令和3年度農林水産商工常任委員会議事録

令和3年12月17日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
松田  正
西村 弥子
浜田 妙子
斉木 正一
福田 俊史
中島 規夫
由田  隆
山口 雅志
山川 智帆
欠席者
(なし)


 

説明のため出席した者

  西尾農林水産部長、池田商工労働部長 ほか各局次長、課長、関係職員

 

職務のため出席した事務局職員

  堀場課長補佐  小川課長補佐  河田主事

 

1 開  会   午前1000

 

2 休  憩   午前1003

 

3 再  開   午前1005

 

4 閉  会   午前1023

 

5 司  会    松田委員長

 

6 会議録署名委員     山口委員  由田委員

 

7 付議案件及びその結果

   別紙日程表及び下記会議概要のとおり

会議の概要

 

午前1000分 開会

 

◎松田委員長

 それでは、ただいまより農林水産商工常任委員会を開会いたします。

 本日の日程は、お手元のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。

 なお、今回の常任委員会は、最初に付託議案の審査を行い、その後報告事項として農林水産部及び企業局の入替え制としますので、御承知ください。

 まず初めに、会議録署名委員を指名いたします。

 本日、会議録署名委員は、山口委員と由田委員にお願いします。よろしくお願いします。

 付託議案の審査を行いたいと思います。

 それでは、ただいまより本委員会に付託されました議案についての審査を行います。

 付託議案は、日程に記載の5議案であります。

 これから質疑を行っていただきたいと思います。質疑のある方は挙手をお願いします。

 質疑がないようでございますので、付託議案に対する討論を行っていただきます。(「なし」と呼ぶ者あり)

 討論がないようでございますので、これより採決に入りたいと思います。

 採決については、一括して採決するのがよろしいかお諮りしたいと思います。よろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 それでは、一括して採決したいと思います。

 本委員会に付託されました5議案、これについてただいまより採決いたします。

 原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)

 賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託されました5議案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 それでは、付託議案の審査を以上で終了します。

 なお、委員長報告の作成につきましては、委員長一任でよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 ありがとうございます。そのようにさせていただきます。

 それでは、報告事項に移りたいと思いますが、商工労働部の報告事項がないので、商工労働部に対してその他がございましたらお願いしたいと思います。執行部、委員の方で何かございますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)

 意見がないようでございますので、以上で終わりたいと思います。

 執行部、職員の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。

 

午前1003分 休憩

午前1005分 再開

 

◎松田委員長

 それでは再開をいたします。

 執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いします。

 質疑については、説明終了後に一括して行っていただきます。

 報告事項です。まず、農林水産部について、報告1、鳥取県農業生産1千億円達成プランの改訂について、安陪農林水産部参事の説明を求めます。

 

●安陪農林水産部参事

 資料の2ページをお願いします。平成30年3月に策定しました鳥取県農業生産1千億円達成プランが3年経過したことから、これまでの実施状況や農業情勢をめぐる環境の変化などを踏まえた改訂案を作成しましたので、概要を報告いたします。

 別途改訂プラン案を添付しておりますが、赤字にしている部分が今回の改訂で追記または修正した部分となります。

 初めに、改訂の経過です。農業者や農業団体の皆様の御意見を広く伺いながら見直しを進めてきておりまして、意見聞き取りを行った主な会議などを表にまとめております。特に農林水産業団体の長などで構成されます食のみやこ・やらいや農林水産業プロジェクト会議におきましては、7月に改訂方針を書面協議しまして、11月9日に改訂内容について御意見を伺っているところです。

 これまでの取組状況としまして、生産関係はおおむね計画どおり進んでいるものが多い状況、一方、担い手育成などはやや遅れぎみとなっている状況につきまして、共有した上で御意見の聞き取りなどを行っております。このことなどを踏まえまして、農業生産1,000億円達成という大きな目標達成に向けて担い手育成、農業のスマート化などによる生産振興を推進しまして、当面の目標として、まず900億円達成に向け、農業者、農業団体、関係者が一丸となって取り組んでいくということを改めて確認しております。

 改訂の概要ですが、重点分野を一部見直しております。(1)の表中の右側の部分、下線を引いた項目を改訂しておりまして、これまで13項目を設定していましたが、(14)の環境に配慮した農業の推進を追加しております。

 (2)の指標項目、目標数値の見直しにつきましては、新設指標項目として、星空舞の作付面積など4項目を追加しております。

 3ページをお願いします。目標数値の見直しにつきましては、既に目標を達成した項目、達成が近い項目といった6項目について、目標の上方修正をしております。

 (3)の産地目標の設定ですが、今回の改訂におきまして、新たに産地目標を設定しております。農業者の皆様などがプランをより身近に感じていただけるような目標を設定すべきとの議会からの御提案もございましたので、各JAと調整の上、主要品目について主要産地ごとに表のとおり900億円の補完的な目標として設定しております。今後、産地ごとに目標達成に向けて重点的に取り組んでいくこととしております。

