令和4年度農林水産商工常任委員会議事録

令和4年6月17日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
松田  正
西村 弥子
山川 智帆
浜田 妙子
斉木 正一
福田 俊史
中島 規夫
由田  隆
山口 雅志
欠席者
(なし)


説明のため出席した者
  西尾農林水産部長、池田商工労働部長 ほか各局次長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
  西村課長補佐  井田課長補佐  福永主事

 

 

1 開会   午前10時00分

2 休憩   午前10時07分 / 午前10時55分 / 午前11時07分

3 再開   午前10時09分 / 午前11時00分 / 午前11時08分

4 閉会   午前11時14分

5 司会    松田委員長

6 会議録署名委員     山口委員  浜田(妙)委員

7 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり


 

会議の概要

午前10時00分 開会

◎松田委員長
 ただいまより農林水産商工常任委員会を開会いたします。
 本日の日程はお手元のとおりでありますので、この順序に沿って議事を進めさせていただきます。
 なお、今回の常任委員会は、執行部の入替えを行うこととし、最初に付託議案及び請願・陳情の審査を行い、執行部の入替えの後、報告事項について、農林水産部、次に労働委員会の順に行うものといたします。
 また、企業局については、議案等がないため出席を求めないこととしておりますので御承知ください。
 それでは、初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 会議録署名委員は、浜田委員と山口委員にお願いします。よろしくお願いします。
 それでは、ただいまより本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 付託議案は、日程に記載の1議案であります。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切替えをお願いします。
 それでは、質疑のある方は挙手をお願いします。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。(「なし」と呼ぶ者あり)
 討論ないようですので、これより採決に入ります。
 それでは、本委員会に付託されました議案第2号について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託されました議案第2号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 続いて、請願・陳情の審査を行います。
 今回は、新規分の陳情1件の審査を行います。
 それでは、陳情4年農林水産第13号、国の「水田活用直接支払交付金」の見直しの白紙撤回を求める陳情について審査を行います。
 御意見を伺いたいと思いますので、御意見のある方は挙手をお願いします。

○浜田(妙)委員
 採択を主張させていただきます。現状、そしてこの陳情の趣旨は、全ての皆さんが共有している問題ではないかと思います。今議会でも複数の議員の皆さんがこの農業問題について取り上げていらっしゃいます。県もそれをしっかりと認識した上で、国へ何度も要望を出しておられますが、県だけでは限界があり、国がどう動いてくれるかが問題になっていると思います。現場の皆さんの苦しみなども理解した上で、そうした姿勢を後押しするためにも、これを加速して救いの手を差し伸べねばならないと思っておりますので、県と同様に議会の対応も必要になってくると思います。その姿勢を示す意味でも採択をお願いしたいと思います。

◎松田委員長
 採択ですね。そのほかございますか。

○福田委員
 私どもは、趣旨採択がよろしいかと思います。理由は、今回の交付金は、主食用米国内需要の長期的な減少傾向を踏まえ、主食用米から大豆、麦、飼料用米等への転作を進め、食料自給率の向上に資する制度であるということ、そして、今回の見直しは、制度、趣旨、現場の実態を反映したものであるが、国際的な穀物価格の上昇の最中で食料自給率の向上が喫緊の課題であることなどを踏まえて制度内容を検討すべきであること。また、見直し内容について、現場からの反響が大きいことから、現在、国において、課題の検証、今後の対策について検討を行っており、その動向を注視する必要があること。したがって、趣旨採択がよろしいかと思います。

◎松田委員長
 趣旨採択ということですね。そのほかございませんか。

○山川委員
 研究留保を主張します。畑と水田で、やはり土壌の構造だったり排水対策が全く違いますし、水田を手間暇かけて畑にして排水対策をやったのに、今度は畑を水田に戻してというのは現実的に難しいと思います。国も今、検証段階に入っていますので、この検証を待った上で判断すべきと考え、研究留保を主張します。

◎松田委員長
 研究留保です。そのほかございませんか。
 それでは、意見が出尽くしたようです。これより採決に入りたいと思いますが、確認いたしますと、御意見は、研究留保、採択、趣旨採択の3つです。研究留保という声がありましたが、まず初めに、研究留保をするか否かの採決を行います。
 なお、採決の結果、研究留保が少数である場合は、改めて採択、趣旨採択、不採択の採決を行うこととなりますが、この採決には、当初に研究留保と意見を出された方も、もう一度態度を表明していただきますので御承知ください。よろしくお願いします。
 それでは、研究留保とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 研究留保は少数でありましたので、次に、採択、趣旨採択のいずれかを決定したいと思います。
 それでは、まず、採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成少数であります。
 次に、趣旨採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数であります。したがいまして、陳情4年農林水産第13号については、趣旨採択と決定いたしました。
 以上で付託議案の審査は終了いたしました。
 なお、委員長報告の作成、内容については、委員長に御一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 次に、報告事項に移りますが、商工労働部は報告事項がございませんので、先に、その他について伺います。
 商工労働部に関して、執行部、委員の方で何かございませんでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、以上で終わります。
 執行部の職員の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は10時10分。

