令和5年度地域県土警察常任委員会議事録

令和5年12月18日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
安田 由毅
東田 義博
前住 孝行
伊藤  保
川部  洋
中島 規夫
斉木 正一
銀杏 泰利


欠席者
(なし)


 説明のため出席した者
   半田警察本部長、水中危機管理部長、小田原県土整備部長、遠藤輝く鳥取創造本部長、
   盛田地域社会振興部長ほか

 職務のため出席した事務局職員
   澤田課長補佐、前田係長、吉村主事
 

 1 開会  午前10時00分

 2 休憩  午前10時02分 / 午前10時08分 / 午前10時16分 /
       午前10時21分 / 午前10時46分

 3 再開  午前10時03分 / 午前10時09分 / 午前10時16分 /
       午前10時22分 / 午前10時47分

 4  閉会  午前11時11分

 5 司会  安田委員長

 6 会議録署名委員  中島委員  前住委員

 7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり

 

会議の概要

午前10時00分 開会

◎安田委員長
 ただいまから地域県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程はお手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 会議録署名委員は、中島委員と前住委員にお願いします。
 それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 付託議案は、日程に記載の7議案であります。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切替えをお願いします。
 では、質疑のある方は挙手をお願いします。(「なし」と呼ぶ者あり)
 質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。(「なし」と呼ぶ者あり)
 討論がないようですので、これより採決に入ります。
 採決については、一括して採決するのがよろしいか、お諮りいたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、付託議案を一括して採決いたします。
 なお、本委員会に付託された議案は、議案第2号、第5号、第10号、第13号、第16号、第18号及び第29号であります。
 それでは、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上で付託議案の審査は終了しました。
 なお、委員長報告の作成、内容については、委員長に御一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 次に、報告事項に移りますが、ここで執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とさせていただきます。

午前10時02分 休憩
午前10時03分 再開

◎安田委員長
 再開いたします。
 報告事項は、警察本部、危機管理部、県土整備部、輝く鳥取創造本部、地域社会振興部の順で執行部の入替えを行います。
 初めに、警察本部について行います。
 執行部の説明は、書いてあることの読み上げは必要ありませんので、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告1、令和6年鳥取県警察運営指針及び重点目標について土井田警務課長の説明を求めます。

●土井田警務課長
 令和6年鳥取県警察運営指針及び重点目標について、公安委員会の審議を経て定めましたので、御報告いたします。
 資料の2ページを御覧ください。鳥取県警察の大綱方針である運営指針につきましては、昨年に引き続き「県民の期待にこたえる警察」とし、サブタイトルとして「安全で安心な鳥取県をめざして」と定めております。
 重点目標につきましても、「県民の期待にこたえる警察」を実践するため、資料の表に記載のとおり、総合的な犯罪抑止対策の推進をはじめとして、昨年と同様の5つの目標を定めております。
 また、それらの目標を達成するための推進項目につきましても、表に記載のとおりでございます。
 運営指針等の職員に対する周知につきましては、各所属の執務室等に掲示して周知を図るとともに、各種研修等の機会を通じて組織全体への浸透を図ることとしております。
 以上のとおり、県警では引き続き安全で安心な鳥取県を目指して、全職員が一丸となって各種施策に全力で取り組み、県民の期待に応えていく所存でございます。

◎安田委員長
 続いて、報告2、一定の病気等に係る運転者対策の推進状況について、山本運転免許課長の説明を求めます。

●山本運転免許課長
 警察本部資料3ページをお願いいたします。一定の病気等に係る運転者対策の推進状況について御報告いたします。
 認知症、てんかん等の一定の病気等に係る運転者対策につきましては、法改正により質問票の交付、一定の病気等にかかった方への免許の拒否、取消し等の行政処分の実施、一定の病気に該当する疑いがある方に対する診断書の提出命令ができるようになりました。
 次に、2の一定の病気等に係る取扱件数ですが、安全運転相談は高止まりの状態にあり、診断書提出命令、取消し、停止、再取得につきましては、診断書提出命令の運用により一定の病気の方に対する行政処分の迅速化が図られ、増加傾向にあります。
 次に、3の取組状況です。高止まりの安全運転相談に対応するための安全運転相談員の増員、医師会への運用基準の周知と医師による届出に関する協力依頼を行っており、また、診断書提出命令に従わない方に対する免許停止処分をこれまでに3件を行い、そのうち1件の診断書の提出を受けております。
 最後に、一定の病気等に対する運転者対策につきましては、免許の行政処分に直結するものであることから、心情に配意した丁寧な対応を行うとともに、今後も適正な手続の推進を図ることとしております。

◎安田委員長
 ただいままでの説明について質疑等はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、警察本部について執行部、委員の方で何かございませんか。

○伊藤委員
 大麻グミとか、知事はあれは県の条例で大丈夫と言ったのだけれども、県警から見てあの条例で何とかクリアできそうなの。その辺ちょっと確認させてください。今分からなかったらまた後でいいです。

●加藤刑事部長
 持ち帰りまして、また回答させていただきたいと思います。

○伊藤委員
 我々としても専門的な知識がないものですから、精査してもらって、もし今の県の条例の中で不足する分野等があるとするならば、あれも議会側から、私が提案した条例なもので、もしマッチングしない部分があるとするならば、また議会側としても検討したいなということがありますので、よろしくお願いします。

◎安田委員長
 その他、意見がないようですので、警察本部については以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩します。再開は入替え次第とさせていただきます。

