令和5年度農林水産商工常任委員会議事録

令和5年6月28日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
鹿島 功
鳥羽 喜一
福浜 隆宏
松田 正
前原 茂
尾崎 薫
浜田 一哉
浜崎 晋一
欠席者
(1名)
委員 坂野 経三郎
 

説明のため出席した者
  池田商工労働部長、岡垣農林水産部長、小西企業局長 ほか各局次長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
  西村課長補佐  田中(恭)課長補佐  福永主事

1 開会   午前10時00分

2 休憩   午前10時07分 / 午前10時17分

3 再開   午前10時08分 / 午前10時23分

4 閉会   午前11時14分

5 司会    鹿島委員長

6 会議録署名委員     松田委員  前原委員

7 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり

会議の概要

午前10時00分 開会

◎鹿島委員長
 それでは、ただいまから農林水産商工常任委員会を開会したいと思います。
 本日の日程はお手元のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきたいと思います。
 なお、今回の常任委員会は、執行部の入替えを行うこととし、最初に付託議案及び請願・陳情の審査を行い、執行部の入替えの後、報告事項について、企業局、次に農林水産部の順に行うものとします。
 また、労働委員会については、議案等がないため出席を求めないこととしますので、御承知ください。
 それでは、初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 会議録署名委員は、松田委員と前原委員にお願いしたいと思います。
 それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案についての審査を行います。
 付託議案は日程に記載の4議案であります。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問と、マイクのスイッチの切替えをお願いしたいと思います。
 それでは、質疑のある方は挙手をお願いいたします。ありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 討論がないようでございますので、採決に入ります。
 採決については、一括して採決するのがよろしいかお諮りいたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、付託されました4議案を一括して採決いたします。
 原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員です。したがいまして、本委員会に付託されました4議案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 続いて、請願・陳情の審査を行います。
 今回は、新規分の陳情1件の審査を行います。
 陳情5年商工労働第14号、いわゆるトラベルルールの円滑な実施と、利用者保護に係る意見書の提出についての審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いしたいと思います。

○尾崎委員
 暗号資産については、不正やテロの防止のための措置が必要である。現在、国において法律改正で行われることになった今後の影響を国が見つつ、調査、検討されるべきものであると承知しています。
 しかし、願意は理解できることから、趣旨採択を求めます。

◎鹿島委員長
 ほかにありますか。

○鳥羽委員
 結論から言いますと、不採択が妥当と考えます。
 理由としては、暗号資産の移転に係る通知義務、いわゆるトラベルルールについては、国がマネーロンダリングやテロリストへの資金供給を防ぐために国際基準に合わせて既に関連法案を改正しているということ、あわせて、国は関連団体である一般社団法人日本暗号資産取引業協会に対して、トラベルルールを実施するために必要な体制を整備するなど、既に必要な要請を行っていることから、不採択が妥当と考えます。

◎鹿島委員長
 ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が出尽くしたようです。
 これより採決に入ります。
 確認いたします。御意見は、趣旨採択、不採択です。
 それでは、まず、趣旨採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成少数であります。
 次に、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数であります。したがいまして、陳情5年商工労働第14号については、不採択と決定いたしました。
 以上で付託案件の審査は終了しました。
 なお、委員長の報告の作成、内容については、委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議ないようですので、そのようにさせていただきたいと思います。
 次に、報告事項に移りますが、商工労働部は報告事項がございませんので、先にその他について伺います。商工労働部に関して、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないということで、ここで執行部の職員の入替えを行います。暫時休憩したいと思います。

午前10時07分 休憩
午前10時08分 再開

◎鹿島委員長
 それでは、再開いたします。
 初めに、企業局について行います。
 執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いします。
 なお、質疑については説明終了後、一括して行っていただきたいと思います。
 報告1、令和4年度企業局の経営状況について並びに報告2、旗ヶ崎工業団地の土地売買契約について、山根経営企画課長の説明を求めます。

