令和4年度福祉生活病院常任委員会議事録

令和5年2月22日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
尾崎  薫
鹿島  功
市谷 知子
濵辺 義孝
藤縄 喜和
浜田 一哉
内田 博長
福間 裕隆
野坂 道明
欠席者
(なし)


説明のため出席した者
  広瀬病院事業管理者、中西福祉保健部長兼ささえあい福祉局長兼新型コロナウイルス感染症対策本部事務局副局長、若松生活環境部長、中西子育て・人財局長ほか各次長、局長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
  藤田課長補佐、田中係長、山田係長


1 開会   午前11時25分

2  休憩   午前11時29分

3  再開   午前11時32分

4  閉会   午前11時40分

5 司会   尾崎委員長

6  会議録署名委員  浜田委員、福間委員

7  付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり

会議の概要

午前11時25分 開会

◎尾崎委員長
 皆様、おはようございます。ただいまから福祉生活病院常任委員会を開会します。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりです。この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名します。
 本日の会議録署名委員は、浜田委員と福間委員にお願いします。
 それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 付託議案は、日程に記載の5議案です。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切替えをお願します。
 それでは、質疑のある方お願いします。
 質疑はないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。

○市谷委員
 議案の討論を行います。
 まず、議案第22号、令和4年度鳥取県一般会計補正予算です。年度末最後の補正予算であり、使い残した予算の減額補正が主となりますが、本委員会所管の補正予算では、国からの基金の増額や国庫返還金を除いて、利用実績が増えて増額補正となっているものが幾つかあります。それは、生活保護世帯の医療費、国民健康保険の医療費や低所得世帯や子どもの国保料の軽減、特別医療費助成や障がいがある方の自立支援医療、精神障がい者の措置入院、障がい者施設入所の給付費、高校生通学費助成、保育士の加算、産後ケアの無償化、これらの予算が増えています。いずれも事業費が増えたのは県民生活の切実な実態の反映であり、それに応えた予算となっています。よって、本委員会所管の議案第22号、補正予算に賛成です。
 次に、議案第26号、令和4年度鳥取県国民健康保険運営事業特別会計補正予算です。本会議の質疑での答弁にもありましたように、令和3年度の余剰金を国保財政安定化基金に約10億円積み増しますが、今後、市町村が県に納める納付金を安くすることにも活用するとのことですので賛成です。
 次に、議案第27号、令和4年度鳥取県母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算及び議案第34号、令和4年度鳥取県天神川流域下水道事業会計補正予算は、事業の活用実績に伴う増減であることから賛成です。
 最後に、議案第37号、令和4年度鳥取県営病院事業会計補正予算は、看護職員の処遇改善や外来患者の増加への対応、また、必要な医療の装置や機器の契約であることから賛成です。

◎尾崎委員長
 ほかにありますか。
 討論が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
 採決につきましては、一括して採決するのがよろしいかお諮りいたします。どうでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議がないようですので、議案を一括して採決します。
 なお、本委員会に付託された議案は、議案第22号、議案第26号、議案第27号、議案第34号及び議案第37号です。
 それでは、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員でございます。したがいまして、本委員会に付託された全ての議案について、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
 以上で付託議案の審査は終了しました。
 なお、委員長報告の作成、内容については、委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩します。再開は入替え次第とします。

午前11時29分 休憩
午前11時32分 再開

◎尾崎委員長
 再開します。
 報告事項、子育て・人財局です。
 執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔に、マイクを引き寄せてお願いします。
 質疑等については、説明後、一括して行います。
 報告1、小倉將信こども政策担当大臣の鳥取県視察について、川上子育て王国課長の説明を求めます。

