会議の概要
午前10時00分 開会
◎中島委員長
ただいまから地域づくり県土警察常任委員会を開会します。
本日の日程はお手元の日程のとおりですので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
初めに、会議録署名委員を指名します。
本日の会議録署名委員は、斉木委員と銀杏委員にお願いします。
それでは、本委員会に付託されました議案について審査を行います。
付託議案は日程に記載の6議案です。
これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切替えをお願いします。
それでは、質疑のある方は挙手をお願いします。(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。(「なし」と呼ぶ者あり)
討論がないようですので、これより採決に入ります。
採決については、一括して採決するのがよろしいかお諮りします。いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
異議がないようですので付託議案を一括して採決します。
なお、本委員会に付託された議案は、議案第1号、第5号、第7号、第9号、第12号及び第15号です。
原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員です。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案については、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
なお、委員長報告の作成及び内容につきましては、委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
それでは、執行部の入替えを行いますので、暫時休憩します。再開は10時5分とします。
(執行部入れ替わり)
午前10時02分 休憩
午前10時04分 再開
◎中島委員長
再開します。
それでは、報告事項に入ります。
執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
なお、質疑等につきましては、説明終了後、一括して行うこととします。
まず、警察本部から報告1、令和2年夏の交通安全県民運動の実施について、青木交通企画課長の説明を求めます。
●青木交通企画課長
令和2年夏の交通安全県民運動の実施について御報告します。
警察本部資料の1ページを御覧いただきたいと思います。この時期、レジャーや帰省等による交通量の増加、子どもの屋外活動の活発化、また、熱さによる疲労等から漫然運転による交通事故の発生が懸念されるところです。このようなことから、広く県民の交通安全意識の高揚と交通ルールの遵守及び正しい交通マナーの実践を習慣づけることにより、交通事故防止の徹底を図ることを目的として行われる運動です。
では、資料に沿って説明します。まず、1の実施期間です。記載のとおり、7月13日月曜日から7月22日水曜日までの10日間です。
次に、運動重点です。1点目は、高齢者、子ども及び障がい者の交通事故防止です。主に夏休み期間中の子どもの交通事故防止を図る各種活動を推進してまいります。
2点目は、自転車の安全利用の推進です。自転車安全利用五則の活用による自転車の交通
ルールとマナー向上に向けた交通安全教育と広報啓発活動を実施していく所存です。
3点目は、全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底です。夏休みとなり、子どもの同乗する機会が増えることから、シートベルトなどの指導取締り及び広報啓発活動を推進します。
最後、4点目は飲酒運転の根絶です。熱さ、観光、帰省、レジャー等で飲酒する機会が増えるシーズンとなることから、飲酒運転の根絶広報等を実施します。
また、期間中には、3に記載のとおり、交通安全日と銘打って、7月15日水曜日を交通安全にみんなで参加する日及び交通マナーアップ強化日として、県民一人一人が交通ルールの遵守はもとより、交通マナーの向上に努め、相手の立場を尊重する思いやりと譲り合いの心を醸成し実践することにより交通安全指導の高揚と交通事故防止を図ることとしています。
続いて、4の主な行事予定です。右側の写真は、前年の主な取組の写真を示しています。(1)の各警察署の主要行事は記載のとおりです。あくまで予定ということでおおむねの活動を記載しているところです。
(2)の複数回当事者に対する訪問活動です。その概要は、一定期間中に複数回の事故の当事者となった方に対して、警察官が訪問等を行い、個別指導を行うものであり、交通安全運動の各施策と連動して推進してまいります。
また、(3)の飲酒運転根絶広報として、各警察署が飲酒運転の危険性及び実態等について酒類販売店訪問や啓発チラシの配布等を行い、積極的に飲酒運転根絶やハンドルキーパー運動を呼びかける広報を行います。
最後に(4)の新型コロナウイルス感染症対策に配意した広報についてです。テレビやラジオ等の広報媒体を活用し、非接触型の交通安全講習などのほか、幹線道路において通行車両に対する看板や横断幕などを掲げ、交通安全を呼びかける方法を多く取り入れるなど、人と人との物理的な接触を減少させながらも効果が上がるよう様々な工夫を凝らした方法により、交通事故抑止対策を推進してまいります。
◎中島委員長
続いて、報告2、大型特殊免許技能試験用トラクタの期限付き借上げについて、岩城運転免許課長の説明を求めます。
●岩城運転免許課長
大型特殊免許技能試験用トラクタの期限付き借上げについて御報告します。
警察本部資料2ページをお願いします。この目的については、大型特殊免許の農耕車限定技能試験用のトラクターとして運転免許試験場にトラクターを期限付で導入し、農業者の大型特殊免許の早期取得の支援を行うものです。
借り上げ期間は、本年7月から1年間を予定しています。
借り上げの経緯ですが、昨年4月に道路運送車両の保安基準が緩和されたことにより、トラクターの後部に農作業機、ロータリーとかハローなどのアタッチメントを取り付けて公道を走行することが可能となりました。しかし、トラクターだけなら小型特殊免許で運転することができますが、農作業機の幅が1.7メートルを超えたときは、小型特殊自動車の基準を超えるため、大型特殊免許が必要となります。これまで販売された農作業機の中には1.7メートルを超えるものがありますので、大型特殊免許の取得を希望される農家の方が増加している状況です。運転免許試験場では、毎週木曜日に大型特殊免許の技能試験を行っていますが、今年2月からトラクターの関係で受験者が急増し、勤務時間内で終わらなくなり、3月から20人の予約制としています。
現在、運転免許試験場の大型特殊免許試験に使用しているのは、資料の左下写真のホイル
ローダーという車両です。これは建設現場などで使用する大型特殊自動車であり、農家の方はホイルローダーのような車両ではなく、農耕車限定の大型特殊免許の取得を希望されていますので、7月から右下写真の大型トラクターで試験を受けていただくこととしています。
JAグループとっとりも今年4月から農業大学校のコースで、農耕車限定の大型特殊免許技能講習を開催し、講習会の最終日に運転免許試験場の試験官が出張し、技能試験を行っています。当初、JAグループ鳥取は、講習会の参加志望者は100人くらいと予想されていましたが、実際募集してみましたら、約1,000人の希望者があり、対応に苦慮されていましたので、警察も毎回試験官を出張させ試験を実施するなど、JAに協力しています。
トラクターを使用して試験を実施した場合の効果としては、農家の方が乗り慣れた車両ということもあり、合格者が増加するものと思われますし、JAグループ鳥取が行っている講習会の技能試験に不合格となられた方に再度受験機会が提供できるのではないかと考えています。
広報については、常任委員会で御報告後、報道機関に資料提供をするなどして、県民に対し広報を行う予定です。
◎中島委員長
次に、危機管理局から、報告3、島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査の状況等について(第65報)、木本原子力安全対策課長の説明を求めます。
●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
危機管理局資料1ページになります。2号機の審査状況について御報告します。
前回の報告から新たに3回の審査会合が行われています。3回の審査会合の議題ですけれども、それぞれ重大事故対策、設計基準事故対策、地震・津波関係となっていまして、1つ目の重大事故対策は、安全設計の評価上、想定された手段では対応できない原子炉の状態に対する対策でして、新規制基準で新たに追加された深層防護となる要求事項です。したがって、設計ではなくて、発電機車とか送水車といった可搬型の設備、こういったものが主体となってきます。
