平成18年度会議録・活動報告

平成18年4月21日(金)(閉会中)

出席者 委員長
副委員長
委員
生田 秀正
稲田 寿久
松田 一三
杉根 修
小玉 正猛
石黒 豊
石村 祐輔
広田 喜代治
前田 宏
 
以上 出席委員 9 名
欠席委員 0 名
 

 説明のため出席した者
  上場企画部長、青木文化観光局長、田所県土整備部長、宮前企業局長
  ほか各次長、課長、関係職員

 職務のため出席した事務局職員
   議事調査課  金涌主幹  山口副主幹  吉川副主幹

 1 開  会   午前10時01分
 2 閉  会   午後0時58分
 3 司  会   生田委員長
 4 会議録署名委員  広田委員  杉根委員
 5 付議案件及びその結果
    別紙日程表及び下記会議概要のとおり
 

◎生田委員長
 ただいまから企画土木常任委員会を開催いたします。
 本日の日程はお手元の日程表のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 それでは、会議録署名委員の指名でございますが、本日の会議録署名委員は、広田委員と杉根委員にお願いします。
 それから、執行部の紹介をいただきたいと思います。
 4月1日付で職員の異動がありましたので、執行部の新任職員の紹介をしていただきたいと思います。

●上場企画部長
 おはようございます。お手元の企画部職員名簿というのがございますでしょうか。丸がついております7人を御紹介申し上げたいと思います。
 まず、企画部次長兼政策企画課長、須藤明夫でございます。次長に昇任をし、なお課の名前を改正いたしました。お手元の名簿の地域自立戦略課までを須藤次長が所管をいたしまして、協働推進課より下を小林次長が所管をするという分担仕分けをしております。

●須藤企画部次長兼政策企画課長
 4月1日付で次長兼政策企画課長を拝命しました須藤でございます。
 従来以上に、さらに県内の全体の調整を行う部局として働きたいと思いますので、委員の皆様方におかれましては、引き続き御指導のほど、よろしくお願いいたします。

●上場企画部長
 では次でございます。企画部参事(改革自立担当)、衣笠章でございます。
 これは政策企画課の中におりまして、須藤次長を補佐し、改革自立本部というのが地域自立戦略課にございましたけれども、今般、企画政策課の方で庁内全般をまとめるという役目を果たすものでございます。

●衣笠企画部参事(改革自立担当)
 4月1日付で企画部参事(改革自立担当)を拝命いたしました衣笠でございます。
 この3月までは市瀬地区生活安定推進室長ということでお世話になっていましたが、企画部参事(改革自立担当)ということでお世話になりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

●上場企画部長
 では次に、とっとりイメージ創出室長でございます、松田繁でございますが、これも政策企画課の中の課内室でございまして、従来、東京・大阪事務所でありますとか、西部・中部の総合事務所がそれぞれやっておりました広報を一元化して、できればCIのところまででも高めていきたい。あわせて、従来からの祭事の調整も行います。

●松田とっとりイメージ創出室長
 とっとりイメージ創出室長を拝命いたしました松田でございます。
 いろんな方々の御意見もお伺いしながら、鳥取のイメージづくりのために精いっぱい頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

●上場企画部長
 訂正をいたします。課内室ではなくて、独立をした室になっておりますので、外出しになっております。恐縮でございます。
 次に、広報課長、岸根でございます。総務部から企画部の方に編入をいたしましたが、所在地は従前と一緒でございまして、部屋の場所は同じでございます。

●岸根広報課長
 4月1日付で広報課長を拝命しました岸根でございます。
 3月まで文化観光局の国内交流推進室長でお世話になっておりました。引き続きよろしくお願いいたします。タイムリーに県民にわかりやすい広報に努めてまいりたいと思います。

●上場企画部長
 続いて、地域自立戦略課長、森安保でございます。市町村振興室が加わりまして大変な大世帯になりました。市町村の振興もあわせて取り組んでまいります。

●森安地域自立戦略課長
 4月1日付で地域自立戦略課長を拝命いたしました森安でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 非常に幅広い分野を担当いたします。その分、なるべく皆様方にわかりやすい、住民の皆様方にとってもわかりやすい仕事を心がけたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

●上場企画部長
 では次に、課内室でございます。市町村振興室長、桐林正彦でございます。

●桐林地域自立戦略課市町村振興室長
 4月1日付で地域自立戦略課市町村振興室長を拝命いたしました。
 元の市町村振興課が所管しておりました業務を中心に担当してまいりますので、よろしくお願いいたします。

●上場企画部長
 最後でございます。協働推進課長、渡辺恭子でございます。これは室でありましたけれども、このたび課に変えたということでございます。

●渡辺協働推進課長
 4月1日付で協働推進課長を拝命いたしました渡辺と申します。よろしくお願いいたします。

●上場企画部長
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

●青木文化観光局長
 4月1日付で文化観光局長を拝命しました青木でございます。
 当局は若干の組織の再編成がございました。まず、砂丘室の方が東部総合事務所の新設に伴いまして、そちらの方に移っております。それから総務部の方から、従来の総務部国際課の機能、それが当局の方に参りまして、従来当局でやっておりました国内交流と一括する形で交流推進課という課を設置いたしております。したがいまして、当局におきましては、文化政策、それから観光政策、それから国内国際交流といったことを担当することになったわけであります。
 いずれの分野も県民の生活の質を上げたり、それから観光振興という非常に重要な問題、それから交流によりまして地域のいろんな活力を見出していく、生み出していく、こういったことを担当することになりますので、ぜひ委員の皆様方の御指導を得まして、職責を職員一丸となって果たしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは職員の方を、私の方から紹介をさせていただきます。
 まず、副局長の田栗でございます。

●田栗文化観光局副局長
 田栗でございます。よろしくお願いします。
 新体制で失敗を恐れずに一歩前にという精神で頑張りたいと思っております。どうかよろしくお願いします。

●青木文化観光局長
 文化政策課長の小林でございます。

●小林文化政策課長
 小林でございます。文化芸術課長より4月1日、文化政策課長を拝命いたしました。
 文化芸術課はなくなっております。これからは文化政策課で文化の方は一手に担当いたします。よろしくお願いします。

●青木文化観光局長
 それから、今回新設のポストでございますが、民芸振興官というポストが文化政策課の中につくっております。これは庁内の各所で行われております民芸に関するいろんな施策、これを集合調整するということと、それから外部のいろんな芸術家の方々、そういった方とのいろんな交渉、そういったことを担当するポストとして新設されております。
 紹介させていただきます。大江でございます。

●大江民芸振興官
 大江でございます。よろしくお願いします。
 つくり手と使い手のいいつなぎ役になれればと思います。どうぞよろしくお願いします。

●青木文化観光局長
 それから、先ほどお話し申し上げました、交流推進課の課長の山本でございます。

●山本交流推進課長
 交流推進課長を拝命しました山本でございます。
 国内、国際、両方の交流につきまして、その交流の輪を広げ、そしてまた交流を深めていくといったことを通じて、地域の活力につなげていきたいと思っておりますし、またそういう積み重ねによりまして、民間ベースの持続的な交流につなげていけたらというふうに思っております。精いっぱい頑張りますので、よろしくお願いいたします。

●青木文化観光局長
 新任の文化観光局の職員の御紹介をいたしました。よろしくお願いいたします。

●田所県土整備部長
 それでは、県土整備部職員の紹介をさせていただきます。
 部長、次長は、今ここにおる者はかわっておりません。事務の担当次長、広瀬、技術の担当次長、谷口でございますが、松下次長は中部県土整備局長に異動して、このポストは一つ減っております。
 あと、課長、室長が以下10名おりまして、そのうち8名かわっているわけではございますが、結果的にはおのおのの部署、専門する内容に対して経験を積んだベテラン、詳しい幹部がそろったと思っておりますので、これまで以上に懸案に前向きに取り組んでまいりたいと思っております。
 それでは、新任となりました課長、室長を紹介いたします。
 管理課長の横井裕一でございます。

●横井管理課長
 管理課長を拝命いたしました横井でございます。
 3月までは中部総合事務所県土整備局の維持管理課長をしておりまして、現場感覚を生かしながら重責を果たしてまいりたいというふうに考えております。どうかよろしくお願いいたします。

●田所県土整備部長
 続きまして、この中では、県土整備部で今回、唯一変更のありました、新設となった用地室でございます。用地室長の前田洋でございます。

●前田管理課用地室長
 前田と申します。よろしくお願いします。
 現場と一体となって、事業用地の迅速かつ適正な確保に努めてまいりたいと思います。よろしくお願いします。

●田所県土整備部長
 続きまして、道路企画課長、渡辺哲二でございます。

●渡辺道路企画課長
 道路企画課長を拝命いたしました渡辺でございます。
 治山砂防課時代、市瀬、大呂いろいろお世話になりました。引き続きまして、道路企画ということで高速道路、維持関係ということでお世話になります。よろしくお願いします。

●田所県土整備部長
 続きまして、河川課長、桑田明仁でございます。

●桑田河川課長
 河川課長を拝命しました桑田でございます。引き続きよろしくお願いいたします。

●田所県土整備部長
 治山砂防課長、山田和成でございます。

●山田治山砂防課長
 治山砂防課長を拝命しました山田でございます。
 力強く懸案に向かって頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。

●田所県土整備部長
 市瀬地区生活安定推進室長、村上哲夫でございます。

●村上市瀬地区生活安定推進室長
 市瀬地区生活安定推進室長を拝命しました村上でございます。
 特に市瀬地区の方には不安の解消と生活の安定、さらに安心安全に生活できるように力強く頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

●田所県土整備部長
 空港港湾課長、山浦守でございます。

●山浦空港港湾課長
 空港港湾課長の山浦です。よろしくお願いします。

●田所県土整備部長
 道路企画課高速道路推進室長、細川庸一郎でございます。

●細川道路企画課高速道路推進室長
 高速道路推進室長を拝命しました細川です。よろしくお願いいたします。

●田所県土整備部長
 以上で紹介とさせていただきます。引き続きよろしくお願いいたします。

●宮前企業局長
 おはようございます。宮前でございます。4月1日付で企業局長を拝命いたしました。よろしくお願いいたします。
 前職は中部総合事務所の県土整備局長をしておりました。
 なお、16年には今までございました市瀬のことで委員会の皆様には大変お世話になりまして、ありがとうございます。
 初めての職場ですが最善を尽くしますので、よろしくお願いいたします。
 では、工務課長を御紹介いたします。長尾正重でございます。

●長尾企業局工務課長
 4月1日から企業局工務課長を拝命しました長尾といいます。よろしくお願いします。

●宮前企業局長
 どうぞよろしくお願いいたします。

◎生田委員長
 なお、本日は、上月研二さんの方から傍聴の希望が出されておりますが、御異議ございませんでしょうか。

○石黒委員
 どなたさんですか、名前だけ言われてもどういう方かわかりません。

◎生田委員長
 日刊建設工業新聞所属であります上月研二さんでございます。鳥取市富安の出身でございますが、いかがでしょうか。よろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは御異議ないものと認め、許可いたします。
 それでは、本日の議題に入ります。
 質疑は各部局ごとに説明終了後一括して行っていただきます。
 議題1、平成18年度鳥取県市町村交付金について、森安地域自立戦略課長の説明を求めます。

●森安地域自立戦略課長
 常任委員会資料、企画部の資料の1ページ目をお開きいただきたいと思います。平成18年度鳥取県市町村交付金について御説明申し上げます。
 この交付金でございますけども、先ほどの2月定例県議会におきまして条例、それから予算が成立したものでございまして、これを実際の運用場面に入ってまいったものを御説明いたすものでございます。
 まず1番目でございますけども、平成18年度の市町村交付金の総額でございますが、これは4億7,200万円余でございます。その額を市町村に対して4月15日までに提示するということが条例で決定されております。この市町村に対する最低保証額、それから調整交付額の考え方につきましては、先ほど来、といいますか、2月議会の時点で御説明したものと同様の方法によっております。
 2番目に、市町村に対する最低保証額として提示いたしました額をそれぞれ市町村ごとに記載をいたしております。ここで最低保証額として提示いたしましたものの総額は、合計の欄にございますように3億5,397万円でございます。そことその予算額とのあい差の1億2,000万円余が調整交付額といたしまして、その事業の最低保証額を上回ったものに応じて市町村に交付していく部分でございます。
 3番目に、概算払いについて記載をいたしております。これは市町村から申し出があった場合に、今回、市町村に提示いたしました最低保証額の2分の1を上限といたしまして、7月までに概算払いを行うことができるとしているものでございます。
 4番目には、調整交付額の考え方について記載をいたしておりますが、先ほど申し上げましたように、予算の総額と最低保証額のあい差1億2,000万円余につきまして、いかに記載しております算式でございますけども、単純に申し上げますと、最低保証額の2倍を上回った市町村の事業分量に応じまして配分していくという式を記載しておるものでございます。つまり、2番目に現在提示しております最低保証額、それから4番目で計算いたします調整交付額の総額が、18年度の各市町村の市町村交付金の額として定まってくるというものでございます。
 それを市町村に対する説明でございますけども、2月の時点の行政懇談会で首長さんの皆様方にまず1回目の御説明をいたしておりまして、先日、4月18日でございましたですけども、企画部と市町村との連絡調整会議におきまして、この考え方を御説明をいたしております。それから来週でございますけれども、これテクニカルな話になりますけれども、市町村の財政担当の方の研修会を開催するということにしておりまして、そもそもの市町村交付金の意図、それから今申し上げましたような算式、それから最終的な精算の方法といったものの御説明をするとともに、全体を通しました市町村からのこの事業に対するとらえ方といったものも聞取りをいたしまして、あわせて成果も迅速に把握するようにいたしまして、来年度要求時点までに何らかの評価が出てくるように努力してまいりたいと思っております。