午前10時07分 休憩
午前10時09分 再開

◎松田委員長
 それでは再開いたします。
 初めに、農林水産部について、報告事項を行っていただきたいと思います。
 執行部の皆様におかれては、説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いいたします。
 なお、質疑については、説明終了後に一括して行っていただきます。
 報告が農林水産部は3件です。
 報告1、第55回全農乾椎茸品評会の結果について、佐々木農林水産部参事の説明を求めます。

●佐々木農林水産部参事
 それでは、資料2ページをお願いします。第55回全農乾椎茸品評会の結果について御報告いたします。
 今月2日、埼玉県久喜市にあります全農乾椎茸事業所におきまして、このたびで55回となる全農乾椎茸品評会が開催されました。新型コロナウイルスの影響で、昨年と同様、例年実施されていた展示とか表彰は行われずに、審査会だけが行われました。全国からは637点の出品があり、そのうち本県からは27点の出品がありました。
 その結果です。個人表彰として、本県で5点が入賞され、そのうちの1点、大葉厚肉という規格部門で、鳥取市の森栄伸さんが栄えある農林水産大臣賞を受賞されました。森さんは通算10回目の農林水産大臣賞の受賞となります。全農の表彰内規によって、名人の称号が与えられることになっています。全国でこの名人には、現在、岩手でお二人、静岡でお一人、合計3名いらっしゃいます。森さんは全国で4人目、西日本で初の原木乾椎茸づくり名人になられました。
 また、団体賞ですが、残念ながら、本県は、このたび優勝、準優勝を逃すことになってしまいました。
 続いて、参考になりますが、本県における第64回鳥取県しいたけ品評会の概要について御報告いたします。
 これは、全農品評会に先駆けて、去る5月18日に鳥取市五反田のしいたけ共選所で審査会が開催されたものです。コロナ禍の中でしたが29点の出品があって、林野庁長官賞を筆頭に、13点が入賞されています。
 最後に、本県での今シーズンの生産状況です。2月まで寒さが続き、例年より2週間後れの3月中旬から収穫が始まり、発生が短期集中したことで、収穫量が昨年より厳しいものになったとお聞きしています。引き続き、来シーズンに向けて、県として現場での生産指導や生産環境整備への支援に努めてまいりたいと思います。

◎松田委員長
 続いて、報告2、鳥取県藻場造成アクションプログラム3.の策定について、細本水産振興課長の説明を求めます。

●細本水産振興課長
 3ページをお願いします。鳥取県藻場造成アクションプログラム3.の策定について御報告いたします。
 藻場造成アクションプログラムは、本県が豊かな漁場環境を維持して漁業生産の持続的な拡大を図り、藻場の大切さや役割をより多くの方に理解していただくことを目的に策定しております。
 実は、平成16年に鳥取県藻場造成アクションプログラムを策定し、平成27年にプログラム2.へ改定しております。今回は、このプログラム2.を見直して、令和4年度から8年度の5年間の藻場の維持・造成に向けた具体的な行動指針であるプログラム3.を策定したところです。
 このアクションプログラム3.の概要について御説明します。1の(1)藻場の現状です。藻場の分布状況ですが、この調査は、プログラム1.から同じステーションで分布の変化を見ております。17地点の調査で、6地点で増加、4地点で減少が確認されました。しかし、潜水調査やアンケート調査、聞き取り調査でムラサキウニの食害が県内の各地で確認され、高密度に分布する場所では、局所的な範囲で磯焼けに近い状況も確認されています。
 次に、アクションプログラム2.での漁業者、県の取組と効果について御説明します。漁業者は、アクションプログラム2.の期間にアラメの種苗の移植やウニの駆除などの活動を実施してきました。種苗の移植では一定の効果が得られたものの、ウニの駆除においては作業量が確保できず、十分な駆除効果が得られなかったということです。
 アラメの種苗の移植について、各地区の取組成果を表に示していますが、全ての地区でウニ類を駆除しながらアラメを移植しています。移植した結果、多くの場所でアラメの広がりが確認されていますが、ウニの食害でアラメ種苗が消失したところ、また、魚の食害で消失した地区も確認されています。
 次のページをお願いします。調査研究では、ホンダワラ類などの海藻の群落内にアラメを種苗移植すれば、植生魚類による被害が抑えられることが分かりました。また、アラメ種苗の移植に使用するプレートですが、これまでのコンクリート製のプレートよりも安価で作業性の高い木毛セメントを素材とした小型の増殖プレートを開発いたしました。これは写真にありますプレートですが、既にアラメ移植プレートとして現場で使われています。
 また、ウニ類の駆除体制の確立や温暖化対策としての深場漁場の藻場造成手法の開発、藻場造成活動の効果の把握といった今後の課題を次のアクションプログラム3.の活動につなげてまいります。
 アクションプログラム3.では、重点目標を県全域にわたるウニ類の駆除体制の構築と強化に取り組んでまいります。藻場造成活動では、漁業者がウニの駆除やアラメ種苗の移植の実施主体となりますが、県や市町村、栽培漁業センター、栽培漁業協会もそれぞれ役割分担を決めて取り組んでまいります。
 調査研究では、ウニの駆除効果の把握や深場に生息するクロメやツルアラメの造成手法の検討、人工衛星画像や潜水調査、空中ドローンを活用した藻場分布面積の把握を行ってまいりました。なお、これらの実施に当たっては各活動組織が行動計画を作成して、PDCAサイクルによる検証・評価を行い、計画や取組状況などの情報共有を図る場も設けていきます。
 最後に、アクションプログラム3.策定に当たっては、昨年から漁業者や学識経験者などから意見をお聞きしました。皆様にお配りしておりますのがその資料です。

