会議の概要
午前10時00分 開会
◎川部委員長
それでは、ただいまから地域づくり県土警察常任委員会を開会いたします。
本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
今回の常任委員会は、警察本部、地域づくり推進部、交流人口拡大本部、県土整備部、危機管理局の順で、執行部の入替えを行います。
初めに、会議録署名委員を指名いたします。
本日の会議録署名委員は、内田委員と坂野委員にお願いいたします。
それでは、報告事項に移ります。
初めに、警察本部について行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いいたします。
質疑等については、説明終了後に一括して行います。
それでは、報告1、年末及び年始における特別警戒取締りの実施について、山本生活安全企画課長の説明を求めます。
●山本生活安全企画課長
警察本部資料の2ページをお願いいたします。年末及び年始における特別警戒取締りの実施について御報告いたします。
年末及び年始に発生が予想される各種事件・事故等の発生を抑止するため、地域の犯罪情勢に応じたきめ細やかな警察活動を推進し、県民生活の安全と安心を確保することを目的として、12月1日から来年1月5日までの間、特別警戒取締りを実施します。特別警戒取締りの期間は3期に分けて実施することとしており、第1期の12月1日から12月11日までを広報啓発期間として、各種犯罪の被害防止、交通事故防止のための広報活動を行うこととしております。第2期の12月12日から12月31日までを重点警戒期間として、金融機関、コンビニエンスストア等への立ち寄り警戒の強化や、防犯ボランティア団体などと連携した合同パトロールなどを行うこととしております。第3期は年明け元旦の1月1日から1月5日までを初詣等雑踏警戒期間として、初詣等に伴う雑踏事故防止活動を行うこととしております。
期間中、県下一斉の活動日を2回設定しており、防犯の日の12月10日が土曜日となることから、その前日の12月9日金曜日と年金支給日の12月15日木曜日に、特殊詐欺被害防止や自転車、家屋などへの鍵かけ、万引きの被害防止などを図るため金融機関や大型商業施設などの利用者に対する注意喚起、広報啓発を行う予定としております。
期間中の主な取組としまして、警察署では、特殊詐欺をはじめとする各種犯罪被害防止の広報啓発活動のほか、防犯ボランティア等との出動式や合同パトロールを予定しております。また、繁華街や飲食店街における警戒活動・取締りを強化するとともに、金融機関やコンビニエンスストアなどへの立ち寄りを強化することとしております。
◎川部委員長
ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、次に、その他ですが、警察本部について、執行部、委員の方で何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見がないようですので、警察本部については以上で終わります。
執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。
午前10時03分 休憩
午前10時05分 再開
◎川部委員長
再開いたします。
引き続き、地域づくり推進部について行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いいたします。
質疑等については、説明終了後、一括して行います。
それでは、報告2、第4回万葉の郷とっとりけん全国高校生短歌大会の開催結果について、及び報告3、令和4年度鳥取県文化功労賞知事表彰受賞者の決定について、村上文化振興監兼文化政策課長の説明を求めます。
●村上文化振興監兼文化政策課長
地域づくり推進部の資料2ページを御覧ください。第4回万葉の郷とっとりけん全国高校生短歌大会の開催結果について御報告いたします。
大伴家持、山上憶良の2人の歌人が国守として務めたことから、本県を万葉の郷とっとりけんとして広く周知するとともに、若い世代における短歌文化の振興のため、全国高校生短歌大会を開催いたしました。令和2年度、3年度がコロナ感染予防のためオンラインでの開催となったことから、3年ぶりの対面、全チーム参集の開催となりました。県外10都県11校と県内の5校、16校117チームが応募され、予選を通過した6チームが短歌とパフォーマンスで競いました。
本選の出場チームは4に記載のとおりでございます。6チームのうち2チームが本県の鳥取東高等学校でございました。
本選の大会結果でございます。優勝が東京都立豊多摩高校と立教池袋高校の連合チーム豊立で、鳥取東高校の金木犀が準優勝となりました。また、応募作品から予選及び本選大会の審査員5名が1首ずつ選定いたしました審査員特別賞として、記載の4首が選定されております。昨年に引き続き応募した学校が16校のうち8校ございまして、少しずつ定着しておりますが、先行して全国大会が3つ開催されておりますことから、なかなかそこに食い込むのに苦慮しているところでございます。
審査員の先生方からは、高校生の短歌を高く評価するコメントが寄せられました。
続きまして、3ページをお願いいたします。令和4年度鳥取県文化功労賞知事表彰受賞者の決定についてでございます。
優れた文化芸術活動により、広く文化の振興に功績のあった者の功労をたたえ、もって県民の文化の向上発展に資することを目的として、鳥取県文化功労賞を設けております。
今年度の受賞者を2名決定いたしました。まず、1人目が中尾廣太郎氏で、2人目が岸本章氏でございます。選考理由につきましては、記載のとおりでございます。表彰式は現在調整中でありますが、受賞記念巡回展を県内3地区で記載のとおり開催することとしております。
◎川部委員長
続いて、報告4、第22回全国障害者スポーツ大会鳥取県選手団の結果について、小林スポーツ課長の説明を求めます。
●小林スポーツ課長
資料は4ページでございます。
10月末に栃木県で開催されました第22回全国障害者スポーツ大会の本県選手団の成績でございます。この障害者スポーツ大会は、天候の関係とかコロナもありまして3大会中止になっていたところ、かなり久しぶりの開催となりまして、若い選手を中心に本当に伸び伸びと明るく競技に参加されていた印象が強うございました。
結果としましては、概要1番の(2)獲得メダル数のところに書いてございますが、金8、銀4、銅8、計20個のメダルを獲得されました。鳥取県スポーツ推進計画で掲げておりますメダル獲得率60%という目標に対しまして、71.4%ということで、一定の成績を上げたものと考えております。個別の競技におきましては、陸上競技で県の強化指定選手の川口選手が走り幅跳び、100メートルの2種目で大会新記録で優勝、それから卓球のほうでは日本協会の強化指定選手でもある宮﨑恵菜選手が金メダルということで、いずれも若い皆さんが躍動しております。
以下、メダルの内訳等は3番のところを御覧いただけたらと思います。
◎川部委員長
続いて、報告5、ねんりんピックはばたけ鳥取2024開催2年前記念イベントの実施について、吉野ねんりんピック・関西ワールドマスターズゲームズ推進課長の説明を求めます。
●吉野ねんりんピック・関西ワールドマスターズゲームズ推進課長
資料5ページをお願いいたします。ねんりんピックはばたけ鳥取2024開催2年前記念イベントを実施いたしましたので、御報告いたします。
令和6年10月に本県で開催を予定しておりますねんりんピックでございますが、ちょうど開催の2年前となります10月19日、県庁本庁舎1階ロビーにおきまして記念イベントを開催いたしました。弥生人をモチーフにしました「あおや かみじろう」に大会のPRキャラクターとして応援してもらうということで、資料の下のほうに写真を添付しておりますカウントダウンボードを本庁舎ロビーに設置いたしました。
この記念イベントでは、ねんりんピックでの催しの1つでもあります地域文化伝承館をはじめ、様々な形で参画いただく鳥取県老人クラブ連合会の岡森会長様、それから総合開会式、閉会式、太極拳などの開催会場となっております鳥取市の羽場副市長様に御出席いただきまして、それぞれ大会に向けた意気込みなど、御挨拶を頂戴しました。また、大会種目の1つであります太極拳について、ねんりんピックへの出場経験もある団体の方にお越しいただきまして、演舞を披露していただき、大会にかける思いを語っていただきました。
