令和5年度農林水産商工常任委員会議事録

令和5年12月18日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
鹿島 功
鳥羽 喜一
福浜 隆宏
坂野 経三郎
松田 正
前原 茂
尾崎 薫
浜田 一哉
浜崎 晋一
欠席者
(なし)


 

説明のため出席した者
  池田商工労働部長、岡垣農林水産部長 ほか各局次長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
  西村課長補佐  田中(恭)課長補佐  福永主事

1 開会   午前10時00分

2 休憩   午前10時04分

3 再開   午前10時05分

4 閉会   午前10時20分

5 司会    鹿島委員長

6 会議録署名委員     浜田(一)委員  前原委員

7 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり

会議の概要

午前10時00分 開会

◎鹿島委員長
 ただいまから農林水産商工常任委員会を開会いたします。
 本日の日程はお手元のとおりですので、この順序に従って議事を進めさせていただきたいと思います。
 なお、今回の常任委員会は、執行部の入替えを行うこととし、最初に付託議案の審査を行い、執行部の入替えの後、農林水産部から報告事項等の説明を行っていただきたいと思います。
 また、労働委員会については、議案等がないため出席を求めないこととしていますので、御承知ください。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 会議録署名委員は、浜田委員と前原委員にお願いいたします。
 それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 付託議案は、日程に記載した13議案であります。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切替えをお願いしたいと思います。
 それでは、質疑のある方は挙手をお願いいたします。(「なし」と呼ぶ者あり)
 質疑がないということで、付託議案に対する討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、これより採決に入ります。
 採決につきましては、一括して採決するのがよろしいか、お諮りします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 一括という意見でございますので、そのようにさせていただきます。
 それでは、本委員会に付託されました13議案を一括して採決いたします。
 原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員です。したがいまして、本委員会に付託されました13議案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上で付託案件の審査は終了いたしました。
 なお、委員長報告の作成・内容については、委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないということですので、そのようにさせていただきます。
 それでは、ただいまの御意見を踏まえて作成し、報告することといたします。
 次に、報告事項に移りますが、商工労働部及び企業局は報告事項がございませんので、先にその他について伺います。
 商工労働部及び企業局に関しては、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないということでございますので、以上で終わりたいと思います。
 執行部の職員の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。

午前10時04分 休憩
午前10時05分 再開

◎鹿島委員長
 それでは、再開したいと思います。
 農林水産部、執行部の説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いします。
 質疑については、説明終了後に一括して行っていただきたいと思います。
 なお、報告2、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、資料に記載しておりますので、説明は省略します。
 報告1、令和6年産米の生産数量目標について、安陪生産振興課長の説明を求めます。

●安陪生産振興課長
 資料の2ページをお願いします。例年報告していますが、令和6年産米の生産数量目標についてです。
 10月19日に国が公表した基本方針において、令和6年産米の全国の適正生産量は令和5年産と同水準の669万トンと示されたところです。これは、本年産が適正生産量の範囲内になったことや、民間在庫を含めて適正水準となる見込みであることなどを踏まえたものです。
 本県においては、令和6年産米も、2でお示ししている基本的な考え方で推進を図ることとしています。生産数量目標の設定については3でお示ししていますが、これまでの設定方法を踏襲したものとしています。JAの販売計画に基づく生産数量と、先ほどの国が示した適正生産量からの試算値の範囲として設定しているところです。
 まず、各JAの販売計画に基づく生産数量については、6万1,855トンで、昨年と比べてマイナス1,294トンです。一方、国が示した適正生産量からの試算値は5万8,872トンとなっており、昨年度と同じ数値です。この2つの値の範囲を本県の生産目標数量としています。面積に換算しますと、1万1,452ヘクタールから1万2,032ヘクタールということになります。
 最後、一番下に参考として、水田農業の安定化、収益力向上に向けた県の対応を示しています。水田を活用した作付の中で所得を確保していけるよう、国に対しては予算確保等を要望してきているところです。
 予算としては、国事業を活用しながら、来年度当初予算において飼料用米などの転換作物の生産拡大や、今年の高温を踏まえてカメムシ対策などの支援を検討しているところです。

◎鹿島委員長
 ただいまの説明について質疑等はありませんでしょうか。ないですか。
 では、1点。新しい令和6年産米です。少々大きい面積ですが、昨年の生産量からの目標になってくるのですけれども、昨年の生産量についての反省とか、特に高温でいろいろと栽培が、2等米が多くてというような話、その辺を踏まえてのこの6年の生産、もう少し詳しく、中身の話を教えてもらえないでしょうか。特にコシヒカリがあれだけ多く2等米が出たということで、その辺の収量の合計と、それから、星空舞、あるいはほかの品種に転換してくるようなこともあろうかと思いますので、この6年産米についても非常に関連がありはしないかと思うわけですが、この辺のところを具体的なものはどうなのでしょうか。

●安陪生産振興課長
 先ほど委員長からもございました、高温とかの影響で令和5年産米のコシヒカリ等の等級が落ちているということについては、先週、関係者、JAとか関係機関含めまして、水田関係の関係者で検討して、内容について検討を始めたところです。補正予算でお世話になっているように、これから検討結果を基に対策等で生産者の方等に周知していくという流れになろうかと考えているところです。
 本日、御報告させていただいた生産量については、品種が何であるかというような、生産者の皆さんは今年の反省等を踏まえてこれから何を作付ようかというところは、これからかと思います。
 報告した量については、作付面積として今年が1万1,680ヘクタールという状況でした。いわゆる目標数量の範囲内でしたので、どちらかといえばJAさんの販売目標からしたらちょっと少ないぐらいの作付だったというところもございます。そういったところを踏まえながら今年度の作付について面積や量という面で今回検討をして御報告させていただいたという流れになります。生産の反省点等につきましてはこれから順次検討させていただく中で、生産者の皆様が品種については検討していくということになろうかと思います。

