令和5年度地域県土警察常任委員会議事録

令和5年9月20日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
安田 由毅
東田 義博
前住 孝行
伊藤  保
川部  洋
中島 規夫
斉木 正一
銀杏 泰利


欠席者
(なし)


 説明のため出席した者
   半田警察本部長、小田原県土整備部長、水中危機管理部長、遠藤輝く鳥取創造本部長、
   盛田地域社会振興部長ほか

 職務のため出席した事務局職員
   新高参事、澤田課長補佐、前田係長
 

 1 開会  午前10時00分

 2 休憩  午前10時09分 / 午前10時32分 / 午前10時55分 / 午前11時48分

 3 再開  午前10時11分 / 午前10時35分 / 午前11時01分 / 午後 0時50分

 4  閉会  午後 2時05分

 5 司会  安田委員長

 6 会議録署名委員  伊藤委員  川部委員

 7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり

 

会議の概要

午前10時00分 開会

◎安田委員長
 ただいまから地域県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 今回の常任委員会は、警察本部、県土整備部、危機管理部、輝く鳥取創造本部、地域社会振興部の順で執行部の入替えを行います。
 それでは、会議録署名委員を指名いたします。
 会議録署名委員は、伊藤委員と川部委員にお願いします。
 最初に、警察本部に係る付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 初めに、半田警察本部長の総括説明を求めます。

●半田警察本部長
 警察本部の令和5年度9月補正予算等関係の議案説明資料3ページを御覧いただきたいと思います。
 警察本部が本議会に御審議をお願いしますのは、予算関係以外として、議案第10号、損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定についての1件でございます。
 詳細につきましては、関係課長に説明させますので、よろしくお願いします。

◎安田委員長
 続いて、河村交通指導課長の説明を求めます。

●河村交通指導課長
 交通事故処理中の警察職員により発生した交通事故当事者の車両損傷事故による損害賠償事案について、相手方との和解及び損害賠償額の決定について、地方自治法の規定により本議会の議決を求めるものであります。
 本件は、令和5年4月17日、鳥取市吉成地内の路上で発生した和解の相手方、甲の奥さんが運転していた普通乗用自動車と、乙運転の自転車の交通事故の実況見分中、写真撮影をするに当たり、同自転車を移動し駐輪させたところ、自転車が転倒して、甲所有の普通乗用自動車と衝突し、双方の車両が破損したものです。和解の相手方は鳥取市内の個人で、和解の要旨は、県側の過失割合を10割とし、普通乗用自動車の所有者である甲に損害賠償金3万7,067円を支払うというものです。なお、乙所有の自転車は修理不要とのことで、損害賠償請求権を行使しないため、損害賠償金は発生しません。
 本件の発生原因は、職員が自転車の転倒を考慮しながら普通乗用自動車との距離を十分確保の上、写真撮影をすべきところ、漫然と普通乗用自動車の直近に駐輪させたことでした。
 今後、関係者に御迷惑をおかけしないためにも、緊張感を持って落ち着いて事故捜査に当たるよう指導に努めてまいります。大変申し訳ありませんでした。

◎安田委員長
 ただいまの説明について、質疑等はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、報告事項に移ります。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告1、「鳥取県地域安全フォーラム2023」の開催について、山下生活安全企画課犯罪抑止対策室長の説明を求めます。

●山下生活安全企画課犯罪抑止対策室長
 「鳥取県地域安全フォーラム2023」の開催について御報告いたします。
 このフォーラムは、本年10月11日から20日までの期間で実施される令和5年全国地域安全運動の一環として、県民の自主防犯意識の高揚と安全・安心なまちづくりの推進を目的に開催するものです。主催は公益社団法人鳥取県防犯連合会で、県警察と鳥取県が共催し、10月18日午後1時からとりぎん文化会館小ホールで開催します。
 フォーラムの内容ですが、オープニングは県警音楽隊の演奏で、続いて、主催者、共催者が挨拶を行います。次に、地域安全活動に御尽力いただいた功労者26人、功労団体7団体の表彰を行います。その後、小さき花園幼稚園の園児の皆さんに防犯メッセージを唱和していただきます。当日は、年長組の21人の園児が特殊詐欺の被害防止や鍵かけに関するメッセージを読み上げ、両親や祖父母といった幅広い世代の方に自主防犯意識の徹底を呼びかけます。最後に、総合防犯設備士、島田竜也氏による防犯をテーマにした講演を行います。島田氏は、セキュリティーのプロである総合防犯設備士の資格を有しておられ、フォーラムでは、御自身の知識、経験等を踏まえた「目からウロコの防犯対策」と題して講演を行っていただきます。
 そのほか、会場には防犯機器の取扱業者に防犯機能付電話機器や防犯性能の高い建物部品を展示して、来場者の防犯意識の高揚を図ることとしています。フォーラムには、防犯ボランティアの方々をはじめ多くの方に来場していただき、防犯ボランティア活動の活性化や県民の自主防犯意識の向上を図り、犯罪のないまちづくりを推進していきたいと考えております。

◎安田委員長
 続いて報告2、秋の全国交通安全運動の実施について、岩城交通企画課長の説明を求めます。

●岩城交通企画課長
 警察本部資料3ページをお願いします。令和5年秋の全国交通安全運動の実施について御報告いたします。
 まず、1の実施期間ですが、明日9月21日から30日までの10日間実施されます。秋口は、日没の早まりとともに、夕暮れや夜間にかけて交通事故が多発する傾向にあります。また、飲酒運転などの悪質な運転が依然として発生していることや、これからの時期は歩行中の交通事故が増加する傾向にあることなどから、飲酒運転の根絶や子どもと高齢者の交通事故防止、前照灯の早期点灯、反射材用品の着用などを広く県民に呼びかけ、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣づけていただくことにより、交通事故防止の徹底を図ることを目的として行われます。
 2の運動重点は、資料に記載の3点でございます。
 3の交通安全日です。期間中の9月30日が交通事故死ゼロを目指す日として定められており、県警察も関係機関と連携して県民の交通安全意識の高揚と交通事故防止を図ります。
 次に、4の期間中の主な行事予定につきましては、資料に掲載しております。運動の初日には、鳥取警察署が警察音楽隊の演奏に合わせて交通安全パレードを、その他の警察署におきましても出発式などを行う予定です。また、境港警察署は、最初の土曜日、9月23日に水木しげるロードで妖怪の着ぐるみ11体と一緒に交通安全啓発パレードを行い、沿道の観光客にも交通事故防止を呼びかける予定としております。
 運動重点に沿った取組といたしましては、各種街頭広報、高齢者宅訪問、繁華街などにおける飲酒運転根絶広報のほか、自転車利用者などに対してのヘルメットの着用と交通安全指導などを行います。
 今回の交通安全運動も関係機関、団体と協力し、運動を展開していくこととしております。

◎安田委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、警察本部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、警察本部については以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。

午前10時09分 休憩
午前10時11分 再開

◎安田委員長
 再開いたします。
 引き続き、県土整備部に係る付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 初めに、小田原県土整備部長の総括説明を求めます。

●小田原県土整備部長
 県土整備部に係る議案説明資料に基づき説明させていただきます。
 資料2ページをお願いします。県土整備部として今回お願いしておりますのは、議案第1号、令和5年度鳥取県一般会計補正予算(第4号)及び議案第9号、工事請負契約(県道若桜下三河線(岩屋堂工区)トンネル工事(不動院岩屋堂トンネル)(交付金改良))の締結についての2件でございます。
 資料の3ページをお願いいたします。令和5年度台風7号の災害に伴う応急対応に係る予算については、8月臨時会にて御審議、お認めいただいたところですけれども、このたびの補正につきましては、同台風災害について、本格的に災害復旧に当たるために必要となる予算などでございます。一般事業の3,200万円余、公共事業費の218億3,700万円余、合わせまして218億7,000万円余の補正をお願いするもので、補正後計735億4,100万円余とするものでございます。
 詳細は各課長から説明させますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。

◎安田委員長
 続いて、関係課長から説明を求めます。
 岸本県土整備部次長兼県土総務課長の説明を求めます。

●岸本県土整備部次長兼県土総務課長
 まず、議案第1号の関係でございます。
 資料の13ページをお願いします。公共事業の補正予算の総括表でございます。補正額は、総計218億3,700万円余の増額で、補正後の額は702億200万円余という規模になります。一般単県公共事業が3億2,700万円余、災害公共事業が215億1,000万円の増額をお願いしています。
 14ページが一般公共事業の内訳であります。こちらは補正はありません。
 15ページは単県公共事業の内訳です。
 16ページの表の上部分が一般直轄事業、こちらも補正はありません。下部分が災害公共事業の内訳でございます。
 続きまして、25ページから26ページが繰越事業の一覧であります。記載の29の事業で繰り越しするものです。26ページの表の一番下に県土整備部の合計額を記載しております。予算額399億1,000万円余の29事業について、うち227億7,000万円余を6年度に繰り越すことについてお諮りするものです。
 27ページが繰越明許費の総括表です。ページの一番下に県土整備部の合計額を記載しております。公共事業、一般事業を合わせまして、9月補正後の予算額は735億4,000万円余となりますが、このうち227億7,000万円余が今回繰越額となります。繰越の理由については、28ページから30ページまでに記載のとおりであります。
 続きまして、31ページが債務負担行為でございます。防災・安全交付金(海岸)であります。気候変動を踏まえた海岸保全基本計画の変更を令和5年度から令和6年度までの2か年で行うために、令和6年度の債務負担を取らせていただきたいというものでございます。

◎安田委員長
 次に、藤井技術企画課長の説明を求めます。

●藤井技術企画課長
 資料の4ページをお願いいたします。建設災害復旧費といたしまして、171億円の補正をお願いし、補正前と合わせて210億5,500万円余とするもの、さらに、公共土木施設災害激甚化対応復旧特別枠といたしまして37億円をお願いするものでございます。
 事業の内容で、建設災害復旧費につきましては、台風7号で被災しました河川、道路など、公共土木施設で494か所に上っております被害を復旧するものでございます。主な被災箇所につきましては、記載のとおりでございます。
 早期の復旧に当たりまして、孤立集落を解消するために災害査定前に着手しております国道482号線をはじめ、10月下旬からの災害査定におきましては、災害査定額の引上げにより査定箇所数の増加を図りまして、迅速な査定を行い、12月初旬までに全箇所の事業費決定を行い、順次復旧工事に入る予定となっております。
 続きまして、2番目の公共土木施設災害激甚化対応復旧特別枠でございます。今後発生する災害におきまして被害を受けます公共土木施設の早期復旧を図るための枠予算でございます。過去5年間の公共土木施設に発生しました災害の査定決定額の平均として計上している枠でございます。
 以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。

◎安田委員長
 続いて、米田道路企画課長の説明を求めます。

●米田道路企画課長
 資料の5ページをお願いいたします。道路冠水危険箇所におけるWEBカメラ等設置事業で、補正額750万円をお願いするものでございます。
 今年7月13日の大雨で県東部を中心に冠水等が発生しまして、県管理道路8路線で全面通行止めとなりました。通行止めの際には、現地の状況把握ですとか迂回路設定など、いろいろと判断したのですけれども、既存のカメラなどでは冠水状況ですとか範囲などの情報収集が難しかったということで、状況把握に時間を要したという課題がありました。
 このため、中ほどの位置図に示します15か所について、道路冠水等が発生しやすい箇所ということで、来年度の出水期までにウェブカメラと注意喚起看板を設置して、迅速な判断による安全確保並びに利用者等への情報発信を行うもので、設置費用として750万円をお願いするものであります。御審議のほどよろしくお願いします。

◎安田委員長
 続いて、村尾河川課長の説明を求めます。

●村尾河川課長
 資料の6ページをお願いいたします。河川総務費のうち、単県公共事業であります樹木伐採・河道掘削等緊急対策事業につきまして、2億円の増額補正をお願いするものでございます。
 事業の目的といたしましては、今般の台風7号によりまして堆積した河川内の土砂を除去いたしまして、今後の出水に備えるものでございます。主な内容といたしましては、樹木伐採・河道掘削。私都川、八頭町福地ほかを予定しております。
 この樹木伐採・河道掘削につきましては、単県の起債事業のほか、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策予算等を活用いたしまして、計画的に点検しながら進めているところでございます。
 以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。

◎安田委員長
 続いて、下場治山砂防課長の説明を求めます。

●下場治山砂防課長
 7ページの1番目でございます。建設災害復旧費のうち治山施設等災害関連事業費につきまして、5億3,000万円の増額補正をお願いするもので、補助率3分の2、一部、県単独費による調査設計費1,200万円を含んでおります。鳥取市河原町北村、八頭町姫路、八頭町落岩での治山堰堤等の整備を行うものでございます。
 続きまして、8ページをお願いいたします。こちらも建設災害復旧費のうち災害関連緊急砂防事業につきまして、1億8,000万円の増額補正をお願いするものでございます。こちらも補助率3分の2、一部、県単独費による測量設計を行う費用として2,000万円を含んでおります。八頭町福地の福地谷川で砂防堰堤等の整備を行うものであります。
 続きまして、9ページをお願いいたします。治山費のうち治山事業新規事業化調整費につきまして、1,000万円の増額補正をお願いするものであります。鳥取市福部町岩戸地内におきまして、今年5月、大雨で治山施設が一部崩壊しております。また、7月の大雨で隣接する未対策の斜面の崩壊があったことから、当該2か所の対策検討のための概略設計を行うものであります。
 続きまして、10ページをお願いいたします。河川総務費のうち砂防維持修繕費で、1億円の増額補正をお願いするものであります。台風7号によって満砂状態となった砂防堰堤の堆砂敷の土砂を撤去するものであります。主な箇所としましては、鳥取市河原町北村の赤井谷川、佐治町尾際の北谷川でございます。
 続きまして、11ページをお願いいたします。砂防費のうち単県小規模急傾斜地崩壊対策事業でございます。1,000万円の増額補正をお願いするものであります。さらに、急傾斜地崩壊対策事業における個人負担軽減補助事業としまして、250万円の増額をお願いするものであります。鳥取市青谷町夏泊において、7月13日の大雨で一部斜面が崩れておりますが、この斜面につきましては保全対象が5戸未満ということで、県事業の対象とならないことから市町事業として実施するもので、対象市町に対して補助を行うものであります。利子補給事業についても同じ事業の一環として行うものであります。
 以上、治山砂防課としまして、総額8億3,200万円余の増額補正でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。

