平成20年度議事録

平成20年4月21日会議録

出席者 委員長
副委員長
委員
興治 英夫
森岡 俊夫
錦織 陽子
斉木 正一
湯原 俊二
山根 英明
藤井 省三
小谷 茂
欠席者 委員 前田 八壽彦


以上 出席委員 8名
欠席委員 1名
 


説明のため出席した者
 門前商工労働部長、河原農林水産部長、足田労働委員会事務局長外次長、課長

職務のため出席した事務局職員
 山本課長補佐兼主幹 前田主幹 田中副主幹



1 開会   午前10時03分

2 休憩   午前11時58分

3 再開   午後1時02分

4 閉会   午後2時38分

5 司会   興治委員長 

6 会議録署名委員  斉木委員  錦織委員

7 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり

 


午前10時03 開会

◎興治委員長
 皆さん、おはようございます。ただいまから経済産業常任委員会を開会いたします。
 本日の日程に入る前に、委員の皆さんのお手元にありますミネラルウオーターを御紹介させていただきます。
 お配りしております資料のとおり、このミネラルウオーターは、江府町にございますサントリー天然水株式会社奥大山ブナの森工場において製造されたものであり、県議会に対してサンプルの提供がございました。
 委員の皆さんに御賞味いただくとともに、今後PRにも御協力をお願いします。
 本日の日程は、お手元に配付しております日程表のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、今回の常任委員会は、執行部の入れかえを行うこととし、最初に農林水産部について、次に商工労働部・労働委員会について行います。
 まず、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の署名委員は、斉木委員と錦織委員にお願いします。
 次に、4月1日付の人事異動に伴う新任の執行部職員の紹介をお願いします。

●河原農林水産部長
 おはようございます。4月1日の人事異動で半分以上の農林水産部の幹部のスタッフがかわりましたので、紹介をさせていただきます。
 まず、事務次長の有田裕でございます。

●有田農林水産部次長
 有田でございます。どうかよろしくお願いいたします。(拍手)

●河原農林水産部長
 技術次長の鹿田道夫でございます。

●鹿田農林水産部次長
 鹿田でございます。よろしくお願いいたします。(拍手)

●河原農林水産部長
 新しくできました農林総合研究所の所長、足立恵一でございます。

●足立農林総合研究所所長
 足立でございます。よろしくお願いします。(拍手)

●河原農林水産部長
 農政課長、西山信一でございます。

●西山農政課長
 西山でございます。よろしくお願いします。(拍手)

●河原農林水産部長
 農業大学校校長、藤原明康でございます。

●藤原農業大学校校長
 藤原でございます。よろしくお願いします。(拍手)

●河原農林水産部長
 農林総合研究所企画総務部長、今岡誠一でございます。

●今岡農林総合研究所企画総務部長
 今岡です。どうぞよろしくお願いします。(拍手)

●河原農林水産部長
 経営支援課長、岸田悟でございます。

●岸田経営支援課長
 岸田でございます。よろしくお願いします。(拍手)

●河原農林水産部長
 生産振興課長、今井敏彦でございます。

●今井生産振興課長
 今井でございます。よろしくお願いします。(拍手)

●河原農林水産部長
 耕地課長、中村均でございます。

●中村耕地課長
 中村でございます。よろしくお願いします。(拍手)

●河原農林水産部長
 耕地課地域農業基盤室長、清野哲生でございます。

●清野地域農業基盤室長
 清野と申します。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

●河原農林水産部長
 林政課県産材販路開拓室長、﨏田淳一でございます。

●﨏田県産材販路開拓室長
 﨏田と申します。よろしくお願いいたします。(拍手)

●河原農林水産部長
 水産課長、山本達雄でございます。

●山本水産課長
 山本でございます。よろしくお願いいたします。(拍手)

●河原農林水産部長
 水産課水産振興室長、古田晋平でございます。

●古田水産振興室長
 古田でございます。よろしくお願いいたします。(拍手)

●河原農林水産部長
 市場開拓局食のみやこ推進室長、三木教立でございます。

●三木食のみやこ推進室長
 三木でございます。よろしくお願いします。(拍手)

●河原農林水産部長
 以上、フレッシュマンの紹介でございました。よろしくお願いいたします。

◎興治委員長
 それでは、本日の議題に入ります。
 なお、質疑につきましては、説明終了後に一括して行っていただきたいと思います。
 議題1、平成19年度チャレンジプラン支援事業の実施概要について、尾崎企画調整室長の説明を求めます。

●尾崎企画調整室長
 それでは、農林水産部の提出資料1ページをお願いいたします。平成19年度のチャレンジプラン支援事業の概要についての御説明でございます。
 平成16年度からチャレンジプラン支援事業を実施しておりますが、平成19年度は全体で39件の支援を決定をいたしました。新規プランは25件、継続プランは14件ということで、県補助金の総額は8,674万4,000円ということでございます。
 下の方に表に掲げておりますが、支援事業をプラン別に見ますと、稲作等の水田農業に関するものが最も多く16件、それから野菜生産に係るものが8件というふうになっております。
 また、本年1月より原油高騰に係る取組について支援をいたしました。
 平成19年度は2件ございまして、1件は鳥取市気高町におきまして自給飼料のトウモロコシの増産に係る酪農経営の経営安定ということと、あと1件は大山町のバラの切り花花粉栽培における省エネルギー対策プランということで、ビニールハウスをトータルで3層にするというふうなものがございました。
 5でございますが、今年度の取組ということで、平成20年度におきましては地域における産地育成プランということで支援の内容を拡充しております。具体的には1プラン当たりの上限を1,500万円から3,000万円に増額するというふうなものでございます。それからあと、これまでチャレンジプラン支援事業の中に集落営農やナシ品種の新品種の取組についての支援が入っておりましたが、これについては別途、多様な集落営農支援事業でございますとか次世代鳥取梨産地育成事業といったものに特出しをいたしまして支援することとしております。原油高騰に係る取組については、平成20年度も引き続いて支援を実施することにいたしております。
 はぐっていただきまして、2ページ目でございます。平成19年度のチャレンジプランの中で2事例について御紹介をさせていただきたいと思います。
 まず1つ目は、米の生産販売に対する取組でございます。智頭町の有限会社田舎屋さんというところが取り組まれたものでございます。中身は、智頭町内におけるブランド化ということで、地域活性化のねらいといたしましては、建設業の方が平成18年3月に法人を設立されまして、農地を借り入れて農業経営をスタートされたというものでございます。プランの目標は5年間ということで、具体的には特別栽培によるこだわり米の生産・販売というものでございます。また、そういった中で地域の雇用を創出するということで、従業員を90人雇いたいというふうな目標を掲げて取り組まれておられます。具体的なものでございますが、特別栽培米の生産の取組の拡大と技術向上、また精米設備の導入、それから氷温庫の導入ということで、トータル事業費が416万円余でございます。
 下の方に移りまして2つ目で、「琴浦町からイチゴ発信!プラン」ということで、苺工房ファームむらかみさんというところです。20年間のサラリーマン生活から一大決心をされまして平成13年から本格的にイチゴ栽培に取り組んでおられます。当初は二十世紀ナシとイチゴと両方だったのですが、平成15年からイチゴの一本化ということで経営をされまして、それに対して支援をしております。経営規模の拡大ということで、ハウスも最初5棟、18.5アール持っておられたのですが、それを7棟にふやしてトータルで25アールに拡大する。また、高設栽培ということで棚を設置してイチゴ栽培をするということでの売り上げの確保でありますとか、雇用の確保ということで、現在雇用が2人を4人にふやしたいということを目標として掲げておられます。プランの主な取組として、先ほど言いましたが、高設施設、棚をつくって栽培をされる取組による新作型の導入や島根や関西への販路拡大、それから観光農園の取組というふうなことで、トータルで756万円余の事業費での支援をしております。

◎興治委員長
 議題2、鳥取県梨産業活性化ビジョンの策定と推進について、今井生産振興課長の説明を求めます。

●今井生産振興課長
 3ページ、鳥取県梨産業活性化ビジョンの策定と推進について説明させていただきます。
 これまでの常任委員会でもお知らせしたとおり、県の農業生産の振興を図るために、米、ナシのビジョンをつくるということを推進しているということをお伝えしておりましたが、今回いち早く「鳥取県梨産業活性化ビジョン」、既に机の方にお届けしていると思うのですが。カラー写真がついたビジョンをお渡ししております。
 鳥取県のナシ産業というのは、昭和58年をピークに当時の3分の1にまで減少してきている状況になっておりまして、これを何とか打破しなければならないという状況です。このナシ産業の再活性化を図るために実は試験場の方で平成元年からナシの新品種づくりをやってまいりました。農家の皆さんに聞いてみますと、二十世紀ナシよりちょっと早く出る青ナシが非常に欲しいということもおっしゃいますし、そういうことで品種目標を二十世紀ナシより早い8月のナシということに置きまして、二十世紀ナシより糖度が高いナシ、そういうことで品種育成を進めていたわけですが、試験場の方で青ナシ5種、それから赤ナシ2種のナシを新品種として登録されました。今回のビジョンは、この従来からある二十世紀ナシに加え、この新しい新品種によりまして鳥取県のナシ産業を再度活性化させていくというプランであります。
 表紙の方を見ていただきますと、真ん中に鳥取市の北脇永治さんが104年前に導入されました二十世紀ナシの写真も掲げてありますし、周りに新品種、4種しかここでは載せておりませんが、こういった新しい品種によりまして鳥取県のナシ産業をもう一回盛り返すのだという意気込みで写真を掲げております。右の下には研修会の様子、右の上は梨ゼリーというふうなことが読めますけれども、こういう加工食品の材料として利用いただくことで観光振興にも一役買いながらナシ産業を活性化し、ひいては鳥取県全体の産業を活性化するという意気込みであります。
 今述べたことがこのビジョンの内容になるわけですが、ビジョンの概要としましては、4ページの方に掲げておりますけれども、実はこれにつきましては12月の常任委員会に紹介したということもありますので、また御確認いただきたいと思います。
 3ページの方に戻りますと、今後の対応ということで掲げております。梨産業活性化ビジョンにはいろんなことが盛り込んであるのですが、当面の課題としてこの3つを重点的にやっていくということで下の方に掲げております。
 県育成オリジナル新品種の産地化とブランド化。この部分では20年からの新規事業、次世代鳥取梨産地育成事業、これによりまして産地化を進めていって、将来的には200ヘクタールの新品種産地を目指すということにしております。それから(2)の方では高品質で安心なナシを安定的に供給する体制づくりとしまして、平成20年の新規事業のブランド「ザ・二十世紀梨」事業、これによりましてゴールド二十世紀やおさゴールドの高品質化や生産安定を進めていく。それから予算化ということではないのですが、選果・集出荷体制の効率化を求む声が非常に多くあります。選果経費を削減するための効果的な選果場、集荷体制を検討していきたいというふうに考えております。
 ビジョンによりまして、将来的なビジョンを持ちながら、近年ではこういう新しい事業によって二十世紀ナシ産地の再興を目指したいと思っているところであります。

◎興治委員長
 議題3、鳥獣被害及び対策の取組状況について及び議題4、ヌートリア・アライグマ防除の取組について、大西鳥獣被害対策担当参事の説明を求めます。

●大西参事(鳥獣被害対策担当)
 鳥獣被害及び対策の取組状況について御報告させていただきます。
 5ページです。初めに、昨年度の鳥獣による農作物等の被害額です。9,500万円ということで前年の77%に減少しております。鳥獣的には依然としてカラスとイノシシの2つの獣類が被害の中心であります。ということで、捕獲なりさくの設置等の対策が県下各地で進められているところでございます。
 被害額です。傾向としては、下の図にありますように漸減傾向で推移しております。ただ、シカについては、被害額は約200万円で他の鳥獣に比べますと少ないのですが、個体数、生息域とも拡大傾向にあります。ということで現在有害捕獲やネットまたはさくの設置等を進めているところであります。
 外来生物のヌートリア、アライグマです。この2種も非常に分布が拡大しておりまして、捕獲を進めているところであります。ヌートリアに至りましては、真ん中のグラフに書いてありますように838頭、これは去年の倍で過去最高であります。現在、さらに捕獲の徹底を図ろうということでの体制づくりを進めているところであります。これにつきましては次の項目で説明させていただきます。
 6ページ、対策の指導体制づくりということで、平成17年度に相談窓口を設置しておりますし、総合窓口に専門員を配置しまして指導に努めているところでございます。
 また、(2)に書いてありますように、単県事業などを使いまして支援を行っております。
 続きまして、7ページ、ヌートリア・アライグマ防除の取組について御報告させていただきます。
 ヌートリアにつきましては、ほぼ県内全域の水辺に生息しておりまして、8ページの図1のように捕獲の徹底を図りながら、図2にありますようにようやく被害の状況を頭打ちにしているといいますか、増加を防いでいるというような状況にあります。
 それとアライグマにつきましても、図3のように捕獲の徹底を図っているところであります。
 7ページに戻ります。現行の支援整備としましては、単県事業で捕獲用具への補助とか有害捕獲への補助、あるいは捕獲奨励金の交付ということでの支援をしているところであります。これら両種とも農作物だけではなくて生態系などにも非常に被害を与える外来生物であり、繁殖力が非常に旺盛でありますので、徹底して捕獲をしないと被害を受け続けるため、捕獲、殺処分をずっと続けなければいけないということで、今回県、市町村、住民等が一体となって防除を進めるため、県として指針を策定したものであります。
 指針につきましては、お手元にお配りしております。
 主なねらいとしましては、傍線を引っ張っておりますが、外来生物法という法律がありまして、防除実施計画を市町村ごとに策定していただく。策定メリットのところに書いてありますが、有害捕獲許可を受けずにヌートリア、アライグマを捕獲できるように、あるいは狩猟免許を持たない者も捕獲に従事できるようにしようというものであります。
 指針には、計画の目標、捕獲方法、捕獲体制あるいは役割分担等を記載しております。
 あわせてマニュアルも策定して、防除技術の普及を図っているところであります。
 先週の金曜日に北栄町で町主催の講習会が行われました。県の専門員も派遣しまして技術指導を行ったところであります。この1日だけで40名の方が従事者として登録されております。 現在、県内では11の市町村で計画の策定作業に入っているということを聞いております。県としましても市町村の計画づくりの支援なり講習会等への技術指導を支援していきたいと考えていきます。

◎興治委員長
 議題5、「とっとり共生の森」協定締結について、嶋沢森林保全課長の説明を求めます。

●嶋沢森林保全課長
 9ページをお願いします。「とっとり共生の森」協定締結についてということで説明いたします。
 今回通算で10社目となりますが、NTTドコモ中国さんが「とっとり共生の森」協定について、あす、調印の運びとなりましたので、御報告させていただきます。
 調印の場所は米子コンベンションセンター、交流の拠点ということでございます。
 1点訂正をお願いします。協定目的のところに丸が3つございます。一番下で「県と市」というふうに書いておりますが、これは間違いでございます。伯耆町、町でございますので。「県と町」ということになります。済みません。
 協定内容でございます。協定期間は10年間でございます。
 一応金額としましては、大体300万円程度を見込んでおられるということでございます。
 場所は、伯耆町坂長ということでございます。
 面積は、2.8ヘクタール。
 所有者は、グリーンパーク大山株式会社ということでございます。
 主な活動としましては、広葉樹の植栽とか枯れ松の処理が主になっております。
 ドコモさんの保全等の取組でございます。現在、ドコモの森は今、全国36カ所ございますので、今回は37カ所目になります。中国地方では、本県で4県目ということになります。
 今後とも先般常任委員会でも意見いただいたように参加企業のPR、それから新規参画に向けまして努めてまいりたいというふうに思います。

◎興治委員長
 議題6、日韓水産セミナーについて、山本水産課長の説明を求めます。

●山本水産課長
 10ページをお開きいただきたいと思います。日韓水産セミナーについて御報告させていただきます。
 これは今、鳥取県と江原道との水産セミナーということで、毎年交互に開催しているところでございますが、20年度は鳥取県で開催するということでございます。
 期日は、5月28日を予定しております。
 まず全体的な日程といたしまして、27日に来県いただき、30日まで県内の方に滞在していただくことにしております。
 訪問団としては、江原道環東海出張所の全榮晩所長を初め11名の方が参加いただくことになっております。
 セミナーの概要でございます。
 場所といたしましては、鳥取市のとりぎん文化会館で行うこととしております。
 内容的は、意見交換会と事例発表、それから交流事業という三本立てで考えております。鳥取県側は、そこにございます鳥取環境大学の加々美先生初め3名の方が発表をしていただく予定にしております。それから江原道側は、江陵大学の学長さん初め3名の方に事例発表をしていただくこととしております。
 ことしの目玉といいますか、売りの一つとしまして交流事業ということで、29日に倉吉市にあります伯耆しあわせの郷で、漁協女性部の支援による料理講習会を実施したいと思っております。内容的にはハタハタとかモサエビなどそういうものを使いました料理講習会ということを考えております。
 いずれにいたしましても、現在締結しております覚書に従いまして、水産資源の持続的な利用ということで意見交換なり事例発表ができるものと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

