会議の概要
午前10時00分 開会
◎西川委員長
ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開会いたします。
本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
初めに、会議録署名委員を指名いたします。
本日の会議録署名委員は、伊藤委員と浜崎委員にお願いいたします。
それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。付託議案は、日程に記載の4議案であります。
まず、付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切りかえをお願いいたします。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。(「なし」と呼ぶ者あり)
討論がないようですのでこれより採決に入ります。
採決については、一括して採決するかどうか、お諮りいたします。(「一括」と呼ぶ者あり)一括でよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
それでは、付託議案を一括して採決いたします。
原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、請願・陳情の審査を行います。
今回は、新規分の陳情4件の審査を行います。
それでは、陳情30年県土整備第16号、西日本豪雨災害に係る対応及び意見書の提出について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。
○澤副委員長
この陳情の願意ですが、鳥取県内のハザードマップによる被害想定の適切性を改めて評価する、その妥当性等を再点検すること。そして、鳥取市吉成南町における洪水被害について、予備ポンプの増設など、災害に強いまちづくりへの取り組みを進めるとともに、公の営造物の瑕疵による被害と被災地域への補償、助成を検討すること。そして、倉敷市真備町を初めとする甚大な被害地域に対する格別の財政支援、被災者の住居確保等に係る手当の拡大を求める意見を県議会から国へ提出することであります。
これにつきまして、県内のハザードマップについては平成30年6月に公表し、想定最大規模の降雨に対する浸水想定区域図を参考として、住民の早期避難に資するものとなるよう、国、県、市町村が連携して常時点検を行っていること。そして、また鳥取市吉成南町の洪水被害については、再発防止のためにセンサーの取りかえや冷却水緊急補充用給水タンクの増設を行っているとともに、9月補正予算において、排水ポンプ車の配備予算を計上していること。さらには、浸水による被害を受けた方々に対して、適切な補償を行っていること。
また、岡山県倉敷市真備町などでは、甚大な被害をもたらした平成30年7月豪雨の災害対策については、中国地方知事会、中国5県議会正副議長会会議、中国四国9県議会正副議長議会などで既に国に対する要望活動を実施しておりますので、これについては不採択と考えております。
◎西川委員長
御意見は、不採択であります。そのほか御意見はありますでしょうか。
○伊藤委員
趣旨採択と考えます。既に行われているわけであり、願意としては理解できることから、趣旨採択ということにしたいと思います。
◎西川委員長
御意見は、趣旨採択であります。そのほかいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、御意見は、趣旨採択、不採択であります。
初めに、趣旨採択に賛成の方の挙手をお願いいたします。(賛成者挙手)
賛成少数であります。
次に、不採択に賛成の方の挙手をお願いいたします。(賛成者挙手)
賛成多数であります。よって、陳情30年県土整備第16号については、不採択と決定いたしました。
次に、陳情30年警察第17号、スマートフォンを使用した運転行為の根絶について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。挙手でもってお願いいたします。
○澤副委員長
この願意は、鳥取県議会として、鳥取県当局に対してスマートフォンを使用した運転行為を撲滅するための抜本的対策を行うよう求めることであります。これについて、県警察では、交通死亡事故を抑制するための対策として、各種交通違反の指導取り締まりを初め、広報啓発活動、安全教育と総合的な対策を行っており、携帯電話、スマートフォン等の使用等、違反についてもその一環として県警ホームページや広報紙の活用、交通安全教室の開催、県などの関係機関と連携した各期の交通安全運動期間中における啓発活動、マスメディアを通じた広報等のあらゆる機会を捉えた取り組みを既に行っていることでありまして、このことから不採択としたいと思います。
◎西川委員長
御意見は、不採択であります。そのほかいかがでしょうか。
○伊藤委員
趣旨採択を訴えたいと思います。理由としましては、既に県警としても取り組みを進めているわけでありますが、スマートフォンを使用した運転を根絶という観点から、既に行っているから不採択ということでは、要するに、否定するような話になってしまいますので、そうではなしに、願意としては理解できるということから、趣旨採択ということを申し上げたいと思います。
◎西川委員長
御意見は、趣旨採択です。そのほかいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、御意見は、趣旨採択、不採択であります。
初めに、趣旨採択に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成少数であります。
次に、不採択に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成多数であります。よって、陳情30年警察第17号については、不採択と決定いたしました。
次に、陳情30年危機管理第23号、島根原発3号機に係る原子力規制委員会における審査申請について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。
○澤副委員長
この願意ですけれども、国に対して島根原発2号機及び3号機の新設や再稼働にかかわる厳格・慎重な審査を今後も続けていくこと、そして中国電力に対して、現在停止されている島根原発3号機に係る審査申請について、最新の知見、数値に基づくものを提出し、そもそも審査にあたう審査申請をすべきであることを求めております。
これについては、島根原発2号機及び3号機の新規制基準適合性審査にあっては、安全を第一義とした厳正な確認審査が必要であるということは言うまでもありません。このたび3号機の新規制基準適合性審査の初会合で、中国電力が原子力規制委員会から申請書の記載内容が不十分との指摘を受けたことはまことに遺憾であります。一方、県では、国に対して最新の知見を反映し、厳正に確認審査を行うことを継続的に要請し続けているところであります。
また、現在提出されている3号機の審査申請については、原子力規制委員会の審査会合において、中国電力に対して申請書に2号機の審査結果を記載して補正するよう指摘がなされ、同社は今後、補正申請を含めて適正に対応するものとの同意を示すとともに、同様の報告を県に対しても行っております。このことから趣旨採択にしたいと思います。
◎西川委員長
御意見は、趣旨採択です。そのほかいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
御意見は、趣旨採択のみであります。
それでは、趣旨採択とするか否かの採決を行います。
趣旨採択に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
全員であります。よって、陳情30年危機管理第23号については、趣旨採択と決定いたしました。
それでは、最後に、陳情30年地域振興第25号、沖縄県による「辺野古沿岸埋め立て承認撤回の意志」を尊重するよう日本政府に求める意見書の提出について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。
○澤副委員長
この願意は、鳥取県議会から政府に対して沖縄県による「辺野古沿岸埋め立て承認撤回の意志」を尊重するよう求める意見書を提出することですが、そもそも外交、防衛は国の専権事項であるということ、国と沖縄県との間で訴訟が提起をされている、今、鳥取県の本会議で意見書を提出するという類いではないと思われるために、不採択としたいと思います。
◎西川委員長
御意見は、不採択です。そのほかいかがでしょうか。
○伊藤委員
採択を主張したいと思います。確かに防衛、外交は国の専権事項でありますが、沖縄の現状を踏まえれば、地方自治体の意思が尊重されていない現状に憂いを持っております。もし鳥取県が沖縄県と置きかえれば、非常に容認できる問題ではないという観点から、願意が理解できるため、採択を主張したいと思います。
◎西川委員長
御意見は、採択、不採択であります。
初めに、採択に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成少数であります。
次に、不採択に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成多数であります。よって、陳情30年地域振興第25号については、不採択と決定いたしました。
次に、報告事項に移ります。
本日は相当の分量がありますので、執行部の入れ替えを行います。
初めに、警察本部、危機管理局及び県土整備部について行いますので、それ以外の部局の方は退席をお願いいたします。
暫時休憩いたします。
午前10時12分 休憩
午前10時13分 再開
◎西川委員長
それでは再開いたします。
執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いいたします。
なお、質疑等については、説明終了後に一括して行うことといたします。
まず、警察本部から、報告1、「鳥取県被害者支援フォーラム~とっとり被害者支援センター設立10周年記念~」の開催について、大倉警務部広報県民課長の説明を求めます。
●大倉警務部参事官広報県民課長事務取扱被害者支援室長事務取扱
警察本部資料の1ページをお願いいたします。鳥取県被害者支援フォーラムの開催について御説明いたします。
このフォーラムは、平成20年から毎年1回開催しております。主催はとっとり被害者支援センターで、鳥取県と鳥取県警察の共催により開催しております。犯罪被害者の方が再び平穏な生活を営むことができる社会の実現を目指すため、犯罪被害者、御遺族の講演などを通じまして、社会全体による被害者支援の必要性について、県民の皆様の御理解を深めることを目的としております。