別添資料として、カラー刷りの大会チラシを添付しております。これからいろいろなバージョンも作ってまいります。裏面にQRコードを掲載しておりまして、SNSも始めました。ねんりんピック開催まで2年を切りましたので、これからはこうしたいろんな媒体を使って広報して、6年の開催に向けまして機運を高めていきたいと考えております。
◎川部委員長
続いて、報告6、第2回中山間地域等サポートチーム会議の開催結果について、及び報告7、令和4年度中山間地域等活性化・移住定住促進協議会の開催結果について、齋藤中山間地域政策課長の説明を求めます。
●齋藤中山間地域政策課長
まず最初に、第2回中山間地域等サポートチーム会議の開催結果について御報告申し上げます。地域課題の解決に向けた地域づくり活動をこれまで以上にきめ細かく総合的に支援していくために、この5月、東部・中部・西部・日野の地区ごとに中山間地域等サポートチームを設置いたしまして、その中間報告をこのたび10月19日、開催いたしました。
4番、主な内容に掲げた支援活動を展開しているところです。ここに掲げましたのは一例ずつで、そのほかにも何地域か並行して支援活動をしているところでございます。例えば東部地区、鳥取市逢坂地区で小学校の合併とかそういう状況もありまして、地域づくりをしていかなければいけない中で、もともと地元のほうでも逢坂むらづくり協議会の活動が盛り上がっているところもあり、いろいろな支援制度を紹介したり、体制整備のための人材確保とか、そういうことについて支援したところでございます。
5番の今後のスケジュールですけれども、今後こうした支援活動を継続いたしまして、年明け2月頃、年度の振り返り及び次年度の取組方針を検討するためのサポートチーム会議を開催する予定としております。
続きまして、資料7ページでございます。令和4年度中山間地域等活性化・移住定住促進協議会の開催結果について御報告申し上げます。
11月11日にオンライン形式で、表記の協議会を開催いたしました。報告・協議事項といたしましては、中山間地域振興施策の取組状況とかまちなか振興についての取組状況、移住定住促進、関係人口の拡大についての県施策の取組状況、それから1年前の協議会の開催時期にまだまとまっていなかった昨年度の山間集落実態調査を改めて報告したというものでございます。それから、過疎地域持続的発展計画の達成状況について報告申し上げたところでございます。
委員からの主な意見のところで、中山間地域振興・まちなか振興に関する意見等と、移住定住の促進、関係人口の拡大に関する意見等と、大きく2つに分けて書いてございます。中山間地域振興・まちなか振興に関する意見といたしましては、1番目のポツ、市町村の職員も現場に出てきて住民に接するなどの活動をすることも必要だという意見。それから3つほど下がったところ、デジタル活用の推進に当たって、デジタルの手前にあるアナログを抜きにしてデジタルの議論はできないのだという意見が改めて述べられたところでございます。高齢者への支援などの課題はアナログであるというのが現実であって、その際、事業者としては聞こえのよい情報よりも、こういうことをしたのだけれども結局できなかったとか、失敗事例のほうが学ぶことが多いので、そういうのを共有したいなというお話もいただきました。
移住定住の促進、関係人口の拡大に関する意見等といたしましては、2つ目のポツで、新規就農者が来てくれたのだけれども、住居探しの際、廃墟に近いものばかりで、空き家の紹介が難しかったのだというお話、住居の確保や暮らしの部分は重要な課題であって、ワンストップで対応できたらいいなという御意見を頂戴したところでございます。
この中山間地域等活性化・移住定住促進協議会の概要は、下のほうに参考として書いてございますけれども、この意見をいただきまして、県といたしましては施策の反映等に生かしていきたいと考えているところでございます。
◎川部委員長
続いて、報告8、とっとり弥生の王国フェスタの開催について、中森文化財局副局長兼とっとり弥生の王国推進課長の説明を求めます。
●中森文化財局副局長兼とっとり弥生の王国推進課長
資料の一番最後のページを御覧ください。とっとり弥生の王国フェスタの開催について御報告させていただきます。
令和4年度のとっとり弥生の王国フェスタをむきばんだ史跡公園及び青谷上寺地遺跡周辺にてそれぞれ実施いたしました。
まず、むきばんだ史跡公園ですが、10月16日日曜日、鳥取県立むきばんだ史跡公園を会場といたしまして、大型熱気球搭乗体験や米子商工会議所青年部によるよなご・マルシェなど、初めて実施したイベント、県内外からの考古系施設による特別古代体験、地元高校生の郷土芸能やダンスをはじめとするステージイベントなどを行いまして、約2,900名と非常に多くの方の御参加をいただきました。
また、つい先日ですが、青谷上寺地遺跡では、来年度の史跡公園開園のプレイベントとしてフェスタを開催いたしました。今年の春先にそっくりさんのイベントを実施した会場でもございます鳥取市青谷町の農林漁業者トレーニングセンターにおきまして、11月13日日曜日、青谷弥生人に会える、弥生時代へタイムトラベルといったテーマを設定しまして、飲食ブースや弥生体験ブースを設けてステージイベントなども開催いたしました。また、自分なりの弥生人コスプレで来場された方には記念品をプレゼントするなど、盛りだくさんの内容に加えて、青谷弥生人のそっくりさん10名にも集合していただき、会場を大いに盛り上げていただきました。
結果、地元を中心に約1,800人の方が、ちょっと天気も不安定ではありましたが、多くの方にお集まりいただき、来年の史跡公園オープンへの足がかりという機運醸成にもなったのではないかなと考えております。
◎川部委員長
ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。
○銀杏委員
6ページのサポートチーム会議の開催結果で、サポート状況ということで4地区について書いてあるのですけれども、これが代表的なものということなのかなと思うのです。こうしたモデル地区というのですかね、どのように広げていこうとされているのかお聞きしたいと思います。
●齋藤中山間地域政策課長
この資料では各チーム1か所ずつしか御紹介しておりませんけれども、並行して数か所ずつ支援しているところでございます。
それで、その支援対象でございますけれども、年度当初にこのサポートチーム会議のキックオフ会議を開きました際に、ある程度目標を明確にする意味もあって、こことこことここというのをピックアップしたところでございます。このサポートチームを県、関係市町村、県民活動活性化センターの連携チームで構成する中で、こういったところに支援を向けてはいいのではないだろうかという話合いで決めていったものでございます。
今後、これでこのまま固定していくのではなくて、新たに相談等があって拡大していくということを考えているところでございまして、今のところは年度当初に固めたそこを継続的に支援していって結果を出すというところに力を入れていきたいと思っております。
○銀杏委員
多分相当な数の集落が本来は対象になるのだろうと思うのですけれども、県ではそんなにたくさんはできないわけですから、こうした活動を進めていくことを市町村なり自治組織のほうに波及させて取り組んでもらうということが大事なのだと思うのです。その辺の連携はよく取れているのですか。
●齋藤中山間地域政策課長
その連携もやはり重要だと思っておりまして、サポートチームの中にも市町村に加わっていただいて展開しているところでございます。そこには注意を払って進めていきたいと考えております。
◎川部委員長
よろしいですか。
ほかにありませんか。
○安田委員
4ページです。全国障害者スポーツ大会の成績なのですけれども、本当にすばらしい成績を残していただいていると思うのですが、これは整備したノバリアであったり、西部、中部のサテライト施設等を利用されてトレーニングを積んでいらっしゃるのかどうか、その辺りを教えてください。
●小林スポーツ課長
全部の選手についてではございませんが、例えばパラ卓球の車椅子、宮﨑選手などは、ノバリアに頻繁に出入りしていただいてトレーニング機器などを使いながら、指導員の指導を受けているという実態がございます。そのような形で中部、西部の利用も少しずつ広げていければなと考えております。
○安田委員
整備して、早速それが結果につながっているというお話だと思います。これからもしっかりと、各施設、こういったトップを目指すようなアスリートにも対応できるように進めていただきたいと思います。