◎興治委員長
 議題7、県が実施するイカの漁場探索について、古田水産振興室長の説明を求めます。

●古田水産振興室長
 そうしますと11ページをごらんいただきたいと思います。県が実施するイカの漁場探索(燃油高騰対策)について御説明させていただきます。
 これは燃油高騰のために漁場探索のための出漁が困難となっております県内のイカ釣り漁業者に対しまして、ちょうど漁期を迎えつつあります春イカ漁の来遊予測や漁場に関する情報を提供して、燃油高騰下での漁業操業を緊急的に支援するということでございます。
 具体的な支援策の中身は、その後に掲げております二本立てでございます。
 1つは、春イカ漁の来遊予測緊急調査です。これは来遊経路となっております鳥取県沖を西から東に流れます対馬暖流でございますが、この下の方の青い図の各定点におきまして自動イカ釣り機を用いての試験操業と、漁場環境の調査を実施して、イカ釣り業者に速報の形で情報をお伝えするというものでございます。時期は、本日の予定と書いておりますが、きょうの朝の情報ではきょうの午後からの出航予定でございます。24日まで各定点で試験操業して、刻々と業者に情報を伝えていくというものでございます。実施機関は、水産試験場の第一鳥取丸( 200トン)により調査します。この図では現在の漁場は見島沖と書いておりますが、徐々に東に移って、先週末では浜田沖に移動しているという情報が入っております。これが刻々と鳥取県側に近づきつつあるということのようでございます。
 2点目としまして、春イカ漁場の探索調査でございます。これは実際鳥取県におられますイカ釣り漁船を用船しまして鳥取県近海の漁場、鳥取県の方々の漁場になっております春イカ漁場の形成状況、時期ですとか場所ですとかどれぐらいの規模といったようなことを調査して、イカ釣り業者にあまねく情報提供しようとするものでございます。本日午後からイカ釣り業者の方々と具体的な内容について詰める予定でございますが、来週28日以降、漁船による調査体制づくりというものを受けまして早期に開始するという予定でございます。実施機関は、栽培漁業センターでございます。
 一番下のグラフをごらんいただきたいと思います。このグラフは平成15年から20年の境港での19トン以下の小型イカ釣り漁船の水揚げの実績でございます。例年4月にピークを迎える春イカの漁でございますけれども、今年度はどうもおくれておるということで、これがいつ来るかというのがなかなかわからない中で、リスクをかけた漁場探索が漁業者の方ではできにくいため、これを御支援しようという内容でございます。

◎興治委員長
 議題8、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告について、中村耕地課長の説明を求めます。

●中村耕地課長
 お手元の資料の最後の12ページをお願いいたします。この工事につきましては19年度の繰り越し工事でございます。現在、国営東伯事業の畑地の末端のかんがい施設を順次整備しております。その一つとして今、畑かん280ヘクタールほどの整備といたしまして県営加勢蛇西2期地区畑地帯総合整備事業を19年度にスタートしております。その工事の1件の報告でございます。
 工事名は、県営加勢蛇西2期地区畑総(8号ファームポンド)工事。
 場所は、東伯郡琴浦町杉地で、光好ゴルフ場のちょっと上の方でございます。
 契約の相手方は、こおげ建設株式会社。
 契約金額は、1億1,224万5,000円。
 工期は、3月26日から11月25日でございます。
 工事内容につきましては、畑かんのファームポンド。ファームポンドというのは貯水槽みたいなもので、大体直径17メートルで高さ7メートルぐらいの円筒形のコンクリート構造物の貯水槽でございます。それからポンプ室建築、ポンプ室の建屋のみでございますが、1棟でございます。
 入札方式につきましては、制限つきの一般競争入札を行っております。

◎興治委員長
 それでは、ただいままでの説明について質疑、御意見をお願いします。

○湯原委員
 3点ほど。
 1点は、2ページの件です。ブランド化という言葉に、僕は別にひっかかるわけではないですが、整理していただきちょっとコメントいただきたいわけです。ブランド化で、これから発展して。ちょっと話が脱線したらごめんなさい、申しわけないですけれども。ブランド化ということがやはりよくわかるのは大山ブランド、あるいは山陰ブランドや鳥取市がされているもの。それから個々のブランド化ということでは、智頭のやまがというと言葉が悪いのですが、田舎屋さんがつくった米というのもブランド化だし、一番小さい単位のもとの生産者が一人一個という言葉だと思います。片一方で、市場においては市場の規模に応じましてある程度ロット、つまりボリュームがないとブランドができないということもあります。この間もSC鳥取のユニフォームにある大山黒牛でしたでしょうか、こういったブランドあります。関西でも大阪の方に流れていく場合と神戸に流れていく場合の違いもあるのかと思いますが。民間の皆さんがやることなので、県がこういうブランドにしなさいという断定的なことは、県としてもちろんこれはしてはいけないことだと思いますか、ある一定程度、税金が出ている中で、ふわっとしたようなことでもいいですし、あるいは県としてはブランドとしてはこういう整理の仕方をしていますよという形もある程度ないと、大山ブランドというの関東では「ダイセン」ということは売れていないでしょうが、山陰というブランドは確立されているのでしょう。その辺りの県としての見解をぜひ。また、今あればそれを教えていただきたいです。もちろん畜産と普通の農産物、果樹とはまた違うものになりますし、観光になるとまた違ったことになるとは思いますが、何かしらの、何かほわっとしたしたものでも整理してあれば。この間SC鳥取のユニフォームの胸のロゴを見たものですから。あれがいい悪いというわけではなくて、どういうふうに売っていくのかなというふうに思ったもので、コメントいただけたら。
 2点目は、共生の森で。たびたびひっかかるわけではないのですが、今回の地権者は、グリーンパーク大山、民間なのです。これは民間でも構わないですね。(「はい」と呼ぶ者あり)逆に言うと、民間の責任ではないのか、地権者の責任ではないのかなと思ったりもするので、それについてちょっと見解を。私は、どちらかというと県有林とかいった公の林においてなかなか手が回らないと言ったらおかしいですが、民間のお力を借りるというふうに思っていたものですから。民有地に対して民間が入って、そこで県とか町と提携をしてメンテナンスといいますか、そういうことをして。そこまで広げているのですねということの確認をさせていただきたい。
 最後に、11ページのイカの関係です。効果としては。僕は素人なのでわからないですが、ある程度近くまで行って情報を流してもらって、そこに駆けつけるのか。その辺のことを。ちょっと僕はどういう感じでとらえたらいいのかなということが、いまいちわからないのです。どの程度、特に船団を組んで多分イカなどはやっているのではないかなと思うのですが、民間の会社などでもこういうことはやっていないのかなと思ったりもするのです。その辺についてちょっとコメントいただけたらと思います。

◎興治委員長
 では、答弁お願いします。

●河原農林水産部長
 とりあえず担当から答えてもらって、補足があれば私の方で。

◎興治委員長
 ブランド化からいきますか。

●尾崎企画調整室長
 ブランド化です。県としての考え方ということなのですが、この場合の智頭町の取り組みというのは基本的には田舎屋さんの取組です。「やまが米」という取組をされている。それを県として審査会を開いて認定をしたものでございます。
 ブランド化についての定義については、今はちょっと整理が十分手持ちを持っていないので、また後日報告させていただきたい。

●嶋沢森林保全課長
 共生の森についてでございます。県有林でまずやっているのは全日空さんでございます。それから鳥取ガスさんは市行造林でやっておられます。あとは大体財産区など地区で所有しているもの、そういうところが多いです。そういうものも対象として今、候補地として上げております。

●古田水産振興室長
 イカ釣りの漁場探索のやり方でございます。今、主にやっておられる19トン以下の小型船の沿岸漁業者は、個人個人でやっておられます。それで、漁期の初めに試し釣りで何度か出られました。これまでも既に何回か出られているのですが、沖に出られて重油をたいて集魚灯をともして釣りをしてみたけれど、釣れずに帰ってくるということで、かなり赤字が続いていて、これ以上は試し釣りに個人負担、リスクをかけられないという状況が続いておられるということでございます。そこで代表に、これまで個々に試し釣りして、だれかが釣ったらそこにみんなが場所を察知しながら集結していくということでございましたけれども、これを代表に出ていただいて、それで情報はあまねく仲間の漁船の方々に提供する。それに基づいて翌朝から皆さんがここに出漁しようということで、効率的に漁場を探索しようというものでございます。

●河原農林水産部長
 では、ブランドの件だけ補足させていただきます。
 今、企画調整室長が申し上げたとおり、このブランドについてはいろんな考え方があるものですから、県としてこうやって、こういう一本の道でブランド化を図るというのは、今正直言って整理ができておりません。
 ですので私のちょっと考え方だけ述べさせていただくと、ブランド化というのは本当は消費地の方からつくっていただくことが一番いいブランドなのかなというふうに思っています。このいい例が「大山地鶏」というものです。これはどちらかというと関東圏の方から、自然発生的に、消費地の方から出てきた。こういうぐあいなのが本当にいいのだろうなというふうに思っておりますが、そうは言ってもそれを待っているだけではなかなかブランド化は図れないということで、今考えていますのは一つは、地域ブランド、例えば「大山ブランド」のようなある一定の場所でいい品物がありますというブランド化。それからもう一つは、県全体である程度一定の商品が一定の量きちっと出ていく「食のみやこブランド」みたいな、ぼやっとしたやり方。それからもう一つは、規格とかを定めるそれをクリアしたものだけにつけるといった、ある程度ハイレベルなブランドです。例えば肉質が幾ら以上のものとか、果樹でいいますと糖度が幾ら以上で大きい。こういった大きくいえば3つぐらい。ぼやっとしたブランド化、それから地域のブランド化、それから基準を持ったブランド化の3つのやり方があるのかなというふうに思っております。ただ、これを県でもうちょっと論理的にこうやっていこうというのはまだ整理できていないという状況で、いずれ今みたいなことを整理して、考え方をきちっとしていきたいというふうに思っております。

○藤井委員
 ブランド化のことで、言われる趣旨は何となくわかるのですが。ナシのところでもいろんなところにもブランド、ブランドということが書かれております。部長答弁においてさえ、やはりあいまいですよね。湯原委員の言われたことの中で広域とらえていくというのは、特に山陰というレベルで、ナシが県に限らずいろんな。特に畜産にしてもそうですが、県同士で争っているのではなくて、双方のよいところを品種改良していくといったことは……。にもかかわらず当のブランド、ブランドと使っている人たちの定義が非常にあいまいだということを、ここで初めて気がつきましたが、本気で取り組んでもらわないといけないという気がしました。確かに大きければいいということではなくて、非常に小さなエリアで特色を出すということにもなるのでしょうし、いろんな定義の仕方があるし、それに基づいてつくっていく必要があるのだなというふうに思って。大体趣旨ではわかっていただいたと思いますので。
 チャレンジプランです。これは極端な質問ですが、いろんな補助基準があって、総合してこの金額ということになっているわけですが、それは平均すると何%程度になるかということを教えていただきたいということが一つ。
 それからナシのことなのですが、一つの傾向があるわけです、流れが。これに対して必死にに抵抗しているという感じなので、抵抗して抵抗しきれるような話なのですかということです。確かに今後の対応ということの話をしていても、何かこの表現ですぐ効果が想像できるようなものは特に見えていないです。こういう作文をされるのは結構だけれども、その流れというものをどう読んで、どこに落ちつけて、どうやっていくのかという、そこが見えてこないと。こういうものでは成功しないと思いますよ、これからは。そういう意味で自分が具体的に思うのはスプリンクラーです。急傾斜地に、夏場などもタンクを背負って走り回っていますよね。だから防除にしても、それから水を与えるにしてもやはりスプリンクラーをきちんと整備してあげるということは非常に大事なことです。それから、どんな加工品ができるかという、もう私たちも一時期はナシが主食みたいな時代がありましたが、今はもう腐らせてしまうわけで。そういう現状でいくとやはりある程度この流れを受け入れた上でどこでどうやっていくのかということを真剣に、また具体的に考えていく必要があるのではないか。今のこの作文では、どうもその辺がはっきり、そこが見えていないといいますか、そういう感じがするので。その辺について何か御意見がありましたら。

●尾崎企画調整室長
 チャレンジプランですが、平成19年度におきます1件当たりの平均額は222万円程度でございます。事業費ベースでは3倍ですから666万円程度ということになります。

○藤井委員
 30%。

●尾崎企画調整室長
 3分の1です。

○藤井委員
 3分の1。

●尾崎企画調整室長
 そうです。

●今井生産振興課長
 鳥取県梨産業活性化ビジョンにつきまして御質問いただきました。ピーク時から3分の1に、確かにこの20年間で減っておりまして、大変なことだというふうに認識しております。実はこの間に生産者の方も大分減っており、確かに根本策というものが必要というふうに思います。ただ、根本策を考えたときに、やはりナシ産業を活性化するには若木を植えなければいけない。若木を植えるということが一番になるわけです。若木を植えてしまえば、またそれから30年間は産地が活性化する、もつということになります。実はこの資料の中にも入れているのですが、産地として若木が3分の1、実がなる最盛期のナシが3分の1、老木が3分の1、それで老木がなくなれば新しい苗木を植えていくという産地が生き残るというわけなのですが、今回新品種によりまして、また新しいナシを植えるきっかけをどんどんつくろうという取組を仕掛けたところであります。ですから、苗木を植えることによってやはり産地を維持していくということになるかと思いますが、頑張らなければいけないというふうに思っているところです。
 急傾斜のスプリンクラーのお話がありました。以前にもスプリンクラーを設置して防除の労力を省くということで産地を維持しようということを考えた時期がありました。たくさんのところでスプリンクラーも入ったのですが、実は薬剤費の方が高くついてしまうということがありまして、今はスプリンクラーされる方が余りなくなったという状況であります。
 ただ、東伯畑かんの方で新しい防除機、少水量による防除機というのが開発されております。そこはスピードスプレーヤー地帯なのでなかなか現場に入っていくということではないのですけれども、そういう少水量で防除できるような機械もありますので、スプリンクラー散布ということがまた考えられるのかなということもあるのですが、農家の皆さんにとりましては1回入れたスプリンクラーを廃止されたという経過も実はありまして、なかなか難しいというふうに考えております。

●河原農林水産部長
 もうちょっと幅広に私の見解を言わせていただきます。
 藤井委員のお話、今の消費の現場が全然昔と変わってきている。ああいう認識論は全く一緒です。細かいきょうの冊子を読んでいただきますと、消費の志向、昔のように大量に出せばいいという時代は終わったという、そういった現状をまず押さえをしております。
 県のナシは何が問題かというと、そういった消費の現場は変わっているのだけれども、今までのように大量に出し続けてきた。その結果、価格が250円に落ちた。というもののブロッコリーのように省力化が一遍に図れないです。果樹の場合は、手作業を省くことがなかなかできないというので、どうするかということです。そうするときに新しい品種が出てきました。二十世紀も今は非常に上手につくれるようになったということを踏まえて、コストに見合ったブランド化を図って収益がとれるナシ産地をつくっていこうということで。あえてナシ産業という言葉をちょっと使ったのはそのあたりなのですが、まさに同じ委員が言われた認識をもとにしてやっていく。ですから面積が今3分の1になったから、昔のように戻すよという発想は、これは無理があるということで、この中ではうたい込んでおりません。それよりも収益が上がるナシ産業が活性化するという視点で、一応今回のビジョンはつくらせていただいたということであります。
 基盤の方は、それぞれの農家がやらなければいけない付加価値を高めるための網かけですとか防風ネット、こういったものは今回の事業の関係でつくらせていただきましたし、先ほどちょっと課長の方が言いましたが、水、いわゆる給水施設。こういったものについては、例えばきょうも最後の一定額以上工事等で報告しましたけれども、こういった畑かんのあれは逐次基盤整備としてやっていくということでございます。認識は一緒でございます。

○藤井委員
 そうですね、今は少量という時代に突入しましたが、言われているように供給過剰の状態を創出してきたということが大いに問題があったのでしょうね。スピードスプレーヤーが図れるところはスプリンクラーの方が有効なのではないか。

●河原農林水産部長
 ちょっとさっきは言っていないと思いますけれども、スプリンクラーで防除というのはいいのですが、問題は薬液が物すごくかかるということです。今スプリンクラー改良されまして、いろんな型のものが出ています。葉っぱの裏についたりもかなりできるようになったのですけれども、そこに入れる薬液の量が動噴でやるのとは全然違って、結局のところなかなか生産者がそれにのっていけないということがあるというふうに聞いております。非常に薬液がいっぱいかかるということで。

○山根委員
 これは鳥大の先生、何といわれたかな、ナシの先生がおられて、すばらしいナシができて、もう袋もかけなくてもいいし、花粉しなくてもいいしというようなものができたということですが、これも入っているのですかということ。
 今、私も聞いていて、ナシ農家とかナシ生産者とかが「梨産業」というぐあいに呼ぶようになれば何を考えるでしょう。コストとかいった経営を主体に考えるのか、それともたくさんの人が働けるようになるから産業と言うのか。ぐるぐるぐるぐるぐるぐる目先を変えた呼び名で本当にいいだろうか。産業と生産者とナシ生産地と何が変わるのですか。そのあたりをなぜわざわざ梨産業と言うのでしょうね、ちょっと聞きたい。

◎興治委員長
 最初、技術的なものが。

●今井生産振興課長
 1点目の技術的な鳥大の先生の話です。鳥大の先生、田辺教授ということでお世話になっております。実は新品種の中に向かいまして、この左側の端の写真、これは秋栄という品種でして、これが鳥大の育成品種であります。自家結実性、それから糖度が高いということで、やはり地域に受け入れられている品種ということであります。

○山根委員
 もう登録されて、これは植えてもいいわけ。

●今井生産振興課長
 そうです。鳥取県の西部を中心に植えられています。

○山根委員
 それに対する支援はどうですか。

●今井生産振興課長
 今までやってきているという状況です。それからチャレンジプランでもできるというところです。

●河原農林水産部長
 あえて梨産業と使った意味です。これは先ほどもちょっと申し上げましたが、従来の農業は産業であって半分産業ではないような。どちらかといえば収益性というより物をどのぐらいでつくってどのぐらいの量を出したのかということに視点がいっていたのですが、やはりそれでは農業後継者も出てこないし、また収益性という点にもうちょっと主眼を置いて生産者がやっていただく。そういった意味であえて梨産業という言い方をさせていただいています。いきなり産業だから企業、いきなり会社という意味ではありませんので。