●山根経営企画課長
 企業局の報告資料2ページをお願いします。令和4年度企業局の経営状況について御報告いたします。
 初めに、電気事業の経営状況につきまして、営業収益は年間を通して降水量が少なかったことに加えて、日野川の取水制限、新幡郷発電所の停止、水力発電所のリニューアル工事に伴う3発電所の運転停止等により、前年度比63.8%の約6.8万メガワットアワーとなったことから売電収入が減となり、前年度比2億7,100万円減の約12億4,300万円となりました。
 また、営業費用はリニューアル工事に伴う固定資産除去費の増により、前年度比2億6,400万円増の17億700万円余であったことから営業損失は4億6,400万円余となり、営業外利益の1,100万円余と合わせ、当年度純損失は4億5,300万円余となりました。
 損益計算書におきまして、前年度繰越利益剰余金を合わせた当年度未処分利益剰余金は9,200万円余となっているところです。
 3ページをお願いします。今後の収支見通しです。コンセッションに移行する3発電所のリニューアル工事に伴う運転停止により、令和5年度は赤字となりますが、令和6年度以降はコンセッションの運営権対価により収益が増加し、安定した経営が確保できる見込みです。
 また、県営の17発電所のうちFIT適用の14発電所については引き続き安定的な収益が確保できる見通しであり、そのほかの3水力発電所については容量市場や非化石価値市場等、電力システム改革による新制度を通じて収益の確保に努めてまいりたいと考えています。
 表中の中ほどの収益的収支につきまして、令和4年度、5年度を除き黒字を見込んでいるところです。また、資本的収入のうちコンセッションの運営権対価につきましては、令和7年度から4発電所分の6億4,900万円となります。
 なお、下から3行目、資本的収入のマイナス部分につきましては、減価償却費で補塡することとしています。
 次に、4ページをお願いします。工業用水道事業の経営状況です。
 営業収益は、契約水量が前年度より日量3,440立米増となったことから、前年度比3,000万円増の約4億200万円となりました。また、営業費用は動力費等の増により前年度比3,700万円増の約5億8,800万円となったことから、営業損失は約1億8,600万円の赤字となりました。営業外利益の5,000万円余を合わせ、当年度純損失は約1億3,600万円となったところです。
 損益計算書におきましては、当年度未処理欠損金が前年度繰越欠損金を加えまして38億7,600万円余となっているところです。
 次に、5ページをお願いします。今後の収支見通しにつきまして、令和7年度の新規大口の供給開始に伴う増収、支払利息、企業債償還金の減により、資金収支は改善傾向の見通しです。引き続き県商工労働部、地元市等と連携しまして、企業進出や増産、設備投資の動向等も見据えながら、工水需要の確保、拡大と施設の老朽化対策に取り組むことで持続可能な経営を確保していきたいと考えているところです。
 6ページをお願いします。埋立事業の経営状況です。
 営業収益は、竹内工業団地において土地分譲が1件ありましたが、このたび分割払いであったため、前年度に比べ土地売却収益が減少し、1億500万円となりました。
 また、営業費用は土地分譲に伴う土地売却原価の減により4,700万円余となったことから、営業利益は5,800万円余となり、営業外利益の約400万円と合わせて当年度純利益は約6,200万円となったところです。
 工業団地別の処分状況は表中記載のとおりですが、令和4年度末の分譲率は竹内団地96.8%、旗ヶ崎団地99%となっています。
 損益計算書におきましては、当年度未処理欠損金は前年度繰越欠損金から当年度純利益を減じまして42億2,700万円余となっているところです。
 7ページをお願いします。今後の収支見通しにつきまして、土地売却や長期貸付けによる安定的な収入が見込まれ、収益的収支は黒字が確保できる見通しです。
 なお、一般会計からの借入金残高約22億円につきましては、未分譲地及び長期貸付地の売却により返済できる見通しとなっています。引き続き県、商工労働部局、地元市等と連携しまして、土地売却に向けて営業展開していくとともに、竹内工業団地の貨客船ターミナルの背後地については地元境港市と連携して港にぎわいづくりにふさわしい分譲を進めることとしているところです。
 次に、8ページをお願いします。このたび米子市に本社がございます株式会社大協ホールディングスと令和5年6月21日に土地売却契約を締結いたしましたので、その概要を御報告します。
 同社は、県内屈指の砕石業者として基盤を固め、主に土木建築業を営んでおられますが、リサイクル関連事業へも進出しており、このたびエコプラント部門の充実を図るため、焼却灰リサイクル施設を増設するに当たり、当該土地を購入するものです。売却先企業の概要及び売却地での事業概要は1及び3に記載のとおりで、従業員数は現在65人、売却地での操業開始の際には新規に1名の雇用を予定されています。
 売却の内容ですが、売却面積が5,941平米、売却金額は7,600万円余です。投資額ですが、土地代を含めまして4億円程度の見込みです。操業開始は、令和7年1月を予定されています。
 今回の分譲により、旗ヶ崎工業団地は完売となります。なお、当該土地には長期貸付中に破産手続が開始された土地が含まれていますが、令和3年度から未収となっています借地料300万円余は、破産管財人による清算により回収できる見込みです。

◎鹿島委員長
 ただいまの説明について、質疑等はありませんでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 企業局で、その他で何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようです。企業局につきましては以上で終わりたいと思います。
 それでは、次に、執行部の入替えをしまして、暫時休憩いたします。

午前10時17分 休憩
午前10時23分 再開

◎鹿島委員長
 再開いたします。
 引き続き農林水産部について行います。
 執行部の説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いします。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行うこととします。
 なお、報告6、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については資料に記載のとおりですので、説明は省略します。
 それでは、報告3、鳥取県農作業死亡事故警報の発令と緊急啓発活動の実施について、澤田経営支援課農業普及推進室長の説明を求めます。

