会議の概要
午前10時00分 開会
◎西川委員長
ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開会いたします。
本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
なお、今回の常任委員会は執行部の入れかえを行うこととし、最初に警察本部、地域振興部及び観光交流局、次に、危機管理局及び県土整備部の順に議事を進めます。
初めに、会議録署名委員を指名いたします。
本日の会議録署名委員は、前田委員と藤縄委員にお願いいたします。
それでは、警察本部、地域振興部及び観光交流局に係る付議案の予備調査を行います。
質疑は、それぞれの部局の説明終了後に行っていただきます。
まず、警察本部から説明を求めます。
初めに、佐野警察本部長の総括説明を求めます。
●佐野警察本部長
本議会で警察本部から御審議をお願いしておりますのは、平成30年度鳥取県一般会計補正予算の議案1件についてでございます。
件名につきましては、議案説明資料の表紙をおめくりいただき、平成30年11月定例会議案説明資料目次をごらんください。予算関係として議案第1号、平成30年度鳥取県一般会計補正予算(第6号)の1件でございます。
詳細につきましては関係課長に説明させますので、御審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。
◎西川委員長
続いて、関係課長から順次説明を求めます。
●山本警務部参事官会計課長事務取扱
議案第1号、平成30年度鳥取県一般会計補正予算(第6号)について御説明いたします。
議案説明資料1ページの債務負担行為に関する調書をお願いいたします。平成31年4月から業務を開始するため、平成30年度中に入札、契約を行う必要がある業務11件について債務負担行為の設定をお願いするものであります。
1件目は、運転免許の行政処分者に対する講習の実施を委託するもので、平成31年度から2年間の支出予定額として4,738万5,000円をお願いしております。
2件目は、運転免許証の更新時に受講する義務がある更新時講習の実施を委託するもので、同じく平成31年度から2年間の支出予定額として7,660万円をお願いしております。
3件目の警察学校等給食業務委託は、警察学校と機動隊の入寮生等に対して食事の提供を行う業務を委託するもので、同じく平成31年度から2年間の支出予定額として5,208万円をお願いしております。
4件目は、自動車の保管場所証明事務に伴うデータ入力業務を委託するもので、平成31年度の1年間の支出予定額として582万5,000円をお願いしております。
5件目は、警察本部庁舎等の清掃業務を委託するもので、平成31年度から2年間の支出予定額として2,972万3,000円をお願いしております。
6件目は、警察本部庁舎の空調機器管理、電源装置の点検等、庁舎の保守管理を委託するもので、平成31年度から3年間の支出予定額として3,912万8,000円をお願いしております。
7件目は、鳥取市千代水にあります交通総合センターと科学捜査研究所の庁舎清掃業務を委託するもので、平成31年度の1年間の支出予定額として324万5,000円をお願いしております。
8件目は、警察本部庁舎の害虫駆除業務について、平成31年度から3年間の支出予定額として67万9,000円をお願いしております。
9件目は、科学捜査研究所で安全衛生法に定めるクロロホルム等の特定化学物質を取り扱うことから、作業場における作業環境測定業務を委託するもので、同じく平成31年度から3年間の支出予定額として78万円をお願いしております。
10件目は、警察官の財務捜査力の強化を図るため、簿記検定の取得や財務に関する知識、技能の習得に向けた教養業務を委託するため、平成31年度の1年間の支出予定額として125万円をお願いしております。
最後の11件目は、科学捜査研究所に設置しているDNA型鑑定等に使用する超純水の製造装置の保守を委託するものであり、平成31年度から3年間の支出予定額として202万2,000円をお願いしております。
◎西川委員長
説明が終わりました。
それでは、ただいままでの説明につきまして質疑を受けたいと思います。いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、次に移ります。次に、地域振興部から説明を求めます。
初めに、高橋地域振興部長に総括説明を求めます。
●高橋地域振興部長
地域振興部の議案説明資料、予算に関する説明書をごらんください。まず予算関係が1件、これは補正予算のお願いでございます。1ページにございますが、これは私立学校が行うブロック塀の安全対策について助成を行うものでございます。それから予算関係以外につきましては、当部が所管する文化、スポーツ等の施設について指定管理の指定をお願いするものでございます。
詳細につきましては、各課長から御説明させていただきます。
◎西川委員長
続いて、関係課長等から順次説明を求めます。
●衣笠地域振興課長
同じ資料の6ページをお願いいたします。債務負担行為の予定額等に関する調書でございます。
まず、6ページの3つ目から中部総合事務所業務委託の関係のものが3件並んでおります。少額のものにつきまして複数年度の契約にするということで、債務負担をお願いするものでございます。
続きまして、西部総合事務所関係が下から3つ目から7ページの下から3つ目までございますが、同様に少額の契約につきまして複数年度でお願いするということでございまして、警備業務や電話交換機保守点検の業務委託ということでございます。
7ページの下から2つでございますが、日野振興センターの電話交換機保守点検や環境衛生管理の業務委託でございます。これも少額の契約でございますので、複数年度で債務負担の設定をお願いするということでございます。
続きまして、54ページをお願いいたします。平成29年度鳥取県継続費精算報告書でございます。この上のほうにあります総務費の中部総合事務所防災対策機能強化整備事業費の継続費の精算について報告いたします。この事業は防災対策ということで、天神川水系において100年に一度の大雨が起きたときに、中部総合事務所内の発電設備等が浸水するおそれがあるということで、エネルギー棟の増築及びその関係機器の移設等を行うということで事業を行っていたものでございます。平成28年度におきましては中部地震なり大雪で事業がおくれておりましたが、平成29年度とあわせまして事業が終わりましたので、精算の報告をするものでございます。支出済額は4億6,589万円余りということでございます。
●齋藤教育・学術振興課長
同じ資料の2ページをお願いいたします。私立学校施設整備費補助金について250万円余の補正をお願いするものでございます。
事業の概要でございますけれども、大阪府北部地震による学校のブロック塀の倒壊事故を受けまして、文部科学省で行われましたブロック塀の安全点検の調査結果を踏まえまして、文部科学省が安全対策が必要な高等学校や専修学校に対して一部助成して、そのつけかえ等を促進するということがございまして、県としましても、生徒の安全と安心な教育環境の整備を早急に進めるためにこの助成を行うものでございます。
具体的な内容でございますけれども、県が3分の1、国が3分の1を補助して、学校側は3分の1の自己負担という格好で、ブロック塀の撤去とつけかえをセットにした事業について助成するというものでございます。
●池上地域振興部文化振興監兼文化政策課長
資料の8ページをごらんください。工事請負契約(鳥取県立米子コンベンションセンター舞台吊物機構設備改修業務)の締結についてでございます。
開館から20年が経過しておりまして劣化も進んでいることから、このたび多目的ホール及び小ホールのつり物のバトン、滑車、ワイヤーの更新、そして操作卓の改修といったことを行うものでございます。
入札は総合評価一般競争入札で、応募のあった1グループの提案を選定委員会において審査をし、選定いたしました。契約金額は5億6,213万円余でございます。
続きまして、9ページでございます。文化政策課所管の4つの文化施設につきまして、平成31年4月から5年間の第4期の指定管理者の指定をするために、現指定管理者を指名し、審査会を開催し、指定管理候補者を選定いたしましたので、お諮りするものでございます。
まず9ページは、とりぎん文化会館について、指定管理候補者として公益財団法人鳥取県文化振興財団を選定いたしております。
詳細は10ページをごらんください。指定管理料でございます。5年間で13億6,400万円余でございます。
選定の理由といたしましては、4でございます。審査委員会における審査の結果、県民の文化振興を図る拠点施設として独自の事業への取り組み、そして地域のにぎわい創出への提案もあり、これまでの実績、経営基盤の安定性も評価され、適当と認められたことから、選定したものでございます。
審査結果につきましては、12ページ、13ページに記載しております。
12ページで主な意見を記載しております。幅広い文化事業を運営しているということは大変評価できる。あるいは青少年育成事業も意義がある、もっと文化施設として若者が帰ってきたくなるような文化的魅力の維持というものも大切なので、頑張ってほしいといった意見もございました。
補足として、指定管理候補者の事業計画の概要を記載しております。おおむね現在の取り組みを継続しながら、よりよいサービス提供につながるような改善等が盛り込まれた内容となっております。
例えば13ページの(4)、改善する点といたしましてWi-Fiスポットの拡充をしたり、また、利用辞退に伴うキャンセル料の負担軽減ということでキャンセル料が発生する時期を遅くしたり、そして(5)として地域のにぎわい創出に向けた取り組みを強化していくといったことがございます。また、ここに記載しております以外にも、梨花ホールの前のギャラリー部分を、ほかと調整しながら単独利用を可能とするといったことも検討しております。
続きまして、14ページでございます。鳥取県立童謡館の指定管理候補者として公益財団法人鳥取童謡・おもちゃ館を選定しております。
詳細は15ページでございます。指定管理料といたしまして、5年間で3億8,500万円余でございます。
選定理由といたしましては、審査の結果、童謡、唱歌を通じた地域文化の振興、そしておもちゃ館との複合施設という特色を理解した上で各種事業を計画しているといった点、そしてこれまでの実績、経営基盤の安定性といった点も評価されております。
審査結果につきまして、詳細は17ページに記載しております。主な意見といたしまして、ゴールデンウイークや夏季など開館時間を早めたり、開館日を多くとるなど、サービス向上に向けた取り組みが評価されておりますし、また、童謡、唱歌を知らない世代がふえている中で学校や保育園等へ出かけている点など地道な活動も評価されております。また、今年度始めた65歳以上の方を対象としたシニア会員制度も非常に好評であり、そういった制度も継続を計画されているところでございます。
19ページでございます。鳥取県立米子コンベンションセンターについて、公益財団法人とっとりコンベンションビューローを指定管理候補者として選定しております。
詳細につきましては20ページでございますけれども、指定管理料は5年間で7億1,000万円余でございます。
選定理由といたしまして、審査の結果、サービス向上、利用促進といった点で利用者の視点に立った努力、そして創意工夫、地域経済の活性化への取り組みがしっかりとしているといったこと、これまでの実績等も評価され、適当と認められたものでございます。
審査結果の詳細は22ページをごらんください。主な意見といたしまして、地域経済の活性化に向けた各種団体、企業との連携について高く評価されております。また、利用者のニーズに合わせる努力が認められるということで評価を受けております。
事業計画の概要といたしまして、(4)のところでサービスの向上策として、グーグルストリートビューによる館内案内を利用して、ネット上で館内の様子が見られるということで利用促進にもつながると思いますし、現在、有料でいろいろな会議室のレイアウトサービスなどをやっておりますけれども、そういったレイアウトサービスをする部屋をふやすことも検討されているところでございます。
続きまして、24ページをごらんください。鳥取県立倉吉未来中心について、指定管理候補者として公益財団法人鳥取県文化振興財団を選定しております。
