平成30年度農林水産商工常任委員会議事録

平成30年7月3日会議録(確定版)

出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員

森 雅幹
島谷 龍司
山口 享
上村 忠史
斉木 正一
錦織 陽子
興治 英夫
濵辺 義孝
松田 正

欠席者
(なし)


 

説明のため出席した者
  吉村商工労働部長、村尾農林水産部長、丸毛企業局長、安本労働委員会事務局長
  ほか各局次長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
  鳥飼課長補佐  中島課長補佐  有間係長


1 開  会   午前10時09分

2  休  憩   午前10時41分

3  再  会   午前10時44分

4  閉  会   午前11時20分

5 司  会    森委員長

6 会議録署名委員     錦織委員  山口委員

7 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり


会議の概要

                                午前10時09分 開会

◎森委員長
 ただいまから農林水産商工常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。本日の会議録署名委員は、山口委員と錦織委員にお願いをいたします。
 それでは、まず6月30日付で組織改正と職員の異動がありましたので、執行部の新任職員の紹介をお願いいたします。

●吉村商工労働部長
 6月30日付で鳥取県立鳥取ハローワークが開設いたしました。御臨席いただきました議員の皆様、ありがとうございました。
 西村でございます。

●西村商工労働部参事監兼雇用人材局鳥取県立鳥取ハローワーク所長
 県立鳥取ハローワークの所長を拝命いたしました西村でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

◎森委員長
 それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 付託議案は、日程に記載の3議案であります。
 まず、付託議案に対する質疑を行っていただきます。

○錦織委員
 商工労働の関係で、議案説明資料だと6ページの特例子会社設立等助成金ということで、これについては事前の委員会で危険性がないのかということでお尋ねしましたら、サポートもつくという配慮になっているということで、それはいいのですけれども、ただ分別をするということではなくて、実際に危険な裁断だとか破砕だとか、そういう現場にも配置されることもちょっと想定されますので、そういう危険作業について、県としてはサポートする人がいるからといって全く知らないでいるわけにいかないので、県として途中で何らかのチェックをするとか、そういう体制というか、そういうことをやるのかどうかという点について確認をさせていただきたいのですけれども。

●小林雇用人材局雇用政策課長兼とっとり働き方改革支援センター参事
 まず、6月26日に私のほうで三光さんのほうを御訪問させていただきまして、今回障がい者の方を予定されています作業内容について確認をさせていただきました。作業内容につきましては、現状ではスプレー缶のキャップ等のプラスチックを剥がしまして、缶に穴をあけてコンテナに入れる作業というのを予定していらっしゃって、御承知のとおり、一般の家庭でもこういった作業はやられているというところでございます。
 錦織委員のお話がございましたように、今後も引き続きこういった作業内容等をチェック、フォローさせていただきたいというふうに考えております。

◎森委員長
 ほかに皆さんございませんか。
 それでは、付託議案に対する討論を行っていただきます。
 討論ございませんか。
 それでは、これより採決に入ります。
 お諮りいたしますが、採決については、一括して採決してよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 そうしますと、付託議案を一括して採決いたします。
 付託議案は、議案第1号、平成30年度鳥取県一般会計補正予算(第1号)、議案第2号、平成30年度鳥取県営電気事業会計補正予算(第1号)、議案第8号、国営土地改良事業の施行に伴う市町村負担金についての議決の一部変更についてであります。
 一括して採決をいたします。原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案については、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
 それでは、請願・陳情の審査を行います。
 今回は、新規分の陳情2件であります。
 まず初めに、陳情30年商工労働第7号、パワハラ・セクハラ被害の防止と被害者救済策の確立を求める意見書の提出についての審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。

○錦織委員
 パワハラとかセクハラとかは今本当に社会的問題になっていまして、この陳情者も言われているように、鳥取県では相談窓口を設置、強化されているという評価もいただいているところなのですけれども、やはり国として被害の防止だとか、それから被害者の救済等の確立をするということは必要だというふうに思いますので、採択を求めます。

◎森委員長
 採択ですね。
 ほかにございませんか。

○島谷副委員長
 今も錦織委員が言われたのですけれども、やはり意見書の提出についてということであるので、実際に鳥取県自体はしっかりと対策をやられていると。また、先ほど少し触れられましたけれども、国に対しても男女雇用機会均等法の中でいろんな対策を行っているというような実態もありますし、都道府県内でも各労働局が相談対応や事業主への指導をやっていると。本当に既に国においては必要な対策はやっているので、趣旨はよくわかるので、私は趣旨を酌んだ趣旨採択が妥当だというふうに思います。

◎森委員長
 趣旨採択の御意見です。
 ほかにございませんか。
 意見が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
 確認いたします。御意見は、採択、趣旨採択であります。
 初めに、採択に賛成の方の挙手をお願いします。(賛成者挙手)
 賛成1人ということで、少数であります。
 次に、趣旨採択に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数であります。したがいまして、陳情30年商工労働第7号については、趣旨採択と決定をいたしました。
 次に、陳情30年商工労働第14号、「協同労働の協同組合法(仮称)」の制定に向け、国会での徹底した議論と速やかな制定を求める意見書の提出についての審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。

