スタッフが綴る日々の出来事

作成日:2024年01月10日
なぜかハマる!古代のボードゲーム「かりうち」

1月6日から8日にかけて、むきばんだ史跡公園では初めてのボードゲーム交流会を開催しました。

今回用意したボードゲーム「かりうち」は、奈良文化財研究所の研究員が、1300年前の土器に記された盤面の記号などをもとに復元した、話題のゲームです。

かりうちは、双六に近い遊びですが、サイコロではなく「かり」と呼ばれる4本の棒を投げ、その棒の平らな面が上を向くか下に向くかで、目の数を出してコマを進めていきます。出た目によって自分のコマを2段、3段と重ねて動かせるようになったり相手のコマをはじき出してスタートに戻させたりと、ゲームの展開が大きく変わる特別ルールがあるので、終盤に大逆転!ということも多々。単純にコマを前に進めるだけではなく、相手のコマの位置も気にしながら追い越したり追いかけたりする駆け引き、作戦を考える頭脳戦のゲームなのです。

ボードゲームは、相手の方のプレイぶりから、「堅実派の人」「大勝負にでる人」などの性格が見えてきて、意外な面を知ったりする面白さもあります。終わってからの感想戦も楽しいんです。「あのときこうされてたら負けてた」「ここでこう打っとけばよかった」などとおしゃべりしているうちに、見学者が増えてそのまま”普及活動”成功となったりします。

今回の交流会でも、参加者は続々と「かりうち沼」にハマっておられましたね~。このゲームは、プレイ時間が10~15分ほどと短く勝負がスピーディなのもよいなと思います。気づいたら何戦もやっていたという参加者が多くて、子どもたちには相手のコマをとにかくはじき出す武闘派が続々出現。カリを打つたびに大きな声や笑い声が上がってました。子どもと大人が本気で対戦できるっていいですよね。

「古代」をテーマとするボードゲームは世の中にけっこうあるようです。他のゲームも集めて、またボードゲーム交流会をやれたらよいなと思いました。そのときはぜひご参加くださいね。「こんなゲームあるよ」というお声掛けもお待ちしております!

対決中

「次は勝つ!」

学年が違う子ども同士でルールを教え合いながら対決していました。

交流会の様子

お友達同士で!親子で!パートナーと!「かりうち」で大盛り上がり。

 

【休園日】

  • 7月の休園日
    7月22日(月)
  • その次の休園日
    8月26日(月)
  • 年末年始の休園日
    12月29日~1月3日

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