○錦織委員
 3点お尋ねします。
 チャレンジプランのこだわりの米の生産・販売ということです。建設業が新規参入ということで、異業種参入ということでの支援をされるわけですけれども、もしかしたらちょっと聞いていたかもしれませんが、この特別栽培のこだわり米ということはどういうことなのかということ。これから始まることだと思いますが、このことについて1点聞きたい。
 それから、5ページの鳥獣被害について。シカは対前年でも非常に被害額も大きくなっています。それで、たしかシカは保護動物か何かで捕獲数が年で何頭とか決められていると思うのですが、それは今、国の規制が緩和されたのか、そこの辺のところをちょっとお尋ねしたい。
 それから最後は、11ページのイカの燃油高騰対策についてです。これは県の支援船による調査なのですが、この事業そのものは国の102億円だかという緊急燃油高騰対策のうちの一つの事業なのでしょうか。それから、これによって漁業者の皆さんはどのくらい軽減できるというふうに考えておられるのか。最初に効果のことがどうなのだろうかと聞いておられたのですけれども、そのことによって出漁を見合わせるというところがなくなるか、どうかなというふうにちょっと考えるのですけれども。そこら辺のところをちょっと聞きたいと思います。
 それで、これはやはり漁業者と相談してやられたと思うのですが、この前ちょっと河原部長さんとお話ししたときに、私たちは燃油の直接支援というのをやはりやるべきではないかというふうにお話ししたときに、燃油の直接支援というのは一過性になりやすいということで、何かもうちょっと国の102億円でしたでしょうか、これを何か利用できないかということを、効果的なものをちょっと検討されているということなのですが、それがこれなのか、まだほかに出るのか。ちょっと計画されて研究されているのかということもあわせてお尋ねをします。

●尾崎企画調整室長
 チャレンジプランの中の特別栽培農産物です。特別栽培農産物につきましては、農薬でありますとか化学肥料を通常使われている量の半分以上減らして栽培するということで、そういった取り組みで特別栽培農産物をつくって。具体的には米ですが、それを販売していかれるということでございます。

●大西参事(鳥獣被害対策担当)
 シカですが、狩猟鳥獣になっております。シカも今非常に個体数が拡大しておりまして、隣の兵庫県では年間被害額が3~4億円ぐらいあると思います。捕獲数が1万6,000頭、兵庫県内だけです。鳥取県内の方にも広がってくるのではないかということで懸念しているような状況があります。そういう状況もありまして、雌ジカについては鳥獣法で今まで狩猟禁止になっていたのですが、昨年の6月に法の施行規則が改正されまして、雌ジカも捕獲できるようになっております。

●古田水産振興室長
 水産課でございます。2点御質問をいただきました。
 まず一つは、春イカ漁の漁場探索が国の102億円の緊急事業の一つなのかという御質問でございました。緊急事業の中にはこういうものは含まれておりませんので、県単独の調査でございます。しかもこれは緊急的に、春イカがまさに来るか来ないかというものですから、現在の業務の範囲内で緊急的にやっていこう、対応しようというものでございます。
 どれぐらいの金銭的な効果があるかという御質問でございます。現在春イカをねらっている5トン以上のイカ釣り漁船は登録で85トンございまして、このうち境地区ですと10トンから19トン、やや大型のものが27隻待機しております。19トン型ですと1回出漁していくと、光をたいて帰ってこられると大体20万円から30万円以上でなければ経費がとれないということを言われております。こういった方々が先々週出られたら10万円もならないということで。85トンそれに掛けると何百万円という数字が出ようかと思いますけれども、規模によってそれが経費が違いますので、いずれにしても100万円、200万円の効果ではないというぐあいに考えております。
 直接支援というお話があって、国の102億円の基金についてどのような使い方がという、どういう利用の仕方があるかという御質問だったと思います。先週、先々週と鳥取県内の各漁業者の方々に2回お会いして、それぞれお集まりいただいて、この102億円をどのように鳥取県で活用できるだろうかという御相談、意見交換をしてまいりました。そういう中でこの102億円大きく3つ柱がございます。一つの柱である現在漁場に出ておられる方々が輪番制ということ、交代交代でお休みして、その間に漁場の生産性を高めるような活動をすることによって、10日に1回休むと10%の燃油削減になるし、その間に次の漁業につながるような活動をしようというような事業がございます。メニューはございますして、それにはかなりの提案がございまして、現在生産者の方々が計画を取りまとめておられる段階でございます。例えば密漁監視だとか、海底の清掃だとか、そういったような活動をしたいというような御要望が出ております。

●安住水産振興局長
 ちょっと済みません。ちょっと補足をお願いします。今、古田室長の方から説明しましたけれども、漁業者の方といろんな御相談したりとかしています。それで場合によっては県でできる支援があれば5月補正でまた検討もこれからやっていきたいなと思っていますので、その節にはよろしくお願いいたします。

○錦織委員
 シカのことです。私は出雲の出身なのですが、あそこはすごいシカの被害がひどくて。久しぶりに行ったら家というか田んぼというか畑というのか、何かもう、自分たちがさくに囲まれているような生活をしているのです。これも被害の対策というのは、ヌートリアとかアライグマとかというのは今回立てられていますけれども、何かこういうものをされているのかどうか。ぱっと見た中ではちょっと私、見つけることができなかったので教えていただきたいと思います。
 今のイカの方は、5月補正に何らかのものは考えているということなのですね。

●安住水産振興局長
 イカだけではなく燃油高騰ということで。

○錦織委員
 燃油高騰ということで。

●安住水産振興局長
 検討していきたいと思っております。

●大西参事(鳥獣被害対策担当)
 シカに対する支援事業ですけれども、資料の6ページ、(2)支援事業と書いてあるところです。単県補助で侵入防止さくの設置あるいは有害捕獲の実施、捕獲奨励金の交付というようなことを行っております。私も弥山産地の方を視察しまして、現状を見て大変だなと思ったのです。県内ではとにかく密度調整、捕獲をしなければいけないということで有害捕獲の支援を引き続き進めていきたいと思いますし、それとさくの設置です。効果的なさくが今までなかったのですが、昨年4月にとっとり式侵入防止さくということで「シシ垣くん」というさくを開発まして、それを智頭町の上市場圃場の方でモデル的に設置しましたところ、全く被害が出なかったということで集落の方も喜んでいらっしゃいました。そういったさくとか、あと網代漁港の方で遠洋漁業の古網が産業廃棄物になっているということを水産課から情報をもらいまして、その網を山林の方で使用してはどうかということで、昨年、網を切りまして、今、智頭町芦津で設置の試験をしているところであります。メーター価格が市販のものより半分以下になると思いますので、その対策についても水産課と連携しながらやっていきたいと思います。

○小谷委員
 まず先ほどより話があったブランドの問題です。大山町では「恵みの里構想」でいろいろブランド品をつくろうという有名な話もある。それから、わかりやすく言えば、大山和牛とか大山黒牛とか、あるいは鳥取和牛、そこの中である意味では量がないのにブランドということで。ちょっと人の名前が出てきますので余り詳しく言えませんけれども、実のところは本当にそのものがある。仮に、アドバルーンを上げて、売れたのはいいがあとはありませんで済むのか。ある意味、無限大にという意味ではないですが、それなりに対処できるような、提供できるくらいの食材が本当に、このブランドにはあるのか。そして商標登録はどうなるのか。そういうところをもうちょっと県がきちんと整理しないとだめではないか。もう、我先に手を挙げた者が勝ちですというような考え方では。いえば大山ブロッコリーで商品化して、ある程度一定量、例えば10億円とか7億円ぐらいといった状況の中であるならいいですし、あるいはナシだって今後選果場が一本になって大山ナシあるいは大山二十世紀とかというふうになるのだろうと想定できる。そういう状況の中だったら供給もできる。でも、そのようなところが本当にできるのか。「大山」という商標登録ができていて、あとは……。要は、私が聞いたところによれば、大山というのは多分、大山ハムさんが商標登録持っていて、大山地鶏は山陰食鶏さんがブランド名を購入されたというような話も聞いたし、定かではないですけれども。はっきりと、その辺のところの定義づけときちんとすべきではないかと私は思います。その答えをまず。
 鳥獣です。きのうも西部の猟友会の会合があったですが、わかりやすく言えば淀江の砕石場のところに3月31日まで有害鳥獣の捕獲をわなをかけていた。そこにイノシシが箱わなで入っていた。会合の中で狩猟期間には有害鳥獣を狩猟税を払っているのだから、有害捕獲は11月1日以降はわなでやっていただきたいという意見も出ていた。何のために税金を払っているのか、あるいはすべてわなをするのだったら、県はもうちょっと入猟税をまけてくれないか。もうそういう状況。
 もう1点は、ヌートリアとかアライグマ、これはだれでも捕獲できる。これもいいことだと思うのだけれども、そこの中で狩猟者との、あるいは地権者との整合性は。わなをどんなふうにやられるか。仮に、狩猟法ではわなにはきちんと名前も書かなければいけないし、だれのものが何番のということもある。ちょっとその辺の説明を聞いてからでないと答えられないところもあるので。また再質問するかもしれないけれども、どんな方法でやるのかということを。本当にとらばさみもやれるのか。あるいは、箱わなだけと書いてあるが。そういう状況の中でもっと猟友会との話し合い、ミスマッチが起きないかというを。
 3,000円と1万円……。これはどこでどういうふうに、何を持っていけは。例えば、足を持ってくるのかしっぽを持ってくるのか。確認方法について。とりあえずそこまで。

◎興治委員長
 では、答弁をお願いします。

●河原農林水産部長
 ブランド化についてお答えいたします。先ほどからたびたび出ていますが、結論から言うと県としてのブランド化に対する考え方というのは、もうちょっとしばらく時間かけて整理したい、なるべく早い時期にしたいなというふうに思っております。ブランド化についての考えも昔のブランド化と変わっているのだろうと思います。昔のブランド化というのは、市場流通、例えは米だったら大規模卸に流れるといった時代でのブランド化というのはそれなりの大量にあってのブランド化だったと思います。今はただ、市場もあるのですか、物によっては外食産業やあるいは量販店のプライベートブランドに近いようなブランド化のやり方もあります。それから、先ほどチャレンジプランでありましたように、ある農業法人が自分ところのこういうつくり方をして、こういう場所でつくったものに対してのブランドというやり方もあります。それから、大山のように地域の人が手を組んで一定のいいものを地域のブランドとして出していることも、いろんな形があると思うのです。その中で商標登録の話などももちろん出てくるのだろうと思います。ですから、いろんな考え方があるので、県なりの考え方は整理をしたい。ただ、最後は何のためのブランド化というと、やはり消費者が安心して、これはこういうものと思っていただけるものではないといけないのですね。高規格で質のいいブランド、あるいはどこかの地域で皆さんがある程度の基準でつくったものというようないろんな形があるので、消費者のことも意識しながらブランド化の考え方を整理してみたいというふうに思います。

●大西参事(鳥獣被害対策担当)
 1点目の有害捕獲についてです。イノシシの捕獲期間は11月から2月ということで、他の鳥獣に比べて1カ月間延長されております。
 わなですが、有害捕獲自体は狩猟期間であればできないというようなことにはなっておりません。基本的には、被害があれば市町村の方に申請してできるような仕組みになっております。ただ、狩猟者との調整ということで、市町村ごとに。そのあたりは狩猟者に協力していただいている点が非常に大きいですので、慣例的にそこら辺でのすみ分けをしてやっておられるというのが実情であります。
 2点目のヌートリアの捕獲についてです。7ページをごらんいただきたいと思います。そこの真ん中からちょっと下にあります防除実施計画の主な内容の捕獲体制のところに、地区ごとに狩猟免許所持者を構成員に含む捕獲体制整備と書いております。必ず地区ごとの体制づくりを進めるときには狩猟者の方を含めてください。捕獲に係る事故が起きてはいけませんので、狩猟者を含む体制を組むようにしております。ちなみに先週の金曜日に実施しました北栄町の説明会、講習会では、狩猟者の方と農業者の方に、一緒に講習を受けていただいております。狩猟者の方からも連携についての御意見がありました。町として捕獲に向けて徹底して進めていこうということでの話が進んだところであります。
 3点目、ヌートリア、アライグマ捕獲奨励金です。これについてはヌートリアは箱わなで比較的容易にとることができます。一方、アライグマについては、なかなか捕獲が難しくて、管理とかも結構時間を要する。明確な積算基礎というのはありませんけれども、そういったことで分けているのが1点です。それとヌートリアも非常に大変なのですが、実は最も脅威なのがアライグマでして、平成14年度に兵庫県では神戸市で2頭捕獲されております。それが平成15年は44頭、3年後の平成18年には2,100頭捕獲されております。もしこのままふえますと鳥取県の特産物のナシとかスイカとか非常に被害を受ける可能性がありますので、今のうちに奨励金を高目に設定してでも捕獲したいと思っております。

○小谷委員
 自分はそんなことを言っていない。どうやって確認して、どういうふうにするかということ。

●大西参事(鳥獣被害対策担当)
 それで確認につきましては、市町村によって差があります。例えば鳥取市さんでは、市の職員さんが現場に行って殺処分のところまで確認してやっておられます。中部あたりはしっぽで確認されるようなところもあります。地域によって状況は違います。いずれにしても負担がかからないようなやり方を市町村ごとに、明確に確認ができるような方法を市町村ごとに考えていただいて、県の方も何らかの情報提供はしたいと思います。

○小谷委員
 先ほどの淀江にある砕石場、メーカーというか会社がすぐわかりますけれども、そういう状況の中で9月、10月だったら水田の網はそれなりに被害がある。例えば3月31日まで有害鳥獣をやる。本当にやるべきなのか、ある意味では。頭数を減らすということでは有害鳥獣なるかもしれないけれども、本当に被害が出ていてやられるのか。だから一年じゅう全部すべて出せるのかという、県の法律では1年に出せるようになって、市町村に委任していますから、権限事務を。その辺のところの調整をやはり、入猟税を払ってやろうと思ったらイノシシとってでも、ある意味ではそれなりにとれた方がいい、狩猟者の方は。あるいは農家の方では、3月とか2月には農閑期であってほとんど作物はないので。ちょっと矛盾するのですよ。要は、個体数を減らすべきか、個体数がおりながらある意味では狩猟者にもとったときに恩恵がこうむる、それなりにあるのかということで。本当に3月31日まで、あるいはもう年間、年じゅう、市町村の権限であり県の権限ではないと言われればそうかもしれませんが、その辺のところをある程度調整すべきではないかという話もある。市町村に言ってくださいよ。県は関係ありませんと言われればそうかもしれませんが、その辺のところをもうちょっとよくお互いに話し合った中で、意見の違いは多少あると思うけれども、調整すべきだと思う。そういうことですので。
 現場に行かせるとか、きちんと確認した方がいいです。しっぽでどうのこうのというよりも。ただ、頭数がふえたらとても市町村の職員は大変かもしれない。
 もう1点、カラスの箱わなだって。要はつくるけれども、補助金を出して、あとの管理する人がカラスをとったって……。私だって、よく箱わなで30箱、40箱で捕まえて、殺しに行きませんが、水につけるとか、あるいは自動車のマフラーに入れてアクセルを踏んだらすぐ死んでしまうとか。捕まえるのはいいが大変です、それをやるのは。やれやれやれやれと言いますが、その辺のところの始末について、実は大山町だって困っている。カラスはとれたけれども、だれが管理するのだということで。猟友会はとてもでないが受けれませんと言っていますけれども、そうなるとその辺のところももうちょっと。やはり補助金出してつくったからにはそれなりにできることはいいと思いますけれども、やれる状況をつくるということも必要だと思います。この辺のところの考え方。

●大西参事(鳥獣被害対策担当)
 3月の捕獲です。鳥獣については、最近里部の方でイノシシの被害がふえております。以前は日野郡とか八頭郡とか多かったのですが。特に3月につきましては繁殖シーズン前ということもあり、できるだけ作物に被害を与える前に捕獲しようということで、中国5県で捕獲を進めようというようなことでやっております。
 ただ、これは狩猟期も含めてということではなく……。

○小谷委員
 結論的な話をすると、要は有害鳥獣ではなく狩猟期間中だったら狩猟期間中の札を出して、きちんとそれでやる。2月28日で終わったら、あとはきちんと分け隔ててやれという意味。同じ期間中ずっと通して有害鳥獣だけでやってしまうか、その辺の話だ、ある意味。だからその辺を調整しなければいけないという、市町村と。とること自体には文句を言っているわけではない。

●大西参事(鳥獣被害対策担当)
 それとヌートリアの確認につきましては、市町村の方でやはり委員が言われますようにきちんと確認しなければならないということでやっております。引き続きどんどん指導をしたいと思います。
 それとカラスの箱わなですが、確かにとったはいいけれども、一番困るのは、だれでも嫌がるのは殺処分です。これについても境港市で箱わなで設置しておられますが、これについてはやはり1人の人に集中するというのではなくみんなで、当番制でやっていこうと。やはりこれはだれかがやらなければいけないので、地域で調整してみんなで。狩猟者の方だけ、これは免許がいるのですが、みんなで一緒に管理するというような対策を。今実際にマニュアルをつくってPRしております。

○山根委員
 小谷委員にまずちょっと。いずれにしても答弁される人も全部県でできないから市町村に権限移譲して市町村にお任せしますよ。だから、しっぽを数えるだ何だというようなことやカラスの処理についてもやはり市町村でお考えいただいて。そこを県は補完していますよ。県でしなければならないことかもしれないけれども、市町村にお任せしていますと、きちんと言われなければいけない。いつまでもあなたがしっぽを数えに行くわけいかないだろう。その辺は県がどこまでやるということをきちんと言わなければいけない。
 それと小谷委員に向かうようで悪いけれども、流れが、これほどイノシシの被害があって対策的にここをやっている。それは狩猟者の方もおられて今調べてみますと、鉄砲撃ちさんは8,200円になっているようです、免許料とか、狩猟税は。だけれども、いずれにしても全体的個体を、イノシシが幾らいないといけないというものではないかもしれないですが、全体的な個体数を本当の意味でどうやって減らすかということで。狩猟期間も延ばしているのでしょうし、そのあたりは狩猟者の立場で言われているのかどうか知らないのですが、いずれにしても県も市町村もなけなしの金でやっているのですから。だから個体をどうのこうのということよりも、私は農作物被害でこれほど何億円も出るようなものをできるだけ補完するということが、県民が望む県政だと思う。

