令和5年度議会運営委員会議事録

令和6年3月11日会議録

開催概要
出席者
(11名)
委員長
副委員長
委員

広谷 直樹
興治 英夫
尾崎  薫
伊藤  保
中島 規夫
島谷 龍司
斉木 正一
福田 俊史
内田 博長
浜田 一哉
銀杏 泰利



欠席者
(なし)

オブザーバー 正副議長 福浜議員 前住議員

職務のため出席した事務局職員
  寺口事務局長 遠藤議事・法務政策課長外関係職員

1 開会   午前9時30分

2 閉会   午前9時43分

3 司会   広谷委員長

4 会議録署名委員   福田委員  尾崎委員

5 協議事項
   別紙議題記載のとおり

会議の概要

午前9時30分  開会

◎広谷委員長
  ただいまから議会運営委員会を開会いたします。
 まず、会議録署名委員に福田委員、尾崎委員を指名いたします。
 これより協議に入ります。まず、追加議案について政策戦略本部長に説明を求めます。
 櫻井政策戦略本部長

●櫻井政策戦略本部長
 本日もどうぞよろしくお願いいたします。着座にて失礼いたします。
 追加で提案申し上げたい議案でございますが、人事案件11件でございます。議案第71号及び第72号、鳥取県監査委員の選任につきましては、来る3月31日をもって任期満了を迎える 桐林 正彦 氏及び 奈良井 恵 氏の後任に、関西本部長など行政経験豊富な高務 裕子 氏及び公認会計士や税理士として会計事務に精通された 山根 こころ 氏を選任し、その卓越した御見識を監査の適正な執行のために生かしていただこうとするものであり、地方自治法第196条第1項の規定に基づき、議会の同意をお願いするものでございます。
 次に、議案第73号、鳥取県教育委員会教育長の任命につきましては、足羽 英樹 氏の任期が来る3月31日をもって満了しますが、現下の高校のあり方見直しや学校教育が抱える諸課題を解決していくため、再任しようとするものであり、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、議会の同意をお願いするものでございます。
 次に、議案第74号、鳥取県男女共同参画推進員の任命につきましては、北野 彬子 委員の任期が来る3月31日をもって満了しますが、引き続き議弁護士としての専門知識や御経験、その卓越した御識見を男女共同参画の推進に活かしていただくよう、再任しようとするものであり、鳥取県男女共同参画推進条例第25条第2項の規定に基づき、議会の同意をお願いするものでございます。
 次に、議案第75号から第81号まで、鳥取県廃棄物審議会委員の任命につきましては、来る3月31日をもって任期満了を迎える、川本 克也 委員、武田 育郎 委員、谷口 麻有子 委員、浜田 あけみ 委員及び 湯口 夏史 委員を引き続き再任することとし、後藤 知伸 委員、花嶋 温子 委員の後任には、騒音・振動に関する豊富な専門知識をお持ちの 谷口 朋代 氏、廃棄物処理施設の処理技術等に関する豊富な専門知識をお持ちの 水谷 聡 氏を選任し、その御識見と御経験を廃棄物行政に活かしていただこうとするものであり、鳥取県廃棄物処理施設の設置に係る手続きの適正化及び紛争の予防、調整等に関する条例第31条第2項の規定に基づき、議会の同意をお願いするものでございます。
 説明は以上です。

◎広谷委員長
 ただいまの説明につきまして、質問はございますでしょうか。
 ないようですので、追加議案の審議方法をお諮りいたします。
 本日の一般質問・質疑終了後、日程に追加し、知事の提案理由説明の後、質疑は行わず、委員会付託及び討論を省略して、最終日に採決したいと思いますが、よろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのように決定いたしました。
 次に、議場における黙禱についてであります。本日は、東日本大震災の発災から13年目を迎えます。国では、全国民に対して、一斉に黙禱するよう要望されております。
 ついては、本県議会においても、同日の発災時刻である午後2時46分に合わせて黙禱をささげたいと思いますが、よろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのように決定いたしました。
 発災時刻が近づきましたら、暫時休憩し、発災時刻から1分間の黙禱をささげることとなりますので、御承知ください。
 次に、地方自治法の改正等に伴う関係規程の整備についてですが、2月14日の議会運営委員会で示された案に対する各会派等からの意見等について、事務局から説明をさせます。
 遠藤議事・法務政策課長。

