令和2年度議会運営委員会議事録

令和2年9月4日

開催概要
出席者
(11名)
委員長
副委員長
委員
野坂 道明
伊藤  保
藤井 一博
浜田 妙子
興治 英夫
中島 規夫
内田 博長
浜崎 晋一
西川 憲雄
川部  洋
澤  紀男

欠席者
(なし)

オブザーバー 正副議長 市谷議員 福浜議員 由田議員      

説明のため出席した者
 亀井総務部長

職務のため出席した事務局職員
  寺口事務局長 金涌次長 柳楽議事・法務政策課長外関係職員

1 開  会   午前10時00分

2 閉  会   午前10時24分

3 司  会   野坂委員長 

4 会議録署名委員   藤井委員  澤委員  

5 協議事項
   別紙協議事項記載のとおり

会議の概要

                                午前10時00分  開会

◎野坂委員長
  ただいまから、議会運営委員会を開会します。
 まず、会議録署名委員に藤井委員、興治委員を指名します。よろしくお願いします。
 これより協議に入りますが、本日の委員会はネット中継をしておりますので御承知ください。
 まず、9月定例会は、9月11日に招集されますが、その付議案件につきまして、総務部長より説明を求めます。
 亀井総務部長

●亀井総務部長
 みなさんおはようございます。それでは9月定例県議会に付議を予定しております案件につきまして、私の方から説明をさせていただきます。
 執行部資料1をお願いいたします。この度の定例県議会の方に付議を予定しております議案は合計17件ございます。議案第1号から3号までが補正予算の関係で、一般会計、天神川流域下水道事業会計、県営病院事業会計につきまして補正予算をお願いいたします。議案第4号から9号までが条例の関係、合計6議案ございます。議案第10号から13号まで4件ございますが、工事請負契約の締結締結についてお願いしたいと考えております。
 そのほか、財産の無償貸付、損害賠償の事案、公営企業の会計と県営病院事業会計の決算の関係を2件お願いしたいというふうに考えてございます。
 このうち、議案第1号、一般会計補正予算の詳細につきましては、執行部資料2を御覧いただきたいと思います。資料の2を見ていただきますと、まず1ページの一番上、大きな1番で予算規模でございますが、この度の補正予算は補正額18億3500万ということでお願いしたいと考えてございます。これによりまして補正後の額は3814億2400万となるものでございます。
 財源につきましては、国庫支出金が8億3500万、県債が4億1700万、寄付金が7400万、基金繰入金で3億2500万、その他繰越金で1億8400万ということで財源を構成しております。
 主な内容につきましては大きな2番のところに記載しておりますが、1つは新型コロナウイルスの関係。依然として収束を見せておらず、本県の経済や県民生活に大きな影響をおよぼしていることから、新型コロナウイルス対策ということで、医療提供体制の充実と感染防止対策、併せまして県内経済の回復と暮らしの再生、こういったことにつきまして予算をお願いしたいと考えております。
 そのほか、県政の課題につきましても予算の方をお願いしたいと考えております。それらの詳細につきましては、大きな3番、主な事業というところでそれぞれ記載をしてございます。政調政審でそれぞれ各部局の方から御説明させていただいたところではありますが、まず新型コロナウイルス対策の関係では、合計で7億4200万円余をお願いしたいと考えておりましす。このうち医療提供体制の充実と、感染防止対策につきましては、4億9100万円をお願いしたいと思います。
 主な事業といたしましては、医療環境整備等事業ということで、民間検査機関のPCR検査機導入に対する支援、そのほか行わせていただきたいのと、インフルエンザとの同時流行が懸念されておりますので、それに備えた対策をお願いしたいというふうに考えてございます。
 2ページになりますけれども、新型コロナウイルス対策の関係のうち、県内経済の回復と暮らしの再生では、2億5100万円余をお願いしたいと考えております。例えば、アフターコロナを見据えた新ビジネス展開支援事業ということで、新たなビジネスの創出でありますとか、そういった事業展開に対する支援を行いたい。
 そのほか、子供たちの修学旅行につきましては、県立学校、私立学校に、修学旅行等を県内等で実施する場合の費用について支援をしたいと。それによりまして、生徒がふるさとについて学ぶ機会の創出を図りたいと考えてございます。
 そのほか、3ページの一番上、新型コロナウイルス感染症に対応した輸出促進活動支援事業、こちらの方では、非対面型の営業など新しい形での輸出促進活動に取り組むことに対する支援、こういったことを行いたいというふうに考えてございます。
 3ページの下の方にその他ということで、10億9200万余をお願いしたいと考えております。県政の様々な課題に対する予算ということで、一つは条例と絡めまして、鳥取県産和牛の保護及び振興事業ということで、保護及び振興に関する計画の策定や、ブランド化の取組、こういったことを進めていきたいということですとか、ナラ枯れ対策事業ということで、大山周辺のナラ枯れが広範囲に発生しておりますので、大山環状道路を中心に伐倒駆除等を行う経費をお願いしたいというふうに考えてございます。
 4ページの下の方、都市公園維持費ということで、布勢総合運動公園陸上競技場につきまして、第一種公認競技場の公認継続のために必要な施設の修繕を行わせていただきたいと考えてございます。
 一般会計補正予算につきましては、こういったことでお願いしたいと考えておりますが、議案につきましては、そのほか、任期満了に伴います教育委員会委員1名、公安委員会の委員1名の任命につきまして現在調整中でありますので、整い次第、追加提案ということでお願いしたいというふうに考えてございます。
 その他、政調政審のほうでは、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例、警察のほうが所管している条例でございますが、こちらを9月の定例会に付議したいということで説明をさせていただいておりました。
 ただ、改めて我々事務方のほうで確認を行う中で、さらに検察庁との再協議が必要となる事項が判明いたしました。そちらの方に事務手続き上、少し時間を要しますので、9月議会での付議は困難となりましたので、付議しないということで考えております。大変御迷惑をおかけいたしますが御了解いただきますようよろしくお願いをいたします。
 その他、執行部資料1に戻っていただきまして5ページでございますが、付議案件の他に報告事項ということで報告案件が合計8件ございます。併せましてこちらの方も報告をさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
 執行部からの説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

