平成29年度議事録

平成30年3月6日会議録

出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員

福田 俊史
坂野 経三郎
藤井 一博
野坂 道明
長谷川 稔
広谷 直樹
安田 優子
横山 隆義
福間 裕隆

 

欠席者
(なし)


傍聴議員   な し

説明のため出席した者
  小倉元気づくり総本部長、井上総務部長、山本教育長、ほか局長、次長、課長
  
職務のため出席した事務局職員
  遠藤課長補佐、松本課長補佐、石本主事

1 開  会   午前11時14分

2 閉  会   午前11時37分

3 司  会   福田委員長

4 会議録署名委員 安田委員、横山委員

5 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり



 


 会議の概要

午前11時14分 開会

◎福田委員長
 ただいまから総務教育常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりですので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名します。会議録署名委員は、安田委員と横山委員にお願いします。
 それでは、ただいまから本委員会に付託された議案の審査を行います。
 付託議案は、日程に記載の3議案であります。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切りかえをお願いします。
 いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、これから採決に入ります。
 採決につきましては、一括して採決してよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、付託議案を一括して採決いたします。
 議案第22号、第23号及び第30号について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託された全ての議案については、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
 次に、報告に移らせていただきます。
 執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いします。
 なお、質疑につきましては、説明終了後に、一括して行っていただきます。
 報告1、第90回関西広域連合委員会等の開催結果について、森田広域連携課長の説明を求めます。

●森田広域連携課長
 元気づくり総本部の資料1ページをお願いします。3月3日に開催されました関西広域連合委員会の概要について御報告させていただきます。
 主な概要として2項目上げさせていただいております。まず1点目でございますが、先ほど2019年のG20が大阪で開催されることが決定いたしました。それに伴いまして、関西エリアでサミット開催に伴う広報、あるいは情報発信、歓迎行事等、これらをとり行うための組織をつくることについて大阪府の松井知事から報告があったところです。この協議会組織体につきまして、関西広域連合にも参画が求められ、協力していくことが議論されたところです。
 2つ目です。鳥取ドクターヘリの運航開始及び愛称募集の決定についてです。鳥取県のドクターヘリにつきましては、関西広域連合で3月26日から運航開始することが決まっているところですが、このたび、ドクターヘリの愛称募集が行われまして、KANSAI・おしどりという名前に決定されたことが報告されたところです。この愛称募集につきましては、全部で337件の応募がございました。おしどりにつきましては41件の応募があったところですが、41件の中から抽せんで1名の方が優秀賞に選ばれたところです。
 あわせて、当日は関西広域連合の3月の定例会が開催されております。本県選出の福田議員より、農林水産業に関する質問が行われております。地産地消推進による域内消費拡大でありますとか、農産物輸出コストの削減や輸出拡大に向けた阪神港の活用等について質問が行われたところです。

◎福田委員長
 続きまして、報告2、平成29年度鳥獣被害対策優良活動表彰農林水産大臣賞の受賞について、松原東部振興課農商工連携チーム長の説明を求めます。

●松原東部振興課農商工連携チーム長
 2ページをお願いします。このたび、農林水産省主催の平成29年度鳥獣被害対策優良活動表彰において、いなばのジビエ推進協議会が本県で初めて捕獲鳥獣利活用部門で農林水産大臣賞を受賞いたしました。本協議会は、川上の狩猟者から川下のスーパー、飲食店の団体・個人で組織された団体で、狩猟者、解体処理施設における衛生管理技術の向上、ジビエの普及啓発、販路開拓等に貢献した点が評価されたものです。
 今年度の受賞団体・個人は本協議会を含め7件で、表彰式は先月の21日に既に行われております。

◎福田委員長
 続きまして、報告3、理学療法士等修学資金貸付金返還金(延滞金)の二重徴収について、田中会計指導課長の説明を求めます。

●田中会計指導課長
 会計指導課です。医療政策課所管の理学療法士等修学資金貸付金返還金の延滞金につきまして、1名分7,265円を二重に徴収していたことが判明いたしましたので、御報告いたします。
 原因としては、財務会計システムの入れかえに伴う経過措置として、一部手作業による入力作業時に入力を誤ったために発生したものです。
 過徴収額につきましては、3月6日、本日返還予定となってございます。
 なお、財務会計システムは既に改修を行っておりまして、今後こういった手作業による入力作業は発生しないということですので、同様の原因による二重徴収は発生しないものと考えてございます。
 詳細を書いてございますが、そのうち原因につきまして、少し説明をさせていただきます。
 二重徴収の原因ですが、新しい財務会計システムへの移行に伴いまして、平成29年4月1日以降、旧財務会計システムで発行した納入通知書で納付があった場合、誰のどの債権についての納付かということが新システムで判別できない状況となってございました。このために、会計指導課におきまして手作業で調定番号等による突合作業を行ったところですが、その作業の中で誤って突合をさせたものです。
 今後の対応としては、先ほども申し上げましたように、過徴収額を3月6日に返還予定です。
 参考としまして、二重徴収となった経緯を時系列で記載してございます。
 御迷惑をおかけして、大変申しわけございませんでした。