●遠藤議事・法務政策課長
 関係規程の整備案に対する各会派からの意見について御説明します。まず自民党、会派民主からは、特に意見はなく、原案に賛成ということでございました。公明党とオブザーバーの市谷議員から御意見がありましたので、その概要を御説明します。
 まず、公明党からの御意見でございます。議会資料の1ページを御覧ください。(1)と(3)についてですが、これは鳥取県議会における情報通信技術の活用の推進に関する条例、いわゆるデジタル化条例についてです。第3条、第4条関係で電子通知の到達時期に関する御意見です。規定の趣旨は、相手方が閲覧できる状況になった時点で到達とみなすという規定でございます。御意見の趣旨は、送信して記録されたら閲覧の有無にかかわらず機械的に到達になってしまうのはいかがなものか。返信をもって受領とすべきではないかということかと思われます。
 この規定は、行政のデジタル化に関する法令で規定されているものと同様でございまして、このたびの地方自治法改正でも同様に規定されております。そのため、行政機関においては一般的な取扱いとなっております。
 また、規定では、「使用に係る」としておりまして、相手方が電子計算機を使用できる状態にあることを前提とした規定でございます。仮に、通信障害等何らかの事情で閲覧できないという状況は、到達とみなすことにはならないと考えます。
 (2)は、議会から議員への正式文書の手段を明記すべきではないかというものでございます。このたびの改正の趣旨は、これまで書面で行っていたものについて、電子でもできるようにするというもので、特定の手段に限定しようというものではありません。現在の運用としましては、議員の御希望に応じて、LoGoチャット、メール、ファクシミリ、書面など柔軟に対応しているところでございます。
 次に、2ページを御覧ください。2の(1)委員会に関する規定はどうなっているかということですが、これは規定の構成が分かりにくかったかもしれませんが、一番最後のほうに第110条、第111条を設けまして、委員会についてもデジタル化できるという規定を設けております。委員会条例にも同様に規定を設けております。
 次に、その他の(1)議会運営委員会についてのデジタル化ですが、これも委員会と同様に規定されております。
 次に、その他の(2)でございますが、環境の整備についても、条例で書き込むべきではないかという御意見でございます。このたびの全国議長会が作った標準会議規則なり、執行部のほうで作っている条例等では、こういった規定は設けていないところでございますので、規定はございません。また、運用面でこれから検討する必要があるかと思います。
 次に、(3)でございます。これは不適切な運用を防ぐ手段についてです。今回の規程には設けておりませんが、別に規定されております鳥取県公文書等の管理に関する条例ですとか、鳥取県議会個人情報保護条例、あるいは鳥取県情報セキュリティ基本方針などで罰則等も含めて規定がございます。
 次に、(4)署名に関する規定でございますが、これも分かりにくかったかもしれませんけれども、今回のデジタル化条例あるいは会議規則でそれぞれデジタル署名できる規定を設けております。ただ、当面は紙で運用することを予定しております。
 次に、3ページでございます。オブザーバーの市谷議員からの御意見でございます。まず、今回の会議規則等の改正は、運用の見直しではなく、現在の運用状況を踏まえて、用語を整理したものですけれども、市谷議員からは、まず(1)で、例えば、質疑の場合、1回目は演壇でするなど、運用を見直すような御要望があったものです。(2)は、「緊急」という用語の使い方ですが、会議規則全体の形から「質問」と裸にするほうが2重3重に規定を設けなくてもいいという面もありますので、今回は「緊急質問」を「質問」という形で整理しているものです。あと、下のほうの(2)ですけれども、これは運用の見直しを求めるもので、現在の緊急質問で想定しているものは、発言通告書を提出した上で、議会運営委員会にかけて、日程に追加するということでございますけれども、発言通告書の提出をしなくてもよいように運用の見直しを求めているものでございます。
 次に、4ページでございます。これは第81条のところで、原案ですけれども、規定を削除すると臨時会に付議できなくなるのではないかという御意見ですが、これはそんなことはございません。必要があれば、臨時会にも請願・陳情を付議することができます。
 次に、第84条ですが、これは市谷議員の従来からの主張ですけれども、請願・陳情の採決方法の見直しを求めるものでございます。
 次に、第94条ですが、現在、携帯品は持ち込んではいけないという規定があるのですけれども、そういうものは全部、撤廃したらどうかという運用の見直しを求める御意見でございます。
 次に、5ページですが、これも到達に関する取扱いのところですが、先ほど公明党からの意見で御説明したとおりでございます。
 以上でございます。

◎広谷委員長
 ただいまの説明につきまして、御意見等ありますでしょうか。
 島谷委員。

〇島谷委員
 先ほどから事務局の話を聞いているのですけれども、市谷議員の意見も聞かせていただきました。
 でもこれは、全国の標準規則に合わせてということで、いろいろ説明されたんですけど、他県も同様だということだと思っています。そして、用語の整理も含めて運用実態に合わせたものだと思いますので、私はこの案でいいと思います。

◎広谷委員長
 それでは、お諮りいたします。
 原案のとおり整備することに賛成の委員の挙手を求めます。
 賛成全員であります。よって、原案のとおり整備することに決定いたしました。
 次に、その他ですが、委員の皆さんで何かありますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、以上で予定しておりました協議事項は終わりました。次回の議会運営委員会は、3月21日、午前9時30分から議員提出議案について協議いたしますので、よろしくお願いいたします。
 これをもって、議会運営委員会を閉会いたします。

午前9時43分 閉会

 

 



 

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