先日、実に4年ぶりの「なりきり弥生人生活」を開催しました。復元竪穴住居に宿泊できる唯一の機会とあって、遠くは滋賀県から来られた4組13名の「ムラびとたち」は、弓矢体験や食器作り、また土器炊飯やイノシシ肉のバーベキューなどを自らの手で行いつつ、思い思いに一泊二日の弥生人ライフを満喫されていました。
実は、火災防止のため、竪穴住居内には木製品などの可燃物を極力置かないようにしており、復元土器を展示している程度なのです。しかし今回、弥生時代の雰囲気をより味わってほしいという想いから、1棟限定で、建物内部を弥生時代っぽく!?デコレーションしてみました。
テーマは「西暦223年6月のむきばんだムラ」。発掘調査で見つかった1800年前の竪穴住居跡の真上に復元した建物の中を、その当時の姿に戻してしまおうというこの企画。弓矢や楯、杵や臼といった道具に加え、イネやアワ、屋根材の茅などを縄で吊り下げ、独特の室内空間を再現してみました。むきばんだの文化財専門職の解説も加わったこのサプライズ企画に、ムラびとたちも興奮気味のご様子。
この反応に気を良くした職員たち、次回8月の「なりきり弥生人生活」の際には参加者の宿泊する竪穴住居も全て装飾してしまおうか・・・と画策中。その姿を確かめるには、あなたご自身がその竪穴住居に泊まるしかありませんよ!たくさんのご応募、お待ちしています!
>>>「なりきり弥生人生活2023」