●澤田経営支援課農業普及推進室長
 鳥取県農作業死亡事故警報の発令と緊急啓発活動の実施について報告させていただきます。
 6月11日に米子市淀江町内において農作業死亡事故が発生しました。鳥取県農作業安全・農機具盗難防止協議会は、鳥取県農作業死亡事故警報を発令し、緊急かつ重点的な啓発活動を全県的に実施しています。
 最初に、事故の概要についてです。発生日時は6月11日日曜日、発見時間が、午後9時30分頃となっています。発生した場所は米子市淀江町西原の果樹園、柿畑です。事故に遭われた方は淀江町在住、男性、70代です。概要については、柿畑の防除作業に出かけられた男性が夜になっても帰宅しなかったため、家族が捜しに行ったところ、農薬散布車、スピードスプレイヤーの下敷きになっているのが発見されたと。通報によって西部消防局が駆けつけましたが、その場で死亡が確認されたということです。
 この事故を受けて、警報を発令しています。警報の発令日は6月14日水曜日、発令期間は6月14日から6月30日までの17日間です。鳥取県農作業安全・農機具盗難防止協議会が発令しています。
 この警報に伴って実施している啓発活動についてですが、(1)メディアを活用した広報として、テレビについては日本海テレビ、山陰中央テレビ、各地区のケーブルテレビのコマーシャルを活用しております。ラジオについてはFM山陰、山陰放送のコマーシャル、その他として、LINEやYouTubeに広告を掲載しています。
 2番目として、啓発チラシの作成と農業者への配布・伝達を行っています。
 3番目として、各市町村において行政無線、県や農協も含むホームページに掲載して周知を行っています。
 さらにJAの営農指導員、農業委員会の農業委員の方々、県の農業改良普及員、農機具販売店などによる農業者への注意喚起を行っています。各出先機関においては、のぼりを掲げたり、公用車にマグネットシートを貼って啓発活動を行っています。
 参考として、鳥取県農作業安全・農機具盗難防止協議会の概要を下に書いていますが、ここは割愛します。
 過去の農作業事故の発生状況について、今年度は今月の15日現在ですが、表にまとめています。令和3年において死亡事故が7件と多発しましたので、多発警報の取組を開始していますが、今年度については今回が初めての事故であり、なおかつ死亡事故ということになります。
 3番目に、県が行っております支援施策、約1,000万円の事業費で農作業安全の対策事業を進めています。

◎鹿島委員長
 報告4、第56回全農乾椎茸品評会の結果について、近藤県産材・林産振興課長の説明を求めます。

●近藤県産材・林産振興課長
 資料3ページをお願いします。第56回全農乾椎茸品評会の結果について報告させていただきます。
 6月8日に埼玉県で開催された全農乾椎茸品評会におきまして、県内の生産者が林野庁長官賞3点をはじめとする7点の入賞を果たして、団体の部で優勝されましたので、その概要の報告です。
 品評会の概要です。出品数は全国で538点で、うち鳥取県は27点の出展でした。入賞数は全国で44点、うち鳥取県は7点です。
 今年のシイタケですけれども、春に採取される春子と呼ばれるものが全国的に少なくて、前年の約8割という収穫量だったそうです。規格別でいいますと、上どんこの良品が多かったということですが、大葉厚肉の出品が少ない傾向であったようです。この傾向は鳥取県でも同様でしたが、小まめに管理され、出来栄えが非常によかったことで、入賞数7点、団体優勝という結果が残りました。
 2に受賞結果を記載しています。個人賞7点、表のとおりです。一番上の林野庁長官賞、大葉厚肉、森正寿さんという方がおられますが、大葉厚肉の農林水産大臣賞は該当者なしで、林野庁長官賞は森さんだけですので、非常に技術の高さがうかがわれます。森さんは、昨年西日本初、全国で4人目となる原木乾椎茸づくり名人になられた森栄伸さんの後継者の方です。
 団体の部は、先ほど報告のとおり鳥取県ですが、準優勝は静岡県です。
 参考のところに、全国に向けた予選会のようなものになりますが、第65回鳥取県しいたけ品評会の概要も記載しています。県の品評会では全31の出品で、31の中で27を全国に提出したということですので、非常に出来がよかったと思われます。