詳細につきまして25ページで、指定管理料でございますが、5年間で6億4,100万円余でございます。
選定理由といたしまして、審査の結果、人と人の交流を促進し、地域の活性化を図るという未来中心の設置目的に沿ったサービスや事業が提案されている。そして地域との連携、協働を重視した各種の取り組みが計画されているといった点、そしてこれまでの実績等が評価されたものでございます。
審査結果につきましては27ページに記載しております。主な意見といたしまして、中部地域の活性化のためのさまざまな事業計画、利用者の目線に立った計画がされている点、そして文化芸術の専門性というものを地域に提供しようということに努めている点が評価されております。
事業概要といたしまして、6番目の(3)のところに新規のものを書いておりますけれども、大ホール前のホワイエをとりぎん文化会館梨花ホールと同じように単独の利用を可能として、ほかの利用団体等と調整しながらコンサートなども開催できるようにしていこうということなど、利用促進などにも努めていく計画がされているところでございます。
●小西スポーツ課長
それでは、資料の6ページをお願いします。債務負担行為ですけれども、上の2つであります。
米子艇庫機械警備業務につきまして、業務の安定と委託料の削減を図るために、平成31年度から3年間の債務負担行為の設定を行おうとするものであります。53万5,000円です。
その次も米子艇庫消防設備保守点検につきまして、同様に3年間の債務負担行為の設定を14万4,000円で行おうとするものであります。
続きまして、29ページをお願いします。県立武道館の指定管理者として公益財団法人鳥取県体育協会を指定しようとするものであります。
詳細は30ページをお願いします。指定管理料の額は5年間で3億3,700万円です。選定理由としましては、過去に実績がありまして、具体的な計画が示されている、武道の振興だけではなくて、障がい者スポーツの普及など提案があり、評価ができるということであります。
31ページ以降が審査結果となっております。
32ページが委員からの意見です。一部の利用料金を安くして、利用者の新規獲得を目指すとか、専門的な知識や技能を生かして教室の開催とか施設管理を効率的に行っている。あるいは武道だけでなくて、高齢者や幼児を対象にした教室、それから障がい者も一緒に参加できるイベント実施や大会誘致などが評価をされたということであります。
34ページをお願いします。県営ライフル射撃場の指定管理者として鳥取県ライフル射撃協会を指定しようとするものであります。
詳細は35ページで、指定管理料の額は507万円です。
選定理由としましては、これまで無事故で管理をしてきた実績、それから関係法規に基づいて管理ができる。普及活動やジュニアの育成が期待できるということで評価をされております。
審査結果ですけれども、36ページ、37ページであります。ライフル射撃の知識を有する団体がこの施設の運営を行うことが最適である、また、協会員の確保に向けた普及活動も評価できる、さらに競技者の裾野が広がっているということで評価をされております。
39ページであります。倉吉体育文化会館の指定管理者として公益財団法人鳥取県体育協会を指定しようとするものであります。
詳細は40ページ以降です。指定管理料の額が5年間で2億5,270万円です。選定理由としましては、スポーツの振興はもちろん、文化活動の振興、障がい者スポーツの普及、それからスポーツクライミングの振興など具体的な取り組みの提案があって、評価できるということであります。
41ページ以降が審査結果であります。
42ページから意見を載せております。利用者の要望を把握して常に改善を続ける管理運営を行っている、それから施設の特徴でありますクライミング事業に重点を置いている、低料金でスポーツ教室を実施するなどの利用促進の取り組みがなされておるというところが評価をされております。
44ページをお願いします。県立鳥取産業体育館及び県営鳥取屋内プールの指定管理者として公益財団法人鳥取県体育協会を指定しようとするものであります。
詳細は45ページです。5年間の指定管理料が3億3,050万円です。
選定理由としましては、スポーツの振興のみならず、産業の振興、それから障がい者スポーツの普及あるいはスポーツ教室の充実といった具体的な提案がありまして、評価ができるということであります。
審査結果は46ページ以降になります。この施設は、来場者数が年々増加傾向にありまして、なおかつ管理運営の配慮が行き届いているということです。それから体育施設管理士やスポーツ指導員の資格を有する専門的な知識、技能を持った職員を生かして、新たな子ども向けのスポーツ教室や商工団体への誘致活動など、積極的に行ったことなどが評価されております。
49ページをお願いします。県立米子産業体育館の指定管理者として公益財団法人鳥取県体育協会を指定しようとするものであります。
詳細は50ページ以降です。5年間の指定管理料が1億6,510万円です。
選定理由としましては、スポーツの振興、産業の振興、それから地域活性化の取り組み、障がい者スポーツの普及など具体的な提案があり、評価をされたということであります。
審査結果は51ページ以降ですが、52ページ以降に委員からの意見を載せております。この施設は、熱中症予防呼びかけの活動というのが、環境省などから評価をいただいております。さらに地域のケヤキ通り振興会と連携したり、産業振興にも力を入れているということや手ごろな価格で利用ができるフィットネスルームを提供したり、バスケットのリーグ戦やバドミントンのリーグ戦の誘致を促進しているということなどが評価をされております。
54ページをお願いします。継続費の報告書であります。下の段、湖山艇庫整備事業費です。これは、新たな艇庫とトレーニング場の増築であります。支出済額の実績としましては9,511万9,000円であります。各年度の比較は記載のとおりであります。
◎西川委員長
説明が終わりました。
ただいままでの説明につきまして質疑のある方いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
それでは、次に移ります。観光交流局から説明を求めます。
初めに、門脇観光交流局長に総括説明を求めます。
●門脇観光交流局長
観光交流局の議案説明資料をごらんいただきたいと思います。目次でございます。観光交流局では、一般会計補正予算とあわせまして、予算関係以外では公の施設の指定管理、夢みなとタワーの指定管理のお願いをしたいと考えております。
内容でございますが、1ページが予算関係でございます。まず初めに、国際航空便利用促進事業は12月4日から香港便3便に増便となります。これに伴います香港航空への支援、また、韓国便を含めましたアウトバウンド対策の強化を行いたいと考えております。また、東アジア市場誘客事業では韓国や香港からのインバウンド対策にあわせまして11月に台湾からのチャーター便就航に関係する対策に取り組んでまいりたいと考えております。
また、債務負担行為関係では、鳥取西道路の来年夏の開通を目指しました情報発信事業や観光情報提供事業としまして、来年春以降の情報発信やバス旅行への支援など、「ぐるっと山陰」誘客事業促進事業を含めまして、そういった対策を考えております。
詳細は、各担当課長から説明させていただきたいと思います。よろしく御審議のほどお願いいたします。
◎西川委員長
続いて、関係課長から順次説明を求めます。
●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
観光交流局資料の2ページ目でございますが、国際航空便利用促進事業861万4,000円をお願いするものでございます。この事業でございますが、主に米子-ソウル便、米子-香港便に関します航空会社への運航支援と、官民で構成しアウトバウンド対策等を行っております国際定期便利用促進協議会に対する負担金でございます。
補正内容でございますが、2の主な事業内容のところでございます。(1)番、香港航空でございますが、12月4日から増便することとなっております。国の訪日誘客支援空港制度を利用いたしまして、同等の支援を着陸料等について行おうとするものでございます。223万1,000円をお願いするものでございます。
(2)番でございます。アウトバウンド対策強化といたしまして、国際定期便利用促進協議会に638万3,000円の負担金を支出いたします。これは県内、山陰両県のメディア等とタイアップした増便のPRや県外も含めてでございますが、山陰両県からこの便を利用して海外へ行こうとするお客様、例えばグループで行かれる場合等への支援制度に対する負担金でございます。
これらの取り組みを進めることによりまして、今後、この両路線の搭乗率を高めてまいりたいと考えておりますし、3月末以降、夏の運航計画がスタートいたします。この夏の運航計画におきましても引き続いて、米子-ソウル便は6往復、米子-香港便は3往復を継続していくためにもインバウンド、アウトバウンドの取り組みを強化してまいりたいと考えております。
次に、3ページ目でございますが、韓国、香港、台湾等に対する、いわゆるインバウンドの利用促進支援でございます。補正額1,200万円をお願いしております。東アジア市場、韓国、香港、台湾などからの外国人観光客誘致のために、メディアや旅行会社と連携をした情報発信に取り組むものでございます。
2番の主な事業内容のところでございますが、韓国につきましては、米子-ソウル便の利用促進のプロモーションということで、ケーブルテレビでの番組作成やポータルサイトでの広告。ポータルサイトといいますのは、例えば日本でいいますとヤフージャパンのような検索ニュースサイト、韓国ではネイバーというところがございまして、そういったものでの広告などを考えております。
香港市場につきましては、香港周辺の地域、これは深セン、マカオ等からのメディア招聘や香港の旅行会社とタイアップいたしましたプレゼントキャンペーンなどで利用を促進してまいりたいと思っております。
台湾でございますけれども、チャーター便は、11月に台中、台北ということで連続でチャーター便が運航しております。こういったものを、来春以降も継続して季節チャーターを誘致してまいりたいと考えております。実施策といたしましては、メディア、ブロガーの招聘をいたしまして、知名度を向上させたり、旅行会社に視察へおいでいただいて、ツアー造成を図ろうと考えております。
韓国、香港ともに増便ということでますます利用促進策が必要になってくるわけでございますが、こういった取り組みで引き続き増便の状況を続けてまいりたいと考えておりますし、台湾につきましては、航空会社から今後の定期チャーターを検討していきたいという前向きな発言もございました。ただ、実現に向けては知名度向上が必要というお話もありましたので、こういったことにしっかりと本予算を活用して対応してまいりたいと考えております。
●岩下観光戦略課長
同資料の4ページをごらんください。鳥取西道路開通観光情報発信事業の債務負担行為でございます。
鳥取西道路の開通を機に、関西、中京圏からの誘客を目指して平成31年度当初からの円滑な情報発信を行うため、債務負担行為の設定をお願いするものでございます。内容といたしましては、鳥取西道路開通によりアクセスが向上することのPRを目指して、主にはインターネットで宿を予約することが多いマイカー利用者をターゲットにインターネットでの情報発信を行うものでございます。
引き続きまして、隣の5ページをごらんください。観光情報提供事業の債務負担行為でございます。こちらはテレビ番組を中心に鳥取県の魅力を県外に発信するため、年度当初から切れ目のない情報発信のための予算でございます。マスメディアを活用した情報発信でございまして、こちらも交通インフラが充実してきているということに着目いたしまして、PRするものでございます。
6ページをごらんください。「ぐるっと山陰」誘客促進事業の債務負担行為でございます。大手の旅行会社は、特にバスツアーなどについて3カ月以上前から旅行商品の造成を進めていくということでありますので、来年度の債務負担行為を設定させていただきたいというものでございます。内容につきましては、宿泊を伴うバス1台当たり3万円、宿泊なしの日帰りのバスにつきましては1万5,000円の助成を行う内容となっております。
引き続きまして、11ページをごらんください。ただいま説明をさせていただきました債務負担行為の事業内容について平成31年度に係る支出を御承認をいただきたいというものでございます。
