストモニタ、ヨウ素モニタ。セシウムはもともとモニタリングポストでは対象になっていないのですか。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 セシウムは入っております。

◎西川委員長
 ちょっともう一回、はっきりと。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 人工あるいは自然とか、事故が起きたときの放射性核種の中にセシウムとかヨウ素とかいろんなものがありまして、そこからアルファ線、ベータ線、ガンマ線が出るということですので、このポストではセシウムの放射線についてもはかっているというところでございます。

○前田委員
 それを聞いてわかったのだけれども、だったら、このガンマ線も、もともとのセシウムと書いて、括弧でガンマ線のほうがよくわかる。専門家はよくわかるのだけれども、僕らはガンマ線しかわからないから、例の福島の事故でも、一番拡散したのはセシウムだったのでしょ。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 はい。

○前田委員
 だから、そこをはっきりしてもらわないと、県民にとってはよくわからないということですから、今後は直してください。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 もっともな御指摘でございますので、今後はそのように注意したいと思います。どうもありがとうございました。

◎西川委員長
 よろしいですか。
 そのほか、いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 よろしいですか。それでは、次に移ります。
 県土整備部。初めに、山内県土整備部長の総括説明を求めます。

●山内県土整備部長
 県土整備部の議案説明資料を開いていただきたいと思います。目次でございます。予算関係といたしましては、一般会計の補正予算をお願いするものでございますし、予算関係以外でございますが、2号報告として繰越計算書について、さらに、議会の委任によります知事専決処分の報告を3件お願いをするものでございます。
 1ページ、補正予算関係でございます。全体として51億1,100万円余でございます。補正前
460億2,900万円と合わせまして、合計511億4,000万円余をお願いするものでございます。
 その内訳でございますが、一般事業といたしまして、鳥取砂丘コナン空港の既存テナントの営業補償等々に2,500万円余をお願いするものでございます。さらに、公共事業といたしまして、政務調査会でも御報告申し上げましたように、一般公共、あるいは一般直轄におきまして、国の認証増による補正を50億8,500万円をお願いするものでございます。以上、よろしくお願いします。
 詳細につきましては、担当課長から説明させますので、御審議のほどよろしくお願いしたいと思います。

◎西川委員長
 続いて関係課長等から順次説明を求めます。
 なお、公共事業実施地区の概要については、議案説明資料に記載のとおりであり、説明は不要といたします。
 それでは、谷県土整備部次長兼県土総務課長の説明を求めます。

●谷県土整備部次長兼県土総務課長
 それでは、9ページをお願いいたします。公共事業の補正予算の総括表でございます。今回お願いする補正額でございますが、合計で50億8,500万円余となります。補正後の額といたしましては、465億9,000万円余ということになります。ちなみに、昨年度6月補正後が約468億円、今年度が466億円というような状況になります。
 次に、10ページをお願いいたします。一般公共事業でございますが、今回の補正につきましては、先ほど部長からありましたが、国の認証増によるもの、加えまして道路事業につきましては、交付金の補助率の変更による財源更正、それから、一部交付金事業が起債事業へ移行したことによるものでございます。一般公共事業の補正額、合計といたしましては、48億5,500万円余ということでございます。
 続きまして、11ページでございます。単県公共事業でございますが、先ほど交付金事業から起債事業へ一部移行したということでございまして、その部分が単県公共事業ということで上がってまいります。道路事業で1億4,300万円余とお願いするものでございます。
 この起債でございますけれども、平成29年度にできました公共施設等適正管理推進事業債でございまして、平成30年度に対象が拡大され、舗装補修、構造物修繕の一部が対象となりましたので、こちらで実施するものでございます。
 続きまして、12ページをお願いいたします。一般直轄事業でございますが、大山山系直轄砂防事業の県の負担金でございます。8,600万円余をお願いするものでございます。
 続きまして、22ページをお願いいたします。平成29年度鳥取県一般会計繰越明許費繰越計算書でございます。24ページをごらんください。計のところをごらんいただきますと、翌年度繰越額の合計192億円余と確定しましたので、御報告させていただきます。
 続きまして、2ページにお戻りください。県土総務課でございます。八頭庁舎本館冷暖房設備改修事業費でございます。冷暖房設備でございますけれども、設置後20年以上経過しております。交換する部品がないものがあったり、代替品でどうにか稼働している状況でございますので、更新をお願いするものでございます。
 本年度は、実施設計の委託経費として500万円余をお願いするものでございまして、工事につきましては、来年度実施したいと考えております。

●河田道路企画課長
 道路企画課です。資料の3ページをお願いいたします。道路橋りょう維持費の一般公共事業につきまして、18億2,000万円余の増額をお願いするものでございます。
 防災・安全交付金の交通安全、橋りょう補修、災害防除、通学路対策など、表に記載しています事業につきまして、国認証の増及び交付金率の変更に伴う財源構成による補正でございます。
 なお、防災・安全交付金の補修につきましては、舗装補修、構造物修繕の一部が起債事業の拡充により、交付金から起債事業に移行されたということによる減額でございます。この減額につきましては、下の表の単県公共事業の老朽化対策事業といたしまして、1億4,000万円余の増額補正をお願いするものでございます。
 道路企画課合計といたしまして、19億6,000万円余の増額をお願いするもので、補正後の合計178億8,000万円余とするものでございます。御審議のほどをよろしくお願いいたします。
 次に、25ページをお願いいたします。損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定につきまして、知事の専決を2件行いましたので、報告いたします。
 まず、1件目でございます。平成29年12月11日午後10時30分ごろ、伯耆町の溝口地内の国道181号で、和解の相手方の普通車が沿道の駐車場に侵入しようとした際、路肩内の側溝のふたがはね上がり、車両が破損したものでございます。県の過失を10割といたしまして、和解の相手方の6万8,786円を支払うものでございます。
 続きまして、27ページをお願いいたします。平成29年9月18日午前11時ごろ、米子市両三柳地内の県道両三柳西福原線の街路樹で、枝が強風により折れ、和解の相手方所有の軽自動車に当たり、車両が破損したものでございます。県の過失を10割といたしまして、和解の相手方に7万3,430円を支払うものでございます。
 日ごろから、道路パトロールや施設点検等を実施している中で発生した事案でございます。より一層のパトロールに留意し、このような事案ができるだけ発生しないよう、努めてまいりたいと思います。このたびは大変申しわけございませんでした。

●米谷道路建設課長
 道路建設課でございます。資料の4ページをお願いします。初めに、道路橋りょう新設改良費でございます。
 一般公共事業といたしまして、13億3,600万円余の増額補正をお願いするものでございます。内容は、地域高規格道路整備事業及び社会資本整備総合交付金及び防災・安全交付金の7つの事業につきまして、国認証の増による増額補正と、交付金事業の補助率の見直しに伴う財源更正でございます。
 次に、街路事業費でございます。同じく国認証の増による増額補正と、交付金事業の補助率の見直しに伴う財源更正により、4億3,900万円余の増額補正をお願いするものでございます。
 以上、道路建設課といたしまして、17億7,500万円余の増額補正により、補正後合計101億
8,700万円余とするものでございます。
 続きまして、資料26ページをお願いします。工事請負契約の締結についての議決の一部の変更について、5月14日に専決処分をいたしましたので、御報告いたします。
 当該工事は、国道313号倉吉関金道路の小鴨1号橋の上部工を設置する工事でございます。上部工を軽くするために、直径1メートル程度の円筒型型枠を入れて、空洞を設ける工法を採用しておりました。この型枠が、コンクリートを打設するときに、コンクリートの重さや、逆に浮力、横からの力により変形しないかどうか検討したところ、安全性を確保するために強度の高いものに変更する必要が生じました。そのことによって、契約金額を4億6,300万円余から4億6,700万円余に増額変更するものでございます。よろしくお願いします。

●田村河川課長
 河川課です。資料5ページをお願いいたします。初めに、河川海岸費の河川改良費でございます。国の認証増によるものですが、防災・安全交付金(堰堤改良)と社会資本整備交付金(広域連携(河川環境))の2事業の補正を行うものでございます。合わせまして、補正額が3億200万円余でございます。
 続きまして、海岸保全費でございます。これも国の認証増に伴う補正でございまして、
3,800万円でございます。
 河川課合計としまして、補正額3億4,000万円余でございます。補正後のトータル額が、70億1,000万円余の補正予算になります。御審議のほどよろしくお願いいたします。

