平成18年度会議録・活動報告

平成18年8月8日(火)

交通・通信基盤整備調査特別委員会 県内調査の概要報告

1 調査日時
  平成18年8月8日(火)
2 調査箇所
 ・JR米子駅
 ・米子空港
 
3 調査委員
  廣江委員長、藤縄副委員長、米井委員、斉木委員、横山委員、初田委員、
  鍵谷委員、福間委員、杉根委員、上村委員、野田委員
4 随行者
  鳥取県議会事務局議事調査課  主幹 金涌文男、副主幹 山口 博
 

JR米子駅

JR米子駅

米子空港

米子空港

 JR米子駅の関係では、従来、県議会とJRとの意見交換をする機会がなかったことから、JRに関する幅広い調査項目について、特別委員会として初めて意見交換等を行った。
JRから会社概要及び主な取り組み等について説明を聴取した後、委員からあらかじめ提出された意見・要望事項に対してJRから回答をいただくとともに、質疑応答においても活発な意見交換が行われた。
ダイヤ改正や停車駅等の問題、駅のバリアフリー化の問題などについてのJR側からの回答は、誠実ではあったものの、県民の意見を考慮すれば十分満足のいく内容ではなかったが、ある程度論点が集約されたのではないかと思われる。また、JRに対し、バス会社やタクシー会社等の他の交通機関と連携をとっていただき、県民の交通をサポートしていただくよう提言・要望するとともに、乗客・県民に対するサービス対応について、もっと見直しを求める意見も出されたことは、県民の声を反映させる立場からも良かったのではないか。
今回ある程度集約された意見・要望項目について、再度の意見交換を行う必要や、伯備線へのフリーゲージトレインの導入に当たっては、JRからの情報提供や助力が必要であるので、今回のようなJRとの話し合いの場を今後もどんどん持ちたいと考える。


 米子空港の関係では、JR境線付替工事の調整の遅れによって滑走路延長の供用開始が目標とする平成20年度より遅れるとの新聞報道については、誤報であるとの説明があった。しかしながら、供用開始時期が目標どおりとなるか否かは、他の競合空港間における国の予算配分次第ということであるので、県議会として、今後とも平成20年度供用開始に向け国等に対し働きかけをしなければならないことを改めて認識した。
 また、米子空港新駅の設置に伴う新駅と空港ビル間のアクセス施設については、現在、美保飛行場アクセス高度化検討委員会において3つの案が示されているとのことであるが、今年度中に決定されるとのことであるので、費用や費用負担、設置後の管理主体等に関心をもって注視していく必要がある。
 さらに、滑走路延長に伴い国内線及び国際線の増便や機材の大型化が実現すれば、現在の空港ターミナルビルは、手荷物受け取り場所、到着ロビー及びCIQの対応など手狭であり、施設の入れ替えも含めて増改築をする必要があることが分かった。

 各調査先では質疑が活発に行われるとともに、委員から数多くの指摘、提言等もなされた。調査先での指摘等については、引き続き特別委員会でも改善状況等を確認していきたい。

 

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