◎野坂委員長                                                      
  ただいまの説明につきまして、御質問等はございませんか。

○興治委員
 最後に説明のありました迷惑防止条例についてですけれども、警察庁との再協議が必要ということですが、どういった事項で、どういった内容の再協議をされる必要があるのか、そこをお尋ねします。

●亀井総務部長
 再協議が必要な事項は、例えば、事前に説明させていただいていた中で、盗撮行為につきまして、例えば浴場ですとか、そういったところでの盗撮行為は駄目ですよと、禁じますよという形で規定していたのですけれども、併せてその後に、公共の場所を除くという形の括弧書きをしていました。そうした時に、公衆浴場で盗撮する場合はどうなのかだとか、そういった疑義が生じまして、その場合、実は別の規定のところで取り締まれるという解釈をしてたのですけれども、曖昧なことではいけないということで、はっきり、これについてはここの条文で、きっちりと取り締まるんだということを明確化する必要があるのではないかということで、これは我々事務方のほうで、そういった判断をいたしました。
 ですので、そういった規定を練り直して、もう一度検察庁の方にこういった形でいいのかどうかをしっかりと協議をした上で、責任を持って付議をさせていただきたいということであります。

○興治委員
 予定ですけれども、提案は、11月定例会になるのかどうか。それと、この条例の施行日が来年の4月1日からですけれども、そこは変わりないか。

●亀井総務部長
 11月議会で付議という形になるのではないかと考えてます。検察庁の協議に数ヶ月要するようですので、そういったことで考えております。併せましてその際に、もともと今議会で提案しようとしていましたのが、一定の周知期間を図らなければいけないという趣旨でございましたので、施行期日につきましても、今のままでいいのかどうか併せて検討させていただきたいと思います。

◎野坂委員長                                                      
  ほかにございませんか。
 市谷議員

○市谷議員
  政調政審で説明がなかった議案第7号の鳥取県情報公開条例の一部を改正する条例ですけれども、県の出資比率が減少したので、情報公開を行う全部出資法人から観光事業団を削るということなんですけれども、何で県の出資比率が減少したのかとか、いつこれがわかったのか。今回条例提案する時期とか理由というのがよくわからないので、説明していただけないでしょうか。