このたびはとっとり被害者支援センター設立10周年の記念行事といたしまして、11月27日火曜日の午後1時30分からとりぎん文化会館で開催いたします。基調講演につきましては、公益社団法人全国被害者支援ネットワークの理事長であり、御子息を事件により亡くされた被害者御遺族でもあります平井紀夫様から「犯罪被害者とその支援~私の体験」と題しまして講演を行っていただくようにしております。ただいま広く関係機関や県民の皆様に参加を呼びかけているところでございます。
◎西川委員長
次に、報告2、「地域安全フォーラム2018」の開催について、竹森生活安全部生活安全企画課長の説明を求めます。
●竹森生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱
警察本部資料2ページをお願いします。「地域安全フォーラム2018」の開催について御報告いたします。
10月11日から20日までの間実施されます平成30年全国地域安全運動の一環として、県民の自主防犯意識の高揚と安全安心なまちづくりを目的として、10月16日午後1時から米子コンベンションセンターにおきまして公益社団法人鳥取県防犯連合会が主催し、県警察と鳥取県が共催で地域安全フォーラム2018を開催いたします。フォーラムでは、最初に県警音楽隊の演奏をお聞きいただいた後、鳥取県防犯連合会理事であります米子市長が特殊詐欺被害防止宣言を行い、主催者等の挨拶、そして地域安全活動に御尽力いただいた功労者、功労団体の表彰を行います。その後、わかば園の園児の皆さんによる鼓隊演奏、防犯メッセージを発表していただき、最後に落語家の露の団姫氏による防犯をテーマにした防犯落語を披露していただきます。そのほか会場には防犯機能付電話機器や防犯性能の高い建物部品を展示し、来場者の防犯意識を高めていただくこととしております。
フォーラムには、防犯ボランティアの方々を初め、数多くの方に来場していただき、県民の自主防犯意識の向上を図り、犯罪のないまちづくりを推進していきたいと考えております。
◎西川委員長
次に、報告3、「第27回暴力追放鳥取県民大会」の開催について、入江刑事部組織犯罪対策課長の説明を求めます。
●入江刑事部参事官兼生活安全部参事官兼警備部参事官組織犯罪対策課長事務取扱
警察本部資料の3ページをお願いいたします。第27回暴力追放鳥取県民大会の開催について御説明いたします。
暴力団のない安全で住みよい鳥取県の実現のため、県民一人一人による暴力団排除意識の高揚を図ることを目的として、11月6日火曜日午後1時30分から倉吉未来中心小ホールにおきまして第27回暴力追放鳥取県民大会を開催する予定としております。本大会は、平成4年、いわゆる暴力団対策法が施行されて以降、全国的に暴力団が行う不当な行為を防止する広報啓発活動の一環として行っているものでございまして、鳥取県暴力追放センター、県警察による共催で年1回、鳥取市、倉吉市、米子市の持ち回りで開催しております。
大会次第につきましては、2部構成としております。第1部では、長年暴力団排除活動に功労のあった団体、個人に対する表彰、鳥取県弁護士会会長、駒井弁護士によります大会宣言を行うこととしております。第2部では、鳥取県弁護士会民事介入暴力対策委員長の野口弁護士によります暴力団など反社会的勢力による不当要求行為の対応策などの講演、そして、県民一体となった暴力追放促進イベントとしまして、学校法人松柏学院倉吉北高等学校の生徒によりますダンスパフォーマンス、また合唱を披露していただくこととしております。
◎西川委員長
次に、危機管理局から、報告4、鳥取県中部地震2年フォーラムの開催について、國米危機管理局副局長兼危機管理政策課長の説明を求めます。
●國米危機管理局副局長兼危機管理政策課長
危機管理局資料1ページをお開きください。鳥取県中部地震2年フォーラムの開催について御報告をいたします。
10月21日、倉吉交流プラザにおきまして、県民の皆さんに山陰地方の地震に関する正しい知識を持っていただくことを目的に講演会を、それから中部地震を契機に取り組んでおります被災者一人一人に寄り添った生活復興の支援の仕組み、災害ケースマネジメントについて、第一線の研究者や取り組んでいらっしゃる民間団体、行政がパネルディスカッションで意見交換を行い、その内容を深め、発信をしていくことにしております。
3の日程のところでございますが、講師は、山陰地方のひずみ集中帯について、京都大学防災研究所地震予知研究センターの西村准教授にお話いただきます。それから、地震の揺れ、仕組みについて、鳥取大学の香川教授に御講演いただき、その後、お二人による対談でさらに話を深めていただきます。それから、パネルディスカッションにつきましては、災害ケースマネジメントの第一人者でございます神戸の人と防災未来センターの菅野主任研究員を座長といたしまして、取り組んでいただいております4名の方にお話をいただきます。
2ページをごらんください。同日は中部地震から2年ということで、民間主体の事業が2つ行われます。倉吉線鉄道記念公園で鳥取中部福興祭が午前から15時半まで、それから上井で倉吉ばえん祭がメーンは15時から20時まで行われます。
◎西川委員長
次に、報告5、平成30年台風第24号による被災状況等について、山下危機対策・情報課長の説明を求めます。
●山下危機対策・情報課長
危機管理局資料別冊をお願いします。平成30年台風第24号による被害状況等について御報告させていただきます。
最初に、このたびの台風24号により、琴浦町で1名の方がお亡くなりになられました。心より御冥福をお祈りします。
気象状況ですけれども、台風24号は、非常に強い勢力を保ったまま和歌山県に上陸して、日本列島を縦断しました。鳥取県では、秋雨前線とこの台風の影響により、大山町塩津、鳥取市青谷町ほか4カ所で、9月としての日降水量の極値を更新し、大雨となりました。
2被害状況ですけれども、人的被害ということで1名の方がお亡くなりになられ、3名の方が重軽傷を負われました。住家被害ですけれども、床上・床下浸水を中心に153棟の被害が発生したところです。特に鳥取市、倉吉市では、内水氾濫等により床上・床下浸水が発生したところです。
2ページをお願いします。(4)避難指示・勧告等の発令等の状況等ですけれども、17市町で発令されました。合計606名が避難されたところです。
(5)孤立集落は2集落発生しましたけれども、10月1日午前中には解消しました。
(6)農林水産関係ですけれども、5ページをお願いします。10月10日15時現在ということで、農林水産被害の状況について資料を添付しております。約10億円余の被害額となっております。引き続き調査中ということです。
3ページをお願いします。(7)公共土木施設等被害はまだ調査中ですけれども、土砂災害等が30カ所発生しているところです。
(9)ダムの状況ですけれども、これは7月の西日本豪雨でダムの放流の被害があったということから、少しこのダムに対して事前の対応を行ったところです。
(12)外国人支援インフォメーションセンターということで、観光客等の外国人を支援するために、支援センターを観光戦略課内に試行的に設置させていただいたところです。3件の相談等があったということです。
3今回の災害発生を踏まえた対応等ということで、表のとおり、9月議会に追加提案をさせていただいているところです。
4ページをお願いします。県の体制ですけれども、9月30日16時30分には災害対策本部を立ち上げて対応を行ったところです。翌10月1日ですけれども、早速知事が被災箇所を視察されたところです。
最後ですけれども、本年度は4月の島根県西部地震、6月の大阪北部地震、7月には西日本豪雨、先月には北海道地震と、また台風が8月には9個発生ということで、いつどこでも災害等が発生する可能性があります。引き続き市町村と力を合わせて事前の対策等、万全を期していきたいと思っております。
◎西川委員長
次に、報告6、島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査の状況等について(第44号)及び報告7、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(人形峠環境技術センター)からの回答書の受領について、木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長の説明を求めます。
●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
危機管理局資料の3ページになります。2号機の審査会合の状況について御説明いたします。
基準津波に関する5回目の審査会合が9月28日に行われました。中国電力からの説明としましては、島根原子力発電所の輪谷湾に防波堤が存在する、従来は、存在するということで評価していたのですけれども、委員から地震で損傷して防波堤がなくなった場合について評価してくださいというコメントがありましたので、再評価を行いました。その結果、基準津波5・6が新たに追加され、最高評価水位が防波堤なしの場合のプラス11.6メートルになっております。ただし、防波壁が15メートルということですので、影響はないということで、規制委員会からの主なコメントとしましても、基準津波の策定についてはおおむね妥当という検討がなされたと評価されております。
7ページになります。人形峠環境技術センターのウラン廃棄物の処分について、JAEAから最終処分ではない旨の回答をいただいた件についてです。
JAEAからの回答書受領ということで9月27日にいただきました。最終処分と外部からの放射性廃棄物の持ち込みに関して鳥取県から要求を出しまして、これについてJAEAからの回答としましては、埋設、実証試験等のウラン研究については、ウラン廃棄物の最終処分を行うものではないこと、あとウラン廃棄物は同センターから発生したもののみであるということを回答いただいております。(2)の環境保全協定の締結についてもJAEAの回答ですけれども、鳥取県三朝町と環境保全協定を締結するために、今後協議させていただきたいという回答をいただいております。
8ページですけれども、こちらは人形峠環境技術センターの加工事業にかかわる廃止措置計画ですけれども、原子力規制委員会に対して、9月28日に加工事業、ウラン濃縮原型プラントというのがあるのですけれども、そういったプラントの廃止措置計画の認可申請を行ったという報告を受けております。ウラン濃縮原型プラントですけれども、ウラン濃縮の商業化のためにつくられた施設でして、六ヶ所村の濃縮工場への技術移転が終了しましたので、今回の廃止措置ということになっております。
◎西川委員長
次に、県土整備部から、報告8、「平成30年7月豪雨」に係る災害査定の状況について(県土整備部関連)、前田技術企画課長の説明を求めます。
●前田技術企画課長
県土整備部資料1ページをお願いいたします。平成30年7月豪雨に係る災害査定の状況について(県土整備部関連)御説明いたします。
9月3日から28日までの期間、公共土木施設等に係る災害査定を受けたところでございます。その結果、国土交通省関係で言いますと、県、市町村合わせまして341カ所、77億1,600万円余、農林関係で1カ所、520万円が決定しましたので御報告させていただきます。