◎安田委員長
 続いて、藤本港湾課長の説明を求めます。

●藤本港湾課長
 12ページをお願いいたします。鳥取港船舶航行安全検討事業といたしまして、3,000万円の補正をお願いするものでございます。
 鳥取港につきましては、クルーズを再開されまして、今年4月17日にフランス船、5月1日に日本船と、クルーズが寄港いたしました。観光地にお越しいただきまして、結構にぎわったところでございますが、現在のところ、鳥取港に入港できる船舶はぱしふぃっくびいなすという船長183メーターのクルーズ船までとなっております。クルーズ船の振興は地域の活性化、地域振興につながるものでございますので、より多くのクルーズ船に寄港いただくために、先ほど申し上げましたぱしふぃっくびいなすを上回るクルーズ船の入港を可能にする航行安全検討を行いたく、今回、補正をお願いするものでございます。

◎安田委員長
 次に、西土井道路建設課長の説明を求めます。

●西土井道路建設課長
 32ページをお願いします。不動院岩屋堂トンネルの工事請負契約を締結することについて議決を求めるものです。
 県道若桜下三河線は、若桜町の吉川集落と国道29号を結ぶ唯一の生活道路ですが、不動院岩屋堂の対岸付近においては、幅員が狭い上、見通しが悪く、擦れ違いが困難な状況となっていることから、トンネルによって安全で円滑な交通を確保しようとするものです。
 契約の相手方は、施工実績のある県外業者の森本組と県内の一般土木A級業者である高野組による2者JVです。契約金額は9億4,193万円で、減額となる場合は議会に諮らず減額します。工期は令和6年11月8日までで、入札は価格競争の制限付一般競争入札で行いました。
 以上よろしくお願いします。

◎安田委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はございませんか。

○東田委員
 1点質問です。災害復旧がかなりの額になっておりまして、例えば4ページを見ながら話をさせていただきたいのですけれども、総額250億円余りの事業の中で、従事する職員が8人ということで、1人が約30億円の事業を抱えることになりますよね。ほかの災害復旧も人数的な記載があるのですけれども、大丈夫か、過重労働というか職員の負担が大きいのではないかなと思うのです。その辺りの見解を聞かせていただきたい。

●藤井技術企画課長
 業務につきまして、査定前の現段階は、調査設計に関しましてはコンサルタントのほうに、もしくは財団法人の建設技術センターといったところにも、今後、積算、監督の支援を求めてまいります。発注後、災害復旧工事の調達におきましても、現場監督に関する部分の補助につきましてコンサルタントに委託を求めることで、その辺りは分業を含めたアウトソーシングを進めていくということで、負担の軽減に努めてまいりたいと思っているところでございます。

○東田委員
 職員の体のほうが心配なので、そういう分業という形でしっかりと対応していただきたいと思います。ありがとうございます。

◎安田委員長
 ほかにございませんか。
 次に、報告事項に移ります。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告3、県道樗谿公園線における倒木事故を受けた道路植栽(高木)の調査結果について、米田道路企画課長の説明を求めます。

●米田道路企画課長
 資料の2ページをお願いいたします。8月3日に鳥取市内の県道樗谿公園線における倒木事故が発生いたしました。その事故を受けまして、県内の道路植栽(高木)の調査を行いましたので、その結果を報告いたします。
 本件については8月21日の本委員会で事故の状況等を報告させていただいたところですが、その後、8月末までに県管理道路の道路植栽、3メーター以上の高木1万5,328本を対象に、腐朽や空洞化等の異常の有無を調査いたしました。その結果、幹ですとか根元の腐れ、枯死、空洞化、腐朽菌(キノコ)などへの感染等の異常が全県で137本確認されたところです。代表的なところとしては、米子市内の国道431号ですとか、日野町の神戸上新見線、中部の国道179号などで多く確認されております。
 これらの高木については、早急に緊急性の高いものから順次伐採を行っているところで、全体としては今年度内の伐採完了を目標としております。

◎安田委員長
 なお、報告4、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、資料に記載のとおりでありますので、説明は省略いたします。
 ただいままでの説明について、質疑等はございませんか。

○川部委員
 植栽の調査で、今すぐ何かあるというわけではないけれども危険があるということで、現状、木には、ここでいくと何か青いロープみたいなのがやってあるのですけれども、注意書き等はしているのでしょうか。それから、伐採した後はどうするのか。この2点、教えてください。

●米田道路企画課長
 すぐに切ったものもありますし、よほど折れそうだとか、非常に危険が及ぶというようなところは早急に伐採にかかっておりますけれども、順次切っていくということで、目印をつける形で、危険のないように注意喚起を行っているところでございます。それから、基本的に植え替えというのは考えておりませんので、今のところ切ったところはひとまずそのままと考えております。

○川部委員
 植栽の在り方、そもそものところを考え直さないといけないですけれども、切ったらそのままというのも景観上いかがなものかなと思いますので、ぜひ御検討をお願いします。

◎安田委員長
 関連して、これは全県、同じ青テープですか。巻いてある目印は。

●米田道路企画課長
 いや、これは米子の例なので、ほかの貼り方はあるかと。色は統一しておりません。

◎安田委員長
 逆に言うと、青テープの貼ってあるところには近づかないでくださいとか、気をつけてくださいというのもできるのかなと思いまして。
 ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見が尽きたようですので、県土整備部については以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩といたします。再開は10時35分といたします。

午前10時32分 休憩
午前10時35分 再開

◎安田委員長
 それでは、再開いたします。
 引き続き、危機管理部に係る付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 初めに、水中危機管理部長の総括説明を求めます。

●水中危機管理部長
 危機管理部の議案説明資料の予算に関する説明書をお願いいたします。
 2ページをお願いいたします。危機管理部からは、予算関係1件をお願いいたします。
 3ページをお願いいたします。危機管理政策課で新たに災害激甚化防災機能向上専門家調査事業といたしまして3,000万円をお願いするもので、補正後は5億4,500万円余になります。内容につきましては、8月15日からの台風7号災害を踏まえまして、防災機能向上に向けた調査研究を行うものでございます。
 詳細につきましては、担当課長から説明させます。

◎安田委員長
 続いて、福田危機管理部次長兼危機管理政策課長の説明を求めます。

●福田危機管理部次長兼危機管理政策課長
 4ページをお願いいたします。災害激甚化防災機能向上専門家調査事業として3,000万円をお願いするものでございます。
 今般の台風7号をはじめ、近年の災害の激甚化を踏まえ、専門家による防災機能向上調査会を設置して、災害に強い地域づくりに向けた調査研究を行うものでございます。
 具体的な調査内容としましては、今回、大きな被害がありました佐治川、国道482号沿いの被災状況等を踏まえまして、道路、河川等のインフラの強靱化、防災機能向上に向けた検討を行う予定としております。年度内に調査結果をまとめまして、可能なものにつきましては来年度予算に反映するなど、今後の防災機能向上に生かしていきたいと考えております。

◎安田委員長
 ただいまの説明について、質疑等はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、報告事項に移ります。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告5、「とっとり防災フェスタ2023」の開催について、灘尾危機対策・情報課長の説明を求めます。

●灘尾危機対策・情報課長
 危機管理部の資料2ページを御覧ください。「とっとり防災フェスタ2023」の開催についてでございます。防災関係機関の対応能力向上、連携等を目的といたしまして、とっとり防災フェスタ2023を9月10日日曜日に開催いたしましたので御報告いたします。御参加いただきました委員におかれましては、お暑い中、お忙しい中、ありがとうございました。
 このフェスタ自体は、従来行っていました総合防災訓練のやり方を変えまして、県民の防災意識の高揚を目的として、参加体験型のものを加えて、衣替えして平成20年度から開催しており、今回13回目となります。今年は鳥取地震から80年目の節目の年ということで、大規模地震を想定テーマとして、消防、警察、自衛隊、海上保安庁など防災関係機関と連携した総合防災訓練に加えまして、コロナの影響でやめておりましたステージイベントですとかブース展示といった集客部分を盛り込んだ形で4年ぶりに本格開催させていただきました。今年の訓練は、先ほど申しましたとおり、大規模地震想定ということで、防災関係機関のヘリコプターですとか巡視艇などの船舶、多くに御参加いただきまして、実践的な対応ですとか、東部5市町全参加によります広域的な対応を行う訓練など、東部地区各地で開催させていただきました。
 実施成果といたしましては、多くの防災関係機関に御参加いただきまして、相互理解、連携強化が図られましたし、会場には多くの方においでいただき、展示体験ブース、防災車両、実動機関の展示訓練などを見ていただきまして、防災意識の高揚が図られたのではないかと考えております。

◎安田委員長
 続いて、報告6、島根原子力発電所の安全対策等の状況について(第18報)、報告7、令和5年度第3回鳥取県原子力安全顧問会議の開催結果について、報告8、令和5年度第1回鳥取県原子力安全対策合同会議の開催結果について、及び報告9、令和5年度鳥取県原子力防災訓練(人形峠環境技術センター対応)の実施結果について、木本原子力安全対策課長の説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長
 危機管理部資料3ページ、島根原発の安全対策等の状況について御報告いたします。
 島根原発は、1号機が廃止措置中、2号機と3号機は現在、原子力規制委員会による審査が行われています。2号機は設計及び工事の計画が認可され詳細設計に関する審査が終了しており、これから保安規定の審査が本格的に行われることになりますが、保安規定の審査については、前回報告からの動きがない状況です。
 使用前事業者検査は設計及び工事の計画のとおりに施工されていることを事業者自らが確認する検査で、9月11日に中国電力が使用前確認申請書を規制委員会に提出しました。その申請書の中で再稼働を令和6年8月と公表しております。
 一番最後、3号機です。原子炉の安全性を確認するための計算コードで、3号機に適用する炉心解析コードですけれども、必要性に関する審査会合が行われまして、新たな指摘はなくて、今回の審査会合でこのコードに関する審査はひとまず終了しております。
 続きまして4ページ、原子力安全顧問会議の開催結果についてでございます。
 8月8日の1号機の廃止措置計画に係る事前報告を受けまして、前回、8月18日の顧問会議では、中国電力がその内容を説明し、顧問の先生に確認していただいたところでございます。今回、9月1日に行われた顧問会議では、顧問の専門的な観点から、廃止措置計画が安全かつ適切に実施されるか確認した結果を、県に報告してもらったということでございます。
 2の原子力安全顧問の意見のところです。確認結果について、廃止措置計画の変更内容は妥当であるとの報告を、顧問から受けております。
 次の総評、評価のところで、第1段階、放射線管理区域外の設備撤去等を安全に実施していること、第2段階で実施する管理区域内の設備撤去、使用済燃料搬出等の計画は妥当であるということです。あと、工程の変更、第2段階の6年延長は六ヶ所再処理工場の竣工遅れによるものと理解しましたということです。あと、周辺公衆への被曝防止等の放射線管理、放射性廃棄物管理は妥当という評価をしております。
 要望としましては、今後行われる規制委員会の審査に対して真摯に対応することと、審査状況、審査結果についても、県民、顧問に透明性を持って分かりやすく丁寧に説明してくださいということを求めております。次の第3段階への移行の際においても、改めてこういった説明を求めることを要望しております。
 顧問の意見の総括の詳細につきましては、5ページに記載しております。
 続きまして6ページ、原子力安全対策合同会議の開催結果についてです。
 今回の会議は、1号機の廃止措置計画の変更について、米子市、境港市の協議会委員の方に、中国電力からの説明と先ほどの顧問の意見を聞いていただいた上で、協議会委員からの意見を聴取することを目的として開催しております。
 議題は、1号機の廃止措置計画の変更についての中国電力からの説明、それと廃止措置計画の変更内容について確認し妥当であると評価した顧問の意見、この2つです。
 (3)に主な質疑応答を記載しております。米子市の協議会委員からは、再三延期となっている六ヶ所再処理工場の廃止措置への影響に関する質問がありました。また、廃止措置に伴い発生する低レベル放射性廃棄物の管理についても御質問があったところです。また、境港市協議会委員からは、廃止措置が延期となりますけれども、周辺環境、外部への影響は大丈夫ですかという質問がありました。これらは一部ですけれども、このような議論が行われております。
 続きまして7ページ、人形峠環境技術センターでの原子力災害を想定した原子力防災訓練の実施結果についてです。
 原子力災害が発生した際の迅速かつ適切な対応につなげるため、緊急時対応の手順の確認、災害対応要員の練度向上を図ることを目的として訓練を実施しております。
 主な訓練項目で3つ上げていまして、資機材の操作方法の習熟ですとか、住民との協働による避難所開設訓練の実施確認、緊急時モニタリングの実施手順の確認といったものです。
 訓練内容で、今回、新しい試みとしましては、3つ目のところです。真ん中に写真を掲載していますけれども、原子力災害時の避難所開設訓練を、今回三朝町で初めて実施しまして、三朝町職員と参加住民の7名が協働で避難所の受付ですとか居住スペース、段ボール間仕切り、段ボールベッド等の設置を行っております。あと、避難所内での対策として、熱中症対策、プライバシー対策ですとか、停電対策としてプラグインハイブリッド車からの給電ということで、熱中症対策のスポットクーラー、扇風機への電源を供給するというもので活用しております。