中国電力は、今回、重大事故に至るシナリオの想定と重大事故対策について、これまでの審査会合における指摘事項に回答をしています。重大事故に至るシナリオの想定については審査終了となっていますけれども、重大事故対策についてはまだ指摘事項が残っており、審査は継続となっています。
続いて、2つ目の設計基準事故対策です。こちらは安全設計上想定しないといけない原子炉の状態、事象に至るまでの対策でして、今回は火災や航空機落下、竜巻などの対策や、使用済み燃料プールの水位低下への対策についてこれまでの審査会合における指摘事項に回答しています。
火災対策ですけれども、例えば、不燃性や難燃性の材料を使用するとか、難燃ケーブルを使用するといったことになります。あと、航空機落下ですけれども、これについては、航空機が落下し原発の近傍で燃料火災が発生したとしても、原子炉施設は十分な耐火性能を持っているということを説明しています。竜巻対策については、例えば防護電灯の設置とか、そういうものに値します。燃料プールの水位、水温を把握する方法ですけれども、こちらは設置高さの異なる熱電対の温度検出点からそれぞれの高さの水温を測って水位を把握するといった方法を行うといったことを説明しています。
これらの対策のうち、竜巻対策に関して再検討するよう、原子力規制委員会から指摘を受け、今現在、審査継続中となっています。
最後の地震・津波関係については、地盤の安定性で、今までは建物自体が加速度で揺れて損壊することを議論していたのですけれども、揺れて損壊するということではなくて、地震によって原子炉建物の下の地盤が変容しないとか、段差が生じない、また、敷地内の斜面が安定していて崩落することがないことで、原子炉建物や防波壁が損壊しない、影響を受けないことを説明しています。これについても原子力規制委員会からは、説明、根拠資料の充実化を求められており、審査継続となっている状況です。
◎中島委員長
ただいままでの説明で質疑等はありますか。
○興治委員
警察本部資料の2ページの大特の免許取得の件です。これについては、運転免許試験場で農耕車限定の免許を取れるようにということで要望しており、対応していただきましたこと感謝申し上げたいと思います。よろしくお願いします。
2にありますトラクターの借り上げ期間ですけれども、7月からとなっていますが、この農耕車を使った技能試験について、7月何日から始めて、曜日はいつなのか、それから1回当たりの受付人数が何人であるのか、それらを教えてください。
●岩城運転免許課長
いろいろと業者等を回って、業者を何とか見つけて、当初、7月中旬頃になるかなと思ったのですけれども、業者がうまい具合にトラクターを準備しましたので、7月2日、今度の木曜日から実施することができました。大型特殊免許の試験をする日は毎週木曜日で、今、予約制としています。大型特殊免許を20名申し込む中で、トラクターで受けたい方はその中で希望を出してもらえばトラクターで受験できるという格好にしています。
○興治委員
分かりました。結構です。
◎中島委員長
そのほかございますか。
○斉木委員
同じく警察本部資料の2ページの件ですけれども、言われるように、申込みが一度に増えて、想定もしていない人数だと、今、申込みされる方もいつ終わるだろうかという大変不安感でいっぱいです。このように、警察がすぐ借り上げをして、現場に合った対応をしていただけるということは、本当にありがたいことです。特に、ホイルローダーで今までやっていた人がそれではなかなか通れないという人もあるわけでして、現実に即したトラクターでやられるということは、本当にいい判断だなと思います。
それで、1台で足りるのでしょうか。というのは、これは短期間のうちにやらなければならないと、やらなければというよりは申込みが多いわけです。そうは言っても、この人たちがみんな合格して終わってしまえば、今度は一遍に空くと思います。そのときはまた返還すればいいことですが、それで十分対応ができるということでしょうか。その辺を教えてください。
●岩城運転免許課長
1台ずつ試験しますので、当面1台でやらせてもらっているところです。
○斉木委員
大変すみません。1台でやるのは1台だけにしてあるからです。これを2台でやる状況にはならないかという話なのです。
●岩城運転免許課長
まだこれは報道に出していませんので、報道に出した上で、たくさん希望者が出ればまた考えなければなりませんけれども、今のところ、まだそういった状況でもありませんので、取りあえずは1台ということでさせてもらおうかと思っています。
◎中島委員長
よろしいですか。
○斉木委員
はい。
◎中島委員長
そのほか。
○森委員
同じことについてなのですけれども、農大のほうには1,000人以上応募しているということで早くこれを取りたいということなのだと思うのですけれども、毎週木曜日、上限20人ということになって、借り上げ期間が来年6月までと、悠長なことだなと思うのです。これは短期間でこれだけの人たちが本当に取りたいということなので、曜日を増やしてこれをやっていくことにならないのですか。取りあえず水稲は終わったかもしれませんけれども、トラクターはほかのところでも随時使わなければいけない部分がありますので、これを早く取りたい、取りたいという人たちがどんどんいると思うのですけれども、柔軟な対応にはならないのですか。
●岩城運転免許課長
運転免許試験場での試験なのですけれども、普通自動車とか大型とか、毎日そういった試験をしながら、曜日ごと、種目ごとに大型二輪自動車は何曜日とかいうふうに曜日を決めて、中でも大型特殊は木曜日となっています。今、JAのほうも今まで12人だった受付を18人に増やしたりとかして、その中で、うちのほうも今まで1人だった試験官を2人、そちらに派遣をして、そういった対応を取らせてもらっています。今のところ、そういった格好でJAと協力しながらやらせてもらっているというところです。
○森委員
免許を取りたいのだけれども、取れないので、結局仕方がないからみたいな感じで、例えば運転してしまうなどという人が出ないように、やはり少しでも早くそういったことができるような形をぜひ検討していただきたいということは、要望という形で申し上げておきます。
それと、1ページの複数回事故当事者に対する訪問活動なのですけれども、複数回事故というのは、当然、人身事故だと思うのですけれども、対象者はどれぐらいあって、どれぐらいを回る予定になっているのですか。複数回事故の人たち、本当に何回も何回もやっているという人たちはたくさんいるのですか。それを教えてください。
●青木交通企画課長
ある一定の期間で複数回と期間を定めており、昨年の例でいいますと、昨年は1期、2期と分けて、2~3か月かけてやるというので、昨年度は1年間で200人ぐらい指導しています。その年によって、複数回事故をした者を上げていきますので、では実際に今年何人ぐらいと言われても数字は出ないところですけれども、昨年度は約200人程度実施しているということです。
○森委員
半年で、前期、後期みたいな感じだったのですけれども、例えば、毎回指導に行くという、そんな人もあるのですか。少しその辺も教えてください。
●青木交通企画課長
申し訳ございません。毎回必ず行っている人がいるかどうかというところまで分かりませんけれども、ある程度指導すれば、当然、そこの御家族の方にも話が入りますし、本人も話が入ります。また同じ人が同じように指導を受けるというようなことがあるということを私自身は聞いたことがありませんけれども、あるかもしれないですし、はっきり分からないというところです。すみません。
○森委員
委員長、この複数回事故で訪問している数みたいなことを警察署ごとにまた資料でわかるものがあれば、頂きたいと思うのですけれども。
◎中島委員長
はい。課長、今の要望は分かりましたか。
●青木交通企画課長
はい。
◎中島委員長
これは調べて出せますか。
●青木交通企画課長
はい。
◎中島委員長
では、でき次第、資料を渡してあげてください。
●青木交通企画課長
はい。
◎中島委員長
ほかの方も要りますか。(発言する者あり)要る。では、全員に渡してあげて。よろしくお願いします。
●青木交通企画課長
はい、分かりました。
○銀杏委員
警察資料2ページです。大型特殊免許技能試験の分ですが、先ほど森委員からもあったように、多数の応募が春にあったのだけれども、受験者はまだ72名ということで、ほとんどまだ試験を受けておられないということですよね。問題は、大型特殊で違反になった場合、免許自体が停止になったりして、例えば、トラックであったりとか軽トラであったりとか、乗用車であったりも運転できなくなるというのが、これも大きな影響になろうかと思うのですね。1.7