12ページをごらんください。鳥取県立夢みなとタワーの指定管理に係る報告でございます。平成31年4月から5年間にわたります指定管理でございまして、公募を行いましたところ、一般社団法人鳥取県観光事業団1社から応札がありました。
13ページをごらんください。6番の5名の委員によりまして審査を行ったところでございます。
15ページをごらんください。選定基準につきまして特筆すべき前回との違いの部分でございますけれども、こちらの選定基準2の(1)の設置目的を踏まえた方針・ビジョンの中段のほうに書いております。隣接地に建設中の竹内南貨客船ターミナルの完成を踏まえた人の交流しやすい環境づくりに取り組むとしておりまして、具体的には外国人観光客対応、クルーズ客船への対応などを行うこととしております。そういった選定基準について、委員5人とも適当であるという結果をいただいております。
◎西川委員長
説明が終わりました。
今までの説明につきまして質疑を受けたいと思います。いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
ないようですので、次に移ります。
次に、請願・陳情の予備調査を行います。
今回の予備調査は、新規分の陳情1件についてであります。
現状と県の取組状況は、お手元に配付しております請願・陳情参考資料のとおりであります。
初めに、執行部から現状と取り組みについて聞き取りを行った上で、陳情者の願意の聞き取りや現地調査を行うかどうかを検討したいと思いますが、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、陳情30年観光交流第27号、航空機の安全運航に係る意見書の提出について、担当課長からの説明を求めます。
●岩下観光戦略課長
それでは、請願・陳情資料の1ページをごらんください。航空法第70条により、アルコールを含む飲料などの影響により航空機の正常な運航ができないおそれがある間は、航空業務を行ってはならないと定められている一方で、業務に当たることを禁じる呼気アルコール濃度の統一的な数値基準はなく、検査方法や基準値は航空会社の判断に委ねられております。
こういった状況のもと、先月、日本航空のロンドン発羽田便で副操縦士が、呼気からアルコールが検出され、拘束されるという事案が起きました。10月25日には、全日空の石垣発那覇行きの航空機におきまして機長の呼気からアルコールが検出され、航空機が大幅に遅延するという事案も起きております。これについての取り組み状況でございますけれども、国土交通省は先週11月20日、航空事業者の飲酒基準に関する検討会を開催して、諸外国及び国内の飲酒関連基準や運用状況について有識者による論点整理を行ったところであります。今後、呼気アルコール濃度に係る数値基準の新設や機器による検査の義務づけなど、航空機乗務員の飲酒に関する基準が年内に策定される予定でございます。
◎西川委員長
それでは、ただいまの説明につきまして質疑を受けたいと思います。いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、委員の方で、陳情者から願意の聞き取りあるいは現地調査の必要性について御意見を伺いたいと思います。いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、今回につきましては、聞き取り及び現地調査は行わないことといたします。
次に報告事項に移ります。
質疑等については、説明終了後に一括して行っていただきます。
まず、警察本部から、報告1、年末及び年始における特別警戒取締りの実施について、竹森生活安全部生活安全企画課長の説明を求めます。
●竹森生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱
警察本部資料1ページをお願いします。年末及び年始における特別警戒取締りの実施について御報告いたします。
年末年始における各種事件、事故や雑踏事故の発生を抑制し、県民生活の安全と平穏を確保することを目的に、12月1日から来年1月4日まで特別警戒取締りを実施いたします。実施期間は3期に分けまして、第1期の12月13日までは各種犯罪被害防止、交通事故防止のための広報、啓発活動、第2期の重点警戒期間は12月14日から年末まで、金融機関、コンビニエンスストアなどへの立ち寄り警戒活動及び防犯ボランティア団体と合同パトロールを行います。第3期は元旦から1月4日まで、初詣に伴う雑踏事故防止活動を行います。
県下一斉の活動日としまして12月10日の防犯の日と12月14日の年金支給日には、特殊詐欺被害防止や盗難被害防止等を図るため、スーパーマーケットや金融機関等において広報、啓発を行います。
そのほか警察署では防犯ボランティア団体などと出動式、合同パトロール、また、繁華街や飲食店街における警戒取り締まり、飲酒運転等の悪質な交通違反に対する指導取締りを実施することとしております。
◎西川委員長
次に、報告2、平成30年年末の交通安全県民運動の実施について、本庄交通部交通企画課長の説明を求めます。
●本庄交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
警察本部資料の2ページをお願いします。平成30年年末の交通安全県民運動の実施について御報告いたします。
この時期は、1年を通じて最も日暮れが早く、降雪等による道路環境の変化や忘年会等での飲酒の機会がふえることで、飲酒運転による交通事故の発生が懸念されます。このようなことから、反射材用品の普及啓発や前照灯の早期点灯、飲酒運転の根絶を推進するなど、広く県民に交通ルールの遵守と交通マナーの実践を習慣づけることにより、交通事故防止を図る目的として運動を実施するものです。
実施期間は、12月12日から12月21日までの10日間です。
運動の重点は、夕暮れ時と夜間の交通事故防止、飲酒運転の根絶、高齢者、子ども及び障がい者の交通事故防止、全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底の4点です。
期間中の各警察署の主な行事は4の一覧表に記載しておりますけれども、郡家、智頭、浜村、倉吉、米子、黒坂署では、市町や関係機関と合同での街頭広報、琴浦大山、境港署では、交通安全教室、交通安全講習を行うこととしております。また、全ての警察署の取り組みといたしまして、自治体や安全協会等関係機関と連携いたしまして、酒類販売店訪問や啓発チラシの配布などを行い、さらなる飲酒運転根絶やハンドルキーパー運動の呼びかけを行うこととしておりますし、高齢者宅を訪問して反射材の着用、交通事故防止を呼びかけていくこととしております。
これらにつきましては、年間を通じて取り組んでいるものでありますけれども、期間中、特に強化して実施するものであります。交通安全運動により、交通安全意識の高揚、交通事故防止が図れるよう取り組んでまいりたいと考えております。
◎西川委員長
次に、地域振興部から、報告3、第2回保健所業務等に関する県・市連携協議会幹事会の開催について、川上地域振興課参事の説明を求めます。
●川上地域振興課参事(市町村連携協働担当)
地域振興部資料の別冊の1ページ目をお願いいたします。第2回保健所業務等に関する県・市連携協議会幹事会の開催について御報告いたします。
11月27日に、県と鳥取市及び東部4町をオブザーバーに、管理執行に係る実務的な総合調整を行う県・市連携協議会の第2回目の幹事会を開催いたしました。鳥取市の保健所が4月に設置され、それから8カ月間の状況について、鳥取市の保健所から説明がありました。
4の主な議事内容の(1)に上げさせていただいておりますが、中核市の保健所となったメリットとして、駅近というアクセスの向上、住民により身近な鳥取市で事務を行うということから、利用者が増加し、利便性が向上したという報告を受けました。また、医療費助成事務や身体障害者手帳の交付などで手続期間が短縮した等のメリットが見えてきております。また、鳥取市の保健所の活動実績等について、研修や食中毒対応等の状況などの報告を受けました。
次に、(2)ですが、新たな移譲・委託事務及び改正法施行等に向けた県市の取組として、ことし岐阜で発生した豚コレラ等を受け、鳥取県からも豚コレラ及びアフリカ豚コレラの防疫対策について、また、この12月から始まります肝がん、重度肝硬変の医療費助成事務について本年度の委託事務に追加させていただくこととし、変更協定を締結したこと、また、今年度の新たな取り組みとして、健康増進法の改正に伴う受動喫煙対策や全国的な流行を踏まえた風疹対策の強化の取り組みについて、県市で先行して強化して実施することについて説明をし、情報の共有を行いました。
主な発言といたしまして、町からは、県から鳥取市に移行した後も、相談等にも丁寧に対応いただいて、順調に滑り出したと思っている。また、7月の豪雨災害の際には、鳥取市の保健所から役場にお声かけをいただいて、実際に智頭町の避難所へ早速に保健師、薬剤師等を派遣いただいた。避難所には薬を持たずに行かれた方等もおられたそうで、避難者に一緒に投薬指導等もできて、町としても勉強になったというようなお話も聞かれました。今後も健康危機管理など不測の事態も起こり得ることとなりますので、引き続き県市と連携して県民生活の向上に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。
◎西川委員長
次に、報告4、県内の日本語学校の開校について、齋藤教育・学術振興課長の説明を求めます。
●齋藤教育・学術振興課長
地域振興部資料の1ページ目をお願いいたします。県内の日本語学校の開校について御報告申し上げます。
申請されておりました鳥取城北日本語学校、米子日本語学校について、10月26日に、法務省入国管理局から、日本語教育機関の適合審査の適合しているという内示がございました。そのことで御報告申し上げるものでございます。
学校の概要でございますけれども、1番の(1)、鳥取城北日本語学校ですが、大卒の高度外国人人材を受け入れまして、卒業後は県内企業等への就職を目指すというものでございまして、入学前に就職内定を得てから学校に入るというのは国内で初めての取り組みであるということでございます。詳しい内容はこの(1)以下でございます。
(2)番ですけれども、米子日本語学校でございます。大学進学を目指す学生を受け入れて、同法人が設置する米子松蔭高校との連携が特色となっているところでございます。詳しい内容は(1)以下でございます。
設立経緯、認可手続の経緯は2番に書いてございますけれども、城北日本語学校は昨年10月に県で認可をしたところでございますけれども、このたび1年がかりで法務省からの内示をいただいたということでございます。米子日本語学校についても、ことしの3月に認可したところでございますけれども、同時に法務省の認可の内示をいただいたというところでございます。正式な認可は来年の2月の見込みでございます。開校予定は平成31年4月ということになってございます。
◎西川委員長
報告5、平成30年度鳥取県文化功労賞受賞者の決定及び表彰式の開催について、池上文化振興監兼文化政策課長の説明を求めます。
●池上地域振興部文化振興監兼文化政策課長
平成30年度鳥取県文化功労賞受賞者の決定及び表彰式の開催についてでございます。
2ページでございます。平成15年度から実施している県の文化功労賞について、本年度は郷土史の分野で御功績のあった國田俊雄様、彫刻で御功績のあった石谷孝二様を表彰いたしました。
表彰式は、2に記載しておりますとおり、11月14日に知事公邸で行っております。
また、3に記載しておりますが、受賞者の功績を紹介する巡回展を平成31年1月に県内3会場で開催いたします。
◎西川委員長
なお、報告6、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、地域振興部資料3ページのとおりであり、説明は省略いたします。
報告7、第18回全国障害者スポーツ大会における鳥取県選手団の結果について、報告8、クロアチア拠点セーリングチームとの境港合宿に係る包括協定締結等について、報告10、卓球国際大会「2018ITTFワールドカデットチャレンジ鳥取大会」開催結果について、報告11、「IFSC-ACCクライミングアジア選手権 倉吉2018」の開催結果について及び報告12、2巡目国体等に係る島根・鳥取両県協議及び第88回(2033年)国民体育大会開催要望書の提出について、小西スポーツ課長の説明を求めます。