 (4)の主な追加要素ですが、重点分野ごとにプラン策定以降の情勢の変化などを反映しまして、表の中に記入しているようなスマート農業の推進関係などといった要素をプランの文中に追加しております。詳細につきましては、添付しておりますプランの改訂案を御確認いただければと思います。

 今後ですが、プラン改訂案を最終確定して、関係機関に通知するとともに、ホームページなどで公表して広く周知を図っていき、改めて関係機関などとともにプランの目標達成に向けて取り組んでまいりたいと考えております。

 

◎松田委員長

 続きまして、報告2、国内における高病原性鳥インフルエンザ及び豚熱の発生状況と本県の取組について、寺坂畜産課家畜衛生・防疫対策室長の説明を求めます。

 

●寺坂畜産課家畜衛生・防疫対策室長

 国内で発生が継続している高病原性鳥インフルエンザ及び豚熱の発生状況と本県の取組について報告いたします。

 4ページを御覧ください。まず、高病原性鳥インフルエンザの発生状況でございます。

(1)養鶏場における発生状況ですが、今シーズン、現在まで8県で9例が発生しております。このうち近県では4例目の兵庫県姫路市、8例目の広島県福山市で発生が認められております。

 (2)を御覧ください。野鳥等における発生状況です。環境省及び県独自の取組によりまして、野鳥のふん便ですとか環境水、これは野鳥が飛来している池の水とか、水路の水ですが、そこから鳥インフルエンザを検出しております。現在まで8例見つかっておりまして、7例目は鳥取県内の鳥取市気高町日光地区の環境水から見つかっております。

 本県の対応状況でございます。まず、秋田県、鹿児島県での発生を受けて、1117日に全庁横断型の鳥インフルエンザ対策チームを立ち上げております。それから、11月末までに県内の全養鶏場78農場に消毒薬の消石灰、アルコールを緊急配布しております。それぞれの農場につきましては、家畜保健衛生所が防鳥ネット、農場の消毒状況などの点検を行っております。鳥取市の気高町日光地区での高病原性鳥インフルエンザウイルスの検出により、環境省が発見地点から半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定しております。その後、毎日そこの監視を行っております。その他、県内の地点については隔日で行っております。ふん便検査も行っておりますが、県内でもそれ以外は確認されておりません。野鳥の関係団体、関係機関等を通じて、愛玩鳥、ペットを飼育されている方に正確な情報提供を行っております。また、万が一県内での発生に備えて、総合事務所単位で防疫演習を行っております。

 今後の予定ですが、引き続き野鳥の目視確認、ふん便検査等を行っていきます。それから、養鶏農場の野鳥等の野生動物の侵入防止対策や消毒状況を年内にもう一度点検をして、再度防疫対策の徹底を図ってまいります。

 5ページ目を御覧ください。豚熱の発生状況でございます。養豚場において、今年度4月以降7県で12例が発生しております。これらはいずれも野生イノシシで感染が確認されている県での発生です。野生イノシシの感染は、現在25都府県で感染が確認されております。

 本県の対応状況ですが、4月5日から県内の養豚場の豚に一斉ワクチン接種と、その後生まれてくる子豚等に追加の接種を行っております。接種体制強化として、県の職員獣医師に加えて、民間獣医師によるワクチン接種を開始しております。農場の野生イノシシ等の侵入防止対策の徹底や消毒、長靴や衣服の交換等の指導を家畜保健衛生所が行っております。

 野生イノシシ対策として、イノシシの捕獲強化と兵庫県境付近のモニタリングの強化を行っております。今年10月から12月にかけて、県東部に豚熱の経口ワクチン、イノシシへの経口ワクチンの散布を行っております。狩猟者、登山者等への衛生対策について、チラシやホームページを通じて注意喚起を行っております。近県の中国地方5県、それから岡山、兵庫県との鳥獣被害対策会議等で、情報共有とイノシシの捕獲等に関する強化の対策を行って、連携を取っております。今後の予定でございますけれども、引き続き家畜保健衛生所が、養豚場への野生動物の侵入防止対策と、豚のワクチンの抗体保有状況を分析して、適切な抗体価が得られるように豚熱のワクチン接種を行って発生防止に努めてまいります。

 

◎松田委員長

 続いて、企業局の報告に移ります。

 報告3、竹内工業団地1、2号地の分譲について、寺崎経営企画課長の説明を求めます。

 