メーター幅を超えるものということですので、1.7メーターを超えないような、そうした農耕機もあろうかと思うのですけれども、警察ではそこまで詳しくは特には押さえておられないかと思うのですが、ある程度の規模のそうした農耕車を常日頃からよく作業で使われているような方々は、もう免許を取られたと思っておられるのでしょうか。
●岩城運転免許課長
私どもが自動車学校さんにお聞きしましたところ、4月と5月で550名ぐらい取得されていると。それプラス6月で100名ぐらい、もう取得されておられるということは聞いています。それ以外の方が多分JAとか私どものところに受けに来られているのかなとは考えています。急ぎの方は自動車学校でも取られているのかなとは考えていますけれども。
○銀杏委員
昨年の秋に法律が改正になる前は、特段、そうした免許が要らなかったわけです。それが今度、法律が改正になって、新たにきっちり取っておかなければいけないということになったわけですね。だから、大型特殊といったって、トラック類とか、運送用の部分も当然あるわけです。農耕用だけとは当然限らなくて、どっちかというと、農耕用よりも運送用のほうが多いのかなと私は思うのですけれども、農耕用だと何台というか、何人受けられたとかそういうことは分かるのですか。
●岩城運転免許課長
自動車学校で取れるのは、大型特殊免許といいまして、農耕以外の全てができる免許です。その中にやはり農耕車が多いと。今年は去年と比べてすごく多く受けておられ、そういった方は農家の方だと把握しています。その方が取っておられると考えています。
○銀杏委員
こうしてきちんと報告も上げられたわけですので、こういうことが公になってきますと、法律遵守をしなければいけないなと本当に思うわけですね。秋になれば稲刈りのシーズンを迎えるわけで、残念ながら免許証が取れなくて、そうした農耕車を大型特殊の免許なしで運転してしまったと、せざるを得なかったと、機会にも恵まれなかったという方などの取扱いは、取締り上どうなるのかなと思うのです。教えてください。
●岩城運転免許課長
狙い打ちをしてまでの取締りは考えてはいないのですけれども、やはり免許を取らなくては運転できませんので、それしか言いようがありません。
○銀杏委員
本当に必要で、もう必ずそういうのをつけて運転せざるを得ない方、本当に優先してというのはおかしいのですけれども、免許が取れるように、やはりできるだけ計らっていただきたいなと思います。いかがでしょうか。
●岩城運転免許課長
JAさんとまた協議して考えようと思います。
○銀杏委員
お願いします。
◎中島委員長
そのほかございますか。
○山口委員
同じく県警の2ページですけれども、最近、この大型特殊免許の取得に合わせて、過去遡って事故の検証が行われて、5年間ぐらいで、道路上ではないのですけれども、300人近くの方が転落事故によって、転がって亡くなっているという実態があります。その理由が圃場整備、大型化に即していない田畑の圃場だとか、道路に乗り上げるときにバランスを崩して、こてっと倒れると腕の骨が折れるらしいのです。要は、こういう大型機械を持っておられる方のほとんどが試験を受けられる機会だと思いますので、そういった運用上の事故対策についても、農林だとか、今、JAのお話が出ましたけれども、ぜひともこの機会に一緒に指導いただける機会をいただければと思うのですけれども、いかがでしょうか。
◎中島委員長
うん。
○山口委員
免許、今この際に……。
◎中島委員長
農道等の整備を……。
○山口委員
整備ではなくて、運用上の乗り入れするときの。(「運転技術」と呼ぶ者あり)運転技術の話だとか、要は道を出て乗り入れるときの注意であるとか、逆に道に乗り上げるときの注意であるとか、そういったことも含めて命を守る運用についての御指導もいただければと思うのですけれども、どうでしょうか。
●岩城運転免許課長
その点につきましてもJAと協議して、今あった話を持っていきたいと思います。
◎中島委員長
そのほかございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
次に、その他ですが、警察本部及び危機管理局に関して、執行部、委員の方から何かございますか。
○森委員
岡山で起きた暴力団の件です。この間新聞に書いてあったのは再逮捕ということで、岡山県警で逮捕されていた者がもう一回逮捕になったということで書いてあったのですけれども、今度は住所不定と書いてあるのです。これ、最初は住所が書いてあったのですけれども、今度は住所不定になっていたのです。それはどういう背景があるのか、教えてほしいのですけれども。それと、今、5人以上で会議ができないとか、新たな指定をするとかというようなことが今日も新聞に書いてあったと思うのです。その辺りの報告をいただきたいなと。
●濵部組織犯罪対策課長
岡山で発生した事件は拳銃を所持したということで岡山県警が逮捕したと、それで捜査を始めていると承知しています。
その被疑者の住居については、岡山県警が捜査を進めていますので、その辺りについてコメントをする立場にはないと思っています。
それと、特定抗争指定暴力団に指定した場合、より強い規制がかかり、警戒区域と定めた区域では、多数で集合するのは禁止行為と確かに定められています。これはその名のとおり、多数の者が時間と場所を同じくすることを禁止する指定暴力団員を規定して、多数が集合した行為をもって、直罰で対応できる、違法行為者に対して即座に罰則を適用することができる、こういったものでございます。
○森委員
新聞には事務所等と書いてあったのですけれども、富士見町の事務所と、あとどこがそれに該当するのですか。うちの近所にいわゆる住居があって、警察ではずっと配備していただいていて、安全に配慮してもらっているなとは住民としては思っているのですけれども、そこも該当するのかどうか含めてお願いします。
●濵部組織犯罪対策課長
岡山県警が逮捕した被疑者に関して、住民票で設定している住所と実際に生活の本拠としている場所があると思うのですが、それらに関して捜査、取調べをやったとしても定まった住居が分からないという意味合いでの不定という表記だと思います。
○森委員
5人以上集まってはいけないというのは、事務所等と書いてあったと思うのです。指定して、5人以上集まったらそこで逮捕できるということだと思うのですけれども、それは事務所だけなのですかということ。私が今聞いたのは、例えば、うちの近所の住居かもしれないと思っているところもそれに該当するのですかという話。
◎中島委員長
課長、説明できる範囲は説明して。これ以上は駄目だったら、もう駄目と言ってください。
どうぞ。
●濵部組織犯罪対策課長
特定抗争指定暴力団に指定した場合、多数で集合する場所は、特に警戒を要するとして指定した区域内です。ですから、それが住居等問わず警戒区域内であれば、多数集合した場合には直罰をもって罰することができる、そういうものです。
○森委員
その区域内というのはどこのことを言っているのですか。米子市全部のこと、米子市全体ということを言っているのですか。そこのところを教えてください。
●濵部組織犯罪対策課長
このたびは警戒区域として米子市を定めるわけですが、そうなれば、米子市内で多数が集合した場合に直罰が適用されるということです。
◎中島委員長
よろしいですか。
そのほかございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、意見が尽きたようですので、警察本部及び危機管理局につきましては以上で終わります。
執行部の入替えを行いますので、暫時休憩します。再開は10時40分とします。
(執行部入れ替わり)
午前10時36分 休憩
午前10時40分 再開
◎中島委員長
では、再開します。
それでは、報告事項に入ります。
執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
なお、質疑等については、説明終了後、一括して行うこととします。
報告4、首都圏アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」の運営状況(令和元年度実績等)について及び報告5、首都圏における情報発信等について、谷長東京本部長の説明を求めます。
●谷長東京本部長
交流人口拡大本部の資料の1ページをお願いします。首都圏アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」の令和元年度の運営状況等について報告します。
とっとり・おかやま新橋館については、昨年4月から運営を委託する事業者が、1階の物販については株式会社稲田屋本店から株式会社フジランドに交代しましたし、2階の飲食については、引き続き稲田屋本店さんにお願いしています。
まず(1)の来館者数、売上金額です。4月26日にリニューアルオープンしましたので、4月のほぼ1か月間閉館していました。それから今年の2月あたりから新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けており、年間来館者数は前年度比で88.2%、売上金額では前年度比85.3%となっています。