◎鹿島委員長
 報告5、鳥取県産品の情報発信に係る取組について、山本販路拡大・輸出促進課長の説明を求めます。

●山本販路拡大・輸出促進課長
 4ページをお願いします。鳥取県産品の情報発信に係る取組について報告いたします。
 鳥取県産品の知名度向上、ブランド化の推進のため、国内外での積極的な情報発信を行っています。
 まず初めに、国内での情報発信です。最盛期を迎えています鳥取すいかの出荷に当たり、大阪、東京の市場において、知事のトップセールスを含め、販促セレモニーを行い、メディア等にも取り上げていただきました。また、5月30日には岸田総理への鳥取すいかの贈呈も行っています。
 また、百貨店、量販店での鳥取すいかフェアなどで試食宣伝等を含めました本県の情報発信として、観光物産展やセミナー等によるPRも実施しています。開催状況につきましては、中段の表を御覧いただければと思います。
 (3)ホテルニューオータニ東京において、鳥取和牛フェアを6月16日から8月31日まで実施いただいています。ホテル内の5店舗において様々な特別メニューを提供いただいています。鳥取和牛フェアは今年で6回目、平成30年からですが、毎年楽しみにされているお客さんもいらっしゃるということですし、ホテルのお客様の構成上、外国人の宿泊客の方も多いということですので、宿泊者に対する外国語、英語での御案内もホテル側でされていて、大変好評であると伺っています。ぜひ上京の際には御利用いただければと思います。
 続きまして、5ページを御覧いただければと思います。海外での情報発信等についてです。まず初めに、7月の上旬には香港で鳥取すいかの店頭PR販売や、香港の飲食店での鳥取すいかを使用したかき氷、ジュース等のメニュー提供とともに、ポスターの掲示、SNS等により情報発信を行っていきます。スイカの店頭販売は、日系スーパーのYATAの6店舗、香港そごう銅鑼湾(トンローワン:コーズウェイベイ)店、イオン香港で実施するほか、YATAでは香港在住の料理家、杉内氏による鳥取すいかを活用した料理レシピの実演なども実施します。
 次に、シンガポールでのPRですが、野花梅と、梅津酒造の県産酒を活用したシンガポール在住者に対する梅酒漬け体験イベントを、日本食レストランを会場として、7月8日に有償で実施することとしています。イベントでは、主催者手配のインフルエンサーも参加して、SNS等でも発信を行います。

◎鹿島委員長
 ただいまの説明について、質疑等はありませんでしょうか。

○前原委員
 淀江での転倒事故に関して、その事故の原因があまり書いていなくてよく分からないのですが、これは傾斜か何かによってスピードスプレイヤーに乗っていたときに転倒して、そのまま下敷きになって亡くなったということなのですか。トラクターなど、トラックから下ろすときに転倒してしまったり、田んぼに入るときに傾斜があって、そのまま転倒して亡くなるということもよくあるのですが、このスピードスプレイヤーの事故はどういう具合なのでしょうか。

●澤田経営支援課農業普及推進室長
 今回の事故ですが、御指摘のとおり、原因がはっきり分かりません。状況としては、果樹園の隣に何か雑木林があるようなのですが、そこにSSが突っ込んだ形になっていたそうです。発生した時間に単独で作業されていたということもありますし、ここに書いてあるように、夜になってから発見されたような状況で、警察もそこの原因がよく分からない、捜査中ということで聞いておりますので、亡くなった原因ははっきり分からない。ただ、スピードスプレイヤーの下敷きというか、下になっていて倒れていたということのようです。

○前原委員
 分かりましたが、これはスピードスプレイヤーが裏返っていたのですか。それともそのまま正常な形で下敷きになっていたということなのですか。

●澤田経営支援課農業普及推進室長
 裏返ってはいなくて、そのまま突っ込んだ状態だったようです。

○前原委員
 スピードスプレイヤーは多分その時期しか使わないやつで、バッテリーが上がっていたりとか、かけっ放しで降りて点検して、そのままギアが入ってしまってひかれたという形なのかな、よく分からないな。

●澤田経営支援課農業普及推進室長
 防除の機械ですので、そのときだけではなくて生育期間中は定期的にずっと使われる機械だと思います。
 ただ、その状況についてはやはりよく分からないということでしたので、そういう説明にしかなりませんが、申し訳ありません。

○前原委員
 分かりました。

○尾崎委員
 私も同様のところで、伊藤議員もこれはかなり厳しく言われていたのですが、このずっと過去の発生状況を見てみますと、2桁の数字の事故がある年がありますよね。今年はまだ少ないですが、今までもこの警報を発してやってこられているわけで、この2桁が続いていたということを思えば、今までのやり方で十分なのかということは、どうお考えでしょうか。

●澤田経営支援課農業普及推進室長
 事故自体が2桁という発生ですが、どうしても内容を見てみますと、うちの県の中ではトラクターや、運搬車や、機械に乗っているときという事故がやはり多いと感じています。
 昨年から多発警報を発令させていただいていて、たまたま昨年は3件と少なかったのですが、事故の件数自体はやはり2桁で、これは少ないとは感じておりません。我々にできるのは県の機関、あるいは関係機関と一緒になって啓発を行うということになります。最近では、前回、昨年も報告させていただいたのですが、対話型研修という、対象を絞りながら、現場でどんな危険箇所があるかといった具体的な検証をしながら行うような研修もかなり進めていますので、そういった取組を続けていきたいと考えています。