午前10時08分 休憩
午前10時09分 再開

◎安田委員長
 再開いたします。
 引き続き危機管理部について行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告3、島根原子力発電所の安全対策等の状況について(第21報)、木本原子力安全対策課長の説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長
 危機管理部資料2ページ、島根原発の安全対策等の状況について報告いたします。前回11月の報告から進展のあったものを中心に説明いたします。
 2号機、アの保安規定のところです。運転の際、実施すべき事項ですとか組織体制などを規定したもので、これに対する2回目の審査会合が行われております。1回目の審査会合で指摘のありました安全文化の育成及び維持活動に関する体制見直しについて中国電力は回答しましたけれども、原子力規制委員会からは体制見直しによるメリットについて整理してもう一度説明するよう求められております。
(4)のクリアランスの制度のところで、既に運転中に取り替えて撤去済みの1号機と2号機の低圧タービンを資源として再利用するため、この低圧タービンの放射能濃度が極めて低く人体への影響がないことを確認するための測定方法、評価方法がこのたび認可されております。中国電力にとっては初のクリアランス制度の認可となりますけれども、別途1号機の廃止措置によって発生する放射性廃棄物のクリアランス制度についてはまだ申請が行われていない状況です。今後は、今回認可された評価、測定方法で得られました評価結果、測定結果について国の確認を受けることとなります。
 最後、3の1号機の廃止措置計画の変更についてです。8月の中電からの事前報告、そこから始まって先日12月11日、中国電力は廃止措置計画変更認可を原子力規制委員会に申請しております。
 計画の概要です。来年度2024年度に第2段階へと移行しまして、使用済燃料の搬出ですとか管理区域内の設備の解体撤去を行うこと、また、搬出計画等の見直しにより第2段階の期間を変更しております。
 県、米子市、境港市は10月13日に全体計画の見直しと第2段階の実施について了解する旨を中国電力に回答していまして、県は10月17日に国要望を行っているといった状況でございます。

◎安田委員長
 続いて、報告4、令和6年消防出初式について、黒見消防防災課長の説明を求めます。

●黒見消防防災課長
 資料の3ページをお願いいたします。新春の風物詩として多くの方に親しまれております消防出初式について、令和6年の予定を報告させていただきます。
 県内の19市町村及び東・中・西部の3消防局の日程は、3ページから4ページのとおりでございます。
 4ページに、今年、令和5年の出初式の様子を参考に載せておりますが、令和6年も一斉放水等の消防演習、消防職員、消防団員による行進、パレード等を行います。消防関係者がこの1年の防火・防災への決意を新たにする仕事始めの行事であり、多くの方に御覧いただき、火災予防に対する意識を持っていただく機会となっております。
 委員の皆様も、お近くで開催されるものがございましたら御覧いただければと思います。

◎安田委員長
 ただいままでの説明について質疑等はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、危機管理部について執行部、委員の方で何かございませんか。

●水中危機管理部長
 昨日から本日にかけまして北朝鮮が弾道ミサイルを打ちましたので、その状況を報告させていただきます。
 昨日は、22時37分に短距離弾道ミサイルを朝鮮半島東側の日本海のEEZ外に打ちました。約400キロ飛翔したというところです。これにつきましては、職員も夜間に出動して安否情報を確認したところです。2発目につきましては、本日朝8時29分頃にICBM級の弾道ミサイルを北海道の奥尻島の西方約250キロのEEZ外に打ちました。約6,000キロの高度まで飛翔したと国から報告がありまして、両方のミサイルにつきまして、県民への注意喚起と行政への注意喚起を行いました。それから、安否確認も行いまして、県には漁船等を含めまして被害はございませんでした。
 あと、今週末には大雪も予想されておりますので、関係機関と連携しまして支障がないように万全を期したいと思います。

◎安田委員長
 ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないのなら、私から。今、水中部長から報告のあった件ですが、先般も地元のベニズワイガニ漁をしている会社に伺った際に、漁師さんはどう感じておられるかという話から、もうやはりみんな感覚が麻痺していて、来たら来たでしようがないというような感覚になっている。でも、会社としては従業員の命を守らなくてはいけない。そういった中で、この問題を国として本当に本気で取り組んでいないし、報道も大して大きくされないのはいかがなものかという御意見をいただきましたので、この場を借りて共有させていただきます。よろしくお願いいたします。
 ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が尽きたようですので、危機管理部については以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩します。再開は入替え次第とさせていただきます。

午前10時16分 休憩
午前10時16分 再開

◎安田委員長
 再開いたします。
 引き続き県土整備部について行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告5、令和5年度の災害査定状況について、県土整備部関連を藤井技術企画課長から説明していただきます。

●藤井技術企画課長
 県土整備部資料2ページをお願いいたします。令和5年度の災害査定の状況について報告いたします。
 令和5年度に発生しました公共土木施設に関する災害につきまして、この12月8日に災害査定が完了したところでございます。
 1番の査定の概要で、12月8日まで約8回の査定がありました。
 査定の結果、市町村分を含めた公共土木施設につきまして469か所、査定の決定額は212億円となりました。査定の終了したものから順次発注することにしておりまして、用地買収等の制約のないものは全て発注することにしているところでございます。詳細は2番の表のとおりでございます。
 3番目、その他で、私都川につきましては、災害箇所の復旧に合わせて、前後の一定の区間で流下能力の向上を図る改良の復旧を2か所で予定しております。こちらは12月下旬の事業採択に合わせまして国庫補助金が交付される見込みとなっているところでございます。