●的場治山砂防課長
 治山砂防課でございます。続きまして、資料6ページをお願いいたします。治山費でございます。
 一般公共事業の通常補助といたしまして、山地災害危険地区の整備率向上等に係るものでございまして、国の認証増に伴いまして1億5,100万円余の増額補正をお願いするものでございます。
 資料の中ほどになりますけれども、砂防費でございます。一般公共事業の防災・安全交付金の通常砂防事業、火山砂防事業、急傾斜地崩壊対策事業、地すべり対策事業、それぞれ国の認証増に伴いまして、合計で7億6,600万円余の増額補正をお願いするものでございます。
 6ページの下段になりますけれども、直轄河川海岸事業費負担金でございます。これにつきましては、直轄事業計画の決定に伴いまして、県の直轄負担金の増額をお願いするものでございまして、8,600万円余の増額補正をお願いするものでございます。
 以上、治山砂防課合計といたしまして、10億500万円余の増額補正をお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。

●森田空港港湾課長
 空港港湾課でございます。資料7ページお願いいたします。市町管理漁港協働連携事業でございます。500万円余の補正をお願いするものでございます。これは、平成29年度冬季風浪によりまして、酒津や船磯、長和瀬というような港湾におきまして、追加でしゅんせつを実施する必要が生じたため、しゅんせつに伴います県管理海岸へのサンドリサイクル経費の増を負担するための補正でございます。
 次に、境港管理組合負担金でございます。これにつきましては、管理組合の防災・安全交付金等の国認証増に伴います負担金の増額補正でございます。380万円をお願いするものでございます。
 8ページをお願いいたします。鳥取砂丘コナン空港交流創出整備事業でございます。1,100万円の補正をお願いするものでございます。これにつきましては、空港ビル一体化工事の施工に伴いまして、既存レストランの休止でありますとか、物販店の規模縮小等の営業への影響が出たものでございます。これによりまして、営業休止等によります既存テナント2店舗に対する収入減でございます。それから、ビル所有者のテナント料の収入減の補償を行うものでございます。
 空港港湾課合計、合わせまして1,900万円余の補正をお願いするものでございます。

◎西川委員長
 説明が終わりました。
 それでは、ただいままでの説明につきまして質疑を受けたいと思いますが、いかがでしょう。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。
 それでは、ないようですので次に移りますが、まだ報告等が相当数ありますので、午前中で終わりません。ちょっと早いようですけれども、ここで暫時休憩いたしまして、午後1時より請願・陳情の予備調査から始めたいと思います。よろしくお願いします。

午前11時49分 休憩
午後0時59分 再開

◎西川委員長
 それでは、再開します。
 次に、請願・陳情の予備調査を行います。
 今回の予備調査は、新規分の陳情4件についてであります。
 現状と県の取り組み状況は、お手元に配布しております請願・陳情参考資料のとおりであります。
 初めに、執行部から現状と取り組みについて聞き取りを行った上で、陳情者の願意の聞き取りや現地調査を行うかどうか検討したいと思いますので、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように図らせていただきます。
 それでは、陳情危機管理30年11号、中国電力による島根原発3号機の適合性審査申請について、担当課長から説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 それでは、陳情危機管理30年11号に関する現状、県の取り組み状況について御説明いたします。
 安全協定ですけれども、鳥取県、米子市、境港市は、実質的な事前了解権を有しています。また、中国電力から安全協定の運用においては、立地自治体と同様の対応を行う旨を文書で確認していることから、実質的には立地自治体と同等の協定となっております。
 これまでのところ、安全協定を締結して立地自治体と同等の対応がなされているということですけれども、立地自治体の安全協定では事前了解、本県は事前報告という文言の差があるということで、県民に対しても疑念を与えるおそれがあるということから、これまでも中国電力に対しては立地自治体と同じ文言となるような協定に改定するよう、たび重ねて申し入れているところであります。
 また、国に対しても安全協定を立地自治体と同じ内容に迅速に見直すように、中国電力に要望しているというところであります。

◎西川委員長
 説明が終わりました。
 それでは、ただいまの説明について質疑を行いたいと思います。いかがでしょうか。

○内田(隆)委員
 端的な質問で、言葉尻を捉えているようだったらごめんなさい。
 今、実質的な事前了解権を有すると解釈するというふうに言われたのだけれども、どこに根拠があって、誰が解釈しているのですか。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 それは、ここにも書いていますけれども、今までも中国電力の方と、立地自治体と同様の対応を行う旨の文書を確認しているというところで、言葉ではまだ事前報告ですけれども、実質的には事前了解というふうに認識しております。

◎西川委員長
 具体的にどなたとどなたということをお聞きしているので。

○内田(隆)委員
 具体的に誰が、知事が、鳥取県が。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 では、ちょっと補足させていただきます。これにつきましては、協定と、それから運用要項というのがございまして、例えば事前了解という部分について、鳥取県協定は事前報告になっているのですが、協定の仕組み上、事前了解に当たるというふうに解釈しております。
 鳥取県知事と中国電力の社長で、その運用の仕組み、仕方は同様だというふうな文書までいただいているところでございます。

○内田(隆)委員
 でも、きのう、中国電力は法的根拠はないよというのをはっきり言ったわけでしょ、その辺はどうなの。だから、今の答弁はおかしくないですか。県民に対して、完全に事前の権利があるというふうに言い切るわけですか。

◎西川委員長
 それも含めて。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 鳥取県につきましては、昨日の中国電力の説明は紳士協定という話でしたが、鳥取県としては契約と理解しておりまして、若干解釈の違いがあるところですが、運用上は今のところ、文書でも差がないというふうにもらっています。引き続きそこら辺の疑義があるので、中国電力と話し合いを続けているところでございます。

○内田(隆)委員
 引き続き県民のために話し合いを続けてください。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 今いただいた言葉を肝に銘じて、引き続きしっかりやっていきたいと思います。ありがとうございました。

◎西川委員長
 結果が出たときには、また報告をよろしくお願いいたします。
 その他、いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでありますので、これで終わります。
 それでは、委員の方で、陳情者からの願意の聞き取り、あるいは現地調査の必要性について御意見を伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、今回につきましては、聞き取り及び現地調査は行わないことといたします。
 次に、陳情危機管理30年12号、島根原発3号機の適合性申請に関して中国電力に事前了解権を求め、慎重な議論を行うことについて、担当者から説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 陳情危機管理30年12号についてですけれども、説明いたします。先ほどの陳情危機管理30年11号と同じ陳情でございますので、書いています現状と県の取り組み状況、こちらも同じ内容となっております。

◎西川委員長
 説明が終わりました。いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。
 では、次に移ります。
 それでは、委員の方で、陳情者からの願意の聞き取り等、現地調査の必要性があると思われますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、今回につきましては、聞き取り及び現地調査は行わないことといたします。
 次に、陳情危機管理30年13号、島根原発3号機の適合性審査申請に関し県民の意見聴取と熟議を求めることについて、担当課長から説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 陳情危機管理30年13号について説明いたします。
 こちらは、現在、鳥取県は原子力安全顧問を設置しておりますけれども、それとは別に、エネルギーに関する会議体ですとか、組織の設置に関する陳情と理解しております。
 現状と県の取り組み状況ですけれども、原子力発電所の運転等についても、国の安全を第一義として、エネルギーの需給構造に基づき責任を持って判断すべきと、そうなのですけれども、県の責務として県民の健康と安全を守る立場にあることから、この事前報告への回答に当たっても、安全性の確認は厳格に行う必要があるということとなっております。
 このため、米子市長、境港市長と協議して、県議会と相談をした上で安全第一義に住民説明や協働検証チームの検証、顧問の意見聴取を行うことと考えております。そのため、住民の代表である議会の意見ですとか住民の皆さん、多様な主体からの意見をしっかり聞くこととしております。
 中国電力には、住民の関心、理解が深まるように、丁寧、わかりやすいような説明を住民説明会等で申し入れているところであります。

◎西川委員長
 説明が終わりました。
 それでは、ただいまの説明につきまして、質疑を受けたいと思いますが、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。

○伊藤委員
 県としては、中電にしっかり丁寧にわかりやすい住民説明会等を申し入れをして、関係団体の意見は聞くのだけれども、県として県民の声を聞く公聴会とか、そういうものを開催することを考えているのか、考えていないのか、それについてちょっと聞きたい。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 知事も多様なチャンネルということで、いろいろなところから意見を聴取するということを言っておりますので、先ほど言った公聴会ですとか、機会があれば開くことになると思っております。

◎西川委員長
 補足説明。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 ちょっと補足させていただきます。これまでも、公聴会という名ではございませんけれども、安全対策合同会議ということで、米子市と境港市を中心とした、各代表と住民の方に出ていただき、説明をして、それらの意見を聞くという機会を設けておりますので、今回についても、そのようなものを検討したいと考えております。

◎西川委員長
 伊藤委員、よろしいですか。

○伊藤委員
 要するに、一般県民を対象としての公聴会というのを考えているかという話です。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 今までは、我々も説明会に出て、中国電力に住民の方がどのような質疑されているとかというのを聞いてきたところで、先ほど申しました安全対策合同会議は、米子市と境港市が集められたメンバーですので、一般ということではないのですけれども、そのような意見を聞いているというところです。