○尾崎委員
 多分慣れた方が多いのだろうと思いますし、森林の関係もそうですが、慣れてくると、まあこれぐらいというようなときに、事故がどうも起きやすいということもあります。今おっしゃったように、やはりテレビで流すだけとかではなくて、対話型、ちゃんと対面でするということが大事かなと思いますので、よろしくお願いします。

○福浜委員
 話は変わりますが、シイタケは、おめでとうございました。資料を見ると、平成13年に準優勝して以来の上位成績と思っていいのだと思うのですけれども、それでいいのですよね。すると20年余りぶりなのですが……ではないのですか。あっ、以来か。

●近藤県産材・林産振興課長
 はい、そうです。平成13年に準優勝して、初めての団体入賞でしたが、それ以来、優勝は6回していますし、準優勝も11回果たしている状況です。

○福浜委員
 では、3年に2回ぐらいは上位に来ていると。分かりました。

◎鹿島委員長
 ほかはありますか。

○鳥羽委員
 スイカのブランド化についてです。国内外への積極的な情報発信は本当に心強いなと思っているのですが、鳥取すいかとして売り出されているということだと聞いて、特に中部、大栄西瓜が全国的に有名だと思いますけれども、倉吉西瓜というブランドもあります。鳥取すいかとして売り出していくのか、それとも倉吉、大栄と、名前を分けてブースをつくっているのか、どのような売り出し方、打ち出し方をされているのかお伺いさせてください。

●山本販路拡大・輸出促進課長
 香港におきましては、鳥取すいかということで販売させていただいています。ただ、産地がどちらかというと、例えば香港でイオンといった売場でどの商品を引っ張っているかというところもございますので、ただ、鳥取県としてのPRとしては鳥取すいかということで、統一して販売はしております。

○鳥羽委員
 分かりました。
 恐らく店頭に並ぶときに、国内においても、JAさんは大栄西瓜であったり、倉吉西瓜といった売り出し方をされていると思うのですね。その中で、鳥取すいかとして国内外にアピールをしても、芯を食った情報発信になっているのかというと、そうではないと一般的に思われるのです。本当に今後スイカを売り出していく上で、どんなふうに打ち出していくのかは考えていかないと、せっかくお金を使って情報発信しても販売額増大につながっていかないのではないかと考えるのですが、その辺りはどういう議論をされているのか分かりますか。

●山本販路拡大・輸出促進課長
 それぞれの生産部会がございまして、倉吉、大栄、泊と琴浦といったところでそれぞれシールを貼って売っておられると。あと、販売のルートとかも独自に開拓をされてブランド化を図っておられる状況です。特に大栄西瓜は、大栄ならではの品質管理というようなところが認められて、GI登録をされていますので、そういったところをそれぞれの生産部会さん、産地では取り組まれているということです。
 ただ、県としては、特に4つの産地がございますので、それを総称して鳥取すいかということでPRさせていただいているところです。

○鳥羽委員
 いや、そういうことは分かったのですが、それでいいのかという御質問で、そのまま続けていっても個別の地域のスイカのお名前にリンクしてこないと思うのですね。鳥取にある大栄とか、鳥取にある倉吉は県外の方は分からないので、何かその辺りというのは芯を食っているのかどうかという質問です。いかがでしょうか。

●山本販路拡大・輸出促進課長
 それぞれの地域のブランドを県としてそれぞれ分けて推していくべきという御質問でしょうか。

○鳥羽委員
 そういう質問なのですが、どういった議論をされているのかというところですね。そういったことは当然把握されていると思うのですが、鳥取県のブランディングの中で、どういった戦略を描かれているのかというところです。

●山本販路拡大・輸出促進課長
 生産サイドとも絡むことで、それぞれのブランディングについてどのような取組をされているのかという詳細までは、申し訳ございません、把握しておりません。そういった御議論、御質問があるということで、もう一度改めて確認したいと思います。我々販路拡大・輸出促進課につきましては、鳥取ブランドでずっと売ってきたということがございますので、それぞれのブランドの発信について、もう一度確認したいと思います。

○鳥羽委員
 分かりました。

◎鹿島委員長
 事故のことです。死亡事故に当たって初めて県が把握するということだと思うのですが……そうではないですか。各普及所とか、その他、報告があったときに把握という形……。
 といいますのは、うちの地元で4月に、畦畔の構造改善してある川のへりが、川の流れで突いて穴が空いていたというような形で、そこに除草剤を背負った方が足を入れられて、はまられた。重さがあるので川に傾いて、そのまま30分なり1時間ぐらいその状態で、通りがかった方に助けてもらったということで、靱帯が伸びてしまって3か月、ようやくこの前退院されたというような例がありました。これは本当にこの前だったので、そういう事故はかなり身近なことでもあるし、これを見ていると1件という話になるかならないか分からないですが、その辺の把握というのはどういうようなことですか。

