令和2年度福祉生活病院常任委員会議事録

令和3年3月10日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
坂野 経三郎
常田 賢二
浜田 妙子
藤縄 喜和
市谷 知子
広谷 直樹
野坂 道明
川部  洋
由田  隆
欠席者
(なし)


説明のため出席した者
  宮本福祉保健部長兼ささえあい福祉局長、植木福祉保健部理事監兼健康医療局長、
池上生活環境部長、中林病院事業管理者、木本子育て・人財局長ほか各次長、局長、
課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
  村中参事、井田課長補佐、小泉係長



1 開  会   午前11時13分

2 休  憩   午前11時21分

3 再  開   午前11時22分

4  閉  会   午前11時46分

5 司  会   坂野委員長

6  会議録署名委員  野坂委員、由田委員

7  付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり

 


会議の概要

午前11時13分 開会

◎坂野委員長
 ただいまから福祉生活病院常任委員会を開会します。
 本日の日程はお手元の日程のとおりですので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名します。
 本日の会議録署名委員は、野坂委員と由田委員にお願いします。
 それでは、本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 付託議案は、日程に記載の4議案であります。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切替えをお願いします。
 ございますか。ないですね。
 それでは、質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。

○市谷委員
 賛成討論を行います。
 まず、議案第22号一般会計補正予算です。その多くは、コロナで執行できなかった事業の減額です。また、国のコロナの交付金の活用で、県の感染症対策など、県の予算の持ち出しが減ったことでの事業の減額とか、地域医療構想についてはいろいろ考え方があるとは思いますが、やはりコロナのことがあって、地域医療構想なり病床削減というか、そういう議論がストップしていると。まずはコロナ対策が優先だということで予算が減額になったというのはよかったかなと思います。また、地下水調査会が行われるようになって、淀江産廃処分場の推進の予算が減額になったこと、また、幼稚園の遊具を購入する国の交付金などが減額になりましたけれども、県としては国に予算枠を増やすよう要望しているという回答が前回の常任委員会の質疑の中でもありました。いずれも妥当な対応だと思いますので、賛成です。
 次に、議案第24号国民健康保険運営事業特別会計補正予算です。県の国保会計に生じた剰余金6.9億円を国保財政安定化基金に積み立て、市町村が県に納める納付金を安くするという形で3年間かけて市町村にお返ししていくというものです。この予算を活用して、来年度国保料を安くする市町村も出てきています。本当に大変有効なことだと思いますので、大賛成です。
 次に、議案第31号天神川流域下水道事業会計補正予算です。市町から徴収した負担金が確定し、市町との約束どおり県の一般会計からの借入金の返還に使うものであり、賛成です。
 最後に、議案第33号病院事業会計補正予算です。事業費の残りの調整と、コロナの治療に使うECMOの保守点検、それからオンライン診療システムの利用料、それから放射線被曝量検査測定の委託など、必要な債務負担行為の予算であり、賛成です。

◎坂野委員長
 ほかにございませんか。
 では、討論が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
 採決につきましては、一括して採決するのがよろしいか、お諮りします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、御異議がないようですので、付託議案を一括して採決します。
 なお、本委員会に付託された議案は、議案第22号、第24号、第31号及び第33号であります。
 原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託された議案第22号、第24号、第31号及び第33号の全ての議案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
 以上で付託議案の審査は終了しました。
 なお、委員長報告の作成、内容については、委員長に御一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 次に、報告事項に移りますが、子育て・人財局、生活環境部及び病院局は報告事項がありませんので、先にその他について伺います。
 子育て・人財局、生活環境部及び病院局に関して、執行部、委員の方で何かございませんか。

○市谷委員
 1月補正で組んだ応援金なのですけれども、3月31日が申請の締切りで、せっかく組んだのですけれども、知らないという事業者が割と多いのです。前の感染防止の事業はダイレクト
メールを郵送したりして、結構徹底されたのですけれども、この1月補正の分は、期間が短い上に、知らないという業者の方が多いのです。新聞折り込みも入っていたのですけれども、早く周知していただけないかなと。せっかくつくったのにと思っているのですけれども。

●中西くらしの安心局長
 その知らないという事業者の方は、業種は……(「飲食関係」と呼ぶ者あり)飲食関係の方でしょうか。飲食関係には、約5,000件のダイレクトメールをお送りしています。御存じのように、3月4日に折り込みチラシを入れました。電話、問合せ等も、もう、一気にぐんと増えてきています。飲食店関係の方には、ぜひ、通知をお送りしておりますので、その旨お伝えいただけたらうれしいですし、また改めて、期間も短いので、折を見て広報したいと思います。テレビやラジオでも盛んに伝えているところなのですが。