◎川部委員長
ほかにありませんか。
○広谷委員
7ページの中山間地域等活性化・移住定住促進協議会の開催という報告で、コロナの関係で地方回帰という方向で移住希望者もある程度好調という傾向だと思うのです。その中でもこの中山間地域振興の部分の主な意見で、市町村の職員も現場に出てきて住民と接するなどの活動をとあるのですけれども、市町村行政の関わりというのは、この協議会ではどのような関わり方になっているのですか。僕はやはり連携が必要だと思う。移住定住で住居の確保の関係のこともちょっと出ているのだけれども、やはりそういうことに関しては市町村行政がある程度関わってこないといけない部分ではないかなと思う。市町村の関わり方はどうなっているのか、その辺りはどうなのかなと思って。
●齋藤中山間地域政策課長
おっしゃるとおり、市町村との連携が重要だと思って取組を進めているところでございます。中山間地域振興とかの県の取組の前線は各総合事務所等に設置してあります中山間地域等振興チームなのですけれども、そこはやはり市町村と一緒に、例えば直に住民から相談を受けたということがあって、それを役場のほうにもつなぎますよというお断りを入れながら情報共有してみたり、実際に支援に入るときにも、いきなり県が勝手に入っていくのではなく、市町村と一緒になって入っていくということを心がけながらやっています。県の補助金とかもありますけれども、基本的にはその補助金も市町村を経由しているというか協働してやるような補助金だったりしますので、そういった情報共有とか意識のすり合わせをしながら進めているところでございます。
○広谷委員
それでは、市町村の職員というのはこの協議会には関わっていないけれども、そういう連絡はちゃんと密にやっているということですか。
●齋藤中山間地域政策課長
協議会の議論に入っている形にはなっておりませんけれども、協議会の結果自体は共有するようにしております。
○広谷委員
分かりました。
◎川部委員長
ほかにありませんか。
なければちょっと私から1つ、ねんりんピックなのですが、今年も多分開催されていると思うのですけれども、これの結果などの報告はあるのでしょうか。今開催中ですか。
●吉野ねんりんピック・関西ワールドマスターズゲームズ推進課長
今年はかながわ大会になりますけれども、ちょうど先週終了いたしました。選手の派遣に関しましては福祉保健部の長寿社会課がしておりまして、成績のほうはそちらが取りまとめているかと思います。ちょっとこちらのほうで個々の選手の皆さんの成績は承知しておりません。
◎川部委員長
先日もサッカーで出られた人から、2年後に開かれるので、結果についてももう少し知らせてほしいみたいなことがありましたので、ぜひ連携して知らせて、機運を盛り上げていくようにお願いしたいと思います。
●吉野ねんりんピック・関西ワールドマスターズゲームズ推進課長
大会の成績につきましても福祉保健部のほうで昨年も知事報告とかしております。そういった声がございますので、連携してやってまいりたいと思います。
◎川部委員長
きちんと連携をお願いいたします。
ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
次に、その他ですが、地域づくり推進部について、執行部、委員の方で何かありませんか。
●村上文化振興監兼文化政策課長
お手元に第13回とっとり伝統芸能まつりのチラシを配付させていただいております。現時点ではコロナの感染予防に努めまして、12月4日、倉吉未来中心の大ホールで開催することとしております。県内の伝統芸能を一度に見ることのできる機会でございますので、お時間つきましたら、ぜひ御観覧いただければと思います。
◎川部委員長
これについて、何か質疑等はありませんか。
特にないようですので、地域づくり推進部については以上で終わります。
執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。
午前10時30分 休憩
午前10時32分 再開
◎川部委員長
再開いたします。
引き続き、交流人口拡大本部について行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いいたします。
質疑等については、説明終了後に一括して行います。
それでは、報告9、第3回鳥取県サイクルツーリズム推進・連携会議の開催結果について、長田観光戦略課サイクルツーリズム振興室長の説明を求めます。
●長田観光戦略課サイクルツーリズム振興室長
資料2ページを御覧ください。第3回鳥取県サイクルツーリズム推進・連携会議の結果概要について御説明させていただきます。
先月、10月27日、サイクリング団体や商工団体、公共交通機関や国の河川国道事務所、また市町村など、官民の関係機関とオンラインにて会議を開催いたしました。当日は4(1)決定事項にありますように、鳥取うみなみロードの一部区間のルート振替について議論いたしまして、下にお示ししております地図のとおり、国道9号の浜村-白兎間を、鹿野を経由するルートに振り替えることに決定したところでございます。
このルート振替は、7月に実施しました鳥取うみなみロードの道路視察会で有識者からいただいた意見を契機として検討したものでございます。有識者といいますのが、ナショナルサイクルルート審査委員会の審査委員であります徳島大学大学院の山中教授、こちらは都市交通計画が御専門でございます。また、株式会社アーチ北海道代表であります、サイクリングによる地域プロデュースに取り組んでおられます高橋氏を招いたものでございまして、お二人から、道路を横断する箇所があったり狭小トンネルが続くということで、迂回するのが適当といった御意見をいただいたものでございます。この助言を踏まえまして、安全性の確保を第一としつつ、サイクリストの利便性向上、また沿線地域の活性化といった観点で検討しまして、鹿野を経由するルートを提案させていただいたものでございます。
当日、会議におきましては、サイクリスト団体の方から、走る側としてはより安全なルートに振替なのでよい選択をされた、振替前のルートにおいては青谷から白兎海岸まで景観もよく、走ってもらいたいという気持ちもありますけれども、振替前のルートではナショナルサイクルルート指定が難しく、振替により指定に近づくのであれば、ルート振替は賛同する、といったような御意見もいただき、うみなみロードの一部ルートの振替をしたところでございます。
今後の予定としましては、同会議の分科会的な議論の場、走行環境整備タスクフォースや受入環境向上タスクフォースにおいて、具体的な取組内容の議論を進めまして、国や市町村、民間の事業者とも連携しながら環境整備を進めてまいりたいと考えております。
◎川部委員長
続いて、報告10、調布市「ゲゲゲ忌」における鳥取県PRについて、岡山まんが王国官房長の説明を求めます。
●岡山まんが王国官房長
調布市「ゲゲゲ忌」における鳥取県PRを今開催しておりまして、特に初日の19日とその次の20日については鳥取県のPRを強く押し出してきたところでございます。水木先生の命日は平成27年11月30日ということで、今回で7回目になりますけれども、「ゲゲゲ忌」はこの11月中下旬を中心に開催してきております。
PRの内容としては大きく3つございまして、1つは調布市とのコラボによります「ゲゲゲの鬼太郎」の特別上映会でございました。もう2日間は済んでおりますけれども、土日と祝日を中心とした延べ6日間、イオンシネマのシアタス調布におきまして開催したところでございます。こちらでは知事のメッセージ動画によります鳥取県の紹介、来客の促進、また、3月5日に境港市でやりますということを決定した水木しげる生誕祭の概要を御紹介したところでございました。
調布駅の駅前広場では、特設ステージ上で着ぐるみ10体と境港市の水木しげる記念館アドバイザーの庄司さんから直接来場者の方々に水木しげる記念館のお話とか鳥取県の紹介をしたところでございました。また、鳥取県のPRブースとして調布駅前広場で展開したのですが、カニ汁を1杯500円で御提供したり、それから妖怪楽園の出店によります空くじなしの500円くじ引とか、来場者の方々に鳥取県を具体的にPRしたところでございました。
「ゲゲゲ忌」全体としては、19日土曜日から30日水曜日まで開催しております。文化会館では、期間中、鳥取県のPRコーナーを設けておりますし、また様々なイベントにも鳥取県の露出を図ってきたところでございました。