◎松田委員長
 では、報告3、大阪駅での「星空舞」「鳥取すいか」PRについて、山本食のみやこ推進課長に説明を求めます。

●山本食のみやこ推進課長
 それでは、5ページをお願いいたします。大阪駅での星空舞、鳥取すいかPRについてです。JA全農とっとりと連携して、大阪駅で星空舞と鳥取すいかのPRを目的としたイベント、広告で情報発信を行うものです。
 まず初めに、大阪駅での星空舞と鳥取すいかのPRですが、鳥取のお米とスイカ、鳥取の旬を取りましょうというようなことで、大阪駅の構内の旅立ちの広場において、明日6月18日に11時半から3時までイベントを行います。実際に鳥取県の星空舞やスイカをイベントスペース内に置くモニュメントでアピールをしたり、また、SNS等で写真投稿キャンペーンということで、そういった方にはプレゼントを贈呈するというような取組をいたします。
 また、関連イベントとして、大阪駅に併設されているルクア大阪の地下の阪急オアシスキッチン&マーケットで星空舞等と鳥取すいかのイベント販売も実施する予定です。
 また、これに合わせて、県は星空舞の認知度向上を目的として、もう既に始まっておりますが、6月13日から26日までの2週間、大阪駅の中央コンコースの北側にある大阪駅セントラルサウンドビジョンを借りて、県内の小売店で放映しているものと同じ星空舞の知事出演PR動画を15秒に編集したものを放映して、関西での星空舞の周知を図ってまいります。こちらは朝6時から夜の12時まで、3分に一度繰り返し動画が流れるというものです。

◎松田委員長
 報告事項は以上です。ただいまの説明について、質疑等はございませんでしょうか。

○斉木委員
 シイタケ、食べておいしいのかやっておりますが、全く分からないわけです。この写真を見る限りは、鳥取茸王の種類の分でしょうか。
 それと、この方は本当に大したものだなと思います。私も原木シイタケは何回か作りましたが、やはりナメクジが食ったり何したりで、その対応が素人なものですからうまくいかない。本当にこれだけのものを作ることは簡単ではないと思いますので、こういう名人になられた方には、大変でしょうが、ぜひ大いにいろんな場面に行ってもらって、一言言ってもらうだけで物すごくその生産者には励みになるし、コツが分かるので、その技をぜひほかの人にも広げていただきたいと思うのですけれども、どうですか。

●佐々木農林水産部参事
 御意見ありがとうございます。斉木委員の言われたところですが、森さんの部分については、菌興115という菌で、大きくなったものが鳥取茸王です。
 それと、言われた森さんの技術の伝承等につきましては、県は平成17年から新規生産ということで新しい生産者を養成しております。その中でも、現地視察の視察先として、森さんの現場も見させていただいて、新しい方にその辺のノウハウなどもお伝えするということをしております。

○斉木委員
 シイタケを業として作っておられる県内の皆さん方には、ぜひ広くあの技を取っていただいて、収入が少しでも上がるように頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

◎松田委員長
 そのほかございませんか。
 では、ないようですので、次に、その他に移ります。
 農林水産部に関して、執行部、委員の方で何かございますか。
 では、まず……。もういいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、最初に、山本食のみやこ推進課長、どうぞ。

●山本食のみやこ推進課長
 お手元に配付しております新型コロナ安心対策認証店特別応援事業の実施期間の延長について報告させていただきます。
 県議会での議論、参加店舗や利用者からの意見を踏まえて、本日9時半から開催されました新型コロナウイルス感染症対策本部経済対策合同会議におきまして、5月9日から実施中の新型コロナ安心対策認証店特別応援事業について、販売・利用期間を7月31日まで延長させていただきたいと思います。
 また、店頭受付分で、各店舗は20万円、エリアは30万円を上限にプレミアム分の追加支援、額面に換算しますと1店舗当たり100万円を、希望店舗・エリアの御希望に応じて上乗せさせていただきたいということです。
 今現在の実施状況は、記載のとおりです。参加店から、6月末の延長というような御希望の声も非常にございましたし、また、こういったことを活用して、エリアでの販売促進に取り組んでいこうというようなお声もいただいているところです。
 予算対応ですが、7月末までの延長に伴い、必要に応じて新型コロナウイルス感染症緊急事態対策調整費を措置させていただきます。

◎松田委員長
 コロナのクーポンでしたね。そのほか。

○山川委員
 鳥取すいかのことです。インターネットニュースで鳥取県出身の「やんごとなき一族」に出られている方が、「鳥取県様ありがとうございます」「やんごとなきの方の彫刻をしたスイカ、すごいおいしくいただけました」とインターネットで上げられたというのがあったのですが、これはとてもいいことだと思うのですね。
 これは、鳥取県がどれぐらいの予算枠で著名な方に贈られたのかなと思いまして、どうでしょうか。

◎松田委員長
 ドラマ?