◎西川委員長
 よろしいですか。

○伊藤委員
 はい。

◎西川委員長
 そのほかいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。
 ないようですので、それでは、委員の方で、陳情者からの願意の聞き取り、あるいは現地調査の必要性について伺いたいと思いますが。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。
 それでは、今回につきましては、聞き取り及び現地調査は行わないことといたします。
 次に、陳情危機管理30年15号、中国電力による島根原発3号機の適合性申請に関して、安易・拙速に事前了解しないことについて、担当課長から説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 それでは、陳情危機管理30年15号について説明いたします。
 こちらは、事前了解をしないことを求める陳情についての取り組み状況となります。
 1つ目の丸ですけれども、原子力安全の規制権限は国が一元的に有しているということが記載されております。それ以降は、陳情危機管理30年13号、先ほどの取り組み状況と変わらない文言となっておりますので、説明は割愛させていただきます。

◎西川委員長
 説明が終わりました。
 ただいまの説明につきまして質疑を受けたいと思います。いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。
 それでは、そのようにいたします。
 委員の方で、陳情者からの願意の聞き取り、あるいは現地調査の必要性についてはいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、今回につきましては、聞き取り及び現地調査は行わないことといたします。
 次に、報告事項に移ります。
 質疑等については、説明終了後に一括して行っていただきます。
 まず、危機管理局から、報告14、鳥取県中部地震に係る生活復興支援の取り組み状況について、國米危機管理政策課長の説明を求めます。

●國米危機管理局副局長兼危機管理政策課長
 危機管理局資料1ページをお願いいたします。前回の常任委員会でも御報告した、鳥取県中部地震復興本部チーム会議の様子を御報告をさせていただきます。
 このチーム会議は、復興本部と危機管理局が共管ということで、その内容を御報告させていただいたものでございます。その中で、中部地震に係る生活復興支援の実態調査の進捗が思わしくないので、1カ月頑張りますということで、今回の常任委員会で御報告をさせていただくものでございます。
 内容としては、1ページ、2ページにございますが、取り組み状況ですけれども、1番のところに書いておりますが、前回御報告をさせていただいたときは3割に届いておりませんでした実態調査の実施率が、今回、5月29日時点ですが、63.8%になっております。
 枠の表にそれぞれの市町ごとの状況が書いてございます。一番上の倉吉市が59.9%、一番下の北栄町は63.2%ですが、三朝、湯梨浜、琴浦は実態調査はほぼ完了をいたしました。特に三朝町につきましては、県と震災復興支援センターが一体となって各御家庭を回ることを行いまして、それによって一気に調査が進んだものでございます。
 めくっていただいて、2ページ目でございます。それぞれの市町村ごとの状況でございます。倉吉市でございますが、3つ目のぽつですが、未実施のところは、ほぼ賃貸住宅でございます。約300件の賃貸住宅が未実施、これにつきまして6月に精力的に調べることにしております。三朝、湯梨浜は飛ばしまして、北栄町でございます。北栄町もまだ6割少々の実態調査の状況でございますが、御不在のおうちにアンケートを投函をさせていただきました。ただ、まだ回答の回収が不十分なので、御回答いただいていないおうちには、おうちにおられる時間を確認した上で、出会えるように回っているところでございます。
 今後の取り組みでございますが、6月末までに実態調査は完了させる目標にしております。10月末までに支援金とか修繕金の申請を考えておられる方の申請完了を目指すとともに、今、実態調査で浮き彫りになってきております、非常に複雑な御事情を抱えている世帯、それについてケース会議などを開催し、個別に支援をしていくことにしております。
 もう既に困難案件につきましては、県が間に入ること等によりまして、専門機関、地域包括支援センターですとか、医療系のことでしたら病院の地域医療連携室等々、それから精神保健福祉士、そういった方につなぎをして、解決策を模索する状況にだんだん至っているところでございます。

◎西川委員長
 続いて、報告15号、島根原子力発電所3号機に関する対応について、報告16、島根原子力発電所低レベル放射性廃棄物のモルタル充填に用いる添加水流量計の校正記録の不適切な取扱い事案について及び報告17、島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査の状況等について、木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長の説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 3ページになりますけれども、島根原子力発電所3号機に関する対応について御説明させていただきます。
 中国電力からの3号機にかかわる概要説明を行いたいという申し入れが4月にありまして、それを受けまして、これまで中国電力から概要について説明を受けていたところであります。そういう概要説明を受けていた最中で、新規制基準適合性審査申請の事前報告が中国電力から5月22日にありました。これは安全協定に基づく事前報告でありますので、鳥取県としても相互に意見を述べるとか、誠意を持って対応するということから、この事前報告をとりあえずは受け入れております。
 その後、知事、米子市長、境港市長で対応を協議した上で、原子力安全対策プロジェクトチーム会議ですとか、共同検証チームによる申請内容の聞き取りを行っておりますので、その報告をさせていただきます。
 まず、1つ目の適合性審査申請の事前報告についてです。こちら、中国電力からは副社長が来られまして、事前報告が行われました。その中での発言要旨なのですけれども、副社長からは、電力の安定供給や二酸化炭素の低減、料金の安定化を図っていくためには、バランスのとれた電源構成の実現が必要。そのためには、3号機の稼働が不可欠である。3号機については、引き続き安全対策をしっかりと進めて対応していきたいというコメントがありました。
 それを受けて、平井知事ですけれども、今後のことは白紙の状態ですと答えております。今後の進め方について、米子、境港の両市長と意見のすり合わせを行います。ただ、そしゃくしていくには、大分時間がかかりますということをコメントしております。あと、地元はかなり混乱していると、周辺を軽んじてはいけませんよということを述べております。
 2つ目の、原子力安全対策プロジェクトチーム会議(コアメンバー)の開催についてです。事前報告を5月22日に受けた後、知事、米子市長、境港市長が今後の対応について協議を行っております。先ほども申しましたけれども、これまでは3号機の概要の説明がメーンだったのですけれども、申請書の事前報告ということで、この報告を機にこれからは新規制基準適合性審査の申請内容についての説明にシフトをしております。
 この3首長の協議なのですけれども、事前報告を受けた今後の対応方針について、中国電力の事前報告は、性急な感はあるけれども、安全協定に基づき、誠実に説明は聞くこととするとしております。ただ、安全性を厳しく議論していく。まずは6月にPT会議を開催して、皮切りの説明をしていただくと決めまして、その後、共同検証チーム、顧問会議という方向で説明に入っていこうということが決まりました。
 次に、イですけれども、共同検証チームの取り扱いですけれども、共同検証チームは3号機の概要説明だけではなくて、引き続き、申請内容についても検証を行うということで決まりました。
 その他ですけれども、境港市長からは、立地自治体と同内容の安全協定の見直しを図っていくと、要望していくというのと、4ページですけれども、米子市長からは、安全協定の見直しについては、国や中国電力のほうから言っていただくべきではないかというコメントをいただいております。最後、知事からは、立地自治体と同内容の協定が必要という思いは共通である。粘り強く、継続的に対応していく必要があるとコメントしております。
 次、3つ目の原子力安全対策プロジェクトチーム会議の開催ですけれども、3首長を皮切りとして、新規制基準の申請の内容について、中国電力から説明を受けております。
 そのときの質疑応答が、(4)の概要のところになります。米子市長からは、3号機は改良型で安全対策は進んでいるようだが、一方で、出力が大きく、リスクが高まっているというふうに思うのですけれども、安全性はどうですかという質問がありました。こちらについて中国電力からは、出力は大きくなった分、設計施工はしっかりと行っているので、そこら辺は十分担保できていますというコメントをいただいております。
 あと、境港市長からは、2号機、3号機の同時発災、重大事故になった場合はどういうふうに対応するのかという質問もありました。こちらに対しては、中国電力からは、審査のほうで説明しますと、審査を受けることになりますというコメントをいただいております。
 あと、最後、知事からは、質疑というよりも要望がありました。個々の安全対策を淡々と説明するのではなくて、例えば、想定外の津波が来た場合に、多重の安全対策でどのように切り抜けられるか。事故シナリオといいますか、ストーリーをベースにして、安全対策がどう施されているか、その安全対策がだめになったとき、次にどの安全対策があるかという形で説明していただくと、頭にすんなり入ってくるという要望がありました。
 あと、2つ目、きょうの説明で全て理解できたというわけではないということで、住民への説明責任を果たすように、申し入れをさせていただくというコメントがありました。
 続いて、4つ目の共同検証チーム会議の開催についてです。こちらも、申請の内容について、こちらは実務担当者で共同検証チームによる検証を行っております。こちらは2日前、6月13日に行われまして、議題としては、審査申請の内容についてです。
 申請内容のうち、中でも設計基準対応という、ここで書いています耐震ですとか自然災害、内部溢水ですとか、そういったものについて説明を受けて、質疑応答を行っております。
 共同検証チームについては、この経過、取りまとめというのを行いまして、事前了解の回答に当たっての材料の一つとして、資するものとして考えております。
 13日は設計基準対応だったのですけれども、今後は、シビアアクシデントということで、重大事故対応について議論が進められます。
 例えば、炉心損傷が起こったときの対応ですとか、アクセスルートを確保するために瓦れきを撤去するとか、そういったときにホイールローダーというのがあるのですけれども、そういった設置ですとか、そういった対応策について検証していきたいと考えております。
 続きまして、6ページになります。
 島根原子力発電所低レベル放射性廃棄物のモルタル充填に用いる添加水流量計の不適切取り扱い事案についてです。
 本事案なのですけれども、簡単に説明いたしますと、搬出先である日本原燃で低レベル放射性廃棄物の監査が行われました。そのときに低レベル放射性廃棄物が収納されていますドラム缶を充?する際に用います添加水流量計、モルタル流量計があるのですけれども、それの校正記録について、実は校正していなかったにもかかわらず、校正されていたかのような記録を作成したということで、監査に提出していたという不適合事案になります。
 こちらについては、保安規定違反、監視と判定されまして、規制委員会で、ずっと保安検査で改善措置、状況を監視してまいりました。
 5月16日ですけれども、原子力規制委員会で、この監視の終了が了承されたということになりましたので、安全協定に基づいて、鳥取県は米子市、境港市と現地確認を行いまして、再発防止対策が適切に行われているかどうかというのを確認してまいりました。
 1番の原子力規制委員会の保安検査結果の概要ですけれども、監視に係る全ての改善措置、改良されており、PDCAが回っているということから、今回の保安検査をもって特別な保安検査という形では終了しますという回答になっております。
 2番目の結果概要ですけれども、(3)確認内容ですけれども、こちら7つの再発防止対策について内部監査を行っていまして、その監査についても確認してまいりました。
 この中から、抜粋になりますけれども、1つ目、EAMの点検計画表の点検計画管理方法の改善というのは、再発防止対策なのですけれども、EAMというものは、一番6ページの下に書いています保全管理システムになるのですけれども、こちらの点検する機器を登録しまして、同時にその点検頻度というのも入力して、点検が近くなると知らせてくれるというようなシステムになっております。
 これも、ちゃんと適切に管理されていることを確認したということと、2番目の確認プロセスの改善ということで、こちらは稼働前にもホールドポイントということで設置して、記録によって確認しております。
 7ページ目に行きまして、島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査の状況等についてです。1つ目、5月25日は基準津波の審査会を行われました。
 基準津波といいますのは、評価水位が高い津波や引き波など敷地に最も影響を与える津波です。
 基準津波としては、青森県の西方沖から佐渡島北方沖の日本海東縁部、こちらは、2つの断層を連動させるという想像力を発揮しまして、そこら辺の断層が変動するといったシミュレーションで計算しております。
 こちらについても、断層の中で大きく動く場所とか、断層の位置とか、その設定の適切性ですとか、津波によって堆積物が上がってくるのですけれども、それについての検討を行った結果を説明しております。
 続きまして、94回目のほうは基準地震動の年超過確率の参照についてですけれども、こちらは各基準地震動において、その年超過確率を評価した結果、前回、断層の中で大きくずれ動く部分というのを固定してやっていたのですけれども、それを変動させてみたときに、どれだけ年超過確率に影響を与えるかというところを見てくれというふうなコメントをいただきましたので、それをちょっと調べたところ、与える影響は小さいということで、前回と同じく10のマイナス4乗から10のマイナス6乗程度であるということを説明しておりまして、規制委員会から妥当という検討がなされているということになりました。