●澤田経営支援課農業普及推進室長
 事故の発生の把握ということだと思います。死亡事故などについては警察から直接入ってきたり、ニュースになっていたものを見て確認したりするのですが、それ以外の例えば骨折といったことについても農協の農機の方や、現場に近い県の普及員が普段の活動の中で把握されたものを確認するという形になっています。
 事故だということが分かれば、その後、調査員が委嘱されていますので、その方が当事者のところに伺って、発生状況や、どういった状況だというのを記録して、それを報告していただくことになっています。

◎鹿島委員長
 これは毎年のことで、農繁期には必ず皆さん気をつけておられるとは思うのですが、そういう事故が多発するということですので、起きてから報道とかコマーシャルを入れるのではなく、こういうシーズンになったときに啓蒙のために、そういう事故には気をつけましょうと、農繁期には事前にしていく。これから今度は稲刈りとか、いろいろあろうかと思いますので、その辺は事前にされるということがいいと思うのですが、どうですか。

●澤田経営支援課農業普及推進室長
 農繁期につきましては、春と秋の農作業安全運動を展開していまして、春ですと3月1日から5月末まで、期限を決めて行っています。その間も、この県の協議会を通じてコマーシャルとかは流させていただいていますし、啓発活動も行っていますので、全ての方に十分行き届くかどうか分かりませんが、啓発の活動を行って、情報を行き渡らせるという努力はしています。

◎鹿島委員長
 分かりました。

○福浜委員
 関連です。先ほど前原委員が御指摘されたように、過去にあった死亡事案や、かなり重傷という事案は、具体的にこんな状況だったというような報告というのは、皆さんに周知が行くような広報、要するに啓発になっているのでしょうか。
 例えば今、委員長が言われたように、シーズンが始まる前、春と秋が一番事故が多いと思うのですが、ただ気をつけましょうだけでは弱いと思うのですよ。例えばこんな事案が県外でもあったと具体的に出たほうが、具体的にこんな感じでひっくり返った事案が起きているので気をつけましょうだったら、もっとイメージが湧きやすいですし、県内外で起きたようなものを丁寧に拾っていきながら、啓発に結びつけていくというのは、されているようであればいいのですが、その辺りは本当に徹底されているのか。
 スピードスプレイヤーの件では、よく分からないというところで止まっているのではないかなという――もっと深掘りしていきながら、こうではないかという推測でもいいので、しっかり発信することこそが未然防止につながるのではないかなと議論を聞いていて思ったのですが、いかがでしょうか。

●澤田経営支援課農業普及推進室長
 過去の事故の事例などは、もちろんうちの県だけではなくて、国でもかなり分析はされているようです。その具体の事例をなかなか全て示せないので、こういった事故が起きたということは、もちろん情報提供は、全てではないけれども、行っています。
 あと、我々県や農協の指導する側については、リーダー研修会を行っています。今年は来月開催する予定にしているのですが、具体の事故の事象などをそのときに指導する側にも伝えて、そこからまた農家の方に伝えていただくような流れを取っておりますし、昨年度からですけれども、最近よく聞くVRゴーグルなどで事故の疑似体験を行ったり、そういった機材を使って現場で研修会をやるということも今、取組を始めています。今年も春に1か所行ったのですが、そういった工夫をしながら進めていこうと考えています。

○福浜委員
 よく分かりました。しっかりやっていらっしゃるということで安心はしたのですが、リーダーからまた農家の方にというのも、もすごく大事だと思いますが、まさに今ITの時代なので、どのぐらい農家の方々がスマホを持っているかは分かりませんが、例えばLINEとか、いわゆるトリピーメール的なものでばっと皆さんに一斉通知をして注意喚起を促すとか、方法はいろいろあると思うのですよ。ダイレクトにつながるということが、プッシュ方式で情報提供していく、より速くやっていくことが大事だと思いますので、ぜひまた研究なりしていただきながら、それと、安全装置については農作業具、農業機械も増えてはいるものの、高いということで、なかなか難しい。夜にならないと分からないではなくて、例えば、何かそういうITを使って、心拍計とかでうまくライブで連動する。これも金がかかったり、いろいろ大変なのですが、やはり技術が進歩していく中で、どうやって事故を防いでいくのかというのを研究されていると思うのです。なるべくアンテナを高くしていきながら、安全な鳥取県の農業状況をつくり出していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

●岡垣農林水産部長
 農作業事故につきましては、やはり今、委員の皆様が議論になったように、警察のいろいろな事故の研修会とかで進めていくということもあろうかと思いますし、先ほど福浜委員からもございました、スピードスプレイヤーの事故もよく原因が分からないというところもあります。先ほど澤田室長からもありましたが、我々としてもいろいろ考えながら、そういった事故が起こらないような形で、皆さんと実際に体験できるような研修を進めることで未然に防ぎたいと思います。
 また、国も、例えばトラクターにシーベルトをしてやるとかということを勧めておられるようです。そういったこともやはり徹底するような形で我が県も進めていきたいなと思いますので、よろしくお願いします。