○西村委員
 ドラマ。

●山本市場開拓局長
 「やんごとなき一族」へのスイカの贈呈は、東京本部で実施をしました。東京本部のフェイスブックでもPRされていたと思いますし、番組の公式のホームページでも案内があったと思います。毎年スイカと梨を東京本部と本庁から鳥取県のゆかりのある方ですとか著名人に贈らせていただいているところです。
 今回は東京本部の予算を使ってやっていたと思いますが、具体的な金額等については、調べて、また別途報告させていただきます。

◎松田委員長
 よろしいですか。

○山川委員
 インターネットニュースで鳥取のスイカが取り上げられるというのは、やはり費用対効果から見て、すごい影響力、効果が大きいと思います。どれぐらいの人数、どれぐらいの層、ドラマを見ている層をターゲットにしているのか、芸能人をターゲットにしているか、スポーツだったり芸能以外の、音楽だったり、様々な鳥取出身の方がおられると思うのですが、それらの効果を踏まえますと、恐らくやはり高いと思います。東京事務所がもし予算が足りないのであれば、予算の増強を求めるだったり、今後話を詰めていただいて、PR活動をされたらなと思いますので、これは要望にしておきます。よろしくお願いします。

◎松田委員長
 よろしいですかね。そのほかございませんでしょうか。

○由田委員
 先日の伊藤議員の一般質問で、僕自身がよく理解ができなかったので、再度聞きたいと思います。伊藤議員が最後、被膜殻の流出防止対策ということで質問されていて、伊藤議員が前段に、知事とのSDGsを念頭に置きながらの持続可能な農業で議論したところでこの部分が出された。僕は伊藤議員の趣旨がよく分からなかったのだけれども、例えば、ここに書いてある内容に瑕疵があるとか、丁寧な説明が要るとかいうことなのか、もう伊藤議員の質問の趣旨と、今回のこのビラがどうなのかなというようなところで、素朴な疑問があったので聞いてみたいと思います。

◎松田委員長
 どうなのでしょうか。

●西尾農林水産部長
 私が議場での答弁も補足でさせてもらいましたので、私からさせていただきます。
 伊藤議員の言われたのは、もっと環境に優しいということを前面に出したチラシにすべきでなかったかという御主張だったと思います。チラシの中身自体は事実に誤認もございませんし、そこを指摘されたわけではないと思います。
 それに対して、私どもがお答えしたのは、例えば、浅水代かきという技術がそこに大きく出ているわけです。前段で、米子市の成実地区で中海の水質汚染防止で行われている浅水代かきを例に取られたので、恐らくそうなのだろうと思いますが、我々は、それはもう一定程度定着した技術で、県下の農家の方も広くそれが環境に優しい農業に貢献する技術だという一定の認知度があるであろうと理解しておりました。なので、その中に環境に優しいとかという文言をあえて入れなくて、むしろ、そこにありますように、作業ポイント的な具体の作業手順のようなものに特化したチラシにしていたところです。もう少しその理念といいますか、そもそもプラスチック殻がなぜ海洋汚染につながっているかという背景みたいなものを入れるべきではなかったかということだと思いますので、そこは改善していきたいというやり取りをさせていただいたということです。

○由田委員
 僕も小規模ながら水田耕作者なのですよ。実際問題、深水で代かきするときに、隣の田んぼや後から流れ出るのはもったいないという視点で、このプラスチック殻の環境汚染というのは、そう意識がなくても、田んぼの外に肥料を流したくないという農業者の思いはありますよね、そういう気持ち、僕でも働きますから。それで、必要以上に深水にしたり、その後、田植のたびに水を引かないと植えにくいから、水を引いて落水して、水路に肥の養分が入ったのを流してしまうのはもったいない、あるいは環境という面でもよくないかもという認識はあります。
 ここに書いてあるのは、もったいないという意識で、どの農業者もみんな知っていることですよ。反当たり1万円近くの高い肥料を水で流したらもったいないから、それは当然のこと。であるとしたら、今、最後に言われた、もともと農家はこういうことをやっているので、時として、そういう深水で代かきしてしまって、余ってしまったから流すというようなことのないように、もったいないことにもなるし、環境にも優しいというか、この肥料分が入った水が水路に流れることによって、下流域あるいは周辺にどういう影響があるか、持続可能な農業という視点をやはり出されるべきだったのかな。つまり、伊藤議員と同じ主張だけれども。
 例えば、そのことによる環境負荷、そういうものを具体的に出してほしいなと思うのですけれども、データはありますか。

●西尾農林水産部長
 斉木委員の地元の成実地区は、法律に基づいて定める中海の水質保全管理計画の中に浅水代かき、側条施肥田植技術だとかというものが明記されて、負荷軽減を図っていきましょうということで、多面的組織の取組としてやっていらっしゃいます。交付金の活動対象にもなるのですね。令和3年に西部の生活環境局で、具体にやった場合とやらない場合の河川への流出の状況というのは、たしか取りまとめてあったと思いますので、そのデータを提供させていただけるかなと思います。
 また、議場では申し上げましたけれども、湖山池ですとか東郷湖ですとか、県下の主要な湖沼はそれぞれに、中海と同じように、水質保全管理計画、法律に基づくもの、基づかないものはありますが、定めております。その全てに同じように同等の負荷軽減技術として紹介はされ、周辺の農家に営農指導もされている背景がありますので、そういう意味では、先ほども申し上げましたが、環境負荷軽減に資する技術ということは、一定の定着を見ていると思っているということです。