◎西川委員長
 次に、報告18、第64回鳥取県消防ポンプ操法大会の開催について、森本消防防災課長の説明を求めます。

●森本消防防災課長
 資料11ページをお願いいたします。第64回となります鳥取県消防ポンプ操法大会を開催いたしますので、御報告をいたします。
 日時ですけれども、7月1日、日曜日午前10時からとなっております。場所は、倉吉市防災センター、中部消防局の前の広場でございます。
 参加団体ですけれども、4市、それから東・中・西の町村から、予選を経て決定された各分団が出場されます。ポンプ車操法の部で12チーム、小型ポンプ操法の部では10チームです。あと、軽可搬ポンプ操法を、鳥取市消防団女性分団が披露されます。
 表彰ですけれども、各部門で上位3位まで、それから軽可搬ポンプ操法を披露される鳥取市女性分団、それから、各役割で最も優秀な選手の9名を表彰いたします。
 なお、ことしのポンプ車操法の部の優勝チームは、7番にあります10月19日に富山県で開かれます全国大会に出場することになります。

◎西川委員長
 最後に、県土整備部の報告事項に移ります。
 報告19、山陰道鳥取西道路の一体供用について、報告20、山陰近畿自動車道(鳥取~福部間)計画段階評価に係る意見聴取の着手について、報告21、高速道路ネットワークのミッシングリンク解消等に係る要望状況について、及び、報告22、「道の駅」の名称決定(西いなば 気楽里(きらり))について、河田道路企画課長の説明を求めます。

●河田道路企画課長
 道路企画課です。県土整備部の資料1ページをお願いいたします。
 山陰道鳥取西道路につきまして、6月4日の中国地方整備局長と知事との懇談会の席で、鳥取西インターから青谷インター間につきまして一体供用することが公表され、平成31年夏までには全線一体供用するということが正式に発表されました。
 県といたしましては、部分供用に伴い、浜村地内への交通量の増加による振動、騒音、交通事故の増加など、地域に与える影響は大きいことから、このたびの一体供用の決定を歓迎しているところでございます。
 経緯といたしましては、昨年の12月に、重山地区でのり面の変状があり、地すべりが確認され、対策工法としてトンネル工法が採用され、平成31年夏までの開通とされたところでございます。
 その後、松原地区でものり面の変状が確認され、追加のアンカー工事が必要ということで、このたび、工程の精査が必要とされたところでございます。この精査の結果、平成31年夏までの一体開通が可能と判断されたものでございます。
 なお、5月23日に中国地方整備局長に対しまして、知事から、地元への影響を配慮していただきたいということで、一体供用の要望をさせていただいているところでございます。県といたしましては、安全第一で工事を進めていただくとともに、工程の前倒しを図っていただくなど、早期の全線供用を、引き続き国に働きかけていきたいと考えておるところでございます。
 2ページ目をお願いいたします。山陰近畿自動車道(鳥取-福部間)通称南北線と言っているものでございますが、この南北線につきましては、平成28年10月に計画段階評価に着手させているところでございますが、このたびこの一環といたしまして、5月25日からアンケート調査の意見聴取に着手することが公表されました。
 アンケート調査につきましては、5月25日から7月31日までの期間で、地域、道路、交通の現状と課題や道路の必要性を聞くもので、県東部の官公庁や主要観光施設等におきまして、アンケート用紙の設置をするとともに、県東部の住民や事業所に郵送でアンケート調査を配布するというものでございます。
 その他、意見聴取といたしまして、地域の状況や渋滞などの道路の課題など、パネル展示を行いまして、見に来られた方の意見を聞くオープンハウス、それから自治体や関係機関、物流・観光事業者等へのヒアリング調査、地域住民や事業者等によりますワークショップなどの開催をして、広く意見を聴取することとしているところでございます。
 南北線は、市街地を通るルートであることから、地域住民の意見や、企業を初めとする利用者の意見を丁寧に聞き、合意形成を図りながら進める必要があるということで、国において意見聴取の方法など、検討されてきたところであります。
 県といたしましても、意見聴取に協力するとともに、早期の事業化に向け、計画段階評価手続を進めていただくよう、国に要請してまいりたいと思います。
 なお、昨日の県東部地域の新聞折り込みで、別紙を配らさせていただいておりますが、南北線だよりというチラシが配布されております。後ほど、ごらんいただければと思います。
 3ページ、お願いいたします。山陰道鳥取西道路など、高速道路ネットワークのミッシングリンク解消と、米子自動車道などの定時性、安全確保のための付加車線整備等の促進について、国土交通省及び西日本高速道路株式会社NEXCOに対しまして要望を行ったので、報告いたします。
 先ほども言いました5月23日には、山陰道西道路の早期の一体供用及び県内高速道路の早期整備を中国地方整備局長に要望をいたしました。川﨑局長からは、知事の要望を重く受けとめ、供用について検討する時間をいただきたいという発言がありました。また、同じ日に、
NEXCO中国支社長に対しまして、米子自動車道の江府インター付近の付加車線整備の促進と、交通隘路となっています県境付近の4車線化を要望いたしました。NEXCOの小橋支社長からは、付加車線工事は順調に発注している、県境部分の整備の必要性は理解しているという前向きな発言があったところでございます。
 なお、米子自動車道の4車線化につきましては、中国横断自動車道岡山米子線4車線化促進鳥取県議会議員連盟によりまして、国及びNEXCOに対しまして、6月5日、6日に要望を行っていただきました。この場をおかりして、感謝を申し上げます。引き続き、御支援をお願いいたします。
 5月29日には、全国高速道路建設促進協議会、全高速と言っておりますけれども、その総会がございまして、知事より、鳥取県の高速道路整備の現状及び早期整備の必要性について、意見発表をしていただいたところでございます。
 さらに、総会の後に行われました特別要望では、会長の尾崎高知県知事と一緒に、全国の高速道路の早期整備等について要望をするとともに、鳥取県の高速道路の早期整備の要望をあわせて行ったところでございます。
 菅官房長官からは、冬期交通どめによる損失に対して、暫定2車線の解消に理解を示され、石井国交大臣からは、高速道路の必要性の思いは同じであり、しっかりと受けとめて進めていくという発言がございました。
 県といたしましては、引き続き山陰道西道路の早期供用と、付加車線等ミッシングリンクの解消や、米子自動車道の付加車線の4車線化について、国に要望していきたいと考えております。
 4ページ、お願いいたします。山陰道鳥取西道路の浜村鹿野温泉インター近傍に、鳥取市と県で整備中の道の駅の名称が、西いなば気楽里と決定いたしましたので、報告いたします。
 名称の選考につきましては、4月に一般公募いたしまして、113件の御応募がございました。5月18日に名称選考委員会が開催されまして、西いなば気楽里となったところでございます。
 今後も、道の駅からの情報発信や既存の道の駅との連携など、地域の活性化につなげていくよう、取り組んでいきたいと考えております。