◎生田委員長
 続いて、議題2、平成17年度第1回鳥取県青少年問題協議会の開催結果について、渡辺協働推進課長の説明を求めます。

●渡辺協働推進課長
 資料3ページをごらんいただきたいと思います。
 去る先月3月22日に開催いたしました鳥取県青少年問題協議会の概要を御報告いたします。
 当協議会につきましては、去る2月議会でも深刻な青少年問題の現状に対応するために協議会の充実、変革が取り上げられまして、知事の方からも本来の任務に戻って再点検したいといった答弁がございました。
 当協議会は、鳥取県青少年問題協議会設置条例に基づきまして、青少年の施策に係る総合的施策の確立ということで、重要な事項を調査、審議するということで、昭和28年に設置されているものでございます。
 資料4ページをごらんいただきたいと思います。会長を知事といたしまして、25名のごらんの委員の方に調査、審議していただいております。
 3ページに戻っていただきまして、その概要を御報告いたしますと、県の方から青少年を取り巻く県の現状について御報告いたしまして、その後、今後の協議会のあり方について協議をしていただきました。
 主な意見といたしまして、委員の方からは、まず、協議会の体制、検討のあり方につきまして、対症療法も必要だけれども、少々時間がかかってでも根本的な問題についてこの場で協議していく必要があるといった御意見。また、現在の問題でありますニートとか引きこもり、人工妊娠中絶など、やはり根本は親の問題であるということで、両親の教育についてもこの協議会で検討してみてはどうかといった御意見。また、乳幼児期を含めた検討が必要ということで、この協議会のメンバーの中には保育園とか幼稚園の関係者がいない、そういった方も必要である、トータルな検討が必要といった御意見がございました。
 また、改革自立推進本部の次世代育成・青少年対策プロジェクトチームにつきまして、そのチームの中に人工妊娠中絶に取り組むチームがない、課題として取り上げるべきといった御意見がございました。これにつきましては、この協議会で提供いただいたことにつきましては、プロジェクトチームで検討いたしまして、県の施策に反映していきたいと考えております。
 その他の御意見といたしまして、子供から老人まで、高齢者まで、全世代が一つに取り組むようなプロジェクトが必要ではないか。鳥取県は農業が強みなので、農業体験ということをプロジェクトの一つとして、プログラムとして取り組んではどうかといった御意見。それから企業への協力要請というのが必要だ。企業に対する県の認定制度があるけれども、やはり税制面など積極的な支援が必要ではないかといった御意見。それから、悪いことが起こったときにどう対応するかということではなくて、やはりいいこともどんどん褒めてあげるという教育も必要じゃないか、そういった御意見もございました。
 今後といたしましては、まず、協議会の中にさらに専門的な事項を審議する機関として、これまで健全育成専門委員会を設置しておりましたけれども、本年度から青少年の思春期健康問題につきまして専門委員会を設けるということで落ちついております。人工妊娠中絶を含めました幅広い青少年の問題につきまして、調査、検討していきたいと考えております。
 なお、健全育成専門委員会につきましては、先日、4月18日に第1回を開催したところでございます。
 それから、本来の任務に立ち返って、原点に立ち返って県への提言をする組織として進めてまいるのでありますが、これまではともすると事務局主導となっておりましたが、開催スケジュール、検討の内容につきまして、委員長主導によって検討を進めることにいたしております。それから、対症療法的なことにとどまらずに根本的な部分についても検討を進めていくということにしております。
 それから、幼児期を含めた幅広い検討が必要ということで、協議会の委員として幼児教育の専門家に入っていただくということで、次回、6月議会に条例改正を上程したいと考えております。

◎生田委員長
 続いて、議題3、米子-ソウル国際定期便利用促進実行委員会及び同便就航5周年記念式典の開催について、議題4、生活交通確保路線バス維持補助制度の検討状況について、議題5、航空運賃低廉化等に関する意見交換会の開催について、以上3項目について、安本交通政策課長の説明を求めます。

●安本交通政策課長
 企画部資料の5ページをごらんいただきますようお願いいたします。
 まず、米子-ソウル便関係でございますが、今週月曜日17日に実施いたしました事業等について御報告いたします。
 まず、1番目の、米子-ソウル国際定期便利用促進実行委員会の開催でございますが、これは5年前の同便就航当時に設立されましたこの便の支援組織でございまして、官民挙げての組織でございます。この委員会の開催がございました。
 概要といたしましては、今後の3年間におきます路線の自立といったことになりまして、次の2点について確認いたしました。まず、島根県との協調でございます。これはこの米子-ソウル便が山陰の宝であるといった鳥取、島根両県の共通認識に基づきまして、両県の観光魅力の相互補完なり、あるいは島根県在住者の搭乗対策の強化、そういったことを主眼とするものでございます。
 今後の取り組みといたしましては、鳥取県東部の県なり市町村、また商工団体、観光協会に対しまして、この委員会への加入を要請することといたしております。
 2番目といたしまして、インバウンド対策の強化でございます。これは、目的といたしまして、搭乗者の3分の1を占める韓国人の旅行者の増加対策でございます。これは17年実績等におきますと年間往復約3万人の搭乗者がございましたが、2万人が日本人、1万人が韓国人といったような2対1の関係になっております。インバウンド対策を強化することによって、搭乗者の増加に努めていこうとするものでございますが、具体的な対策といたしまして、鳥取県内の観光協会に対しての加入要請、さらに、幹事会の抜本的な再編成でございます。もう一つは具体的な目標の提示でございまして、1便当たりの30人の搭乗者増加が目標ということで確認いたしました。
 これは多少御説明いたしますと、年間3万人の搭乗者がございますが、片道1便当たりに直しますと約100人弱といった平均になっております。これは搭乗率で申し上げますと約55%でございます。これを例えば3年後に、採算ラインでございます70%程度に引き上げると仮定しましたら、1便当たり約130人乗ればよろしい。すなわち、1便当たり30人の方が多く乗っていただければ、路線が自立可能といった大まかな目標を掲げまして、30人の増加目標でございます。特に韓国人の方を中心として、この増加を目標としていきたいということでございます。
 さらには、この機会に配慮いたしまして、18年度の事業計画と収支予算の承認をいただいております。
 続きまして、米子-ソウル便の5周年記念式典を同日開催いたしました。主催は4者ございまして、この実行委員会と鳥取県日韓親善協会連合会、アシアナ航空と鳥取県でございます。
 主な出席者といたしまして、アシアナ航空の、ソウルからいらっしゃいましたが、朴賛法副会長さん御一行がいらっしゃいました。また、島根県関係者をお招きいたしまして、県からは商工労働部長、安来市長、松江、安来、出雲の商工会議所、あとは旅行業・旅館組合の方がいらっしゃいました。さらに実行委員会メンバーを中心といたしましたお声かけをいたしまして、鳥取県関係者合わせまして約120名の御参加をいただきました。
 内容といたしましては、記念講演といたしまして、アシアナの朴賛法副会長によります「韓日交流の現況と展望」と題しました講演がございました。
 要旨といたしましては、過去の日韓交流を振り返りまして、最近では良好な友好関係が現存していると認識。さらに、この米子-ソウル便につきましては、韓国と鳥取県の観光、文化、経済交流に大きく貢献しているという評価がございました。また、日韓路線全般のお話がございまして、過去は、日本から韓国へ行きます旅行者、日本から言いますとアウトバウンドが日韓路線を支えてきたところでございますが、今後は韓国人の日本旅行者というのも増加してくるということで、今後はアシアナ航空としても日本への観光客の招致に力を尽くしたいといったお話がございました。さらには、鳥取、島根の両県の協力によります韓国人の旅行者誘致への一層の交流の発展を希望するいう御発言がございました。
 もう一つは、感謝牌の贈呈がございまして、4人の方に感謝牌の贈呈をいたしております。
 続きまして、6ページ、7ページをお願いいたします。生活交通確保路線バス維持補助制度の検討状況の御報告でございます。
 まず、現在までの検討経過でございますが、生活交通確保に係る地域協議会を通じまして、この補助制度等のまず路線等の見直し等について御説明、検討を提案いたしております。具体的には、去る2月の6日と10日に、東・中・西部の地域協議会で見直し案なりスケジュールを提示いたしました。
 これに基づきまして利用実態調査とヒアリングを実施しております。調査につきましては、2月から3月にかけまして、該当市町村職員が実際に路線に乗車いたしまして調査を実施いたしました。この調査結果を取りまとめに基づきまして、4月の上旬に県と市町村とバス会社、3者によりますヒアリングを実施いたしました。
 現在、取りまとめておるところでございますが、感想といたしまして何点か上げております。まず、取り組み事例といたしましては、創意工夫による成功事例が何点かございました。反面、経営に苦慮しているコミュニティーバスもございました。また、総体的な利用の傾向といたしましては、主な乗客は、全県下通じまして小・中・高校生と高齢者がバスの利用の主体であるといった認識でございます。目的地は学校なり病院ということでございますが、傾向といたしまして、多少の路線とダイヤ、停留所、利用者とのミスマッチ、あるいは長い路線ほど赤字が多いといったような傾向も総体的に見てとれるといったような感想がございます。
 2番目として、今後の予定でございますけども、今度、4月28日金曜日でございますが、18年度の第1回の地域協議会を開催する予定にしております。
 1点、訂正でございますが、午後2時からとしておりますが、調整の結果、午後1時45分からの開催ということでございます。申しわけございません、訂正させていただきます。
 場所は、倉吉未来中心でございまして、出席者といたしましては、従来、東部、中部、西部の地域協議会、各地域ごとに開催しておりましたが、今回は県下一括開催ということで、それぞれの委員、一括で集まっていただきまして、38名の委員で開催することとしております。内訳は、利用者の代表なり国、県、市町村、バス会社等でございます。
 内容といたしましては、先ほどの利用実態調査の結果の概要につきましての分類分析の結果を報告いたします。また、その調査を踏まえました事業者等の御意見の御報告、さらには、さまざまな取り組み事例の、特に参考となるような事業事例の御紹介をしたいと思います。さらに、代替案等についての意見交換を行い、今後の検討スケジュール等についても実施協議したいというふうに考えております。
 今後の検討スケジュールにつきましては、8月ごろまでに同様の地域協議会を2回程度開催いたしまして、対応策の具体化の検討なり、運行形態の見直し、さらには実態に合った支援制度の検討、構築等を行ってまいりたいと思っております。
 具体的なスケジュールは7ページの別紙におつけしております。
 続きまして、8ページをお願いいたします。
 航空運賃低廉化等に関します意見交換会の開催でございますが、これは国内航空便、鳥取空港、米子空港の東京便、名古屋便ございますが、特に運賃の低廉化等なりダイヤの問題、さまざまな御意見、課題があると認識しております。今後、こういったことに対します取り組みを行う基礎、ベースといたしまして、利用者と事業者、一堂に会しまして、具体的なざっくばらんな意見交換を開催したいということで開催するものでございます。
 日時は、4月26日午後4時から米子商工会議所でございまして、内容といたしましては、両空港の路線の現状についての確認と、ここに掲げております運賃やダイヤ等に関します意見交換、具体的には、高いと言われております東京便の運賃についての御意見、あるいは航空会社からの御意見、さらには利用しやすい、例えば割引運賃体系がどのようなものが望ましいかといったような御意見の意見交換を考えております。また、ダイヤにつきましては、鳥取空港ナイトステイいたしましたし、米子空港の便の早朝便化がございました。こういったようなダイヤ等に対します意見交換等も行いたいと思っております。
 主な出席者といたしましては、4番目に掲げております経済団体、空港利用促進団体や観光関係と航空会社でございます。

◎生田委員長
 それでは、ただいままでの説明について質疑、御意見はございませんか。

○石村委員
 2点だけ。
 青少年問題ですけども、委員さんの就任年月日は相当古いのですね、この協議会はね。それでわからぬのは、この提言の内容とこの提言を受けてどんな実行をしたのかという、そのあたりが全くわからないのでして、実行するのはだれか知りませんけれども、そういうデータがあったら教えてくださいというのが1点。
 それから2番目は、米子-ソウルの国際定期便の利用促進実行委員会なのでありますが、この委員会の具体的な役割というのは何ですか。何か抽象的な、実行力のないようなことがいろいろ出ていますけど、加入要請だとか、1便当たり30人の増加を目標とか、その役割というのは何をするのですかね、具体的にこの委員会というのは、という2点。

○松田委員
 関連。

◎生田委員長
 関連で。

○松田委員
 今の青少年問題協議会のことですが、幼児教育の専門家は新たに委員を追加するのか、それともこの定数の中で決められるのか。
 それからもう一つ、大体、委員は諸団体の代表という形になってますが、この枠組みは変えられないのか、そのまま大体今までどおりか、お伺いしておきたい。

●渡辺協働推進課長
 まず1点目についてお答えいたします。
 これまでの提言の内容とその施策に反映はどうであったかということでございますけれども、これまで昭和28年に設置されまして、青少年の育成条例の改正事項に係ることを主な審議事項になっておりまして、それを今回原点に立ち返って、本来の任務である調査、審議をして、県ないし県民会議の方へ提言する組織として動いていこうということでございますので、具体的なこれまでの提言事項というのは特にございません。

○石村委員
 これからか。おくれている。

●渡辺協働推進課長
 はい、これから。

○石村委員
 わかりました。

●渡辺協働推進課長
 それから、松田委員の関係ですけれども、新たにそういった専門家を設けたいと思っております。各これまでの委員につきましては、それぞれの立場で御意見、皆さんいただいておりますので、新たになっていただこうと思っております。新たに追加をして、前回の委員に追加をしてなっていただこうと思っております。以上でございます。

○松田委員
 枠組みというか諸団体の構成は今までどおりなのか。

●渡辺協働推進課長
 変えることは考えておりません。

●安本交通政策課長
 米子-ソウル便利用促進実行委員会でございます。これは県内の県、行政、それから商工団体等加入者がございますけれども、基本的には利用促進の側面支援といったことを目的としております。具体的には、年間予算が約3,000万円ということでございます。県からも1,000万円予算を出しておりまして、例えば広告PRでございますとか、あるいはリムジンバスがございます。鳥取から米子空港までリムジンバスが通っております。こういったリムジンバスの業者に対します利用助成でございますとか、あるいは旅行会社が商品創成いたします、これに対します支援といったようなことを従来活動してまいりました。今年度のこの先日の総会では、今まではお金を出しまして広告PRの肩がわりですとか、バス代の肩がわりですとか、そういった若干旧態依然とした古典的な取り組みになってきておりますので、今後はより知恵を出し合って鳥取、島根両県が、ソフト対策も含めまして頑張っていこうといったことで進めていこうと考えております。
 具体的には、新しい事業といたしまして、ファンクラブ等をつくりまして、そういったファンクラブ等の情報の提供等も新たに行ってきておりますし、観光協会にも加入していただきますことを考えておりますので、そういったインバウンド対策の実効的な実施といったことも期待できるのではないかと考えております。

●上場企画部長
 補足をさせていただきます。
 この実行委員会は県と全市町村、それから商工会議所、青年会議所、その他関係の団体でございまして、会長は米子の永瀬商工会議所会頭、副会長を私がしております。それで、幹事長は米子会議所の住田専務ということでございまして、3,000万円の予算のうち1,000万円を県が出し、そしてあと2,000万円は各団体の負担でございます。
 今般、今言ったようなことなんですが、まず島根県からも入ってもらうというのが1つ。それから5年前につくったときのままになっておりますが、先般、稲田副委員長からも御指摘ございましたように、民間の視点で、もっと事業者自身がやっていくと。お役人ではなくて、事業者みずからがやっていくのをこの会から支援をして、そしてその自立ができるようにやっていこうということを意思確認をして、事業構造の変革に取りかかっていくということでございます。