○前原委員
 やはり事例集みたいなのが欲しいなと思うのです。ただ、お金もかかることなので、各農協が広報紙を持っていますよね。広報紙の中で事例を紹介しながら、ヒヤリ・ハットは必ずあると思うので、農作業をされている方は一度ぐらい危ない目に遭ったこともあると思います。JAの広報紙を使っていただければその辺を啓蒙していって、事故防止につなげていくような啓発をできるのではないかなと思いますので、声かけをお願いできないでしょうか。

◎鹿島委員長
 お願いということで、よろしくお願いします。

○尾崎委員
 細かなことですが、シンガポールでの野花梅などの宣伝です。このチラシが右に出ているのですが、参加者数が12名で、有償参加11名、インフルエンサー1名ということなので、大体訳の分かっていらっしゃる方が参加ということでいいのか、分かっていらっしゃらない方が参加するのか。それから、もっと広く一般に広めたいなと思われているのかによって違うと思うのですが、どうでしょうか。

●山本販路拡大・輸出促進課長
 お店のスペースもございまして、目的は新たな、お店の関係者で日本酒を主に多く扱っておられるお店で実施するというようなことで、そこのお客様に対して、鳥取のPRも含めてやらせていただくと。1名インフルエンサーが入っておりますので、そこから拡散というようなことで、そういったことを目的に実施する予定にしています。

○尾崎委員
 もし拡散ということであれば、一般の方々も見て、ああ、梅酒はおいしそうだな、お酒はおいしそうだなということは広めていきたいということですね。
 そうしましたら、このチラシですが、梅酒というだけで、これが梅酒なのかと分かるのかなと。「SAKE LUNCH」、これは日本人だと酒と読むのですが、これでぴんとくるのかなということがあって、恐らく梅酒はプラムワイン、酒はライスワインだとかというのをつけられたほうが、イメージとして湧くのかなと思いましたが、いかがでしょうか。これは「セイク」と読んでしまうのですね。ランチとしてもね。ですので、その辺を、もし一般的にいくのであれば、どんなものかがイメージできるようなものを付け足されたらどうかなと思いますが、いかがでしょうか。

●山本販路拡大・輸出促進課長
 こちらのチラシは、現地の協力いただく会社で作成していただいて、恐らく事情をよく分かっている方に対して、こういったチラシ等を紹介するということだったと思います。今、委員から御意見もいただきましたので、もう少し分かりやすくということは事業者と今後、相談してみたいと思います。

◎鹿島委員長
 ほかにありませんか。
 それでは、ないようでありますので、質疑をこれで終わりたいと思います。
 その他でありますか。

○浜田(一)委員
 今日は水産課の皆さんがおられないので具体的なことは分からないと思うのですが、今議会でもミサイルのこととかがあって、そういうことは当然国が対応しないといけないのですけれども、日韓漁業協定の交渉というのは毎年行われていて、それは生産者だけなのですよ。なので、漁具の盗難や、切って、暫定水域の付近で営業妨害みたいなことが頻繁に行われていて、ごみも捨てたりということは、やはりもう水産庁なり国が先頭に立ってしっかりとその制裁、罰金みたいなものもきちんと国がやるべきものだと思うのですね。
 なので、それを現状、民間任せ、生産者任せになっている――今までそれを分かっていながら、国も半ば放置みたいな形になっていると思うのです。そこは国対国の話なので、やはりそこに国が入っていって、しっかりとルールを改めて守ってもらうような形にしないと、いつまでたってもこれはいたちごっこのような形でなくならないと思うのです。国に対して、ミサイルのことと併せて、その辺りを県としてどう対応されるのか、改めて聞かせてください。

●岡垣農林水産部長
 日韓漁業協定の件は非常に大きな問題で、いろいろと伺っているところです。実際に県、あるいは生産者同士では、なかなか難しいところがあろうと思います。実際は国がもう少し主体的にすべきだと思っていますし、国にはいろいろ話はしていきたいと思っています。今、浜田委員からもいただいた話を受けながら、国といろいろと話をしていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

○浜田(一)委員
 ぜひ特産を中心に、関連する生産者の県等も連携して、知事会でという話があって、知事も国に対して言われると言っておられました。この件に関しては、やはり知事会から国にしっかりと上げてもらうということをお願いして終わります。