なお、報告9、青少年ジャマイカ派遣及び「五輪ホストタウン団」の現地訪問結果については、後ほど観光交流局から説明がありますので、説明は省略いたします。
●小西スポーツ課長
4ページをお願いします。福井県で開催されました第18回全国障害者スポーツ大会における鳥取県選手団の結果について報告します。
ことしは、選手は25名でありまして、そのうち正式競技出場者が17名でした。初出場の選手は7名でありました。獲得したメダル数は記載のとおりでありまして、金銀銅、合計20個のメダルを獲得しまして、メダル獲得率は64%となり、目標としております60%を超える結果でありました。内容的にも例えば陸上の高橋選手が異なる種目、ジャベリックスローという陸上のやり投げのような種目と50メートル走で、両方ともメダルを獲得しています。それから昨年は陸上競技に出場しました石田選手が、ことしは卓球に出場しまして金メダルという成績を残しております。
メダルの獲得者一覧は5ページに記載のとおりです。ことしは残念ながら団体競技の出場がなりませんでして、これは聴覚障がい者バレーですけれども、また来年に期待したいと思います。
6ページをお願いします。先月、クロアチアのセーリングチームですけれども、JKモルナルインターナショナルセーリングレーザーチームと本県との間で、境港市での合宿実施に係る包括協定を締結しました。JKモルナルインターナショナルセーリングレーザーチームはクロアチアを拠点に活動するチームでして、ロンドンオリンピックのメダリストやリオオリンピックのメダリストあるいは本県の瀬川選手など7名が在籍するチームです。協定の内容としましては、鳥取県セーリング連盟と境港市と県の3者がこのクロアチアのチームに合宿に必要な施設や設備などを提供する。一方、JKモルナルチームは県内選手の指導や県民との交流に協力するということで、ことしから来年、再来年と合宿をしていくということであります。JKモルナルチームのヨゾコーチは、この良好なコンディションの美保湾で練習して、東京オリンピックでメダルを3つ獲得したいというコメントを出しております。
引き続きその協定によります合宿の第一弾としまして、10月18日から美保湾で合宿を実施しました。練習はもちろんですが、市民との交流ということで中浜地区の境港市民による歓迎会や境港市立第二中学校を訪問していただいたりしております。コーチの合宿についての評価ですけれども、世界中を回っていますが、ここほどセーリングに適切な場所はないということで、ホスピタリティーも完璧だというような高い評価をいただきました。
10ページをお願いします。卓球国際大会「2018ITTFワールドカデットチャレンジ鳥取大会が先月下旬に鳥取市で開催されました。これは世界の各大陸から選抜されました15歳以下の選手が出場する大会で、期間中、延べ3,000人以上の観客に来ていただきました。初めの3日間に行われましたトレーニングキャンプにおいては、鳥取県の選抜チーム、男女8名が参加させていただいて世界の選手と練習を行いましたし、また、試合においては八頭中学校2年生の米村選手が混合ダブルスに出場をさせていただいたということであります。
大会の結果ですけれども、団体戦、個人戦がありまして、日本チームは強いということがありました。団体戦やダブルスでは、日本が優勝しております。それから個人戦のシングルスは、やはり中国が強かったということであります。
その他のところですけれども、日本卓球協会の方も含めて参加者からは、県民体育館ですけれども競技会場はもちろんよかったと。それからホテルでの食事や会場までの輸送についても、非常に高い評価であったということです。今後2020年東京オリンピックにおける卓球の事前キャンプの誘致ということに向けても引き続き取り組んでいきたいと思っています。
11ページは参加チームの概要などを記載しておりますので、またごらんいただければと思います。
12ページをお願いします。クライミングアジア選手権が県立倉吉体育文化会館を舞台に、11月7日から11日まで開催されまして、その期間中、延べ5,000人を超える観客が来場されました。アジア大会ということで、いずれもトップ選手ですけれども、アジア14カ国から107人の選手が参加をされました。
主な結果ですけれども、鳥取県の選手も出ておりまして、高田知尭選手はリードで3位に入って表彰台に登ったということでありますし、コンバインドという複合競技ですけれども、これも6位に入る活躍を見せております。
最終日に行われましたアフターパーティーは非常に盛り上がって、これまで参加した中で一番よかったパーティーだという評価を得ております。また、大会運営もいい評価をいただいて、おもてなし対応は倉吉市が中心にやっていただきましたけれども、皆さんから評価をいただいておるところです。県立倉吉体育文化会館は3種類の壁を有する、国内でも有数の施設でありますので、また今後も機会があれば、今度は全日本クラスの大会でも誘致できればなと思っているところです。
13ページは大会成績について載せておりますので、またごらんいただければと思います。
14ページをお願いします。さきの9月議会におきまして2巡目国体の招致決議をいただいたところでありまして、これを受けまして、11月13日に国体の開催要望書を日本スポーツ協会と文部科学省に提出をしました。これによりまして、今後、鳥取県は開催申請書提出順序了解県として2033年に開催予定ということで扱われていくということであります。
これに先立ちまして、11月12日に鳥取県、島根県の知事が協議の場を設けました。内容としましては、島根県との協力開催について具体の検討を進めるために連絡調整会議を立ち上げるということを両県で確認しました。これを受けて、年明けからでもこの会議を立ち上げまして、島根県と、それから各市町村や競技団体にも相談をしながら、この協力のあり方ということについて具体的に協議をしていくということであります。
15ページ以降は開催要望書などの写しを添付しております。
◎西川委員長
次に、観光交流局から、報告13、山陰デスティネーションキャンペーン実施結果について、岩下観光戦略課長の説明を求めます。
●岩下観光戦略課長
観光交流局の資料1ページをごらんください。山陰デスティネーションキャンペーン実施結果について報告をさせていただきます。
ことし7月から9月の間、全国のJR6社から送客の協力を得ましてデスティネーションキャンペーンを実施しました。地元と協力して観光素材の磨き上げを行い、日本原風景を存分にお楽しみいただける旅を提案してまいりました。
実施結果につきましては、7月の西日本豪雨災害の影響により、こちらの3つの表を見ていただければわかりますけれども、はくと、いなばが7月18日まで運休しておりました。それから、やくもにつきましては8月1日まで運休しておりました関係で、JR乗車人数については前年比マイナス40%という大幅減になりましたが、下の表の主な観光地の入込客数の前年比を見ていただきますと、増加しているところが多くなっていることがおわかりいただけると思います。これは、全国での広報効果あるいは地元と協力した新たな観光素材の磨き上げなどが評価されたものと考えております。先日も報道されておりましたが、主要観光地の入り込みは山陰双方で13%増、それから鳥取県だけに限りますと28%増となりました。
その下、割引企画切符の販売状況でございますけれども、このデスティネーションキャンペーンを行いますことによってJRが特別に割引した切符を発売していただけるという特典がございます。こちらは山陰めぐりパスでございますけれども、大阪発で4日間有効で山陰をめぐり放題というものでございます。特に今回のデスティネーションキャンペーンでは、子どもを4日間1,000円で同じく乗り放題としていただいたところがあります。これが昨年に比べて221%増となりました。それから岡山、広島からお得に4日間、山陰を回れる山陰フリーパスというのがありますけれども、そちらも多く販売されております。そういった効果もありまして、10月の楽天トラベルの予約急上昇ランキングで、福井県に次いで鳥取県が全国で2位ということになっております。
豪雨災害の影響はありましたけれども、JRから特別な協力を得ることで、実質デスティネーションキャンペーンの延長ということがなされております。具体的に言いますと、この特別価格のパスの販売を12月下旬まで継続、それから中国5県と一緒に行いますがんばろう!西日本キャンペーンを、特別に低いレートに設定したJR価格の旅行会社への提示と、1月末まで国から予算をいただいてやっている13府県ふっこう周遊割を組み合わせた販売を行いまして、誘客の強化を行っているところでございます。
最後に、下の今後の取り組みでございますけれども、来年度にも山陰デスティネーションキャンペーンのアフターキャンペーンを行う予定にしておりまして、山陰デスティネーションキャンペーンを契機に注目された観光素材のさらなる磨き上げを行って、誘客定着に向けての準備を進めているところでございます。それから、このキャンペーンを契機に鬼太郎列車のリニューアルや観光列車あめつちの運行も開始されておりまして、このキャンペーンが終わった後もレガシーとして残っていくものでございます。
◎西川委員長
報告14、ソニーシンガポール大規模年末プロモーションとの連携による鳥取県PRについて、鈴木観光戦略課国際観光誘客室長の説明を求めます。
●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
2ページをごらんいただけますでしょうか。ソニーシンガポール大規模年末プロモーションとの連携による鳥取県PRについて御説明申し上げます。
シンガポールでございますが、訪日旅行客が急増する東南アジアの中でも最も経済的に豊かで訪日旅行が盛んな地域でございます。本県といたしましても韓国、香港、台湾といった東アジアに次ぐ重点市場として観光客誘致に取り組んでおるところでございます。そのような中、ソニーシンガポールが年末に展開する同社の大型プロモーションと連携して、鳥取県のPRを行っていただけることになりました。その内容を下の事業概要のところに書いてあります。
1番、プロモーション名称でございますが、ソニー・イヤー・エンド・プロモーション2018、いわゆるソニーの年末商戦のキャンペーンでございます。
期間といたしましては、11月15日から12月31日でございます。
内容でございますが、右側の3ページのほうにその一例を掲載させていただいておりますが、ソニー商品のカタログでございます。こちらの表紙は大きな字で「AWESOME
TOTTORI」と表現されております。いいね鳥取、すばらしい鳥取という意味だということでございますが、このカタログは表紙もでございますが、中も全て鳥取県の観光地を掲載しながら、同社の商品をPRしているというカタログになっておりまして、シンガポール全世帯の半数に当たる60万戸に配布をされるということでございます。また、この下の絵でございますけれども、これはソニーのお店の中に鳥取県のコーナーを設けております。砂丘と砂の美術館、あとイルミネーションをイメージしたコーナーを設けていただいております。
2ページの3のところに戻りますが、カタログや店頭以外にも、ソニー以外の家電量販店での店頭PRやテレビでも鳥取砂丘の様子等が随時流れていると。また、地下鉄等の交通広告、地元の最大手新聞での広告、SNSやダイレクトメールなどのさまざまな広告をソニーとしては行われます。ソニーとしては100万シンガポールドル、8,000万円規模のキャンペーンをこの年末に行われるということで、これに合わせて鳥取のPRを行っていただいておるところでございます。
広告効果としまして、5番に400万人の目に触れる見込みというふうにソニー側の試算を掲載させていただいておりますが、シンガポールという地域は東南アジアのショーケースとも呼ばれるぐらいの地域でございまして、シンガポールの方だけではなくて、シンガポールを訪れる欧米等の外国人観光客の方にも非常にPRができるのではないかなと期待をしております。こういったPRを機にシンガポール、ASEANからの誘客も強化してまいりたいと考えております。
◎西川委員長
次に、報告15、青少年ジャマイカ派遣及び「五輪ホストタウン団」の現地訪問結果について、報告16、第23回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットの結果について及び報告17、台湾台中市との友好交流協定締結、知事トッププロモーション活動の結果について、遠藤交流推進課長の説明を求めます。