◎川部委員長
ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。
○島谷委員
2ページのサイクルルートの関係で、うみなみロードという名前のとおりに海が見えるようなルートでないとおかしいなと思うので、今回これはちょっと残念だなというのはあるのだけれども、この主な意見のその他に書いてある、土木の関係者には一日でも早く整備が整うようにお願いしたいと言っておられるのは、条件とかいろいろあるだろうけれども、整備されたらまた元に戻すというような考え方もあるのかどうか。
●長田観光戦略課サイクルツーリズム振興室長
基本的には振替ルートでNCRに向かっていく、まずそれが1点、原則でございます。整備を進めまして、委員がおっしゃるように海側も要件を満たすことになれば、ルートをまた元に戻すということも視野に入れて、そこは皆さんの御意見を伺いながら検討したいと思います。
○島谷委員
その関係で、支障になる部分というのを確実に把握されているのだろうから、それに対して民間からの働きかけばかりではなくてこういう観光サイドの県行政からの働きかけ、内部での働きかけとか、そういうのはどう考えているのか。
●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
まず、海から少し離れていくのが残念だという御質問だと思います。
○島谷委員
名前と違うものね。
●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
ナショナルサイクルルートは走行条件が決められていまして、今後、令和7年ぐらいまでには認定が予想されますので、まずはできるだけそこに近づくように、さっき長田室長が申し上げましたようにこちらも魅力的なルートですので、一旦この鹿野への振替ルートで臨みたいと思います。国交省などのほうには働きかけていって、こちらのほうの条件が整えば、またこちらのほうにもうみなみロード、ナショナルサイクルルートとして認定を変えてもらうということも考えていきたいと思います。
○島谷委員
そのことはよく分かるので、ただこれは国交省だけではなくて、トンネルで危ないとか、そんなのだろうと思うのだよね。白兎のトンネルなどでも狭くて怖いということになれば、今は通行止めしてあるけれども、昔の県道とかトンネルを通らない迂回路の整備とかを進めることを考えれば、ずっとうみなみを通れるような状況はつくれると思う。今回はこれで、安全を確保しなければいけないというのは当たり前でよく分かるのだけれども、このうみなみロードという名前で売り出そうというのであれば、やはり最終的には海側で走るような状況をつくっていただければ、それこそ名前と現地が一致するので、その辺、長いスパンで考えて動いてほしいなと思っています。
○安田委員
委員長、うみなみに関して踏み込んでもいいですか。
◎川部委員長
関連していれば。
○安田委員
まず、1点目が、この会に県土がずっと出ていると聞いているのですけれども、温度差があるのではないかなと思うのです。その辺、濵本さん、どう考えられていますか。
●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
そういった御印象もあるかもしれませんけれども、今、県土と一緒にやっております。実はこの5番にあります丸の1つ目、走行環境整備タスクフォース、これは走行環境を各道路管理者で検討して、できるだけうみなみをNCRの走行環境の条件に近づけていくというタスクフォースです。ここは県土の皆さんが前面に立って運営、それから道路管理者に説明していくことにしています。11月17日にこの会議をしたところで、特に道路走行環境のほうは県土整備部の専門的だったり技術的なところがもちろん必要ですので、一緒にやっておりますし、今後も連携を取ってやっていきますので、そこのところは私は大丈夫だと思っております。
○安田委員
濵本さんが大丈夫だと言うなら大丈夫でしょう。
もう1点、このうみなみロードの西端は境港駅だと認識しているのですが、夢みなとタワーから境港駅までの整備というのは、標識はちょっとは出てきたのかなとは思うけれどもいまいち尻尾の外れ的な扱いになっている。境港市議会の会派の中でもコンサルに頼んで周回ルートみたいなのを組んだりして市に提言しているのですけれども、全然盛り上がりに欠けるというか、そこに県が絡んでいなくてという印象しか私にはないのです。その辺りに関して今、何か動きがあったりとか、今後の構想があれば教えてください。
●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
おっしゃったとおり、西側が境港駅でございます。この走行環境整備のタスクフォース、特に道路部門、道路管理者の担当課に出ていただいております。もちろんここに境港市にも出席していただいておりますので、今後、私のほうもそのお願いに行きたいと思います。
○安田委員
力強い答弁をいただきましたので、ぜひ境港市内のタワーで終わりではなくて、つなげていって、しっかり認知を。どうしてもタワーで終わりという印象なのですよ。レンタサイクルもあるし。ただレンタサイクルはなかなか増えない感じがして、あそこがもう少し自転車関連の面積が増えるべきではないかなというのはずっと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
◎川部委員長
ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
ないようだったら、ちょっと私から。今のうみなみロードの関係で、走行環境整備タスクフォースという話がありましたが、この自転車の走行に関しての走行環境、道路の基準というものがあるのでしょうか。道路整備をやっている国、県、市でそれが共有されていて、これはかなり長い区間になると思うのですけれども、さらに道路環境を上げていくとなったときに、県土として予算化できる仕組みはあるのですか。
●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
ナショナルサイクルルートの条件というのは、走行環境と受入環境がございます。委員長が言われた走行環境のほうですが、誰もが安心して走れることというのが大きな柱になっておりまして、具体的には路肩が1.5メートルあること、取れないところは矢羽根とかそういうものをつけること、というのがございます。それで、県の場合は、どういうところに矢羽根をつけるとかいう計画を今年度つくることにしております。予算の話でいきますと、社会資本整備総合交付金という制度がありまして、そういうものも活用しながら予算を確保していきたいと思っております。
◎川部委員長
分かりました。しっかり連携して整備していただけたらと思います。
それでは、次に、その他ですが、交流人口拡大本部について、執行部、委員の方で何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見がないようですので、交流人口拡大本部については以上で終わります。
執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。
午前10時49分 休憩
午前10時52分 再開
◎川部委員長
再開いたします。
引き続き、県土整備部について行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いいたします。
質疑等については、説明終了後、一括して行います。
それでは、報告11、中国横断自動車道岡山米子線(蒜山IC~境港間)整備促進総決起大会の開催について、井上道路企画課高速道路推進室長の説明を求めます。
●井上道路企画課高速道路推進室長
資料の2ページをお願いします。中国横断自動車道岡山米子線(蒜山IC~境港間)整備促進総決起大会の開催について説明させていただきます。
中国横断自動車道岡山米子線につきましては、岡山県側にあります岡山ジャンクションから米子インターチェンジ間の米子自動車道が平成4年12月に暫定2車線で開通してから間もなく30年となります。これまで順次4車線化事業に着手しておりましたが、最後の未事業化区間となっていました溝口インターチェンジから米子インターチェンジ間が今年3月に事業化されました。しかしながら、岡山米子線のうち、米子インターチェンジから境港間につきましては今なお未事業化区間となっております。