○小谷委員
 そのことに関してはきちんと今さっき言ったように、私が話したように、それは否定しないです。要は期間を、きちんと狩猟期間なら狩猟期間の2月29日までの箱わなの看板でやってください。その後は有害鳥獣でやって。そして、きちんと設置のわなに名前と番号を書いてやってください。ずっと有害鳥獣で箱わなをやるということがちょっと法的におかしいではないですか、というだけの話だ。

○山根委員
 それの監督者はだれですか。わなの免許の出す人は。

○小谷委員
 狩猟期間は県もある……。有害鳥獣は市町村。

○山根委員
 いや、決まりでないものとかをチェックするのは、だれがチェックするのですか。そこを言わないと。

○小谷委員
 狩猟期間となると県もしなくてはいけない。

○山根委員
 県の責任か。

◎興治委員長
 ちょっと、狩猟期間中とそうではないときの管理監督はどうなっているかということですよね。

●大西参事(鳥獣被害対策担当)
 有害捕獲については市町村の許可です。狩猟については狩猟者の方が管理されますので。

○山根委員
 いや、だけれども……。

○小谷委員
 違反していたときは警察ということになる。

◎興治委員長
 まず許可はだれが出すのですか。狩猟について。

●大西参事(鳥獣被害対策担当)
 有害捕獲許可は市町村の権限です。狩猟の免許は県が発行する免許ですね。ただ、狩猟期間以外に有害捕獲許可なしに捕獲すると違反ですが、狩猟期間中は狩猟だけでできますし、有害捕獲許可でもやることもできます。ただ、有害捕獲許可というのはハンティングを目的にやる捕獲ではなく、あくまでも農業被害があって初めて捕獲許可が出ますので、そのあたりは市町村ごとに……。

○小谷委員
 それでいいけど、有害鳥獣で出ていたやつは食えない、例えばの話だが。

●大西参事(鳥獣被害対策担当)
 いえ、それも法的には。

○小谷委員
 食えるのか。(「確認して食べていただいて」と呼ぶ者あり)

○錦織委員
 イノシシなどは食べられない。

●大西参事(鳥獣被害対策担当)
 そうです。何かそういう制限があるようですけれども。

○小谷委員
 いや、そういう話ではない。(「整理して、確認して」と呼ぶ者あり)

◎興治委員長
 だれか整理できる人いますか、この論。狩猟と有害の駆除とどう違ってどうなっているのかということについて。(発言する者あり)
 では、後日資料を各委員に配付をお願いします。

○小谷委員
 登録料とか何かは別として、入れるかと言っているだけの話。

○斉木委員
 現場での被害額、この16年から昨年度、19年に半分以下に減った主な原因は何ですか。(発言する者あり)
 鳥獣のところ。

○小谷委員
 もう一回聞くのだけれども、有害鳥獣の捕獲数と狩猟の捕獲数の表もですし。
 意味がわかった。

●大西参事(鳥獣被害対策担当)
 わかりました。

○小谷委員
 これは有害鳥獣だけでしょう、ここに出しているのは。

●大西参事(鳥獣被害対策担当)
 そうです。

○小谷委員
 だから狩猟期間中の捕獲数、合計が何頭とったかということ。

●大西参事(鳥獣被害対策担当)
 後でまた。

○小谷委員
 後でまたペーパーを。

◎興治委員長
 では、全員に配ってください、それも。

○小谷委員
 全体の市町村ごとで。

◎興治委員長
 小谷委員、もう一回お願いします。

○小谷委員
 有害鳥獣でとった捕獲頭数、シカだろうがヌートリアだろうが、あとは狩猟許可中にとった頭数、合計何頭の市町村別もという意味。

◎興治委員長
 市町村別の。

○森岡副委員長
 だから有害計画を市町村が立てるわけだから、計画の数を。

○山根委員
 いや、だけれどもそんなものは本当に県がまとめなきゃならないものかどうかということもまたきちんとしなければいけないから。

◎興治委員長
 最後の部分は保留というか、いいとして、残りの数字ですよね。

○小谷委員
 数字は大丈夫だろう。

◎興治委員長
 だから全体としては数字は出してもらう。

○山根委員
 有害の話で、わかるの、ちゃんと。

◎興治委員長
 わかりますよ。

○小谷委員
 わかるよ、報告しなければいけないだから、それは報告はもうまとまっているはずだから。

○山根委員
 報告しなければならないという義務があるの。

○小谷委員
 義務がある、狩猟者には。

◎興治委員長
 では、答弁。

●大西参事(鳥獣被害対策担当)
 18年度までは狩猟の数もまとまっております。19年度はまだまとまっておりません。また、その数は報告させていただきます。

◎興治委員長
 年度なのでしょうね。

○森岡副委員長
 計画書はあるでしょう、市町村別に。

●大西参事(鳥獣被害対策担当)
 計画ですか。捕獲頭数の計画というのはありません。県で定めておりますのは、特定鳥獣保護管理計画という計画がありまして、最大限6,000頭までというのが目標というか、上限です。ということで、あとは狩猟者はそのまま狩猟されますし、有害捕獲は許可を受けた方が捕獲されるということで、それぞれに市町村ごとに……。

○山根委員
 狩猟許可は生活環境部か。

●河原農林水産部長
 狩猟はそうですけれども、同じ県庁内ですので、調整して、数字は。

○山根委員
 その辺りがややこしいな。

○小谷委員
 片山さんが帰ったときは農林だったのにな。

○山根委員
 だから今は生活環境部か。

●河原農林水産部長
 これはたまたまヌートリアですけれども、8ページの図1は狩猟と、それから有害捕獲と両方。ヌートリアは狩猟でとる人がいないから少ないのですが、こういうものは用意できると思います。

○山根委員
 だからその辺をきちっと整理しないと。だれが監督者かどうかというのをもう一回整理しないと。ここからもう……。

○斉木委員
 簡単。5ページの被害額が減った原因。
 それと、今の本当にいろいろ議論で勉強になりましたが、有害鳥獣というのは、今、部長も言われる、極端に言えば、ヌートリアなどは捕獲大作戦でゼロにでもするのだろうけれども、イノシシやシカというものはゼロにはできないわけですね。今の議論から言わせると。だからそのあたりが。被害はあって初めて有害鳥獣だから。ではどのあたりで、その被害額は出ておるのだけれども、このあたりの市町村の取組や県の取組というのは。何か取り組んでいるようで取り組まないようなことになるのか。(発言する者あり)
 だからそのあたりが。議論を聞いていると本気で抹殺もできない、そうかといって……(発言する者あり)何か難しい行政の対応だなと思って今聞いていたのですけれども。ゼロに向かってやれば一番取り組みやすいのですが。

●大西参事(鳥獣被害対策担当)
 被害額が減少しておりますのは、以前は個別分散的な対策といいますか、ここの農地だけを張るというような対策がほとんどでした。ところがこの2~3年、もう補助事業も集団的なものでないと補助しませんよというようなことでモデル地区、6ページの具体的な活動内容のところに書いてありますが、モデル地区などを設置しまして集団的に効果的な対策を進めてきたところであります。専門員も一昨年から配置しまして、ここを見ていただいたらわかりますように延べ1,500人以上の農家の方を指導しております。こういった対策が功を奏して減っているのだと考えております。
 ヌートリア、アライグマについては本来日本の生態系にはいない動物ですので、これは根絶を目指してやらないとあらゆるところに影響を及ぼすということで、そういうことにしております。イノシシとか在来動物につきましては、これは根絶ではありません。やはりすみ分けをしていくということで、農地周辺の里部にはいなくなるように、捕獲するにしてもなるべく里周辺でやっていただく。狩猟の方は奥の方でされる方があるかもしれませんけれども、とにかくクマの問題にしてもそうなのですが、在来動物の目指すところは、人と野生動物のすみ分けによる共存というような観点で。被害対策を講じながら、そのことに向けて対策を進めていくというようなことで考えております。

○斉木委員
 今議論を聞いておって、そうだろうと。ですからヌートリアとアライグマだけは極端に言えばゼロ作戦をやっても、やはりキャンペーンを張ってやってもいい。特にアライグマはこれから本当に、木にも登ってナシでもカキでも食べるクマですから。ですから、非常に本気で向かっていく必要があると思います。ヌートリアはふだん余り姿が見えないけれども、やはり被害は出るのですね。ぜひその辺の取組はこれからこういう機会がありますので、しっかりやっていただきたいと思います。

○森岡副委員長
 イカの漁場対策についてです。黄色の点の調査点になるのですけれども、今、島根の沖合、3月、4月休みですよね、休漁期間なもので。休漁期間でもいいのですか、鳥取県がやることについては。それが一つ。
 要はこの近場の漁場、丸で囲ってある分、これは60キロワット以内ですよね、この漁場については。ただ、今問題になっている19トン型の180キロつけている船が出られる漁場というものに対しての探索。今一番やらなければいけないのはそこの部分ではないかなと思うのです。というのは、これだけ近い漁場だったら恐らく漁の感覚があれば即出れるところですね。ところが沖合の、例えば今4月、5月だったら竹島の周辺か、もしくはその沖合ぐらいから春イカ始まるわけですから、本来。だったらその地点の漁獲調査、こういったものの方が有効ではないのか。今高い油をたいて出られない地域に対して出ることが有効な施策になればと思うのですが。このあたりについて見解を。

●安住水産振興局長
 第一鳥取丸が今の時期にとっていいかということですけれども、ちょっと確認をしていませんけれども、特採をいただいていると思いますので、特別採捕許可、問題ないではないかなと思っております。
 漁場の調査の場所ですけれども、実はきょう昼からイカ釣り協会さんと協議することにしておりますので、またそういう結果を踏まえてやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

○森岡副委員長
 先ほど古田室長さんのお話の中で、燃油対策の中で密漁監視、これは何の密漁の監視をするのですか。

●古田水産振興室長
 主に磯場の漁業でして、アワビ、サザエといったものが中心になろうかと思います。

○森岡副委員長
 磯場の監視というのは当然やらなければいけないことだとは思うのですが、これが何の燃油対策になるの。要はそこで、磯場に行く燃料代がないからそれを見合わせるのに監視するのも出るわけでしょう。よくわからないのだわ、この辺は。

●古田水産振興室長
 これは国の102億円の基金の使い道の一つとして、メニューとして上がっております。ふだんなら海がなぎなら毎日出られるところを10日に1回なり休んでいただいて、それで燃油代が10分の1になるわけですけれども、燃油が休んだ時間を使って密漁対策、密漁者を防いでいこう。今かなり密漁が横行しておりますので、それを当番制でやっていくことで漁獲物を、資源を確保していこうということだと思います。

○森岡副委員長
 密漁者が出るぐらいだったら操業してお金にした方がいいかなというふうに僕は思うのだけれども、それはいいですわ。
 その102億円の話の中で前回の議会から代替漁業ということでバイかごの話が出ているのですね。前回まではバイかごについては試験的な資源調査を行いますということで、本当は早くにやらなければいけないと思うのですよ。今もう死ぬか生きるかの瀬戸際なわけですから。この調査の計画、これについてお話ししていただきたい。
 それから、これは要望として聞いておいていただきたいのですが、2日前に水産庁長官が境港に来られました。はっきり言ってこの102億円を業者に使わせる気ありませんよ、これは。絵にかいたもち。要は水産行政のトップそのものがこの日本の漁業を守る気がないというふうに私は感じましたので、鳥取県内の漁業を守っていただくためには部長、あなたの決断が僕は大事だと思います。それくらいの気持ちにならないと今の漁業者を守れないですよ。だからもうこれは必死になっている漁業者を何とか助けてやりたい、そういうふうに思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。

●山本水産課長
 バイかご試験のことでございます。このバイかごというのは、沿岸の近くにいる黒っぽいバイと、それと沖合底びき網でとっている白っぽいバイなのですが、今のは白いっぽい沖合のバイの話です。いずれにしても、鳥取県沖合の方に沖合底びき網漁船の方々が余り操業しないところに白バイがいるのかどうか、そういう調査をこれから、ことし考えていきたいということで、今の5月補正で向かえればということで考えているところでございます。いずれにしてもこれは調整の話が出てきますので、漁場の要望で出てきますので、そういうことも踏まえながら試験をやっていきたいというふうに思っているところでございます。

●河原農林水産部長
 簡単に言えば、漁業振興に対する県のスタンスが大事だよということだったと思います。頑張れよということだったと思います。多分水産庁の方でも財務省と話す中で102億円をどう使ったらいいのかという話があったのだろうと思います。その中では直接的な支援ではなくて将来省エネにつながるか、あるいは漁には出られなくてもかわりにやらなければいけない。例えば漁場の清掃だとか藻場をつくるとか、そういったことに対して支援をする。結果として少し漁に出るよりも操業というか、営業が続けられるような格好ということで多分見たのだけれども、それがなかなか現地の今の漁業の実態がそぐうかどうかというお話だったのだろうなというふうに思っています。県もそんなにころっとスタンスを変えられるわけではないのですが、できるだけ省エネに向かう施策プラス経常的な経費を下げるような視点で県も何か考えられないか。ただ、それも県民の方の理解、なるほどなと思うような施策を今これから5月の補正に向けてあれば考えたいなと思っていますので、またその節はいろいろ議論をいただければなというふうに思っております。

○森岡副委員長
 そういう形でお願いしたいのです。それで2日前のお話の中で小型イカ釣り漁業者は、今180キロ規制、これは全国な規制ですよね、それを120キロに落とすのだと。来年の4月1日以降全国的に落としたいという意向を示したわけです。それに対して水産庁の102億円の枠の中ではグループ船、グループ業態を含んでそういったものに対して10%削減のお金を出しましょう。そうではなく、全体で落とすからそれに対して補てんをという話を要望したのです。ところがそれに対しては余り前向きな話がなかった。持ち帰って検討しますというお話があったのですね。鳥取県の県知事許可でできることといえば180キロ規制、これは180キロというそのものは全国の規定なので、ただそれを鳥取県の船が120キロに落としますよとなったときに、それこそ鳥取県全体がグループ船だよという認識のもとに水産庁に補助申請しても、僕はいいのではないかなというふうに思っているのです。ですからそういう浜の声をきちんと確認して、他県に先駆けてそういう指導徹底をできれば早くお金が使えるわけですから。そういう前向きな指定をやっていただければというふうに思います。
 さっき言った全体の枠の話は、これはまとまりそうでまとまらないと思うのです。だから4月以降ずれ込んだときに、もう来年の4月の話ですから、とてもではないですが1年も待つわけになりませんので、それ以前に手を打てるような形で取り組んでもらいたいと思います。

●河原農林水産部長
 私もちょっと余り規制の話は詳しくないのですが、もう一回どんな話が出たのか、どんなことができるのか、私、局長の目でもう一回確かめて、できるかどうか検討いたします。

◎興治委員長
 それでは次に、その他の事項に入ります。
 農林水産部に関して執行部、委員の方で何かございますでしょうか。

○湯原委員
 1点だけ。実は私、いろいろな所にあいさつ回りに行っているのですが、その中に畜産関係もちょっとありまして。景気が悪くなると牛の値段が下がって豚肉は上がるということがあります。なるほどなと思って聞いていたのですが、どこかというのをちょっと教えてください。価格補償、この制度は県内で、農協とか……どういう団体がやっているのですか。といいますのは、ざっくばらんに言いますと、自分たちは価格補償で考えているのですが、ある程度ダウンをしても価格補てんできるとまだいいのですけれども、入っていない人はやはり非常に厳しい状況だと畜産農家の人は言われて、その後で加入が3年周期でしか入れないという話を聞いたのです。毎年は入れないので、結局3年後とか2年後を待たなければ、その間は大変厳しい状況という話だったですね。先々入っている人たちから見ると新しい人が値段が下がったから入るということに対して御不満の意見もあるのかなと思いつつ聞いていたのです。要は県がやっているかどこの団体かわかりませんが、畜産の価格補償を。制度的にできるだけリアルタイムですることによって大変厳しい状況の人たちが少しでも克服できれば、システムの問題として。ぜひ前向きに、例えば毎年とか2年置きとか加入の年限を短くすることによって混乱度が少しでも和らげるのだったらちょっと改革していただきたい、それだけのことだったのです。ほかのシステムでもあると思うのですが、いろんな制度の中で窮状を少しでもシステムを変えることによって楽にできるということがあればぜひ。ほかのところでも変えていただきたいなということです。

◎興治委員長
 答弁できますか。実態と考え方みたいな。

●河原農林水産部長
 マルキンという団体が基金を積んでやっているのですが、いつ加入ができるのかということについてちょっと正確に答えられませんので、また後で。

○湯原委員
 もし何かそういう意見交換の場があればということですので。

●河原農林水産部長
 子牛と肉牛がありますので。

◎興治委員長
 資料があったら、みんなに配っていただけますか。

●河原農林水産部長
 マルキンの話でしょう。

○藤井委員
 今の話、県がやってれば即座に必要なときに入れるわけでしょう。

○山根委員
 県の話ではない。

○藤井委員
 県ではないところがやっているから3年待たされる訳です。保険形式になっているだろうと思う。だから実施主体を変えろという議論に持っていかないと意味がない。

●河原農林水産部長
 調べてみます。いつできるかというのは、ちょっとここで知識がないもので。

◎興治委員長
 また資料見て必要な議論はそのときにお願いします。(発言する者あり)
 最後ですか。ちょっとこれは次、説明があるのですけれども。前に山根委員が言われた水田営農対策について。