また、(3)の情報・相談コーナーの利用件数についても情報コーナーは主に観光相談がメインですけれども、先ほどと同様の理由により、前年度比で約8割という実績になっています。移住・しごと相談コーナーについては、昨年4月のリニューアルオープンに合わせ、県立ハ
ローワークを都道府県会館の東京本部から新橋館の2階に移設しています。皆さんにお越しいただくには絶好のロケーションとなりますので、移住、就職相談合わせて367件で、前年度の59件と比べて約6倍ということで一気に増加しています。
(4)のコワーキングスペースについては、これもリニューアルに伴い新たに設置しましたけれども、本県事業者の利用者登録が短期では1件、それから長期では2件で、非常に低迷しています。これについては、その在り方について岡山県と一緒になって現在検討を進めています。県内事業者の皆さんから御意見を伺っている状況ですので、また見直しの方向性が出ましたら報告させていただきたいと考えています。
2の新型コロナウイルス感染拡大対応ですが、4月7日の緊急事態宣言を受け4月11日から全館休館としており、再開は6月1日からという状況です。下の表を見ていただくと、1月から5月末までの来館者は前年度比で約6割、それから売上金額も約6割で大きな影響を受けています。4月の臨時議会で認めていただいた県産食材消費喚起キャンペーン事業により、落ち込んだ来館者数、それから消費を喚起する取組を進めてまいりたいと考えています。
資料2ページをお願いします。首都圏における情報発信等について、最近の取組を報告します。
まず、1の交流人口拡大・移住定住促進に関する取組ですが、先日、3月18日に東海大学と就職支援協定を締結しています。これは、首都圏の大学では7番目の就職支援協定となります。東海大学は、非常に大規模な大学でして、本県出身の学生数は、少し数字は古いのですけれども30名で、首都圏の大学では5番目の大学となっています。今後、大学と連携をしながら、地元就職につながるような取組を進めていきたいと考えています。
2の観光と物産が連携した情報発信の取組ですが、メディアを活用した情報発信です。一番下の表を見ていただきたいのですが、「旅行読売」の5月号は3月28日発売でしたが、今年100周年を迎える皆生温泉のPRを行っています。3ページに移っていただき、先週金曜日でしたが、日本テレビの「Oha!4NEWS LIVE」という番組で、とっとり・おかやま新橋館のPRをしていただきました。ここで鳥取すいかや板ワカメのPRをしていただきました。
(2)鳥取すいか販売テレビ会議セレモニーによるPRです。例年、大田市場の東京青果さんに出向いて、鳥取すいかをPRするイベントを実施していますが、今年はコロナ騒ぎということで、ウェブにより地元のJA関係者、それから東京青果の関係者の皆さんと意見交換、それから情報交換を行っています。
(3)ですが、これも例年、鳥取すいかのPRを行うということで、首都圏のメディアに直接出向いてキャンペーンを行っています。今年は鳥取すいかの魅力を伝えるPR動画を作成し、新聞、それから通信社等のメディアにPR動画を配信しています。
(4)百貨店、スーパーマーケット等での県産品PRも行っていますので、御覧いただきたいと思います。
資料4ページですが、今後の取組予定を掲げています。現在、首都圏においては、再び感染者が拡大する傾向にあり先行きどうなるか不明な点もありますけれども、その動向を見計らいながら取り組んでいきたいと考えています。
◎中島委員長
続いて、報告6、関西圏における情報発信等について、中原関西本部長の説明を求めます。
●中原関西本部長
資料の5ページを御覧ください。東京本部と同じく、関西本部も新型コロナの緊急事態宣言下の4月8日から5月22日の間、休業していました。現在、業務を再開しており、様々な遅れを取り戻すべく、業務に当たっています。
この間、また今後の情報発信等の取組について御報告します。
まず、1ですが、観光需要回復に向けたイメージ発信ということで、段階的に鳥取県の自然とか安心、癒やしのイメージを発信します。ツールとしては、(1)のデジタルサイネージ、電子広告ですね。新名神や、中国道のサービスエリア、それから繁華街の駅構内、商業施設のデジタルサイネージです。エリアは梅田ですとかなんばですとか神戸、明石あたりの13か所、178面を想定しています。そこでの情報発信。それから、道頓堀、なんばなどの大型ビジョンを使い、日本海とか鳥取砂丘の豊かな自然のイメージを発信してまいります。
2として、県産品と観光の主なPRの状況です。例年と違って、集客イベントができない状況でした。その中で実施できるものとして、様々な情報発信とか販売支援を行ってまいりました。例えば、(1)のJA全農とっとりの季節の野菜ボックス、これを関西の企業さんの職域販売用としてPR、それから(2)で、スーパー光洋の全店で鳥取フェアを行っていただき、その中で連携して行われた全農とっとりのキャンペーンがありました。鳥取の特産品を買っていただいて別の特産品が当たるというようなキャンペーンですが、こういったものの発信も積極的に行いました。
(3)で、スイカの初競りに伴って、例年は東京と同じように、盛大に初販セレモニーを行いますが、今年は状況が違いましたので、同じくオンラインの会議や、ペッパーくんを活用した鳥取県のスイカPR、こういったものに全農とっとりさんが取り組まれていますので、側面支援を行ってまいりました。
また、(4)で、クロマグロの初水揚げの時期でしたので、関西での取扱店舗へ販促物を提供するなど、少し陰ながらの支援を行ってまいりました。
資料6ページを御覧ください。7月からは実際に動きが出てきます。7月3日、4日には、松坂屋高槻店で鳥取マルシェを再開します。これは、新型コロナが流行する前は毎月開催していたものです。
(3)夏の観光PRイベントとして、7月18日、イオンモール鶴見緑地の中のイベントコーナーにおいて、観光PRと特産品の販売を行います。
鳥取県の特産品を常時扱っていただいている神戸市のいしはら商店でのモニター商品の宣伝発売とか、それから大丸須磨店での鳥取フェアなどを開催します。
3は、媒体を活用した情報発信の状況ですので、御覧ください。特に、最後の毎日放送の「ちちんぷいぷい」ですが、鳥取すいかとかクロマグロの視聴者プレゼントを提供して、短時間ではありますが、商品のPRをしています。1回出ますと応募が7,000件とか8,000件あるものですから、それなりにPRの効果があるということで、こういったものも継続してまいります。
◎中島委員長
続いて、報告7、中京圏における情報発信等について、岡山名古屋代表部長の説明を求めます。
●岡山名古屋代表部長
中京圏における情報発信等について御説明します。
7ページを御覧ください。まず、ジェイアール名古屋タカシマヤでの境港産クロマグロの
PRです。このタカシマヤは、東海地方で売上高第1位でして、また全国でも上から数えて4番目に位置づけられている百貨店です。6月21日に地下2階の鮮魚売場にてクロマグロのPR販売を行いました。しかしながら、例年御好評いただいている解体ショーは、三密を避けるために今回は実施しませんでした。
続いて、中日新聞による鳥取砂丘らっきょうのPRです。新型コロナウイルス感染拡大防止のために、ラッキョウの漬け方講習会は開催することができませんでした。これに代えて、中日新聞による情報発信を実施したところです。夕刊において、5月30日付で鳥取砂丘らっきょうのPRを行いました。その際、中日新聞WEBでもプレゼント企画を実施し、5,000人を超える応募者の方に御応募いただき、3名の方にラッキョウの詰め合わせ、それからラッキョウ酢をお届けしたところです。
続いて、東海鳥取県人会との連携です。総会、懇親会等は今回、中止していますけれども、会長の発意もあり、県産品のあっせんチラシとか、新型コロナウイルス対策のふるさと納税パンフレットを、従来なら総会の会場でお配りするところを、梱包して、会員全員に送っています。また、8月には会報の送付がありますので、そのときにも関連のパンフレット、チラシ等をお送りする調整をしているところです。
これからの実施ですが、ふるさと全国県人会まつりへの参加、これは、まだ実際に参加するかどうかも含めて7月に明らかになるところではありますけれども、今のところ、9月中旬に久屋大通公園で行うことにしています。
いろいろな機会を捉まえて、鳥取県のPRをするという観点から、大型ショッピングセン
ターでの観光PRも調整中です。このほか、媒体の関係では「東海ウォーカー」へ掲載する広告の準備を進めていますし、また、9月上旬に発行となる「秋ぴあ」の東海版についても観光情報発信をしていく算段をしているところです。
◎中島委員長
次に、県土整備部から、報告8、令和2年度鳥取港賑わいづくり検討会の開催結果について、小西空港港湾課長の説明を求めます。
