過去10年間(平成25年から令和4年)の信号機のない横断歩道における交通事故について分析を行いました。
鳥取県内における信号機のない横断歩道における交通事故発生状況
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鳥取県の過去10年間の信号機のない横断歩道において交通事故が112件発生し、5人の方が亡くなり、113人の方が負傷しています。
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道路形状別では、交差点が69件(61.6%)、単路で43件(38.4%)と交差点で多く発生しています。
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時間別では、15時から19時台の発生が多く、特に17時台が23件(20.5%)と多発し、6時から7時台に発生した6件中5件(83.3%)は単路で発生しています。
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発生月では、9月から12月の発生が多く、特に12月は21件(18.8%)と多発し、3月、9月、12月は単路での発生割合が高くなっています。
歩行者の状況(死傷者数118人)
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年齢層別では、75歳以上が25人(21.2%)と最も多く、次いで小学生の23人(19.5%)、65~74歳の20人(16.9%)が多くなっています。
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道路形状別では、小学生が単路での被害割合が他の年齢層と比較して高くなっています。
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車両から見た進行方向では、右から左に横断中の被害が67人(56.8%)と、左から右に横断中の約1.4倍となっています。
信号機のない横断歩道における死亡率は、信号機のある横断歩道と比較して3倍高い
- 信号機のない横断歩道における死亡率(死亡率=死亡/死傷)は4.2%と、信号機のある横断歩道の死亡率(1.4%)の3倍高くなっています。
県民の皆さまへ
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運転者の皆さまは、横断歩道に近づいたときには、横断する人がいないことが明らかな場合のほかは、その手前で停止できるように速度を落として進行し、歩行者等が横断しているときや横断しようとしているときには、横断歩道の手前(停止線があるときは、その手前)で一時停止して歩行者等に道を譲りましょう。
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歩行者の皆さまは、横断歩道や信号機のある交差点が近くにあるところでは、その横断歩道や交差点で横断しましょう。また「歩行者横断禁止」の標識のあるところでは横断をしてはいけません。
信号機のない横断歩道における交通事故の分析結果について (pdf 88KB)
別添資料 (pdf 1993KB)