令和2年度議会運営委員会議事録

令和2年6月2日

開催概要
出席者
(11名)
委員長
副委員長
委員
野坂 道明
伊藤  保
藤井 一博
浜田 妙子
興治 英夫
中島 規夫
内田 博長
浜崎 晋一
西川 憲雄
川部  洋
澤  紀男

欠席者
(なし)
 

オブザーバー 正副議長 市谷議員 福浜議員 由田議員      

説明のため出席した者
 亀井総務部長

職務のため出席した事務局職員
  寺口事務局長 金涌次長 柳楽議事・法務政策課長外関係職員

 

1 開  会   午前10時00分

2 閉  会   午前10時18分

3 司  会   野坂委員長 

4 会議録署名委員   川部委員  興治委員  

5 協議事項
   別紙協議事項記載のとおり

 

会議の概要

                                午前10時00分  開会

◎野坂委員長
  ただいまから、議会運営委員会を開会します。
 まず、会議録署名委員に川部委員、興治委員を指名します。
 これより協議に入りますが、本日の委員会はネット中継をしておりますので御承知ください。
 まず、6月定例会についてですが、6月9日に招集されます。その付議案件について、総務部長より説明を求めます。
 亀井総務部長

●亀井総務部長
 みなさんおはようございます。執行部資料1をおめくりいただきたいと思います。6月定例県議会に付議する予定の付議案でございます。予算関係は議案第1号から第4号までの4件、条例関係が議案第5号から第12号までの8件、その他の案件が4件で合計16件を予定しております。
 予算につきましは、執行部資料2をおめくりいただきたいと思います。まず、予算規模でございますけれども、補正額は125億円を予定しております。これによりまして、補正後3702億3900万円ということでございますが、この度の補正財源といたしましては、国庫支出金99億900万円、県債5億3100万円、基金繰入13億3300万円、繰越金3億5800万円などを予定しております。参考のところに記載しておりますが、今回の補正は、事業規模で約525億円ということで、リーマンショック後の補正、それから今年度4月臨時補正のそれぞれ事業規模を超えまして過去最大の規模ということでございます。
 主な内容につきましては、2番に記載しておりますけれども。コロナ関係が約107億円、コロナ関係以外その他が約18億円ということでございます。
 新型コロナウイルスに関しましては、第1段落目を御覧いただきますと、第2波・第3波に備えた医療体制のさらなる充実を図る、このことと併せまして、鳥取型の新しい生活様式を日常生活の中で定着をさせ、全ての事業活動を回復の軌道に乗せるための抜本的な対策を講じようというものでございます。この考え方のもと、具体的な予算につきましては、第2段落目、新たなフェーズにおける医療体制の強化と感染防止対策、これが1つ目の視点でございまして、医療機関の検査や医療体制等の強化、そういったことに取組むのと併せまして高齢者、障害施設施設や児童福祉施設等の感染防止対策への支援などを行う予定にしております。この視点からの具体的な予算につきましては、2ページに記載しているところでございます。
 2つ目の視点は、1ページの3段落目でありますけれども、新たな生活様式を踏まえた経済回復、事業継続でございます。経営上大きな影響を受けております県内事業者の方々に対しまして、家賃などの固定費も含めまして、事業継続や感染防止対策の支援をいたします。
 そのほか、公共交通機関の利用促進でありますとか、県内の観光需要の回復に向けた段階的な誘客、こういったことにも取組んでまいります。具体的な事業は、3ページ、4ページのほうに記載をしています。
 3つ目の視点は、次の段落でございまして、教育分野におきまして、ICTを活用した教育関係の整備でありますとか高校のスポーツ、文化部の代替開催の開催支援、こういったことを通しまして子供達の夢と学びを応援して、この危機的状況を乗り越える本県ならではの取組を行おうというものでございます。この視点からの取組は4ページに具体の記載をしているところでございます。これらの一部の事業につきましては、早期に支援を行うため、4月補正でお認めいただきました調整費のほうを活用して先行して実施しているところでございます。
 コロナ関係以外の予算につきましては、5ページをおめくりいただきまして、下のほうの白丸のその他のところで、約18億円をお願いしたいと考えております。主な取組といたしましては、鳥取県西部総合事務所新棟の整備等でありますとか、おめくりいただきまして、青谷上寺地遺跡エントランス地区の整備などを行わせていただきたいというふうに考えております。
 公共事業につきましては、1億1,700万円余をお願いしたいと考えております。
 予算の概要につきましては、以上でございます。
 今一度、執行部資料1のほうに戻っていただきまして、予算以外の議案でございますが、主なものにつきまして説明をさせていただきます。執行部資料1の1ページ、議案第7号でありますけれども、こちらのほうは、感染の危険を伴う業務に携わる県職員、警察職員に支給する特殊勤務手当につきまして所要の改正を行いたいというものでございます。
 おめくりいただきまして、2ページ、議案第8号、鳥取県屋外広告物条例等を一部改正する条例がございますが、こちらのほうは、屋外広告物の劣化等に起因します事故の発生を防止するという目的のため、広告物等の点検義務を課すこととするなど所要の改正を行おうというものでございます。
 3ページ、議案第10号は、鳥取県手数料徴収条例の一部改正ということで、農産物輸出促進法に基づき、新たに衛生証明書の発行事務に係ります手数料をなどを徴収しようというものでございます。
 議案第11号は、鳥取県営病院事業の設置等に関する条例の一部改正、こちらは、県立厚生病院の非紹介患者加算料を改めようというものでございます。
 おめくりいただきまして4ページ、その他議案でありますけれども、議案第16号、こちらのほうは、県営水力発電所につきまして公共施設等運営権の設定についてお願いをしようというものでございます。
 以上が議案の関係でございますが、そのほか、報告事項といたしまして5ページのほうを御覧いただきますと、報告第1号から第9号までが予算の繰越計算書でございます。報告第10号は、議会の委任による専決処分の報告ということで5件をお願いしております。6ページの一番下、報告第11号長期継続契約の締結状況についてということで、報告につきましては、以上11件をお願いしたいと考えております。
 どうぞよろしくお願いいたします。