○杉根委員
 市町村交付金だけれども、何ってわからないわけだ。県民はわかるわけか。官僚の連中でしかわからない。しかもその交付金の性格というのは、今までメニューがあって、それで事業をやっていたから、結局は地域振興みたいなものだ。それが市町村の主体で物を考えていくという方向に変わるだろうと私は思っていた。これを見たらがんじがらめでしかもこの計数の出し方が全くわからない、県民もわからないようになった。これは何をねらいとするのか。いかにも銭を出さないように、シビアに物を考えるのか。本来は交付金というその性格は、100万円やるから好きなように使えというのが大体の性格だ。それをいわゆる財政指数によって格差をつける。従来、我々の考えは、大抵財政力の弱いところに交付金は行き、一定の水準を保つと。公平性をどう保つかということにある。銭のあるところは銭を使えるし、ないところには、弁護しない。これは格差をつけるものか。どういうことか説明してほしい。

●森安地域自立戦略課長
 まず、交付金のねらいが不明確、それからその意味が伝わらないのではないかという点につきまして、まず、この交付金、先ほど十分説明し切れなかった部分がございます。これは、そもそもこの交付金をどういう投げかけしたのかということでございますけれども、この38の市町村を経由いたします県単独の補助事業でございまして、それのそもそもの考え方として、市町村段階で任意に選んでやっていただいた方がいいのではないかと。施策誘導的に補助金で配付するよりも、交付金という使い勝手のいい制度に……。

○杉根委員
 そのことは前から聞いている、私の質問に答えてほしい。

●森安地域自立戦略課長
 何をねらうのかということでございますけども、それは先ほどの説明に続きます。繰り返しになるかもしれませんけども、それを市町村の財源措置の中で事業を自由に展開していただけると、そういったことをねらいにしております。
 それから公平性、それから……。

○杉根委員
 ちょっと時間がもったいないから、質問に答えなさい。私の言ったことがわかっているのか。

●森安地域自立戦略課長
 3点目についてお答えいたします。
 この格差をさらに広げるのではないかというお話でございますけども、その公平性とか格差、そういう財政力の格差ということについては、基本的には配慮をする方向での割り振りになっております。といいますのは、まず均等割の全体の75%を財政保証額にしておるわけでございますけど、その中で均等割が2分の1でございます。ということは、この財政力に関係なく均等割というのは行くようになっているというものでございます。それから財政割というものの中には、1ページの右側に書いておりますように、当該市町村財政の規模だけではなくて、全市町村の財政力指数、それから当該市町村の財政力指数に着目しております。ここの考え方は、つまり財政力指数が高いところではなくて、低いところの方に行く算式としておりますので、これは格差を広げるのではなくて、この財政力の弱いところに逆に配慮していくと、そういう算式にしております。以上でございます。

○杉根委員
 その最初のときのねらいというか、基本的にはその計数でできるかもしれないけれども、実態としてはそういうふうになってないのではないのか。私は、計算をまだしてないからわからないけど。しかもこういうことは地域の事業計画によってボリュームが違うのですよ、実際。その支援する形というのが、一律で物を押しつけるのではなしに、それは各市町村の特性とかあるいは地域のニーズとか、そういうものにすれば事業内容は大きく違うのですよ。そうすると金額が変わってくる。そこが基礎になってくる。だから100%丸々出しますという前提から、そのニーズや特性というものを生かしてそこをプラスアルファで加味していくというのだが、特性が出てこない。だから、いかにも均等割みたいなのがあるけど、これは保険料ではない。もっと言うなら違うんですよ。独特に地域の活力や活性化を含めて、特性のあるもの、地域にどうするかという競争の原理を働かせてやるということなのでしょう。だから今までやってきた総括表の中の見方と違っているのだ。この委員会でもかなり議論してきた。どうしてこういうことになるわけ。

●上場企画部長
 済みません。この資料が配分の根拠ほど書いておりまして、今、杉根委員がおっしゃいます、去年はどのぐらい使っておったとか、ことしはどのぐらい使う見込みなのかとか、つまり今までの実態だとか今後の計画に対して、この制度がマッチしているかどうかという資料になっておりませんので、それが誤解を生んでおります。資料が不十分でお答えいたしますが。
 去年の使った補助金の額からいたしますと、こういう均等割をふやしましたら鳥取市さんは9,000万ぐらいお使いだったものが5,000万ぐらいに減ります。これは大きいし、合併の交付金なんかもありますから、そこは少しお願いをいたしますと、こう頼んでおります。その反面、例えば日南町でございますと1,300万だったものが、今回の基礎配分だけで1,900万に500万ふえます。もし事業を行われるのであればまだもう少しですが、実績割がございます。こういうような構造になっておりまして、日吉津なんかはほとんど去年は使ってなかったので、ことしは800万という格好になってますというような、比較的小さいところが多い配分になっております。
 おっしゃいますように、実際はどのぐらいのバランスになるかというのは、これから市町村の担当から聞きまして調整を図る、制度の改善を加えると、こういうような手順にしております。資料が不十分で誤解になったかと思いますけど、ひとつ御理解いただきたいと思います。

○杉根委員
 市町村が住民のニーズを十分把握してないのです。急にこの問題が出るから、年度末前に市町村の担当課を集めて、今までだったらワークショップやったりなんかして、市民に啓発してから云々みたいなのばっかりで、2年、3年、時間をいっぱいかけるものばかりなわけだ。それはおかしいじゃないか。即決ですぐ、議会に出てやらなくてはいけない。そういうむだなことをやってきておるからおかしいと私は言っている。ところが今、私が言うのは、一定の配分の基準というか、そういうものを定めることは必要ですよ、財政事情があるから。だから私は事業に対して……。だから金融問題でも私は言うのだ。担保能力、担保主義で物を執行するのではなくて、事業指向で物を考えて支援をするという形にならないといけない。そういうことの方向性がおかしいと思う。その辺はどう思われますか。時間がなくなって、私ばかりしゃべってもいけないので後でまた教えて。
 もう一つ、ソウル便のことだけど、これはいいと思うけれども、旅行業者に、イベントを含めて、そちらの方を重点に傾斜してやれ。あの人たちはよく動く。あなた方が集めてやっていたって、今の話だって目標値だ。実態として人が動かないといけない。そういうものの仕方というものをもっと考えなければいけない。
 それから、バスの問題は、実際、利用者のニーズというのは把握したのだろうか。ただ調査調査調査。だから成功した例はそれはいいと思う。何かその辺がはっきりしない。

●安本交通政策課長
 1点目のソウル便の旅行業者の問題、そういった、とにかく動いていただけるような仕組みをつくるべきだということは、そのとおりだと思います。そういった方向で進めてまいりたいと思います。
 2点目の、バスの実態調査でございますが、今回、全県下一斉に調査いたしまして、正直申し上げて、路線もたくさんございます。すべての利用者の声を満遍なく、漏れなく拾い上げたかというと、多少、ちょっとまだらもございますし、必要ないところもございます。ですので、今回そのあたりの相互比較も検証してみたいと思いますし、調査の利用者の声の多少のちょっと届いてないと思われるところ、不安だと思われるところは、再調査も必要となると思いますし、そういった点も踏まえてやっていきたいと思います。

○石黒委員
 大分皆さんおっしゃったから、私は言われてないことを申し上げます。
 1ページの交付金のことですが、先ほど上場部長からの説明で、昨年度実績から一応算定していると、こういうことですからある程度わかるのですが、しかし、これはどう考えてもごく一部を、試行的に交付金でやってみようということなんでしょうけれども、今後この交付金制度というのはどこら辺まで、例えば金額でもいいですよ、膨らむ余地があるのかということを聞かせてください。市町村への説明なんかを18日にやって、また26日にやるといいますけど、やっぱり受け入れる市町村も新しい制度ですから、大分戸惑いもあるだろうと思うのですよ。そういった異論とか反論とか戸惑いなんかはどのようなことになっているのかということを聞かせてください。
 それからソウル便のことです。ここで前回の常任委員会のときに、定例の常任委員会のときに、何かイベントをこの5周年に向けてやったらどうだと言いましたら、いや、もうそれは計画しているのだということで伺いました。先ほどから議論があるように、意味はあったのだろうけれども、私はだれに案内状を送ったのかなということが、120人出席しているというけれど、例えば、西部の県議会議員に出したのか、あるいはこの常任委員会の正副委員長には最低限出したのか。この委員会でやれって私は申し上げて言ったのに、私はてっきり、5周年なるのにあなた行かないのですかというから、いや、そのうち来るでしょうとずっと待っていたらとうとう当日まで来なかった。何かこう、おれたちはソウル便のことなんか命がけでやってきてるのに、朴さんなんかよく知っとりますわ。名刺交換会もしたいし、お礼も言いたいししたいのに、全然来ないというのは、多分常任委員長や副委員長には来てるんだろうと。それできょう確かめてみようと思った。やっぱりこういうところがちょっと抜けてるのかなとこう一つは思う。なぜ意図して外したのかということを聞かせてください。
 それから、もちろん搭乗率を上げるということは70%か65%に上げればコマーシャルベースに乗るわけだから、補助金を3年間また延期をした、これもする必要がなくなるわけだ。だから、一生懸命搭乗率を引き上げるということが、県の財政を、逼迫した財政を使わなくてもいいということだが、これは一生懸命やらなきゃいけないことなんだな。これは代表質問で言ったように、この身近に鳥取県庁の中で対岸諸国との交流やそれからほかの外国に行くのに関西空港や成田空港や岡山空港を使って行っているわけだ。何百人の計画があるのですよ、全部拾ってみたら。そういうところに働きかけているのか。何も別に難しいことじゃなくて、県庁の中で対岸諸国や外国に行くのに、仁川経由で行った方が案外安い旅行ができるし、経費も。それから時間も、関空行ったり、成田行ったりすることを思ったら、米子空港から仁川に飛んで、例えば便の連絡がなかった場合には1泊泊まったってその方が、便がない場合には宿泊料は航空会社が持つというような制度もあるわけだから、そのことを一生懸命宣伝して、搭乗率の向上に図れと言っているのに、何か連絡や調整はしてあるのでしょうか。ちょっと聞かせてください、そこらあたりを。

●森安地域自立戦略課長
 再度説明する機会を与えていただきましてありがとうございます。
 まず、交付金の1ページで御説明をいたしたいと思いますけども、現在、最低保証額としてお示しいたしましたのは、全体の75%でございます。これは最低保証額としております。この中で事業を組み立ててまず考えていただきたいというものでございます。その上にさらに最低保証額で上回ったところに調整交付額の25%というようなものを用意しておりますので、例えばそれを超過してなさった市町村、例えば今、鳥取市なんかは前年並みで行えば事業費が足りないよというお話がございますけども、それはここの中で全体がカバーできるかわかりませんが、幾分かカバーできてくると思っております。
 それで、続きまして、これがどのように今後膨らんでいくのか、ということですが、現時点では基本的にはニュートラルに考えております。と申しますのは、戸惑いがあるというのは事実であります。それは、今までやってきた事業なんで集中化してもいいのかとか、本当のところで今までやってきたものを自分たちで全部取捨選択してやることについての戸惑いが間違いなくあります。それから、ある首長さんに聞いてみましたら、自分のところでは早目に財源充当してしまったと。どんな財源を充当されたのですかと言ったならば、集中しましたということを言っているけども、それは実際にその住民ベースで見たときに、集中した結果がどう出るのかというのは1年たってみないとわからないなというような、実際実情がございます。それからもう一つ、この前開催いたしました連絡会議におきましては、新しいメニューを入れてほしいと。例えば、幼児教育、幼児時点での保育園と連携したような教育のメニューが入れれないかとかいうお話もございました。こういうのを見てくると、若干それは膨らんでくる方向になるのかなと。委員がおっしゃったことについては、市町村の感想といたしましては、そういう感じがあるのかなと思っています。ただ、私個人的に今思っておりますのは、そういうものを、地域自立戦略課という課の中で、財政的な面も含めましていろいろな施策を醸成していく方法がとり得るのかどうか、そこら当たりをちょっと関係課も含めまして考えてみないといけないなと現時点では思っております。

●安本交通政策課長
 5周年式典の御案内周知につきましてでございます。
 とにかくおわび申し上げないといけないと思いますが、私ども、周知、御案内するときに、それぞれ御案内いたしましたけれども、その辺の細かい個別への御案内といったことをやっておりません。議会の方に御案内申し上げましたけれども、主催者といたしましてその辺の配慮ができなかったところでございます。

○広田委員
 だんだん声が小さくて聞こえません。

●安本交通政策課長
 議長には御案内いたしました。
 それから、トランジットの問題につきましては、県庁内の各課の事業につきまして、どのようなコースなのか、トランジット可能な事業については利用していただくように御案内し、調査もしております。ただ、年度末に調査した時点では、まだ事業の内容が固まってないといった課が多うございましたけれども、なるべく、例えば中国への出張にソウルでトランジットしていただくようなお声かけはしております。また、個別具体的な要請もしてまいりたいと思っております。

○石黒委員
 交付金のことですけど、今年度は余り制限せずにニュートラルでやっておりますと、こういうこと。なるほどそれはそうすると各市町村がこれからこういうこともやりたいということならば、幾らでも膨れ上がっていくわけか。それでも別に構わないという意味なのかな、ニュートラルというのは。やっぱりある程度の目標を設定して、今まで補助金で出してきたものを交付金で自由に使ってくれと、自由に裁量に任せるぞ、ある程度の枠をはめてもと、こういうことで僕たちは承知しているわけだ。ニュートラルということになったら、それを市町村が理解したら、そんなふうに素直に。来年度から物すごく要望があったりなんかすれば、それは倍になったって、3倍になったって構わないという意味に聞こえる。もうちょっと上手に説明しないと。それが一つ。
 それからソウル便のことだけど、特別に何も嫌みを言っているわけじゃない。おれたちが一生懸命にこの委員会で、こういうことはなかったのに、大分空港や北九州空港や神戸空港なんていうのが大々的にやって金もかからないのだから5周年の記念式典を大いにPRの意味でやってみたらどうだって言ったら、いや、考えているんだということで、人に言われてあんた、この協議会で事後報告をしたわけだ。つまり、僕なんかははっきり言って今度境港管理組合の方で釜山港を見に行くのでも、わざわざにでも、不便でもいいから、あそこを使おうでということで、事実としてちゃんとやっておる。そうやって一生懸命利用促進に具体的に頑張っているおれたちなんかが全然案内もなくて、それこそ何か県議会をばかにしてないかというふうな感じになる。おれたちよりもっとすばらしい人が120人集まったのだろうな、きっと。そうしたらやっぱり常任委員長や副委員長やなんか、副委員長は特に西部の出身の方だ。委員長もそうだ。何でその2人を頭に入れておけないのかと不思議でしようがないのだ。肝心なときに抜けているのだ、本当に。慎重だ慎重だと言って物すごく配慮してるのに、あなたたちの計画やなんかは肝心なことは抜けている。

