令和元年度総務教育常任委員会議事録

令和2年3月19日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
浜田 一哉
尾崎  薫
福浜 隆宏
語堂 正範
伊藤  保
内田 博長
浜崎 晋一
福田 俊史
澤  紀男
欠席者
(なし)


 説明のため出席した者
井上総務部長、山本教育長ほか

 職務のため出席した事務局職員
   松本課長補佐、小川課長補佐、小泉係長

 

 1 開  会   午前10時00分

 2 休  憩   午前10時19分

 3 再  開   午前10時21分

 4  閉  会      午前11時03分

 5 司  会   浜田一哉委員長

 6 会議録署名委員  伊藤委員  内田委員

 7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり

会議の概要

午前10時00分 開会

◎浜田(一)委員長
 ただいまから総務教育常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 会議録署名委員は、内田委員と伊藤委員にお願いいたします。
 それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 付託議案は、日程に記載の21議案です。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様には、簡潔な質問とマイクのスイッチの切りかえをお願いいたします。

○尾崎委員
 76号、美術館の件ですけれども、議場で銀杏議員が言われたことは非常に大きなことと思っています。この委員会でもたしか福田委員が言われて、私もそこに行っておりませんでしたのでそれまでわかりませんでしたが、よくよく聞いてみれば、結論がひっくり返る可能性もあったかなと思いますし、非常に重大なことだと思いました。
 それで、審査員の方々は業界のことはいろいろよく御存じで、プレゼン自体はとてもいい取り組みだったと思いますが、やはり公平、公正さで競わなくてはいけないことが大前提でありますので、顔が見えないように声だけにするだとか、そういったことで公平さを保つという考えが出てこなかったのかなと思いましたが、その辺も含めてお聞きしたいと思います。

●田中理事監兼博物館長
 もちろん我々は、公平、公正を旨として、審査会の中で議論していただいて、審査の基準であるとか選定方法については何度も審査会を開いて、議論して定めていただきました。例えば今回は落札者になりませんでしたけれども、他のグループで極めて著名な設計者の方がみずから御登壇されて、プレゼンされました。プレゼンする側としては最大限アピールする場だということもありましたので、有名な方だから登壇はだめだと逆に事業者グループからすると公正ではない、公平ではないという指摘も受けかねません。先般、本会議場でも議論のあったような形で、登壇者をあらかじめ登録していただいて、これは公開プレゼンゆえに顕名行為は避けてくださいという形であえて制約をお願いしたというところであります。終わった後の審査会の議論の中でも、11月末に提案書を提出していただいて、その後12月も審査会を開いて、かなり提案書を読み込んだ上で、事業者グループといろいろな質問等のやりとりもしながら来ていますので、正直、公開プレゼンテーションは、聴衆の方々、県民の皆様にどういう提案がなされているかということを御承知いただいて、一緒に情報共有できればという思いで工夫にチャレンジさせてもらったということであります。最終的に顕名行為もあって、その取り扱いも審査会で十分議論していただいて、審査には影響がない、不正行為でもないし失格でもないといった御判断をいただいています。それはそれで、審査会の議論の上での判断で最優秀提案者として決定されましたので、我々はそれを踏まえてしっかりと尊重して、落札者として決定させていただいたという経緯でございます。

○尾崎委員
 それを聞いて、県民の方が納得されればいいですけれども、やはりこの経緯を見ますと公平ではないなという印象が残る、そういうメッセージが伝わるのではないかと私は思います。やはり今後の課題かなと思っていますけれども、そこは銀杏議員も言われたように、いろいろな規則を決めておくとか、必要だったのではないかなと思っています。重ねて言いますけれども、とてもいい取り組みでした。ただし、疑念を持たれる、県民はやはりあの議論を聞いて、なるほどなと思われた方は非常に多かったということは伝えておきます。今後、課題だと思っています。

●田中理事監兼博物館長
 私どもとして、さまざまな工夫を重ねたつもりではありましたが、やはり初めてのことで足りない部分が大いにあったかなと思って、深く反省をしています。改めて、おわびを申し上げたいと思います。審査会での議論もございましたし、こういうことも踏まえて、しっかりとこの事業者グループを選択したことが非常によい選択であったなということを県民の皆様に御理解いただけるような形で、我々もしっかりと、今後、取り組みを進めてまいりたいと思います。大変申しわけございませんでした。

◎浜田(一)委員長
 そのほかはございませんか。

○福田委員
 今回、Aチーム、Bチーム、Cチームというか、A班、B班、C班というか、余りにも多くの県内企業がそれぞれに入っていたので、未来中心で公開プレゼンを聞いたときに、漏れたところから、やはり言った者勝ちだったのではないかというような声があったから、僕はこの間、言ったのです。確認ですけれども、僕も3つ見て、採用されたところがやはり一番いいなと思いましたので、そこをひっくり返そうとか、けちをつけるとか全く思っていないのですけれども、ただ、あのときのルールとして、会社名とかいろいろなものをPRしてはいけないということが既に書いてありました。だから、あそこで言ってしまったら何かペナルティーみたいなルールってありませんでしたでしょうか。