◎鹿島委員長
 大事な話でございました。では、部長、よろしくお願いします。
 その他ですが、ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、閉会中の調査事項についてお諮りしたいと思います。
 本委員会所管に係る商工業及び農林水産業の振興対策、その他の主要事業について、閉会中もこれを継続調査することにして、その旨、議長に申し出ることに御異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、その旨、議長に申出をしておきます。
 皆様に御連絡いたします。次回常任委員会は、7月21日午前10時から開催の予定であります。よろしくお願いします。
 なお、この後、委員の皆さんには御相談がありますので、この場にお残りいただきますようにお願いします。
 執行部の皆さんには御退席いただきますように、よろしくお願いします。
(執行部退席)
 お残りいただきましたのは、7月13日に実施します県内調査及び出前県議会並びに8月に実施します県外調査についてであります。
 インターネット中継は継続していますので、よろしくお願いしたいと思います。
 それでは、行事等の詳細については事務局から説明をお願いします。

●西村議会事務局調査課課長補佐
 まず最初に、県内調査、出前県議会について、横長の行程表を御覧ください。7月13日木曜日は午前中を県内調査、午後を出前県議会ということで実施します。場所は一日を通しまして鳥取市の橋本、バードスタジアムの近くにある鳥取県農業試験場で行います。移動は公用車で県庁発で、鳥取駅を経由して農業試験場に参ります。ただ、自家用車で現地に集合されたい方は、そちらも可能です。アンケートをお配りしますので、また後でその旨、教えていただければと思います。
午前中の県内調査は農業試験場の試験研究を皆さんで見ていただきます。内容は、有機栽培や、化学肥料の低減、最近話題になっているみどりの食料システムといった関係の試験研究と、農地・水保全課が担当になりますが、農業試験場の一角に田んぼダムモデル実証事業というのをやっておりまして、そちらも見ていただきたいと思っています。
 午後は、同じ農業試験場の会議室で出前県議会を行います。2時から3時半の1時間半で、こちらは有機・特別栽培について行います。
 2枚目を御覧ください。出前県議会実施要項(案)ということでお配りさせていただいています。テーマは「有機農業、特別栽培等の現状と課題、今後の発展について」で、午後2時から3時30分まで、出席者は有機農業関係者で、実際の生産者の皆さん、有機農業と特別栽培もありますが、計4者に来ていただきます。それから、そういったものでできたお米なのですが、扱っておられます米の問屋さんにも来ていただきます。JAは直売所なども運営していますので、関係するJAの方にも来ていただく予定にしています。また、日南町さんは町、地域で有機農業を進めようとしていますので、町の関係者の方にも来ていただきます。執行部は、生産振興課と農業試験場から来ていただきます。
まず、一日の流れとして、会議の流れは、6の内容に記載していますが、出席者の紹介の後、執行部から県の事業や、県内の取組を説明していただき、それから各関係者にこれまでの取組状況を説明していただきます。その後、意見交換を行う流れになっています。
 続きまして、県外調査について、縦紙1枚を御覧ください。日程は、8月8日から10日になっています。行き先は、長野県ということで今、計画しているところです。8日は移動日と考えていまして、9日、10日で実際の調査先を見て回ろうと考えているところです。
 8日につきまして、一般的な行程を書いています。まず、それぞれ鳥取空港、米子空港から羽田空港に参りまして、そこから東京駅まで移動して、東京駅から北陸新幹線で長野駅まで行くという行程になります。長野市内に宿泊です。
 次に、8月9日です。午前中は、現場との調整はあるのですけれども、商工関係のところに企業さんも含めて、今、対象を探しているところです。午後から農業生産法人のファームかずとさんとありますが、大規模で農業をやっている方です。耕作放棄地を再生して、農地として広げて、また減農薬でやっておられる、そういう元気のあるところを見る予定としております。
 もう1泊、長野市で宿泊しまして、次の8月10日です。JAさんがもともと堆肥を生産していたのですが、数年前からペレット状にした堆肥を製造していまして、午前中にそういったところも考えているところです。午後に、長野県といいますとレタスといった高原野菜が非常に盛んで、農業もかなり大規模化しています。農業の生産だけではなくて、運送とかも含めた、農業というより企業に近いのかなと思いますが、結構大きな会社になっていて、そういった生産や、この企業以外の方を受け入れて研修などもやっているような、元気のあるところがありますので、そういったところを今、調査先として考えているところです。
 帰りは、近くの佐久平駅から北陸新幹線に乗って東京駅まで行きまして、羽田空港からそれぞれ鳥取空港、米子空港に帰るような行程を考えているところです。
 まだ先方の調整はこれからでして、現時点では案ということで御案内させていただきます。

◎鹿島委員長
 ただいま事務局から説明がございました。これについて何か質問がございませんでしょうか。
 それと、県内調査の出席の公用車で行くのか、自家用車で行くのかとかいうようなことを書いておりますので、その辺のところも皆さん、書いて提出いただきますようにお願いします。
 皆さん方で何かほかに質問はありますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 以上をもちまして農林水産商工常任委員会を閉会いたします。

午前11時14分 閉会



 

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