○錦織委員
 採択をお願いします。
 この協同労働の協同組合法の制定を求めるということなのですが、平成20年に国会のほうでも超党派で検討が開始されたようですけれども、まだこれは法律施行として定まってないと。同種の陳情は県内15市町村ですとか、もう既に採択をされているということですし、それから欧米を初めとする先進諸国では法制度として整備されていると。でも、日本がまだ法律的根拠を持っていないということで現状では企業組合法人や特定非営利活動法人などの法人格を便宜的に活用せざるを得ないという状況になっていますので、ぜひこれを採択して、意見書を国に上げるべきだというふうに思います。

◎森委員長
 採択で意見書を出すと。御意見です。(「意見」と呼ぶ者あり)
 どうぞ、意見をお願いします。

○濵辺委員
 一部重なりますけれども、地域のさまざまな課題解決に当たっては、行政のみならず住民自身の力に大きな力が寄せられているところです。今回のこの協同労働の協同組合に参加する人全てが協同で出資し、協同で経営し、地域の再生を目指す活動を続けており、その解決のため有効な方策と、非常に注目されています。
 先ほども錦織委員も言われましたけれども、国においても、与党の協同組合法制化に関するワーキングチーム、また超党派において協同組合振興研究議員連盟が設立されて、協同組合の法制化に向けて機運は高まっています。今日における社会の事情を踏まえ、多様な働き方を可能とする環境整備の観点からも、採択がいいと思います。

◎森委員長
 採択の御意見です。
 ほかにございませんか。

○島谷副委員長
 お二人の意見はよくわかります。ただ、お二人とも言われているように、もう既に協同組合振興研究議員連盟という超党派の議員連盟で国のほうとしても鋭意検討しているというような状況もありますし、本当に先ほどからお二人が言われている労働者協同組合、NPOなど、こういう労働者の働き方というのにふさわしい法律としては法制化すべきだろうという、そういう意義は認めますけれども、まだ国の動向というのがしっかりと定まっていないという状況があるので、私は国の動きを注視していく必要があるのではないかなということで、趣旨採択が適当ではないかと。採択ではちょっと中身をまだ見るのに早いのではないかなということで、趣旨採択を主張したいと思います。

◎森委員長
 趣旨採択の御意見です。
 ほかにございませんか。
 それでは、確認いたしますが、御意見は採択と趣旨採択です。
 これより採決に入ります。
 まず、採択に賛成の方の挙手をお願いします。
(賛成者挙手)
 賛成3人。少数であります。
 趣旨採択に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成5人。賛成多数であります。
 よって、趣旨採択と決定をいたしました。意見書は出さないということであります。
 それでは、これより報告事項に移ります。
 質疑等については、説明終了後に一括して行うことといたします。
 まず、報告第1、とっとりインターンシップフェスティバルの開催について、説明を求めます。

●小林雇用人材局雇用政策課長兼とっとり働き方改革支援センター参事
 商工労働部の資料1ページをおめくりいただきまして、ごらんいただきたいと思います。
 とっとりインターンシップフェスティバルにつきましては、学生に県内企業の魅力を知ってもらいインターンシップへの参加機運を高めるために、昨年度に引き続きまして、県、大学、経済団体で構成をいたします県インターンシップ推進協議会が、去る6月23日に鳥取産業体育館で開催をいたしましたので、その概要を御報告をさせていただきます。
 まず、参加学生数でございますが、391名と昨年に比べまして140人増と、多くございました。参加した学生に対してのトークショーでは4社に登壇していただきまして、インターンシップでは会社の雰囲気を体感してもらうとか、それからインターンシップに参加することで自分の将来が見えてくる、そういったチャンスだとか、あるいは会社の中でかかわりをつくるメリット、自分もインターンシップに行って一緒に働きたいと思った結果、現在のところに就職しただとか、こういったインターンシップの魅力を発信していただきました。また、ことしから始まります長期有償型インターンシップのPRにつきましては、流通さんのほうからそのメリットですとかプログラム内容の御紹介もいただきました。こういったところで、学生に企業の情報を直接伝える場を提供する催しとして効果があったというように考えております。
 また、参加企業数も70社と、昨年よりも約10社増加をしておりまして、今回そこの長期有償型のインターンシップ企業についてはそのうち15社、それから外国人留学生の受け入れ可能企業は23社となっておりました。個別の説明会では全てのブースに学生さんに入っていただくことができましたので、多数の企業と直接触れ合う機会を提供することができたというように考えております。
 特に参加企業のほうから、合同企業説明会は学生が減っている中で、この就職前のインターンシップの体験を通じて就職活動をしていることを強く感じたといった御感想もいただいておりまして、こういった点を今後もっと追求していく必要があるというように考えております。