2番ですけれども、追加査定の予定ですが、今回査定を行わなかった35カ所、10億6,800万円につきましては、今月末10月29日からの4次査定を受ける予定としております。
なお、今回査定を受けました箇所につきましては、年内に工事発注できるように努めることとしております。
◎西川委員長
次に、報告9、一般国道181号(岸本バイパス)の供用開始について、米谷道路建設課長の説明を求めます。
●米谷道路建設課長
資料の2ページをお願いします。一般国道181号(岸本バイパス)の供用開始についてでございます。
岸本バイパスは、米子市街地から日野郡へ向かう延長5.7キロメートルの道路でございます。平成10年に事業着手いたしまして、このたび11月23日金曜日、勤労感謝の日でございますけれども、午後3時に全線供用開始の運びとなりました。このバイパスの現道部分は、幅員が狭い上に住宅と商業施設が密集していることから、交通事故が多発しております。また、今回開通する3.5キロメートル区間にある伯耆橋周辺では、慢性的な交通渋滞が発生しているところでございます。 今回の開通で渋滞の緩和、交通安全の確保、広域的な物流の円滑化など、地域振興に寄与するものと考えています。これも皆様の御尽力のたまものであり、お礼を申し上げます。
なお、供用開始に先立ちまして、午前10時より現地で開通式と祝賀行事をとり行います。委員の皆様にも御臨席いただきたいと考えております。後日招待状をお持ちしますので、御検討ください。
また、開通式と同じ日に、伯耆町や関係機関と協力してウオークラリー等の開通イベントも計画しております。地元の皆さんとお祝いする、にぎわいのある開通式になればと考えております。
◎西川委員長
次に、報告10、国道53号(智頭町市瀬地区)の通行止規制基準の見直しについて、的場治山砂防課長の説明を求めます。
●的場治山砂防課長
資料の3ページをお願いいたします。昨年5月から市瀬の国道53号につきましては片側交互通行という規制をしておりました。洞門工が完成したことに伴いまして、今まで雨量基準で交通規制をいたしておりましたけれども、9月28日から、その規制を廃止いたしました。当日、週末には台風24号がやってきまして、従前の規制を超える雨量はありましたけれども、鳥取道との同時通行どめというものは発生しませんでした。これも国土交通省並びに委員の皆様の御努力のおかげと思っております。
◎西川委員長
次に、報告11、一定額以上の工事または製造の請負契約の報告については、県土整備部資料5ページ以降のとおりであり、説明は省略いたします。
それでは、ただいままでの説明につきまして、質疑を行いたいと思います。いかがでしょうか。
○伊藤委員
危機管理局別冊の2ページ。避難者の報告について、琴浦町が2世帯の168人とあるけれども、これはどういう意味なのか。
●山下危機対策・情報課長
琴浦町の2世帯168人という箇所については、改めて世帯数等を確認させてください、申しわけございません。
○前田委員
市瀬はよかったのですけれども、その通行規制基準は廃止したと。ただし、洞門上に土砂流出した場合には、安全確認のため通行どめする場合もあると書いてあるのだけれども、これをされたら意味がないではないですか、そのためにやっていたのに、どうして通行どめにするのですか。
●的場治山砂防課長
国土交通省の判断でございまして、洞門工ができたが、ある程度経験するまでは不安だということがありまして、土砂流出が洞門の上に出たときに、確認のために通行どめをすることがあるということで伺っております。
○前田委員
洞門というのは土砂が乗るのを前提にして設計しておるのに、どうしてそんなことをするのですか。
●的場治山砂防課長
国土交通省が言っていますのは、安全確認のためということです。
○前田委員
もうやめますけれども、鳥取道がとまって、国道53号がとまるから困ったのですよね。ようやくこれで道路の開通確保ができると思ったのを、とめられたら困るではないですか。
●的場治山砂防課長
その旨は国土交通省のほうへ伝えておきます。
◎西川委員長
そのほかいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。
それでは、その他ですけれども、執行部、委員の方で何かございませんか。
●田村河川課長
カラー刷りの1枚物のチラシを入れておりまして、御説明をさせていただきます。
防災に関する意識啓発を目的としまして、県が毎年開催しております水害・土砂災害に関するシンポジウムを10月27日土曜日午後1時半から県民ふれあい会館で開催いたします。今回の基調講演では、本県で取り組みを進めております流木対策の研究をされている九州大学大学院工学研究院環境社会部門の矢野真一郎教授に御講演いただきます。テーマは「平成29年九州北部豪雨から得られた教訓」でございます。それから、第2部でパネルディスカッションがございまして、テーマは「平成30年西日本豪雨を振り返って、地域における自助・共助の取組の重要性」についてです。今回7月豪雨で甚大な被害が発生しました若桜町と智頭町から矢部町長、それから寺谷町長、地域で防災活動に御尽力いただいておられます若桜町落折自治会長の平家弘之さん並びに智頭町河原町一丁目会長の天野信昭さんをお招きして意見交換をしていただきます。
災害から命を守る大切な防災活動、それから災害に備える取り組みについて、県民の皆さんへ知っていただくよい機会ですので、参加を広く呼びかけているところでございます。多数の御参加をお願いするものです。
◎西川委員長
そのほかいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。
意見がないようですので、警察本部、危機管理局、県土整備部については、これで終了いたします。
執行部の入れかえを行いますので、暫時休憩いたします。
午前10時40分 休憩
午前10時48分 再開
◎西川委員長
それでは再開いたします。
引き続いて、地域振興部及び観光交流局について行います。
執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いいたします。
なお、質疑等については、説明終了後に一括して行うことといたします。
まず、地域振興部から、報告12、鳥取県西部地域公共交通再編実施計画に伴う路線バス運行開始について及び報告13、ユニバーサルドライバー実践研修の開催結果について、矢吹交通政策課長の説明を求めます。
●矢吹交通政策課長
地域振興部資料の1ページをお開きください。鳥取県西部地域公共交通再編実施計画に伴う路線バス運行開始についてでございます。
県内では初めてとなりますが、県西部地域におきまして、具体的な路線再編をまとめた再編実施計画が国に認定されたことを受け、再編路線が10月1日から運行開始いたしました。
内容ですが、まず1つ目が米子市・日吉津村の循環線の運行開始でございまして、住民アンケートで最もニーズの高かったイオン日吉津店や天満屋などの商業施設、それから労災病院や医療センターなどの医療施設をつなぐ右回り、左回りの循環線を設定しまして利便性を向上させたものでございます。バス路線は、基本的に米子駅を起終点としておりましたが、大山や日野方面から来る下市線、本宮大山線をこの循環線と接続させまして、米子駅を経由しなくても、例えば伯耆大山駅からイオン日吉津店などに直接行けるような循環線を設定したものでございます。
2点目は、南部町でございますが、南さいはく地域でデマンドバスの運行を開始しました。これは上長田・大木屋線や東長田線といった路線バス、これも日ノ丸バスですが、その経路外であります南さいはくエリアの空白地につきまして、現在地元の協議会で、共助交通ということで週1回運行いただいておりましたが、ドライバー不足等で維持・存続が困難なことから、このたび町営のデマンド型乗り合いバスを毎日運行させ、乗降ポイントを計59カ所設置することで交通空白地の解消に努めたというものでございます。いずれも10月1日に出発式を開催しまして、米子は台風で簡易なものになったのですが、南部町は福間副議長様にもお越しいただきまして、テープカットをさせていただいたものでございます。
2ページでございますが、ユニバーサルドライバー実践研修の開催結果についてでございます。7月25日に開催されました鳥取県障がい者差別解消支援地域協議会、これは障害者差別解消法に基づく法定協議会でございますが、この中で、UDタクシーと路線バスで電動車椅子の利用者への不適切な事案が報告されたことを受けまして、県内のタクシーそれからバス事業者を対象に、県内東・中・西の3エリアで法律の理解や電動車椅子の実技研修を開催いたしました。
事案の内容でございます。電動車椅子の方が路線バスに乗ろうとしたところ、運転手から電動車椅子は重量があるので乗車できないと言われて乗車できなかったということ、それからUDタクシーは、電動車椅子利用者の方がタクシー会社に電話予約したところ、電動車椅子は乗車できないと。ただ、後日、支援者の方がこれは軽いものと伝えたところ、乗れますという返事をされたということでございます。
この原因ですが、基本的には、傾斜がある場所で車椅子を介助する場合は、後方から両足を使ってしっかり支えて行うというのが基本的な認識であったのですが、道路から車両に車椅子を乗せるときにはスロープをかけるのですけれども、そのスロープの強度が200キロということで、電動車椅子、車椅子利用者、それから介助者みんなの重量がそれにかかってしまい、スロープが壊れたという事案がございました。それを受けて、電動車椅子は重量が重くて乗車できないという思い込みにつながったというものでございます。
これを受けて、県や国、事業者で会議を設けまして、このたび10月1日から計3回、実技研修を開催いたしました。内容は、障害者生活支援センターすてっぷの光岡所長様に講義をいただき、下に写真がございますが、実技研修をやらせていただきました。参加者の反応ですが、電動車椅子のお客様はスロープが壊れると不安があったけれども、次からは安心して乗りおりを行いたいやこのたびの内容について深く理解できたなどの御意見を頂戴しております。
◎西川委員長
次に、報告14、第73回国民体育大会における鳥取県選手団の結果について及び報告15、2巡目国体について、小西スポーツ課長の説明を求めます。
●小西スポーツ課長
地域振興部の別冊の資料1ページをお願いします。このたびの福井国体の結果について報告します。
鳥取県選手団の得点としましては751点、競技得点は351点でありまして、昨年とほぼ同じ得点であります。真ん中に表がございます。男女の総合成績、天皇杯は40位でありまして、昨年より2つ順位を上げておりますが、目標としております30位代には、あと一歩及ばなかったということであります。会期前実施として水泳や自転車がありまして、高得点を獲得されて、勢いがついております。水泳では優勝もありました。それから、本国体では陸上競技が2種目、それからレスリング、セーリングなどの5競技で優勝が出ております。それから、お家芸のボート、相撲も得点源となっております。それから、アーチェリーの少年女子が川中選手以来の入賞、それからホッケーの少年男子が5位に初入賞、馬術が7年ぶりの入賞、そしてトライアスロン成年男子で入賞など新たな活躍もありました。それから、成年は、近年では最高の169点ということで、カヌーの福本選手、セーリングの瀬川選手、陸上の鍛冶木選手などの大活躍がありました。