○市谷委員
 そうすると、何か要件というかね、何か認証……(「協賛店です」と呼ぶ者あり)協賛店の届出とか、何か自分のところは対象ではないのではないかという。簡単に届け出すればいいことなのですけれども、何かそこをハードルに考えておられる声も聞いたのです。そこをどうやって周知するかって難しいかもしれないのですけれども、そういうのを聞きましたので、何かせっかくできたのにと思っていて、引き続き周知していただけたらと思います。

●中西くらしの安心局長
 確かに感染対策をしてくださいねという思いがありますので、応援金だけの申請をされる方には、申請を受けてから、このときに別途協賛店の届出もしてくださいねという連絡を差し上げています。同時にされる方もいらっしゃいますし、応援金だけを申請された場合は、県からその旨連絡を入れたりはしているのですけれども、そういったところも見ずにそう思っておられる方ももしかしたらいるのかもしれませんので、広報に努めていきたいと思います。

◎坂野委員長
 そのほかございませんか。
 それでは、意見が尽きたようですので、以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩します。再開は入替え次第とします。

午前11時21分 休憩
午前11時22分 再開

◎坂野委員長
 再開します。
 これより福祉保健部の報告事項について説明を求めます。
 執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いします。
 また、説明または質疑におけるページ等の切替えの際は、委員のタブレット端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて説明を開始していただきますようにお願いします。
 質疑につきましては、説明終了後に一括して行っていただきます。
 報告1、鳥取県保健医療計画の中間見直しに係るパブリックコメントの実施結果について、谷課長の説明を求めます。

●谷医療政策課長
 資料の2ページをお願いします。鳥取県保健医療計画の中間見直しに係るパブリックコメントを実施しましたので、その結果を御報告します。
 説明が前後しますけれども、2ページの2のほうを先に御覧ください。計画の概要という項を書いており、こちらの鳥取県保健医療計画ですが、計画の期間は平成30年度から令和5年度までの6年間ということで、令和2年度がちょうど中間になりますので、その中間の見直しを行ったということです。
 (2)で計画の趣旨を書いておりますけれども、この保健医療計画といいますのは、医療法の規定に基づく計画です。内容としては、地域において切れ目のない医療の提供を実現するということで、良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の構築に向けて、いわゆる5疾病6事業、また医療従事者の確保等の各種取組を推進するために計画を各県でつくっているというものです。
 今回の計画改定のポイント、(3)で書いていますけれども、国の指針等を踏まえた指標ですとか記載事項の見直し、また現在進行中の計画策定後の変化を踏まえた見直し、また介護保険の計画等のそのほか関係計画との整合性を取ることを今回の改定のポイントとさせていただいています。
 戻っていただいて1、パブリックコメントの実施結果です。中間見直しについて、昨日、2月8日から2月26日までの期間でパブリックコメントを実施しました。意見の総数としては15件の意見がありまして、6名の方から15件の意見をいただいたということです。
 意見の概要と対応方針、主なものを書いております。意見の概要、1つ目ですけれども、依存症対策について、アルコール健康障害対策推進計画と連携、整合性を図ってほしいというものでした。こちらについては、現計画に既に盛り込み済みですので、その旨を回答しています。
 2つ目の、精神科医、精神福祉士等を確保してほしいという点についても、医師確保計画というものが中にありますので、そちらに記載を既に盛り込んでいるという形で書かせていただいています。
 その他、以下のとおりですけれども、4つ目にあります結核・感染症対策の中で、感染症専門の医師を確保してほしいという御意見がありました。こちらについては、既に書いている部分もありましたけれども、この意見を踏まえて、人材育成等の取組を進めることについて、新たにこのパブリックコメントを踏まえてさらに追記したということです。
 最後に、一番下の3、今後の予定ですけれども、こちらの中間見直しについては、パブリックコメントの実施の結果を踏まえ、また3月12日に鳥取県地域医療対策協議会で検討した上で、17日に鳥取県医療審議会で最終案を諮問し、来年度の4月1日から新計画を施行する予定にしています。
 3ページ以降は、今回の計画の見直しの概要版ですので、適宜御参照いただければと思います。