◎安田委員長
 続いて、報告10、令和5年度全国少年消防クラブ交流大会の開催結果について、黒見消防防災課長の説明を求めます。

●黒見消防防災課長
 資料の8ページをお願いいたします。先週末の9月16日、17日に米子市で開催いたしました令和5年度全国少年消防クラブ交流大会の開催結果について御報告させていただきます。
 今大会には、北海道から熊本まで17都道府県から37クラブ、小学5年から高校3年までのクラブ員254名の参加があり、鳥取県からは、地元米子市の3つの少年消防クラブが合同で、米子市消防団少年消防クラブとして参加いたしました。
 合同訓練の内容は、クラブ対抗リレーとクラブ対抗障害物競走の2種目で、いずれも消防の実践的な活動を取り入れたものとなっており、速さのみを競うのではなく、技の正確性も重要な要素となっています。
 資料の左下の写真を御覧ください。米子市消防団少年消防クラブがクラブ対抗障害物競走で、結索という、災害活動等で最も重要な技術の一つと言われておりますロープを結んでいる場面です。全国から集まったクラブ員が他クラブと交流し、楽しみながら技を競い、今後も活動を継続され、将来の地域の防災を担っていただけるものと心強く感じた次第です。

◎安田委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はございませんか。

○川部委員
 人形峠の防災訓練です。ここで想定される原子力事故はどんなものが考えられるのですか。三朝町民が避難しないといけないような規模のものが起こる想定があるのでしょうか。

●木本原子力安全対策課長
 人形峠では、劣化ウランをたくさん扱っています。安全に保管されているのですけれども、何らかの事故が起きて、その劣化ウランが鋼鉄製の容器から漏えいしてしまうと、大気中の水蒸気と反応してフッ化水素が出るといったような、毎年そういった事象を想定して訓練を行っていると。そういった事象が起こり得る可能性といったらゼロに近いのですけれども、万が一起こったことを想定して訓練を行っているというところでございます。

◎安田委員長
 ほかにございませんか。

○前住委員
 最後の少年消防クラブ交流会のことで、初めてこういったクラブがあることを知ったのですが、これは米子を中心としてされたみたいですけれども、東・中・西のクラブ数というか、全体にあったりするのですか。

●黒見消防防災課長
 県内の少年消防クラブの状況ですが、米子市には3つ、福生東、彦名、明道の少年消防クラブがあります。それ以外には、湯梨浜、琴浦町、江府町に1つずつ少年消防クラブがありまして、県内では6つの少年消防クラブがある状況です。

◎安田委員長
 よろしいですか。
ほかはございませんか。
 では、原子力のことで、昨日の常任委員会でもあり、市民への説明会でも同じことが上がっているのですけれども、六ヶ所の再処理工場の竣工の遅れの可能性といいますか、現状について、安全顧問会議のメンバーに核燃料サイクルの専門家で京都大学の佐々木教授がおられますが、佐々木先生等からその辺についての御意見とか見識というのは出ているものでしょうか。もし出ていれば教えていただければと思いますが。

●木本原子力安全対策課長
 佐々木先生からも顧問のコメントとしていただいておりまして、佐々木先生自身は、いろいろこれから要望しないといけないことはあるのだけれども、計画自体については問題ないのではないかということで御意見をいただいております。

◎安田委員長
 分かりました。何か常に議論の出発点というか、ここが信用できないからどうなのだという話ばかりがあって、私も六ヶ所村に行かせていただきましたけれども、現地でも予定どおり来年の稼働に向けて動いていますという説明は受けるのです。我々も専門家ではないので、そこは分からないところだと思う。やはり安全顧問会議の皆さんの御意見というのは本当に貴重だと思いますので、また引き続きフィードバックしていただければと思います。

○東田委員
 原子力安全顧問会議の在り方なのですけれども、この会議というのは公開会議ですか。あわせて、会議の様子はウェブか何かで公表されているのですかね。

●木本原子力安全対策課長
 顧問会議は公開で行われております。

●浜田原子力安全対策監
 原則公開でやっておりまして、ただ、ウェブとかで配信というのは、限られた、例えば境港とか米子市とかも参加いただいているので、その間でウェブで接続してということはやっていますけれども、一般公開はやっていないというのが今の実態です。実施結果につきましては、ホームページ等で具体の詳細な議事録なども公開させていただいておりますので、基本的には公開する前提で実施しているというところです。

○東田委員
 私もこの件についてはちょっと勉強不足のところもあって、しっかり勉強しなければいけないなという中で、こういう顧問会議の委員のいろいろな発言の流れをビデオ等で見させていただければ理解度が高まるなという具合に思ったものですから、この顧問の総括意見は後で見させていただくのですけれども、やはりそういう会議の流れが分かれば理解度が高まると思うので、質問させていただいたのです。今のところは一般にはしていないということですね。

●水中危機管理部長
 補足させていただきます。
 会議自体は一般で公開しておりまして、会議が終わった後の議事録とかも公開しますが、今回、動画配信していなかったということです。またそこら辺については、今、大変貴重な御意見をいただきましたので、検討してまいりたいと思います。

◎安田委員長
 ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が尽きたようですので、危機管理部については以上で終わりにします。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩といたします。再開は11時といたします。

午前10時55分 休憩
午前11時01分 再開

◎安田委員長
 再開いたします。
 引き続き、輝く鳥取創造本部に係る付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 初めに、遠藤輝く鳥取創造本部長の総括説明を求めます。

●遠藤輝く鳥取創造本部長
 輝く鳥取創造本部からは、議案2件、報告1件でございます。
 議案関係で、まず補正予算、観光関係で3本お願いするものでございます。一つは、鳥取うみなみロードの一部区間の道路の補修に関するもの、また、コロナ禍、台風7号を乗り越えて国内外から誘客促進を図るという事業、また、西部地域でのアウトドアスポーツイベントを支援する取組について、合計、補正額1億5,875万円をお願いするものでございます。
 また、公の施設の指定管理者の指定について、鳥取県立夢みなとタワーの指定管理者の公募を行いまして、審査の結果、鳥取県観光事業団を指定することについて議決を求めるものでございます。
 また、報告1件、鳥取県営鳥取空港の運営権者である鳥取空港ビル株式会社の経営状況について、鳥取県営鳥取空港の設置及び管理に関する条例第24条に基づき報告するものでございます。
 詳細につきましては、担当課長より御説明させていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。

◎安田委員長
 続いて、関係課長から説明を求めます。
 長田観光戦略課サイクルツーリズム振興室長の説明を求めます。

●長田観光戦略課サイクルツーリズム振興室長
 資料にございますサイクリストの聖地鳥取県整備事業について御説明させていただきます。
 要求額といたしましては800万円で、橋梁の据付け部分の勾配が急になっているところがありまして、その急勾配の解消に係る補修工事を行うための予算を御提案させていただくものです。
 具体の場所といたしましては、鳥取市浜坂地内にあります十六本松橋、これは県立中央病院から1キロちょっと北に行った、袋川が千代川に流れ込む場所でございます。一番下流側の浜坂橋の、1つ上流側にある橋でございまして、この橋の右岸側の河川管理道と橋の据付け部分の急勾配になっている部分について、補修工事を行おうとするものでございます。

◎安田委員長
 続いて、内田観光戦略課長の説明を求めます。

●内田観光戦略課長
 資料5ページをお願いいたします。コロナ禍・台風災害を乗り越える観光振興戦略事業でございます。
 まず初めに、8月補正でいただきました台風7号に関する観光支援事業の実施状況につきまして、口頭で御説明させていただきます。
 三朝を中心とした風評被害対策を三朝町と取り組みまして、9月5日には三朝温泉の河原風呂の再開セレモニーですとか、三朝町がやります宿泊当たり1,000円のクーポンの配布といったものを地元と一緒にさせていただいたところでございます。
 また、ラジオでありますとか新聞広告、それと、楽天とかじゃらんとか、9月以降の宿泊旅行について少しずつ入るようになってきたというのが8月補正の状況でございます。
 元へ戻りまして、今回、9月補正でお願いするものでございます。先ほど言いました台風第7号の被害を乗り越えて、次のステージとして、今後、インバウンドも増えてまいります。また、県内の観光振興を一体的に取り組んでいくということで、予算をお願いするものでございます。
 2に主な事業内容を掲げております。1つ目が、旅行商品造成・誘客促進ということで、いわゆる会員向けの雑誌であるとか新聞広告を活用する旅行会社の皆様と一緒に商品造成の働きかけをやっていくものでございます。2つ目が、大手旅行会社と連携して、宿泊の割引ですとか鳥取県のPRコーナーといったものを設けて誘客につなげてまいりたいというものでございます。
 あと、情報発信の強化でありますとか、3の受入環境の整備につきましては、空港のレンタカー、観光周遊タクシーといった制度の予算の継ぎ足し、宿泊施設の魅力向上について整備を行うものでございます。
 4つ目に、インバウンド対応強化でございます。国際定期便の再開についてのプロモーション、また、観光庁の観光再始動事業の採択を受けておりますので、その中で情報発信等を行っていく経費をお願いするものでございます。
 続きまして、指定管理のほうの説明をさせていただきます。
 10ページ、議案第11号関係です。先ほど本部長が申し上げましたとおり、令和6年4月1日から5年間、鳥取県観光事業団を指定させていただこうというものでございます。
 11ページに選定の結果につきまして掲げさせていただいております。3の指定管理料は、債務負担行為額を下回る4億4,506万円ということで提案いただいているところでございます。
 選定理由のところで、今回、公募で2団体から応募がありました。これらにつきまして審査委員会を設け、それぞれの項目について審議した結果、観光事業団を指定管理候補者として選定したものでございます。
 具体的な選定の内容につきましては、12ページ、13ページに掲げております。13ページの一番上のところにそれぞれの審査員の評価点とトータルの点を掲げております。今回、5名の審査員で、いずれもB社、観光事業団のほうが得点としては高かったという結果でございます。
 13ページの中ほど以降に、主な審査項目で審査の結果を分けた項目につきまして掲げております。例えば真ん中どころ、選定基準2の(2)サービス・事業の内容ということで、やはり常設展示の魅力向上であるとか貸し館利用者へのサービス向上。これは、例えば空調料金とかを貸し館の料金と一体的にすることによって、もっと企業とか団体とか、利用料金をより使いやすくしようというようなサービスを含めたところでB社のほうが高く評価されたということでございます。
 14ページ、選定基準3の(3)県の委託料額の多寡でございます。県の債務負担行為額よりも低い提示をしたB社のほうが高く評価されたということで、最終的にはB社で御提案させていただくものでございます。

◎安田委員長
 続いて、難波西部観光商工課長の説明を求めます。

●難波西部総合事務所県民福祉局西部観光商工課長
 6ページをお願いいたします。とっとりスタイルエコツーリズム(アウトドアツーリズム)普及推進事業につきまして、75万円の増額をお願いするものでございます。
 具体的な内容といたしまして、2番の主な事業内容を御覧ください。今年10月29日に弓ヶ浜シーサイドマラソンということで、同実行委員会主催で開催されますが、この開催経費につきまして、地元の米子市、境港市と一緒に県としても支援を行うものでございます。
 このマラソンで使用しますコースにつきましては、令和2年3月に全線開通しました白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコースを参加者の皆様に往復して走っていただきます。また、今回、ゲストランナーといたしまして、トップアスリートで市民ランナーとして数々の国際大会に出場されました川内優輝選手が初めて来県されるということもありまして、県外からも多くの参加申込みをいただいているところでございます。
 今回の弓ヶ浜シーサイドマラソンを含めて、これまでも支援しておりますトライアスロン大会、あるいはSEA TO SUMMITを通じまして、弓ヶ浜サイクリングコースの利用者の拡大に向けて継続的なPRと、引き続きアウトドアツーリズムの普及に努めてまいりたいと思います。