●上場企画部長
 行き届かない点がありましたことは、素直に心からおわびを申し上げたいと思います。
 まず、言いわけがましくなりますけれども、人事異動がございまして、交通政策課は課長と職員、あと2人を除いて10人ぐらいが大異動をいたしました。3月の常任委員会で5周年のことをお話をして、順次準備に向かいましたけれども、このアシアナの副会長がお越しになることがわかりましたのが4月の入るか入らんかというようなときでございましたので、ごく短い期間でセッティングするために大変手落ちが、失礼があったかというふうに思いますので、その点につきましてはおわびを申し上げます。
 あと、トランジットの件は、委員から御質問がありましてすぐに手配をいたしまして、旅行業者さんにもその旨強く申しまして、具体にトランジットをかけた旅行商品も打ち出して今販売に入っておりますので、これは着実に進めてまいりますので、御理解を賜りたいと思います。

●森安地域自立戦略課長
 本年度、余りニュートラルにし過ぎて増えすぎるじゃないかというお話いただきました。ちょっと説明が不十分で申しわけございませんでした。まず、本年度の事業運営につきまして、従来38の補助事業を一括しておりますので、この38の事業にそうような事業カテゴリーといいますか、例えば農道とか林道の整備補修というような事業のカテゴリーを29設けております。これも今回、市町村に最低保証額をお示ししたと同時にお示ししております。つまりそこの位置づけがある事業を実施されるということでございますが。これ私が先ほどニュートラルと申し上げましたのが、本年度は4億7,200万円余りの事業費の中で、交付金の中でやっていくわけでございますけども、来年度以降これがどういうふうになっていくかということにつきまして、拡大するのか、それからまたもとの事業補助金に戻るのか、そういうあたりのハンドリングについてニュートラルと申し上げました。それはやっぱり市町村が事業なさった状況ですとか、やっぱり交付金じゃなくて補助金の方がやりやすいとか、そういう一番最初にお話がございましたように、事業費補助ということでもらうようなことですかという観点もあるのかもしれません。そういうことについては十分お聞きしてやっていきたいという意味でニュートラルと申し上げました。若干意図が伝え切れなくて申しわけございません。

○石黒委員
 もう1点。返答は要りませんよ。
 部長、今、あなたは急にアシアナのゲストの去就がわからないからだとおっしゃった。だけど、3月の23日の常任委員会で僕がそのこと言ったら、あなたはアシアナ航空と今、交渉しておりますと言って、あの時点でもう既にだれが来られるかはわからない、会長か副会長か社長かわからないけれどもという意味に僕はとったわけです。だからそれはもうある程度決まっていたわけですね、だれが来るかわからないけれども。だから、急に来たなんていう話は余りしなさんな。僕はそんないいかげんなことであんたに聞いているのではなくて、既に3月23日にこの委員会であなたがそういう答えをしたでしょう。だから時間がなかったとか、急な話だなんてなことを言っちゃだめ。人事異動だなんてあんたもいるじゃない。課長もおって、他の10人の者が全部これにかかっているわけじゃない。120人の案内出すのにここの常任委員長、副委員長が欠けるなんていうようなことは、別にそんなことは理由にならないよ。だから、いいよ。とにかくこのたびは議会には遠慮してもらいましたって言えばいい。
 いや、返答は要らないからどうぞ。

○稲田副委員長
 私もさっきからずっと議論聞いておりまして、私も石黒委員と似たような論点を考えておったのですが、まず交付金の問題ですよね。これまさに県版の地方交付税といったようなことで、その内容の、財源の保障機能、調整機能をどうやって確保していくかっていうようなことが1点と、それともう1点は、補助金とその交付金化したときの自由裁量、補助金にはひもつき、そして交付金化したときにはある程度の自由裁量を与えていくのですが、そこの間をどういう調整をとるのかということが、一つの大きな問題点、論点だろうと思うのですね。その中で、新聞にもこの部分が載ってはおりましたんですけども、いろいろ説明も、私も新聞でも読みました。そういう論点を踏まえて、私さっきから課長の説明を聞いててよく理解ができないのは、県としていわゆる市町村にもっと突っ込んだどんな説明をなさったのか、そこのところをもう1回、私、ちょっと腹に入るように教えていただきたいというのが1点です。
 それから青少年の問題について、これは字句の問題なのか、文章の問題なのかよくわからぬのですけど、両親の教育という、ここのところをずっと読んでみると、これはこれからの提言で具体的にやっていくというわけだけれども、ここのところは提言ですから、どういう意図で委員の方がこういう意見を言われたのか私もちょっとわからないのですが、多分聞いておられて理解をしておられるのだろうと思ってこの文章を書かれたと思う。2つのとり方があって、1つは、これは親を親として青少年問題についてどう教育するのかということなのか、それとも親が青少年の問題についてどうかかわっていくのか、これ2通りのとり方があると思うんです、この文章を読むと。これ一体どっちのことを言っておるのか、なぜ私がそれを問題にするかというと、余り青少年の問題を云々されると親の教育が悪いのだという話に短兵急になっていくわけですね。それは、風吹けばおけ屋がもうかるという感じで、非常に因果関係を広げるような話になるわけですよ。ですから、そこのところをどういうぐあいに意見提言をされた方、そしてそれを使われる方がどういうふうな腹を持ってこういう話をされたのかということが伺いたい。
 それからもう一つは、やっぱり今、私が副委員長だから言うわけではなくて、私もかつて秘書時代に、こんないわゆる空港の利用促進懇、これは私は逆に陳情を受ける側だったのですね、今までは。ですけれども、議員にならせていただいてからは、今度は意見を提言する側に変わったのですけれども、やっぱり私も石黒委員と同じように、人選がおかしいのではないかということを私自身も思ってます。ちょっと質問が重複しますけれども、重ねてそれを言っておきたい。

●森安地域自立戦略課長
 交付金について御説明をいたします。
 現時点で市町村にどういう説明をしておるのかという点でお話をしたいと思いますけれども、今、市町村の説明で一番力点を置いておりますのは、この交付金をなぜ、どういう気持ちでつくったのかということでございまして、それは従来、補助金として運営しておりましたので、県が補助金をつけるからその事業を実施すると。例えば、特に私、農林水産部におりましたので、農業の農道補修などを見ておりましても、やっぱり県が補助金制度であそこをやる。市町村の側におかれては、どうやってそれをとってくるかということにかなりの時間を割いていらっしゃいました。県も実際に積算がどうだとか、現場ではそういう指導をかなり集中しておりました。今回は、そういう過程を省略しております。それは市町村の現場でおやりいただくのがいいのだろうということで、県といたしましては、先ほど委員おっしゃいましたように、財源措置に変えております。ですからそれを、そこの一定の割合の中で実際に事業をしていただく主体性は、今までも主体性はなかったとは申しませんけども、より主体性を市町村に高めていただきたいという御説明をしております。

○稲田副委員長
 青少年の問題は。

●上場企画部長
 この協議会には、今の課長は出ておりませんので、恐縮ですが私の方から発言の真意を説明いたします。
 今の子供たちの問題を見たときに、義務教育の比較的小さいとき、もっと言えば保育所ぐらいのときからの家庭での抱き締めてあげるとか、いろんな意味でのやはり親子関係に起因するところがかなり多いのではないかという問題意識の提言がございました。子供たちの健全育成を学校教育の場だけでは解決し得ないことが根深いところにたくさんあるではないか、そうしたときに、家庭の問題というものに対して少しじっくりと掘り下げて考えてみる必要があるのではないか、こういう問題意識の御発言がございました。じゃあそれはどういうことなのかということについては、これから分科会をつくり、専門委員会をつくり、例えば児童相談所であるとか、いろんな分野の人たちの意見を、現場のことを聞き取りしながら、それがどのような施策になり得るのかこれから検討していこうと、問題提起があったというふうに考えております。

○稲田副委員長
 そうすると、部長、これざっくばらんに言って、親が至らないからこういう青少年問題が起こっているわけだから、ほかにもいろいろ原因もあるのですが、だから親の教育しようということですか、簡単に言えば。

●上場企画部長
 全部がそうだというわけではございませんが、そういう側面があるのではないかという御発言があったということでございます。

◎生田委員長
 そのほかありませんか。

○広田委員
 簡単に言うと、さっきからいろいろ議員の問題が出ているけれども、すべてのことについて議会をのけものにしようという感覚がどうもあるような気がしてならないのだ。これは片山知事の方針であるかどうかは私はわからないけれども、一番最後のこの問題、意見交換会の問題にしても、議会のことを何もうたっていない。議会も一生懸命、航空運賃が高いじゃないか、単独路線は高いから文句言わないといけないと何遍も言っている。けれども、この意見交換会になると議会は全然タッチさせてもらえない。こんなことも含めて、総じて、企画部はやっぱりこういう仕事が多いのだから、住民の代表としての議会をもう少し意見を吸い上げるようなものも、これは何かあってもいいのではないか。議員は、住民からいっぱい意見を聞くのだから。選出されて、選挙をやっているから、みんなからたくさんいろんな意見聞くわけですから、それをやっぱり代表として言える場に、ちゃんとこういうものをつくるときには僕は入れるべきじゃないかと。

●上場企画部長
 決して議会の方とどうだというようなことはございませんので。
 それで、例えばこの航空運賃のことについていえば、高速交通体系にせよ、この場にせよ、部長もっとしっかりしろという叱咤激励もいただいておりまして、それを具体にどういうことにしようかということで、おくればせでございますけれども、こういうことを考えておりますということで報告をいたしております。その中身についてはまた当然御報告もいたしますし、それから、では実際に具体に行動で当たらないといけないということになれば、また議長や委員長や高速の委員長や、一緒にお力添えをいただければと思っております。
 また子細なことにつきまして、まだ資料もできておりませんので、こういう動きだということでございますけれども、中身につきましても適宜適切に御相談をしたいと思っておりますので、よろしくお願いしたい。

○広田委員
 わかりました。軽視しないように。

●上場企画部長
 決してそのようなことはございませんので。

○稲田副委員長
 ちょっと話を蒸し返して申しわけないです。
 その今、青少年保護条例の今の部長の話を聞いて、それはそれでいいのですが、私は何でこんな質問をしたかというと、頭が悪いものですから、とろくて話を即返せなかったのですが、青少年保護条例の立法理由というのと私は親の教育というのはかけ離れていると思うのです。それはそれ、これはこれであって、その、だからさっき風吹けばおけ屋がもうかるという、その式でずっとその因果関係を広げていくと、もうすべて教育に行き当たってしまうのではないかというところ、親の教育まで行き当たってしまう。親の教育というのはまた親の教育の一つ大きなジャンルだと思うのですね、その問題は。だから、その青少年保護条例の立法理由と親の教育というのは違うような気がしてならないのですよ。

●上場企画部長
 この協議会の場は、その保護条例がどうこうではなくて、今、青少年が置かれている問題について、前広に、幅広に、予見なくすべからく御意見を賜りたいと。

○稲田副委員長
 じゃあ提言ですよね。

●上場企画部長
 ということでありますので、それで何時間でしたでしょうか。かなりの長時間にわたったものをほんのここだけエッセンスでしておりますので、そういうことで御理解をいただければと思います。こういう意見もありましたということの報告でございます。

◎生田委員長
 そのほかありませんか。
 じゃあ次に進ませていただきます。
 次は、議題6、第3回鳥取県総合芸術文化祭の評価結果について、小林文化政策課長の説明を求めます。

●小林文化政策課長
 文化観光局の資料1ページをお願いいたします。
 第3回鳥取県総合芸術文化祭評価結果ということでございますが、昨年平成17年の9月から
10月にかけまして行われました総合芸術文化祭につきまして、評価委員会、これは高阪鳥大芸術文化センター長ほか9名、全部で10名で構成されております委員会で評価を行っていただきまして、評価報告書をいただきました。
 この評価の目的といたしましては、ここに書いてございますように、公的資金を多く活用しておりますので、存在意義を明らかにする、そしてその成果と課題を報告する。それから、この事業を見直し点検していただきまして、よりよい、良質な作品創造とか効率的な運営というものに役立てていこうというものでございます。
 委員の名簿は、2番目にも書いてございますけども10名、実行委員会とかスタッフとか実際事業にかかわらない方々の中で学識経験者等選んでおります。
 そして、実際評価の内容につきましては、別冊になりますけれども、ちょっと厚いのですが、この評価報告書という49ページになりますけれども、それにまとめてございます。
 この中身につきましては、4番目に評価の実施概要としております。この一番下の図の方がわかりやすい感じがしますが、まず、実行委員会の委員の皆さん、あるいはかかわったスタッフの皆さんに自己点検をしていただきました。それについて記載をしております。それから観客、参加者のアンケート調査を幅広く実施しております。そしてこの評価委員10名の方による実際見ていただいた評価、そして県内ではないですが、県外の専門家による実際それを美術的にどうなのだというような評価をまとめて出していただきまして、これらをもとに評価委員会の方でこの報告書という形で取りまとめていただきました。この評価報告書につきましては、マスコミへの資料提供及びとりネット、ホームページの方で公開しているところでございます。
 ちょっとこれを全部説明するのは大変なので、後で読んでいただくといたしまして、次のページに、総合評価というのが書いてございます。これをさらに簡単にいたしました。最初に述べられておりますのは、実は16年度の総合芸術文化祭につきまして、17年度、昨年この報告書をいただきました。これに対してここを改善しなさいよと言われた点が1から6まで6項目ございまして、これについてどういうふうに直ったのかというようなことが書いてございました。一番目に、基本方針を改訂し、とあるのですが、これは18年度以降の基本方針を既に17年度事業を実施しながら変えていったと。それから総合プロデューサーの役割もきちんと定義してくれましたというようなことが書いてございます。それから3番目でございますが、実行委員会委員とかあるいは事業に公募制とかを導入したらどうだという指摘につきまして、これは平成
18年度からの事業になりましたが、これに公募制を導入いたしました。それについて言及してございます。それから広報のこと、あるいは顧客満足度、アンケート回収率でございますが、アンケートの質問を精選したり、あるいはペンシルをアンケート用紙につけておるのですけれども、大幅に回収率が向上したのがよかったとするという評価でございます。
 そういうようなことで、こうした改善点がまず認められたということで、去年、調査報告書を出したかいはあったというふうなことが1番目に書いてありました。
 2番目以降に、自己評価の結果、あるいは観客アンケート、そしてまた評価委員の実地検証という形でずっとこの中身につきまして説明をしてございます。おおむねよかったということがありますが、男性の観客が少ないとか、若者がもっと参加してほしいとかというようなことが書いてございます。それと、専門家の評価結果のところでは、地域の独自性を発揮しつつ、広い視野を持って事業に取り組むことが大事というような指摘がありまして、そういうことは本当に今後の総合芸術文化祭のあり方を考える上で重要ではないかというような指摘がございました。そして成果及び波及効果につきましては、米子の朝日座の方でやりました新作演劇「沙也可」というのを例に例えられまして、まず、新作演劇に出てきた方々が新しい演劇グループを結成されたり、あるいは地元の企業さんが朝日座だんごというのを出したり、そして主人公、雑賀小源太というのは和歌山県なのですが、その交流の芽がちょっと生まれたというような点が波及効果として出てきたのではないかというようなことでありました。
 こうしたところを踏まえまして、課題と展望ということで①から⑤までいただきました。①から③が課題ということでございます。もっと質を向上してはどうか、あるいは産学官の連携ということで、地域の活性化という形をどんどん図っていったらどうか、あるいはやはり若者の参加が少ないから、関係者あるいは出演者としてどんどん参加しやすいような方策をとりなさいという御指摘でございます。そして、4番目、5番目は展望でございますけれども、先ほどの例にあるような朝日座という形が、本当に地域の活性化につながっていくような芽があるのだから、もっとこういう道も探っていってはどうかというお話、それから⑤でございますけれども、今後はこういった総合芸術文化祭の定着をどんどん図っていって、もっと県民が主体となって、これもまた産官学という形で皆さんに支援していただきながら進めていってはどうかと、こういうのがちょっと見えてきたので、さらに期待したいということでございます。詳しくはこの分厚い報告書を見ていただければと思います。

