会議の概要
午前11時46分 開会
◎福田委員長
ただいまから総務教育常任委員会を開会いたします。
本日の日程は、お手元の日程のとおりですので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
初めに、会議録署名委員を指名いたします。
会議録署名委員は、野坂委員と藤井委員にお願いします。
それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
付託議案は、日程に記載の3議案です。これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切りかえをお願いします。(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑はないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。(「なし」と呼ぶ者あり)
討論はないようですので、これより採決に入ります。
採決については、一括して採決するのがよろしいか、お諮りいたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、付託議案を一括して採決いたします。
議案第22号、第23号及び第30号について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員です。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
続きまして、報告事項に移ります。
執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いします。なお、質疑につきましては、説明終了後、一括して行っていただきます。
初めに、元気づくり総本部から行います。
報告1、移住定住の促進に向けた取り組み状況について、齋尾とっとり暮らし支援課長の説明を求めます。
●齋尾元気づくり推進局とっとり暮らし支援課長
元気づくり総本部の資料の1ページをお願いします。移住定住の促進に向けた取り組み状況についてです。
まず、1番ですが、日本創生のための将来世代応援知事同盟の14県が主催する第4回いいね!地方の暮らしフェアを、ことしは2月17日に池袋サンシャイン文化会館で開催しています。各県による移住相談や特産品の販売のほか、本県は、6県知事・副知事とタレントりゅうちぇるによる子育てトークショーに参加しています。56組、100名を超える来場をいただいています。来場者の声は記載のとおりですが、次につながる声をいただいています。
2番は、今後の主な移住促進イベント等です。関係人口の拡大のため、東京で9月と1月に開催し、好評をいただきました若者交流会を、今週末に関西で初めて開催します。2月23日に、とっとりゆかりの店 郷音(さとね)で、ガイナーレ鳥取ゼネラル・マネジャーの岡野雅行氏によるスペシャルトークや、YAZUバーガーなど鳥取の食や地酒を楽しみながら、意見交換・懇親会を行います。
その他のイベントは、下に記載のとおりです。引き続き、移住定住、関係人口の拡大を進めてまいります。
◎福田委員長
続きまして、総務部に移ります。報告2、平成30年度鳥取県同和対策協議会第2回総会の開催結果について、谷口人権・同和対策課長の説明を求めます。
●谷口人権・同和対策課長
総務部の資料の1ページをお願いします。部落差別解消推進法の施行を受けまして、鳥取県同和対策協議会において、部落差別の解消に向けて早期に対応すべき課題に係る具体策について検討してまいりましたが、このたび、平成30年度第2回目の総会を2月12日に開催し、各分科会の検討結果と今後の取り組み方針等について協議しました。
協議結果は、4番に記載のとおりですけれども、平成29年度に設けました教育啓発、それからインターネット、当事者支援の3分科会で、今年度の取り組みの状況や課題等を検討し、それを踏まえまして、協議会として具体的な施策や今後の取り組み方針の案をまとめました。
平成31年度の取り組みとして主なものを記載していますけれども、初めに、今年度作成しました部落差別問題学習資料を授業で活用すること。それから、授業の進め方の校内研修が進むように教職員研修プログラムを作成すること。また、各市町村で取り組まれております小地域懇談会を効果的なものにするための研修会等を行いながら、関係者の意見等を踏まえて小地域懇談会の支援策を検討すること。それから、今年度県で実施しておりますインターネットモニタリングを、来年度以降、市町村や団体等と連携して取り組んでいくため、ネットモニタリング・ネットワーク(仮称)を発足し、削除要請基準等の検討や施策提案を行っていくこと。また、隣保館相談支援機能強化事業としまして、一番身近な相談支援の窓口である隣保館の機能強化の取り組みを進めていくこと。そして、差別の実態調査について、関係機関、団体等と調整、研究を進めて、実施できるものから着手すること。こうした具体的な施策の取り組みを着実に進めながら、中長期的課題についても協議、検討していくこととなりました。
それぞれの取り組みや検討状況につきましては、下の表にまとめていますので、ごらんいただければと思います。
◎福田委員長
続きまして、教育委員会に移ります。なお、報告3、平成30年度鳥取県同和対策協議会第2回総会の開催結果については、報告2において人権・同和対策課長から説明がありましたので、説明は要しないこととします。
報告4、鳥取県教育委員会公募型プロポーザル方式受注者選定等審査会(美術館整備運営事業)の概要について、漆原博物館美術館整備準備室長の説明を求めます。
●漆原博物館美術館整備準備室長
教育委員会の資料の3ページをお願いします。この審査会は、美術館のPFI事業者選定のための審査会ですけれども、2月12日に、博物館におきまして、3に記載の委員の方々の出席を得て、第2回目となる審査会を開催しましたので、その概要等について報告します。
当日の主な協議内容としましては、最初にマーケットサウンディングの結果等について報告したところです。現在、美術館の検討におきましては、実施方針、要求水準書等を検討していますけれども、その内容について、民間事業者から意見、アイデアをいただくためのマーケットサウンディングを実施したところでして、そこでいただいた民間事業者の意見を報告するとともに、実施方針等について報告を行ったところです。