◎安田委員長
 続いて、安本交通政策課空港振興室長の説明を求めます。

●安本交通政策課空港振興室長
 資料の17ページをお願いいたします。報告第2号、鳥取空港の運営権者である鳥取空港ビル株式会社の経営状況を、鳥取空港設置管理条例第24条の規定に基づきまして御報告するものでございます。
 内容につきましては、別冊の鳥取空港ビル株式会社経営状況報告書を御覧いただきたいと思います。
 それでは、3ページをお願いいたします。令和4年度の事業実施状況でございます。鳥取空港におきまして、令和4年度の年間航空機の利用実績は28万5,000人で、これは前年度から213%の増、15万人余伸びたというところでございます。これにつきましては、コロナ前の令和元年度の実績の73%程度まで回復したというところでございます。一方で、国際チャーター便につきましては、令和3年度と同様、就航実績はありませんでした。それから、航空機利用者を除きます空港来場者数につきましては、年間実績が39万2,000人余で、これにつきましてはコロナ前とほぼ近い来場者数に回復したというところでございます。
 2番目の事業概況でございます。コロナ感染症の鎮静化に伴いまして、客数は回復しているものの、航空会社に対する着陸料、停留料の減免は継続しております。それから、イベント等は開催条件が緩和されているのですけれども、それに伴いましてにぎわい回復に努めたことで、空港来場者数の回復に一定の成果を上げたところでございます。地域の消防団、医療機関と連携した消火救難訓練も実施しております。このような状況の中で、経営状況は、エネルギー価格の高騰、電気料金等の増加によりまして、悪化しているところでございます。
 その下の営業収入、販売及び一般管理費につきましては、御覧のとおりでございます。
 4ページ、当期純利益でございます。詳しくは7ページの損益計算書を参照していただきたいのですけれども、当期の純利益につきましては422万6,000円の赤字計上となっております。この赤字決算は令和2年度以来となっておりまして、過去には昭和60年から63年の4年間が赤字で、今回3回目でございます。この要因は、先ほど説明いたしましたように、電気料金の高騰が大きく響いているところでございます。
 6番目の対処すべき課題につきましては御覧のとおりで、令和3年度に実施しました中間評価の答申で指摘された運営上の課題につきまして、引き続き対処することを重点に取り組んでいきたいというところでございます。
 電気料金につきましては、令和5年度の当初予算でお認めいただいております電気料金高騰対策費がありまして、令和5年度の収支見通しといたしましては黒字に転換するのではないかと思っております。
 次に、5ページが特定運営事業の収支状況で、お示ししたとおりでございます。
 続きまして6ページ、特定運営事業以外の収支状況でございます。特定運営事業というのはコンセッションで、6ページはコンセッション以外の部分の収支状況でございます。
 7ページは、先ほど御説明いたしました全体の決算書の内訳で、先ほど申しました当期純利益というのはここに掲げております。
 次に、8ページが全体の貸借対照表でございます。
 次に、9ページは、8ページの貸借対照表のうち純資産の部の株主資本の変動計算書を示したものでございます。この中で、余剰金の配当ということで令和3年度は黒字決算であったため、配当金を株主に合計300万円配当しておりまして、本県は66万円余を収入しております。
 続きまして、11ページは個別注記表でございます。令和3年度の決算が黒字であったため、配当金をここに掲げておりまして、令和4年度は赤字決算でしたので、配当金はございません。
 次に、12ページから22ページにかけましては、令和5年度の事業計画を掲載しております。令和5年度も引き続き、令和3年度に実施しました中間評価答申を踏まえて改善すべきところは改善し、よりよい空港運営を目指し、取り組むこととしております。さらに、契約期間につきまして令和6年から令和8年まで3年間延長しましたので、これにつなげていこうというものでございます。12ページの下のほうに掲載しておりますが、基本コンセプトと取組方針、航空機利用者の増加、それから空港来場者数の増加につきましては、空の駅とかツインポートの推進を進めていきます。それから、安全・安心な管理運営というものでございます。そして、12ページの3番目、表の下の空港活性化に関する計画というところで、令和5年度の航空機利用者数は、コロナの影響が僅かであった令和元年度の約80%回復を目標としております。現時点、令和5年度4月、5月、6月、7月が大体8割を超えて回復しているところでございます。令和6年度は同じく90%の回復を目標とするものでございます。
 13ページが空港来場者数ということで、航空機利用者数の1.5倍の来場者数を目指してイベント等に取り組んでいくものでございます。13ページ以降、それぞれの項目ごとに主な取組が掲載されております。14ページは航空機利用者以外の空港利用促進の具体的な取組ということで、各種のイベントを開催します。
 22ページは、令和5年度の収支予算書を載せております。一番下の欄で、運営収支といたしまして150万円余の利益を見込んでおります。
 最後に、23ページ、24ページでございます。第1期のコンセッションの事業期間の残りであります令和5年、それからさらに延長しました6年、7年、8年の空港運営に関しまして、民間事業者の創意工夫に基づき、さらなる一体的かつ機動的な運営を推し進めて、空港管理の効率化、利用促進、空港を拠点としたにぎわいの創出を図っていきます。内容につきましては掲載のとおりでございます。

◎安田委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はございますか。
 ないようですので、次に、報告事項に移ります。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告11、市町・JA・県によるトスク関連情報連絡会議の開催結果について、古曵買物環境確保推進課長の説明を求めます。

●古曵買物環境確保推進課長
 輝く鳥取創造本部の常任委員会資料の2ページをお願いいたします。JA鳥取いなばによりますトスク店舗の承継等に係る発表を受けまして、情報共有と今後の対応策等を検討するため、市町、JA、県による情報連絡会議を、9月14日、県庁で開催いたしました。出席者は、JA鳥取いなばから清水組合長様、関係市町からは鳥取市長様、各町長様に御参加いただきました。県からは知事、副知事、関係部局長が出席しております。
 内容(1)JA鳥取いなばからの報告です。会議の前日13日に臨時理事会を開催されまして、そこで方針決定されたものであります。ちづ店と若桜店につきましては、エスマートに引き継ぐ方向で交渉を進めておられます。吉成店につきましては、エスマートに売却を行う方針で検討を進めておられます。ただ、エスマートの店舗が百数十メートル先に存在しますことから、店舗での営業はしないということで予定されております。丹比店と用瀬店につきましては、複数の企業と交渉を続けておられます。企業名は今現在明かされておりません。県外を含めまして、複数業者と交渉されていると聞いております。フレッシュライフいわみにつきましては、予定どおり9月末に閉店して、その後、地域住民や町と一緒になってJAのほうで活用策を検討されると聞いております。JAさんのほうでも空白期間が短くなるよう仕組みを考えていきたいとされております。
 (2)各市町からの報告です。空白対策を含めまして、買物環境確保に向けた取組を各市町のほうでも考えておられます。用瀬店のあります鳥取市では移動販売による拡充、それから、用瀬、佐治エリアの共助交通を河原町のスーパーまで運行延伸することで対応していきたいとされております。岩美町につきましては、既に今現在、買い物便という町営バスがありまして、その増便ですとかルートを変更するなどして対応する。あとは移動販売へも引き続き支援を行っていくとされております。若桜町につきましては、店舗は公設民営方式を目指していかれます。また、空白期間につきましては、町外のスーパーへ買物バスを運行されると聞いております。また、移動販売につきましては、地元のフードセンター小嶋さんがトスクから引き継ぐと聞いております。智頭町は、今現在走っておりますデマンドタクシーのほうで対応していくと。それから、八頭町につきましては、既にふなおか店のほうで実績がある町内スーパーへのバス送迎をこの丹比店でも行っていくと聞いております。また、移動販売についても既存の事業者に対応をお願いしていくとなっております。
 続きまして、県の取組です。県では、6月補正で計上させていただきました1億円の買物環境確保推進交付金を使いまして、市町の2分の1負担をしていこうと思っております。また、商工労働部のほうで、県立ハローワークによります相談窓口の設置や国と連携した再就職のマッチング、あとは低利の制度融資を活用した事業者支援なども行ってまいります。
 最後に、県中部、西部です。中部では、Aコープの赤碕店が東宝企業に承継されるということで、10月6日にオープンすることを公表されております。また、せきがねにつきましては、関金地区の振興協議会が買物バスツアーや代行サービスを年内継続して行っていくとなっております。また、西部のほうは、8月30日の理事会で、4店舗全店、一応1月末までの閉店を決定されておりまして、今後、どういう対応をしていくか市町のほうでも検討されることになります。大山町だけは、今、名和店のほうでデマンドバスの料金体系を見直すなどしていくと聞いております。
 引き続き、県のほうでも空白対策を含めまして、市町と一緒に取り組んでまいりたいと思います。

◎安田委員長
 続いて、報告12、令和5年度「蟹取県ウェルカニキャンペーン」について、及び報告13、「日本サウナ学会総会2023・ととのうとっとりサウナフェス」の開催について、内田観光戦略課長の説明を求めます。

●内田観光戦略課長
 資料3ページをお願いいたします。令和5年度「蟹取県ウェルカニキャンペーン」について御報告申し上げます。
 鳥取県がカニの水揚げ日本一ということで、これまで蟹取県と称してキャンペーンを開催しております。今年も9月1日から蟹取県ウェルカニキャンペーンということで開始させていただいております。
 実はこのキャンペーン、開始から10年で、今年、賀露かにっこ館も開館から20年ということで、カニバーサリーと称して、今、取組を展開しているところでございます。
 概要につきましては、下のほうにありますけれども、アンバサダーの方に就任いただき、2のところにございます、宿泊、応募で毎月100名、期間中600名の方に鳥取県の旬のカニが当たるということをベースに、今、取組をさせていただいております。そのほか、フォトコンテストでありますとか、アンケートでありますとか、あとは周遊のデジタルスタンプラリーといったものを絡ませながら、カニの消費拡大、そして鳥取県の誘客促進に取り組んでいるところでございます。
 続きまして、4ページをお願いいたします。「日本サウナ学会総会2023・ととのうとっとりサウナフェス」の開催について御報告申し上げます。
 6月補正で予算をお認めいただきました。その中で、8月29日に日本サウナ学会総会、サウナフェスの実行委員会を設置して、その総会で最終的に開催日等を決定させていただきました。
 設立総会の概要ということで、県と市、それとサウナ学会で、今回、構成しております。委員長につきましては、日本サウナ学会の加藤代表理事にお願いいたしました。
 5の事業計画でございます。まず、学会のほうで、11月25日土曜日、皆生で基調講演、パネルセッションでございます。内容といたしましては、例えばサウナと安全管理でありますとか地方創生といった部分をパネルセッション方式で開催するということでございます。
 次に6のところ、サウナフェスということで、これは広く県民の方にもサウナに親しんでいただこうということで、25日、26日の両日、皆生海浜公園のほうで開催させていただくよう予定しております。実際のサウナの体験でありますとか、無料サウナの体験、サウナ飯、サ飯と言っておりますけれども、こういった御当地メニュー、食も含めながら、サウナと健康、そして食を広めていくように予定しております。
 7に総会での皆様方の意見も掲載しておりますけれども、やはりサウナを通じた健康づくりでありますとか食のこと、それと米子の水のよさといったものを広くPRしていくような形にしてほしいといただいておりますので、これらに向けて準備を進めてまいります。

◎安田委員長
 続いて、報告14、台湾トップセールス及びタイガーエア台湾との覚書締結、及び報告15、最近の主なインバウンドプロモーション等について、谷本国際観光・万博課長の説明を求めます。

●谷本国際観光・万博課長
 まず、5ページを御覧ください。台湾トップセールス及びタイガーエア台湾との覚書締結についてでございます。この一月ほどの間に台湾の関係で幾つか動きがございましたので、御報告申し上げます。
 まず、1番と2番、知事のトップセールスに関してでございます。8月28日に中国5県知事によります観光情報説明会を開催いたしまして、平井知事からも鳥取県の食や観光のトッププロモーションを台湾台北で行いました。台湾に中国5県知事がそろうのは珍しいということもありまして、マスコミの注目等もあり、囲み取材ですとか翌日のネット記事の配信等もございまして、盛況でございました。
 翌日には航空会社2社、旅行会社1社を訪問しました。中華航空から鳥取-台湾チャーター便を10月28日から3往復運航する旨の表明があり、コロナ後初となる鳥取空港とのチャーター便が実現する運びとなりました。また、タイガーエア台湾、それからスタートラベルにつきましては、それぞれのトップの方にぜひともチャーター便の就航実現に向けて来県をお願いしたいとお願いしましたら、ぜひとも伺いたいという快諾のお言葉をいただきまして、後に御説明いたします覚書の動きへとつながってきました。
 また、同じ日には、台湾の人気料理番組にも知事が出演いたしました。この写真にもございますように、お三方、真ん中が焦さんとおっしゃって、この料理番組の司会を務められる方、それから、両脇の女性が台湾の楽天の野球チームのチアガールを務めていらっしゃる楽天ガールズのお二人で、非常に発信力のある三人ということで、食パラダイス鳥取県観光大使という形で任命させていただきまして、今後、台湾における鳥取県の食や観光のPRに努めていただくことといたしました。また、番組内では知事自ら料理の腕を振るいまして、実際に県産食材を使ったカレーも作りました。この放送は先日9月15日に台湾で放送していただきました。
 3番でございます。9月12日に実際に招聘に基づきましてタイガーエア台湾の陳董事長に御来県いただき、将来の定期便に向けまして、ロングチャーター便の運航に努めるといった内容の覚書を締結させていただきました。陳董事長からは、早急に調整し、年明け以降早いうちに台湾と鳥取県内の空港の間で週2便のチャーター便就航を目指していきたいといった心強いお話がございました。この時期に合わせて、旅行会社のスタートラベル様、それから先ほど申し上げた観光大使の方にも御来県いただきまして、梨記念館ですとか砂の美術館、また、大山の木谷沢渓流といった観光施設も御視察いただきました。
 4番でございます。こういった動きを受けまして、インバウンド、アウトバウンドそれぞれについて、今後、プロモーションを図っていく、そして今後の戦略について話し合う連絡調整会議を開催いたしました。民間側からは、国際定期便利用促進協議会や各商工団体、また、日台親善協会といった交流団体の方に御出席いただきまして、御議論いただきました。特に青少年交流といった動きですとか、あとは実際の定期便に向けて地域の磨き上げも進めていくといった心強いお話もございまして、今後、チャーター便の実現、そしてさらなる定期便の実現に向けて、官民連携を進めていく旨を確認させていただきました。
 続きまして、6ページを御覧いただけますでしょうか。最近の主なインバウンドプロモーションについてでございます。こちらは韓国と中国の2つについて、最近の状況を御説明いたします。
 まず、韓国について、来月10月25日から週3便で再就航いたします米子-ソウル便、インバウンドとアウトバウンドの取組状況でございます。
 まず、インバウンドで、大手の旅行社7社から、今、実際商品を販売していただいております。大手の旅行社の一つでございますロッテ観光に伺いましたら、既に300人ほど販売しているということで、今後、紅葉シーズンも見込めますので、さらなる集客が期待できるといった心強いお話をいただいているところでございます。
 主なプロモーションとして、特に韓国ではよく受けておりますテレビショッピングといった情報発信、あと、米子駅と米子空港を結ぶシャトルバスの無料券等をつけた個人旅行客向けのクーポンブックの作成、配布を検討しております。
 アウトバウンドについてでございます。旅行社3社から旅行商品を販売していただいておりまして、うち一畑トラベルさんのほうでは、初便のツアーですとか人気パーソナリティーとの企画物が既に満席だという話を聞いております。今後、5名以上、1人当たり3,000円割り引きさせていただきますグループ旅行支援ですとか、お一人3,000円を支援いたしますパスポート取得支援などといった搭乗者支援、あと地元でメディアと連携した情報発信等にもしっかり取り組んでいきたいと思っております。
 なお、参考までに申し上げますけれども、直近の座席の販売状況でございます。10月25日、27日、29日と3往復ございます。平均で9割近くの予約率をいただいております。特に29日、日曜日につきましては、イン、アウト両方ともほぼ満席状態と聞いております。引き続きこちらもしっかりと販売していただけるように取り組んでいきたいと思っております。
 続きまして、中国の関係でございます。
 中国からのインバウンド団体旅行解禁といった動きもございまして、上海吉祥航空が日本への新規就航に合わせて名古屋にいらっしゃいましたので、ぜひとも御来県をということで、鳥取県にも招聘させていただきまして、県西部を中心に観光施設等を御視察いただきました。植田正治写真美術館におきましては、知事からの歓迎を受けていただきました。知事からは、早期の就航をお願いしたいとお伝えし、プロモーション担当者のほうからは、冬ダイヤからまた来年の夏ダイヤに切り替わるタイミングのあたりでの運航再開を目指して頑張っていきたいといったお言葉をいただいたところでございます。
 あわせて、竹園旅行社というところからもファムを受けております。こちらは富裕層を中心としました旅行社ですので、学びや遊びを体験できるといった家族向けの旅行商品にふさわしいようなコンテンツを御紹介させていただきました。大変手応えのある御反応をいただきまして、今後体験型旅行商品を訴求していく動きにもつながっていこうかと思っておりますので、学びのよさもしっかりと入れた形の商品づくりを目指して、引き続きこちらも取り組んでいきたいと思っております。