◎安田委員長
 続いて、報告6、国道183号鍵掛峠道路の事業再評価について、米田道路企画課長の説明を求めます。

●米田道路企画課長
 資料の3ページをお願いいたします。現在国土交通省が直轄権限代行によりまして事業中の国道183号鍵掛峠道路の事業再評価について報告いたします。
 鍵掛峠道路は、下の位置図に示しますとおり、鳥取県と広島県の県境部に位置し、高規格道路江府三次道路の一部を構成する延長12キロの道路でございます。現道部は急峻な中国山地の渓谷に沿っており、のり面崩壊や土砂崩れなどの災害が多発していたことから、平成17年度に事業化され、道路改良や橋梁、トンネル工事によりバイパス整備が進められているところでございます。
 このたびの再評価におきましては、1に記載のとおり、事業費増と事業期間の延伸によりまして事業内容を見直したことにより、のり面対策工の追加、見直しでありますとか、トンネル掘削工法の変更など約160億円の事業費増が見込まれております。
 なお、本県分におきましては、約47億円の増額が見込まれているところでございます。
 このたび12月1日の中国地方整備局事業評価監視委員会におきましては、過去の災害実績ですとか現道上の課題、走行時間の短縮など、防災面の効果などを踏まえまして、事業の必要性、重要性は変わらないことから、国の方針として事業の継続を妥当とするという原案によって認められたところでございます。
 3に意見の内容を記載しておりますが、県としましては、鍵掛峠道路は必要不可欠なインフラであることから、事業の継続について異存はないとの意見を回答しているところでございます。
 事業費の増額につきましては、予見不可能でやむを得ないものではありますけれども、今後一層のコスト縮減と令和7年度開通の一日も早い実現を国土交通省に申し入れたところでございます。
 なお、その他として書いておりますが、広島県側におきましては、追加ののり面対策に3年程度の期間を要するという見込みが示されております。ただし、鳥取県側につきましては、これまでの見通しのとおり、令和7年度の開通が予定されているところでございます。

◎安田委員長
 なお、報告7、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、資料に記載のとおりでありますので、説明は省略いたします。
 ただいままでの説明について質疑等はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、県土整備部について執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見がないようですので、県土整備部については以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩します。再開は入替え次第とさせていただきます。

午前10時21分 休憩
午前10時22分 再開

◎安田委員長
 再開いたします。
 引き続き輝く鳥取創造本部について行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告8、コミュニティ・ドライブ・シェア(鳥取型ライド・シェア)の推進に関する国への要望について、及び報告9、JR西日本令和6年春ダイヤ改正等の動きについて、野坂交通政策課長の説明を求めます。

●野坂交通政策課長
 報告資料の2ページを御覧ください。コミュニティ・ドライブ・シェア(鳥取型ライド・シェア)の推進に関する国への要望についてということで、国においてライドシェアが議論されていることを受けまして、地方において住民、交通事業者、行政等が協力して移動手段を支えるコミュニティ・ドライブ・シェアを推進していることにつきまして、国交省及び内閣府に対して財政支援や規制緩和の要望活動を行っております。
 1番でございます。県単独の要望といたしまして、12月7日に国交省、内閣府などに要望しております。要望内容につきましては、国においても地方型の取組に焦点を当てていただくということで、地域の移動手段を維持するために必要な財政支援ですとか、2番目ですが、運行主体が地域の実情に即した経営形態を選択できるように、具体的には地域の運送会社なども選択できるように拡充してほしいという規制緩和のような幾つかの項目を示して要望しているものでございます。
 主な発言です。上のほうが国交省のお考えで、鳥取県の要望内容はおおむね国交省が考えているものに沿っているですとか、下のほうが内閣府で、いろいろな選択肢を持ちながら地域の足、移動手段の確保を考えていきたいというような御返答でございました。
 2つ目でございます。12月12日に全国知事会で要望しておりまして、全国知事会長ですとか常任委員長などと一緒に、現地では平井知事と三重県の一見知事が出席しております。要望事項としては2つあります。まず、1つ目が、都市部においてタクシー事業者の管理責任の下、一般ドライバーによる輸送を可能とするなどの制度を創設すること、2つ目は交通空白地において自家用有償旅客運送による移動の自由を確保するために、先進事例の普及、規制緩和、また財政支援などを求めたものでございます。
 主な発言です。上のほうが国交省で、要望内容の考え方についてはしっかり受け止めさせていただいたということ。下のほうが内閣府で、タクシードライバーの確保の関係で、二種免許を取得しやすい方法の議論を進めたいというような発言をいただいております。
 要望の結果です。国交省、内閣府も、地方部におけるタクシー事業者との協力や協調などが必要という考えには賛同を示されたものでございます。
 年内12月20日にも総理に報告されるという報道もあります。年内の取りまとめですとか、来年にも新制度がというようなこともありますので、今後も国の動きを注視しながら、県では11月補正予算でコミュニティ・ドライブ・シェアという予算もお願いしておりますので、こうしたものを進めていきたいと思っております。
 続きまして3ページ、JR西日本の令和6年春ダイヤ改正の動きでございます。
 こちらにつきましては、今年1月に東部まちづくり会議でいろいろな取組を合意しましたり、県とJR山陰支社との連携会議を6月6日に行って、スーパーはくとの増便などの要望を行ったものでございます。これに対しまして、12月15日にJR西日本の春ダイヤの改正のプレスが行われて要望への対応なども公表されましたので、その概要でございます。
 1つ目が、3月16日から適用される春ダイヤでスーパーはくと号の増便が出てきております。現状、平日は1往復減便しておりますが、これを通常の7往復に戻した上で、さらに1往復増便して毎日8往復とする発表でございます。ただし、8往復のうち京都発着は2往復、大阪発着が6往復というものでございます。
 あと、表の下にありますが、姫路駅での新幹線との接続時間が改善されまして、鳥取-名古屋・東京の所要時間が短縮されるという改正もなされております。
 (2)番、その他主な改正といたしまして、新型やくもが4月6日からデビューされ、6月までに全編成で導入が完了するというものでございます。同時にポツの3つ目で岡山駅で新幹線との接続短縮が図られるということも発表されております。
 (2)でございます。観光列車「あめつち」につきまして、今年度は山陰本線の鳥取-城崎間を実証運行されておりましたが、令和6年4月以降に運行を拡大するという発表をされております。
 2番目、山陰本線への交通系IC(ICOCA)の導入についてでございます。
 令和7年春までにICOCAの導入が拡大され、鳥取から倉吉間に導入されます。鳥取と倉吉には自動改札機、鳥取と倉吉の間の各駅につきましては、写真の境港駅にありますような簡易型の改札機がつくことが予定されております。
 未導入区間は一部ありますけれども、例えば鳥取-米子ですとか鳥取から生山ですとか、区間をまたぐような移動にはICを使っていただけます。
 今後の展開です。スーパーはくとの名探偵コナン列車が12月3日に運行開始しております。こうしたスーパーはくとの1往復増発などを契機といたしまして、関西万博に向けて本県の魅力発信など誘客に努めていきたいと考えておりますし、キャッシュレス化、ICにつきましては、引き続き未導入区間への導入を要望してまいりたいと考えております。