◎野坂委員長                                                      
  ただいまの説明につきまして、御質問等はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 市谷議員

○市谷議員
 2つあるのですけれども、1つは、財源の関係で国の地方創生臨時交付金、これが結構財源として当ててあるのですけれども、第1弾、国の第1次補正、第2次補正で、結局鳥取県は、いくら配分されるということになっているのでしょうか。もともと全国で1兆円は少ないという話があって、ただ、どうも2兆円を超えた予算になるということなのですけど、鳥取県にいくら来るのか。それからもう1つ、医療のほうの包括交付金、これも地方に来ると思われるのですけど、国のほうでは、1400億円が2兆円ぐらいになっているのですけど、どれぐらい鳥取県に来て、当てにできるのかというのを教えてください。
 それからもう1つは、議案第16号の水力発電の関係ですけれども、会社と契約をするということになるんですけれども、政調政審の時に運営権対価は、165億円だろういう説明を受けました。見ると、最長でも50年間の契約になると、読んでいくとそういうことになるのですけれども、そういうことも含めた契約になるのかということを確認させてください。

●亀井総務部長
 まず、地方創生臨時交付金ですとか、医療の交付金の関係でございますけれども、第2次の分につきましては、現在まだ国のほうで、配分の基準ですとか、そういったものが示されおりませんので、それらを含めていくらくるのかと言われると、はっきりとした額、基準はまだ、わかりません。基準自体を国のほうがまだ策定している最中ですけれども、我々のほうで、第1次の時の状況でありますとか、感染者数、あるいは財政力、そういったものについて配分されるという状況を踏まえて試算をしております。第1次分につきましては、だいたい私どもが予算で計上したほぼそれどおりの額が確保できました。そういったことを踏まえまして、第2次の分につきましてもまだ情報が十分ではないのですが、我々のほうで得られる情報をしっかり精査をいたしまして、この度計上している、そういった額につきましては、少なくてもそれは確保できるだろうと、堅い額と考えております。
 それから水力発電所の関係ですけれども、期間の話とかございましたけれども、確か期間とか、延長するオプションだとかそういったところを含めたところの契約だったのではないかと思います。すみません。今手元にないので。

