令和2年度議会運営委員会議事録

令和2年11月18日

開催概要
出席者
(11名)
委員長
副委員長
委員
野坂 道明
伊藤  保
藤井 一博
浜田 妙子
興治 英夫
中島 規夫
内田 博長
浜崎 晋一
西川 憲雄
川部  洋
澤  紀男

欠席者
(なし)

オブザーバー 正副議長 市谷議員 福浜議員       

説明のため出席した者
 亀井総務部長

職務のため出席した事務局職員
  寺口事務局長 金涌次長 柳楽議事・法務政策課長外関係職員

1 開  会   午前10時00分

2 閉  会   午前10時26分

3 司  会   野坂委員長 

4 会議録署名委員   川部委員  興治委員  

5 協議事項
   別紙協議事項記載のとおり

会議の概要

                                午前10時00分  開会

◎野坂委員長
  ただいまから、議会運営委員会を開会します。
 まず、会議録署名委員に、川部委員、興治委員を指名します。よろしくお願いします。
 それでは、これより協議に入りますが、本日の委員会は、インターネット中継をしております。
 まず、11月定例会は11月26日に招集されますが、その付議案件につきまして総務部長より説明を求めます。
 亀井総務部長

●亀井総務部長
 皆さん、おはようございます。では、私のほうから説明をさせていただきます。
 執行部資料1をお願いいたします。11月定例県議会に付議させていただこうと考えております付議案件でございます。
 まず、議案第1号から第7号までが、予算の関係の付議案でございます。このうち、議案第1号一般会計補正予算の詳細につきましては、執行部資料2を御覧いただきたいと思います。政調政審のほうで御説明させていただいた内容ではございますが、予算規模といたしましては、補正額64億2,200万円で、補正後の額は、3,886億4,600万円となるものでございます。補正予算の財源につきましては、国庫支出金が59億1,000万円、現金で参ります地方交付税のほうが9億3,900万円、県債のほうは6億2,700万円の減額、この中のほとんどを占めますのが臨時財政対策債の減額分でございます。寄附金は2,600万円、繰越金7,700万円などを充てたいというふうに考えてございます。
 2に主な内容を記載しております。段落が3つございますが、上の2つの段落が新型コロナウイルスの関係でございます。
 まず、1つ目の段落を見ていただきますと、この新型コロナウイルス感染症が拡大傾向にございまして、第三波が到来しているというふうにも考えられる状況であるということで、こういったものに対し、最優先でこの第三波を迎え撃つ医療提供体制の充実と感染の防止を図ってまいろうということでございます。
 これに対応いたします予算が、その下、大きな3で主な事業と記載しているところの括弧書きで、第三波を迎え撃つ医療提供体制、計43億8,900万円余ございますが、ここに相当するところでございます。
 2つ目の段落で、また、ということでGoToイートキャンペーンと連動した食を契機とした誘客など、経済・雇用の回復と暮らしの再生に取り組むと記載しておりますが、これに相当する事業が、2ページ頭に、コロナを乗り越える経済・雇用・暮らし、計15億5,600万円余ございますが、ここの項目に相当する予算でございます。
 1ページに戻っていただきますと、3つ目の段落で、加えてということで、鳥取港の緊急しゅんせつや、豚熱の侵入防止対策など、ふるさとを守り育てる事業にも積極的に取り組むと記載しております。これが、4ページのところの、ふるさとを守り育てるということで、4億7,500万円余を計上しているといった内容でございます。
 主な事業でございますが、政調政審のほうで御説明させていただきましたので、さらっと見ていただきたいと思いますが、1ページの下、先ほど申しました第三波を迎え撃つ医療提供体制ということで、約43億8,900万円余を上げておりますが、医療環境整備等事業ということで、県が指定する診療・検査医療機関におけます体制整備でありますとか、企業内感染防止対策、そういったものについて取り組むというものでございます。
 2ページ、コロナを乗り越える経済・雇用・暮らし、計15億5,600万円余でございます。こちらのほうは、観光の需要でありますとか、貸切りバス、それから企業の緊急応援、輸出食品の製造施設緊急支援、それから制度金融につきまして、現在1,500億円でありますが、融資枠を500億円追加しまして2,000億円まで融資枠を増枠しようというものであります。あと指定管理施設につきましては、こちらのほうに対する減収額の一部あるいはキャンセル料等について支援を行う取組でありますとか、雇用に対する支援、それから部活の生徒引率に係る貸切りバスの利用促進、こういったものに対する支援ということでございます。
 3ページのほうでは、AIとかRPAを使った業務の効率化、県民の皆様の利便性向上の取組、それから条例と絡みますが、証紙収入の廃止に伴う支払方法の多様化、利便性の向上の取組、それから貨物のトライアル輸送等に取り組む支援でありますとか、鳥取短期大学に観光人材の育成を目指した寄附講座を開設する、こういった取組について今回の予算でお願いしたいというふうに考えてございます。
 政調政審のほうで御指摘がございました貸切りバス、それから、教育委員会のほうの部活の生徒引率に係る予算であります。この中で、練習試合について支援をという話をたくさんいただきました。これについては、現在まだ調整中でございまして、提案までにその辺りをしっかりと整理した上で、また御説明をさせていただきたいというふうに考えてございます。
 4ページのほうでは、ふるさとを守り育てるということで、鳥取港の利用の推進に関する取組でありますとか、日本海沖のメタンハイドレートの調査、松食い虫とか、鳥獣被害、それから淀江産業廃棄物処理施設計画地におけます地下水等調査、こういったものにつきまして予算のほうをお願いしたいというふうに考えております。一般会計の概要につきましては以上でございます。
 執行部資料1のほうに戻っていただきと思います。議案第8号から予算関係以外の議案を上げていますけれども、この度は、条例関係が7本、和解に関するものが1本、決算認定が1本、それからその他が5本という内容でございます。