今後ですけれども、天皇杯30位代の定着に向けまして、体育協会や陸上競技団体と連携しまして、引き続き取り組んでいきたいと思っております。2ページ、3ページには入賞者の一覧を掲げておりますので、またごらんいただければと思います。
4ページをお願いいたします。前回の常任委員会で2巡目国体に関して、島根県とどういった協議をしてきたかというお話がありましたので、報告をいたします。
まず、1番目の県体育協会の動きですけれども、9月18日に県体協と県障がい者スポーツ協会が招致要望を決議されて、10月5日に議長と知事と教育長へ招致の要望書を提出されました。
島根県の動きですけれども、9月10日に島根県体育協会と障がい者スポーツ協会が知事や議長に招致要望書を提出され、9月13日には溝口知事が県議会の答弁で2029年、平成41年ですけれども招致をしたいということを表明されて、9月26日に島根県議会で2029年の招致を決議されたということであります。今後、島根県では文部科学大臣や日本スポーツ協会へ開催要望書を提出される予定であると聞いております。
島根県とのこれまでの協議ですけれども、平成27年8月、相手方としては島根県教育委員会でした。このときには将来的に順番が回ってくると、そのときに共同開催がいいのか、それともそれぞれで単独で開催するのがいいのかということを話し合いを行いました。共同開催に係るメリットとしては、施設の整備費や大会運営費は軽減される、市町村の負担軽減もあるということがあります。一方、課題としましては、平成5年に東四国大会というのがありまして、徳島、香川で共同開催をされたときです。このときには開閉会式の場所や実施競技の会場について、かなり困難をきわめたということがあったことも話し合いをしております。それから、その後の9月定例会で、知事から、共同開催は経費や人材確保では有利だが、課題もあるということで冷静に考えなければならないとの答弁がありました。
平成29年8月に両県の知事が面談をしまして、このときには両県が相互協力して開催してはどうか、つまり、施設を融通し合って、それぞれで別個に開催をする協力開催がよいのではという話し合いがありました。そして、その次の9月定例会では、この溝口知事との共通認識を答弁されたということであります。
ことし4月ですけれども、今度は島根県の2巡目国体の担当が知事部局の政策企画局にかわったと同時に、島根県としては早期に招致を進めたいという意向を示されました。そして、鳥取県6月定例会では知事から、鳥取としては平成45年に大トリでやるのもいいではないかというような答弁もありました。
そして、9月にまた島根県と協議しております。このときは協力開催のあり方などについて共有をしております。お互いに不足する施設を融通しますが、競技運営については、他県でやる場合でも開催県の人員で競技を運営すると、これを基本としながら今後協議を進めていきましょうということを話し合っております。そして、先月20日の代表質問では、知事から体育協会や障がい者スポーツ協会の考え方に従って、2033年、平成45年に招致する方向でまとめるべきとの答弁があり、9月25日には、できるだけ早く決めてほしいとの声もあり、協力開催の中身を島根と具体化させていく必要があるという答弁がありました。
島根が今議会で2029年の招致を決めて開催要望書を提出する運びとなっておりますので、本県も島根の動きに同調して、協力開催のあり方、あるいは会場地も含めてですけれども、今後具体的に協議をしていく必要があると思っております。
◎西川委員長
次に、観光交流局から、報告16、エアソウル米子ソウル便の冬季運航計画及び利用促進策について及び報告17、「ミシュランガイド京都・大阪+鳥取2019」鳥取県掲載店お披露目会及び先行販売会の開催について、鈴木観光戦略課国際観光誘客室長の説明を求めます。
●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
エアソウル関係とミシュラン関係を御報告いたします。観光交流局の資料1ページ目をごらんいただけますでしょうか。まず、エアソウル米子ソウル便の冬季運航計画及び利用促進策について御説明申し上げます。
エアソウル米子ソウル便でございますが、10月28日の冬季運航計画から週6便となります。その概要について、1番目に記載させていただいております。冬季運航計画といいますのは、平成30年10月28日から平成31年3月30日まででございまして、これまでの火、木、金、土、日の運航に加えまして、水曜日が新たに運航がなされます。これをもちまして週6往復ということになります。これまで経験したことのないような国際定期便の便数でございますので、私どもといたしましてもしっかりと取り組みを進めてまいりたいと考えております。
その内容を2番に書かせていただいております。まずは(1)インバウンド、韓国人観光客の対策でございますけれども、これまで温泉、グルメといった団体向けのツアーの販売をホームショッピング等でしてまいりましたが、そういったものはもちろんのこと、個人旅行客のより一層の誘客に向けまして、テレビやSNS等での情報発信を強化してまいりたいと考えております。テレビ番組での鳥取県PRなど個人客を得意とする旅行会社のホームページで増便キャンペーンをするなど取り組みを強化してまいりたいと考えております。
(2)アウトバウンド対策、日本人対策でございますが、鳥取・島根両県の71団体で組織いたします国際定期便利用促進協議会に中心となっていただきまして、鳥取県東部、島根県西部、さらには岡山県北部、広島県北部、このように、日本側の市場を拡大させながら利便性向上のPRを行ったり、新規利用者のリピーターの拡大を図っていきたいと考えております。具体的には、10月下旬からテレビ、ラジオ、CMで集中的にPRを行うようにしておりますし、週6往復で日程が幅広に組みやすくなりまして、ソウルよりも少し離れた江原道などの地域への旅行商品も充実してまいりたいと考えております。これまで鳥取県東部の方の中には岡山県の岡山空港を使われたりということもありましたが、利便性の向上や料金が安くなったということで、最近は米子空港をよく使われるようになったということもエアソウルからお聞きしております。そういった利用促進も含めまして図ってまいりたいと考えております。
2ページ目でございます。「ミシュランガイド京都・大阪+鳥取2019」鳥取県掲載店お披露目会及び先行販売会の開催について御報告申し上げます。
世界的飲食店ガイドブックでありますミシュランガイドでございますが、このたび京都・大阪版に加わる形で鳥取県のお店が掲載されました。これが10月9日、京都の二条城で行われました日本ミシュラン主催の出版お披露目パーティーで掲載店が紹介されました。本県からは飲食店76店、宿泊施設22店、合わせて98店が掲載されました。本県におきましても掲載されたことをPRしたり、お披露目会と先行販売を実施することといたしました。
1番でございますが、お披露目会を11日午後4時20分から仁風閣にて行います。出版社から掲載店舗の紹介等を行い、知事も出席して記念品を贈呈する予定にしております。
2番でございますが、まだミシュランガイドは鳥取県内で販売されておりませんで、本日正午から午後1時まで、鳥取県庁本庁舎の1階ロビーで初の県内先行販売を開始したいと思います。実際の店頭に並び始めるのは12日からということでございますので、この先行販売で、いち早く手に入れていただければと思います。
今後でございますが、3番に記載させていただいております。食のみやこ鳥取県を世界により一層PRしていくために、インターネットを活用して英語の情報発信を行ったり、海外のプロモーション、旅行博への出店や旅行会社へのセールスコールなどの機会にしっかりと食の魅力を発信して、さらなるインバウンドの増加につなげていきたいと考えております。
◎西川委員長
次に、報告18、台中市との友好交流協定の締結及び「2018台中フローラ世界博覧会」への出展について、遠藤交流推進課長の説明を求めます。
●遠藤観光交流局交流推進課長
観光交流局の資料3ページをお願いいたします。台中市と友好交流協定を締結する運びになりました。また、台中市で開かれます花博に出展するということになりましたので、報告いたします。
友好交流協定ですけれども、穂木の輸出をきっかけに、20年来にわたって台中県台中市と交流を進めてきたところでございます。こうした取り組みをもとに、ようやく友好交流協定を締結する運びになったところでございます。今までやっておりました青少年や文化観光等の交流を礎に、スポーツや物産なども含めて幅広い交流を今後促進していきたいと考えております。協定締結式ですけれども、今のところ11月2日午後1時から1時50分というようなところで調整をしております。台中市の林市長を初め、平井知事、議会の訪問団の皆様や北栄町長、日台親善協会の方にも御出席いただく予定にしております。
また、花博ですけれども、台中市で11月3日から来年の4月まで開催されるということでございます。
3のところの鳥取県の出展概要ですけれども、11月3日から11月18日まで、屋内の花艶館というところに1ブース出展させていただきます。(5)ですけれども、出展テーマは「とっとり花回廊と鳥取県」ということで、花回廊を中心に出展していただくことにしております。このほか漫画や観光のPRや県産品のプロモーション、試食会等もあわせて実施することにしております。また、既に報告しておりますけれども、昨年10月に結びました観光交流協定に基づいて、チャーター便をこの間2回運航していただくようにしております。
知事の渡航日程は、4に書いてあるとおりでございます。
◎西川委員長
次に、報告19、「まんが王国とっとり国際マンガコンテストin台中2018」の開催について、報告20、ジャポニズム2018「「地方の魅力」週間-祭りと文化事業」への出展について及び報告21、鳥取市文化財団及び今井書店と連携した谷口ジロー顕彰事業の開催について、江原観光交流局副局長兼まんが王国官房長の説明を求めます。
●江原観光交流局副局長兼まんが王国官房長
では、4ページをお願いします。「まんが王国とっとり国際マンガコンテストin台中
2018」の開催についてということで、交流推進課から報告をしました台中市との友好交流協定締結の記念事業の一つとして、台中市政府と共同でマンガコンテストを開催しようと調整しているところでございます。これは、平成24年度から開催しています国際マンガコンテストのノウハウを生かして、漫画を通じた両県市の交流推進と台湾における本県の認知度向上を図るというものでございます。