◎西川委員長
 続きまして、報告23、第10回米子駅南北自由通路等整備事業協議会の概要について、米谷道路建設課長の説明を求めます。

●米谷道路建設課長
 資料5ページをお願いします。6月7日に第10回米子駅南北自由通路等整備事業協議会を開催いたしましたので、その概要を報告いたします。
 内容といたしましては、主に米子駅周辺のにぎわい創出について、協議いたしました。
 1点目は、米子市から、総合的なまちづくりを推進する新たな体制について報告がありました。内容としましては、米子駅周辺整備について、ハード担当だけでなく、にぎわいづくりの担当も共同で所管をされることとなり、この事業を、米子駅周辺地域の活性化にどうつなげていくかというところに一歩軸足を移した体制にされました。
 次に、以前から駅ビルの3階、4階に県と市が入るという案がございましたけれども、このたび、米子市から、駅ビルには入らないで、だんだん広場等を民間の力をかりて活用する方針を、改めて表明されました。これを受けまして、県といたしましても、駅ビルには入居しないことと、だんだん広場の活用について、できる限りの協力をしていくことを表明いたしました。
 3点目として、米子市が、米子駅周辺の活性化に向けた方向性を決定するように、経済界や有識者から幅広く意見を聞くために、米子駅周辺活性化専門家委員会の設置について、報告がありました。これは、今後、4回程度開催されて、年度内に提言をいただくこととされているそうです。なお、この会議には、鳥取県からは、西部総合事務所の広瀬地域振興局長が、委員として就任されております。
 また、この三者協議会につきましては、自由通路の工事の着手めどが立った時点で、工事主体ではなくて、駅周辺のにぎわい創出に軸足を置いた、仮称ですけれども、米子駅周辺活性化連携会議へ移行することが提案され、今後、協議することとなりました。これにつきましては、県といたしましても、もともとハード整備だけではなくて、にぎわい創出等も含めて協議するべきだという認識でございますので、これに賛同する方針でございます。
 最後に、今後のスケジュールでございます。JRの関係では、西側の3分の1の現存ビルの耐震補強工事を、現在行っておられますけれども、それはことし中に完了いたします。さらに西側にある、新支社ビルの予定地にあるビルを取り壊して、来年度から新支社ビルの建設に着手する見通しが示されました。
 自由通路につきましては、今年度、詳細設計を行います。その自由通路のデザイン案を含めた設計案について、米子市は、秋から冬ごろに中間報告という形で、市議会や住民の皆さんに公表されるということでございます。
 また、米子市が予定している地下駐車場の工事につきましては、今年度は大山開山1300年祭のイベントもございますので、このイベントが落ちつく11月ごろに着手いたしまして、工事中は代替の駐車場を用意するということでございました。

◎西川委員長
 続きまして、報告24、県管理河川に係る洪水浸水想定区域の公表について、及び報告25、県管理河川の減災対策協議会(第3回)の開催について、田村河川課長に説明を求めます。

●田村河川課長
 資料10ページをお願いします。県管理河川に係る洪水浸水想定区域の公表についてです。
 これまでは、計画規模の降雨に対する洪水浸水想定区域を指定・公表しておりましたが、平成27年の水防法の改正によりまして、想定最大規模の降雨に対する洪水浸水想定区域図、それから洪水予報河川及び水位周知河川を指定・公表することが、義務づけられています。
 このたび、対象河川が県下20河川ございますけれども、15河川を去る6月5日に指定・公表を行いました。
 内訳は、中ほど1のとおり、鳥取管内の大路川、野坂川から日野管内の日野川、板井原川まで、15河川がございます。
 公表の内容につきましては、2の公表内容ということで、10ページの下にありますこの図面が、左側のほうが想定最大規模の浸水想定区域の深さをあらわしたもので、赤い色ほど深いということでございます。
 大路川の事例を掲載しております。右側は、今まで公表していました計画規模の浸水想定区域ということで、約2倍ぐらいの範囲に広がって、深さも2倍程度深くなっているというのが全体的な内容でございます。
 公表内容の2番目としまして、11ページを開いていただきまして、立ち退きの避難の参考とするために、それから企業のBCPの作成に有用な情報として、想定最大規模の降雨における浸水深を上回る時間を、明示したものでございます。要は、浸水時間が何時間以上ということで、12時間未満であれば薄い水色、それから12時間以上になると深い青色ということで、こういったエリアを示しております。
 もう一つは、河川沿いに洪水によりまして、氾濫流とか、それから河岸を侵食するということで、赤い線で示したものがその範囲になっております。
 大路川の場合につきましては、写真の上の段のほうのタイプではなしに、河岸侵食が起きる、堤防が侵食して家屋が一軒程度の幅は削られるというような範囲を示したものが事例として挙げております。
 こうした3点を、今、指定・公表したところでございます。今後の予定としましては、残り5河川につきましては、台風期前までに公表する予定としております。
 続きまして、12ページをお願いします。県管理河川の減災対策協議会(第3回)の開催について、御報告申し上げます。
 水害から県民の命を守るために、昨年5月に県内3河川圏域で減災対策協議会を立ち上げたところでございますけれども、昨年度末の第2回協議会で今後5年間に実施するアクションプランを取りまとめたところでございます。
 第3回協議会を開きまして、今年度の取り組み内容を確認したところでございます。5月14日に天神川圏域、5月18日に千代川圏域、6月1日に日野川圏域で開催しています。
 今年度の主な取り組みとしましては、先ほど公表しました降雨時の最大規模の浸水想定区域図の公表、それから今後の想定最大降雨に係る浸水区域図に基づいたハザードマップの作成に向けて、市町村も一緒にやっていくということで、県も協力もするということを話しております。それから、要配慮者利用施設の避難確保計画の策定につきましても、各施設管理者の説明会を開催していくということを申し合わせたところでございます。それから、河川監視カメラや低コストの水位計の増設をやっていくということも、申し合わせたところでございます。
 協議会の主な各市町村長の意見としては、アンダーラインを引いておりますけれども、浸水区域を避ける標高の高い位置には、避難場所がなかなかとれないということで、あわせて、土砂災害も考慮する必要があるので、避難場所の選定が非常に難しい。それから、水害がないように、河川改修のハード事業を引き続きやってほしい。それから、河川監視カメラの増設を、県と連携して、市町村さんもやっていきたいというような御意見をいただいております。
 今後は、この協議会で幹事会等ございますので、各取り組みのフォローアップを行っていくこととしております。

◎西川委員長
 続きまして、報告26、鳥取砂丘コナン空港グランドオープンについて、報告27、鳥取県立みなとさかい交流館の指定管理者審査要項(案)の概要について、報告28、鳥取県立鳥取港ボートパークの指定管理者募集要項(案)の概要について、及び報告29、鳥取県営境港水産物地方卸売市場及び境漁港の指定管理者審査要項(案)の概要について、森田空港港湾課長の説明を求めます。