このような状況の中、4車線化事業箇所の早期供用と、米子インターチェンジから境港間の高規格道路の早期事業化を訴えかけるため、11月8日に県と米子市長が会長を務める中国横断自動車道岡山米子線整備促進期成同盟会との主催による総決起大会を衆議院第1議員会館で開催しました。また、鳥取県議会の議員連盟からは、共催していただき、当日は斉木会長をはじめ、本日御出席の安田委員、内田委員にも大会に出席していただきました。ありがとうございました。また、赤澤衆議院議員、湯原衆議院議員、舞立参議院議員が出席され、それぞれ米子-境港間の高規格道路の整備の必要性について訴えていただきました。
それに対しまして、国土交通省道路局からは、一日も早い全線4車線化を目指すということと、米子-境港間の高規格道路については関係自治体と連携して計画の具体化に向けた検討を行っており実現に向けて取り組んでいく、と御発言いただきました。大会では、陶山南部町長による決議文の朗読の後、国土交通省道路局、橋本高速道路課長とNEXCO西日本への決議文の手交を行いました。最後に伊達境港市長による「ガンバロー三唱」で岡山米子線の早期整備を訴えて終了しました。
県としましては、今後も米子-境港間の高規格道路が早期に事業化されるよう国や関係自治体である米子市、境港市、日吉津村と連携を密にして取り組んでいきたいと考えております。
◎川部委員長
続いて、報告12、鳥取砂丘コナン空港と周辺観光地等を結ぶ二次交通改善活動プラットフォーム(第2回会議)の開催結果について、清水空港港湾課長の説明を求めます。
●清水空港港湾課長
3ページをお願いします。鳥取砂丘コナン空港と周辺観光地等を結ぶ二次交通改善活動プラットフォームの第2回会議を10月27日に開催いたしましたので、会議の概要について御報告します。
このプラットフォームは、空港を利用されるお客様から空港に来てほしいというアピールは見られるけれども、空港から先のアクセスの配慮が足らないといった御意見、御要望があることを踏まえ、航空機利用促進による観光振興、ワーケーション推進と空港周辺の二次交通改善による住民生活維持の融合を目指して、公共交通網の点検、再構築を行い、地域の活性化に取り組むことを目的とするものであります。
第2回会議では、携帯GPSデータによる移動実態の分析のほか、交通事業者へのヒアリング、空港、駅来訪者へのヒアリング、県民参画電子アンケートによりますモニター調査など、各種アンケートの調査結果について報告し、出口戦略の方向性について意見交換したものでございます。出口戦略の方向性につきましては、3ページ下の図1に示しておりますように、3つの出口戦略から、来訪者を自宅から目的地までストレスなく案内し、楽しい移動を提供できるよう、各種方策を検討していくものでございます。
出口戦略の1つ目は、情報や支払い方法の統合という観点から、情報プラットフォームを創設して様々な情報や支払い方法の統合化、電子化を図ること。2つ目は、空港二次交通の新規構築という観点から、空港連絡バスの見直しや拡充を図ること。3つ目は、観光地と空港二次交通の連携という観点から、例えば鳥取港の物産と空港輸送の連携を構築することなど、情報、移動、活動の様々なサービスとそれぞれの実現可能性について検証を行うこととしております。
4ページをお願いします。携帯GPSデータによる移動実態の分析結果の一例をお示ししております。図2は携帯GPSデータを用いまして、関東から鳥取砂丘を訪れた来訪者の時間帯別、年代別の滞在者数や県外者の比率を示しております。この分析では、鳥取砂丘は他の観光地と比較しましても関東からの来訪者が特に多いこと、午前11時から14時台の滞在が多いこと、また関東を含む県外全体の来訪者の比率が90%以上と高いことといった結果が示されております。鳥取港や倉吉の白壁土蔵群など、観光地への関東来訪者の行動についても同様に分析しておりまして、例えば鳥取港ではお昼の時間帯に集中していることや、白壁土蔵群では60歳以上の年齢の比率の方が高いといった傾向が見られております。
また、図3は、同じく携帯GPSデータを用いて空港周辺の主な目的地、1番から7番の目的地を設定しまして、どの辺りの居住地から来訪されているのかといった分析を示したものでございます。例えば左側の図ですけれども、平日では鳥取駅周辺は薄い色をしておりますが、休日ではオレンジ色が濃くなっております。これは鳥取駅またはその近くを来訪した方が休日は多くなっているという移動の実態を示したものでございます。
3ページにお戻りいただきまして(5)、これらの調査結果を受けまして、委員の皆様からは、非レンタカーの利用者は観光地を十分に回り切れていないことから、レンタカー以外の二次交通の潜在需要があるのではないか。第1段階の方法としては、既存のバス路線を活用することから進めていけばよいのではないか。一方、都会ではタクシー配車GOアプリがはやっているけれども、鳥取では予約があっても配車できる車がないことや、ドライバーが不足していること、それから、キャッシュレス決済では初期投資が必要になること、出口戦略の進め方、考え方はよいが、リスクをどのように分散していくかといったことが課題であること、情報プラットフォームはいかに連携を図っていくかが大事であり、1つの鳥取チームとして何ができるか出し合う会議にしてほしいなどの御意見が出されたところでございます。
次の会議では、出口戦略の実施に向けて役割分担などを協議し、取組内容、スケジュール、実施主体などをまとめた計画を策定し、令和5年度以降の展開を協議していきたいと考えております。
◎川部委員長
なお、報告13、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、資料に記載のとおりでありますので、説明は省略いたします。
ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。
○伊藤委員
3ページ、行政はどうしてもプラン、プランで走ってしまうのだけれども、事業者からすると、絵に描いた餅では駄目という指摘もあるし、やはり利益の出るサポートを考えてほしい。タクシーも現実的には動いてほしいのだけれども台数が足らないという現実の問題も、本当にどうするかということを真剣に考えていかないと。いいプランができても、実態を把握したとしても、本当にそれで終わってしまいそうな感じで、その辺はやはりしっかりと裏打ちをどうやっていくのか、その辺をもう少し今後の取組の課題として向き合ってほしいなと。
やはりあそこはなかなか交通の便が悪いから、例えばあそこに飯を食いに行って、行きはよかったけれども帰りはタクシーが来ないとか、帰りの飛行機に遅れたとかいうことのないようにしないといけないし、そういうところをやっていかないと、どうぞかろいちに行ってくださいというわけにはならない。本当にそういう裏打ちの部分をどうやっていくかということを、もっと今後の課題として表に出しながら取り組んでほしいなということを要望しておきたいと思います。
●清水空港港湾課長
このたびの会議でも、こんなことをやろうということはいいことだと思うけれども、やはり最後にはリスクの分担といいますか、絵に描いた餅では駄目だという御意見もございました。まず現実を、状況をしっかりと押さえた上で、現状を踏まえながら、よりできる方策を考えていきたいと思います。
◎川部委員長
ほかにありませんか。
○島谷委員
今の話で、タクシーがないのであれば、既存のバス路線などは今でも空港経由の賀露回りのやつとか、かろいちからそちらに行くというパターンもあるのだろうけれども、麒麟獅子のバスは一個も行っていない。鳥取駅中心でという格好になっているのを鳥取空港に回すとか、観光コンベンション協会とかこの協議の中に入っている人間がそういうふうに持って行けるような検討もしていくべきだと思う。バスも1日に2~3本ではなくて飛行機の時間に合わせるような路線バスの運行というか、さっき言われたように行ったはいいが帰ってこれないという話になったりするので、麒麟獅子バスと一般の路線バスとを組み合わせるような格好とか、いろいろ方策はあると思うので、しっかりとそういうことをやっていっていただければなと思います。