募集概要としては、交流をテーマとしまして1コマ漫画、4コマ漫画を募集します。応募資格は台湾在住の方でありまして、プロ、アマを問いません。11月2日、調印の日から約2カ月ぐらい募集をするというものであります。この事業に関する台中市政府側の我々のカウンターパートが新聞局というところでありまして、そこを通じて各種広報をしてもらうということにしております。最優秀賞のほか鳥取賞、台中賞というものを設け、最優秀賞受賞者は、来年2月に予定しております国際マンガコンテスト本体の表彰式にも招待をしようという計画を進めております。このコンテスト実施について、11月2日の協定調印式の中で発表できればということで進めているところでございます。
続きまして、5ページ、ジャポニズム2018「「地方の魅力」週間-祭りと文化事業」への出展についてであります。
ジャポニズム2018というのは、このページの下に参考で書いてございますとおり、日仏友好160周年を記念して、ことし7月から日仏両政府がパリを中心として日本文化を紹介する複合的な芸術イベントを開催しているところでありますが、そのプログラムの一つとして、自治体参加企画「「地方の魅力」週間-祭りと文化」というものを国際交流基金と手を挙げた自治体との共催という形でやることにしております。鳥取県も手を挙げまして採択をされましたので、10月18日から27日まで、パリの日本文化会館を会場にして鳥取県のPRを行います。
出展内容としては2つありまして、1つは、谷口ジロー作品を活用した鳥取屏風絵の展示をパリ日本文化会館の1階エントランスホールの壁面を使ってやります。もう一つは、10月23日、24日の2日間、因州和紙を活用したワークショップということで、青谷和紙工房の協力をいただきまして、切り絵体験や紙すき体験で日本文化、鳥取の文化を体験してもらうことを予定しております。
6ページに展示のデザインを上げておりますけれども、今回の展示は岩手県と共同ということで、壁面の一つを使って「マンガの国・日本」というものをまずPRし、鳥取県が担当する壁面では、幅9メートルの壁面を使って、フランスで認知度の高い谷口作品に描かれた鳥取の風景、これを四季の変化とともに屏風絵風に描き、そこに複製ですけれども谷口作品の原画を展示するという構成にしております。
7ページです。鳥取市文化財団及び今井書店と連携した谷口ジロー顕彰事業の開催についてということで、昨年2月に谷口ジロー先生が亡くなられましたが、ことしの春、県立博物館を会場に原画展を開催させていただきました。非常に多くの方に見ていただきましたが、その中で感じたのは、谷口先生のことはみんなが知っていても、作品を読んだことがある人はほとんどいらっしゃらないということでありましたので、今回は、その作品を読んでもらうことにスポットを当てた企画をしております。先生の作品の舞台ともなった仁風閣を会場にしまして、10月18日から約1カ月間、谷口ジローまんがの部屋in秋の仁風閣フェアということで、仁風閣の一室を谷口ジローまんがの部屋として、そこでのんびりと谷口作品を読んでもらえる空間をつくります。
スペシャルイベントとして、11月10日に作家で谷口作品の共作者である関川夏央さんとフランス人のイラン・グェンさんの2人をお招きしまして、「ふるさと鳥取で谷口ジローの魅力を語る。日本から、フランスから」と題してトークイベントを行います。11月10日の17時から仁風閣の謁見所、トークの参加も入館も無料としております。また、同じトークイベントを翌日11月11日日曜日には、米子の本の学校今井ブックセンターの多目的ホールで行うこととしております。
◎西川委員長
報告22、フラダンス全国大会の開催について及び報告23、ウォーキングリゾートとっとりの推進について、森山中部総合事務所地域振興局副局長の説明を求めます。
●森山中部総合事務所地域振興局副局長兼中部振興課長
資料の8ページをお願いします。フラダンス全国大会の開催についてということで、9月7日から9日にかけまして、中部を中心にフラダンスの全国大会を開催しました。来場者としまして延べ1,400名、また、各町で開催した交流フラには454名に参加いただきました。把握している範囲で689名の方に鳥取に宿泊をいただいて、多くの方においでいただいた大会となりました。
大会の成績ですけれども、コンペティションという世界大会に参加する審査の大会ですが、現代フラとか古典フラという部門があります。その中で、現代フラのクプナグループで、境港に拠点を置いておられる先生のグループが1位をとられまして、世界大会への出場権を獲得されました。ワヒネグループにつきましては3位ということになりましたが、多くの関心が集まる大会ということで、鳥取で教室を持っておられる方も、今回は様子見ということでしたが、来年はぜひ参加してみたいとおっしゃっていただいております。ハワイから来られた世界大会の主催者も、また来年鳥取で開催したいというような発言もいただいたところですので、フラダンスの聖地になるということも含めて、今後も関係者と開催に向けて連携していきたいと考えております。
続きまして、9ページです。ウォーキングリゾートとっとりの推進ということで、中部でウオーキングを切り口にした取り組みをいろいろ行っております。その状況と、また新たな取り組みについて報告させていただきます。
まず、1番のSUN-IN未来ウオークですが、第18回を迎えて大きな大会になってきております。ことしは6月2日、3日に開催しまして、延べ2,637人に参加いただき、うち4割が県外からおいでいただく大会に育っていっております。
また、続きまして、2番のロングトレイル策定イベント「ロングトレイルであそぼう -東大山と田園のみち-」ですが、平成29年に鳥取を横断するロングトレイルルートを策定したものにつきまして、東部、西部と連携して事業をやったものであります。また、これは大山開山1300年祭と第3回「山の日」記念大会in鳥取のイベントとして、それぞれ東・中・西で開催した取り組みとなっておりまして、ここに上げさせていただいているのは中部の取り組みであります。参加者としまして115名の参加をいただきまして、県外からも参加をいただいた取り組みとなりました。
続きまして、3番目ですが、WTCスペイン大会への参加です。平成28年に日本で初めて鳥取県中部を中心にワールド・トレイルズ・カンファレンスを行いました。2年後の世界大会ということで、ことしは9月26日から29日までスペインで大会がありました。10ページに移ります。開催地としてスペインのガリシア州というところで開催されたのですが、広田中部総合事務所長がこの大会に参加し、第6回の鳥取大会から第7回のスペイン大会への引き継ぎセレモニー等を行いました。また、ガリシア州の観光局長と面談をさせていただきました。ガリシア州も熊野古道と連携するなど、日本への観光についても力を入れておられ、鳥取県との連携などについて話をさせていただいたところで、インバウンド等につながっていければというところであります。また、国際会議の中では第6回の鳥取大会の報告、また平成29年にトレイルの世界の若手リーダーに集まっていただきまして鳥取で研修会を行いました。その模様を参加者から映像等を交えて報告していただき、鳥取県のPRや情報発信もできたと思っております。
4ONSEN・ガストロノミーツーリズムミニシンポジウムの開催ということで、これからの新しい取り組みなのですが、聞きなれない言葉かと思います。下に括弧で書いておりますが、日本の魅力ある温泉地を拠点として、その地域の気候風土が生んだ食材、習慣、伝統、歴史などによって生まれた食を楽しみ、その土地の食文化に触れることを目的としたツーリズムということです。
お手元に何種類かのチラシをお配りさせていただいていると思います。まず、ONSEN・ガストロノミーツーリズムミニシンポジウムというものとONSEN・ガストロノミーウォーキングin湯梨浜町はわい温泉・東郷温泉というものを配らせていただいております。
まず、11月17日土曜日に、県主催のミニシンポジウムということで、「ONSEN・ガストロノミーツーリズムで地域を元気に」というトークセッション等をさせていただく予定としております。裏面に登壇者のプロフィールを載せていますが、現在の日本旅行の代表取締役社長の堀坂様、また初代の観光庁長官で日本観光振興協会の理事長の久保様、また鳥取出身でANAでキャビンアテンドをしておられた方で、ANAの女性支店長として、初めて横浜支店長となられ、現在は鳥取銀行におられますが、鳥取短期大学での非常勤講師も務めておられる山脇様、NPO法人未来の岸田様、またANAのこのガストロノミーの取り組みをされている小川様等でシンポジウムを開かせていただきます。また地域の方にいろいろ取り組みを理解していただければと思います。
翌日の日曜日に湯梨浜町の東郷温泉周辺で「めぐる」「たべる」「つかる」ということで、温泉につかりながら、またいろいろ地域をウオーキングでめぐっていただき、またそのポイントポイントで地元の食材、ベニズワイガニや鳥取和牛、牛骨ラーメン等を食べ、また地酒も試食していただきながら楽しくウオーキングをしていただくという取り組みになっております。ことしこの取り組みが全国13カ所で開催され、来年は50カ所ぐらいからやりたいという手が挙がっているような、人気のある活動になってきておるところです。多くの方に鳥取に来ていただいて滞在をしていただくイベントということで、盛り上げていきたいと思っております。
続きまして、5番ですが、SUN-IN未来100kmウオーク、これも第6回を迎えて、韓国の大韓ウォーキング連盟と共同開催大会ということで、韓国からもおいでいただきますし、県外参加者も約4割という、鳥取に多くの方に来ていただける大会に育ってきておりますので、引き続き中部総合事務所としても協力しながら盛り上げていきたいと思います。
◎西川委員長
次に、報告24、秋の伯耆国「大山開山1300年祭」関係イベント等について、宮永西部総合事務所地域振興局西部観光商工課大山振興室長の説明を求めます。
●宮永西部総合事務所地域振興局西部観光商工課大山振興室長
同じ資料の11ページをお願いいたします。秋の伯耆国「大山開山1300年祭」関係イベント等につきまして御説明をさせていただきます。10月20・21日両日、大山開山1300年祭のクライマックスイベント、大山ワンダーフォーラム、それから秋の紅葉シーズンに向けてさまざまなイベントを展開してまいりますので、その概要の報告をさせていただくものでございます。
まず1番目でございます、大山開山1300年祭の取り組みの集大成イベントと位置づけております大山ワンダーフォーラムを開催いたします。県下最大規模の食の祭典、農と食のフェスタinせいぶと一体的に開催をさせていただくものでございまして、各イベントを通じまして大山を中心とした伯耆国圏域のさまざまな魅力をアピールしていきたいと思っております。表に2日間のイベントをまとめておりますので、ごらんいただきますようにお願いいたします。