●田中理事監兼博物館長
 選考方法に関するルールは審査会で決めていただいた中で、事務局でやる手続、例えば入札額の審査であるとか提出書類にミスがないであるとか、その辺についてはこういう場合は失格と定めているのですけれども、実際、審査に入ってからは、何が不正で何が失格に当たるのかは審査会の中で御議論いただいて決めるのが筋だろうということで、あえてそういうことまでは記述しておりません。銀杏議員が議場に配付された資料に、不正行為は失格と書いてありますけれども、何が不正行為で何が失格に当たるかは、やはり審査会で決めていただくことだと思っていまして、その審査会が特に審査に支障がないということで、不正でも失格でもないという判断をされましたので、それを踏まえて我々は対応したということが実情でございます。

○福田委員
 あのときの感じで、我々も審査員の後ろの席で聞かせていただきましたけれども、何か会場の雰囲気が、あっ、言ってしまったな、みたいな感じだったですよね。ほかからすると、あれ、言った者勝ちではないかよ、みたいな感じだった。さっき尾崎副委員長も言われましたけれども、皆さん随分努力されてかかわられてきた中で、何かちょっと疑念を持たれていることは払拭してほしいなと、私も一言お願いしておきたいと思います。

○福浜委員
 今のやりとりを聞いていてちょっと疑問に思ったことが1点あったので。審査会の委員の先生方は、事前の資料をごらんになったときには、それぞれA、B、Cが、誰がつくられたかというのはもう御存じの上で読み込まれていたのか、そうではなくて、バックについているのがどこであり、どなたが設計されたかも全くわからない中で審査をされて本番に臨まれたのか。さっき県民のための公開プレゼンという言い方をされましたよね。もし事前にその辺も情報をわかった上で審査に臨んでいらしたのであれば、なぜ、県民に対しては誰が設計したとかどういう方が後ろについているとかをオフレコにされたのか。当然、拍手とかはよろしくないというのは、当然皆さんの注意でわかる話であって、では、どういう不都合があるからそこは伏せようと、なぜそこで線を引かれたのか、その辺の経緯を教えてください。

●田中理事監兼博物館長
 ありがとうございます。
 審査会が中身を見る各事業者からの提案書は、基本的に匿名、各企業名は伏せていただいております。ですから、膨大な資料でしたけれども、厳密に調べて、企業名が入っているところは全て黒塗りといった形で、わからないようにしていただいています。ですから、基本的に審査員の方々も個別の企業名はわからないといった状況であります。ただ、それぞれのグループは、実績としてどういうことをやってきたかという過去のPFI事業の実績であるとか設計の実績だとか、そこまで隠すと判断もできませんので、どこどこPFI事業などと全部並ぶのですね。そうなると、やはりどういうところがやったかはどうしてもわかります。でも、我々審査会の事務局として、少なくとも企業名は出さないというルールを審査会で決めていただきましたので、それにのっとってやっているという意味で、公開プレゼンの場でも基本的には匿名、名前を伏せてという統一したルールでやってまいりました。

○福浜委員
 そのあたりの整理なのですよ。つまり、尾崎委員が言われたことにもリンクするのですけれども、やはり有名な方が登壇されると、あっ、この方が設計されたのかというのがわかってしまうというところがどうしても出てくるではないですか。そこをどう考えるかということが1つのポイントなのかなと思いました。整理という部分で、審査員の方は推測でどなたがというのは過去の経歴からある程度見えてくるものでしょうし、では、それがオープンに、顔が出るということになると、まさにそこに判こをつかれることになってしまう。要は、名前を言った言わないという話ではないと思うのですよ。だから、今後もぜひああいう公開プレゼンをやっていただきたいですし、知事部局のほうでも積極的にやっていただきたいという1つの前例として、いい形で次に生かしていただければと思います。

●田中理事監兼博物館長
 ありがとうございました。
 その点につきましては、先般、本会議でも銀杏議員からも御指摘いただいて、今回のやり方を1つの反省点として、次にまた、これからPFI案件は次々と出てくると思います。その中で、例えば公開プレゼンをやる場合にどのようにすればいいか、私どもの不十分だった部分を他山の石としてしっかりと対応していけるように、知事部局とも情報共有を図りながら進めてまいりたいと思います。

◎浜田(一)委員長
 プロポーザルという形にすると必ずわかるのですよね。議場でも言われましたけれども、通常、名前を出しても支障がないのではないかと思うのですよ。有名だからとか無名だからとかいうことではなくて、公開の中でプレゼンされた作品がどうなのかということは、選考委員の皆さんがきちんと選考されるわけで、人の顔を見てということがあってはならないと思うのです。なので、いろいろなプロポーザルとかPFIとか、プレゼンの場があろうかと思いますけれども、そういったことを公正に判断できるような組織、検討委員会を立ち上げるということが必要ではないかなと思います。また今後、よろしくお願いいたします。
 そのほかございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 出尽くしたようですので、付議案に対する討論を行っていただきます。