●西山農政課長
 農政課です。3月の常任委員会で、水田農業の国の対策につきましてどういう課題があるのか検討してみたいということが山根委員の方からございまして、県の方も国の要望の整理をする中で現段階で課題を整理したものをお出しをいたしました。
 手短に説明をしていきます。背景としましては昨年農政三対策が始まって1年を経過したというところであります。担い手対策の従来品目横断と呼んでおりました水田経営所得安定対策の加入というのが水田面積の1割でした。その後、見直しがされまして、ことしから市町村特認という制度があって、4月1日から6月30日まで募集で現在行われているということで、県もその普及を行っているところです。
 一方では、米価ですが、昨年も作付の過剰というところが多かったということで、低落傾向が続いておりまして、経営に影響を及ぼしている状況になっている。基本としましては、まずは基本となる米政策、需給調整がしっかりと機能してもらわないと困るという点がベースにあります。それから全国一律の仕組みということでありますが、鳥取県、中国地方、中山間の多い地域というふうなところに柔軟に対応できるような対策が実施していただきたいというところが背景の基本として認識しております。
 検討課題を4点上げております。1の需要量の算定についてです。20年度の各県の需要量の算定では、19年に過剰作付をされた県、31県ですが、38万トンあるのですけれども、それが5万トンに圧縮をされて20年産の需要量から引かれております。38万トン余分につくったところを5万トンに圧縮して引かれています。過剰作付をしたところについては有利に、鳥取県など守ってきたところにとっては不利な算定になっています。それから産地づくり交付金につきましても、そういう生産調整の状況を踏まえた算定になっていないため、これを生産調整の実施状況を踏まえて達成したところには多く配分をするような仕組みにならないかということが、検討課題としてあります。
 2のセーフティーネットです。(1)に上げております従来の品目横断、これは担い手に対するものですけれども、算定の基準というのが市場価格、入札価格がベースになっております。入札価格が右肩下がりに下がっていきますとその平均価格が算定の基準になってまいりますので、どんどん下がってくるという流れになりまして、生産コストを下回ったときにセーフティーネットとしての所得を補償する機能がないという問題があるということでございます。特に鳥取県、中国地方は規模が小さいために全国に比べて生産コストが高いというふうな実態もありますという認識です。
 それからもう1点、(2)は、担い手以外のセーフティーネットの仕組みというのは、産地づくり対策の米政策の中で措置をされております稲作構造改革云々という制度で措置をされておりますが、もともとその予算の枠が少なくて、非常に一部の金額しか交付できない状況になっております。いえば鳥取県にとっては(1)の水田経営の方が面積的には1割、(2)の稲作構造の方が9割の面積をカバーをしているということですので、(2)の方が鳥取県にとって大きい問題というふうにも言えるかもしれません。
 3の集落営農の支援です。国の支援対策というのは法人化を目指す組織に対して措置をされておりますけれども、法人化を目指さない組織に対しては措置がされていないという状況がありまして、単県でことしそういう多様な集落を支援する仕組みを創設したところでありますが、このあたりを国の方にも地域振興政策の観点から検討いただきたいというようなところがございます。
 4は、転作の主力になっております大豆、それから飼料作物の誘導施策です。非常に自給率も低い状況にあるわけですが、現在この品目の誘導施策というのは各地域の水田協議会にどういうふうな単価設定にするのか、使い道にするのかゆだねられておりまして、国が統一をして誘導をしていくというふうな仕組みがございません。このあたりが問題ではないかというふうな整理をしております。
 あとは時間がございませんので、参考につけております資料の説明は省かせていただきます。参考にしていただきたいというので提出させていただきました。よろしくお願いいたします。

◎興治委員長
 この件について何か御質問ございますか。時間がないので。

○小谷委員
 ちょっとだけ。最後に、その使途や助成金に関しての決定を地域水田農業推進協議会にゆだねられて、これはいいことではないか。予算が十分ではないというのはわかるけれども、それだけ指摘しておく。

◎興治委員長
 ちょっとでは説明お願いします。

○小谷委員
 十分でないのはよくないけれども。

●西山農政課長
 資料の一番最後のページに各地域の対策状況が載せておりますが、ここで課題としておりますのは全国的に自給率を高めていくものだという認識がございまして、国として統一した誘導策というものをプラスされるところがあってもいいのではないか。いえば地域任せになっているのではないかという課題認識です。

○小谷委員
 わかった。いいです。

◎興治委員長
 今のでありませんか。また、ちょっと時間がなくて余り説明がされなかったので、資料読んでから何かあれば皆さん方で。
 では、その他のところでは。

○小谷委員
 本会議場で余り話せないようになっているので。
 農林関係について褒めておきたいと思います。このたびの若牛は島根より平均的に10万円高かった。やはり畜産振興の物の考え方が、鳥取県はある意味では的を射ていた。だからこそこのたび、17日だったかな、この子牛競り市において島根より10万円高かったということは評価すべき。この振興は、道はまだまだ険しいものがあって遠いですが、目的に近づいているという思いがしていますので、畜産課は自信を持って、また畜産試験場もやっていただければと思います。あと余りしゃべると島根の悪口になりますので、この辺のところで控えます。御苦労さまでした。

◎興治委員長
 今のお褒めの言葉にコメントありますか。(笑)いいですか。
 では、よろしいですか、その他。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が尽きたようですので、農林水産部につきましては以上で終わります。
 次の商工労働部・労働委員会の部分については午後1時よりいたしたいと思いますので、暫時休憩いたします。

                                午前11時58分 休憩
                                午後1時02分 再開

◎興治委員長
 再開します。
 続きまして、商工労働部・労働委員会について行います。
 最初に、4月1日付の人事異動に伴う新任の執行部職員の紹介をお願いします。

●門前商工労働部長
 新任の職員の紹介をさせていただきます前に、組織の改正がございましたので、簡単に御説明をさせていただきます。
 今回商工労働部につきましては、全般に機動性を持たせるということで総室・チーム制の組織を拡充をするという方針にさせていただきました。経済・雇用政策総室と従来からございます産業振興戦略総室という2つの総室に市場開拓局の2総室1局の機動性を持った体制ということでとらえていただければと思います。また、内部の組織につきましても、新しく物流、貿易などを担当いたします通商物流チームというものをつくらせていただきました。また労働雇用課が所管をしておりました業務につきましては労働政策チームと雇用就業支援チームに、また産業開発課の所管をしておりました業務につきましては産業開発チームと産学金官連携チームに再編させていただいたところでございます。
 それでは、新任職員の紹介をさせていただきます。
 まず、経済・雇用政策総室長、木村敬でございます。

●木村経済・雇用政策総室長
 木村でございます。よろしくお願いします。

◎興治委員長
 拍手は最後にお願いします。

●門前商工労働部長
 産業振興戦略総室長兼新事業開拓チーム長、岡村整諮でございます。

●岡村産業振興戦略総室長(産業振興戦略総室新事業開拓チーム長)
 岡村です。確実に答えを出していきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

●門前商工労働部長
 経済・雇用政策総室企画調査チーム長、新貞二でございます。

●新経済・雇用政策総室企画調査チーム長
 よろしくお願いします。

●門前商工労働部長
 経済・雇用政策総室経営支援チーム長、網濱基でございます。

●網濱経済・雇用政策総室経営支援チーム長
 よろしくお願いいたします。

●門前商工労働部長
 経済・雇用政策総室通商物流チーム長、吉川寿明でございます。

●吉川経済・雇用政策総室通商物流チーム長
 よろしくお願いいたします。

●門前商工労働部長
 経済・雇用政策総室労働政策チーム長、杉本朗でございます。

●杉本経済・雇用政策総室雇用就業支援チーム長
 杉本です。よろしくお願いします。

●門前商工労働部長
 失礼しました、1人飛びました。済みません。経済・雇用政策総室労働政策チーム長、小谷修でございます。

●小谷経済・雇用政策総室労働政策チーム長
 小谷でございます。よろしくお願いいたします。

●門前商工労働部長
 どうも失礼いたしました。申しわけございません。
 産業振興戦略総室企業立地推進チーム長、中山孝一でございます。

●中山産業振興戦略総室企業立地推進チーム長
 中山です。よろしくお願いします。

●門前商工労働部長
 産業振興戦略総室産業開発チーム長、中林圭一でございます。

●中林産業振興戦略総室産業開発チーム長
 中林です。よろしくお願いします。

●門前商工労働部長
 産業振興戦略総室産学金官連携チーム長、野口誠でございます。

●野口産業振興戦略総室産業金官連携チーム長
 野口です。よろしくお願いします。

◎興治委員長
 もう一人。(発言する者あり)

●門前商工労働部長
 ごめんなさい。ダブりますが、市場開拓局食のみやこ推進室長、三木教立でございます。

●三木食のみやこ推進室長
 三木でございます。(拍手)

◎興治委員長
 どうも御苦労さまでした。

○山根委員
 それで紹介を受けましたけれども、それぞれのセクションの仕事内容がわかるものを後で提示してください。どんな仕事をどのセクションがやるのか、きちんとしたものをもらいませんと、こんなぐるぐるぐるぐる変わりましたらわかりにくい。私一人かもしれませんが。

◎興治委員長
 では、全員に配付をお願いします。

●門前商工労働部長
 わかりました。

◎興治委員長
 それでは、本日の議題に入ります。
 なお……(「ちょっといいですか」と呼ぶ者あり)
 どうぞ。

○藤井委員
 部長はあるのだけれども、次長なる者がここにない。

○山根委員
 やめな。そんな恥ずかしい。これだから……。

○藤井委員
 農林はあるのですよね。ここはなくなってしまったのだけれども、総室長なる者と次長なる者との位というのはどんな感じ。

●門前商工労働部長
 位は同じでございます。組織全体のそれぞれのチームを束ねるということです。

○藤井委員
 それは……。

●門前商工労働部長
 総室長についての明確な考え方というものはない、というふうに理解をしております。

○藤井委員
 これは商工だけですか。

●門前商工労働部長
 いえ、例えば福祉の中にも子育て支援総室というのはございます。基本的な考え方といたしましては、次長級もしくは課長級ということで、総室長というところでの位を統一にしているということではございません。適材適所に配置をするという中で、その人に任命するというようなことで対応しているというふうに理解をしております。

○藤井委員
 農林部あたりと全く違った仕組みですね。

●門前商工労働部長
 今年度から試行的にといいますか、機動的に対応できるということで、できるだけフラットの組織といたしましてこの総室制ということに入れさせていただいております。昨年7月から導入をさせていただいておりますが、その結果も踏まえて今回さらにそこを拡充するというようなことで総室にさせていただいたということでございます。

○藤井委員
 去年からやった。

●門前商工労働部長
 去年の7月からやらせていただいています。

○藤井委員
 成果は。

●門前商工労働部長
 一番の成果といたしまして、やはり柔軟に組織内で対応できる。企業立地で大きな案件が飛び込んでまいりますと、そこに組織の垣根を越えて対応しなくてはいけない事案が出てまいりますので、そういうところには柔軟に対応できるというような成果はあるというふうに思ってございます。今やはり経済状況このようにいろいろ大きく変わっているところでもございますので、そういった状況状況に応じて柔軟に機敏に対応していくことが必要だということで、このような体制をとらせていただいているというふうに考えております。

◎興治委員長
 それでは、報告事項に入ります。
 なお、質疑につきましては、説明終了後に一括して行っていただきたいと思います。
 それでは、まず商工労働部から説明を求めます。
 議題9、とっとり企業支援ネットワークに関する協定書調印式及び経済団体との意見交換会の開催について、網濱経営支援チーム長の説明を求めます。

●網濱経済・雇用政策総室経営支援チーム長
 経営支援チームです。昨年までの経済政策課の中の商工団体ですとか金融ですとか商業支援の部門を担当させていただくことになります。
 そうしますと商工労働部資料の1ページをお願いいたします。内容でございます。商工団体等につきましては、昨年度、経済・雇用振興キャビネットなど、いろんな意見交換の場におきまして中小企業診断士など、そういう商工団体の職員の有効活用ですとか、あるいは企業のニーズに即した企業連携とかそういったところまで団体を超えて支援してほしいというような声をちょうだいしたところでございます。そういった声を背景といたしまして、今年度の当初予算におきまして商工団体などの企業支援機関の連携ネットワークづくりにつきまして当初予算で専門家派遣などの経費について御承認いただいたところであります。
 このたびその企業支援機関の連携ネットワークづくりの準備が整いましたので、今週金曜日ですが、4月25日に県内の支援機関の代表によります協定の調印を行いたいというものでございます。
 あわせましてその調印式に引き続きまして、経済団体等のトップに出ていただきまして知事との意見交換の場を設定しようというものでございます。
 それで協定の内容でございますが、中ほどにございます協定書調印式のところでございます。主な連携の内容といたしましては各支援機関が持ちますいろんなセミナーですとか商談会ですとか、あるいは展示会などのそういった支援施策の情報の相互提供したり、あるいは企業課題に応じたチームでの連携チームとしての支援を行うといったもののほか、昨年まで商工団体等で連携して実施しておりました中小企業診断士等による企業診断の実施というものも引き続いて実施してまいります。そのほか合同による職員の人材育成といったようなものを予定しております。
 これらの連携の項目に加えまして、秘密保持につきましてもこの協定の中で定めることによりまして、実効性ある現場レベルでの連携支援体制を構築したいというものでございます。
 調印が終わりましたら5月からでも早速連携チームの会議を始めてまいりたいと思っております。
 なお、連携のイメージにつきましては、次の2ページに簡単な資料をつけさせていただいております。このネットワークの概要という絵をごらんいただきますと、県内の中小企業の支援体制といいますのは市町村ですとかの区域に分かれました身近な相談窓口として商工会、商工会議所が、その一方で右側にございます産業振興機構とか中央会とか産技センターといったところは販路開拓ですとか企業連携の組織づくり、あるいは技術支援の機能といったところで、いわばプロジェクト型の専門支援機関というものでございます。そういういろんな支援機関の特徴を真ん中にございますとっとり企業支援ネットワーク、こういう支援の枠組みづくりを置くことによりまして東・中・西にこういった枠を設けまして、その中で製品開発ですとか販路開拓ですとかマーケティングとか企業連携などのそういった経営課題に応じたチーム支援を行おうと、そういうイメージのものでございます。

◎興治委員長
 議題10、第4回日韓知事会議等にかかる平井知事訪韓概要について及び議題11、東海~境港の貨客船就航計画について、吉川通商物流チーム長の説明を求めます。

●吉川経済・雇用政策総室通商物流チーム長
 通商物流チームでございます。通商物流チームの所管事項といたしましては、国際経済交流の促進がございます。例えば境港の販路の充実ですとか、それから県内企業の海外への市場とか販路の拡大というようなこと、また国内外の物流計画について担当するセクションということでございます。
 お手元の資料の3ページでございます。4月10日、11日と日韓知事会議が開催されまして、平井知事が訪韓いたしました。この内容につきまして商工労働部関係のものに限って御説明を申し上げます。
 まず、4月の10日に金振先先(キム・ジンソン)江原道知事と平井知事が面談をしました。この場で平井知事の方からDBS社が今開設を、就航を準備しております境港、東海、ウラジオの航路の開設について協力をしていただきたいということを要請をされまして、この実現に向けて協力する旨の金振先先知事の回答をいただいたところでございます。また、その後、李明博(イ・ミョンバク)大統領との表敬がございまして、そのときにも平井知事の方から境港、東海、ウラジオストクを結ぶ航路をDBS社が構想しており、韓国政府も応援してほしいということを述べられました。大統領からは、空の便だけではなく海の往来も活発にさせるべきということをおっしゃいまして、江原道知事の方にも振り向かれまして東海、境港、ウラジオストクを結ぶ航路の実現について検討すべきではないかということで後押しをされたということでございます。
 4ページでございます。その後、4月11日、翌日には境港の釜山航路を運航していただいています船社であります高麗海運と興亜海運を訪問いたしまして、定期コンテナ船の運航についてのお礼を申し上げ、現況について意見交換するとともに、今後の利用拡大について要請をしたところでございます。
 次に、5ページでございます。東海から境港の貨客船の就航計画でございますが、DBSフェリーの就航につきましては現在DBS社の方で鋭意就航準備が進められているところでございます。
 これまでの経過でございます。2番目のちょうど真ん中のあたりですけれども、2008年2月21日に韓国政府の方からこの路線の運航の免許がおりておりますが、そのときの条件といたしましては主に2点ございます。国際航海に適した船を確保すること。また、就航までに資本金 50億ウォン、日本円で約5億円でございますが、これを確保するということを条件に付してございます。これらを調整するために現在DBS社の方で鋭意努力がなされているところでございます。3月24日には出納長が訪韓しまして、大亜グループの会長らと面談をいたしました。そして4月10日には、先ほど申し上げましたように日韓知事会議において江原道知事とか韓国の大統領の方に就航についての協力を平井知事の方がいたしました。
 現状でございます。コンソーシアムですね、出資企業の枠組みがまだはっきり決まっていない状態でございます。これの決定に向けて現在努力をされているところでございますし、運航する船についても最終的にはまだ決定していない段階でございます。それらの状況をよく頻繁に情報収集しながら、鳥取県としても早期の就航ができるように支援をしてまいりたいというふうに考えております。