●寺崎経営企画課長

 企業局資料の2ページをお願いします。竹内工業団地1号地、2号地の分譲につきまして、今年9月の竹内工業団地誘致推進会議において、新たな方針の合意を基に地積測量等を行い、その後、今月初めより公募による分譲を開始しましたので、その旨御報告をさせていただきます。

 これまでの分譲区画は2区画としておりましたけれども、5区画に分割し、その規模、面積、分譲価格や配置につきましては表中記載のとおり。配置図についても2番の図面でお示ししているところでございます。

 続きまして、3、主な分譲条件についてです。1-1号地につきましては、商業系施設への分譲を優先することとし、1-2号地から2-3号地、4区画を1-1号地に先行して分譲することとしております。

 また、(6)分譲先につきましては、推進会議による審査の上、決定することとしております。

 

◎松田委員長

 報告は以上でございます。

 ただいまの説明について質疑等ございませんでしょうか。いいですか。(「なし」と呼ぶ者あり)

 それでは、ないようでございますので、閉会中の審査事項についてお諮りします。

 本委員会所管に係る商工業及び農林水産業の振興対策、その他の主要事業については、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨、議長に申し出ることに御異議はございませんでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議がないようでございますので、その旨、議長に申し出ておきます。

 次に、その他でございますが、農林水産部及び企業局に関して、執行部、委員の方で何かございませんでしょうか。

 

●細本水産課長

 皆様にお配りしております、このチラシを御覧いただければと思います。現在、境市場では、高度衛生管理型市場への転換に向けて工事を進めているところですが、来年6月末に完成いたします2号上屋の2階には、国内外の来場者が安全に楽しく市場を見学できるよう、2階から競り場の様子が見渡せる吹き抜けの回廊を設けたほか、展示ホールや展望デッキ、季節の魚が楽しめる活魚水槽やお魚学習室、調理実習室など食育体験型観光にも利用できる楽しめる施設として、来年8月のオープンに向けて現在、準備を進めているところでございます。

 皆さんに愛され親しまれる展示スペースを目指して、展示スペースの愛称募集を12月1日から開始したところです。応募の締切りは1月31日としておりまして、現在、境港市内の小・中学校や総合技術高校、ほか関係機関、企業などにポスター、チラシを配布しまして、また、全国の応募懸賞を集めてウェブや雑誌で紹介します公募専門誌にも掲載しまして、情報発信しているところです。既に14日時点で53点の応募をいただいております。

 この名称の選定は、選定委員会で絞り込み、人気投票を行いまして、最終的に境港漁港市場活性化協議会で決定する流れで決めていくこととしております。このような取組を通じて、境港市の高度衛生管理型市場整備、展示スペースの取組について広くPRしてまいります。

 

◎松田委員長

 そのほかございませんでしょうか。

 

●池内森林・林業振興局長

 それでは、追加で資料をお配りしておりますが、鳥取県森林クラウドシステムへのサイバー攻撃について御報告申し上げます。

 森林・林業振興局林政企画課所管の鳥取県森林クラウドにつきまして、サイバー攻撃を受けた関係でシステム内に格納しております電子ファイルが暗号化され、今現在システムを停止しているという状況です。鳥取県森林クラウドシステムは県や市町村、県内林業事業体が林業情報を共有するため、平成30年度から運用しているものでございます。

 保守管理につきましては、パシフィックコンサルタンツ株式会社へ委託しております。

被害状況です。外部事業者が管理しておりますサーバーにサイバー攻撃があり、格納されておりました森林簿や森林計画の電子ファイル約4万件が破損しております。詳細な被害状況につきましては調査中ですが、森林所有者のお名前など個人情報の外部流出は現在のところ確認されてはおりません。また、破損したファイルですが、原本ファイルは別に保管しておりますので、復旧は可能なことを確認しております。

 現在の対応状況ですが、15日付で被害拡大防止のため、システムの運用を全面停止しております。また、被害確認後、速やかに委託先で内部調査を進めておりまして、16日、昨日からパシフィックコンサルタンツさんが、外部の専門業者に依頼しまして詳細な調査を開始したところです。復旧のための金銭要求などの文書が確認されておりますが、県や受託先ともに対応することはしないとしております。

 調査中の段階ではございますが、今回の被害発生を速やかに公開することで、県内事業者の皆様へのセキュリティーに対する注意喚起につながることから議会へ報告させていただくもので、調査結果及び復旧につきましては後日改めて報告させていただきます。

 

◎松田委員長

 そのほかございませんでしょうか。

 では、意見等々尽きたようでございますので、農林水産部、企業局につきましては、以上で終わりたいと思います。

 委員の皆様に御連絡いたします。次回の常任委員会は年明けまして1月21日金曜日午前10時から開催の予定になりますので、よろしくお願いします。

 それでは、以上をもちまして農林水産商工委員会を閉会いたします。

 

午前1023分 閉会

 



 

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000