○澤委員
 同じく第76号、これについて討論をしたいと思います。今まで先ほども議論されて、質疑がありましたけれども、討論という形で申し上げたい。この第76号、事業契約、鳥取県立美術館整備運営事業の契約締結及び施設の指定管理者の指定、鳥取県立美術館についての賛成の立場から討論をいたします。議案の県立美術館そのものの是非について問うものではなく、鳥取県立美術館のPFI入札プレゼンテーションのあり方についての疑念への対応について、よしとするものです。
 公開プレゼンテーションにおいては、個社名、個人名、もしくはこれを特定できるような内容は発言しないとの誓約書を提出させております。しかし、プレゼンテーション最後の発表者が個社名と個人名を言ってしまったとのことであります。プレゼンテーションの公平性、落札者の決定方法の上からも、大きな問題と考えます。本会議の一般質問においてこの問題が取り上げられて、今後の対処について以下4点が求められました。1点目が、不手際を認め、謝罪並びに内部処分をすること。2点目が、違反者へのペナルティー。3点目が、公文書である報告書にこのことを記載すること。そして、4点目が、今後こうした事例を防ぐための処罰規定の整備。教育長からは、謝罪されるとともに、これら4点についての検討、対応をするとしており、改善が見られることから、よしとし、本議案への賛成討論とします。

◎浜田(一)委員長
 そのほかございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 討論が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
 採決につきましては、一括して採決するのがよろしいか、お諮りいたします。(「一括」と呼ぶ者あり)よろしいですか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議がないようでございますので、付託されました21議案を一括して採決いたします。
 原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、請願・陳情の審査を行います。
 今回は、新規分の陳情1件の審査を行います。
 それでは、陳情2年教育第1号、いじめ防止対策の強化について、審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。

○福田委員
 2年1号、いじめ防止対策の強化については、趣旨採択がよろしいかと思います。その理由は、今回発生したアンケートの改ざんに対しては、既に県教委として各県立学校等に対し法令遵守の徹底を改めて周知するなど、再発防止のための対策を講じていること。また、いじめの防止については、昨年9月に県教委においていじめ対策マニュアルを策定し、いじめの早期発見、早期対応を学校体制として組織的に行うことなど、その取り組みを強化していくこととしており、県議会としてその状況を引き続き注視していく必要があること。したがいまして、趣旨採択が妥当であると考えています。

◎浜田(一)委員長
 そのほかございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
 確認いたします。御意見は趣旨採択のみです。
 それでは、趣旨採択とすることに賛成の方の挙手をお願いいたします。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、陳情2年教育第1号につきましては、趣旨採択と決定いたしました。
 以上で付託案件の審査は終了いたしました。
 なお、委員長報告の作成、内容につきましては、委員長に一任していただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 次に、報告事項に移りますが、執行部の入れかえを行いますので、暫時休憩いたします。入れかえが終わり次第再開いたしますので、委員の皆様はそのままお待ちください。

午前10時19分 休憩
午前10時21分 再開

◎浜田(一)委員長
 それでは、再開いたします。
 執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いします。
 なお、質疑につきましては、説明終了後に一括して行っていただきます。
 初めに、総務部から行います。
 報告1、鳥取県庁障がい者活躍推進計画の策定について、前田人事企画課長の説明を求めます。

●前田人事企画課長
 総務部の常任委員会資料をよろしくお願いいたします。1ページでございます。鳥取県庁における障がい者活躍推進計画の策定でございます。この4月からの法律の施行に伴いまして、県庁においても、事業所としての障がい者活躍推進計画の策定が義務づけられたということでございます。本日は、その内容の主なものを御説明いたします。
 まず、この計画の柱になりますのが障がい者雇用率の数値目標、1番の表でございます。国の指針がございまして、各自治体においても今後5年間の数値目標を設定するといった規定が設けられておりまして、それに基づきましてこのように設定いたします。知事部局につきましては、現状が3.25%と法定雇用率を大幅に上回っている現状ではございますが、さらにこれを3.5%に引き上げようとするものでございます。これは、現状のおおむね1割アップということでございます。人数でいきますと、毎年大体3人から4人はふやしていこうかといった目標になるものでございます。加えまして、教育委員会につきましては、現状が2.16ということでございます。法定率2.4%については直ちにクリアすることが必要になりますが、さらにその上で、法定よりも高い2.5%にしようといった5年後の目標を設定されるということでございます。これが数値目標の案でございます。
 2番として、計画に盛り込むべき内容を記載しております。上段が推進体制の整備、下段が職場定着の取り組みでございます。推進体制として、具体的に個々の事例に向き合うような推進チームを設定したりとか窓口の設定、さらには、今回我々は職場定着には特に力を入れていこうと思っておりまして、採用前の実習であるとか、ならし勤務、こういった取り組みを新たにやっていこうと思っているところでございます。やはり最初につまずきがありますと、どうしてもスムーズに就業に移行できないというようなこともありますので、こういった採用前の取り組みをしっかりやっていく。さらには、4つ目に記載がございますけれども、小休止の弾力的運用と書かせてもらっていますが、やはり障がいを抱える方々というのはこういった小休止があるなしで能率も随分変わってくるという御意見も承っておりますので、ぜひともこういった小休止の制度も拡大して運用していきたいと思っているところでございます。この計画の策定を機に、県庁を挙げて、今後ますます障がいのある職員がより一層活躍できるような職場づくりに励んでまいりたいと思っているところでございます。