◎安田委員長
 続いて、報告16、台中市と鳥取県による友好交流協定締結5周年記念式典への出席について、井嶋交流推進課長の説明を求めます。

●井嶋交流推進課長
 台中市と鳥取県による友好交流協定締結5周年記念式典への出席について御説明申し上げます。
 台湾台中市とは、梨の穂木の輸出をきっかけにしまして、平成9年より交流が始まっております。平成30年11月には友好交流協定を締結しまして、これまで青少年、漫画等の様々な分野で交流を進めてまいりました。
 今年度、友好交流提携5周年を迎え、先月8月28日に台中市において記念式典が開催されました。本県からは平井知事、それから鳥取県日台親善協会、県議会議員等の皆様に御出席いただきました。
 あわせて、平井知事に対しましては、台中市と鳥取県の交流推進に尽力された功績をたたえられ、台中市名誉市民を授与されております。
 なお、式典の概要等は下記のとおりでございます。平井知事からは、5周年を契機として未来へ向けて新しいスタートを切っていきたいというコメント、それから、盧台中市長からは、台中市と鳥取県の民間交流をさらに広げていきたいというコメントがございました。鳥取県としましても、引き続き台中市との交流を進めていきたいと考えております。

◎安田委員長
 続いて、報告17、まんが王国とっとり作品展の開催について、岡山まんが王国官房長の説明を求めます。

●岡山まんが王国官房長
 8ページを御覧ください。まんが王国とっとり作品展の開催につきまして御説明申し上げます。
 9月12日、とっとり県民の日に県民参画協働課が庁内に照会して展示物を集めておりましたけれども、そこに入れて、この作品展を開催いたしました。場所は東西のイオンのイベントスペースでございました。
 内容としては3つございまして、1つ、「まんが王国とっとりだより」の御紹介、2つ、まんが王国とっとり絵師人材バンク登録者の作品の御紹介、そして、先般8月21日の常任委員会でもコメントいただきましたけれども、米子高校のまんが甲子園最優秀賞を展示させていただきました。ちなみに、この最優秀賞に関わる記事は、本日の日本海新聞にもカラーで大きく取り上げてあります。
 そして、本日お配りしております「まんが王国とっとりだより」10号ですけれども、前身となります「とっとり通信」から数えますと45号目になります。庁内各課から漫画の表現手法を用いて広報したいというところを募りまして、毎回県政の主要課題につきまして御紹介しているものでございます。御覧いただけると幸いです。

◎安田委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はございませんか。

○銀杏委員
 台湾の関係で、台湾トップセールス及びタイガーエア台湾との覚書締結とあるのですけれども、インバウンド等について、具体的に便とか、決まったことはありますか。

●谷本国際観光・万博課長
 董事長からは、年明けに早急に週2便でのチャーター便就航という話だけを伺っておりまして、またこれから調整させていただく形になろうかと思います。具体的にいつからといったものはまだ言及はございません。

○銀杏委員
 あと、中華航空の鳥取-台北チャーター便というのは具体的に表記がないのですけれども。

●谷本国際観光・万博課長
 失礼いたしました。台湾台北のインバウンドチャーターですけれども、運航期間といたしましては、10月28日、11月1日、11月5日の3往復でございます。台北の桃園空港と鳥取砂丘コナン空港を結ぶチャーター便で、今のところ予定としましてはボーイング737-800といった機材を使ってインバウンド専用で運航されると聞いております。

◎安田委員長
 銀杏委員、よろしいですか。
 ほかに。

○東田委員
 買物支援の関係で質問させていただきます。
 トスクの撤退に伴って、かなり後継店が決まっているところで、丹比店と用瀬店は9月末で閉店になるのですけれども、今の説明では、引継ぎの内部交渉をやっているということで、見込み。地元の人は本当に心配していましてね、実際のところどうなるのだろうということで、なかなか発言しにくいかも分からないけれども、情報提供できるところで結構ですので、交渉の状況を教えていただきたいと思います。

●古曵買物環境確保推進課長
 JA鳥取いなばさんからは、やはり県外を含めて複数社と交渉しているというところまでしか聞けておりません。交渉中であり、具体的な企業名はなかなか出てきませんけれども、JAさんもできるだけ空白期間が短くなるよう考えていきたいと言っておられますので、我々も注視していきたいと思います。空白対策をしっかりやっていくというのは市町のほうも思っておりまして、例えば鳥取市につきましては、用瀬店に係る移動販売の拡充というのを、既存の事業者とか新規の事業者を入れます、大体平日でもほぼ毎日どこかの移動販売事業者が用瀬を回っているという状況をつくれると言っておられますので、交渉状況を注視するとともに、空白対策をしっかりやっていきたいと思っております。

○東田委員
 よろしくお願いします。

○銀杏委員
 この関係で、エスマートさんは鳥取市に本社があるということなのですけれども、これまでトスクさんに関係しておりました納入業者とか農家の皆さんとの取引というのは、続く可能性はどうなのでしょうか。

●古曵買物環境確保推進課長
 取引業者の関係ですけれども、県からJA鳥取いなばさんのほうには、店舗承継に当たって、地元の卸売業者とか農家の販路を最大限考慮いただくよう伝えております。JAさんもその気持ちをしっかり受け止めて交渉を進めておられます。ですが、エスマートさんのほうで社の方針もありますので、今、こうだというのはなかなか申し上げられませんが、JAさんもしっかり気持ちを持って交渉しておりますので、そこは今後の動向を注視していきたいなと思っております。

○銀杏委員
 交渉中ということで、引き続き県としても努力、お力添えをお願いしたいと思います。

○前住委員
 あわせて、従業員の方の件はどのようになっているかをお示しください。

●古曵買物環境確保推進課長
 従業員に関しましては、一応そのままエスマートさんはトスクさんの従業員を基本的に全部引き継ぐということで考えておられますが、あとは個別の従業員との面談等になると思います。一方で、もしかしたら転職を考えられる方もあると思いますので、県立のハローワークですとか、当然残られる方とちょっと別を考えられる方、また近くのJAさんの事務的なことに転籍される方とか、いろんな方向で今進めております。

◎安田委員長
 よろしいですか。
 ほかにございますか。

○斉木委員
 西部のAコープも4店舗が1月に閉店する予定になっているようで、もう4か月ほどですけれども、この後の展開。JAが経営的にできないということですので、地域の皆さん方が買物難民にならないように考えておられるのか、あるいは行政が何か支援をするのか、こういう動きはないのですか。

●古曵買物環境確保推進課長
 今現在、まだちょっと具体的な動きはございませんけれども、例えば江府町ですと、道の駅奥大山の向かいに移住の住宅などと一緒に一帯に整備すると。買物環境もそこに移して、より効率的で皆さんが使いやすい買物環境をつくるというような、地域で何とか考えていくというところもあります。ちょっとまだ、閉店というのが決まったばかりですので、今はまさに検討されているところだと思っております。

○斉木委員
 近くに他店があるところもあるのですけれども、特に溝口とか名和、こういうところはもうその店舗しかJA関係はありません。買物に慣れて、その地域の人がそれを頼りにしておられるので、そこがぽんとなくなると、やはりお年寄りの方はかなり困るということがあります。何とかして、ほかの方が来てやられるのか、あるいは何か買物難民にならないような手だてをこれから考えてぜひやっていただきたいなと思っておりますので、行政のほうもしっかりとそういう面での支援をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

◎安田委員長
 ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、輝く鳥取創造本部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が尽きたようですので、輝く鳥取創造本部については以上で終わります。
 執行部の入替えを行います。暫時休憩いたします。再開は12時50分とさせていただきます。

午前11時48分 休憩
午後0時50分 再開

◎安田委員長
 再開いたします。
 引き続き、地域社会振興部に係る付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いいたします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 初めに、盛田地域社会振興部長の総括説明を求めます。

●盛田地域社会振興部長
 地域社会振興部の議案説明資料をお願いいたします。地域社会振興部からは、予算関係と予算関係以外の議案12件を今回お願いしております。
 まず3ページ、予算関係で、3,589万6,000円の補正をお願いしております。主な事業といたしましては、東部4町の保健所事務等を鳥取市に委託しているもののうち、難病対策システム改修費について、新たな機能を加えることにより、県負担分について予算措置しようとするもの等、3件をお願いするものでございます。
 2ページを御覧ください。予算関係以外につきましては、公の施設の指定管理の指定につきまして、11件お願いするものでございます。
 詳細は担当課長より説明させていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。

◎安田委員長
 続いて、関係課長から説明を求めます。
 松﨑市町村課長の説明を求めます。

●松﨑市町村課長
 4ページを御覧いただければと思います。市町村事務移管事業に係る経費、保健所の事務の関係でございます。
 保健所は、県と中核市たる鳥取市が設置することとなっておりますところ、東部4町の保健所業務につきましては、県と市が別々に保健所を設置するのではなく、両者が連携して運営しているという状況もありまして、県として4町分の経費負担を行っているのが現状でございます。
 今回補正予算としてお願いさせていただくのが、資料のうち2の部分でございます。このたび、年度途中ではありますけれども、国の制度改正に伴いまして難病患者の罹患証明書として登録証を発行することができるような制度となりました。それに伴って、難病対策システム改修に係る経費の1,003万2,000円が必要となりまして、当該事務委託に係る経費を鳥取市への負担金として補正予算においてお願いするものとしております。

◎安田委員長
 次に、山下東部地域振興事務所副所長兼東部振興課長の説明を求めます。

●山下東部地域振興事務所副所長兼東部振興課長
 資料の5ページをお願いいたします。東部庁舎庁舎管理費で、東部庁舎の非常用のガスタービン発電機について、今年12月に交換周期を迎えるに当たり起動用の蓄電池の交換を行うということで、交換作業委託400万円をお願いしております。

◎安田委員長
 続いて、小林スポーツ課長の説明を求めます。

●小林スポーツ課長
 資料6ページを御覧いただきたいと思います。スポーツ環境整備事業ということで、東山水泳場、県立の東山プールでございますが、受変電設備、いわゆるキュービクルを単独受電に切り替える工事を行います。あわせて、劣化した既存キュービクルの更新も行うようにしておりまして、これを令和5年度、令和6年度の2か年の継続費ということで提案させていただくものでございます。今回は9月補正予算として、今年度予算の2,100万円余りを措置させていただきたいということで御提案申し上げております。

◎安田委員長
 続いて、村上文化振興監兼文化政策課長の説明を求めます。

●村上文化振興監兼文化政策課長
 12ページをお願いいたします。12ページの議案第12号から第15号は、文化政策課所管の4文化施設に係る令和6年度から令和10年度末までの5年間の指定管理者の指定についてお諮りをするものです。
 4施設につきましては、現指定管理者を指名し、審査会における審査結果を踏まえ、指定管理候補者として選定いたしました。
 12ページの県民文化会館につきましては、指定管理者として公益財団法人鳥取県文化振興財団をお諮りするものです。
 13ページを御覧ください。選定の理由でございます。施設の設置目的であります文化振興のための各種事業や新たなサービス、レストラン等と連携したにぎわい創出事業等の提案及びこれまでの実績を評価し、適当としたものでございます。審査結果及び事業計画の概要につきましては、15ページから16ページに記載しております。
 続きまして、17ページをお願いいたします。県立童謡館につきましては、指定管理者として公益財団法人鳥取童謡・おもちゃ館をお諮りするものでございます。
 詳細につきましては、18ページを御覧ください。選定理由は、専門性を生かした各種事業や調査研究機能を発揮した提案、また、これまでの実績を評価し、適当としたものでございます。審査結果及び事業計画の概要につきましては、20ページから21ページに記載しております。
 続きまして、22ページをお願いいたします。県立米子コンベンションセンターにつきましては、指定管理者として公益財団法人とっとりコンベンションビューローをお諮りするものでございます。
 詳細につきましては、23ページを御覧ください。選定理由といたしましては、新たなサービスをはじめ、コンベンション誘致部門と連携した利用促進、文化振興やにぎわいの創出の提案、また、これまでの実績を評価し、適当としたものでございます。審査結果及び事業計画の概要につきましては、24ページから26ページに記載しております。
 続きまして、27ページをお願いいたします。県立倉吉未来中心につきましては、指定管理者として公益財団法人鳥取県文化振興財団をお諮りするものでございます。
 詳細につきましては、28ページをお願いいたします。選定理由といたしまして、新たなサービスや地域と連携した文化事業、にぎわいづくり事業の提案及び様々な施設が併設されております大規模施設を適切に管理してきたこれまでの実績を評価し、適当としたものでございます。審査結果及び事業計画の概要につきましては、30ページから31ページに記載しております。