◎森委員長
 次に、報告第2、竹内工業団地の新規貸付契約について説明を求めます。

●入江企業局経営企画課長
 企業局の報告資料1ページをお願いいたします。竹内工業団地の新規貸付契約についてでございます。
 このたび、米子市淀江町に本社がございます一般貨物自動車運送業の尾澤運送有限会社と6月26日付で土地の長期貸付契約を締結いたしましたので、その内容を御報告するものでございます。
 同社は近年売り上げが好調でございまして、運送需要の増加に伴います車両の購入によりまして、営業先に比較的近い同団地において、新規に境港営業所を整備するものでございます。
 進出企業の概要につきましては、1番のほうに記載してございますので御確認をお願いしたいと思います。
 貸し付けの内容でございますが、面積のほうが約4,300平米、貸付期間は平成30年7月1日から15年間です。それから、用途のほうは事務所と駐車場、貸付料につきましては年間215万
7,025円でございます。
 貸付地での事業概要でございますけれども、営業所ということで投資額は約6,000万円、操業開始はこの7月からということです。従業員は25名、そのうち新規の常用雇用予定者数が3名でございます。
 今回の貸し付けによりまして、竹内工業団地の未処分面積でございますけれども、国際フェリーターミナル後背地の2区画、これが5ヘクタールほどございますけれども、これを除けば残りは4区画、2ヘクタールということになります。

◎森委員長
 次に、報告第3、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告について、説明を求めます。

●小川企業局工務課長
 企業局資料の2ページ目をお願いいたします。一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告について、今回は変更分2件でございます。
 舂米発電所につきましては、現在コンセッション方式の導入に向けて検討を進めているところでございますけれども、こちらのリニューアル工事自体は直営で進めているところでございます。このうち土木工事、発電所工区におきまして、資料にも記載しておりますけれども、発電所の地下及び圧力隧道から想定以上の湧水がございました。この対策工事が必要となったために、9,600万円余りの増額と、工期を約2カ月半程度延長するものでございます。
 続きまして、2件目、下のほうでございます。済みません、工事名が舂米発電所リニューアル事業のうち、こちらのほうは水車発電機の更新工事でございます。この水車発電機のほうは発電所の地下にございまして、いわゆる心臓部になるものでございます。上のほうの土木工事のほうが、湧水対策によりまして工期を延長することが必要となりました。この2つの工事は同じ場所になるということで、どうしても作業の段取りですとか調整が必要となってまいります。このため、土木工事だけを延長しますと機器自体ができていても設置工事ができないということになるため、関係者で調整を行いましたところ、やはり工期を延長する必要があるということで、こちらのほうは31年12月16日ということで工期を延長するものでございます。

◎森委員長
 次に、報告第4、平成30年度全国林業経営推奨行事における林野庁長官賞の受賞について、説明を求めます。

●山中森林・林業振興局林政企画課参事(林業普及担当)
 農林水産部提出資料の1ページをお開き願いたいと思います。公益社団法人大日本山林会主催の全国林業経営推奨行事におきまして、鳥取市岩坪の森榮伸様、美智子様御夫妻のシイタケ生産の取り組みについて推薦しておりましたところ、林野庁長官賞を受賞されましたので報告いたします。
 御夫妻は昭和54年からシイタケ生産に取り組まれておりまして、夏場にも収穫できるシイタケ菌の導入による周年栽培ですとか、県内でもいち早くビニールハウス等を導入されるなどによりまして、大型で肉厚なシイタケの良品、美品を競う全農乾椎茸全国品評会では平成19年度の林野庁長官賞を皮切りに、今年度に至るまで林野庁長官賞を5回、農林水産大臣賞を6度も受賞されておりますなど、県内のシイタケ生産者のリーダー的な存在であります。
 表彰式は11月ごろにとり行われる見込みでございまして、全国林業経営推奨行事の表彰の全容は裏面に記載のとおりでございます。
 また、近年の本県の受賞状況につきましては、資料の4番に記載のとおりでございます。

◎森委員長
 次に、報告第5、「第3回『山の日』記念全国大会in鳥取」の開催概要等について、説明を求めます。

●田村森林・林業振興局森林づくり推進課長
 農林水産部資料の3ページをごらんください。8月10日、11日の両日、第3回『山の日』記念全国大会in鳥取の実施計画が決定しましたので、御報告いたします。
 この大会でございますが、山に親しむ機会を創出し、山の恩恵に感謝することを目的にしまして、平成28年8月11日に初めて祝日を迎えたことを記念して開催されたことに始まるもので、ことしで3回目を迎えております。
 森林・林業振興局としましては、この大会における歓迎フェスティバルの一つ、森の恵み感謝祭の運営の一部を担わせていただいているところでございます。
 この大会でございますが、テーマ「神います山と共に生き、歩む~開山千三百年『山を守る聖地』大山から~」ということで、事業概要記載のイベントの開催が予定されております。8月10日には「山の日」記念大山登山、レセプション、11日午前中には記念式典が大山町の大山総合体育館、午後にはトークセッションが米子市公会堂にて開催されます。出演者等につきましては、資料のほうをごらんいただければと思います。また、両日、米子市内でエクスカーションが予定されているところでございます。
 めくっていただきまして、4ページでございますが、こちらのほうは歓迎フェスティバルの予定を掲載しております。森の恵み感謝祭を大山国体広場、里の恵み感謝祭を米子市公会堂前広場の2会場で開催することとしております。森の恵み感謝祭では、林業・木材産業関係団体23団体が森の恵みをPRすることとしておりますし、先般御報告申し上げました第3回日本伐木チャンピオンシップ2018に参加したハスクバーナ・チーム・トットリもチェンソーデモを行い、フェスティバルを盛り上げることとしております。8月8日から11日にかけての伯耆の国「大山開山1300年祭」記念式典との一体開催となっております。中段の表に8日から11日までのスケジュールを掲載しております。
 また、協賛金につきましては、鳥取県漁業協同組合を初め多くの企業、団体様からいただいているところでございます。