◎浜田(一)委員長
 続きまして、教育委員会に移ります。
 報告2、新型コロナウイルス感染症に係る対応について、片山教育総務課長の説明を求めます。

●片山教育総務課長
 教育委員会資料の1ページをお願いいたします。去る3月5日の常任委員会でも御説明いたしましたが、その後の動きにつきまして御報告いたします。
 長期間にわたる休業等が続きまして、児童生徒への影響が心配される中、本県では、現時点でまだ感染が確認されていないということも勘案いたしまして、徹底した感染予防対策を講じた上で、ここに掲げている方針のとおり、昨日18日から県立学校の再開を行いました。あわせて、公立学校関係者や保護者に対して教育長の緊急メッセージを発出するなどしまして、市町村の教育委員会にも情報提供し、再開への判断の参考としていただいたところでございます。
 県立学校再開に当たっての基本方針、1番の点線で囲っておりますが、徹底した感染防止策を講じるということでございます。そのもとで通常の教育活動、授業など、あるいは部活動についても、一定の条件のもとで実施する。それから、春休みは25日からでございますが、春休み期間に入ってからも、補習などになるかと思いますが授業活動を実施するとか、部活動も行うこととしております。特別支援学校については、それぞれ児童生徒、お一人お一人の個々の状況、家庭の状況に応じて柔軟な対応を行っているところでございます。
 2番目にあります各感染期に応じた今後の対応ということで、現状から今後の想定まで、先週方針を出したところでございます。県内の未発生期、これが今、現状でございます。可能な限り通常の教育活動を継続しようということで、県立学校の再開、それから再開後、学期末までわずかな期間ではありますが、児童生徒等の日々の健康観察、発熱等の症状がある場合は登校させないということを徹底する。ただし、その場合は欠席扱いとしないといった配慮も行うということとしております。保護者さんが感染予防のために不安だということで登校させない場合においても、同様に扱うこととしております。手指衛生、せきエチケット、共有品を使わないことや、使う場合の消毒について、2ページ目、3ページ目にもつけておりますが、児童生徒向けのチラシを改めて配布いたしまして、また、学校で先生が見本を見せながら生徒に実践指導を行うといったことも行っているところでございます。終業式につきましても、簡素化した上で、マスクの着用、消毒液設置等を行った上で実施する方針にしております。また、ICTを活用した学習形態といったものも展開していくこととしております。
 春休み期間中においても、学期末までと同様の対応を行いながら、必要に応じて補習、部活動等を実施する。あるいは、春休みを短縮して授業の位置づけとすることも可能としております。
 新年度、始業式、入学式といったものも、終業式同様の感染防止策を講じた上で実施し、通常の教育活動を行うようにしているところでございます。
 ただ、米印で書いております。本日また政府の専門家会議が開かれまして、新たな知見が公表されることも予想されます。県内での感染状況といった新たな知見等も踏まえた上で、柔軟な対応を随時検討していくことといたしております。
 その前提で、県内発生早期に移行した場合。これは、県内で発生事例が見られ、どういった経路から感染したかというのがまだ追いかけられる段階というイメージで捉えていただければと思います。そういう段階においては、徹底した感染防止策を講じた上で、教育活動を実施するという方針であります。児童生徒、教職員の感染が発生した場合には、当該学校を2週間閉鎖、感染者の活動地域が広範に及ぶ場合などは、場合によっては市町村単位、あるいは地区単位等での全域一斉の閉鎖といったことも検討することとしております。
 県内感染期に移行した場合。これは、感染が多発して、もうどこから感染したか追いかけていくことが難しくなった状態であります。こうなった場合には、一定の制限を加えた上で、なおかつ、教育活動については継続していく方向で検討していくということでございます。繰り返しになりますが、本日3月19日の専門家会議の知見等を踏まえましてということになりますが、クラスター発生のリスクを極力下げるという観点で、手洗い、換気、消毒等に加えまして、児童生徒の密度を下げる工夫、広い場所で1メートルないし2メートルあけてできるような場所で行う、あるいはクラスを2つに分けて分散登校を行うといったことで大人数の集団をつくらない工夫をして、授業を継続するといったいろいろな方法を、今検討しているところでございます。
また、県内発生早期と同様、児童生徒、教職員に感染者が発生した場合には、当該学校を2週間閉鎖とするといったことも考えているところでございます。もちろん本当に多く蔓延した場合には、県の対策本部会議の指示のもと、一斉閉鎖といったこともあり得るということでございます。
 ただ、再三繰り返して申しわけありませんが、本日の国の専門家会議、あるいはこれを受けての政府の対策本部も開かれると思いますし、報道等によれば、文部科学大臣も学校再開の考え方について近々示したいというようなこともございますので、そういった最新の情報、医学的な知見、こういったものを素早く取り入れまして、必要な見直しを講じていくということで考えているところでございます。

◎浜田(一)委員長
 次に、報告3、鳥取県庁障がい者活躍推進計画の策定については、報告1において人事企画課長から説明がありましたので、説明は要しないことといたします。
 報告4、令和元年度インターネットの利用に関するアンケート結果について、島田社会教育課長の説明を求めます。