◎福田委員長
 今までの説明について、質疑はありませんでしょうか。

○野坂委員
 1ページのドクターヘリの運航開始についてですが、これは乗せてもらうなどというのは可能でしょうか。

●森田広域連携課長
 把握をしておりませんけれども、通常の業務の範囲外となりますと、確認してみないと返答できません。

○野坂委員
 また教えてください。
 次に、理学療法士の貸付金返還金の二重徴収についてですけれども、これはシステム改修に伴う手作業時の入力ミスということですが、そもそもシステム改修で入れかえる場合は、新しいシステムに移行するのではないのですか。こういったシステム改修をするときに手作業が必要なのですか。

●田中会計指導課長
 旧システムの調定番号を新システムに対応させるための作業ですが、当初設計段階では、旧システムで使われるのは新システム移行後しばらくの間に限られると考えておりました。旧システムで発行した納入通知書を持っておられる方に対しては、新しい納入通知書をお送りして、それで4月以降は払っていただくことを想定していたところです。
 その過渡期において、こうした手作業が生じてきたということですが、結果を申し上げますと、作業的に負担が大きかったものですから、システム改修を行い、旧システムの番号が新システムで判別できるようにしたということです。

○野坂委員
 そもそも人的に入力するような作業が出ないように改修すべきでしょう。そうでないと、新しいシステムに改修する場合、全部膨大な作業が出てくるわけですよ。だから、今後の対応とか課題のところに、システム改修の場合にはこのような作業工程が出ないようにするといったような反省とか課題が書かれてしかるべきではないのですか。

●田中会計指導課長
 委員御指摘のとおりと思います。大変申しわけないと思います。そういった点も今後の改修の際には十分考慮していくべきだと考えてございます。

◎福田委員長
 ほかにございませんか。
 では、私から松原東部振興課農商工連携チーム長に質問ですが、このたび農林水産大臣表彰もとられましたし、また先般、日本経済新聞にも大きく出ていましたけれども、鹿の使用量が、北海道のエゾシカに次いで、鳥取県が第2位になったことで、これからますますニーズに応えていく必要があると思います。今、県内の処理場はフル回転していますけれども、この間、食のみやこ推進課の御案内で若桜の肉工房に東京の一流シェフが3名来られて、私も同席させてもらったのですが、処理をされる河戸さんという名人が、やはり加工場の限界が来ているということを言われておりました。要は拡充、強化してもらいたいということが現場から出ておりましたけれども、こういう状況になってきて、さらに都市部のニーズもあると思いますけれども、そのあたりいかがですか。

●松原東部振興課農商工連携チーム長
 委員御指摘のとおりですが、智頭町で新しい施設の建設が予定されております。その新しい施設とも連携をとりながら、首都圏を含め、安全・安心なジビエを県の内外を問わず提供できるよう、東部振興課としても支援していきます。

◎福田委員長
 済みません、処理場ではなくて、スライサーとか、そういった加工分野のほうです。冷蔵庫とか、そういったものをこれから強化していく必要があると言われておりました。

●松原東部振興課農商工連携チーム長
 そのあたりにつきましては、もともと八頭町と若桜町が施設を共同で運営されていることもありますので、両町とも相談させていただきながら、施設整備について県としても支援をさせていただくことを検討していこうと思っております。

◎福田委員長
 あと、教育委員会かもしれませんが、学校給食にもこれからジビエがどんどん使われる方向だということなので、ぜひともそちらのほうもよろしくお願い申し上げます。
 ほかに何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、次にその他ですが、執行部、委員の方で何かありませんか。

○藤井委員
 鳥取県立美術館整備基本計画について一つお伺いいたします。
 この基本計画の中間まとめ素案は、先日の常任委員会でお示しいただいて、今インターネットでも公開されて、広く意見を求められているところだと思います。
 この基本計画における施設整備の面積について、9,910平方メートルとなっておりますが、もともとの基本構想では1万2,240平方メートルでした。各項目についていろいろ基本構想と違いが出ておりまして、減になっているものがかなりあります。例えば常設展示室が1,250平方メートルから960平方メートル、県民ギャラリーが800平方メートルから500平方メートルとなっております。その根拠であるとか、経緯についてお話しいただけたらと思います。