○由田委員
 よく分かりました。ただ、例えば私の住んでいるところで言うと、久米の農協が年に1回、こういう部分で営農指導をされます。ただ、僕は一度も出たことはないのだけれどもそういうときに参加者がどれだけ――代かきはふだんやっていることで、何の意識もなしにやりますよ。ただ、落水のときに注意を要する環境負荷、水質に負荷を与える、汚濁につながるというような具体的なデータあるいは資料を基に、農業従事者あるいはそういう組合にしっかり指導していただいたほうがいいと思う。
 聞くけれども、このビラはどういうところで配布されたのですか。

●西尾農林水産部長
 御指摘はおっしゃるとおりだと思います。先ほども言いましたように、湖沼周辺の農家の方には重点的に指導した経過もございますので、そういう意味で一定の認知度はあるのだろうということです。では、それは県下全域、例えば中山間の湖沼を抱えていらっしゃらない農家の方にまで浸透しているかというと、多少クエスチョンになるのかなと。ただ、幅広い技術として知られているところにはなるのかなと思います。
 なので、被覆肥料のプラスチック殻が海洋汚染につながるという新しく出てきた気づきですので、そこはPRすべきだったのだろうなと思いますし、していこうかなと思っております。
 ちなみに、そのチラシは、実は、県の農業再生協議会が出した資料をJA鳥取中央で編集をされて作られたものです。(「農協もかんでいる」と呼ぶ者あり)はい。JA鳥取中央農協さんは、それを、農協の広報誌の折り込みとして入れておられます。たしかそのとき裏面に別の稲作情報をつけて、稲作特報号の号外資料のような形で入れていらっしゃったと思います。ですので、それは組合員さんに全戸配布がされています。組合員であれば行っているのではないかと思います。
 それと、各3農協さんとも稲作暦を毎年、新年度に発行されます。当然監修には私どもの農業改良普及所が関わったりしますが、そこに新しくそのものを入れていただいています。チラシそのままではございませんが、情報として織り込ませていただいて、かつ現場での指導にも生かしていただいているというところです。

○由田委員
 何かやぶをつついてしまったような気がするけれども、僕も見ていなかった。僕のところにもあったのでしょうね。大事な視点だと思います。
 今、翻って考えたときに、伊藤議員が「なるみ」という言葉を議場で言われましてね……(発言する者あり)いや、伊藤議員も……(「伊藤さんが言われた」と呼ぶ者あり)赤碕に成美地区というのがあるので、私はそこをイメージしていたのですよ。伊藤議員の……(「米子」と呼ぶ者あり)だから、赤碕にもあるので、それをイメージして、あそこでこういう深刻な問題があるのかなという思いをまず持ったということもあって、この質問になったのです。
 おっしゃるとおりで、日々農家は高額な肥料を散布しておるわけで、もったいないので、流出させることは厳に慎むような作業をしています。それでもこういう被害があるとしたら、僕は、頑張っておるけれどもこういう被害があるよというのを、基礎データというか、そういうものを持って、周知徹底、普及されたほうがいいのかなという思いで質問させていただきました。要望としてお取り扱いいただきたいと思います。

○斉木委員
 環境に優しいということで、うちの地元の話をしていただきましてありがとうございました。
 それで、今、部長が答えましたように、伊藤さんが使った資料は、全農家に今、海がプラスチックで汚れるという環境破壊があるので、ぜひ深水でやらないように、浅水でなるべく河川に流れないように注意してくださいよと。河川に出ると富栄養化になって、もちろん河川の中も汚れますし、それから、我々が一番問題にしているのは中海の浄化の問題です。御存じのように、本当は深水が代かきするのには楽なのですよ。だけれども中海浄化のために、私のこの成実地区では浅水で、環境に優しいように協力しましょうと、それぞれ地区の方がのぼりまで立ててやっておられます。さらに、今回の質問はそのコーティングの肥料のことでして、聞くところによると、1回振るだけで3回分の効果があると。いろんな肥料が中に入っていて、本当は2回も3回も振らなければいけないのだけれども、1回で済むというようなこともあるようです。ですから、私は使ったことはないですが、非常に便利な肥料なのだそうです。それはただ、今の環境問題で、プラスチックで被膜しているから溶けてきて、ずっとなくなってきて、プラスチックは溶けないから海に出てしまう、注意しましょうやというお話だろうと思うのですよね。実際、注意しなければいけません。
 そういうことで、我々の地域は、皆さん大変な努力して、代かきも水が少ないから丁寧にやらなければいけないので、本当に苦労はしておられますが、中海の浄化という大きな目的があるから皆さん努力しておられるということなのです。その辺にたまたまこのプラスチックの話が入ったということなのですよね。

○由田委員
 それは、一般的には一発肥というやつですね。(「そうです」と呼ぶ者あり)僕はもうそれを十数年使っていますが、ですから1回の追肥で収穫を得ている。では、いいです。