●森田空港港湾課長
 資料13ページをお願いいたします。鳥取砂丘コナン空港グランドオープンについてでございますが、平成30年7月28日に、鳥取砂丘コナン空港の空港ビルがグランドオープンいたします。
 グランドオープンにおきましては、記念式典、それから鳥取砂丘コナン空港や鳥取港のマリンピア賀露等々で、同時に多数のイベントを開催することとしております。周遊を促進するために、かにっこ空港ロードを活用しまして、満喫ウオーキングや空港と鳥取港、鳥取大学前駅、さらには鳥取砂丘というようなところを結ぶ連絡バスの運行、シェアサイクルの運用試験の開始、また、海から鳥取砂丘を楽しんでいただけるように、鳥取港から遊覧船の運航というようなことに取り組んでいこうと考えております。
 今回のイベントでありますけれども、鳥取砂丘コナン空港や鳥取港、鳥取砂丘、こういうようなエリアが、イベントの素材の宝庫であると考えておりまして、今回のイベントを通して、今後の可能性を示して、積極的にイベントを展開していきたいと考えております。
 広報につきましては、県内、県外、さらには海外ということで、さまざまな媒体を活用して、内外に広報していこうと考えております。現在、日本海テレビ等と連携をしておりまして、さらに柔軟な広報について、今後、追加をしていこうと考えておるところでございます。
 また、検討体制につきましては、全庁的な企画会議を開いて、これまで検討を進めておりまして、今後も進捗管理等、企画会議でやっていきたいと考えております。
 また、6月下旬におきまして、ツインポート推進懇談会ということで、鳥取空港、鳥取港、両港の関係者で情報共有し、意見を伺う場を持ちたいというふうに考えております。
 14ページに、現在検討中でありますけれども、ツインポートフェスタということで、チラシの案の段階でありますが、イメージとして添付をさせていただいております。
 15ページでございます。新たな鳥取空港のテナントとして入ることになっております物販、飲食の店舗名を、御紹介させていただいております。青で色をつけておりますのが物販、お土産店等でございます。それから、ピンク色の部分が飲食ということで、合計7店舗でございます。新たな店舗が4店舗ということで、このようなラインナップで、空港の物販、飲食を行っていただく予定となっております。6月13日に、すなば珈琲さんが内覧会を開かれまして、きょうから営業を開始しておられます。
 16ページをお願いいたします。鳥取県立みなとさかい交流館の指定管理者審査要項(案)の概要についてでございます。
 みなとさかい交流館につきましては、平成18年から、境港管理組合が指定管理者として管理をして、誠実に適切に管理を行ってきております。
 このたび、平成31年度から35年度の5年間につきましても、同じく境港管理組合を指名による指定管理者として委託するような手続を進めようとするものでございます。
 指定管理者が行う業務としましては、施設設備の維持管理、交流館の利用許可、施設利用料の徴収等でございます。
 委託料につきましては、総額で2億1,000万円余でございまして、平成30年2月議会で債務負担として認めていただいております。
 今後、8月上旬に審査委員会で候補者の選定を行いまして、10月下旬に議会の議決を経まして、指定管理者の指定を行いたいと考えております。
 18ページ、お願いいたします。鳥取県立鳥取港ボートパークの指定管理者募集要項(案)の概要についてでございます。
 現在、鳥取港のボートパークにつきましては、県の直営により管理を実施しております。管理運営に民間のノウハウを活用した運営の効率化を図るために、このたび公募によりまして、指定管理制度の導入を進めようとするものでございます。
 指定管理者が行います業務は、施設設備の維持管理、それから利用許可、料金の徴収等でございます。
 利用料の取り扱いにつきましては、ボートパークの利用料金等は、指定管理者の収入といたしますが、それらの収入62%以上を県に納入するということを条件としております。
 今後のスケジュールでございますが、審査委員会を8月中旬に開きまして、10月中旬に議会の議決を経て、指定管理者の指定を行おうというものでございます。
 20ページをお願いいたします。鳥取県営境港水産物地方卸売市場及び境漁港の指定管理者審査要項(案)の概要についてでございます。
 これにつきましては、平成21年度より、境港水産物市場管理株式会社が、指定管理により管理を行っております。これまで、同社が誠実に適切に管理しておりまして、平成31年度から平成35年度の5年間につきましても、同社の指名によります指定管理を前提に、手続を進めようというものでございます。
 指定管理者が行う業務につきましては、施設の利用許可、料金の徴収、施設整備の維持管理というものでございます。
 委託料につきましては、総額7億5,600万円余で、今2月議会で債務負担として認めていただいております。各年度の委託料に余剰金が生じた場合は、その3分の1を県に返納することとしております。
 今後のスケジュールとしましては、8月下旬に審査委員会を開きまして、10月中旬に議会の議決を経て、指定管理者の指定を行おうというものでございます。

◎西川委員長
 報告30、一定額以上の工事または製造の請負契約の報告については、県土整備部資料22ページのとおりであり、説明は省略いたします。
 それでは、ただいままでの説明につきまして、質疑を受けたいと思います。いかがでしょうか。

○伊藤委員
 島根原子力発電所3号機の対応についてなのだけれども、国は、要するに化石燃料を減らして、原発をふやすと。2割程度かな、発電バランス。(「再生可能エネルギー」と呼ぶ者あり)再生もふやして。その発電バランスを、国は電力業界に、たしか示しておるはずだね。違うかな。(「数字はないです」と呼ぶ者あり)ベストミックスということで、ガイドラインを出しておるわけですね。それで間違いないですか。
 ベストミックスとして、国が電力会社にガイドラインを示すということであれば、当然、その原発の稼働に対しては、やはりその周辺自治体に配慮するような法的根拠を、電力会社に、国の法的な整備というかな、そこをもっと強く求めなければいけないと思うよね。それについての意見を聞きたいと思うのだけれども。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 先ほどのエネルギーの割合は、エネルギー基本計画に基づきまして、原子力については20%から23%ということで、ただ、このエネルギー基本計画は、4月以降改定になるということです。そのエネルギー基本計画の中では、どの原発が必要だということは書いていないところでございます。
 御質問のございました稼働に際しては、やはり周辺自治体にも何らかのメリットという話でしたけれども、今のところ権限もない中でございまして、それについて求めているところでございまして、今のところ防災対策、例えばUPZ内については、一体的な道路が整備できるようにとか、そういうのは国に求めているところでございます。

○伊藤委員
 いや、私が言うのは、要するに安全協定が法的整備されていないから、結局、UPZのところと、それからそうでないところは違うのではないかと。さっきあったように、表現は一緒だから、中身は一緒なのだよということなのだけれども、では、根拠があるかという話になったときに、それはわかりませんねという話だった。
 そこで国は電力のベストミックスを提示するからには、国の責任で、そこのところは、周辺自治体がきちんと安全協定を電力会社とできるような、その法整備はきちんとするということを、もっともっと強く求めないといけないと思うのだが、それに対しての。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 それについては、委員の御指摘どおりでございまして、法整備のない中で、我々がいろんな負担を強いられているというところですので、国にきちんとした制度構築を要望しているところでございます。

◎西川委員長
 よろしいですか。

○伊藤委員
 続いて、指定管理者の審査要項の概要が出たのだけれども、委託料が施設ごとに、各年度の委託料に余剰金が生じた場合は、当該超えた額を県に返納するとか、わけのわからないような説明ばっかりなのだけれども、中には3分の1とかあるのだけれども、地域振興部のほうは、経営努力といえる分については、一旦返納しても事業者に全額返すということで、この前の議会での私の議論を経て、ベクトルが少し変わったと思うのだけれども、何か県土のこれを見ると、その辺が施設ごとに全部違うのだよね。境港水産物地方卸売市場及び境漁港は3分の1の額を県に返納するとかいろいろあるのだね。それについての見解をちょっと聞きたいのですが。

◎西川委員長
 少し説明しますと、午前中の説明で、来年度からですけれども、余剰金は全て事業者にお返しするという答弁があったもので、それについて今質問がありました。では、どうぞ。

●森田空港港湾課長
 このたび、さかいみなと交流館と、それから境港の市場の指名による指定管理の導入を御説明させていただいています。
 全額を指定管理者に返すというのは、公募によるものの指定管理だと思っておりまして、今回の指名による指定管理につきましては、基本的には3分の1を県がいただくということが原則になっております。
 ただ、みなとさかい交流館につきましては、指名先が一部事務組合ということで、地方公共団体になりますので、この場合は全額を返していただくということでこれまでもやってきております。そういうルールで考えております。