◎森委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○島谷副委員長
 企業局の請負契約の関係なのですけれども、水車発電機更新工事、これの工期延長の理由が、土木工事が延長になるのでという話だったのですけれども、当初契約のときのを見ると、水車発電機更新工事のほうが工期が短いのですよね。それなのに何でこれは今回に限ってこうやって延ばしたのかなと、それをちょっと教えてほしいのだけれども。

●小川企業局工務課長
 御指摘はごもっともでございまして、水車発電機工事、実は発注時期を見ていただくと1年以上早く発注してございます。これは水車発電機の製造にかなり期間がかかるということが見込まれておりまして、実はまだ土木工事の設計等もできる前に少し早く発注しなければならないということで、早目の発注をしたものでございます。
 この水車発電機の発注をしたときには、実はまだ土木工事の完成の時期というのが決まっておりませんで、早目にできてもいいようにということで、水車発電機については少し早目の工期設定をした上で発注をしたものでございます。
 実際昨年12月に土木工事を契約したときには、この水車発電機の31年2月末というのは、これはちょっと難しいなということでは理解はしておりまして、では実際にどこまで必要かなというところの調整を進めていた段階で湧水等が発生して、さらにもうちょっと期間が必要だなというところで関係者での調整を進めておったものでございます。
 そういった状況で、もともとの期間がかなりずれていることについては御指摘のとおりでございます。実際にはほぼ同じ時期に完成をしなければならないということで、このたびの延長をお願いをするものでございます。

○島谷副委員長
 ということは、今回のはこれでいいと思うのだけれども、湧水がなくても実際には土木工事と合わせるような変更契約をせざるを得なかったということだよね。

●小川企業局工務課長
 はい、御指摘のとおりでございまして、土木工事のほうが変更前で9月10日ということで、この時期をできるだけ早くできないかなと関係者では協議を進めておりまして、湧水がない場合でも8月末ですとか9月中旬ですとか、そういった変更契約は必要であるなというふうに考えてはいたところでございます。

○錦織委員
 農林水産のほうの表彰を受けられた森榮伸、美智子さんは、本当に喜ばしいことだし、過去もずっとこうして研究とか重ねてこられて、高度な栽培とか乾燥技術を評価されたものということなのですけれども、その技術が非常に高度だということで関心を持って見させてもらったら、このお写真からすると結構高齢になっておられて、この方たちの後継者というのはちゃんとおられるのかなというのがちょっと気になったのですけれども、どうなのでしょうか。

●山中森林・林業振興局林政企画課参事(林業普及担当)
 平成21年から次男さんの正寿さんも経営に参画をしておられまして、徐々に経営のバランスを移行しているというような状況でございます。

◎森委員長
 それでは、以上で報告事項については終わります。
 次に、閉会中の調査事項についてお諮りいたします。本委員会所管に係る商工業及び農林水産業振興対策並びにその他の主要事業については、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨議長に申し出ることに御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、その旨議長に申し出ておきます。
 なお、委員長報告の作成、内容については、委員長に御一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 次に、その他ですが、執行部、委員の方で何かございませんか。

●小林雇用人材局雇用政策課長兼とっとり働き方改革支援センター参事
 お手元のほうに、とっとり働き方改革支援センターという緑のこういったリーフレットをお配りしております。開いていただきたいのですが、センターの役割ですとか実施事業、あるいは専門家派遣、こういった内容、それから裏面につきましては活用できる制度等も記載をさせていただきまして、これについては5,000部作成いたしまして、商工団体、金融機関等関係団体に広くPRをさせていただいているところでございます。
 もう一枚、働き方改革セミナーというチラシを1枚お配りさせていただいております。この働き方改革センターでは、7月24日にとりぎん文化会館で働き方改革セミナーを開催をいたしまして、県外、県内の中小企業の働きやすい職場づくりと生産向上性の両立に取り組んでいる、そういった事例を御紹介していくこととしております。