●川上子育て王国課長
 資料の2ページをお願いします。小倉こども政策担当大臣の鳥取県視察についてです。子育て支援に関する地域の取組やニーズ等を把握し、今後の子ども・子育て支援の取組に生かすため、2月19日、小倉將信こども政策担当大臣が本県を訪問され、わらべ館の視察、子ども政策の推進に向けた県内関係者、子育て中の方々との意見交換、こども政策対話が行われました。
 子育て中の方々からは、ゆとりある人員配置や定時で帰宅できる環境づくりなど、職場におけるワーク・ライフ・バランスの充実、また、短時間勤務や週休3日制度、育休から復帰する際の慣らし復帰制度など選びやすい仕事のやり方が用意されることから、好きな仕事を不安なく続けられている。また、鳥取県に移住し、頼れる人もなく、夫婦二人だけで子育てする中、精神的にも肉体的にも苦しくなったときに、自己負担なく利用できる産後ケア施設の母子ショートステイに救われた。産後ケア施設の充実をお願いしたい。また、仕事と不妊治療の両立は難しいこと、治療回数の制限や治療等の経済的負担で出産を諦めないといけないかもしれない不安などのお話をいただきました。
 小倉大臣からは、県と市町村が子ども政策に関してリーダーシップを発揮し、自治体間がうまく連携した取組が進められており、子どもに優しい鳥取県が実現できていると感じた。育休制度や短時間勤務制度などを活用しながらの出産、育児と仕事の両立など、総理指示にあった働き方改革に向けて今後の日本が目指すべき方向性を示していただいたと評価をいただいたところです。
 また、未就園児の支援について、自治体とも連携して産後ケア施設の充実や保育施設等の地域の子育て拠点の充実を進めること、保育士の処遇改善と配置基準の改善、不妊治療については、金銭的な負担だけではなく、肉体的、精神的な苦労を伴うことを伺ったので、職場での理解促進に向けた取組を国としても進めていきたいなどの発言がございました。
 子育て中の方々のありのままの御意見を伝えるよい機会になったと思っております。引き続き、国とも連携しながら、県の子育て施策についても進めてまいりたいと考えています。

◎尾崎委員長
 質疑に入りたいと思います。質問のある方どうぞ。ないですか。
 私、2~3点あります。今回の代表質問、それから去年でしたか、西川議員の一般質問でもあったのですけれども、出生率も大事ですが、出生数、数を増やす、第1子は何とか何とかやったけれども、それが大変という方々が2子、3子ができる環境、欲しいという方々が結構あります。1人よりは2人がいいな、2人よりは3人がいいなという方は結構あるのですが、やはりいろんな負担があるので、その対策が必要と思っています。これはやはりここにあるように、ワーク・ライフ・バランスは本人だけではなくて夫、パートナーのほうも非常に重要な要になってくると思っています。
 また、2人目ができて育休中は、上の子は休ませなければならないというような保育園の規則がありますよね。それだとやはりなかなか大変だったり、上の子もかわいそうだったりということで、この辺は検討していかなければならないのではないかと思っています。
 不妊治療です。金銭的、肉体的、精神的もありますが、時間的なもの、安田議員が発言しておられましたけれども、治療に行く時間は非常にかかるのだというようなこと、職場との連携ですよね、そこが第一だと思っています。
 最後に、こういう大変重要な機会を与えられて、鳥取県としてもよかったと思っておりますが、4人の方が意見を言われて、小倉大臣にということなので相当準備されたのだろうと思います。せっかくの機会、ここの発言を言うまでにいろんな方の意見を集約されて出されたのか、その辺をお聞かせください。

●川上子育て王国課長
 出生数のお話ですけれども、2子、3子と子どもさんを産みたい、育てたいという方についての支援もしっかりと講じていこうと思っています。お話がありましたように、ワーク・ライフ・バランスの問題でありますとか経済的なもの、保育現場のこととかも含めて総合的にしっかりと現場の声も聞きながら、今回、いい事例ということもお話を聞かせていただいておりますので、これらも生かしてまた一歩先を行く子育て支援施策を考えていきたいと思っています。
 また、不妊治療につきましても、確かに時間的な制約、休みの取りづらさもあるということですので、すみません、その辺りの制度というのは私もよく承知していないのですけれども、その辺りのネック等があるのであれば、またお聞きしてみたいと思っています。
 このたび、子育て中の4人の方のお話を聞かせていただくことになったのですけれども、急なところで、今回はこういう形で4名の方にお話を聞く機会がありました。今後もしっかりとお話を聞く機会を県としても持っていきたいと思います。
 今回は移住されている方とか、働き方で一生懸命キャリアを継続してやってきておられる方とかお話を聞かせていただいたのですけれども、子育て王国会議とか、その他のところでも場面場面で話を聞く機会をつくっていきたいと思っています。

◎尾崎委員長
 ありがとうございました。私が言いましたように、ワーク・ライフ・バランスとか2人目の子どもが育休中はという問題、非常に大きいかなと思います。順次、共に取り組んでいけたらと思っています。
 ほかにありますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 なければ、その他に移ります。
 その他ですが、執行部、委員の方で何かありますか。
 ないようですので、以上をもちまして福祉生活病院常任委員会を閉会します。

午前11時40分 閉会



 

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