◎安田委員長
 ただいままでの説明について質疑等はございませんか。

○銀杏委員
 交通系IC、ICOCAの導入について、ほかにもJR系だとSuicaとかいろいろあると思うのですけれども、そういうものも使えるということですか。

●野坂交通政策課長
 はい、JR東日本のSuicaですとか、JR東海の分ですとか、交通系ICは共通して使えるものとなっております。

○銀杏委員
 分かりました。

◎安田委員長
 よろしいですか。

○川部委員
 鳥取版ドライブ・シェアです。前の委員会でも言って、質問でもいっぱいあったのですが、地元交通事業者と共生していくというのは本当に大事で、この方向性に対して異存はないのです。ただ、二次交通のほうはまた別で考えられると思うのですけれども、課題として上がっているもの、深夜のタクシーがないことによるいろんな課題だとか、タクシーが動いていれば何とかなっていたのにタクシーが動かない時間が増えてきたことの課題に対する答えが、これでは解決できないと思っているのです。それについて今どういうことを考えておられるのか、教えてください。

●野坂交通政策課長
 やはりまずはタクシードライバーを確保していかないといけないと思っておりまして、今回のコミュニティ・ドライブ・シェアの中でも、従来でもやっておりました二種免許の取得支援ですとか、広告経費なども支援に入れておりますので、そういったものでまずはドライバーを増やしていただくことを力いっぱいやっていきたいと思っております。
あと、今後考えているものとして、やはりタクシー事業者のマッチングがしっかりできていないといけないと思っておりますので、タクシー事業者の共同配車、1つにかければ、この会社は駄目だけれどもタクシー会社側のほうで次の会社を御案内できるような形ですとか、もう一つは、事業者の協力を得ないといけませんけれども、タクシーの配車アプリというようなものを導入していけるようにしていきたいと考えているところでございます。

○川部委員
 今言われたことは理解しますが、要は営業時間の延長というか、これまで24時間やっていたところが埋まらないという課題について、その次になるのかもしれないですけれども、そこはしっかり言っていかないといけないところかなと思いますので、よろしくお願いします。

●遠藤輝く鳥取創造本部長
 川部委員御指摘のとおりかと思います。まずは野坂課長からもありました従業員の確保、その後でやはり生産性といいましょうか、効率のアップも図りながら、夜間ですとか早朝といったところの営業時間延長も課題になってこようかと思います。まずは事業者の方としっかり話をしなければいけないと思っております。
 一朝一夕にはいかないのかもしれませんけれども、しっかり取り組んでいきたいと思います。

○斉木委員
 今のライド・シェアの問題です。私もよく汽車とタクシーを利用させてもらうのだけれども、鳥取や米子の都市部は多少なりともタクシーは走っているのですが、時間がちょっと過ぎると、最終の列車のときにはタクシーがいないというようなことで、車と列車との関連性が非常に悪い。
それと西部の場合タクシー会社が撤退したということで、やはりライドでやるときに、民間の方がタクシー会社に所属まではしないとしても、関連を持ってタクシーを守り立てながらできないかということも考えてみたほうがいいのではないかと思います。保険制度ほどはしっかり取っておかないといけませんけれども、タクシーをよくさせながら運転者を確保するということになると、やはり何がしかタクシーのためにもなるだろうし、運転者、利用者のためにもなるしということで。
タクシー会社間の連携は非常に重要なことで、1つのタクシーの電話番号は知っているけれども、そこがいなかったら次の電話番号は分からないというようなことがあるので、今言われたのは本当にいいことだなと思っております。ぜひ明日からでもできるようにしてもらうといい。いや、本当にこれは現実問題としてもう身にしみて感じております。これからも人口が減っていく、利用者が減るということになると、やはり運転者の人も、タクシー会社にいるのではなくてそういう契約をしてやっていくがいいのではないかなと思いますので、ぜひ横の連携を検討していただきたいと思います。
 それと3ページ、来年から特急も全て指定席になるという話で、何で自由席がなくなって指定席だけにするのか。席の確保だなんてことを言っておりますけれども。あなたたちはどういうことか聞いておられないか。JRでないと分からないだろうけれども、何で自由席がなくなって指定席だけになるか。これはもう非常に、ある面では地域の交通を利用する者の足を奪うようなことでね。やはり自由席は自由席で残したほうがいいのではないかと思うのだけれども、運行上の向こうの都合だけなのか、その辺りはどういうことなのですかね。