 このうち、条例につきまして、議案第8号の鳥取県税条例の一部を改正する条例は、自動車教習所の自動車につきまして、種別割を全額減免ということにさせていただきたいというもの、議案第9号の公害に係る紛争の処理の手続に要する費用等に関する条例の一部改正につきましては、法律の改正に伴い、公害審査委員候補者の委嘱期間を3年とする改正をさせていただきたいというものでございます。
 議案第10号は、とっとり花回廊の設置管理条例の一部改正条例でございまして、こちらのほうにつきましては、他の公の施設と合わせた管理運営方法の見直しを検討していることを踏まえ、この度、指定管理者として指定を受けた者が、その管理に関する業務を行う期間を3年間とさせていただきたいというものでございます。これとセットで議案第16号のほうを御覧いただきますと、公の施設の指定管理者の指定、とっとり花回廊についてでございますが、公募による指定候補者といたしまして、一般財団法人鳥取県観光事業団をこの度議決を求めたいという議案をお願いしたいと思います。
 今一度戻っていただきまして議案第11号、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例の一部改正でございまして、こちらのほうは、9月議会で一度提案させていただきたいと考えていたものを取り下げたものでございます。その際は、概要の(2)に記載しておりますような例えば公衆浴場でありますとか、公共の場での取扱いの整理が不十分でございましたので、その辺りをもう一度整理し、検察庁とも協議をさせていただきまして、その整理を踏まえた上で再度提案をさせていただきたいというものでございます。
 条例の関係を初めに説明させていただきます。議案第19号のほうをお願いいたします。職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例でございまして、先般、人事委員会の勧告をうけまして、その勧告を誠実に履行しようというものでございます。職員の給与に関する条例につきましては、勤勉手当の支給割合を0.05月分を引き下げる内容でございまして、職員組合のほうとも合意をいたしました。そういった内容に基づいて、この度提案をさせていただきと思います。人事委員会勧告の内容が、12月1日を基準日として、その時点で施行するようにということでございますので、それに間に合わせるためには、11月中にこの条例を成立させる必要がございますので、先議のほうをお願いしたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
 議案第20号でございます。鳥取県被災者住宅再建等支援条例の一部を改正する条例でございます。こちらのほうは、法律改正に伴い、国の支援金の支給の対象となる被災世帯が拡大されることに伴いまして所要の改正を行わせていただきたいというものでございます。
 議案第21号は、収入証紙条例の廃止条例でございます。こちらのほうは、令和3年の10月1日から証紙を廃止させていただきたいということでございます。
 条例は以上の7本でございますが、その他の議案につきまして説明をさせていただきます。議案第14号をお願いいたします。損害賠償請求事件に係る和解についてということで、政調政審のほうでは、ちょっと時間的に整理が間に合っておりませんでしたので、この度、説明をさせていただくものでございます。和解の相手方、甲、乙、丙は、いずれも米子市の個人でございます。一番下の概要のところを御覧いただきたいと思いますが、和解の相手方甲が、平成28年6月から9月頃まで非行行為を繰り返していたことを、懲戒退学処分相当と判断して、10月に退学勧奨し、自主退学をされたことについて、学校の対応に問題があるといたしまして、甲、乙、丙が160万円の支払いを求める訴えを提起されておりました。
 この度、鳥取地方裁判所から和解勧告がございましたので、これに応じようというものがこの和解の議案でございます。
 和解の内容につきましては、一つ上の欄に和解の要旨ということで記載をしております。原告らに対して利害関係人、当時の学校長が謝罪を行ったうえで、次のような内容で和解をするということでございます。県は、解決金80万円を和解の相手方甲に支払う、こういった内容を中心とする和解の内容でございます。
 この和解の議案でございますが、この度発生いたしましたのが、学校の生徒さんに対する退学勧奨でありますとか、自主退学といったことに関するものでございまして、県議会でしっかりと議論していただく前提とした上で、個人のプライバシーにも配慮させていただきたいと思っております。和解の相手方の表記でございますが、本来であれば米子市どこどこの誰々という形で明記すべきものであろうかと思いますけれども、この度プライバシー、個人情報の保護に配慮いたしまして、こういった表記で審議のほうをお願いしたいというふうに考えてございます。これまでもこのような事案につきましては、その都度、議会のほうと相談をさせていただき、表記のほうを配慮させていただいておりますので、この度も何とぞこういった形の配慮をお願いできたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 続きまして議案第15号につきましては、鳥取県性にかかわりなく誰もが共同参画できる社会づくり計画の策定についてということでございまして、鳥取県男女共同参画計画として策定いたしますこの計画につきまして、条例の規定に基づいて議会の議決を得たいというものでございます。
 議案第18号でございますが、令和元年度決算の認定をお願いする議案でございます。
 そのほか、政調政審のほうで御説明させていただいたものの中で、鳥取県食品衛生条例の一部を改正する等の条例がございました。この条例の改正につきましては、政調政審の中でも会派のほうから、例えば漬け物製造業にかなり影響がある、それから、新しい許可であるけれども、きちんとした体制が取れるのか、そういったことがございましたので、私どものほうでももう一度精査をしたいということで、この度の議会のほうに提案をするのではなく、もう一度許可の基準の内容でありますとか、実態でありますとかそういったものをしっかりと調査させていただいた上で、2月の当初の議会のほうで提案するということを目標としまして調整させていただきたいというふうに考えております。この度、11月議会では、付議しませんのでその点を御了解いただきたいと思います。
 併せまして今後の追加提案の予定でございます。任期満了に伴いまして、教育委員会の委員1名の任命につきまして、現在調整中でありますので、調整が整い次第、追加提案をしたいと考えております。よろしくお願いいたします。私の説明は以上でございます。