個別に紹介をいたしますと、(1)でございますが、まず、「大山を詠む!」俳句コンテストでは、俳句が趣味の藤田弓子さんをお招きいたしまして、俳句を通じまして風光明媚な大山の魅力、すばらしさをアピールしていきたいと思っております。12ページをはぐっていただきますと、出場チームの一例を挙げております。俳句甲子園で著名な愛媛県の3校の県外高校生も出演いただく予定にしております。それから、地元からは米子北斗、それから米子西、米子東高校の生徒も出場予定をいただいているところでございます。
続きまして、(2)にございます「星」のフェスタでは、米子市児童文化センターを舞台に大山圏域の星空の魅力をアピールしてまいりたいと思っております。
13ページでございます、(3)大山ブランドフェスティバルでは、大山圏域の水と食のすばらしさをPRさせていただきますが、それとともに伝統料理、それから大山開山1300年祭を機に創作されましたおもてなし料理等の魅力を後世へつないでいくイベントを実施いたします。
さらに、(4)でございます、大山ワンダーとっとりスタイルエコツーリズム講演会といたしまして、ロバート・キャンベルさんをお招きいたしまして、「大山と日本文学」という視点から、私たちが守り伝えていくべき大山について考えていくための講演会を開催いたします。
また、(5)でございます、日本の鉄文化・たたらの歴史フォーラムでございますが、14ページの上のほうの午前の部、全国たたらサミットといたしまして、たたら製鉄をテーマに地域活性化に取り組んでいらっしゃる6つの団体から事例発表をいただきます。江戸時代では、この6地域が日本の鉄生産のほぼ全てを担っていたということで、まさにたたらサミットと言えると思います。それから、午後になりますけれども、井沢元彦さんの御講演、それから歴史通、日本通として知られております高橋英樹さんをお招きいたしまして、井沢先生との対談で伯耆国のたたらや刀剣文化の魅力に迫っていただくこととしております。
15ページ目でございます、2番といたしまして、前回の常任委員会以降実施いたしましたイベントを御紹介しております。まず、大山の大献灯でございますが、例年のお盆の大献灯を期間拡大いたしまして、計9日間で実施いたしました。一部台風の影響があり中止になりましたが、最終的に合計で1万8,000人余りの方々を集客したということでございます。その他に書いておりますが、9月30日に予定をしておりましたイベントは一部延期をしております。また後ほど紹介をさせていただきます。
3番といたしまして、近日開催予定のイベントをまとめております。簡単に御紹介をいたしますと、10月24日には、毎年恒例でございますが、稚児行列や護摩法要等が行われます秋のご縁日が予定されております。それから10月27日には大山紅葉満喫ウォークということで、錦秋の大山環状道路を半日限定で通行どめにして、歩行者に開放するというイベントをことしも実施いたします。
16ページ、(3)と(4)でございますが、先般9月30日に予定をしておりましたイベントを台風24号の影響で延期したものでございます。これを11月11日に開催いたします。新しい「大山詣り」ホーリートレイル大会ということで、3つの大山道、大山古道を使ったトレイルイベントを実施いたしますし、あわせて1,300本のたいまつ行列改め、秋のたいまつ行列ということで実施する予定にしております。こちらのたいまつ行列につきましては、委員の皆様にも改めて御案内させていただきます。
また、17ページでございますが、これも延期になっておりましたとっとりバーガーフェスタは11月17、18の両日開催予定でございますし、江府町では奥大山古道ウオークというイベントも予定されております。
◎西川委員長
説明が終わりました。
それでは、ただいままでの説明につきまして、質疑を行いたいと思います。いかがでしょうか。
○伊藤委員
2巡目国体についての報告をいただきました。概略を見ますけれども、これまでの議会でも知事から、議会とも相談しながら判断したいという答弁が何回あった中で、島根県との協議などについて初めてこうして情報が出てきたと。結局、15年先に国体を開催するということを決めるので、やはり現時点で我々は責任ある議論をしなければならないという思いがあるのですよね。細かいことまでは先のことで決めればいいのだけれども、15年先の人が県議会でどんな議論をしたのか、こんなことかと、さらっと決めたのかと、これでは我々としても責任は果たせないと思うのですね。私は国体を開催するのは賛成なのですよ、だけれども、大まかにどういう国体を開催するのか、その当時としてどういう判断したのか、それを私はしっかりとしたいということで、議論したいと思います。
島根県との協力開催ということだけれども、以前も言ったのだけれども、2029年に島根県でやって、2033年に鳥取県、4年後ですよね。皆さんは、会場地の了解をとりましたよということなのですけれども、その中身は、平成45年に国体を開催するので、会場地について、市町村の皆さんどうですかと。市町村の皆さんは、いいですよ、どうぞどうぞと。ただ問題は、会場地は皆さんの思っているのと違いますよ。そういう状況の中で、私はなぜそこをこだわったかというと、昭和60年わかとり国体のときに、鳥取県ではなかなか会場地が決まらなかった。本当に間際まで決まらなかったわけで、当時の局長は何回も議会に説明に来て、何とかお願いしますということで、ようやく会場地が決まったという経過があるのですよ。そうした経過の中で、島根県がやって鳥取県でも4年後に続けてやるということは、多分協力開催しても、競技としては固定してくると思うのです、競技を移動するというのはなかなか難しいと思うのですね。だから、本当に会場地が確保できるかという問題を、私はまず第一に心配しています。
それと、これは後から皆さんの見解をお伺いしたいけれども、知事は、平成30年6月定例会の藤縄委員の一般質問に対して、この時点では、議会とも相談しながら判断したい、今年度中に決めるのが望ましいと答弁したのです。ところが、この前の9月20日の斉木議員の代表質問の中で、議会で私が議論するのもわかっておりながら、知事は今議会の中で決議してくれと言ったのです。これはどういう意味なのか。通常は10年前までにしなければいけないのです。昭和60年わかとり国体だったら、昭和49年に招致議決しているわけですね。島根県は当然、ことし招致議決をやらなければならないわけです。鳥取県はさらに4年間遅いのですけれども、どうして15年前のことしに鳥取県が招致議決をやらなければならないのか。
それと、知事は今年度中と言いながら、どうして今議会に招致議決してくれと言ったのか。とりあえず、そこまでの見解を聞きたい。
○前田委員
関連です。
僕も同じような感覚をしているのだけれども、例えば、今議会で決議したときに、市町村がどう反応するかですよ。パートナー県政というのは、この間の議会でも言ったように、鳥取県だけが、上滑りになっていてもいけないと思うのです。市町村の了解はとられたのですか。
●小西スポーツ課長
今年度中に決めるという話であったが今議会で決議をしたいと変わったということですけれども、これは島根県と協力しながらということがありまして、島根県がことしに入ってから急激にスピードを速められて、今議会に決議まで持っていかれたということであります。開催要望書を出すにはその書類の中に県議会の議決が必要であるということでありますので、鳥取県もできれば島根県と歩調を合わせて開催要望書を出して、その上で協力開催はどういったあり方があるのか、会場地も含めてこれから具体的に協議していきたいという思いで、今議会でお願いしたいということであります。
市町村についてはどうかということでありますが、市町村の会議を担当課長レベルで開かせてもらいまして、協力開催ということでどうですかということでやらせていただいております。
それとは別に、その後に各首長さん方を1カ所1カ所足を運んで訪問し、説明させていただいて、おおむね平成45年でいいだろうというお話をいただいておるところであります。
○伊藤委員
もう一遍確認しますけれども、島根県の国体開催招致に島根県の県議会の開催の招致議決は必要なのですよね。鳥取県の開催招致議決が必要ですかということをもう一回確認したい。
●小西スポーツ課長
島根県の開催招致については、鳥取県の議決は必要ではありませんが、島根県と協力開催というテーブルに着くためには、鳥取県も要望を決めたいというところであります。
○伊藤委員
私は、国体開催を平成45年にトリでやるということを、ことしで決めるのは、それでいいと思ったのです。どうして招致議決をこれだけ急がなければならないのか。市町村等も回って了解を得たという話なのだけれども、その報告は今、我々は初めて聞いたわけですよ。県議会と議論をする、相談しながら判断したいと言いながら、これまでも全く議論されていないから、我々は本当にこんな議論でいいのかと、こんな議論で15年先に責任持って結論を送れるのかと、だから私はやかましく言うのですよ。
私は、国体をやればいいと思っています。やるならやるで、我々としてもしっかりとした議論をして、こんな心配もあるけれども、あと細かいことは、我々は今はわからないから、将来決めてほしいと。だけれども、最低限の話は、心配される問題についても出しながら、やはり議論すべきだというのが私の本心なのだけれども、それについては、スポーツ振興監が答弁してください。
●太田域振興部スポーツ振興監
これまでの経過等については、小西課長から御説明をしたとおりでございます。島根県との協力開催ということを前提に、そういうやり方によって効率的な運営、負担を減らした運営というものを目指していきたいという基本理念で準備を進めてまいったところでございます。
もともと今年度中にというような気持ちで我々も準備を進めてまいりました。もちろん前提として、4月ごろから競技団体との意見交換も始めさせていただいて、島根県の競技団体ともやりましたし、夏にもやりました。それから、市町村に対しましては、6月議会が終了した後に市町村の担当課長に集まっていただいて、説明会もさせていただきました。御報告が十分でございませんでした、大変申しわけございませんでした。
その後にまた1市町村ずつ、多くは私が各市町村を回らせていただきまして、平成45年に島根県との協力により開催したいというようなことをお話しをさせていただきました。その中で、前向きに捉えていただく市町村もあれば、確かに人員体制が不安だなということをおっしゃる市町村もございました。あるいは、ぜひ宿泊等々を我々のところでやりたいなというようなこともおっしゃっていただくような市町村もございました。そういった市町村との協議も精力的にやらせていただいておりました。ただ、議会への報告がなかったというのは、確かに大変申しわけなかったなと思っております。