●野坂交通政策課長
 まずは、タクシー会社間の連携、明日にでもというお話でした。システムを入れるのに多少時間がかかりますので、ちょっと明日ということは難しいのですけれども、先週、東部のタクシー事業者で共同配車とかアプリの導入に向けてどういうことができるのかという議論を開始しておりますので、なるべく早くできるように交通事業者ともお話をしていきたいと思います。
 あと、指定席につきましては、JRさんから聞いている話では、やはり席を確保していただく。実際に今走っている車両も、指定席と自由席はあるのだけれども、指定席の座席数のほうが多く、例えばスーパーはくとであれば5両編成のうちの3両が指定席で、指定を希望される方のほうが実は多いのだというような御説明でした。
 ただ、自由席のほうを好まれる方があるのではないかということで我々も一度お話に行ったのですけれども、全社的にどんどん指定席にしている流れの中で、そこについてはちょっと理解いただきたいという御説明でした。
 料金につきましては、自由席に比べ指定席のほうが多少高い設定になっているのですけれども、インターネットで予約する場合は自由席よりも安く購入できたりという仕組みも同時にやっておられますので、そういった御案内をしっかりしていただくように逆に県から申入れをしているところでございます。

○斉木委員
 自由席をなくして指定席になるというのは、運行管理がしやすいということだろうと思うのです。それと、多少なりとも高いと。
 ただ、問題は利用者のことを思ってね。年寄りにしても、誰もが列車を利用していこうと思うと必ず指定席券も買わなければいけない。この車両は無料の指定席でここに座ってくださいということなら指定席になってもいいのだけれども、みんなが公共交通機関を使えと言いながらこういうことになっていくと、地方の足が非常に使いづらくなるということなのでね。ぜひ利用者のほうに目を向けた経営をしていただきたいと。赤字で大変だということは分かっておりますけれども、ぜひ利用者のためにどうあるべきかということを考えていただきたいですね。

●矢吹中山間・地域振興局長
 斉木委員おっしゃるとおりで、やはり値段が上がって利用者のサービスが下がったり減るのではないかと、JRの米子支社長宛てに知事名で申入れをさせていただきました。もう少し言えば、三セクである智頭急行もどんどん減っていくのではないかというようなことで、例えば繁忙期で、前は自由席だったら120%とかあったのですけれども、全部が指定席ばかりだったら乗れなくなることも考えられるのではないかと。少なくともそういうことにならないように、例えば増便ですとか増結ですとか、そういう申入れと、あとはちゃんと周知を図っていただきたいという話を私からJRにはさせていただいていますので、それを受けてのことなのでちょっと様子を見ないととは思います。
 最初におっしゃったライド・シェアのほうは、言われるとおり、我々も交通事業者は必ず守りたいという思いがありますので、事業者と一緒になって、協力型というか、そういうことは必ずやってまいりたいと思います。

○斉木委員
 JRのことでせっかく局長が言われたので。
5時40分の西部に向かっていく特急、県の職員の方も仕事が終わって間に合う、この5時40分は常にもう満席といいますか、すごい人が並んでいる。以前は、サービスかどうか知らないけれども、3両編成で自由席が2両、指定が1両、混むときには必ず3両が来たのです。利用者と話すのだけれども、最近は全く来ないねと。これも一つの合理化の話かなという具合でね。ああいうのはサービスしてもらわないといけませんわね、あの時間だけは列車を入れてもらわないといけない。中には同じ特急料金を払いながら米子まで立って帰る人もあるわけでね。その辺りはよく言っておいてください。やはり利用者の目線に沿ったことをやっていただきたいと。

●矢吹中山間・地域振興局長
 山陰線のおき、まつかぜは、実は指定席化はされません。自由席を残されます。(斉木委員「あっ、山陰線はね。それは分かっている」と呼ぶ)
 自由席の利用率が高いということも伺っていますので、さっきおっしゃった、多いときに増便、増結とか、またJRにもお話をしてみたいと思います。

○斉木委員
 ぜひお願いしておいてください。

◎安田委員長
 ほかに。

○東田委員
 ICOCAのことで、地図の破線の部分はまだ未導入ということになるわけですね。伯耆大山から倉吉、あるいは鳥取から智頭、その辺りの今後の計画というか、見通しはどうなのですかね。

●野坂交通政策課長
 JRさんには、この鳥取-倉吉で終わるのではなくて、その他、未導入区間に入れてほしいというお願いは今後もしていきますし、これまでも希望は伝えております。また、JRさんの中でも山陰支社から本社のほうには、東部まちづくり会議での合意事項ですとか、いろいろな会で合意したことも根拠にしっかり要望して、できるだけ早く入れていただけるように引き続き申し入れたいと思います。時期についてはちょっと把握しておりません。