○福田委員
 いいですか。では、私も最後に。
 この間一般質問させていただいた中身なのですが、部長、このたびの参議院選挙の関係で、国会議員も一緒に、我々も八頭郡をずっと回っているのですけれども、やはり米価下落がかなり影響を受けていると、今回現場現場で聞きました。これはJAの方なども含めて言われます。この間の知事の答弁では、最終的に私が受けた印象は、やはり自己設計をしっかりしてくれということだと承りました。それはもちろん国会議員に我々も働きかけておりますが、今県でできる、県版のお米対策みたいな、何らかのこと、これから新たなことというのはやはり難しいのでしょうか。
 それと同時に、この間申し上げて、知事にも一定の理解を得たと思うのですが、カレーライスを使った米の消費拡大みたいなことを新潟県は一生懸命やられています。今これだけ米の値段が上がって、今こそパンから逆に、米にブランドチェンジをしてもらうような、いいタイミングだとは思っているのですが、県がやはり、何らかの消費拡大キャンペーンみたいなものを全県的に県民運動としてやっていく、今後何か具体的なアクションをするようなことは考えられませんでしょうか。

●西尾農林水産部長
 議場でも知事がお答えしましたように、基本的には、米がだぶついているので米価が下がるしかないという、これは需要と供給のバランスの問題です。それを行政が買い支えていくことが、本当に将来的に対策になるかというところまで考えていかないと、その場しのぎの話ではないと思うのですよ。再生協議会でも話はするのですが、やはり産地として、売れる米はちゃんと作っていくのだけれども、それ以外はやはり転換せざるを得ないよねということで、農業団体の方々と議論はした上で作付推進をしています。まずはそこに立つべきなのだろうと思います。ですので、米に直接支援をすることで作付を推進しても、それは需給バランスを整えることにはならない。
 ただ、言えるのは、それを鳥取県だけでやって改善できるかという話で、そこは国に考えていただきたい、国にお願いしなければならないところかなと思います。今まで米を作っておられた方々が他作物に転換すると大きな投資をもたらしますので、これまでも御説明してきたとおり、当然作付を転換する支援は単県でも措置しておりますし、国の事業等も活用して、アドバイスはさせていただいています。
 もう一つは、生産はそうなのですが、出口ですね、より多くの米を国民の方に食べていただくというのは当然していかなければいけないと思っております。消費拡大についても、当初予算で予算もお認めいただいたもので、そこは関係団体、JAと協調してやっているということです。そこは、そのときそのときのトピックスをどう捉えて、カレーを使うか、カレイを使うかはいろいろあるかと思うのですが、やっていかなければいけないと思います。
 民間の実需者のところで燃え上がっていただくのが一番いいかと思うのですが、そこに火をつけていく役割は行政かなと思っておりますので、タイミングを捉えて、カレーであれカレイであれ使ってPRしていくことは、もう不断の努力でやってまいりたいと思っております。

◎松田委員長
 よろしいでしょうかね。それでは……。

○西村委員
 ありがとうございます。2点質問させてください。
 先ほどのマイクロプラスチックの被覆肥料の件です。海洋汚染の影響があるということでそうした注意喚起のチラシを出されたということですが、この被覆肥料以外で環境に影響が少ない肥料を、例えば、県が何か推奨するとか、環境に影響が少ないですよというようなものがあれば教えてほしいというのが1点。
 先ほど食のみやこから御案内のあったチラシですが、コロナの認証店のクーポンの延長の件です。長らくのコロナの影響で、大変な飲食店さんは認証店も取られて、こうしてクーポンなどで支援をしていただいて非常に助かっていると思いますし、必要なことは続けていただきたいと思っております。
 一方で、2点あるのです。先ほどの説明とこの内容を見ると、続けてほしい、延長してほしいという業界からの要望があるので続けますということですが、実際にその検証はどのようにされたのかなというところをもう少し説明していただきたいと思います。飲食店さんを支援するのはいいのですが、それ以外の影響を受けている業種の方々からも多分、また飲食店ばかり続けるのかというようなお声も聞かれてきますので、そこら辺のところをもう少し説明をしていただきたいなというのが1点です。
 そうしたその飲食店以外、観光はこれからまたGoToで県民割というのがありますが、例えばイベントや音響関係の事業者さんとか……(松田委員長「副委員長、農林水産部」と呼ぶ者)そうですか、商工、分かりました。
 では、すみません、先ほど伺ったところで、お答えいただける範囲で御説明をお願いします。

●西尾農林水産部長
 では、前半の肥料関係のことについては私から御説明したいと思います。
 代替資材がないかということですが、ございます。多分、斉木委員とかは御存じだと思うのですけれども、いわゆるIB化成とかCDU化成とかという、その被覆肥料が出る以前に使われていたものはございますが、使い勝手の問題で、今、ほとんどの方がそのプラスチックで被覆された肥料にシフトしていらっしゃるので、今、これを使うな、こちらに戻れとは、なかなか言いづらいところです。
 今、試験場では、戻っていただいてもいいように、今のひとめぼれ、コシヒカリ、星空舞、きぬむすめであったり、そういう米で昔の緩行性肥料と言っていたものをどう使ったら同じように使えるのか再度テストをしております。それで使い勝手の注意点等を再度付記した上でお勧めするという形でないと、簡単には戻っていただけないのかなと思っています。他県でも同様の調査・研究を、それぞれの道府県の試験場で行った上で農家の方に推奨していこうという動きを取っているように聞いております。