●遠藤観光交流局交流推進課長
観光交流局の資料4ページをお願いいたします。青少年ジャマイカ派遣及び「五輪ホストタウン団」の現地訪問結果について御報告いたします。
ジャマイカにつきましては、ウェストモアランド県と2016年に友好交流の提携をいたしました。また、オリンピックに向けてホストタウンということでキャンプの事前準備等を進めているところでございます。こういう取り組みの一環といたしまして、昨年に引き続き青少年の交流団を派遣するとともに、オリンピックに向けて友好交流、事前キャンプの準備ということで五輪ホストタウン団というものを派遣したところでございます。
派遣者につきましては、1のところですけれども、今回は青少年団、鳥取湖陵高校5名、米子高校5名、また、ホストタウン団ということで濱崎議連会長を初め執行部の職員が参ったところでございます。
青少年交流事業ですけれども、10月11日から22日まで派遣したところでございます。現地の高校生等とダンスや工夫を凝らした創作料理というものを通じた交流を行ったところでございます。
また、在ジャマイカの日本大使館でも非常に歓迎していただきまして、レセプションを開催していただき、そこでもダンスなどを披露させていただいたところでございます。ジャマイカの山﨑大使からも、鳥取県はジャマイカにとって日本のゲートウエイだ、高校生は日本の文化大使だというような高い評価をいただいて、今後も鳥取県とジャマイカとの交流を支援していこうというような約束もいただいたところでございます。
また教育、高校関係者もこの事業に高い評価をしていただいておりまして、生徒は、周りの人に影響を与えられる人間になりたいや英語を頑張って勉強したいというような、非常に前向きな意見を聞いております。先生方もすごく生徒が変わったというようなことで、話を聞いているところでございます。
また、5ページですけれども、ジャマイカ・オリンピック協会とも2日にわたって協議をいたしたところでございます。オリンピック協会からは、今月あるいは来年に来日する機会に、鳥取県と2020年に向けての事前キャンプのスケジュールや広報館の設置等についても話し合いたい、2020年以降も鳥取県との交流を続けて、文化面等での交流もオリンピック協会としてもしていきたいといったようなことを聞いております。
また、ウェストモアランド県のモーア知事とも話をいたしまして、モーア知事からもぜひ東京オリンピックの際には鳥取県を訪問したい。また、青少年交流としても、来年度はぜひウェストモアランド県から鳥取県に青少年を派遣したいというような話を聞いておるところでございます。友好交流あるいはオリンピックの準備に向けて大いに弾みがついたと考えております。
また、青少年交流について、この成果を広く県民に知ってもらうために帰国報告会を12月16日に倉吉市で開催するよう、今、準備を進めておるところでございます。
続きまして、7ページをお願いいたします。第23回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットの結果についてでございます。
10月30日に第23回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットがウラジオストクで開催され、本県からは野川副知事に参加いただきました。テーマが「経済特区・北東アジア地域の総合発展への新しい可能性」ということで、このテーマに沿っていろいろ議論を行ったところでございます。本県からもDBSの活用を通じた経済交流の活性化などについて提案し、(6)の合意結果のところですけれども、DBSの利用促進や米子-ソウル便の利用促進などが合意事項として盛り込まれたところでございます。また、友好交流地域である参加の4地域とも2地域間会談を行いまして、吉林省とは、商工労働部が進めております電気自動車のプロジェクトなどを連携して取り組んでいこうということ、また、江原道とは来年が25周年を迎えますので、一緒に25周年を祝おうということなどを各地域と話したところでございます。また、あわせて北東アジア美術作品展示会開幕式が行われ、副知事が参加しテープカット等を行ったところでございます。
9ページに共同宣言、合意事項を載せておりますので、またごらんいただければと思います。
続きまして、11ページをお願いいたします。台中市との友好交流協定締結、知事トッププロモーション活動の結果について御報告いたします。
11月3日から台中市で花博覧会が開催されるということで鳥取県も出展したわけですけれども、これに合わせて知事が訪台し、台中市との友好交流協定を締結するとともに、さまざまなプロモーション活動を行ったところです。
1ですけれども、11月2日に友好交流協定の締結を行ったところでございます。台中市の林市長からは、鳥取県内の空港を結ぶ定期チャーター便の就航に努力したいこと、漫画を通じた交流あるいは台中市でも検討が進められている砂の美術館を通じた交流について提案があったところでございます。また、平井知事からは、中国語の歌を交えながら観光や物産面での交流を促進したいといったような話があったところでございます。
続きまして、13ページまで2、3、4のところで、台中、台北の旅行会社あるいは航空会社に対するトッププロモーションを行ったところでございます。台中、台北の旅行会社からも前向きなお話を聞いているところでございます。また、知名度の向上といったところについて要望もいただいているところでございます。先ほど鈴木室長から議案の説明がございましたが、こういったお話を受けての話でございます。
続きまして、5のところで、花博の会場でのPR活動等を行ったというところでございます。花博に観光事業団を通じて出展しております。そこの写真にあるようなものを出展させていただいたわけですけれども、ここの会場でもしゃんしゃん傘踊りや知事がPR活動をしたところでございます。
続きまして、14ページでございます。6、7のところで、物産のPRもさせていただいたところでございます。裕毛屋という台中市のスーパーで、県内事業者にも参加いただいて、物産展を開催しました。また、鳥取県の梨を台湾で一番扱っていただいている台北のウオーカーという会社に来年以降の梨の販売促進や輝太郎柿の新規取り扱いのお願い等をさせていただいたところでございます。
15ページには友好交流協定の写しをつけさせていただいております。
◎西川委員長
次に、報告18、秋の伯耆国「大山開山1300年祭」関係イベント等について、宮永西部総合事務所地域振興局西部観光商工課大山振興室長の説明を求めます。
●宮永西部総合事務所地域振興局西部観光商工課大山振興室長
同じ資料16ページをお願いいたします。秋の伯耆国「大山開山1300年祭」関係イベント等につきまして、クライマックスイベントの大山ワンダーフォーラムなどを実施いたしましたので、その概要を報告させていただきます。
まず、前回の委員会でも企画を御説明いたしましたが、大山ワンダーフォーラムは10月20、21日に農と食のフェスタinせいぶと一体的に開催する形で実施いたしました。一連のイベントに県内外から約1万9,000人の方々に来場いただいたところでございまして、大山開山1300年祭でスポットを当ててきました大山圏域のさまざまな魅力を体感していただいたところでございます。米印のところに書いてございますが、これらの相乗効果もございまして、農と食のフェスタ自体も過去最高の6万人を集客したと聞いております。大山ワンダーフォーラム自体の集客状況は表中に記載をしておりますので、ごらんをいただければと思います。
個々のイベントにつきまして少し御説明をさせていただきますと、(1)番でございます。「大山を詠む!」俳句コンテストでは、藤田弓子さんをお招きいたしまして、写真と俳句を通じて大山の魅力を味わっていただいたところでございます。この中の俳句コンテストの結果でございますが、最優秀賞は愛媛県からお招きしました松山東高校が受賞されました。同じく愛媛県から参加いただいた今治西、伯方高校は優秀賞、それから地元から参加いただいた米子東高校が同じく優秀賞に輝くなど、健闘いただいたところでございます。
続いて、17ページでございます。(2)番、星のフェスタでございます。大ヒットプラネタリウム「銀河鉄道の夜」という番組がございますが、こちらの上映とあわせて制作者の
KAGAYAさんをお招きした山陰初のトークショーを開催するなどして、星空の魅力をアピールさせていただきました。県内外から多く参加をいただきました。遠方では沖縄からも参加いただくなど、大変にぎわったところでございます。
続いて、(3)番でございます。大山ブランドフェスティバルということで、地元の境港総合技術高校、それから米子南高校の生徒にも御参加いただきまして、圏域の水と食のすばらしさをPRしたところでございます。
続いて、18ページをお願いいたします。(5)番ですね。日本の鉄文化、たたらの歴史フォーラムということで、芸能界きっての歴史、日本刀通の俳優、高橋英樹さん、それから作家の井沢元彦さんをお招きいたしまして、伯耆国の刀工、安綱を切り口にして、日本刀やたたらの歴史を持つ大山圏域の魅力をアピールさせていただいたところでございます。
続いて、19ページでございます。(6)番でその他関連イベントとしておりますが、大山ワンダーフォーラムに合わせまして、関係機関の方々に多様なイベントを実施していただいたところでございます。中でもイのよなごグランマルシェでは、米子商工会議所、それから同青年部の方々に共催をいただいたことで実現をしておりますが、約1万5,000人余りの方が米子市公会堂の前庭に集まっていただいたということで、大変にぎわいを見せておりました。
続いて、2番、その他の関係イベントの実施結果を報告させていただきます。
まず(1)番でございますが、昨年度に引き続きまして大山環状道路を歩行者に開放いたしまして大山紅葉満喫ウオークを実施いただきました。イに書いておりますが、ウオーキングイベントには事前に応募いただきました500名余りの方に御参加をいただいたところでございますし、次の20ページでございますけれども、ウオーキングツアーの招致ということで、いろいろとツアーの企画をお願いしておりました結果、7社におきましてツアー商品の造成をいただきまして、合計1,200名余りの方に来県をいただいたところでございます。
以下、(2)番から(4)番はもともと別の日に開催予定でございましたが、台風24号、25号の影響で延期開催をしたものでございます。まず、11月11日日曜日には大山古道をトレイルルートに見立てましたトレイルウオーキングイベントを3つのルートで実施いたしました。それとともに、(3)番でございますが、次の100年へと題しました秋のたいまつ行列を昨年に続きまして同時開催させていただきました。夏山開きとは趣の異なったたいまつを来場された皆様に体感いただいたところでございます。このたいまつ行列には議会からも御参加をいただきまして、当委員会の伊藤委員にも御参加をいただきました。ありがとうございました。
最後でございます。(4)番、とっとりバーガーフェスタでございますが、11月17、18日に行われました。初日、雨でございましたが、18日は晴天でたくさんの方々に来場いただいたところでございます。今回10回目の大会ということでございましたが、同時開催されております全国ご当地バーガーグランプリでは、八頭の大江ノ郷自然牧場が2連覇を達成するという結果も出ましたし、大山開山1300年祭を機に“禅”バーガー大山寺というものが改良されましたが、こちらも過去最高の5位を獲得するなど、地元も活躍した大会となりました。
◎西川委員長
説明が終わりました。
それでは、ただいままでの説明につきまして質疑を受けたいと思います。いかがでしょうか。
○藤縄委員
台湾・台中市について、友好交流協定までこぎつけていただいた。ちょうど1年前に観光交流協定を結んで、この1年で友好交流協定まで来たということは、よくやっていただいたと評価しております。林市長だけれども、24日に台湾統一地方選挙があって、接戦だとは聞いておったのだけれども、市長がかわったのですよね。何が大きく変わるということはないだろうとは思うのだけれども、やはりこの信頼関係をつないでいくように、時を置かずに事をやっていただきたい。せっかく今マンダリン航空にしても非常に期待しておる向きがあるから、そのことに努めてほしいのだけれども、どうでしょうか。
●遠藤観光交流局交流推進課長