◎野坂委員長                                                      
  ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでございますので、次に議事日程ですが、会期を22日間とし、日程を議会資料1のとおり決定してよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がございませんので、さよう決定しました。
 なお、本会議及び各種委員会における新型コロナウイルス感染症対策ですが、議会資料2をご覧ください。去る5月14日に開催されました「鳥取県議会新型コロナウイルス感染症対策代表者会議」において示されました方針に沿って、資料記載のとおり議場配席の配慮、執行部出席者等の厳選、議場等の換気など4月臨時会と同様の措置を行うとともに、体調維持のための本会議中や委員会開催中の水分補給を議員及び執行部職員に認めること、決算審査特別委員会を本会議場で開催することなどの対策を行いたいと思いますがよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がございませんので、さよう決定しました。
 議員各位におかれましては、各自マスクの着用や咳エチケットなどを徹底いただきますようお願いします。加えて、三密回避のための議場換気を概ね1時間ごとに入れることもあり、議員、執行部の皆様におかれましては、簡潔明瞭な質問と答弁に努めていただき、円滑な議会運営に協力いただきますようよろしくお願いします。
 加えて今回、新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴って、質問の通告がかなり集中することが予想されます。代表質問から始まりまして議員各位におかれましては、重複質問を極力避けていただきまして、答弁が出た分に関しては、やらない、あるいは視点を変える等々の御配慮をお願いしたいと思います。
 また、先例では新任執行部職員のあいさつを着任後最初の議会で行うこととされていますが、先の4月臨時会では、新型コロナウイルス感染症対策として見送りしておりました。今議会も引き続き対策が実施されることにかんがみ、今回の異動に伴う職員のあいさつは、取り止めることとしたいと思いますので御承知ください。
 また、去る5月21日に開催されました代表者会議でも話がありましたが、現在議場は、天井部分の耐震対策工事中であり、議場内には仮設の吊り天井が設置されたままでの本会議開催となりますので御承知ください。なお、見た目に圧迫感とか不安感というのはあろうかと思いますが、一定の安全の基準を満たして工事がされておりますので御安心していただきますようにお願いします。
 次に、議員全員協議会の開催についてです。知事より議会資料3のとおり開催依頼がありました。ついては、6月9日の本会議散会後に、過密を避け本会議場で引き続き行うこととしてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がございませんので、さよう決定しました。
 次に、県政に対する代表質問ですが、人数は、「県議会自由民主党」1名としてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がございませんので、さよう決定しました。
 なお、今回は中島規夫議員が行う予定でございます。
 次に、発言通告書の提出期限についてですが、代表質問は、6月9日の午後1時まで、一般質問及び質疑は、6月11日の午後1時まで、討論の通告期限は、知事提出議案につきしては、反対討論が、6月26日の常任委員会終了後速やかに、賛成討論が、6月26日の原則午後5時まで、議員提出議案につきましては、反対討論が、6月29日の午後1時まで、賛成討論が、6月29日の午後5時まで以上のとおり、決定してよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がございませんので、そのように決定しました。
 次に、議員提出議案の提出期限についてですが、6月29日、午前9時30分開催予定の議会運営委員会において報告する申し合わせとなっていますので、御承知ください。
 次に、請願・陳情の受付期限についてですが、6月9日の正午までですので、御承知ください。
 次に、その他ですが、委員の皆さんで何かありますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 市谷議員。

○市谷議員
 お願いできたらと思っていることがあるんですけれども、中国電力が、低レベルの放射性廃棄物の建物か何かの中にちゃんと入って点検をするというのを協力会社にお願いしていたのだけれども、していないのにしたかのような報告があったと。その後の調査があって、結局立ち入って調査していない日が、何日かあったいうことが後になって追加で出てきていて、今さらになぜこのようなことが起きたのかという調査や県に対する報告というのもあったのか、これからあるのかということだと思うのですけれども、県議会のほうにも中国電力さんに来ていただいて、全員協議会の場所できちんと説明していただくように議会のほうからもお願いしていただけないかということを提案しておきたいと思います。

◎野坂委員長
 ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでございますので、これをもって議会運営委員会を閉会します。

午前10時18分 閉会
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