●山本食のみやこ推進課長
 クーポン券の延長に関して、飲食店からの要望等があったということで説明があったけれども、その検証はどうかというような御質問でした。
 具体的には、全各店舗に聞き取りはしておりませんが、都度我々には飲食店の方々からいろいろなお問合せをいただいております。その中で、クーポン券の延長というようなお声もいただいていたということです。
 また、今回の県議会の御質問等の中でも、飲食店の支援で、知事も、やはり今、県が実施しているクーポン券を延長していくことも検討という答弁をしました。また、エリアクーポンは、それぞれのエリアの事務局から聞き取り等もして、利用者や実際の事務局から6月末までではなくて延長といったお声があるというようなことで今回諮らせていただいて、7月31日までの延長とさせていただいております。
 それ以外で、例えば市町でも今後、経済対策だとか地域の経済を支えるための施策で、地域クーポンといったことも取り組まれるという新聞報道も出ております。そういったところを併せて県全体で需要喚起を図っていくことができるのではないかなと考えております。

○西村委員
 ありがとうございました。
 最初の肥料の件は、私も実際に自分が農業はしているわけではないのですが、要は消費者の立場で、こうした農薬肥料や農薬関係は大変関心の高いところであると思いますので聞かせていただきました。またいろいろ情報を私も伺って、勉強していきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
 2点目の、先ほどのクーポンの件は、私は分かりました。この後の商工でまたお伺いするようになると思いますが、私自身もやはりずっと飲食店……(「商工はない」と呼ぶ者あり)ない。では、また別の機会に伺いますけれども、飲食店さんを支援してきた立場でもありますが、やはりその他の事業所でも大変影響が大きいところではありますので、そうした問合せなどにはしっかり対応していただいて、必要な支援は続けていただきたいと思います。

◎松田委員長
 それでは、よろしいですね。意見も尽きたようですので、農林水産部については以上で終わりたいと思います。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩します。再開は11時でお願いします。

午前10時55分 休憩
午前11時00分 再開

◎松田委員長
 再開いたします。
 引き続き、労働委員会について報告していただきたいと思います。
 では、報告は1件です。報告4、令和3年度取扱事件等の概要について、太田労働委員会事務局長の説明を求めます。

●太田労働委員会事務局長
 労働委員会が令和3年度に取り扱いました事件の概要について御報告させていただきます。
 まず、大きな1番です。不当労働行為の救済申立て事件は、このたびはございませんでした。
 大きな2番です。労働争議調整事件の取扱状況で、昨年度は1件の調停事件がございました。内容はその下の四角の中に書いていますが、使用者が職員の解雇を決定したことに対し、雇用の維持、再就職の支援、一時金の支給などを調整事項として調停を申請されたというものです。労使それぞれの言い分はございましたが、3月16日に調停委員会を開催して、再就職支援や一時金についての調停案を提示されました。3月25日に労使双方がその調停案を受諾し、この事件は解決となっています。
 続きまして、3ページは個別の労働関係紛争のあっせん事件の状況です。令和3年度は23件の取扱いがございました。その個々の概要は以下の表のとおりで、5ページにその取扱事件の分類等がございます。
 紛争の内容です。ここは内容、案件により重複で集計しておりますが、やはり、紛争の根っこでは、解雇をはじめとする人事案件が多くなっています。
 また、このたび、うちコロナという分類を入れさせていただいております。うちコロナというのは、聞き取りとかをしたときに、コロナが原因ですよとかコロナの影響でこうなっていますよというようなことを、申立人あるいは被申立人の方が言われたものを拾っていますが、今回扱った23件の中では、うちコロナはなしです。
 処理状況ですが、解決に至ったものが11件、打切りとなってしまったものが4件です。この打切りとなってしまったものにつきましては、簡易な手続での労働審判といった紛争解決の制度を御案内したり、助言したりさせていただいたところです。平均的な処理日数は36日、一月ぐらいです。解決率は73%、全国的には50%前後ということですから、鳥取県の解決率は少し高くなっているということです。
 大きな4番です。先ほどは個別紛争のあっせんでしたが、その前段といいますか、労働相談も労働委員会でやっています。こちらの相談内容は、重複集計になりますのでまた多く出ておりますが、386件で、相談ではうちコロナが全体で32件ございます。全数にしてもうちコロナにしても、やはり時間外勤務等をはじめとする労働条件等についての御相談が多かったということです。
 次のページに行っていただきまして、6ページです。実数としては277件の相談があり、多くは助言をしているというところです。
 大きな5番のところで取扱事件の件数の推移を掲げております。例年並み、特に、個別紛争あっせん等につきましても昨年並みというような状況です。

◎松田委員長
 ただいまの説明について、質疑等はございませんでしょうか。
 では、ないようですので……。

○西村委員
 5ページの令和3年度の取扱事件の分類のところで……。失礼しました、4番ですね、相談件数が出ているのですが、これは、相談をした方の、例えば大企業とか中小企業とかという、事業所の事業規模は分かるものですか。

●太田労働委員会事務局長
 相談ですので、御本人がこれこれこういう企業なのだというお話をされれば、それは聞き取りの中で把握することは可能です。というか、基本的には、大企業、中小企業というようなことを必須事項として聞き取ることはしておりません。県内の相談事ですので、ほとんどが中小企業です。