◎生田委員長
 続いて、議題7、羅福全亜東関係協会会長の来県記念講演会「台湾を知る集い」について、山本交流推進課長の説明を求めます。

●山本交流推進課長
 文化観光局の資料の一番後ろにこういったチラシをおつけしていると思います。羅福全亜東関係協会会長の来県記念講演会「台湾を知る集い」の開催についてでございます。
 知事、部長を初めといたします官民合同の訪台団が去る1月の訪台のおりに羅福全会長主催の供宴に出席した際に片山知事と鳥取県日華親善協会の常田会長がこの羅福全会長を鳥取県へ招待したことがきっかけで、今回御来県になるものでございます。既に御承知の委員もいらっしゃると思いますが、亜東関係協会は公式的な外交関係にない日本と台湾との間で、台湾側の実質的な外交窓口としての役割を担っている会でございます。その協会のトップの御来県ということで、せっかくの機会でございますので、来週月曜日、4月24日にホテルモナーク鳥取におきまして、「台湾を知る集い」と題しまして、県と日華親善協会との共催で羅福全会長によります講演会を開催いたしまして、広く県民の皆様に台湾のことや日台間の関係について知っていただきまして、今後の幅広い交流につなげていただこうと計画しているものでございます。
 本委員会の委員の皆様方を初め、県議会議員の皆様にも既に御案内をさせていただいているところでございますが、昨日現在で交流会の方はおかげさまでほぼ満席状態となっておりますが、講演会の方にはいま少しまだ余裕がございます。御都合のつかれる委員にはぜひとも御参加いただきますように、本席をおかりいたしまして重ねて御案内を申し上げます。

◎生田委員長
 それでは、ただいままでの説明について質疑、御意見はありませんか。

○石村委員
 総合芸術文化祭の評価ですけど、さっきの小林課長の話を聞いていると、物すごくいい評価になっておりまして、私はちょっと見方が違うのです。まず一つは、この文化祭の評価委員のメンバーを見ると、みんなその存在意義があるという、答える人ばかりなのですよ、このメンバーを見ると。私はもっと一般県民の方の意見というのをきちっと把握しておかないと、目的の成果が出ないだろう、存在意義というのが明らかに出ないと、こんなふうに危惧しているのです。
 それで、今ずっと聞いていますと、こっちの厚い方を見ると、アンケートの回収率が上がった上がったと言うけれども、参加者も含めて17.5%ですよ。一体全体、では参加者以外の観客のアンケートの回収率というのは、全然記載してない。それで、この厚い方の6ページを見ると観客数が1万8,279人と書いてありますけれども、これは参加者を含めた数なのでしょう。では観客数が幾らかなと思って14ページを見ると、住所別の観客数というのがある。これを足すと3,000を切ってしまうのです。だから本当にこの評価なるものが自己満足、自分の都合のいい方向で評価をしている。どうも皆、何かそういう傾向というのが、この前、知事の記者会見を聞いてても、男女共同参画の認定希望が9社だか10社だかありました、こんなにあるのに県議会は何言っているのですかというような口ぶりだったですけれども、2,700も2,600も企業がある中のたったの9社か10社しかないのにそういう評価。どうもそれは自分の都合のいい評価ばかりになっているのではないかと思うのでして、そのあたり、もう少し県民の理解を得るためには、一般県民の意見というのをきちっと反映すべきではないか。私はやめろと言っていないのです。だけれども、もっともっと一般県民の意見というのを反映しなければ、県民が満足する文化祭にならないだろうと、そういう気がしているのですが、その辺についてはいかがですか。

●小林文化政策課長
 中身の話です。まずこの委員の構成の話でございました。本当の意味の評価をするのに外部評価ではないのではないかというような意味だと思うのですが、実は総合芸術文化祭、非常に幅広く多くの方に参加していただいているというところもあるのです。全く関係のない方、そういうあたりでいうのは非常に難しいかなと思うのですが、この中に何人かそういう観客という鑑賞者という形の目で見ていただく方が入っております。例えば、学生人材バンクの方だとかあるいはむきばんだやよい塾の方。そういう視点で入っていただきながらしているわけですけれども、ただ実際は、もう少しそういう鑑賞者、あるいは私はそこはおもしろくないから行かないよというような声、そういった方々の声が見えるような、また今度18年度の評価委員会をこれから委員をお願いするわけでございますけども、鑑賞者の立場、何かにかかわっていく方ではなくて、そういう方にお願いしてみたいと思っております。
 それから、例えばという話でアンケート結果のふえたと言っても17%ではないかということでございますが、実は第1回目の評価委員会、16年度のときにも、実はアンケート8.1%でございました。余りにも少なかったものですから、昨年の評価のときにその点はきつく指摘されたわけでございます。これが17%まで上がったというような話でございます。ただ、委員が指摘されたのは、確かに自分たちが意義づけるためにやっているということになってきますと、なかなか言葉が見つからないのですが、どうしても本当の意味での外部評価というのには確かになってないと思います。そのあたりで先ほども申しましたようにもう少し委員をふやすということで、あるいは参加者、観客者とのきちんとした区別とかちょっと検討していきたいと思います。

○石村委員
 だから、その委員の方に私は反省をしていただいたらどうですかというふうに言っているのですよ。例えば参加者の8割が、ぜひともとか、何とか参加したいという、そういう回答が8割が出ていて、アンケートの回収率が2割だとしたら、8割の2割だから16%しか逆に言うと評価してないということも考えられるわけです。だからそのあたりをもっときちっと、鉛筆をつけたから、ペンシルをつけたから回収率が上がりましたという話ではなくて、ペンシルをつけて回収率がなおかつ17%しかないということは、参加した人も、こんなものどうでもいいと思っているのではないかという、そういううがった気持ちを持つわけです。だからそのあたりの評価というのをきちっとしなければ、パーセントが幾ら上がったというんじゃなくって、なおかつ今度は回答率なんだということをきちっと評価して来年のことを考えないと大変なことになりますよということを言っているので、身内は自分の都合のいいような評価、結果に、報告書になってしまったら、何ら評価する意味がないではないかということが言いたいということですから、そのあたりを間違えないように。

●青木文化観光局長
 委員の御指摘、もっともだと思います。それで、私どもとしても、この評価結果ということで大変重要だと思ってますのは、その評価に基づいて実際に事業の改善をやって、そしてそれをまた監視していただくいうことで、いい意味での緊張関係を保つことが何よりも大事だと思います。そういう意味では、人選についてもなかなか、この芸術の世界というのはある程度知っている人でないと評価ができないという悩みがありますが、なるべく一般県民の視点を入れる、それから今後は実行委員の中にもそういう方に入っていただいて、少し、学生の方もおられます。そういった、芸術に興味があるけれども、必ずしも中でどういうことをしないとか、そういう方ではない方の視点も入れています。
 それからもう一つは、アンケートの問題ですが、確かに普通にアンケートを答えるということでは、なかなかアンケートに答える方の、例えば、気持ちというか、自覚というのは出てこないと思いますので、今後ちょっと検討したいと思いますけれども、これからいわばこういう評価につながり、そしてそれが文化祭の中身を改善するということにつながるんだということをきちんとアンケートにお答えいただく来場者の方にもわかるようにちょっと工夫はしてみたいと思います。

○杉根委員
 関連。
 委員を論議するわけではないけれども、この金澤さんという親子劇場の方、そういう人達の論調をみていると、もっと地道な文化論を持って大観しながらやっている方はたくさんいる。選択がおかしい。やっぱり芸術といっても、目標値がハイレベルのものはあるよ。あるけれども、そういう文化芸術といっても、大衆性と地域性を含めたものを加味して、そういう地域運動をしてる方、地道にやっている人はたくさんいる。特定の人間の何か知らん、ネームバリューだけを取り上げて、これは立派な、みたいなものは、評価にならない。例えば、文章をざっと読んでみたら、問題点の指摘などありはしない。何が問題で、このことによってどういう総括をして、何が次に講じられるか。それが県民世論のニーズとどういうふうに違うか。専門家はそういうことをするのだよ。だから今、石村委員がおっしゃるように、そういう住民参加というか、芸術文化は特別なものではない。公費を使うということは何かというと、一般県民に広くそういったことを周知し、楽しみと創造という世界を提供するわけだから。その意味合いの論点というのがあるのか。もうちょっとあなたたちも勉強しなさい、おれは素人だからよくわからないけれども。おかしい。

●小林文化政策課長
 御意見を十分踏まえまして努力してまいります。

◎生田委員長
 次に移らせていただきます。
 議題8、県内の高速道路をめぐる平成18年度の事業概要について、渡辺道路企画課長の説明を求めます。

●渡辺道路企画課長
 議題を御説明する前に、今週、県議会の方で高速道路関係で要望活動をしていただきました。4月17、18日、前田議長、小玉特別委員会委員長、生田常任委員会委員長の3名で、国土交通省、財務省、国会等に要請活動をしていただきました。内容は姫路鳥取線山陰自動車道の整備促進と特定財源の必要性についてということでございます。ありがとうございました。
 その要望の中で、多くの御示唆をいただいておりますので、今後の取り組みの中にこれを反映して進めさせていただきたいと思います。
 では、議題の御説明をさせていただきます。
 県内の高速道路をめぐる18年度の事業概要ということでございますけれども、予算の内容につきましては、大体3月末に国土交通省が発表しており、新聞等で御承知かと思いますので、簡潔に御説明をさせていただきたいと思います。
 2枚目のところにも資料をつけさせていただいておりますので、これとあわせながら見ていただければと思います。
 まず、姫路鳥取線の鳥取自動車道部分でございます。新直轄の18年度予算といたしましては、鳥取-智頭間に100億円、それと岡山側、兵庫側合わせまして70億円の、トータルで170億円が交付されております。下の表を見ていただきますと、17年度から比べますと大幅に落ちたような形になっておりますけど、これは残事業等につきまして、国土交通省の方で無料化に伴いました内容を含めコスト縮減を図られ、全体事業費を圧縮されたというふうに聞いております。
 整備目標は、2ページのところの図面を見ていただければ平成19年とか20年とか21年とかいうふうに供用年次を明らかにしておりまして、これに向かっての事業進捗には全く影響がないということでございまして、18年度の予算によりまして鳥取県内においては用地買収をほぼ完了し、旧鳥取市内の全体的な工事展開が図られるということでございます。
 鳥取自動車道の373号区間、直轄でやっております区間の志戸坂峠道路につきましては、19年度の供用目標に向けて工事促進ということで、予算的には60億円余りがついております。
 続きまして、山陰自動車道でございます。山陰自動車道につきましては、2ページ目の図面で区間を追いながら御説明をさせていただきたいと思います。
 米子の方から見まして、米子道、これは平成10年に供用している区間でございますけど、米子東インターから淀江大山インター、その間、公団での有料区間がございましたけど、本年の4月1日から無料化になっております。これは国土交通省が日本高速道路保有機構から4カ年をかけて買い戻すという形での無料化でございます。
 続きまして、名和・淀江道路ということで、淀江大山インターから名和間につきましては、平成19年度の供用に向けて工事促進が図られるとともに、本年度から中山側に向かって4.3キロ、中山-名和間の約半分の区間が本年度から事業化されるということで、区間が延伸になっております。この新規事業化した区間につきましては、連休明けぐらいから地元説明に入っていくように聞いております。
 続きまして、東伯・中山道路区間でございます。この区間につきましては、20年代初頭の供用目標として、今年度予算におきますと大体用地が95%ぐらい終わる、あとは工事促進を図っていくというふうに聞いております。
 そのほか、鳥取西道路区間7キロにつきましては3億円余りの予算がついておりまして、用地買収のための詳細調査ということで、現在までに概略設計等終わりまして、夏ごろから地元説明に入っていくというふうに聞いております。
 以上が鳥取県内の高速道路の状況でございます。

◎生田委員長
 続きまして、議題9、西日本砕石有限会社採石場内土砂崩落に係る対応状況について、議題
10、平成18年度鳥取県水防訓練の実施について、議題11、一級河川「旧袋川」等の名称変更について及び議題12、大橋川改修事業に係る環境検討委員会(第3回)について、以上4項目について桑田河川課長の説明を求めます。