◎興治委員長
 議題12、鳥取県ふるさとハローワーク開設について、杉本雇用就業支援チーム長の説明を求めます。

●杉本経済・雇用政策総室雇用就業支援チーム長
 雇用就業支援チームでございます。先ほどはフライングいたしまして大変申しわけございません。私どものチームの所管事項ですが、大きく言いまして求職者に対します就業支援ということで担当しております。今説明申し上げますハローワークが撤退した後のハローワークの事業でありますとか、若年者、障害者のような就業困難な方々に対する就業支援、それからふるさと定住機構を通しましてのU・Iターンの支援というようなことを手がけております。
 それでは、鳥取県ふるさとハローワーク開設について御報告申し上げます。
 6ページでございます。鳥取県ふるさとハローワークは、昨年度末で閉鎖されました郡家と境港のハローワークの代替機能を持つ施設として、国と、それから地元の八頭郡の3町、境港の協力を得まして4月1日に開設したものでございます。
 従来ハローワークが扱っていました雇用保険関係の業務は鳥取、米子のハローワークに移管されましたが、そのほかは国の方で相談員を配置して、従来どおり窓口業務を行っております。求人情報の自己検索機は3台従来ありましたが、これを5台にふやしました。また求人開拓員もそれぞれの地域を担当ということで1名ずつ導入していただいております。県の方でも就業困難な方々に対応するために就業支援員を1人ずつ置いて、いわば一部機能アップしてオープンしたものでございます。
 このたびの名称ですが、従来定着しておりますハローワークの名称を使って、違和感なく理解してもらっていると思っております。
 場所は、八頭は総合事務所の別館1階、もとの保健所があった建物、それから境港は市役所の別館の1階で、いずれも来所者には非常にわかりがいいところではないかなと思っております。
 開所の時間ですが、ウイークデーの9時から5時までとなっております。
 機能面についてです。そこにお示ししておりますが、国の相談員が3名体制で職業紹介、相談の業務に当たっております。鳥取と米子のハローワークから職員が定期的にも上がってまいりまして、そこで現場のいわゆる困難な事項を対応するようになっております。県では、通常より支援の必要な方々に対して機動的に対応できるように支援員を配置しております。そのほかに鳥取、米子のハローワークの方では、先ほど申し上げましたが、求人開拓の推進員を配置して積極的に求人開拓を行っていくとしております。米子と鳥取の方のハローワークの方に移管されます雇用保険の業務については、八頭郡と境港市の方々についてできるだけ優先的に配慮していただけるというふうに伺っております。
 2に書いておりますとおり4月1日から15日まで、実質は11日間でございますが、相談者数は八頭が192人ということで、1日当たり17.5人、境港は314人で、1人当たり28.5人となっております。検索機の利用者ですが、ごらんのとおり八頭が672人、境港が937人で、1日当たり 61.1人と85.2人となっております。
 県の相談員の方は時間がかかるお客さんを相手しておりますが、八頭が57人、境港は36人と、1人当たり5.2人と3.3人ということです。
 現場からの報告ですと、初日はセレモニーとか取材などがございましたので、やはり第1週は相談者少なかったのですが、報道もありましたし、鳥取、米子のハローワークの方で周知をしていただけるということもございまして第2週からは前年並みの状況になっているということを聞いております。今後は、地元の市町の協力を得まして一層の周知に努めまして、地元の方々の利用がもっと広がるように考えております。

◎興治委員長
 それでは、議題13、「サントリー天然水(奥大山)」の販売開始についてから議題15、元気な鳥取県産業推進プロジェクト事業(枠予算)の実施について、中山企業立地推進チーム長の説明を求めます。

●中山産業振興戦略総室企業立地推進チーム長
 企業立地推進チームでございます。担当する業務は、県外からの企業誘致と県内企業の新増設、そういったものを担当させていただきます。
 それでは、資料の7ページをお願いいたします。「サントリー天然水(奥大山)」の販売開始について御報告いたします。
 4月22日に中国、四国、近畿の15県のエリアで販売開始となります。
 お手元の方にサントリーから提供いただきました500ミリのペットボトルをお配りしているところでございますが、そのラベルのところにも大山の雪解けの味がするということでちょっと紹介が出ておりますので、御紹介させていただきたいと思います。
 水につきましては硬度20度の軟水ということで、非常に口当たりがやわらかく、私も飲ませていただきましたが、本当においしい水だというふうに感じました。
 まず工場の概要でございます。そこに記載しているとおりでございますが、従業員は70名となっておりまして、地元からは45名が採用になっております。
 環境への配慮ということで、お配りしておりますサントリー天然水のパンフレットにも載っておりますが、CO2の排出を抑制するための天然ガスの使用ですとか、あるいは冬場の雪を貯蔵し、夏場の空調などに利用される雪室の設置ですとか、廃熱を蓄え空調に利用するそういった蓄熱システムが設置されているところでございます。
 竣工式は、5月9日に開催されるということでございます。
 次に、8ページをお願いいたします。ダイキン工業株式会社グローバル研修所「ダイキンアレス青谷」の竣工についてでございます。
 このアレスというのはラテン語で未来に向かって発展するという意味を持っているようでございます。
 竣工式は5月18日に行われます。
 まず施設の目的ですが、これはダイキングループの社内研修、こちらの方で幹部の方ですとか、あるいは技術者、こういった方の研修がなされるということです。あとは地域社会の貢献ということで地元の鳥取県や鳥取市、鳥取大学、そういったところの利用の要請にも応じるということが特徴になっております。
 施設の概要でございます。そちらに記載しているとおりでございますが、地元からも40人雇用され、研修につきましては一応講義だとかワークショップ、いろんな研修の形態が宿泊でできるということが特徴ということでございます。
 こういった施設ができますので、これからもダイキンとのパイプを太くしまして、さらなる関係を築いてまいりたいというふうに考えているところでございます。
 9ページをお願いいたします。元気な鳥取県産業推進プロジェクト事業の実施でございます。
 まず、1の新しい企業誘致制度に係る広告の掲載でございます。平成20年度の新規予算で事務管理部門と、それと企業誘致表彰制度、これにつきましては予算つけていただきまして、4月18日の日本経済新聞に掲載をいたしました。掲載料は、そちらに記載しているとおりでございます。特に事務の有効求人倍率が低うございますので、こういった事務管理部門のPRに努め、今後事務管理部門の誘致に努めてまいりたいと考えているところでございます。

◎興治委員長
 議題16、第1回「鳥取県投資育成コンソーシアム」の開催について、岡村産業振興戦略総室長兼新事業開拓チーム長の説明を求めます。

●岡村産業振興戦略総室長(産業振興戦略総室新事業開拓チーム長)
 新事業開拓チームです。新しいチーム長の着任まで私が兼務いたしますが、このチームは経営革新の支援ですとか県内企業さんの販路開拓の支援、さらには今国会でも審議されていますが、農商工連携も所管いたします。特にこういうファンド、キャピタルも取り扱いまして、県内に新しい事業、産業を創出していくというチームであります。
 鳥取県投資育成コンソーシアムの会議の経過について御説明いたします。実はこのコンソーシアム事業は、下に書いておりますが、昨年度に全体で12億5,000万円の地域ファンドを創設いたしました。とっとりキャピタル、ごうぎんキャピタルの方で無限責任組合ということで管理運営を行っていただきますが、このたびとっとりキャピタルさんの方からこのコンソーシアムを早く立ち上げていただきまして、具体的な案件について協議したいということで、15日に投資育成情報交換会という形で取り組みいたしております。それぞれ大学ですとか出資者、3信金さんも出席されました、鳥取銀行さんも出席されていました。県の方では私が参加いたしました。それぞれ秘密保持契約というのを結びまして、具体的な案件について議論いたしました。ここに候補として4社と書いておりますが、県内企業が3社、そのうち経営革新で認定を行っている企業は2社ございます。それから誘致企業が1社ございます。全くの県外企業が1社、そういう構成でありました。
 我々といたしましては、県内の企業を支援していく、そこで新たに株式公開をして上場いただくということを目標にいたしておりまして、10年間で10社の設置目標というのを考えております。それぞれのキャピタルで5社ずつ株式公開ができるような企業を育てていこうという取組であります。
 山陰合同銀行さんの方が出資されておりますごうぎんキャピタルさんの方の会議は、アドバイザリーボードという名前になっておりまして、第1回目の会議につきましては今現在日程調整中であります。議題に掲げておりますが、ごうぎんキャピタルさんの方では具体的な案件を審議するのではなくて、今後の投資候補先についての掘り起こしをさせていただきたいというふうに伺っておりまして、それぞれ案件を持ち寄って協議していきたいというふうに考えております。

◎興治委員長
 議題17、事業所設置・創業等に係る雇用関係助成金の活用について及び議題18、「とっとり仕事・定住人材バンクシステム」の運用開始について、西村雇用・人材確保チーム長の説明を求めます。

●西村産業振興戦略総室雇用・人材確保チーム長
 雇用・人材確保チームは、昨年7月から設置されておりまして、県内の有効求人倍率の上昇のため、中部だけですが県独自の求人開拓員を今年度配置しまして、ハローワークと連携して求人開拓をしたり、あるいは誘致企業等の求める人材の供給等について協力をするというような仕事をしております。
 それでは、12ページをごらんいただきたいと思います。事業所設置・創業等に係る雇用関係助成金の活用について、まず報告いたします。
 御承知のとおり、本県の雇用状況は大変厳しい状況にございます。厚生労働省の所管の助成金が幾つかございまして、ここに1、2と掲げております助成金につきまして私ども県の方で助成の手続を行いました。これによって今年度から県内事業所にこの助成金が適用されるようになりました。
 まず1の地域雇用開発助成金でございます。これは国の枠組みとして県が地域雇用開発計画を策定いたしまして、国の同意が得られたら、そこの地域に事業所を設置あるいは整備を行って、そこの地域の求職者の方を雇用した場合に助成が受けられるということで、これは3年間の期間限定でございます。鳥取県では、(1)に記載しております。具体的には旧郡家並びに境港のハローワーク関連の市町が対象になっております。矢印で記載しておりますが、それぞれの市や町並びに商工団体の方々と十分意見交換をしながら計画を策定いたしまして、国に提出をいたしました。この結果、4月1日付で厚生労働大臣の同意が得られたということでございます。
 (2)のところに助成の概要を記載しておりますが、大きく3つの柱がございます。雇用開発奨励金は、例えば岩美町等に事業所を設置されて、そこで雇用されればその整備費に応じて年30万円から1,250万円を、3回と書いておりますが、3年間受給できるということでございます。年30万円といいますのは、整備費が300万円から1,000万円、これによって整備して3人の雇用をしたという場合に30万円ずつ3年にわたって支給される、そういったことでございます。
 続きまして、2の地方再生中小企業創業助成金でございます。これの枠組みとしまして(1)に記載しております全国21の道県が対象でございます。県が産業分類表の中分類、たくさんございますが、この中で3つ以内を選んで労働局に届け出れば、その県全域が対象になり、創業して雇用する場合に助成が受けられますというものでございます。本県におきましては、矢印で記載しておりますが、これまでの新規増設の実績あるいは市町村、商工団体の意見といったものを参考にさせていただきまして3月27日に鳥取労働局の方に届け出いたしました。具体的には飲食店と飲食料品小売業、その他の小売業、この3種について今後、創業の際には助成が受けられるというふうに整理いたしました。これらはいつでもこれまでの新設事業所の実績が多い、雇用の数も多い、あるいはこれから観光振興というもとで姫鳥線等の開通に伴って観光PRする際に活用していただけるのではないかというふうに考えております。
 (2)の助成金の概要として記載しておりますが、創業経費というようなことで助成が受けられます。2つの助成金につきましては、労働局と連携してリーフレットをつくったり、あるいは市町村、商工団体等の御協力をいただきながら、広報等を通じてPRしていきたいと考えております。
 最初の1の方の地域雇用開発助成金に係る計画書は、別途お手元の方に、薄っぺらですけれども、計画書の本体をお配りしておりますので、参考にしていただきたいと思います。
 続きまして、13ページの「とっとり仕事・定住人材バンクシステム」の運用開始についてでございます。
 下の方に図を記載しておりますけれども、これまで私ども県と財団法人ふるさと鳥取県定住機構、そちらの方で別々にシステムを構築して運用しておりましたものを一つにまとめて、それぞれの長所を最大限に引き出せるようなコンピューターデータシステムを構築して4月1日から運用しております。
 1のところに米印で記載していますが、具体的にはふるさと鳥取県定住機構のコンピューターをバージョンアップいたしまして人材バンクの機能にメールマガジン機能を加えるということで運用をしております。
 2のところに特徴として記載しておりますが、メール情報だけが欲しい、あるいは人材バンクとして個人情報以外のものを登録するので無料職業紹介をしてほしい、あるいはメールの配信をしてほしい、こういった登録者のニーズに柔軟に対応できる。また、(2)に記載しておりますように、これまでふるさと鳥取県定住機構では県外の方しか登録ができなかった。新しいシステムでは県内の方も希望に応じて登録いただける。登録いただいた方には、無料職業紹介というふうな方法を考えております。ただ、県内の方につきましては誘致企業等ということで、これは制度上の限定がございます。
 3の利用方法と記載しております。これは今現在のやっている部分なのですが、お手元の方に1枚物のチラシをお配りしておりますので、後ほどごらんいただければと思います。ふるさと鳥取県定住機構のホームページ等からアクセスが可能でございます。
 3月末までのそれぞれの登録者人数が2,113名ぐらいだったのですが、今後、県内外の大学を訪問したり、あるいはいろんな就職フェア、こういったところでどんどん積極的にPRをいたしまして、この登録者数を年度末には3,000人、これを目標にPRしていくというふうに考えております。

◎興治委員長
 議題19、アンテナショップ設置に向けての進捗状況について、門脇市場開拓室長の説明を求めます。

●門脇市場開拓室長
 市場開拓室でございます。よろしくお願いいたします。
 それでは、14ページをお願いしたいと思います。7月のアンテナショップの開設に向けまして現在準備を進めております。4点、御報告をさせていただきたいと思います。
 まず初めに、いろいろと御心配おかけしております運営事業者の募集関係について報告をさせていただきます。まず参考のところで主な応募資格を書いておりますが、県内に本店、支店または営業所を有していることでありますとか店舗運営の実績を有しておられる方といった条件をつけさせていただいております。3月27日から4月17日の5時までという期間で応募いたしました。その間の3月31日に県内で東・中・西部での募集説明会に7事業者参加していただいたりでありますとか、実際の東京の現地で4月4日に見学会を開催をいたしまして7事業者に参加していただきました。すべての事業者ということではないのですが、一定の事業者の方に参加をいただきました。
 結果としまして、物産販売店舗の運営事業者で2事業者、飲食店舗の運営事業者として5事業者の応募をいただきました。各社からいろいろと練った提案をいただいたというふうに思っております。次の15ページに審査会の資料もつけております、明日に運営事業者選定委員会を開催させていただきまして、4月中に運営事業者を決定するという流れで進めていきたいと思っております。それも明日が審査会ということになりますので、中身が決定次第、またファクス等で委員の皆さんには御連絡なりというのはさせていただきたいと思います。
 また、実際に内容を見ていただいて、この内容に基づいた審査をしていただき、その中で適当な方がおられる場合にはその方に業務をお願いするといった流れで進めていきたいと思っております。これが1点でございます。
 それとあわせまして2のアンテナショップの整備の関係で、現在設計ですとか内装工事のため設計・施工一括方式によりまして指名競争入札というものを実施しております。指名業者としましては、そこに掲げております3社、株式会社トータルメディア開発研究所、株式会社丹青者、株式会社乃村工藝社という3社、主に設計デザインの資格を有しておる方でございますが、この3社に指名通知を出しまして、4月25日までに技術提案書の受付という流れで整備の関係も進めております。最終的には4月30日にヒアリングと入札を行いまして、総合評価落札方式で事業者を決定していこうと思います。スケジュール的に運営事業者と整備関係の事業者の方というのは大体同じ時期に決まってくると思っておりますので、よく運営事業者、設計工事事業者と打ち合わせをしながら7月のオープンに向けて準備を進めていきたいというふうに思っております。
 3でございます。あわせまして県内の事業者の方向けの説明・意見交換会というのを開催しております。実際にアンテナショップへ物産品を出されたいという関心ある県内事業者の方向けに、鳥取県の物産協会の主催でございましたが、説明・意見交換会を4月10日から11日の2日間で東部、中部、西部で開催させていただきました。非常に興味をお持ちいただきまして、市町村ですとか関係団体等も含めてでありますが、全部で84事業者、そういう多くの方に参加をいただきました。主な意見としてアンテナショップの商品の取扱基準でありますとか物流関係等について具体的な御質問もいただいております。いずれにしましてもアンテナショップの運営事業者の方が決まってからということにはなりますが、具体的な県内の事業者さんと運営事業者さんの方とのマッチングの場というのも設けていきたいというふうに思っております。
 最後、4でございます。現在アンテナショップ全体の総称、物産の販売店舗、1階部分と飲食店舗、2階部分をあわせた全体の名称について広く県内外から公募をかけております。募集は4月18日から5月16日という期間でございます。名称の条件として、「とっとり」または漢字の「鳥取」を中に入れていただいて、県のイメージ、風土が想起できるもの、親しみやすく、かつ響きがいいもの、といった条件でアンテナショップの名前について公募をかけております。最終的には応募いただいた方の中からアンテナショップ運営会議で審査をしまして、5月の下旬には名前も決めていきたいというふうに思っています。参考までに最優秀賞にはと優秀賞には鳥取県の農畜産物の詰め合わせを副賞として出したいというふうに思っています。以上がアンテナショップの進捗状況でございます。

◎興治委員長
 次に、労働委員会から説明を求めます。
 議題20、平成19年度取扱事件等の概要について、足田労働委員会事務局長の説明を求めます。

●足田労働委員会事務局長
 労働委員会です。労働委員会、毎回同じようなことで恐縮になりますけれども、本日は平成 19年度の取扱事件の概要でございます。
 1月の常任委員会で暦年の19年分の概要報告を同じような様式で行いましたので、詳細については資料をごらんいただくことといたしまして、今回は簡単な説明にとどめたいと思います。調整事件を最初に上げてございます。賃金調整事件の申請がございました。事件番号として1号、2号、2つの事件のように記載をしておりますが、これは同一の事業体の複数の組合から同様の内容の申請があったものでございまして、実質的には1件の事件でございます。
 事件の概要でございます。使用者側から申し入れのあった給与抑制について労使協議が中断しているので、十分な情報提供と誠実な団体交渉の継続を組合側が求めたものでございます。申請を受けまして、3月15日に調停委員会を開催しました。調停委員会では、労使で締結をしております労働協約に定められました方向、これはどういうこと書いてあるかといいますと、お互い相手の立場を尊重して団体交渉するようにと書いてあるのですが、その方向に従って団体交渉を促進して紛争解決に努めてくださいというような調停案といたしまして、諾否の回答期限を設けてその受諾を勧告をいたしたところでございます。
 その後でございます。本勧告を受けまして勧告直後から労使、精力的な団体交渉が再開をされまして、結果としては申請を取り下げられた形で解決いたしております。
 続きまして、資料の3ページをごらんいただきたいと思います。個別労働関係紛争のあっせん事件の関係でございます。(2)のところで年度の集計をされますが、取り扱いました事件が19件ということで、全国一の取扱件数となった18年度に比べて若干減っておりますが、大体同じような数字であったと思います。昨年度、監査委員から労働委員会の取り扱います個別労働関係紛争についてもっと普及も含めて努めなさいという意見をいただいておりますので、今年度はPRもさらに行って、簡易、迅速、低廉かつ懇切丁寧に労働委員会のメリットを多くの労使紛争に直面された方に受け取っていただけるように、さらに努力を重ねて参りたいと思います。

