□テーマ
「初公開 蓑上山(みのがみやま)で戦国時代に使われた水鉢」
鳥取県立博物館では、戦国時代以前の歴史を明らかにしていくために、鳥取県内の古い石造物の調査を進めています。
この度、龍福寺(鳥取市福井)が所蔵している石造物である「水鉢」を調査したところ、文亀三年(1503年)の銘があり、この水鉢は、鳥取市三山口の蓑上山にあったとされる戦国時代の寺院、潮音寺(ちょうおんじ)の遺物である可能性が高いことが判明しました。蓑上山には、湖山池南岸に勢力を持ち防己尾(つづらお)城の戦いで豊臣秀吉の軍勢を破ったことで知られる吉岡氏が築城した蓑上山城があり、この地域の更なる歴史の解明が期待されます。本展示では、この文亀三年の銘をもつ水鉢を期間限定で初公開します。
□展示期間
令和5年1月20日(金)~3月26日(日)
※休館日はこちらからご確認ください。
□展示資料
・文亀三年銘水鉢(龍福寺所蔵)


・因幡志(当館蔵)…蓑上山についての記述がある江戸時代の歴史書

□入館料
常設展示観覧料180 円( 団体150 円)
※次の方は無料です。
70歳以上、大学生以下、学校教育活動での引率者、障がいのある方・難病患者の方・要介護者等及びその介護者。
□会場
鳥取県立博物館 歴史・民俗展示室「中世コーナー」
□問い合わせ
鳥取県立博物館 学芸課人文担当(山本)
TEL.0857-26-8044 FAX.0857-26-8041