観光客が空港に行くのにバスないですね、どうしたらいいですかと言って、仕方がないから歩いたら15分ぐらいで歩けますよと言ったら、歩いていかれるときもあります。でも、それではやはり観光客が逃げていく。一見さんであればまだいいのだろうけれども、その一見さんが周りの人にあそこはちょっと不便だったとか言われたら風評被害になってしまうので、そういうことも考えながら動いていただく。これは賀露だけの話ではない。ほかの観光地についても空港とのアクセスとかを考えれば、やはり何らかの工夫は必要になってくるので、今もやっているのだろうけれどもそれが具体化しないので、具体化するようなことをもう少し頑張っていただければなと思います。
●清水空港港湾課長
第2回の会議で、レンタカーを使っておられる利用者の方でやはり鳥取港のことを御存じない方があって、逆にこんなところがあったのなら時間もあったし行きたかったのにというような御意見もありました。また、交通機関が、賀露路線も1日に何回か空港も行っているのですけれども、賀露路線自体がどういう回り方をしているのかが分からないとなかなか利用しにくいといった御意見もありましたので、空港の発着の時間と、有効に移動できるような時間設定ができないかというところも会議で検討していきたいと思っております。
○島谷委員
一番メインになりそうな麒麟獅子バスなどは、鳥取東部の観光地を巡るわけだから、空港から利用できるようなことを考えないと、せっかくの観光地が無駄になってしまう。周りには歴史館などもあるわけだし、直接砂丘にも行けたりするのに、そういうことを考えてやってもらえればなと思います。これは要望です。
◎川部委員長
ほかにありませんか。
○銀杏委員
説明いただいたのですけれども、当日と結果の資料を後で頂きたいので、よろしくお願いします。
◎川部委員長
このプラットフォーム会議。
○銀杏委員
抜粋だけ出されているので、詳しい資料をまた後で結構ですから、頂きたいということです。
◎川部委員長
はい、よろしくお願いします。
ほかにありませんか。
○安田委員
2ページです。大変御苦労さまでございました。今年も多くの人数が集まって、盛大に開催されたと思っております。赤澤議員が道路局長が来ていないと怒っておられましたけれども、ちょうど参議院の委員会の日だったということで。
部長、あれを見て去年よりは前進したと思われたかどうか、その辺りをお聞かせください。
●蒲原県土整備部長
出席者の件につきましては、会の中でいろいろな事情があったということは説明していただきましたので、御来場の方も皆さん御納得いただいたと思います。対面形式でできるようになったということもあって、それこそ常任委員会の先生方にも御来賓でおいでいただいて、熱意は十分に道路局のほうにも伝わったと承知しております。我々も機会を逃さず、しっかりした情報を提供するなど努めてまいりたいと思います。
◎川部委員長
いいですか。ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
なければ1つ、さっきのコナン空港のプラットフォームです。これは民間主導で開催されたとありまして、自治体はオブザーバー参加になっていて、県も空港港湾課、交通政策課、観光戦略課が出ているのですけれども、いろいろ意見があったとは思うのですが、これを受けてどういうふうに実際の事業なり政策、施策にしていく感じなのですか。聞きましたではいけない、誰かがグリップして行政側も動いていかないといけないと思うのですけれども、どういう動きになりそうですか。
●清水空港港湾課長
まず、今回、3つの出口戦略の方向性については了解をいただいたところでございますので、それぞれの方向性について関係者と協議をしていくことになります。事務局は空港ビル株式会社でございますが、オブザーバーとして県の3課が入っておりますので、有効な交通手段にどういったものがあるのかといったところについて一緒に検討してまいりたいと思います。
◎川部委員長
先ほどからいろんな意見があって、空港港湾課としてはどういう役割を果たすようになるのですか。大きく言うと、交通政策だったり観光のほうだったりするのかなと思うのですが。
●清水空港港湾課長
二次交通の改善とはいいましても、交通事業者だけの問題ではなくて、やはりその目的地である観光地のPRとか、あとは出発する空港との利便性の接続とか、そういった絡み合うところで連携して検討してまいりたいと思っております。
◎川部委員長
しっかり、お互いに見合いにならないように、どこかがある程度グリップしながら進める必要があると思いますので、その辺の連携、市町村との連携も含めてよろしくお願いします。
それでは、次に、その他ですが、県土整備部について、執行部、委員の方で何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見がないようですので、県土整備部については以上で終わります。
執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。
午前11時13分 休憩
午前11時16分 再開
◎川部委員長
再開いたします。
引き続き、危機管理局について行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いいたします。
質疑等については、説明終了後、一括して行います。
それでは、報告14、鳥取県災害ケースマネジメント協議会の設置について、福田危機管理政策課長の説明を求めます。
●福田危機管理政策課長
資料の2ページをお願いいたします。鳥取県中部地震を契機に取り組んでおります災害ケースマネジメントの取組をさらに進めるため、このたび新たに鳥取県災害ケースマネジメント協議会を設置いたしました。
まず、協議会の目的でございます。関係機関の平時からの連携体制と、災害時の取組の事前合意によりまして、災害ケースマネジメントの実施体制の担保、社会実装の推進を図ることを目的としております。構成機関は県、市町村、県社協、専門士業団体等としておりまして、所掌事務として災害ケースマネジメントの実施体制の整備、知見の収集及び普及、人材養成等を行うこととしております。
この協議会の設立総会を10月19日、知事出席の下、オンラインで開催いたしました。内容といたしましては、災害ケースマネジメントに係る具体的な取組方針や各機関の役割等を定めた取組指針を決定いたしまして、関係機関が連携して進めることを確認したところでございます。
出席者からは、記載のとおり今後の取組推進に向けて前向きな発言をいただきました。
最後に、今後の予定でございますが、協議会におきまして災害ケースマネジメントの実施の手引の作成、研修による人材養成等を行いまして、災害ケースマネジメントの実効性ある体制づくりに取り組んでいくこととしております。
◎川部委員長
報告15、「とっとり防災フェスタ2022」合同防災訓練の開催について、灘尾危機対策・情報課長の説明を求めます。
●灘尾危機対策・情報課長
お配りしている別紙の1枚物の2ページを御覧ください。
自助・共助・公助の連携による災害対応能力の向上を図ることを目的といたしまして、一昨日19日土曜日、湯梨浜町ハワイ夢広場におきまして「とっとり防災フェスタ2022」合同防災訓練、実動訓練を実施いたしましたので、御報告いたします。御参加いただきました委員の皆様、お忙しい中おいでいただきましてありがとうございました。
このフェスタは、従来行っておりました総合防災訓練のやり方を少し変えまして、県民の防災意識高揚を図ることを目的として、参加体験型のイベントに衣替えして平成20年度から開催しているものであります。近年のコロナの状況におきまして、一昨年、昨年と開催を中止しておりました。今年度もコロナの影響でステージイベントとかブース展示といった集客を図る部分は取りやめといたしましたけれども、近年の大規模化、複雑化している災害の状況に鑑みまして、消防、警察、自衛隊、海上保安庁などの御協力をいただきまして、実動組織の連携強化のための訓練は実施させていただきました。
4番、今回の訓練の内容でございます。特徴といたしまして、台風影響による水害を想定した救助訓練で、東郷池という立地を生かしまして、警察、消防、海上保安庁、消防団がヘリコプター、ドローン、はしごクレーン、水陸両用バギー、救命ボートといった様々な状況に応じて利用する資機材を活用いたしまして、様々な方法による水難救助の訓練を実施いたしました。