◎興治委員長
 それでは、ただいままでの説明について質疑、御意見をお願いします。

○山根委員
 14ページです。アンテナショップですが、ここ何ですかな、社団法人鳥取県物産協会が主催で説明会をするということですが、一体全体これは。物産協会さんはどんな位置に置いているのか。県が主催せずになぜここが説明するのか。どういうスタンスでこういうことになるのですか。ちょっと大いに疑問を感じます。
 それと部長、これほど心配している事業なら、あした審査会やるでしょう。だったらもっと情報公開して。きょう現在ではこれとこれとこんなぐあいに来ていますよぐらいは親切のうちでないでしょうか。もうちょっと情報公開をやられながら進められてもいいではないですか。何かあるのですか。審査内容によっては確かに非公開はいいかもしれない、内容までは。だけれども、審査員は決まって配点も決まっているのであれば。きょうの委員会があるということならば、これほどみんなが心配して、県民世論もいろんなことがあるのですよ。だったらもうちょっと慎重にとらえたり、きょうの委員会にはきちんとこんなものが今来ていますよ、というぐらい言われたっておかしくないではないですか。何かおかしいですよ。何か隠していて、こちらが何かを求めないと言わない。この姿勢がおかしいでしょう。
 それとなぜですか、これは。どんな位置に物産協会を置くのですか。こんなものが協議になったことがあるのですか。

●門前商工労働部長
 今回きょう委員会があり、あした審査会があるということで、今時点で可能な情報を出させていただこうというスタンスで今回出させていただいたつもりでございます。先ほど御説明をさせていただきましたが、今の応募状況は、物産関係で2事業者、飲食関係で5事業者ということでございますが、具体的な企業名でありますとか、もしくは提案の内容につきましては、これから選定するということもございますし、これについては出さないという条件で応募いただいているというところもございます。私どもとしましては、これまでの説明会の参加の状況でありますとか、そのあたりも含めて、今お出しできる情報というものは出しながら御意見をちょうだいをして選定していこうという、これまでの反省を踏まえてきょう御説明をさせていただいているつもりでございます。

●門脇市場開拓室長
 物産協会の位置づけでございますけれども、今回は物産協会さんの方で実際に物を出される側、運営店舗の方に物を出される前段として、県内事業者、会員さん含めてどういった流れで今回進んでいくのだということを説明するために、県の方に開催してくれというお話があったものでございます。ですからアンテナショップの運営にかかわるというよりも実際にそこに物を出す、商品を供給される側の方の立場として会員さんを集めた説明会を開催してくれという話だったので、我々としても実際にこれからも出していくことに当たって、具体的なものははこれからになりますが、役割等も考えられておりますので、そういった意味を含めて説明会を開催させていただいたものでございます。

○山根委員
 アンテナショップは県営でしょう。県の施設で県がやるのでしょう。県がやる部分の一部分の話でしょう。物を出すという流れは。主体的には県なのでしょう。だのになぜ、そういう意見を聞いといておやりになるとかということであって、これではまるっきり物産協会がやるような感じになるのではないですか。おかしいではないですか。今までこれほど論議していて県営でつくろう、県の金ですべてやろう。審査もこの中に。物を出す流れは物産協会がこんなものをおやりいただきたいよというのが向こうが言ってこられるものであって、向こうが主催でこんな場で論議すべき問題ではないではないですか。
 それと同時に、もう今締め切りだからかもしれないけれども、それは何が問題ある。もうちょっと具体的に食品関係の県内の方がこれだけだった。県外はこんなことで応募がありました。あるいはもともとなぜこんなに審査会を外郭の別の方々がおやりになるのになぜだれが応募した言いませんよというようなことを言わなければいけない。何かあるのですか。非常に不透明で納得しがたいです。もっと透明性を持って、もうちょっと具体的にしっかりと、県民を代表するこの議会の委員会にはきちんとしたものを示されるの当たり前ではないですか。何でもかんでも詰めて詰めて詰めたら物を言うというスタンスで。商工労働部長、国の方ではどう思っているか知りませんが、そういうことを確信を持ってきたことが今の中央省庁のいろんな事件が起きている。(笑)もうちょっと堂々とやりなさいよ。何でですか、これは。

●門前商工労働部長
 大変申しわけありません。ここの応募していただいた企業の、確かにおっしゃられますとおり具体の事業者の名前でありますとか、もしくは応募の内容につきましてはそれぞれの企業の企業経営にかかわる部分もございますので、そこはなかなか言いにくい、私どもとしてこの段階で説明をしづらいということがございまして、このような形にさせていただいて、今おっしゃられましたようにどういう関係の業者でありますとかそういうところは説明をできます。少し説明をさせていただきます。

○森岡副委員長
 県内か県外かぐらいは。

●門前商工労働部長
 少なくともこれはまだ今の段階では県内の業者ということで地域的に応募いただいているわけですから、これはすべて県内の事業者でございます。

●森安市場開拓局長
 済みません。本当に資料が足りませんで、申しわけございません。今募集をしていただいている業者につきましては、部長が申し上げましたとおりすべて県内業者の皆さんでございます。飲食関係が5事業者、それから物産販売が2事業者ございます。すべて県内で本店、また支店または営業所、すべて県内で事業を営んでいらっしゃる方々でございます。
 これを少なくとも提案の内容を広報できるようなそこまでまとめていないがということでおしかりだと思いますけれども……。

○山根委員
 いや、内容ではないでしょう。県内の食品関係のものが何だとか、もうちょっと、個人名は出さないようにしてももっとわかりやすく、どの地域でどうだったとかというのをきちんと示したらどうだ。何でだ。きょうあるのはわかっているだろう。しかももう今何時まで、きょう締め切っているのでしょう、もう既に。

●森安市場開拓局長
 先週締め切り。

○山根委員
 そうだろう。だったら、きょうそれで何関係が何社で県内の地域が何社ぐらいなことをもうちょっときちんと、個人企業の名前を上げるのがいけないのなら、そこまでぐらい報告したらどうだ。もう知らないけれども、いいけれども。

◎興治委員長
 飲食関係の業者が5で物販関係の業者が2ということですか。

●森安市場開拓局長
 記載のとおり。

○小谷委員
 書いてあるだろう。

◎興治委員長
 いや、これは物販に応募した人が2で飲食に応募した人が5ということですか。

●門脇市場開拓室長
 参考の(2)の2ぽつ目のところに、いわゆるこういった物産販売でありますとか飲食でありますとかの実績を有しておられる方というものを条件の中に入れさせていただいておりますので、いずれにしても今回申し込みをいただいた方というのはこういった経験を持っておられる県内の事業者の方ということになります。

○森岡副委員長
 実は私、4日の日に上京しまして、この説明会に一緒に中で聞いたものですから、そのときの状況からすると非常に、らせん階段の形状、これについては何も変更なりはなかったですか。

◎興治委員長
 形状ですね。どうぞ。

●森安市場開拓局長
 今、森岡委員おっしゃったように、らせん階段が使いづらいなという話はいただいております。以前山根委員からもお話をいただいております。らせん階段が実際に撤去できるかできないかということも含めて実際にビルのオーナー、それからあとは施工された会社とかに聞いております。ただ、非常に経費がかさむ。それからあと運営事業者の方の今提案いただいた内容でもそのらせん階段に例えばディスプレーを残して生かしてできないかとか、使う方向で考えていこうというような提案をいただいておりますので、らせん階段は少なくとも撤去を前提にしてすべて動かしていくということには今はしておりません。

○山根委員
 もうちょっと、例えば今の話で鳥取県物産協会の主催で、アンテナショップの概要だとか運営方法だとか今後のスケジュール等について主催したというのでしょう。なぜ主催するのか。あんたの今の説明では、物を出すのどうやって出すかというようなことを、どんなもの出したいよというようなことでしたという話とこれに書いていることは全く違うのですよ。何でこんな頭のいい人が。持って回ったような話をして。

●森安市場開拓局長
 再度説明をさせていただきたいと思います。3の県内事業者向けの説明・意見交換会は、確かに県の市場開拓室が物産協会から要請を受けまして説明と意見交換会をしたものでございます。その位置づけというのは、あくまでもアンテナショップが無事県で7月に新橋にできる。そのできるところにどうやったら物産協会の会員の方がつくっていらっしゃるような商品を並べていくような手はずとかスケジュールになるのか、そういう点について意見交換をさせてほしいという要望がございまして、それに対して県も出ていって説明をしたものでございます。そのときに……。

○山根委員
 そんなへ理屈言わなくてもいい。アンテナショップについての会を主催したのでしょうか。主催ではないでしょう。県が主催したものに物産協会に来てもらったということでないとおかしいではないか、幾ら言ったって。なぜこうなったのか。(発言する者あり)

●森安市場開拓局長
 おっしゃったようなことについては反省いたします。ただ、今回あくまでも説明させていただきたいと思いますのは、物産協会が、自分たちの会員が130社ほどいらっしゃいますが、その会員向けに、その会員の方がここに対する商品をどんなぐあいにプレゼンしていけばいいのかということを意見交換、説明会をしたいということでございまして、それを受けてのものでございました。県としては運営事業者が決まりましたら全体をならしたような意見交換会というのはさせていただきたいと思います。

○山根委員
 でもアンテナショップの概要とか運営方法や今後のスケジュール等について、アンテナショップの取り扱いに関心のある県内事業者向けといったものを、アンテナショップの運営を主催したのが、物産協会が主催したという。もう一つ手前が足らん。

●門前商工労働部長
 明らかにここに書きぶりの言葉足らずでございまして、これは県内物産協会の事業者、県内物産協会の会員ということでございまして。

○山根委員
 説明を県がしましたよ、あるいは物産協会でおやりになるときに県が出て説明したよというならわかるけれども。

●門前商工労働部長
 もう本当にそれだけでございますので、大変申しわけございません。説明が十分ではなかったということで。

○山根委員
 主催したと書いてあるので。

●門前商工労働部長
 また今説明がございましたように、トータルについて県が運営をしていくというスタンスは全く変わっておりません。物産協会に限らず広く運営事業者が決まりました後に説明会を県主催でやっていくということについて、しっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。

◎興治委員長
 アンテナショップについて以外ありますか。ありますか、アンテナショップ。

○湯原委員
 一言だけ。皆さん方もちょっとおっしゃっていた、これから事業者選定して、もしかしたら事業者が決まらない場合もある。もう一回再募集ということもありますし、逆に言うと整備の方も先に進むような可能性もあります。前から心配されているとおり、ですからどこに主眼に置きながら連携するかということで、実際の1階、2階のプレーヤーの意向も聞きつつですし、極端に言えば名称自体もどうなんだと思うのです。県だけでこれをどんどん、こういう名前に決まりましたからこうやってくださいと、別に指定管理者でもないでしょうから、いいのかもしれませんが、その辺の連携をぜひ。いろんな声とか意見が出る中でまとめられるのは大変だと思いますけれども、ぜひ連携を。要望しておきます。

○森岡副委員長
 ごめんなさい、アンテナショップの話で。現地の中の声として、県がつくった予算書がありますよね。お弁当が500円だとか。そういうことに対しての懸念を表明している方もおられたのですよ、現場で。要はあしたの選定の中で県が決めたような予算書、予算組みをきちっと守らなければいけないのかどうか。要はその辺の選定に当たっての内容というのかな、今あの現場を見た中で県の予算書が本当に的確かどうかというのはやはりクエスチョンがつく部分もあると思うのですね。ちょっとその辺の考え方だけ教えてください。

●門脇市場開拓室長
 いろいろ御懸念でももちろんあると思います。今実際に出していただける方の趣旨、いろいろと練った提案をやっている中身を取り入れていただいていると思います。要は県の方で出したものがすべてということではもちろんないと思っています。その中で、もともと審査の仕方といいますのが総合評価方式と書いておりますが、いろんな情報発信でありますとか県内事業者のマッチングでありますとか、いろんな意味で幅広い観点でどうなのだろうかというところを中心に審査させていただきたいと思っておりますので、必ずそれがないから全部だめだということではありません。

●森安市場開拓局長
 ちょっと補足を。確かにありました。枠にはまらないものは選考の対象にならないのかという話がありました。私たちは運営事業者に応募していただく方に申し上げましたのは、枠はある程度枠ですよと。それはやはり役人が考えたものということになる、外れもあると思いますし、そういうことも踏まえながら独自、事業性を出していただいて、アンテナショップにふさわしいテーマでしていただきたいということを言っておりますので、必ずしも枠の中に確実に入っていないとだめということは考えておりません。

○森岡副委員長
 それはそれでいいです。ですから我々の中で何十回も説明されたでしょう。だから後でまた言われないような形でいいと思うので、その辺をちょっと柔軟に考えて。

○錦織委員
 これから審査が行われるのですが、審査の結果、適当のものがない場合は決定を見送り再募集するというふうにありますが、この物販と飲食とは必ず同じ人が参加していないと思いますし、物販はよかったけれども、飲食はもう一つとかというようなことがあるのではないかと思うのです。そういう場合でもやはり足並みをそろえて同時オープンということですよね、今の計画では。ちょっとずれ込んだりすることもあるのかなと思ったりもするのですが。

●門脇市場開拓室長
 最終的にはあした運営事業者がどういった形になるのかということがありまして、正直言ってどうかも今すぐこうだというのは明確に申し上げ得ないところだと思います。いずれにしてもそれは多分どちらの業者さんの意向もあると思いますし、その前にでは県としてどういうことができるのかというのもあると思いますし、そこはちょっと……。

○小谷委員
 アンテナだけれども、ほかのことは言わない。
 部長、このことは過去ずっと考えてきての議論があって、平井知事のメインであるし、今回のことは、これで失敗したら平井の首が飛ぶというぐらいの覚悟を持ってかからなければいけない。部長がもうみずからが。
 そこで、要らないおせっかいかもしれないけれども、選定委員会のメンバー、委員長は出納長だけれども、権限がだれにどれくらい、この点数配分で。では仮に小差、僅差というのですか、どちらに転ぶかわからない。2事者または5業者から選定されて。県はある意味、公金を出してやっているのに、優秀な方々の選考委員であろうとは思うけれども、配点配分によっては一番能力ははかるのは2番目と3番目だと、もうこの配点配分60点、20点、20点の中で。財務状況による運営事業者の経営の安定性ということも仮に欠損が多少出ても2年、3年で取り返せるような状況がつくれるか、あるいはその辺のところはまだ重要ではないかと。私の意見です。あなた方の意見はどうか知らないけれども、そこをよく審議検討しないと、多少の60点とったってどちらがどういうふうになるかわからないけれども、その60点のが余りにも、これはもう知恵だわな、60点の方はある意味では、財務能力ではなく知恵とアイデアだ。発想的な転換ができたりなどするのはいいけれども、それが100%の中で60点の中で仮に58点とか。それは精査しないといけないと思う、もうちょっと。うちは選考委員ではないからよくわからないけれども、そこが重要だと思う。2年、3年耐えられる状況なのか、一発でころっと変えられるのかという、また管理者というのですか、選定された人が、その辺のところもよく考慮しないと、要らないせっかいかもしれないけれども、と思う。配点配分をもうちょっと、もう決まった、ここまで出してやっているのだからどうしようもないことだけれども、2番、3番は重要なこと、特に財務能力というのも非常に重要な案件だと思う。よくあれして、平井県政をつぶさないようにしてください。頼むよ。

●門前商工労働部長
 御指摘いただきましたように、事業の安定性という意味では2番が重要だというように思っています。その観点から1番の企画提案の中も企画のすばらしさだけではなくて企画の実現可能性といいますか、そのすばらしい企画が本当に実現できるのか。例えばこういったキーマンをつかまえているのだとか、そういった実現可能性の部分もしっかりこの60点の中で見ることによってその事業が安定的にできるかどうかというところも判断できるのだろうというように思っております。そういったような観点も含めて、あした委員にお願いしている選考委員会メンバーでしっかりと選考していただくようにさせていただきたいと思っております。

○小谷委員
 ちょっともう一点。出納長に今の意見を伝わっていないだろうから、今の意見は。これまでの意見は大体わかっていても、オブザーバーとして部長あたりは出られるのかな、仮に。点は加えられなくても。

●門前商工労働部長
 委員ではありませんので。出納長にもしっかりその旨は、そういう御指摘があったということはきょう早速伝えさせていただきますし、そういった観点も含めて選定をしていただくようにしっかりと責任を持ってやらせていただこうと思っております。よろしくお願いいたします。

○小谷委員
 ぜひそれは単年度では赤字を含めて、ある意味ではそういうことが生じる可能性があると思うし、それでもある意味、この目玉だし、以前には撤退した経緯もあるのだから、鳥取県も。平井知事だってそれは認識していると思うけれども、そう言って出ただろうと思うけれども、ぜひ全力で皆さんが力を合わせて、あなた方の部局ばかりではなくて県自体が事業に集中するように、全員が。成功するように、激励とはならないかもしれないけれども。期待しています。