●塗師木市場開拓局食のみやこ推進課長
 お配りしております青いチラシをごらんいただければと思います。7月28日に、鳥取砂丘コナン空港のグランドオープンの記念イベントが行われる予定ですが、それにあわせましてマリンピア賀露、わったいな、かろいち側でも食のみやこ鳥取県フェスタを開催する予定ですので、御案内させていただきます。
 チラシの裏面にございますけれども、当日は鳥取和牛ですとかジビエ、イワガキなど、県産食材を使ったさまざまな料理の販売が行われます。また、当日は空港内でもシロイカ、ジビエの試食が行われる予定ですし、空港と賀露を結ぶシャトルバスも運行される予定でございます。また、イベント終了後も12月末まで、鳥取空港と賀露の両方で買い物をされた方を対象に、特産品が当たる周遊キャンペーンも実施いたします。かにっこ空港ロードもできましたので、ぜひ空港と賀露の魅力を食を通じて一体的に発信してまいりたいと思います。

◎森委員長
 これについての質疑もございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見が尽きたようですので、委員の皆様に御連絡をいたします。
 次回の常任委員会は、8月21日午前10時から開催の予定でありますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、委員の皆様にはまだ御相談がありますので、この場にお残りください。執行部の皆さんは御退席いただいて結構でございます。お疲れでございました。

午前10時41分 休憩
午前10時44分 再開

◎森委員長
 それでは、再開いたします。
 お残りいただきましたのは、第1回県外調査に係る執行部への提言についてであります。
 先月の鹿児島県、沖縄県及び兵庫県への県外調査を受けて、濵辺委員から提出をいただいていますので、濵辺委員、説明をお願いいたします。

○濵辺委員
 県外調査のほうは、鹿児島県庁でいろいろな養殖の漁業の中で、若い人たちが元気で働いている様子をお聞きしましたので、鳥取県においても一部養殖漁業は取り組んでいますけれども、そういう養殖漁業を中心とした若い人の高齢化とか人材育成等につなげる取り組みを調査研究してはどうかということで出させてもらいました。

◎森委員長
 養殖のより一層の振興と若い人たちの人材育成についての調査研究ということですね。書面での提出は濵辺委員だけですけれども、ほかの委員からも、口頭でも結構ですので御意見をいただきたいと思います。

○錦織委員
 2点あります。那覇空港がハブとして、深夜に出発して4時間圏内の外国に荷を送るということが可能となったというところを見させてもらいました。少ないロットで顧客に発送することができるという点で強みがあるとは思いますが、24時間通関体制の空港としての優位性を生かすためには、やはり一定量の確保がなければ運賃はどうしても割高になるであろうと。輸出品目の選定をどうするのか。それからコストの面でも、小ロットでも購入するという顧客をどういうふうにたくさん見つけるのかということがあるのですね。これを鳥取県でやってみようかということになると、当面運賃補助をすれば一定の実績は出るかもしれないのですけれども、恐らく運賃補助を続けないとなかなかちょっと厳しいかなというふうに、このたび見させてもらって思いました。
 もう一つは、マイクロファインバブルを使ったイチゴ栽培、とてもおいしいイチゴをいただきました。今は試作の段階で何とも言えないのですが、大きな設備投資がなくて業務的にもそんなに困難なものでもなく、今後の展開がおもしろいなというふうに思いました。
 今はまだマイクロバブルを使ってこうなりましたというのがちょっとわからなかったのですけれども、ただ、経営の手法としては、むしろ口コミ、直販というところ。私は価格的には安くはないというふうに思うのですけれども、味が最大の魅力ということで、口コミ、イチゴ狩り、直販という、そういう手法の成功事例なのだなというふうに思いました。鳥取県でこれをやられているのかどうかというのは私もちょっと不案内なのですけれども、こういうやり方というのは試みてもいいのではないかなというふうに思いました。

○興治委員
 今のファインバブルの関係、イチゴ農園の調査ですけれども、鳥取県でたしかファインバブルの検討しているのは、商工労働部ではないかなと思うのですよね。農林水産部でまだそこまで至っていないように思いますので、農業分野、それから養殖を初めとした水産業分野におけるファインバブルの研究、検討を鳥取県においても進めて、産物の付加価値を高めるための研究、検討を進めるように提言をしたらいいのではないかなと思いました。

○島谷副委員長
 沖縄のハブ空港の関係なのですけれども、錦織委員が懸念されることも少しはあるかと思うのだけれども、今現在、運賃補助とかそういうことを想定して検討をやめたほうがいいということはおかしいと思う。運賃補助云々ではなくて、どういう品目であれば鳥取県産のものを海外なりそういうところに販路開拓できるのか、相手方についてもどういうものがあれば付加価値の高いものが送れるのか、そういう研究は私は必要だというふうに思います。最初から門戸を閉じるなどというのはちょっとおかしいなというふうに思うので、そういうことも研究すべきではないのかなと思います。
 ここを使っているのは1県、2県ではなくて全国の中でも何県もあるので、本県としてもどこかに切り口があるのではないかというふうに思います。

◎森委員長
 研究すべきと提言をすべきだというふうな御意見ですね。
 ほかに皆さんございませんか。

○山口委員
 非常にいいことですけれども、どういう機会でどういうやり方でやるのかということが必要だろうと。まず主張されている色々なものを見られて鳥取県がそういう形でそれに対応するのか。委員長報告の中でまず視察した県が、こういう形であったと、今後鳥取県において取り組むべきであると。こういう形で私は県に対して言うべきだと思います。