◎野坂委員長
 ただいまの説明について質問等はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 市谷議員

◯市谷議員
 まず、議案第10号に関してです。とっとり花回廊の指定管理期間を通常であれば5年のところを3年に短縮するということなのですけれども、そうしますと、以前補正予算で確か20億円程度だったのではないかと思うのですけれども、5年間の指定管理が前提で予算を組まれたと思います。そのことを確認したいですし、契約期間を短縮するのであれば、一旦組んだ5年分の予算は、どういうふうに対応されるのか。もし額を3年で切ってその他の施設と一緒にまとめて契約するということになると、当然額も変わってくると思いますし、5年分で組んだ20億円という前提がこれで変わってしまうわけです。そのことについて我々は予算を認めているわけですから、途中で変更するということについて、予算をどういうふうにされるのか、そもそも途中変更は良くないと思うのですけれども。その辺についての考えを聞かせていただきたいと思います。

◎野坂委員長
 市谷議員、良い悪いというのは御意見ですから、(市谷議員「考え方を」と呼ぶ)説明についての質疑をお願いします。

◯市谷議員
 はい。
 それからもう一点、議案第14号の損害賠償請求事件の和解ですけれども、県教委としては、この事案について何を認めたのですか。言える範囲で教えていただけたらと思います。和解に応じたということですかね。何を認めたのかを説明をしてください。

◎野坂委員長
 そうしましたら、議案第10号の花回廊の予算の考え方をもう一回説明していただいて、議案第14号については、話せる範囲で補足があれば説明をお願いします。

●亀井総務部長
 議案第10号の債務負担行為の関係でございますが、債務負担行為につきましては、その当該年度5年間の上限額を設定するという行為でございます。予算の一部ではございますが、実際にそれを執行しようとしますと、歳出予算が必要になります。ですので、債務負担行為につきましては、5年間でここまでは上限として認めるという内容でございますので、それにつきましてその内側、例えば3年間でありますとか、その範囲であれば、特段変更ですとかは必要ないということであります。
 議案第14号のほうでございますが、何を認めたかといいますと、和解の要旨に記載していること、それから、前提に当時の学校長が謝罪を行うということですので、その前提の行為を一定程度認めたということでありますが、詳細につきましては、教育委員会のほうにお聞き取りいただきたいと思います。