委員お話のとおり、民進党の林佳龍市長がこの前の選挙で負けられまして、国民党の盧市長が12月25日から就任される予定になっております。情報収集しているところですけれども、幹部の方もかわられるだろうというような観測も出ておりまして、また方向性も変わってくる可能性があるかなとは思っております。ただ、林市長の前はまた国民党の市長でございまして、その際にもずっと交流事業は継続的に熱心にやっていただいておりましたので、大きく交流事業が変わることはないだろうとは思っておりますけれども、友好交流協定を結んだところでございますので、これを契機に観光や物産、スポーツなどのさまざまな交流が発展するよう、市長がかわりましても、台北駐大阪経済文化弁事処等も通じながら一生懸命取り組みをやっていきたいと思っております。
○藤縄委員
よろしくお願いします。陳台中市観光旅遊局長もかわる可能性があるのだよね。韓国、香港が定期便があるということで鳥取に来る人が多いのだけれども、3番目が台湾ですから、基本的に鳥取に来たいという方々が多い状況ですので、くれぐれも対応していただきたい、よろしくお願いします。
◎西川委員長
要望でよろしいでしょうか。
私から1点だけ。1ページで、山陰デスティネーションキャンペーンの中で主な観光地の入込客数の項目が上がっているのですけれども、その仕分けがどういう基準でされたのかなと思って。例えば東部であれば、鳥取県はジオパークを一生懸命やっていますが、砂丘が2つ入って、3項目しかないので入っていないのかなとも思ったり、それから西部であれば、例えば桝水天空リフトが載っておるのですけれども、大山全体は開山1300年祭に取り組んでいますよね。そこら辺を本来はここに載せるべきではないかと私は少し感じたのですけれども、この仕分けの仕方がどうかなと思っています。
●岩下観光戦略課長
こちらの数値につきましては、このデスティネーションキャンペーンで新たな商品づくりでてこ入れをさせていただいたところを中心に載せておりまして、先ほど申し上げました鳥取県が28%増といったところも従来の入り込み調査の何十カ所の合計数値ではございませんで、てこ入れをした観光地の13カ所を合わせた数値が28%増ということになっておりまして、例えばジオパークでいうと瑞風の立ち寄り地のアルマーレとかあるのですけれども、瑞風はこのDCの中に換算していなくて、そういった仕分けでこのデスティネーションキャンペーンに関係したてこ入れをしたところの数値ということで絞らせていただいています。
◎西川委員長
わかりました。
そのほかいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
次に、その他ですが、警察本部、地域振興部及び観光交流局に関して執行部、委員の方で何かありますか。
●池上地域振興部文化振興監兼文化政策課長
ジュニア県展というチラシを1枚配らせていただいております。小・中学生を対象としたジュニア県展が12月15日に倉吉博物館を皮切りに始まります。今年度は過去最高の6,700点余りに出品いただいております。そのうちの入賞、入選作品を展示してまいりますので、ごらんいただきますように御案内いたします。
◎西川委員長
そのほかはよろしいですね。
それでは、意見も尽きましたので、警察本部、地域振興部及び観光交流局につきましては、以上で終了したいと思います。
執行部の入れかえを行いますので、5分間休憩いたします。
午前11時33分 休憩
午前11時39分 再開
◎西川委員長
再開します。
それでは、引き続き危機管理局、県土整備部に係る付議案の予備調査を行います。
質疑については、説明終了後に行っていただきます。
それでは、危機管理局の説明を求めます。
初めに、安田危機管理局長の総括説明を求めます。
●安田危機管理局長
危機管理局の議案説明資料をごらんください。表紙をめくっていただきまして、補正予算、それからそれに伴います繰越明許費、また、複数年契約に係る債務負担行為を計上したいと考えております。
1ページに補正予算を示しております。2,400万円余でございまして、原子力災害医療派遣チームの活動に用います車両の整備を行おうとするものでございます。
詳細は担当課長から説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
◎西川委員長
続きまして、関係課長等から順次説明を求めます。
●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
2ページをごらんください。まず1、事業の目的、概要のところですけれども、原子力災害発生時に、県立中央病院にある原子力災害医療派遣チーム要員の派遣や資機材の搬送、情報収集等の活動に使用する車両の整備を行うというものです。その車両の整備ですけれども、仕様については、下の四角で囲んでいるところになります。車両の主な仕様としては、情報収集等は衛星電話や自動追尾型のアンテナ等々、また原子力防災資機材や医療資機材等の運搬に関するものについては、資機材の収納棚といったものを考えております。
5ページをごらんください。繰り越しに関する調書です。原子力防災対策事業費としてこのようになっておりまして、備考ですけれども、原子力災害派遣医療チーム専用車両はパトランプ等の設置に6カ月以上要するということから、年度内事業完了は困難なため繰り越しをお願いするものです。
●森本消防防災課長
資料6ページをお願いいたします。消防学校浄化槽保守点検業務委託につきましては、平成31年度から平成33年度までの3年間の複数年契約を締結したいと考えておりますので、そのための債務負担行為設定をお願いするものでございます。
◎西川委員長
説明が終わりました。
それでは、ただいままでの説明につきまして質疑を受けたいと思います。いかがでしょうか、よろしいですか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、県土整備部の説明を求めます。
初めに、山内県土整備部長の総括説明を求めます。
●山内県土整備部長
県土整備部資料をお願いいたします。11月定例県議会に上程いたします議案は、予算関係で補正予算2課分と、繰越明許費に関するもの、さらにゼロ県債を含めた債務負担行為に関する調書でございます。予算関係以外でございますけれども、鳥取県港湾管理条例の一部改正に伴う議案を含めて空港港湾課分3件、さらに報告案件としまして、道路企画課分の損害補償に係る和解と損害賠償の額の決定につきまして3件を専決処分しましたので、報告をいたすものでございます。
1ページをお願いいたします。補正予算の説明資料総括表でございます。治山砂防課、空港港湾課分を合わせて4,700万円余の補正をお願いするものでございます。空港港湾課分につきましては、2019年レーザー級世界選手権開催に伴う境港公共マリーナの修繕に関するもの、さらに治山事業におきましては、台風24号により裏山が崩れた単県斜面の県負担分4,000万円、合わせて4,700万円余をお願いするものでございます。
詳細につきましては、各課長から御説明を申し上げますので、よろしく御審議をお願いします。
◎西川委員長
続いて、関係課長等から順次説明を求めます。
●谷県土整備部次長兼県土総務課長
4ページをお願いいたします。公共事業補正予算総括表でございます。先ほど部長からありましたが、公共事業の補正額としては4,000万円でございます。
続きまして、6ページをお願いいたします。その4,000万円が単県公共の治山事業ということで、鳥取市青谷町の早牛地区、南部町鴨部地区ほかで行います単県斜面崩壊復旧事業でございます。
続きまして、12ページをお願いいたします。12ページから繰越明許費の関係でございます。15ページに総括表がございます。今回、繰り越しの要求額としましては、中ほどになりますけれども、合計で35億5,300万円余ということでございます。
続いて、16ページをお願いいたします。繰越理由一覧でございます。16ページから18ページまでございますが、災害復旧の関係であったり、用地や工法、関係者等の調整に日数を要したものなどでございます。
19ページからが債務負担行為の関係でございます。一番上、八頭庁舎警備業務委託、その次の米子駅前エレベーター保守点検業務委託でございますが、これにつきましては、現在平成28年度から平成30年度の3年間の契約をしておりますが、来年度からも3年間コスト削減や業務レベルを安定させるということで、債務負担をお願いするものでございます。
20ページをお願いいたします。20ページの下から2番目、葭津和田町線橋梁上部工事でございますけれども、これはJR境線の上空部ということで、安全、円滑な工事執行のためにJRに委託をすることとしております。来年度からの予定でございましたが、JRとの協議によりまして、今年度に前倒しされたことに伴い、債務負担をお願いするものでございます。
そのほかにつきましては、いわゆるゼロ県でございまして、35ページです。翌債、ゼロ県工事予定箇所の一覧でございます。出水期や冬季までに工事を終えるということで、早期に事業着手し、事業効果の発現を図るということで、こちらの工事箇所を予定しております。あわせまして施工時期の平準化を図ることで、業者の経営の効率化であったり、雇用の確保の安定化に寄与しようとするものでございます。工事につきましては、工種や工事の規模、地域等を配慮しながら選定しているところでございます。
●河田道路企画課長
道路企画課です。資料の32ページをお願いいたします。損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定につきまして、知事の専決処分を3件行いましたので、報告いたします。
まず、1件目でございます。平成30年4月4日午前0時ごろ、日野郡江府町江尾地内の国道181号で和解の相手方の車両が走行中、沿道の斜面から路上に落下いたしました石に乗り上げて車両が破損したものでございます。県の過失割合を4割といたしまして、和解の相手方に8万3,289円を支払うものでございます。
33ページをお願いいたします。2件目でございます。平成30年6月23日午前11時50分ごろ、八頭郡智頭町市瀬地内の県道智頭用瀬線で和解の相手方所有の車両が走行中、沿道の斜面から落下してきました石に当たりまして、車両が損傷したものでございます。県の過失割合を10割といたしまして、和解の相手方に2万9,776円を支払うものでございます。
続きまして、34ページをお願いいたします。平成30年7月6日の午前8時ごろ、倉吉市大沢地内の県道倉吉東伯線で、和解の相手方の車両が路面の陥没した部分で損傷したものでございます。県の過失を7割といたしまして、和解相手方に18万154円を支払うものでございます。
日ごろから道路パトロールや施設点検等を実施している中で発生した事案でございます。より一層パトロールに留意して、このような事案ができるだけ発生しないよう努めてまいりたいと考えております。このたびは大変申しわけございませんでした。
●的場治山砂防課長
資料の2ページをお願いいたします。治山費の単県公共、単県斜面崩壊復旧事業でございます。この事業は、国の補助事業、単県急傾斜地崩壊対策事業の対象とならない民家の裏山などの斜面崩壊地の復旧対策を実施するもので、市、町が事業主体の事業でございます。県といたしましては、事業費から地元負担金等を除きました額の2分の1を市、町に助成するものでございます。今回、9月議会以降、地元との調整が整いました鳥取市洞谷地区、倉吉市桜地区、南部町鴨部地区など、13地区に対しまして合計4,000万円の増額補正をお願いするものでございます。
●森田空港港湾課長
資料の3ページをお願いいたします。境港管理組合負担金にかかわる補正で700万円余をお願いするものでございます。この予算は、2019年のレーザー級世界選手権の開催に向けまして大会関係者等との調整を行っておりましたところ、必要となる境港公共マリーナ施設の改修経費につきまして来年6月の大会開催までに改修を終えられるよう、補正をお願いするものでございます。主な内容としましては、出艇用スロープ、浮き桟橋の設置や安全施設の改修等の経費でございます。マリーナにつきましては、当初予算で多目的施設、それからマリーナ管理棟の対策の経費をお願いしておりまして、これを実施してきていたところでございます。