◎鹿島委員長
 分かりました。

○前原委員
 では、ついでに聞かせてください。これは品種の検討をされるという形なのですが、コシヒカリと星空舞の収量の違いはどのくらいなのか、それとちょっと遅いきぬむすめと替えた場合、収量の違いはどのくらい出てくるものか、教えてください。

●安陪生産振興課長
 具体的な数字を持ち合わせていないので申し訳ないのですが、収量という面では、今年度の成績については数字がまとまり次第御報告させていただければと考えているところです。

○前原委員
 コシヒカリが高温障害で非常に2等米が多かったという話なのですが、収量自体も落ちていると思われるのです。その辺の平年の反収と今年の反収、まだ出てこないかもしれませんが、分かっている範囲で教えてください。

●安陪生産振興課長
 反収についてはまとまり次第御報告させていただければと思うのですが、作況自体は全体で95、やや不良ということからいいますと、コシヒカリを含めて全体的には収量は少なくなっている状況はあると思います。その辺を含めてまとまり次第、また御報告させていただければと思います。

◎鹿島委員長
 そのほかありますか。

○福浜委員
 本会議でもそういう御答弁もあったかもしれないのですが、国府で種もみを作られますが、今年コシヒカリがこれだけ悪いと、星空舞とかきぬむすめに移行されるという希望が増えてくるのではないかと思われます。国府ではどの程度その希望に応え得る種もみ生産になるような見通しを持っておられるのでしょうか。

●安陪生産振興課長
 委員おっしゃるとおり、今年の状況を踏まえますと星空舞、1等の比率が比較的いいということで、御希望される農家の方はいらっしゃる、増えるのではないかということは想定しています。ただ、種もみは、来年産についてはもう勝負はあったというところで、もう大体分かるところなのですが、今年度の星空舞の面積が1,400ヘクタールぐらいです。来年ざっと面積的には1,800ヘクタールぐらいまでは確保できている状況で、さらにそこから増えた場合はなかなか難しい面もあるという状況です。その辺は各JAさんのいわゆる種用ではないところを回せるのかどうかといったところも出てくるのですが、基本的には1,800ヘクタールぐらいまでの種を現状では確保できているというところになります。

○福浜委員
 もうやめますが、素人で申し訳ないのです。それは、結局2,000ヘクタールぐらいの希望があった場合に200ヘクタールぐらいは泣かないといけないのですが、それは抽せんか何かで決めるのですか。すみません、そういう仕組みがよく分からない。

●安陪生産振興課長
 実際そうなった場合どういう対応をされるかというのは、産米改良協会さんなりJAさんの話にはなるのですが、まず、先ほども申しましたが、種用ではないもみから幾ら回せるかといったところも各JAさんと話し合いさせていただきながらということになろうかと思います。なるべく御希望には沿えるような形での取組にはしていかないといけないのかなとは考えていますが、その場合具体的にどうなるかというのはそのときに検討していくということになろうかと思います。
 ただ、現状としては、種用ではないところから回せないかというような相談は内々的には、内部関係機関では共有しているというところです。

○尾崎委員
 本当に同じく、素人で申し訳ないのですが、先ほどおっしゃった種用でないものが回せるとおっしゃったのですけれども、それは食用として売るというものですよね。そうしたら、買う側としては、種用とその値段はどうなのですかね。

●栃本農業振興局長
 種用でないものという話がありましたが、種は基本的には国府町で作られています。それがどうしても足りないとかそういう場合に、ここの米だったら間違いなく混ざりもなかったりするだろうと思えるようなものを別途ピックアップして、きちんと確認した上で、それを転用種子といいますが、本来主食用に回すものを転用して種に使いますよということで種用に回すことがあります。今回のも、そういった事前の調整には一部かかっているようです。もしもたくさん要望があったらそれを回せるかどうか、もしも種として回せそうなものがなければそれも断念せざるを得ないのですが、回せそうな確実なものがあればそれを使うようになります。
 価格的には、多分種の全体の中での調整をしながらやっていくことになると思いますが、もともと主食用として出荷されているお米ですので、そこの部分は多分本来の種よりは価格的には安く出す形。それをまた全体の中でどう調整していくかというところで、各農協さんと相談したりといった形になるかと思います。
 また、どうしても種が足りない場合には、先ほども話合いでということもありましたが、例えば水の来るタイミングや、水が使える期間が地域によって違ったりもしますので、ここで作ったほうがいいだろう、ここは少し難しいだろうというような現場の状況に合わせながら農協さんが最終調整をされて、御本人さんの合意の下に最終の品種を確定するといった流れになります。

○尾崎委員
 よく分かりました。ありがとうございました。

◎鹿島委員長
 ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、ただいまの質疑はないということで、終わりたいと思います。
 本委員会に係る商工及び農林水産業の振興対策、その他主要事業については、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨議長に申し出ることに御異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議ないということですので、議長に申し出ておきます。
 次、その他でございます。執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでございます。
 次回の常任委員会は、1月19日午前10時から開催の予定であります。よろしくお願いします。
 以上をもちまして農林水産商工常任委員会を閉会いたします。

午前10時20分 閉会



 

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