●島田社会教育課長
 5ページをお願いいたします。児童生徒、保護者を対象といたしまして、インターネットの利用に関するアンケートを実施いたしましたので、その結果について報告いたします。
 1の調査概要のところでございます。令和元年9月に実施いたしまして、平成21年、24年、そして前回の平成27年に続きまして、4回目の実施となります。対象は小学校6年生、中学校2年生、高校2年生、その保護者、そして未就学児、年長さんとその保護者、それぞれ10%程度を抽出して実施しております。
 2の調査結果の概要のところでございます。自分専用の電子メディア機器を持っているかどうかという新規項目の調査につきまして、スマートフォンの所持率につきましては、高校2年生で全国平均と同程度、中学校2年生では全国平均以下でございました。小・中・高ともに7割が自分専用のゲーム機を所持しているという状況でございました。
 インターネットの利用、そして電子メディア機器の利用状況についてでございます。インターネットの利用率は全国平均よりは低い傾向でございましたが、平成27年度の調査よりは、小学校、中学校で増加しておりました。電子メディア機器の利用につきましては、平成27年と比べまして、スマートフォンでは小学校、中学校で大きく利用が増加しておりまして、タブレットについても、小・中・高ともに大きく増加しておりました。また、小学校6年生で約7割がスマートフォンを、約8割がゲーム機を利用するなど、電子メディア機器の利用が児童生徒に一層浸透しているということが伺えたところでございます。
 インターネットの利用時間につきましては、平日の利用時間が2時間以上の割合が全国平均に比べて低い傾向でございましたけれども、全回答者の中で、小6、中2の約3割、高校2年生の約6割が2時間以上利用していました。高校2年生の23.2%は1日4時間以上の利用という状況でございました。
 そして、今回、新規の項目といたしまして、依存の傾向について調査いたしました。昨年、厚生労働省の調査で、中高生の7人に1人が依存傾向というようなことがショッキングに報じられたところでございますけれども、それと同項目の調査を実施いたしております。その結果といたしまして、依存傾向が疑われる割合につきましては、鳥取県内では全国平均よりもかなり低いという状況でございましたけれども、一定の割合で、小6でいうと4.3%、中2で5.9%、高校2年生で10.5%存在するということが判明したところでございます。
 インターネット利用に関するトラブル等についてです。インターネット利用によるトラブル経験につきましては特になしというのが大半でございまして、前回の調査よりもその割合が増加しておりましたけれども、小学校6年生では人間関係のトラブルが、高校2年生では使い過ぎによる睡眠不足などが増加しておりました。トラブルがあった際には、家族、学校などに相談したという割合については上昇いたしましたけれども、何もしなかったと回答した割合は、増加したわけではございませんけれども、3~4割は何もしていないということでございました。
 おめくりいただきまして、家庭でのルールについてでございます。家庭で何らかのルールがあるとしている割合については全国平均よりも高い状況でしたし、小6、中2では平成27年度よりも増加しておりましたけれども、高校2年生では下がっておりました。
 危険性などについて学習した状況でございます。保護者につきましては、その割合は全国平均よりも高く、全調査対象で前回よりも増加しておりました。児童生徒につきまして、学校の授業で危険性について学んだ割合というのも全学校種で8割を超えておりまして、特に小学校で前回よりも13ポイント増加したということで、情報モラルの授業が定着していることが伺えました。
 あわせて、未就学児の状況でございますけれども年長児のインターネット利用率につきましては、全国平均が67.8%でございますが、これよりは低いものの、約半数を超える状況でございました。また、年長児の6割弱がスマートフォンを、4割弱がタブレットやゲーム機を利用しておりまして、平成27年度よりも利用率について大きく増加しておりました。平日1時間以上利用する割合も、19.2%ということでございますけれども、前回よりも7.3%増加しておりまして、電子メディア機器利用の低年齢化が進んでいるということが伺えたところでございます。
 今後の対応でございますけれども、アンケート結果で見えてきました課題を踏まえまして、市町村教育委員会、あるいは各学校、PTA、県警本部、知事部局等、関係の機関と連携しながら、子どもたちが電子メディア機器と正しくつき合うための施策を検討、充実してまいりたいと考えているところでございます。具体的には、児童生徒がインターネット利用の危険性やルールについて学校、家庭などで学び、考え、話し合う機会の充実といたしまして、例えば、毎年度、電子メディアとのつき合い方学習ノートというものを全小・中・高に配布しているわけでございますけれども、この内容を充実していったりですとか、あるいは今年度から実施しております、学校へ情報モラル教育の専門家を派遣していくという事業についての対象校数をふやしたり、あるいはその中で、SNSの危険性であるとか人間関係のトラブルなどについて疑似体験できるようなアプリを使った授業をメニュー化していくといったことなどを考えております。また、乳幼児の保護者も含めまして、保護者自身が子どものインターネット利用の実態であったり、あるいは家庭で話し合い、ルールづくりをすることの必要性について学ぶ機会の充実も図っていきたいと考えているところでございます。
 次のページ以降に概要版をつけておりまして、また、別添として非常に厚い冊子でございますけれども、本体もつけさせていただいているところでございます。ホームページも公開しておりまして、詳細についてはそちらで御確認いただきたいと思います。