実施方針案につきましては、5ページに概要をまとめていますので、ごらんいただけたらと思います。この実施方針の内容は、PFI法に定められた内容でして、これまでの検討として、本委員会へも随時報告してきた内容を整理するものです。今後、事業者との対話を繰り返しながら、さらには財政課等々の合意形成を図りながら、来年度予定の入札公告に向けて精査を開始していきたいと考えています。
3ページをお願いします。委員からの主な意見ですけれども、全国初の新設PFI事業であるということで慎重に捉えた意見もあるけれども、事業者との対話のプロセスでは、よりよい提案を引き出せるように工夫をしてほしいという御意見がございました。
4ページをお願いします。さらには、まんが王国であるとか民芸など、鳥取には豊かな文化的な資源があるということで、学芸員がそうしたことに積極的に関与してほしいという意見をいただいたところです。
審査会の協議内容の2つ目としまして、民間事業者提案についての落札者決定基準案について協議を行ったところです。下の表にある評価項目案を素案として提示いたしました。また、協議の中では、さきの戦略会議で決定しました県内事業者参画に向けた配慮方針を踏まえた評価基準として、具体的にはこの表の大項目、事業全般に関する事項の中に、地域経済、社会への貢献という加点評価項目とすることを説明させていただいたところです。5番の今後の対応としまして、先ほどの実施方針については、3月中をめどに公表するとともに、民間事業者向けの説明会を開催してまいりたいと考えています。
審査会につきましては、平成31年度に予定している入札公告までに数次にわたり開催し、この落札者決定基準、評価項目であるとか配点等を決定することとしています。
◎福田委員長
ただいままでの説明につきまして質疑等はありませんか。
○福間委員
今の美術館選定の審査会の委員は、3ページの一覧表に記載してある皆さんが全員かどうかということと、この2月12日の出欠状況、さらには今後も数次にわたり開催して、落札者決定基準を決定することを方針として出していらっしゃるわけですけれども、やはりこの皆さんが全ての会合で全員そろうことが非常に重要ではないかと思うのです。20人も30人もいらっしゃるわけではないのですから、何らかの方法で全員そろうということが非常に重要ではないかということと、端的に言うと、この委員会の皆さん方の議論が非常に重要になってくるわけですから、私は誰か1人用事があって欠けたということにならない気がする。しかも、全県民が非常に注目しているこの美術館が、全国的にもまれな形態での事業方式を採用しようとしているわけですから。そのことについて考え方等をお伺いしたい。
もう一つは、この委員の皆さん方に失礼な発言かもしれませんが、予算審査をする我々に対しても、非公開ということで内容状況について余り詳しく報告されていないのではないのかという気がするのですよ。そういう意味では当然、委員の皆さんの秘密厳守についても、きちんと守ってもらうことの詰めがしてあるでしょうねと問いたいのです。どこかからぽろっと、こんな状況らしいみたいな話が漏れたという話になってくると、何のための非公開なのですか、公開・非公開の基準は何でしょうかと問いたい思いが出てくるのです。
だから非公開にされたことの説明がもう少し欲しいと思いますし、あわせて今申し上げたように、ここにあるように法人情報を扱う内容でもあるなら、委員の皆さんが責任持って、今後の方針も含めてこういうことらしい、こんなうわさが流れていますよということがないように、少なくともこの常任委員会で報告されていない内容がどこかから出てくることは、私はあるべきではないと思っていますので、そこら辺の考え方について総括的にでもお話をお願いできませんか。
●漆原博物館美術館整備準備室長
まず、1点目の審査会の委員の出席状況ですけれども、ここに記載の9名の委員様のうち、公立環境大学副学長の遠藤様が欠席ということでして、合計8名の出席で、2月12日に開催したところです。この審査会の開催に当たりましては、事前に資料を送付しますとともに、欠席される委員の方々を事前に訪問して、ヒアリングをさせていただきました。そして審査会の中で欠席された委員の御意見を披露させていただいております。
今後も、審査会を複数回開催しますけれども、なるべく早く日程調整を行って、全ての委員の皆様が参加しやすい形で調整をしていきたいと考えているところです。
2点目の非公開の関係ですけれども、今回のマーケットサウンディングは、そもそも県として、まだ全庁的な合意形成がなされていない検討段階で、民間事業者の方々に守秘義務の誓約書を提出していただいて、それを条件に資料を提出した。そして事業者の方々から応募に当たっての戦略等も含めた、企業情報を含んだ率直な意見を返していただいたというやりとりです。こうしたオープンとしない県と事業者の関係の中で実施させていただきましたので、今回の審査会については非公開という形でさせていただいたところです。
この実施方針を、3月末にと申し上げましたけれども、公表後につきましては、質問・回答という形でホームページ等を通じてオープンなやりとりをさせていただく予定になっています。さらに、先ほどの御質問の中で、委員さんの守秘義務の関係の御質問がございましたけれども、就任の時点で、そういう誓約をいただいているところです。
○福間委員
委員の皆さんは、それぞれ大変御多用の中、引き受けていただていると思いますが、ただ、あらかじめ内容を申し上げた上でお引き受けいただいていると思うのですよ。
そういう意味では、今後の委員会の開催に当たっては、委員長とも協議されて、かなり前広な日程を組まれるべきで、1人、2人欠席があったけれども、事前に了解をもらったからいいという格好は、私は避けるべきだと思います。県立美術館で今までにない形態での事業計画をやろうとしているわけですから、やはり可能な限り、全員出席を原則というぐらいの取り組みをやるべきではないでしょうか。私はそういう取り組みを要望しておきたいです。
◎福田委員長
次にその他に移ります。執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
なお、委員長報告の作成・内容につきましては、委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
以上をもちまして総務教育常任委員会を閉会します。
午後0時04分 閉会
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