●桑田河川課長
 県土整備部の資料3ページからお願いしたいと思います。
 まず、西日本砕石採石場内土砂崩落に係る対応状況でございます。
 勝部川へPCBが流出したということにつきまして、県土整備部の方、東部総合事務所県土整備局が中心なのですけれども、そちらの方で一生懸命それに対する工事等をやらさせていただきました。
 どういうふうな工事であるかということでございますけれども、4ページを1枚ちょっとめくっていただけたら、そこに大体の工事の概要的なものを書かさせていただいております。まず、瀬がえを行うとともに、またバキューム等で土砂の吸引をやり、吸引した土砂を沈殿池の方に運搬、さらにはその沈殿池の中で凝集剤を入れまして早く沈殿等をさせ、そして脱水処理設備等でそういう沈殿物の処理量を縮減するというふうな形で、最終的にはこの脱水後の土砂というふうな形のものになっているという状況でございます。
 これにつきまして、当初設計からの主な変更点を申し上げますと、まず、PCBの流出、直下流箇所での作業日数は増大しております。これは5ページのPCBの調査結果、これを見ていただいたらと思うのですけれども、我々の方といたしましては、底質の安全基準といたしまして、PCBの暫定除去基準値、10ミリグラム/キログラムになるような形で確認等をやっておりました。その結果でいきますけれども、当初1回目ではなかなかならなかった区間、そういうところにつきましては2回、3回やらさせていただいているということがございます。さらには、PCBの含有土砂が当初の想定以上にかなり細かいものでございまして、なかなか沈降しないというふうなことで、凝集剤等が増大しておるということ、さらには、沈殿物の処理量、これを縮減するために脱水処理設備、こういうものを新たに設けさせていただきました。さらには、この4ページの真ん中の写真を見ていただいたらと思うのですけれども、沈殿池の雨水並びに漏水対策ということで、沈殿池の張りコンクリートとか、トタン屋根等も計上させていただいております。
 そういうふうなことで、まだ今現在の状況といたしましては河川内の工事は終わりまして、今、西日本砕石の敷地内での凝集沈殿並びに脱水処理を実施中でございます。そういうことで、まだ最終的な額は確定はしておりませんけれども、概略額でいきますと4,500万円程度に上るのではなかろうかなというふうに判断をしているところでございます。
 次に、水質・底質の検査結果でございますけれども、この工事中の処理水等については、4ページの上の方にあります。一応凝集沈殿したもの、それの水を常に監視を行いまして、水質基準を満足してるかどうかということで、満足しているものを河川の方に放流しているというふうな形のものをやっております。それと水質の方ですけども、ここの地域、一部分を鳴滝の水源地に依存しております。ここの鳴滝の水源地前の河川水とかこれの原水につきましては、鳥取市の方で継続検査を行われまして、既にPCBというものは検出されておりません。それからさらに、底質につきましては先ほど言いましたように、PCBが高濃度検出した地点等につきまして、それが基準値以下になるまでいろいろ作業をやらさせていただきまして、結果的には基準値以下というふうなことになっております。
 さらには、住民の方から、どうしても4月の下旬ごろから用水の段取りに入るということがありまして、この用水路についても調べてもらえないかということがございました。それにつきましても町内の、この勝部川の合流点までに関連いたします4カ所で用水路等をチェックいたしましたけれども、いずれも基準値未満でございました。さらには6ページにございますように、海域の調査等もやらさせていただいておりますし、それから現地で採取いたしました魚、これへの体内濃度、そういうふうなものも確認させていただきました。いずれもPCBは検出されなかったり、あるにしてもそれは規制値以下であるということが判明いたしました。
 以上の結果を受けまして、4月13日夜7時半から鳥取市の青谷町支所におきまして、地元説明会を開催いたしました。出席いただきましたのは、関係地区の区長、農事関係の実行組合長、漁業組合長等、都合大体30人程度でございました。そこの場で一応河川内の土砂撤去工事の完了並びに広範囲にわたる水質・底質の調査の結果、安全であるというふうなことを報告させていただいたわけでございます。
 次に西日本砕石への対応等でございます。河川内の土砂撤去費の原因者負担金につきましては、4月7日、西日本砕石に対しまして17年度相当額、3,210万円強でございますけれども、これにつきまして負担命令を手渡ししたところでございます。18年度の相当額につきましても、額が確定後、速やかに同様の手続を行いたいというふうに思っておりますし、今後とも可能な対応策をほかの課の連携等も得ながら検討いたしまして、負担金の回収に全力で取り組む所存でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
 なお、PCB汚染物でございます。これにつきましては、3月23日付で西日本砕石に対しまして鳥取保健所長が適正保管についての指導文書を交付されております。さらには、生活環境部の方に確認しましたところ、PCB汚染物の適正保管に係る指導を強化し、必要な措置を検討していきたいということでございます。
 具体的にどういうふうなものになるのかということになると、また4ページのものを見ていただいたらと思うのですけれども、最終的に脱水処理をいたしまして、この脱水後の土砂が幾らか出てまいります。このものを原因者である西日本砕石において適正に保管していただく必要があるというふうなことで、それについての措置を今後は生活環境部の方で検討されているということでございます。
 次に、西日本砕石の採石場防災措置の状況でございますけれども、これにつきましては、2月24日付の緊急措置命令によりまして、崩落土砂の流出防止のための土のう設置、これは川の方に流出しないようにということで、今の勝部川の護岸の裏に大型土のうを設置するよう原因者に命令いたしまして、この設置は終わっております。さらに、昨日でございますけれども、山頂部の崩落する危険性がある土砂の流出防止のため、土堤設置等の対策を行うよう、これは東部総合事務所から西日本砕石の方に命令を行ったという状況でございます。
 引き続きまして、7ページをお願いいたします。平成18年度鳥取県水防訓練の実施でございます。
 各委員の皆様には、本日、案内状を配付したところでございますけれども、平成18年度の鳥取県水防訓練を5月20日土曜日、午前9時から正午の時間におきまして、天神川左岸の河川敷で行うようにしております。最近、県内、洪水等が発生してない、被害がないということもありますけれども、最近の降雨というものはかなりゲリラ的な降雨になっております。平成16年の災害におきましては、千代川ではなかったのですけれども、円山川、それから由良川、そういうところで大災害が発生しております。その両方の川というのは千代川からおおむね50キロ単位ぐらいであるのですけれども、そういう近いところで災害が起こっている。県内におきましてもいつどこでそういうふうな災害が発生しないとも限りません。そういうことに備えまして、我々といたしましても水防訓練というものをしっかりとやっていきたいというふうに思っております。
 次に8ページでございます。一級河川「旧袋川」等の名称変更でございます。
 これにつきましては、経過等で書いておりますように、簡単に御説明させていただきますと、まず、袋川をはぐくむ会、こちらが名称変更のための署名活動等を行われました。平成17年の春先から行われまして、約7,500人程度の署名が集まったということでございます。その後、名称変更について17年11月県議会で名称変更の陳情が採択されました。さらには、国土交通大臣から県知事への意見照会がなされ、2月議会におきましてその議決を得た上で、名称変更について県といたしまして異議がないというふうな旨を回答したところでございます。その結果を受けまして、4月13日に名称変更がなったところでございます。
 その結果、従前は旧袋川と言っていた区間が袋川という区間になります。それと従前は大杙の樋門から千代川までの区間を袋川と言っていたのですけれども、こちらが新袋川という名称に変更になります。今後、河川名の看板の変更等を行う予定にしておりますし、さらには地域の連帯の一部として、より市民に愛される川になるのではなかろうかというふうに大いに期待しているところでございます。
 次に、9ページをお願いいたします。大橋川改修事業に関する環境検討委員会(第3回)の結果でございます。
 去る3月29日、松江市におきまして、大橋川改修事業に関する環境検討委員会(第3回)が開かれました。その内容でございますけれども、大橋川改修事業環境調査計画書に対する県知事意見への対応状況は下に記載しておりますような形で、おおむね通知いたしました10項目について前向きに対応されています。ただ、最近の新聞の情報によりますと、4月17日米子市議会の全協におきまして、国土交通省の方が説明された際に、旧加茂川河口についても推移観測点として設置できないかという意見が米子市議会の方から出されました。それにつきまして、国土交通省の方では前向きに検討するという旨の回答があったというふうに聞いております。
 なお、境港市議会の方につきましては、委員会の方に本日、国土交通省の方から説明をするというふうに聞いております。
 その他、各委員からの主な意見、これも記載させていただいております。
 今後の予定でございますけれども、上記意見を踏まえて、計画書案をいたしまして、委員長は道上先生でございますけれども、委員長の確認をとった後に、環境調査計画を決定し、計画に従った調査に入るというふうに伺っております。
 住民等への説明会でございますけれども、松江市につきましては、あす4月22日土曜日でございますけれども、松江テルサにて午前10時からと午後2時から開催されます。あさって23日につきましては、境港市で午前10時から境港市民会館にて、さらには米子市の方につきましては、午後3時から米子コンベンションセンターにて住民説明会を開催するというふうに聞いております。

◎生田委員長
 続いて、議題13、米子空港滑走路2,500m化事業に係る国の予算について、山浦空港港湾課長の説明を求めます。

●山浦空港港湾課長
 10ページをお開きください。
 空港を設置する国土交通省におかれましては、18年3月27日に空港本体に現地着手しております。続きまして、18年度も18億2,300万円により土工事、JR境線つけかえ工事、有田川改修工事を進める工程に入っておりますことを報告させていただきます。
 なお、今後のスケジュールでございますが、中段、下段の方にございます平面図と一緒に御説明したいと思います。
 国においては17年度から20年度にかけまして滑走路の土工事と舗装工事を行いたいと思います。この図面におきまして、黒四角で囲ってあるところのものでございます。土工事と舗装工事でございます。この間が500メートルの部分でございます。
 続きまして、有田川改修、これは滑走路の排水路が普通河川有田川に流れる工事、これは国土交通省によりまして18年度着手予定です。
 続きまして、JR境線つけかえ工事、これは図面の黒四角の2つの間のところに県道とJR境線がありまして、これを右の図示のようにする工事でありますが、ことしの10月から工事に入りたい予定で現在調整しているところでございます。これは18年、19年で行いたいと思います。
 あわせて、空港保安施設、これは電気設備とか進入灯のライトの第1期の工事でございます。これは19、20でやる予定で進んでおります。
 これに関連しまして、県の主な工事は県道つけかえ工事で、JR境線に沿ってつけかえを行う工事で現在かなり進捗を図っている状況でございます。
 いずれにつきましても調整が必要な部分もまだ多々残っているところでございますが、関係機関と調整を順次進めていきたいと思います。少しずつ委員の皆さんに御相談とかお知恵をかりると思いますが、その節はよろしくお願いしたいと思います。これは状況が整い次第この委員会で報告したいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

◎生田委員長
 続いて、議題14、坂郷川(日南町新屋地内)の斜面崩落に係る対応について、長谷川企画防災課長の説明を求めます。

●長谷川企画防災課長
 追加資料を配付させていただいております。日南町新屋地内、坂郷川の斜面崩落に係る対応についてでございます。
 崩落状況と対応状況でございます。4月6日の午後4時ごろ、崩落が確認されております。幅約40メートルにわたって、推定土量1万立米が崩落しております。場所は日南町の新屋で、これは一級水系の砂防河川、坂郷川でございます。自然斜面の崩落でございます。早速その日のうちにポンプ排水等実施しております。また、翌日にはイメージ図にありますように、ここが湾曲している河川ですので、ショートカットという形で河川の仮水路を設けました。今後、上方斜面には亀裂もないようですし、さらなる崩落は考えにくいと思っておりますし、住民生活への影響も出ておりません。
 今後の対策工法ですけれども、これは国の災害復旧制度を活用しまして、砂防災害復旧として申請したいと考えております。ショートカットという河川のつけかえ、あるいは押さえ盛り土、あるいは緑化ということで、国の災害査定を申請したいと思っています。査定の時期は6月上旬ということを予定しております。
 また、今後、測量設計あるいは用地買収も必要でございます。そういうものを踏まえて、早期の本格的な復旧を図りたいと、このように考えておりますし、今後、梅雨時期等もございますので、監視体制あるいは必要に応じての災害対策車の配備ということも行い、万全を期していきたいと、このように考えております。

◎生田委員長
 続いて、議題15、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告について、長本道路建設課長、山田治山砂防課長、山浦空港港湾課長に順次説明を求めます。

●長本道路建設課長
 資料11ページをお願いいたします。一定額以上の工事請負契約の報告でございます。
 道路建設課分といたしましては、新規3件、変更分6件ということで9件報告いたします。
 まず、新規分から報告、説明いたします。
 まず、国道179号改良工事(3工区)(補助改良)でございます。これは工事場所は倉吉市天神町から海田南町でございます。これは上井跨線橋の北側の道路改良工事でございます。これは軽量盛土をするということで、延長43.5メートル、これにつきまして、契約金額は1億4,910万円ということで、工期は本年度10月5日までということで契約をいたしております。
 次に、国道313号(北条倉吉道路延伸)改良工事(6工区)、補助改良でございます。位置といたしましては、北栄町弓原でございます。これにつきましては、道路横断ボックスカルバート、これは道路と水路を巻き込んだボックスカルバートでございます。大きさ的には幅が8.9メートル、高さが6.8メートルという大きなものでございます。このボックス53.7メートル1基を築造するものでございます。請負金額1億5,976万4,640円、工期は本年12月1日までということで契約しております。
 次に、広留野2期農免農道改良工事(10工区)(農免)でございます。この工事は、平成17年のゼロ工事国債の工事でございます。施行場所といたしましては、八頭町妻鹿野でございます。内容的には、当初契約では90メートル、幅員5メートルのメタルロードということでございます。これにつきましては、当初契約は3月29日に行っております。1億2,603万3,600円ということでございます。これにつきまして2日後、3月31日に変更契約をいたしております。その結果、1億5,928万800円、変更契約3,324万7,200円増額しております。これにつきましては、
17年のゼロ工事国債ということで、年度内に執行いたしませんと不用額になるということで、工事国債という制度上、工事全額執行ということで工事を促進させるために変更契約を結んでおります。その結果、90メートルの延長が113メートル延びているということで、変更契約を行ったものでございます。
 次に、変更分でございます。国道313号(北条倉吉道路)道路改良工事(1工区)(補助改良)でございます。この工事は北栄町の米里におきまして747メートルの地盤改良工事でございます。これにつきましては、現地状況の変化によりまして、地盤改良のセメント量配分の変更をいたしております。この関係で変更契約290万円余の変更増をしております。また、排出土におきまして、品質確保が必要、といいますのは、ちょっと水分を多く含んだ土質であるということで、これの水切り等が必要であるということからして、工期を変更いたしまして3カ月延長いたしまして本年の6月30日までということで変更契約をいたしております。
 次に、国道313号(北条倉吉道路)道路改良工事(13工区)下神高架橋上部工でございます。これにつきましては、3径間連結のポステンTげた橋ということで、延長が103.4メートルでございます。これにつきましては下部工事との関係で、一部施工が必要になるということで、その材料費等において440万円余の変更増をいたしております。また、工期については5月31日までということにしております。
 次に、奥日野広域農道名谷工区改良工事(6工区)(広域)でございます。位置は日南町豊栄でございます。これにつきましては、途中、水路のり面の崩落等が2回発生しております。その崩落部の撤去及びその切り直し等におきまして増嵩になっております。増嵩金額は400万円余ということでございます。
 次に、179号改良工事(下り線A1橋台)(補助改良)でございます。これは上井跨線橋の下り線のA1橋台ということでございます。これにつきましては、人家連檐部にあるということで、こうした架設工の連檐部でございますけども、これにおきまして大型掘削を計画していたのですけれども、これを圧入工法に変更するということで、架設工の変更によりまして590万円余の増嵩ということになっております。また、あのJR事故の影響を受けまして、JR建設工事であるということ、また地元調整等におきまして時間が必要になるということで8月31日まで延期をいたしております。
 次に、第2大名2期地区農免農道加茂1号橋下部工事(2工区)(補助)でございます。これにつきましては、工期の延長だけを行っております。この工事は近隣に養豚団地がございまして、そこで豚を飼っておられるということで、この工事、下部工事でございますけれども、仮桟橋を含めまして谷を渡していくというような工事で、そこにおいての騒音問題というもの、これにおきまして養豚団地、畜産農家との協議、これにおきまして若干時間を要しております。その結果、工期の延長、7月31日までということで工期の変更の契約をいたしております。
 次に、12ページでございます。国道313号(北条倉吉道路)下神高架橋上部工事(補助改良)でございます。場所は北栄町下神ということでございます。これは2径間連結ポステンTげた橋でございます。この延長53.9メートルということでございます。これにつきましては工期の延長ということで、この工事は、先ほどありました13工区との関係がありまして、けた製作ヤードが同じ所にございますので、13工区のおくれによりまして玉突き状態になったということで工期の延長を11月30日までということにしております。