○東田委員
 鳥取-智頭間と言いますけれども、鳥取-岩美のほうも重要で、やはり格差が生まれるというのはあまりよくないので、その辺り、しっかりとお願いします。

◎安田委員長
 よろしいですか。
 ほかにございますか。
 それでは、次に、その他ですが、輝く鳥取創造本部について執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、輝く鳥取創造本部については以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩します。再開は入替え次第とさせていただきます。

午前10時46分 休憩
午前10時47分 再開

◎安田委員長
 再開いたします。
 引き続き地域社会振興部について行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告10、投票率低下防止等に向けた政治参画のあり方研究会(第4回)の開催結果について、松﨑市町村課長の説明を求めます。

●松﨑市町村課長
 報告資料の2ページでございます。第4回目の政治参画研究会につきまして、結果の概要を報告いたします。
 これまでの会合の意見を踏まえまして、報告書の素案をまとめ、これに対する意見を委員からいただきました。委員からは、報告内容についておおむね了解を得たところです。
 本日は、3つの柱に分けた報告の概要と委員の皆様それぞれの御意見を紹介させていただきます。
 主権者教育関係につきましては、小中学校からの主権者教育、身近な問題を題材にする大人の政治参画促進を図るなどを報告書にまとめておりまして、これに対して県独自の教材を作成する、発達段階に応じた主権者教育を進めていく、などの明記が必要ではないかといった意見がありました。
 投票環境の向上に関しましては、より投票所に行きやすく、また行きづらい人へのフォローもしっかりとする。投票所運営のための人材確保も重要、などを報告書にまとめておりまして、これに対して先般の統一地方選挙における候補者の同姓同名問題の検討の必要性の明記、移動投票所とタブレット投票などの複合型の取組の有効性について意見がありました。
 最後、議員の成り手不足に関しましては、議会が身近な存在に感じることができるような取組が必要、議員の多様性の確保に向けた取組、議会改革が必要である、などを報告にまとめておりまして、これに対して企業に勤めている方が立候補する場合の休職制度や出戻り制度の導入や、研修会を実施するに当たっては幅広な周知をしていくことが事前に必要ではないか、といった意見をいただいております。
 追加意見を踏まえて報告の内容を修正、追記を行って、今月中に取りまとめ、来年度の予算化・事業化を進めていきたいと考えております。

◎安田委員長
 続いて、報告11、北朝鮮人権侵害問題啓発週間の取組について、古田人権・同和対策課長の説明を求めます。

●古田人権・同和対策課長
 7ページをお願いいたします。北朝鮮人権侵害問題啓発週間の取組について御報告申し上げます。
 先週、12月10日から16日は北朝鮮人権侵害問題啓発週間でございました。この週間の初日、12月10日に北朝鮮拉致問題早期解決促進鳥取県議会議員連盟の皆様や米子市と、松本京子さんをはじめ全ての拉致被害者の一刻も早い帰国を願い、県民の皆様に拉致問題への関心を高めていただくことを目的として、拉致問題啓発ミニコンサートを開催いたしました。当日は拉致議連の皆様による署名活動も併せて行われたところでございます。
 来場の方からは、拉致問題の重大さ、関わり方がよく分かった。私の一声が解決の一助になればと思う、などの御意見をいただいており、拉致問題に関心を持っていただく機会を提供できたものと思っております。
 取組の詳細、その他の期間中の取組につきましては、資料に記載のとおりでございます。

◎安田委員長
 続いて、報告12、ねんりんピックはばたけ鳥取2024に向けた準備状況について、吉野ねんりんピック・関西ワールドマスターズゲームズ推進課長の説明を求めます。

●吉野ねんりんピック・関西ワールドマスターズゲームズ推進課長
 9ページをお願いいたします。ねんりんピック鳥取大会に向けた準備状況といたしまして2点御報告いたします。
 1つ目、全市町村リレーイベントの開催ということで、10月に愛媛県で開催されました大会から大会旗を引き継いでまいりまして、その大会旗をバトンに見立ててそれぞれの地域で盛り上げを図っていこうということで、全市町村でリレーイベントを開催することとしております。その第一弾を三朝町で行ってまいりました。
 12月10日、みささ町輝く子どもフェスティバルという催しのステージ上におきまして、県盛田地域社会振興部長から三朝町松浦町長様に大会旗の引渡しをしました。あわせて、ステージではかみじろうなども加わってステージパフォーマンスを行ったり、会場では三朝町での開催種目でありますペタンクの体験会などで大会のPRを行ってまいりました。
 引き続き市町村と一緒になって機運醸成を図ってまいりたいと思います。
 2つ目、協賛金、協賛車両の提供についてでございます。
 このたび県内外の企業様から協賛をいただきましたので、御報告いたします。
 協賛金ということで、日本生命グループ様、それから一般財団法人ごうぎん財団様から協賛金を頂きました。協賛車両ということで、山陰スバル様から車両を1台、かみじろうのラッピングなどを施していただいた車両の貸与をしていただくことになりました。あわせて、日産プリンス鳥取様からも協賛の車両の提供のお申込みをいただいておりまして、12月20日に引渡式を予定しております。
 いただきました御厚意は、大会の広報など有効に活用させていただきたいと思います。