●小西空港港湾課長
県土整備部資料の1ページを御覧ください。このたび、鳥取港周辺のにぎわいを創出するという目的で、今年度第1回目の賑わいづくり検討会を開催しましたので、御報告します。
このたび、基本計画を策定しました。内容的には、重点目標としまして、鳥取港、賀露ならではのにぎわいづくりの促進として、地域が一体となって連携する、また、鳥取港周辺の特徴を生かした取組を進めていくこと、それから2点目として、ツインポート化の促進ということで、鳥取砂丘コナン空港との連携、また両港が一体となって相乗効果を発揮する取組を行っていくこと、それから3点目として、集客増加や地域との交流への対応で、地域住民なりクルーズ客を含めた観光客等の交流、それから周辺観光地との連携という取組を進めていく。それから、4点目として、情報発信の強化で、分かりやすい情報発信を進めていきましょうということを定めています。
また、基本計画を踏まえ、実際にどういった具体的なにぎわいづくりを進めていくのかということで、実施計画の案を今作成しているところです。今回、事務局で案を提示し、下に記載してあるような意見をいただいています。主な意見としては、イベント、スポーツ大会、こういったものは一過性のものであって、費用もかかるしなかなか継続性がないということ、そういうものではなくて、今まであるような賀露独自の資源を生かして取り組んではどうかということがありました。それから、来訪者が海を身近に体験できるようなところがあったらいいのではないか。また、賀露周辺の古くからの歴史を生かして、資料館をつくって、船の展示だとか歴史を紹介してはどうかということ、それから、賀露には昔から漁師料理とかそういったものがあるので、そういったものを発信していってはどうかというような意見もありました。
今回集まっていただいた関係者以外にもっと地元の方からいろんな声を聞いて、実施計画に今後反映させていきたいと思っています。
◎中島委員長
今までの説明で質疑等はありますか。
○銀杏委員
東京本部並びに関西本部と名古屋代表部から報告があったわけですね。お久しぶりでございます。特に、観光にもやはりいろいろと力を入れられている報告もあったのですが、徐々に県内から県外、中国地方、そしてさらに全国に交流を広げていこうということを鳥取県では決めているのですが、私たちは外に出ないでずっと県内にいるものですから、感覚がよく分からないのです。県外、特に東京、大阪におられて、鳥取県へ観光に行こうという意識といいますか、積極性、盛り上がりみたいなのが最近どうなのか、少し雰囲気を聞かせていただきたいのですけれども、いかがでしょうか。
◎中島委員長
全員ですか。
○銀杏委員
どこか代表でもいいですけれども、近いので大阪にお願いできたら。
◎中島委員長
指名ですので、関西本部長、どうぞ。
●中原関西本部長
地元での観光の空気感ということでよろしいでしょうか。
関西でも自粛の機運はこの間非常に高くて、それだけに早く収束したということもあるのかもしれません。自粛した後、今、出かけていきたいという雰囲気は漂っています。関西ローカルのテレビの情報番組などでも今は近隣の観光地の積極的なPRが非常に盛んな状況です。例えば、淡路島とか関西圏内の観光地の紹介が今は多い状況です。これから落ち着きますと、さらに広域のエリアに広がっていくのだろうなということで、これからがまさに鳥取のチャンスかなと思っています。
徐々に来ていただくのがいいということで、こちらも状況を見極めながら注意深くPRをしている状況です。まずは、先ほど申し上げたように、鳥取県の自然ですね。ゆったりと自然を楽しんでいただけるというような、そういった環境をアピールして、今は自然に、ああ、そのうち鳥取に行きたいなという機運を盛り上げ、これから7月、8月の短い夏休みになりますけれども、そういったときに実際に動いていただけるように持っていきたいなと思っています。
なので、関西の地元の雰囲気もこれから徐々にエリアが拡大していくというふうに肌では感じています。
◎中島委員長
よろしいですか。
そのほかございますか。
○興治委員
引き続いて関西本部に聞きます。
スイカのキャンペーンなどをやって発信されたということなのですけれども、関西でスイカの売行き状況というのはどうですか。宴会だとか結婚式だとかがなくなってしまって、宴会用の需要がなくなって価格が伸びないのではないかという心配が以前あったのですけれども、販売が始まったところではそれほどでもないような話も聞いたのです。どんな状況でしょうか。
それと、イメージ発信のデジタルサイネージというのがあるのですけれども、これは何ですか。
●中原関西本部長
まず、スイカについては、全体的な数字として、昨年度よりも収穫量、出荷量、単価ですね、去年よりもいい成績ということで、数字を伺っています。関西でも売上げは昨年度よりはいいと聞いています。
実際に宴会ですね。宴会が軒並み、大方のものは中止になっていますので、そういったところは落ちてはいるのでしょうけれども、スーパーの販売は順調に伸びていますので、その辺りでカバーできているのかなと思っています。
デジタルサイネージですね。注釈を入れておらず申し訳ありません。電子広告ということになります。よく駅の構内などで電子掲示板があって、定期的に広告の画面が変わっていくもの、時々動画が流れるときもありますけれども、そういったものです。以前の固定広告と違い、15秒単位で様々な画面が変わり、華やかな画面で人目も引きやすく、一定のPR効果があると思っています。
○興治委員
はい、分かりました。
◎中島委員長
よろしいですか。
そのほかございますか。
○山口委員
東京、関西、名古屋含めて、まず1点目は、媒体活用の状況についてです。一般質問でも申し上げたのですけれども、去年、2019年、いわゆる紙媒体、新聞とか雑誌とか、それとメディアの中のテレビ、これらの広告総額がインターネットの広告を初めて下回って、そこからまた加速度的にネット媒体による広告量が物すごく増えているのです。ところが、今回の報告を見ますと、去年のかもしれないのですけれども、9割に近い広告がまだそういった旧態とした媒体を活用されていることに僕は物すごく疑問を、疑問というか変えてほしいのです。
ネット媒体というものは、多分御存じのとおり、ターゲティングが物すごく容易で、逆に言うと、インサート広告を含めて我々が意図したところに配信することができる。例えば東京本部長がつくられたスイカの広告も、間髪入れず出すようなこともできる。特にYou Tubeなどもそうなのですけれども、そういった連携したネット広告の活用をしっかり分析いただいて、もっとシフトしていかないと、多分取り残されてしまいます。
ごめんなさい、これは大阪にいる僕の友達とか記者の関係の方に問合せをして物すごく危惧を持っておられました。今の情報発信の在り方について、まず1点目、どなたかでいいのでコメントお願いします。
◎中島委員長
まだあるのですか。もう1点も言ってください。
○山口委員
あともう一つは、大学との協定について、一度、飲み会の席で、関西本部長にお話ししたのですけれども、こうやって単県で見れば大学は増えています。逆に言うと、大学サイドから見たら、こういったところに出る大学はほとんど、もう協定を結んでいるのです。そこで悩みが、いわゆる県の特色をどう出すか、大学の特色をどう出すかということで、もうそれは遅々として進んでいない。これをどう打開するかという観点を、できれば関西本部長、この点、お願いします。
◎中島委員長
では、媒体の利用ですね。
●谷長東京本部長
山口委員から御意見をいただきました。
ネットに関しては、資料4ページを御覧いただきたいのですが、おっしゃるとおり、従前の紙媒体が確かに中心ではありますけれども、なるべくネットの記事を掲載するように努めています。この中では、3の(1)の表に「るるぶ&more.」というのがあるのですけれども、これはウェブサイトです。この中ではネットはこれしかなく、大体数は少ないのですけれども、積極的に取り上げるようにはしています。
これは、鳥取県の取組というよりは、JA全農とっとりさんの取組となりますけれども、先ほど市場関係者と大田市場の東京青果さんと地元の産地とでウェブで情報交換をやったと申し上げました。その中でも紹介がありましたし、一昨日の日本海新聞にも掲載されていましたが、農協さんは、ユーチューバーのSEIKINさんという方を活用して、鳥取すいかのPRをされたということもあります。いろんなところですね、ウェブだのSNSだのを活用する動きというのは確かにあるのだろうと思っています。
御意見を踏まえ、今後も掲載に努めていきたいと思っています。
◎中島委員長
関西本部長、これは県の特色を出すにはどうかということですね、どうぞ。
●中原関西本部長
大学との連携について御質問をいただきました。おっしゃるとおり、大学と地方自治体が就職支援協定を結ぶというのは非常に多くなっていまして、今や珍しくないという状況だと思います。御指摘のとおりと思います。