◎森委員長
 山口委員の御意見は、本会議の中の委員長報告の中にこのことを盛り込めということをおっしゃっているわけですね。今のところ、一応議会で報告をするということをちょっと考えております。

○山口委員
 それでも結構ですけれども。

◎森委員長
 一応きょうの意見を踏まえて、次の常任委員会、8月21日に提言案という形で文章をつくらせていただいて、それを確認いただいた上で9月議会で、当局に対してここでやろうと思っているのですけれども、どうでしょうか。

○山口委員
 本会議でやったほうがいいと思います。

◎森委員長
 9月議会の最後の本会議の中でやるという手はあるのですけれども、皆さんどうですかね。

○興治委員
 ここの場でやって、本会議で委員長報告があるので、そこにもつけ加えてやればいいと思います。

◎森委員長
 そういった意見が出ておりますが、よろしいですか。
 それでは、内容については、先ほど言いましたスケジュールでやらせていただいて、9月議会の最終日の委員長報告の中に提言を含めていくという方向でやるということで山口委員の御意見をいただきましたので、そういった方向でいくということで。

○錦織委員
 提言を委員長報告のところまで盛り込んでいくのはちょっとというふうに私は思います。

○山口委員
 やはり委員会の構造として、成果として本会議で取り上げるべきだと思います。

○興治委員
 委員会で執行部に対してこういう提言をしましたということを委員会活動の報告として本会議で報告すればいいと思う。

◎森委員長
 内容ではなくて、提言を委員会の中でやったということを言うと。

○興治委員
 内容まで触れてね。こういう内容の提言をしたということを報告すればいい。

○錦織委員
 提言するということになると、私はやはり少なくとも一致したものについてやるべきだというふうに思うのですよ。一致しないものについては、一般質問なりなんなりで個別に予算要望するなりということでやればいいし、今意見が違うものが出ていますよね、そういうものを無理無理、例えば会派の構成からいえばこれは提言に持っていくということになってしまうのです。道ができるのですけれども、そうではなくて、やはり本当にそうだねということになったものについては私は提言すればいいと思うのですけれども、意見がちょっと違うものについては、提言まで持っていくというのは私は反対です。委員会のあり方としてはね。

○山口委員
 いや、ここでまとまったものを出すんじゃないか。

◎森委員長
 山口委員がおっしゃっていますように、まとまったものということで、8月21日に一応そういう形にさせていただきたいと思います。今もめているというか、ちょっと対立しているという状況になっているのは、沖縄のハブ空港を使っての輸出という問題について、錦織委員からは補助が前提ではないかということでちょっと難しいのではないのかという御意見、それから、島谷委員からは研究すべき事項として提言をすればいいのではないかというような御意見です。ここは二項対立みたいな感じになっていますけれども、もう一回、皆さんのほうからは御意見ないですかね。

○興治委員
 直接それというわけではないのですけれども、結局沖縄県内の産品をいろいろ宅配事業者等が収集をして、那覇ハブ空港を使って輸出をしていると。宅配事業者の拠点も空港に貨物等に隣接してあって、そこが連携する仕組みができているではないですか。ああいう仕組みというのは、鳥取県は余りないような気がする。だから、結局鳥取県も飛行場があって、国内が主だけれども国内で旅客輸送をやっていると思うのですよ。それにあわせて持ち込みの部分の宅配事業者とか運送事業者、それからいわゆる飛んだ先の東京などから直接店舗等に運ぶ運送事業者、それとその中をつなぐ航空便というのと連携をして、生鮮食品などを比較的高値で翌日に届けるとか、何かそんな仕組みは余りないような気がするのだけれども、そういうことを今回の事例から倣って、今提言の中に含めるというのはどうですか。

◎森委員長
 この間見てきたのは、全日空とクロネコヤマトが一緒にそういった事業を全国で展開しているということを見てきたわけで、だから鳥取県内にあるかないかではなくて、もう既にそういったANAとクロネコが全国展開でこういうことをやっているということです。やっているという理解ですね。(「米子空港を活用して」と呼ぶ者あり)現在は直に米子空港からはやっていることがないかもしれないのですけれども、全国展開はしているのですね。

○島谷副委員長
 錦織委員などは相手先のことを心配されているけれども、でもあのときの話を聞いたらすぐわかると思うのだけれども、相手先もクロネコヤマトと一緒になって開拓するというのがポイントだと言っていた。だからそういうこともみんな勉強すべきではないのかと、前提としていっているという。

○興治委員
 いや、僕が言いたいのは、輸出にこだわらずに、国内でもまだまだ開拓の余地があるのではないかという。だから、そういった研究はやはり鳥取県に必要ではないかなと、そういうことでは。