◎興治委員長
 いいですね、答弁は。

○小谷委員
 いや、今手挙げているのだから言わせてあげて。

●門前商工労働部長
 今から運営事業者を選定をするという中で、オープンの日にちも決まってくると思います。しっかりと事前のPRも含めてこの事業が成功するように全庁一丸となって責任を持ってやらせていただきますので、また御支援お願いいたします。

◎興治委員長
 それでは、アンテナ以外の部分について御質問等あれば。

○森岡副委員長
 ハローワークの件ですけれども、実際、僕も境港の開所の後に何度か行かせていただいて、そこにあるとおり2週間とはいうものの10日して937人の検索利用延べ数ということで、1日90人とか、さっきは85人とあったのですが、この1台に1人の方がずっと長くかかわっているのですよね。要はそれに対して、何度も来るのたけれども全然機械に当たらないという指摘がありました。要は、もう求職がないわけですから、機械に当たりっ放しなので、やはりこれは。考えてみても非常にたくさんの人が待っておられる状況が想定できますし、先般も大きな水産会社が倒産というか、廃業されて、40人近くの離職票が出たということも聞いています。ちょっと機械の台数などをもう少し何とかできないものかなというふうに思うのです。そのあたり国にもう少しつけてというふうにいかないものでしょうか。

●門前商工労働部長
 最初は本当にここが周知されて人が来るのかというのが心配をしておりましたけれども、その点は周知が行き届いて結構な利用があるということで、そういう意味では周知の方はしっかりできているかなというように思っております。
 ただ、今御指摘いただきましたように、逆に多くて機械が使えないというような問題が生じているということでございますので、もう少し様子を見ながら、そのほかのふぐあいも含めてふぐあいがあれば改善をしていきましょうということは国もしくは市町村ともそういうような約束ができておりますので、様子を見ながら必要な部分というものは改善をするというような対応をとらせていただこうと思っています。ただ、何分見ていただきますようにスペースが限られているということもございますが、できるだけその状況を見てしっかりと住民の方に行き届くように改善をしていきたいというように思っております。

○森岡副委員長
 それと開所の時間が月金の9時から17時ということで、やはり土日にかけてとか、そういう部分もサービスを上げられないのかなと。本当は夜でもいいと思うのです。例えば22時ぐらいまでいけますよとか、機械と対応するわけですから、ちゃんとその辺も含めて柔軟なサービスを心がけていただければと思います。

●杉本経済・雇用政策総室雇用就業支援チーム長
 先ほどの台数の件でございますが、部長も申しましたようにハローワークと相談していくのですが、運用面、私も現場に行きましたところ、5台は満杯の状態でお客さんが待っておられました。機械は満杯の状態でしたけれども、相談員のところは結構あいているという状態で。相談員のところにも端末がございますので、運用面でハローワークの相談員の方にもお願いをして、幾らかでもこちらに回ってもらうような対応をすれは当面幾らかは解消できるのではないかなと思いますので、それはよく依頼しておきたいというふうに思います。
 あと開所の時間ですが、これはハローワークの米子と鳥取の出店みたいな形になっているものですから、その運用の時間とかということで、これで単独にというのは多分難しいのではないかなと。ただ、問題意識としてはそういうことも御相談してみたいというふうに思います。

◎興治委員長
 その他ありますか。

○藤井委員
 労働委員会いいのでしょう。

◎興治委員長
 いいですよ。

○藤井委員
 最後に、監査の指摘があったわけですね。

●足田労働委員会事務局長
 意見。

○藤井委員
 意見がね。要するに十分に、これはこの委員会がやっているかどうかということなのですよね、監査の意見というのは。そこで件数を見ていると19年度で78件というのが総数ですか。

●足田労働委員会事務局長
 相談です。

○藤井委員
 要するに件数が、これだけの組織を構えていてこれだけのものかということを指摘されているのではないかと私は想像するのだけれども、経年的にだんだん減っていきますか、これは。ふえていますか。

●足田労働委員会事務局長
 相談件数と取扱件数、2つありまして、相談はあっせんを行う前提として、これは平成17年から始めたものでございますし、相談ではなくてあっせんという本体の方は平成13年に条例を設定していただいて、平成14年4月からやっておりますが、当初に比べてここ数年は右肩上がりでと言いますけれども、やや伸び悩んでいるところであります。ただ、申し上げましたように伸び悩んでいる件数であっても実はその実数で全国で一番上がっている。そこにある意味労働委員会の全国的な問題点というのがありまして、現在ちょうど全国労働委員会、全労委というところで労働委員会が三者調整でやっているこの制度をもっと国民に利用するためにはどうしたらいいかということで今、全国レベルでも検討をやっているところです。我々も予算要求を全部やりましたけれども、予算の枠の中で。例えばちょっと事前に申し上げますが、県政だよりにコーナーもつくっていただいて、制度の周知につなげるというようなことを、それ以外もいろいろと考えておりますけれども。そういうことで、いつかも申し上げましたけれども、1億円をかけている労働委員会でありますので、これはもっと県民の役に立つ委員の方を使っていただきたいということです。

○藤井委員
 あなたも毎回ここに出てきて何か一言もしゃべらずに終わってしまうので、話す機会を与えたのだけれども、やはり大事な仕事をしている割には結果についても何か打ち切ってしまったりとか、そういうケースが多いし。あなた自身は何かその資格を持っていますか。

●足田労働委員会事務局長
 これは基本的に労働委員の方、労働委員だけではない、あっせん員があっせんをする。我々はあっせん員があっせんを行うための事実関係の調査、資料調整を行っています。

○藤井委員
 ひとつ、最後に言われたことは、監査結果に基づいて言われたのでしょう。言葉だけではなしに本気で。

●足田労働委員会事務局長
 大変藤井委員には関心持っていただいて、お礼を申し上げます。わたしどもも工夫を重ねてもうちょっと頑張るようにと申し上げました。型どおりに言っているわけではございませんで、いろいろと考えております。事あるごとに改善効果ですとか改善点などについてまた御報告いたします。

◎興治委員長
 次に、その他の事項に入ります。
 商工労働部・労働委員会について執行部、委員の方で何かございますでしょうか。

●新経済・雇用政策総室企画調査チーム長
 企画調査チーム長、新です。よろしくお願いします。キャビネット等を担当しておりますが、ガイナーレ鳥取の集客などということも担当しておりまして、ちょっとそのことで一言、報告なりお願いをさせていただきます。
 現在3勝4敗で負けが一つ多い状態になっています。かなり戦力を補強しまして、負けた4試合もすべて1点差というようなことですので、もうすぐ本当の実力を発揮してくれるものと期待しております。
 それで勝つことと、あともう一つ、集客、1試合平均ホームゲーム3,000人入れるというのがJ2に上がる条件でして、現在4試合消化して約2,000人です。それぞれで1,000人の積み増しが必要ということで、かなりこれも難しい状況といいますか、頑張っていかなければならない状況になっています。今度の日曜日、27日には東山で佐川急便と、5月の6日にはとりぎんバードスタジアムでファジアーノ岡山と対戦があります。ぜひ皆さん、お知り合いをお誘いいただきまして競技場に足を運んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

◎興治委員長
 その他皆さんの方で。よろしいですか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見も尽きたようですので、委員の皆さんには御相談したいことがありますので、この場にお残りいただき、執行部の皆さんは退席していただいて結構です。どうも御苦労さまでした。
(執行部退席)
 県外調査と県内調査についてでございます。
 お手元に配ってあるのですね、これは。では、それをちょっとごらんになっていただいて、皆さんの御意見を。

○藤井委員
 正副委員長に一任で。

◎興治委員長
 時期的には何も書いていないな。森岡副委員長はどこ行ってしまったのか。どこか行ってしまったね。
 ちょっと、済みません。事務局の方で日程についてこのあたりというのをちょっと言ってみていただけませんか。

●田中副主幹
 日程の方です。まず委員の皆様方の御賛同というところがあると思いますが、まず県外調査です。先ほどからもあれやこれや議論がありますアンテナショップの開設は一応今のところ聞いているのは7月の中ぐらい、中旬から、もしくは延びたら下旬ぐらいということになっています。もしアンテナショップを見に行くということでしたらそれ以降になります。もしオープンは関係ないということでしたら中旬ぐらいからでもできます。
 日程表見ていただきたいと思います。5月議会が閉会するのが6月18日になります。その後、ブラジル訪問団に行かれますが、たまたま本委員会には訪問団に入っておられる方がいないということもありますので、ここに県内調査を。これ以降、6月の終わりか7月の頭に県内調査を一回入れて見てはと思います。(「県内」と呼ぶ者あり)

◎興治委員長
 内ですね。

●田中副主幹
 その後、7月の中旬、もし御賛同いただければアンテナショップの開設にあわせて……。

○藤井委員
 アンテナショップ、アンテナショップと言われるけれども、これは商売ですから。邪魔するようなことでは僕はいけないと思う。これは失敗することもあるし、成功することもありますよ。成功したら皆さんどうする。こんなにがたがたがたがた文句を言っていて。僕はやはり。(発言する者あり)余裕を持って対応してあげなさい。みんな緊張しているし、一生懸命やっているし、だからここはしばらく様子を見られて、一定の期間を置いて激励をしに行く。あけたらすぐ飛んでいって、こうではないというような話をしてはいけない。僕が受けたって頭に来ますよ。

◎興治委員長
 どうですか、ほかの皆さんは何か御意見が。

○斉木委員
 逆の見方で、ある面の激励は、最初のスタートが大事だということで、行って盛り上げるのも。頑張れよと、失敗したら帰らせないよいうぐあいで。

○藤井委員
 ごてごてごてごて、大丈夫かな、不安ばかり……。

○斉木委員
 スタートだから頑張れよと言うだけのことだと思う。

○森岡副委員長
 藤井委員にはお土産でも買って帰っていただいて。

◎興治委員長
 売り上げに貢献するためにね。

◎興治委員長
 ちょっと皆さんの意見言っていただいて、藤井さんの言われるのも一理あると思いますが、オープン当初に行ってもどうかなというのはある。

○小谷委員
 一月か幾ら過ぎてからがいいではないか。開店の2~3日のというような話ではなくして。

◎興治委員長
 では、アンテナにこだわらずに県外はちょっと考えてみましょう。

○小谷委員
 帰りに立ち寄るくらいで。

○森岡副委員長
 全然アンテナショップにこだわらなくても、ちょこっと帰りの時間帯で合えば。

○斉木委員
 帰りに寄ろう。

◎興治委員長
 時間でね。

○斉木委員
 それが相手が負担になるなら。あるいは逆に経済産業の人には来てもらって激励してもらった方がいいですとかと言えば行かなければいけないし。

○森岡副委員長
 お土産買って帰らなければいけない。

○斉木委員
 それは買わなければいけない。皆さんが何万円ずつ最低買わなければいけない。

○小谷委員
 そうなるといけない、藤井委員は先に帰ってしまうので。

○藤井委員
 これからは全部参加します。(笑)

◎興治委員長
 皆さん聞かれましたね。

○藤井委員
 この前の中山間の……。

○小谷委員
 だから1カ月に。

◎興治委員長
 最後まで参加されるかどうか。

○小谷委員
 今のやつは記録に残りますか。

◎興治委員長
 委員会中ですよ。
 錦織さん、何かありますか。言いかけた。

○錦織委員
 いやいや、別にそんなアンテナショップにまで行かなくてもいいのではないかという話、すぐね。

○小谷委員
 すぐな。

○錦織委員
 ちょっとたってどんな様子かという感じだわね。

◎興治委員長
 そうですね。もしコース的に最後に寄れるようだったら寄るという程度で。
 どこか行きたいところはありますか。(「任せる」と呼ぶ者あり)こんなことが勉強してみたいという。

○錦織委員
 その時期はいつごろの話。

◎興治委員長
 7月がいいのではないでしょうかね。8月はちょっと暑い。7月も暑いか。

○斉木委員
 農業関係だけは1カ所行って。今もうこれからバイオエタノールや、やはりフィリピンのように米がもう国外に出さないとか、もう自国で間に合わないようなことが起きているわけですから。

○森岡副委員長
 米の粉の話はどうですか。

○斉木委員
 米粉か。加工して。

○森岡副委員長
 米粉。もう今小麦とか高いから米に転換していますから。

○斉木委員
 米粉が先進的に取り組んでいる、パンにしたりうどんにしたり。

○小谷委員
 余り絞り過ぎるとよくない。

○斉木委員
 いや、そういうのも入れてです。

○小谷委員
 米粉ということになるな。

○森岡副委員長
 いや、米作とイコール米粉にする流れはあるところとか。

○斉木委員
 米粉パンにしたりいろいろやっている。うどんにしたり。

○藤井委員
 最近パンもつくって。

○斉木委員
 米粉パンね。今、鳥取でもやっています。

○藤井委員
 余りおいしいことないな。

○森岡副委員長
 県内は、僕1カ所行きたいのは、せっかく鹿児島に牛の工場に行ったではないですか。県内の状況はどうなっているかをあい差を見ないと。

○斉木委員
 名和にか。

◎興治委員長
 名和ですか。

○藤井委員
 名和はいけないから鳥取県の畜産は……。

○森岡副委員長
 いけないのですか。

◎興治委員長
 名和は私も行ってみたいなと思う。

○森岡副委員長
 鹿児島は行ったわけでしょう、我々は先進地として。

○小谷委員
 いや、だからあそこよりいいよ、名和の方が。だから認可がくれるかくれないかは政治力だけど。

○森岡副委員長
 だけれども僕ら見たことないし。

○小谷委員
 とさつ場まで私も入ったことないけれども、冷蔵庫などまではいい具合に。

◎興治委員長
 今度行ってみましょうか。

○小谷委員
 特に全共があってから。

○錦織委員
 名和は、あそこはで何だか大会とか県の、あのときに行った。何か買って帰って。

○斉木委員
 まあ、処理のところはかわいそうだから。

◎興治委員長
 山根委員が大変だから。もう肉を食べないとか言われて。

○小谷委員
 施設は新しいのでいいよ。

○森岡副委員長
 それがわかっていたら……。

○斉木委員
 行って。いや、事務所で話聞くぐらいのことはできる。

○藤井委員
 昔、あそこに見に行きましたね。ただ、生田先生はやはり見たくないというか、牛や豚が涙を流して。(発言する者あり)自分はうかつに入ってしまったけれども。

○斉木委員
 いや、本当にそういうことあります。

○藤井委員
 中はいい。事務所で話を聞くくらいで。

○森岡副委員長
 県外視察で要望いいですか。

◎興治委員長
 どうぞ。

○森岡副委員長
 今、境港水産プロジェクト組んでいまして、マグロの急速冷凍の施設というか設備、技術というか、そういったものを研究しようとしているのですよ。今、誘電凍結という技術があって、キャスという、CASというのですけれども、特殊な技術があって、そういうちょっと冷蔵庫などの。

○小谷委員
 焼津か。

○森岡副委員長
 焼津にはない。

○小谷委員
 どこにある。

○森岡副委員長
 いや、だからその会社に。

○斉木委員
 見せてもらえるのか。

○森岡副委員長
 大丈夫です。鳥取県で買い付けます、幾らでも。

◎興治委員長
 その他ありますか、希望。

○斉木委員
 どうせ7月でしょう。暑いときだから。

◎興治委員長
 そうですね。県内が6月下旬から7月上旬ぐらい、県外がもうちょっと後に。(「お任せ」と呼ぶ者あり)
 県内は、ふるさとハローワークのところか、あと大山の天然水の工場とかはいいですか。

○斉木委員
 天然水は見た。

○錦織委員
 見ていない。

○小谷委員
 奥大山だよ。

◎興治委員長
 サントリーの方。

○斉木委員
 サントリーの工場も見た。

◎興治委員長
 行きましたっけ。

○錦織委員
 中は入っていないですね。

○斉木委員
 コカ・コーラの。

◎興治委員長
 コカ・コーラは行きました。

○小谷委員
 西部議員連盟だけか。

○斉木委員
 サントリーは、西部議員連盟でね。

○小谷委員
 そうだったならいきましょう。

○斉木委員
 ここの工場を見るだったら江府町などもある、西部も何カ所か。ホンモロコ養殖。

◎興治委員長
 養殖の現場ですか。

○斉木委員
 要するに畑、田んぼなどね。

○小谷委員
 溝口はドジョウつくっている会社もある。異業種転業で。

◎興治委員長
 ドジョウ、溝口。

○斉木委員
 大山のサントリー行くだったらホンモロコも一緒に近くで見られるから。江府町で個人でやっておられる。

○小谷委員
 頂くことはできるか。

○斉木委員
 それはお金払えばできる。ただで食わせろというわけにはならないから。

○錦織委員
 ホンモロコは高いのだってね。

○斉木委員
 高いですよ。キロ3,000円ぐらいで。

○小谷委員
 任せる。

○藤井委員
 任せるなら早いこと言いなさい。

◎興治委員長
 後からまた思いついたら言ってください。

○藤井委員
 正副委員長一任。

○錦織委員
 トトリ豚というの。

○斉木委員
 ドングリ。

○錦織委員
 どんぐり豚というのは、あれはどこの場所でやっているの。

○斉木委員
 淀江。

○錦織委員
 淀江か。その場所が。

○小谷委員
 淀江だと思うけれども。あそこにある「どんぐりの里」で販売しているのだから。

○錦織委員
 契約ではなく、何か予約販売みたいな感じで。

◎興治委員長
 いいですか。では、県内・県外調査は、皆様の今の意見を参考にして私と副委員長の方で相談させていただきます。
 それと前回出たロシアの視察の件ですけれども、議会全体で行く分がありまして、それに7名行く中でこの委員会から4名参加するということになっておりますが、こちらの方で代替するという方向にさせていただけたらなと思うのですけれども。(発言する者あり)
 いろいろ意見はあるみたいです。(発言する者あり)
 では、そのようにさせていただきます。
 以上で閉会いたします。

 

午後2時38分 閉会

 

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