◎坂野委員長
 続いて、報告2、第2期鳥取県国民健康保険運営方針(案)に係るパブリックコメントの実施結果について、西尾医療・保険課長の説明を求めます。

●西尾医療・保険課長
 資料6ページをお願いします。第2期鳥取県国民健康保険運営方針(案)に係るパブリックコメントの実施経過について御報告します。
 2の運営方針(案)の概要ですけれども、今回の第2期については、令和3年度から令和5年度の3年間としています。
 第2期運営方針見直しのポイントですけれども、県の取組のほか、市町村の取組も定めさせていただき、これらの取組を定期的に分析し、PDCAサイクルを確立していくこと。それから、保険者努力支援制度で評価される項目に重点的に取り組むことにより、国の交付金を活用して財政基盤の強化を図るといったこと。それから、保険料水準の平準化の取組をさらに進めることとし、将来的には保険料水準の統一を目指すことを盛り込ませていただきました。それから、県全体の国保保健事業の指針である県データヘルス計画を策定しまして、県と市町村の国保保健事業を見直していくということを盛り込ませていただきました。
 1のパブリックコメントの実施結果ですが、2月9日から2月26日まで実施しました。意見総数は延べ5件でした。
 意見の概要と対応方針ですけれども、まずは、未就学児の均等割の軽減方針、これを国が示していますので、この運営方針においても子どもの均等割減免について触れてはどうかという御意見でした。この未就学児に係る均等割額の減免措置については国民健康保険法に明記される予定になっており、法律の規定に基づき当然にこれは県として実施していくものです。ですので、県の運営方針として重ねて記載する必要はないのではないかと考えています。また、軽減年齢や軽減割合の引上げについては、今後の国への制度要望の参考とさせていただきたいと考えています。
 2つ目に、保険料水準の平準化を進めるためには、連携会議だけではなく、各首長さんの会議が必要ではないかということです。これについては、御意見のとおり、今後保険料水準の平準化を具体的に検討することになりますけれども、必要に応じて首長さんの意見を聞く機会を設けることを運営方針に盛り込みたいと考えています。
 次に、保険料水準の平準化を目指すより、国費の投入を求めるべきという意見がありました。先ほど法改正の話をしましたが、この保険料水準の平準化に関しては、運営方針に盛り込むことが法改正上位置づけられる予定ですし、県としても、国保財政の健全化と安定化を図り持続可能な制度とするためには、保険料水準の平準化は重要と考えていますので、これを見直すことは考えておりません。なお、国による財政支援の強化については、引き続き要望していきたいと考えています。
 次の意見ですが、医療機関に多く受診する人は多くの保険料を負担する仕組みを導入すべきという意見がありました。窓口負担については、多く受診する人は多く負担することになっているのですけれども、保険料に関しては、公的医療保険制度は誰もが安心して必要な医療を受けられるように、医療費が多い少ないにかかわらず、保険料を負担し合ってお互いに支え合う制度だと考えていますので、御意見のような見直しは考えていないところです。
 次の意見は、方針案に盛り込まれる医療に要する費用の適正化の取組に賛成するという意見でした。御意見を踏まえて運営方針を策定していきたいと考えています。
 今後のスケジュールですけれども、こうしたパブリックコメントの結果と県の対応方針を、次回3月15日の国民健康保険運営協議会に報告し、運営方針の最終案を諮問して答申を得たいと考えており、今月中に運営方針を策定する予定です。

◎坂野委員長
 ただいままでの説明について質疑等はありませんか。

○市谷委員
 まず3ページの保健医療計画です。すみません、確認したいのですけれども、この3ページの第5章の基準病床数という項があるのですけれども、これはどういう計画で、今までと変わらないのか、数を確認させてもらえないでしょうか。
 6ページの第2期の国保の運営方針案なのですけれども、さっきその均等割を国が減免するということで、書いたらどうだという提案があったのですけれども、それは国のほうの法律で規定されるから改めて書く必要はないという話でした。けれども、7ページの基本的事項の9の主な見直し内容には、例えば保険者努力支援制度で評価される項目に重点的に取り組み、国交付金を活用し財政基盤の強化を規定とか、収納率目標から一定割合を超えた収納率を達成した市町村に交付金の追加交付を規定とか、こういうことが書いてあるのです。これも国が決めていることなのにわざわざこうして書いているのに、軽減に当たる部分については何で書かないのかなと。国が規定しているということは同じなのに、同じことだから書かないでいいのだったら県の方針書を作る意味もないわけで、そこら辺の意味が、意味というか、書かない理由がいま一つ納得できないのです。説明していただきたいですし、それから保険料の平準化が重要と考えていると言われるのですけれども、その重要さの説明をしていただきたいです。

