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作成日:2024年06月07日
令和6年度 むきばんだ遺跡土曜講座(第1回)始まります。

 第1回目の講座は、奈良文化財研究所の村田泰輔先生を講師に迎え、弥生時代から古墳時代にかけての山陰地域の自然環境や景観の移り変わりについてお話しいただきます。
 妻木晩田遺跡の西側に広がる淀江平野は、一面に広がる水田で田植作業が始まっています。平野の中央に位置する井手胯(いでまたぎ)遺跡では弥生時代後期から古墳時代の木製農具が見つかっているため、弥生時代後期には遺跡周辺が水田として利用されていたと考えられます。私たちの食卓に欠かせない米づくりが、この淀江平野では弥生時代から連綿と営まれてきたわけです。
 しかし弥生時代の淀江平野の景観は、現在とは異なり一面に水田が広がっているわけではなく、潟湖があり、その周辺が水田として利用されていたようです。
 今回の講座では、当時はいったいどのような自然環境や景観だったのか、そして弥生時代から古墳時代にかけてどのように変化していったのかといったことについて、過去に淀江平野で行われたボーリング調査の成果や、発掘調査の資料をまとめながら、最新の調査成果を踏まえてお話しいただきます。
 弥生時代中期後葉(今から1900年前)、弥生人たちは、ここ妻木晩田の丘を生活の場に選び、森を村へと変えていきました。当時の自然環境や景観に関する研究成果から人々がなぜ妻木晩田に集まり、大きな集落を築いたのか、その謎を解明する手掛かりが今回の講座から見えてくるかもしれません。
 まだ参加は可能ですので、皆様ふるってご参加ください。

お申し込み等詳細はこちらをご覧ください

弥生時代から古墳時代へチラシ

第1回むきばんだ遺跡土曜講座チラシ (pdf:929KB)

 

【休園日】

  • 7月の休園日
    7月22日(月)
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