◎浜田(一)委員長
 ただいままでの説明につきまして、質問等はございませんか。

○澤委員
 教育総務課の1ページで教えてもらいたいのですけれども、感染期に応じた今後の対応ということで、1番目の一番下の学校単位の休業や一斉休業に備えて、ICTを活用した学習形態の横展開と書いてあります。言葉でよくわかりましたけれども、具体的にどういう進め方をやっているのか。それと、ICTですから、機器が家庭にないと受信ができないのではないかと思うのですけれども、その辺の兼ね合いですね、あるところとないところ、その辺をちょっと教えてもらいたいのです。

●足羽教育次長
 これは、市町村と協力、連携をしておりますけれども、確かに澤委員から御指摘ありましたように、全員の子どもたちが機器を持っているわけではございませんし、また、町によっては、若桜町ですとか日南町では子どもたちに全員持たせているようなところ、いろいろ環境が違いますので、その環境に応じて対応できるようなICT教材を、今、業者のほうからアカウントをいただいたり、取得したりして、可能な限り配れるような対応をしていきたいと考えております。既に多くの市町村でそのアカウントを取得したり、また、子どもたちに配布しながら、教材をもって学習体系を整えていくようなところもございますので、なるべくそうしたいい例をどんどん紹介しながら、もし仮に一斉休校が再び長期化するようになって対応しているのでは子どもたちの学習がおくれますので、そういう最悪のケースを想定して、ICTを使った学習形態がどういうふうにできるかをどんどん取り入れながら広めていきたい、その準備をしていきたいということで、今、現に進めているところでございます。

○澤委員
 よくわかりました。
 それで、国の1人1台ということが非常に先を行くような話になるのではないかなと思っているのですけれども、これを契機に平素においてもそれを先取りするようなことについて、やはり教育委員会としても何か発信する予定といいますか、考えがあるのかどうなのかをあわせて聞いておきたいのですが。

●足羽教育次長
 今回はたまたまこういう本当に大きな新型コロナということでの動きになっていますが、逆に言うと、昨年末に出ました国の経済対策にも乗っかって、ICTをさらに有効活用していこうという流れを加速していく、いわば1つのきっかけにもなるのではないかと思っております。今、現状で子どもたちの家庭環境では、やはりWi-Fiがつながらないという地域等もたくさんございますので、このあたりを市町村としっかり連携しながら、機材はあっても届かないということではやはり活用はできませんので、そうしたことも含め、今回のみならず今後に向けても、子どもたちの発達段階や学習段階に応じた学習、ICTを有効活用できるようなことに、トータルとして取り組んでまいりたいと思っております。

◎浜田(一)委員長
 よろしいですか。

○伊藤委員
 コロナ対策なのですけれども、春休み中の行動というか、行動規制というか、何か新しくなりますか。

●足羽教育次長
 春休み中につきましては、国からの事務連絡も届いておりますが、国が若干縛りぎみなところがございます。本県は、もう3月18日から県立学校で解除した、授業を再開したということもありますので、国の項目を整理しながら、本県バージョンのものを、今、整理して、通知する予定にしております。国の情報は全て流しております。

○伊藤委員
 県内は発生がないわけだから、県内で教育活動するというのは非常に安心な面があるのだけれども、春休みになって、例えば県外に家族とかで出ることによって感染する危険というのは極めて高い。休校でない、休みですから。その辺で、なるべくみんなが新学期を健康に迎えるというか、コロナにかからないような感じで迎えるためには、やはり春休みの注意点というか、県外への不要不急なというか、いろいろな経済問題もあるのだけれども、学校の子どもたちのことを考えると、そういう部分の指導も必要ではないかなと思うのだけれども、それについて。

●足羽教育次長
 ありがとうございます。御指摘のとおりであります。国の通知にも、集団感染の可能性が拡大しないような行動を、規制ではないですが、自粛するという部分もありますので、今、御指摘いただいた部分もしっかり、また、具体的な形で伝わるように周知を図りたいと思います。ありがとうございます。

◎浜田(一)委員長
 よろしいですか。
 そのほかはございませんか。

○福浜委員
 コロナの関連なのですけれども、ちょっと1回聞いておきたいなと思ったのですが、学校ではなくて、例えば教育委員会の建物の中で仮に職員の方が発生した場合は、周りの方がどういう対応をとられるか、方針というかBCPなのか。また、知事部局のほうもせっかくなので聞かせていただきたいのですが、例えば7階のどこどこで発生しましたという場合に、どの程度の範囲がクローズになるのか、あるいはクローズしないのか、そのあたりもし指針があれば教えてください。