5番、実施成果でございます。3年ぶりの開催になりまして、多くの防災関係機関、実動組織に御参加いただきまして、組織間の連携強化が図られたものと思います。来年度もこのような実動組織の連携強化を図るための訓練は引き続き実施していきたいと考えております。また、今回You Tubeでのライブ配信とか、ダイジェスト版をホームページに公開することで、来場を控えていただくという形で実施しましたので、会場に来られない多くの方に見ていただく工夫もさせていただきました。コロナ禍での実施ではありましたけれども、県民の防災意識の高揚、普及啓発につなぐことができたものと考えております。
◎川部委員長
続いて、報告16、島根原子力発電所の安全対策等の状況について(第8報)、報告17、鳥取県原子力安全対策プロジェクトチーム会議の開催について、報告18、原発関連交付金の資源エネルギー庁からの説明と米子市・境港市との面談について、報告19、令和4年度鳥取県原子力防災訓練(島根原子力発電所対応)の実施結果について、及び報告20、原子力安全顧問の委嘱について、木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長兼原子力モニタリング専門官の説明を求めます。
●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長兼原子力モニタリング専門官
資料3ページ、島根原発の安全対策の状況について御報告いたします。
島根原発2号機と3号機の状況ですけれども、2号機は現在、設計及び工事計画認可申請の審査が行われています。工事計画認可については、10月31日に6回目の補正書が提出されまして、12月に最後の補正書を提出する予定となっています。保安規定の変更認可申請についてはまだ審査は行われていない状況です。
安全対策工事については、2号機の審査内容を安全対策工事に反映させるための耐震工事に時間がかかるということで、安全対策工事の完了時期を1年延期しまして、令和5年度内としております。また、安全対策費も6,000億円から6,800億円になる見込みを公表しております。現在は防波壁の補強工事とか、アクセスルートの改良工事等を行っています。
テロ対策となる特重施設等の審査は10月27日に7回目の審査会合が非公開で行われています。
3号機について、安全対策工事のところですけれども、2号機の工事完了時期が1年延期となったことを踏まえまして、3号機も1年延期し、令和6年度上期内となることを公表しております。
続きまして4ページ、鳥取県の原子力安全対策プロジェクトチーム会議に関する報告です。
2号機においては、前段規制となる設置変更許可の審査が昨年9月に合格しまして、現在、後段規制の工事計画認可の審査が行われております。県では、後段規制のチェック体制を強化するために今年4月にプロジェクトチームを立ち上げまして、安全対策、原子力防災、モニタリングの各分野の現在までの取組状況をこの会議で確認しております。また、県、米子市、境港市が新規制基準に関わる安全対策を了解するに当たって前提とした7つの条件の対応状況について、中国電力が説明を行いまして、その内容についても確認しております。
5の結果のところ、フォローアップの状況ですが、安全対策については、工事計画認可の審査が進行中であり、原子力安全顧問が審査の内容を聞き取り、専門的観点から対策の実効性、安全性等の検証を進めているところでございます。原子力防災については、防災協力協定と財源協力協定の締結や、原子力防災訓練、原子力防災支援基地の整備状況について確認しております。モニタリングについては、福井県職員の招聘及び本県職員の福井県への派遣によって先進県のノウハウを習得したことを確認しております。
安全顧問からのコメントで、設置変更許可との関係性を考慮して、工事計画認可について確認を行っていますということと、今後も審査内容を慎重に検証しまして、最終的には国の審査結果を踏まえて顧問会議の意見を提出するとのコメントがありました。
中国電力からの報告では、7つの条件の対応状況について、次の5から6ページの資料を用いて説明がございました。主な内容については、この本文に記載しておりますけれども、工事計画認可の審査に真摯に対応して、その内容を審査状況説明会で報告し、広報活動、見学会、地区説明会等で市民への丁寧な説明を行っていることとか、重大事故対策の実施要員の体制整備や手順書の整備、教育訓練等により柔軟かつ力量のある人材を確保していくこと、安全協定の運用にしっかり取り組み、安全文化の醸成活動を監視、評価する組織を設置しまして、保安規定の認可手続を進めていくことなどを説明しております。
そのほか、3号機については、3号機で使用する解析コードの検証作業の状況とか、2号機の工事計画認可後に人員を3号機側に移すこと、今年度中に完了であった2号機の安全対策工事が地盤改良や耐震補強の追加等により来年度に持ち越すことになったことなどの報告があったところでございます。
続きまして7ページ、原発関連の交付金に関する資源エネルギー庁からの説明と、それを受けての米子市、境港市との面談に関する報告となります。
先日、11月10日に資源エネルギー庁長官が鳥取県知事と島根県知事に対し、原発に対する交付金、原子力発電施設等立地地域基盤整備支援事業交付金の交付規則の改正に伴いまして、原発立地県に加えて、今回から周辺県に対しても本交付金を交付することを説明しております。原発周辺県として本交付金の交付を受けるのは鳥取県が全国で初となる予定でして、かねてより鳥取県、島根県等から必要な財政措置を国へ要望していたことが今回の制度改正につながったものと考えられます。
エネ庁長官と両知事との対話の主な内容の(3)のところ、まず、エネ庁から交付金の概要説明がございまして、目的が、原子力発電施設等を取り巻く環境変化、再稼働等が立地地域等に与える影響を緩和すること、使途が、公共用施設に関わる設備、維持補修及び維持運営事業や地域活性化に資する事業となっております。
今回の制度改正で、原発立地市町村のある道県に加えまして、当該市町村に隣接する市町村のある道県を加えるということになっておりまして、鳥取県にも拡大しております。交付上限額は今回1回限りでして、島根県に10億円、鳥取県に5億円となっております。
平井知事からは、周辺地域が求めているのは安全であり、対策に要する費用については一定の財源措置がなされるべきとし、今回限りの5億円の財源措置で解決になるものではないこと、また、原子力災害対策特別措置法で周辺自治体にも原子力防災対策が義務づけられている一方で、国策としての財源措置がなされていないといった根本的な課題解決を議論してほしいと国に要望しております。
続いて、エネ庁との面談の後、平井知事は米子市長、境港市長と面談を行いまして、周辺地域への財政的支援に1つの道筋がついたことは評価するものの、1回限りの交付金ということであったため、引き続き両市と県で連携し、政府に対して要望を続けていくこと、交付金は今後3者で協議しながらできる限り有効に活用していくことを確認しております。
交付金に係る今後の対応方針案ですけれども、地元2市と県で協議体を設置しまして、2市の意向をよく伺いながら、できる限り意向に沿った形で地域振興計画の策定に向けた作業を進めていくこととなります。
続きまして8ページ、今年度の原子力防災訓練、島根原発対応の実施結果についてです。
訓練により得られた成果につきましては、地域防災計画、避難計画等に反映しまして、さらなる各計画の実効性向上を図っていきます。
11月7日に図上訓練、初動対応訓練、11月12日に実動訓練を実施しております。参加機関、参加者数は19機関、約500人、そのうち住民約80人がバス5台、自家用車9台を用いた住民避難訓練に参加しております。主要訓練項目として、災害対策本部の対応検証といったこれまでの訓練項目に加えまして、避難行動要支援者の避難手順とか、避難円滑化に係る手段の検証を行っております。訓練想定は、島根県東部を震源とした地震が発生し、その後、島根原発2号機において事象が進展しまして、全面緊急事態に至る、その後、放射性物質の放出といったシナリオです。鳥取県では、災害対策本部を設置し、屋内退避・避難等の防護措置を実施することとなります。今回の2県6市による合同訓練は平成23年度から実施していまして、今回で12回目となります。
訓練の主な成果で、実動訓練におきましては2年ぶりの住民参加による自家用車・バスによる避難訓練を実施しまして、初めて自家用車で避難先施設まで走行する訓練によって、境港市、米子市の避難元住民の避難経路や避難先地域の状況把握とか、避難先施設関係者等の理解促進を図ることができたと考えております。具体的には、境港市住民は鳥取市の中ノ郷小学校、米子市住民は北栄町の大栄体育館へと避難しております。