続きまして、資料の23ページをお願いいたします。議案第11号、鳥取県港湾管理条例の一部を改正する条例を廃止する条例でございます。鳥取港のボートパークにおきまして公募による指定管理者制度を導入することとしまして、ことしの2月議会におきまして港湾管理条例の改正の議決をいただいております。この条例は平成31年の4月1日施行ということで、指定管理者の選定を進めておりました。ところが、公募を再公募まで行いましたけれども、応募者がいなかったということで、この未執行であります条例の改正案を廃止するという条例でございます。来年の4月1日以降、引き続き直営で管理するという予定でございます。
24ページをお願いいたします。鳥取県営境港水産物地方卸売市場及び境漁港の指定管理者の指定に対する議案でございます。これにつきましては、農林水産部指定管理者候補選定審査・指定管理施設運営評価委員会の審査を経まして、境港水産物市場管理株式会社に来年4月から5年間の指定管理をしようとするものでございます。
続きまして、28ページをお願いいたします。議案第33号、指定管理者の指定でございまして、鳥取県立みなとさかい交流館についてのものでございます。これにつきましては、鳥取県県土整備部指定管理候補者審査・指定管理施設運営評価委員会の審査を経まして、境港管理組合に来年4月1日から5年間の指定管理を指定しようとするものでございます。
◎西川委員長
説明が終わりました。
それでは、質疑に移りたいと思います。いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
ないようですので、次に、報告事項に移ります。
質疑等は説明終了後に一括して行っていただきます。
まず、危機管理局から、報告19、鳥取県中部地震復興本部チーム第2回会議の開催結果について、國米危機管理局副局長兼危機管理政策課長の説明を求めます。
●國米危機管理局副局長兼危機管理政策課長
危機管理局資料1ページをお願いいたします。鳥取県中部地震復興本部チーム第2回会議を10月17日に開催をいたしました。出席者はここに書いてあるとおりでございます。そこで報告をいたしました概要を御説明いたします。
報告は2つございます。1つ目が、震災後へのふるさとづくり支援の取り組み状況です。まず、被災者住宅再建支援補助金などの申請率がほぼ100%になったこと、それから実態調査をずっと続けておりましたが、実態調査実施率もほぼ100%になったことを報告させていただきました。実態調査を行う中で生活復興支援が必要な世帯は75件、プランを作成する世帯がその中で43件あること、引き続きこれらの世帯について丁寧に支援を行っていくことを確認いたしました。
2つ目が、支え愛マップへの取り組みの状況を報告させていただきました。支え愛マップづくり、平成27から29年にかけて作成件数が減ってきておりましたが、平成30年度にとっとり県民活動活性化センターの専門家による伴走支援によるてこ入れなどを行いまして、今年度は60件近い作成になるのではないかと見込んでおることを報告いたしまして、引き続き取り組んでいくこととしております。
◎西川委員長
次に、報告20、平成30年度第6回原子力安全対策プロジェクトチーム会議の開催結果について、報告21、鳥取県原子力安全顧問の委嘱について、報告22、島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査の状況等について(第45報)、報告23、平成30年度鳥取県原子力防災訓練(島根原子力発電所対応・人形峠環境技術センター対応)の実施結果について及び報告24、安定ヨウ素剤の事前配布の実施結果について、木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長の説明を求めます。
●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
危機管理局資料の2ページをごらんください。原子力安全対策プロジェクトチーム会議の開催結果ということで、審査会合等で原子力規制委員会等から島根原発3号機に関しては申請書の補正が必要という指摘を受けたこと、2号機については審査説明資料が受理されなかったこと、これらの件につきまして中国電力から事のてんまつと対応方針について説明を受けたいということで11月7日にプロジェクトチーム会議を開催したものです。
中国電力からこれらに関する一通りの説明を受けまして、3ページになりますけれども、総括ということで、知事から、両市長と相談の上、我々の考え方を中国電力に文書で申し入れたいというコメントがありました。11月9日、中国電力に文書による申し入れを行ったということで、4番の内容のところですけれども、このたびの遺憾な事態を繰り返すことはなく、審査に対して真摯に対応すること、3号機、2号機のことについては、住民に対して説明責任を果たすこと、最後に安全協定を改定することといった申し入れを行っております。それに対して、中国電力、天野支社長からのコメントとしては、今回の件について陳謝した上で誠意を持って対応してまいりたいというコメントがありました。
続きまして、4ページになります。鳥取県原子力安全顧問についてです。
これまでの原子力安全顧問14名の任期が満了したということから、10月17日付で13名の顧問の再任、1名が地下水分野の顧問なのですけれども、交代しております。11月1日付に新たに4名の顧問を委嘱しました。その4名の顧問ですけれども、全顧問について欠格要件に該当しないということを確認しました。
2番の下の、充実、新設を行った分野ですけれども、今回、新たに委嘱した4名において、県に対して今後、御指導、御助言いただきたい項目というものをここに上げております。放射性影響評価におきましては、特に原子力災害現場の初動の救急対応等について富永先生に、原子力工学におきましては、2号機、3号機の新規制基準の適合や1号機の廃止措置など各プラントの設備設計について牟田先生、吉橋先生にお願いしたいと考えております。また吉橋先生におきましては、放射性廃棄物につきまして1号機、人形峠環境技術センターの廃止措置などで生じる放射性廃棄物の管理についても御助言いただきたいと思っております。最後、原子力防災に関しましては、さらなる避難計画の実効性の深化を図るということで、梅本先生に御助言をお願いしたいと考えております。
続きまして、8ページになります。2号機の審査状況についてですけれども、前回の報告から2号機に関して審査会合は行われていないのですけれども、この間に原子力規制委員会による2号機の現地調査が行われましたので、それについて御報告いたします。
下の表の概要のところですけれども、山中委員らによって緊急時対策所や2号機の格納容器の内部、フィルタベント設備など、現地調査を行っておりまして、4月の前回の訪問時に比べると地震対策など工事が進んでいるなという印象のコメントがありました。次回の審査会合は未定となっておりますけれども、今後はプラント中心の審査が本格的に行われるということが見込まれております。
続きまして、12ページになります。今年度の島根原発と人形峠環境技術センターの防災訓練の実施結果になります。島根原発におきましては、島根県、米子市、境港市と共同で訓練を実施しまして約950名、うち住民約180名に参加していただきました。人形峠環境技術センターにおきましては、三朝町と共同で訓練を実施しまして約60名が参加しております。これらの訓練をもとに県としては広域住民避難計画に反映させるなど、実効性の向上を図っていきたいと考えております。
まず、島根原発の訓練ですけれども、1つ目の初動対応訓練ということで、10月26日に行われました。訓練の成果といたしましては、複合災害、地震と原子力災害の場合における災害対策本部等での対応手順が確認できたというところであります。
2つ目の10月27日に行われた訓練の成果ですけれども、陸上自衛隊の美保分屯地の大型ヘリ、CH-47を利用しまして、逃げおくれた住民を対象とした住民避難等の実施手順や光洋の里と呼ばれる障がい者の支援施設におけます屋内退避手順を確認しております。
3つ目、10月30日に行われた住民避難訓練ですけれども、13ページの訓練の成果になります避難退域時検査会場として中山農業者トレーニングセンターを初めて使わせていただいたのですけれども、会場設営や運営手順、あと大型航空機のC-2を利用した入院患者の搬送手順を確認することができました。障がい者団体から昨年の訓練に参加いただいたときに意見をいただき、避難退域時検査方法についてイラストや外国語に翻訳した資料を作成しまして検査会場に展示するなどの試みを実施しております。
続きまして、14ページに行きまして、人形峠環境技術センターで行われました訓練の様子です。例年、岡山県も訓練に参加しているのですけれども、7月豪雨災害の復旧対応で岡山県は訓練には参加できないということで、鳥取県と三朝町とで合同の訓練を実施しております。事故の想定としては人形峠環境技術センターで火災が発生して、シリンダーと呼ばれる六フッ化ウランの粉末が入った鋼鉄製の容器が損傷して漏えいしたという想定をしております。訓練の成果としては、緊急事態の段階に応じた初動対応や移動式のホールボディカウンター、テント等の防災資機材展開運営の手順が確認できたというところであります。
続きまして、15ページになります。安定ヨウ素剤の事前配布についてです。こちら、島根原発のUPZ圏内の住民のうち、一時集結所で速やかに安定ヨウ素剤を受け取ることが困難かつ希望される方に事前配付を実施したものになります。中段の表がその実施結果ですけれども、米子市、境港市の両市でそれぞれ3回、計6回の事前配布説明会を開催しまして、米子市では69名、境港市では159名の計228人にヨウ素剤を配布したというところです。これにつきましては、来年度以降も実施しようという予定になっております。
下の表ですけれども、こちらは今回の広報の実施内容を記載しております。検討課題ですけれども、今後も効果的な広報のあり方というのを検討する必要があるということと、配布者からの指摘事項や要望、説明会場での実施体制など、必要な見直しを図っていきたいと考えております。
◎西川委員長
委員及び執行部にお願いいたします。お昼になりましたけれども、このまま会議を続けたいと思いますので、御協力をよろしくお願いいたします。
次に、報告25、平成30年度地域防災リーダースキルアップ研修の開催について、森本消防防災課長の説明を求めます。
●森本消防防災課長
資料16ページをお願いいたします。鳥取県中部地震の教訓としまして、自主防災活動を適切に行っていただく上では地域防災リーダーの役割が非常に重要だということが確認できましたので、昨年度に引き続きまして今年度も地域防災リーダースキルアップ研修を開催することといたしました。日時は表の1番に書いてありますように、東・中・西の3会場に分かれまして12月9日から2月2日にかけまして実施いたします。対象者は自主防災組織の役員、防災士など、防災活動の担い手の方を対象としております。
内容でございますけれども、最初に地域防災リーダーの役割について概括的な説明をした後、ことしの研修では避難所の開設運営に焦点を当てまして、午前中にはマニュアル等の作成の仕方についての講義、午後には避難所運営訓練ゲームHUGというものですけれども、これを使ったゲームによる模擬体験をしていただこうと思っております。最後に、参加者同士の情報交換、意見交換、質疑応答を終えて、さらなるスキルアップを図っていただく予定にしております。
◎西川委員長
それでは、最後に、県土整備部の報告事項に移ります。
報告26、「平成30年7月豪雨」に係る災害査定の状況及び「台風24号」に伴う公共土木施設の被害状況等について(県土整備部関連)、前田技術企画課長の説明を求めます。
●前田技術企画課長
県土整備部資料の1ページをお願いいたします。平成30年7月豪雨に係る災害査定の状況及び台風24号に伴う公共土木施設の被害状況等について説明いたします。
まず、平成30年7月豪雨ですけれども、9月3日から11月1日までの期間、計4度にわたりまして査定を受けました。その結果、県と市町村の合計で、国土交通省関係で377カ所、84億
4,000万円余、農林水産省関係で1カ所500万円余が決定いたしましたので、御報告いたします。これらの被災箇所につきましては、査定が終わったものから順次、工事発注しておりまして、速やかな災害復旧に努めることとしております。なお、平成30年7月豪雨につきましては、残り3カ所ございますが、こちらにつきましても順次、査定を受ける予定としております。