○西村委員
 ありがとうございます。また必要な確認したいことがあれば、個別に相談させてください。

◎松田委員長
 それでは、意見も尽きたようですので、では、これで労働委員会は終わりますね。
 次に、閉会中の調査事項についてお諮りいたします。
 本委員会所管に係る商工業及び農林水産業の振興対策、その他の主要事業については、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨議長に申し出ることに御異議ございませんでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、その旨議長に申し出ておきます。
 次に、その他ですが、執行部、委員の方で何かございませんでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、委員の皆様に御連絡をいたします。次回の常任委員会は、7月21日金曜日、午前10時から開催の予定ですので、よろしくお願いいたします。
 それでは、委員の皆様には御相談がございますので、この場にお残りください。執行部の皆さんは退席いただいて結構です。
 執行部退席のため、暫時休憩いたします。準備ができ次第、始めます。

午前11時07分 休憩
午前11時08分 再開

◎松田委員長
 それでは、県内調査・出前県議会、県外調査についてお話をしたいと思いますが、引き続き録音して、議事録は取っておりますので、挙手の上、発言をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、まず、7月28日木曜日、29日金曜日に実施いたします県内調査・出前県議会についてですが、行程等について調整しましたので、詳細について事務局から説明をお願いします。

●西村議会事務局調査課課長補佐
 先ほど資料を配らせていただきました。県内調査、前回の常任委員会で、大まかな案ということで配らせていただきましたが、今回は細かな行程案を示させていただいております。
 行き先は、湯梨浜にある栽培漁業センター、境港の直売所、高度衛生管理市場、次の日が米子のミヨシ産業、米子といっても南部町にございますが、そこから日南町のにちなんアカデミーというような行程です。大まかには、バスを県庁から出しまして、1日目は西の米子に向かい、米子泊で、2日目に米子から南部町のミヨシ産業に行きまして、それから日南町に行って、また米子に帰ってくる。米子で帰られる方はそこで解散で、バスは県庁まで戻ってきます。そういったような行程で考えております。
 東部から乗られる方は、県庁、鳥取駅からバスを経由しまして栽培漁業センターに。米子、中部の方は、申し訳ございませんが、米子の方は倉吉駅まで列車等で来ていただいて、倉吉駅からジャンボタクシーを手配しまして、それから栽培漁業センターへ移動して合流いただくというようなことを考えております。
 2日目の帰りですが、日南町のアカデミーから米子駅、西部総合事務所に止まりまして、そこで解散の方は解散になりますし、それから倉吉駅、鳥取駅、県庁と戻ってくるということで考えております。
 2ページ目ですが、出前県議会の案ということで示させていただいております。今回のテーマは水産ということで、栽培漁業、養殖漁業の現状と課題、今後の発展についてとなっております。日時は10時20分から正午とありますが、これは出前県議会の時間です。下に内容が書いてあるので、そちらから説明させていただくほうがいいかなと思いますが、実際は、栽培漁業センターは9時半に、施設内の見学を開始して、栽培漁業のいろんな技術がありますので見ていただき、その後、10時20分から出前県議会で、栽培漁業、養殖漁業の関係者と意見交換ができればと考えているところです。
 水産漁業の関係者は、漁協関係は鳥取県漁協、田後漁協、赤碕漁協。厳密な定義で栽培漁業というのは、稚魚とかを海に放流して、海で大きくなったものを収穫するという、一般的な漁師が関係しているので、どちらかというと漁協はその辺りの立場。それから、養殖の関係者ということで弓ヶ浜水産があります。エッググループのコロンブスさんが今、養殖を新規で考えておられるので、そういったところを入れています。あとは鳥取県栽培漁業協会です。そういったようなところと意見交換をしたいなと考えているところでございます。
 出前県議会の内容としましては、まず、簡単に出席者の紹介、その後で県から栽培漁業、養殖というような全体像を説明していただいた後に、それぞれの事業者の皆さんに、自分たちの現状なり課題なりを紹介していただきまして、意見交換というような流れを考えております。
 次に、事務的な話です。最初に行程の説明をさせていただきましたが、皆さんがどこから乗りたいのか、宿泊はどうされたいのかを、今、現時点で構わないので聞かせていただいて、バスとかホテルの手配を大まかに決めていきたいと思います。変更は、できないというわけではないですが、一度御希望を聞かせていただいて、固めていきたいと思っているところでございます。

◎松田委員長
 なので、乗下車場所、宿泊等の調べは出してください。(「はい、分かりました」「今」「今、まだ後でいいのですよね」と呼ぶ者あり)

●西村議会事務局調査課課長補佐
はい、一応24日ということで決めています。

◎松田委員長
 あと、ごめんなさい、キナルなんぶでジェラートが食べられると言ったのですが、午前中は休みだったので駄目でした。
 それでは、次に、県外調査ですが、和牛全共が諸般の事情で委員会で行くのは没になりましたので、一応もう一回アンケートを取らせていただきたいと思います。日程的にどうか分からないですけれども、一応取りたいと思います。これは、6月17日、今日ですね、早急に出してください。今日が回答期限です、よろしくお願いします。
 では、いいですかね。以上をもちまして農林水産商工常任委員会を閉会いたします。

午前11時14分 閉会

 


 

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