あと、避難行動要支援者の避難手順の確認を行いまして、初めて中国電力が鳥取県に配備しましたストレッチャー車両を用いまして、車両の運行手順の確認とか、車両への避難者の乗車手順の習熟を図ることができたと考えております。さらに避難訓練に合わせて道路監視カメラシステム、信号機の遠隔制御装置、道路標示板といった避難の円滑化に資する資機材機器運用等の習熟を図ることができたと考えております。
9ページ、訓練による避難中に山陰道で事故発生に伴う通行止めが発生しましたけれども、情報を入手した誘導車の措置により迂回し、避難することができたことが成果として上げられます。また、避難バスを誘導する車両にトラブルが発生しまして、排除し、避難を行ったことにつきましては、今後、故障車両や事故車両の速やかな排除や事故処理等の対応について、県警、関係団体等と検討しまして、手順の確認、体制の構築を検討してまいりたいと考えております。
図上訓練におきましては、避難円滑化のために整備した道路監視カメラ等の運用手順の確認、原子力防災アプリ等による情報伝達の習熟を図っております。
3に訓練内容の一覧を記載しております。広報・情報伝達訓練では、緊急速報メールとか、そういった情報伝達を行っています。住民避難訓練では下の写真中央部、ストレッチャーによる避難手順の確認とか、写真右側、道路監視カメラによる避難状況の把握、確認訓練を行っております。避難退域時検査等訓練では、写真左側、車両の汚染検査手順とか、拭き取りによる簡易除染手順の検証などを行っております。そのほか、並行して避難行動要支援者の避難訓練とか、災害医療活動訓練、県警による避難誘導、交通規制等訓練などを行っています。
続きまして10ページ、原子力安全顧問の任期が満了したことから、10月17日付で、引き続き17名の専門家に対し、顧問委嘱を行っております。任期は令和6年10月16日までの2年間としまして、既に顧問の資格基準と照らして全顧問が欠格要件に該当しないことを確認しております。
◎川部委員長
ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。
○伊藤委員
まず、8ページ、これは逆にトラブルがあってよかったですね。本当にいい訓練になったと思います。やはりああいうトラブルというのは付き物だし、あれをどう対応するかという能力が問われるわけで、想定外のトラブルが次々と発生してよかったなと、ニュース等で見て、私は前向きによかったなと思っています。
それともう1点、2ページの防災フェスタ、私も委員長と一緒に行って、訓練としては非常によかったかなと思っています。まず、私の評価としては、土のうの作り方、置き方を自衛隊が指導したでしょう、あれはよかったなと思っている。結局これまで消防団は、土のうの作り方しか訓練しなかった。ところが、水の流れ方に対しての土のうの置き方を自衛隊の皆さんが消防団員にきちんと指導していた。これを見て非常に、元消防団員としても、ああ、なるほどなということで、やはりこれをもっと県内の消防団等にも普及させていくというかな、よかった点と思う。
ただ、難点を申し上げれば、多くの住民の皆さんも来ていて一生懸命やったのだけれども、やはり移動式の大きなスタンドマイクぐらい買って、会場の皆さんに次の訓練はここですよ、次はこの橋を見てください、橋上から救助訓練しますよとか、これは水陸両用ので救出ですよとか、もう少し会場の皆さんに分かるように、移動式の放送施設くらい用意したほうがいいと思うけれどもな。以上、よかった点、悪かった点を私が代わって総括いたします。
●水中危機管理局長兼原子力安全対策監
参観も視察もしていただき、ありがとうございました。
1点目につきましては、非常に我々もいい教訓を得られたなと。誘導車両の鍵が閉じ込められるという件があって、窓を割れとか、いろいろな御意見があったのですけれども、結果的には車を移動させるのを持ってきて速やかに移動したと。原子力災害で必要なのは、一分一秒を争うよりいかに円滑にということですので、今回の教訓は、例えば避難経路で故障車がいたときとか、事故が起きたときとか、そういうときにどうするかということが学べて非常にいい訓練になったと。委員もおっしゃるように私も思いましたので、これはしっかりと避難計画に反映させて、さらなる実効性の向上に努めさせていただきたいと思います。
防災訓練のほうにつきましても御視察いただき、ありがとうございました。久しぶりに関係機関でやった訓練ということで、それぞれ自衛隊、警察、消防、海保とか、いろいろございますが、それら関係機関が連携することによって、1足す1が2にも3にもなっていくと思いますので、非常によかったなと。今回コロナでお客さんが少ないだろうということで、そこまでちょっと気が回らなかったところもあります。来られないだろうということでYou Tubeで発信したのですが、来た人もおられたので、今後やるときはそのようなことも配慮しまして、きちんとアナウンスできるようにさらに連携していきたいと思います。
例えばバギーがございましたけれども、当日、消防と自衛隊が相談しまして、バギーの訓練場がないので自衛隊に訓練場を貸してもらえないかとか、関係機関同士でも非常に連携が図られたので、そういう場の提供としても大変よかったと考えております。引き続き訓練にしっかり取り組みたいと思いますので、御指導のほどよろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。
◎川部委員長
ほかにありませんか。
○安田委員
防災訓練なのですけれども、故障というか、障害があった車両、その動かす道具も次の訓練からはちゃんとそろえておくと、あれはどこから持ってきたのですか。
●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長兼原子力モニタリング専門官
車輪つきのジャッキでして、境港警察署から急遽借りて、それで配備したということになります。
○安田委員
警察は持っておられるので、次に警察が参加されるときはそれをしっかり持ってくるのと、あと、参加機関で自衛隊、これは美保基地も入っているのですかね、見る限りだと美保は入っていないのかな。
●水中危機管理局長兼原子力安全対策監
今回、美保基地は、飛行機を飛ばしていないので、例年は例えば美保基地からどこかに行くとか、どこかの地域から美保基地に物資を持ってくるとかやったのですけれども、今回の原子力防災訓練には参加してもらっておりません。
○安田委員
やはり今回、誠道小でやっているというところで、美保基地より車で5分のところにありますので、空の部分だけではなくて、地元の自衛隊の皆さん、ふだんから訓練されておりますので、参加していただきたいと思います。これは要望です。
もう一つ、7ページです。本当に知事がずっと要望されて皆様が下支えされてきたことが大きく国を動かしたわけなのですが、今回のことに対する知事のコメントを、私は隣接する自治体選出として支持したい。このとおりだと思います。全く同感でございます。このことはお伝えしておきます。
●水中危機管理局長兼原子力安全対策監
1点目の美保基地の参加については、西部地震でも美保基地のほうから大量に人員を入れていただいて、砂をどけるとかいろいろやっていただきました。引き続き、地元の自衛隊ということで参加をお願いしたいと思います。
ちなみに、一昨日の防災訓練では司令のほうが来てくれまして、しっかりと県と連携を取っていくということで、お話しいただいております。
2点目につきましては、まさにそのとおりでございまして、これにつきましては2号機のときにもきちんと国に要望して、UPZに鳥取県が入ってから10年間、この交付金は全く当たりませんでしたので、今回非常に小さいものではございますが、大きなことだろうと考えております。知事が申しますように、人件費等もございませんし、そこら辺はしっかり国のほうに引き続き要望していきたいと思います。
◎川部委員長
ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
次に、その他ですが、危機管理局について、執行部、委員の方で何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見がないようですので、以上をもちまして地域づくり県土警察常任委員会を閉会いたします。
午前11時44分 閉会
|