●亀井総務部長
 わかる範囲でお答えします。出捐金でありますけれども、変更になりましたのは、令和2年の4月1日であります。それで観光事業団が県の全部出資法人でなくなったということから、今回、それを削ろうということでありますけれども、条例上は全部出資法人ではなくても、観光事業団は現在指定管理者ということになっておりますので、実施機関として情報公開を行うという縛りは、相変わらずかかるということであります。ちょっとこの時期の問題とか、言われましたことにつきましては、少し確認をさせていただきたいと思います。

○市谷議員
 なぜ令和2年4月1日から、収支比率が変更になったのかちょっと覚えてないので、確認をさせてください。

●亀井総務部長
 少し、確認をさせてください。

◎野坂委員長                                                      
  ほかに質疑はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは終了します。
 次に、議事日程ですが、会期を28日間とし、日程を議会資料1のとおりに決定してもよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議ございませんので、そのように決定しました。
 次に、議員全員協議会の開催についてですが、このことにつきまして、議長から発言を求められておりますので、これを許可します。
 藤縄議長

○藤縄議長
 議員全員協議会の開催について説明させてただきます。
 御案内のとおり、美保基地に配備予定の、空中給油・輸送機KC-46Aについては、平成28年9月に、中国四国防衛局から、知事に対して、配備の事前協議があり、知事からは、翌29年3月に、安全性や住民生活等への十分な配慮を行うことを前提に、配備に向けた準備を行うことを了承するとともに、実配備前に配備計画について、協議を行うよう回答した経過があります。その際には、本議会でも議員全員協議会を開催し、中国四国防衛局を招いて配備計画の説明を受けております。
 また、平成30年12月に、次期防衛大綱・中期防衛力整備計画が閣議決定され、KC-46Aの配備内容が一部変更となった際にも、議員全員協議会を開催し、中国四国防衛局から説明を受けております。
 その後、配備計画等が具体化したとのことで、昨日、中国四国防衛局から知事に対して、改めて実配備に向けた再協議の申し入れがありました。
 こうした経緯や状況を踏まえ、本議会としても本件についての理解を深めるため、今月17日、本会議終了後に、議員全員協議会を開催し、中国四国防衛局から説明を受けてはどうかと考えますが、いかがでしょう。

◎野坂委員長                                                      
 ただいま議長から御提案がございました。
 この議長の御提案の通りに決定させていただいてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 市谷議員

○市谷議員
 理解を深めるために、議会の方で説明を受けるということなのですけれども、この説明を受けた結果は、どういうふうに知事の意見に反映するのか、それとも一応聞くだけなのか。その辺の扱いを教えていただけないですか。
 というのが、先ほど説明もありましたけど、知事の方が、準備はいいけれども、配備については意見を留保しておられるはずなんです。ですから、おそらく知事の方も、見解をこれから示すということが必要になってくるんですけれども、そのための議会の意見の聴取なのか、それとも今回はただ防衛局から説明を聞くだけなのか。

◎野坂委員長                                                      
 議員全員協議会の目的に従って説明を受けたいと思っておりますので、様々な御意見は、都度、いろんな場所で御発言されればよろしいかと思います。

○市谷議員
 そうしたら、とりあえず、防衛……。

◎野坂委員長                                                      
 この件につきましては、この場での議論にはしませんので。
 何か他にあればどうぞ。