鳥取県の特徴なのですけれども、例えば、関西本部においては、他県よりもかなりきめ細やかなイベントの実施などを心がけています。具体的に申し上げますと、例えば龍谷大学では、鳥取県の高校を卒業して進学した学生さんを集めて、鳥取県だけのメンバーで集まって、懇親の場を設けて、地元の就職状況などそういった情報提供を行うということもしています。それは入学直後に行うということで、毎年かなり大きな規模で開催しています。今年についてはまだ大学がクローズの状態ですので、開催はできませんでしたけれども、来年度以降、また再開したいと思っています。
協定を結んだ大学では、鳥取県独自で就職カフェというイベントを行っています。一例ではありますけれども、鳥取県関係の学生さんに集まっていただき、実際に鳥取にUターン就職をしたOBに来ていただき、体験談を話していただいて、生の声で意見交換をしていただく、そういった鳥取の顔が見える独自のイベントを仕掛けていまして、大学の協力が得られる限りは、そういった動きを活発化させています。
一例ですが、御報告します。
●門脇交流人口拡大本部長
すみません、よろしいですか。
◎中島委員長
はい、どうぞ。
●門脇交流人口拡大本部長
少し補足ですけれども、初めのターゲティング広告、ネット系の広告の関係ですけれども、御意見がありましたけれども、大変大事だと思っています。実際、少しずつですけれども、取組を始めている部分もあります。例えば、ちょうど今々始めたところで申し上げると、移住定住の関係で、暮らしやすいという、鳥取県の本当に簡単なイメージ、徐々にということですので、そういう広告を関西と関東ですか、そういった方々、履歴にあるような方々に送れるようなことも今始めています。今まさにお話があったような段階を追いながらにはなりますけれども、ネットも活用しながら、そこに住んでいらっしゃる方にまずは鳥取県のよさのイメージを刷り込んでいく。これは観光も同じだと思っていますけれども、そういった取組を進めていきたいと思っています。
◎中島委員長
はい、どうぞ。
○山口委員
局長、本部長、ありがとうございます。まさに、もう今そうなっていまして、なぜそちらに傾倒するかというと、個人のアイデンティティーがいわゆる理由とか主張にダイレクトにつながっていると。それに対して広告を端的に、具体的に流すという、もう本当にストレートな媒体広告が今主流なのです。だから、テレビとか新聞とかという汎用的で一般的な方に高額で垂れ流すのではなくて、例えば、果物の好きな方に対してはスイカの広告が流れるのです。鳥取県在住者に関しては、例えば高校の経歴等、それを追いかけて流れるのです。こういった広告に関して、やはり自分たちが伝えたい意思と、それと対象者が連結する形で広告の在り方をもう一度見直してもいいのかなと思います。ぜひともよろしくお願いします。
あと、よろしくお願いします、あちらも。
◎中島委員長
よく検討してあげて。
●門脇交流人口拡大本部長
はい。
◎中島委員長
そのほかございますか。
次に、その他ですけれども、交流人口拡大本部及び県土整備部に関して、執行部、委員から何かございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見が尽きたようですので、交流人口拡大本部及び県土整備部については以上で終わります。
執行部の入替えを行いますので、暫時休憩します。そろい次第、再開します。
(執行部入れ替わり)
午前11時14分 休憩
午前11時16分 再開
◎中島委員長
再開します。
それでは、報告事項に入ります。
執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
なお、質疑等については、説明終了後、一括して行うこととします。
報告9、美保基地における展示機の追加(F-4EJ)について、森田市町村課長の説明を求めます。
●森田市町村課長
地域づくり推進部の資料、別冊を御覧いただければと思います。美保基地では、現在でも広報用として展示機があるところですが、このたび、新たに展示機としてF-4EJ、ジェット戦闘機を取得する計画があるということについて報告がありましたので、報告します。
美保基地では、広報用の展示機として、下のほうに参考で掲げていますが、今でも約10機の飛行機を展示しているところです。このたび、今年度用途廃止となり退役するF-4EJジェット戦闘機について、新たに展示機として加える計画があるという連絡がありました。
取得時期については、今年9月下旬を想定しています。
展示機としての設置については、いわゆるエンジンがかからないようにするとか機関砲を使えないようにするとか、そういった改修をした後、令和3年度に置くと聞いているところです。
エリアについては、現在、YS-11が置いてあるエリアとなっています。
このことについては、先般、米子市、境港市の特別委員会でも報告があったところでして、そこで出された意見等を踏まえて、美保基地等と意見交換をして対応していきたいと思っています。
◎中島委員長
続いて、報告10、共助交通を通じた地域人材育成事業成果報告会の開催について~鳥取県×日本財団共同プロジェクト~です。澤米共生社会プロジェクト推進室長の説明を求めます。
●澤米県民参画協働課共生社会プロジェクト推進室長
これまで日本財団との共同プロジェクトとして、UDタクシーの導入とか、あるいは小さな拠点づくりの推進、それから、最近、新聞でも少し見られる日野郡3町のふるさと教育とか、そういった取組を進めてきたところです。けれども、特に昨年度から、交通事業者においては、ドライバー不足とかそういった面からもバスの公共交通機関の維持が課題となっていました。日本財団から約1,000万円近くの支援をいただいて公共交通機関を言わば補完するという形で、住民の皆さん自身の共助による移動支援の取組を進めてきたところです。その取組を昨年続けてきたところ、2ページ目の下のほうにありますけれども、県内に4地区ほどのモデル地区をつくることができました。この4地区の取組ですとか、あるいはそれに伴いつくった映像とか、あるいは1ページの右下のほうにもありますけれども、「ビタミン」と名づけていますけれども、そういった取組の経緯をまとめた報告書を作っています。こういった状況を参加の皆さんと共有して、さらなる県内での取組の展開を図れるように、このたび、報告会を行うこととしたものです。
通常ですと、地域づくりの団体様だけに御案内するのですけれども、今回は少し幅広く集まっていただきたいという思いから、地域づくり団体はもとより、住民組織のまちづくり協議会さん、140団体ぐらいあるようですけれども、こちらにも御案内したり、あるいは、各市町村の社会福祉協議会さんにも御案内しました。こういった幅広い皆さんの参加を得て、1ページの1にありますように東・中・西の3地区で報告会を開催していき、県内へのさらなる横展開を図ってまいると、そういう報告です。
◎中島委員長
続いて、報告11、第75回国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」等及び第33回全国健康福祉祭ぎふ大会(ねんりんピック岐阜2020)の延期について、明場スポーツ課長の説明を求めます。
●明場スポーツ課長
資料3ページを御覧ください。鹿児島国体とねんりんピックの延期について報告します。
今年度開催予定の鹿児島国体と全国障がい者スポーツ大会の鹿児島大会、それとねんりんピック岐阜大会については、昨今の新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて延期となりました。それについて、主催者より報告がありましたので、御報告するものです。
1の鹿児島国体については、真ん中辺に表をつけていますけれども、本来でありましたら今年10月3日から13日、そして障がい者スポーツ大会については10月24日から26日にかけて鹿児島県で開催される予定であったのですけれども、6月19日の主催者側の発表により、鹿児島国体等は今年の秋は開催せずに延期することになりました。
具体的な開催時期については、可能な限り早期の結論を得るべく、引き続き調整をするということとなっています。
続いて、ねんりんピック岐阜大会ですけれども、これは本来でしたら、令和5年度に鳥取県において第36回大会を開催するという予定だったのです。けれども、今年度、10月31日から11月3日にかけて岐阜県で開催される予定だったねんりんピック岐阜大会が1年開催を見送り、開催が1年ずれるということで、本県での開催は令和6年度に1年先送りされたということです。理由については、コロナウイルスの感染に伴って、参加者の十分な安全を確保するためです。
本県への影響としては、本来でしたら今年度から本格的に準備をスタートして、3年半かけて準備していく予定であったのですけれども、1年延びたことによりスケジュールを再調整し、チラシとかポスターを刷っているところもあります。そういったものも作り直し、新たなもので、準備としては1年先からのスタートとなりますけれども、新たに進めていきたいと思います。