○島谷副委員長
 国内のこともそうなのだろうけれども、だからさっき言ったように24時間のハブ空港というのがあるわけだから、そこをまた活用できないかなという研究もすべきではないのということが今回の視察の目的だったのでね、僕がそこを見ましょうと提言したのは、24時間というハブ空港の機能を利用して付加価値の高い県内の産品を送り出せないかなと。小ロットでもできるわけだから。あれは混載すると言っていたではないですか。一番最初に錦織委員はロットが大きいのでないとだめだなどといって言っていたけれども、でもあれは混載できるので、小ロットで十分できるのだから。運賃にしても、混載になればそれだけを出すわけではないからね。だから物すごく割高ということではないと思うので、そういう研究もすべきではないのかなというふうに私は思うのだけれども。

◎森委員長
 ちょっと時間も経過してきましたので、事業をすぐやれということではないので、研究ということで皆さん御承知いただくということでよろしいですかね。
 きょう、御意見をいただいたということで研究を当局にやってみなさいというような提言するということだったら、皆さん同意いただけますかね。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、先ほどのいただいた意見、濵辺委員からは養殖漁業を頑張れというような御意見、それから錦織委員からはファインバブルのイチゴがおもしろかったし、それからイチゴ狩りとかそういったこと、それから直販というようなことの取り組みというものがよかったというような御意見が出ています。それから、興治委員からは、今現在商工労働部だけの取り組みなので、ほかの農林水産部のほうでもやれというようなことを、ファインバブルについて研究しろというようなことを出すというような御意見ですけれども、これについて、異論といいますか、何かありますか。
 それでは、第1回県外調査に係る執行部への提言については、文面を次の常任委員会で皆さんにお示しをしたいと思います。

○山口委員
 鳥取市の森さんという方がずっとシイタケ栽培で全国でも表彰されていて、全国一のシイタケを生産しておられるんです。みんな高齢者です。ほとんど高齢者です。だから本当に鳥取県のシイタケというのは有名な話ですよ。鳥取県の人工の菌蕈を組合も協力してやっと開発したのですよ。だけれども後継者とかがおられないわけです。恐らくこういうことだろうと思います。なかなかシイタケというのは難しいと思います。

◎森委員長
 一応きょうの件はこの間の県外調査の分でしたので、森さんの件についてはまた別のことでもう一回やらせてください。おっしゃるとおりだと思いますので。
 続きまして、第2回県外調査であります。
 日程について、皆さんの予定を勘案した結果、8月の第4週、27日からの週のうちの3日間で日程を決定したいと思います。御意見をいただけませんか。
 よろしいですか。(「月火水みたいな」と呼ぶ者あり)月火水という御意見が出ておりますが。
 それでは、27、28、29日でよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 では、日程については27、28、29日の3日間という形でやらせていただきます。
 それでは、次に調査先について協議をしたいと思います。皆さんには資料を一応前回お渡しをして、どこに行くか御提案いただきたいと言っておりました。それでは御意見をいただきたいと思います。

○錦織委員
 東北のほうでしているのですけれども、ここの中にも秋田県庁とか、こういったところもありますが、たまたま6月22日の全国農業新聞に登場していて、それで私も高齢者になって介護を受けるということになると、団塊の世代ですので結構介護食品というのを注目していたところなのですけれども、たまたまこういう記事が出たものですから、あちらの方面に行くのだったらちょっとここもどうかなというふうに思いましたが。

◎森委員長
 これは介護食品市場、これは何ですか。

○錦織委員
 いろいろ介護の加工食品をつくっているのですけれども、ここに書いてあるのですけれども、秋田県は高齢化率が全国で最も高いということで、全国に先駆けて介護食品を研究してきており、秋田県だとか農業法人あぐりこまちという研究センターだとかそういったところが原料から加工まで幅広い食品をつくっているということです。市場としても結構大きい市場になるだろうし、今後鳥取県でもこういう食品を独自に開発というか、研究してみる必要があるのではないかなというふうに思ってなのです。ちょっと秋田とかそういうところに行くのだったら、ここも。

◎森委員長
 レトルト食品のつくっているところという御意見でございます。

○島谷副委員長
 本会議の中でも申し上げたのですけれども、企業を誘致するときに県内企業も何とか成長させてほしいということを常々言っているのですけれども、ちょうど成長産業ということで航空産業を鳥取県は誘致に一生懸命というか、今井航空などを持ってきているのですけれども、中部にそういう航空産業なり自動車産業の集積があるのですが、そこで誘致したところの県内の企業をそこのバリューチェーンに組み込むというようなことをやっておられるようなので、ちょうど岐阜県とか長野県の中にそういうしっかりとしたバリューチェーンを構築しているような企業群、あるいはそれを支えている県の政策というのがあるということなので、そちらのほうを見たらどうかなと。せっかく商工労働部ということなので、そういうことも勉強して、県内のほうにもしっかりと県内企業を成長させるような施策をとってほしいということを提言できるのではないかなと思いまして、そこが行けたらなというふうに思っています。
 また後ほどこれは出させていただきたいと思います。