◎安田委員長
 続いて、古田人権・同和対策課長の説明を求めます。

●古田人権・同和対策課長
 32ページをお願いいたします。公の施設、鳥取県立人権ひろば21の指定管理者の指定についてでございます。
 人権ひろば21につきましては、審査委員会におきまして、施設の設置目的を踏まえ、利用者の利便性を念頭に置いた事業展開が行われていること等が評価されまして、公益社団法人鳥取県人権文化センターが指定管理候補者として適当であると認められましたので、令和6年度から5年間、指定管理者として指定しようとするものでございます。

◎安田委員長
 続いて、小林スポーツ課長の説明を求めます。

●小林スポーツ課長
 資料は35ページからでございます。県立のスポーツ施設5つにつきまして、同様に公の施設の指定管理者の指定につきまして御提案させていただくものでございます。
 35ページは、鳥取県立武道館でございます。指定管理者は公益財団法人鳥取県スポーツ協会でございます。現在と同様に次の5年間も指定させていただきたいということで、公募の結果、スポーツ協会を選定いたしました。以下、36ページ以降にその詳細を掲載しております。
 引き続きまして、40ページをお願いいたします。同様に公の施設として、鳥取県営ライフル射撃場につきまして、指定管理者は、公募の結果、現在の管理者と同様に鳥取県ライフル射撃協会にお願いさせていただくものでございます。以下、41ページ以降にその詳細を御説明しております。
 引き続きまして、45ページを御覧ください。倉吉体育文化会館でございます。倉吉体育文化会館は、県立武道館と同様に、公募の結果、引き続き公益財団法人鳥取県スポーツ協会に指定管理者をお願いするものでございます。以下、同様に、46ページから詳細を掲載しております。
 引き続きまして50ページ、鳥取県立障害者体育センターでございます。こちらにつきましても、公募の結果、現在の指定管理者、株式会社TKSSさんに次の5年間も継続して指定させていただくところでございます。結果につきましては、51ページ以降に記載しております。
 最後に55ページ、鳥取県立鳥取産業体育館及び鳥取屋内プールでございます。これにつきましても、県立武道館、倉吉体育文化会館と同様に、公募の結果、鳥取県スポーツ協会に選定させていただくところでございます。以下、同様に、資料56ページから59ページにかけまして、その詳細を掲載しております。

◎安田委員長
 続いて、中森文化財局副局長兼とっとり弥生の王国推進課長の説明を求めます。

●中森文化財局副局長兼とっとり弥生の王国推進課長
 資料60ページを御覧ください。鳥取県立むきばんだ史跡公園の指定管理者の指定についてお諮りするものでございます。今回、公募の結果、現在も委ねております鳥取県教育文化財団に引き続きお願いしようとするものでございます。60ページ以下、選定の理由等々について詳細を記しておりますので、御覧ください。

◎安田委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はございませんか。

○銀杏委員
 指定管理者の指定の分で、文化政策課所管の4施設については、何か当初は急激な物価上昇に対応するために燃料、光熱費は含めないで物価指数等を考慮して算定した指定管理料を毎年度追加で予算措置するという記述があるのですね。ところが、そのほかの施設についてはそういう記述がないのですけれども、昨今の光熱水費等の上昇等があるものですから、どういう対応を考えておられるのか、お聞きしたいなと思います。

●小林スポーツ課長
 実はこの議案の修正が少し追いついておりませんで、文化施設と同様に、光熱費の取扱いについては、スポーツ施設並びに文化財施設等についても全く同じ取扱いで、総務部のほうで統一した取扱いとしてしっかり予算措置させていただく予定でございます。少し資料の記載が漏れておりまして、申し訳ございません。

◎安田委員長
 よろしいですか。
 ほかにございますか。

○川部委員
 指定管理者の公募の施設の応募が1者しかなくて、評価もそんなに高くない評点がちょっと多いなと感じているのですけれども、応募者を増やすために何かそれぞれ取り組まれたことはあるのでしょうか。全体で答えられたら……。

●小林スポーツ課長
 特にスポーツ施設5つについては、全て公募でありながら、全て1者応札となりました。スポーツ協会が管理している施設につきましては、スポーツ人材の確保との兼ね合いもあって、なかなかほかの業者から上がらないながらも、企業名は言えないのですけれども特定の大手のメーカーからの問合せ等は、実は事前にありました。ただ、結果として応札されなかったと承知しております。
 障害者体育センターについては、今回は1者だけだったのですけれども、実は前回の5年前のときは複数応募がありました。今回はたまたま1者だけだったのですけれども、そういうところも踏まえながら、可能性がありそうな、例えばジムを経営している企業とかには前回も働きかけた経過もあるので、今回も少しお話しさせていただいたところだったのです。結果としては1者だけとなったところでございます。

◎安田委員長
 よろしいですか。

○伊藤委員
 1点だけ要望です。県民文化会館や未来中心とかコンベンションなどは審査の点数が総点数の5割を超えているのだけれども、それ以外の施設は審査の点数が5割を下回っている。指摘もなしとかと書いてあるのだけれども、下回っているということは、どこかそれなりのに評価できない部分があるから、要するに120点満点の60点を下回るような形になっているわけだな。だからそこのところをもっと、やはり現場も踏まえて、せめて総得点数の半数はクリアできるような、審査を受けられるような実績というか、見直すところは見直すということをぜひともお願いしたいなと。例えば120点満点の40点で、基準で置きましたみたいな話では、ちょっと格好にならないと思う。そのことをもう一度よく、受託者にも、せめて半数ぐらいの点数になるように、運営に汗を流してくださいということを伝えていただきたいなと思います。

●盛田地域社会振興部長
 実はこの点数、5段階評価になっていまして、これはオール県庁全てそうなのですけれども、1が評価できない、2が普通、3がやや評価できる、4が評価できる、5が高く評価できるという基準になっています。僕自身もちょっと最初見たときは何でこんなに低いのという感覚はあったのですけれども、2が普通で、要するに全体の40%前後が採用されるされないの基準になっています。ただ、おっしゃることも、普通、60%、50%は必要だと思いますので、ちょっと総務部のほうに伝えておきたいと思います。

○伊藤委員
 県民の皆さんが見て理解できないような審査基準だったら、やはりそれは見直して、もう少し分かりやすい審査基準にすべきだと思うのですよ。多分、現場は一生懸命やっていると思うのですよ。やっていても今の審査基準からいったら点数が上がらない、そういう仕組みだったら、現場の人がかわいそうだし、それが本当にきちんと評価されるような基準というか、点数に表れるような見直しをやはりすべきだと思う。そういうこともぜひ申し入れしていただきたいということでお願いします。

●盛田地域社会振興部長
 はい。ありがとうございます。

◎安田委員長
 関連して私からも。指定管理者に出ているところが様々金額の大小もあると思うのですけれども、点数が特に低かったところ、あと、こういう具体的な提案があったときに、それを検討していただくとか、施設自体の魅力が上がるような手だて。当然やっておられると思うのですけれども、さらに進めていただいて、ハード整備は当然入っていないとは思うのですが、出している側と受け手側でしっかり話合いをしていただいて、直すべきところは毎年ちょっとずつでも予算つけて直していくとか、それが県民に返りますのでね、しっかりやっていただきたいと思います。
 ほかはよろしいでしょうか。

○前住委員
 33ページの人権ひろば21の指定管理料のところで、すごいさっぱりとした数字になっていて、ほかのところは結構細かい数字になっているのですけれども、何か指定管理料の設定の仕方がほかと違うのかどうかお尋ねします。

●古田人権・同和対策課長
 管理料につきまして、これはたまたま人権文化センターのほうが提示した金額でございまして、実際のうちのほうの県の予算額としては端数がついております。ですから、もともと切りがいい数字に丸めたということではございませんし、冒頭申し上げました光熱水費は入っておりません。意図したものではございません。偶然でございます。

◎安田委員長
 よろしいですか。
 ほかはよろしいでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 続いて、請願・陳情の予備調査を行います。
 今回の予備調査は、新規分の陳情1件でございます。
 初めに、担当課長から現状と県の取組状況について聞き取りを行った上で、陳情者の願意の聞き取りや現地調査を行うかどうか検討したいと思いますが、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、陳情5年地域第20号、鳥取県において頻発する個人情報漏えい事案の再発防止について行います。
 本件の陳情事項は、鳥取県において頻発する個人情報漏えい事案の再発防止を執行部に求めることであります。
 それでは、担当課、中島県民参画協働課長の説明を求めます。

●中島県民参画協働課長
 参考資料の4ページをお願いします。まず、現状について御説明します。
 国、都道府県、市町村等が保有する個人情報につきましては、紛失、不正アクセス、漏えい等の危機に対し、合理的なセキュリティーの措置によって保護されなければならない旨が法律で定められているところでございます。本県においても、保有する個人情報の取扱いについては、個人情報保護法に基づく安全管理措置を講じるとともに、地方自治法に基づき業務適正化に取り組むべき対象の事務として、財務、公文書管理、情報管理と並べて個人情報管理の4つの事務を位置づけており、毎年度、全所属が自己点検を行っているところでございます。令和3年度から4年度における個人情報の漏えい事故の増加については、電子メールの利用機会が増加したことや、新型コロナウイルス感染症対策関連などの特殊事情により発生した事務に伴う手順誤りなどが主な要因となっております。
 次に、県の取組状況についてです。
 個人情報漏えいの事故が発生した所属にあっては、事故後直ちに情報セキュリティー所管課及び個人情報保護制度所管課へ報告させるとともに、要因を分析の上、再発防止策を講じていただいております。また、翌年には改善状況や再発防止の確認、翌々年にはフォローアップを行う趣旨で実地検査を受けていただいております。個人情報取扱事務の自己点検において、毎年度、全所属において実施していただいておりますが、不適正な取扱いが確認された場合には実地検査を行い、是正が図られる仕組みを構築しているところでございます。
 各所属の個人情報保護担当者を対象とした研修につきましては、令和4年6月からオンデマンド配信を活用することで長期にわたる受講を可能とし、随時内容を確認できるようにしております。
 また、漏えい事故の傾向と対策の事例を取りまとめ、各所属に周知することで、個人情報の適正な取扱いの徹底を強化しているところでございます。
 本年度、令和5年4月に職員用の個人情報流出防止の手引を改訂し、漏えい事故の類型別の事例や対策のポイント、ダブルチェックの際のチェックリストの見本等について、最新の時点修正を行った上で、各所属に対し周知を行ったところでございます。
 令和5年6月からは、本県の知事部局の事例に限らず、他の地方公共団体等で発生した個人情報の漏えい事故につきましても、事案の概要、要因分析、本来守るべきだった手順等を取りまとめ、各所属に対し定期的に周知しているところでございます。
 今年度発生した漏えい事故につきましては、業務委託先によるものの比率が高まっているという事態を受けまして、事故が発生した業務委託先及び契約担当課に対し、9月に緊急に実地検査を行ったところでございます。

◎安田委員長
 ただいまの説明について、質疑等はございませんか。

○川部委員
 現状と県の取組状況ということで、この陳情者の事案を見ると、今年6月の話だと思うのです。県はもうずっとこういうことをやっていますと言っているのだけれども、それでも起きていることに対して、今回、何で起きたのかとか、どういう対応をしたのか、そういう説明はないのですか。まず、事実はあるのですか。

●中島県民参画協働課長
 事故があった所属に対しては、速やかに再発防止策等を実施していただくように指導等も行っておりますが、業務が忙しい中でダブルチェックとかそういったことがおろそかになっていたりとか、思い込み等で行っていたというヒューマンエラーがやはり主な原因だと思っております。今までは個人情報の担当に研修を行っていたところですが、今年度からは全職員に対して意識向上を目的とした研修を実施する予定としております。

○川部委員
 部長、今の説明だと説明になっていないのですけれども、こういう事案があったときは、分かった時点で速やかに対応して、委員会なり議会に報告を上げるとか、何らかのことがこれまでもあったのではないかなと思うのです。今回の話というのは、そもそもいつ分かってどのような経過でどういう対応をしたのかという取りまとめはなされているのですか。6月の事案ですけれども。

●盛田地域社会振興部長
 申し訳ございません。ちょっと1回ずつこの委員会で報告しているかというのは把握していなかったので、そこは調べてさせていただきます。ただ、先ほど中島課長も言いましたけれども、近年、本当に増えていますし、今年度についても既に半年で7件という状況でございます。もしかしたらこの制度自体がだんだんちょっとみんな慣れっこになってしまって、少し強化しなければいけないところもあるのかもしれません。そこら辺を今、検討しているところでございますので、報告させていただきます。