●田中理事監兼博物館長
 先般、鳥取県立美術館の基本計画のアドバイザリー委員会の結果ということも含めて、この常任委員会の予備調査のときに報告をさせていただきました。その後、パブリックコメントという形でホームページに掲載する、あるいはさまざまな手段で県民の方々にお示しすることを進めさせていただいております。
 その中で今、藤井委員から御質問がありました面積のことですけれども、基本構想では、他県の整備例を参考にしながら1万2,240平方メートルというのが一つのモデルという形で示されております。ただ、実は基本構想の中で、その面積に対して想定する床面積としては9,000平米から1万2,000平米程度と少し幅を持って示しております。基本構想の中では面積は決めず、立地する場所の条件なども踏まえながら、あるいはその他さまざまな要素を踏まえながら基本計画の中で精査をしていくという形のものと理解して、今年度そういう作業を進めてきております。
 幾つか御指摘がございました。まず常設展示室の面積が少し小さくなっているという話がございましたけれども、実は、県立博物館では、同じ250平米という面積で5部門出してあったのですが、収蔵する作品の多さ少なさというのが随分違ったりもしますし、常設展示室が全て同じ面積である必要があるだろうか、あるいは企画展示室を別に500平米掛ける2部屋設けることにしているのですが、そういうところとの複合的な活用ということのほうがより有効ではないかといったことを検討してまいりまして、数字的には常設展示室の面積を少し小さくしているといったことがございます。
 また、県民ギャラリーですが、基本構想の中では800平米ありましたけれども、今回の計画の中では500平米にしております。これは、他館を見ても大体300平米から800平米の間ぐらいでさまざまあります。実は、県民ギャラリーの広さについて、いろんな声をお聞きする中で、800平米というのがちょっと広過ぎるという声もお聞きしておりました。県民の方々がいろんな展示会とか展覧会をするのに企画展示室1部屋分の広さがあれば十分で、余り広過ぎると逆に使い勝手が悪いというような声もお聞きしておりましたので、そういうことを踏まえて基本計画の中では500平米という数字を出しております。
 また、それ以外にも収蔵庫あたりの面積について、もともと基本構想の中のモデルとしては2,280平米とありましたけれども、それも収蔵作品の洋画、日本画、びょうぶ、さまざまな部門を具体的に種類ごとに想定し、そこにどういう保存の仕方をするかを精緻に整理して、面積を200~300平米落としたりしています。県議会の附帯意見でも過度な施設整備を控え、経費節減をするよう御指摘をいただいておりますので、そういうことも踏まえながら適切な面積はこうではないかということで算出をしておりますし、私どもとしてはこれで十分な新美術館の機能を果たし得ると考えて今回お示しをしたものであります。

○藤井委員
 わかりました。面積がかなり減になったということで、待ちに待った県立美術館を期待する県民の皆様の中からちょっと心配する声も上がっていたということもありますので、丁寧な説明をしていただければと思います。すばらしい理念がこもった美術館ですので、その理念を実現するための整備をしっかり行っていただきたいと思います。

○長谷川委員
 藤井委員、どうもありがとうございました。今の博物館の入場者数に関しまして、前回のこの委員会で田中館長から説明があったのですが、私はその場合、有料入館者数というものと、それからもう一つ、これからできる施設はかなり学習の機能とか、あるいはいい意味で娯楽の機能も持たせていくということですので、出入りをしていただく利用者数を、少し区分して申されることが大事かなと思います。
 やはり入館者数ということを言う場合はどうしても有料ということが伴いますが、これから有料で料金を設定していかなければいけない場合に、どうしても賄えない残りの部分はやはり一般会計できちんと補填をしていくと腹を決めてスタートしていかなければいけないと思うのですが、そういうときに20万人と9万人ではかなり違ってきますので。
 私は9万人でも決して少なくない、高い目標だと思います。東京都立の美術館が、あの上野の美術館ゾーンの中にあって35万人ベースです。だから、初年度は努力をされることになると思いますけれども、通常9万人ベースというのは、この県においてはちょっと苦しいと思いますので、今20万人からそこに引き下げておられるので、その目標に向かっていけばいいと思いますが、やはりこれからは、いわゆる博物館の利用者数というものと有料入場者数を区分けして発言されることが大事ではないかなと思います。

◎福田委員長
 要望ですか。

○長谷川委員
 見解をお願いします。

●田中理事監兼博物館長
 そうですね、例えば今の県立博物館の中では、数字として出しているのは、いわゆる企画展においでの方、あるいは常設展においでの方、あるいは貸し館として、他の主催者が開催した展覧会においでの方など、基本的に有料入場者の方の数しかカウントしていない状況があります。ただ、先般御報告しましたように、今の美術館というのはそれ以外にさまざまに憩いの場であったり、にぎわいの場であったりという形で、特によく例に出される金沢の21世紀美術館などは非常に多くの入場者がありますけれども、実は有料入場者はごくわずかというような実態もありますので、長谷川委員の御意見について、今はっきりどうするという答えはできませんが、参考にさせてもらいながら考えてまいりたいと思います。

◎福田委員長
 よろしくお願いします。
 よろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、委員長報告の作成、内容につきましては、委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 以上をもちまして総務教育常任委員会を閉会します。お疲れさまでした。

午前11時37分 閉会



 

 

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