○伊藤委員
 はい、了解。

○前田委員
 今、伊藤委員が言われた、例の民法上の権利とか、これを法的にというのは、もうまさにそうだよ。松江市に行って、もう僕はびっくりしたな。財源を見たら、電源立地交付金が22億円あった。うちは何か人件費をちょぼちょぼとかぐらいだな。だから、あわせて電源立地交付金を、やはりその権利と同時に言わないといけない。ぜひとも国に言ってくださいよ。松江市は電源立地交付金を22億円もらっておるのだよ。楽ですよ。県も当然もらっておるのだけれども。そこをあわせて主要事業の中に書いて、国にきちんと言わないといけない。きのう説明があったけれどもね。どうですか。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 先ほどの御質問のとおりで、国に制度構築とあわせまして、そのような人件費等を含めた負担については、国に求めておりますので、引き続き求めさせていただくようにしたいと思います。

○伊藤委員
 執行部だけではなしに、議会側も一緒になって取り組むようなベクトルをやはりつくらないといけないよ。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 ありがとうございます。今度、7月等の国要望につきましては、6団体ですので、協力のほう一緒によろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 ちょっと関連して、例えば電源立地で可能なのかどうかいうのは検討されているのですか。今、前田委員言われましたけれども、基本的には電源立地は、所在地でないとだめなのでね、そこら辺をもうちょっと明確に答えていかないと、要望要望と言ったけれども、どこに要望するのだということが今の答弁にはないのでね。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 今までの調べたところでは、電源立地交付金は当たりませんので、これは先ほど言われましたように、原発被害が及ぶ地域は一緒ですので、新たな制度構築として、今まで例えば経済産業省とかというところに要望しているところでございます。

○前田委員
 県土整備部、7ページ。米谷道路建設課長、ちょっと2~3質問をしたいのだけれども、私が今まで感じておるのが、新しいビルの3、4階に県と市が入るという前提で、この南北通路というものをJRが了解したと解釈しておったのだけれども、僕の解釈は違いますか。

●米谷道路建設課長
 経緯といたしましては、南北通路とその駅ビルの3階、4階とは直接関係はございません。3階、4階という話ができましたのは、駅ビルをせっかく建て直すのに、見ばえがいいような建物にしたらどうだ、もっと高いものにしたらどうかというのは、米子の商工会議所ですとか市議会のほうから意見が出て、JRとしては、自分のところで3階、4階入れても、あきは出てしまうので、その部分に官ですね、市や県が入れば3階、4階建ても可能ですよということで進められておりました。
 このたび、県も市も改めてここには入らないということを表明しましたので、JRのほうも、例えば今、2階建てにするかどうかわからないのですけれども、もう一度、市場調査で調べて、たくさんテナントが入るようであれば、JRのほうで3階建てにされることもありますし、入らないようであれば2階建てになるというようなことになっていきます。

○前田委員
 了解。
 そして、その次に、これがわからないのだ。米子駅前地下駐車場平面化は米子市の仕事なのだけれども、これはどういう意味ですか。

●米谷道路建設課長
 米子駅前地下駐車場平面化についてでございますけれども、御存じだと思いますけれども、今、米子駅の駐車場はもともとは機械で一つの区画に2台とめられるような設計になっております。ただ、その機械が故障していて、実際は一つの区画に1台しかとめられないという状況です。その機械を新しくしようとすると、莫大なお金がかかるので、米子市としては、その機械を撤去してしまって、もう少し広くというか、駐車台数をふやせるような形で改築をするということが駐車場の平面化です。だから、2階建てを1階建てにするという意味の平面化でございます。

○前田委員
 了解しました。記述が、米子駅地下駐車場駐車スペースの平面化と書いたほうが、これは誤解がない。僕はもう地下駐車場をやめて、だんだん広場に平面につくるのだろうかと思った。これは誤解を与えるのでね。
 質問。高速バス追越レーンとは何の意味ですか。

●米谷道路建設課長
 説明不足で申しわけありません。6ページをごらんください。6ページの一番下に平面図がございます。一番右下のところに、県で高速バス乗り場(既設)に、追越レーンを設置というのがございます。これは何かといいますと、今、ここの高速バスレーンというのが、1車線しかございませんので、高速バスは2台なり3台並んだりするのですけれども、前の車が追い越せない状況で、前の車が出るまで、ずっと高速バスが待っている状況です。それでは大変だということで、追越レーンを設けて、後ろの高速バスが前に出られるようにやっている工事でございます。この工事につきましては、この6月いっぱいぐらいで大体完成する見込みでございます。

○前田委員
 了解しました。私がずっと、この2~3年言っておる、だんだん広場の歩道のところを切り欠きして、貸切バスをここにとめるようにしたらどうだと再三言っておるのだけれども、全く今回の計画にも出てこない。要望しなかったら高速バス乗場の追越レーンは出てきた。もう
4~5年言っておるのですが、これはどうなっておるでしょうかね。

●米谷道路建設課長
 だんだん広場の前の切り欠きにつきましては、今日の報告にもありましたように、米子市さんのほうの構想として、だんだん広場とかあそこのレストランといいますか、フードコートのほうを利用されたいと。それ以外にも駅の北の広場のあたりも、ちゃんと動線等を考えて、一体的にどういう形がいいかということを考えられることになります。その中で、また検討していただくことになると思います。

◎西川委員長
 よろしいですか。

○前田委員
 納得できないけれども、当てにならないけれどもね。これは何でかといったら県の道路ですよ。市が計画をして、市施工でやるということは考えられませんよ。まあ、来年以降もこうやってずっと言います。
 13ページ、14ページだけれども、残念だな、鳥取市が全く出てこないのだよ。例えば、14
ページのこの主催・お問い合わせ、鳥取県県土整備部空港港湾課、これはなぜ鳥取市を抜いているのか。僕はこの間からいろんなことでいけないと言っている、地元を抜いてどうするのですか。スタートから抜くのだったら、途中から入ってくれと言っても、もう永遠に鳥取市はかかわりませんよ。ただ、空港ビルの役員を見ると、鳥取市も入っておったね。これはなぜ鳥取市を抜くのですか。

●森田空港港湾課長
 グランドオープンにつきましては、企画会議ということで進めておりますが、企画会議の中に鳥取市さんは入っていただいておりまして、まず、この二次交通の関係で、鳥取市さんに役割を担っていただきたいというようなことを、鳥取市さんに申し入れております。それから、今後、砂丘のビジターセンターのグランドオープンもありまして、そのあたりことで、鳥取市に役割を担っていただきたいということは申し入れておりますし、それから、このグランド
オープンにつきましても、費用負担とそれから当日の役割分担というようなことを申し入れております。これから詰めていきたいと思います。

○前田委員
 あのね、知事は何と言っておられるか。パートナー県政と言っておるのですよ。県独自で全部やると知事は言っておるのですか。金だけ出せ、鳥取市はどこにも出てきませんよ、鳥取市は。鳥取市の身になってくださいよ。そんなもの、本当に金を払うのですか。二次交通だけ引き受けますか。だめでしょう、一緒になって考えなければ。何ということをするのだ。だから鳥取市がいろんなことで怒るのだ。鳥取市などは怒っていますよ。鳥取市だけではないそうだ。パートナー県政と言いながら、県がどんどんやって、企画会議に入れておるから、鳥取市も入っておるというようなことでは、私は納得できませんよ。再答弁。

●森田空港港湾課長
 グランドオープンまでにもう少し時間がありますので、そのあたりきちんと鳥取市と一緒にやっていけるように、詰めていきたいと思います。

●山内県土整備部長
 先ほど、委員のほうから厳しい質問がございまして、森田空港港湾課長が申し上げたように、少しの時間でございますけれども、今後のツインポート化の話も踏まえて、鳥取市と一緒にできるように取り組んでまいりたいと思います。どうぞ、御支援よろしくお願いします。

○前田委員
 あのね、山陰道の一体供用の発表のときもそうだったのだ。記者会見で知事がしゃべってしまって、鳥取市は知らなかった。そんなことをしてはいけない。鳥取市があって鳥取県があるわけだから。そこの基本的なところがどうも、県土整備部だけではないよ。いろんなところが抜けておるのですよ。一番いいのは星空だ。全く市町村を抜いてやっておいて、金だけ出せなんて、そんなのはだめだ。もうちょっと行政のやり方を厳重に反省してもらわないといけない。頼みますよ。

◎西川委員長
 前田委員の苦言ということで、部長以下、皆さん、お引き受けください。
 その他いかがですか。

○内田(隆)委員
 5ページからお伺いします。
 米子駅南北自由通路等整備事業協議会に続いて、だんだん広場を動かそうという話が出てきていますが、7ページにスケジュール感が載っているのですけれども、ここはどこに位置づけられておるのですかね。