なお、鹿児島国体については、本県への影響という部分はまだ見えていません。この辺りについては、動向をしっかりと注視していきたいと考えています。
◎中島委員長
続いて、報告12、中山間地域振興行動指針(計画期間:令和2~6年度)の策定について、齋藤中山間地域政策課長の説明を求めます。
●齋藤中山間地域政策課長
中山間地域振興条例に基づき、令和2年度から5年間、令和6年度までを計画期間とする新たな中山間地域振興行動指針を定めましたので、御報告します。
1策定の概要ですが、第2期の鳥取県の総合戦略「鳥取県令和新時代創生戦略」を踏まえながら、SDGsとか、それから昨今の新型コロナウイルス感染症などの社会情勢を反映しまして、中山間地域において行政とか県民、NPO、ボランティア、事業者、大学等多様な主体が連携して重点的に取り組む施策に関する行動指針として取りまとめたものです。
策定のポイントです。(1)ですけれども、今申し上げた総合戦略を踏まえた、それから新型コロナウイルスなどの社会情勢を反映したということ、それから、その中の3つ目のポツのところですけれども、新型コロナウイルス感染症は都市部への一極集中がもたらすリスクを顕在化させて、豊かな自然を持つ地方の魅力が再発見される契機となっているということから、県内で生まれ育った若者の流出防止とか、IJUターンの動きや都市部企業のサテライトオフィスなどの誘致を加速させたいということを盛り込んでいるところです。
また、(2)ですけれども、暮らしを守る仕組み(小さな拠点)づくりの取組も推進していくということ、それから、(3)コミュニティービジネス・地域資源の活用等、それから新たな産業の創出を推進していくということを柱に掲げているところです。
(4)は、ほかにもありますけれども、KPIを定め、その主なものを紹介するものです。
なお、この資料とは別に、冊子としてこの本文をつけています。また後ほど御覧いただけたらと思っていますので、よろしくお願いします。
◎中島委員長
続いて、報告13、県内文化財の国特別史跡追加指定について、戸井とっとり弥生の王国推進課長の説明を求めます。
●戸井とっとり弥生の王国推進課長
6月19日に国の文化審議会が史跡の追加指定7件を文部科学大臣に答申しました。うち1件が琴浦町の特別史跡斎尾廃寺跡であり、その概要について御報告します。
今回の答申による追加指定の面積は7,606.45平方メートルで、既に指定されている範囲と合わせると、指定地全体で約4万7,000平方メートルとなります。斎尾廃寺跡は昭和10年に史跡指定され、その後、昭和27年に特別史跡に指定されており、山陰地方唯一の特別史跡です。
次のページを御覧ください。図面で説明したいと思います。この図の真ん中辺りの少し濃い箇所が史跡として最初に指定された範囲で3,455平方メートル、その外側の塗り潰しのない太線で囲まれた箇所が昨年10月に指定された範囲で約3万6,000平方メートル、さらに外側の薄く塗り潰してある箇所、切れ切れになっているところですが、これが今回の指定範囲で、先ほど申し上げたとおり約7,600平方メートルです。
また、左上の図を見ていただくと、中門と金堂というのがあります。門を入って東側に当たりますが、右側に金堂、左側に塔があるのを法隆寺式伽藍配置といいます。斎尾廃寺跡は山陰地方で唯一この法隆寺式伽藍配置を取る非常に珍しい寺院です。これまでの調査で、東西160メートル、南北250メートル、図で言いますと、一番外側にある点線で囲った部分ですけれども、それが寺院地と判明しています。この一体には芝畑が広がっており、毎年の芝の収穫で地面が削れてきています。このままだと、地下遺構への影響が懸念されることから、琴浦町教育委員会が保護のために、昨年、今年と追加指定を進めてきたものです。
今回の追加指定で、寺院地のほぼ全域が特別史跡に指定されるので、遺構が保護されることになります。琴浦町教育委員会では、引き続き調査を行うとともに、委員会を立ち上げて今後の整備活用策を検討すると伺っています。県も必要な支援を行っていくこととしています。
資料5ページに戻っていただきますと、下のほうに指定件数を記載しています。今回の答申件数や答申後の県内の指定件数については御覧のとおりです。今回は、新型コロナウイルス感染症の影響により、国でも文化審議会が通常の会議形式で開催できなかったということで、答申されたのは追加指定のみであり、件数の増減はありませんでした。
◎中島委員長
ただいままでの説明について、質疑等はございますか。
○松田委員
地域づくり推進部別冊資料、F-4EJについてです。戦後の我が国の防空を担っていた
F4が全部F35に機種転換され、退役するということで、美保基地に置く、いいことだと思っています。ぜひ観光等に活用してもらいたいのですが、少し確認です。展示場所というのは、いわゆる道路沿いのところなのかなと。基地の中ではなくて道路沿いですか。
●森田市町村課長
現在、C-1とかYS11がある、内浜からずっと曲がっていくエリアに置く計画であると、美保基地から聞いておるところです。
○松田委員
分かりました。前、少し県土とも話をしたことがあるのですけれども、展示するところの横に県が持っている道路があるのですね。あそこを常設的な、観覧席か何か置けないかみたいな話を少ししたことがあるのですが、なかなか難しいという話でした。今回、こういった機会もありますので、またいろんなところと協議してもらいたいのですけれども、いかがでしょうか。
●森田市町村課長
今、委員から御意見あったことについては、県土整備部が恐らく担当することになると思います。お伝えして、米子市と美保基地等とも話をするように伝えておきたいと思います。
◎中島委員長
よろしいですね。
○松田委員
美保基地の司令ともお話ししたことがあって、自分たちはぜひいいことだなと思うということだったのですね。
あと、美保基地の後援会といいますか、いろんな協力会があるのですが、その中でも話には出ていて、ぜひ何とかならないかということがありますので、2回目になりますが、せっかくの機会ですので、しっかり協議していただきたいと、よろしくお願いします。
◎中島委員長
課長、協議して。
●森田市町村課長
はい。
◎中島委員長
そのほかございますか。
○山口委員
4ページの中山間地域行動指針についてです。2の(4)のKPI。KPI出されたのはすごく評価させていただきます。やはり具体的にこれを展開するに当たって、いわゆるステップアップをどうしていくかということ、まずターゲティングであるとか、それに対する指導であるとか、具体化する作業が必要だと思うのです。その辺の計画について、これからどう考えていかれるのかということについてお話をいただきたいというのがまず1点目。
それと、5ページの斎尾廃寺跡について、守るということはこれでいいのですけれども、この史跡について具体的に伝えていくというところ、まだ具体的な部分が見えていないので、伝えることに関してどういうお考えであるか。守ると伝えるが一体化して初めて史跡としての評価ができるのではないのかなと思うのです。その点について、以上2点お願いします。
◎中島委員長
伝えるというのは県民にですね。
○山口委員
まずは県民に。
◎中島委員長
まず、中山間地の。
●齋藤中山間地域政策課長
中山間地域振興行動指針の中でのKPIの考え方ですけれども、今が10期目の行動指針になります。もともとこの前期までの行動指針を継承する形でこのKPI等も定めています。その継続的な取組の中で順次達成していこうということをやっているのですけれども、ただ、それも漫然とするのではなくて、協議会を設けて、毎年毎年PDCAサイクルを回していって、そこまでの進捗状況とか何かを、その協議会の中で検証して、それぞれの意見とか、それから各部局の取組とか、そういうことを踏まえて、また次年度、その行動指針を改定するなど、反映させていくことを繰り返し繰り返しやっていくこととしています。まず、その進捗などを客観的に推しはかるためにこういうのを定めています。
◎中島委員長
琴浦の史跡。
●山枡文化財局長兼文化財課長
今、伝えるということになると、まさに委員のおっしゃるとおりで、当然、琴浦町さんが主体にはなっていくと思います。今後、整備とかについては、整備計画を立てていくことになります。その辺りについて、県として技術的な支援や人的な支援とかを、それから補助事業としてやっている財政的な支援も行っていったりして、県民の皆さんへ伝えていけるような形を支援していきたいとは思っています。
○山口委員
では、追加で。
まず、4ページの中山間地の分ですけれども、具体的な想定に基づいて、今ある計画の中で出された数字ということでした。ぜひともよろしくお願いします。