そういう準備をしていく中で、6月議会のときは、島根県もこれからどうこうということではなかったわけですが、その後、島根県体協で9月議会に向かって要望、決議等がなされ、島根県に要望書が出され、島根県でも議会で決議がなされたということがございました。我々は、鳥取県と島根県の間では、お互い協力しながら開催を考えてはどうかという話をしてまいりましたので、その前段として、同じ時期に鳥取県と島根県で意思決定をし、次の準備に入っていこう。ある意味、15年という期間ができるわけですから、そこでしっかりとした準備をしていこう。その前提として、お互い平成41年と45年に国体を開催するということをそれぞれの県でしっかりと決めたいなと思っております。それで、競技団体あるいは市町村、そういう中で、議会の皆さんにもこのたび決議をお願いできればというのが我々の考え方でございます。
○伊藤委員
結局は、県議会は蚊帳の外だったのです。市町村と議論しておるとか、何をするか全然我々にはないのですよ。だから、ちぐはぐした議論するしかないのですよ。県議会の御意見を賜り、招致する方向でまとめるべきだと知事が一生懸命答弁してきたのですよ。けれども、我々は議場で議論するのだけれども、全く情報が入ってこないのですよ。市町村から意見を聞いても、国体開催、どうぞどうぞ。しかし、会場地は別ですよと。またわかとり国体と同じことかと。私は、会場地で一つのある競技を3種目回したのですよ、本当に大変なのですよ。競技団体は会場地に任せればいいのですけれども、やっぱり会場地は責任があるのですよ。しかし、本当にそういう意味を考えてするならば、将来の財政はどうなるかわかりませんけれども、市町村は厳しい中で、本当に4年間でやれるのか。
共同開催、要するに山陰国体ということなら、島根県が議決したから鳥取県も同時の議決が要りますよ。我々は全く議論されていない中で、どうしてばたばたと議決をしなければいけないのですか。知事が任期中に決めたいというから、私はそれでいいと思ったのですよ。まず平成45年というのを、それで決めるなら勝手だと思いました。私は、議決の話までは想定していなかった。大体議決は11年ぐらい前なので、どうして15年前にやらなければいけないか、全く説明の理解ができない。
島根県がやるにしても、共同で山陰国体はないわけだから、別に鳥取県が焦らなくてもいいのですよ。どうして焦る必要があるのか。協力開催だから島根県が主体的にやるので、私も自転車をやっておるのだけれども、競技団体にどうするのと言ったら、うちは島根県がやるときは島根県にはないから協力すると言っていますよ。どうやって開催するのと言ったら、鳥取県に島根県の役員が来て、全部競技運営をすると。それなら、水泳が島根県になったら鳥取県水泳連盟が全部行って大会運営をやるのですか。その辺が非常に曖昧で、きれいな話ではあるのだけれども、煮詰まっていないというか大きな枠の中の話も理解できない。
○前田委員
それから、協力開催の具体的な種目を教えてください。私たちはイメージが湧かないわけですよ。伊藤委員が言われるのは自転車かなと、それから、安田議員が言うからセーリングかなと。あとはどういうことがあるのですか、そこらあたりも明確にせずにいて協力開催だと、上滑りですよ、中身は何を協力するのかわかりません。
●太田域振興部スポーツ振興監
まず、協力開催についてということでお話をさせていただきます。どの競技をというのは、まだ正直、これから島根県と協議をしまして、どの競技をどちらで開催をするというようなことを考えていきたいと思います。また、もっと言いますと、一つの競技においても、例えば、中海圏域等であれば米子と安来のあたりの体育館、競技場を使ってやるとか、そういうような場合も想定されるかなと今のところは思っております。なかなか今、どの競技をということはございません。島根県でも、まだこれから競技会場を設定するには一定期間が欲しいという話もしておられますし、我々鳥取県としても、競技団体や市町村の要望を踏まえながら決定していく必要がありますので、そういうことはまだ今の段階ではできていないというところでございます。
○伊藤委員
議場でも、競技団体が9月18日に要望を決議したことに違和感を感じると言ったのです。だから我々は、島根県が、例えば何種目かを鳥取県でやりますよね。そのときに、鳥取県の会場の競技はどの競技になるかわからないにしても、基本的には、島根県が来て全て運営すると、私は聞いているのですよ。だけれども、ほかの議員さんは皆さん知らないわけですよ。例えば、前田委員はどこかの競技団体の責任者みたいな方ですけれども、それらが知らない、我々も議論していない、情報も入っていない中で、競技団体が決議したというのが、私は違和感を感じたのですよ。これで本当に議会と皆さんとが一緒にやろうかという形になるのかなというのが私の思いなのです。
だから、もう本当にちぐはぐしてきているのですよ。これで県民の皆さんにやりますよ、やりましょうねと言えるのかなと思う。私は、本当にこんなことで15年先に我々が決めましたよと言えるのかなと思って、自信がないのですよ。
●太田域振興部スポーツ振興監
鳥取県と島根県の協力開催では、大きく両方が協力しながらやりましょうという格好にしております。ただ、ある国体を他県で種目を開催するという例がないわけではありません。ことしの福井国体でも石川県とか静岡県で、例えば馬術などはございます。そういった場合の運営方法といいますのは、ことしの例で言えば、基本的には開催県である福井県が責任を持って行うと。ただ、実際問題、福井県の人が乗り込んでいって、全てが全てできるわけではないので、当然その試合会場地が協力するということにはなるわけです。ただ、運営は開催県がやるという基本的なルールがあるという前提で、競技団体の皆さんもそういう話をされてきたということでございます。
そういった中で、今度は鳥取県と島根県ですから、近くで4年前と4年後ということでございます。今度は、より密接な協力関係も築けるかもしれません。今、伊藤委員がおっしゃられたように、では本当に全部が全部、乗り込んでやる。こっちの競技はこうということがございますから、それは競技は違うけれども、バーターの部分もあるではないかというような話も今後は出てくるかもしれません。ただ、そういう意見交換、打ち合わせをしっかりと始めるためには、では平成45年ですねという同じスタートラインに立つことが我々としては望ましいなと思って、こういう御提案をさせていただいているところです。
○伊藤委員
何回もになるけれども、開催するのはいいのですが、協力開催はこの前突然出てきたのですよ。前はいろんな議論で、山陰国体をやったらいいではないかというような、要するに共同開催の話があったけれども、それはもうだめでしょうと。それで、協力開催と。
だけれども、全く我々に情報が入ってこないのですよ。だから、競技団体の競技運営をどうやるのですかと、確かにスポーツ振興監が言ったことが原則なのです、私も知っていますよ。だけれども、私に入ってきた話は、鳥取県はどうするのといったら、競技運営は島根県が全部やるから、見ているかお手伝いですよ、手を出すところはないのですよと。私はいや、違うだろうなと思ったけれども。
だから、どういう状況で競技団体もやろうとしているのか、本当にできるのか、私も不安なのです、わからないのですよ。その中で県議会に招致議決をやれといって知事が突然言い出したから、何の議論もできていない、何の情報もでてきてない。本当にもしこのまますっと行ったら、15年前にこんな議論しかできなかったのと絶対言われると思うのですよ。その辺も、地域振興部長お願いします。
●高橋地域振興部長
県議会に十分に御説明ができていなかったことはおわび申し上げます。島根県で開催の表明が早まってきたという中で、そういうやりとりが不十分であったことを本当に申しわけなく思っております。
ただ、島根県が協力開催をしたいということで、今回決議されて表明を予定していらっしゃるということで、島根県の準備についても、どこでするのか、誰がどういう形で協力しながらするのか、人はどうするのか。今まで協力開催というのは例がございませんので、本当に我々が島根県と、あるいは競技団体、市町村、議員の皆様と一緒になって、その協力のあり方を考えていかなければいけないなと思っております。
そういうことがございまして、まずは、島根県と話し合うにしても、鳥取県もやりますよということを表明しないことには、鳥取県と島根県の協議もできないのではないかと考えております。それから、島根県も、もう10年前、11年前ということで、わかとり国体と同じような状況でございますので、至急準備にもかからないといけないという中で、鳥取県はまだよくわかりませんからということで準備が進まないとすれば、よくないのかなと思いますので、本当に議員の皆様、あるいは競技団体、市町村の皆様には大変申しわけないとは思いますが、今回の議会で議決をいただければ、その後、島根県とのその調整状況、どういう形で協力開催するのかというところも含めて、議会にもきちっと報告をしながら御相談を申し上げたいと考えております。
○伊藤委員
最後。島根県との協議は、鳥取県が招致議決しなくても、島根県の国体だからいいのですよ、議論はできるのですよ、どうして今議会に招致議決をしなければいけないのか納得できない。日体協に鳥取県の招致議決を合わせて出すということになれば、我々委員も理解する、それが必要ないわけですよ、何回議論してもいいのですよ、準備はできるのですよ。降って湧いたような話をきょうようやく報告して、これを招致議決してくれなんて、そんなことは我々は責任持って招致議決などはできない、そんな無責任なことはできない、納得できない。どうして今議会でそれが要るのか、もう一遍きちんと説明をしてください。
●太田域振興部スポーツ振興監
繰り返しのようなことになるのですけれども、島根県とは、お互い協力しながら平成41年と平成45年の開催をしましょうということをお話をしてまいっております。それで、協力開催というのは、やはりお互いのことなのですね、島根県の国体のことだけではないわけです、そして鳥取県の国体のことだけでもないわけです。鳥取県と島根県が双方の話があって、初めて協力開催ということになるわけです。
その前提がある中で、島根県は今議会で議決をされ、競技団体や市町村ともお話をされ、招致要望に向かっていかれるということになってございます。我々協力開催の相手方としての鳥取県も、では平成45年にやります、あるいは、ひょっとしたら平成44年とかの選択肢がある中で、平成45年に鳥取県の国体を開催しましょうということを、競技団体も市町村も議会の御意見も踏まえて決定をし、それで、では、お互いにそれぞれの意思が固まりましたねというところをもって協力開催の協議をしっかりと進めていく。そのためにはでき得れば鳥取県としても同時に決議をし、招致要望をしてまいりたいと考えております。
○前田委員
鳥取県が島根県に協力依頼する、それから島根県が鳥取県に協力を依頼する種目の想定されるものを出してもらう。これから話ししますから、協力だけは了解してと、その辺はちょっと感覚がおかしいと思いますよ。競技団体にしてみれば切実な話ですよ。想定されるものをなぜ出せないのですか。
◎西川委員長
確定していない話をお互いがしてもだめなので、少しそれはおさめて、後でまた委員だけで協議しますので。そのほかの方の御意見を、もし執行部にお聞きしたいということがあれば、よろしいですか。
○浜崎委員