●山田治山砂防課長
 変更分の2件を説明させていただきます。
 まず1件目でございますが、若錆谷川の通常砂防工事(1工区)でございまして、場所は八頭郡智頭町市瀬でございます。工事概要はダム工でございまして、ダム工の変更による減でございますけども、伐木処理の数量減になりまして111万1,000円の減額をしております。工期の変更につきましては、仮設道の一部が昨年の12月の降雪によりまして泥流化しましておくれたものでございまして、工期を延伸しております。
 次に、同じく若錆谷川の通常砂防工事の山頂排土工でございますが、この概要は、当初、山頂排土5万3,000立米を排土する予定でございましたけれども、補正をいただきまして、安全度を上げるということで11万5,000立米の排土を施工いたしております。これによりまして安全度を高めておりまして、その増額は9,700万円余でございまして、工期の変更は先ほどの若錆谷川の1工区と同様に、仮設道が泥流化したためにおくれて工期を延伸しております。

●山浦空港港湾課長
 3点御説明いたします。
 まず、赤碕港改修工事、防波堤第3、これはまことに申しわけありませんが、一番右側の指名競争入札6社というの、これは5社のミスプリントでございます。訂正お願いいたします。
 今回報告しますのは、請負の変更金額の増とそれから工期の延伸でございます。まず、請負金額の増の原因につきましては、これはこの工事概要はケーソンといいましてコンクリートのますのようなものを海に置く工事でございます。今回、変更の内容でございますが、昨年度、基礎を設置してケーソンを据えつけていたのですが、これは横の方が地盤が掘れまして、当時想定よりも地盤が掘れたことによって当年度施工の基礎のボリュームがふえたことによる増嵩でございます。続きまして工期の延伸でございますが、これは昨年10月22日、23日の強風波浪でございまして、そのときにはケーソンを据えつけておったんですが、若干傾きました。それが構造上もつかもたないかという研究を関係機関あるいは県、国土交通省と協議を3カ月ほどいたしました。構造上全く問題ないという結論が出ましたのが2月になっておりまして、着手したのが3月末になりまして、それに伴いまして工期の延伸をしたいと思っております。
 続きまして、泊漁港整備(第2沖防波堤ケーソン製作)工事でございます。この内容は工期の延伸でございます。金額は変わっておりません。これはコンクリートのますのようなものをつくる工事で、台船といいまして船の上で造る工事で、台船が鳥取港に1機しかございません。現在、国土交通省が使っておる台船が終わったらそれを使うという前提で工事しておりましたのですが、国土交通省の方の工事が遅延といいますか延びまして、それに伴いまして工期を延ばすという報告でございます。
 続きまして、泊漁港整備工事(第2沖防波堤ケーソン設置)工事でございます。これは先ほどの工期の延伸をいたしました工事を泊まで引っ張って運んでいって、それを泊漁港に据えつける工事でございます。今回の変更の内容につきましては、これは請負金額の減でございます。今回変更の内容といいますのは、諸経費の調整ということで、県土整備局におかれましては同一港湾内で同種工事をしておりますので、金額が大きくなることによって諸経費を減額したということでございます。

◎生田委員長
 それでは、ただいままでの説明につきまして質疑、御意見はありませんか。

○杉根委員
 赤碕港の260万円、ふえているが、このケーソンの地盤が掘れたというのは、これは設計ミスではないのか。強風波浪など、日本海では常識だ。どういう基礎の工事をしているのだ。しかもまだ工事中みたいだ。しかもそうしたもの、ケーソンを調べないといけない。こんなことは考えられぬ。大体この業者はほとんど1年かかるのですね。どういうことなのですか。説明してください。

●山浦空港港湾課長
 まず、工期の延伸と請負増額の件ですが、傾いたということですが、まず、掘れたといいますのは、ケーソンが設置されまして、そこに基礎があるのですが、1年の間に横が掘れて、当初測量していたよりも横が掘れておったということで盛り土の、盛り土といいますか、基礎捨て石のボリュームが、地盤が下がったことによってふえたということでございます。

○杉根委員
 それはわかる。しっかりと測量をして、あの辺の状況や強風波浪を含めた日本海の状況というのは、実際にデータが出ているわけだろう。そうすると、問題は、どういう基礎をやって、その上にブロックを置くかということだ。そこは手抜きか設計ミスかどっちかだ。

●山浦空港港湾課長
 これはちょっと図面を持ってきたのですが……。

○杉根委員
 僕の質問に答えて。

●山浦空港港湾課長
 今ふえたといいますのは、今まで据えつけたところではなくて、今後据えつけようとするところの現地盤が下がったということです。ことし据えつけようとする、基礎をつくろうとするには今、在来の分が、何もまだ構造物を置いてない地盤が下がってボリュームがふえたということです。

○杉根委員
 横が掘れたというのはどういうことだ。

●山浦空港港湾課長
 前年度据えつけたケーソンの横が掘れたということでございます。ことし据えつけた……。

○杉根委員
 何が原因でそういうふうになったわけだ。

●山浦空港港湾課長
 大体の海でしたら、かたいものを並べますと横が掘れるという傾向があって、もともとの基礎がありまして横が……。

○杉根委員
 そういうことをおっしゃるなら、掘れるという傾向があるということは、それを知っていたということだ。それは設計内容に工期も含めて計画にちゃんと出てこないといけないだろう。出たとこ勝負だ、やったらこっちもふえただ、そんなばかなことないよ。何のために我々議会で議決するのだ。どういう設計をしている。だれが指導して設計しているのだ。海の中でわからぬと思っていたってごまかしはきかぬ。

●谷口県土整備部次長
 委員のおっしゃる意味はよくわかります。私も実は海の工事を経験したことがありまして、これは波によって、特に風によってといいますか、冬場を迎えますと非常に状況が変化するということがありまして、これは確かに1年前に、設計をかける段階でまずこの地点で調査します。これでいいますと17年7月21日に出してもらったので、大体4月に、これで調査をして、それで砂地盤の状況を調査して、そこに、今言いましたように捨て石というマウンドをつくってそれからケーソンをする。そういうものがほとんど冬を迎えて、台風期を経て、それでやっていくということになりますと急に形状が変わってくるということがありまして、ここがなかなか海は予測できないところであるものですから、場合によっては砂がたまるという状況で、マウンドが今度は捨て石が少なくて済むという場合もあるんですが、往々にしてさっき課長が言いましたように、ちょっと前年度にもうかたいものを乗せてるところは余計砂が掘れやすいというような状況も、それも一つの起因しまして、その場合は掘れるということで、確かにちゃんとした測量でもって十分にしておりますが、この辺を御考慮いただきたいなと思います。

○杉根委員
 海の中でなくたってそういうものをするためには再三にわたって測量をして実態を調べて、その土砂の状況を調べる。あらゆる手だてをしてから調整するわけですよ。そしてならして、そしてこれおかしいと思ったら、年度をかけてそういう基盤をつくるとか、さまざまな手法があるわけです。今の説明では、全くのミスだ。してみないとわからぬという話か。そんな当てのない設計をしたら、しかも出たとこ勝負で業者が有利になって、業者主導でやっているということが問題だ。赤碕といったら同じ業者が何十年もやっている。だから、よく知っているわけですよ、自分の庭みたいなもんだ。業者が変わったことがあるか、この赤碕で。問題は官と業の癒着だということだ。検証しなければいけない。議会と皆さんと検証しましょう、現地で。それから専門家も入れてきて徹底的にやらなければだめだ、これは。そういうことを委員長に頼んでおきます。

◎生田委員長
 検証いたしましょう。

○石村委員
 知り過ぎていてやりたくないのですけど、課長、ちょっと広留野2期の農免の説明がずさんだ。というのが、2日後に黙っていても3,300万増額してもらえるという、このお金がないときに、何で一緒に発注しなかったのですか、そういうことが言いたいというのが1点。
 それから今、杉根委員が言われることですけれども、あまりにも工期の設定がずさんだから言われるのだ。もうこれどれって言わないけれども、同じような規模の工事で1年以上工期とっているのに、同じような工事内容である工事は4カ月しか工期をとっていない。そういうことをやるから杉根委員に言われるのだ。きちっと仕事のできる工期をとっておきさえすれば、だれの責任かというのはわかる。官は業者の責任にしてしまえばいいというような気がしているのではないのかなという気がしている。同じような規模の工事で片や14カ月か、まあ12カ月か14カ月工期とっている、片や4カ月しかとっていない。ということは、具体的に言わなくてもわかる。だからそこをきちっと官の側もしないと、さっき杉根委員が言われるような話になってくるわけだ。やっぱり官ももっと工期に責任を持たないといけない、と思います。

●長本道路建設課長
 先ほど御指摘ありました広留野の農免農道の工事でございます。これについて、変更契約額3,300万ということでございます。この工事におきましては、先ほど御報告しましたように、17年のゼロ工事国債でございます。ですから17年に計画実施しませんと、18年には……。(発言する者あり)それで、一応この工事の発注いたしましたときには、8割入札になりまして、その余った落札差額の2割、これを変更契約ということでしたということでございます。(発言する者あり)

○石村委員
 まあそれなら。

○石黒委員
 2点質問します。
 高速道路の関係ですけれども、いろいろと説明いただきました。説明の中でもありましたように、17日、18日に議長、それから高速の委員長、我が常任委員長の生田委員長、3人が上京いたしまして、しかるべき皆さんとお会いしていると。谷口道路局長並びに石原自民党道路会長にお会いしたと、まあいろんな人に会ったのですけれども、その中であった話なのですが、山陰自動車道の場合などは、もっともっと地元の方が、県の方の対応がよければ幾らでも予算はつけますよという、結論からいうとそういうコメントであったと、こういうことです。以前から山陰自動車道を何とか東西を1時間で往来できるようにしようではないかと、もう20年ぐらい前から常に言い続けてきている。我々も歯がゆかったわけですが、おかげさまである程度めどはつきました。しかし、鳥取から青谷間の西道路は、鳥取-松原間の7キロは決定しているけれども、松原から青谷間はまだ未定であるということは残っている。もう一方で、西の方では、名和中山道路、名和から中山の2分の1はめどがついているんですが、中山から下市までの半分がまだめどがたってないと、こういう状況なわけです。道路というのは、釈迦に説法ですけど、全部つながらないと、完成しないと、供用開始にならないと意味をなさないと私は思いますが、あえて積極的に国へ働きかけろといつも言ってきたのですが、田所部長に、特に中央の省庁の動向もよく御承知の田所部長でありますから、僕は一生懸命そういうところはフルに前の牧野部長も一生懸命やってくれたのかなと思っていたのですけど、石原自民党道路会長や谷口道路局長のお話では、県がもうちょっと積極的に対応すれば幾らでも予算はつけますのにというコメントは、どういうふうに解釈したらいいのかなと思うわけですよ。だから、もうとにかくここまで来たら両者とも平成20年ぐらいまでには全線開通するのだぐらいの、あるいは全線着工するのだというくらいな意気込みを持って積極的に対応していただきたいと、こういうことを申し上げておきたいのですが、コメントがあればお願いします。
 3ページの西日本砕石のことで、非常に迅速に対応して被害を必要最小限にとどめて対応してくれたということは高く評価をいたしたい。おかげさまで魚介類がこれから夏場のカキ類、その他の魚介でも風評被害もこの調子なら恐らく何事もなかろうと、そういう影響はなかろうというふうに承知しております。
 そこで、3月の定例常任委員会で申し上げました。というのは、こういった工事は、原因者である西日本砕石も機器類も持っているし、また費用の面でも負担させなければいけないのに、2分の1でやれば安くて済むし、原因者が一生懸命やるのは当たり前のことだから、原因者にやらせろと、やれる範囲内のことはと言ったはずであります。もう一つは、費用負担のことで
4,300万と言ったかな、費用は。そういう費用で、その費用負担はだれがするのだと、こう言いましたら、当然西日本砕石に、原因者に負担させるのだろうなと、そうなのですよ。取れるめどはあるのか、久本砕石の例があるがと、こう言いましたら、いや、実は企業の内容が非常によくない、取れない方が濃厚だというようなコメントをいただきました。その2つについて、一体その費用負担は西日本砕石ができるのかできないのか、どういう状況なのかということをお伺いしておきたい。

●田所県土整備部長
 1点目の高速道の話です。
 今週の月、火と中央に要望されるといって、まずその話ですけど、私もちょっとほかの仕事がありまして同行はできませんでした。とりあえずはそこにちょっと居合わせた渡辺課長の方から、もうちょっとそのときの状況を話して説明させます。それを踏まえて、私のちょっと今の状況、気持ちもお話ししたいと思います。

●渡辺道路企画課長
 最初に、道路局長にお会いしたときの話でございますけれど、率直に申し上げまして、道路局長は必要があれば幾らでもつけますよ。ただ、いろいろな問題があったり、用地だけではなく問題があってつけられないんだよねということでございました。当然、鳥取西道路は17年から着手して、現在計画を詰めているところでございます。そういう意味からいって、そういう段階に至ってないということもございます。

●田所県土整備部長
 いや、その日にあった、どういったことを、もうちょっと解説してもらったら、あと私がやります。

●渡辺道路企画課長
 あと、局長の方から言われた内容は、県とか市町村というのが先頭に立って問題を解決していただかないとつけたくてもつけれませんよというお話でございました。
 あと石原道路会長のお話は、幾らでもつけるよという話ではなかったと私は認識しております。山陰道も姫路鳥取線も所要額はつけてありますから、きちんと進むでしょうというお話だったと思っております。