◎安田委員長
 後日、詳細をまた資料で出していただきたいというのと、部長がおっしゃるとおり、恐らく個人の研修で個人のスキルを高めるというよりも、システムの構築のほうが私は重要ではないかと思っております。ダブルチェックが本当になされているのか、1人の目よりも2人、2人よりも3人だと思いますので、そういった改善策をぜひ出していただきたい。
 よろしいでしょうか、川部委員。

○川部委員
 ちょっとこれ、陳情者が言っている事実がどうだったのかということがないと判断のしようがないので、それを聞いた上で、要は対応がどうなのかというあたりも含めて、もう一度説明を求めたいと思います。

◎安田委員長
 資料がまとまり次第、また改めて話し合いたいと思います。

○銀杏委員
 まずは漏えいした個人情報の対象者に連絡を取って謝罪するというのが一番必要なことで、県の取組状況の中に、ぱっと見て書いていないように思ったのだけれども、これはどんな状況なのですか。

●中島県民参画協働課長
 漏えいした本人に対しては、速やかに担当課のほうから謝罪を申し入れて、了解をいただいた上で、今後の再発防止策と漏えい防止の体制の強化等を図っていただいているところでございます。

○銀杏委員
 了解いただくというのは、被害者の方に了解をいただくということですか。

●中島県民参画協働課長
 そうですね。本人の方に事実をお伝えして謝罪した上で、きちんとその事実の説明をさせていただいて、御理解いただいているところでございます。

○銀杏委員
 こうした漏えい事案で、いろんなところにいろんな形で漏えいしたってそれぞれ違うと思うのですけれども、漏えいしたその情報が利用されて何かしら対象者の方に損害が及んだときには、県として損害賠償するということなどは伝えられていますか。

●中島県民参画協働課長
 すみません。ちょっとそこの辺りは確認が不十分なのですけれども。

○銀杏委員
 やはり担当者もしくは組織としてきっちり責任を取るのだということを言わないと、なくならないと思うのです。この陳情書を見てみますと、発生が令和5年6月19日の、これを見てびっくりしたのですけれども、夜の9時53分まで残業されていて、ファイルを誤送信して、パスワードもその後3分後に送信しているということですよね。こうしたときに、陳情者が例えば複数の目でチェックするとかいろいろ書いてありますけれども、この時間に課なり係で何人も残っていてできるのかなと思っております。大体こんな時間に送信すること自体もチェックできないような時間帯ではないかなと思いますし、この時間まで仕事をしなければいけないような事情とかがあったのだろうかなと思ったのですけれども、教えていただけますか。

●盛田地域社会振興部長
 今回の漏えい事件ですけれども、川部委員が言われるように、ちょっと内容を調べさせてください。その上でまた回答したいと思いますが、実はこれ、もしかしたら県でない委託先のほうが漏えいしたという可能性もありますので、ちょっとそこら辺も含めて報告させていただきたいと思います。

○川部委員
 ちなみに、多分これは県民参画協働課がやったということではなくて、どこかの担当課がやったことに対する陳情として上がってきていると思うのですけれども、情報漏えい等の管理というか、要は情報セキュリティー、服務規程になるのか何なのか分からないですが、そもそもこれは県民参画協働課の案件なのですか。

●盛田地域社会振興部長
 個人情報の法律というか、制度を持っているのが県民参画でございまして、実際にはいろんな課で起こった案件を県民参画が取りまとめるというところでございます。

○川部委員
 分かりました。

◎安田委員長
 よろしいでしょうか。
 それでは、委員のほうで陳情者からの願意の聞き取りあるいは現地調査の必要性について、御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、報告事項に移ります。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告18、投票率低下防止等に向けた政治参画のあり方研究会(第1回)の開催結果について、松﨑市町村課長の説明を求めます。

●松﨑市町村課長
 資料の2ページを御覧いただければと思います。投票率の低下や地方議会議員の成り手不足が深刻化する中で、県民の政治参加を促進するための対策について研究するための研究会を9月7日に立ち上げましたので、概要につきまして御報告いたします。
 資料の1の部分で、本研究会につきましては、谷口委員、河村委員ほか、県内外の専門的知見を有する方々を招き、また、委員外の構成委員として、自治体代表の方3名を加え、議論を行いました。第1回目、最初の会合でございましたので、事務局より投票率、また選挙の無投票の状況等、現状を説明の上、各委員には自由に発言いただいたという状況でございます。
 主な意見を紹介させていただきますと、資料中段の2の部分、1つ目の丸では、投票によって得られる選挙人の利益、また投票に行くコストなどに着目するなど、学術的な観点から何らか政策を考えられないかといった指摘。2つ目の丸、住民と議員のコミュニケーションにつきまして、デジタル技術を使ってより多くの人たちの声を聞き、議論するなど、特にICTのテクノロジーを使って何か進められないか。また、主権者教育に関連しまして、5つ目と6つ目の丸の部分、若い頃から自分たちで主体的に考える体験、小中学校からの主権者教育を充実させて、根っこの部分、子どもの頃からその辺を学んでいこうといった意見が上げられたところでございます。
 今後は、第1回目の会議で上げられた意見を集約の上、2回目以降の議論を深めていきまして、年末までに4回程度を開催し、結果を取りまとめていく予定としております。

◎安田委員長
 続いて、報告19、とっとり県民の日(9月12日)にかかる各種取組の実施について、及び報告20、とっとりSDGsネットワーク会議の開催結果及び「とっとりSDGsシーズン2023」の実施について、足立県民参画協働課ボランティア社会・SDGs推進室長の説明を求めます。

●足立県民参画協働課ボランティア社会・SDGs推進室長
 資料の3ページをお願いいたします。9月12日のとっとり県民の日に合わせまして、県民の皆様が鳥取県について学び、ふるさとに愛着と誇りを持っていただくために、各種取組を実施いたしました。主に当課が直接取り組んだものについて報告させていただきます。
 まず、1番、イオンモール鳥取北、日吉津での啓発イベントでございます。鳥取県の歴史や成り立ちの紹介、その他子育て王国やねんりんピックのPRなど、県の各種施策に関する展示のほか、イオンモール鳥取北では、県産品や民工芸品の販売を行う県民の日フェアを実施いたしました。
 次に、2番、県内スーパーマーケットと連携したとっとり県民の日フェアの開催でございます。今年度は8社54店舗におきまして、県産品の販売促進を行いました。このほか、項目の3から7まで掲げております様々な取組によりまして、県民の皆様にとっとり県民の日を知り、楽しんでいただく取組を行いました。
 続きまして、資料の5ページをお願いいたします。とっとりSDGsネットワーク会議の開催結果及びSDGsシーズン2023の実施についてでございます。
 9月15日、官民連携組織とっとりSDGsネットワークの会議を開催し、今年度のSDGsシーズンの実施内容を決定するとともに、ネットワーク構成員の皆様の取組について、意見交換いたしました。
 SDGsシーズン2023の概要は2番に記載しております。内容としましては、1番の10月9日に実施予定でございますオープニングイベントを皮切りとしまして、ネットワーク構成員やとっとりSDGsパートナー企業様等によります主催イベント、市町村の普及啓発リレーなど、県内各地で10月からの3か月、シーズン期間中、随時開催していく予定としております。オープニングイベントにつきましては、別添でチラシを添付しておりますので、また御覧いただけたらと思います。
 そのほか、小学生の参加を得まして、鳥取市内商店街にSDGsフラッグの掲出をシーズン期間中行います。
 このような様々な取組を通じまして、SDGsの普及啓発や実践につながるよう働きかけていきたいと考えております。

◎安田委員長
 続いて、報告21、第67回鳥取県美術展覧会(県展)の開催について、村上文化振興監兼文化政策課長の説明を求めます。

●村上文化振興監兼文化政策課長
 6ページを御覧ください。鳥取県美術展覧会(県展)の開催について御報告いたします。
 県展につきましては、入選及び受賞作品を決定いたしまして、9月16日に県立博物館において表彰式を開催しました。
 出品の状況でございます。洋画をはじめ8部門につきまして、全部で566点、うち一般応募作品は453点の出品がありました。前年度と比べますと23点の増となっております。特に学生または18歳以下の方からの出品数が62点ありまして、これは記録が残っている平成21年以来、過去最多となっております。特にデザイン部門では、約7割が学生または18歳以下の方からの出品となっております。出品が増えましたのは、学生の方は1年間に制作できる作品数が1ないし多くても2ということをお聞きしておりまして、昨年から、学生を対象としたコンクール等に応募されたものについては県展でも応募できるというふうに要件を緩和いたしました。また、今年度はSNSによる広告を約1か月間ツイッター等で行ったりもしました。そういう成果が少しずつ表れたのかなと考えております。
 審査結果でございます。入選作品数は301点で、うち県展賞が15点、奨励賞が33点となりました。こちらのほうでも、出品数が増えた学生が38名と前年度より大きく増加しております。
 県展につきましては、入賞作品、入選作品、無鑑査等の作品414点につきまして、記載しております日程で4会場を巡回展示することとしております。チラシも添付しておりますけれども、委員の皆様も御都合がつきましたらぜひ御鑑賞いただければと思います。

◎安田委員長
 続いて、報告22、とっとり安心ファミリーシップ制度の導入について、古田人権・同和対策課長の説明を求めます。

●古田人権・同和対策課長
 7ページをお願いいたします。第3回多様な性を認め合う社会づくり研究会の開催結果及びとっとり安心ファミリーシップ制度について御報告申し上げます。
 9月5日に開催いたしました第3回の研究会では、第1回及び第2回の研究会での意見を踏まえて作成した制度案を提示いたしまして、改めて当事者の皆様に御意見を伺いました。主な意見としましては、パートナーシップやファミリーシップという言葉が証明書などを使う際に分かりやすいので、この言葉を入れることを検討してほしいといった御意見、あと、市町村との連携や民間の連携協力などによる広がりが重要、などの御意見をいただきました。
 とっとり安心ファミリーシップ制度の概要でございます。この制度は、従来の県の取扱いのさらなる向上のため、当事者や有識者等で構成する研究会での御意見を踏まえて作成したもので、親子関係も届出対象とするファミリーシップ制度として、10月1日から運用を開始したいと考えております。
 当該制度は、お互いを人生のパートナーとして認め合う性的マイノリティーのカップルが相互に協力し合う関係、またはその子や親と一緒に家族として協力し合う関係にある旨を届け出て、県がその届出を受理したことを証明する制度でございます。県は、ファミリーシップの関係性を証明する届出受理証明書を交付して、市町村等と連携しながら、事実婚と同様のサービス提供を行うものでございます。届出の要件、手続等は資料に記載のとおりで、多くの自治体が導入しております職員の面前で宣誓するといったものではなく、届出制度として、届出の方法は電子申請や郵送も可能としているところでございます。

◎安田委員長
 続いて、報告23、競技力向上対策本部会議の開催結果について、及び報告24、特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」、特別全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」の概要について、小林スポーツ課長の説明を求めます。

●小林スポーツ課長
 資料はまず9ページでございます。競技力向上対策本部会議ということで、6月に議員の皆様にも御参加いただきまして、2巡目の国民スポーツ大会に向けました準備委員会を発足したところでございます。これと並行して、これら大会に向けて、競技力向上対策の在り方についても議論を始めるために会議を立ち上げたところでございます。
 1回目の会議では、ジュニアの育成に関することであったりとか、企業の人材確保に関する意見など、様々な御意見をいただいたところでございますけれども、最終的には県民の方に共有いただけるような目標をしっかりつくるべきではないかという御意見もありました。競技力の強化が全国や世界のステップとなるように検討を進めていきたいと思います。年度内を目標に、基本的な方向性を策定できるように、今後も議論を進めてまいりたいと考えております。
 引き続き10ページを御覧いただきたいと思います。鹿児島で国体と全国障害者スポーツ大会が開催されます。別冊でその選手団名簿もつけておりますので、後で御覧いただけたらと思いますが、国民体育大会につきましては、今まさに会期前競技ということで水泳やレスリングなどの開催が進んでいるところで、昨日までに2競技で入賞がありましたし、本日は、飛び込みの三上紗也可選手が優勝したという結果報告も舞い込んできたところでございます。
 あわせまして、10月に入りますと本大会、それから10月末には障害者スポーツ大会も開催されるところです。県民の皆様と共に選手団の活躍を心より応援しております。

◎安田委員長
 続いて、報告25、文化財の県指定等について、片山文化財局長兼文化財課長の説明を求めます。

●片山文化財局長兼文化財課長
 資料11ページをお願いいたします。8月29日に県の文化財保護審議会が開催されまして、5点につきまして県保護文化財に指定するよう答申がありましたので、御報告します。
 まず、名和神社文書でございます。名和長年の子孫が長らく九州にいらっしゃったのですが、明治11年に名和神社の宮司として帰ってこられました。その間に名和家代々に伝わっていたものが県内にもたらされて、中身としては、天皇の綸旨でありますとか、あるいは豊臣秀吉の朱印状でありますとか、非常に貴重なものがあるということで、これを県の保護文化財として指定しようとするものでございます。
 2点目の神像10躯、それから3点目の男神騎馬像2躯はいずれも三朝町三佛寺に伝わる神像群で、平安時代から室町時代にかけてつくられたものでございます。特に室町時代のものについては、京の仏師の銘が確認できるということもありまして、当時の三佛寺、三徳山の隆盛を物語る資料として貴重だということでございます。
 次、12ページ、絹本著色琴棋書画図でございます。根本幽峨作の3幅のもので、藩絵師の根本幽峨の作ということでは、渡辺美術館にもある大和絵の作品を県指定しているところですが、それに続くものでございます。これは中国の題材を模したもので、非常に出来がよい作品だということで、根本幽峨の作品としての重要作例として貴重であるということでございます。
 最後、齋尾家住宅でございます。北栄町にある齋尾家の主屋ほかの建物を指定するもので、江戸時代までに大庄屋を務めた大きな農家の、近代になってからの建物の様式の変遷の特徴が分かるというようなこと、それから、今もお住まいになっておられるのですが、非常に維持管理がいい状態で保ってくださっているということもありまして、このたび指定しようとするものでございます。
 13ページ以降にそれぞれ資料、写真等を載せておりますので、また御覧いただければと思います。