◎野坂委員長
 市谷議員

◯市谷議員
 議案第10号についてですけれども、20億円というのは、5年間の上限を決めたものなので、その範囲内での運用になってくるという話だったと思います。そうすると5年分で組んだものはもう変えないということでよろしいですか。そういう対応でいかれるのですね。確認させてください。

◎野坂委員長
 ほかにありませんか。その一点でいいですか。

◯市谷議員
 はい、いいです。

●亀井総務部長
 債務負担行為につきましては、変更はいたしません。ちなみにですけれども、公募も3年分といった形でかけてございます。

◎野坂委員長
 そのほかございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは次に議事日程ですが、議会資料を御覧ください。会期は22日間とし、ただいま総務部長より説明のありました先議案件については、11月30日に先議することとし、案のとおり決定してよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がございませんので、そのように決定しました。
 次に県政に対する代表質問ですが、人数は鳥取県議会自由民主党1名ですので御承知ください。なお、今回は浜田一哉議員が行う予定です。
 次に発言通告書の提出期限についてですが、代表質問は11月26日の午後1時まで、一般質問及び先議議案を除く議案に対する質疑は、11月30日の午後1時まで、先議議案に対する質疑は、11月27日の常任委員会終了後速やかに、討論の通告期限は知事提出議案のうち先議議案については、反対討論、賛成討論とも11月30日の常任委員会終了後速やかに、決算にかかわる議案については、反対討論が12月16日の午後1時まで、賛成討論が同日午後5時まで、その他の議案については、反対討論が12月15日の常任委員会終了後速やかに、賛成討論が同日の原則午後5時まで、議員提出議案については、反対討論が12月16日の午後1時まで、賛成討論が同日の午後5時まで、以上のとおり決定してもよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がございませんので、そのように決定しました。
 次に、議員提出議案の提出期限についてですが、12月16日、午前9時30分より開催予定の議会運営委員会において報告する申し合わせとなっておりますので御承知ください。
 次に、請願、陳情の受け付け期限についてですが、11月26日の正午までですので、御承知ください。
 次に、全国議長会の永年在職議員に対する表彰状並びに記念品伝達式についてですが、今回、25年以上の在職として、福間議員が表彰を受けました。ついては、その伝達式を11月26日の本会議開会前に、本会議場において行いますので御承知ください。
 次に、その他ですが、まず、今定例会より各常任委員会においてタブレット端末が試行的に導入されることに伴いまして、皆様に御相談がございます。これまでタブレット、パソコンの類は、本会議場や委員会室などに持ち込まれてこなかったところでございますが、既に本会議場や委員会室等に持ち込まないことを議運で申し合わせている携帯電話、スマートフォンと異なり、その持ち込みの可否について明確に定めたものがございません。
 つきましては、この際、タブレット端末、パソコンの類については、本会議場及び委員会室等に持ち込まないこと、ただし、試行的導入として県より貸与されたタブレット端末を委員会室に持ち込むことは認めるとの申し合わせをしてはどうかと思いますがいかがでしょうか。よろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がございませんので、そのように決定しました。次回の議運の場で成文化したものを皆さんにお示しいたしたいと思います。よろしくお願いします。
 それでは、各委員会室に貸与されたタブレット端末以外のタブレット端末やパソコンの類を持ち込むことのないよう各会派で徹底をお願いしたいと思います。
 なお、本会議での試行的導入は、まだ行われておりませんので、貸与されたタブレット端末であっても本会議場に持ち込まないよう併せて徹底をお願いいたします。
 また、携帯電話、スマートフォンにつきましては、引き続き本会議場及び委員会室等に、持ち込まないこととされておりますので、このことについても改めて徹底をお願いしたいと思います。
 次に、本会議場での発言についてお願いがございます。昨年11月の議会運営委員会でもお話ししましたが、先の9月定例会における議場での発言を踏まえ、知事等の答弁を踏まえた質問を行うなど、重複質問とならないようにすること、手話通訳者が通訳しやすいように聞き取りやすい速さで、カタカナ語の多用を控え、語尾を明確にはっきりとした口調で発言すること、答弁を求める場合は、その旨及び答弁を求める内容について明確に意思表示すること、「何か感想がありましたら」とかではなく、明確に意思表示をしていただきますようお願いします。各留意点について、再度会派で徹底いただきますようお願いします。
 私からは以上でございますが、その他、委員の皆さんで何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 御意見がございませんので、これをもちまして議会運営委員会を閉会いたします。

午前10時26分 閉会
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