●井上総務部長
 職員の感染のケースでありますけれども、まず、今回の事案が生じて以来、とにかく我々としても、まず職員に対しては、発熱症状等があれば無理をして出勤することなく自宅での療養に努めるようにと。その他、県民の皆さんにも一定期間熱が続くようなことがあれば相談センターに連絡するようにということで呼びかけしておりますし、こういった期間中におきましては、例えば特別休暇にするということもしております。
いわゆる濃厚接触者に当たる場合。ケースに応じてどこまでの範囲がというのは、起きてみないと、ということがあるかと思います。実際に机を並べている人だけでいい可能性もありますし、その職員の仕事のスタイルによって、例えば主管課で部内の調整を行っているような職員になると、どうしても何だかんだと部内でやることになりますので、多少広げなくてはならないという可能性もあるかと思います。濃厚接触者については、状況に応じて一定期間自宅待機の形をとる中で、症状が出れば速やかにセンター等に、といった一応の類型として設けておりまして、知事から各部局にお示ししていると思います。具体的な展開はそういったことで、実際出たときの判断になるかと思いますけれども、基本方針としては、とにかく我々としては全国的にも事例がありましたけれども、感染した職員が発熱しているような状況で出勤したり行動して、結果的にそれで広がることを避けるということを一義に置いております。先ほど福浜委員からもありましたけれども、万が一そういった場合で出た場合には、全庁的というよりも部局に限ってになるかもしれませんけれども、職員がある程度休暇をとるですとか、あるいは自宅待機というような状況になったときには、通常業務を今と全く同じ状況でということがなかなか難しくなると思いますので、災害等を想定してBCPをつくってありますから、そういったものを活用しながら、先送りする業務と、やらなくてはいけない業務を残った人数で遂行するといった頭の体操を、出たときにばたばたしないように全庁にお知らせしているということでございます。

◎浜田(一)委員長
 よろしいですか。
 そのほかございませんか。

○尾崎委員
 まず、新型コロナです。学校の衛生管理で、ドアノブとか手を触れる場所を1日1回以上消毒することと書いてありますけれども、消毒液が足りないということはないのかなと。あと、現実的な対応として、生徒の間隔を2メートル離すとあるのですけれども、それが本当にされているのかどうかということ。ちょっと心配なのは、バスケとかの部活が、近距離で汗とか声とか発生するのをやめなさいと言って、本当に守れるものなのかなと。いろいろな対策が立ててありますけれども、本当に守れるのかなと懸念するのですけれども、現場の声ももうちょっと聞いてみられたほうがいいのかなと思います。
 もう1点、インターネットの件です。だんだんとふえてきているということで、気をつけなくてはいけない点も多く出てくるのだろうかなと思いますが、年長児がスマートフォンを6割利用していると。家の人のを借りるということなのでしょうか。こういう子どもたちに対してのワークショップをどんなふうにやっていくのかなということを思ったりもしますが、その点をお願いします。

●足羽教育次長
 私からはコロナ対応につきまして、現場の声をよく聞きながらという御意見いただきました。おっしゃるとおりであります。紙面上でこうするああするということが実際にできているかどうか、それが感染防止につながっているかどうかという検証が本当に大事だと思っておりますので、もう既に昨日も学校現場の声を聞きながら、生徒たちの声も含めて様子を聞いておりますので、その都度、現場の様子は確認していきたいと思います。
 最初にありました消毒液につきましては、教育現場だけではなく全県的に、今後も含めて足りないという状況が予測されております。その場合には、石けんあるいはハンドソープ等を使いながら、流水でしっかり手洗いをしていくということ、それからドアノブですとか、よく触れるような場所については……(「次亜塩素酸」と呼ぶ者あり)次亜塩素酸を流用した消毒液が、ノロウイルスのときと同じような形でできますので、そういう情報もしっかり伝えながら、対策をとっていきたいと考えております。
 2メートルにつきましては、マスクをすればもうちょっと近くてもいいとか、あるいはなかったときにはしっかり離すとかというふうな、感染防止対策によっても決まりますが、2メートルを物差しではかりながらというのはなかなか難しいことがありますので、その活動状況に応じ、なるべく距離をとれるようにということで、先ほども片山課長が申し上げましたが、授業を行っていく上でも1クラスを分けて児童生徒たちを点々と配置するというふうな工夫が実際にとれるかどうか、このあたりも市町村教育委員会ともずっと連絡をとりながら、そうした工夫をなるべく最大限施してやっていきたいと思っております。
 最後、部活動のあり方につきましても、実際、きのうの鳥取東高のニュースが流れていましたが、生徒たちがうれしさの余りわあっと。おいおいおいと、ちょっとどきどきしながら見ておりましたけれども、部活動はやはりどうしても接触することが起こります。なるべくそうした部分が長時間にならないことや、使った用具の消毒、着がえのときに密集地でやらないとかというふうな、部活動それぞれによっての性質も違いますので、部活動ごとの留意点も整理しながら注意喚起していきたいと考えているところでございます。いずれにしましても、現場の実態、様子をしっかり把握しながら対応に努めてまいりたいと思います。