◎安田委員長
 続いて、報告13、西部総合事務所3号館・米子市役所糀町庁舎内でのデジタルカメラの紛失について、郡西部総合事務所県民福祉局長の説明を求めます。

●郡西部総合事務所県民福祉局長
 資料の10ページを御覧ください。西部総合事務所3号館・米子市役所糀町庁舎におきまして合計7台のデジタルカメラを紛失する事案が発生しましたので、報告させていただきます。
 7台につきましては、米子市が5台、県が1台、住宅供給公社1台で、このうち住宅供給公社の1台は個人情報を含むデータが保存されたものでございます。
 今後、同様の事案が起きないように再発防止策を講じて適切な運用管理に努めてまいりたいと思います。
 なお、この件に関しましては、米子警察署とも相談させてもらいまして、被害届を提出しております。
 紛失の時期、場所、物品につきましては、1番に記載のとおりでございます。
 発生原因としましては、いずれも使用後、本来であればキャビネット等で保管すべきところ、定位置に戻さないまま退庁しておりまして、物品管理が徹底されていなかったことでございます。ちょうど9月から10月にかけて庁舎移転時期が重なっておりまして、カメラの紛失が明確になるまで時間を要したという点も課題であると思っております。
 経緯につきましては、3番に記載のとおりです。11月8日に県に連絡がありました。11月21日から22日にかけて警察に被害届を提出しております。
 なお、漏えいした可能性のある個人情報は4番に記載のとおりですが、住宅供給公社西部事務所のデジタルカメラのSDカードに、令和2年6月から令和5年11月に実施しました県営住宅の入所者抽せん会の申込みをされた方のお名前、番地名、部屋番号、抽せん結果等々150名分のデータが入っておりました。公社におかれましては、謝罪文を送付するとともに、電話で直接説明、謝罪を行われたと伺っております。
 再発防止策でございます。本来、保管すべきところに保管されていない、それからカメラの中にデータが残っている、この2点が非常に課題だと考えておりまして、早急に徹底させていただくとともに、新たに管理簿を作成して記録する。それから、データについても迅速に削除して、物品管理主任等が確認するという体制を確認しております。
 なお、これにあわせまして、個人情報を含む文書や備品、金券類等につきましても、要領等、取扱いを再度確認して、適正に取り扱うことも周知しております。
 あわせまして、入居団体等が複数ありますので、庁舎の不備、物品の紛失等が判明した場合には速やかに西部総合事務所に連絡をいただくよう、周知しました。

◎安田委員長
 デジタルカメラ紛失の件は被害届が提出されたところとのことですので、答弁できる範囲で対応いただければと思いますが、以上の地域社会振興部の4件の報告に対して質疑等はございませんか。

○銀杏委員
 投票率向上で、意見の中に投票環境の向上関係というのがあるわけですけれども、その中で、この選挙費用、予算ですね。これについての言及はありましたか。

●松﨑市町村課長
 財源が限られている中でどうやっていくかという話はございました。

○銀杏委員
 予算は年ごとに減ってきているはずです。そういう中で、誰がその予算を決めるのですかね。

●松﨑市町村課長
 選挙管理委員会として予算要求しつつ、最終的には首長という形になります。

○銀杏委員
 要求が少ないのか、それとも必要な予算を要求するのだけれども首長のほうで抑えられるということか、どういう感じなのですかね。

●松﨑市町村課長
 きちんと確認できておりませんけれども、必要な予算を要求しつつ、全体として少しずつ削られているのではないかと推測します。
 一方で、今回、研究会を行うに当たってヒアリングした際には、財源もそうですけれども、人材のほうがより不足しているというお話はいただきました。

○銀杏委員
 一度ぜひ、10年、20年の期間にわたっての予算の増減を精査してみてください。また、教えてください。よろしくお願いします。

●松﨑市町村課長
 承知いたしました。また、調べさせていただきまして、共有させていただきます。

○川部委員
 私も今の政治参画の在り方で、この間、出前県議会で大学生と意見交換した内容がないな、などと思ったところなのですけれども、主権者教育だとか投票環境、議員の成り手、全てに学生の問題は関わってくる中で、学生は入っているのですよね。

●松﨑市町村課長
 大学生へのアプローチも、何かできないかということは入れていこうかなと思っています。小学校、中学校、高校、それぞれの段階でやっていくこと、また、大学生に対しても主権者教育なりアプローチ、実際の事業のほうも踏まえて考えていきたいなとは思っています。

○川部委員
 うちのグループでは、やはりネットに慣れているのでもっとネットの利用をというのがあったのですけれども、ここで出てくるのはタブレットを使った投票方法ぐらいで、その辺はもっと深く入り込む必要があるのかなと思ったのが一つ。これは出前県議会でも思ったのですけれども、議員といいながら地方自治は二元代表制なので、首長のほうの成り手というのもあるのかなと思いながら聞いていたので、何か議員ばかりがもっと住民に近づけと言っているのですけれども、そこではないような気がしたのですよ。
 それと、地方議会といいながら、当然市町村議会と県議会、また国政、国会議員などはアプローチの仕方が若干違う中で、何となく一くくりで言っている感じがあって、議員の成り手だとか、もうちょっと細かくやるべきではないかなというのを全体的に思っています、どういう報告が出るのか楽しみにはしているのですけれども。