私どもの競技は、協力開催というようなことは基本的にはないだろうというふうには思っております。先ほど伊藤委員もいろいろな思いを言っておられる中で、2033年の国体についてはやらなければいけないということをおっしゃっていた。前田委員も多分、その意見は一緒だと思うのですよね。
私自身はこのたびの決議でやればいいと思っています。ただ、特に市町村の問題、財政の問題、競技場の問題などいろいろ意見が出た、それから、協力開催ということになったときに、競技団体としてその辺の頭入りというのが全くできていない。一方では、県体育協会が競技団体をまとめているわけですから、県体育協会のもとに各競技団体が集まって決議をしたということなのだけれども、その中で、前田委員がおっしゃったように、協力し合ってやらなければいけない。ボートにしたって、例えば湖山池と中海とどっちになるかという部分については、それは伊藤委員も言っておられたけれども、細かいことは先にしても、ある程度の頭入れという部分は必要かもしれません。
ただ、では議決を11月定例会に。2月定例会にということについては、僕自身は今回の議決でというふうには思っておりますが、このたびこうやっていろいろ意見が出た、この議論というのは当然これからも永遠に続くわけですよ。それを、今回決まったから、ばっと走りますよというようなことは絶対ないようにしてほしいということをお願いして、私の意見とします。
◎西川委員長
答弁はよろしいですね。
○浜崎委員
いいことはないです。
◎西川委員長
どなたに。部長。
○浜崎委員
振興監なりに。
●太田域振興部スポーツ振興監
もちろん先ほど来、そもそも報告が全くなかったではないかとおしかりを受けたところでございます。重々肝に銘じまして、今後の調整等について、勝手に走るとか、そういったことのないように、逐次報告もさせていただきながら進めさせていただきたいと思います。
○浜崎委員
本当は、それを最初からやっておかなければならなかったのですよ。
◎西川委員長
よろしいですか。
○浜崎委員
はい。
◎西川委員長
では、この件はこれで打ち切りたいと思いますが、執行部の担当課にお願いしますのは、委員で話をしますので、もしかしたら説明を求めることもありますので、終わってから待機しておいていただけますか。
では、この件はこれで終わります。
次に、その他、何かありますか、委員から。
○伊藤委員
委員長にお願いなのですけれども、きょうの陳情に関することですけど、その扱い、判断がばらばらというか、提案された案件が、全くそれこそ理解できない問題で不採択、それはいいのですよ。ただ、議会だよりには、結果が掲載されますが、やっているから不採択という部分というのになりますと、例えば、スマートフォンを使用した運転行為の根絶についてというタイトルで不採択ということになってしまうのですが、本当はやっているので不採択という意味ですね。しかし、印刷物として出るとなると、それは一般の有権者からすると、県議会は何だ、スマートフォンを使用した運転の行為の根絶を否定するのかとなってしまうわけです。本当にその辺が我々としては悩ましい。だから私は趣旨採択したのだけれども。
だから、やっているのだけれども、理解できるから趣旨採択ということもこれまであったわけです。けれども、やっているから不採択ということもあるわけです。その辺が各常任委員会とも統一見解ができていないなと。これから鳥取県議会として陳情の扱いをどういう判断にしていくのか。議会だよりとの関係もあるから、何か変な曲解というか、タイトルしか出ませんから、これはいいこと言っているのに、県議会はこれをだめというのか。県議会に対して、何ですかこれはという理解をされることもありますので、議長を通しながら、県議会はどうするか、どこで議論をするのか知りませんけれども、一旦議論をしてほしいなということを要望したいと思います。
◎西川委員長
各委員にお伺いします。今、伊藤委員から請願・陳情についての説明が今のやり方ではなかなか伝わりにくいではないかということで、議長に相談をかけてはということですけれども、そのように図らせていただいてよろしいでしょうか。
○前田委員
他の委員会も似たようなケースがあって、倉吉市の動物園で、動物の扱い方がぞんざいだと、もっと丁寧に扱いなさいよという陳情だった。いいことだなと思ったら、してしまったから不採択。陳情のことをやっているのですよ、やっているのだけれども、済んだから不採択だと、こうなっておるのですよ。やっぱりこれは議論してもらわないといけない。
◎西川委員長
わかりました。具体的には各委員会いろいろ話があるとは思いますが、そういう理解ができるようなやり方ということを議長に要望するということで、この委員会で諮らせていただいてよろしいでしょうか。
では、どこにかけるかは別として、この点でその協議をするということでよろしいです。(「はい」と呼ぶ者あり)
では、そのように図らせていただきます。
そのほかいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。執行部もよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
それでは、意見がないようですので、以上で終わりたいと思います。
委員の皆様には御相談がありますので残っていただいて、執行部は退席していただいて結構です。先ほど言いましたように、地域振興部には少し控えておいていただきたいと思います。
(執行部退席)
委員の皆様には、事務局から説明させますので、よろしくお願いいたします。
●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
では、事務局から、ペーパーをお配りしております。それに基づきまして説明させていただきます。今年度の出前県議会と県内調査についてです。
日程につきましては、先週事務局から御案内差し上げたと思いますが、11月26日月曜日でお願いいたします。それから、具体的な内容です。出前県議会、県内調査につきまして、アンケートをとらせていただきました。その結果、記載のとおり、出前県議会につきましては、鳥取港を中心として、現状と課題や港湾計画の改定状況について、関係者で検討会をしてはどうかという御意見がありました。それから、県内調査につきましては、鳥取砂丘コナン空港で、ことし7月のコンセッション方式導入後の状況、あるいは今後迎える冬期に向けた除雪体制の検討状況、さらには懸案になっております駐車場の整備計画や二次交通の確保対策、こういったものを調査項目としてはどうかという御意見をいただいています。本日は、アンケートでいただきましたこのテーマにつきまして、これでよろしいかどうか方向性について、委員の皆様で検討をお願いいたします。
○内田(隆)委員
済みません、大枠はいいのですが、10時開始となっているのですよ。電車で来ると、JRが9時27分鳥取駅着なのです。その辺の御配慮をいただきたいと思います。
●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
では、具体的にはもう全部まとめて昼からにしましょうか。例えば、これを11時からにしますと、出前県議会を1時間で終わらせるというわけにはちょっといきませんので。
○内田(隆)委員
いや、10時10分開始とかだったら行けますよ。行けるようにしてもらえたら問題ない。
◎西川委員長
では、それを考慮した開始時間ということで。
では、お諮りします。この内容等で御理解いただけますか。(「はい」と呼ぶ者あり)
では、そのように図らせていただきます。
続いて、もう1点。
●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
もう1点、これは例年やっております鳥取・岡山両県議会土木関係常任委員会合同会議についてであります。この日程につきましてはお伝えしておりますが、11月22日木曜日でお願いします。
◎西川委員長
今度は岡山です。
●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
午後4時スタートで、岡山市内のANAクラウンプラザホテルです。
具体的な内容は、今、岡山県議会側と事務局で調整しているところでございます。毎年要望書を合同で作成します。現在作成中でございます。またできましたら、皆様にお送りしまして、御意見を伺いたいと思います。具体的な行程について、何時にどこというのはまた御連絡します。よろしくお願いします。
◎西川委員長
岡山との合同委員会の開催、このように図らせてもらってよろしいでしょうか。よろしいですね。(「はい」と呼ぶ者あり)
では、そのようにさせていただきます。
それではもう1点、先ほど途中になりました国体の件であります。決議案件にもなるので、どのように諮らせていただくか、ちょっと御意見を。ある程度委員会で、これは多数で決めるという話でもないのでね、私はできるだけ総意をもってやったほうがいいとは。
では、一回持ち帰りしていただくようにしますか。
○前田委員
いや、けさ同じことを言ったのですが、何でこの議会でしなければならないのか、よくわからないと。ようやくわかった。報告がなかったということなのですけれども、もう明日の議会運営委員会ですか、やるというような方向だけれども、もうどうしようもないのでやる方向でいいわ。けれども、委員長から注意してくださいよ。
地域振興部長に、もう二度とこのようなことはしないように、随時報告をするように苦言を呈して。
◎西川委員長
はい。では、いろいろ問題はあるとしても、今定例会で議決する方向で、その前提は、先ほど伊藤委員、前田委員が言われたことを部長に厳しく伝えるという考えでよろしいですか。
○伊藤委員
知事も把握していないのに、答弁ばかりしておるから。
◎西川委員長
高橋地域振興部長にお伝えします。今、委員の方からの御意見で、いろんな諸問題があるにしても、前向きには向かわなければならないというお話をいただきました。
ただ、やはり執行部も説明や今までの経緯をもう少し反省して、真摯に行うということを前提として、認めたいという皆さんの御意見でありますので、そこは十分に今後留意してやっていただきたい。
その覚悟を一言、部長のほうからお願いします。
●高橋地域振興部長
ありがとうございます。本当に今回の件につきましては、執行部側の説明が不十分で大変申しわけなく思っております。今回の反省を真摯に受けとめ、しっかりと今後は議員の皆様ときちっと情報共有もしながら、御意見もお伺いしながら進めてまいりたいと覚悟を決めております。よろしくお願いいたします。
◎西川委員長
では、そのように図らせてください。
○浜崎委員
知事にも遠慮しないように、こういう状況でこうだといったことは、はっきり言わなければいけないですよということを一つ言っておきます。
◎西川委員長
では、そのようにお伝えください。
以上をもちまして地域振興県土警察常任委員会を閉会いたします。
午後0時15分 閉会
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