◎森委員長
 長野県の、これは何の企業。

○島谷副委員長
 岐阜県で川崎重工の航空宇宙カンパニーとか、それとかそれに連なるVRテクノセンターとか、30社ぐらいが出資してできているような企業なのですけれども、それとあと、長野のほうでは多摩川精機という会社なのですけれども、それが地元の企業10社などでエアロスペースという企業をつくって航空機産業に参入しようとしているというようなことがあるので、やはり1社1社ではちょっと難しいものをまとめてそういうバリューチェーンができるのではないかな。県内でも本当に航空機産業というのはなかなか参入が難しいというのがあったので、そういう企業を育てる上でもこういうところを見て県のほうの施策に組み込んでもらえたらなと思って提案させていただきたいというふうに思います。

○興治委員
 ちょっと御検討を。せっかく今長野とか岐阜とかという話が出たので、長野県はたしか6次産業化などで農業のいろいろな取り組みがあったと思うのでそういったこととか、あと愛知県が近いので、自動車関係のバリューチェーンなども取り組みがあれば。鳥取県は今、航空機だけではなくて自動車のほうでも力を入れるというのがありますので、何かそういうのをあわせてコンパクトに見ることができたらなと思うのですね。
 農業の6次産業化の関係では、農業所得の向上という視点で、農家民泊だとか教育旅行の受け入れというのが長野県は結構進んでいるので、できればそういったところも調査できればなと、委員長、副委員長で御検討いただけたらと思いますけれども。

○島谷委員
 前回の視察の中で実際に水産業の現場に近いところを見させてもらったのですけれども、もうかる漁業を考えた上では、やはり流通の部分というのが大変大きな問題になっていると思うのです。今、鳥取県内の水産物の流通というのは、各市場でそれぞれ競りをして、それを流通させているというような状況なのですけれども、石川県が全県一つの市場で値決めしているというようなことを聞いているので、中部に行くのだったらそこからの帰り道に、金沢でやっているらしいので、そういうのが見られたらなと。新幹線がつながっているのでどうかなというふうに私は思っています。

◎森委員長
 中部の御意見が出ていますので、ちょっと錦織委員、今回はちょっと秋田はまた先送りさせていただきたいということで。

◎森委員長
 それでは、長野、岐阜、金沢という御意見も出ていますが、このあたりで5件程度、日程調整のこともありますので、あと事務局で案をつくらせていただくということでよろしいですかね。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 次の8月21日については、もうチケットも全部そのときに渡すということだけしかできませんので、委員長、副委員長にお任せいただくということでよろしいですか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、宿泊先については委員長、副委員長に御一任をいただいたということで、よろしくお願いいたします。
 次に、出前県議会ですけれども、前回、去年、北栄町でやりました。農業の関係ということでやったのですが、次回のということで濵辺委員から提案をいただいています。濵辺委員のほうから御意見をお願いします。

○濵辺委員
 農業の部分の漁業版です。漁業の就労者の方の意見交換みたいな。

◎森委員長
 ちょっと委員長私案という形で皆さんにお諮りしたいことが一つありまして、今回は西部でやりたいなというふうに考えています。境港魚市場が今どんどんどんどん改修をしていまして、もうすぐ完成ということにはならないのですが、中途ですが常任委員会で現地視察をやったらどうかということが1点。それと、2点目の出前県議会ですけれども、出前県議会については今回は商工でやったらどうかなというふうに実は考えていまして、商工会を束ねている産業支援センターですかね、東・中・西に産業支援センターがありまして、そこに相談員さんがいらっしゃるのですけれども、その方たちと相談をしながら、年間200件から400件ぐらいの経営革新のいろんな計画を出して、補助金も60億円ぐらい出しているのですけれども、6億円ぐらいかな、ちょっと出しているのですけれども、それがどういう感じになっているのか。それから、一番の課題である事業承継の問題がどういうふうに今現在なっているのかというようなこと、そして現場の人たち、直接商工会のメンバー、あるいは商工会議所のメンバーの人たちの相談をされている方たちが今何が一番問題として考えていらっしゃるのか、そういったことを直接意見交換ができる場にしたらどうかというふうに考えているのです。西部に行かれることがほとんど皆さんないと思いますので、1泊2日でやったらどうかなというふうに思っていますが、いかがでしょうか。

○錦織委員
 私も商工のほうでいいと思うのですけれども、ちょっと思ったのは、県の経営革新の補助金をもらって、経営革新の漫画がありますよね、ああいうのにこれまで登場された方がそれ以降どうなのかというのもちょっと気になるのですよね。それなどもいいかなと思ったり、今森委員長がおっしゃったようなのもいいしなと思ったりとか……(「それもありです」と呼ぶ者あり)なのですけれども、そう思っているところですけれども。

◎森委員長
 よろしいですかね。(「いいのではないでしょうか」と呼ぶ者あり)
 時期的には、9月議会と11月議会との間というふうに考えていますので、もうちょっと皆さんと議論をして詳細は決めたいと思いますけれども、商工ということでよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 県内調査というものも含めて1泊2日で検討するということで、よろしくお願いいたします。
 それでは、あと内容を詰めていくということにしたいと思います。
 県外調査、出前県議会が終わりまして、ほかによろしいですかね。いいですかね。
 それでは、以上をもって農林水産商工常任委員会を閉会します。

                                午前11時20分 閉会

 
 


 

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