●松﨑市町村課長
 まず、ICT、デジタルの関係につきましては、様々な委員からもっとどんどん活用していくべきだという話をいただいております。具体的に何ができるかは報告書にもざっくりと、もっと活用していくべきだという話ぐらいしかないのですけれども、それを受けて何ができるかということは考えていきたいと思います。
 あと、インターネット投票などもこの間の出前県議会でも出ていたと思うのですけれども、そういった点は制度改正にもつながりますので、国への要望として上げていくことを考えております。
 もう一つの成り手不足に関しましては、我々の研究会としては最初市町村議会で実際に足りていないところ、無投票が多いところ等をターゲットにしていたので、比較的今回の研究会につきましてはそこを中心に議論いただいているような状況です。
 県として何ができていくのかというのは、委員の今回の報告も踏まえていろいろ事業化を検討していきたいと思います。

○川部委員
 デジタルカメラの件です。答えられないこともあると思うのですが、こうした備品管理の問題として全体的にどうなのでしょうか。西部はちょっとこういう事件があって、今回のことがほかの、中部、東部、本庁も含めて、備品管理の問題としてどんな感じでやっていて、何か課題があったところはあるのでしょうか。多分、庁舎管理にも関わってくることなのかな。内部か外部かちょっと分からないのですが、人の出入りと備品の管理が問題ではないかなと思うのですけれども、そこについて今回のことから課題はあったのでしょうか。

●盛田地域社会振興部長
 今回の西部の案件は、本来デジタルカメラをしまうべきところにしまっていなくて、例えばキャビネットの上にぽんと置いてあったりだとか、そういう事実は分かっているところです。
 それについて、例えば本庁だとか管理はしっかりしていかなければいけないというところで、僕が今まで経験してきた所属とかでは、やはり結構撮ってきたら箱には入れていましたけれども、ぽんと置いていたりということもありますので、そういうことのないようにしていかなければいけないと思っております。

○川部委員
 当然その辺、備品といってもパソコンもあったり、ほかの、ちょっと持って逃げられそうなものはあるので、もう一回そこを見直す必要と、庁舎管理というか出入りの話も出てくるのかなと思うので、一度この件を基に、全体の管理がどうなっているのかチェックされたほうがいいのではないかと思うのですが、いかがですか。

●盛田地域社会振興部長
 おっしゃるとおりだと思いますので、そこら辺はもう一度チェックしてみたいと思います。

◎安田委員長
 ほかに。

○斉木委員
 デジカメの紛失の件ね、7点ということだったけれども、ちょうど新しい3号館の庁舎ができたところですね。移動のときに紛失したというわけでもないわけだ。
 それと、先ほど川部委員も言われたように、意識がね、どちらかというと、他人のものという感覚で物を扱うとそういうことになる。自分のものなら多分、大分大事にするのだけれども、他人のものという感覚になると意外とこういう扱いになってくるので、この際、西部に限らず全庁舎が、やはりそういう意識を持っていただくということが必要だろうと思います。これに限らず、これからいろんな便利な機械を次々使ってもらわないといけないわけですから、そういう意識を持つことが一番だろうと思います。
 それにはやはり上司が常に緊張感を持って、やはり朝でも訓辞をするような雰囲気が必要だろうと思いますのでね。あまりにも見晴らしがよくなり過ぎたからというのはおかしいこと、逆で、デジカメに足がついて逃げるわけではないのだから、ぜひ気をつけていただきたいと思います。

●盛田地域社会振興部長
 おっしゃるとおりだと思います。十分気をつけて、今後の管理の仕方に反映させていきたいと思います。

◎安田委員長
 ほかにございませんか。
 1点、先ほどの投票率低下ですが、これは委員の中に専門家の方々、学者や地域の方々であったり、学校の教頭先生であったり、日本海新聞の方であったりして、あと自治体代表としては市長と知事と出ている。現職議員というのはなかなか難しいと思うのですけれども、例えば勇退した議員の方とか、県議でも市議でも加えるべきではないかと思うのです。
 というのも、結局、皆さんここにおられる方はそうだと思うのですけれども、直接有権者と交わって自分たちを支援していただく形というのは、首長ともまたちょっと違うし、学者とは全くもって違うし、恐らくそういった実態をこの出席者の中で分かっているのはマスコミぐらいかなと思う部分があります。やはりそういったところからも見る視点が必要なのではないかと思うのですが、どう思われますか。

●松﨑市町村課長
 第1回目の研究会の報告をさせていただいたときに、銀杏委員から御指摘いただきまして、2回目以降、若桜の山根議長に御参加いただいております。今回第4回目につきましてはちょっとタイミングが合わなくて御意見いただけることはなかったのですけれども、山根議長の意見も踏まえながら報告書をまとめさせていただきたいと思います。
 また、ある程度、今回までの意見も踏まえたものを山根さんにも共有しまして、御意見なども頂戴して対応させていただきたいと思います。

◎安田委員長
 ありがとうございます。いろんな視点があるものだと思っています。特に県会議員、市町村議員というのは地元に根づいて何ぼだと思っておりますので、そういった生の声をぜひこういったところに反映させていただきたいと思います。
 ほかにございませんでしょうか。
 それでは、次に、閉会中の調査事項についてお諮りいたします。
 本委員会所管に係る関係人口の拡大、観光振興、中山間地域をはじめとする地域振興、道路網・河川等の整備、交通安全、防災、その他の主要事項については、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨、議長に申し出ることに御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、その旨、議長に申し出ておきます。
 次に、その他ですが、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、委員の皆様に御連絡いたします。
 次回の常任委員会は、来年1月19日金曜日午前10時から開催の予定でありますので、よろしくお願いいたします。
 以上をもちまして地域県土警察常任委員会を閉会いたします。

午前11時11分 閉会

 

 

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000