会議の概要
午後2時50分 開会
◎常田委員長
ただいまから総務教育常任委員会を開会いたします。
本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
なお、今回は、総務部のみ出席とし、その他部局については、議案等がないため省略いたします。
初めに、会議録署名委員を指名いたします。
本日の会議録署名委員は、西川委員と福浜委員にお願いいたします。
それでは、総務部に係る付議案の予備調査を行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いいたします。
質疑につきましては、説明終了後、一括して行っていただきます。
それでは、初めに、松田総務部長に総括説明を求めます。
●松田総務部長
2ページ目、議案第18号、令和4年度鳥取県一般会計補正予算(第5号)として提案をさせていただいたものでございます。
内容といたしましては、3ページ目、補正額が14億6,090万円でございます。これは、コロナ、そして物価高、円安等の状況の中で、この政府の予備費による追加対策を踏まえて、本県として迅速に追加事業を行うために、追加で提案をさせていただいたものでございます。よろしくお願いいたします。
詳細については、財政課長から説明させていただきます。
◎常田委員長
続いて、前田財政課長の説明を求めます。
●前田財政課長
3ページでございます。今回の追加提案に係る財源でございますが、14億6,000万円余、これは、全て国庫支出金でございまして、さらにその全額が地方創生臨時交付金でございます。このたび、政府におきまして、予備費による追加の対策が決定をされ、合計6,000億円の財源がこのたび地方に配分されるということになりました。それに伴いまして、本県として新たに活用可能な財源がこの14億6,000万円余であることが判明をしたということでございまして、この財源を直ちに県民の皆様にお届けしたいということで、追加で事業を構築したということでございます。
若干、その配分の詳細を申し上げますと、今回、国のほうから正式に額が示されたのが34.4億円でございます。我々は、9月補正予算を組む段階で、ある程度推計をするわけですが、その段階では、予備費云々ということは政府から示されておりませんので、地方創生臨時交付金が、その時点では2,000億円が留保されているということが分かっておりました。この額を早晩、地方に交付するというアナウンスでございましたので、当時は、2,000億円に該当するだろうということで、鳥取県には大体20億円来るということを見込んで、実は9月補正の先議分であるとか、それから当初分を、それで充当していたわけです。蓋を開けまして、今回、予備費でその留保していた2,000億円と、それから、予備費で4,000億円追加をされ、合計6,000億円が今回正式に地方に配分、正式に34.4億円、鳥取に配分ということが判明したものです。9月補正の当初提案の財源で約20億円充当しておりますので、差引きこの14.6億円が残るということで、その全額を今回追加でお願いをしたと、そういう経緯でございます。
3ページの下のほうは、その歳出の費目でございますので、1枚おめくりをいただきますと、4ページ、5ページにさらにその詳細を添付しております。特に5ページに具体の事業名を明記しておりますので、御覧いただきたいと思いますが、特にポイントは、今回、一番上のほうで、医療機関とか社会福祉施設等の物価対策、これを8億円お願いしております。特にこれは今回、政府から臨時交付金の推奨メニューとして初めて示されましたので、このタイミングで予算化をさせていただいたものでございます。
最後、6ページに給与の明細ということで、比較のところを見ていただきますと、その他の特別職8名でございます。これにつきましては、今回、農林で新たな補助金をつくっておりますので、その補助金の審査員に係る報酬でございます。
◎常田委員長
ただいままでの説明について、質疑等ありませんか。
○興治委員
すみません、今の課長の説明の中で、ちょっと聞き取りにくかったのですが、政府の示した額が34.4億円で、そのうち20億円については、何か当初でと言われたのですけれども、9月補正ですね。
●前田財政課長
9月補正予算の当初提案分ということでございます。
○興治委員
はい、分かりました。
○西川委員
関連で、今回、医療関係に多くの予算が割かれていて、すごい対応をありがたいというお話があったのですが、実はちょっと心配事がある。このコロナの対策がある程度終わったときに、今度は撤去費用というのが相当出てくるのだろうと。部屋を変えたり、いろんなコロナ対策で増加したのを普通の病棟に返したりするのに、これはどうなるのかという心配があった。ちょっとお聞きしたので、そこら辺も今後の検討にちょっと入れておいていただきたい、これは要望で、お願いしたいと思います。
●前田財政課長
多分、これはもう全国的にそういう問題を抱えてらっしゃると思いますので、しっかり所管部局にも伝え、財政課としても共有をして、今後の対応に当たりたいと思います。
○福浜委員
今回の中身についても文句はないのですが、この5ページの上から2ポツ目の孤独・孤立に関する相談窓口設置事業というのは、今回の円安とかいろんな経済的不安とか、離職とかという方々の相談窓口になると思う。それがなくても、もっと気軽に相談ができる場所がないかという、結構そういう声を聞くのです。国の予算がなくなれば、結局、これはもう消滅しちゃうという次元だと思うのです。新年度に向けても、コロナが仮に終わったとしても、そういうものというのはほかにはないのかあるのかというところ、ないのであれば、何らかの形で。今言う話でもないのかもしれませんが、どんな感じでしょう。これ、提案されているわけですから。今は当然必要だと思いますし、充当していただいてありがたいのですが。
●前田財政課長
ちょうどこの9月議会のタイミングでしたが、特に委員もさっきおっしゃったように、円安とか物価高で、実はこういう方々が特にダメージを受けてらっしゃると。そういうことがあったものですから、急遽、関係団体の方々に集まっていただいて、プラットフォームと言っていますが、知事も含めたところの会議を急遽やったところ、ぜひ、緊急であるがこういう窓口が欲しいと御提案があったものですから、この追加補正のタイミングでまずはさせていただいたということです。
委員おっしゃるように、こういう窓口というのは恒久的に我々も必要だと思っています今回まだ入り口ですので、今後、恒久的にどうやっていくかというのは、当初予算のタイミングでぜひお示しをしたいと思いますし、ぜひお諮りをいただきたいと思っています。
○福浜委員
いや、そういうお考えを聞いて安心した。各企業とか事業所の中でそういう相談を受ける方というのは当然いるのですが、なかなか自分の思いというものを会社内の人間には打ち明けたくないという人も結構いて、言葉は悪いのですが、はけ口的にちゃんと話を聞いてもらったら、もう1回頑張ろうかというように思う方も中にはいらっしゃる。つまり離職防止というところにも絡んでくるのですが、なかなか労働になると、今度、国の関係になってくるので、県の立ち位置というのは難しいとは思うのです。ぜひこういうところで、例えばカウンセラーとかが、多分、相談にも対応していただけると思うのですが、そういう方々の人材を有効活用するという意味でも、ぜひ、県立ハローワークがいいのかどうかちょっと分かりませんけれども、恒久的なところもまた含めてお考えいただければと思います。
●松田総務部長
御指摘は確かにそのとおりと思いますので、よく所管部局とも話をしながら進めていきたいと思います。
◎常田委員長
よろしいですね。
そのほか、ございますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、次に、その他ですが、総務部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
意見がないようですので、以上をもちまして総務教育常任委員会を閉会いたします。
午後3時00分 閉会
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