2ページをお願いいたします。台風24号についてですけれども、台風24号は9月29日から10月1日にかけて本県を通過いたしました。写真にございますように、国道179号の三朝町久原や180号、日野町濁谷が一時通行どめになるなど、全県にわたって大きな被害を受けております。被害状況ですが、県と市町村の合計で国交省関係が307カ所、50億円余、農林水産省関係が1カ所で2,000万円余、合計308カ所、51億1,000万円余となりましたので、御報告いたします。台風24号に伴う災害査定は現在やっております。12月10日の週にもう1回実施することにしております。こちらにつきましても、査定後、速やかに工事発注することとしております。
◎西川委員長
続きまして、報告27、山陰近畿自動車道整備推進決起大会の開催について及び報告28、中国横断自動車道岡山米子線4車線化促進総決起大会の開催について、米増道路企画課高速道路推進室長の説明を求めます。
●米増道路企画課高速道路推進室長
県土整備部資料3ページをお願いします。山陰近畿自動車道整備推進決起大会の開催について御報告いたします。
11月13日、衆議院第一議員会館において、京都府、兵庫県、鳥取県の3府県選出の国会議員で構成される議員連盟及び3府県の知事で構成される整備促進協議会の主催により、山陰近畿自動車道の整備促進に向けて必要性を訴えるとともに、来年度予算の確保を要望するため、自民党、国土交通省、また、地元の経済団体等から250名の参加を得て開催しております。大会では、出席していただいた方々から、2に記載していますように、整備による観光や災害に果たす役割など、早期整備の必要性を訴えていただくとともに、また3府県の知事から自民党、竹下ITS推進・道路調査会長、国土交通省、田中政務官へ要望書を手交いたしました。引き続き県内で現在実施中の南北線の、計画段階評価の完了と早期事業化や岩美道路の早期完成に向けて、要望活動を実施していくこととしております。なお、大会には前田委員に出席いただき、ありがとうございました。
続いて、4ページでございます。中国横断自動車道岡山米子線4車線化促進総決起大会の開催について御報告いたします。
11月16日ですが、同じく衆議院第一議員会館において、期成同盟会及び県の主催により米子道の早期4車線化に向けて国会議員、国土交通省、西日本高速道路株式会社など、また、地元の経済団体等から約100名の出席により開催いたしました。
大会では、2に記載しておりますように、4車線化の必要性とともに早期整備を訴えていただいております。特に国土交通省の池田道路局長からは、ことしの豪雨災害における4車線化の必要性が明確になり、4車線化計画の見直しを行っていることや江府インター付近の付加車線整備の平成32年度完成に向けてサポートとするという発言をいただいております。また、要望書を平井知事、期成会会長の伊木米子市長から国土交通省の池田道路局長、西日本高速道路会社の酒井社長へ手交しております。引き続き現在施工中の江府インター付近の付加車線整備の完成や、積雪によりスタック車両が多発しております県境部等の4車線化など、早期全線4車線化に向けて要望活動を継続していくこととしております。
◎西川委員長
次に、報告29、県管理河川における緊急点検の結果等について、田村河川課長の説明を求めます。
●田村河川課長
資料の5ページをお願いします。前回の常任委員会で前田委員から資料要求がありました県管理河川における異常堆積箇所や樹木の繁茂箇所を調査して結果を報告するということで、緊急点検を9月末から10月頭にかけて各事務所で実施しております。
その結果は、表の1にありますように、左側が土砂が異常堆積している箇所ということで河川の断面の阻害率が20%以上の箇所が312カ所ありまして、総量ですけれども、93万立米余ということでございます。それから右のほうに行きまして、樹木の繁茂箇所として281カ所でございます。事業費を参考として上げておりますけれども、掘削は56億円、それから繁茂の伐開に係る費用が13億円余ということが試算で出ております。堆積状況の事例として、智頭町の智頭、右側は八東川の用呂、それから繁茂状況として佐陀川の米子市下郷の写真を上げております。参考としまして、下の表に毎年の河川掘削、それから河川伐開の予算を上げておりますけれども、大体掘削、伐開も通年2億円足らずというところです。それでことしは7月豪雨のときの専決予算、補正予算をいただきまして、河床掘削につきましては、5億2,000万円の予算が上乗せされていますので、7億円となっております。
今後の対応につきましては、2に書いておりますけれども、限られた予算の中で水防上の重要箇所、地元要望といった観点で優先順位を整理しまして、計画的に実施していくとともに、公共箇所間流用などで、コスト縮減を図っていきたいと思います。国では、今回の平成30年7月豪雨や台風21号、それから北海道胆振地震によりまして、重要インフラに支障が出たということから、全国で重要インフラ緊急点検を実施しております。11月中にはまとまるということですけれども、この河床の堆積状況、それから繁茂状況につきましても、その点検項目に上がっておりまして、これについては国に報告しております。国の第2次補正予算の情報を注視しまして、なるべくこれにのって予算化を図っていきたいと考えているところでございます。
◎西川委員長
報告30、鳥取港長期構想検討委員会の開催について、森田空港港湾課長の説明を求めます。
●森田空港港湾課長
資料の6ページをお願いします。鳥取港長期構想検討委員会の開催について御報告いたします。
まずは11月26日におきましては、常任委員会の皆様には鳥取港と鳥取空港の出前県議会、県内調査をありがとうございました。鳥取港では、静穏度不足や航路の埋塞などの課題の抜本的な解決のための港湾計画の改定に向けまして、長期構想を策定するために昨日、第1回の鳥取港長期構想検討委員会を開催いたしました。鳥取港では現在、静穏度の不足や土砂の流入によります航路の埋塞、それから漂流物の流入による航路の閉塞、分譲地の用地の不足、それから大型クルーズ船の入港ができないというような問題が顕在化しております。これらの問題を解決するためには、港湾計画を改定いたしまして、国の事業や補助事業による対応が必要になっております。その港湾計画の改定のためには、まず長期構想を策定し、15年先の中期計画としての港湾計画に位置づける必要がございます。このために昨日、第1回の長期構想の検討委員会を開きまして、まずは現状分析と将来の方向性の検討をしたところでございます。
今後の進め方でございますが、昨日、第1回の検討委員会を開いたところですが、平成31年度中に長期構想を策定し、平成32年度の港湾計画の改定を目指して、作業を進めたいと考えておるところでございます。
◎西川委員長
次に、報告31、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、県土整備部資料7ページ以降のとおりであり、説明は省略いたします。
それでは、ただいままで説明がありましたことにつきまして質疑を受けたいと思います。いかがでしょうか。
○前田委員
5ページの私の宿題について、びっくりしましたね。70億円ね、これは単独県費でするというのは無理だな。さっき国土交通省に要求しておるといって言われたですけれども、反応はどうですか。
●田村河川課長
全国で異常埋塞している河川はかなりありまして、やはりこれによって水害がまた起こることは非常に避けなくてはいけないという中で、先日も首相から、インフラ防災計画の策定取りまとめの中で、2次補正に対策を盛り込んでいきたいというような動きもあるようでございまして、ある程度3カ年計画でこれを処理していこうという方向の動きはあるようでございます。
○前田委員
来年から防災、減災3カ年計画をしっかりやるということだな。ぜひともこれをしてもらわないと、洪水の危険はますます高まると思っておりますので、頑張ってほしいです。
6ページ、鳥取港長期構想ですね、とにかく鳥取港は港湾計画を改定しないと、手も足も出ないわけですから、長期構想を早く仕上げることが一番急務だと思うんですけれども、平成31年度中に長期構想を策定して、平成32年に港湾計画の改定ということですが、前倒しというか、そういう努力はできないものですか。
●森田空港港湾課長
鳥取港長期構想、港湾計画の改定のスケジュールは極力前倒しをして、対策の一部でも平成32年度にかかれるようなことも考えていきたいなと考えております。
○前田委員
わかりましたけれども、漁協が言ってましたね。本来、港というのは母港ですから、母港に帰って船が壊れるというようなことはあり得ない話だからね、これは何とかしないと僕は漁民が怒ると思う。とりあえず漁港区の対応はできないものか。
●森田空港港湾課長
直轄で静穏度の対策としては、第1防波堤の裏側に消波ブロックを据えて、波を消すという対策の事業が今始まっておりますので、それをひとまず進めてもらうのが一つの大きな対策ではないかと思います。あと、越波の問題がありますので、内側の防波堤ですけれども、その辺のかさ上げのあたりは検討してみることは必要かなと思っております。
○前田委員
早く頼みます。とにかくあれはどうも欠陥港だな、欠陥は直さなければいけない。
◎西川委員長
そのほかいかがですか。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですね。
ないようでありますので、これで質疑を終わりたいと思います。
それでは、次にその他ですが、危機管理局及び県土整備部に関して執行部、委員の方で何かございませんか。
伊藤委員はよろしいですか。
○伊藤委員
異常堆積の問題があったのですけれども、これは国への要望というか、常任委員会として提案したいのですけれども、予算措置をね。
◎西川委員長
わかりました。委員には残っていただきますので、また協議させていただきますけれども、執行部はよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
では、ないようでありますので。
○前田委員
港湾局に要望活動をしていない。鳥取港長期計画も河川とあわせて。
◎西川委員長
では、ちょっと後で一つ御相談させていただきます。よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
それでは、これで意見がないようですので、危機管理局及び県土整備部につきましては、以上で終わります。
執行部はこれで退席していただいて結構でございますけれども、委員の方は少し御相談がありますので、残っていただくようにお願いいたします。ありがとうございました。
(執行部退席)
初めに、事務局から連絡をさせていただきます。
●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
先週の鳥取・岡山両県議会土木関係常任委員会合同会議、今週の出前県議会等、大変お疲れ様でございました。先週の岡山との合同会議で、西川委員長から今年度も両県で広島、東京に要望活動をするべきではないかという御提案をいたしまして、了解いただいたところでございます。それにつきまして、現在、両県事務局で日程調整をしております。時期的には11月定例会の終わった後、年内ということで12月25、26、27日、このあたりで両県議会議員の日程、訪問先の日程も含めて調整しているところでございます。申しわけないですけれども、決め打ちの日程にならざるを得ないと思います。また西川委員長と御相談させていただきまして、委員の皆様には御報告差し上げたいと思います。よろしくお願いします。
◎西川委員長
これは岡山県が主導でやっていますので、今回はもううちはそれに合わせるということで御理解いただきたいと思います。その件はよろしいですか。
○前田委員
せっかく広島と東京に行くのですから、岡山県には申しわけないけれど、時間もらって今報告のあった河川の異常堆積と鳥取港の長期計画の早期改定をお願いしたらどうですか
◎西川委員長
今、前田委員から要請に行くのであれば、一緒にやってはどうかという御意見をいただきました。では、結果はわかりませんけれども、事務局に当たらせまして、できるだけその方向で取り計らうようにさせていただきます。(「お願いします」と呼ぶ者あり)
そのほかいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
以上をもちまして地域振興県土警察常任委員会を閉会いたします。
午後0時30分 閉会
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