●谷医療政策課長
 まず、3ページの基準病床数の件です。こちらは今回の中間見直しの対象ではありませんので、平成30年に今の計画をつくったときの基準病床そのままです。ちなみに、御参考ということで、病床数、一般療養病床及び一般病床の本県の基準病床数は5,935床で、これは法律に基づいた計算で出てくる結果です。今の基準病床数という意味では5,935床という状況で、今回の見直しでは特段変更はしていません。

●西尾医療・保険課長
 医療・保険課のほうの1つ目の御質問なのですけれども、保険者努力支援制度とか収納率を上げることみたいな方針は、確かに国から出されているのですけれども、それをどのように進めていくかという、県に裁量のある部分もありますので、どのように進めていくかという方針を書いているのがこの運営方針です。
 一方、均等割のほうは、定められたらこれは必ず県としてしなければいけない、国が定めたその算定方式に従って必ずしなければいけないので、改めて書く必要がないのではないかということです。
 2つ目の保険料水準の平準化の重要性ということなのですけれども、国保財政が県で一本化されたということで、県の中で、例えば隣の町に引っ越したら保険料がぐっと変わるとか、所得とかなんとかも変わらないのに引っ越したら保険料が変わるというようなことも公平性の観点から考えてどうかという意見がこれまでも市町村からいろいろありました。そういった意味で、国保財政が県で一本化された以上は、保険料水準を県で平準化することは重要だと考えているところです。

○市谷委員
 均等割の減免についてです。この意見としては、国で一律に決まる部分もあるけれども、県独自に方針を持つべきではないかということが書かれています。さっきの保険者努力支援金とか交付金のほうも国で決まっているけれども裁量の余地があるから、だから書いたと言われたのですけれども均等割の減免も国が決めることかもしれませんけれども、その後の裁量の余地というのを書いてほしいという意見だと思うのですけれども。

●西尾医療・保険課長
 軽減年齢や軽減割合の引上げを県として考えてはどうかということだと思うのですけれども、それについては、県として今のところ法律で定められた応分の負担をしていると考えていますので、今のところこの引上げについて県で独自の制度を設けることは考えていないということです。あえて運営方針に盛り込むことは、今のところ考えていないところです。

○市谷委員
 つまり、書かないというのは、やらないと、やりたくないということですね。

●西尾医療・保険課長
 少なくとも今のところは、市町村とこの問題についてさらに拡充を図るといいますか、そういったことは検討していません。やるともやらないとも今のところは判断していないところです。

◎坂野委員長
 よろしいですか。(「いいです」と呼ぶ者あり)
 そのほかございませんか。

○浜田委員
 保健医療計画の一部改定についてなのですが、少し確認をさせていただきたいのです。ずっと流れがあって、それで地域医療、ホームドクター、かかりつけ医を進めましょうねとなっているのですけれども、なかなか進んでいないというふうに認識しています。こういうのが柱になっていない。詳しく読んでいなくて申し訳ないのですが、それを少し確認させてください。これについての計画の中での方向だとか、それから明記されていることがあるかどうかということと、それから、重度心身障がい児・者がいらっしゃるわけですが、それは疾病または事業別対策ということで上がっているのですけれども、それは疾病ごとに関連づけて読み込んでいったらいいのでしょうかね。その辺を少し教えていただけたらと思います。

●谷医療政策課長
 ありがとうございます。この報告の3ページにも書いているのですけれども、まずこの保健医療計画というのは、医療法に基づいてそれぞれ県が策定をするもので、主な記載事項のところに書いているのですけれども、重点的に取り組むべき5疾病6事業について、まず分野ごとにそれぞれ記載するということと、もう一つ、医療従事者の確保という大きな2つの柱があり、県が独自でそのほかの事項について記載しているという位置づけになっています。
 その上で、まず1点目のかかりつけ医については、かかりつけ医という柱立てはしてはいないのですけれども、その重要性が特に大きなところでいくと在宅医療の分野があると思います。そちらの中でかかり方であるとか、かかりつけ医の重要性とか、またその確保というところについて言及はしていますし、またそのほかの疾病、特に脳卒中とか心疾患とか糖尿病とか生活習慣病関係のところでも、やはりかかりつけ医との連携ということは非常に重要だと思いますので、その分野のところどころでかかりつけ医にも言及はしております。かかりつけ医という形で推進していく方向には変わりはありませんが、この計画の中で柱として立てているものはありません。
 もう一点、重度心身障がい者の関係ですけれども、疾病ごとのところで章立てているというわけではありません。それぞれの疾病のところ、例えば小児の中に書いているところもあります。またその他、障がい福祉の分野もですね、障害福祉計画というものがあります。本県でいうと障がい者プランですけれども、そちらの中に障がい関係の対策が詳しく書かれている部分もありますので、そちらとも連携をしてしっかり取り組んでいくという中で、重度心身障がい者の対策もその中に含まれているということですが、具体的にはどちらかというと障がい者プランのほうに、医療の分野についても詳しく記載していると、そういうような位置づけです。よろしいですか。(「分かりました。ありがとうございます」と呼ぶ者あり)