◎安田委員長
 続いて、報告26、青谷かみじち史跡公園の整備状況について、中森文化財局副局長兼とっとり弥生の王国推進課長の説明を求めます。

●中森文化財局副局長兼とっとり弥生の王国推進課長
 資料最終ページ、19ページを御覧ください。青谷かみじち史跡公園の整備状況についてでございます。現在も整備を順調に進めてきておりまして、史跡公園の開園時期を令和6年3月とすることについて御報告いたします。
 整備の進捗状況です。外側公園部分の土木工事につきましては、弥生時代の地形を復元する造成工事が終了し、現在は、植栽工事や園路といった工事を実施中でございます。また、展示施設等、建物自体は昨年度末までに完成し引渡し済みで、現在はその内装や造作を実施中でございます。
 この青谷上寺地遺跡は、御承知のとおり国の史跡であるとともに、出土資料のうち1,300点余が国の重要文化財に指定されております。これがもう一つの見どころとなるわけで、この重要文化財である出土品の収蔵、展示の条件となる展示施設内の化学物質濃度について、先月、空気環境測定をしたところ、現時点でその濃度が文化庁の示す基準値を大幅に上回っているということが分かってまいりました。そのため、重要文化財を施設内に収蔵、展示する作業の着手までにその環境を整えることなど、時間を要することから、開園時期を令和6年3月にするというものでございます。
 なお、特に地元の方々については、この史跡公園、開園を非常に期待していただいている施設でもございますので、11月には青谷かみじちフェスタを開催予定としておりますし、また、地域の行事や地元住民を対象とした事前見学会を開催することで、地域の方々の関心などを高めていただく取組を実施する予定にしております。

◎安田委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はございますか。

○銀杏委員
 2点ありまして、最初、2ページ。投票率低下防止等に向けた研究会なのですが、メンバーに関係者として議会関係者が誰も出ていない。これからも開催されるということなので、やはり関係者として議会関係者を入れるべきではないかと思います。
 7ページ、とっとり安心ファミリーシップ制度で、2の(2)のエ、相手方が近親者でないことという条件があるのですが、これはどういう意味があってつけられたのか教えてください。

◎安田委員長
 まず、最初のほうを。

●松﨑市町村課長
 政治参画の研究会のほうで、議会事務局の方とはやり取りさせていただいておりまして、御指摘も踏まえながら、意見交換、情報共有しながら研究会の内容のほうにも議論を進めていきたいと思います。

○銀杏委員
 議会事務局は選挙に出るわけではないでしょう。意を決して選挙に出てみようと思って職を辞めて挑戦するわけですよ。そうした人の経験がないと分からないことがあると思うのですよ。実際、もっとこうすれば簡単に人が出やすくなるのではないかと言われるのは、それは外から見られての話であって、そういう話のときに本当にそれが効果的なのかというのは、やはり当事者がいたほうがいいと思いますので、ぜひ検討していただきたいなと思います。それから、自治体代表というのは、有権者の代表ということだと思うのですね。市長会、町村会、それから県知事と、3名の方が出られるそうですけれども、実は選挙予算というのは、地方の選挙の予算は毎回減ってきているのですよ。よく投票率を上げるのにどうしたらいいのかという一般質問で、選挙管理委員会の委員長あたりがとても前向きな答弁をされるのですけれども、実際は予算がどんどん減ってきていまして、投票所も減ってきているということで、予算を減らすのはこのお三方、首長ですよ。予算権があるわけですから。だから多分、この3名の方からは、毎回選挙予算を減らしていますという話は絶対出ないと思うのですね。ですからぜひこの議論をしてほしいなと注文をつけさせていただきたいと思います。

●松﨑市町村課長
 いただいた御意見を踏まえながら、研究会を進めてまいりたいと思います。

◎安田委員長
 では、2つ目。

●古田人権・同和対策課長
 近親者ではないという要件について、これは婚姻の要件になっているものでございます。あと、他の自治体でもこの要件をつけているというか、要件としております。今後、ほかの自治体と連携協定等を行っていく上で、要件が同じほうが都合がよいということもありまして、一般的な要件として採用しているところでございます。

○銀杏委員
 多分、もともとの考え方は、近親同士で結婚をすると遺伝的に問題がある子どもさんができる可能性があるということで禁止しているのだと思うのですよね。であるならば、同性婚であればその心配がないということになるので、必要ないのではないかなと理論的には思うわけです。ですからこの辺もできたら外してあげたほうがいいのではないかなと思うのですね。よく検討していただきますようにお願いします。

●古田人権・同和対策課長
 検討いたします。

◎安田委員長
 関連で私のほうから。同じところです。制度届出者の要件のところで、ウとオで、双方が共に届出をしようとする相手以外とのこの制度による届出をしていないことというのは、例えば今おっしゃった全国的な類似の制度と重複しないことは調べられることなのですか。

●古田人権・同和対策課長
 この制度というのは、類似の制度ではなくて鳥取県の制度と重複しない、でございます。なのでそこまでのところは思っておりません。婚姻ではないのですけれども、同じようにいわゆる重婚はないようにしたいということから要件をつけております。

◎安田委員長
 オのほうで、双方またはいずれか一方が県内に住所を有し、または県内への転入を予定していること、とあるので、一方の方は県外在住の方でも可能だという認識を私は持ったのです。分かりませんよ。純粋な気持ちでこのファミリーシップ制度を受けようという方だけならいいのですけれども、男女の間でもいわゆる結婚詐欺とかロマンス詐欺とか、いろんなことが起きているではないですか。相手を利用して、パートナーだと思わせるような犯罪もある中で、そういったところをちょっと心配したのです。ほかの県で多重にそういう制度を活用して重婚みたいなことになっていないのかな、そういう方は大丈夫なのかな、そうなった場合どうするのかなという心配があったものでお聞きしました。

●古田人権・同和対策課長
 8ページ上の(ウ)添付書類のところを見ていただければ分かると思いますけれども、やはり住民票の写しであったり、届出に係る戸籍抄本、それから独身証明等々を取りますので、きっちりそこはチェックしてまいりたいと思いますし、何か悪用されることがあるのであれば、調査を行うとか、厳正な対応を取っていきたいと考えております。

◎安田委員長
 本制度の届出は戸籍にのるの。

●古田人権・同和対策課長
 例えば同性ではなく異性と結婚している場合には戸籍には当然のります。そこはちょっとこの制度では駄目ですということでございます。そこの確認は取れます。

◎安田委員長
 だから言ったのは別に男女間の重婚ではないのですよ。同性間の重婚で詐欺に遭ったりとか、そういうことがないようにしてもらいたいし、そこを防ぐ手だてを何かしら考えたほうがいいのではないかなと思って。性的少数の方というのはやはり圧倒的に数が少ないので、少ないからこそそういったところを狙う犯罪というのは起こり得るのではないかと思うのです。だからそこまでやはり気を遣って運用できるようにしていかないと、被害者が出る可能性もあると私は認識しています。ですので、いろんな行政サービスが受けられるようになるという利点もあるのですけれども、運用する側としては、そこまで深く考えないといけないことではないかなと思っておりますので、引き続き注意を払いながら運用していただければと思います。

●古田人権・同和対策課長
 御意見ありがとうございました。重々に認識しながら進めてまいりたいと思います。

◎安田委員長
 ほかにございますか。

○東田委員
 県展の審査員のことでちょっとお尋ねしたいと思います。
 県民の方から審査員が固定化している部門があるのではないかということで、これは調査していただきたいのですけれども、長年繰り返ししておられる審査員がいらっしゃると思います。県外の審査員が1人、あと県内の審査員が何人かいらっしゃって審査されるのですけれども、どうしても県内の審査員でぐるぐると回しているというようなことを聞くことがあります。ですので一度、審査員がいつから審査員になられて、何年もしているようでしたら、できるだけ新しい審査員に替わっていただくような配慮をしていただきたいという思いでちょっと調査をお願いしたいと思います。

●村上文化振興監兼文化政策課長
 実はこの点に関しましては、当課でも問題意識を持っております。同じように県展の運営に関することは運営部会に諮って決めている中で審査員も諮るわけですけれども、その審査員になっていただくのもやはり納得のいく方、それなりの実績のある方でないといけないというところもあります。一部の分野は確かに人数が確保できないという状況が発生していることを問題認識しておりまして、去年からそこに対して県外審査員を増やしていくのかどうかとか、今議論を進めているところでございます。

◎安田委員長
 ほかはございませんか。

○前住委員
18ページ、文化財の価値が分からない者がちょっと質問します。県の指定の文化財が増えてきて、いいことなのですけれども、これからまた県の文化財が今度は国のほうに移っていくというような循環をしていったほうがいいかなと思ったりもするのです。そういったことは何か推薦したりするものなのですか。

●片山文化財局長兼文化財課長
 県の指定文化財から国の指定文化財になるものは当然あります。実はこのたびのものでも町の指定文化財を県の文化財に指定したというものがありまして、やはりそれぞれのレベルで文化財を把握し、価値づけをして指定していくという中で、その重要性が例えば国レベルでもこれはもしかして珍しいものではないかとか、あるいは逆に国のほうからこれはこの地域で独特なものではないのか、そういったものについてさらに調査を進めていくということです。単純に市町村のものが県、県のものが国というものではないのですけれども、やはり県指定したものが次の国指定に向かえるような価値があるという判断がつけば、それに向けた調査をして、国に具申していくといったことになろうかと思います。それもそれぞれかなと思っています。

◎安田委員長
 ほかはございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 では、ちょっと最後に1点。9ページの競技力向上、とてもいい意見が並んでいると思います。結構本質をついているのではないかなと私自身は感じています。本当に今、働き手不足、担い手不足の中で、これを地域社会振興部だけではなくて、それこそ商工とつなげるとか、意見共有していただいて、早期に企業とのマッチング、アスリートもやはり今から育てていくことも必要ですし、この結果を見てこの辺りはちょっとスピードを上げる必要があるのではないかなと思います。あとは、ジュニアアスリート、これも大変に評価が高まってきていますので、今年も増額していたはずですけれども、引き続きやっていただきたいというのと、競技力とは別に施設整備の面もありますね。この辺も恐らく基本計画が策定されて動き出すのでしょうけれども、これも急がないと二度手間になったりする施設が出てきます。小林さんは御存じでしょうけれども、実際に私が抱えているところなどはもう二度手間になるのではないかなと不安に思っていたりしますので、この議論は実は結構急ぐ部分だと思います。ちょっとスピードを高めていただきたいと要望しておきます。
 次に、その他ですが、執行部、委員の方で何かございますか。

○東田委員
 文化施設のホールの中で、車椅子の方々が鑑賞できるスペースのことでちょっとお尋ねしたいのですけれども、実はこの間、手話ライブというのに参加させていただいて、ステージの1つ中寄りの通路で車椅子の方々が鑑賞をしていらっしゃったのです。ライブになりますと、ゲストの方がスタンドを促す場合がありまして、結局、前のお客さんが立たれると見えないというようなことがありまして、気の毒だなと思いながら鑑賞していたのです。やはり今後の検討として、ああいう大ホールなどは車椅子の席というのは前列の、右とか左とか、通路側でも、やはり前にスペースをきっちり設けないと、せっかくの鑑賞が見えにくいというようなことになって、気の毒だなと思いました。今後、そういうことも併せて、施設整備の観点で御検討いただけたらなという具合に思いますので、ちょっと調査検討していただけますか。

●村上文化振興監兼文化政策課長
 見られる方によっては、ひょっとしたら一番前というのは見にくいということもありますし、そういうスタンドで行うようなことが事前に主催者の方からありましたら、例えば平台を置いて高さを設けるというようなこともできますので、まずは館が主催者と事前に話し合った上で十分に対応できることを検討していきたいと思います。

○東田委員
 この間は県の事業でせっかくいいライブだったものですから、見せてあげたいなと思いながら、お客さんがスタンドの状態で見えないというようなことで、ちょっとかわいそうだったなと感じたのです。

●村上文化振興監兼文化政策課長
 事前に館のほうにも県と十分に取るようには言っておきます。

◎安田委員長
 よろしいですか。
 ほかはございませんか。
 意見が尽きたようですので、地域社会振興部については以上で終わります。
 なお、この後、委員の皆様には御相談がありますので、この場にお残りください。
 執行部の皆さんは御退席いただいて結構です。お疲れさまでした。
(執行部退席)
 お残りいただいたのは、今後の委員会活動についてであります。
 なお、インターネット中継は継続していますので、発言の際はマイクに向かってお願いいたします。
 先日、出前県議会の開催について、アンケートをさせていただきました。その結果をお手元にお配りしております。一番多かったのは、学生を相手にグループ討議形式で投票率向上についてをテーマにするというものでしたが、このとおり開催する方向で調整することとしてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 なお、日程については、11月21日を候補日としたかったところ、予定が入ることになりましたので、改めて日程調整したいと思います。ついては、お配りしているアンケート表のカレンダーにマル・バツを書いて、事務局にお返しくださいますようお願いいたします。
 以上を踏まえて最終的な調整は私に一任していただいてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 では、そのようにさせていただきます。
 調整状況などは適宜お知らせしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上をもちまして地域県土警察常任委員会を閉会いたします。

午後2時05分 閉会

 


 

 

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