○市谷議員
 説明を受けるんですけども、質問したりとかも自由にできるということでよろしいですか。

◎野坂委員長
 全員協議会ですから、説明された範囲においての質問というのは、通常受け付けているんだろうと私は理解しております。

○市谷議員
 わかりました。

◎野坂委員長
 市谷議員からの意見はありましたが、御異議がございませんので、9月17日の本会議散会後、引き続き本会議場で議員全員協議会を開催することに決定します。
 次に県政に対する代表質問ですが、人数は、鳥取県議会自由民主党及び会派民主、各1名であります。順序は、鳥取県議会自由民主党、会派民主としてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がございませんのでそのように決定しました。
 なお、鳥取県議会自由民主党は島谷議員が、会派民主は坂野議員が行う予定でございますのでよろしくお願いします。
 次に発言通告書の提出期限についてですが、代表質問は9月11日の午後1時まで、一般質問及び質疑は9月17日の午後1時まで。討論の通告期限は、知事提出議案につきましては反対討論が10月6日の常任委員会終了後速やかに、賛成討論が、同日の原則午後5時までであります。
議員提出議案につきましては、反対討論が10月7日の午後1時まで、賛成討論が同日の午後5時まで、以上のとおりでございます。さよう決定してよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がございませんので、そのように決定しました。
 次に、議員提出議案の提出期限についてですが、10月7日午前9時30分開催予定の議会運営委員会において、報告する申し合わせとなっておりますので、御承知ください。
 次に、請願、陳情の受け付け期限についてですが、9月11日の正午までですので、御承知ください。
 次にその他ですが、まず議長から発言を求められておりますのでこれを許可します。
 藤縄議長

○藤縄議長
 6月定例会における山川議員の討論への対応についてであります。
 去る6月30日に、山川議員が行いました討論について、当日、本会議において、賛成討論として適切ではないと考えられるものがあったため、討論終了後に「後刻、記録を精査の上、必要があれば適切な措置をとる」と宣告したところであります。
 改めて記録を確認した結果、冒頭で議案に賛成する旨を述べ、討論に入ったものの、延々と賛成か反対かわからない不明瞭な発言が続いており、会議規則第50条にある「発言はすべて簡明にすること。」の規定に反するものであったと判断いたしました。
 山川議員に対しては、今後討論するにあたっては、賛成、反対いずれか通告に従い、その趣旨に沿って、簡明な発言を行うよう厳重注意を行ったところであります。
 本人も厳重注意の内容を理解され、了解されました。
 以上でございます。

◎野坂委員長
 次に、私から委員の皆様へ御相談があります。
 議会資料2をご覧ください。議会内において、新型コロナウイルスの感染者が確認された場合の取扱については、すでに新型コロナの代表者会議で周知されているとおりであります。
 仮に、会期中に感染者が確認された場合、議場等の消毒や接触者の調査等を行うため、本会議が開けなくなる場合も想定されるところであります。本来であれば、そのような場合、議決により休会とするところでございますが、本会議散会後に感染者が確認されるなど、本会議が急遽開催できない場合には、事実上の休会である自然休会とすることを議長の判断に委ねることとし、その結果につきましては、議長より皆様に周知していただくこととしたいと思いますが、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がございませんのでそのようにさせていただきます。
 議長よろしくお願いいたします。
 その他、委員の皆さんで何かございませんか。

○西川委員
 確認の意味で質問をするのですが、例年9月、企業会計が提出される時期でありますけれども、決算審査特別委員会が常設になったので、多分対応等が変わってきたんだろうと思うんです。そこを以前お聞きしたような気もするんですけれども、確認の意味でどのように変わったのか。

●金涌次長
 決算審査のありようについてですけれども、現行の決算議案につきましては、9月に病院局、企業局、それから11月に普通会計が認定議案として提出されます。
 9月の定例会から自主的に普通会計を含めて審査をするという格好になりますけれども、西川議員がおっしゃったとおり、昨年までの取扱として、執行部のほうから補正予算議案と決算認定議案がセットで出てきたものですから、昨年、決算の認定議案でありながら、事務局の誤りで常任委員会でも審査するというような格好の雰囲気にしてしまったということがありましたので、今年度から、補正予算議案と決算認定議案を別冊にしまして、補正予算議案の部分は当然常任委員会のほうに、決算認定議案は、常任委員会ではなく、決算審査の委員会のほうにという格好で、混乱を起こさないように対応させていただこうと思っています。

○西川委員
 そのように諮られるということで理解しました。
 一点、9月定例会で決算を常任委員会に提出する時に、ちょっと内容を忘れたのですけれども、会議規則かなんかで、決まりは多分作ってあったと思うんです。その9月に出しなさいというのが。ちょっと確認をしてもらいたい。もしそれが残っていれば、それを直さなければならないと思うので。会議規則はどうかを忘れたんですけれども。出される時に何かそういう説明があったような気がして。もしあればということで。

●金涌次長
 確認させていただきます。

◎野坂委員長
 その他ございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上をもちまして議会運営委員会を閉会します。

午前10時24分 閉会
                          ──────────────                           
  


 

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000