会議の概要
午前9時30分 開会
◎広谷委員長
ただいまから議会運営委員会を開会いたします。
まず、会議録署名委員に内田委員と伊藤委員を指名いたします。これより協議に入ります。議員提出議案についてですが、議会資料1を御覧ください。昨日、御報告したとおり、お手元に配付の1件であります。本日の日程に追加したいと思いますが、よろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶものあり)
御異議がないようですので、そのように決定しました。
それでは、議案の審議方法についてお諮りします。議運発議でございますので、提案理由説明及び委員会付託を省略し、質疑は行わず、討論の後、採決したいと思いますがよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶものあり)
御異議がないようですので、そのように決定しました。
次に、令和5年9月定例会の議事日程案については、議会資料2のとおりであります。9月定例会の議事日程等を協議するための議会運営委員会を9月12日火曜日、午前10時より開催する予定ですので、よろしくお願いします。
次に、その他ですが、議長より発言を求められております。
浜崎議長。
〇浜崎議長
私のほうからこの度、総務教育常任委員会で審議未了となった件であります。請願・陳情の本会議での採決方法について、御相談をさせていただきたいと思います。
このことについては、複数の動議の提出が予定されているということも承知しておりますが、通常、請願・陳情の採決は、「委員長報告のとおり決定してよろしいか」ということで諮るわけでありますが、審議未了では、議会の意思というものは示せないわけです。議会の責任として結果を示すというのがあるべき姿だと考えておりますので、前例はありませんが、このたびは、動議の提出を待つことなく、「採択」、「趣旨採択」、「不採択」について採決したいと思いますが、このことについて委員の皆さんの御意見を伺いたいと思います。
◎広谷委員長
ただいま議長より発言のありましたとおり、審議未了の請願・陳情については、「採択」、「趣旨採択」及び「不採択」についてそれぞれ採決することに決定をいたしました。ごめんなさい。委員の皆様から御意見を伺いたいと思います。
興治委員。
〇興治委員
結論的には、広谷委員長が言われたとおりで、そういう意味では仕方がないと思います。
ただ、今までの鳥取県議会のやり方として委員会で審議未了になった場合、委員長報告でそれを報告して、本会議としても審議未了として結論を出してきたという経過もあると思うのです。そのことをちょっと思い返して、考えてみると、議会の中に多様な意見があって、その多様な意見、少数意見であったとしても、それに配慮しようという姿勢から審議未了として結論を出すというようなこともあったのではないかなという気もするのです。それが一つの、何て言うのかな、先人の知恵であったり、浜崎議長のお父さんのころの知恵であったり、あるいは政治の技術としてそういう方法を取ってきたということかもしれないなというふうにも思うのです。審議未了となったものを本会議で多数決で不採択にしてしまうということではなくて、議会として余韻を残しながらやっていくというのも一つの方法だったのではないかなと思うのです。
今回はここまで来てしまっているので、これはこれで議長の提案のとおりでいくことでいいと思うんですけれども、今言ったような点について、今後やっぱり考えていくということも必要なのではないかなと思います。以上。
◎広谷委員長
伊藤委員。
〇伊藤委員
審議未了は、過去の経過の中で、やはり多様な意見もあるという中で、さらに白黒決着つけるようなことは、もう多数決原則、後は原則出しちゃうから、明らかに決着つく問題なんだけれども、あえてしなかったというのは、そこは陳情者に対する配慮もあるし、議会の多様な意見があったということでの審議未了というふうなことで、それが最大限の議会としての配慮だということで、だからそれ以上は突っ込まずにきたというのが一つの経過であるというふうに私はずっと理解していました。これから、もしそうだとするならば、もう数の力だから審議未了はもうすなわち採決、白か黒かの世界に入っちゃうんだ。それがいいのか悪いのかをやっぱり我々も配慮しないといけないし、議会としては、この問題に対しては多様な意見があるんだよと、そのことを一つ示すということで、クラッチでいうと少しあそびを残しながらいくという部分だと思うのです。だから私としては、それが非常に鳥取県議会としての一つのあるべき、これまでの方向だったのかなというふうに私は理解していました。以上です。
◎広谷委員長
銀杏委員。
〇銀杏委員
やはり議会としての結論をしっかり出す、態度を示すということ等は必要だろうと思います。それが本会議で採決になったときに、結論は一つなんですけれども、どういう割合で賛否が分かれたかということも示されるわけですので、そういうことが示されるということも大事なことかなと思います。
前議会の議会改革推進会議で、採決の方法は、これと直接同じことではないですけれども、採決の方法について大分議論を交わしたのですが、結論が得られなかったわけです。これも一つ課題として残されていたことだと思いますので、今回に限ったことではなくて、今後の9月以降の議会においても同じような判断ができるように規則を直す必要があるのではないかなと私は思っています。
◎広谷委員長
市谷議員。
〇市谷委員
ちょっと私も何かもやもやしながら報告を聞いたんですけど、興治議員や伊藤議員が言われることがそういうことなんだと思って、その委員会で多数が取れなかったからといってこういうふうに対応するというのが本当にどうなのかなというのが問われているんだなと2人のお話を聞いてわかりました。
それと同時に、今まで本会議で陳情そのものを諮るということをしてこなかったのは白黒、趣旨採択という選択肢があって、採択、不採択だけが選択肢ではないから、可否ということが諮れないというので、委員長報告に対する賛成か反対かという採決の仕方をしてきたんですけれども、今回こういうやり方を1回やってしまうと、では他はどうなんだということになってくるので、何かこういう前例をつくることがどうなのか、やっぱりもう少し議論すべきではないかなというふうに思います。
意見を言っておきたいと思います。
○中島委員
委員長。委員会の結論を出してからオブザーバーの意見を聞くようにしないと。
◎広谷委員長
いろいろ御意見いただきましたけれど、ただいまの議長より発言がありましたとおり審議未了の請願・陳情については、「採択」、「趣旨採択」及び「不採択」について、それぞれ採決することにさせていただきたいと思います。
よって、採決方法についての動議の提出は、不要であります。
そして、この際、昨日申し上げたとおり、請願・陳情の委員会における採決方法とともに本会議における採決方法についても併せて検討して改めて相談をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
何か他に委員の方で御意見ありますでしょうか。意見がないようですので、これをもって議会運営委員会を閉会いたします。
午前9時40分 閉会
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