●米谷道路建設課長
 このスケジュール表に載っておりません。今ようやく、だんだん広場のほうにやっていこうという方向性が出てきたところで、具体的のスケジュールにつきましては今後決めていくことになると思います。

○内田(隆)委員
 では、今回の1回目が終わって、あと4回ですかね、何回ですか。あと何回か開催される検討委員会の中で、スケジュール感も含めて出てくると思ってもよろしいですか。

●米谷道路建設課長
 ことし4回開くというのは、米子駅周辺活性化専門家委員会のほうでございます。米子市の中の組織なので、余り私が言うのもどうかと思うのですけれども、米子市の方向性を決めるために、その専門家とか民間の方とかに意見を聞くという形の委員会でございます。
 スケジュールとかにつきましては、また米子市が、そのプロジェクトチームみたいなものをつくっておられまして、その辺の中で検討されるということで、ちょっと私のほうは把握していません。済みません。

○内田(隆)委員
 わかりました。では、この委員会が、こういうものがあると。だんだん広場も検討したいと、強いてはその際は協力してくださいね、お願いしますというふうに言われたという理解でいいのかというのが1点と、あと、7ページなのですけれども、新駅ビルについては、時期検討というふうに書いてあるのですが、これ、後退しておるように映るのですが、どうですかね。時期はこういうスケジュール感ではなかったような気がするのですけれども。

◎西川委員長
 2点、主体はどちらかというのが初めなので、それをお答えいただいて、その後、答弁願います。

●米谷道路建設課長
 米子駅前の周辺の活性化ということですので、主体は当然、米子市になると思います。県といたしましては、それはもう当然、前向きにできる限りの協力をしていくというスタンスで、だんだん広場についても、県として協力していくというふうなことを表明しております。

◎西川委員長
 もう1点、スケジュール。

○内田(隆)委員
 駅ビルの。

◎西川委員長
 はい、駅ビルの。

●米谷道路建設課長
 駅ビルのほうにつきましては、もともと平成35年ということでしたけれども、この時期検討というのは、もしかしたらこれは前倒しできるかもしれないという意味の時期検討でございます。

○内田(隆)委員
 ああ、そうですか。

●米谷道路建設課長
 まだ、はっきりしていないのですけれども、まだ検討ですけれども、もしかしたら前に出せるかもしれないという意味の時期検討でございます。

○内田(隆)委員
 ありがとうございます。

◎西川委員長
 よろしいですか。

○内田(隆)委員
 はい。

◎西川委員長
 そのほかいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、質疑を終わりたいと思います。
 次に、その他ですが、危機管理局及び県土整備部に関して執行部、委員の方で何かございませんか。

○伊藤委員
 意見。北栄の道の駅、コナンの関係で、たくさん外国人が今、来だしたのですけれども、トイレの改修を、私からも国土交通省、倉吉河川国道事務所の神宮所長のときにお願いした。国土交通省としても優先的にはしたいという思いなのだけれども、地元も外国人の皆さんが非常にふえてきたし、非常に不便であるということで何とかしてほしいという声を伺っています。ぜひとも県としても働きかけしてほしい。
 大栄が使いにくいからといって、バスなどはあそこで休憩をしないで琴浦のパーキングまで行ってしまうのですよね。そういう実態があるので、トイレをバス事業者というかな、利用者のため、県がやってもいいと思うけれども、国土交通省と連携しながら県としても早急に。とりあえず要望として、部長。

●山内県土整備部長
 道の駅につきましては、国交省の中国地方整備局、これ女性職員が各県の道の駅を回っておられまして、トイレの状況とか情報のあり方とか、そういったものを点検されております。
 そういった中で、鳥取県内の道の駅は非常に成績がいいという話があったわけですけれども、今、伊藤委員が言われるように、北栄の道の駅のトイレの状況、そういったところも国土交通省も調べておると思いますので、我々からも改修なりについては申し入れをしたいと思います

◎西川委員長
 伊藤委員、それでよろしいですか。

○伊藤委員
 はい、わかりました。

◎西川委員長
 そのほかいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 いいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 意見がつきましたので、危機管理部及び県土整備部については以上で終わります。
 委員の皆さんは御相談がありますのでその場にお残りください。執行部は退席してください。ありがとうございました。
(執行部退席)
 では、よろしいですか。
 それでは、今年度2回目の県外調査についてであります。少し事務局のほうで説明させていただきます。

●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
 2回目の県外調査につきましては、先日、日程と希望視察先について、アンケートをとらせていただきました。それをまとめましたものが、今お配りしたものでございます。
 1枚目が日程表です。事務局で、2つの案を示しております。1つ目が、8月6日から8月10日のうちの3日間。2つ目の候補が、8月29日から31日の2泊3日、この2つが今、現状、皆様の日程が合うということで、まずはこの(1)、(2)のいずれかというところで、本日、御協議をお願いしたいと思います。
 2つ目が、調査先についてです。調査先が、2枚目に示しております。御提案いただきました調査先のほうを日程表に素案という形で落とし込みをさせていただいております。北海道道東エリアを回るようなスケジュールにさせていただいております。こちらについても、御協議いただきたいと思います。
 まずは日程のほうについて、よろしくお願いします。

◎西川委員長
 1案、2案、前半、後半とありますが、今、皆さんの御意見をお伺いしたところ、前半のほうが、どうも皆さんが合いそうなのですが、よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)6日から8日までということで。

○前田委員
 8月6日から8日ね。

●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
 8月6日、7日、8日ということで、決定させていただきますね。

◎西川委員長
 次に、訪問先ですけれども、今、示してあるとおりでよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)

○内田(隆)委員
 できれば、1泊は札幌がいいな。

◎西川委員長
 検討します。
 そのほか、できれば。時間的なこともありますので。

○内田(隆)委員
 できればでいいですから。

◎西川委員長
 そのほか、委員長一任でよろしいでしょうか。
 では、そのように図らせていただきます。詳細は、事務局のほうにしていただきますので。
 続きまして、出前県議会の件につきましてですけれども、この件について、皆さんのほうからちょっとお聞きする前に、初めに事務局の案を説明させていただきます。

●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
 今年度も各常任委員会単位で出前県議会を行うこととなっております。
 これまで、過去2回は9月定例会が終わってから、11月あるいは地域振興県土警察常任委員会でいうと2月とかにやることが多かったのですが、今年度につきましては、どうしましょうかというところを、まずお諮りしたいと思います。
 先ほど、県外調査のほうは8月6日、7日、8日ということで決めさせていただきましたので、例えば、早いうちにやるということであれば、8月29日、30日、31日のどれかでやるという案もあるかなとは思っておりますが、スケジュール的なことも含めて、御協議いただくようお願いします。

○伊藤委員
 例えば、境港市、米子市に出かけていって、島根原発の問題について、境港市や米子市の考え方を一緒に常任委員会として聞いてもいいなと思って、どうだろうかなと思ったりはしているのだけれども。

◎西川委員長
 今1案として、伊藤委員のほうからありました。

○伊藤委員
 いつまでに原発の問題を報告するかという問題があるからね。

○内田(隆)委員
 そうしたら、8月の頭にはしないと間に合わないのではないですか。

◎西川委員長
 そこまで性急だろうか。

○内田(隆)委員
 性急です。

○前田委員
 島根県議会がかなり急いでいると思うよ。

○内田(隆)委員
 だから、スケジュール感としては米子市議会の選挙が終わって、7月定例会が終わった後、すぐ議員全員協議会ですから。8月の半ばぐらい。

○前田委員
 7月で。8月は遅い。

○内田(隆)委員
 遅い。

◎西川委員長
 ただ、県外調査と両方は厳しいものね。

○内田(隆)委員
 だから、7月の終わりの30日、31日とか、7月中に行くのだったら。スケジュール感としてはそんな感じですね。

◎西川委員長
 ちょっと段取りも、事務局も大変ですし、私も大変ですし、あんまり続けてやらない。

○浜崎委員
 中身はいいけれどもね。

◎西川委員長
 ええ、僕もそう思ったけれども。

●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
 皆さんのきょうの御発言ですと、9月定例会後というようなイメージでよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)

◎西川委員長
 伊藤委員も言われたので、ちょっと検討はしてみますけれども、7月終わりに、もしできるかどうか。もし、だめなら、伊藤委員、申しわけないですけれども。

○浜崎委員
 やってみても意味がないようなものになるかもしれないし。

◎西川委員長
 そこら辺もちょっと調べてみて。

○伊藤委員
 はい、お願いします。

◎西川委員長
 以上でいいですね。(「はい」と呼ぶ者あり)
 どうも御苦労さまでした。
 以上をもちまして、地域振興県土警察常任委員会を閉会いたします。

午後2時31分 閉会 
 

 
 
 

 
 

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