5ページについては、今、オンライン授業とか、いわゆるデジタルコンテンツ化というのが物すごくて、特に小中高生にとってはハンドインというか、もう手元に情報取得ができるような環境が整っています。ぜひともそれに乗せるような形の、いわゆるコンテンツづくりもお願いできたらなと。デジタルによってできるような、発信しながらそれを深く探求できること。従来、現場に赴いて、資料館とかに行くというような話、それをデジタル化して、伝えるという工夫もぜひとも研究いただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
◎中島委員長
山口委員、まず中山間地のは要望でよいですね。
○山口委員
はい、要望で。
◎中島委員長
では、局長、デジタル化。
●山枡文化財局長兼文化財課長
デジタル化する上でもこの斎尾廃寺を中心としたエリアのストーリーというのが当然、必要になってくると思います。その辺りについては、県で今年3月に策定した文化財保存活用大綱の中で、古代寺院ということで、この斎尾廃寺も含めたストーリーを示しています。その辺を町で見ていただきながら進めていっていただければと思っています。
また、中身について専門的なお話が出てきた場合は当然支援をしていきながら、やっていきたいと思います。
◎中島委員長
どうぞ。
○山口委員
ぜひとも分かりやすい形で。
●山枡文化財局長兼文化財課長
そうですね。
○山口委員
あと、分かりやすく親しみやすい形で展開できるようにお願いできたらと思います。これ要望で。
◎中島委員長
要望ですね。
そのほかございますか。
○森委員
特別史跡の追加指定についてなのですけれども、合計で4万7,000平米ほどの面積を指定したということでした。また、今は芝が植えてあって、芝を収穫するたびに土を削っていってどんどん低くなっていて、それを防止しなければいけないのだとそこに書いてあるのですけれども、今後こうやって芝はもう植えさせないようにしていくということなのか。それから、この4万7,000平米を今後、全部取得して、史跡の整備という方向が見えているのか。それから、特別史跡制度というものによってどういったものがより有利になっているのかどうか。特別史跡制度の話を概要だけでいいですから、簡単な説明を少しいただけるとありがたいです。
●戸井とっとり弥生の王国推進課長
最初の芝がずっと削れていっている、芝を生産させないようにするのかという話ですけれども、今回、史跡に追加指定されましたので、答申されたように指定されると、現状をいじる場合は国の許可が要るようになりますので、芝の生産は多分もうされないのではないかなと思います。
あと、今後、公有化という話もありました。琴浦町さんがこれから委員会を立ち上げて、公有化も含めてどうやっていくかということを検討されると聞いています。
もし公有化することになれば、ほかの整備も含めてですけれども、国の補助金等が使えるものもありますので、その辺を相談しながらということになろうかと思います。
●山枡文化財局長兼文化財課長
失礼します。
当然、史跡と特別史跡とで差はないのですが、公有地化には補助率が80%ぐらいありますので、その辺りで琴浦町さんのほうで公有地化を今後進めていかれる予定があります。当然、果実の生まない土地を私有地として持っていらっしゃるということは農家の方も大変だと思いますので、琴浦町さんのほうで公有地化を進めていくということは聞いています。
○森委員
史跡と特別史跡の差はないという……。
●山枡文化財局長兼文化財課長
補助に差はないです。
○森委員
何か違いがあるのですか、この特別史跡と史跡、補助率に差がないということは分かりましたけれども、何が違うのですか。そこだけ教えてください。
●山枡文化財局長兼文化財課長
史跡の中でさらに学術上の価値が高いもの、これが特別史跡ということになります。例えば、重要文化財ですと、重要文化財の中で特別なものは国宝という形で指定されます。普通の史跡よりかも価値が高いという形でして、国にお認めいただいたということです。
◎中島委員長
よろしいですか。
○森委員
はい。
◎中島委員長
そのほかございますか。
次に、その他ですけれども、地域づくり推進部に関して、執行部、委員の方から何かございますか。
●西尾県民参画協働課長
お手元にお配りしているチラシについて、少し説明させていただきたいと思います。
このたび、県と包括連携協定を締結している第一生命様より、県を盛り上げるために、第一生命の看板イベントであるサラリーマン川柳のタイアップイベントで、地元のサラ川といいますか、そういったものを共同実施しませんかという御提案をいただき、募集する運びとなりました。県産品を賞品として用意していただいており、県内外から県をPRできる川柳を募集しますので、議員の皆様にもPRにぜひお力添えをいただければと思います。よろしくお願いします。
◎中島委員長
そのほかございますか。
意見が尽きたようですので、地域づくり推進部については以上で終わります。
次に、閉会中の調査事項についてお諮りします。
本委員会所管に係る関係人口の拡大、観光振興、中山間地域をはじめとする地域振興、道路網・河川等の整備、交通安全、防災並びにその他の主要事業について、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨、議長に申し出ることに御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、その旨、議長に申し出ておきます。
それでは、委員の皆様に御連絡します。次回の常任委員会は、7月21日火曜日午前10時からです。よろしくお願いします。
執行部の皆さん、御苦労さまでした。
(執行部退席)
お残りいただきましたのは、今年度の常任委員会県内調査についてであります。
先日、6月10日の本委員会で、6月定例会終了後、9月定例会開会までの間に県内調査を実施する方向で調整に入ることとしまして、皆様に日程調整と実施テーマのアンケートをお配りしました。
アンケート結果等、詳細を事務局から説明させます。
●尾﨑調査課課長補佐
失礼します。
アンケート、御回答いただきましてありがとうございました。
まず、日程についてです。お配りしました紙の上のほうです。御都合を取りまとめた結果、ここに記載の3つの案のいずれかでお願いしたいと思っています。一番早いもので7月30日、遅いもので8月18、19日という日程です。
引き続き、実施テーマです。いただいたものも含め、7つを候補として記載しています。コロナウイルス感染症による観光業への影響など、コロナ関係ですと、上から4番目ですね、住民避難体制の中で、コロナの中での三密回避というテーマもあろうかと思います。そういったものを掲げています。
そのほか、今日の常任委員会でも御発言がありました米子警察署管内の治安情勢とか、鳥取県×日本財団プロジェクトが、今年度で終了しますが、そういったものも視察のテーマとしたらどうかという御意見がありましたので、記載しています。
日程については、できましたら本日、この場で御決定をいただきたいと思っています。テーマについても皆さんから御意見があれば検討したいと思います。
◎中島委員長
まず、日程について、皆様にお伺いします。
日程はここに3案出ていますね。これらのうちのどれかです。どれかこれに不都合のあることはないのですか。アンケート取った……。
●尾﨑調査課課長補佐
アンケート回収後に特段の御予定が入っていなければということです。
◎中島委員長
3案で不都合のある方いらっしゃいますか。(「なし」と呼ぶ者あり)なしですね。
事務局とも話したのですけれども、日程を組むに当たり、事務局も期間的に大変なものですから、2か3でお願いしたいと。
●尾﨑調査課課長補佐
特に、出前県議会をやるとなった場合は、綿密な打合せ、調整など事前に必要になりますので、そういったことを考えると2か3でお願いできれば、事務局としては非常に助かる次第です。
◎中島委員長
では、皆さんにこれはもう諮るしかないですけれども、2と3でどちらがいいか。これ決を採ってよろしいですか。
●尾﨑調査課課長補佐
もしくは、今の時点では2と3両方を確保していただいて、関係先との調整でどちらかに確定していただくということでお願いできればと思います。(「はい」と呼ぶ者あり)
◎中島委員長
では、皆様にこの2と3、両方空けておいていただけますか。事務局がこれから調整しますので、よろしくお願いします。
次に、調査項目、テーマについて、御意見があれば。ここに見本がありますけれども、ぜひというものがございますか。
では、これも委員長にお任せいただけますでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
それでは、そのようにさせていただきます。
関係先との調整がおおむね整った段階で、委員の皆様には事務局から日程と場所も含めて御案内しますので、よろしくお願いします。
以上で地域づくり県土警察常任委員会を閉会します。
午前11時48分 閉会
|