◎坂野委員長
 そのほかございませんか。
 それでは次に、その他です。
 執行部、委員の方で何かありませんか。

●西尾医療・保険課長
 先日3月1日の常任委員会で、薬局の調剤報酬についての御質問があり、確認しましたのでお答えさせていただきたいと思います。
 まず、お薬そのものの値段ですけれども、これについてはどの薬局でも同じということで、川部委員のおっしゃったとおり、全国一律、薬そのものの値段は変わらないのですが、薬局により、その提供するサービスに応じて加算部分というのがあります。例えば休日とか夜間とかに利用したら加算があります。由田委員がおっしゃったのは、多分それで加算部分で額が上がって、薬局に支払う額としては増えたということだと思います。

◎坂野委員長
 それでは、そのほか……。(発言する者あり)

○由田委員
 よく調べていただいてありがとうございます。すべからく医療に係っておる、特に高齢者というか、年金生活者の方はそういうことには本当に敏感で、私に相談いただいたのです。今回ある薬局に行ってお薬もらったときに、通常のときと値段が違うということを指摘されて、前回の委員会で質問した経過があります。やはり薬価は変わらなくても、今日お話聞いたときには、お薬手帳を持っていかないだけでも、そのことの確認だとか、そこでいろいろアドバイスすることも、その点数に加算されたりとか、薬局の収益になるという、簡単に言えばそういうことだと思うのです。相談の内容によってそこがいろいろ違ってくると思うのですけれども、そこでのどの程度のやり取りでそういう加算がされるのか。お薬手帳を忘れただけで本人確認やいろいろ確認することだけでまた加算されるのか、そこが少し明確ではないのではないのかな。もっと言えば、そういう方にそういう加算があるという周知が何かされているのでしょうかねと思いました。そこらのところはどんなふうに考えたらいいのでしょうか。

●西尾医療・保険課長
 どの程度の説明をしたら加算というのは、国が出している、何ていうか、調剤報酬の説明書といいますか、基準書といいますか、そこに詳しく要件みたいなことが書かれていますので、それに従って各薬局さんやられていると思います。
 周知なのですけれども、これ、内容がかなり細かくて、なかなか全体像とかを周知するのも難しいかと思います。そこは薬局さんにお尋ねいただいて説明を受けるのが一番分かりやすいとは思いますけれども。

◎坂野委員長
 よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 そのほかございませんか。
 委員の皆様には御相談がありますので、この場にお残りください。
 執行部の皆様は御退席いただいて結構です。お疲れさまでした。
(執行部退席)
 それでは次に、出前県議会に係る提言についてであります。
 前回、委員長案をお配りして確認をお願いしていたところですが、改めて委員の皆様の御意見を伺いたいと思います。
 御意見のある方はよろしくお願いします。(「いいと思います」と呼ぶ者あり)
 それでは、案のとおりとさせていただきます。
 なお、提言については、次回3月24日の常任委員会にて、委員長から執行部に申し渡しをしますので御承知おきください。
 次に、請願・陳情に係る採決方法についてであります。
 前回、由田委員から、採決順序の見直しについて御意見をいただいたところですが、御意見のあったことは他の委員会にも関わることであり、この委員会だけで結論を出せるものではありません。
 よって、委員長としては、委員会運営に係る協議・調整を行う場である正副委員長会議の議題として提案するかどうかについて、委員の皆様の御意見を伺った上で決めたいと思い、由田委員に御提案をいただいたところでした。
 つきましては、改めて委員の皆様の御意見を伺いたいと思いますが、本日はこの後、議会運営委員会が予定されていますので、別途委員長から皆様のところに個別に御意見を伺いに参りたいと思っています。御意見は、その際にじっくりお聞かせいただければと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
 それでは、以上で福祉生活病院常任委員会を閉会します。

午前11時46分 閉会


 

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