○石黒委員
 特定財源等の説明があったでしょう。

●渡辺道路企画課長
 特定財源につきましては、谷口局長のところでは、議長が日本海新聞に出された内容をお見せになりまして、こういう取り組みをしていただければ、こういうものを集めて要望をしていただきたいということはございました。石原会長の方で、特定財源の話としては一般財源化はもう既に決まった話だ、政府の方としてはそれなりの考え方を持ってこれから決めていきますというお話でございました。

●田所県土整備部長
 ちょっと何点かお話ししますけど、今、山陰道の話ですから山陰道についていろんな示唆をいただきましたので。これは別に今わかった話ではありません。これまで以上に国が行う事業、国土交通省が行う山陰道の整備事業ですけれども、国土交通省任せにせずに県や地元の市町村が一緒になって、まず最初の入り口である用地買収、関係する地権者もたくさんおられますので、国、県、市、三者が一体となってとにかく早く進めて取り組んでまいりたいというふうに思ってます。
 ただ、今、正確にどういうふうに話しをされたかというのは再現できないのですけれども、恐らく姫路鳥取線が実は予算が16年度、17年度とどんどんとふえたのですけれども、用地が若干追いつかなかったことがありました。そういったことが恐らく道路局長だとか道路局幹部の意識にはまだ強く残っていると思いますので、山陰道もまたそういうことで少し遅くなるのではないのかなと、そういう心配も含めての発言ではなかったのかなと、私はそう解釈してます。ですから、これから鳥取青谷、中山名和の延伸区間と入りますので、そこでよく国土交通省や地元と連携をとっていきたいと思います。
 ちなみに、いわゆる新直轄になった姫路鳥取線の区間には、従来から県の用地事務所を構えてやっていましたけれども、今度、山陰道は直轄の、いわゆる一般国道工事になりますので、どういう取り組み方がいいのか、今ちょっと勉強しているところです。来週もまた関係国、県、市、いろんな懸案の打ち合わせをする予定にしていますので、ぜひ議会から要望していただいて、所要額がちゃんと確保できる、別のところでとまるようなことがないようにやっていきたいと思います。ただ、とにかく相手がある話ですので、すべてそれで大丈夫だとは言えません。気持ちを引き締めてまいりたいと思います。
 1点目は私の方からまずお答えをしました。

●桑田河川課長
 勝部川へのPCB流出につきまして2点ほど御指摘がございました。
 まず第1点目といたしましては、原因者である西日本砕石、これでさせるべきではないのかということでございます。崩落、そしてその土砂によりましてPCBを保管してる倉庫を直撃し、河川内にPCBが出たという報告等を受けまして、県の方といたしましても、そのPCBを保管しておりました西日本砕石の方、そちらの方にそのPCBの除去工事をやっていただけないかというふうに再三申し入れ等はやったと思います。ただ、なかなか西日本砕石の方で具体的にどういうふうにやろうかという計画が出てまいりませんでした。そういうこともありまして、県の方といたしまして、このまま放置いたしましても県民の方々への安心安全という面から非常に問題があるというふうに判断いたしまして、県の方で、除去工事をやるよ、ただ、それについての発生する支払い等についてはおたくの方での支払いになるのだよというふうなことを説明し、そういうふうなもので工事に入らせていただいておるわけでございます。当然それに伴いましての概算額等がどういうふうになるとか、一時使用をどういうふうにするとかいうふうなものにつきましても、文書等でも相手方に通知等をやらさせていただきました。
 2点目ございました。費用負担金の回収の見込みでございます。実は4月4日に、私、河川課長にかわりまして最初に西日本砕石さんの方に17年度の支払いはこうなりますよと、3,200万円ほどになりますよということでまず17年度分の負担命令書を持って伺いました。そのときは受け取りを拒否されたものですから、次に7日の日に再度伺って、じかに負担命令書を手渡しさせてもらったところでございます。そのときの話、それからその後も2度ほど本人に接触はしております。そういうふうな中でいきますと、はっきり言いますと、この場で全額回収するというふうなことでの確約は若干できないのかなとは思いますけれども、我々の方としては、いろんな法的な措置等もあろうかと思います。そういうふうなものも含め、いろんな課に御相談しながら、この費用、まだ18年度分が確定はしておりませんけれども、この費用負担金の回収に向けて一生懸命取り組んでいきたいというふうに思っておりますので、御理解いただきたいというふうに思います。

○石黒委員
 高速道路、山陰自動車道のことですが、正直言うと小玉特別委員会委員長が所用があって今、公務で不在するから、ぜひそのことを皆さんに強力に言ってくださいと、こういうことで私は代弁をして言うわけでございまして、いらっしゃいましたから、もし補足があればお願いしますが。今、部長がおっしゃったように、だから国の方は、条件さえ整えば予算は幾らでもつけますよと言ってくれているわけです。つまり、原因は国にあるのではなくて、その用地買収だろうが何だろうが、条件整備を県、市が、地元の自治体が今まで少し怠っていたのではないかと、もっと命がけでやってほしかったということを私は申し上げたいのですよ。国の方はある程度財政の関係で細切れに予算措置をしてくれていたのかなと僕は思っていたわけだ。だけれども小玉委員長のお話では、いや、幾らでも条件が整えば、地元さえ対応できれば幾らでも予算をつけますよという言葉を聞くと、何か今まで皆さんが本当に一生懸命やってくれたのかなということが歯がゆくてしようがないわけですよ。せめて僕の任期中に、20年在籍した当初から山陰自動車道の整備というのはもう、最初の質問はそれでしたよ、私は。20年もかかって、結局はめどがつかなかったというのは残念でしようがない。しかもそれが地元であったというようなことを聞くと腹立たしくなったから申し上げました。

○小玉委員
 中座しましたので、石黒委員にお願いして出ましたけれども、今、石黒委員が言ったとおりでございまして、実は17日、18日、議長と生田委員長と私と3人で陳情しました。谷口道路局長の方で姫路鳥取線の関係は21年で絶対やるからと、これはいいわけですけれども、山陰自動車道を、やっぱり今、一番問題があるのは中山名和、半分つけてもらって、あと半分残ったわけですけれども、鳥取青谷が整備されないと効果が出ないということはだれもわかっているとおりでございまして、青谷は何とか西道路から青谷の間を延伸してくれということを強く言いました。局長は、それはいいですよ、予算は何ぼでも出してあげます、今でも対応できるのだったらつけてあげますよと、逆にこっちの方がハッパかけられたような感じで、これは本当にありがたいということで聞かせていただいたわけですけれども、そうであれば、逆にそのことを私はやはり首長なりそうした関係者の皆さんに、生の声をじかで、鳥取でそういう意見交換なり話し合いをやるべきじゃないかなという思いがしたものですから、谷口道路局長、鳥取に来てくださいと言いましたら、それは機会を見て行きますよということでした。それで私は県もそうだと思うのですけれども、一生懸命やっているのはよくわかるんですけれども、結果として物事があらわれないということは、努力したということにはなるだろうかなという思いが一つありましたし、やはりそれを促進するためには県だけでなしに関係市町村首長、そういう方々を入れて、それから地権者の方、そういう方も含めて、何かやっぱりもう少しの対策が必要じゃないかなという思いがしたものですから、招請、谷口局長に来てくださいということで言いました。
 それから石原伸晃さんが自民党の道路調査会長ということで、この方がキーマンですから、石原さんにぜひとも、初めは執行部の方で当たってもらったら会えないということだったけれども、私はどうしても会いたいということで、石破代議士を通して絶対会わせてくれということで、そうしたら長官のことだからということで会っていただきました。そのときの話し合いは、同じことです。谷口道路局長と全く一緒です。我々は道路特定財源の問題が心配だったものですから、やはりこれを何とかそういう状態でなっているわけですけれども、少なくとも道路は、それは当然やっていかなくてはならないということの中で強く言いましたが、それはわかっている、はっきり、いいですよ、予算はつけますよと。だからそこまで石原さんも言っていただいたわけです。それで道路を欲しがっているのは建設業と首長だけじゃないかということは、これはそのときの立場の中でそう言わざるを得なかったということまで言ってくれました。だから反対ですから、一緒ですから、我々は一緒ですから、いいですよ、どんどんそれは予算はつけますよということです。そこまで言ってくれたわけです。
 それで私は、きのう実は国土交通省鳥取河川国道事務所の安田所長と、それから引き続いて、姫路鳥取線用地事務所の大谷所長に会いに行きました。それで、状況等を話して、結果はこういうことでしたよということで、よろしくお願いしますということを述べて、その状況等を聞きたかったわけですから行ってまいりました。
 それで、まあそれはいいですけれども、これからの対策として、私は、今、西道路が17年に予算をつけて、それからこれから測量なり用地買収にかかるわけですから、一部でも用地買収ぐらいはかかってもらいたいと思います。まずそれが1つ。それから18年は中山名和の半分までこれは18年していただいたわけですから、あと半分と西から青谷までが残っているわけですね。だから少なくとも18年は中山名和。19年を西道路から青谷、それから20年に中山名和の半分をやっぱりやるということで、継続性を持って、これはやっぱり20年にかけて、そういうめどを持ってやっていただきたいと思います。そうしてもらいたいと思います。

○石黒委員
 それはもう返事はもらった。だからそれはいいのだけれども、だからもう一遍。

●田所県土整備部長
 先ほどちょっと長目にお話ししましたけども、ポイントだけ申し上げます。
 国の事業ではありますけれども、国だけに任せるのではなく、国と県と地元の市とが一緒になって、何とか早く入り口である用地買収ができるようにしたい。やっぱりそれがないと予算を先に持てませんので、できる限りこれまで以上にやっていきたい。実は来週も国と県と市でその実務的な打ち合わせもすることにしています。
 今の鳥取青谷の7キロ区間について、これまでも県もいろいろ足を運んだり、苦労もしてきました。ただまだ完全には、あるところまでは話がかみ合ってきましたけれども、まだ完全には話が調ってきませんので、これまで以上によく知恵を出し合いながら、3者話し合いながらやっていきたいということを思います。

○小玉委員
 それをするためには、やっぱり西道路もこの9キロの実績をつけないといけないわけです。だから、そのためにはどうしても大満の問題があるわけですけど、そのほかの地域は、問題点がある箇所もあると思いますけれども、比較的私は協力的だと思っておりますので、後はやっぱり用地買収ぐらいはそういうものを実績を出していただいて、18年、19年、20年と継続をしてやっていただきたいと、これを強く要望します。
 それからあわせて、これは要望書には入れてませんでしたけど、鳥取-豊岡-宮津も、これは口頭で強く言っていますので、これは局長も、それから石原さんも、これも引き続いてやろうということで言っていただいておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

◎生田委員長
 私も若干手短で。
 せっかく私も議長と小玉委員と同行したものですから言いますと、今おっしゃったとおりでございます。本当に谷口道路局長もぜひ来ていただきたい、実情を見ていただきたいということを強く小玉委員、議長もおっしゃったわけでありますが、必ず鳥取にお邪魔したい、その実情を見させていただきたいということもつけ加えられました。
 もう一つは、議長が日本海新聞に3月23日にいわゆる道路財源の関係についておっしゃいました。これにつきましては地方六団体がやっぱりそれぞれの各県で、その六団体がこれを浸透させて、そうした運動を強く起こしてほしいということをおっしゃいました。
 それから、全国の議長会の事務総長さんのところにも行かれましたら、やっぱりそのようなことをおっしゃいまして、各県で、鳥取県のあの記事は参考にして、そうしたことも強く訴えていただきたい、そうすることが道路事業が促進されることにつながるんだということもおっしゃいました。
 そういうふうなことで強く訴えてまいりまして、石原前国土交通大臣のおっしゃいましたのは、自分はやっぱり鳥取県の実情を見させていただいているということもつけ加えられたところでありまして、非常に心強い回答をいただいておりますので、局長さん以下、関係の皆さん方が力を合わせて、ひとつ頑張っていただきますように委員長の方からもお願いを申し上げたいと思います。
 大体終わったようでありますが……(発言する者あり)
 委員並びに執行部の方で何かありませんか。

●桑田河川課長
 各委員さんのお手元に水没から再生へのアプローチということで、旧中部ダム予定地域振興協議会が出しました本の別冊を配付させていただいております。3月9日の常任委員会におきましてこの報告書をお出ししまして御説明しましたところ、各委員さんの方から県議会での審議内容等も整理しておくべきではないかという指摘を受けました。それで、旧中部ダム予定地域の振興計画に係る議会審議の足跡ということで別冊をつくらさせていただきました。今後このようなことのないよう注意してまいりたいと思っておりますし、また今回、作成しました別冊につきましては、各関係機関の方にも別途配付させていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。(発言する者あり)

◎生田委員長
 そういたしますと、次回の閉会中の常任委員会でありますが、次は5月19日金曜日、午前10時から開催の予定でありますのでよろしくお願いしたいと思います。
 意見も尽きたようでございますから、委員の皆さんには御相談したいことがありますので、この場にお残りいただきたいと思います。
 以上で終わりたいと思います。執行部の皆さん、どうも御苦労様でした。
 (執行部退席)
 それでは、委員の皆さん、御相談申し上げたいと思いますが、平成18年度の第1回の県外調査についてでございますが、本年度の第1回県外調査につきましては、去る3月23日開催の当委員会におきまして、5月15日から17日の3日間、石川県等を視察地とすることで決定させていただきましたが、お手元に配付の資料のとおり、視察先を富山県及び石川県とすることでいかがでございましょうか。委員の皆さんの提案あればお聞かせください。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでございますが、それでは計画どおり富山県と石川県。それから、視察内容につきまして、この線で準備を進めていただきたいと思いますが、よろしゅうございますか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、次に第1回の県内調査です。県内調査については6月定例会後の7月中旬から9月定例会までの期間になると思いますが、視察日程、視察場所、視察内容につきましては、委員の皆さんから御提案があればお聞かせいただきたいと思いますが。

○石黒委員
 まだ日にちがありますから、ぼちぼち。

◎生田委員長
 ああそうですか。
 それでは最後に、岡山県土木委員会との合同会議でありますが、昨年は11月ごろに、岡山県と合同会議を開催しております。したがって、鳥取県の番でありましたが、ちょうど委員の皆さん方、ブラジル方面に国外の視察に出られた関係もあって、岡山県で、鳥取県担当を岡山でやっていただいたところでございまして、ことしはいわゆる岡山県が当番ということになっております。その日程調整等につきましては、委員長等にお任せいただきたいと思います。(発言する者あり)
 じゃあ岡山県と調整を図って……。

○石黒委員
 岡山は2年連続してやってくれるのか。

◎生田委員長
 ええやっていただけると思います。

○石黒委員
 去年はやったんだから今度はこっちでやんなさいと……。(発言する者あり)

◎生田委員長
 いや、岡山に決まっています。(発言する者あり)
 では、以上をもちまして土木委員会を閉会いたします。御苦労様でした。
 

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