●島田社会教育課長
 先ほど御質問のありました2点についてでございます。まず1点目が、年長児について、スマートフォンを利用しているということだけれども、持っているわけではないだろうというような御質問だったと思います。年長さんについては、所持率はとっておりませんけれども、保護者が持っているものを何かのときに画像を見せたり、動画を見せたり、あるいは絵本の読み聞かせで見せたり、いろいろなパターンがあるかと思いますが、そういう使い方をしているという想定で保護者が使わせているものと認識しております。
 もう1点、ワークショップというお尋ねがありました。年長さんですので、本人たちというよりは保護者に対してどのように啓発していくかということが重点になってまいります。この調査結果の未就学の下のところにもありますけれども、年長児の保護者については、自分の利用時間と、年長さんの利用時間をリンクさせたところでも調査をしてみました。やはり保護者が使えば使うほど、その子どもも使う時間がふえるという状況もございました。そういった点も含めて、家庭の中で子どもにどう使わせるのかということについて対象とした研修会などがありましたら、講師を派遣する事業もありますし、そういったところで啓発してまいりたいと考えているところでございます。

○尾崎委員
 ありがとうございます。
 コロナもですけれども、現場では、間隔を離さずに普通どおりに授業をやっているところもあるようで、それから実際に2つクラスを分けるとなると今度は先生の数とか、そういったことにもなってきますし、非常に難しい。書くのは簡単なのですけれども、実施するのはなかなか大変だろうなという思いがあって、いろいろな声もありましたが、きちっと現場の声を聞いていただきたいと思います。生徒さんはやはり頭でわかっていてもなかなか実施できないということで、実際に聞いた話ですが、カラオケに行ったら店がいけませんと断ってくれたのだそうです。大人のほうも気をつけないといけませんが、生徒さんに徹底ということも、すとんと落ちるようにしないと、3年生も受験で都会から帰ってきて学校に相談に行ったりする時期です。そのことも含めて、気をつけていかないといけないと思います。

●足羽教育次長
 御指摘、御指導ありがとうございます。
 確かに高校生たちもなかなかじっとしていられない状況があるように伺っておりますが、こうした全国的に急速ではないもののどんどん広がっている状況が、大きな社会問題、また、世界的な問題である、このことも一つの学びではないかと思います。このコロナの状況から学べることという意味で、自分の行動をしっかり自覚してとらせること、しっかり心に届くような伝え方をするよう、学校現場にも伝えてまいりたいと思います。ありがとうございました。

◎浜田(一)委員長
 よろしいですか。
 そのほかございませんか。(「進行」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、次に、閉会中の調査事項についてお諮りいたします。
 本委員会所管に係る本県の行財政運営、学校教育の諸問題、その他の主要事業につきましては、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨、議長に申し出ることに御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、その旨、議長に申し出ておきます。
 次に、その他でありますが、執行部、委員の皆さんで何かございませんか。

○語堂委員
 委員会でも資料配付があった第2次の地方創生総合戦略の案の件です。パブコメ等が行われていたりしていたのですけれども、何か変更等があったのかというところと、議会の承認がなかった、要らないものだったと思うのですけれども、いつぐらいに完成されるか、この2点を教えてやってください。

●加藤令和新時代創造本部長
 ありがとうございます。
 先般、概要版の説明をさせていただきまして、それからパブコメ等もとらせていただいた。その結果を一部、施策的なものもありましたので、戦略の中に反映できるものは反映して、若干の修正をかけたもので、この年度末、3月中に決裁、完成できるようなスケジュール感で、今、最終調整をしているところでございます。

◎浜田(一)委員長
 よろしいですか。
 そのほかはございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が尽きたようですので、委員の皆様に御連絡いたします。
 次回の常任委員会は4月21日火曜日午前10時から開催の予定でありますので、よろしくお願いします。
 それでは、委員の皆様はこの場にお残りください。
 執行部の皆さんは御退席いただいて結構です。
(執行部退席)
 お残りいただきましたのは、調査活動報告についてであります。
 本会議におきまして、各委員会の1年間の活動状況について報告することとなっております。本委員会の令和元年度の活動状況につきまして、事前に委員の皆様に御確認いただいておりますけれども、いかがでしょうか。御意見がありましたら。(「なし」と呼ぶ者あり)
 よろしいですか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 ありがとうございます。それでは、案のとおりにさせていただきます。
 なお、趣旨を変えない範囲で字句修正をさせていただく場合がありますので、その場合の対応につきましては委員長一任でよろしくお願いいたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 次に、来年度第1回目の県外調査についてであります。
 先日、委員の皆様に日程と調査先についてアンケート用紙をお配りし、御希望をお伺いしたところですけれども、その結果を踏まえ、日程につきましては7月1日水曜日から7月3日金曜日の2泊3日を予定した上で、引き続き、新型コロナウイルスの状況を注視していくこととしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 次に、調査先についてでありますけれども、アンケートではお手元の資料に記載しておりますような御希望がございましたが、その他、委員の皆様で、調査先、テーマ等について御意見はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 そうしますと、皆様の御希望を踏まえ、調査先の選定等を進めることとしたいと思います。詳細につきましては委員長に一任でよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 ありがとうございます。そのようにさせていただきます。
 本日この後、県内調査がございますので、皆様、遅刻のないようお集まりいただきたい。

○福田委員
 鳥取駅発12時21分で、列車はこの間デビューしました若桜号です。一応12時ぐらいに集合とさせていただければと思います。

◎浜田(一)委員長
 ありがとうございます。お世話になります。(「ありがとうございます」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上をもちまして委員会を閉じさせていただきます。

午前11時03分 閉会

 


 

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